(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023113243
(43)【公開日】2023-08-16
(54)【発明の名称】光ネットワーク及び光ネットワークの経路制御方法
(51)【国際特許分類】
H04L 45/50 20220101AFI20230808BHJP
【FI】
H04L45/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022015450
(22)【出願日】2022-02-03
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)令和2年度、令和3年度、国立研究開発法人情報通信研究機構「革新的情報通信技術研究開発委託研究/Beyond 5G 超大容量無線通信を支える次世代エッジクラウドコンピューティング基盤の研究開発/Beyond 5Gに向けた革新的高速大容量データ転送ハードウェア開発と高機能エッジクラウド情報処理基盤の研究開発」委託研究開発、産業技術力強化法第17条の適用を受ける特許出願
(71)【出願人】
【識別番号】304021417
【氏名又は名称】国立大学法人東京工業大学
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】植之原 裕行
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030GA01
5K030JA14
5K030JL03
5K030KA15
5K030KX20
(57)【要約】
【課題】経路制御における遅延を低減することのできる光ネットワーク及び光ネットワークの経路制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、光ネットワークが提供される。この光ネットワークは、ラベル付加手段と、ラベル削除手段と、経路制御手段とを備える。ラベル付加手段は、他ネットワークから自ネットワークに入る光パケットに光ラベルを付加する。ラベル削除手段は、光ラベルが付された光パケットを自ネットワークから他ネットワークに出す際に、該光ラベルを削除する。経路制御手段は、光ラベルに基づいて、該光ラベルが付された光パケットの自ネットワーク内での経路制御を行う。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ネットワークであって、
ラベル付加手段と、ラベル削除手段と、経路制御手段とを備え、
前記ラベル付加手段は、他ネットワークから自ネットワークに入る光パケットに光ラベルを付加し、
前記ラベル削除手段は、前記光ラベルが付された光パケットを前記自ネットワークから他ネットワークに出す際に、該光ラベルを削除し、
前記経路制御手段は、前記光ラベルに基づいて、該光ラベルが付された光パケットの前記自ネットワーク内での経路制御を行う
光ネットワーク。
【請求項2】
請求項1に記載の光ネットワークにおいて、
前記ラベル付加手段は、前記自ネットワークに入る光パケットの宛先に基づいて該自ネットワークの出口を特定し、
前記光ラベルは、前記出口を示す
光ネットワーク。
【請求項3】
請求項1に記載の光ネットワークにおいて、
前記経路制御手段は、分配手段と、切替制御手段と、遅延手段と、切替手段とを備え、
前記分配手段は、前記光ラベルが付された光パケットを2つに分配し、
前記切替制御手段は、前記分配手段で分配された光パケットの一方の前記光ラベルに基づいて電気信号を生成し、
前記遅延手段は、前記分配手段で分配された光パケットの他方を遅延させて前記切替手段に入力し、
前記切替手段は、前記電気信号に基づいて前記遅延手段で遅延された光パケットの経路を切り替える
光ネットワーク。
【請求項4】
請求項3に記載の光ネットワークにおいて、
前記経路制御手段は、分波手段と、合波手段とを備え、
前記分波手段は、多重化された光パケットを波長ごとに分波して前記切替手段に入力し、
前記合波手段は、前記切替手段で経路が切り替えられた光パケットを合波して多重化する
光ネットワーク。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光ネットワークにおいて、
複数の光ノードを備え、
前記光ノードのそれぞれに、前記ラベル付加手段と、前記ラベル削除手段と、前記経路制御手段とが配設される
光ネットワーク。
【請求項6】
請求項5に記載の光ネットワークにおいて、
前記光ノードは、それぞれ、マルチコアファイバで構成される伝送路で接続される
光ネットワーク。
【請求項7】
光ネットワークの経路制御方法であって、
他ネットワークから自ネットワークに入る光パケットに光ラベルを付加し、
前記光ラベルに基づいて、該光ラベルが付された光パケットの前記自ネットワーク内での経路制御を行い、
前記光ラベルが付された光パケットを前記自ネットワークから他ネットワークに出す際に、該光ラベルを削除する
