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特開2023-112148情報制御装置、情報制御方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023112148
(43)【公開日】2023-08-10
(54)【発明の名称】情報制御装置、情報制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20230803BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023103469
(22)【出願日】2023-06-23
(62)【分割の表示】P 2021184208の分割
【原出願日】2021-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】519242285
【氏名又は名称】株式会社CREiST
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(74)【代理人】
【識別番号】100225347
【弁理士】
【氏名又は名称】鬼澤 正徳
(72)【発明者】
【氏名】川島 良仁
(57)【要約】
【課題】電子表示装置に表示される商品情報を、店舗における顧客の移動経路に適合させることの可能な情報制御装置を提供する。
【解決手段】店舗11で販売される商品の商品情報を表示するために店舗11内に複数設けられている電子表示装置16を制御するクラウドサーバ19において、店舗11内の個体情報を検出する制御部35及び記憶部38と、顧客53が店舗11内を移動する経路を予測する制御部35及び記憶部38と、検出される顧客53の個体情報に応じた商品情報を選択する制御部35及び記憶部38と、選択された商品情報を、顧客53が経路を移動する方向で顧客53の前方に位置する電子表示装置16に表示させる制御部35及び記憶部38と、を有する。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗で販売される商品の商品情報を表示するために前記店舗内に複数設けられている電子表示装置を制御する情報制御装置において、
前記店舗内における顧客の個体情報を検出する個体情報検出部と、
前記店舗内を前記顧客が移動する経路を予測する経路予測部と、
前記個体情報検出部が検出する前記顧客の個体情報に基づいて、前記顧客の個体情報に応じた前記商品情報を選択する選択部と、
前記選択部により選択された前記商品情報を、前記顧客が前記経路を移動する方向で前記顧客の前方に位置する前記電子表示装置に表示させる制御部と、
を有する、情報制御装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報制御装置において、
前記顧客の個体情報は、前記顧客が前記店舗で前記商品を購入した購入履歴を含み、
前記選択部は、前記顧客の前記購入履歴に応じた前記商品情報を選択する、情報制御装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の情報制御装置において、
前記制御部は、前記選択部により選択された前記商品情報を、複数の前記電子表示装置のうち、前記顧客の移動方向における前方で最も前記顧客に近い位置に設けられている前記電子表示装置に表示させる、情報制御装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項記載の情報制御装置において、
前記制御部は、前記顧客の移動方向における前方で最も前記顧客に近い位置に設けられている前記電子表示装置で表示される前記商品情報を、元の商品情報に戻す処理を行う、情報制御装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項記載の情報制御装置において、
前記制御部は、前記選択部により選択された前記商品情報を前記電子表示装置に表示したことを、前記顧客が所持する顧客端末へ送信する、情報制御装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項記載の情報制御装置において、
前記選択部により選択された前記商品情報の詳細を表示するデジタルサイネージが、前記商品が陳列される商品棚に設けられ、
前記顧客の指が前記電子表示装置に接触されたことを検出する指検出部と、
前記顧客の指が前記電子表示装置に接触されたことが検出されると、前記選択部により選択された前記商品情報の詳細を前記デジタルサイネージに表示させる副制御部と、
を有する、情報制御装置。
【請求項7】
店舗で販売される商品の商品情報を表示するために前記店舗内に複数設けられている電子表示装置を制御する情報制御方法において、
前記店舗内で顧客の個体情報を検出する第1ステップと、
前記顧客が前記店舗内で移動する経路を予測する第2ステップと、
前記第1ステップで検出される前記顧客の個体情報に基づいて、前記顧客の個体情報に応じた前記商品情報を選択する第3ステップと、
