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  • 特開-壁板設置具および壁板設置構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023111343
(43)【公開日】2023-08-10
(54)【発明の名称】壁板設置具および壁板設置構造
(51)【国際特許分類】
   E04B 2/56 20060101AFI20230803BHJP
   E04B 1/343 20060101ALI20230803BHJP
   E04H 6/02 20060101ALI20230803BHJP
【FI】
E04B2/56 622L
E04B1/343 E
E04B2/56 601B
E04B2/56 622B
E04B2/56 642F
E04H6/02 A
E04B2/56 611M
E04B2/56 602N
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022013157
(22)【出願日】2022-01-31
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】514082217
【氏名又は名称】田中工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087745
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 善廣
(74)【代理人】
【識別番号】100160314
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 公芳
(74)【代理人】
【識別番号】100134038
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 薫央
(74)【代理人】
【識別番号】100150968
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 悠有子
(72)【発明者】
【氏名】田中 慎一
【テーマコード(参考)】
2E002
【Fターム(参考)】
2E002EA02
2E002EB15
2E002FA06
2E002FA07
2E002FA09
2E002HA02
2E002HB04
(57)【要約】
【課題】壁板の着脱が容易な壁板設置具および壁板設置構造を提供する。
【解決手段】鉛直方向に延びる一対の柱2a、2b間に壁板3を渡し設置するための壁板設置具10であって、鉛直方向に沿って延び、壁板3の鉛直方向に直交する方向の端部において壁板3の板厚方向で壁板3を支持するレール21と、壁板3をレール21に挿入するための開口部25と、を有する壁板支持部20と、壁板支持部20を柱2a、2bに固定するための柱固定部30と、を備える。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉛直方向に延びる一対の柱間に壁板を渡し設置するための壁板設置具であって、
鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で前記壁板を支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、を有する壁板支持部と、
前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、を備える壁板設置具。
【請求項2】
前記レールは、前記鉛直方向上方に位置する一端と、前記鉛直方向下方に位置する他端と、を有し
前記開口部は、前記鉛直方向視で開口し、前記一端に形成される、請求項1記載の壁板設置具。
【請求項3】
前記レールは、前記壁板の前記板厚方向で対向する一対の立ち壁を有し、
前記開口部は、前記板厚方向視で開口し、一の前記立ち壁が前記鉛直方向に沿って所定長さ切り欠かかれることにより形成される、請求項1記載の壁板設置具。
【請求項4】
前記壁板支持部は、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する板支持部をさらに有する、請求項1から3のいずれか一項記載の壁板設置具。
【請求項5】
前記壁板支持部は、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する複数の板支持部をさらに有し、
前記開口部は、各前記板支持部の所定距離前記鉛直方向上方に形成される複数の開口である、請求項3記載の壁板設置具。
【請求項6】
鉛直方向に延びる一対の柱間に壁板を渡し設置するための壁板設置構造であって、
鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、を有する壁板支持部と、前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、を有する壁板設置具を備え、