光ネットワークの経路制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ネットワーク及び光ネットワークの経路制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークのトラフィック量の増加や、光伝送技術の発展により、光伝送技術が多用されるようになってきている。そして、光伝送技術においても、遅延を低減する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネットワークにおいて遅延が生じる理由には、様々なものがあるが、遅延が生じる理由のひとつとして、経路制御に必要なヘッダ等の書き換えや、付け替え等に要する時間がある。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、経路制御における遅延を低減することのできる光ネットワーク及び光ネットワークの経路制御方法を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、光ネットワークが提供される。この光ネットワークは、ラベル付加手段と、ラベル削除手段と、経路制御手段とを備える。ラベル付加手段は、他ネットワークから自ネットワークに入る光パケットに光ラベルを付加する。ラベル削除手段は、光ラベルが付された光パケットを自ネットワークから他ネットワークに出す際に、該光ラベルを削除する。経路制御手段は、光ラベルに基づいて、該光ラベルが付された光パケットの自ネットワーク内での経路制御を行う。
【0007】
本発明の一態様によれば、光伝送における経路制御での遅延を低減し、大容量のデータを転送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る光ネットワークの構成例を示した図である。
【
図2】
図1に示した光ネットワークにおける光パケットの経路制御の方法を説明するための図である。
【
図3】光ノード1-2の構成の概略を示したブロック図である。
【
図4】光ノード1の詳細な構成を示したブロック図である。
【
図5】第1の波長の光パケットが伝送される部分を実線で示した図である。
【
図6】第2の波長の光パケットが伝送される部分を実線で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流・光等で表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0011】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0012】
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る光ネットワークの構成例を示した図である。同図に示す光ネットワークは、複数の光ノードが伝送路により接続されて構成される。具体的には、光ネットワークは、光ノード1-1、光ノード1-2、光ノード1-3、光ノード1-4と、光ノード1-1と光ノード1-2の間で光パケットを伝送する伝送路2-1、光ノード1-2と光ノード1-3の間で光パケットを伝送する伝送路2-2、光ノード1-3と光ノード1-4の間で光パケットを伝送する伝送路2-3、光ノード1-4と光ノード1-1の間で光パケットを伝送する伝送路2-4とを含んで構成される。なお、光ノードの数は
図1に示した限りではなく、複数の光ノードを含むことにより、光ネットワークは構成される。
【0013】
また、光ノード1-1、光ノード1-2、光ノード1-3、光ノード1-4は、それぞれ、インターネット等のネットワーク3と接続され、このネットワーク3に接続されたデータセンタ4等と、通信可能に構成されている。
【0014】
さらに、光ノード1-1には、EC(Edge Computer)5-1、CU/DU(Central Unit/Distributing Unit)6-1が接続され、CU/DU6-1を介して、無線ネットワーク7とも接続されている。同様に、光ノード1-2には、EC5-2、CU/DU6-2が接続され、光ノード1-3には、EC5-3、CU/DU6-3が接続され、光ノード1-4には、EC5-4、CU/DU6-4が接続されている。
【0015】
なお、ここでは、光ノード1-1、光ノード1-2、光ノード1-3、光ノード1-4、伝送路2-1、伝送路2-2、伝送路2-3、伝送路2-4以外は、光ネットワークとは別のネットワークとして扱い、その詳細の説明についても省略する。他のネットワークは、別の構成であってもよい。
【0016】
2.経路制御方法
図2は、
図1に示した光ネットワークにおける光パケットの経路制御の方法を説明するための図である。
図1に示した光ネットワークでは、
図2に示すように、他ネットワーク、例えば、CU/DU6-1から自ネットワークに入る光パケット8に、光ラベル9を付加する。光ラベル9は、自ネットワーク内の光ノード、例えば、光ノード1-3を示すものであり、この光ラベル9に基づいて、光ラベル9が付された光パケット8の自ネットワーク内での経路制御を行う。光ラベル9が光ノード1-3を示すものであれば、光ノード1-1から光ノード1-2に伝送された光パケット8は、光ノード1-2で他のネットワークへ出されることなく、光ノード1-3に伝送される。光ノード1-3では、光ラベル9が光ノード1-3を示すものであることから、この光パケット8を自ネットワークから他ネットワークに出すが、この際に、光ラベル9が付された光パケット8から光ラベル9を削除する。つまり、
