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特開2023-11282不動産価値評価システム及びこれを用いた家賃等計算システム
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  • 特開-不動産価値評価システム及びこれを用いた家賃等計算システム 図1
  • 特開-不動産価値評価システム及びこれを用いた家賃等計算システム 図2
  • 特開-不動産価値評価システム及びこれを用いた家賃等計算システム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023011282
(43)【公開日】2023-01-24
(54)【発明の名称】不動産価値評価システム及びこれを用いた家賃等計算システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/16 20120101AFI20230117BHJP
【FI】
G06Q50/16 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021115049
(22)【出願日】2021-07-12
(71)【出願人】
【識別番号】520095751
【氏名又は名称】株式会社Minoru
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】森裕嗣
(72)【発明者】
【氏名】三方浩允
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC28
(57)【要約】
【課題】取り扱う地域を予め選定することができ、これにより当該地域に建設した住宅の価値を高めることを可能とする、不動産価値評価システムを提供する。
【解決手段】第1所定期間における地域毎の中古物件の取引数が記憶される取引数データベース21と、第2所定期間における地域毎の人口動態が記憶される人口動態データベース22と、第3所定期間における地域毎の人口動態の予測が記憶される人口動態予測データベース23と、地域毎の最寄り駅からの距離が記憶される位置データベース24と、各データベース21~24にそれぞれ記憶された、取引数、人口動態、人口動態の予測、及び、距離を含む地理情報に基づき、地域毎にニーズの高さを示す点数を付ける地域別採点部25と、地域別採点部25による採点が所定点数以上である地域を取扱地域として決定する取扱地域決定部26とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1所定期間における地域毎の中古物件の取引数が記憶される取引数データベースと、
第2所定期間における地域毎の人口動態が記憶される人口動態データベースと、
第3所定期間における地域毎の人口動態の予測が記憶される人口動態予測データベースと、
地域毎の最寄り駅からの距離が記憶される位置データベースと、
前記取引数データベース、前記人口動態データベース、前記人口動態予測データベース、及び、前記位置データベースにそれぞれ記憶された、前記取引数、前記人口動態、前記予測、及び、前記距離を含む地理情報に基づき、地域毎にニーズの高さを示す点数を付ける地域別採点部と、
前記地域別採点部による採点が所定点数以上である地域を取扱地域として決定する取扱地域決定部とを備える
ことを特徴とする不動産価値評価システム。
【請求項2】
投資家が住宅を購入し、当該住宅に入居する顧客が当該投資家に対し毎月所定金額を支払い、第4所定期間の当該支払いを完了すると当該住宅の所有権を得ることができるシステムに用いられる家賃等計算システムであって、
請求項1に記載の不動産価値評価システムと、
表面利回りが記憶される利回りデータベースと、
前記取扱地域に含まれる前記顧客が居住を希望する希望居住地域、前記顧客が希望する前記住宅のレイアウトである希望レイアウト、前記顧客が希望する毎月の支払額である希望支払額、及び、前記顧客が希望する前記住宅を取得するまでの支払期間である希望支払期間が記憶される顧客データベースと、
前記取扱地域に含まれる土地の価格が記憶される土地データベースと、
建物の価格が記憶される建物データベースと、
前記表面利回り、前記希望居住地域、前記希望レイアウト、前記希望支払額、前記土地の価格、及び、前記建物の価格に基づき、前記第4所定期間を算出する第1計算手段と、
前記表面利回り、前記希望居住地域、前記希望レイアウト、前記希望支払期間、前記土地の価格、及び、前記建物の価格に基づき、前記所定金額を算出する第2計算手段とを備える
