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特開2023-113604非ライセンススペクトルにおけるCOT共有のための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023113604
(43)【公開日】2023-08-16
(54)【発明の名称】非ライセンススペクトルにおけるCOT共有のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20230808BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20230808BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20230808BHJP
   H04W 72/115 20230101ALI20230808BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W16/14
H04W72/0446
H04W72/115
【審査請求】有
【請求項の数】30
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023069721
(22)【出願日】2023-04-21
(62)【分割の表示】P 2022520648の分割
【原出願日】2020-09-30
(31)【優先権主張番号】62/911,161
(32)【優先日】2019-10-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/036,517
(32)【優先日】2020-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サレム、モハメド アデル
(57)【要約】      (修正有)
【課題】非ライセンススペクトルにおけるチャネル占有時間(COT)の共有のための方法および装置を提供する。
【解決手段】ユーザ機器(UE)は、基地局へ、共有スペクトルにおいてUEにより開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信し、CG-UCIは、COT共有情報を含み、COT共有情報は、少なくとも、COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、COTの間の、ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、の組み合わせに対応するインデックス値を示し、インデックス値はCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、行は組み合わせに対応し、COT共有組み合わせの構成表の少なくとも1つの行はCOT共有が利用不可であることを示し、UEは、基地局から、ダウンリンク送信機会内に、CG-UCI内のCOT共有情報に従い、ダウンリンク送信を受信する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成グラント送信のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、前記方法は、
前記UEによって、共有スペクトルにおいて前記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
前記UEによって、前記ダウンリンク送信機会内に、送信された前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、前記基地局からダウンリンク送信を受信する段階と
を備える、方法。
【請求項2】
前記持続時間の前記指標が少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ダウンリンク送信を受信する段階は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)における前記ダウンリンク送信を受信する段階を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記基地局へ前記CG-UCIを送信する段階は、前記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信する段階を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは、前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【数13】
【請求項8】
前記CG-UCIを前記基地局へ送信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記UEによって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを前記基地局に送信する段階であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む段階をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記CG-UCIを前記基地局に送信する段階は、アップリンクバーストにおいて前記CG-UCIを前記基地局に送信する段階を含み、前記アップリンクバーストと前記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
前記アップリンクバーストの後であって且つ前記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
前記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、前記スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記CAPC値の前記指標は、前記COTを開始するために前記UEによって用いられるCAPC値を示す、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも、
共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)により開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する手順であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、手順と、
前記ダウンリンク送信機会内に、送信された前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、前記基地局からダウンリンク送信を受信する手順と
を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置と、
を備える、ユーザ機器(UE)装置。
【請求項12】
前記持続時間の前記指標が少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項11に記載のUE装置。
【請求項13】
前記オフセットの前記指標は少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項11または12に記載のUE装置。
【請求項14】
前記プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記ダウンリンク送信を受信させることは、プロセッサ実行可能命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)内で前記ダウンリンク送信を受信させることを含む、請求項11から13のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項15】
前記プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記CG-UCIを前記基地局に送信させることは、プロセッサ実行可能命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信させることを含む、請求項11から14のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項16】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、請求項11から15のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項17】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは、前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項11から16のいずれか一項に記載のUE装置。
【数14】
【請求項18】
前記プロセッサ実行可能命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサにさらに、少なくとも前記CG-UCIを前記基地局に送信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の開始の前に、前記COTの間に少なくとも1つの後続のCG-UCIを前記基地局に送信させ、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも前記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む、請求項11から17のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項19】
前記プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記CG‐UCIを前記基地局に送信させることは、プロセッサ実行可能命令が前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、アップリンクバーストにおいて前記CG-UCIを前記基地局に送信させることを含み、その結果、前記アップリンクバーストと前記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
前記アップリンクバーストの後であって且つ前記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
前記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、請求項11から18のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項20】
前記CAPC値の前記指標は、前記COTを開始するために、前記UEによって用いられるCAPC値を示す、請求項11から19のいずれか一項に記載のUE装置。
【請求項21】
構成グラント送信のために基地局によって実行される方法であって、
前記基地局によって、共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)によって開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、前記UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
前記基地局によって、前記ダウンリンク送信機会内に、送信された前記CG-UCIにおける前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を前記UEに送信する段階と
を備える、方法。
【請求項22】
前記持続時間の前記指標が、少なくとも前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの検出から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
前記ダウンリンク送信を送信する段階は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)内で前記ダウンリンク送信を送信する段階を含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記CG-UCIを受信する段階は、前記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を受信する段階を含む、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記インデックス値は、前記組み合わせに対応するCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、請求項21から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記インデックス値は、前記組み合わせに対応するCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは、前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法。
【数15】
【請求項28】
前記CG-UCIを受信する後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記基地局によって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを前記UEから受信する段階であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示す前記COT共有情報を含む、段階をさらに備える、請求項21から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記CG-UCIを受信する段階は、アップリンクバーストにおいて前記CG-UCIを受信する段階を含み、前記アップリンクバーストと前記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
前記アップリンクバーストの後、且つ前記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
前記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、前記スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、請求項21から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記CAPC値の前記指標は、前記COTを開始するために、前記UEによって用いられるCAPC値を示す、請求項21から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも、
共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)によって開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、前記UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する手順であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、手順と、
前記ダウンリンク送信機会内に、送信された前記CG-UCIにおける前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を前記UEに送信する手順と
を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置と、
を備える、基地局装置。
【請求項32】
前記持続時間の前記指標が、少なくとも前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項31に記載の基地局装置。
【請求項33】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項31または32に記載の基地局装置。
【請求項34】
前記プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに前記ダウンリンク送信を送信させることは、プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)内で前記ダウンリンク送信を送信させることを含む、請求項31から33のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項35】
前記プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに前記CG-UCIを受信させることは、プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を受信させることを含む、請求項31から34のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項36】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、請求項31から35のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項37】
前記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は、前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは、前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項31から36のいずれか一項に記載の基地局装置。
【数16】
【請求項38】
前記プロセッサ実行可能命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサにさらに、少なくとも、前記CG-UCIを受信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の開始の前に、前記COTの間に上記UEから少なくとも1つの後続のCG-UCIを受信させ、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む、請求項31から37のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項39】
前記プロセッサ実行可能命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、前記CG-UCIを受信させることは、プロセッサ実行可能命令が、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、アップリンクバースト内で前記CG-UCIを受信させることを含み、その結果、前記アップリンクバーストと前記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
前記アップリンクバーストの後、且つ前記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
前記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、前記スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、請求項31から38のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項40】
前記CAPC値の前記指標は、前記COTを開始するために、前記UEによって用いられるCAPC値を示す、請求項31から39のいずれか一項に記載の基地局装置。
【請求項41】
請求項11から20のいずれか一項に記載のユーザ機器装置と、請求項31から40のいずれか一項に記載の基地局装置とを備える、システム。
【請求項42】
プロセッサに、請求項1から10、および請求項21から30のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、「Methods and Apparatuses for COT Sharing in Unlicensed Spectrum」と題する2019年10月4日出願の米国仮特許出願第62/911,161号、および「Methods and Apparatuses for COT Sharing in Unlicensed Spectrum」と題する2020年9月29日出願の米国特許出願第17/036,517号の利益を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものである。
【0002】
本開示は、一般的に、構成グラント送信のための方法および装置に関し、より具体的には、非ライセンススペクトルにおけるチャネル占有時間(COT)の共有のための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ある無線通信システムでは、ユーザ機器(UE)が基地局と無線通信を行い、基地局へデータを送信し、および/または基地局からデータを受信する。UEから基地局への無線通信が、アップリンク(UL)通信と呼ばれる。基地局からUEへの無線通信が、ダウンリンク(DL)通信と呼ばれる。
【0004】
アップリンク通信およびダウンリンク通信を行うには、リソースが必要とされる。例えば、UEは、特定の周波数で、および/または、特定のスロットの間中、アップリンク送信において基地局にデータを無線で送信し得る。用いられる周波数およびタイムスロットは、リソースの例である。
【0005】
ある無線通信システムにおいて、UEが基地局へデータを送信することが望しい場合、UEが、基地局からアップリンクリソースを要求する。基地局は、アップリンクリソースをグラントし、次に、UEが、グラントされたアップリンクリソースを用いてアップリンク送信を送出する。基地局によりグラントされたこのようなアップリンクリソースでの送信は、グラントベースまたはスケジュールされたUL送信と呼ばれる。
【0006】
しかしながら、UEは、特にリソースの使用を要求することなく、基地局により動的にリソースの使用をグラントされることなく、特定の半静的に構成されたアップリンクリソースを用いてアップリンク送信を送出することがある。このような送信は、グラントフリー、グラントレス、スケジュールフリー、スケジュールレス、または構成グラントアップリンク送信と呼ばれる。構成グラントアップリンク送信を送出しているUE、または構成グラントアップリンク送信を送出するUEは、グラントフリーモードまたは構成グラントモードで動作すると呼ばれることがある。
【0007】
構成グラント送信の1つの利点は、基地局から割り当てられたタイムスロットに対するグラントを要求および受信する必要がないため、遅延がより低くなることである。さらに、構成グラント送信では、スケジューリングのオーバーヘッドを削減できる可能性がある。構成グラント方式において、同じ基地局により提供される複数の構成グラントUEが同じアップリンクリソースにアクセスすることができる。
