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  • 特開-抗原検査結果証明システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023011261
(43)【公開日】2023-01-24
(54)【発明の名称】抗原検査結果証明システム
(51)【国際特許分類】
   G01N 33/53 20060101AFI20230117BHJP
   G01N 33/543 20060101ALI20230117BHJP
   G01N 21/78 20060101ALN20230117BHJP
【FI】
G01N33/53 T
G01N33/543 521
G01N21/78 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021115012
(22)【出願日】2021-07-12
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】514122719
【氏名又は名称】松本 高之
(71)【出願人】
【識別番号】521307565
【氏名又は名称】林 同仁
(74)【代理人】
【識別番号】100090985
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 幸雄
(74)【代理人】
【識別番号】100093506
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 洋二
(72)【発明者】
【氏名】松本 高之
(72)【発明者】
【氏名】林 同仁
【テーマコード(参考)】
2G054
【Fターム(参考)】
2G054AA07
2G054AB05
2G054CA20
2G054CA21
2G054CD04
2G054EB03
2G054FA12
2G054FA33
2G054GB10
2G054GE06
2G054JA02
2G054JA04
2G054JA05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】他人に対してウイルス等を感染させる可能性が低い者(低リスク者)である証明をするために有効な抗原検査結果証明システムを提供する。
【解決手段】抗原検査手段1と共に当該抗原検査手段の属性2を記録したQRコード3を有する抗原検査キット4と、検体5の検査で得られて抗原検査キットのチップに表示された抗原無し結果とQRコードを取得する画像取得手段6と、取得した抗原無し結果情報7をQRコード3の属性情報と共に格納する検査結果情報格納手段8と、抗原無し結果情報を取得した時点の日付と時間を基準時間として終了時間を設定するスタート時間設定手段9と、スタート時間設定手段に設定された基準時間の終了を0時間としてカウントダウンするカウントダウンタイマー10と、検査結果データ格納手段8に格納された抗原無し結果情報をモニター11に表示させるための表示制御手段12と、システムの制御を行う制御手段13を具備した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗原無し検査結果を取得する手段と、当該検査結果の現在の残り有効時間を算出するカウントダウン手段と、前記抗原無し検査結果と前記現在の残り有効時間を視覚表示する表示制御手段を具備したことを特徴とする抗原検査結果証明システム。
【請求項2】
抗原反応チップを有する抗原検査手段と共に当該抗原検査手段の属性を記録したQRコードを有する抗原検査キットと、
検体の検査で得られて前記抗原検査キットのチップに表示された抗原無し結果を前記QRコードと共に取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段で取得した前記抗原無し結果情報を前記QRコードの属性情報と共に格納する検査結果情報格納手段と、
前記抗原無し結果情報を取得した時点の日付と時間を基準時間として当該抗原検査の有効時間に対応した終了時間を設定するスタート時間設定手段と、
前記スタート時間設定手段により設定された設定時間をスタート時間としてカウントダウンを開始するカウントダウンタイマーと、
前記検査結果データ格納手段に格納された前記抗原無し結果情報と検査結果の現在の残り有効時間とをモニターの画面上に視覚的に表示させるための表示制御手段と、
前記画像取得手段、前記検査結果情報格納手段、前記スタート時間設定手段、前記カウントダウンタイマー、前記モニターおよび前記表示制御手段の動作を含めたシステムを統括的に制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする抗原検査結果証明システム。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記カウントダウンタイマーがカウントゼロになる迄の残り時間に従って前記検査結果の現在の残り有効時間表示の色および/または表示形態を変化させることを特徴とする請求項2に記載の抗原検査結果証明システム
【請求項4】
前記検査結果の現在の残り有効時間の表示色は、X時間>Y時間>Z時間として、前記スタート時間設定手で設定された段設定時間の始めから残りX時間までは第1色で、残りY時間に達した時点から第2色で、残りZ時間の始めに達してからカウントゼロ迄は第3色で表示することを特徴とする請求項3に記載の抗原検査結果証明システム。
