(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023112599
(43)【公開日】2023-08-14
(54)【発明の名称】吊下体
(51)【国際特許分類】
G09F 23/00 20060101AFI20230804BHJP
G09F 7/18 20060101ALI20230804BHJP
G09F 7/00 20060101ALI20230804BHJP
【FI】
G09F23/00 Z
G09F7/18 D
G09F7/18 M
G09F7/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022014497
(22)【出願日】2022-02-01
(71)【出願人】
【識別番号】390022895
【氏名又は名称】株式会社トーモク
(74)【代理人】
【識別番号】100159628
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 雅比呂
(72)【発明者】
【氏名】五十嵐 貴史
(72)【発明者】
【氏名】豊嶋 梨夏
(57)【要約】
【課題】嵩張りにくい吊下体を提供する。
【解決手段】本発明の吊下体1は、上下方向に沿って巻き上げ可能な本体部2と、本体部2の上部に連設され、その内部空間に巻き上げられた本体部2を収容可能な収容部5を備えている。収容部5は、本体部2の上端に連設された前壁部53と、前壁部53の側端又は上端から後方向に延びて六輪台車Dに掛止される掛止部を有している。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持部材に吊り下げて使用する紙製の吊下体であって、
上下方向に沿って巻き上げ可能な本体部と、前記本体部の上部に連設され、その内部空間に巻き上げられた本体部を収容可能な収容部とを備え、
前記収容部は、前記本体部の上端に連設された前壁部と、前壁部の側端又は上端から後方向に延びて前記支持部材に掛止される掛止部とを有することを特徴とする吊下体。
【請求項2】
請求項1に記載の吊下体において、
前記本体部の側端に該本体部から離れる方向に延びる癖取部を有し、
前記癖取部は、前記本体部の側端に第1折目線を介して連設された第1折曲部を有することを特徴とする吊下体。
【請求項3】
請求項2に記載の吊下体において、
前記癖取部は、前記本体部の下端側の一部に設けられていることを特徴とする吊下体。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の吊下体において、
前記癖取部は、前記第1折曲部の縁端に第2折目線を介して連設された第2折曲部を有することを特徴とする吊下体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台車等の支持部材に吊り下げて使用する吊下体に関する。
に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、棚、椅子等の店内の備品を支持部材として利用して、商品やサービスの広告宣伝を行うことができる広告具が知られている。このような広告具は、専用の支持部材を準備する必要がない点で有利であり、広告の変更も比較的容易に行うことができる。
【0003】
例えば、特許文献1の広告具は椅子に適用可能な広告具であり、上端部の下方に開放する背凭れカバー部と、下端部の上方に開放する袋部を具備している。この広告具は、背凭れカバー部より下方の領域が垂下シート部になっており、背凭れカバー部と垂下シート部の後面の一部に文字、図形等による広告が印刷されている。
【0004】
また、広告具は伸縮性を有するシートで形成されており、背凭れカバー部を椅子の背凭れに上方から被せると共に、下端の袋部を椅子フレームにおける後方フレームの下端に下方から被せて使用する(段落0015~0017、
図4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の広告具は、いわゆるスポンジシートでできているため、椅子に取り付けたときの装着性は優れている。しかしながら、この広告具をスーパーマーケット等で使用される六輪台車を支持部材に転用して取り付けた場合、全体的にスポンジシートが大型化し、輸送の際に折り畳んでも嵩張るという問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、嵩張りにくい広告具を含む吊下体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため、本発明は、支持部材に吊り下げて使用する紙製の吊下体であって、上下方向に沿って巻き上げ可能な本体部と、前記本体部の上部に連設され、その内部空間に巻き上げられた本体部を収容可能な収容部とを備え、
