(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023112210
(43)【公開日】2023-08-10
(54)【発明の名称】生検キャップ及びハウジングのための装置、システム及び方法
(51)【国際特許分類】
A61B 1/018 20060101AFI20230803BHJP
【FI】
A61B1/018 512
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023104377
(22)【出願日】2023-06-26
(62)【分割の表示】P 2021510410の分割
【原出願日】2019-11-01
(31)【優先権主張番号】62/755,024
(32)【優先日】2018-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/768,808
(32)【優先日】2018-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/834,192
(32)【優先日】2019-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/834,201
(32)【優先日】2019-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500332814
【氏名又は名称】ボストン サイエンティフィック リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ネーラメガム、ベンカテッシュ
(72)【発明者】
【氏名】ラワト、シャリン シン
(72)【発明者】
【氏名】アネージャ、ハルチェタン シン
(72)【発明者】
【氏名】アパディヤイ、スワーミー
(72)【発明者】
【氏名】ラジャラトナム、ブーパティ
(72)【発明者】
【氏名】バロス、アミット
(57)【要約】
【課題】様々な有利な医学的結果を実現し得る生検キャップ、生検キャップハウジングを提供する。
【解決手段】内視鏡の生検ポート用のハウジングアッタッチメントは、第1の中央分割半割と、第2の中央分割半割とを備える。第1の中央分割半割は、第1の部分と、第2の部分と、生検ポートに係合するように構成された1つ以上のロック部とを含む。第2の中央分割半割は、第1の部分と、第2の部分と、生検ポートに係合するように構成された1つ以上のロック部とを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の中央分割半割と、
第2の中央分割半割と
を備える、内視鏡の生検ポート用ハウジングアタッチメントであって、
前記第1の中央分割半割は、生検キャップを受け入れるように構成された上部チャンバーの第1の半割を画定する第1の部分と、内視鏡の生検ポートに係合するように構成された下部チャンバーの第1の半割を画定する第2の部分とを備え、前記第1の中央分割半割の第2の部分は、前記第1の中央分割半割の第1の部分に隣接する前記第1の中央分割半割の第2の部分の端またはその近傍の内面から径方向内方に向かって延びて前記生検ポートに係合するように構成された1つ以上のロック部を含み、
第2の中央分割半割は、前記上部チャンバーの第2の半割を画定する第1の部分と、前記下部チャンバーの第2の半割を画定する第2の部分とを備え、前記第2の中央分割半割の第2の部分は、前記第2の中央分割半割の第1の部分に隣接する前記第2の中央分割半割の第2の部分の端またはその近傍の内面から径方向内方に向かって延びて前記生検ポートに係合するように構成された1つ以上のロック部を含み、
前記第1及び前記第2の中央分割半割の合わせ面は、互いに係合するように構成されている、内視鏡の生検ポート用ハウジングアッタッチメント。
【請求項2】
前記上部チャンバーは、内部に前記生検キャップを受け入れるように構成されており、前記生検キャップ内に配置されるベース部材は、前記生検ポートの外周囲に配置されるように構成されており、前記下部チャンバーは、内部に前記生検ポートを受け入れるように構成されており、前記ベース部材は前記上部チャンバー内において前記生検ポートに係合するように構成されている、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項3】
前記第1の中央分割半割及び第2の中央分割半割はそれぞれ、前記生検キャップの外壁内に形成された対応する陥凹部と係合するように構成された径方向隆起部を備える、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項4】
前記第1の中央分割半割の前記1つ以上のロック部は、前記第2の中央分割半割の前記1つ以上のロック部から間隔をあけて配置される、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項5】
前記第1の中央分割半割の近位端に取り付けられた第1のロッキングフックと、前記第2の中央分割半割の近位端に取り付けられた第2のロッキングフックとをさらに含み、第1及び第2の中央分割半割が係合された時、前記第1及び第2のロッキングフックは、互いに隣接する、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項6】
前記第1および第2の中央分割半割の前記1つ以上のロック部の少なくとも1つはそれぞれ、径方向内方及び上部チャンバーに向かって角度が付けられている、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項7】
前記第1の中央分割半割又は前記第2の中央分割半割の内面から延びる少なくとも1つの安定化部材をさらに含み、前記少なくとも1つの安定化部材は、前記第1および第2の中央分割半割の前記1つ以上のロック部の少なくとも1つが径方向に変形した時、当該ロック部に衝突する、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項8】
前記少なくとも1つの安定化部材は、前記第1および第2の中央分割半割の前記1つ以上のロック部の少なくとも1つの径方向の湾曲部にほぼ直交する鉛直面を備える、請求項7に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項9】
前記少なくとも1つの安定化部材は、前記第1および第2の中央分割半割の前記1つ以上のロック部の少なくとも1つが最大15度~25度で径方向に変形し得るように配置される、請求項7に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項10】
前記第1の中央分割半割の合わせ面は1つ以上の突起を含み、前記第2の中央分割半割の合わせ面は1つ以上の受承要素を含み、前記突起は、対応する受承要素内に受承されるように構成される、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項11】
第1の中央分割ハウジング半割と、
第2の中央分割ハウジング半割と、
生検キャップと、
前記生検キャップ内に配置されるベース部材と
を備える、生検キャップアセンブリであって、
前記第1の中央分割ハウジング半割は、上部チャンバーの第1の半割を画定する第1の部分と、下部チャンバーの第1の半割を画定する第2の部分とを備え、
前記第2の中央分割ハウジング半割は、上部チャンバーの第2の半割を画定する第1の部分と、下部チャンバーの第2の半割を画定する第2の部分とを備え、
前記第1及び第2の中央分割ハウジング半割の合わせ面は、係合して前記上部チャンバー及び前記下部チャンバーを形成するように構成されており、
前記生検キャップの底部に位置する前記ベース部材は、前記上部チャンバー内に配置されており、前記下部チャンバーは内視鏡の生検ポートを受け入れるように構成されており、前記ベース部材は前記上部チャンバー内において前記生検ポートの一部に係合するように構成されている、生検キャップアセンブリ。
【請求項12】
前記生検キャップの外壁は、内部に形成された陥凹部を含み、前記第1の中央分割ハウジング半割及び前記第2の中央分割ハウジング半割はそれぞれ、前記生検キャップの外壁内に形成された対応する陥凹部に係合するように構成された対応する径方向隆起部を含む、請求項11に記載の生検キャップアセンブリ。
【請求項13】
前記ベース部材の一部は前記生検ポートの外周部に配置されるように構成されている、請求項11に記載の生検キャップアセンブリ。
【請求項14】
前記第1及び第2の中央分割ハウジング半割はそれぞれ、前記上部チャンバーの近位端の中に延びるリップ部を含み、前記生検キャップは、前記生検キャップの上面から外方に延びるくさび部を含み、前記リップ部は、前記くさび部の上面に係合するように構成される、請求項11に記載の生検キャップアセンブリ。
【請求項15】
前記第1及び第2の中央分割ハウジング半割はそれぞれ、各第1及び第2の中央分割ハウジング半割の第1の部分の内面内に形成された凹部を含み、前記生検キャップは、生検キャップの上部の外壁から外方に延びる表面要素を含み、各第1及び第2の中央分割ハウジング半割の前記凹部は、前記生検キャップの前記表面要素に係合するように構成される、請求項11に記載の生検キャップアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の分野に関する。より詳細には、本発明は、内視鏡生検ポートに堅固に取り付けるために、安定性及び応力の分布が改善された生検キャップ及び生検キャップハウジングなどの内視鏡で使用するための医療機器に関する。
【背景技術】
【0002】
医療用途用に多種多様な医療器具が開発されてきている。これらの装置には、ガイドワイヤ、ガイドチューブ、カテーテル、内視鏡、内視鏡装置などが含まれる。そのような装置は、任意のさまざまに異なる製造方法で製造され、任意のさまざまな方法に従って使用される。
【0003】
内視鏡生検キャップハウジング及び生検キャップには、個別的、累積的の両方で、構成要素の破損、不必要に複雑又は追加的な処置工程、及び/又は処置の長時間化の原因となり得るさまざまな課題がある。