ことを特徴とする家賃等計算システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不動産の価値を評価するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1には、住宅取得を支援するためのシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-149203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されたシステムに基づき販売される住宅は、投資家が業者から購入するものであって、当該住宅に入居する顧客が毎月投資家に対し家賃を支払うケースを想定している。しかしながら上記特許文献1では、入居者が家賃を支払うことができなくなってしまった場合に対応することができない。
【0005】
上述の課題に鑑み、本発明では、取り扱う地域を予め選定することができ、これにより当該地域に建設した住宅の価値を高めることを可能とする、不動産価値評価システム、及び、家賃等計算システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点における不動産価値評価システムによれば、
第1所定期間における地域毎の中古物件の取引数が記憶される取引数データベースと、
第2所定期間における地域毎の人口動態が記憶される人口動態データベースと、
第3所定期間における地域毎の人口動態の予測が記憶される人口動態予測データベースと、
地域毎の最寄り駅からの距離が記憶される位置データベースと、
前記取引数データベース、前記人口動態データベース、前記人口動態予測データベース、及び、前記位置データベースにそれぞれ記憶された、前記取引数、前記人口動態、前記予測、及び、前記距離を含む地理情報に基づき、地域毎にニーズの高さを示す点数を付ける地域別採点部と、
前記地域別採点部による採点が所定点数以上である地域を取扱地域として決定する取扱地域決定部とを備える
ことを特徴とする。
【0007】
本発明の第2の観点における家賃等計算システムによれば、
投資家が住宅を購入し、当該住宅に入居する顧客が当該投資家に対し毎月所定金額を支払い、第4所定期間の当該支払いを完了すると当該住宅の所有権を得ることができるシステムに用いられる家賃等計算システムであって、
請求項1に記載の不動産価値評価システムと、
表面利回りが記憶される利回りデータベースと、
前記取扱地域に含まれる前記顧客が居住を希望する希望居住地域、前記顧客が希望する前記住宅のレイアウトである希望レイアウト、前記顧客が希望する毎月の支払額である希望支払額、及び、前記顧客が希望する前記住宅を取得するまでの支払期間である希望支払期間が記憶される顧客データベースと、
前記取扱地域に含まれる土地の価格が記憶される土地データベースと、
建物の価格が記憶される建物データベースと、
前記表面利回り、前記希望居住地域、前記希望レイアウト、前記希望支払額、前記土地の価格、及び、前記建物の価格に基づき、前記第4所定期間を算出する第1計算手段と、
前記表面利回り、前記希望居住地域、前記希望レイアウト、前記希望支払期間、前記土地の価格、及び、前記建物の価格に基づき、前記所定金額を算出する第2計算手段とを備える
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る不動産価値評価システム及び家賃等計算システムによれば、取り扱う地域を予め選定することができ、これにより、当該地域に建設した住宅の価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施例に係る家賃等計算システムの構成を説明するブロック図である。
図2】本発明の実施例に係る家賃等計算システムを用いた家賃等計算方法を説明するフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係る不動産価値評価システムの構成を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本発明に係る不動産価値評価システム及び家賃等計算システムを実施例により図面を用いて説明する。
【実施例0011】
本実施例に係る不動産価値評価システムは、投資家が業者から住宅を購入し、当該住宅に入居する顧客が毎月投資家に対し家賃(割賦金に相当)を支払い、所定期間(第4所定期間)の支払いを完了すると当該住宅の所有権を得ることができるといったシステムに用いられるものである。