前記収容部は、前記本体部の上端に連設された前壁部と、前壁部の側端又は上端から後方向に延びて前記支持部材に掛止される掛止部とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の吊下体は、使用時において、前壁部の側端又は上端から後方向に延びる掛止部によって、例えば六輪台車等の支持部材に対し、収容部を掛止することができる。前壁部の下端には本体部が連設されており、収容部を掛止すると、上下方向に巻き上げられていた本体部は、自重により巻き戻されて垂れ下がる。
【0010】
よって、本発明の吊下体は、垂れ下がった本体部によって目隠しとして用いることができるし、本体部に印刷を施すことで広告具として用いることもできる。また、前記本体部は、輸送時において、下端から上端に向かって上下方向に巻き上げることで上部に連設された収容部の内部空間に収容することができる。また、本発明の吊下体は、コンパクトに纏めることができるため、嵩張りにくい。
【0011】
本発明の吊下体において、前記本体部の側端に該本体部から離れる方向に延びる癖取部を有し、前記癖取部は、前記本体部の側端に第1折目線を介して連設された第1折曲部を有することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、輸送時において、第1折目線で癖取部を本体部(表面)に重なるように折り畳んでから本体部を巻き上げることでコンパクトに纏めることができ、嵩張りにくい。ところで、本発明の吊下体は紙製であるため、巻き上げられた本体部に巻き癖が付き、使用時に本体部を巻き戻しても下端から丸まってしまい、目隠しであるのに足元が見えてしまう、或いは広告が見えにくくなるという問題が生じることがある。
【0013】
しかしながら、この構成を備える吊下体では、折り畳んだ状態の本体部及び癖取部は同じ向きに巻き癖がつくので、使用時に癖取部を第1折目線で折り戻すと、癖付いた本体部が曲がろうとする方向と癖付いた癖取部が曲がろうとする方向とが不一致となるので、第1折目線が梁として機能する。よって、この構成を備える吊下体によれば、本体部の巻き癖を抑えることができる。
【0014】
また、本発明の吊下体において、前記癖取部は、前記本体部の下端側の一部に設けられていることが好ましい。
【0015】
上述した通り、使用時において、巻き戻した本体部は下端から丸まってしまうため、少なくとも前記本体部の下端側の一部に癖取部を設ければ、巻き癖によって丸まってしまうきっかけを解消することができる。また、癖取部より上側の本体部は自重により下方に引っ張られるので、巻き癖を抑えることができる。
【0016】
また、本発明の吊下体において、前記癖取部は、前記第1折曲部の縁端に第2折目線を介して連設された第2折曲部を有することが好ましい。
【0017】
この構成を備える吊下体によれば、輸送時において、第1折目線で癖取部の全体を本体部(表面)に重なるように折り畳んでから本体部を巻き上げることでコンパクトに纏めることができ、嵩張りにくい。そして、使用時において、癖取部の第2折曲部を第2折目線で第1折曲部に折り重ねると、癖付いた本体部及び第2折曲部が曲がろうとする方向と癖付いた第1折曲部が曲がろうとする方向とが逆になるため、巻き癖により曲がろうとする力が打ち消し合う。
【0018】
或いは、使用時において、癖取部を第1折目線で若干折り戻して第2折目線で谷折りすると、第1折目線が本体部に向かって折り畳まれた状態に戻ろうと復元するため、第2折曲部の第2折目線と対向する側の端縁が本体部の裏面に押し付けられる。これにより、癖取部は、本体部(裏面)と第1折曲部と第2折曲部という3つの面からなる中空の柱として機能する。よって、この構成を備える吊下体によれば、本体部の巻き癖を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係る吊下体の表面側を示す図である。
【
図5A】第1折曲部を第1折目線で折り曲げた状態を示す図である。
【
図5B】第1折曲部を第1折目線で折り曲げ、第2折曲部を第2折目線で折り曲げた状態を示す図である。
【
図6】第1折曲部と第2折曲部の変形例を説明する図である。
【
図8】第3折曲部と第4折曲部を説明する図である。
【
図9】本体部を下端部から巻き上げた状態を示す図である。
【
図10】本体部が収容部内に収容された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る吊下体1について説明する。なお、本実施形態の説明では、重力の作用方向を下方とし、その反対方向を上方とする。また、吊下体1を支持部材に吊り下げたときの上下方向が垂直方向であり、左右方向が水平方向である。
[第1実施形態]
【0021】
図1は、六輪台車Dに取り付けられた吊下体1の様子を示している。本実施形態の吊下体1は、例えば厚紙で作られるが、水平方向の段目を有する片段ボール製であってもよい。
【0022】