前記第3ステップにより選択された前記商品情報を、前記顧客が前記経路を移動する方向で前記顧客の前方に位置する前記電子表示装置に表示させる第4ステップと、
を有する、情報制御方法。
【請求項8】
店舗で販売される商品の商品情報を表示するために前記店舗内に複数設けられている電子表示装置を制御するコンピュータを、
前記店舗内における顧客の個体情報を検出する第1手段、
前記顧客が前記店舗内を移動する経路を予測する第2手段、
前記第1手段の検出結果に基づいて、前記顧客の個体情報に応じた前記商品情報を選択する第3手段、
前記第3手段により選択された前記商品情報を、前記顧客が前記経路を移動する方向で前記顧客の前方に位置する前記電子表示装置に表示させる第4手段、
として機能させる、プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、店舗内の電子表示装置に表示される商品情報を制御する、情報制御装置、情報制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
店舗の商品棚に電子棚札(ESL:Electric Shelf Label)、またはタッチパネルサイネージと称される電子表示装置を設け、その電子棚札により、型番、商品名、販売価格等の商品情報を表示させる技術が普及している。このような電子表示装置を有するクーポン発行装置(情報制御装置)の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたクーポン発行装置は、店舗に来店した顧客を撮像した画像に基づいて生成された、該顧客に関する滞在中の情報を取得する取得手段と、取得した情報に応じたクーポンを決定する決定手段と、来店した顧客に対して、決定したクーポンを出力する出力手段と、を備えている。
【0003】
また、特許文献1には、店舗が、商品が陳列される陳列エリアと、顧客が購入商品の精算を行う精算エリアと、を含み、出力手段は、来店した顧客が陳列エリアにいる場合に、顧客が所持する端末に決定したクーポンを送信する、ことが記載されている。さらに、特許文献1には、出力手段は、陳列エリアに設置された表示手段(電子表示装置)に、来店した顧客に決定したクーポンを出力することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-140636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明者は、電子表示装置に表示する商品情報を、店舗に来た顧客の移動経路に適合させるという点で未だ改善の余地がある、という課題を認識した。
【0006】
本開示は、電子表示装置に表示される商品情報を、店舗における顧客の移動経路に適合させることの可能な、情報制御装置、情報制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、店舗で販売される商品の商品情報を表示するために前記店舗内に複数設けられている電子表示装置を制御する情報制御装置において、前記店舗内における顧客の個体情報を検出する個体情報検出部と、前記店舗内を前記顧客が移動する経路を予測する経路予測部と、前記個体情報検出部が検出する前記顧客の個体情報に基づいて、前記顧客の個体情報に応じた商品情報を選択する選択部と、前記選択部により選択された前記商品情報を、前記顧客が前記経路を移動する方向で前記顧客の前方に位置する前記電子表示装置に表示させる制御部と、を有する、情報制御装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電子表示装置に表示される商品情報を、店舗における顧客の移動経路に適合させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の情報制御装置を含む情報制御システムの構成を示す模式図である。
図2】店舗内の商品棚及び通路のレイアウトの一例を示す模式的な平面断面図である。
図3】商品棚の模式的な正面図である。
図4】(A)は、電子表示装置の表示例を示す正面図、(B)は、電子表示装置の他の表示例を示す正面図である。
図5】情報制御装置が行う情報制御方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を実施するための好適な形態の一例について図を参照しながら説明する。本開示の情報制御装置を含む情報制御システムは、店舗に設けられる電子表示装置、店舗で利用される業務端末、電子表示装置を制御するクラウドサーバ等を有する。本開示の情報制御装置、情報制御方法及びプログラムは、顧客が店舗の内部を移動して商品を購入する場合に、顧客が商品を購入する意欲を高め、かつ、顧客が商品を購入する行動を支援する環境を提供する。なお、図面を参照して説明する具体例は、あくまでも一例であって、本開示の技術的範囲は、これに限られるものではない。
【0011】
(全体構成)