【0004】
本発明の実施形態にかかる生体キャップ、生体キャップハウジングによれば様々な有利な医学的結果が実現され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【0006】
実施形態において、内視鏡の生検ポート用のハウジングアタッチメントは、上部チャンバーの第1の半割を形成する第1の部分を有する第1の中央分割半割を含む。第2の部分は、下部チャンバーの第1の半割を形成する。第1のロック部は、第1の中央分割半割の内面から延び、生検ポートに係合するように構成される。第2の中央分割半割は、上部チャンバーの第2の半割を形成する第1の部分を含む。第2の部分は、下部チャンバーの第2の半割を形成する。第2のロック部は、第2の中央分割半割の内面から延び、第2のロック部は、生検ポートに係合するように構成される。第1及び第2の中央分割半割の合わせ面は、インターロックするように構成される。
【0007】
本明細書等で説明する様々な実施形態では、上部チャンバーは生検キャップを受承するように構成され、下部チャンバーは生検ポートを受承するように構成される。第1の中央分割半割及び第2の中央分割半割はそれぞれ、生検キャップの外壁に形成された対応する陥凹部に係合するように構成された径方向隆起部含む。ベース部は、生検ポートの外周部に配置されて、生検キャップ内に配置される。第1のロッキングフックは、第1の中央分割半割の近位端に取り付けられ、第2のロッキングフックは、第2の中央分割半割の近位端に取り付けられ、第1及び第2のロッキングフックは、第1及び第2の中央分割半割がインターロックされた時、互いにほぼ隣接する。第1のロック部及び第2のロック部はそれぞれ、径方向内方にそして上部チャンバーの方向に向かって角度が付けられている。少なくとも1つの安定化部材は、第1の中央分割半割又は第2の中央分割半割の内面から延び、第1のロック部又は第2のロック部が径方向に変形されると、第1のロック部又は第2のロック部に衝突するように構成される。少なくとも1つの安定化部材は、第1のロック部又は第2のロック部の径方向の湾曲部にほぼ直交する鉛直な面を含む。少なくとも1つの安定化部材は、第1のロック部又は第2のロック部が最大約15度~約25度まで径方向に変形し得るように配置される。第1の中央分割半割の合わせ面は、1つ以上の突起を含み、第2の中央分割半割の合わせ面は、1つ以上の受承要素を含み、突起は、対応する受承要素内に受承される。
【0008】
実施形態では、生検キャップアセンブリは、上部チャンバーの第1の半割を形成する第1の部分を含む第1の中央分割ハウジング半割を含む。第2の部分は、下部チャンバーの第1の半割を形成する。第2の中央分割ハウジング半割は、上部チャンバーの第2の半割を形成する第1の部分を含む。第2の部分は、下部チャンバーの第2の半割を形成する。第1及び第2の中央分割ハウジング半割の合わせ面は、上部及び下部チャンバーを形成するためにインターロックするように構成される。生検キャップは、上部チャンバー内に配置される。
【0009】
本明細書で説明する様々な実施形態では、生検キャップの外壁は、その中に形成された陥凹部を含み、第1の中央分割半割及び第2の中央分割半割はそれぞれ、生検キャップの外壁に形成された対応する陥凹部に係合するように構成された径方向隆起部を含む。ベース部は、生検ポートの外周部に配置されて、生検キャップ内に配置される。ハウジングは、上部チャンバーの近位端の中に延びるリップ部を含み、生検キャップは、キャップの上面から外方に延びるくさび部を含み、リップ部は、くさび部の上面に係合するように構成される。ハウジングは、第1及び第2の中央分割ハウジング半割の第1及び第2の部分の内面内に形成されたくさび部を含み、生検キャップは、生検キャップ上部の外壁から外方に延びるくさび部を含み、ハウジングのくさび部は、生検キャップのくさび部に係合するように構成される。
【0010】
一実施形態では、内視鏡生検ポート用のハウジングアタッチメントは、生検キャップを受承するように構成された上部チャンバーを含む本体を備える。下部チャンバーは上部チャンバーに隣接し、生検ポートに係合するように構成される。スカート領域は、内視鏡の一部を受承するように構成される。スカート領域は、内視鏡の一部に摩擦的に適合するように構成されたスカート領域の内面に沿って内部把持部材を含む。上部チャンバーは、生検キャップの外壁内に形成された対応する陥凹部に係合するように構成された径方向隆起部を含む。グリップ領域は、上部チャンバーにおける本体の外周面であり、グリップ領域は、使用者が把持するように構成された外部グリップ部材を含む。少なくとも2つのスロットは、上部チャンバー及びスカート領域に沿って本体を貫通して延び、少なくとも2つのスロットは、グリップ領域を圧縮した時、本体が曲がるのを可能にするように構成される。
【0011】
本発明は、医療機器の設計、材料、製造方法、及び代替的使用を提供する。内視鏡用アタッチメントの実施形態が開示される。アタッチメントは、ハウジングと、ハウジングの内面から延びる1つ以上の角度付きロック部であって、内視鏡の生検ポートに係合するように設計された角度付きロック部と、ハウジングの内面から延びる1つ以上の安定化部材と、ハウジングに結合されたロック装置と、ハウジング内に配置された生検キャップのうちの1つ以上又はすべての要素を含む。
【0012】
本明細書に記載の様々な実施形態では、1つ以上の角度付きロック部は、ハウジングの内面の第1の側に配置された第1の角度付きロック部と、ハウジングの内面の第2の側に配置された第2の角度付きロック部とを含む。1つ以上の角度付きロック部は、第1の角度付きロック部を含み、第1の角度付きロック部は、屈曲部を含んでもよい。1つ以上の角度付きロック部は、第1の角度付きロック部を含み、第1の角度付きロック部は、ほぼV字形であってもよい。1つ以上の角度付きロック部は、第1の角度付きロック部を含み、第1の角度付きロック部は、ほぼ剛性であってもよい。1つ以上の角度付きロック部は、第1の角度付きロック部を含み、第1の角度付きロック部は、弾性的に偏向可能であってもよい。1つ以上の安定化部材は、ハウジングの内面の第1の側に配置された第1の安定化部材と、ハウジングの内面の第2の側に配置された第2の安定化部材とを含んでもよい。1つ以上の安定化部材は、第1の安定化部材を含み、第1の安定化部材は、ハウジングの内面から径方向内方に延びてもよい。ハウジングは、スカート領域を含んでもよい。ロック装置は、1つ以上のガイドワイヤロックを含んでもよい。生検キャップは、弾性シールなどの様々なシール部材を含んでもよい。
【0013】
一実施形態では、内視鏡用のアタッチメントが開示される。アタッチメントは、内視鏡の生検ポートに係合するように設計されたハウジングと、ハウジングの第1の端部領域に沿って形成されたスカート領域と、ハウジングの第2の端部領域に沿って形成されたロック領域と、ハウジングの内面から延びる角度付きロック部と、ハウジングの内面から延びて角度付きロック部に隣接して配置された安定化部材と、ハウジングに配置されたもののうちの1つ以上又は全ての要素を備える。
【0014】
様々な実施形態では、ハウジングは、ハウジングの内面から延びて角度付きロック部に対向して配置された第2の角度付きロック部をさらに備えてもよい。角度付きロック部は、湾曲部を含んでもよい。角度付きロック部は、ほぼV字形であってもよい。角度付きロック部は、ほぼ剛性であってもよい。角度付きロック部は、弾力的に偏向可能であってもよい。第2の安定化部材は、ハウジングの内面から延び、安定化部材に対向して配置されてもよい。安定化部材は、ハウジングの内面から径方向内方に延びてもよい。
【0015】
一実施形態では、内視鏡用のアタッチメントが開示される。アタッチメントは、内視鏡の生検ポートに係合するように設計されたハウジングと、ハウジングの第1の端部領域に沿って形成された非対称性スカート領域と、ハウジングの第2の端部領域に沿って形成されたガイドワイヤロック領域と、ハウジングの内面から延びる一対の角度付きロック部と、ハウジングの内面から延びて一対の角度付きロック部に隣接して配置された一対の安定化部材と、ハウジング内に配置された生検キャップであって弾性シール部材を含む生検キャップのうちの1つ以上又は全ての要素を備える。
【0016】
一態様では、本発明は、第1の中央分割半割及び第2の中央分割半割からなる生検キャップハウジングに関する。第1の中央分割半割は、上部チャンバーの第1の半割を形成する第1の部分と、下部チャンバーの第1の半割を形成する第2の部分とを含む。第1の旋回部材は、第1の中央分割半割の第1の部分に一体形成される。第1のスリットは、第1の中央分割半割の第1及び第2の部分の側壁を貫通して第1の旋回部材に整合して延びる。第2の中央分割半割は、上部チャンバーの第2の半割を形成する第1の部分と、下部チャンバーの第2の半割を形成する第2の部分とを含む。第2の旋回部材は、第2の中央分割半割の第1の部分に一体形成される。第2のスリットは、第2の中央分割半割の第1及び第2の部分の側壁を貫通して第2の旋回部材に整合して延びる。第1及び第2の中央分割半割の合わせ面は、上部及び下部チャンバーを形成するためにインターロックするように構成される。
【0017】