【0012】
図1は、本実施例に係る不動産価値評価システムの構成を説明するブロック図である。図1には、業者が所持するサーバ1、顧客が所持する顧客端末2、及び、投資家が所持する投資家端末3を備えている。
【0013】
顧客端末2及び投資家端末3は、ユーザインターフェース及び通信インターフェースが設けられるIoT端末、例えば、スマートフォン、タブレット、あるいはPC等を指し、この通信インターフェースを用いることで、インターネット等のネットワーク回線10を介してサーバ1と通信を行うことができる。
【0014】
サーバ1は、本実施例に係る家賃等計算システム(以下、「家賃等計算システム12」と記載)を備えている。そして家賃等計算システム12は、不動産価値評価システム(以下、「不動産価値評価システム11」と記載)、投資家データベース31、顧客データベース32、土地データベース33、建物データベース34、投資家宛入力要求生成手段35、顧客宛入力要求生成手段36、第1計算手段37A、第2計算手段37B、第1提示手段38A、及び、第2提示手段38Bを備えている。
【0015】
さらに図3に示すように、不動産価値評価システム11は、取引数データベース21、人口動態結果データベース22、人口動態予測データベース23、位置データベース24、地域別採点部25、取扱地域決定部26、及び、取扱地域記憶部27を備えている。
【0016】
取引数データベース21は、第1所定期間(例えば過去3年間)における地域毎の中古物件の取引数が記憶される。
【0017】
人口動態データベース22は、第2所定期間(例えば過去3年間)における地域毎の人口動態が記憶される。
【0018】
人口動態予測データベース23は、第3所定期間(例えば今後20年間)における地域毎の人口動態の予測が記憶される。
【0019】
位置データベース24は、地域毎の最寄り駅からの距離が記憶される。
【0020】
地域別採点部25は、上記各データベース21~24に記憶された、地域毎の中古物件の取引数、人口動態、人口動態の予測、及び、最寄り駅からの距離、を含む地理情報に基づき、地域毎にニーズの高さを示す点数を付ける。
【0021】
取扱地域決定部26は、地域別採点部25による採点が所定点数以上である地域を取扱地域として決定する。すなわち、取扱地域決定部26により取扱地域として決定された地域は価値が高いということになる。また、取扱地域記憶部27は、この取扱地域決定部26にて決定された取扱地域を記憶する。
【0022】
一方、投資家データベース31には、業者が予め設定する(投資家の)表面利回りB1、及び、希望購入地域B2が記憶される。
【0023】
希望購入地域B2とは、投資家が購入を希望する地域である。ただし、希望購入地域B2は、取扱地域記憶部27に記憶された取扱地域の中から選択されるものとする。
【0024】
顧客データベース32には、少なくとも、顧客の希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望支払額A3、希望デポジット額A4、個人情報A5、及び、希望支払期間A6が記憶される。
【0025】
希望居住地域A1とは、顧客が居住を希望する地域である。ただし、この希望居住地域A1は、取扱地域記憶部27に記憶された取扱地域の中から選択されるものとする。
【0026】
希望レイアウトA2とは、顧客が居住を希望する物件のレイアウト(間取り等)である。希望支払額A3は、顧客が希望する毎月の支払いである。個人情報A5とは、顧客の上記A1~A4以外の個人情報、すなわち名前、年齢、連絡先、及び、現在(入居前)の居住地等に関する情報である。また、希望支払期間A6とは、顧客が希望する、住宅取得までの支払期間である。
【0027】
土地データベース33には、土地に関する情報(価格を含む)Lが記憶される。ただし、当該土地は、取扱地域記憶部27に記憶された取扱地域に含まれるものとする。なお、情報Lは随時更新される。
【0028】
建物データベース34には、建物に関する情報(価格を含む)Hが記憶される。上述の希望レイアウトA2は、当該情報Hの中から選択されるものとする。なお、情報Hは随時更新される。
【0029】
投資家宛入力要求生成手段35は、希望表面利回りB1、及び、希望購入地域B2についての入力を投資家に要求する表示画面D1を生成するものである。なお、既に説明したように、希望購入地域B2については、取扱地域記憶部27に記憶された取扱地域の中から選択させるものとする。生成された表示画面D1は、投資家端末3に送信される。
