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特開2023-112841情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023112841
(43)【公開日】2023-08-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0251 20230101AFI20230807BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022014804
(22)【出願日】2022-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(72)【発明者】
【氏名】中村 毅
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】ユーザの放送番組の視聴を妨げることなく、ユーザに対して広告情報を提示可能とする。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定部と、視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成部と、を有することを特徴とする。特定部は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組を、視聴予定放送番組として特定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定部と、
前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記特定部は、
前記ユーザが電子番組表から視聴予約を設定中の放送番組を、前記視聴予定放送番組として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定部は、
前記ユーザが過去に視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報に基づいて、前記ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を前記視聴予定放送番組として特定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特定部は、
前記視聴履歴情報に基づいて、前記ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリを特定し、特定されたカテゴリに属する放送番組を前記視聴予定放送番組として特定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特定部は、
前記ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組の予約履歴に関する予約番組履歴情報に基づいて、前記ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組を特定し、特定された放送番組を前記視聴予定放送番組として特定する、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記生成部は、
前記ユーザである車両の乗員に提示する前記広告情報の提示タイミングをスケジューリングする、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定工程と、
前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定手順と、
前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成手順と、
を情報処理装置に実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地図情報を用いて、ドライバによって設定された出発地から目的地までの経路検索を行い、検索結果に応じて誘導経路を案内するナビゲーション機能を備えた情報処理装置が提案されている。このような情報処理装置は、車両の現在位置に応じて、経路誘導(右左折案内など)、交通情報(周辺の渋滞・交通規制・事故多発地点など)、および、レコメンド情報(周辺施設のレコメンドなど)等の音声案内を出力する。
【0003】
上記のような情報処理装置において、所定のタイミングで広告情報を出力させるようにして、その広告料を充当することによって、上記のナビゲーション機能を無料で利用することができるようにした情報処理装置が知られている。例えば、目的地へ移動する際に出力される音声案内の出力タイミングと抵触しない所定のタイミングにおいて、音声広告を出力手段により出力させる出力制御手段を備える情報処理装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-58301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、目的地へ移動する際に出力される音声案内の出力タイミングと抵触しない所定のタイミングにおいて音声広告を出力させるにすぎないため、ユーザの放送番組の視聴中に音声広告が出力される可能性がある。したがって、上記の従来技術では、ユーザの放送番組の視聴を妨げることなく、ユーザに対して広告情報を提示可能とすることができるとは限らない。
【0006】
本開示は、ユーザの放送番組の視聴を妨げることなく、ユーザに対して広告情報を提示可能とすることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の情報処理装置は、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定部と、前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項7に記載の情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定工程と、前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項8に記載の情報処理プログラムは、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する特定手順と、前記視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする生成手順と、を情報処理装置に実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る車載端末装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。