本発明の範囲で説明された実施形態及び別の実施形態では、第1の旋回部材の突出面は上部チャンバー内に延び、第2の旋回部材の突出面は、第1の旋回部材に対向して上部チャンバー内に延びる。上部チャンバーは、生検キャップを受承するように構成される。下部チャンバーは、内視鏡生検ポートを受承するように構成される。第1及び第2の旋回部材は、第1及び第2の中央分割半割の壁の厚みよりも厚い厚さを含む。第1及び第2の中央分割半割の第1の部分に加えられた力は、第1及び第2の中央分割半割の第2の部分を互いに離間するように動かすことができる。第1及び第2の中央分割半割の第2の部分に加えられた力は、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分を互いに離間するように動かすことができる。第1及び第2の旋回部材の突出面は、上部チャンバー内に配置された生検キャップの外壁内に形成された対応する陥凹部に係合するように構成される。第1のロッキングフックは、第1の中央分割半割の近位端に取り付けられ、第2のロッキングフックは、第2の中央分割半割の近位端に取り付けられる。第1及び第2の中央分割半割がインターロックされたとき、第1及び第2のロッキングフックは、互いにほぼ隣接する。第1及び第2の中央分割半割の第1の部分の内面は、上部チャンバー内に配置された生検キャップの外壁又は外壁内に形成された対応する表面要素に係合するように構成された表面要素を備える。ハウジングの表面要素は、上部チャンバーの近位端の中に延びるリップ部を含む。生検キャップの表面要素は、生検キャップの上面から内方に延びるくさび部を含む。リップ部は、生検キャップのくさび部の上面に係合するように構成される。ハウジングの表面要素は、第1及び第2の中央分割半割の第1及び第2の部分の内面内に形成されたくさび部を含む。生検キャップの表面要素は、生検キャップ上部の外壁から外方に延びるくさび部を含む。ハウジングのくさび部は、生検キャップのくさび部に係合するように構成される。第1の中央分割半割の合わせ面は、1つ以上の突起を含み、第2の中央分割半割の合わせ面は、1つ以上の受承要素を含む。突起は、対応する受承要素内に受承されるように構成される。1つ以上の突起は、1つ以上のピンを含むことができ、1つ以上の受承要素は、1つ以上のピン穴を含むことができる。1つ以上のピン及び対応する1つ以上のピン穴は、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分の近位端に配置される。1つ以上のピン及び対応する1つ以上のピン穴は、第1及び第2の中央分割半割の第2の部分の近位端に配置される。1つ以上の突起は、1つ以上のペグを含むことができ、1つ以上の受承要素は、1つ以上のソケットを含むことができる。1つ以上のペグ及び対応する1つ以上のソケットは、第1及び第2の中央分割半割の第2の部分の近位端に配置される。1つ以上の突起は、1つ以上のスナップロックを含むことができ、1つ以上の受承要素は、1つ以上のスナップロック受承部を含むことができる。1つ以上のスナップロック及び対応する1つ以上のスナップロック受承部は、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分の近位端に配置される。1つ以上のスナップロック及び対応する1つ以上のスナップロック受承部は、第1及び第2の中央分割半割の第2の部分の近位端に配置される。1つ以上のスナップロックは、1つ以上のスナップロック受承部の対応する角度付き表面に確実に係合するように構成された角度付き表面を含む。第1及び第2の中央分割半割の第2の部分の内面は、下部チャンバー内に延びて下部チャンバー内に配置された内視鏡生検ポートの外面に離脱可能に係合するように構成された1つ以上のロック部を含む。第1及び第2の中央分割半割の第2の部分の内面は、第1及び第2のスリットの対向する両側であって、且つ1つ以上のロック部の間で下部チャンバー内に延びる1つ以上のプラットフォーム部を含む。1つ以上のロック部の端部及び1つ以上のプラットフォーム部の表面は、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分に力が付与されない時、下部チャンバー内で一定の距離で間隔を置いて配置されている。1つ以上のロック部の端部及び1つ以上のプラットフォーム部の表面は、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分に力が付与された時、接触する。第1及び第2の中央分割半割の第1の部分に付与された力は、第1及び第2の中央分割半割の第2の部分を互いに離間させる内向きの圧縮力である。1つ以上のロック部と、1つ以上のプラットフォーム部の表面との間の接触は、過度な伸長による少なくとも1つのロック部の破損を防止し得る。
【0018】
一態様では、本発明は、生検キャップ上又はその内部に形成された1つ以上の表面要素を含む生検キャップに関する。1つ以上の表面要素は、生検キャップハウジングの第1及び第2の中央分割半割の第1の部分の内面上又は内面内に形成された対応する表面要素と摩擦的及び/又は圧縮的に係合するように構成される。生検キャップは、生検キャップの近位端に取り付けられ又は一体形成された第1の表面要素と、生検キャップの外壁に取り付けられ又は一体形成された第2及び第3の表面要素とを含む。1つ以上の表面要素は、生検キャップの外壁内に一体形成され、第2及び第3の表面要素から生検キャップの外周面に対して約90度離間して配置された第1及び第2の凹部を含む。生検キャップは、様々な圧縮性材料(例えばシリコーン、ゴムなど)で形成されるか、又は一個の一体構造に形成された様々な圧縮性材料(例えばシリコーン、ゴムなど)を含んでもよい。表面要素は、ほぼ連続したリップ部を含んでもよい。表面要素は、ほぼ連続したくさび部を含んでもよい。表面要素は、陥凹部を含んでもよい。
【0019】
一態様では、本発明は、第1の中央分割ハウジング半割及び第2の中央分割ハウジング半割を含む生検キャップアセンブリに関する。第1の中央分割半割は、上部チャンバーの第1の半割を形成する第1の部分と、下部チャンバーの第1の半割を形成する第2の部分とを含む。第1の旋回部材は、第1の中央分割半割の第1の部分に一体形成される。第2の中央分割半割は、上部チャンバーの第2の半割を形成する第1の部分と、下部チャンバーの第2の半割を形成する第2の部分とを含む。第2の旋回部材は、第2の中央分割半割の第1の部分に一体形成される。第1及び第2の中央分割ハウジング半割の合わせ面は、上部及び下部チャンバーを形成するためにインターロックするように構成される。生検キャップは、上部チャンバー内に配置される。
【0020】
本発明の範囲内の記載された実施形態及びその他の実施形態では、生検キャップの外壁は、その中に形成された陥凹部を含む。第1の旋回部材の突出面は、上部チャンバー内に延び、第2の旋回部材の隆起面は、第1の旋回部材にほぼ対向して上部チャンバー内に延びる。突出面は、生検キャップの凹部に摩擦的に係合し得る。第1及び第2の旋回部材は、第1及び第2の中央分割ハウジング半割の壁厚よりも厚みのある厚さを含む。ハウジングは、上部チャンバーの近位端の中に延びるリップ部を含むことができ、生検キャップは、キャップの上面から外方に延びるくさび部を含む。リップ部は、くさび部の上面に係合するように構成される。ハウジングは、第1及び第2の中央分割ハウジング半割の第1及び第2の部分の内面内に形成されたくさび部を含む。生検キャップは、生検キャップ上部の外壁から外方に延びるくさび部を含む。ハウジングのくさび部は、生検キャップのくさび部に係合するように構成される。
【0021】
特定の実施形態に関する上記概要は、開示された各実施形態又は本発明のすべての実施を説明することを意図したものではない。以下の図及び詳細な説明がこれらの実施形態をより具体的に例示する。
【0022】
本発明は、添付の図面に関連づけて以下の詳細な説明を考慮することにより、より完全に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】内視鏡のワーキングチャンネルへの生検ポートを含む内視鏡の一部を示す平面図。
【
図2】本発明の一実施形態にかかる内視鏡に連結された生検キャップハウジングを示す平面図。
【
図3】本発明の一実施形態にかかる内視鏡に連結された生検キャップハウジングの一部を示す側面図。
【
図4】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングの一部を示す斜視図。
【
図5A】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングの中央分割半割を示す斜視図。
【
図5B】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングの中央分割半割を示す斜視図。
【
図5C】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングの中央分割半割を示す斜視図。
【
図6A】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングを示す斜視図。
【
図6B】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングを示す斜視図。
【
図6C】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングを示す斜視図。
【
図7】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングを示す斜視図。
【
図8】本発明の一実施形態にかかる内視鏡に連結された生検キャップハウジングを示す図。
【
図9】本発明の一実施形態にかかる内視鏡に連結された生検キャップハウジングを示す図。
【
図10】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジングを示す斜視図。
【
図11】内視鏡に連結された生検キャップハウジングを示す図。
【
図12】内視鏡に連結された生検キャップハウジングを示す図。
【
図13】本発明の一実施形態にかかる生検キャップを示す斜視図。
【
図14】本発明の一実施形態にかかる内視鏡に連結された生検キャップハウジングの一部を示す側面図。
【
図15A】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジング内に配置された生検キャップを示す斜視図。
【
図15B】本発明の一実施形態にかかる生検キャップハウジング内に配置された生検キャップを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明は、本明細書に記載の具体的な実施形態に限定されない。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、添付の特許請求の範囲を超えて限定することを意図していない。別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味と同じ意味を有する。