【0030】
表示画面D1は投資家端末3に表示される。投資家は、表示画面D1から希望表面利回りB1、及び、希望購入地域B2についての入力を行う。入力された情報はサーバ1に送信され、投資家データベース31に記憶される。
【0031】
顧客宛入力要求生成手段36は、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望デポジット額A4、個人情報A5、及び、「希望支払額A3、希望支払期間A6のうちいずれか一方」についての入力を要求する表示画面D2を生成するものである。なお、既に説明したように、希望居住地域A1については、取扱地域記憶部27に記憶された取扱地域の中から選択させるものとする。生成された表示画面D2は、顧客端末2に送信される。
【0032】
表示画面D2は顧客端末2に表示される。顧客は、表示画面D2から希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望デポジット額A4、個人情報A5、及び、「希望支払額A3、希望支払期間A6のうちいずれか一方」についての入力を行う。入力された各情報はサーバ1に送信され、顧客データベース32に記憶される。
【0033】
第1計算手段37Aは、顧客が表示画面D2において、希望支払額A3、希望支払期間A6のうち希望支払額A3を入力した場合、投資家データベース31、顧客データベース32、及び、建物データベース34にそれぞれ記憶された、希望表面利回りB1、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望支払額A3、及び、情報H(Hについては価格のみ)に基づき、(顧客の)住宅取得までの支払期間(第4所定期間)を算出する。
【0034】
なお、上記「住宅取得までの支払期間」は、顧客の「希望」である希望支払期間A6とは異なり、第1計算手段37Aによる「算出結果」である。
【0035】
上記「住宅取得までの支払期間」の算出についての説明を補足する。まず、希望居住地域A1、及び、希望レイアウトA2によって価格は変動する。その為、希望居住地域A1の情報Lに基づく土地価格、希望レイアウトA2の情報Hに基づく施工価格を求める。そして、下記の計算式(1)から住宅取得までの支払期間(第4所定期間)を算出する(なお、計算式(1)では支払期間の単位が「年」で算出されることになる)。
【0036】
支払期間=土地価格と施工価格の合計/(毎月の希望支払額A3×12-土地価格と施工価格の合計×表面利回りB1)…(1)
【0037】
第2計算手段37Bは、顧客が表示画面D2において希望支払期間A6を入力した場合、投資家データベース31、顧客データベース32、及び、建物データベース34にそれぞれ記憶された、希望表面利回りB1、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望支払期間A6、及び、情報H(Hについては価格のみ)に基づき、(顧客の)毎月の支払額を算出する。
【0038】
なお、上記「毎月の支払額」は、顧客の「希望」である希望支払額A3とは異なり、第2計算手段37Bによる「算出結果」である。
【0039】
上記「毎月の支払額」の算出については、上記「住宅取得までの支払期間」の算出と同様、希望居住地域A1の土地価格、希望レイアウトA2の施工価格を求める。そして、下記の計算式(2)から毎月の支払額を算出する(なお、計算式(2)は希望支払期間A6の単位を「年」とした場合である)。
【0040】
毎月の支払額=(希望支払期間A6×表面利回りB1+1)×土地価格と施工価格の合計/(希望支払期間A6×12)…(2)
【0041】
第1提示手段38Aは、第1計算手段37Aによって算出された「住宅取得までの期間」を提示する表示画面D3を生成する。生成された表示画面D3は、顧客端末2に送信され、顧客端末2にて表示される。
【0042】
第2提示手段38Bは、第2計算手段37Bによって算出された「毎月の支払額」を提示する表示画面D4を生成する。生成された表示画面D4は、顧客端末2に送信され、顧客端末2にて表示される。
【0043】
以下、図2のフローチャートを用いて本実施例に係る家賃等計算システムを用いた家賃等計算方法を説明する。
【0044】
ステップS1では、地域別採点部25において、各データベース21~24に記憶された、地域毎の中古物件の取引数、人口動態、人口動態の予測、及び、最寄り駅からの距離、を含む地理情報に基づき、地域毎にニーズの高さを示す点数を付ける。