図1は、本実施形態の情報制御装置を含む情報制御システム10の構成を示す模式図である。情報制御システム10は、少なくとも1つの店舗11に設けられる業務端末15及び電子表示装置16と、業務端末15及び電子表示装置16を制御及び管理するクラウドサーバ19と、を有する。なお、図1に示す例では、便宜上、本部コンピュータ12が設けられている。店舗11内のデバイス、本部コンピュータ12及びクラウドサーバ19は、ネットワーク20を介して相互に通信可能に接続されている。図1に示す本部コンピュータ12及びクラウドサーバ19は、店舗11の外部に設けられている。
【0012】
店舗11は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア等の何れでもよい。店舗11には、複数の商品棚13の他に、接続器14、業務端末15、電子表示装置16、商品センサ17、会計端末(決済端末)18等のデバイスが設けられる。接続器14は、例えば、ハブ、アクセスポイント等により構成されており、接続器14は、店舗11に設けられる各デバイスとの間で相互に通信可能であり、かつ、ネットワーク20に接続されている。ネットワーク20は、無線通信または有線通信のうちの少なくとも一方により構築されている。店舗11は、単数または複数の何れでもよく、便宜上、図1では店舗11が単数示されている。
【0013】
(店舗の構成)
図2は、店舗11の一例を示す模式的な平面図である。店舗11の内部E1と外部E2とが複数の壁70,71により隔てられている。壁70と壁71とが間隔をおいて設けられ、壁70の一部には、店舗11の内部と外部とをつなぐ出入口72が設けられている。図2には、壁70と壁71とが互いに平行に設けられた例が示されている。顧客53は、出入口72を通って店舗11の内部E1と外部E2とを行き来できる。
【0014】
店舗11の内部E1における壁70と壁71との間には、複数の商品棚13、具体的には商品棚13A,13B,13C,13D,13E,13Fが設けられている。店舗11の平面視で、商品棚13A,13B,13C,13D,13E,13Fは、それぞれ略直線状に、かつ、互いに平行に設けられている。店舗11の平面視で、商品棚13A,13B,13C,13D,13E,13Fは、壁70,71に対して略直角に配置されている。店舗11の平面視で、商品棚13Aと商品棚13Bとが間隔をおいて配置され、商品棚13Bと商品棚13Dとが隣合わせに配置されている。商品棚13Cと商品棚13Dとが間隔をおいて配置され、商品棚13Dと商品棚13Eとが隣合わせに配置されている。商品棚13Eと商品棚13Fとが間隔をおいて配置されている。
【0015】
壁70と商品棚13A,13B,13C,13D,13E,13Fとの間に通路73が設けられている。通路73は、壁70に沿って設けられている。通路73は、出入口72につながっている。壁71と商品棚13A,13B,13C,13D,13E,13Fとの間に通路74が設けられている。通路74は、壁71に沿って設けられている。商品棚13Aと商品棚13Bとの間に通路75が設けられ、商品棚13Cと商品棚13Dとの間に通路76が設けられ、商品棚13Eと商品棚13Fとの間に通路77が設けられている。通路73は、通路75,76,77にそれぞれつながり、通路74は、通路75,76,77にそれぞれつながっている。顧客53は、出入口72を通って店舗11の内部E1へ進入し、顧客53は、通路73,74,75,76,77を自由に歩行、つまり、移動することができる。
【0016】
商品棚13は、図3のように、店舗11で販売する商品21を置く(陳列する)ための装置である。商品棚13は、高さ方向で異なる配置された複数の棚63を有する。複数の棚63は、それぞれ略水平に設けられたプレート材であり、それぞれの棚63の上面に商品21が陳列される。商品21には識別記号、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)等が付与されている。識別記号は、商品21固有の商品情報を表している。商品情報は、商品21の名称及び種類、商品21毎の価格、商品21の消費期限等を含む。
【0017】
各棚63に置く商品21の名称及び種類、商品21のそれぞれの個数、棚63に商品21を置く位置等は、クラウドサーバ19から店舗11のデバイスへ送信される棚割り情報、または、店舗11における独自の判断、商品21の人気度及び販売状況、季節、天候、店舗11の営業時間中における時間帯、等の各種条件に基づいて、決定または変更することができる。なお、商品棚13の上にデジタルサイネージ65が置かれている。デジタルサイネージ65は、表示部65Aにおいて、商品21の商品情報の詳細を、文字及び映像等で表示可能である。表示部65Aは、電子ペーパディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネセンスディスプレイの何れでもよい。
【0018】