【0025】
以下の定義された用語については、請求項又は本明細書の別の場所で異なる定義が与えられない限り、以下の定義が適用されるものとする。
本明細書では、すべての数値は、明記されているか否かにかかわらず、「約」という用語で修飾されることが想定されている。「約」という用語は、一般に当業者が列挙された値と同等であると考える(例えば同じ機能又は結果を有する)数値の範囲を指す。多くの場合、「約」という用語には、最も近い有効数字に四捨五入される複数の数値が含まれる。
【0026】
終点による数値範囲の列挙には、その範囲内の全ての数値が含まれる(例えば1~5には、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5が含まれる)。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「ひとつ(a)」、「ひとつ(an)」、及び「その(the)」には、内容が明らかに別のことを指示しない限り、複数の指示対象が含まれる。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合には、「又は(or)」という用語は、内容が明確に別のことを指示しない限り、「及び/又は(and/or)」を含む意味で一般に使用される。
【0027】
本開示の実施形態は、内視鏡、腹腔鏡、又はSpyGlas(登録商標)直接視覚化システム(ボストンサイエンティフィックコーポレーション、マサチューセッツ州マールボロ)などの視覚化システムの生検キャップ及びポートを介した様々な医療機器の送達や交換を可能にするように構成された生検キャップ及び生検キャップハウジングを特に参照して説明されるが、そのような設計は、密封可能なアクセスを含むさまざまな医療機器及び医療用途に適合及び/又は使用可能であると理解されなければならない。
【0028】
本明細書における「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」などについての記載には、記載された実施形態が1つ以上の特定の要素、構造及び/又は特性を含み得ることを示すことに留意されたい。しかしながら、そのような列挙は、すべての実施形態が特定の要素、構造及び/又は特性を含むことを必ずしも意味ない。さらに、特定の特徴、構造、及び/又は特性が一実施形態に関連して説明される場合には、そのような特徴、構造、及び/又は特性は、明確に否定されていない限り、明示的に説明されているかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連して使用されてもよいことを理解されたい。
【0029】
以下の詳細な説明は、図面を参照して読まれるべきであり、図面の類似する要素には、同一番号が付されている。必ずしも縮尺通りではない図面は、例示的な実施形態を示したものであり、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。
【0030】
生検キャップハウジングの中には、装置の交換中にハウジング及び/又はキャップの軸方向及び回転方向の運動を許容するものがある。さらに、生検キャップを介して行う、より大きな直径を有する医療機器(例えばカテーテル、ステント導入器など)の交換は、生検キャップハウジングの中央にて分割した2つの半割(中央分割半割)を部分的に、又は完全に分離又は解離させる径方向外方の力を及ぼす傾向がある。中央分割半割に接着剤を塗布すると、そのような分離を最小限に抑えることが可能であるが、組み立て時間とコストが増加する可能性がある。生検キャップハウジングの片側に配置されたフックにガイドワイヤをロック又はロック解除することは、中央分割半割の一方に径方向外方の力を付与するため、中央分割半割を両方向に移動させて、部分的又は完全に互いに分離/離脱させる可能性がある。片方又は双方の中央分割半割に付与される横方向の力による過度の曲げは、例えば生検キャップハウジングを生検ポートから外す間において、生検キャップハウジングを内視鏡ポートに固定するロックに応力を集中させるため、1つ以上のロックの破損を招く虞がある。これらの力に起因する構成要素の破損又は中央分割半割の分離は、生検キャップハウジングと内視鏡生検ポートとの間の安定性を損なう可能性がある。さらに、これらの分離する力の累積的な影響により、生検キャップハウジングの使用可能寿命が短くなる可能性がある。
【0031】
様々な実施形態において、例えば内視鏡のワーキングチャンネルへの密封可能なアクセスを設けることの特徴及び利点は、生検キャップ及び生検キャップハウジングの組み合わせによって実現することができる。ワーキングチャンネルへのそのような密封可能なアクセスは、2018年8月10日に出願され、「内視鏡で使用するための生検キャップ」という表題がつけられた米国特許出願第16/100,960号明細書、同日付で出願され、「内視鏡のアタッチメント」という表題がつけられた弁護士整理番号8150.0613を有する米国特許出願、同日付で出願され、「生検キャップ及び生検キャップハウジング」という表題がつけられた弁護士整理番号8150.0553を有する米国特許出願、同日付で出願され、「ワーキングチャンネルへの密閉可能なアクセスを設けるための装置、システム、及び方法」という表題がつけられた弁護士整理番号8150.0656を有する米国特許出願、同日付けで出願され、「生検キャップの内部シール」という表題が付けられた弁護士整理番号8150.0610を有する米国特許出願、及び、同日付で出願され、「ワーキングチャンネルへの密閉可能なアクセスを設けるための装置、システム、及び方法」という表題が付けられた弁護士整理番号8150.0555を有する米国特許出願、に開示された要素で補強され、実行されることが可能であり、その開示内容はそれぞれ引用することによりその全体に関して及びすべての目的のために組み込まれる。
【0032】
内視鏡処置において、内視鏡のワーキングチャンネル内を貫通してガイドワイヤ、カテーテル、内視鏡器具などの医療器具が挿入される。内視鏡に沿ったポート(例えば「生検ポート」)は、ワーキングチャンネルへのアクセスを形成する。使用中に、生検キャップを生検ポートに連結することが望ましい場合がある。生検キャップは、1つ以上のシール又はシール部材を備える。シールは、生検ポートに対して及び/又は生検キャップ内を貫通してワーキングチャンネル内に延びる器具に対して密封するように設計される。処置の間、内視鏡に対する医療機器(例えばガイドワイヤ)の位置を固定することが望ましい場合がある。医療機器を固定するために、ロック機構が内視鏡及び/又は生検キャップに固定される。本明細書では、生検キャップハウジング、生検キャップ、ロック機構、ならびにその他の要素を含む多くの要素を備えた内視鏡アタッチメント又は生検キャップアセンブリを開示する。
【0033】
図1は、例示的な内視鏡12の生検ポート10の一部を示す。生検ポート10は、ステムすなわちネック領域14と、端部すなわちフランジ付き領域16とを含む。生検ポート10は、内視鏡12のチャンネル(例えばワーキングチャンネル)へのアクセス部として機能する。一般に、生検ポート10は、生検キャップを受承するように設計される。
【0034】
図2~3は、生検ポート10に連結されたハウジング20を含む内視鏡アタッチメント18の例を示す。一般に、内視鏡アタッチメント18は、内視鏡の生検ポート(例えば内視鏡12の生検ポート10)に連結されるように(例えば取り外し可能に連結、取り付け、固定される)設計される。さらに、内視鏡アタッチメント18は、生検ポート10において生検キャップとシールを形成する能力を備える多くの要素を含み、医療機器(例えばガイドワイヤ、カテーテル、内視鏡装置)が、その内部を貫通して内視鏡12のワーキングチャンネルに入ることを可能にするとともに、医療機器が内視鏡12などに対して固定されて、生検キャップ300(例えば
図13)を確実に受承するように構成される。
【0035】
内視鏡アタッチメント18は、スカート領域22、グリップ領域24、及びロック領域26を有するハウジング20を含む。いくつかの例では、ハウジング20は単一部品である。別例では、ハウジング20は、2つ以上の部品、例えば、ともに固定された第1のハウジング部20a及び第2のハウジング部20bで形成される。
図3では、例えば第2のハウジング部分20bが除去されて、第1のハウジング部分20aのみが示されている。別個の部品からハウジング20を形成することにより、ハウジング20を比較的容易に成形したり(例えば単一部品と比較して)、複雑な形状に成形することが可能になり得る。別個の部品から形成される場合、ハウジング部分20a、20bはともに、ピン留め(例えば一方の部分にピンを含み、他方の部分にピンを受承するための穴又は開口部を含むスナップロック)、熱結合、接着結合などの適切な方法で固定される。ざまざまな実施形態では、ハウジング20は実質的に剛性である。ピン留めによって、部分20a、20bを確実に取り付けることが可能となり、ハウジングの2つの部分20a、20bが互いに対して「旋回」する能力を高めることができる。そのようにした場合には、ハウジング20は、内視鏡アタッチメント18を生検ポート10に取り付けたり取り外したりするために、開いたり広げたりすることができる(例えばスカート領域22など内視鏡アタッチメント18の下部に隣接して)。スロット、すなわち開口部28は、ハウジング20の一部に沿って形成される。スロットは、ハウジング20の柔軟性及び/又は旋回能力を高めて、内視鏡アタッチメント18を生検ポート10に固定することをより容易にし得る。
【0036】
スカート領域22は、内視鏡12の形状及び/又は輪郭に沿うように設計される。より具体的には、スカート領域22は、生検ポート10に隣接する内視鏡12のハンドル領域の形状に適合するように形成される。これにより、内視鏡アタッチメント18の安定性を高めて、内視鏡12に対する内視鏡アタッチメント18の位置を確実に保持する。少なくともいくつかの例では、スカート領域22の形状は、非対称性であると説明される。例えば、スカート領域22は、第1の部分30(例えば第1のハウジング部分20aに対応する場合もしない場合もある)及び第2の部分32(例えば第2のハウジング部分20bに対応する場合もしない場合もある)を含む。