【0008】
利用可能なリソースをより効率的に利用できる構成グラントおよびサイドリンク送信方式が望まれている。
【発明の概要】
【0009】
一実施形態に係る開示は、構成グラント送信のためにユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、上記方法は、上記UEによって、非ライセンススペクトルでのチャネル占有時間(COT)において基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、上記COTにおいてダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の指標を含む、段階と、上記UEによって、上記ダウンリンク送信機会内のダウンリンク送信を受信する段階とを備える、方法を開示する。
【0010】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIは、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標をさらに含む。
【0011】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0012】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIは、上記インデックス値を含み、上記インデックス値は、上記時間遅延の上記指標および上記持続時間の上記指標を含む。
【0013】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記指標値は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせと、上記ダウンリンク送信機会の持続時間とを示す。
【0014】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0015】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの上記送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロットでの上記ダウンリンク送信機会の開始を示す。
【0016】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始が上記CG-UCIの上記送信と同じであるCOTのタイムスロットにあることを示す。
【0017】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、上記CG-UCIの上記送信を含む上記アップリンクバーストの終了を示す上記CG-UCIでの少なくとも1つのビットの値を含む。
【0018】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、インデックス値を含み、上記インデックス値は、上記時間遅延の上記指標を含み、上記インデックスのいくつかの他の値は、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延と、上記ダウンリンク送信機会の持続時間との組み合わせの順序付きセットにおける各組み合わせを特定する。
【0019】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始のシンボルを示す。
【0020】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記ダウンリンク送信の受信は、上記基地局からの上記ダウンリンク送信の受信を含む。
【0021】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記ダウンリンク送信の受信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の受信を含む。
【0022】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記基地局への上記CG-UCIの送信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信を含む。
【0023】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記COTは、上記UEによって開始される。
【0024】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記COTは、チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)における上記UEによって開始し、上記CG-UCIは、上記CAPCの指標をさらに含む。
【0025】
別の実施形態によると、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置に格納したプロセッサ実行可能命令を含み、上記プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、少なくとも1つのプロセッサに少なくとも上記方法を実行させる、プロセッサ可読記憶装置とを含む、ユーザ機器(UE)装置が開示される。
【0026】
別の実施形態によると、構成グラント送信のためお基地局によって実行される方法であって、上記方法は、上記基地局によって、非ライセンススペクトルでのチャネル占有時間(COT)におけるユーザ機器(UE)からの構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COTにおけるダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の指標を含む、段階と、上記基地局によって、上記ダウンリンク送信機会内の上記UEへのダウンリンク送信を送信する段階とを備える、方法が開示される。
【0027】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIは、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標をさらに含む。
【0028】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0029】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIは、インデックス値を含み、上記インデックス値は、上記時間遅延の上記指標および上記持続時間の上記指標を含む。
【0030】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記指標値は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせと、上記ダウンリンク送信機会の持続時間とを示す。
【0031】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0032】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの上記送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロットでの上記ダウンリンク送信機会の開始を示す。
【0033】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始が上記CG-UCIの上記送信と同じであるCOTのタイムスロットにあることを示す。
【0034】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、上記CG-UCIの上記送信を含む上記アップリンクバーストの終了を示す上記CG-UCIでの少なくとも1つのビットの値を含む。
【0035】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、インデックス値を含み、上記インデックス値は、上記時間遅延の上記指標を含み、上記インデックスのいくつかの他の値は、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延と、上記ダウンリンク送信機会の持続時間との組み合わせの順序付きセットにおける各組み合わせを特定する。
【0036】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始のシンボルを示す。
【0037】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記ダウンリンク送信の送信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の送信を含む。
【0038】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記基地局への上記CG-UCIの受信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の受信を含む。
【0039】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記COTは、上記UEによって開始される。
【0040】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記COTは、チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)における上記UEによって開始し、上記CG-UCIは、上記CAPCの指標をさらに含む。
【0041】
別の実施形態によると、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置に格納したプロセッサ実行可能命令を含み、上記プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、少なくとも1つのプロセッサに少なくとも上記方法を実行させる、プロセッサ可読記憶装置とを含む、基地局装置が開示される。
【0042】
別の実施形態によると、構成グラント送信のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、上記方法は、上記UEによって、共有スペクトルにおける上記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)において、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、上記COTを開始するように、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標との組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階を備える、方法が開示される。上記方法は、上記UEによって、上記ダウンリンク送信機会内の基地局から、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を受信する段階をさらに備える。
【0043】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0044】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0045】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記ダウンリンク送信の受信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の受信を含む。
【0046】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記基地局への上記CG-UCIの送信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信を含む。
【0047】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す。
【0048】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である。
【0049】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記方法は、上記UEによって、上記CG-UCIを上記基地局へ送信する後、且つ上記ダウンリンク送信機会の上記開始の前に、上記COTにおいて、上記UEによって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記基地局に送信する段階をさらに備える。いくつかの実施形態において、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む。
【0050】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIを上記基地局に送信する段階は、アップリンクバーストにおいて上記CG-UCIを上記基地局に送信する段階を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである。
【0051】
別の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサを含むユーザ機器(UE)装置が開示される。上記UEは、少なくとも1つのプロセッサと、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに、ユーザ機器(UE)によって少なくとも、共有スペクトルにおける上記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)において、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、上記COTを開始するように、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標との組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置とをさらに備える。プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも、ダウンリンク送信機会内に、送信されたCG-UCI内のCOT共有情報に従って、少なくとも1つのプロセッサに基地局からダウンリンク送信を受信させるように、少なくとも、プロセッサにさらに命令する。
【0052】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0053】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0054】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記ダウンリンク送信を受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、上記少なくとも1つのプロセッサに少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で上記ダウンリンク送信を受信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む。
【0055】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に送信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む。
【0056】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す。
【0057】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である。
【0058】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにさらに、少なくとも、上記CG-UCIを上記基地局に送信した後、上記ダウンリンク送信機会の開始の前に、上記COT中に少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記基地局に送信させる。いくつかの実施形態において、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む。
【0059】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に送信させるプロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにアップリンクバーストで上記CG-UCIを上記基地局に送信させるプロセッサ実行可能命令を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである。
【0060】
別の実施形態によると、構成グラント送信のために基地局によって実行される方法であって、共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)によって開始されたチャネル占有時間(COT)において、上記基地局によって、上記UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、上記COTを開始するように、上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標との組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階を備える、方法が開示される。上記方法は、上記基地局によって、上記ダウンリンク送信機会内のUEに、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を受信する段階をさらに備える。
【0061】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0062】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの検出から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0063】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記ダウンリンク送信の送信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の送信を含む。
【0064】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記基地局への上記CG-UCIの受信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の受信を含む。
【0065】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す。
【0066】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である。
【0067】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記方法は、上記UEによって、上記CG-UCIを受信する後、且つ上記ダウンリンク送信機会の上記開始の前に、上記COTにおいて、上記基地局によって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記UEから受信する段階をさらに備える。いくつかの実施形態において、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む。
【0068】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記CG-UCIを受信する段階は、アップリンクバーストにおいて上記CG-UCIを上記基地局に受信する段階を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである。
【0069】
別の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサを含む基地局装置が開示される。上記基地局は、少なくとも1つのプロセッサと、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに、ユーザ機器(UE)によって少なくとも、共有スペクトルにおける上記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)において、UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、上記COTを開始するように、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標との組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置とをさらに備える。プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも、ダウンリンク送信機会内に、送信されたCG-UCI内のCOT共有情報に従って、少なくとも1つのプロセッサにUEへダウンリンク送信を送信させるように、少なくとも、プロセッサにさらに命令する。
【0070】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。
【0071】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す。
【0072】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記ダウンリンク送信を送信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、上記少なくとも1つのプロセッサに少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で上記ダウンリンク送信を送信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む。
【0073】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を受信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む。
【0074】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す。
【0075】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である。
【0076】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにさらに、少なくとも、上記CG-UCIを受信した後、上記ダウンリンク送信機会の開始の前に、上記COT中に少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記UEから受信させる。いくつかの実施形態において、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示す上記COT共有情報を含む。