図1に示した光ネットワークでは、流入する光パケット8に光ラベル9を付加し、光パケット8が他のネットワークに流出するまで、光ラベル9の付け替えや書き換えを行わずに、光ラベル9に基づく経路制御を行う。
【0017】
3.光ノード
次に、光ノードについて説明する。なお、ここでは、光ノード1-2の構成を例として説明するが、光ノード1-1、光ノード1-3、光ノード1-4も同様の構成である。
【0018】
図3は、光ノード1-2の構成の概略を示したブロック図である。同図に示すように、光ノード1-2は、ラベル付加手段11と、ラベル削除手段12と、経路制御手段13とを備える。つまり、光ノード1-2を含む光ネットワークは、ラベル付加手段11と、ラベル削除手段12と、経路制御手段13とを備える。また、光ネットワークは、複数の光ノードを備え、光ネットワークは、光ノードのそれぞれに、ラベル付加手段と、ラベル削除手段と、経路制御手段とが配設されることとなる。
【0019】
ラベル付加手段11は、他ネットワークから自ネットワークに入る光パケット8に光ラベル9を付加する。このとき、ラベル付加手段11は、自ネットワークに入る光パケット8のMACヘッダやIPヘッダから、当該光パケット8の宛先を特定し、その宛先に基づいて自ネットワークの出口を特定する。つまり、光ラベル9は、自ネットワークの出口を示す情報を含むことになる。光パケット8の宛先と自ネットワークの出口との対応は、例えば、LUT(LookUp Table)を参照することで特定する。
【0020】
ラベル削除手段12は、光ラベル9が付された光パケット8を自ネットワークから他ネットワークに出す際に、光ラベル9を削除する。
【0021】
経路制御手段13は、光ラベル9に基づいて、光ラベル9が付された光パケット8の自ネットワーク内での経路制御を行う。例えば、経路制御手段13は、光ノード1-1から伝送された光パケット8の光ラベル9が、自ノード(光ノード1-2)を示していれば、その光パケット8をラベル削除手段12に渡し、光ノード1-1から伝送された光パケット8の光ラベル9が、他ノード(光ノード1-3等)を示していれば、その光パケット8を光ノード1-3に伝送する。ラベル付加手段11から渡された光パケット8は、通常、他ノード(光ノード1-3等)を示す光ラベル9が付加されているため、その光パケット8を光ノード1-3に伝送する。
【0022】
4.経路制御手段
次に、経路制御手段13の詳細について説明する。
図4は、光ノード1(光ノード1-1、光ノード1-2、光ノード1-3、光ノード1-4に相当)の詳細な構成を示したブロック図である。
【0023】
同図に示すように、光ノード1は、ラベル処理部101、ラベル処理部102、分配部103、分配部104、分配部105、制御部106、遅延部107、切替部108を有する。また、切替部108は、スイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184、分波部185、合波部186を有する。ラベル処理部101とラベル処理部102は、それぞれ、ラベル付加手段11とラベル削除手段12を併せたものに相当し、分配部103、分配部104、分配部105、制御部106、遅延部107、切替部108は、経路制御手段13に相当する。
【0024】
ラベル処理部101は、他のネットワーク、例えば、CU/DU6-1を介して接続される無線ネットワーク7から流入する光パケットに光ラベルを付加するとともに、無線ネットワーク7へ流出する光パケットから光ラベルを削除する。
【0025】
ラベル処理部102は、他のネットワーク、例えば、EC5-1から流入する光パケットに光ラベルを付加するとともに、EC5-1へ流出する光パケットから光ラベルを削除する。
【0026】
分配部103、分配部104、分配部105は、いずれも、分配手段に相当するもので、分配部103は、ラベル処理部101で光ラベルが付加された光パケットを2つに分配し、分配した一方を制御部106に入力し、分配した他方を遅延部107に入力する。
【0027】
制御部106は、切替制御手段に相当するもので、分配部103、分配部104、分配部105から入力された光ラベルに基づいて、つまり、分配手段で分配された光パケットの一方の光ラベルに基づいて、スイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184を制御する電気信号を生成し、生成した電気信号を、スイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184のそれぞれに入力する。この電気信号は、光ラベルが示す光ノードへ光パケットの経路を切り替えるための信号であり、少なくとも光ラベルを含む光パケットのパケット長がスイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184を通過する時間、スイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184の切替位置を保持するものである。なお、光ラベルに基づく電気信号の生成は、例えば、LUTを参照することで、生成する信号の内容を特定する。
