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特開2023-113749接着剤組成物およびそれを形成する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023113749
(43)【公開日】2023-08-16
(54)【発明の名称】接着剤組成物およびそれを形成する方法
(51)【国際特許分類】
   C09J 133/00 20060101AFI20230808BHJP
   C09J 133/14 20060101ALI20230808BHJP
   C09J 133/24 20060101ALI20230808BHJP
   C09J 133/08 20060101ALI20230808BHJP
   C09J 11/08 20060101ALI20230808BHJP
【FI】
C09J133/00
C09J133/14
C09J133/24
C09J133/08
C09J11/08
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023087997
(22)【出願日】2023-05-29
(62)【分割の表示】P 2021538086の分割
【原出願日】2019-12-19
(31)【優先権主張番号】62/786,025
(32)【優先日】2018-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キュイ、ユボ
(72)【発明者】
【氏名】アダムズ、トーマス エル.
(72)【発明者】
【氏名】エリオット、デイビッド エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ゴードン、ジェイムズ エヌ.
(57)【要約】      (修正有)
【課題】フォームテープに用いられる接着剤組成物およびその形成方法を提供する。
【解決手段】接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および47重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。さらに、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接着剤組成物であって、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(
メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以
下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(T
g)を有し、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を
有し、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、接着剤組成物。
【請求項2】
接着剤組成物であって、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(
メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以
下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%お
よび約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、
モノマー成分a1と、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%
および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有
(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-
ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群か
ら選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む重合
性材料の反応生成物を含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%お
よび約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルであ
る、モノマー成分b1と、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%およ
び約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノ
マー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン
性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物
を含む、接着剤組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、請求項2に記載の接着剤組
成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/molの分子
量を有する、請求項1および2のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
前記モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリ
ルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、請求項2に
記載の接着剤組成物。
【請求項6】
前記モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、請
求項5に記載の接着剤組成物。
【請求項7】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分a3
をさらに含み、前記モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、前記モノマ
ー成分a3が、前記モノマー成分a1および前記モノマー成分a2の両方とは異なる、請
求項2に記載の接着剤組成物。
【請求項8】
前記モノマー成分a3が、
i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、
ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エ
ステルモノマー、
iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、
iv.ビニルモノマー、あるいは
v.それらの組み合わせを含む、請求項7に記載の接着剤組成物。
【請求項9】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、前記(メタ)アクリルポリマー成分Aの総
重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b3を
さらに含み、前記モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、前記モノマー
成分b3が、前記モノマー成分b1および前記モノマー成分b2の両方とは異なる、請求
項2に記載の接着剤組成物。
【請求項10】
前記モノマー成分b3が、
i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エス
テルモノマー、
ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、
iii.ビニルモノマー、あるいは
iv.それらの組み合わせを含む、請求項9に記載の接着剤組成物。
【請求項11】
前記粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、
もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1、2および3
のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
【請求項12】
接着剤組成物を形成する方法であって、
プレ接着剤混合物を提供することであって、前記プレ接着剤混合物が、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aであって、完全に重合されている、プレ
接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bであって、重合されていない、プレ接着
剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含む、提供することと、
前記プレ接着剤混合物を混合することと、
前記プレ接着剤混合物を重合して、前記接着剤組成物を形成することと、を含む、方法
【請求項13】
前記プレ接着剤混合物が、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下
のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bと、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量
%以下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約4
0重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エチレン性不
飽和モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a1と、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0
.1重量%および約20重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2であって、酸性モノマ
ー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミ
ノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有
モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤
モノマー成分a2と、を含む重合性材料の反応生成物を含み、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約4
0重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24
アクリルエステルである、プレ接着剤モノマー成分b1と、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1
重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、ヒドロキシル含
有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N
-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群
から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分b2と
、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、請求項13に記
載の方法。
【請求項15】
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/m
olの分子量を有する、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、接着剤組成物およびそれを形成する方法に関する。本開示はさらに、接着剤
組成物を含むフォームテープおよびそれを形成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
感圧接着剤は、多くの産業および消費者市場で様々な基材を接着するために使用されて
いる。特定の用途に応じて、感圧接着剤は、単一層または多層として設計され得る。その
基材は、類似した性質、または非常に異なる性質のものでもよい。性質が非常に異なる基
材は、特に片側の基材がポリプロピレンおよびポリプロピレン/エチレンプロピレンジエ
ンターポリマーを含む熱可塑性オレフィンでできている場合、取り付けがより困難になる
傾向がある。通常、これらの熱可塑性材料用に設計された感圧接着剤は、十分な凝集力と
長期安定性を欠く傾向がある。これらの問題は、感圧接着剤が高い接着性と高い凝集性の
両方を備える必要があり、自然界の要素に長年曝露されることが多い用途において、より
重要になる。したがって、長年の曝露後でも熱可塑性オレフィンに対して高い全体的な性
能を維持する感圧接着剤組成物を開発することが強く求められている。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様によれば、接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約
2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の
総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着
剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付
与剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃の
ガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以
下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含
であり得る。
【0004】
別の態様によれば、接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総
重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与
剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃のガ
ラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下
のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさらに、(
メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99
重量%以下のモノマー成分b1を含み得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対
して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得る重合
性材料の反応生成物であり得る。モノマー成分b1は、C1~C24アクリルエステルで
あり得、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級
、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モ
ノマーであり得る。
【0005】
さらに別の態様によれば、接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくと
も約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘
着付与剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさらに、(メタ)ア
クリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以
下のモノマー成分b1であり得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少
なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得る重合性材料の
反応生成物であり得る。モノマー成分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、
モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、
もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート
を有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーで
あり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総
重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1と、
(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60
重量%以下のモノマー成分b2と、を含み得る重合性材料の反応生成物を含み得る。モノ
マー成分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、モノマー成分b2は、ヒドロ
キシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、また
はN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーか
らなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。
【0006】
さらに別の態様によれば、接着剤組成物を形成する方法は、プレ接着剤混合物を提供す
ることと、プレ接着剤混合物を混合することと、プレ接着剤混合物を重合して接着剤組成
物を形成することと、を含み得る。プレ接着剤混合物は、プレ接着剤(メタ)アクリル系
ポリマー成分A、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B、プレ接着剤粘着付与剤
成分を含み得る。プレ接着性(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、プレ接着剤混合物に
提供される前に完全に重合され得る。プレ接着性(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、
プレ接着剤混合物に提供される前に非重合され得る。
【0007】
さらに別の態様によれば、単層フォームテープは、接着剤組成物内に中空の微小球を含
むフォームコアを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくと
も約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘
着付与剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40
℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20
℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸
不含であり得る。
【0008】
さらに別の態様によれば、単層フォームテープは、接着剤組成物内に中空の微小球を含
むフォームコアを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくと
も約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘
着付与剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40
℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20
℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさら
に、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および
約99重量%以下のモノマー成分b1を含み得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重
量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得
る重合性材料の反応生成物であり得る。モノマー成分b1は、C1~C24アクリルエス
テルであり得、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、およ
び一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ
)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官
能性モノマーであり得る。
【0009】
別の態様によれば、単層フォームテープは、接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォ
ームコアを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総
重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与
剤成分と、を含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさらに、(メタ)アクリル
系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモ
ノマー成分b1であり得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくと
も約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得る重合性材料の反応生
成物であり得る。モノマー成分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、モノマ
ー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしく
は三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有す
る窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得
る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に
対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1と、(メタ
)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%
以下のモノマー成分b2と、を含み得る重合性材料の反応生成物を含み得る。モノマー成
分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、モノマー成分b2は、ヒドロキシル
含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,
N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる
群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。
【0010】
さらに別の態様によれば、フォームテープは、フォームコアと、フォームコアの第1の
表面を覆う第1の接着剤層と、を含み得る。フォームコアは、フォーム材料内に中空の微
小球を含み得る。第1の接着剤層は、第1の接着剤組成物を含み得る。第1の接着剤組成
物は、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以
下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少な
くとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重
量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を
含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃のガラス転移温度
(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得る。
【0011】
さらに別の態様によれば、フォームテープは、フォームコアと、フォームコアの第1の
表面を覆う第1の接着剤層と、を含み得る。フォームコアは、フォーム材料内に中空の微
小球を含み得る。第1の接着剤層は、第1の接着剤組成物を含み得る。第1の接着剤組成
物は、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以
下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少な
くとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重
量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を
含み得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃のガラス転移温度
(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさらに、(メタ)アクリ
ル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下の
モノマー成分b1を含み得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なく
とも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得る重合性材料の反応
生成物であり得る。モノマー成分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、モノ
マー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もし
くは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有
する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり
得る。
【0012】
別の態様によれば、フォームテープは、フォームコアと、フォームコアの第1の表面を
覆う第1の接着剤層と、を含み得る。フォームコアは、フォーム材料内に中空の微小球を
含み得る。第1の接着剤層は、第1の接着剤組成物を含み得る。第1の接着剤組成物は、
第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量%および49重量%以下の(
メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも
約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、第1の接着剤組成物の総重量に対
して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み得
る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bはさらに、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総
重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であ
り得、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および
約60重量%以下のモノマー成分b2を含み得る重合性材料の反応生成物であり得る。モ
ノマー成分b1は、C1~C24アクリルエステルであり得、モノマー成分b2は、ヒド
ロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、ま
たはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマー
からなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bは、(メタ)アクリル系高分子成分Bの総重量に対して、少なくとも
約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1と、(メタ)アクリル系高分子
成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分
b2と、を含み得る重合性材料の反応生成物を含み得る。モノマー成分b1は、C1~C
24アクリルエステルであり得、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリ
ルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミ
ノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエ
チレン性不飽和官能性モノマーであり得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
実施形態は、例として示されており、添付の図面に限定されない。
図1】本明細書に記載の実施形態による接着剤組成物形成方法を示す図を含む。
図2】本明細書に記載の実施形態に従って形成された単層フォームテープの構成を示す図を含む。
図3】本明細書に記載の実施形態に従って形成された単一の接着剤層を有するフォームテープの構成を示す図を含む。
図4】本明細書に記載の実施形態に従って形成された2つの接着剤層を有するフォームテープの構成を示す図を含む。
【0014】
当業者は、図中の要素が単純化および明瞭化のために示されており、必ずしも縮尺どお
りに描かれていないことを理解している。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の考察は、本教示の具体的な実装および実施形態に焦点を合わせるであろう。詳細
な説明は、ある特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示およ
び本教示の範囲または適用性に対する限定として解釈されるべきではない。他の実施形態
を、本明細書に提供された本開示および本教示に基づいて使用することができることが理
解されるであろう。
【0016】
用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含
む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、
「有する(having)」、またはその任意の他の変形は、非排他的包含を含むことを
意図する。例えば、特徴のリストを備える方法、物品、または装置は、必ずしもそれらの
特徴のみに限定されず、そのような方法、物品、または装置に明示的にリスト化されない
かまたは固有ではない他の特徴を含んでもよい。さらに、明示的にそうではないことが述
べられていない限り、「または(or)」は、包含的な「または」を指し、排他的な「ま
たは」を指さない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満たされる
。Aは真(または存在する)かつBは偽(または存在しない)、Aは偽(または存在しな
い)かつBは真(または存在する)、およびAとBの両方が真(または存在する)である
【0017】
また、「1つ(a)」または「1つ(an)」の使用は、本明細書に記載の要素および
構成要素を説明するために用いられる。これは単に便宜上および本発明の範囲の一般的な
意味を与えるために行われる。この説明は、他を意味することが明確でない限り、1つ、
少なくとも1つ、または複数も含む単数形、またはその逆を含むように読む必要がある。
例えば、本明細書で単一の物品が説明される場合、単一の物品の代わりに複数の物品を使
用することができる。同様に、本明細書で複数の物品が説明される場合、それらの複数の
物品に代えて単一の物品が使用され得る。
【0018】
本明細書に記載の実施形態は、概して、接着剤組成物および接着剤組成物を形成する方
法、より具体的には、優れた接着特性を有する接着剤組成物およびそれを形成する方法に
関する。
【0019】
例示を目的として、図1は、本明細書に記載の特定の実施形態による接着剤組成物形成
方法を示す図を含む。接着剤組成物形成方法100は、プレ接着剤混合物を提供する第1
のステップ110と、プレ接着剤混合物を混合する第2のステップ120と、プレ接着剤
混合物を重合して接着剤組成物を形成する第3のステップ130と、を含み得る。
【0020】
第1のステップ110を参照すると、特定の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、
形成混合物に添加される前に完全に重合されるプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aと、形成混合物に添加される前に重合されていないプレ接着剤(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bと、プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含み得る。
【0021】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス
転移温度(Tg)プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の
実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホ
モポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程
式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45℃または少なくとも約
50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または少なくとも約65℃ま
たは少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少なくとも約80℃のガ
ラス転移温度(Tg)を有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラ
ス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれか
の間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0022】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定
の分子量を有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なく
とも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なく
とも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも
約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約
11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約
13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約
15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約
17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約
19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有
し得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは
、約200,000g/mol以下、例えば、約150,000g/mol以下、または
さらに100,000g/mol以下の分子量を有し得る。プレ接着剤(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内
であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが
さらに理解されるであろう。
【0023】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常
に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。
特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマ
ーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以
下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以
下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
【0024】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス
転移温度(Tg)プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の
実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホ
モポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程
式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約10℃以下、または約
5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。プレ接着剤(
メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内
であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
ガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解され
るであろう。
【0025】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定
の分子量を有し得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なく
とも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまた
は少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約130,000g/mol
または少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約150,000g/m
olまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g
/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少なくとも約190,00
0g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/molを有し得る。プレ接着
剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル
系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の
値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0026】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不
含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官
能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の
酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさ
らに約0重量%以下であり得る。
【0027】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なく
とも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重
量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少な
くとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重
量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少な
くとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重
量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさら
に少なくとも約10.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混
合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、プレ接着剤混合物の
総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、または約45
.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、または約
37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以下、また
は約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量%以下、
または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0重量%以
下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得る。プレ
接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小
値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プ
レ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最
小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう
【0028】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、プレ
接着剤モノマー成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2を含み得る。
【0029】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマー
であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a1は、t-ブチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレ
ート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレー
ト、t-ブチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、
シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、
ノルボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない
【0030】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非
酸性官能性極性モノマーであり得る。
【0031】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン
酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物
から選択される酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノ
マー成分a2は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シト
ラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-
スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプ
ロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これら
に限定されない、酸性モノマーを含み得る。
【0032】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)
アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキ
ルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、こ
れらに限定されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、プレ
接着剤モノマー成分a2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、
N-メチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、
N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルア
ミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-
ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジ
メチルアミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N
,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラ
クタム、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチル
アクリルアミド、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸
性官能性モノマーであり得る。
【0033】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
は、以下の式:CH2=C(R1)CONHR2で表され得、式中、R1は水素原子また
はメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有す
るアルキル基を表す。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a2は、n-ヒ
ドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキ
シエチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合
物から選択され得るが、これらに限定されない。
【0034】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分a1を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくと
も約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、また
は少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重
量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくと
も約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、また
は少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重
量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85
重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得
る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプ
レ接着剤モノマー成分a1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量
%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5
重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0
重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モ
ノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の
プレ接着剤モノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの
間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0035】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分a2を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なく
とも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量
%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なく
とも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量
%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なく
とも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量
%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量
は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%