【0077】
いずれかの前述の実施形態において、任意選択的に、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにアップリンクバーストで上記CG-UCIを受信させるプロセッサ実行可能命令を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである。
【0078】
他の態様および特徴は、添付の図と併せて例示的実施形態の以下の説明を検討することにより、当業者にとって明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0079】
図1】一実施形態に係る通信システムの概略図である。
図2A図1における通信システムのユーザ機器(UE)の概略図である。
図2B図1における通信システムの基地局の概略図である。
図3】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図4】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図5】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図6】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図7】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図8】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図9】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
図10】様々な実施形態による、図2Bの基地局のセル内の非ライセンススペクトルにおける図2AのUEにより構成グラントのための時間リソースの例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0080】
ここで例示目的のために、具体的な例示的実施形態が複数の図と共に以下でより詳細に説明される。しかしながら、本開示は、多種多様な特定の文脈で具現化できる多くの適用可能な概念を提供することを理解されたい。なお、説明した具体的な実施形態は、単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定するものではない。
【0081】
本開示において、構成グラント送信とは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などの動的制御チャネルにおいて、グラントベースのシグナリングを通信せずに実行されるデータ送信を指す。構成グラント送信は、アップリンクまたはダウンリンク送信を含むことができ、半永久的にスケジュールされている(SPS:Semi-Persistently Scheduled)送信を包含し、特に指定がない限りそのように解釈されるべきである。
【0082】
[通信システム]
図1は、例示的な通信システム100を図示している。一般的に、システム100は、複数の無線または有線のユーザデバイスがデータおよび他のコンテンツを送受信することを可能にする。システム100は、符号分割多元アクセス(CDMA:code division multiple access)、時分割多重アクセス(TDMA:time division multiple access)、周波数分割多重アクセス(FDMA:frequency division multiple access)、直交FDMA(OFDMA:orthogonal FDMA)、または単一搬送波FDMA(SC-FDMA:single-carrier FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を実装してよい。
【0083】
この例において、通信システム100は、電子デバイス(ED)またはユーザ機器(UE)110a~110cと、無線アクセスネットワーク(RAN)120a~120bと、コアネットワーク130と、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)140と、インターネット150と、他のネットワーク160とを含む。図1には、これらのコンポーネントまたは要素の一定の数が示されているが、これらのコンポーネントまたは要素の任意の数が、システム100に含まれてもよい。
【0084】
UE110a~110cは、システム100内で動作および/または通信するように構成される。例えば、UE110a~110cは、無線または有線通信チャネルを介して送信および/または受信するように構成される。UE110a~110cのそれぞれは、任意の適切なエンドユーザデバイスを表し、ユーザ機器/デバイス(UE)、無線送受信ユニット(WTRU)、移動局、固定または移動加入者ユニット、携帯電話、個人用デジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タッチパッド、無線センサ、または家電機器などのデバイスを含む(または参照されてよい)場合がある。
【0085】
RAN120a~120bはそれぞれ、基地局170a~170bを含む。基地局170a~170bのそれぞれは、UE110a~110cのうちの1つまたは複数と無線でインタフェースし、バックホールネットワークへのアクセスを可能にするように構成される。図1におけるバックホールネットワークは、コアネットワーク130、PSTN140、インターネット150および/または他のネットワーク160を含む。例えば、バックホールネットワークは、5G通信システムネットワークまたは将来の次世代システムネットワークを含むことができる。例えば、基地局170a~170bは、ベース送受信機局(BTS)、ノードB(NodeB)、進化型ノードB(eNodeB)、ギガビットノードB(gNodeB)、ホームノードB、ホームeNodeB、ホームgNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線ルータの1つまたは複数を含んで(またはそれらである)よい。UE110a~110cは、インターネット150とインタフェースおよび通信するように構成され、コアネットワーク130、PSTN140および/または他のネットワーク160にアクセスしてよい。
【0086】
図1に示される実施形態において、基地局170aは、RAN120aの一部を形成し、RAN120aは、他の基地局、要素および/またはデバイスを含んでよい。また、基地局170bは、RAN120bの一部を形成し、RAN120bは、他の基地局、要素、および/またはデバイスを含んでよい。 基地局170aは、特定のカバレッジエリアまたはセル175a内で無線信号を送信および/または受信するように動作し、基地局170bは、特定のカバレッジエリアまたはセル175b内で無線信号を送信および/または受信するように動作する。いくつかの実施形態において、各セルに複数の送受信機を持つ多入力多出力(MIMO)技術が採用されてよい。
【0087】
基地局170a~170bは、無線通信リンクを用いて1つまたは複数のエアインタフェース190を介してUE110a~110cのうちの1つまたは複数と通信する。エアインタフェース190は、任意の適切な無線アクセス技術を利用し得る。
【0088】
システム100は、上述したような方式を含む複数のチャネルアクセス機能を使用してもよいことが予期される。特定の実施形態では、基地局およびUEは、3G、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-A、LTE-B、および/または5Gを実装している。もちろん、他の多元アクセス方式および無線プロトコルが利用されてもよい。
【0089】
RAN120a~120bは、コアネットワーク130と通信して、UE110a~110cに音声、データ、アプリケーション、ボイスオーヴァーインターネットプロトコル(VoIP:Voice over Internet Protocol)、または他のサービスを提供する。RAN120a~120bおよび/またはコアネットワーク130は、1つまたは複数の他のRAN(図示せず)と直接または間接通信を行ってよい。コアネットワーク130は、他のネットワーク (PSTN140、インターネット150、および他のネットワーク160など)のためのゲートウェイアクセスとしての役割もまた果たし得る。さらに、UE110a~110cの一部または全部は、種々の無線技術および/またはプロトコルを用いて種々の無線リンクを介して種々の無線ネットワークと通信するための機能を含んでもよい。無線通信の代わりに(またはそれに加えて)、UE110a~110cは、サービスプロバイダまたはスイッチ(図示せず)、およびインターネット150に対して有線通信チャネルを介して通信してもよい。
【0090】
なお、図1では、通信システムの一例を示しているが、図1には様々な変更を加えることがある。例えば、通信システム100は、任意の適切な構成で、任意の数のUE、基地局、ネットワーク、または他のコンポーネントを備えてよい。
【0091】
図2Aおよび2Bは、本開示に係る方法および教示を実施し得る例示的なデバイスを図示する。特に、図2Aは、UE110a~110cのいずれに対応する例示的なUE110を図示し、図2Bは、基地局170a~170bのいずれかに対応する例示的な基地局170を図示する。これらのコンポーネントは、システム100または任意の他の適切なシステムにおいて使用されることができる。
【0092】
図2Aに示されるように、UE110は、少なくとも1つの処理ユニット200を含む。処理ユニット200は、UE110の様々な処理操作を実装している。例えば、処理ユニット200は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、またはUE110がシステム100で動作することを可能にする他の任意の機能を実行し得る。処理ユニット200はまた、以下でより詳細に説明される方法および教示をサポートする。各処理ユニット200は、1つまたは複数の動作を実行するように構成された任意の適切な処理デバイスまたはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット200は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または特定用途向け集積回路を含み得る。
【0093】
UE110はまた、少なくとも1つの送受信機202を含む。送受信機202は、少なくとも1つのアンテナ204またはネットワークインタフェースコントローラ(NIC)により、送信のためのデータまたは他のコンテンツを変調するように構成される。送受信機202はまた、少なくとも1つのアンテナ204により受信されたデータまたは他のコンテンツを復調するように構成される。各送受信機202は、無線または有線送信のための信号を生成する、および/または無線または有線により受信された信号を処理する任意の適切な構造を含む。各アンテナ204は、無線または有線信号を送信および/または受信するための任意の適切な構造を含む。1つまたは複数の送受信機202がUE110において使用され得、1つまたは複数のアンテナ204がUE110において使用され得る。単一の機能ユニットとして示されているが、送受信機202はまた、少なくとも1つの送信機および少なくとも1つの別個の受信機を使用して実装され得る。
【0094】
UE110は、1つまたは複数の入出力デバイス206またはインタフェース(インターネット150への有線インタフェースなど)をさらに含む。入出力デバイス206は、ネットワークにおけるユーザデバイスまたは他のデバイスとのインタラクション(ネットワーク通信)を容易にする。各入出力デバイス206は、ネットワークインタフェース通信を含んだ、ユーザに情報を提供するための、またはユーザから情報を受信/提供するための、スピーカ、マイク、キーパッド、キーボード、ディスプレイ、またはタッチスクリーンなどの、任意の適切な構造を含む。
【0095】
さらに、UE110は、少なくとも1つのメモリ208を含む。メモリ208は、UE110によって使用、生成、または収集される命令およびデータを格納する。例えば、メモリ208は、処理ユニット200によって実行されるソフトウェアまたはファームウェア命令、および入力信号における干渉を低減または除去するために使用されるデータを格納し得る。各メモリ208が、任意の適切な揮発性記憶装置および/または不揮発性記憶装置ならびに検索デバイスを含む。メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者特定モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなど、任意の適切な種類のものを使用することができる。
【0096】
図2Bに示すように、基地局170は、少なくとも1つの処理ユニット250、少なくとも1つの送信機252、少なくとも1つの受信機254、1つまたは複数のアンテナ256、少なくとも1つのメモリ258、および1つまたは複数の入出力デバイスまたはインタフェース266を含む。当業者には理解されるであろうスケジューラも、処理ユニット250に結合され得る。スケジューラは、基地局170内に含まれることも、基地局170とは個別に動作することも可能である。処理ユニット250は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、または他の任意の機能などの、基地局170の様々な処理操作を実装する。処理ユニット250は、以下でより詳細に説明される方法および教示をサポートすることもできる。各処理ユニット250は、1つまたは複数の動作を実行するように構成される、任意の適切な処理デバイスまたはコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット250は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または特定用途向け集積回路を含み得る。
【0097】
各送信機252は、1つまたは複数のUEまたは他のデバイスに無線または有線送信のための信号を発生する任意の適切な構造を含む。各受信機254は、1つまたは複数のUEまたは他のデバイスから無線または有線により受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。送信機252および受信機254を別々に示したが、これら2つのデバイスは送受信機として組み合わせることも可能である。各アンテナ256は、無線または有線信号を送信および/または受信するための任意の適切な構造を含む。ここでは、共通のアンテナ256が送信機252に結合されているように示されているが、1つまたは複数のアンテナ256が受信機252に結合され、別個のアンテナ256が別個のコンポーネントとして送信機および受信機に結合されることが可能である。各メモリ258が、任意の適切な揮発性記憶装置および/または不揮発性記憶装置ならびに検索デバイスを含む。各入出力デバイス266は、ネットワークにおけるユーザデバイスまたは他のデバイスとのインタラクション(ネットワーク通信)を容易にする。各入出力デバイス266は、ネットワークインタフェース通信を含む、ユーザに情報を提供するための、またはユーザからの情報を受信/提供するための任意の適切な構造を含む。
【0098】
[構成グラント送信]
基地局170は、UE110a~110cで無線通信をサポートするように構成され、UE110a~110cのそれぞれが、構成グラントアップリンク送信を送出し得る。UE110a~110cは、例えば、UE接続構成時の構成グラントリソース事前構成、または動作中の更新からの構成グラントリソース構成または再構成により、構成グラント送信を行うように構成されてもよい。例えば、構成グラントリソースは、いくつかの実施形態において、ブロードキャストまたはマルチキャストシグナリングによってUEに対して構成され得る。2つ以上の構成グラント送信は、同じ構成リソースを共有することができる。さらに、グラントベースの送信は、専用リソースを使用することも、時間間隔において構成グラントリソースとリソースを共有(完全にまたは部分的に)することも可能である。
【0099】
構成グラントの送信およびグラントベースの送信のいずれも、いくつかの実施形態において、関連するアプリケーション要件およびサービス品質(QoS)に応じて、任意のアプリケーショントラフィックまたはサービスタイプに使用することができる。構成グラント送信を、例えば、低遅延の要件を満たす高信頼性低遅延通信(URLLC)トラフィック、シグナリングオーバーヘッドを節約するための短いパケットによる拡張モバイルブロードバンド(eMBB)トラフィック、リソース利用およびスペクトル効率を高めるためのeMBBトラフィックなどに使用することができる。
【0100】
ヌメロロジーは、特定の信号を通信するために使用されるエアインタフェースの物理層パラメータのセットと定義される。直交周波数分割多重化(OFDM)ベースの通信では、ヌメロロジーは少なくともサブキャリア間隔(SCS)とOFDMシンボル持続時間で記述される場合があり、高速フーリエ変換(FFT)および/または逆FFT(IFFT)長、送信タイムスロット長、巡回プレフィックス(CP)長または持続時間などの他のパラメータで定義される場合もある。一般的に、本開示に係る非ライセンススペクトルにおける構成グラントUL送信に使用されるヌメロロジーは、特定の機能をサポートするように選択され得る。
【0101】
1つのUEまたはUEのグループは、同じパラメータまたはリソース構成を共有するために、グループ特定子(ID)または無線ネットワーク一時ID(RNTI)を有してよく、RNTIは、グラントフリーRNTI(GF-RNTI)またはグラントベースのRNTI(GB-RNTI)であってもよい。グループIDは、各UEに、予め構成または動的に構成されることができる。グループIDを持つUEへのパラメータまたはリソース構成は、例えば、半静的または動的シグナリングによって行うことができる。グループIDは、例えば、グループ内のUEに対するリソースの無効化または有効化のために使用することができる。有効化または無効化されるリソースは、周波数、時間、グループ内の各UEに関連する参照信号(RS)を含むことができる。
【0102】
一つのUEまたはUEのグループのために構成された関連リソースは、以下の任意またはすべてを含むことができる。
1)シンボル、ミニスロットまたはスロットなどの送信時間間隔(TTI)内の周波数リソース。一例において、物理リソースブロック(PRB)方式が提供される。PRB方式は、物理的な開始周波数リソースブロック(RB)とRB割り当てのサイズを示す。特に非ライセンスセルにおけるUL送信の場合、PRB方式は、非ライセンスセルまたはその帯域幅部分(BWP)にわたって予め定義された周波数インターレースのセットから選択された1つまたは複数の周波数インターレースを代替的に示すことができる。BWPが広帯域(WB)BWPである場合、すなわち、1つより多くの連続する非ライセンスチャネル(サブバンドとも認識されている)を含む場合、PRB方式は、サブバンドインデックスまたは開始PRBのいずれかと、1つまたは複数の周波数インターレース内のRB割り当てのサイズとをさらに示すことができる。
2)1つのデータ送信時間間隔の開始/終了位置を含む時間リソース。例えば、TTIは、一つのシンボル、ミニスロットまたはスロットであることができる。
3)参照信号(RS)またはRS構成。各UEは、関係するシナリオに応じて、復調参照信号(DMRS)など、1つまたは複数の参照信号(RS)で構成することができる。UEのグループに対して、各UEは、異なるRSまたはRSの異なるセットを持ってよく、または持たなくてもよい。なお、異なるRSは、URLLCアプリケーションまたは大量マシンタイプ通信(mMTC)アプリケーションなどのアプリケーションに応じて、互いに直交または非直交であることができる。
4)UEごとに1つまたは複数のハイブリッド自動リピート要求(HARQ)プロセスID
5)UEごとに1つまたは複数の変調および符号化方式(MCS)。グラントフリーUEは、送信に使用するためにどのMCSかを明示的または暗黙的に示すことができる。
6)グラントフリー送信の反復回数Kは、UEに対して1つまたは複数のK値を構成することができ、どのK値を使用するかは、UEのチャネル条件、サービスタイプなどを考慮したある特定のルールに依存する。
7)電力ランピング段階サイズを含む電力制御パラメータ(例えば、UE用)。
8)一般グラントベースのデータおよび制御伝動に関連する情報を含む他のパラメータ。なお、グラントフリーリソースのサブセットは「固定」または「予約」リソースと呼ばれることがあり、一方、グラントベースのリソースのサブセットは「柔軟」リソースと呼ばれ、基地局によって動的にスケジュールすることができることに留意されたい。
【0103】
タイプ1 NR TCGと呼ばれる、新無線(NR)のための構成グラント(TCG)を持つ1種類の送信は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用してUEに構成情報を提供することを含む。構成情報の例としては、周期性、オフセット、時間-周波数割り当て、UE固有の復調参照信号(DMRS)構成、変調符号化方式/送信ブロックサイズ(MCS/TBS)、反復回数(K)および電力制御があるが、これらに限定されるものではない。
【0104】
タイプ2のNR TCGと呼ばれる第2のタイプにおいて、RRCシグナリングを使用してUEに構成情報の一部を提供することができ、その他の構成情報は活性化ダウンリンク制御情報(DCI)でUEに提供される。RRCシグナリングで提供される可能性のある構成情報の例としては、周期性、電力制御、反復回数(K)、およびMCS/TBSがあるが、これらに限定されるものではない。有効化DCIで提供される可能性のある構成情報の例としては、オフセット、時間-周波数割り当て、MCS/TBSおよびUE固有のDMRS構成情報などがあるが、これらに限定されるものではない。
【0105】
非ライセンススペクトルにおいて構成されたグラント送信のための時間領域リソース割り当てに関しては、上記の特定したタイプ1およびタイプ2の両方において、RRCシグナリングを通じて以下の2つのパラメータが構成される。
・K-反復:物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信用に構成されたリソース上で同一の送信ブロック(TB)をK={1、2、4、8}回連続して送信すること。非ライセンススペクトル(NR-U)でのNRの動作のために、同じTBのK回の反復は、連続したCG PUSCHリソースで発生してもしなくてもよい。
・周期性:構成されたサブキャリア間隔に応じて、以下の周期性がサポートされている。
15kHz:2,7,n×14,ここで、n∈{1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,320,640};
30kHz:2,7,n×14,ここで、n∈{1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,640,1280};