前記壁板は、各前記柱に固定された各前記壁板支持部に各前記端部が前記板厚方向で支持されることにより、前記一対の柱に設置される、壁板設置構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設用の壁板設置具および壁板設置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、屋外に設置され、柱と屋根とからなるカーポート、ガレージなどにおいて、防風や防火、防雪を目的として柱間に壁面を設けることが行われている。例えば特許文献1には、対立した両支柱間に、腰板を掛け渡して結合する、支柱と腰板の取付方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-348948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法は、腰板を柱に取り付ける際に、上下左右で板を支持するための部材を必要とするため、部品点数が多かった。また、必要に応じて腰板を着脱することが困難であった。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、壁板の着脱が容易な壁板設置具および壁板設置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る壁板設置具は、上述した課題を解決するために、鉛直方向に延びる一対の柱間に壁板を渡し設置するための壁板設置具であって、鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で前記壁板を支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、を有する壁板支持部と、前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る壁板設置具においては、壁板の着脱が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一対の柱間に設けられる壁板設置構造の一実施形態を示す構成図。
図2】壁板設置具の外観斜視図。
図3】壁板設置具の上端側を特に示す斜視図。
図4】壁板設置具の下端側を特に示す斜視図。
図5】変形例としての壁板設置具を左右方向に沿って示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る壁板設置具および壁板設置構造の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本発明に係る壁板設置具および壁板設置構造は、鉛直方向に延びる一対の柱間に壁板を渡し設置するために用いられる。一対の柱は、例えばガレージ、カーポートなどの構造物に用いられ、地面などの設置面に設置されている柱や、地面に植えられている樹木など、種々の鉛直方向に延びるものを含む。壁板は、柱間における例えば防風、防火、防雪、遮蔽を目的として、例えば季節や気候に併せて柱に仮設され得るものである。
【0010】
図1は、一対の柱間に設けられる壁板設置構造の一実施形態を示す構成図である。
図2は、壁板設置具10の外観斜視図である。
【0011】
図3は、壁板設置具10の上端21a側を特に示す斜視図である。
【0012】
図4は、壁板設置具10の下端21b側を特に示す斜視図である。
【0013】
以下の説明において、「前」、「後」、「上(鉛直方向上方)」、「下(鉛直方向下方)」、「右」、および「左」は、図1から図5における定義に従う。
【0014】
壁板設置具10は、壁板支持部20と、柱固定部30と、を有する。壁板設置具10は、例えば鉄やステンレスなどの所要の強度や屋外での使用に耐え得る耐腐食性などを有する金属材料からなる。左柱2aおよび右柱2b(以下単に「柱2」という場合がある)に固定される各壁板設置具10は、左右対称の構成を有するため、以下、図1の左柱2aに固定される壁板設置具10に関して具体的に説明する。
【0015】
壁板支持部20は、上下方向(鉛直方向)に沿って延びる部材であり、レール21と、開口部25と、板支持部26と、複数の一対のピン孔28と、を有する。
【0016】
レール21は、上下方向に沿って延び、壁板3の左右端部3a(鉛直方向に直交する方向の端部)において壁板3の板厚方向で壁板3を支持する。レール21は、底面22と、一対の立ち壁23と、を有する。底面22は、上下方向に延びる長尺状の平板部材であり、前後上下方向に面方向を有する。一対の立ち壁23は、底面22の前後端部から左右方向に沿って立ち上がり、上下左右方向に延びる長尺状の2枚の平板部材である。一対の立ち壁23は、壁板3の板厚方向である前後方向で、壁板3の板厚よりも大きい間隔で対向する。一対の立ち壁23は、壁板3を支持するのに必要な長さ分、左右方向に沿って立ち上がる。
【0017】
レール21は、上側に位置する上端21a(一端)と、下側に位置する下端21b(他端)と、を有する。上端21aは、上方視(鉛直方向視)で開口しており、この開口が開口部25となる。開口部25は、壁板3をレール21に挿入させる。
【0018】
また、レール21の下端21bは、上方視で上下方向に直交する面が形成されることにより閉じており、この面が板支持部26となる。板支持部26は、壁板3の左下端部3cを支持する。
【0019】
一対のピン孔28は、各一対の立ち壁23の上下方向に等しい位置にそれぞれ形成される。各一対のピン孔28は、各一対の立ち壁23の上下方向に沿って複数箇所に形成される。一対のピン孔28は、それぞれピン(図示せず)を貫通させることにより、ピン(板支持部)が上下方向における任意の位置に板支持部26と同様の機能を有し、壁板3の左下端部3cを支持する。