以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5
重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17
.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約
15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、また
は約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、
または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。プレ接着剤(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は、上記の最小
値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プ
レ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a2の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理
解されるであろう。
【0036】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、プレ
接着剤モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマ
ー成分a3は、プレ接着剤モノマー成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2の両方と
は異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最
終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対
、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0037】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマー
であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、酸性基およ
びエチレン性不飽和基を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、プレ
接着剤モノマー成分a3は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸
、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが
、これらに限定されない。そのような化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキ
シエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸
、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれら
の混合物から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0038】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、ヒドロキシル基および
エチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定
の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキ
シブチルメタクリレート、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチル
アクリルアミド、およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定
されない。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、一級、二級、
もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート
およびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマーを含み得る。
【0039】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み
得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分a3は、N-メチルアクリルア
ミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリル
アミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルア
ミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミ
ドまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これ
らに限定されない。
【0040】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分a3を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なく
とも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量
%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なく
とも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量
%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なく
とも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量
%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量
は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下
、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、また
は約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25
重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以
下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、上記の最小値お
よび最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接
着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のプレ接着剤モノマー成分a3の含有量は、上
記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解さ
れるであろう。
【0041】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なく
とも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、
または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約6
3重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少な
くとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重
量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、約98重
量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90重量%以
下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、またはさ
らに約80重量%以下であり得る。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル系
ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤(メタ)アクリル
系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の
値であり得ることが理解されるであろう。
【0042】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、プレ
接着剤モノマー成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2を含み得る。
【0043】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エ
ステル、メタクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態
によれば、成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状
であり得る。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、イソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2
-プロピルヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-
メチル)ヘキシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子
を有し、かつ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、
シクロヘキシル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、
ノルボルニルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定され
ない。特定の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチ
ルヘキシルから選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
【0044】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メ
タクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択
されるエチレン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分
b2は、成分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し
得る。成分b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イ
オン対、およびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとっ
て有用なモノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアク
リレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、
2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メ
チルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オ
クチルアクリルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、
N,N-ジメチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチル
アミノプロピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-
ジメチルアミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジ
メチルアミノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム
、アクリルアミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリ
ルアミド、またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、こ
れらに限定されない。
【0045】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分b1を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば、少なくと
も約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重量%、また
は少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重
量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくと
も約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、また
は少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくとも約78重
量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なくとも約85
重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量%であり得
る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプ
レ接着剤モノマー成分b1の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量
%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5
重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0
重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モ
ノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中の
プレ接着剤モノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの
間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0046】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分b2を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも
約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、または少なく
とも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%、または少
なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10重量%、ま
たは少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なくとも約13
重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量%であり得
る。さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプ
レ接着剤モノマー成分b2の含有量は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以
下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、また
は約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37
重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以
下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、また
は約20重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ
接着剤モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の
範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成
分B中のプレ接着剤モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0047】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、プレ
接着剤モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、プレ接着剤モノマ
ー成分b3は、プレ接着剤モノマー成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2の両方と
は異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形
成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、ま
たはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマー
には、酸性モノマーが除外される。
【0048】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定
の含有量のプレ接着剤モノマー成分b3を含み得る。例えば、プレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なく
とも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量
%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なく
とも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量
%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なく
とも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量
%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量
は、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下
、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、また
は約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25
重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以
下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、上記の最小値お
よび最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。プレ接
着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のプレ接着剤モノマー成分b3の含有量は、上
記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解さ
れるであろう。
【0049】
特定の実施形態によれば、プレ接着剤粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジ
シクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせ
を含み得る。
【0050】
さらに他の実施形態によれば、プレ接着剤混合物は、特定の含有量のプレ接着剤粘着付
与剤成分を含み得る。例えば、プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量
は、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくと
も約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%
、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくと
も約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%
、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくと
も約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%
、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、プ
レ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、プレ接着剤混合物の総重量に
対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以下、また
は約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約10重量
%以下であり得る。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、上記の
最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう
。プレ接着剤混合物中のプレ接着剤粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大
値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0051】
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を参照すると、接
着剤組成物は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B
、および粘着付与剤成分を含み得る。
【0052】
特定の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、高ガラス転移温度(
Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、(
メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(T
g)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTg
を有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例え
ば、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少な
くとも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約
75℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)
アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり
得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は
、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0053】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の分子量を
有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/
mol、例えば、少なくとも約6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/
molまたは少なくとも約8,000g/molまたは少なくとも約9,000g/mo
lまたは少なくとも約10,000g/molまたは少なくとも約11,000g/mo
lまたは少なくとも約12,000g/molまたは少なくとも約13,000g/mo
lまたは少なくとも約14,000g/molまたは少なくとも約15,000g/mo
lまたは少なくとも約16,000g/molまたは少なくとも約17,000g/mo
lまたは少なくとも約18,000g/molまたは少なくとも約19,000g/mo
lまたはさらに少なくとも約20,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実
施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以
下、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol
以下の分子量を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値
および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれか
の間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0054】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、非常に低レベル
の酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含であり得る。特定の実施
形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10
重量%以下、例えば、約5重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したが
って、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量
%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
【0055】
特定の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、低ガラス転移温度(
Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の実施形態によれば、(
メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(T
g)およびその重量パーセントに基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTg
を有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約
15℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス
転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、
上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得る
ことがさらに理解されるであろう。
【0056】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の分子量を
有し得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000
g/mol、例えば、少なくとも約110,000g/molまたは少なくとも約120
,000g/molまたは少なくとも約130,000g/molまたは少なくとも約1
40,000g/molまたは少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも
約160,000g/molまたは少なくとも約170,000g/molまたは少なく
とも約180,000g/molまたは少なくとも約190,000g/molまたはさ
らに少なくとも約200,000g/molを有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得るこ
とが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値
および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろ
う。
【0057】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、酸不含であり得
る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用語は、酸官能性モノマ
ーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、接着剤中の酸性モノマ
ーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重
量%以下であり得る。
【0058】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aを含み得る。例えば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分A
の含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少な
くとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重
量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少な
くとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重
量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少な
くとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重
量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であ
り得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約4
7.0重量%以下、または約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または
約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、ま
たは約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下
、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%
以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12
.0重量%以下であり得る。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解さ
れるであろう。接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の
最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろ
う。
【0059】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a
1およびモノマー成分a2を含み得る。
【0060】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリ
レート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレ
ート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
【0061】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性
極性モノマーであり得る。
【0062】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択さ
れる酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸
、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリ
レート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビ
ニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性
モノマーを含み得る。
【0063】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモ
ノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定
されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a
2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-
ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルア
ミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリル
アミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルア
ミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミ
ド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、また
はそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであ
り得る。
【0064】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式
で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を
表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基
を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド
、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、
これらに限定されない。
【0065】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量の
モノマー成分a1を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー
成分a1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも
約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、また
は少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重
量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくと
も約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、また
は少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重
量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83
重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに
少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量
%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5
重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0
重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解さ
れるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上
記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解さ
れるであろう。
【0066】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量の
モノマー成分a2を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー
成分a2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも
約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%
、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくと
も約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%
、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくと
も約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%
、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る
。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a
2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%
以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以下、または約18.5
重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量%以下、または約17
.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約
15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14.5重量%以下、また
は約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、
または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり得る。(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうち
のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリ
マー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0067】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、モノマー成分a
3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、モノマー成分a1
およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形態によれば、成分a2
およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化し得る。そのような相
互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み合わせが挙げられるが
、これらに限定されない。
【0068】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基
を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチ
レン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、
およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのよ
うな化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、
2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0069】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性
不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態
によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタク
リレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およ
びそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の
実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN
,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有す
る窒素含有モノマーを含み得る。
【0070】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定
の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアク
リルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルア
クリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、
N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,
N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート
、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、
N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合
物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
【0071】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、特定の含有量の
モノマー成分a3を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー
成分a3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも
約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%
、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくと
も約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%
、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくと
も約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%
、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る
。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a
3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下
、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、また
は約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25
重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以
下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの
間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0072】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bを含み得る。例えば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
の含有量は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なく
とも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、ま
たは少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65
重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なく
とも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形
態によれば、接着剤組成物中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組
成物の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重
量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下
、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。接着剤組成物中の(
メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物中の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意
の値であり得ることが理解されるであろう。
【0073】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b
1およびモノマー成分b2を含み得る。
【0074】
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メ
タクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、
成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る
。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イ
ソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピル
ヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘ
キシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、か
つ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキ
シル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニ
ルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定
の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシル
から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
【0075】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)
モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチ
レン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成
分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分
b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、お
よびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモ
ノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリ
ルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアク
リルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジ
メチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリ
ルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロ
ピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルア
ミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、
またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定
されない。
【0076】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量の
モノマー成分b1を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー
成分b1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも
約40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、また
は少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重
量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくと
も約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、また
は少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重
量%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83
重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに
少なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量
%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以下、または約96.5
重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以下、または約95.0
重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解さ
れるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上
記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解さ
れるであろう。
【0077】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量の
モノマー成分b2を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー
成分b2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも
約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少な
くとも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または
少なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、ま
たは少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12
重量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに
少なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以
下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約47重量%以下、また
は約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量%以下、または約37
重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、または約30重量%以
下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約23重量%以下、また
は約20重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b
2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ること
が理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさら
に理解されるであろう。
【0078】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、モノマー成分b
3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3は、モノマー成分b1
およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態によれば、成分b3は、
成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相互作用には、水素結合
、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ得るが、これらに限定
されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される。
【0079】
さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、特定の含有量の
モノマー成分b3を含み得る。例えば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー
成分b3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも
約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%
、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくと
も約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%
、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくと
も約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%
、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る
。さらに他の実施形態によれば、(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b
3の含有量は、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下
、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、また
は約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25
重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以
下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る。(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。(メタ)アクリル系ポリマー
成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの
間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0080】
特定の実施形態によれば、粘着付与剤成分は、C5、C9、C5/C9、ジシクロペン
タジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含み得る
【0081】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物は、特定の含有量の粘着付与剤成分を含み
得る。例えば、接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物の総重量に対
して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくと
も約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%
、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくと
も約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%
、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくと
も約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0
重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含
有量は、接着剤組成物の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下
、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または
約13重量%、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物中の粘着付与剤成分の
含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理
解されるであろう。接着剤組成物中の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最
大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0082】
さらに他の実施形態によれば、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤は
、テープを形成するために基材上の接着剤層として適用され得る。より特定の実施形態に
よれば、テープの基材は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、エチレンテトラフルオロエチレン、フッ素化エチレン
プロピレン、アルミニウム箔、またはそれらの組み合わせの群から選択される任意の材料
を含み得る。
【0083】
ここで単層フォームテープを参照すると、本明細書に記載の実施形態は、概して、本明
細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を含む単層フォームテープにさら
に関連し得る。
【0084】
例示を目的として、図2は、本明細書に記載の実施形態に従って形成された単層フォー
ムテープ200の構成を示す図を含む。図2に示されるように、単層フォームテープ20
0は、フォームコア210を含み得る。フォームコア210は、接着剤組成物230内に
中空の微小球220を含み得る。
【0085】
特定の実施形態によれば、単層フォームテープ200は、特定の厚さを有し得る。例え
ば、単層フォームテープ200は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約
0.13mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なく
とも約0.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155m
mまたは少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも
約0.17mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18m
mの厚さを有し得る。さらに他の実施形態によれば、単層フォームテープ200は、約0
.25mm以下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約
0.235mm以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または
約0.22mm以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または
約0.205mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、また
は約0.19mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。単層フォームテ
ープ200の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得
ることが理解されるであろう。単層フォームテープ200の厚さは、上記の最小値および
最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0086】
特定の実施形態によれば、フォームコア210は、特定の厚さを有し得る。例えば、フ
ォームコア210は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm
少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.1
45mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少な
くとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17m
mまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有
し得る。さらに他の実施形態によれば、フォームコア210は、約0.25mm以下、例
えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下
、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下
、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以
下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以
下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。フォームコア210の厚さは、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろ
う。フォームコア210の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任
意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0087】
特定の実施形態によれば、中空の微小球220は、特定の材料であり得る。例えば、中
空の微小球220は、ガラスビーズであり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微
小球220は、ポリマー微小球であり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球
220は、ガラスビーズとポリマー微小球との組み合わせであり得る。
【0088】
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物230を参照する
と、接着剤組成物230は、(メタ)アクリル系ポリマー成分A、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
【0089】
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは
、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の
実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、構成モ
ノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、
Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば、少なくとも約45
℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なくとも約60℃または
少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約75℃またはさらに少
なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。接着剤組成物230の(メタ)
アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり
得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解
されるであろう。
【0090】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリ
マー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約6,000g
/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,000g/m
olまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,000g/mo
lまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,000g/mo
lまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,000g/mo
lまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,000g/mo
lまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,000g/mo
lまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約20,000g
/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下、例えば、約150
,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以下の分子量を有し得
る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値
および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着
剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの分子量は、上記の最小値および最
大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
【0091】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー不含で
あり得る。特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量%以下、また
はさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレ
ベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量%以下であり
得る。
【0092】
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは
、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さらに他の
実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、構成モ
ノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセントに基づいて、
Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約15℃以下、または約
10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転移温度(Tg)を有
し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、
上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物2
30の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間
の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0093】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリ
マー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくとも約110,
000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少なくとも約13
0,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは少なくとも約
150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molまたは少なくと
も約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/molまたは少な
くとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,000g/mol
を有し得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろ
う。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの分子量は、上記の最小値
および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
【0094】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」という用
語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によれば、
接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下
、またはさらに約0重量%以下であり得る。
【0095】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含
有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、接着剤組成物230中の
接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物23
0の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例えば、少なくとも約2.5重量%、
または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも
約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、
または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも
約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、または少なくとも約7.5重量%、
または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約9.0重量%、または少なくとも
約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重量%であり得る。以下、またはさ
らに他の実施形態によれば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アク
リル系ポリマー成分Aの含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、約49.0重
量%以下、例えば、約47.0重量%約45.0重量%以下、または約42.0重量%以
下、または約40.0重量%以下、または約37.0重量%以下、または約35.0重量
%以下、または約32.0重量%以下、または約30.0重量%以下、または約27.0
重量%以下、または約25.0重量%以下、または約22.0重量%以下、または約20
.0重量%以下、または約17.0重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさ
らに約12.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(
メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230中の接着剤組
成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記の最小値および最大値
のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであろう。
【0096】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
【0097】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリ
レート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレ
ート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
【0098】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性
極性モノマーであり得る。
【0099】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択さ
れる酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸
、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリ
レート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビ
ニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性
モノマーを含み得る。
【0100】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモ
ノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定
されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a
2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-
ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルア
ミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリル
アミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルア
ミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミ
ド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、また
はそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであ
り得る。
【0101】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式
で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を
表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基
を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド
、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、
これらに限定されない。
【0102】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば
、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重
量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくと
も約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、また
は少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重
量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくと
も約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なく
とも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量
%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以
下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以
下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以
下、または約95.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ
)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、上記の最小値および最大
値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0103】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例え
ば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約
1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、ま
たは少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約
4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、ま
たは少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約
6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態
によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a
2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対し
て、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%以下、または約19.0重量%以
下、または約18.5重量%以下、または約18.0重量%以下、または約17.5重量
%以下、または約17.0重量%以下、または約16.5重量%以下、または約16.0
重量%以下、または約15.5重量%以下、または約15.0重量%以下、または約14
.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または約13.5重量%以下、または約
13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、または約12.0重量%以下であり
得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の
含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理
解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマ
ー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であ
り得ることがさらに理解されるであろう。
【0104】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3
は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の実施形
態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集を強化
し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれらの組み
合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0105】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基
を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチ
レン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、
およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのよ
うな化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、
2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0106】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性
不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態
によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタク
リレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およ
びそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の
実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN
,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有す
る窒素含有モノマーを含み得る。
【0107】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定
の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアク
リルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルア
クリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、
N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,
N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート
、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、
N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合
物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
【0108】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例え
ば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約
1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、ま
たは少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約
4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、ま
たは少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約
6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態
によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a
3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対し
て、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約
45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量
%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、
または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る
。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解さ
れるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成
分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得
ることがさらに理解されるであろう。
【0109】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含
有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、接着剤組成物230中の
接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着剤組成物23
0の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば、少なくとも約53重量%、また
は少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約60重
量%、または少なくとも約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくと
も約68重量%、または少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、また
はさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成
物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、接着
剤組成物230の総重量に対して、約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、また
は約92重量%以下、または約90重量%以下、または約87重量%以下、または約85
重量%以下、または約82重量%、またはさらに約80重量%以下であり得る。接着剤組
成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上
記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであ
ろう。接着剤組成物230中の接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ること
が理解されるであろう。
【0110】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
【0111】
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メ
タクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、
成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る
。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イ
ソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピル
ヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘ
キシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、か
つ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキ
シル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニ
ルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定
の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシル
から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
【0112】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)
モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチ
レン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成
分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分
b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、お
よびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモ
ノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリ
ルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアク
リルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジ
メチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリ
ルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロ
ピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルア
ミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、
またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定
されない。
【0113】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%、例えば
、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または少なくとも約48重
量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量%、または少なくと
も約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも約63重量%、また
は少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重
量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量%、または少なくと
も約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重量%、または少なく
とも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少なくとも約90重量
%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以下、例えば、約98.5重量%以
下、または約98重量%以下、または約97.5重量%以下、または約97.0重量%以
下、または約96.5重量%、または約96.0重量%以下、または約95.5重量%以
下、または約95.0重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230の(メタ
)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、上記の最小値および最大
値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0114】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%、例えば、
少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なくとも約4重量%、ま
たは少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少なくとも約7重量%
、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、または少なくとも約10
重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重量%、または少なく
とも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少なくとも約15重量
%であり得る。さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約57重量%以下、
または約55重量%以下、または約52重量%以下、または約50重量%以下、または約
47重量%以下、または約45重量%以下、または約42重量%以下、または約40重量
%以下、または約37重量%以下、または約35重量%以下、または約32重量%以下、
または約30重量%以下、または約27重量%以下、または約25重量%以下、または約
23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。接着剤組成物230の(メタ)ア
クリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値の
うちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230
の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、上記の最小値お
よび最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう
【0115】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分b3
は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施形態に
よれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ましい相
互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが含まれ
得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外される
【0116】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、接着剤組成物230の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、接着剤組成物230の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例え
ば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約
1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2.5重量%、ま
たは少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約
4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5.0重量%、ま
たは少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約
6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態
によれば、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b
3の含有量は、接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対し
て、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、または約50重量%以下、または約
45重量%以下、または約40重量%以下、または約35重量%以下、または約30重量
%以下、または約25重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、
または約15重量%以下、または約13重量%以下、または約10重量%以下であり得る
。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有
量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解さ
れるであろう。接着剤組成物230の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成
分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得
ることがさらに理解されるであろう。
【0117】
特定の実施形態によれば、接着剤組成物230の粘着付与剤成分は、C5、C9、C5
/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそれらの
組み合わせを含み得る。
【0118】
さらに他の実施形態によれば、接着剤組成物230は、接着剤組成物230の特定の含
有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230
の粘着付与剤成分の含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、少なくとも約0.