【0037】
把持領域24は、1つ以上の把持部材34を含む。把持部材34は、使用者が内視鏡アタッチメント18を把持可能にするつまみ又はピンチグリップの形状をとり得る。いくつかの場合には、把持部材34をともにつまむことにより、内視鏡アタッチメント18を広げ(例えばスカート領域22に隣接部で)て、内視鏡アタッチメント18を生検ポート10に取り付けたり取り外したりすることができる。スロット28は、把持部材34がつままれた時、内視鏡アタッチメント18の屈曲/湾曲を容易にするのに役立つ。
【0038】
ロック領域26は、1つ以上のロック装置36を含む。ロック装置36は、形状が異なっていてもよい。いくつかの場合には、ロック装置36は、医療機器(例えばガイドワイヤ、カテーテル、内視鏡装置など)に係合して保持するように設計されたフックの形態をとることができる。そのようにした場合には、医療機器は、内視鏡アタッチメント18(及び/又は内視鏡12)に対して所定の位置に保持される。
【0039】
図3,4に示すように、内視鏡アタッチメント18のハウジング20は、1つ以上の角度付きロック部38を含む。一般に、角度付きロック部38は、ハウジング20の内面から径方向内方に、そして、上部チャンバーに向かう方向に延びる突起の形状をとる。角度付きロック部38は、屈曲、湾曲すなわち曲がり部40を含む。少なくともいくつかの例では、角度付きロック部38は、「V字型」であると説明することができる。しかしながら、他の形状も企図される。角度付きロック部38は、生検ポート10のフランジ付き領域16に適合して固定するために、角度付きロック部38は、曲がったり偏向したりできるように弾性的に可撓性である。角度付きロック部38の数及び/又は角度付きロック部38の配置は、異なっていてもよい。例えば、ハウジング20は、2、3、4、5、6、7、8つ、又はそれ以上の角度付きロック部38を含み得る。いくつかの例では、各中央分割半割20a,20bは、互いに向かい合って又は対向して配置された一対の角度付きロック部38を含み得る。ハウジング部分20a,20bが1つにされたとき、対向するハウジング部分20a,20bそれぞれの角度付きロック部38は、互いに隣接して配置される。別の構成も企図される。
【0040】
内視鏡アタッチメント18のハウジング20は、1つ以上の安定化部材42を含む。一般に、安定化部材42は、ハウジング20の内面から径方向内方に延びる突起の形状をとる。安定化部材42は、生検ポート10上の位置(例えば横方向及び/又は軸方向)を安定化するのを支援する。安定化部材42の数及び/又は配置は、異なっていてもよい。例えば、ハウジングは、2、3、4、5、6、7、8つ、又はそれ以上の安定化部材42を含み得る。いくつかの例では、各ハウジング部分20a,20bは、互いに隣接して配置された一対の安定化部材42を含む。ハウジング部分20a,20bが1つにされたとき、対向するハウジング部分20a,20bそれぞれの一対の安定化部材42は、互いに対向して配置される。別の構成も企図される。
【0041】
図5A,5Bを参照する。本発明の生検キャップハウジングの実施形態は、第1及び第2の中央分割半割110a,110b(例えば第1及び第2のハウジング部分又は部品)であって、互いに係合又はインターロックして、生検キャップ300(例えば
図13)を確実に受承するように構成された第1の部分112a,112b(例えば上部チャンバー,第1のチャンバー、頂部チャンバー)と、内視鏡ポート600のネック610に確実且つ着脱可能に係合するように構成された第2の部分122a,122b(例えば下部チャンバー、第2のチャンバー、底部チャンバーなど)とを形成するように構成された第1及び第2の中央分割半割110a,110bを含む。
【0042】
図5Aを参照すると、一実施形態では、生検キャップハウジング(例えば
図2~4のハウジング20など)の第1の中央分割半割110a(例えば第1の側、ロック側など)は、上部チャンバーの第1の半割(例えばほぼ半円筒形の半割)を形成する第1の部分112a(例えば上、上部)、及び下部チャンバーの第1の半割(例えばほぼ半円筒形の半割)を形成する第2の部分122a(例えば下、下部)を含む。第1のロッキングフック123a(例えばガイドワイヤロッキングフック)及びガイド130は、第1の部分112aの近位端に取り付けられたり、第1の部分112aの近位端と一体形成される。第1の旋回部材114a(例えば第1の旋回ボタン、第1の旋回要素など)は、第1の部分112aのほぼ中点で一体形成され、第1のスリット126a(例えば開口部、スロットなど)は、第1及び第2の部分112a,122aの側壁を貫通して第1の旋回部材114aにほぼ整合して延びる(例えば同じ側、真下など)。第1の旋回部材114aは、例えば、生体キャップ300(本明細書の
図13参照)の外壁内に形成された対応する陥凹部312aに係合するために、上部チャンバーの第1の半割の中に延びる径方向突出面、すなわち隆起面(例えば拡大部分、突起)を含む。
【0043】
一実施形態では、第1の中央分割半割110aの第1の部分112aの内面は、生検キャップの対応する表面要素に対して圧接及び/又は摩擦的に係合するように構成された表面要素を含む。いくつかの実施形態では、表面要素は、第1の中央分割半割110aの内壁に一体形成されて第1の部分112aの近位端又はその近くで上部チャンバーの第1の半割の中に延びるリップ部117a(例えば段要素など)を含む。様々な実施形態では、表面要素は、リップ部117aの遠位の第1の部分112aの内壁内であり且つ第1の部分112aの第1の半割の両側に(例えば約180度離間して配置された)、一対のくさび部116a(例えば凹部、陥凹部)を備える。
【0044】
一実施形態では、1つ以上のロック部124a(例えばV字ロックなど)は、第2の部分122aの近位端又はその近くであり且つ第2の部分122aの第1の半割の両側に(例えば約180度離間して配置される)、第1の中央分割半割110aの内壁に取り付けられ又は一体形成される。ロック部124aは、第2の部分122a内に配置された(例えば、本明細書の
図6A)生検ポート600(例えばネック610)に離脱可能に係合するように構成される。例えば、ロック部124aの端部は、生体ポート600がない状態で径方向に変形された時(
図6A~6Cに関して以下で説明する)、生体ポート600のネック部610のほぼ90度の表面(例えばリップ部の底面又は下面)に係合する(例えば接触、その内部に適合する)ように構成された一対のほぼ鉛直な面125a,127aを備える。さらに、1つ以上のプラットフォーム部(例えばストップなど)が、第1のスリット126aの両側であり、且つロック部124aの間に、第1の中央分割半割110aの内壁に取り付けられ又は一体形成される。
【0045】
一実施形態では、1つ以上の突起が、第1の中央分割半割110aの第1及び第2の部分112a,122aの合わせ面111aに取り付けられ又は一体形成される。様々な実施形態では、突起は、ほぼ球形又は円筒形の外寸を有する1つ以上のピン118a(例えば支柱、ロッドなど)を含む。様々な追加の実施形態では、突起は、ほぼ正方形又は長方形の外寸を有する1つ以上のペグ119a(例えばブロックなど)を含む。様々な追加の実施形態では、突起は、ほぼ湾曲状又はフック状の端部を備えた1つ以上のスナップロック120a(例えばアームなど)を含む。
【0046】
非限定的例として、一実施形態では、2つのピン118aは、第1の部分112aの近位端又はその近くで合わせ面111aから延び、2つのピン118aは、ロック部124aに隣接する合わせ面111aから延びる。2つのスナップロック120aは、第1の部分112aの近位端又はその近く、且つピン118aの近位で合わせ面111aから延び、2つのスナップロックは、第2の部分122aの遠位端又はその近くで合わせ面111aから延びる。2つのペグ119aは、ロック部124aに隣接して、ピン118aの遠位、且つペグ119aの近位で、合わせ面111aから延びる。
【0047】
図5Bを参照すると、一実施形態では、生検キャップハウジング(例えば
図2~4のハウジング20など)の第2の中央分割半割110b(例えば第2の側、溝側など)は、上部チャンバーの第2の半割(例えばほぼ半円筒状の半割)を形成する第1(例えば上)の部分110bと、下部チャンバーの第2の半割(例えばほぼ半円筒状の半割)を形成する第2の(例えば下の)部分122bとを含む。第2のロッキングフック123b(例えばガイドワイヤロッキングフック)は、第1の部分112bの近位端に取り付けられ又は一体形成される。第2の旋回部材114b(例えば第2の旋回ボタン、第2の旋回機能)は、第1の部分112bのほぼ中点に一体形成され、第2のスリット126b(例えば開口部、スロットなど)は、第1及び第2の部分112b、122bの側壁を貫通し且つ第2の旋回部材114bにほぼ整合(例えば同じ側、真下)して延びる。第2の旋回部材114bは、例えば生体キャップ300(例えば本明細書の
図13)の外壁内に形成された対応する凹部312a(例えば溝、窪み)に係合するために、上部チャンバーの第1の半割の中に延びる突出面、すなわち隆起面(例えば拡大部)を備える。
【0048】
一実施形態では、第2の中央分割半割110bの第1の部分112bの内面は、生検キャップの対応する表面要素に圧接及び/又は摩擦的に係合するように構成された表面要素を含む。一実施形態では、表面要素は、第2の中央分割半割110bの内壁に一体形成されて、第1の部分112bの近位端又はその近くで上部チャンバーの第1の半割の中に延びるリップ部117b(例えば段要素など)を含む。一実施形態では、表面要素は、リップ部117bの遠位の第2の部分112bの内壁内であり、且つ第1の部分112bの第1の半割の両側に形成された(例えば約180度離間して配置された)一対のくさび部116b(例えば凹部、窪み)を備える。
【0049】