通常CPを持つ60kHz:2,7,n×14,ここで、n∈{1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560};
拡張サイクリックプリフィクス(ECP)を持つ60kHz:2,6,n×12,ここで、n∈{1,2,4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,128,160,256,320,512,640,1280,2560}
【0106】
以下の2つのパラメータは、タイプ1ではRRC 経由で、タイプ2では有効化DCI経由で構成される。
・timeDomainAllocation:startSymbolAndLengthを含むテーブルエントリを示す、構成されたアップリンクグラントの時間領域での割り当て;
・timeDomainOffset:タイプ1では時間領域でSFN=0を基準に、タイプ2では活性化DCIの送信タイミングを基準にしたリソースのオフセット。
【0107】
[非ライセンススペクトル]
ライセンススペクトルにおける帯域幅の希少性と費用、およびデータ送信容量に対する需要の増加を考慮し、アップリンク通信トラフィックなどの少なくとも一部の通信トラフィックを、「共有スペクトル」に相当すると思われる非ライセンススペクトルにオフロードすることに関心が高まっている。例えば、多くのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)が運用している非ライセンス5GHzスペクトルに大きな関心が集まっている。それに応じて、当該スペクトルで動作するために、WLANとの効率的かつ公平な共存のためには、地域別非ライセンススペクトル規制を遵守することが必要な場合がある。
【0108】
UEが非ライセンススペクトルにアクセスして非ライセンススペクトルのサブバンドで送信する前に、UEはリッスン・ビフォア・トーク(LBT:Listen Before Talk)動作(例えば、初期クリアチャネル評価(ICCA)および拡張クリアチャネル評価(ECCA)を含む)を実行し、送信前にチャネルがアイドルであることを検査する。非ライセンススペクトルバンドのサブバンドは、例えば、動作の地理的領域でIEEE 802.11規格によって定義される1つまたは複数の非ライセンスチャネル、または3GPP(登録商標)規格によって定義される1つまたは複数の帯域幅部分(BWP)を含む周波数リソースのグループを含むことができる。
【0109】
欧州および日本などの地域では、非ライセンススペクトルにアクセスしようとするデバイスは、負荷ベースの機器(LBE)LBT手順またはフレームベースの機器(FBE)LBT手順のいずれかに準拠する必要がある。
【0110】
LBEのLBT手順では、非ライセンススペクトルにアクセスしようとするデバイスは、クリアチャネル評価(CCA:Clear Channel Assessment)に成功した後、任意の時刻に送信を開始することができる。このようなLBEのLBT手順で採用されるCCAメカニズムは、WLANで採用されるCCAメカニズム、すなわち、キャリア検地多重アクセス衝突回避(CSMA/CA:carrier sense multiple access with collision avoidance)と同じであってもよく、エネルギー検出ベースのCCAに基づいてもよい。例えば、エネルギー検出ベースの CCA は、コンテンションウィンドウのサイズを決定するためにランダムバックオフを利用し、送信機会の競合に成功した後にデバイスが非ライセンスチャネルで占有してよい最大時間を決定するそれぞれの最大チャネル占有時間(MCOT)を利用してよい。
【0111】
FBEのLBT手順では、非ライセンススペクトルにアクセスしようとするデバイスは、エネルギー検出ベースのCCAに短時間成功した後、周期的な瞬間にのみ送信を開始することができる。このような周期的な瞬間の間の最小時間が固定フレーム期間であり、送信のチャネル占有時間およびアイドル期間を包含する。規制要件の下では、チャネル占有時間は1~10ミリ秒(ms)であってよく、アイドル期間はチャネル占有時間の少なくとも5%、下限が100マイクロ秒(μs)でなければならない。さらに、規制要件の下では、デバイスはエネルギー検出ベースのCCAを採用し、チャネルで検出された総エネルギーが、デバイスの送信電力の関数によって上限が設定されたCCA閾値よりも大きい場合、チャネルがビジー状態であると決定される。特に、CCA閾値の上限は以下のように規制されている。
CCA閾値≧-73dBm/MHz+(23-max Tx EIRP)[dBm]、ここで、max Tx EIRPは、デバイスの最大送信等価等方性輻射電力(EIRP:Equivalent Isotropically Radiated Power)である。その結果、max Tx powerおよび/またはアンテナゲインが高いほど、許容されるCCA閾値は低くなる。現在の規制要件の下では、CCA期間は少なくとも9マイクロ秒(μs)でなければならず、25μsが典型的であるとされている。
【0112】
個々のUEが協調せずに個々に非ライセンススペクトルにアクセスした場合、遅延が発生し、性能が低下する可能性がある。例えば、UEが独立LBT手順を実行する場合、UEはアップリンクデータの送信を開始するか、または他のデバイスが送信できる前に非ライセンスチャネルを占有しないことを保証するように予約信号を送信するか、のいずれかを行うことができる。どちらの状況でも、UE間のCCAの整合性、予約信号の送信、またはアップリンク送信の開始に関して調整が存在しない場合、他のUEにとってチャネルがビジーであるように見えることがあり、その場合、他のUEのアップリンク送信の遅延が長くなることがある。
【0113】
[構成グラントアップリンク制御情報]
図3は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラント送信のための時間リソース300の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0114】
図3の例において、時間リソース300は、5つのタイムスロット302、304、306、308および310を含む。UE110aは、タイムスロット302の開始で、第1のアップリンク(UL)LBT手順312により、時間リソース300内の基地局170aに対するアップリンク送信のためのチャネル占有時間(COT)を開始しようとした。この例において、第1のULのLBT手順312は、「ビジー」評価のため失敗した。UE110aは、次の潜在的なPUSCHに向かって第2のULのLBT手順316を進めることによって、時間リソース300における基地局170aへのアップリンク送信のためのCOTを再び開始しようとし、その開始点は、タイムスロット302の開始からの遅延314の後である。図示の実施形態では、第1のULのLBT手順312および第2のULのLBT手順316は、ランダムバックオフを伴うカテゴリ4(CAT4)ULのLBT手順であるが、代替実施形態では、UEは他の手順を用いてCOTを開始しようとすることができる。
【0115】
この例では、第2のULのLBT手順316が成功し、UE110aは、時間リソース300内の4つのタイムスロット320、322、324、および326のMCOT318を有するCOTを開始した。したがって、MCOT318のCOTは、UE110aによって開始されるCOTである。MCOT318のCOT中、UE110aは、タイムスロット302の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)328、タイムスロット304のPUSCH330、およびタイムスロット304のPUSCH332で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH328、330、332は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース300において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト334を形成している。
【0116】
しかしながら、この例において、アップリンクバースト334は、MCOT318内にあるタイムスロット306および308には及ばない。したがって、アップリンクバースト334は、MCOT318におけるCOT中のタイムスロット306および308におけるダウンリンク送信機会336(またはより一般的には送信機会)の指標を含んでいる。ダウンリンク送信機会336は、タイムスロット304の1つタイムスロット後のタイムスロット302の2つのタイムスロット後に開始し、2つのタイムスロット306および308の持続時間を有する。
【0117】
この例において、タイムスロット302のPUSCH328は、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)338を含む。一般的に、本明細書に記載のCG-UCIは、HARQ ID、新データインジケータ(NDI)、冗長バージョン(RV)、後述のCOT共有情報、またはUE IDなどの他の情報のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0118】
CG-UCI338のCOT共有情報は、図3においてl=2で示されるタイムスロット302から2つのタイムスロット後にダウンリンク送信機会336が開始することを示す指標を含む。より一般的には、lは、CG-UCI338の送信からダウンリンク送信機会336の開始までのCOTのタイムスロット数を示すことができる「DLオフセット」である。また、CG-UCI338のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会336が、図3においてd=2で示される2つのタイムスロットの持続時間を有することを示す指標を含む。より一般的には、dは、ダウンリンク送信機会336のタイムスロット数として、ダウンリンク送信機会336の持続時間を示すことができる。一般的に、本明細書で説明するCG-UCIの指標は、CG-UCIの1つまたは複数のビットフィールドに符号化された指標であってよい。
【0119】
さらに、この例では、タイムスロット304のPUSCH330は、CG-UCI340を含み、CG-UCI340のCOT共有情報は、図3のDLオフセットl=1で示されるタイムスロット304から1つのタイムスロット後にダウンリンク送信機会336が開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI340のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会336が、図3においてd=2で示される2つのタイムスロットの持続時間を有することを再び示す指標を含む。
さらに、この例では、タイムスロット304のPUSCH332は、CG-UCI342を含み、CG-UCI342のCOT共有情報は、図3のl=1で再び示されるタイムスロット304から1つのタイムスロット後にダウンリンク送信機会336が開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI338のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会336が、図3においてd=2で示される2つのタイムスロットの持続時間を有することを再び示す指標を含む。図3の実施形態におけるlおよびdの値は例のみである。代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の開始に対する時間遅延(またはオフセット)の異なる表示を含んでもよく、代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の持続時間の異なる指標を含んでもよい。
【0120】
したがって、より一般的には、CG-UCI338、340、および342のそれぞれのCOT共有情報は、基地局170aがMCOT318でCOTを共有できるように、基地局170aに対するダウンリンク送信機会336を特定する。図示の実施形態では、CG-UCI338、340、および342のそれぞれのCOT共有情報は、CG-UCIの送信からダウンリンク送信機会336の開始までの時間遅延(またはオフセット)の指標lと、ダウンリンク送信機会336の持続時間の指標dとを含むことによってダウンリンク送信機会336を特定するが、代替実施形態は異なる場合がある。
【0121】
図示の実施形態では、指標lは、CG-UCIのタイムスロットからダウンリンク送信機会の開始のタイムスロットまでのタイムスロット数を示し、CG-UCIの送信からダウンリンク送信機会336の開始までのオフセットを示す指標と称してもよい。しかしながら、代替実施形態は異なってよい。例えば、代替実施形態では、タイムスロット数を示す以外に、およびCG-UCIの送信からの時間を示す以外に、ダウンリンク送信機会の開始までの時間遅延(またはオフセット)を示すことができる。
【0122】
さらに、実施形態に示されるように、指標dは、ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す。しかしながら、代替実施形態は異なっていてもよく、例えば、ダウンリンク送信機会のタイムスロット数以外のダウンリンク送信機会の持続時間を示すことができる。
【0123】
いくつかの実施形態において、CG-UCIのCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせの特定子を含んでもよい。一般的に、本明細書で説明する(l,d)の組み合わせの順序付きセットは、構成されてもよく、予め定義されてもよい。(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせの特定子は、組み合わせのlとdを特定するため、CG-UCIの送信からダウンリンク送信機会の開始までの時間遅延とダウンリンク送信機会の持続時間の両方を特定することができる。この例では、CG-UCI338は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=2,d=2)を特定する組み合わせインデックス値(CIV)または他の特定子を含んでもよく、CG-UCI340及び342はそれぞれ、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=1,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含んでもよい。
【0124】
この例は、3つのCG-UCI 338、340、および342を含み、基地局170aがCG-UCIの一部を検出できなかった場合に曖昧さを回避することができる。しかしながら、代替実施形態は、より多くのまたはより少ないCG-UCIを含んでもよい。しかしながら、代替実施形態では、ULバーストに含まれるCG-UCIの一部は、例えば、複数のDL送信機会が時間的に連続しておらず、UEがDL送信機会の間でCGのUL送信を再開し得る場合、別の近日中のDL送信機会に対応する(l,d)の組み合わせを示す場合がある。
【0125】
示された実施形態では、UE110aから基地局170aへのアップリンクバースト334の後、基地局170aは、タイムスロット306の開始でダウンリンク(DL)LBT手順346の後、ダウンリンク送信機会336で基地局170aからUE110aにダウンリンク送信344を開始させる。DLのLBT手順346に対応するため、およびアップリンク送信からダウンリンク送信に切り替える他のLBT手順に対応するため、基地局170aは、有効BWPのヌメロロジーまたはSCSに基づいて1つまたは複数のダウンリンクシンボルをブランクにして、アップリンク送信とダウンリンク送信との間のスイッチングギャップを提供してもよい。
【0126】
換言すれば、CG-UCI338、340、および342のうちの1つ、複数、またはすべてのCOT共有情報に応答して、基地局170aは、CG-UCI338、340、および342のCOT共有情報により特定されるダウンリンク送信機会336においてダウンリンク送信344を送信し、UE110aは、これを受信する。したがって、CG-UCI338、340、および342のうちの1つ、複数、またはすべてのCOT共有情報により、基地局170aは、CG-UCI338、340、および342のCOT共有情報により特定されるダウンリンク送信機会336においてUE110aにダウンリンク送信344を送信してMCOT318内のCOTを共有することができる。
【0127】
図示の実施形態では、DLのLBT手順346は、ランダムバックオフを伴わないカテゴリ2(CAT2)DLのLBT手順であるが、代替実施形態では、基地局は、例えばULとDLのギャップが16μs以下の場合、CAT1(LBTなし)手順などの他の手順を用いてダウンリンク送信を開始してもよい。この例では、DLのLBT手順346は成功し、ダウンリンク送信344は、タイムスロット306の第1の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)348と、タイムスロット308の第2のPDSCH350とを含む。この実施形態、およびいくつかの他の実施形態では、ダウンリンク送信344が開始するタイムスロット306が物理ダウンリンク制御チャネルPDCCH352を含むように、ダウンリンク送信344のタイミングが選択されるが、代替実施形態は異なってもよい。
【0128】
この例では、ダウンリンク送信344は時間リソース300内であり、MCOT318内である。しかしながら、代替実施形態では、ダウンリンク送信が本明細書で説明された時間リソースを超えて続いてもよい。
【0129】
この例では、UE110aは、タイムスロット308の終了前に、第3のULのLBT手順354によってMCOT318のCOTでアップリンク送信を再開しようとする。ULのLBT手順354に対応するため、およびダウンリンク送信からアップリンク送信に切り替える他のLBT手順に対応するため、基地局170aは、有効BWPのヌメロロジーまたはSCSに基づいて1つまたは複数のダウンリンクシンボルをブランクにして、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間のスイッチングギャップを提供してもよい。
【0130】
図示の実施形態において、第3のULのLBT手順354は、CAT2のULのLBT手順であるが、代替実施形態において、UEは、他の手順を使用してアップリンク送信を再開しようとしてもよい。この例において、第3のULのLBT手順354は成功した後、UE110aは、タイムスロット310でPUSCH356を送信することによってMCOT318のCOTでアップリンク送信を再開する。PUSCH356はCG-UCI358を含み、CG-UCI358のCOT共有情報は、その後にダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標を含む。
【0131】
図4は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソース400の別の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0132】
図4の例において、時間リソース400は、5つのタイムスロット402、404、406、408および410を含み、UE110aは、タイムスロット402の開始でのULのLBT手順412によって時間リソース400で基地局170aへのアップリンク送信のためのCOTを開始しようとする。
この例では、ULのLBT手順412が成功し、UE110aは、時間リソース400内の4つのタイムスロット402、404、406、および408における4つのタイムスロットのMCOT414を有するCOTを開始した。MCOT414のCOT中、UE110aは、タイムスロット402のPUSCH416、タイムスロット402のPUSCH418、タイムスロット404のPUSCH420、およびタイムスロット404のPUSCH422で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH416、418、420および422は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース400において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト424を形成している。
【0133】
しかしながら、この例において、アップリンクバースト424は、MCOT414内にあるタイムスロット406および408には及ばない。したがって、アップリンクバースト424は、MCOT414におけるCOT中のタイムスロット406および408におけるダウンリンク送信機会426(またはより一般的には送信機会)の指標を含んでいる。ダウンリンク送信機会426は、タイムスロット402から2つのタイムスロット後に開始し、タイムスロット404から1つのタイムスロット後に開始し、2つのタイムスロット406および408の持続時間を有する。
【0134】
この例において、PUSCH416の時点で、UE110aは、タイムスロット404におけるアップリンクバースト424の終了を特定しておらず、したがって、タイムスロット406におけるダウンリンク送信機会426の開始を特定していない可能性がある。したがって、この例において、タイムスロット402におけるPUSCH416は、CG-UCI428を含み、CG-UCI428のCOT共有情報は、図3に示すCG-UCI358のCOT共有情報と同様に、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標を含む。
【0135】
しかしながら、この例において、PUSCH418の時点で、UE110aは、タイムスロット404におけるアップリンクバースト424の終了を特定し、タイムスロット406におけるダウンリンク送信機会426の開始を特定した。したがって、この例では、PUSCH418は、CG-UCI430を含み、CG-UCI430のCOT共有情報は、図4のl=2で示されるタイムスロット402から2つのタイムスロット後にダウンリンク送信機会426が開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI430のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会426が、図4においてd=2で示される2つのタイムスロットの持続時間を有することを示す指標を含む。したがって、CG-UCI430のCOT共有情報は、図3に示すCG-UCI338のCOT共有情報のCOT共有情報と同様であってよい。さらに、この例において、PUSCH420はCG-UCI432を含み、CG-UCI432のCOT共有情報は図3に示すCG-UCI340のCOT共有情報と同様であってよい。さらに、この例において、PUSCH422はCG-UCI434を含み、CG-UCI434のCOT共有情報は図3に示すCG-UCI342のCOT共有情報と同様であってよい。再び、図4の実施形態におけるlおよびdの値は例のみであり、代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の開始に対する時間遅延(またはオフセット)の異なる指標を含んでもよく、代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の持続時間の異なる指標を含んでもよい。
【0136】