業務端末15は、店舗11の店員52、つまり、商品管理者により操作及び利用されるコンピュータである。店舗11で利用される業務端末15の数は、単数または複数の何れでもよい。クラウドサーバ19から業務端末15及び電子表示装置16に対して、商品21の棚割り情報が送信される。商品21の棚割り情報は、各棚63に陳列する商品21の名称及び種類、商品21毎の販売価格、商品21毎の個数、各棚63における各商品21の位置、各棚63における商品21同士の位置関係等を含む。店員52は、棚割り情報に基づいて、商品棚13の各棚63に陳列する商品21の種類及び個数、商品棚13の棚63に陳列する商品21の入れ替え、商品棚13の棚63における商品21毎の陳列位置の決定及び変更等の作業を行う。
【0019】
店員52は、業務端末15を携帯し、かつ、店舗11内で立ち止まる(停止)こと、及び店舗11で歩行(移動)することが可能である。業務端末15は、図1に示すように、制御部25、記憶部26、表示部27、操作ボタン28及び通信部29を有する。制御部25は、入力ポート、出力ポート、演算処理装置、タイマー等を有する。記憶部26には、制御部25が行う各種の判断、処理、制御等に用いられるプログラム及びデータ、顧客53の個体情報等が記憶されている。通信部29は、クラウドサーバ19、電子表示装置16、会計端末18に対して通信可能に接続されている。
【0020】
店員52が操作ボタン28を操作することにより、業務端末15の起動及び停止、業務端末15で行う処理の選択及び変更、電子表示装置16の表示部33の表示態様を変更する時機を示す信号の出力等を行うこともできる。なお、業務端末15は、表示部27及び操作ボタン28とがタッチパネルで統合されていてもよい。
【0021】
また、店員52が業務端末15を操作することにより、顧客53へ販売された商品21の種類及び個数、販売された商品21個々の価格、店舗11における売り上げの管理、商品棚13に置く商品21の選択及び管理、商品21の消費期限の管理、商品棚13に置かれる商品21の入れ替え時機及び補充の時機の管理等を行うことができる。また、店舗11内のデバイスで得られた情報及びデータを含む信号は、接続器14及びネットワーク20を経由してクラウドサーバ19及び本部コンピュータ12へ送信される。
【0022】
電子表示装置16は複数設けられ、例えば、商品棚13の各棚63の正面にそれぞれ設けられている。各棚63の正面は、通路75,76,77の何れかに居る顧客53から目視できる位置を意味する。電子表示装置16は、図3に示す表示部33及び検出部30に加え、図1に示す制御部31、記憶部32、通信部34等を有する。制御部31は、入力ポート、出力ポート、演算処理装置、タイマー等を有する。記憶部32には、制御部31が行う各種の判断、処理、制御等に用いられるプログラム、情報、データ等が記憶される。電子表示装置16と、クラウドサーバ19との間で、相互に通信が可能である。
【0023】
図3のように、表示部33及び検出部30は、略水平方向(左右方向)に沿って帯形状(横長形状)に延ばされている。表示部33は、例えば、液晶ディスプレイ、または電気泳動素子等を有する電子ペーパ型のディスプレイである。また、検出部30は、例えば、投影型静電容量方式(自己容量方式、相互容量方式)、表面型静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、光学方式等、のうちの何れかの方式を利用したタッチパネルを用いることが可能である。
【0024】
また、検出部30は、表示部33の表面に重ねて設けられる。検出部30の表面は平坦であり、検出部30の表面に店員52の指が接触し、かつ、検出部30の表面に沿って動作された場合に、検出部30は、その指の動作の種類を検出して信号を出力する。表示部33を正面視した場合における表示部64の大きさ及び面積は、検出部30が検出する指の動作に応じて変更可能である。図4(A),(B)に示す表示部64の面積は、図3に示す表示部65Aの面積より狭い。表示部33における表示部64の位置は、検出部30が検出する指の動作に応じて変更可能である。なお、表示部33及び検出部30の具体的な構成及び機能は、特開2019-109581号公報等に記載されているように、公知のものである。
【0025】
表示部33には、その棚63に陳列されている商品21に対応させて、図4(A)のような表示部64が表示される。また、棚63に陳列される商品21の種類毎に、異なる表示部64が別々に表示される。表示部64は、第1表示部64A及び第2表示部64Bを有する。第1表示部64Aは、全ての顧客53に提供される商品情報を表示する領域である。第1表示部64Aに表示される商品情報は、商品21の名称及び種類、商品21毎の価格、商品21の消費期限等を含む。第1表示部64Aは、文字の他、識別記号、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)等により情報を提供する。
【0026】