一実施形態では、1つ以上のロック部124b(例えばV字ロックなど)は、第2の部分122bの近位端又はその近くであって、且つ下部チャンバーの第2の半割の両側に(例えば約180度離間して配置される)、取り付けられ又は一体形成される。ロック部124bは、下部チャンバー内に配置された生検ポート600のネック610に離脱可能に係合するように構成される(
図6A参照)。例えば、ロック部124bの端部は、生検ポート600がない状態で径方向に変形された場合に、生検ポート600のネック部610のほぼ90度の表面(例えばリップ部の底面又は下面)、又は代替的には、安定化部材128bに係合するように構成された一対のほぼ鉛直な面125a,127aを備える。さらに、1つ以上のプラットフォーム部128b(例えばストップなど)が、第2のスリット126bの両側であって、且つロック部124aの間に、第2の中央分割半割110bの内壁に取り付けられ又は一体形成される。
【0050】
一実施形態では、1つ以上の受承要素(例えば受承特徴など)が、第2の中央分割半割110bの第1及び第2の部分112b,122bの合わせ面111b内に一体形成され、且つ、第1の中央分割半割110aの1つ以上の対応する突起を摩擦フィット又は締りばめなどで受承/係合するように構成され、例えば第1及び第2の中央分割半割110a,110bは、スナップフィット構成でインターロックされて、組み立てられた生体キャップハウジングを形成する。様々な実施形態において、受承要素は、ピン118aの対応するほぼ球形又は円筒形の外寸を摩擦的に受容するように構成されたほぼ球形又は円筒形の内寸を有する1つ以上のピン穴118b(例えば支柱、ロッドなど)を含む。様々な追加の実施形態では、受承要素は、ペグ119aの対応するほぼ正方形又は長方形の外寸を摩擦的に受承するように構成されたほぼ正方形又は長方形の内寸を有する1つ以上のソケット119bを含む。様々な追加の実施形態では、受承要素は、スナップロック120aの対応するほぼ湾曲状又はフック状の端部を受承するように構成されたほぼ湾曲状又はフック状の内寸を有する1つ以上のスナップロック受承部120bを含む。
図5Cを参照すると、一実施形態では、本発明の1つ以上のスナップロック120aは、1つ以上のスナップロック受承部120bの対応する角度付き表面121bに摩擦的及び/又は圧縮的に接触/係合するように構成された凹んだ角度付き表面121aを含む。様々な実施形態において、これらの対向する角度付き表面間の界面は、対応する角度付きでない表面間のよりも大きなロック力/相互作用を備えた「ポジティブロック」相互作用を付与し得る。
【0051】
非限定的例として、一実施形態では、2つのピン穴118bは、第1の部分112bの近位端又はその近くの合わせ面111b内に形成され、2つのピン穴118bは、ロック部124bに隣接する合わせ面111b内に形成される。2つのスナップロック受承部120bは、第1の部分112bの近位端又はその近く且つピン穴118bの近位で合わせ面111b内に形成され、2つのスナップロック受承部120bは、第2の部分122bの遠位端又はその近くで合わせ面111b内に形成される。2つのソケット119bは、ロック部124bに隣接して、ピン穴118bの遠位且つスナップロック受承部120bの近位で合わせ面111b内に形成される。
【0052】
一実施形態では、本開示の生検キャップハウジングは、1つ以上の突起(例えばピン118a、ペグ119、スナップロック120a)がそれぞれ、対応する1つ以上の受承要素、例えばピン穴118b、ソケット119b、スナップロック受承部120b)に整合されて、スナップフィットの構成で第1及び第2の中央分割半割110a,110bを圧縮又は押圧するように、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの合わせ面111a,111bを整合させることにより組み立てられる。様々な実施形態では、生検キャップハウジングが組み立てられて、ガイドワイヤの近位部分に確実に係合するように構成された時、第1及び第2のロッキングフック123a,123bは、互いにほぼ隣接する。さらに、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第1の部分112a,112bのそれぞれの表面要素は、ほぼ整合されて連続した表面要素を形成し、上部チャンバー内に配置された生検キャップ300(例えば本明細書の
図13)の軸方向及び/又は回転方向の動きを防止又は制限したり、生検キャップ300の外面に沿った流体の流れ(例えば漏れ)を防止する。例えば、第1及び第2の部分112a,112bのリップ部117a,117bは整合して、生検キャップハウジングの近位端又はその近くで上部チャンバー内に延びるほぼ連続したリップ部を形成し、くさび部116a,116bは整合して、上部チャンバーの両側に連続したくさび部を形成する。
【0053】
図6Aを参照すると、一実施形態では、ロック部124a(例えばV字状ロック)は、例えば、生検キャップハウジングの第2の部分(例えば
図5A,5Bの第2の部分122a,122b)が互いに向かって内方に圧縮された時、下部チャンバー内に配置された生検ポート600のネック610に離脱可能に係合する。ロック部124aは、
図3,4のロック部38、
図5A,5Bのロック部124a,124b、又はハウジングの別の実施形態のロック部であってもよい。
図6Bを参照すると、静止状態であり且つ生検ポート600がない状態では、ロック部124aは、ほぼ鉛直な安定化部材128aそれぞれのプラットフォーム部の表面129a(例えば拡大又は厚くされた表面)から一定の距離間隔を置いて配置される。
図6Cを参照すると、生検ポート600がない状態でロック部が互いに径方向に押し付けられた場合には(例えば生検キャップハウジングの第1の部分112a,112bが互いに向かって内方に圧縮された場合)、ロック部124aの端部は、安定化部材128aそれぞれの表面129aに接触して、ロック部124aが破壊点まで過度に伸びるのを防止する。例えば、表面129aは、ロック部124aがそれぞれのプラットフォーム部128aを越えて延びて、ロック部124aの一方又は両方が破損又は破断する可能性がある点まで延びることを防止する(例えば表面129aは、第1のロック部又は第2のロック部の径方向の湾曲部にほぼ直交する)。非限定例として、プラットフォーム部128aは、ロック部124aが、複数の角度(例えば約15度であり且つ約25度以下)で湾曲又は屈曲できるように構成又は配置される。
【0054】
当業者であれば理解し得るだろうが、装置の交換又はガイドワイヤロックによる径方向方の力、及び生検ポートへの取り付け/取り外しによる回旋点での高い応力をなど、生検キャップハウジング全体にわたる力の分布がほぼ等しければ、インターロックする突起及び受承要素間の漸増的で継続的な作動による摩耗の累積的な影響を低減したり、内視鏡生検ポート600のネック610からの下部ハウジングの部分的、又は完全な離脱を防止したりし得る。
【0055】
図7に示すように、一実施形態では、スカート領域22は、内面(例えばスカート領域22における、又はスカート領域22に沿ったハウジング20の内面)に沿って配置された1つ以上の把持部材又はリブ部46を有する。リブ部46は、内視鏡アタッチメント18が内視鏡12を「把持」及び/又は摩擦的に係合することを可能にして、内視鏡12に内視鏡アタッチメント18を固定するのを助ける、内視鏡アタッチメント18の内側に沿った表面を形成又は画定する。
【0056】
図8,9は、ハウジング20が生検ポート10に取り付けられた内視鏡アタッチメント18の実施形態を示す。例えば、内視鏡アタッチメント18は、生検ポート10に隣接して配置される。そのようにした場合には、角度付きロック部38は、
図8に示すように、生検ポートのフランジ領域16に隣接される。使用者は、ハウジング20(例えばスカート領域22の隣接する部分)を開く又は広げる為に、アタッチメント18のグリップ部領域(例えば
図2のグリップ部領域24)に沿って力(例えばつまむ力)を付与して、外方に屈曲又は旋回させる。使用者はまた、内視鏡アタッチメント18に下向きの力を加えて、内視鏡アタッチメントを生検ポート10と係合させて、内視鏡アタッチメント18を生検ポート10に固定する。そのようにした場合には、角度付きロック部38は、
図9に示すように、角度付きロック部38がフランジ領域の下に着座するように弾性的に偏向する。固定されると、安定化部材42は、生検ポート10のネック領域14及び/又はフランジ領域16に係合する。内視鏡アタッチメント18を生検ポート10に固定することにより、シール部材の開口48又はベース部45を生検ポート10に係合させて、シール部材48は、内視鏡12のチャンネル50(例えば生検ポート10を介してアクセス可能なチャンネル50)を押す又は密封できる。内視鏡アタッチメント18が生検ポート10に固定された時、内視鏡アタッチメント18は、「スナップ」又は「クリック」音及び/又は感覚などの触覚フィードバックを形成しうる。使用者は、ハウジング20を屈曲/旋回/広げるために(ならびに角度付きロック部38を広げる/開くために)グリップ部領域24を単につまんで、内視鏡アタッチメント18を生検ポート10から引っ張ることにより内視鏡アタッチメント18を取り外すことができる。
【0057】
図10は、本明細書に開示された別の内視鏡アタッチメントと形態及び機能が類似する内視鏡アタッチメント918の実施形態を示す。内視鏡アタッチメント918は、ハウジング920を含む。ハウジング920は、一般に、
図2又は
図5A~5Cのハウジング20よりも柔軟である。スロット928は、ハウジング内に形成されて、ハウジングの柔軟性をさらに高める。1つ以上のロック部952が、ハウジング920から延びる。いくつかの例では、ロック部952は、ハウジング920から径方向内方に延びるほぼ剛性の突起の形態をとる。少なくともいくつかの例では、ロック部952は、生検ポート(例えば生検ポート10など)の外周囲に延びるように設計されたほぼ円形(例えば及び/又は破断円)のロックを形成するように構成される。
【0058】
図11,12は、生検ポート10に取り付けられた