【請求項5】
前記表示制御手段は、X時間>Y時間>Z時間として、前記設定時間の始めから残りX時間までは前記検査結果の残り有効時間表示を常時点灯表示とし、残りY時間に達した時点から緩やかな点滅表示に変化させ、残りZ時間に近づくに従って前記点滅の間隔を順次短く変化させ、Z時間以降は急激な点滅表示とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の抗原検査結果証明システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、細菌やウイルスなどの感染症対策の一つとして採用可能な抗原検査による感染の有無で得た抗原不在証明のための抗原検査結果証明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
免疫反応を引き起こす物質のうち、ウイルスや細菌の存在を検出する抗原検査がある。近年の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染検査でには、PCR検査、抗原検査、抗体検査が広く知られるようになった。
【0003】
PCR検査には特別の検査機器が必要であり、個人や薬局では容易に検査をすることは難しい。抗体検査も血液を採取して試薬の反応を見る方法であり、やはり相応の検査機器を必要とする。さらに、両者はある程度の時間を要する。これに対し、抗原検査はN蛋白質に抗原が有るか否かを検査するもので、唾液や痰を採取し、これを検査キットに垂らしてキットの検査手段の表面に現れる線の数で陰性か要請かを目視判断するものである。インフルエンザの検査と同様の抗原反応チップで構成される小型の検査キットで、取り扱いが簡易であり、PCRや抗体検査よりも短時間で結果を得ることができる。
【0004】
細菌やウイルスなどの抗原検査に関する従来技術を開示したものとしては、特許文献1を挙げることができる。
特許文献1は、抗原の有無を線の数で表示する検査キットでの線による表示の様子を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6853522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
抗原検査では、検査結果がマイナス(抗原不存在、すなわち当該細菌あるいはウイルスが体内に存在していない:陰性)であることを証明する時間は約12時間であると言われている。これは細菌、ウイルスの種類で異なる。
抗原検査でマイナス(陰性)であるとの結果は、ウイルスなどに感染していないことを100パーセント補償するものではないが、その者がウイルスなどに感染している可能性が極めて低い「低リスク」者であることを示すことができる。
【0007】
例えば、催事場などの施設、飲食店などに入る際に、抗原検査が陰性(マイナス)で、その催事場などの施設、飲食店などでの滞在時間が十分にカバーできる残り時間があるとの判断で入場や入店が許されるという効果が得られる。PCR検査も抗体検査も同様に、例えばPCR検査が陰性とされても、その者が100パーセント非感染であるということは有り得ない。“陰性”の判定でもその細菌あるいはウイルスの検査後の不存在設定時間の時間経過後では依然として“陰性”である保証はない。
【0008】
本発明の目的は、このような状況に鑑みて、各種イベントなどの施設等の入場希望者や飲食店入店希望者が他人に対してウイルス等を感染させる可能性が低い者(低リスク者)であることを施設や店舗関係者に立証をするために有効な抗原検査結果証明システムを提供することにある。施設等には観光バスなどの移動手段も含まれる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の代表的な構成を以下に記載する。ここでは、本発明の各構成に、必要に応じて、後述する実施例における参照符号を付して発明の理解に供するが、本発明はこれら参照符号を付した構成に限定されて解釈すべきでなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変更が可能である。
【0010】
本発明に係る抗原検査結果証明システムは、抗原無し検査結果を取得する手段と、当該検査結果の現在の残り有効時間を算出するカウントダウン手段と、前記抗原無し検査結果と前記現在の残り有効時間を視覚表示する表示制御手段を具備する。
【0011】
以下では、スマートフォンで代表される小型の携帯情報端末を用いたシステムとして説明するが、スマートウオッチ、タブレット、あるいは小型パソコンなどの他の電子機器をハードウエアとして用いることもできる。
【0012】
本発明に係る抗原検査結果証明システムは、検体中の抗原と反応する薬品を塗布又は含浸させた抗原反応チップ(以下、単にチップとも言う)1aを有する抗原検査手段1と共に当該抗原検査手段1の属性2を記録したQRコード3を1体1で付属する抗原検査キット4を用いる。
【0013】
この検査キットは薬局などの店頭あるいはショッピングモールの薬剤販売書の店頭、市役所などの公共施設、その他の任意のに置いて、その場で検査希望者の検査を行うこともできる。また、薬局などで個人が購入して自宅あるいは出先で自ら検査してその情報をスマートフォンなどで撮影し、格納しておいて、出先の施設や店舗で利用するようにもできる。