【0020】
柱固定部30は、壁板支持部20を柱2に固定する。柱固定部30は、例えば壁板支持部20の上端21a側および下端21b側の2箇所に設けられる。柱固定部30は、左方に開口した断面略コ字状の部材である。柱固定部30は、固定先の柱2の外形および寸法に応じて形状および寸法が決定されることにより、柱2を柱固定部30に圧入することによりネジなどの固定手段を用いることなく固定されるのが好ましい。
【0021】
柱固定部30は、例えば、柱2が角柱である場合には、本実施形態の例のように断面略コ字状に形成され、柱2が円柱である場合には、断面略C字状に形成される。
【0022】
このような壁板設置具10は、次のように柱2に壁板3を設置し、壁板設置構造1を形成する。まず、左柱2aおよび右柱2bに、柱固定部30を介して壁板設置具10を取り付ける。次に、各壁板支持部20の上端21aに形成される各開口部25から、面方向を上下左右方向に、板厚方向を前後方向にした壁板3を挿入する。壁板3は、上下方向に延びる各レール21により各レール21の下端21bまで導かれる。すると、各レール21の下端21bに位置する各板支持部26が、壁板3の左右下端3c部で壁板3を支持する。すなわち、壁板3は、各柱2に固定された各壁板支持部20の板支持部26に左右下端部3c(下端部3b)が支持され、かつ一対の立ち壁23で板厚方向(前後方向)に左右端部3aが支持されることにより、壁板設置具10により一対の柱2に設置される。
【0023】
順次、開口部25からレール21に所要枚数の壁板3が挿入されることにより、図1に示すように、柱2間に壁板3が渡された壁板設置構造1が形成される。
【0024】
ここで、最下方の壁板3をレール21の下端21bに配置するのではなく、下端21bから上方の任意の位置に配置したい場合には、各レール21の一対のピン孔28にピンを貫通することにより、任意の位置に板支持部26と同様の機能を設けることができる。例えば、下端21bから上方50センチの地点に最下方の壁板3の下端部3bを配置したい場合には、各レール21に設けられた対応する位置の各一対のピン孔28にピンを貫通し配置した上で、壁板3をレール21に挿入する。これにより、最下方の壁板3の位置を調節できる。
【0025】
さらに、上下方向に隣接する壁板3に風通しなどのために間隔を設けたい場合には、対応する位置の各一対のピン孔28にピンを貫通し配置することにより、最下方の壁板3のみならず、所望の壁板3用に板支持部26と同様の機能を追加することができる。これにより、最下方の壁板3のみならず、各壁板3の下端部3bの位置を任意の位置に設定することができる。
【0026】
このような壁板設置具10および壁板設置構造1は、開口部25からレール21に壁板3を挿入するのみで壁板3を柱2間に設置することができる。これにより、本実施形態における壁板設置具10および壁板設置構造1は、壁板3の柱2への着脱を容易にすることができる。また、壁板設置構造1においては、壁板設置具10を各柱2に設置する以外は、固定された物はなく、特に壁板3はネジなどで固定されていないため、設置した壁板3を自在に壁板設置具10から取り外したり、また取り付けたりすることができ、特に壁板3を仮設したい場合に好適である。また、壁板設置具10および壁板設置構造1は、壁板3の着脱の際は壁板3を持ち上げ、レール21に挿入するのみで特別に困難な作業を要しないため、作業者の技能によらずに、どのような者でも壁板3を設置することができる。
【0027】
ここで、例えばレール21の上端21aが脚立などの足場を用いないと届かない場合や、上端21aに壁板3を持ち上げることが困難な場合も想定され得る。これに対応するため、開口部25は上下方向の任意の位置に形成してもよい。
【0028】
図5は、変形例としての壁板設置具110を左右方向視で示す説明図である。壁板設置具10と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0029】
上述した壁板設置具10は、開口部25がレール21の上端21aに設けられていたのに対し、変形例としての壁板設置具110は、一対の立ち壁123のうち一の立ち壁123aが上下方向に沿って所定長さ切り欠かかれることにより、開口部125を形成する。すなわち、開口部125は、前後方向視(板厚方向視)で開口している。また、壁板3を一対の立ち壁123により板厚方向で支持するためには、開口部125の上下方向長さは、壁板3の上下方向長さよりも短い長さとなる。
【0030】
また、壁板設置具110は、各開口部125からレール121内に挿入された壁板3の左右下端部3cをレール121内の所定位置で支持する複数の板支持部126を有する。すなわち、壁板設置具110は、板支持部126の所定距離上方に開口部125を有し、開口部125(板支持部126)の数に応じて板支持部126(開口部125)を有する。
【0031】
各開口部125から挿入された壁板3は、壁板設置具10同様、レール121により板厚方向に支持される。このとき、レール121は、開口部125が形成された部分においては壁板3を支持できないため、一対の立ち壁123が切り欠かれることなく前後対になって形成されている部分において、壁板3を支持する。
【0032】