【0028】
遅延部107は、遅延手段であり、分配手段で分配された光パケットの他方を遅延させて切替手段である切替部108入力する。遅延部107が光パケットを遅延させる時間は、制御部106が電気信号を生成するのに要する時間、つまり、制御部106が光ラベルを読み取り、LUTを参照して電気信号を生成する時間に相当する。これにより、遅延部107で遅延された光パケットが、切替部108に入力されるタイミングで、スイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184が切り替えられる。
【0029】
切替部108は、切替手段であり、制御部106が生成した電気信号に基づいてスイッチ181、スイッチ182、スイッチ183、スイッチ184を動作させ、遅延手段で遅延された光パケットの経路を切り替える。
【0030】
また、経路制御手段の一部である切替部108は、分波手段に相当する分波部185と、合波手段に相当する合波部186とを備えているが、分波部185は、多重化された光パケットを波長ごとに分波してスイッチ181とスイッチ183に入力し、合波部186は、スイッチ181とスイッチ183で経路が切り替えられた光パケットを合波して多重化するものである。この分波部185と、合波部186は、光ネットワークにおいて、波長分割多重方式を用いる場合に必要な構成であり、波長分割多重方式を用いない場合には、不要なものとなる。波長分割多重方式を用いた場合、例えば、第1の波長の光パケットと、第2の波長の光パケットを多重化した場合には、それぞれの光パケットは、
図5及び
図6に示した経路で伝送される。
図5は、第1の波長の光パケットが伝送される部分を実線で示した図である。また、
図6は、第2の波長の光パケットが伝送される部分を実線で示した図である。
【0031】
また、光ノード1を含む複数の光ノードを、それぞれ、マルチコアファイバで構成される伝送路で接続するようにすることもできる。
【0032】
5.その他
以上説明したように、本発明の実施形態に係る光ネットワークは、光ラベルを用いることにより、遅延を低減することができ、さらに、波長分割多重方式を用い、マルチコアファイバで伝送路を構成することで、大容量のデータ通信が可能となり、結果として、高速通信が可能となる。
【0033】
本発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記光ネットワークにおいて、前記ラベル付加手段は、前記自ネットワークに入る光パケットの宛先に基づいて該自ネットワークの出口を特定し、前記光ラベルは、前記出口を示す光ネットワーク。
前記光ネットワークにおいて、前記経路制御手段は、分配手段と、切替制御手段と、遅延手段と、切替手段とを備え、前記分配手段は、前記光ラベルが付された光パケットを2つに分配し、前記切替制御手段は、前記分配手段で分配された光パケットの一方の前記光ラベルに基づいて電気信号を生成し、前記遅延手段は、前記分配手段で分配された光パケットの他方を遅延させて前記切替手段に入力し、前記切替手段は、前記電気信号に基づいて前記遅延手段で遅延された光パケットの経路を切り替える光ネットワーク。
前記光ネットワークにおいて、前記経路制御手段は、分波手段と、合波手段とを備え、前記分波手段は、多重化された光パケットを波長ごとに分波して前記切替手段に入力し、前記合波手段は、前記切替手段で経路が切り替えられた光パケットを合波して多重化する光ネットワーク。
前記光ネットワークにおいて、複数の光ノードを備え、前記光ノードのそれぞれに、前記ラベル付加手段と、前記ラベル削除手段と、前記経路制御手段とが配設される光ネットワーク。
前記光ネットワークにおいて、前記光ノードは、それぞれ、マルチコアファイバで構成される伝送路で接続される光ネットワーク。
光ネットワークの経路制御方法であって、他ネットワークから自ネットワークに入る光パケットに光ラベルを付加し、前記光ラベルに基づいて、該光ラベルが付された光パケットの前記自ネットワーク内での経路制御を行い、前記光ラベルが付された光パケットを前記自ネットワークから他ネットワークに出す際に、該光ラベルを削除する光ネットワークの経路制御方法。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0034】
1 :光ノード
1-1 :光ノード
1-2 :光ノード
1-3 :光ノード
1-4 :光ノード
2-1 :伝送路
2-2 :伝送路
2-3 :伝送路
2-4 :伝送路
3 :ネットワーク
4 :データセンタ
7 :無線ネットワーク
8 :光パケット
9 :光ラベル
11 :ラベル付加手段
12 :ラベル削除手段
13 :経路制御手段
101 :ラベル処理部
102 :ラベル処理部
103 :分配部
104 :分配部
105 :分配部
106 :制御部
107 :遅延部
108 :切替部
181 :スイッチ
182 :スイッチ
183 :スイッチ
184 :スイッチ
185 :分波部
186 :合波部