示された実施形態では、UE110aから基地局170aへのアップリンクバースト424の後、基地局170aは、タイムスロット406の開始でDLのLBT手順438の後、ダウンリンク送信機会426で基地局170aからUE110aにダウンリンク送信436を開始させる。DLのLBT手順438は、図3に示すDLのLBT手順346と同様であってよく、ダウンリンク送信436は、図3に示すダウンリンク送信344と同様であってよいが、代替実施形態は異なってよい。
【0137】
[オフセットおよび持続時間の指標]
構成グラント時間リソースにおいて、UEが開始するCOTのMCOTは、Np,μ個のタイムスロットを有する。ここで、pはCOTを開始するために使用するチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)を表し、μは構成グラント時間リソースのヌメロロジーを表わす。例えば、いくつかの実施形態において、μ=1(30kHz),N1,1=4,N2,1=8,N3,1=12,およびN4,1=12であるが、代替実施形態においては異なってよい。
【0138】
図3および図4の実施形態において、CG-UCIのCOT共有情報がl=0を示す場合、CG-UCIのCOT共有情報は、CG-UCIの送信と同じタイムスロットでダウンリンク送信機会が開始することを示す。CG-UCIの送信と同じタイムスロット内のダウンリンク送信は、部分的スロットダウンリンク送信として説明されてよい。また、図3および4の実施形態において、CG-UCIがMCOTの第1のタイムスロット内にあり、MCOTの最後のタイムスロットにダウンリンク送信機会が開始することを示す場合、CG-UCIは、l=Np,μ-1を示す。したがって、図3および4の実施形態において、lの値は、0からNp,μ-1までの範囲としてよい。
【0139】
さらに、いくつかの実施形態において、d=0または別のインジケータは(図9を参照して以下で説明する)部分的スロットダウンリンク機会を示し、d=Np,μ-1は、部分的DL送信を有してもよく、有しなくてもよい第1のタイムスロット後のMCOTの残りのすべてのタイムスロット内のダウンリンク機会を示す。したがって、いくつかの実施形態において、dの値は0からNp,μ-1までの範囲としてよい。さらに、MCOT内のダウンリンク機会を維持するように、l+d<Np,μにする。
【0140】
したがって、使用される可能性がある(l,d)の組み合わせの数は、以下の条件を満たす(l,d)の組み合わせの数である。
0≦l≦Np,μ-1,0≦d≦Np,μ-1,およびl+d<Np,μ、ここで、Cp,μ=Np,μ(Np,μ+1)/2。
【0141】
(l,d)のCp,μ組み合わせは、(l,d)の組み合わせの順序付きセットで順序付けられてよく、(l,d)の組み合わせの順序付きセットでの組み合わせは、指標値によって特定されてよい。したがって、指標値は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットでの組み合わせを特定してよく、したがって、指標値は、CG-UCIの送信からダウンリンク送信機会の開始までの組み合わせによって表された時間遅延を特定し、指標値はまた、ダウンリンク送信機会の組み合わせによって表された持続時間を特定する。
【0142】
図3および図4の実施形態において、CG-UCI338、340、342、358、428、430、432および434のそれぞれは、CG-UCIでの任意の他のデータに加えてCOT共有情報を含み、COT共有情報は、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標、または(l,d)の組み合わせの順序付きセットでの組み合わせの特定子のいずれを含む。したがって、特定のpおよび特定のμのためのCG-UCI338、340、342、358、428、430、432および434のそれぞれのCOT共有情報の考えられる値の数(または可能なインデックス値)は、1+Cp,μであり、CG-UCIのそれぞれのCOT共有情報に必要なビットの数は、以下の数式で表される。
【数1】
【0143】
換言すれば、図3および図4の実施形態において、特定のpおよび特定のμのために、CG-UCI338、340、342、358、428、430、432および434のそれぞれは、少なくともBp,μで符号化されたCOT共有情報を含んでよく、CG-UCIのCOT共有情報におけるビットは、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標、または(l,d)の組み合わせの順序付きセットでの組み合わせの特定子のいずれを表すインデックス値を示してよい。しかしながら、他の実施形態に係るCG-UCIは、例えば、以下で説明するように異なってよい。
【0144】
[CAPCの指標]
図3および図4の実施形態、およびいくつかの他の実施形態において、異なる構成グラントリソースは、特定の各CAPCのために使用されてよい。
【0145】
しかしながら、いくつかの他の実施形態において、構成グラントリソースは、1つより多くのCAPCのために使用されてよい。構成グラントリソースが1つより多くのCAPCのために使用されてよい場合、CG-UCIでのCOT共有情報は、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pのインジケータを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態において、CG-UCIのCOT共有情報は、2つのビット、異なる数のビット、またはUEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示す異なるインジケータを含んでよい。
【0146】
[CAPCを示すインデックス値、オフセットおよび持続時間]μで表される特定のヌメロロジーに対して、CG-UCIのCOT共有情報で特定されるインデックス値は、Bμビットで符号化された番号であり、0から2Bμ-1までの範囲としてよい。いくつかの実施形態において、CG-UCIのCOT共有情報において特定されるインデックス値は、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pと、以下の例に示すように、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせの特定子の両方を特定してよい。
以下の例では、p=0は「無効」指標を示し、便宜上、Δp,μは以下の数式で定義されている。
【数2】
ここで、Cp,μ=1である。
【表1】
【0147】
換言すれば、この例において、指標値0は、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標を示し、1からC1,μまでのインデックス値は、C1,μの順序付きセットである(l、d)の組み合わせのそれぞれの組み合わせを示し、Δ1,μからC1,μ+C2,μの指標値は、C2,μの順序付きセットである(l、d)の組み合わせのそれぞれの組み合わせ等を示し、指標値1が、「無効」指標を示す。この例において、pは、0から4の範囲とし、CIV値は必要となる。したがって、必要となるCIV値の数Cを示す必要があるビット数(ここで、Cは構成された組み合わせの数であり、この例において、C=Δ4,μである)は、以下の数式で表される。
【数3】
そして、Cから2Bμ―1までの範囲の任意のインデックス値は使用されてなく、または予約されていない。
【0148】
再び、代替実施形態は異なってよい。例えば、代替実施形態において、1つまたは複数のインデックス値または他のインジケータは、UEがCOTを開始するために使用したCAPC p、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標、ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延(またはオフセット)、ダウンリンク送信機会の持続時間、またはこれらの2つ以上の組み合わせを示してよい。
【0149】
[「ULバースト終了」ビットを有するタイムスロット内のオフセットの指標]
図5は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソース500の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0150】
図5の例において、時間リソース500は、5つのタイムスロット502、504、506、508および510を含み、UE110aは、タイムスロット502の開始での第1のULのLBT手順512によって時間リソース500で基地局170aへのアップリンク送信のためのCOTを開始しようとする。この例において、第1のULのLBT手順512は、「ビジー」評価のため失敗した。UE110aは、次の潜在的なPUSCHに向かって第2のULのLBT手順516を進めることによって、時間リソース500における基地局170aへのアップリンク送信のためのCOTを再び開始しようとし、その開始点は、タイムスロット502の開始からの遅延514の後である。図示の実施形態では、第1のULのLBT手順512および第2のULのLBT手順516は、CAT4のULのLBT手順であるが、代替実施形態では、UEは他の手順を用いてCOTを開始しようとすることができる。
【0151】
この例では、第2のULのLBT手順516が成功し、UE110aは、時間リソース500内の4つのタイムスロット520、522、524、および526のMCOT518を有するCOTを開始した。したがって、MCOT518のCOTは、UE110aによって開始されるCOTである。MCOT518のCOT中、UE110aは、タイムスロット502のPUSCH528、およびタイムスロット504のPUSCH530で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH528および530は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース500において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト532を形成している。
【0152】
しかしながら、この例において、アップリンクバースト532は、タイムスロット504の全体を占有しなく、アップリンクバースト532は、MCOT518内のタイムスロット506および508に延在しない。したがって、アップリンクバースト532は、MCOT518におけるCOT中のダウンリンク送信機会534(またはより一般的には送信機会)の指標を含んでいる。ダウンリンク送信機会534は、アップリンクバースト532によって占有されないタイムスロット504の部分におけるダウンリンク送信機会534の部分的スロット部分536を含む。ダウンリンク送信機会534は、タイムスロット506および508におけるダウンリンク送信機会534の部分538も含む。ダウンリンク送信機会534は、タイムスロット502の後の1つのタイムスロットに開始し、PUSCH530と同じタイムスロット504に開始する。さらに、PUSCH530のタイムスロット504の後に開始するダウンリンク送信機会534の部分である、ダウンリンク送信機会534の部分538は、図5におけるd=2によって示す2つのタイムスロット506および508の持続時間を有する。換言すれば、ダウンリンク送信機会534は、PUSCH530と同じタイムスロット504におけるダウンリンク送信機会534の部分である部分的スロット部分536に加えて、図5におけるd=2によって示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有する。
【0153】
この例では、タイムスロット502のPUSCH528は、CG-UCI540を含み、CG-UCI540のCOT共有情報は、図5のl=1で再び示されるタイムスロット502から1つのタイムスロット後にダウンリンク送信機会534を開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI540のCOT共有情報は、PUSCH530と同じタイムスロット504におけるダウンリンク送信機会534の部分的スロット部分536に加えて、図5におけるd=2によって再び示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会534を示す指標を含む。したがって、CG-UCI540のCOT共有情報は、CG-UCI540が「ULバースト終了」ビット542を含むことを除いて、図3に示すCG-UCI340またはCG-UCI342のCOT共有情報と同様であってよい。
【0154】
上記で示すように、CG-UCI340および342のそれぞれのCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=1,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含んでもよく、CG-UCI540のCOT共有情報も、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=1,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子をそれぞれ含んでもよい。しかしながら、図示の実施形態において、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=1,d=2)の特定子に加えて、CG-UCI540のCOT共有情報は、PUSCH528がアップリンクバースト532の終了ではないことを、この例においてビット値の「0」で示す「ULバースト終了」ビット542も含む。
【0155】
この例では、タイムスロット504のPUSCH530は、CG-UCI544を含み、CG-UCI544のCOT共有情報は、図5のDLオフセットl=0で示される、CG-UCI544と同じであるタイムスロット504における部分的スロットでダウンリンク送信機会534を開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI544のCOT共有情報は、PUSCH530と同じタイムスロット504におけるダウンリンク送信機会534の部分的スロット部分536に加えて、図5におけるd=2によって再び示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会534を示す指標を含む。したがって、図示の実施形態において、CG-UCI544のCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=0,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含み、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせ(l=0,d=2)の特定子に加えて、CG-UCI544は、この例において、「1」のビット値でPUSCH530がアップリンクバースト532の終了であることを示す「ULバースト終了」ビット546も含む。換言すれば、「ULバースト終了」ビット546は、ダウンリンク送信機会534がCG-UCI544の送信と同じタイムスロットである、MCOT518のCOTのタイムスロット504で開始することを示す指標であり、「ULバースト終了」ビット546は、ダウンリンク送信機会534がCG-UCI544の送信を含アップリンクバーストの終了とCOTの同じタイムスロットで開始することを示す指標であり、「ULバースト終了」ビット546は、CG-UCI544の送信と同じタイムスロット504内のダウンリンク送信機会534の開始時間(この例において、CG-UCI544を含むPUSCH530の後の時間)を示す指標である。
【0156】
再び、図5の実施形態において、lおよびdの値、および「ULバースト終了」ビット542および546は例のみである。代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延(またはオフセット)の異なる指標を含んでよい。代替実施形態は、ダウンリンク送信機会の持続時間の異なる指標も含んでよい。代替実施形態はまた、ダウンリンク送信機会がCG-UCIの送信とCOTの同じタイムスロットにあるかどうかの異なる指標を含んでよい。代替実施形態はまた、アップリンクバーストの終了の異なる指標を含んでよい。
【0157】
示された実施形態では、UE110aから基地局170aへのアップリンクバースト532の後、基地局170aは、PUSCH530の後且つタイムスロット504中で、ダウンリンクDLのLBT手順550により、ダウンリンク送信機会532で基地局170aからUE110aにダウンリンク送信548を開始させる。
図示の実施形態では、DLのLBT手順550は、ランダムバックオフを伴わないCAT2のDLのLBT手順であるが、代替実施形態では、基地局は、他の手順を用いてダウンリンク送信を開始してもよい。この例では、DLのLBT手順550は成功し、ダウンリンク送信548は、タイムスロット504の第1のPDSCH552、タイムスロット506の第2のPDSCH554、およびタイムスロット508の第3のPDSCH556を含むが、代替実施形態は異なってよい。
【0158】
この例において、ダウンリンク送信548の後に少なくとも100μsのアイドル期間558が続き、アイドル期間558の後に、UE110aは、タイムスロット508が終了前の第3のULのLBT手順560により、MCOT518のCOTでのアップリンク送信を再開しようとする。
図示の実施形態において、第3のULのLBT手順560は、CAT2のULのLBT手順であるが、代替実施形態において、UEは、他の手順を使用してアップリンク送信を再開しようとしてもよい。この例において、第3のULのLBT手順560は成功した後、UE110aは、タイムスロット510でPUSCH562を送信することによってMCOT518のCOTでアップリンク送信を再開する。PUSCH562は、CG-UCI564と、CG-UCI358の「無効」指標と同様であり得る「無効」指標を含むCG-UCI564のCOT共有情報とを含む。さらに、図示の実施形態において、「無効」指標に加えて、CG-UCI564のCOT共有情報は、PUSCH562がPUSCH562を含むアップリンクバーストの終了であることを、この例において、「1」のビット値で示す「ULバースト終了」ビット566を含む。
【0159】
図5の実施形態において、タイムスロット502、504、506、508および510のそれぞれは、2つ以下のPUSCHを含み、ここで、PUSCH530がタイムスロット504における唯一のPUSCHである。したがって、図5の実施形態において、ダウンリンク送信機会534がタイムスロット504で開始すると、結果として、タイムスロット504はPUSCH530の後の別のPUSCHのための容量を有しなく、ダウンリンク送信機会534がCG-UCIと同じタイムスロットで開始することを示す、PUSCH530のCG-UCI544のCOT共有情報内のl=0を示す指標は、アップリンクバースト532がPUSCH530の後に終了し、ダウンリンク送信機会534がPUSCH530の後に開始することも示唆する。結果として、図5の実施形態、および、ダウンリンク送信機会がCG-UCIと同じタイムスロットで開始することを示す、PUSCHのCG-UCIのCOT共有情報内の指標が、ダウンリンク送信機会534がPUSCHの後に開始することを示唆する他の実施形態において、「ULバースト終了」は別個のビットを必要としていなく、省略されてもよい。
【0160】
図6は、図5の実施形態の代替例を図示する。図6の実施形態において、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソースは、UE110aによって開始するCOT内、およびCOTのMCOT内のタイムスロット602、604および606を含む。ただし、代替実施形態として、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0161】
図6の例において、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソースに、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信でのアップリンクバースト608の間に、UE110aは、タイムスロット602でのPUSCH610、およびタイムスロット602でのPUSCH612での基地局170aへのアップリンク送信を送信する。
【0162】
再び、この例において、アップリンクバースト608は、タイムスロット602の全体を占有しなく、アップリンクバースト608は、MCOT内のタイムスロット604および606に延在しない。したがって、アップリンクバースト608は、ダウンリンク送信機会614(またはより一般的には送信機会)の指標を含んでいる。ダウンリンク送信機会614の部分的スロット部分は、アップリンクバースト606によって占有されないタイムスロット602の一部にある。ダウンリンク送信機会614の別の部分は、タイムスロット604および606にある。したがって、ダウンリンク送信機会614は、PUSCH610および612と同じタイムスロット602に開始する。さらに、ダウンリンク送信機会614の、タイムスロット602の後に開始する部分は、2つのタイムスロット604および606の持続時間を有する。換言すれば、ダウンリンク送信機会614は、PUSCH610および612と同じタイムスロット602でのダウンリンク送信機会614の部分的スロット部分に加え、2つのタイムスロットの持続時間を有する。
【0163】
この例では、タイムスロット602のPUSCH610は、CG-UCI616を含み、CG-UCI616のCOT共有情報は、図6のl=0で示される、CG-UCI616と同じであるタイムスロット602におけるダウンリンク送信機会614を開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI616のCOT共有情報は、PUSCH610および612と同じタイムスロット602におけるダウンリンク送信機会614の部分的スロット部分に加えて、図6におけるd=2によって示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会614を示す指標を含む。したがって、図示の実施形態において、CG-UCI616のCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせ(l=0,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含む。さらに、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせ(l=0,d=2)の特定子に加えて、CG-UCI616は、この例において、PUSCH610がアップリンクバースト608の終了ではないことを、「0」のビット値で示す「ULバースト終了」ビット618も含む。
【0164】