【0045】
ステップS2では、取扱地域決定部26において、地域別採点部25による採点が所定点数以上である地域を取扱地域として決定する。
【0046】
ステップS3では、取扱地域記憶部27において、取扱地域決定部26にて決定された取扱地域を記憶する。
【0047】
ステップS4では、投資家宛入力要求生成手段35において、希望表面利回りB1、及び、希望購入地域B2についての入力を投資家に要求する表示画面D1を生成し、これを投資家端末3に送信する。
【0048】
ステップS5では、投資家が、投資家端末3に表示された表示画面D1から、希望表面利回りB1、及び、希望購入地域B2についての入力を行う。入力された情報はサーバ1に送信され、投資家データベース31に記憶される。
【0049】
ステップS6では、顧客宛入力要求生成手段36において、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望デポジット額A4、個人情報A5、及び、「希望支払額A3、希望支払期間A6のうちいずれか一方」についての入力を要求する表示画面D2を生成する。
【0050】
ステップS7では、顧客が、顧客端末2に表示された表示画面D2から、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望デポジット額A4、個人情報A5、及び、「希望支払額A3、希望支払期間A6のうちいずれか一方」についての入力を行う。入力された各情報はサーバ1に送信され、顧客データベース27に記憶される。
【0051】
ステップS8においては、顧客が表示画面D2から希望支払額A3、希望支払期間A6のうち希望支払額A3を入力した場合、ステップS9Aに移行し、希望支払期間A6を入力した場合、ステップS9Bに移行するものである。
【0052】
ステップS9Aでは、第1計算手段37Aにおいて、投資家データベース31、顧客データベース32、及び、建物データベース34にそれぞれ記憶された、希望表面利回りB1、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望支払額A3、及び、情報H(Hについては価格のみ)に基づき、(顧客の)住宅取得までの支払期間を算出する。
【0053】
ステップS9Bでは、第2計算手段37Bにおいて、投資家データベース31、顧客データベース32、及び、建物データベース34にそれぞれ記憶された、希望表面利回りB1、希望居住地域A1、希望レイアウトA2、希望支払期間A6、及び、情報H(Hについては価格のみ)に基づき、(顧客の)毎月の支払額を算出する。
【0054】
ステップS10Aでは、第1提示手段38Aにおいて、住宅取得までの期間を提示する表示画面D3を生成し、これを顧客端末2に送信する。
【0055】
ステップS10Bでは、第2提示手段38Bにおいて、毎月の支払額を提示する表示画面D4を生成し、これを顧客端末2に送信する。
【0056】
ステップS11においては、住宅に入居した顧客が第4所定期間の支払いを完了した場合、ステップS12Aに移行し、住宅に入居した顧客が第4所定期間の支払いを完了せず、途中で退去した場合、ステップS12Bに移行する。
【0057】
ステップS12Aでは、顧客が自身の入居している住宅の所有権を得る。一方、ステップS12Bでは、投資家が、顧客が退去した住宅を中古住宅として売り抜ける。
以上が、本実施例に係る家賃等計算方法の説明である。
【0058】
本実施例によれば、投資家が住宅を購入する時点で、価値の高い地域にて購入することができるため、その後当該住宅に住む顧客が、第4所定期間の支払いを満了せずに退去してしまった場合でも、投資家は、当該住宅を中古住宅として高い価格で売り抜けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、不動産価値評価システムとして好適である。
【符号の説明】
【0060】
1 サーバ
2 顧客端末
3 投資家端末
11 不動産価値評価システム
12 家賃等計算システム
21 取引数データベース
22 人口動態データベース
23 人口動態予測データベース
24 位置データベース
25 地域別採点部
26 取扱地域決定部
27 取扱地域記憶部
31 投資家データベース
32 顧客データベース
33 土地データベース
34 建物データベース
35 投資家宛入力要求生成手段
36 顧客宛入力要求生成手段
37A 第1計算手段
37B 第2計算手段
38A 第1提示手段
38B 第2提示手段
図1
図2
図3