第2表示部64Bは、顧客53の個体情報に応じて顧客53に提供する商品情報を表示する。第2表示部64Bに表示される商品情報は、顧客53が過去に購入した商品21の履歴、顧客53による商品21の購入意欲を促進する情報、顧客53が興味のある商品21の情報等、を含む。顧客53の個体情報は、顧客53の年齢、性別、商品21の購入履歴等を含む。顧客53は、年齢、性別等により、購入する商品21の種類及び価格が異なる。第2表示部64Bには、“おすすめ”、“キャンペーン中”、“値下げしました”、“在庫限り”等の文字、クーポン等が提供される。クーポンは、識別記号、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)等により表示される。クーポン等は、店舗11で商品21を購入する際の金額の割引きに利用可能である。
【0027】
電子表示装置16は、業務端末15またはクラウドサーバ19から送信される制御信号に基づいて、表示部33を制御することができる。電子表示装置16に電力を供給する電源22が設けられている。電源22は、交流電源または直流電源の何れでもよい。直流電源は、ボタン電池を含む。電子表示装置16を構成する各要素は、電源22から電力が供給されて起動及び機能し、かつ、電力が遮断されると停止する。
【0028】
また、店舗11内における天井には、店舗11の内部E1における人の位置情報、例えば、店員52の位置情報、及び顧客53の位置情報を検出して信号を出力する位置検出センサ50が複数設けられている。位置検出センサ50は、例えば、通路73,74,75,76,77の真上、各商品棚13の真上等に、それぞれ複数個ずつ設けられている。位置検出センサ50は、非接触式の検出センサであり、位置検出センサ50は、AI(Artificial Intelligence)カメラ50A及びレーザ距離センサ50B等により構成されている。
【0029】
AIカメラ50Aは、AIアルゴリズムを搭載したカメラであり、人の映像を撮影して信号を出力する。レーザ距離センサ50Bは、物体にレーザ光を照射し、物体から乱反射して返ってくる光の一部をレンズで集光し、位置センサ上に結像させるものである。位置検出センサ50から出力される信号は、業務端末15及びクラウドサーバ19へそれぞれ入力される。位置検出センサ50は複数設けられており、業務端末15及びクラウドサーバ19は、顧客53の移動に応じて複数の位置検出センサ50の信号の処理を順次引き継ぐ。
【0030】
業務端末15及びクラウドサーバ19は、位置検出センサ50の信号、及び予め記憶部38に記憶されている店舗11の内部E1の地図に基づいて、店舗11の内部E1内における人の位置情報、具体的には、商品棚13列に対する店員52及び顧客53の位置、店舗11内における人、つまり、店員52及び顧客53の移動経路等を、予測及び判断可能である。人の移動経路、例えば、顧客53の移動経路は、顧客53がある時点までに移動した経路と、顧客53がある時点以降に移動することが予測される経路と、を含む。顧客53の移動経路は動線で表すことができる。
【0031】
また、業務端末15及びクラウドサーバ19は、顧客53の移動経路を予測及び判断するにあたり、位置検出センサ50の信号に加え、顧客53の商品の購入履歴を用いることもできる。これは、顧客53が、過去購入した商品21の有無、商品21を前回購入した時期及び購入個数、等から判断して、当該商品21を購入するためにその商品21が陳列されている商品棚13へ近づくように、顧客53が移動する可能性が高いからである。
【0032】
そして、業務端末15及びクラウドサーバ19は、顧客53が、何れの電子表示装置16を目視可能な位置へ移動しようとしているか、または、顧客53が、何れの電子表示装置16を目視可能な位置にいるかを判断できる。例えば、図2において、通路75へ進入しようとしている顧客53、または、通路75に居る顧客53は、商品棚13A,13Bの電子表示装置16を目視できると判断する。また、通路76へ進入しようとしている顧客、または、通路76に居る顧客53は、商品棚13C,13Dの電子表示装置16を目視できると判断する。さらに、通路77へ進入しようとしている顧客53、または、通路77に居る顧客53は、商品棚13E,13Fの電子表示装置16を目視できると判断する。
【0033】
さらに、図2に示す出入口72及び会計コーナー79等には、人情報検出センサ51が設けられている。人情報検出センサ51は、AI(Artificial Intelligence)カメラ51A、タッチ式の端末認証装置51B、受信機51C等を含む。AIカメラ51Aは、AIアルゴリズムを搭載したカメラであり、人の映像を撮影して信号を出力する。人の映像は、顔の映像、服装の映像等を含む。また、顧客53が顧客端末54を端末認証装置51Bに近づけると、業務端末15及びクラウドサーバ19は、顧客端末54を所持する顧客53の個体情報を認証する。そして、顧客53が店舗11の内部E1に居る間、業務端末15及びクラウドサーバ19は、顧客53の個体情報を認証し、かつ、クラウドサーバ19と顧客端末54との間で、接続器14を介して相互に通信が可能である。
【0034】
業務端末15、電子表示装置16及びクラウドサーバ19は、人情報検出センサ51から出力される信号を処理して、顧客53の性別、顧客53の服装等を判断できる。端末認証装置51Bは、店員52が所持する業務端末15、顧客53が所持する顧客端末54から出力される信号を受信して、業務端末15、電子表示装置16及びクラウドサーバ19へ送信することができる。顧客53が所持する顧客端末54から出力される信号には、年齢、性別、店舗11における会員番号等が含まれる。