図5図5は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0012】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理システム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1には、情報処理装置100と、車載端末装置200とが含まれる。情報処理装置100と、車載端末装置200とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置100や、複数台の車載端末装置200が含まれてもよい。
【0013】
情報処理装置100は、ユーザの端末装置に対して広告情報を配信するサーバ装置である。具体的には、情報処理装置100は、ユーザである車両の運転者によって使用される車載端末装置200に対して広告情報を配信する。なお、以下では、ユーザが、車両の運転者である場合について説明する。また、情報処理装置100は、ユーザが視聴(または聴取)すると予測される放送番組を視聴予定放送番組(または聴取予定放送番組)として特定する。なお、本明細書では「視聴」及び「聴取」との用語は、同義で使用されるものとする。すなわち、視聴予定放送番組とは、視聴が予想される映像および音声を含む放送番組に限定されず、聴取が予測される音声のみの放送番組も含む。そして、情報処理装置100は、視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。また、情報処理装置100は、スケジューリングされた提示タイミングに合わせて広告情報を車載端末装置200に配信する。これにより、情報処理装置100は、ユーザの放送番組の視聴を妨げることなく、ユーザに対して広告情報を提示可能とすることができる。
【0014】
車載端末装置200は、車両に搭載された情報処理装置である。車載端末装置200は、ユーザである車両の運転者によって使用される。具体的には、車載端末装置200は、ナビゲーション機能を備える。例えば、車載端末装置200は、車両に設置される据え置き型のナビゲーション装置である。なお、車載端末装置200としては、ナビゲーション装置に限らず、ユーザが利用するスマートフォン等の携帯型端末装置を採用しても構わない。例えば、車載端末装置200は、ナビゲーション機能を実現するアプリケーションがインストールされたユーザの端末装置であってもよい。また、車載端末装置200は、車両の現在位置に応じて音声案内を出力する。例えば、車載端末装置200は、車両の現在位置に応じて、経路誘導(右左折案内など)、交通情報(周辺の渋滞・交通規制・事故多発地点など)、または、レコメンド情報(周辺施設のレコメンドなど)等の音声案内を出力する。
【0015】
また、車載端末装置200は、放送番組を視聴可能な番組視聴機能を備える。例えば、車載端末装置200は、テレビ放送やラジオ放送の信号から映像や音声を抽出する装置(チューナー)を備えるナビゲーション装置である。なお、車載端末装置200は、番組視聴機能とナビゲーション機能を同時に実現するアプリケーションがインストールされたユーザの端末装置であってもよい。また、車載端末装置200は、映像を含む放送番組を表示する画面を備える。例えば、車載端末装置200は、ユーザの操作に従って、放送番組に含まれる映像を画面に表示する。また、車載端末装置200は、音声を含む放送番組を出力するスピーカを備える。例えば、車載端末装置200は、ユーザの操作に従って、放送番組に含まれる音声をスピーカから出力する。なお、以下では、車載端末装置200のナビゲーション機能が実行されるのと同時に、車載端末装置200の放送番組視聴機能が実行されている場合について説明する。
【0016】
また、車載端末装置200は、情報処理装置100から広告情報を受信し、受信された広告情報を出力する。具体的には、車載端末装置200は、ナビゲーション機能の実行中に広告情報を受信し、受信された広告情報を出力する。例えば、車載端末装置200は、広告情報に含まれる映像を画面に表示する。また、車載端末装置200は、広告情報に含まれる音声をスピーカから出力する。車載端末装置200は、所定のタイミングでユーザに対して広告情報を出力させるようにして、その広告料を充当することによって、ユーザがナビゲーション機能を無料で利用することができるようにしてもよい。
【0017】
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130を有する。
【0018】
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークNを介して車載端末装置200と有線または無線で接続され、車載端末装置200との間で情報の通信を司る通信インターフェイスである。
【0019】
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。具体的には、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報(情報処理プログラムやデータ)を記憶する。例えば、記憶部120は、各広告主から入稿を受け付けた広告情報を記憶する広告情報記憶部(図示略)を有する。
【0020】
また、図2に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、番組表情報記憶部122と、スケジュール情報記憶部123を有する。ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種の情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報とユーザを識別可能なユーザ識別情報を対応付けて記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報の一例として、車載端末装置200を識別可能な端末識別情報を記憶する。また、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報の一例として、ユーザの属性を示すユーザ属性情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性情報として、ユーザの年齢、性別などといったデモグラフィック属性を示す情報や、ユーザの趣味・嗜好などといったサイコグラフィック属性を示す情報を記憶する。また、ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報の一例として、ユーザの行動履歴を示す履歴情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、履歴情報一例として、ユーザが視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報を記憶する。また、ユーザ情報記憶部121は、履歴情報の一例として、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組の予約履歴に関する予約番組履歴情報を記憶する。番組表情報記憶部122は、車載端末装置200で視聴可能な放送番組の放送予定時間帯を示す番組表に関する番組表情報を記憶する。スケジュール情報記憶部123は、広告情報の提示タイミングを示すスケジュールに関するスケジュール情報を記憶する。