また、吊下体1は、例えば広告具として用いられ、商品(ペットボトル入り飲料)、製造メーカ、そのロゴ等が印刷された本体部2と、本体部2の上部に連接された収容部5とで構成されている。吊下体1は、垂下する本体部2によってその後方を隠す目隠しとして用いることもできる。収容部5は、六輪台車D(本発明の「支持部材」)の支持フレームを上方から覆うキャップ形状である。
【0023】
実際の売り場においては、六輪台車Dの底板に包装箱Bを積み重ねて箱売りする。六輪台車Dは、例えば、積み重ねたときの最上段の包装箱を開いて商品をバラ売りし、下段の包装箱はストックとして置いておくような使用方法でもよい。このようにすることで、商品を六輪台車Dに載せて倉庫から運搬し、展示するまでの品出し作業を効率的に行うことができる。最終的に六輪台車Dに吊下体1を取り付けることで、顧客は遠くからでもその商品を認識することができる。
【0024】
次に、
図2を参照して、第1実施形態の吊下体1の展開図について説明する。吊下体1は、垂直方向(図中の縦方向)の長さが1705[mm]である。また、水平方向(図中の横方向)の長さは、後述する癖取部8を含めて572[mm]となっている。
【0025】
収容部5は、本体部2の上端側に取り付けられており、内側壁部3と、外側壁部4と、後壁部51と、上壁部52と、前壁部53とで構成されている。内側壁部3は、後壁部51の両側端から離れる方向に延び、折目線L1を介して連設された部分である。また、外側壁部4は、内側壁部3から垂直方向に離間し、前壁部53の両側端から離れる方向に延び、折目線L2を介して連設された部分である。
【0026】
一対の内側壁部3は、折目線L1に沿った切れ目である上部孔3aを有している。また、一対の外側壁部4は、垂直方向に沿った外側の端部に上部孔3aに嵌入する上部突起4aを有している。
【0027】
一対の内側壁部3を折目線L1で山折りとし、図中の折目線L3も山折りとする。また、一対の外側壁部4を折目線L2で山折りとし、図中の折目線L4も山折りとする。そして、内側壁部3の上に外側壁部4を重ねて、上部孔3aに上部突起4aを嵌入させると、下方側に開放したキャップ形状が出来上がる。すなわち、内側壁部3と外側壁部4とにより側壁部が構成される。
【0028】
吊下体1を六輪台車Dに取り付けたとき、内側壁部3で挟まれた領域が後壁部51であり、外側壁部4で挟まれた領域が前壁部53である。また、後壁部51と前壁部53で挟まれた領域が上壁部52である。
【0029】
第1実施形態では、上壁部52により本発明の「掛止部」が構成されるが、本発明の「掛止部」は、上壁部52を有していない態様であってもよい。すなわち、六輪台車Dが上側に段差部を有するような形状であれば、例えば、前壁部53の側端から側壁部及び後壁部51を形成する部分が延び出てリング状の構造となっている。このため、上壁部52を有していなくても、段差部に掛止めすることで吊り下げ可能である
【0030】
本実施形態では、一対の内側壁部3の折目線L1上に上部孔3aが存在し、一対の外側壁部4が上部突起4aを有しているが、逆に一対の内側壁部3が上部突起を有し、一対の外側壁部4の折目線L2上に上部孔が存在する態様でもよい。
【0031】
図3は、収容部5を背面側から見た斜視図である。ここでは、後壁部51が上方に見えており、側面は外側壁部4と上部突起4aの一部が見えている。このように、収容部5は、一対の内側壁部3と一対の外側壁部4とを嵌め合わせて構成される。
【0032】
本体部2は、広告等が印刷される部分である。本体部2の表面側に別紙の広告を取り付けて使用してもよい。例えば、別紙の広告の四隅に係合突起を設け、本体部2に係合突起が嵌入する切れ目を設けて、広告を交換可能とすることができる。
【0033】
本体部2は、その下方の仮想線L6と下端部の間の領域(
図2の下端部81)に垂直方向の切れ目である一対の下部孔7と、本体部2(下端側)の両側端に本体部2から離れる方向に延びる一対の癖取部8を有している。癖取部8は、本体部2の両側端に第1折目線M1を介して連設された第1折曲部8aを有している。
【0034】
また、癖取部8は、その内部に下部突起8cを有している。下部突起8cは、下部孔7に嵌入させて、固定するための突起である。さらに、癖取部8は、第1折曲部M1の縁端に第2折目線M2を介して連設された第2折曲部8bを有している。
【0035】
図4に示すように、吊下体1を六輪台車Dに吊り下げたとき、本体部2は自重によって下方に引っ張られる。しかしながら、領域Xに示すように、巻き癖が付いて本体部2の下端部81は丸まってしまい、広告の一部が見えにくくなるという問題がある。
【0036】
下部孔7と第1折曲部8a(下部突起8c)は、この問題を解消するために設けられた構成である。
図5Aは、第1折曲部8aを第1折目線M1で折り曲げた状態を示している。このとき、癖付いた本体部2と、癖付いた第1折曲部8a及び第2折曲部8bが曲がろうとする方向とが不一致となるため、曲がろうとする力が互いに打ち消し合い、本体部2の下端側が丸まってしまうことを抑えることができる。