【0035】
顧客端末54は、制御部、通信部、記憶部、読取部等を有するコンピュータであり、顧客端末54は、スマートフォン、タブレット端末などを含む。制御部は、通信部、記憶部、読取部につながっている。顧客端末54の記憶部には、顧客53の情報、例えば、年齢、性別、店舗11における会員番号等が記憶されている。業務端末15、電子表示装置16及びクラウドサーバ19は、人情報検出センサ51から出力される信号、顧客端末54から出力される信号、業務端末15から出力される信号等を処理して、人の情報、例えば、店員52か顧客53か、顧客53が店舗11の会員であるか否か、店舗11における顧客53の会員番号、性別、年齢、商品21の購入履歴等を判断可能である。
【0036】
上記の構成により、業務端末15及びクラウドサーバ19は、店員52か顧客53かを判断し、かつ、店舗11内における店員52及び顧客53の位置、及び移動経路等を判断することができる。また、顧客端末54の読取部は、電子表示装置16の表示部64に表示されるバーコードリーダ、QRコード(登録商標)、識別記号で表示されるクーポン等を読み取り、読み取った信号を制御部で処理することができる。
【0037】
商品センサ17は、商品棚13の各棚63に設けられており、各棚63に置かれている商品21それぞれの個数が所定数以下であるか否かを、その商品21の種類毎に検出して信号を出力する機能を有する。また、商品センサ17は、商品21の種類を検出して信号を出力する機能を有する。商品センサ17から出力される信号は、業務端末15及びクラウドサーバ19へ送信される。商品センサ17は、商品21に接触して信号を出力する接触型センサ、及び商品21に接触せずに信号を出力する非接触型センサを有する。接触型センサとしては、例えば、商品21の重量を検出して信号を出力する重量センサを搭載したスマートマットを用いることが可能である。非接触型センサとしては、例えば、赤外線カメラ、超音波センサ、光電センサ等を用いることが可能である。
【0038】
会計端末18は、店舗11の内部E1で出入口72の近くにある会計コーナー79に設けられており、会計端末18は、店員52により操作される。会計端末18は、顧客53が購入しようとする商品21の決済を行い、当該商品21の種類、個数、価格等の販売情報を検出し、かつ、検出結果に応じた信号を出力する。会計端末18は、商品21に付与されている識別記号、顧客端末54から顧客53の個体情報を読み取る読み取り装置と、読み取り装置で読み取った情報と、商品21の販売情報とを関連付けて処理する制御部と、制御部に接続された記憶部及び通信部と、を有する。記憶部には、制御部で行う処理、判断、制御等に用いられるプログラム、データ等が記憶されている。会計端末18の通信部から出力される信号は、業務端末15、電子表示装置16及びクラウドサーバ19へ送ることが可能である。なお、会計端末18は、店員52の操作が不要な無人型の端末、または顧客端末54であってもよい。
【0039】
(クラウドサーバの説明)
クラウドサーバ19は、業務端末15、電子表示装置16等を管理及び制御するとともに、店舗11における売り上げの管理、顧客へ販売された商品21の種類、商品21毎の販売数及び在庫の管理、商品棚13に置く商品21の種類の選択及び管理、商品21の消費期限の管理、商品棚13に置かれる商品21の入れ替え時機及び補充の時機の管理等を行う機能を有するコンピュータである。
【0040】
クラウドサーバ19は、制御部35、通信部36、記憶部38を有する。制御部35は、入力ポート、出力ポート、演算処理装置、タイマー等を有する。記憶部38には、制御部35が行う各種の判断、処理、制御等に用いられるプログラム、データ等が記憶されている。制御部35は、記憶部38及び通信部36に接続されており、制御部35は、記憶部38に記憶されているプログラム、データ、入力される信号等に基づいて、各種の判断、処理、制御等を行う。また、記憶部38は、各店舗11における顧客53の個体情報、例えば、会員番号、性別、年齢、商品21の購入履歴等の情報を記憶する。商品21の購入履歴は、購入した商品21の種類及び個数、商品21の購入頻度、前回商品21を購入した日時等であり、商品21の購入履歴と、会員番号とが関連付けて記憶されている。
【0041】
制御部35は、通信部36に接続されており、通信部36は、ネットワーク20を介して、店舗11の各デバイス及び本部コンピュータ12に対して通信可能に接続されている。クラウドサーバ19は、店舗11に設けられる各デバイスを制御、管理、監視するコンピュータであり、クラウドサーバ19から出力される制御信号は、店舗11に設けられる各デバイスへ入力される。また、店舗11の各デバイスで得られた情報、データを含む信号は、ネットワーク20を介してクラウドサーバ19へ入力される。
【0042】
(本部コンピュータの説明)