さらに、その検査における補償時間が終了した場合に、再度検査を行って“陰性”の判定であればその保証時間の延長するような使用形態とすることも可能である。
【0014】
次に、検体5の検査で得られて抗原検査キット4のチップ1aに表示された抗原無し結果と抗原検査キットに1対1で付属するQRコード3を取得する画像取得手段6で撮影する。QRコード3に本システムの実行プログラムを記録しておくこともでき、あるいはこのQRコード3に外部のサーバーのURLを記録して置くことも可能である。
【0015】
画像取得手段6で取得した抗原無し結果情報7を前記QRコード3の属性情報、と共に検査結果情報格納手段8に格納する。
【0016】
スタート時間設定手段9は、抗原無し結果情報7を取得した時点の日付と時間を後述のダウンタイマーのカウントダウンスタート時間として設定する。
【0017】
スタート時間設定手段9に設定された時間をスタート時間として設定された時間のカウントダウンを開始するカウントダウンタイマー10を備えている。目的とする細菌或いはウイルスの検査結果有効時間が12時間であれば、カウントダウンタイマー10は12時間をスタート時間としてカウントダウンを開始する。
【0018】
表示制御手段12は、制御手段13に格納されている実行プログラムによって検査結果データ格納手段8に格納された抗原無し結果情報7と検査結果の現在の残り有効時間とをモニター11の画面上に視覚的に表示させる。
【0019】
制御手段13は、画像取得手段6、前記検査結果情報格納手段8、前記スタート時間設定手段9、ダウンタイマー10、モニター11および前記表示制御手段12の動作を含めたシステムの統括的制御を行う。
【0020】
表示制御手段12は、前記カウントダウンタイマーがカウントゼロに達するまでの現在の残り時間が0に近づくに従って検査結果の残り有効時間表示の色および/または表示形態を変化させる。表示形態を変化させるとは、表示文字の色、点灯表示から点滅表示、あるいはフォントサイズ、白黒反転や補色反転の繰り返し表示など、人間の視覚にインパクトを与える表示を行うことを意味する。
【0021】
検査結果の現在の残り有効時間表示の色を変える場合には、X時間>Y時間>Z時間として、初期の設定時間の始めから残りX時間までは第1色(例えば、黒とか青又は緑)で、残りY時間に達した時点から第2色(例えば、黄とか橙)で、残りZ時間の始まりからタイムアップ迄は第3色(例えば、ピンクとか赤)で表示する。第2色と第3色は色度変化、彩度変化、補色反転繰返し、などの表示を含ませることもできる。
【0022】
また、表示制御手段は、設定時間の始めから残りX時間までは前記検査結果の現在の残り有効時間表示を常時点灯表示とし、残りY時間に達した時点から点滅表示に変化させ、残りZ時間に近づくに従って前記点滅の間隔を順次短く変化させ、Z時間に到達後は急激な点滅表示になるようにすることができる。
【0023】
本発明は上記の構成および後述する実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であることは前記したとおりである。
【発明の効果】
【0024】
スマートフォンなどの小型の携帯情報端末で、“陰性”であることの検査結果とその有効な現在の残り時間を確認することができるので、利用者本人も、また利用施設や店舗側の担当者も、残り時間を考慮することで、安心して入場、入店を許容することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明に係る抗原検査結果証明システムを実現する構成の第1実施例を説明する機能ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【実施例0026】
図1は、本発明に係る抗原検査結果証明システムの第1実施例を説明する機能ブロク図である。以下、この機能ブロックで実行されるシステムの手順の一例を説明する。ここでは、図1の構成における画像取得手段(所謂、カメラ)6以降の情報処理機能は、スマートフォンなどの小型携帯情報端末を用いることを想定した。しかしながら、本発明はスマートフォン等の小型携帯端末に限るものではなく、タブレットやパソコン、専用の情報処理端末であってもよいことは前記した通りである。
【0027】
検査キット4は薬局などの店頭に置いて検査に供することもでき、個人で購入することもできる。施設や店舗の入り口において、その場で検査を行うこともできる。
【0028】
検査キット4は、所定の薬品を塗布又は含浸させた抗原反応チップ(以下、単にチップとも称する)1aで構成された抗原検査手段1と、このチップ1aで構成された検査キットの属性(シリアルナンバー、等)2、必要に応じて本システムの実行手順(プログラム)あるいは実行手順を提供する外部サーバーのURLを記録したQRコード3で構成される。QRコード3はチップ1aと1対1で検査キットに付属されている。
【0029】
抗原検査を行う際は、検査対象となる人の唾液又は痰を検体5として抗原検査手段1のチップ1aの表面に滴下する。数分すれば検査結果が当該チップ1aの表面に線14が現れる。所定の位置に1本の線のみが現れた場合は“陰性”と判定され、他の位置にもう一本、あるいは2本の線が現れると“陽性”であると判定される。“陽性”と判定された者は、その場でPCR検査を受けるように勧告される。また、“陰性”であっても施設の滞在時間、店舗の滞在時間が不充分と判断される者は、入場や入店を拒否することになる。