【0037】
下部突起8cは、第1折曲部8aの垂直方向に沿った第2折目線M2上に設けられているが、第2折曲部8bを第2折目線M2で折り曲げると、
図5Bに示すように、下部突起8cが外側へ突出した状態となる。その後、下部突起8cを押さえて矢印の方向に動かし、下部孔7に嵌入させる。この場合には、癖付いた本体部2及び第2折曲部8bが曲がろうとする方向と、癖付いた第1折曲部8aが曲がろうとする方向とが不一致となるため、本体部2の下端側の巻き癖は解消される。
【0038】
巻き癖を抑えるための構造は、上記態様に限られない。例えば、下部孔7と下部突起8cがない態様であっても、本体部2の下端側の巻き癖を抑えることができる。
【0039】
図6に示すように、
図5Bの状態から第2折曲部8bを第2折目線M2で若干折り戻すと、第2折曲部8bの第2折目線M2と対向する側の端縁8dが本体部2の裏面に押し付けられる。
【0040】
このとき、癖取部8は、本体部2(裏面)と第1折曲部8aと第2折曲部8bという3つの面からなる中空の柱(三角柱)を構成する。よって、このような構成を備える吊下体1によっても、本体部2の巻き癖を抑えることができる。
[第2実施形態]
【0041】
次に、
図7に、第2実施形態の吊下体10の展開図を示す。なお、収容部5の部分については、第1実施形態の吊下体1と同じであるため、説明を省略する。
【0042】
図示するように、本体部2は、その下方の仮想線L6と下端部の間の領域(
図7の下端部181)の両側端に、本体部2から離れる方向に延びる一対の癖取部18を有している。そして、癖取部18は、本体部2の両側端に第3折目線M3を介して連設された第3折曲部18aを有している。
【0043】
癖取部18において、第3折曲部18aの上端には、第3折目線M3の上端から延びる第4折目線M4を介して第4折曲部18bが設けられている。なお、第4折曲部18bと本体部2の側端とは、切れ目9によって分断されている。
【0044】
図8は、第3折曲部18aを第3折目線M3で折り曲げ、さらに第4折曲部18bを第4折目線M4で折り曲げた状態を示している。図示するように、切れ目9と隣接していた第4折曲部18bの側端は、本体部2の裏面に接触する。このとき、第3折曲部18aが本体部2に直交することで第3折目線M3に沿って梁が形成され、第4折曲部18bが第3折曲部18aをその姿勢で保持する。このような態様でも、吊下体10により、本体部2の巻き癖を抑えることができる。
【0045】
最後に、
図9、
図10を参照して、吊下体1の輸送時の態様について説明する。なお、輸送時の態様は、第2実施形態の吊下体10の場合も同じである。
【0046】
図9は、本体部2を下端部から巻き上げることで丸く細くした状態を示している。輸送時において、第1折目線M1で第1折曲部8aを本体部2の表面に重なるように折り畳んでから本体部2を巻き上げることでコンパクトに纏めることができるため、嵩張りにくい。また、本体部2の横幅(水平方向の幅)は、収容部5の開口の横幅よりも僅かに狭いため、収容部5の内部空間に本体部2を収容することができる。
【0047】
図10は、本体部2が収容部5内に完全に収容された状態を示している。本体部2は収容部5の内部空間にその全体が収まるため、略直方体の形状となる。このように、吊下体1は全体のサイズが小さくなり、紙製のため重量も抑えることができるので、輸送時に便利である。
【0048】
なお、本体部2が収容された状態で、製造メーカや商品名が見えるようにしておけば、本体部2を引き出すことなく、広告の種類を識別することができる。
【0049】
本発明は上記実施形態及び変更形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、本体部2の長さに応じて、内側壁部3及び外側壁部4の垂直方向の幅や内側壁部3と外側壁部4との間の距離を変更してもよい。
【0050】
癖取部8は、本体部2の最下端の位置に限られない。また、癖取部8は、2つ以上設けてもよく、本体部2の側端の一方のみに設けてもよい。下部突起8cは、癖取部8の水平方向の略中央(第2折目線M2上)に設けられていたが(
図2、
図5A参照)、その位置に限られない。下部突起8cが第1折曲部8aの垂直方向に沿った縁部に設けられており、第2折曲部8bがない態様としてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1,10…吊下体、2…本体部、3…内側壁部、3a…上部孔、4…外側壁部、4a…上部突起、5…収容部、7…下部孔、8,18…癖取部、8a…第1折曲部、8b…第2折曲部、8c…下部突起、8d…端縁、9…切れ目、18a…第3折曲部、18b…第4折曲部、51…後壁部、52…上壁部、53…前壁部、81,181…下端部、L1~L4…折目線、L5,L6…仮想線、M1…第1折目線、M2…第2折目線、M3…第3折目線、M4…第4折目線。