本部コンピュータ12は、クラウドサーバ19及び店舗11に設けられた各デバイスを統合するシステムを構築する。本部コンピュータ12は、制御部60、記憶部61、通信部62を有する。制御部60は、入力ポート、出力ポート、演算処理装置等を有する。記憶部61には、制御部60が行う各種の判断、処理、制御等に用いられるプログラム、データ等が記憶されている。制御部60は、記憶部61及び通信部62に接続されており、記憶部61に記憶されているプログラム、データ、及び通信部62から入力される信号等に基づいて、各種の判断、処理、制御等を行う。
【0043】
制御部60は、通信部62に接続されており、通信部62はネットワーク20を介して、クラウドサーバ19及び店舗11の各デバイスへ通信可能に接続されている。本部コンピュータ12は、ネットワーク20を介して入力される信号を処理して、各店舗11の販売時点情報管理を行う機能を有する。販売時点情報管理は、各店舗11で販売される商品21の商品名、商品21の価格、商品21が売れた時間帯、売り上げ金額、商品21の在庫管理等を含む。
【0044】
そして、本部コンピュータ12は、店舗11で営業時間外に行われる電子表示装置16の表示態様の変更に用いる基準情報を、販売時点情報管理、及び予め記憶部61に記憶されているデータ、情報等に基づいて生成する。本部コンピュータ12で生成された基準情報は、本部コンピュータ12からクラウドサーバ19へ送信される。基準情報は、棚割り情報及び商品情報を含む。
【0045】
(店舗の稼働概要)
本開示における情報制御システム10の稼働概要を説明する。クラウドサーバ19は、商品棚13の各棚63に置かれる商品21の種類、商品21の個数、各棚63における商品21の位置、商品21の消費期限等の情報を含む信号を、店舗11の各デバイスへ送信する。電子表示装置16は、クラウドサーバ19から送信される情報に基づいて、表示部33に商品情報を表示する。
【0046】
店舗11の外部E2から出入口72を通って内部E1へ進入した顧客53は、通路73,74,75,76,77のうち少なくとも1つの通路を通る。顧客53は商品21を棚63から取り、会計コーナー79へ行く。会計コーナー79では、会計端末18で商品21の決済が行われ、商品21の購入が完了する。会計端末18は、顧客53へ販売した商品21の種類、商品21の個数、商品21の価格等の情報を含む信号を、業務端末15及びクラウドサーバ19へ送信する。このため、業務端末15及びクラウドサーバ19は、商品棚13の各棚63に置かれている商品21それぞれの個数(残数)、商品21毎の価格、各棚63に置かれている商品21それぞれの消費期限を、それぞれリアルタイムで判断可能である。
【0047】
また、本部コンピュータ12は、ネットワーク20を介して入力される信号を処理して、各店舗11の販売時点情報管理を行う機能を有する。販売時点情報管理は、各店舗11で販売される商品21の商品名、商品21の価格、商品21が売れた時間帯、売り上げ、商品21の在庫管理等を含む。
【0048】
(電子表示装置の表示を変更する制御例)
電子表示装置16の表示を変更する情報制御方法の一例を、図5のフローチャートを参照して説明する。ここでは、主としてクラウドサーバ19が、図5の制御例を行う例を説明する。クラウドサーバ19は、ステップS10において、各棚63における棚割り情報、及び電子表示装置16の表示部33で表示する商品情報を決定し、決定した内容に応じた指示信号を店舗11のデバイスへ送信する。このため、図4(A)のように、表示部33の第1表示部64Aに商品情報が表示される。なお、ステップS10では、表示部33の第2表示部64Bに商品情報が表示されないものとする。クラウドサーバ19は、ステップS10に次ぐステップS11において、店舗11の内部E1における顧客53の位置及び移動経路を検出し、かつ、顧客53の個体情報を検出する。
【0049】
クラウドサーバ19は、ステップS12において、店舗11の内部E1における顧客53の移動経路を予測及び判断する。クラウドサーバ19は、ステップS13において、顧客53の移動方向で顧客53の前方に位置する商品21の商品情報を選択する。例えば、顧客53の移動方向で顧客53に最も近い位置にある商品21の商品情報を選択する。また、クラウドサーバ19は、ステップS13において、電子表示装置16のうち、選択した商品21の商品情報を表示する表示部33の表示態様を、顧客53の個体情報に応じたものに変更する。さらに、クラウドサーバ19は、ステップS13において、顧客情報や顧客53の購買履歴に応じて推奨する商品21の表示部64(棚札)を変更する。
【0050】
例えば、図4(A)のように、第1表示部64Aに商品情報が表示され、かつ、第2表示部64Bに商品情報が表示されていない表示態様から、図4(B)のように、第1表示部64Aに商品情報が表示され、かつ、第2表示部64Bに商品情報が表示されている表示態様に変更する。なお、クラウドサーバ19は、ステップS13において、表示部33の元の表示内容を消去し、かつ、新しい表示情報に変更することも可能である。また、ステップS13において、クラウドサーバ19からネットワーク20を介して顧客端末54に、第2表示部64Bに商品情報を表示したことを示す信号を送信してもよい。このため、顧客53が電子表示装置16を見ていなくても、第2表示部64Bに商品情報が表示されたことを気付かせることができる。