図10の内視鏡アタッチメント918を示す。例えば、内視鏡アタッチメント918は、生検ポート10に隣接して配置される。そのようにした場合には、ロック部952は、
図11に示すように、生検ポートのフランジ領域16に隣接される。使用者は、内視鏡アタッチメント918に下向きの力を加えて、内視鏡アタッチメント918を生検ポート10に固定し得る。そのようにした場合には、ハウジング920は、
図12に示すように、ロック部952がフランジ領域の下に着座するように、弾性的に偏向する。内視鏡アタッチメント918を生検ポート10に固定することにより、ベース部945が内視鏡12のチャンネル50(生検ポートを介してアクセス可能なチャンネル50)を押す又は密封するように、シール部材又はベース部945の開口948を生検ポート10に係合する。内視鏡アタッチメント918が生検ポート10に固定された時、内視鏡アタッチメント918は、「スナップ」又は「カチッ」という音などの触覚フィードバックを生成し得る。
【0059】
図13を参照すると、一実施形態では、本発明の生検キャップ300は、生検キャップ300上又はその内部に形成され、第1及び第2の中央分割半割の第1の部分の内面(例えば
図5A,5Bの第1及び第2の中央分割半割110a,110b)上又は内部に形成された対応する表面要素に摩擦的荷係合及び/又は圧接するように構成された表面要素を含む。一実施形態では、生検キャップ300は、生検キャップ300の近位端(例えば上面)に取り付けられ又は一体形成された第1の表面要素314aと、生検キャップ300の外壁に取り付けられ又は一体形成された第2及び第3の表面要素314b,314cを備える。追加的に又は代替的に、表面要素は、生検キャップ300の外壁内に一体形成されて生検キャップ300の外周面に対してほぼ90度、第2及び第3の表面要素314b,314cから離間して配置された第1及び第2の陥凹部分312a,312bを含む。様々な実施形態では、本発明の生検キャップ300は、例えば、当技術分野で既知の共押出し又は共押出しを使用して1個の単一構造として形成された様々な圧縮性材料(例えばシリコーン、ゴムなど)から形成され、又は含む。
【0060】
図14を参照すると、生検キャップ44の実施形態は、内視鏡アタッチメント18のハウジング20(例えば
図2,5A~5C)内に配置される。明確性のために、生検キャップ44は、
図2~5Cには示されていないことに留意されたい。生検キャップ44の形状は、異なっていてもよい。少なくともいくつかの例では、生検キャップ44は、1つ以上のシール又はシール部材(
図14には示されていない)を含む。シールは、生検ポート10に対して密封することにより、流体が生検ポート10から漏れるのを防止するように設計される。さらに、シールは、内視鏡アタッチメント18の生検キャップ44内を貫通する医療機器(例えばガイドワイヤ、カテーテル、内視鏡装置)に対して密封するように設計される。少なくともいくつかの例では、生検キャップ44は、安定化部材42に隣接して配置され、及び/又は安定化部材42に着座される。
【0061】
様々な実施形態において、様々な利点は、本発明の生検キャップハウジング20及び/又は生検キャップ300によって実現され得る。例えば、
図15Aを参照すると、一実施形態では、生体キャップハウジング100の近位端の近位端又はその近くに延びるほぼ連続したリップ部(例えばハウジング100の半割110a,110bのそれぞれのリップ部117a,117bによって形成される)は、生検キャップ300の第1の表面要素314aのほぼ平坦状の上面に摩擦的に係合及び/又は圧接される。追加的に又は代替的に、第1の部分の両側にある連続したくさび部(例えばそれぞれのくさび部116a,116bによって形成される)は、それぞれの対応する生検キャップ300の第2及び第3の表面要素314b,314cの上面及び/又は角度付き側面、並びにベース部45と摩擦的に係合及び/又は圧接される。
図15Bを参照すると、追加的に又は代替的に、第1及び第2の旋回部材114a,114bの突出面は、生検キャップ300の外壁内に形成された対応する陥凹部分312a,312bと摩擦的に係合及び/又は圧接される。これらの特徴は、
図2~4の内視鏡アタッチメントの実施形態のハウジング20を用いて、及び
図8,9,11,及び12のベース部45,945を用いて、同様に実装し得る。
【0062】
様々な実施形態において、生検キャップ300の様々な対向する表面及び側面に沿ったこれらの摩擦力及び/又は圧縮力の累積的な効果は、生検キャップハウジング100の第1の部分(上部チャンバー)内の生検キャップ300の軸方向及び/又は回転運動を制限又は防止し、及び/又は例えば、生検キャップ300のルーメン310を介した装置交換中における生検キャップ300の外周面の流体の流れ(例えば漏れ)を防止する。
【0063】
上記利点に追加的に又は代替的に、様々な追加の利点が、それぞれの第1及び第2の中央分割半割110a,110bのインターロッキング突起及び受容要素によって実現され得る。例えば、インターロッキングピン118a/ピン穴118b、及びスナップロック120a/スナップロック受承部120bは、構造的支持を形成し、動きを最小限に抑え、そして、第1及び第2の中央分割半割110a,110bを横切って及び/又はその間で生検キャップハウジングに付与される径方向外方の力を均等に分散させることができる。例えば、可撓性生検キャップ300を介した大型(例えば16フレンチ)の医療機器の交換中に生検キャップハウジング100に付与される径方向外方の力は、上部チャンバー内に集中するのではなく、生体キャップハウジング100の全長に沿って(例えば合わせ面111a/111bの間/に沿って)、実質的に均等に分散される。さらに、例えば、第1及び/又は第2のロッキングフック123a,123bに固定されたガイドワイヤによって、生検キャップハウジング100の片側に不均等に付与された径方向外方の力は、生検キャップハウジング100の全長に沿って実質的に均等に再分散される。追加的に又は代替的に、ロック部124a,124bにおける又はその近くにおけるインターロッキングペグ119a/ソケット119bのより大きな表面積は(例えばピン118a/ピン穴18bと比較して)、更なる構造上の支持を設けて、動きを最小限にするとともに、生検キャップハウジング100の下部又はその近くにおいて、例えば、内視鏡生検ポート400のネック410に可逆的に係合するロック部124a,124bに隣接して、力を均等に分散し得る。
【0064】
上記利点のいずれかに追加的に又は代替的に、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第1及び第2の旋回部材114a,114bによって、様々な追加の利点を実現できる。例えば、生検キャップ300の外壁内に形成された対応する凹部分312a,312bに摩擦的及び/又は圧縮的に係合するための突出面を設けることに加えて、第1及び第2の旋回部材114a,114bは、増加した厚さ(例えば、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第1の部分112a,112bの残りの壁厚と比較して)を備え、上部チャンバーと下部チャンバーとの間の旋回部位(例えば応力の高い部分)で生検キャップハウジング100の強化された又は増強された領域を設ける。例えば、使用者が、生検キャップハウジング100の第2の部分122a,122bを内方に圧縮すると、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第1の部分112a,112bは、互いに離間する方向に移動し、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第2の部分122a,122bは、互いに向かって移動して、下部チャンバーのロック部124a,124bを内視鏡生検ポート600(
図6A)のネック610に係合させる。同様に、使用者が、生検キャップハウジング100の第1の部分112a,112bを内方に圧縮すると、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第1の部分112a,112bは、互いに向かって移動し、第1及び第2の中央分割半割110a,110bの第2の部分122a,122bは、互いに離間する方向に移動して、内視鏡生検ポート600のネック610からロック部124a,124bを離脱させる。様々な実施形態では、第1及び第2の旋回部材114a,114bの形状、位置、及び/又は厚さは、第1及び第2の旋回部材114a,114bにおいて材料の総量を増加させることなく、生検キャップハウジング100の対応する旋回点と比較して増強された強度及び/又は柔軟性を設け得る。これらの特徴は、
図2~4の内視鏡アタッチメントの実施形態のハウジング20を用いて同様に実施できる。
【0065】
上記の利点のいずれかに追加的又は代替的に、安定化部材128aのプラットフォーム部がロック部124a,124bの過度の伸長を防止する能力は、内視鏡生検ポート600のネック610と繰り返し係合及び離脱を行う前又は後に、ロック部124a,124bの漸加的、継続的な過剰伸長に起因する摩耗の累積的な影響をさらに防止又は最小化できる。
【0066】
様々な実施形態において、第1及び第2の中央分割半割110a,110bは、使用者の指によって付与される力を使用して開閉されるために十分な柔軟性を維持しながら、生検キャップハウジングに付与されたさまざまな径方向の力及び荷重力に耐えるのに必要な程度の降伏応力及び力弾性率を設けることができる様々な高品質ポリマー(例えばアセチルなど)で一体形成される(共成形、共押出、射出成形など)。これらの特徴は、
図2~4の内視鏡アタッチメントの実施形態のハウジング20を用いて同様に実施できる。
【0067】
本発明は、1つ以上の突起が第1の中央分割半割の合わせ面にのみ配置され、対応する1つ以上の受容要素が第2の中央分割の合わせ面にのみ配置される実施形態に限定されない。様々な実施形態では、1つ以上の突起は、第2の中央分割半割の合わせ面に配置され、対応する1つ以上の受承要素は、第1の中央分割半割の合わせ面に配置されてもよい。様々な追加の実施形態では、第1の中央分割半割の合わせ面は、第2の中央分割半割の合わせ面上の対応する受容要素及び突起内で受承及び/又は受承されるように構成された突起及び受承要素の両方を含んでもよい。