さらに、この例では、タイムスロット602のPUSCH612は、CG-UCI620を含み、CG-UCI620のCOT共有情報は、図6のDLオフセットl=0で示される、CG-UCI620と同じであるタイムスロット602におけるダウンリンク送信機会614を開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI616のCOT共有情報は、PUSCH610および612と同じタイムスロット602におけるダウンリンク送信機会614の部分的スロット部分に加えて、図6におけるd=2によって示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会614を示す指標を含む。したがって、図示の実施形態において、CG-UCI616のCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせ(l=0,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含む。さらに、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせ(l=0,d=2)の特定子に加えて、CG-UCI616は、この例において、PUSCH612がアップリンクバースト608の終了ではないことを、「1」のビット値で示す「ULバースト終了」ビット622も含む。換言すれば、「ULバースト終了」ビット622は、ダウンリンク送信機会614がCG-UCI622の送信と同じタイムスロットである、MCOTのCOTのタイムスロット602で開始することを示す指標であり、「ULバースト終了」ビット622は、ダウンリンク送信機会614がCG-UCI622の送信を含アップリンクバーストの終了とCOTの同じタイムスロットで開始することを示す指標であり、「ULバースト終了」ビット622は、ダウンリンク送信機会614の開始時間(この例において、CG-UCI622を含むPUSCH612の後の時間)を示す指標である。
【0165】
図6の例は次に、例えば、図5を参照して上述したように、基地局170aからダウンリンク送信機会614でのUE110aへのダウンリンク送信機会でのダウンリンク送信で続く。
【0166】
しかしながら、図5の実施形態と違い、図6の実施形態において、タイムスロット602は、PUSCH610および612と同じタイムスロット602におけるダウンリンク送信機会614の部分的スロット部分に加えて、1つより多くのPUSCHを有してよく、ここでは有している。したがって、図5の実施形態と違い、PUSCH610のCG-UCI616のCOT共有情報内のl=0を示す指標は、アップリンクバースト608がPUSCH610の後に終了する、または、ダウンリンク送信機会614がPUSCH610の後に開始することを必ずしも示唆するわけではない。結果として、図5の実施形態と違い、図6の実施形態、および、ダウンリンク送信機会がCG-UCIと同じタイムスロットで開始することを示す、PUSCHのCG-UCIのCOT共有情報内の指標が、ダウンリンク送信機会534がPUSCHの後に開始することを必ずしも示唆しないいくつかの他の実施形態において、「ULバースト終了」または「ULバースト終了」の代替が必要とされてよい。
【0167】
したがって、図6の実施形態において、特定のpおよび特定のμのために、CG-UCI616および620のそれぞれは、CG-UCI内のいずれの他のデータに加えてCOT共有情報を含み、COT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの中の組み合わせの特定子およびダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標のいずれを含み、CG-UCI616および620のそれぞれのCOT共有情報も「ULバースト終了」ビットを含んでいる。したがって、図6の実施形態において、特定のpおよび特定のμのために、CG-UCI616および620のそれぞれのCOT共有情報のために必要とされているビット数は、以下の数式で表されている。
【数4】
【0168】
しかしながら、他の実施形態に係るCG-UCIは異なってよい。例えば、いくつかの実施形態において、UEは、アップリンクバーストと後続のダウンリンク送信の間にスイッチングギャップを生成するように、アップリンクバーストの最後のPUSCHの終了後の有効BWPのヌメロロジーまたはSCSに基づいて、1つまたは複数のダウンリンクシンボルをブランクにしてよく、CG-UCIの「ULバースト終了」は、1つまたは複数のブランクダウンリンクシンボルの後の後続のダウンリンク送信のためのダウンリンク送信機会の開始を示す2つ以上のビットであってよい。依然として、他の実施形態に係る他のCG-UCIは以下で説明される。
【0169】
[タイムスロット内のオフセットの指標を含むインデックス値]
上記に示したように、CG-UCIのCOT共有情報における「ULバースト終了」ビット546または622は、CG-UCIの送信と同じタイムスロット内のダウンリンク送信機会の開始時点を示し、CG-UCIの送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロット内のダウンリンク送信機会の開始時点を示す。しかしながら、上記にも示したように、「ULバースト終了」ビットは、CG-UCI616および620のそれぞれにおいて少なくとも1つの追加ビットを必要とする。
【0170】
いくつかの実施形態において、CG-UCIは、図6の実施形態のように追加の「ULバースト終了」ビットを必ずしも必要とせずに、CG-UCIの送信と同じであるタイムスロット内のダウンリンク送信機会の開始、またはCG-UCIの送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロット内のインデックス値を示してもよい。
【0171】
図7は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソース700の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0172】
図7の例において、時間リソース700は、5つのタイムスロット702、704、706、708および710を含み、UE110aは、時間リソース700の4つのタイムスロットのMCOT712を有するCOTを開始した。MCOT712のCOT中、UE110aは、タイムスロット702のPUSCH714、タイムスロット702のPUSCH716、タイムスロット704のPUSCH718、およびタイムスロット704のPUSCH720で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH714、716、718および720は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース700において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト722を形成している。
【0173】
しかしながら、この例において、アップリンクバースト722は、タイムスロット704の全体を占有しなく、アップリンクバースト722は、MCOT712内のタイムスロット706および708に延在しない。したがって、アップリンクバースト722は、MCOT712におけるCOT中のダウンリンク送信機会724(またはより一般的には送信機会)の指標を含んでいる。ダウンリンク送信機会724の部分的スロット部分は、アップリンクバースト704によって占有されないタイムスロット722の一部にある。ダウンリンク送信機会724の別の部分は、タイムスロット706および708にある。したがって、ダウンリンク送信機会724は、PUSCH718および720と同じタイムスロット704に開始する。さらに、ダウンリンク送信機会724の、タイムスロット704の後に開始する部分は、2つのタイムスロット706および708の持続時間を有する。換言すれば、ダウンリンク送信機会724は、PUSCH718および720と同じタイムスロット704でのダウンリンク送信機会724の部分的スロット部分に加え、2つのタイムスロットの持続時間を有する。
【0174】
この例において、タイムスロット702内のPUSCH714は、CG-UCI726を含み、タイムスロット702内のPUSCH716は、CG-UCI728を含む。CG-UCI726および728のそれぞれのCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会724がタイムスロット702の後の1つのタイムスロットに開始することを示す指標、およびダウンリンク送信機会702がPUSCH718および720と同じタイムスロット704内のダウンリンク送信機会724の部分的スロット部分に加え、2つのタイムスロットの持続時間を有する指標を含む。したがって、CG-UCI726および728のCOT共有情報は、図3に示すCG-UCI340または342のCOT共有情報と同様であってよい。
【0175】
さらに、この例では、タイムスロット704のPUSCH718は、CG-UCI730を含み、CG-UCI730のCOT共有情報は、図7のDLオフセットl=0で示される、CG-UCI730と同じであるタイムスロット704におけるダウンリンク送信機会724を開始することを示す指標を含む。また、CG-UCI730は、PUSCH718および720と同じタイムスロット704におけるダウンリンク送信機会724の部分的スロット部分に加えて、図7におけるd=2によって再び示すように、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会724を示す指標を含む。したがって、図示の実施形態において、CG-UCI730のCOT共有情報は、(l,d)の組み合わせの順序付きセットの組み合わせ(l=0,d=2)を特定するCIVまたは他の特定子を含む。
【0176】
この例において、スロット704は、14個のシンボルと、スロット704の最初の4つのシンボルに占有されるPUSCH718と、スロット704の最初の3つのシンボルに占有されるPUSCH720とを含む。したがって、この例において、タイムスロット704内のPUSCH720は、CG-UCI732を含み、CG-UCI732のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会724の開始が図7での「ULバースト終了OS#6」に示されたタイムスロット704内の最初の7つのシンボルの後にあることを示す指標を含み、CG-UCI732のCOT共有情報は、ULバースト722の終了シンボルの指標を含む。
【0177】
したがって、いくつかの実施形態において、CG-UCI732のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会724の開始の前のタイムスロット704内のシンボルを示すアップリンクバースト終了シンボル番号の指標を含む。この例において、スロット704は14個のシンボルを含み、少なくとも1つのPUSCHがスロット704の少なくとも2つのシンボルを占有する。したがって、この例において、次のOSにおいてダウンリンク送信機会724が開始し得る場合、スロット704は最大14-2=12個のシンボル(OS#1からOS#11まで)を有する。一般的に、アップリンクバーストが終了し得る場合のスロット内のシンボルの番号は、アップリンクバースト終了点の番号と呼ばれてよい。
【0178】
代替実施形態において、CG-UCIの共有情報は、アップリンクバースト終了シンボル番号NULEを示すのではなく、部分的スロットダウンリンク機会を有するタイムスロットで終了するアップリンクバーストの最後のPUSCHであるPUSCHを示してよい。例えば、タイムスロットが14個のシンボルを含み、PUSCHが少なくとも2つのシンボルの長さを有する場合、タイムスロットは最大で7つのPUSCHを含んでよい。その例において、アップリンクバーストが、部分的スロットダウンリンク機会を含むタイムスロットで終了する場合、結果として、そのタイムスロットは、最大6つのPUSCHを含んでよく、セット{0,1,...,5}からの番号のインジケータは、タイムスロット内のどのPUSCHがアップリンクバーストの最後のPUSCHであるかを示してよい。したがって、このようなアップリンクバーストの最後のPUSCHのインジケータは、本明細書で説明するような他のインジケータに加えて、または代替的に、ダウンリンク送信機会の開始を示すシンボルを示してよい。
【0179】
上記で示したように、いくつかの実施形態において、CG-UCIのCOT共有情報で特定されるインデックス値は、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pと、(l,d)の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせの特定子の両方を特定してよい。しかしながら、図7の実施形態において、例えば、CG-UCIのCOT共有情報に特定されたインデックス値は、以下の例に示ように、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pと、(l,d)の組み合わせの順序付きセットでの組み合わせの特定子との両方、またはCG-UCIの送信と同じであるCOTのタイムスロット内のダウンリンク送信機会の開始時間のいずれかを特定してよい。
【表2】
【0180】
この例において、Δ4,μからΔ4,μ+NULBEPまでの指標値は、NULBEPアップリンクバースト終了点のアップリンクシンボル番号を示す。したがって、Δ4,μ+NULBEPのCIV値が必要となり、必要となるCIV値の数を示す必要なビット数は以下の数式で示され、Δ4,μ+NULBEP+1から2Bμ-1までの範囲からのいずれのインデックス値は使用も予約もされていない。
【数5】
【0181】
一実施形態において、インデックス値の一例が以下で示されている。ここで、μ=1(30kHz),N1,1=4,N2,1=8,N3,1=12,N4,1=12,NULBEP=11,B=CG-UCIの他のデータに必要であり得るビットに加え、8ビット,そして2B1=256。
【表3】
【0182】
この例において、p∈{1,2,3,4}の場合、組み合わせ(l,d)を特定するCIVは、以下の数式のように指定されてよい。
【数6】
【0183】
再び、この例において、p∈{1,2,3,4}の場合、NULE∈{1,2,…,NULBEP}であるアップリンク終了シンボル番号NULEを特定するCIVは、以下の数式のように指定されてよい。
【数7】
【0184】
この例において、p∈{1,2,3,4}、CIVは以下のように復号されてよい。
・CIV=0の場合であると、CIVは、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標を示す。
・CIV≧Δ4,μの場合であると、CIVは、NULE=CIV-Δ4,μ+1を示す。
・0≦CIV≦Δ4,μの場合であると、Δp-1,μ≦CIV≦Δp,μという条件を満たすpに対して、CIVは、下記の数式を示す。
【数8】
【0185】
この例において、p=1に対する各組み合わせ(l,d)を示すCIVは以下のように示されている。
【表4】
【0186】
この例において、p=2に対する各組み合わせ(l,d)を示すCIVは以下のように示されている。
【表5】
【0187】
この例において、p=3に対する各組み合わせ(l,d)を示すCIVは以下のように示されている。
【表6】
【0188】
この例において、p=4に対する各組み合わせ(l,d)を示すCIVは以下のように示されている。
【表7】
【0189】
図7の例において、CG-UCI730のCOT共有情報は、図7でのd=2に示された、PUSCH718および720と同じタイムスロット704内のダウンリンク送信機会724の部分的スロット部分に加え、2つのタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信機会724を示す指標を含み、CG-UCI732のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会724の開始が図7での「ULバースト終了OS#6」に示されたタイムスロット704内の最初の7つのシンボルの後にあることを示す指標を含む。図7の例において、ダウンリンク送信機会724の持続時間は、ダウンリンクシンボルの数NSDL=(NSS-NULE-1)+d・NSSであり、ここで、NSSは、各タイムスロットのシンボルの数である。したがって、図7の例において、CG-UCI730および732は、ダウンリンク送信機会724の持続時間の指標およびダウンリンク送信機会724の開始をまとめて含む。
【0190】
再び、代替実施形態は異なってよい。例えば、代替実施形態において、1つまたは複数のインデックス値または他のインジケータは、UEがCOTを開始するために使用したCAPC p、ダウンリンク送信機会がないことを示す「無効」指標、ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延(またはオフセット)、ダウンリンク送信機会の持続時間、CG-UCIの送信と同じタイムスロット内のダウンリンク送信機会の開始時間、またはこれらの2つ以上の組み合わせを示してよい。いくつかの他の実施形態において、CG-UCI730および732のCOT共有情報を送信する順序は、基地局170aに示される集団的COT共有情報に影響を与えることなく、反転させることがある。
【0191】
上述のPUSCH720の後に、図7の例は次に、例えば、図5を参照して上述したように、基地局170aからダウンリンク送信機会614でのUE110aへのダウンリンク送信機会でのダウンリンク送信で続く。
【0192】
図8は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソース800の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0193】
図8の例において、時間リソース800は、5つのタイムスロット802、804、806、808および810を含み、UE110aは、時間リソース800の4つのタイムスロットのMCOT812を有するCOTを開始した。MCOT812のCOT中、UE110aは、タイムスロット802のPUSCH814、およびタイムスロット804のPUSCH816で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH814および816は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース800において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト818を形成している。
【0194】
この例において、タイムスロット802内のPUSCH814は、CG-UCI820を含み、タイムスロット804内のPUSCH816は、CG-UCI822を含む。CG-UCI732のCOT共有情報と同様に、CG-UCI820のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会824(より一般的には、送信機会)の開始が、図8での「ULバースト終了OS#6」に示された、最初の7つのシンボルの後にあることを示す指標を含む。CG-UCI820はタイムスロット802内にあり、タイムスロット802の最初の6つのシンボルは既に経過したので、CG-UCI820は代わりに、ダウンリンク送信機会824の開始が次のタイムスロット、すなわち、タイムスロット804の最初の7つのシンボルの後にあり、またはより一般的、ULバーストでの後続のスロットの最初の7つのシンボルの後にあることを示す。CG-UCI822のCOT共有情報は、DLオフセット(l=0)の指標を含み、これにより、ダウンリンク送信機会824の開始が、同じタイムスロット、すなわち、タイムスロット804の最初の7つのシンボル後にあることを確認する。CG-UCI822のCOT共有情報は、ダウンリンク送信機会824の持続時間(図8にはd=2で示されている)の指標をさらに含む。
【0195】
まとめると、図8の例において、ダウンリンク送信機会824の開始の指標を含むCG-UCI820は、アップリンクバースト818の最後のPUSCHであり且つダウンリンク送信機会824の開始の前の最後のPUSCHであるPUSCH816の前のPUSCH814にあってよい。したがって、CG-UCI820のCOT共有情報でのダウンリンク送信機会824の開始の指標は、ダウンリンク送信機会824の開始が、CG-UCI820の送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロット内にあることを示す指標であり、CG-UCI820のCOT共有情報でのダウンリンク送信機会824の開始の指標は、ダウンリンク送信機会824の開始時間(この例において、次のタイムスロット、すなわち、タイムスロット804の最初の7つのシンボルの後の時間)の指標である。
【0196】
[COT共有情報ペイロードサイズ]
いくつかの実施形態において、基地局は、CG-UCIでの他のデータに必要であり得る任意のビットに加えて、COT共有情報におけるCG-UCIのためのBp,μビットの構成ペイロードサイズを有するビットフィールドを使用するようにUEを構成してよい。
【0197】
上記に示したように、図3および4の実施形態およびいくつかの他の実施形態において、異なる構成グラントリソースは、特定の各CAPCのために使用されてよく、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示す任意のビットによらずに決定されてよい。
【0198】
しかしながら、上記にも示したように、CG-UCIのCOT共有情報は、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示すように、2つのビット、または異なるビット数を含んでよく、Bp,μは、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示す任意のビットを含むように決定されてよい。
【0199】
他の実施形態において、インデックス値は、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示してよい。ここで、Bp,μは、UEがCOTを開始するために使用したCAPC pを示す任意のビットによらずに決定されてよい。
【0200】
一般的に、いくつかの実施形態において、Bp,μは、例えば、CG-UCIの可変サイズを回避するように、UEがCOTを開始するために使用した実際のCAPC pに関わらず、可能な限り大きなp、例えば、B4,μ、に対応するように決定されてよい。
【0201】
上記で示したように、UEによって開始するCOTのMCOTはBp,μのタイムスロットを有する。いくつかの実施形態において、構成ペイロードサイズBp,μは、必要となり得るすべてのCIV値に必要であるビット数として決定されてよい。必要となり得るCIV値の数は、上述の1つの例、または他の方式によって決定されてよい。いくつかの実施形態において、必要となり得るCIV値の数を決定する場合、Np,μは有効BWPのSCS μに基づいてよく、有効BWPのヌメロロジーまたはSCSに関わらず、基準ヌメロロジーまたはSCS μref=0(例えば、15kHz)に基づいてよい。
【0202】
p,μが基準ヌメロロジーまたはSCS μrefに基づく場合、およびμ>μrefである場合、時間遅延lの指標および持続時間dは、1つより多くのタイムスロットを表し、したがって、Np,μがアクティブBWPのヌメロロジーまたはSCS μに基づく場合よりも粗い粒度である。
【0203】