【0021】
制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、情報処理装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図2に示す例では、制御部130は、取得部131と、特定部132と、生成部133と、提供部134とを有する。
【0022】
取得部131は、ユーザに関する情報を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザに関する情報を車載端末装置200から取得する。例えば、取得部131は、ユーザに関する情報の一例として、車載端末装置200を識別可能な端末識別情報を取得する。また、取得部131は、ユーザに関する情報の一例として、ユーザの属性を示すユーザ属性情報を取得する。また、取得部131は、ユーザに関する情報の一例として、ユーザの行動履歴を示す履歴情報を取得する。例えば、取得部131は、履歴情報の一例として、ユーザが視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報を取得する。例えば、取得部131は、視聴履歴情報の一例として、ユーザが視聴した放送番組を識別可能な放送番組識別情報、ユーザが視聴した放送番組の種類を示す番組種類情報、および、放送番組の視聴日時を示す視聴日時情報を取得する。例えば、取得部131は、番組種類情報として、放送番組のカテゴリ(例えば、ニュース、スポーツ、音楽などのカテゴリ)を示すカテゴリ情報を取得する。また、取得部131は、履歴情報の一例として、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組の予約履歴に関する予約番組履歴情報を取得する。なお、これらのユーザに関する情報を取得する取得部131は、車載端末装置200から取得することに限らず、ユーザが自宅で使用するテレビなどのAV装置や当該AV装置と連携するホームサーバ装置から、ネットワークNを介して、ユーザに関する情報を取得してもよい。取得部131は、ユーザに関する情報を取得した場合、ユーザに関する情報とユーザ識別情報を対応付けてユーザ情報記憶部121に格納する。
【0023】
また、取得部131は、放送番組の放送予定時間帯を示す番組表に関する番組表情報を取得する。具体的には、取得部131は、車載端末装置200で視聴可能な放送番組の番組表に関する番組表情報を車載端末装置200から取得する。取得部131は、番組表情報を取得した場合、番組表情報と端末識別情報を対応付けて番組表情報記憶部122に格納する。なお、取得部131は、車載端末装置200で視聴可能な放送番組の番組表に関する番組表情報を、放送局が提供する番組表を記憶するサーバ装置から取得してもよい。
【0024】
特定部132は、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する。具体的には、特定部132は、ユーザ情報記憶部121を参照して、ユーザが過去に視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報を取得する。続いて、特定部132は、視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第1回数(例えば、10回など)を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0025】
生成部133は、特定部132によって特定された視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。具体的には、生成部133は、番組表情報記憶部122を参照して、これから放送される番組の番組表情報を取得する。生成部133は、番組表情報を取得した場合、番組表情報に含まれる番組の中に特定部132によって特定された視聴予定放送番組と一致する番組があるか否かを判定する。生成部133は、番組表情報に含まれる番組の中に視聴予定放送番組と一致する番組があると判定した場合、視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。より具体的には、生成部133は、視聴予定放送番組の放送予定時間帯の前、または、視聴予定放送番組の放送予定時間帯の後のうち少なくともいずれか一方の時間帯に広告情報が提示されるよう広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。例えば、生成部133は、視聴予定放送番組の放送予定時間帯、および、広告情報を提示する時間を示すスケジュール情報を生成する。生成部133は、スケジュール情報を生成した場合、生成されたスケジュール情報と端末識別情報を対応付けてスケジュール情報記憶部123に格納する。
【0026】
提供部134は、生成部133によってスケジューリングされた提示タイミングに合わせて広告情報を車載端末装置200に配信する。具体的には、提供部134は、生成部133によって生成されたスケジュール情報に基づいて、広告情報を提示する時間に合わせて広告情報を車載端末装置200に配信する。なお、提供部134は、生成部133によって番組表情報に含まれる番組の中に視聴予定放送番組と一致する番組がないと判定された場合、任意のタイミングで広告情報を車載端末装置200に配信する。
【0027】
〔3.車載端末装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る車載端末装置200の構成について説明する。図3は、実施形態に係る車載端末装置200の構成例を示す図である。図3に示すように、車載端末装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、センサ部240と、入力部250と、音声出力部260と、表示部270とを有する。なお、図示は省略するが、車載端末装置200は、テレビ放送やラジオ放送の信号から映像や音声を抽出する装置(チューナー)を備える。
【0028】