【0068】
内視鏡アタッチメント18(及び/又は本明細書に開示された別の内視鏡アタッチメント)の様々な構成要素に使用できる材料は、医療機器に一般的に対応するものを含み得る。例えば、内視鏡アタッチメント18は、金属、金属合金、ポリマー(そのいくつかの例は以下に開示される)、金属-ポリマー複合材料、セラミック、それらの組み合わせなど、又は別の適切な材料で作製され得る。適切なポリマーの例には、アクリロニトリルブタジエンスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン及びポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリオキシメチレン(POM、例えばデュポン社から入手可能なDELRIN(登録商標))、ポリエーテルブロックエステル、ポリウレタン(例えばポリウレタン85A)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルエステル(例えばDSMエンジニアリングプラスチックス社から入手可能なARNITEL(登録商標)、エーテル又はエステルベースのコポリマー(例えばブチレン/ポリ(アルキレンエーテル)フタレート及び/又はデュポン社から入手可能なHYTREL(登録商標)などの他のポリエステルエラストマー)、ポリアミド(例えばバイエル社から入手可能なDURETHAN(登録商標)又はエルフアトケム社から入手可能なCRISTAMID(登録商標))、エラストマーポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、ポリエーテルブロックアミド(PEBA、例えばPEBAX(登録商標)の商品名で入手可能)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、シリコーン、ポリエチレン(PE)、マーレックス(Marlex)高密度ポリエチレン、マーレックス低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(REXELL(登録商標)など)、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリパラフェニレンテレフタラミド(例えばKEVLAR(登録商標))、ポリスルホン、ナイロン、ナイロン-6、ナイロン-12(EMSアメリカングリロン社から入手可能なGRILAMID(登録商標)など)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)(PFA)、エチレンビニルアルコール、ポリオレフィン、ポリスチレン、エポキシ、ポリビニリデンクロリド(PVdC)、ポリ(スチレン-b-イソブチレン-b-スチレン)(例えばSIBS及び/又はSIBS50A)、ポリカーボネート、イオノマー、生体適合性ポリマー、他の適切な材料、又は混合物、組み合わせ、それらのコポリマー、ポリマー/金属複合体などが含まれ得る。
【0069】
この開示は、多くの点で単なる例示であることを理解されたい。本発明範囲を超えることなく、詳細において、特に形状、寸法、及び工程の構成に関して変更を加えることができる。これは、適切な範囲で、一つの例で使用されている任意の要素を別の実施形態に用いることを含む。本明細書に開示され、特許請求の範囲に記載されたすべての装置及び/又は方法は、本明細書に照らして過度の実験をすることなく製造及び実行できる。本発明の装置及び方法は、好ましい実施形態に関して説明されているが、本発明の概念、趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書に開示された装置及び/又は方法、並びに、工程又は工程の順序に変更を加え得ることは当業者であれば理解できる。当業者に明らかなそのようなすべての類似する代替物及び変更物は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨、範囲及び概念の範囲内である。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生検キャップを受け入れるように構成された上部チャンバーと、内視鏡の生検ポートを受け入れるように構成された下部チャンバーとを画定するハウジングアタッチメントであって、前記ハウジングアタッチメントは、
第1のハウジング部であって、
前記上部チャンバーを部分的に画定する第1の部分と、
前記下部チャンバーを部分的に画定する第2の部分と、
前記第1のハウジング部の前記第2の部分の近位端又はその近傍で前記第1のハウジング部の内面から延びて前記生検ポートのネックにおいて係合するように構成された1つ以上のロック部と
を備える第1のハウジング部と、
第2のハウジング部であって、
前記上部チャンバーを部分的に画定する第1の部分と、
前記下部チャンバーを部分的に画定する第2の部分と、
前記第2のハウジング部の前記第2の部分の近位端又はその近傍で前記第2のハウジング部の内面から延びて前記生検ポートのネックにおいて係合するように構成された1つ以上のロック部と
を備える第2のハウジング部と
からなる、ハウジングアタッチメント。
【請求項2】
前記上部チャンバーは、生検キャップを受け入れるように構成されており、前記下部チャンバーは、前記生検ポートを受け入れるように構成されており、前記ハウジングアタッチメントは、前記生検ポートの外周囲に配置され、且つ前記生検キャップ内に配置されるベース部をさらに備える、請求項1に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項3】
前記第1のハウジング部及び前記第2のハウジング部はそれぞれ、前記生検キャップの外壁内に形成された対応する陥凹部と係合するように構成された実質的に径方向に隆起する部分を備える、請求項2に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項4】
前記第1のハウジング部の近位端に取り付けられた第1のロッキングフックと、前記第2のハウジング部の近位端に取り付けられた第2のロッキングフックとをさらに含み、前記第1及び第2のハウジング部が係合された時、前記第1及び第2のロッキングフックは、実質的に互いに隣接する、請求項1~3のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項5】
前記第1のハウジング部から延びる前記1つ以上のロック部及び前記第2のハウジング部から延びる前記1つ以上のロック部はそれぞれ、径方向内方及び前記上部チャンバーの方向に向かって角度が付けられている、請求項1~4のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項6】
前記1つ以上のロック部は、屈曲、湾曲すなわち曲がり部を含み、好ましくは、前記1つ以上のロック部は、前記生検ポートのフランジ付き領域に適合して固定するために、曲がったり偏向したりできるように弾性的に可撓性である、請求項1~5のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項7】
前記1つ以上のロック部は、互いに向かい合って又は対向して配置される、請求項1~6のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項8】
前記第1のハウジング部又は前記第2のハウジング部の内面から延びる少なくとも1つの安定化部材をさらに含み、前記少なくとも1つの安定化部材は、前記1つ以上のロック部が径方向に変形した時、前記1つ以上のロック部に衝突する、請求項1~7のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項9】
前記少なくとも1つの安定化部材は、前記1つ以上のロック部の少なくとも1つの径方向の湾曲部にほぼ直交する鉛直面を備える、請求項8に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項10】
前記少なくとも1つの安定化部材は、前記1つ以上のロック部の少なくとも1つが最大約15度~約25度で径方向に変形し得るように配置される、請求項8又は9に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項11】
前記第1及び第2のハウジング部の合わせ面は係合するように構成されているか、前記第1のハウジング部の合わせ面は1つ以上の突起を含み、且つ前記第2のハウジング部の合わせ面は1つ以上の受承要素を含むか、又はその両方であり、前記突起は、対応する受承要素内に受承されるように構成される、請求項1~10のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項12】
スカート領域と、グリップ領域と、ロック領域とを有するハウジングをさらに備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項13】
前記スカート領域は、前記内視鏡の一部に摩擦的に適合するように構成された、前記スカート領域の内面に沿った内部グリップ部材を含む、請求項12に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項14】
前記グリップ領域は、前記上部チャンバーにおいて本体の外周面に位置し、前記グリップ領域は、使用者が把持するように構成された外部グリップ部材を含む、請求項12又は13に記載のハウジングアタッチメント。
【請求項15】
前記上部チャンバー及びスカートに沿って本体を貫通して延びる少なくとも2つのスロットをさらに備え、前記少なくとも2つのスロットは、前記グリップ領域を圧縮した時、前記本体が曲がるのを可能にするように構成される、請求項12~14のいずれか一項に記載のハウジングアタッチメント。