【0030】
検査対象者(検査希望者)は、この結果が表示された抗原検査手段1の判定結果とQRコード3を画像取得手段(カメラ)6で撮影する。撮影するのは判定が“陰性”である場合であるが、“陽性”の判定結果の撮影、記録を排除するものではない。
【0031】
画像取得手段6で撮影された抗原無し結果の判定情報7は、QRコード3と共に検査結果情報格納手段8に格納される。QRコード3の属性情報として記録される情報は、当該検査キットのプロダクト関連データで、その製造元、検査キットの名称、シリアルナンバー、などである。
【0032】
スタート時間設定手段9は、抗原無しの判定情報7を取得した時点の日付と時間を基準時間とし、カウントダウンの終了時間(タイム0時間:検査有効表示終了時間)を設定する。タイム0時間までのカウントダウン時間は、抗原の種類にもよるが、例えばあるウイルスでは12時間である。
【0033】
これと同時に、カウントダウンタイマー(ダウンタイマー)10がスタート時間設定手段9に設定された基準時間(例えば、上記の例では12時間)をスタート時間として0時間に達するまでカウントダウンを開始する。そして、カウントダウン開始から6時間までを安全な時間(X時間)とし、6時間を切って10時間までを境界時間(Y時間)とし、この境界
時間を切ってカウントダウンゼロ(0時間)までの時間をZ時間とする。
【0034】
表示制御手段12は、前記カウントダウンタイマーがカウントゼロに達するまでの現在の残り時間が0に近づくに従って検査結果の残り有効時間表示の色および/または表示形態を変化させる。表示形態を変化させるとは、表示文字の色、点灯表示から点滅表示、あるいはフォントサイズ、白黒反転や補色反転の繰り返し表示など、人間の視覚にインパクトを与える表示を行うことを意味する。
【0035】
検査結果の現在の残り有効時間表示の色を変える場合には、X時間>Y時間>Z時間として、初期の設定時間の始めから残りX時間までは第1色(例えば、黒とか青又は緑)で、残りY時間に達した時点から第2色(例えば、黄とか橙)で、残りZ時間の始まりからタイムアップ迄は第3色(例えば、ピンクとか赤)で表示する。第2色と第3色は色度変化、彩度変化、補色反転繰返し、などの表示を含ませる。
【0036】
また、表示制御手段12は、設定時間の始めから残りX時間までは前記検査結果の現在の残り有効時間表示を常時点灯表示とし、残りY時間に達した時点から点滅表示に変化させ、残りZ時間に近づくに従って前記点滅の間隔を順次短く変化させ、Z時間に到達後は急激な点滅表示になるようにする。
【0037】
表示制御手段12は、スマートフォンの画面にアイコンを作っておいて、このアイコンをタップすることで制御手段13に格納されている実行プログラムを起動する。そして、検査結果データ格納手段8に格納された前記抗原無し結果情報7とカウントダウンで表示される有効な現在残り時間をモニター11の画面上に視覚的に表示させる。施設への入場、店舗への入店を希望する者は、自身のスマートフォンの表示アイコンをタップすることで、“陰性”で、かつその者の施設や店舗等の利用時間が十分であるか否かを施設管理者、あるいは店舗従業員などに提示し、確認をさせることができる。
【0038】
制御手段13はさらに、画像取得手段6、検査結果情報格納手段8、スタート時間設定手段9、カウントダウンタイマー10、モニター11および表示制御手段12の動作を含めたシステム全体の統括制御を行う。
【0039】
本実施例により、施設や店舗の入り口で、抗原検査が“陰性”で、現時点でその有効時間が十分であることを確認することでき、他人に対してウイルス等を感染させる可能性が低い者(低リスク者)、かつ利用時間が十分と判断される利用者のみを入場、入店させることで、ウイルス等の感染を抑制することができる。
【実施例0040】
上記した第1実施例では、このシステムの利用者が自身のスマートフォン等に格納されている実行プログラムを操作して、上記の“陰性”判定結果と現時点でその有効時間の残りが施設または店舗などを利用するのに十分であることを提示して判断するようにした。
【0041】
これに対し、本実施例では、施設或いは店舗などのゲートや店頭に本システム起動用のデータを記録したQRコードを表示しておき、利用者が自身のスマートフォン等のカメラでこのQRコードを取り込む。取り込んだQRコードを開くことでURLにアクセスし、本システムを起動させて、上記した第1実施例と同様の操作を実行する。
【0042】
すなわち、施設や店舗の入り口等に表示されているQRコードを撮影して、記録されているURLで外部サーバーにアクセスする。これにより前記抗原無し結果情報(“陰性”)7とカウントダウンで表示される有効な現在残り時間をモニター11の画面上に視覚的に表示させるようにすることもできる。
【0043】
本実施例によっても、施設や店舗の入り口で、抗原検査が“陰性”で、その有効時間が十分であることを確認でき、他人に対してウイルス等を感染させる可能性が低い者(低リスク者)のみを入場、入店させることで、ウイルス等の感染を抑制することができる。“陽性”と判定された者は、その場でPCR検査を受けるように勧告される。また、“陰性”であっても施設の滞在時間、店舗の滞在時間が視j機械と判断される者は、入場や入店を拒否することになる。
図1