1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、また
は少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも約2
.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、また
は少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも約5
.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、また
は少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。さら
に他の実施形態によれば、接着剤組成物230中の接着剤組成物230の粘着付与剤成分
の含有量は、接着剤組成物230の総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25
重量%以下、または約20重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以
下、または約13重量%、または約10重量%以下であり得る。接着剤組成物230中の
粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。接着剤組成物230中の粘着付与剤成分の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理
解されるであろう。
【0119】
ここで、フォームテープを参照すると、本明細書に記載の実施形態は、概して、フォー
ムコアと、フォームコアの第1の表面を覆う少なくとも第1の接着剤層であって、本明細
書に記載の実施形態に従って形成された接着剤組成物を含む、第1の接着剤層と、を含む
フォームテープにさらに関連し得る。
【0120】
例示を目的として、図3は、本明細書に記載の実施形態に従って形成されたフォームテ
ープ300の構成を示す図を含む。フォームテープ300は、フォームコア310と、フ
ォームコア310の第1の表面312を覆う第1の接着剤層340と、を含み得る。フォ
ームコア310は、フォーム材料330内に中空の微小球320を含み得る。第1の接着
剤層340は、第1の接着剤組成物350を含み得る。
【0121】
特定の実施形態によれば、フォームテープ300は、特定の厚さを有し得る。例えば、
フォームテープ300は、少なくとも約0.10mm、例えば、少なくとも約0.15m
mまたは少なくとも約0.20mmまたは少なくとも約0.25mmまたは少なくとも約
0.30mmまたは少なくとも約0.35mmまたは少なくとも約0.40mmまたは少
なくとも約0.45mmまたはさらに少なくとも約0.50mmの厚さを有し得る。フォ
ームコア300の厚さは、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよ
う。フォームテープ300の厚さは、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得
ることがさらに理解されるであろう。
【0122】
特定の実施形態によれば、フォームコア310は、特定の厚さを有し得る。例えば、フ
ォームコア310は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13mm
少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0.1
45mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは少な
くとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.17m
mまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さを有
し得る。さらに他の実施形態によれば、フォームコア310は、約0.25mm以下、例
えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235mm以下
、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22mm以下
、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205mm以
下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19mm以
下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。フォームコア310の厚さは、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろ
う。フォームコア310の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任
意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0123】
特定の実施形態によれば、中空の微小球320は、特定の材料であり得る。例えば、中
空の微小球320は、ガラスビーズであり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微
小球320は、ポリマー微小球であり得る。さらに他の実施形態によれば、中空の微小球
320は、ガラスビーズとポリマー微小球との組み合わせであり得る。
【0124】
さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、特定の材料であり得る。例えば
、フォーム材料330は、アクリル材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォ
ーム材料330は、ポリウレタン材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォー
ム材料330は、ポリエチレン材料であり得る。さらに他の実施形態によれば、フォーム
材料330は、PVC材料であり得る。他の実施形態によれば、フォーム材料330は、
アクリル材料、ポリウレタン材料、ポリエチレン材料、またはPVC材料の任意の組み合
わせであり得る。
【0125】
さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、アクリルフォームであり得る。
さらに他の実施形態によれば、フォーム材料330は、ポリウレタンフォームであり得る
【0126】
特定の実施形態によれば、第1の接着剤層340は、特定の厚さを有し得る。例えば、
第1の接着剤層340は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13
mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0
.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは
少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.1
7mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さ
を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤層340は、約0.25mm以
下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235m
m以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22m
m以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205
mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19
mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。第1の接着剤層340の厚さ
は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解され
るであろう。第1の接着剤層340の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0127】
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された第1の接着剤層340の第1の
接着剤組成物350を参照すると、第1の接着剤組成物350は、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
【0128】
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さら
に他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセント
に基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば
、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なく
とも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約7
5℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意
の値であり得ることがさらに理解されよう。
【0129】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約
6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,
000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,0
00g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,0
00g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,0
00g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,0
00g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,0
00g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約2
0,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤
組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下
、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以
下の分子量を有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A
の分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが
理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが
理解されるであろう。
【0130】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー
不含であり得る。特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量
%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマー
の全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量
%以下であり得る。
【0131】
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さら
に他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセント
に基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約1
5℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転
移温度(Tg)を有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移
温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
【0132】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、第1の接着剤組成物350の(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくと
も約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少な
くとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは
少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molま
たは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/mo
lまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,00
0g/molを有し得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ること
が理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
の分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ること
が理解されるであろう。
【0133】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」と
いう用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によ
れば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量
%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
【0134】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、第1の接着
剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含
有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例え
ば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約
3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、ま
たは少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約
6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、ま
たは少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約
9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重
量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中の第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物
350の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、また
は約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、
または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以
下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量
%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0
重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得
る。第1の接着剤組成物350中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろ
う。第1の接着剤組成物350中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであ
ろう。
【0135】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
【0136】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリ
レート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレ
ート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
【0137】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性
極性モノマーであり得る。
【0138】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択さ
れる酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸
、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリ
レート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビ
ニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性
モノマーを含み得る。
【0139】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモ
ノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定
されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a
2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-
ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルア
ミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリル
アミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルア
ミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミ
ド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、また
はそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであ
り得る。
【0140】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式
で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を
表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基
を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド
、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、
これらに限定されない。
【0141】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物
350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または
少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量
%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも
約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または
少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量
%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重
量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少
なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物3
50の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以
下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%
以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%
以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー
成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり
得ることがさらに理解されるであろう。
【0142】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物
350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、
または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも
約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、
または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも
約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、
または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%
以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重
量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.
5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約1
5.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または
約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、ま
たは約12.0重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の
(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値およ
び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0143】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成
分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の
実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集
を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれら
の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0144】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基
を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチ
レン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、
およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのよ
うな化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、
2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0145】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性
不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態
によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタク
リレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およ
びそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の
実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN
,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有す
る窒素含有モノマーを含み得る。
【0146】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定
の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアク
リルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルア
クリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、
N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,
N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート
、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、
N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合
物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
【0147】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物
350の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、
または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも
約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、
または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも
約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、
または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、ま
たは約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約3
5重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%
以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、ま
たは約10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリ
マー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最
大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0148】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、第1の接着
剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含
有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば
、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重
量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくと
も約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、また
は少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他
の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、
約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90
重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、
またはさらに約80重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤
組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大
値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組
成物350中の第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量
は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解さ
れるであろう。
【0149】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
【0150】
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メ
タクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、
成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る
。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イ
ソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピル
ヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘ
キシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、か
つ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキ
シル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニ
ルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定
の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシル
から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
【0151】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)
モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチ
レン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成
分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分
b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、お
よびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモ
ノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリ
ルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアク
リルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジ
メチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリ
ルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロ
ピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルア
ミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、
またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定
されない。
【0152】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物
350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約
40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または
少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量
%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも
約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または
少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量
%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重
量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少
なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物3
50の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以
下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%
以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%
以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー
成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり
得ることがさらに理解されるであろう。
【0153】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物
350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約
1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なく
とも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少
なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、また
は少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重
量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少
なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物3
50の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以
下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、ま
たは約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約4
2重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%
以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、ま
たは約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。
第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の
含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理
解されるであろう。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中の
モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の
値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0154】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成
分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施
形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ま
しい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが
含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外
される。
【0155】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、第0.1の接着剤組
成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1
の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくと
も約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量
%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なく
とも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量
%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なく
とも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量
%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得
る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリ
マー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アク
リル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下
、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または
約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重
量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下
、または約10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350の
(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値およ
び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0156】
特定の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分は、C5、C9
、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそ
れらの組み合わせを含み得る。
【0157】
さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、第1の接着剤組成物350中の
第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総
重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または
少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.
0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または
少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.