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。通信部210は、ネットワークNを介して情報処理装置100と有線または無線で接続され、情報処理装置100との間で情報の通信を司る通信インターフェイスである。
【0029】
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部220は、制御部230での処理に用いる情報(情報処理プログラムやデータ)を記憶する。
【0030】
また、図3に示すように、記憶部220は、地図情報記憶部221と、走行情報記憶部222を有する。地図情報記憶部221は、地図に関する各種の情報を記憶する。走行情報記憶部222は、車両の走行に関する各種の情報を記憶する。具体的には、走行情報記憶部222は、目的地までの車両の移動経路を示す経路情報を記憶する。例えば、走行情報記憶部222は、車載端末装置200のナビゲーション機能に経路が設定されている場合に、経路案内部231がドライバに対して提案した移動経路のうち、ドライバによって選択された移動経路を示す経路情報を記憶する。また、走行情報記憶部222は、車両の現在位置を示す現在位置情報を記憶する。例えば、走行情報記憶部222は、車両の現在位置情報として、経路案内部231が取得した測位用データから取得された車両の現在位置を示す緯度情報および経度情報を記憶する。
【0031】
制御部230は、コントローラであり、例えば、CPU、MPU、ASICやFPGA等によって、車載端末装置200の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図3に示す例では、制御部230は、経路案内部231と、送信部232と、受信部233と、出力制御部234とを有する。
【0032】
経路案内部231は、車載端末装置200のナビゲーション機能を実行する。具体的には、経路案内部231は、ドライバから経路の設定を受け付けた場合に、ドライバによって設定された目的地までの経路検索を行う。例えば、経路案内部231は、ドライバによって設定された出発地からドライバによって設定された目的地までの経路検索を行う。例えば、経路案内部231は、入力部250が受け付けた入力操作に対応する出発地および目的地に関する情報を取得する。続いて、経路案内部231は、出発地および目的地に関する情報を取得した場合、地図情報記憶部221を参照して、地図情報を取得する。続いて、経路案内部231は、地図情報を用いて、出発地から目的地までの経路を検索する。なお、経路案内部231は、ドライバから目的地の設定のみを受け付けた場合、検索を開始する時点における車両の現在位置を出発地として車両の移動経路を検索してよい。また、経路案内部231は、経路を検索した場合、出発地、目的地、検索結果に対応する移動経路に関する情報を対応付けて走行情報記憶部222に格納してよい。
【0033】
また、経路案内部231は、移動経路を検索した場合、検索結果をドライバに対して提案する。また、経路案内部231は、提案した移動経路がドライバによって選択された場合、ドライバによって選択された移動経路に応じた経路誘導に関する音声案内を出力させるよう音声出力部260を制御する。
【0034】
送信部232は、通信部210を介して、ユーザに関する情報を情報処理装置100に対して送信する。具体的には、送信部232は、ユーザに関する情報の一例として、ユーザが視聴したコンテンツの視聴履歴に関する視聴履歴情報を送信する。例えば、送信部232は、視聴履歴情報の一例として、ユーザが視聴したコンテンツを識別可能なコンテンツ識別情報、ユーザが視聴したコンテンツの種類を示すコンテンツ種類情報、および、コンテンツの視聴日時を示す視聴日時情報を送信する。例えば、送信部232は、コンテンツ種類情報として、コンテンツのカテゴリ(例えば、ニュース、スポーツ、音楽などのカテゴリ)を示すカテゴリ情報を送信する。
【0035】
また、送信部232は、通信部210を介して、車載端末装置200で視聴可能な放送番組の番組表に関する番組表情報を情報処理装置100に対して送信してもよい。例えば、送信部232は、これから放送される番組の番組表情報を送信してもよい。
【0036】
受信部233は、通信部210を介して、情報処理装置100から広告情報を受信する。例えば、受信部233は、映像を含む広告情報を受信する。また、受信部233は、音声を含む広告情報を受信する。
【0037】
出力制御部234は、受信部233が受信した広告情報の出力を制御する。例えば、出力制御部234は、受信部233が映像を含む広告情報を受信した場合、映像を含む広告情報を表示するよう表示部270を制御する。また、出力制御部234は、受信部233が音声を含む広告情報を受信した場合、音声を含む広告情報を出力するよう音声出力部260を制御する。
【0038】
センサ部240は、各種センサを備える。例えば、センサ部240は、GNSS(Global Navigation Satellite System)を備える。GNSSセンサは、GNSSを利用して、航法衛星から送信された測位用データを含む電波を受信する。当該測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。なお、利用されるGNSSは、例えば、GPS(Global Positioning System)であってもよいし、他のシステムであっても構わない。また、センサ部240は、GNSSセンサが生成した測位用データを制御部230に出力する。
【0039】
入力部250は、ドライバから各種操作が入力される。例えば、入力部250は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部270)を介してドライバからの各種操作を受け付けてもよい。例えば、入力部250は、ドライバから、出発地および目的地に関する情報の入力操作を受け付ける。入力部250は、ドライバから、放送番組を視聴するための入力操作や、電子番組表における任意の放送番組についての視聴予約の入力操作を受け付けてもよい。また、入力部250は、車載端末装置200に設けられたボタンや、車載端末装置200に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0040】
また、入力部250は、音声認識機能(例えば、マイクなど)を含み、ドライバの音声を認識する。入力部250は、ドライバの音声により、ドライバからの各種操作を受け付けてもよい。
【0041】
音声出力部260は、スピーカを含み、制御部230から入力したデジタルの音声信号をD/A(Digital/Analog)変換によってアナログの音声信号に変換し、当該スピーカから当該アナログの音声信号に応じた音声を出力する。具体的には、音声出力部260は、車両の現在位置に応じて音声案内を出力する。例えば、音声出力部260は、制御部230の制御に従って、車両の現在位置に応じて、経路誘導(右左折案内など)、交通情報(周辺の渋滞・交通規制・事故多発地点など)、または、レコメンド情報(周辺施設のレコメンドなど)等の音声案内を出力する。また、音声出力部260は、出力制御部234の制御に従って、広告情報に含まれる音声を出力する。