【0051】
クラウドサーバ19は、ステップS13に次ぐステップS14において、表示部64の表示情報を、元の表示内容に変更する条件が成立したか否かが判断される。クラウドサーバ19は、元の表示内容に変更する条件は、該当する商品21を顧客53が手に取って見ていること、顧客53が該当する商品21の商品棚13から離れたこと、ステップS13で表示部64の表示情報を変更した時点から所定時間が経過したこと、のうち少なくとも1つが検出されると成立する。
【0052】
クラウドサーバ19は、ステップS14でYesと判断すると、ステップS15において、表示部64の表示情報を元の表示内容に変更する信号を、電子表示装置16へ出力し、図5の制御例を終了する。クラウドサーバ19は、該当する商品21を顧客53が手に取って見ていること、顧客53が該当する商品21の商品棚13から離れたこと、ステップS13で表示部64の表示情報を変更した時点から所定時間が経過したこと、のうちの全てが検出されなければ、ステップS14でNoと判断し、ステップS16で表示部64の表示情報を保持し、ステップS14の判断へ進む。なお、クラウドサーバ19は、ステップS10、ステップS11及びステップS12の処理を同時に行ってもよいし、順序を問わずに3つのステップを順番に行ってもよい。
【0053】
本開示は、電子表示装置16の表示部64に表示される商品情報を、店舗11における顧客53の移動経路に適合させることが可能である。したがって、顧客53が商品21を購入する場合の利便性が高まり、かつ、商品21の購入意欲が高まる。
【0054】
また、表示部64の第2表示部64Bには、顧客53の購入履歴に応じた商品情報が表示される。したがって、顧客53が商品21を購入する意欲が高まる。また、複数の電子表示装置16のうち、顧客53の移動方向の前方で最も顧客53に近い位置に設けられている電子表示装置16に表示させることができる。したがって、顧客53が商品21を購入する場合の利便性が更に高まる。
【0055】
さらに、電子表示装置16の前に顧客53が居ることが検出され、かつ、顧客53の指が表示部64に接触されたことが検出され、その検出信号がクラウドサーバ19に送信されると、クラウドサーバ19は、指が接触された表示部64に表示されている商品21の商品情報の詳細を、デジタルサイネージ65の表示部65Aに表示させる信号を、デジタルサイネージ65に対して送信することも可能である。顧客53は、デジタルサイネージ65を目視することで、商品21に対する興味が増加し、商品21の購入意欲が高まる。
【0056】
(補足説明)
本実施形態で開示された事項の技術的意味の一例は、次の通りである。電子表示装置16は、電子表示装置の一例である。制御部35及び記憶部38は、個体情報検出部の一例である。制御部35及び記憶部38は、経路予測部の一例である。制御部35及び記憶部38は、選択部の一例であり、かつ、制御部の一例である。制御部35は、指検出部及び副制御部の一例である。
【0057】
クラウドサーバ19は、情報制御装置及びコンピュータの一例である。これに対して、クラウドサーバ19から得られる情報及び信号に基づいて、業務端末15が、図5の各ステップの処理及び判断を行うことも可能である。この場合、クラウドサーバ19及び業務端末15を、情報制御装置として把握し、かつ、コンピュータとして把握できる。さらに、業務端末15を、情報制御装置として把握し、かつ、コンピュータとして把握することもできる。業務端末15を情報制御装置として把握する場合、制御部25及び記憶部26は、個体情報検出部及び経路予測部の一例である。また、制御部25は、指検出部及び制御部の一例である。図5のステップS11は、第1ステップ及び第1手段の一例である。ステップS12は、第2ステップ及び第2手段の一例である。ステップS13は、第3ステップ及び第3手段の一例であり、かつ、第4ステップ及び第4手段の一例である。
【0058】
以上、本実施形態を図面に基づいて説明したが、本実施形態は図面に示されたものに限定されない。例えば、業務端末15は、タブレット端末、スマートフォン等であってもよい。クラウドサーバ19は、サーバ、ワークステーション、メインフレーム、スーパーコンピュータ等のうちの何れでもよい。さらに、業務端末15の操作ボタン28は、タッチパネルでもよい。クラウドサーバ19及び本部コンピュータ12は、店舗11の内部に設けられていてもよい。また、クラウドサーバ19は、本部コンピュータ12の構成及び機能を兼ねていてもよい。商品21の情報は、消費期限に代えて賞味期限でもよいし、消費期限及び賞味期限の両方を含んでいてもよい。
【符号の説明】
【0059】
10…情報制御システム、15…業務端末、16…電子表示装置、19…クラウドサーバ、25,35…制御部、26,38…記憶部
図1
図2
図3
図4
図5