したがって、Np,μが基準ヌメロロジーまたはSCS μrefに基づく場合、およびμ>μrefであってCIV値がダウンリンク送信機会の持続時間dを示す場合、有効BWPのヌメロロジーまたはSCS μでのダウンリンク送信機会の持続時間は、dによって示された持続時間より長くてよく、基地局は、指示された場合、部分的スロットDL送信に加えて、d×2μ-μrefタイムスロットの持続時間を有するダウンリンク送信を行ってよい。
【0204】
しかしながら、Np,μが基準ヌメロロジーまたはSCS μrefに基づく場合、およびμ>μrefである場合、COT共有情報は、いくつかのタイムスロットでのタイムスロット時間遅延を示すように、追加タイムスロットオフセット調整値jを必要とすることがある。例えば、μ-μref=1である場合、COT共有情報の1つのビットは、j∈{0,1}のようにjを表してよく、lおよびjは、l×2μ-μref+j=2l+jのタイムスロットの時間遅延(またはオフセット)をまとめて示してよい。別の例として、μ-μref=2である場合、COT共有情報の2つのビットは、j∈{0,1,2,3}のようにjを表してよく、lおよびjは、l×2μ-μref+j=4l+jのタイムスロットの時間遅延(またはオフセット)をまとめて示してよい。したがって、いくつかの実施形態において、COT共有情報でのμ-μrefのビットはjを表してよい。さらに、別の例において、μ≦μrefの場合、COT共有情報でのビットがないことは、ヌメロロジーまたはSCS μで構成されるBWP内に送信されたCG-UCIのために構成されてよい。
【0205】
[部分的スロットダウンリンク機会]
上述で示したように、いくつかの実施形態において、d=0または他のインジケータは、部分的スロットダウンリンク機会を示してよい。例えば、図9は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための一実施形態に係る時間リソース900を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0206】
図9の例において、時間リソース900は、4つのタイムスロット902、904、906および908を含み、UE110aは、時間リソース900の同じ4つのタイムスロット902、904、906および908のMCOT910を有するCOTを開始した。MCOT910のCOT中、UE110aは、タイムスロット902のPUSCH912、タイムスロット902のPUSCH914、タイムスロット904のPUSCH916で基地局170aにアップリンク送信を送信する。したがって、PUSCH912、914、916は、基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおける時間リソース900において、UE110aから基地局170aへのアップリンク送信においてアップリンクバースト918を形成している。
【0207】
図示の実施形態において、基地局170aは、アップリンクバースト918の後に、UE110aから基地局170aへ、ダウンリンクDLのLBT手順922によってタイムスロット904内のPDSCH920を有するダウンリンク送信を開始する。DLのLBT手順922に対応するように、基地局170aは、有効BWPのヌメロロジーまたはSCSおよびアップリンク送信とダウンリンク送信との間のスイッチングギャップを提供するための1つのシンボル持続時間以内のCP延長に基づいて、1つまたは複数のダウンリンクシンボルをブランクにしてよい。アップリンクバースト918とPDSCH920との間のスイッチングギャップは、DLのLBT手順922がCAT2のDLのLBT手順である場合、16μsまたは25μsであってよい。代替的に、アップリンクバースト918とPDSCH920との間のスイッチングギャップは、DLのLBT手順922がカテゴリ1(CAT1)のLBT、すなわち、スイッチングギャップ内でLBTを行わずに直接送信する場合に、16μsであってよい。
【0208】
この例において、UE110aは、再開されたアップリンク送信のPDSCH920から第1PUSCH926への少なくとも100μsのGAP924後のMCOT910のCOTでのアップリンク送信を再開する。再開されたアップリンク送信は、例えば、25μsであってよいスイッチングギャップ内のCAT2のULのLBT手順928によって再開されてよい。しかしながら、他の実施形態において、UE110aは、PDSCH920を有するダウンリンク送信に含まれるPDCCH921で受信された1つまたは複数のアップリンクグラントに係るアップリンク送信を再開してよい。このようなアップリンクグラントは、アップリンク送信を再開するためのLBYタイプおよびスイッチングギャップ持続時間を示してよい。
【0209】
[複数の有効構成]
図10は、一実施形態に係る基地局170aのセル175a内の非ライセンススペクトルにおけるUE110aによる構成グラントのための時間リソース1000の例を示すが、代替実施形態は、異なるUE、異なるセル、および/または異なる基地局を含むことができる。
【0210】
図10の例において、UE110aは、第1の先にULのLBT手順1002により、その後、第2のULのLBT手順1004によって時間リソース1000で基地局170aへのアップリンク送信のためにCOTを開始しようとした。ULのLBT手順1002および1004が失敗した。ULのLBT手順1002および1004の後、UE110aは、第3のULのLBT手順1006によって時間リソース1000で基地局170aへのアップリンク送信のために、COTを開始しようとした。ここで、第3のULのLBT手順1006が成功した。したがって、ULのLBT手順1006に続いて、UE110aは、時間リソース1000でCOTを開始した。
【0211】
この例において、ULのLBT手順1002、1004および1006の際に、時間リソース1000は、タイムスロットごとに3つの(図10においてn=3で示される)ショート4シンボル(図10においてL=4で示される)ミニスロットCG PUSCH、および4シンボルのミニスロットごとに1つのミニスロットCG PUSCHを有する。しかしながら、UE110aが時間リソース1000でのCOTを開始した後、UE110aは、タイムスロットごとに2つの7シンボルスロットおよびスロットごとに1つの14シンボルPUSCHを有するデフォルト構成であり得る別の構成グラント構成に切り替えた。図10の実施形態は一例のみであり、代替実施形態においては、UEが図10に示す2つの構成グラント構成と異なる2つ以上の異なる構成グラント構成の間に切り替えてよい。
【0212】
いくつかの実施形態において、UEは、異なる構成グラント構成のためのパラメータを有するハイブリッド構成で構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態において、制御オーバーヘッドを回避するために、UEはデフォルト構成のCG-PUSCHのみに対して、COT共有情報を考慮したCG-UCIペイロードサイズを構成することができる。他の実施形態において、UEは、デフォルト構成に対する第1のCOT共有情報を考慮した第1のCG-UCIペイロードサイズで構成されてよく、Np,μを低減するまたはタイムスロットごとのよりショートのミニスロットを反映するいくつかの(l,d)の組み合わせを除去することにより、初期構成のCG-PUSCHに対する第2のCOT共有情報を考慮した第2のより小さいCG-UCIペイロードサイズで構成されてよい。
【0213】
いくつかの他の実施形態において、CG時間領域リソース構成が、異なる長さのCG-PUSCHが同じ構成に従って、例えば、図7(PUSCH718および720)のように同じスロットで、または上述したハイブリッド構成のように異なるスロットに渡って送信できることを示す場合、COT共有情報サイズを含むCG-UCIペイロードサイズは、リソースマッピングベータオフセット値と共に、最小サイズのCG PUSCHに基づいて決定されてもよく、一方、レートマッチングは、UEによって、ベータオフセット値によって決定される、より大きなCG PUSCH上のより大きなリソースにCG-UCIペイロードビットをマッピングするために使用され得る。
【0214】
[サイドリンク送信]
前述の例は、ダウンリンク送信のためのCOTの共有を図示する。しかしながら、他の実施形態において、COTは、例えば、UE110aおよび110bなどの2つのUEの間のサイドリンク送信で共有されてよい。サイドリンク送信でのCOTの共有は、サイドリンク送信におけるCOTの共有が、基地局からの構成ドグラントにおけるCOTの共有ではなく、サイドリンク構成グラントにおけるCOTの共有を伴うことを除いて、上述のダウンリンク送信のためのCOTの共有と同様であってよい。サイドリンク構成グラントリソースは、基地局によって決定されてもよいし、COTを開始したCOT送信UEによって構成リソースプールから選択されてもよい。
【0215】
[DL送信電力レベルおよびエネルギー検出閾値]
本明細書に記載されるような実施形態では、基地局は、UL COTを開始したUEの送信電力レベルよりも高い送信電力レベルを使用してよい。同じ非ライセンススペクトルの周波数帯で動作する他のノード/無線アクセス技術との共存の公平性を向上させるために、基地局は以下の技術のうち1つまたは複数を適用してもよい。
‐基地局は、CCAエネルギー検出閾値を低減してよい。CCAは、CG-UCIのCOT共有情報によって示されるDL送信機会にアクセスするために基地局が使用するDLのLBT手順の一部である。
‐基地局は、UL COTを開始したUEの送信電力レベルに一致させるため、送信電力レベルを低減してよい。基地局は、SRS測定値などのUL測定値を用いて、および/またはUEに送出した送信電力制御(TPC)コマンドを追跡することによって、UEの送信電力を予測してよい。
【0216】
[他の例]
本開示は、本開示の実施形態をさらに例示するものとして、以下の他の例を含むが、これらは本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
[例1]
構成グラント送信のためにユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、上記方法は、
上記UEによって、非ライセンススペクトルでのチャネル占有時間(COT)において基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、上記COTにおいてダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の指標を含む、段階と、
上記UEによって、上記ダウンリンク送信機会内のダウンリンク送信を受信する段階と
を備える、方法。
[例2]
上記CG-UCIは、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標をさらに含む、例1に記載の方法。
[例3]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、例2に記載の方法。
[例4]
上記CG-UCIは、上記指標値を含み、上記指標値は、上記時間遅延の上記指標および上記持続時間の上記指標を含む、例2または3に記載の方法。
[例5]
上記指標値は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせと、
上記ダウンリンク送信機会の持続時間と
を示す、例4に記載の方法。
[例6]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への上記CG-UCIの送信からの上記COTのタイムスロット数を示す、例1から5のいずれか1つに記載の方法。
[例7]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの上記送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロットでの上記ダウンリンク送信機会の開始を示す、例1から5のいずれか1つに記載の方法。
[例8]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始が上記CG-UCIの上記送信と同じであるCOTのタイムスロットにあることを示す、例7に記載の方法。
[例9]
上記時間遅延の上記指標は、上記CG-UCIの上記送信を含む上記アップリンクバーストの終了を示す上記CG-UCIでの少なくとも1つのビットの値を含む、例7または8に記載の方法。
[例10]
上記時間遅延の上記指標は、インデックス値を含み、上記インデックス値は上記時間遅延の上記指標を含み、
上記インデックスのいくつかの他の値は、
上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延と、
上記ダウンリンク送信機会の持続時間と
の組み合わせの順序付きセットにおける各組み合わせを特定する、例1に記載の方法。
[例11]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始のシンボルを示す、例1から10のいずれか1つに記載の方法。
[例12]
上記ダウンリンク送信の受信は、上記基地局からの上記ダウンリンク送信の受信を含む、例1から11のいずれか1つに記載の方法。
[例13]
上記ダウンリンク送信の受信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の受信を含む、例1から12のいずれか1つに記載の方法。
[例14]
上記基地局への上記CG-UCIの送信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の送信を含む、例1から13のいずれか1つに記載の方法。
[例15]
上記COTは、UEによって開始した、例1から14のいずれか1つに記載の方法。
[例16]
上記COTは、チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)における上記UEによって開始し、上記CG-UCIは、上記CAPCの指標をさらに含む、例15に記載の方法。
[例17]
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置に格納したプロセッサ実行可能命令を含み、上記プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも例1から16のいずれか1つに記載の方法を実行させる、プロセッサ可読記憶装置と
を含む、ユーザ機器(UE)装置。
[例18]
構成グラント送信のためお基地局によって実行される方法であって、上記方法は、
上記基地局によって、非ライセンススペクトルでのチャネル占有時間(COT)におけるユーザ機器(UE)からの構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COTにおけるダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の指標を含む、段階と、
上記基地局によって、上記ダウンリンク送信機会内の上記UEへのダウンリンク送信を送信する段階と
を備える、方法。
[例19]
上記CG-UCIは、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標をさらに含む、例18に記載の方法。
[例20]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、例19に記載の方法。
[例21]
上記CG-UCIは、インデックス値を含み、上記インデックス値は、上記時間遅延の上記指標および上記持続時間の上記指標を含む、例19または20に記載の方法。
[例22]
上記指標値は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延の組み合わせの順序付きセットにおける組み合わせと、
上記ダウンリンク送信機会の持続時間と
を示す、例21に記載の方法。
[例23]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始への上記CG-UCIの送信からの上記COTのタイムスロット数を示す、例18から22のいずれか1つに記載の方法。
[例24]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの上記送信を含むアップリンクバーストの終了と同じであるCOTのタイムスロットでの上記ダウンリンク送信機会の開始を示す、例18から22のいずれか1つに記載の方法。
[例25]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始が上記CG-UCIの上記送信と同じであるCOTのタイムスロットにあることを示す、例24に記載の方法。
[例26]
上記時間遅延の上記指標は、上記CG-UCIの上記送信を含む上記アップリンクバーストの終了を示す上記CG-UCIでの少なくとも1つのビットの値を含む、例24または25に記載の方法。
[例27]
上記時間遅延の上記指標は、インデックス値を含み、上記インデックス値は上記時間遅延の上記指標を含み、
上記インデックスのいくつかの他の値は、
上記ダウンリンク送信機会の開始への時間遅延と、
上記ダウンリンク送信機会の持続時間と
の組み合わせの順序付きセットにおける各組み合わせを特定する、例18に記載の方法。
[例28]
上記時間遅延の上記指標は、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会の開始のシンボルを示す、例18から27のいずれか1つに記載の方法。
[例29]
上記ダウンリンク送信の送信は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)におけるダウンリンク送信の送信を含む、例18から28のいずれか1つに記載の方法。
[例30]
上記CG-UCIの受信は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の受信を含む、例18から29のいずれか1つに記載の方法。
[例31]
上記COTは、UEによって開始した、例18から30のいずれか1つに記載の方法。
[例32]
上記COTは、チャネルアクセス優先度クラス(CAPC)における上記UEによって開始し、上記CG-UCIは、上記CAPCの指標をさらに含む、例31に記載の方法。
[例33]
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置に格納したプロセッサ実行可能命令を含み、上記プロセッサ実行可能命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも例18から32のいずれか1つに記載の方法を実行させる、プロセッサ可読記憶装置と
を含む、基地局装置。
【0217】
[開示された実施形態の説明]
本明細書で説明するような実施形態では、UEは、COT中のダウンリンク送信機会の開始までの時間遅延(またはオフセット)、およびダウンリンク送信機会の持続時間を柔軟に指示してよい。ダウンリンク送信機会の開始および持続時間は、アップリンク送信と後続のダウンリンク送信との間、またはダウンリンク送信と後続のアップリンク送信との間に適切であるようなスイッチングギャップを可能にするなど、異なる理由で識別されてもよい。
【0218】
COT共有情報は、例えば、CIVまたは上述のような他の指標を使用して、ダウンリンク送信の開始までの時間遅延(またはオフセット)の指標、ダウンリンク送信機会の持続時間、UEがCOTを開始するために使用したCAPC、またはそれらの2つ以上の組み合わせを符号化してもよい。
【0219】
上述したような実施形態は、例えばアップリンク-ダウンリンク-アップリンクまたはアップリンク-ダウンリンク-アップリンク-ダウンリンクのような複数のスイッチングポイントを容易にすることができる。
【0220】
一般的に、上述したような実施形態は、他の方法および装置と比較した場合、利用可能なリソースを比較的効率的に使用してよい。
【0221】
特定の実施形態が説明され、図示されてきたが、そのような実施形態は、例示に過ぎず、添付の特許請求の範囲に従って解釈される本発明を限定するものではないと考えられるべきである。
[他の考え得る項目]
[項目1]
構成グラント送信のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、上記方法は、
上記UEによって、共有スペクトルにおける上記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)において、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、
上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
上記COTを開始するように、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
上記UEによって、上記ダウンリンク送信機会内の基地局から、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を受信する段階と
を備える、方法。
[項目2]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、項目1に記載の方法。
[項目3]
上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す、項目1または2に記載の方法。
[項目4]
上記ダウンリンク送信を受信する段階は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)における上記ダウンリンク送信を受信する段階を含む、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
上記基地局へ上記CG-UCIを送信する段階は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信する段階を含む、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
[項目7]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
【数9】
[項目8]
上記UEによって、上記CG-UCIを上記基地局へ送信する後、且つ上記ダウンリンク送信機会の上記開始の前に、上記COTにおいて、上記UEによって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記基地局に送信する段階であって、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む段階をさらに備える、項目1から7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
上記CG-UCIを上記基地局に送信する段階は、アップリンクバーストにおいて上記CG-UCIを上記基地局に送信する段階を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、項目1から8のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
少なくとも1つのプロセッサと、
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも、