5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または
少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも
約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第1の接着剤組成物350中
の第1の接着剤組成物350の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の
総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以
下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約
10重量%以下であり得る。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物350の
粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。第1の接着剤組成物350中の第1の接着剤組成物
350の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の
任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0158】
例示を目的として、図4は、本明細書に記載の実施形態に従って形成されたフォームテ
ープ400の構成を示す図を含む。フォームテープ400は、フォームコア410と、フ
ォームコア410の第1の表面412を覆う第1の接着剤層440と、フォームコア41
0の第2の表面414を覆う第2の接着剤層460と、を含み得る。フォームコア410
は、フォーム材料430内に中空の微小球420を含み得る。第1の接着剤層440は、
第1の接着剤組成物450を含み得、第2の接着剤層460は、第2の接着剤組成物47
0を含み得る。
【0159】
図4に示されるようなフォームテープ400を参照して説明されるフォームテープ40
0およびすべての構成要素は、図3に示される対応する構成要素に関して本明細書に記載
される特性のいずれかを有し得ると理解されるであろう。特に、図4に示される、フォー
ムテープ400、フォームコア410、中空の微小球420、フォーム材料430、第1
の接着剤層440、および第1の接着剤組成物450の特性は、図3に示される、フォー
ムテープ300、フォームコア310、中空の微小球320、フォーム材料330、第1
の接着剤層340、および第1の接着剤組成物350に関して本明細書に記載される対応
する特性のいずれかを有し得る。
【0160】
特定の実施形態によれば、第2の接着剤層360は、特定の厚さを有し得る。例えば、
第2の接着剤層360は、少なくとも約0.125mm、例えば、少なくとも約0.13
mm少なくとも約0.135mmまたは少なくとも約0.14mmまたは少なくとも約0
.145mmまたは少なくとも約0.15mmまたは少なくとも約0.155mmまたは
少なくとも約0.16mmまたは少なくとも約0.165mmまたは少なくとも約0.1
7mmまたは少なくとも約0.175mmまたはさらに少なくとも約0.18mmの厚さ
を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤層360は、約0.25mm以
下、例えば、約0.245mm以下、または約0.24mm以下、または約0.235m
m以下、または約0.23mm以下、または約0.225mm以下、または約0.22m
m以下、または約0.215mm以下、または約0.21mm以下、または約0.205
mm以下、または約0.20mm以下、または約0.195mm以下、または約0.19
mm以下、または約0.185mm以下の厚さを有し得る。第2の接着剤層360の厚さ
は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解され
るであろう。第2の接着剤層360の厚さは、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0161】
ここで、本明細書に記載の実施形態に従って形成された第2の接着剤層460の第2の
接着剤組成物470を参照すると、第2の接着剤組成物470は、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分A、(メタ)アクリル系ポリマー成分B、および粘着付与剤成分を含み得る。
【0162】
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aは、高ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さら
に他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセント
に基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第2の接
着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約40℃、例えば
、少なくとも約45℃または少なくとも約50℃または少なくとも約55℃または少なく
とも約60℃または少なくとも約65℃または少なくとも約70℃または少なくとも約7
5℃またはさらに少なくとも約80℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。第2の接着
剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の
(メタ)アクリル系ポリマー成分Aのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の任意
の値であり得ることがさらに理解されよう。
【0163】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の分子量を有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約5,000g/mol、例えば、少なくとも約
6,000g/molまたは少なくとも約7,000g/molまたは少なくとも約8,
000g/molまたは少なくとも約9,000g/molまたは少なくとも約10,0
00g/molまたは少なくとも約11,000g/molまたは少なくとも約12,0
00g/molまたは少なくとも約13,000g/molまたは少なくとも約14,0
00g/molまたは少なくとも約15,000g/molまたは少なくとも約16,0
00g/molまたは少なくとも約17,000g/molまたは少なくとも約18,0
00g/molまたは少なくとも約19,000g/molまたはさらに少なくとも約2
0,000g/molの分子量を有し得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤
組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約200,000g/mol以下
、例えば、約150,000g/mol以下、またはさらに100,000g/mol以
下の分子量を有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A
の分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが
理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの
分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが
理解されるであろう。
【0164】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、非常に低レベルの酸性モノマーを含有し得るか、またはさらに酸性モノマー
不含であり得る。特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分A中の酸性モノマーのレベルは、約10重量%以下、例えば、約5重量
%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。したがって、接着剤中の酸性モノマー
の全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量%以下、またはさらに約0重量
%以下であり得る。
【0165】
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bは、低ガラス転移温度(Tg)(メタ)アクリル系ポリマー成分と呼ばれ得る。さら
に他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bは、構成モノマーのホモポリマーのガラス転移温度(Tg)およびその重量パーセント
に基づいて、Fox方程式によって推定される特定のTgを有し得る。例えば、第2の接
着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bは、約20℃以下、例えば、約1
5℃以下、または約10℃以下、または約5℃以下、またはさらに約0℃以下のガラス転
移温度(Tg)を有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bのガラス転移温度は、上記の値のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bのガラス転移
温度は、上記の値のいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されよう。
【0166】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の分子量を有し得る。例えば、第2の接着剤組成物470の(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aは、少なくとも約100,000g/mol、例えば、少なくと
も約110,000g/molまたは少なくとも約120,000g/molまたは少な
くとも約130,000g/molまたは少なくとも約140,000g/molまたは
少なくとも約150,000g/molまたは少なくとも約160,000g/molま
たは少なくとも約170,000g/molまたは少なくとも約180,000g/mo
lまたは少なくとも約190,000g/molまたはさらに少なくとも約200,00
0g/molを有し得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bの分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ること
が理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
の分子量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ること
が理解されるであろう。
【0167】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、酸不含であり得る。本明細書に記載の実施形態の目的として、「酸不含」と
いう用語は、酸官能性モノマーを有さないものとして定義され得る。特定の実施形態によ
れば、接着剤中の酸性モノマーの全体的なレベルは、約2重量%以下、例えば、約1重量
%以下、またはさらに約0重量%以下であり得る。
【0168】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み得る。例えば、第2の接着
剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含
有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約2.0重量%、例え
ば、少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約
3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、ま
たは少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約
6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、または少なくとも約7.0重量%、ま
たは少なくとも約7.5重量%、または少なくとも約8.5重量%、または少なくとも約
9.0重量%、または少なくとも約9.5重量%、またはさらに少なくとも約10.0重
量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中の第2の接
着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、第1の接着剤組成物
350の総重量に対して、約49.0重量%以下、例えば、約47.0重量%以下、また
は約45.0重量%以下、または約42.0重量%以下、または約40.0重量%以下、
または約37.0重量%以下、または約35.0重量%以下、または約32.0重量%以
下、または約30.0重量%以下、または約27.0重量%以下、または約25.0重量
%以下、または約22.0重量%以下、または約20.0重量%以下、または約17.0
重量%以下、または約15.0重量%以下、またはさらに約12.0重量%以下であり得
る。第2の接着剤組成物470中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろ
う。第2の接着剤組成物470中の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの含有量は、上記
の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解されるであ
ろう。
【0169】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、モノマー成分a1およびモノマー成分a2を含み得る。
【0170】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a1は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a1は、t-ブチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、s-ブチルメタクリレート、t-ブチルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ベンジルメタクリ
レート、3,3,5トリメチルシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、およびプロピルメタクリレート、アドマンチルアクリレート、ノルボルニルアクリレ
ート、またはそれらの混合物を含み得るが、これらに限定されない。
【0171】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、酸性モノマーまたは非酸性官能性
極性モノマーであり得る。
【0172】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、およびそれらの混合物から選択さ
れる酸性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン酸、マレイン酸
、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、2-スルホエチルメタクリ
レート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、ビ
ニルホスホン酸、またはそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、酸性
モノマーを含み得る。
【0173】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモ
ノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーから選択されるが、これらに限定
されない、非酸性官能性モノマーであり得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a
2は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-
ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリルア
ミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリル
アミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチ
ルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルア
ミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピル
メタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミ
ド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、また
はそれらの混合物から選択されるが、これらに限定されない、非酸性官能性モノマーであ
り得る。
【0174】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a2は、N-ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリルアミドであり得る。N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドは、次の式
で表し得る。CH2=C(R1)CONHR2、式中、R1は水素原子またはメチル基を
表し、R2は1~8個の炭素原子と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基
を表す。特定の実施形態によれば、モノマー成分a2は、n-ヒドロキシメチルアクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルメタクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド
、n-ヒドロキシエチルメタクリルアミド、またはそれらの混合物から選択され得るが、
これらに限定されない。
【0175】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a1を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物
470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または
少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量
%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも
約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または
少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量
%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重
量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少
なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物4
70の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、約99重量%以
下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%
以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%
以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第2の接
着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a1の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー
成分a1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり
得ることがさらに理解されるであろう。
【0176】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a2を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物
470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、
または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも
約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、
または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも
約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、
または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中のモノマー成分a2の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの総重量に対して、約20.0重量%以下、例えば、約19.5重量%
以下、または約19.0重量%以下、または約18.5重量%以下、または約18.0重
量%以下、または約17.5重量%以下、または約17.0重量%以下、または約16.
5重量%以下、または約16.0重量%以下、または約15.5重量%以下、または約1
5.0重量%以下、または約14.5重量%以下、または約14.0重量%以下、または
約13.5重量%以下、または約13.0重量%以下、または約12.5重量%以下、ま
たは約12.0重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系
ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのい
ずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の
(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a2の含有量は、上記の最小値およ
び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0177】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、モノマー成分a3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成
分a3は、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なり得る。さらに他の
実施形態によれば、成分a2およびa3は、相互作用して、最終接着剤中の成分Aの凝集
を強化し得る。そのような相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、またはそれら
の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0178】
特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチレン性不飽和モノマーであり得る
。さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、酸性基およびエチレン性不飽和基
を有する酸性モノマーを含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成分a3は、エチ
レン性不飽和カルボン酸、エチレン性不飽和スルホン酸、エチレン性不飽和ホスホン酸、
およびそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。そのよ
うな化合物の例には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、マレイン酸、オレイン酸、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、
2-スルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸、ビニルホスホン酸またはそれらの混合物から選択されるものが挙
げられるが、これらに限定されない。
【0179】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ヒドロキシル基およびエチレン性
不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリルエステルモノマーを含み得る。特定の実施形態
によれば、モノマー成分a3は、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタク
リレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、およ
びそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。さらに他の
実施形態によれば、モノマー成分a3は、一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN
,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有す
る窒素含有モノマーを含み得る。
【0180】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分a3は、ビニルモノマーを含み得る。特定
の実施形態によれば、モノマー成分a3は、N-メチルアクリルアミド、N-エチルアク
リルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、t-ブチルア
クリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、
N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリルアミド、N,N-ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,
N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート
、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、
N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリルアミドまたはそれらの混合
物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない、これらに限定されない。
【0181】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aは、特定の含有量のモノマー成分a3を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物
470の(メタ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約
0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0重量%、
または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少なくとも
約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5重量%、
または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少なくとも
約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0重量%、
または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であり得る。
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー
成分A中のモノマー成分a3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%以下、ま
たは約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、または約3
5重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約20重量%
以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%以下、ま
たは約10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリ
マー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれ
かの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メ
タ)アクリル系ポリマー成分A中のモノマー成分a3の含有量は、上記の最小値および最
大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0182】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bを含み得る。例えば、第2の接着
剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含
有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、少なくとも約51重量%、例えば
、少なくとも約53重量%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重
量%、または少なくとも約60重量%、または少なくとも約63重量%、または少なくと
も約65重量%、または少なくとも約68重量%、または少なくとも約70重量%、また
は少なくとも約73重量%、またはさらに少なくとも約75重量%であり得る。さらに他
の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、第1の接着剤組成物350の総重量に対して、
約98重量%以下、例えば、約95重量%以下、または約92重量%以下、または約90
重量%以下、または約87重量%以下、または約85重量%以下、または約82重量%、
またはさらに約80重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤
組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量は、上記の最小値および最大
値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組
成物470中の第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの含有量
は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが理解さ
れるであろう。
【0183】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、モノマー成分b1およびモノマー成分b2を含み得る。
【0184】
特定の実施形態によれば、モノマー成分b1は、C1~C24アクリル酸エステル、メ
タクリレートエステルまたはそれらの混合物であり得る。さらに他の実施形態によれば、
成分b1のアルキル基は、直鎖、1つ以上の分岐部位を伴う分岐、または環状であり得る
。さらに他の実施形態によれば、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、2-ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イ
ソオクチル、2-エチルヘキシル、tert-オクチル、ノニル、デシル、2-プロピル
ヘプチル、ウンデシル、トリデシルアクリレート、(2-イソプロピル-5-メチル)ヘ
キシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、16~22個のC原子を有し、か
つ少なくとも2つの分岐部位を有する分岐アルキル基、フェニル、ベンジル、シクロヘキ
シル、イソボルニル、アドマンチル、3,3,5トリメチルシクロヘキシル、ノルボルニ
ルまたはそれらの混合物から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。特定
の実施形態によれば、アルキル基は、ブチル、イソオクチル、および2-エチルヘキシル
から選択されるものを含み得るが、これらに限定されない。
【0185】
さらに他の実施形態によれば、モノマー成分b2は、ヒドロキシル含有(メタクリル)
モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチ
レン性不飽和官能性モノマーであり得る。さらに他の実施形態によれば、成分b2は、成
分B内で水素結合を形成するか、または成分Aとの好ましい相互作用を形成し得る。成分
b2と成分Aとのそのような好ましい相互作用には、水素結合、酸塩基対、イオン対、お
よびそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。b2にとって有用なモ
ノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、
2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、N-メチルアクリ
ルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-ヘキシルアクリルアミド、N-オクチルアク
リルアミド、t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジ
メチルメタクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジエチルメタクリ
ルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロ
ピルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルア
ミノプロピルアクリレート、B-(ジメチルアミド)エチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリルアミド、N-ビニルピロリドン;N-ビニルカプロラクタム、アクリル
アミド、n-ヒドロキシメチルアクリルアミド、n-ヒドロキシエチルアクリルアミド、
またはそれらの混合物から選択される非酸性官能性モノマーであり得るが、これらに限定
されない。
【0186】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b1を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物
470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約
40重量%、例えば、少なくとも約43重量%、または少なくとも約45重量%、または
少なくとも約48重量%、または少なくとも約50重量%、または少なくとも約53重量
%、または少なくとも約55重量%、または少なくとも約58重量%、または少なくとも
約63重量%、または少なくとも約65重量%、または少なくとも約68重量%、または
少なくとも約70重量%、または少なくとも約73重量%、または少なくとも約75重量
%、または少なくとも約78重量%、または少なくとも約80重量%少なくとも約83重
量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約88重量%、またはさらに少
なくとも約90重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物4
70の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約99重量%以
下、例えば、約98.5重量%以下、または約98重量%以下、または約97.5重量%
以下、または約97.0重量%以下、または約96.5重量%、または約96.0重量%
以下、または約95.5重量%以下、または約95.0重量%以下であり得る。第2の接
着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b1の含有量は
、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解される
であろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー
成分b1の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり
得ることがさらに理解されるであろう。
【0187】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b2を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物
470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接
着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約
1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、または少なくとも約3重量%、または少なく
とも約4重量%、または少なくとも約5重量%、または少なくとも約6重量%、または少
なくとも約7重量%、または少なくとも約8重量%、または少なくとも約9重量%、また
は少なくとも約10重量%、または少なくとも約11重量%、または少なくとも約12重
量%、または少なくとも約13重量%、または少なくとも約14重量%、またはさらに少
なくとも約15重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物4
70の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の含有量は、第1の接着
剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以
下、例えば、約57重量%以下、または約55重量%以下、または約52重量%以下、ま
たは約50重量%以下、または約47重量%以下、または約45重量%以下、または約4
2重量%以下、または約40重量%以下、または約37重量%以下、または約35重量%
以下、または約32重量%以下、または約30重量%以下、または約27重量%以下、ま
たは約25重量%以下、または約23重量%以下、または約20重量%以下であり得る。
第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b2の
含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理
解されるであろう。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中の
モノマー成分b2の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の任意の
値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0188】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、モノマー成分b3をさらに含み得る。特定の実施形態によれば、モノマー成
分b3は、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なり得る。特定の実施
形態によれば、成分b3は、成分b2と好ましい相互作用を形成し得る。そのような好ま
しい相互作用には、水素結合、酸塩基対、またはイオン対、またはそれらの組み合わせが
含まれ得るが、これらに限定されない。b3に有用なモノマーには、酸性モノマーが除外
される。
【0189】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bは、特定の含有量のモノマー成分b3を含み得る。例えば、第0.5の接着剤組
成物470の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第0
.1の接着剤組成物350の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少な
くとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または少なくとも約1.0
重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.0重量%、または少
なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または少なくとも約3.5
重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.5重量%、または少
なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または少なくとも約6.0
重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも約7.0重量%であ
り得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリル系
ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、第1の接着剤組成物350の(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、約60重量%以下、例えば、約55重量%
以下、または約50重量%以下、または約45重量%以下、または約40重量%以下、ま
たは約35重量%以下、または約30重量%以下、または約25重量%以下、または約2
0重量%以下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%
以下、または約10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470の(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値および最大値のうち
のいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物47
0の(メタ)アクリル系ポリマー成分B中のモノマー成分b3の含有量は、上記の最小値
および最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることがさらに理解されるであろ
う。
【0190】
特定の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分は、C5、C9
、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、またはそれらの水素化樹脂、またはそ
れらの組み合わせを含み得る。
【0191】
さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470は、第1の接着剤組成物35
0の特定の含有量の粘着付与剤成分を含み得る。例えば、第2の接着剤組成物470中の
第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の総
重量に対して、少なくとも約0.1重量%、例えば、少なくとも約0.5重量%、または
少なくとも約1.0重量%、または少なくとも約1.5重量%、または少なくとも約2.