【0042】
表示部270は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。表示部270は、制御部230の制御に従って、各種情報を表示する。例えば、表示部270は、経路案内部231によって提案される移動経路および地図情報を表示する。また、表示部270は、出力制御部234の制御に従って、広告情報に含まれる映像を表示する。なお、車載端末装置200にタッチパネルが採用される場合には、入力部250と表示部270とは一体化される。また、以下の説明では、表示部270を画面と記載する場合がある。
【0043】
〔4.情報処理のフロー〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理の手順について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理手順を示すフローチャートである。
【0044】
図4に示す例では、情報処理装置100の特定部132は、ユーザが過去に視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定する(ステップS1)。なお、特定部132は、ユーザが過去の所定期間内(例えば3カ月以内)に視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定してもよい。
【0045】
情報処理装置100の生成部133は、これから放送される番組の番組表情報を取得する(ステップS2)。具体的には、生成部133は、これから放送される番組の番組表情報を、車載端末装置200から取得した電子番組表、または放送局が提供する番組表を記憶するサーバ装置から取得した電子番組表に基づいて取得する。生成部133は、番組表情報を取得した場合、番組表情報に含まれる番組の中に視聴予定放送番組と一致する番組があるか否かを判定する(ステップS3)。
【0046】
生成部133は、番組表情報に含まれる番組の中に視聴予定放送番組と一致する番組があると判定した場合(ステップS3;Yes)、視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする(ステップS4)。情報処理装置100の提供部134は、生成部133によってスケジューリングされた提示タイミングに合わせて広告情報が出力されるよう広告情報を車載端末装置200に配信する(ステップS5)。
【0047】
一方、提供部134は、生成部133によって番組表情報に含まれる番組の中に視聴予定放送番組と一致する番組がないと判定された場合(ステップS3;No)、任意のタイミングで広告情報が出力されるよう広告情報を車載端末装置200に配信する(ステップS6)。
【0048】
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。
【0049】
〔5-1.視聴予定放送番組の特定に関するその他の処理〕
上述した実施形態では、特定部132が、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定する場合について説明した。ここでは、特定部132が、視聴予定放送番組を特定するその他の処理について説明する。
【0050】
〔5-1-1.ユーザによる視聴回数が多い放送番組のカテゴリの特定〕
具体的には、特定部132は、ユーザ情報記憶部121を参照して視聴履歴情報を取得する。続いて、特定部132は、視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第2回数(例えば、20回など)を超える放送番組のカテゴリを特定し、特定されたカテゴリに属する放送番組を視聴予定放送番組として特定する。例えば、特定部132は、視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリを特定する。続いて、特定部132は、これから放送される番組の番組表情報に、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリに該当する番組が存在するか否かを判定する。特定部132は、番組表情報の中に、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリに該当する番組が存在すると判定した場合、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリに該当する番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0051】
〔5-1-2.ユーザによる視聴予約の設定回数が多い放送番組の特定〕
また、特定部132は、ユーザ情報記憶部121を参照して、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組の予約履歴に関する予約番組履歴情報を取得する。続いて、特定部132は、予約番組履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数(例えば、30回など)を超える放送番組を特定し、特定された放送番組を視聴予定放送番組として特定する。例えば、特定部132は、予約番組履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組を特定する。続いて、特定部132は、これから放送される番組の番組表情報に、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組が存在するか否かを判定する。特定部132は、番組表情報の中に、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組が存在すると判定した場合、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0052】
〔5-1-3.その他〕