ユーザ機器(UE)によって、共有スペクトルにおける上記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)において、基地局へ構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、
上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
上記COTを開始するように、上記UEに用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
上記ダウンリンク送信機会内の基地局から、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を受信する段階と
を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置と、
を備える、ユーザ機器(UE)装置。
[項目11]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、項目10に記載のUE。
[項目12]
上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す、項目10または11に記載のUE。
[項目13]
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記ダウンリンク送信を受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、上記少なくとも1つのプロセッサに少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で上記ダウンリンク送信を受信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む、項目10から12のいずれか一項に記載のUE。
[項目14]
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に送信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む、項目10から13のいずれか一項に記載のUE。
[項目15]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、項目10から14のいずれか一項に記載のUE。
[項目16]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である、項目10から15のいずれか一項に記載のUE。
【数10】
[項目17]
上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも、さらに上記少なくとも1つのプロセッサに、上記CG-UCIを上記基地局に送信した後、上記ダウンリンク送信機会の開始の前に、上記COT中に少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記基地局に送信させ、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む、項目10から16のいずれか一項に記載のUE。
[項目18]
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に送信させるプロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにアップリンクバーストで上記CG-UCIを上記基地局に送信させるプロセッサ実行可能命令を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、項目10から17のいずれか一項に記載のUE。
[項目19]
構成グラント送信のために基地局によって実行される方法であって、
共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)によって開始されたチャネル占有時間(COT)において、上記基地局によって、上記UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、
上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
上記COTを開始するように、上記UEに用いられる上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
上記基地局によって、上記ダウンリンク送信機会内の上記UEに、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を送信する段階と
を備える、方法。
[項目20]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、項目19に記載の方法。
[項目21]
上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの検出から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す、項目19または20に記載の方法。
[項目22]
上記ダウンリンク送信を送信する段階は、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)における上記ダウンリンク送信を送信する段階を含む、項目19から21のいずれか一項に記載の方法。
[項目23]
上記CG-UCIを受信する段階は、上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を受信する段階を含む、項目19から22のいずれか一項に記載の方法。
[項目24]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、項目19から23のいずれか一項に記載の方法。
[項目25]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である、項目19から24のいずれか一項に記載の方法。
【数11】
[項目26]
上記UEによって、上記CG-UCIを受信する後、且つ上記ダウンリンク送信機会の上記開始の前に、上記COTにおいて、上記基地局によって、少なくとも1つの後続のCG-UCIを上記UEから受信する段階であって、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示す上記COT共有情報を含む段階をさらに備える、項目19から25のいずれか一項に記載の方法。
[項目27]
上記CG-UCIを受信する段階は、アップリンクバーストにおいて上記CG-UCIを上記基地局に受信する段階を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、項目19から26のいずれか一項に記載の方法。
[項目28]
少なくとも1つのプロセッサと、
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも、
共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)によって開始されたチャネル占有時間(COT)において、上記基地局によって、上記UEから構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、上記CG-UCIは、COT共有情報を含み、上記COT共有情報は、少なくとも、
上記COTにおいて、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
上記COTにおいて、上記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
上記COTを開始するように、上記UEによって用いられるチャネルアクセス優先度クラス(CAPC)値の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示す、段階と、
上記UEによって、上記ダウンリンク送信機会内の基地局から、送信された上記CG-UCIにおける上記COT共有情報に係るダウンリンク送信を送信する段階と
を実行させる、プロセッサ実行可能命令を格納した少なくとも1つのプロセッサ可読記憶装置と、
を備える、基地局装置。
[項目29]
上記持続時間の上記指標が、少なくとも上記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、項目28に記載の基地局装置。
[項目30]
上記オフセットの上記指標は、少なくとも、上記CG-UCIの送信から上記ダウンリンク送信機会の上記開始への上記COTのタイムスロット数を示す、項目28または29に記載の基地局装置。
[項目31]
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記ダウンリンク送信を送信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、上記少なくとも1つのプロセッサに少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で上記ダウンリンク送信を送信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む、項目28から30のいずれか一項に記載の基地局装置。
[項目32]
上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを上記基地局に受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを含む物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を受信させる上記プロセッサ実行可能命令を含む、項目28から31のいずれか一項に記載の基地局装置。
[項目33]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記COT共有組み合わせの上記構成表の少なくとも1つの行は、COT共有が利用不可であることを示す、項目28から32のいずれか一項に記載の基地局装置。
[項目34]
上記インデックス値は、COT共有組み合わせの構成表の行に対応し、上記行は、上記組み合わせに対応し、上記CG-UCIにおける上記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、ここで、Cは、上記表内の構成された組み合わせの数である、項目28から33のいずれか一項に記載の基地局装置。
【数12】
[項目35]
上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも、さらに上記少なくとも1つのプロセッサに、上記CG-UCIを受信した後、上記ダウンリンク送信機会の開始の前に、上記COT中に上記UEから少なくとも1つの後続のCG-UCIを受信させ、上記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIが、少なくとも、上記ダウンリンク送信機会を示すCOT共有情報を含む、項目28から34のいずれか一項に記載の基地局。
[項目36]
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサに上記CG-UCIを受信させる上記プロセッサ実行可能命令は、上記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも1つのプロセッサにアップリンクバーストで上記CG-UCIを受信させるプロセッサ実行可能命令を含み、上記アップリンクバーストと上記ダウンリンク送信との間のスイッチングギャップは、
上記アップリンクバーストの後、且つ上記ダウンリンク送信の前のダウンリンクListen-Before Talk(LBT)手順がカテゴリ2(CAT2)ダウンリンクLBT手順である場合、16μsまたは25μsであり、
上記ダウンリンクLBT手順がカテゴリ1(CAT1)ダウンリンクLBT手順であり、スイッチングギャップにおいてLBTが実行されない場合、最大で16μsである、項目28から35のいずれか一項に記載の基地局装置。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-06-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって基地局へ、共有スペクトルにおいて前記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を送信する段階であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
の組み合わせに対応するインデックス値を示し、前記インデックス値はCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行はCOT共有が利用不可であることを示す、段階と、
前記UEによって前記基地局から、前記ダウンリンク送信機会内に、前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を受信する段階と
を備える、方法。
【請求項2】
前記持続時間の前記指標は、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記持続時間の前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記オフセットの前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記インデックス値は前記COT共有組み合わせの前記構成表の前記行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【数13】
【請求項7】
前記CG-UCIを前記基地局へ前記送信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記UEによって前記基地局に、少なくとも1つの後続のCG-UCIを送信する段階であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示す後続のCOT共有情報を含む段階をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
基地局によってユーザ機器(UE)から、共有スペクトルにおいて前記UEにより開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を受信する段階であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と、
の組み合わせに対応するインデックス値を示し、前記インデックス値はCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行はCOT共有が利用不可であることを示す、段階と、
前記基地局によって前記UEへ、前記ダウンリンク送信機会内に、前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を送信する段階と
を備える方法。
【請求項9】
前記持続時間の前記指標は、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記持続時間の前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記オフセットの前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記インデックス値は前記COT共有組み合わせの前記構成表の前記行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
【数14】
【請求項14】
前記CG-UCIを前記UEから前記受信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記基地局によって前記UEから、少なくとも1つの後続のCG-UCIを受信する段階であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示す後続のCOT共有情報を含む段階をさらに備える、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、
プログラム方法を格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体と
を備える装置であって、
前記プログラム方法は、命令を含み、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
共有スペクトルにおいて前記装置により開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を基地局へ送信する手順であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示し、前記インデックス値はCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行はCOT共有が利用不可であることを示す、手順と、
前記ダウンリンク送信機会内に、前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を前記基地局から受信する手順と
を実行させる、装置。
【請求項16】
前記持続時間の前記指標は、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記持続時間の前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記装置により開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項15から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記オフセットの前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記装置により開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記インデックス値は前記COT共有組み合わせの前記構成表の前記行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項15に記載の装置。
【数15】
【請求項21】
前記CG-UCIを前記基地局へ前記送信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記基地局に、少なくとも1つの後続のCG-UCIを送信させる手順であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示す後続のCOT共有情報を含む手順をさらに備える、請求項15から20のいずれか一項に記載の装置。
【請求項22】
少なくとも1つのプロセッサと、
プログラム方法を格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体と
を備える装置であって、
前記プログラム方法は、命令を含み、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記装置に、
共有スペクトルにおいてユーザ機器(UE)により開始されたチャネル占有時間(COT)の間に、構成グラントアップリンク制御情報(CG-UCI)を前記UEから受信する手順であって、前記CG-UCIは、COT共有情報を含み、前記COT共有情報は、少なくとも、
前記COTの間の、ダウンリンク送信機会の開始に対するオフセットの指標と、
前記COTの間の、前記ダウンリンク送信機会の持続時間の指標と
の組み合わせに対応するインデックス値を示し、前記インデックス値はCOT共有組み合わせの構成表の行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記COT共有組み合わせの前記構成表の少なくとも1つの行はCOT共有が利用不可であることを示す、手順と、
前記ダウンリンク送信機会内に、前記CG-UCI内の前記COT共有情報に従い、ダウンリンク送信を前記UEに送信する手順と
を実行させる、装置。
【請求項23】
前記持続時間の前記指標は、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会のタイムスロット数を示す、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記持続時間の前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記オフセットの前記指標は、少なくとも、前記CG-UCIの送信から前記ダウンリンク送信機会の前記開始までの前記COTのタイムスロット数を示す、請求項22から24のいずれか一項に記載の装置。
【請求項26】
前記オフセットの前記指標はN-1の最大値を有し、Nは前記UEにより開始された前記COTの最大チャネル占有時間(MCOT)における、構成グランドリソースのサブキャリア間隔に少なくとも基づくスロット数である、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記インデックス値は前記COT共有組み合わせの前記構成表の前記行に対応し、前記行は前記組み合わせに対応し、前記CG-UCIにおける前記COT共有情報のビット幅は、以下の数式で表され、Cは前記構成表内の構成された組み合わせの数である、請求項26に記載の装置。
【数16】
【請求項28】
前記CG-UCIを前記UEから前記受信した後であって、且つ前記ダウンリンク送信機会の前記開始の前に、前記COTの間に、前記UEから、少なくとも1つの後続のCG-UCIを受信させる手順であって、前記少なくとも1つの後続のCG-UCIの各後続のCG-UCIは、少なくとも、前記ダウンリンク送信機会を示す後続のCOT共有情報を含む手順さらに備える、請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
【請求項29】
請求項15から21のいずれか一項に記載の装置と、請求項22から28のいずれか一項に記載の装置とを備える、システム。
【請求項30】
実行された場合に、コンピュータに請求項1から7、および請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本出願は、2020年9月30日出願の日本国特許出願2022-520648号の分割出願であり、日本国特許出願2022-520648号は、「Methods and Apparatuses for COT Sharing in Unlicensed Spectrum」と題する2019年10月4日出願の米国仮特許出願第62/911,161号、および「Methods and Apparatuses for COT Sharing in Unlicensed Spectrum」と題する2020年9月29日出願の米国特許出願第17/036,517号の利益を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものである。
【外国語明細書】