0重量%、または少なくとも約2.5重量%、または少なくとも約3.0重量%、または
少なくとも約3.5重量%、または少なくとも約4.0重量%、または少なくとも約4.
5重量%、または少なくとも約5.0重量%、または少なくとも約5.5重量%、または
少なくとも約6.0重量%、または少なくとも約6.5重量%、またはさらに少なくとも
約7.0重量%であり得る。さらに他の実施形態によれば、第2の接着剤組成物470中
の第2の接着剤組成物470の粘着付与剤成分の含有量は、第1の接着剤組成物350の
総重量に対して、約30重量%以下、例えば、約25重量%以下、または約20重量%以
下、または約18重量%以下、または約15重量%以下、または約13重量%、または約
10重量%以下であり得る。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物470の
粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の範囲内で
あり得ることが理解されるであろう。第2の接着剤組成物470中の第2の接着剤組成物
470の粘着付与剤成分の含有量は、上記の最小値および最大値のうちのいずれかの間の
任意の値であり得ることがさらに理解されるであろう。
【0192】
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態のいくつ
かが本明細書に記載される。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様および実施形
態が例示にすぎず、本発明の範囲を限定しないことを理解するであろう。実施形態は、以
下にリスト化される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従うことができる。
【0193】
実施形態1.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総
重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与
剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス
転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス
転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、接着剤
組成物。
【0194】
実施形態2.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総
重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与
剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス
転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス
転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノ
マー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(
メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60
重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、
および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(
メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽
和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む
、接着剤組成物。
【0195】
実施形態3.接着剤組成物であって、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総
重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与
剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成
分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アク
リル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー
成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および
一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能
性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して
、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~
C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分
Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2
であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三
級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒
素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノ
マー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、接着剤組成物。
【0196】
実施形態4.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態2および
3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0197】
実施形態5.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、10
%未満である、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0198】
実施形態6.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/mo
lの分子量を有する、実施形態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0199】
実施形態7.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移
温度(Tg)を有する、実施形態3に記載の接着剤組成物。
【0200】
実施形態8.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(
Tg)を有する、実施形態3に記載の接着剤組成物。
【0201】
実施形態9.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a
1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル
系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下
のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマ
ー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性
不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を
含む、実施形態1および2のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0202】
実施形態10.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以
下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一
級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性
モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形
態1、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0203】
実施形態11.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルま
たはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、
実施形態3および9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0204】
実施形態12.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
である、実施形態3および9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0205】
実施形態13.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原
子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態12に記載の接着剤組成物。
【0206】
実施形態14.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR
2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と
少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態13に記載の接着
剤組成物。
【0207】
実施形態15.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態3お
よび9のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0208】
実施形態16.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸
性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有ア
クリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N
-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒
素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施
形態15に記載の接着剤組成物。
【0209】
実施形態17.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態3お
よび10のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0210】
実施形態18.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を
有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級ア
ミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン
性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの
組み合わせ、を含む、実施形態17に記載の接着剤組成物。
【0211】
実施形態19.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、
テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態1
、2、および3のいずれか1つに記載の接着剤組成物。
【0212】
実施形態20.接着剤組成物を形成する方法であって、完全に重合されているプレ接着
剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、重合されていないプレ接着性(メタ)アクリル
系ポリマー成分Bと、プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含むプレ接着剤混合物を提供する
ことと、プレ接着剤混合物を混合することと、プレ接着剤混合物を重合して接着剤組成物
を形成することと、を含む、方法。
【0213】
実施形態21.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも
約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プ
レ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%
および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ接着剤(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ
接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態20に記載の方法
【0214】
実施形態22.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも
約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プ
レ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%
および約30重量%以下のプレ接着剤粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、プレ
接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を
有し、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)アクリル系
ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のプ
レ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、プレ接着剤
モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、
少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、
ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基
、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノ
マーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノ
マー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
【0215】
実施形態23.プレ接着剤混合物が、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも
約2重量%および49重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プ
レ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%
および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少な
くとも約40重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エ
チレン性不飽和モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a1と、プレ接着剤(メタ)ア
クリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のプレ接
着剤モノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノ
マー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン
性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の
反応生成物を含み、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重
量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである
、プレ接着剤モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重
量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b
2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは
三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する
窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プ
レ接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に
記載の方法。
【0216】
実施形態24.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施
形態22および23のいずれか1つに記載の方法。
【0217】
実施形態25.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、1
0%未満である、実施形態21、22、および23のいずれか1つに記載の方法。
【0218】
実施形態26.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,0
00g/molの分子量を有する、実施形態21、22、および23のいずれか1つに記
載の方法。
【0219】
実施形態27.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃
のガラス転移温度(Tg)を有する、実施形態23に記載の方法。
【0220】
実施形態28.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラ
ス転移温度(Tg)を有する、実施形態23に記載の方法。
【0221】
実施形態29.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量
%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、プレ
接着剤モノマー成分a1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対
して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2
であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二
級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレ
ートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマ
ーである、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実
施形態21および23のいずれか1つに記載の方法。
【0222】
実施形態30.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量
%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、
プレ接着剤モノマー成分b1と、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量
に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2
であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三
級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒
素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ
接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態21、2
2、および23のいずれか1つに記載の方法。
【0223】
実施形態31.プレ接着剤モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸
エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマ
ーである、実施形態23および30のいずれか1つに記載の方法。
【0224】
実施形態32.プレ接着剤モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アク
リルアミドである、実施形態23および30のいずれか1つに記載の方法。
【0225】
実施形態33.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原
子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態32に記載の方法。
【0226】
実施形態34.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR
2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と
少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態33に記載の方法
【0227】
実施形態35.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重
量%以下のプレ接着剤モノマー成分a3をさらに含み、プレ接着剤モノマー成分a3が、
エチレン性不飽和モノマーであり、プレ接着剤モノマー成分a3が、プレ接着剤モノマー
成分a1およびプレ接着剤モノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態23および29
のいずれか1つに記載の方法。
【0228】
実施形態36.プレ接着剤モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基
を有する酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロ
キシ含有アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、ま
たはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基
を有する窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を
含む、実施形態35に記載の方法。
【0229】
実施形態37.プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、プレ接着剤(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重
量%以下のプレ接着剤モノマー成分b3をさらに含み、プレ接着剤モノマー成分b3が、
エチレン性不飽和モノマーであり、プレ接着剤モノマー成分b3が、プレ接着剤モノマー
成分b1およびプレ接着剤モノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態23および30
のいずれか1つに記載の方法。
【0230】
実施形態38.プレ接着剤モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性
不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もし
くは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよ
びエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv
.それらの組み合わせ、を含む、実施形態37に記載のプレ接着剤混合物。
【0231】
実施形態39.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態2
0に記載の方法。
【0232】
実施形態40.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー
成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量
%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、およ
び一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ
)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官
能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実
施形態20に記載の方法。
【0233】
実施形態41.接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a
1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル
系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分
a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次
、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モ
ノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少
なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C2
4アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であ
って、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級ア
ミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含
有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー
成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形態20に記載の方法。
【0234】
実施形態42.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態40お
よび41のいずれか1つに記載の方法。
【0235】
実施形態43.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、1
0%未満である、実施形態39、40、および41のいずれか1つに記載の接着剤組成物
【0236】
実施形態44.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/m
olの分子量を有する、実施形態39、40、および41のいずれか1つに記載の方法。
【0237】
実施形態45.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転
移温度(Tg)を有する、実施形態41に記載の方法。
【0238】
実施形態46.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度
(Tg)を有する、実施形態41に記載の方法。
【0239】
実施形態47.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以
下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノ
マー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン
性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物
を含む、実施形態39および41のいずれか1つに記載の方法。
【0240】
実施形態48.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以