このような壁板設置具110は、レール121の上下方向の任意の位置から壁板3を挿入できるため、より一層着脱を容易にすることができる。なお、開口部125および板支持部126を複数箇所に設ける例を説明したが、開口部125が一箇所に形成され、レール121に挿入された壁板3から順次下方に導かれてもよい。また、開口部125が複数設けられる場合であっても、板支持部126が壁板設置具110と同様に下端のみに設けられていてもよい。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、特許請求の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0034】
例えば、柱固定部30が柱2の外形や寸法に応じて形状および寸法を有する、例えば断面略コ字状の部材である例を用いて説明したが、柱固定部は、柱に壁板支持部を固定することができれば、どのようなものであってもよい。例えば柱固定部は、レールの上端および下端に溶接などで固定されたワイヤーロープのようなものであってもよい。これにより、壁板設置具は、固定先の柱の寸法によらずに壁板を設置することができる。
【0035】
また、壁板設置具の下端に、壁板設置具の地面などの設置面からの距離を調節可能な手段を設けてもよい。例えば、柱が傾斜面に設置されていたり、凹凸があったりして、左柱と右柱の下端位置が異なる(下端位置が同一水平面上にない)場合には、壁板設置具の下端位置も調節する必要がある。このような場合、例えばレールの下端の板支持部の下方を向く面に、アジャスターボルトなどの設置面からの高さを調節可能な手段を設置することにより、壁板設置具の設置面からの高さを調節してもよい。
【0036】
ピン孔38は必須ではなく、省略してもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 壁板設置構造
2 柱
2a 左柱
2b 右柱
3 壁板
3a 左右端部
3b 下端部
3c 左右下端部(左下端部)
10、110 壁板設置具
20 壁板支持部
21、121 レール
21a 上端
21b 下端
22 底面
23、123 立ち壁
25、125 開口部
26、126 板支持部
28 ピン孔
30 柱固定部

図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-07-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉛直方向に延びる一対の柱間に固定され、壁板を渡し設置するための壁板設置具であって、
鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で前記壁板を支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する板支持部と、を有する壁板支持部と、
前記壁板支持部に設けられ、前記柱側に開口し、前記開口した部分から前記柱を圧入することにより前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、
を備える壁板設置具。
【請求項2】
前記レールは、前記鉛直方向上方に位置する一端と、前記鉛直方向下方に位置する他端と、を有し
前記開口部は、前記鉛直方向視で開口し、前記一端に形成される、請求項1記載の壁板設置具。
【請求項3】
前記レールは、前記壁板の前記板厚方向で対向する一対の立ち壁を有し、
前記開口部は、前記板厚方向視で開口し、一の前記立ち壁が前記鉛直方向に沿って所定長さ切り欠かかれることにより形成される、請求項1記載の壁板設置具。
【請求項4】
前記壁板支持部は、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する複数の板支持部をさらに有し、
前記開口部は、各前記板支持部の所定距離前記鉛直方向上方に形成される複数の開口である、請求項3記載の壁板設置具。
【請求項5】
鉛直方向に延びる一対の柱間に固定され、壁板を渡し設置するための壁板設置構造であって、
鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する板支持部と、を有する壁板支持部と、前記壁板支持部に設けられ、前記柱側に開口し、前記開口した部分から前記柱を圧入することにより前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、を有する壁板設置具を備え、
前記壁板は、各前記柱に固定された各前記壁板支持部に各前記端部が前記板厚方向で支持される、かつ前記鉛直方向下端部が前記板支持部に支持されることにより、前記一対の柱に設置される、壁板設置構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明に係る壁板設置具は、上述した課題を解決するために、鉛直方向に延びる一対の柱間に固定され、壁板を渡し設置するための壁板設置具であって、鉛直方向に沿って延び、前記壁板の前記鉛直方向に直交する方向の端部において前記壁板の板厚方向で前記壁板を支持するレールと、前記壁板を前記レールに挿入するための開口部と、前記壁板の鉛直方向下端部を前記レール内の所定位置で支持する板支持部と、を有する壁板支持部と、前記壁板支持部に設けられ、前記柱側に開口し、前記開口した部分から前記柱を圧入することにより前記壁板支持部を前記柱に固定するための柱固定部と、を備える。