あるいは、特定部132は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定中の放送番組を、視聴予定放送番組として特定してもよい。具体的には、特定部132は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組を示す予約情報を車載端末装置200から取得する。続いて、特定部132は、車載端末装置200において、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定中である放送番組を、視聴予定放送番組として特定する。または、特定部132は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定中である放送番組を対象として、視聴履歴情報に基づいて、当該視聴予約を設定中である放送番組の中に、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリに該当する番組、または、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組のいずれかが存在するか否かを判定してもよい。特定部132は、条件を満たす放送番組が存在すると判定した場合、当該条件を満たす放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0053】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、特定部132と生成部133を備える。特定部132は、ユーザが視聴すると予測される放送番組を視聴予定放送番組として特定する。生成部133は、視聴予定放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。
【0054】
これにより、情報処理装置100は、ユーザが視聴すると予測される放送番組の放送予定時間帯を避けて、広告情報の提示タイミングをスケジューリングするので、ユーザの放送番組の視聴を妨げることなく、ユーザに対して広告情報を提示可能とすることができる。
【0055】
また、特定部132は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定中の放送番組を、視聴予定放送番組として特定する。
【0056】
これにより、情報処理装置100は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組を視聴予定放送番組として適切に特定することができる。
【0057】
また、特定部132は、ユーザが過去に視聴した放送番組の視聴履歴に関する視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0058】
これにより、情報処理装置100は、ユーザによる視聴回数が第1回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として適切に特定することができる。
【0059】
また、特定部132は、視聴履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリを特定し、特定されたカテゴリに属する放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0060】
これにより、情報処理装置100は、ユーザによる視聴回数が第2回数を超える放送番組のカテゴリに属する放送番組を視聴予定放送番組として適切に特定することができる。
【0061】
また、特定部132は、ユーザが電子番組表から視聴予約を設定した放送番組の予約履歴に関する予約番組履歴情報に基づいて、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組を特定し、特定された放送番組を視聴予定放送番組として特定する。
【0062】
これにより、情報処理装置100は、ユーザによる視聴予約の設定回数が第3回数を超える放送番組を視聴予定放送番組として適切に特定することができる。
【0063】
また、生成部133は、ユーザである車両の乗員に提示する広告情報の提示タイミングをスケジューリングする。
【0064】
これにより、情報処理装置100は、車両の乗員の放送番組の視聴を妨げることなく、車両の乗員に対して広告情報を提示可能とすることができる。
【0065】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態や変形例に係る情報処理装置100や車載端末装置200等の情報処理装置は、例えば図5に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図5は、情報処理装置100や車載端末装置200等の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。以下、実施形態に係る情報処理装置100を例に挙げて説明する。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
【0066】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0067】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0068】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイ等の出力装置、及び、キーボード等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。なお、CPU1100の代わりに、MPU(Micro Processing Unit)、また多大な計算パワーを必要とすることからGPU(Graphics Processing Unit)を用いてもよい。
【0069】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0070】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0071】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0072】
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0073】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0074】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0075】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 番組表情報記憶部
123 スケジュール情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 特定部
133 生成部
134 提供部
200 車載端末装置
210 通信部
220 記憶部
221 地図情報記憶部
222 走行情報記憶部
230 制御部
231 経路案内部
232 送信部
233 受信部
234 出力制御部
240 センサ部
250 入力部
260 音声出力部
270 表示部
図1
図2
図3
図4
図5