下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一
級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性
モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形
態39、40、および41のいずれか1つに記載の方法。
【0241】
実施形態49.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルま
たはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、
実施形態41および47のいずれか1つに記載の方法。
【0242】
実施形態50.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
である、実施形態41および47のいずれか1つに記載の方法。
【0243】
実施形態51.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原
子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態50に記載の方法。
【0244】
実施形態52.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR
2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と
少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態51に記載の方法
【0245】
実施形態53.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態41
および47のいずれか1つに記載の方法。
【0246】
実施形態54.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸
性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有ア
クリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N
-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒
素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施
形態53に記載の方法。
【0247】
実施形態55.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態41
および48のいずれか1つに記載の方法。
【0248】
実施形態56.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を
有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級ア
ミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン
性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの
組み合わせ、を含む、実施形態55に記載の接着剤組成物。
【0249】
実施形態57.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォーム
テープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、単層フォー
ムテープ。
【0250】
実施形態58.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォーム
テープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー
成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量
%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、およ
び一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ
)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官
能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、単
層フォームテープ。
【0251】
実施形態59.接着剤組成物内に中空の微小球を含むフォームコアを含む単層フォーム
テープであって、接着剤組成物が、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2重量
%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量
に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成
分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分a
1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル
系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分
a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次
、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モ
ノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少
なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C2
4アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの
総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であ
って、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級ア
ミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含
有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー
成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、単層フォームテープ。
【0252】
実施形態60.単層フォームテープが、少なくとも約0.125mmの厚さを有する、
実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0253】
実施形態61.単層フォームテープが、約0.25mm以下の厚さを有する、実施形態
57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0254】
実施形態62.中空の微小球が、ガラスビーズ、ポリマー微小球、またはそれらの組み
合わせを含む、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテ
ープ。
【0255】
実施形態63.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態58お
よび59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0256】
実施形態64.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、1
0%未満である、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォーム
テープ。
【0257】
実施形態65.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/m
olの分子量を有する、実施形態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フ
ォームテープ。
【0258】
実施形態66.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転
移温度(Tg)を有する、実施形態59に記載の単層フォームテープ。
【0259】
実施形態67.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度
(Tg)を有する、実施形態59に記載の単層フォームテープ。
【0260】
実施形態68.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以
下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノ
マー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン
性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物
を含む、実施形態57および58のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0261】
実施形態69.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以
下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一
級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性
モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形
態57、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0262】
実施形態70.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルま
たはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、
実施形態59および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0263】
実施形態71.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
である、実施形態59および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0264】
実施形態72.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原
子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態71に記載の単層フォームテープ
【0265】
実施形態73.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR
2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と
少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態72に記載の単層
フォームテープ。
【0266】
実施形態74.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態59
および68のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0267】
実施形態75.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸
性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有ア
クリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N
-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒
素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施
形態74に記載の単層フォームテープ。
【0268】
実施形態76.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態59
および69のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0269】
実施形態77.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を
有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級ア
ミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン
性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それらの
組み合わせ、を含む、実施形態76に記載の単層フォームテープ。
【0270】
実施形態78.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、
テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態5
7、58、および59のいずれか1つに記載の単層フォームテープ。
【0271】
実施形態79.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの
第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤層が
、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約2
重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤組成
物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以
下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマ
ー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系
ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系
ポリマー成分Bが、酸不含である、フォームテープ。
【0272】
実施形態80.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの
第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤組成
物が、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも
約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
と、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量
%以下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくと
も約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アク
リルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量
に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、
ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基
、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノ
マーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b
2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、フォームテープ。
【0273】
実施形態81.フォーム材料内に中空の微小球を含むフォームコアと、フォームコアの
第1の表面を覆う第1の接着剤層と、を含むフォームテープであって、第1の接着剤組成
物が、第1の接着剤組成物であって、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも
約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第1の接着剤
組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分B
と、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量
%以下の粘着付与剤成分と、を含む、第1の接着剤組成物を含み、(メタ)アクリル系ポ
リマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約4
0重量%および約99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマ
ーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0
.1重量%および約20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロ
キシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、また
はN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーか
らなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、
を含む、重合性材料の反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ
)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重
量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー
成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量
%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アク
リルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択される
エチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反
応生成物を含む、フォームテープ。
【0274】
実施形態82.第1の接着剤層が、少なくとも約0.125mmの厚さを有する、実施
形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0275】
実施形態83.第1の接着剤層が、約0.25mm以下の厚さを有する、実施形態79
、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0276】
実施形態84.フォーム材料が、アクリル材料、ポリウレタン材料、ポリエチレン材料
、PVC材料、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態79、80、および81のい
ずれか1つに記載のフォームテープ。
【0277】
実施形態85.フォーム材料が、アクリルフォームまたはポリウレタンフォームを含む
、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0278】
実施形態86.中空の微小球が、ガラスビーズ、ポリマー微小球、またはそれらの組み
合わせを含む、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ
【0279】
実施形態87.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態80お
よび81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0280】
実施形態88.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、1
0%未満である、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテー
プ。
【0281】
実施形態89.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/m
olの分子量を有する、実施形態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォー
ムテープ。
【0282】
実施形態90.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス転
移温度(Tg)を有する、実施形態81に記載のフォームテープ。
【0283】
実施形態91.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温度
(Tg)を有する、実施形態81に記載のフォームテープ。
【0284】
実施形態92.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アクリ
ル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%以
下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノ
マー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン
性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成物
を含む、実施形態79および80のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0285】
実施形態93.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成分
b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)ア
クリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%以
下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一
級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性
モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施形
態79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0286】
実施形態94.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルま
たはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、
実施形態81および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0287】
実施形態95.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド
である、実施形態81および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0288】
実施形態96.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素原
子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態95に記載のフォームテープ。
【0289】
実施形態97.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONHR
2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子と
少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態96に記載のフォ
ームテープ。
【0290】
実施形態98.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー成
分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー成
分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマー
成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態81
および92のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0291】
実施形態99.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸
性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有ア
クリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N
-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒
素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実施
形態98に記載のフォームテープ。
【0292】
実施形態100.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー
成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマ
ー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態8
1および93のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0293】
実施形態101.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基
を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級
アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレ
ン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それら
の組み合わせ、を含む、実施形態100に記載のフォームテープ。
【0294】
実施形態102.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン
、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態
79、80、および81のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0295】
実施形態103.フォームコアの第2の表面を覆う第2の接着剤層をさらに含み、第2
の接着剤層が、第2の接着剤組成物を含む、実施形態79、80、および81のいずれか
1つに記載のフォームテープ。
【0296】
実施形態104.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少な
くとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー
成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約3
0重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少な
くとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが
、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが
、酸不含である、実施形態103に記載のフォームテープ。
【0297】
実施形態105.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少な
くとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー
成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約3
0重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少な
くとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが
、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが
、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および
約99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、
モノマー成分b1と、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも
約1重量%および約60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メ
タ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジア
ルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選
択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性
材料の反応生成物を含む、実施形態103に記載のフォームテープ。
【0298】
実施形態106.第2の接着剤組成物が、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少な
くとも約2重量%および49重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、第2の
接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー
成分Bと、第2の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約3
0重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メ
タ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99
重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成
分a1と、(メタ)アクリル系高分子成分Aの総重量に対して、0.1重量%および約2
0重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)ア
クリルモノマー、および一次、二次、もしくは三次アミノ基、またはN,N-ジアルキル
アミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択され
るエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の
反応生成物を含み、(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成
分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%
以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および
一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能
性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施
形態103に記載のフォームテープ。
【0299】
実施形態107.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、実施形態10
5および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0300】
実施形態108.(メタ)アクリル系ポリマー成分A中の酸性モノマーの総重量%が、
10%未満である、実施形態104、105、および106のいずれか1つに記載のフォ
ームテープ。
【0301】
実施形態109.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約5,000g/
molの分子量を有する、実施形態104、105、および106のいずれか1つのフォ
ームテープ。
【0302】
実施形態110.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも約40℃のガラス
転移温度(Tg)を有する、実施形態106に記載のフォームテープ。
【0303】
実施形態111.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、約20℃以下のガラス転移温
度(Tg)を有する、実施形態106に記載のフォームテープ。
【0304】
実施形態112.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Aの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成
分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、(メタ)アク
リル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約20重量%
以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモ
ノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレ
ン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む、重合性材料の反応生成
物を含む、実施形態104および105のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0305】
実施形態113.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Bの総重量に対して、少なくとも約40重量%および約99重量%以下のモノマー成
分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、(メタ)
アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも約1重量%および約60重量%
以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および
一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能
性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、実施
形態104、105、および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【0306】
実施形態114.モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステル
またはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである
、実施形態112に記載のフォームテープ。
【0307】
実施形態115.モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミ
ドである、実施形態112に記載のフォームテープ。
【0308】
実施形態116.N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが、1~8個の炭素
原子を有するヒドロキシルアルキル基を有する、実施形態115に記載のフォームテープ
【0309】
実施形態117.ヒドロキシルアルキル基が、以下の式:CH2=C(R1)CONH
R2で表され、式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は1~8個の炭素原子
と少なくとも1つのヒドロキシル基を有するアルキル基を表す、実施形態116に記載の
フォームテープ。
【0310】
実施形態118.(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー
成分a3をさらに含み、モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマ
ー成分a3が、モノマー成分a1およびモノマー成分a2の両方とは異なる、実施形態1
12に記載のフォームテープ。
【0311】
実施形態119.モノマー成分a3が、i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する
酸性モノマー、ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有
アクリル酸エステルモノマー、iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,
N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する
窒素含有モノマー、iv.ビニルモノマー、またはv.それらの組み合わせ、を含む、実
施形態98に記載のフォームテープ。
【0312】
実施形態120.(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、(メタ)アクリル系ポリマー
成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約60重量%以下のモノマー
成分b3をさらに含み、モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、モノマ
ー成分b3が、モノマー成分b1およびモノマー成分b2の両方とは異なる、実施形態1
13に記載のフォームテープ。
【0313】
実施形態121.モノマー成分b3が、i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基
を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、ii.一級、二級、もしくは三級
アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレ
ン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、iii.ビニルモノマー、またはiv.それら
の組み合わせ、を含む、実施形態120に記載のフォームテープ。
【0314】
実施形態122.粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン
、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、実施形態
104、105、および106のいずれか1つに記載のフォームテープ。
【実施例0315】
本明細書に記載の概念は、以下の実施例においてさらに説明されるが、これは、特許請
求の範囲に記載された本発明の範囲を限定しない。
【0316】
試験方法
以下の試験方法を使用して、本発明の接着剤を評価した。実施例を含む明細書内のすべ
てのパーセンテージ、部品および比率、ならびに特許請求の範囲は、特に明記しない限り
、重量によるものである。
【0317】
試験方法A1:陽極酸化アルミニウムのストリップ(19mm××200mm×0.1
25mmで測定)を、幅10mm、少なくとも100mmで測定されたテープ試料の非試
験接着面に配置する。6.8kgのローラで圧延することによりアルミニウムに圧力をか
ける。次に、試料の反対側の面(試験側)を、ヘプタンまたはイソプロピルアルコールで
事前に洗浄した、ポリプロピレンまたはポリプロピレン-エチレンプロピレンジエンター
ポリマーパネルのいずれかにしっかりと接着する。室温および相対湿度50%で24時間
コンディショニングした後、アルミニウムストリップを接着面に対して90°で30.5
cm/分の速度で引っ張ることにより試料を取り外す。試験値は、プラスチックパネルか
らテープを取り外すか、テープを分割するために必要な力によって報告される。フォーム
裁断(FS)は、基材への接着がフォーム層の内部強度よりも強いことを示すため、最も
望ましい不良モードである。
【0318】
試験方法A2:テープ試料は、陽極酸化アルミニウムのストリップではなく、2ミルの
PETフィルムで支持される。それ以外はすべて試験方法A1と同じである。
【0319】
試験方法B1:2.54cm×2.54cmのフォームテープ片の非試験接着面を、7
.62cm×5.08cmのアルミニウムパネルの長辺に沿って中央に配置し、6.8K
gの重りで圧延する。フォームテープの反対側(試験側)を7.62cm×5.08cm
の、ヘプタンまたはイソプロピルアルコールで事前に洗浄した、ポリプロピレンまたはポ
リプロピレン-エチレンプロピレンジエンターポリマーパネルに貼り付け、再度圧延する
。室温および相対湿度50%で24時間コンディショニングした後、アセンブリを70℃
まで予熱した空気循環オーブンに垂直から2度で15分間吊るし、プラスチックパネルの
事前に開けられた穴を通して500グラムの重りを直ちに取り付ける。重りが下降する時
間は時間単位で記録される。10,000分経過しても不良が発生しない場合、試験は中
止される。
【0320】
試験方法B2:試験条件は、オーブンが代わりに80℃まで予熱されていることを除い
て同じである。
【0321】
試験方法C:試験条件は、室温および相対湿度50%で24時間コンディショニングし
た後、アセンブリを80℃の空気循環オーブン内に72時間放置することを除いて、試験
方法A2と同様である。次に、アセンブリをオーブンから取り出し、室温および相対湿度
50%で1時間冷却し、試験する。
【0322】
試験方法D:試料の平均分子量Mと多分散度PDIは、溶離液のTHFで測定される。
【0323】
原材料:すべての化学物質は、さらに精製または処理することなく、受け取ったままの
状態で使用された。
【表1】
【0324】
接着剤は、50ミクロンのPETフィルム上に、または約10重量%のアクリル酸、9
0重量%のアクリル酸2-エチルヘキシル、微小球、他の一般的な材料で作られた0.9
mm独自のアクリルフォームコア上にコーティングおよび硬化される。
【0325】
実施例1:試料S1~S4
試料接着剤組成物S1~S4は、本明細書に記載の実施形態に従って形成された。試料
接着剤組成物S1~S4の組成物を、以下の表1に要約する。
【表2】
【0326】
試料接着剤組成物S1について、成分Aは、165×149mmのジップバッグ内で1
.00pphのBDKおよび1.00pphのIOTGの存在下で、室温の水に浸し、バ
ッグの両側で365nm、5mW/cmのUV光に8分間曝露して、2.00pphの
HEAA、1.00pphの2-HEA、98.00pphのIBOAの40グラムの混
合物を共重合することによって作成された。固形物は、さらに使用する前に微粉末に粉砕
された。成分Bは、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365nm、5
mW/cmのUV光下で、1.00pphのHEAA、4.00pphの2-HEA、
および95.00pphの2-EHAの300グラムの混合物を共重合することによって
作製された。混合物は、UV曝露の前に30分間窒素ガスでフラッシュされ、UV曝露後
の粘度は約5000cPであった。表1に示す量の成分A、成分B、粘着付与剤、IBO
A、BDK、およびHDDAを混合し、300RPMで1時間撹拌して、シロップS1を
作製した。シロップを2本の棒の間で前述の0.9mmアクリルフォームコアまたは50
ミクロンPETフィルム上にコーティングし、365nm、5mW/cmのUV光下で
8分間硬化させて、約100ミクロンの厚さの接着剤コーティングを形成した。
【0327】
試料接着剤組成物S2、S3、およびS4について、成分AおよびBは、表1に示され
るように異なる種および原材料の比率が使用されたことを除いて、試料接着剤組成物S1
と同じ方式で作製された。
【0328】
実施例2:比較試料C1およびC2
比較試料接着剤組成物C1およびC4は、試料組成物と比較するために形成された。比
較試料接着剤組成物C1およびC2の組成物を、以下の表2に要約する。
【表3】
【0329】
比較試料C1は、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365 nm、
5mW/cmのUV光下で、10.00pphのAAおよび90.00pphの2-E
HAの300グラムの混合物を共重合することによって作製された。混合物は、UV曝露
の前に30分間窒素ガスでフラッシュされ、UV曝露後の粘度は約5000cPであった
。表2に示す量のBDKおよびHDDAを混合物に加え、300RPMで1時間撹拌して
、シロップC1を作製した。シロップを2本の棒の間で前述の0.9mmアクリルフォー
ムコアまたはフィルム上にコーティングし、365nm、5mW/cmのUV光下で5
分間硬化させて、約100ミクロンの厚さの接着剤コーティングを形成した。
【0330】
比較試料C2は、ガラス瓶内で0.008pphのBDKの存在下で、365nm、5
mW/cmのUV光下で、0.61pphのHEAA、1.69pphの2-HEA、
20.44pphのIBOA、および77.26pphの2-EHAの300グラムの混
合物を共重合することによって作製された。表2に示す量のArkon P-125、B
DK、およびHDDAを混合物に加え、C1と同じ方式で処理した。なお、各モノマー、
架橋剤、粘着付与剤の量で測定したC2の全体的な組成は、試料S2と同じである。
【0331】
試料S1~S4と比較試料C1~C2の特性と性能を以下の表2に要約する。略語AD
は、接着不良を表し、略語FSは、フォーム裁断を表す。
【表4】
【0332】
データは、酸性度がない(S1~S3)または非常に低い酸レベル(S4-0.3%の
全体的な酸性モノマー使用)を有する本発明の接着剤が、優れた剥離接着性、ならびに、
高温での静的せん断試験で実証されたように、優れた凝集性能および耐熱性を有すること
を明確に示す。
【0333】
実施例3:試料S5~S9
試料接着剤組成物S5~S9は、本明細書に記載の実施形態に従って形成した。試料接
着剤組成物S5~S9の組成物を、以下の表4に要約する。
【表5】
【0334】
試料S5~S9は、表4に示されるように異なる種および原材料の比率を使用されたこ
とを除いて、試料S1と同じ方式で作製された。
【0335】
試料S5~S9の特性と性能を以下の表5に要約した。略語ADは、接着不良を表し、
略語FSは、フォーム裁断を表す。
【表6】
【0336】
成分Aと成分Bの組み合わせを選択することにより、本発明の接着剤は、剥離接着およ
びせん断凝集の異なるプロファイルを達成し得る。
【0337】
実施例4:試料S10~S13
試料接着剤組成物S10~S13は、本明細書に記載の実施形態に従って形成した。試
料接着剤組成物S10~S13の組成物を、以下の表6に要約する。
【表7】
【0338】
試料S10~S13は、異なる種および原材料の比率を使用されたことを除いて、試料
S1と同じ方式で作製された。
【0339】
実施例S2およびS10~S13の特性および性能を表7に要約した。
【表8】
【0340】
データは、本発明の接着剤が長期間にわたって高温に曝露されたときに優れた安定性を
有することを明確に示す。
【0341】
上記の一般的な説明または例で説明した機能のすべてが必要なわけではなく、特定の機
能の一部は必要でない場合があり、説明した機能に加えて1つ以上の機能を実行すること
ができることに留意されたい。さらにまた、機能が記載される順序は、必ずしも実行され
る順序ではない。
【0342】
利益、他の利点、および問題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上記で説明さ
れている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、および任意の利益、利点、もしく
は解決策が発生またはより顕著になる可能性のある任意の特徴(複数可)は、いずれかま
たはすべての特許請求の範囲の重要な、必須の、または本質的な特徴として解釈されるべ
きではない。
【0343】
本明細書に記載された実施形態の明細書および例示は、様々な実施形態の構造の一般的
な理解を提供することを意図する。明細書および例示は、本明細書に記載の構造または方
法を使用する装置およびシステムのすべての要素および特徴の網羅的かつ包括的な説明と
して役立つことを意図するものではない。別個の実施形態はまた、単一の実施形態におい
て組み合わせて提供されてもよく、逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で説
明される様々な特徴もまた、別個にまたは任意の副組み合わせで提供されてもよい。さら
に、範囲で述べられた値への言及は、その範囲内のありとあらゆる値を含む。本明細書を
読んだだけで、多くの他の実施形態が当業者には明らかであり得る。本開示の範囲から逸
脱することなく、構造的置換、論理的置換、または別の変更を行うことができるように、
本開示から他の実施形態が使用され、かつ導出され得る。したがって、本開示は限定的で
はなく、例示的とみなされるべきである。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-06-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接着剤組成物であって、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも2重量%および47重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも51重量%の(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも0.1重量%および30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも40℃のガラス転移温度(Tg)を有し、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含であり、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも40重量%および99重量%以下のモノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、モノマー成分a1と、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも0.1重量%および20重量%以下のモノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分a2と、を含む重合性材料の反応生成物を含み、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも40重量%および99重量%以下のモノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、モノマー成分b1と、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも1重量%および60重量%以下のモノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタクリル)モノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、接着剤組成物。
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも5,000g/molの重量平均分子量を有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項4】
前記モノマー成分a2が、ヒドロキシル含有(メタ)アクリル酸エステルまたはアクリルアミドからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
前記モノマー成分a2が、N-ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドである、請求項4に記載の接着剤組成物。
【請求項6】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも0.1重量%および60重量%以下のモノマー成分a3をさらに含み、前記モノマー成分a3が、エチレン性不飽和モノマーであり、前記モノマー成分a3が、前記モノマー成分a1および前記モノマー成分a2の両方とは異なる、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項7】
前記モノマー成分a3が、
i.酸性基およびエチレン性不飽和基を有する酸性モノマー、
ii.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、
iii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、
iv.ビニルモノマー、あるいは
v.それらの組み合わせを含む、請求項6に記載の接着剤組成物。
【請求項8】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、前記(メタ)アクリルポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも0.1重量%および60重量%以下のモノマー成分b3をさらに含み、前記モノマー成分b3が、エチレン性不飽和モノマーであり、前記モノマー成分b3が、前記モノマー成分b1および前記モノマー成分b2の両方とは異なる、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項9】
前記モノマー成分b3が、
i.ヒドロキシル基およびエチレン性不飽和基を有するヒドロキシ含有アクリル酸エステルモノマー、
ii.一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびエチレン性不飽和基を有する窒素含有モノマー、
iii.ビニルモノマー、あるいは
iv.それらの組み合わせを含む、請求項8に記載の接着剤組成物。
【請求項10】
前記粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1および2のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
【請求項11】
請求項1に記載の接着剤組成物を形成する方法であって、
プレ接着剤混合物を提供することであって、前記プレ接着剤混合物が、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aであって、完全に重合されている、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bであって、重合されていない、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
プレ接着剤粘着付与剤成分と、を含む、提供することと、
前記プレ接着剤混合物を混合することと、
前記プレ接着剤混合物を重合して、前記接着剤組成物を形成することと、を含む、方法。
【請求項12】
前記プレ接着剤混合物が、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも2重量%および47重量%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも51重量%のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bと、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも0.1重量%および30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも40重量%および99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、エチレン性不飽和モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a1と、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも0.1重量%および20重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2であって、酸性モノマー、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む重合性材料の反応生成物を含み、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも40重量%および99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b1であって、C1~C24アクリルエステルである、プレ接着剤モノマー成分b1と、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bの総重量に対して、少なくとも1重量%および60重量%以下のプレ接着剤モノマー成分b2であって、ヒドロキシル含有(メタ)アクリルモノマー、および一級、二級、もしくは三級アミノ基、またはN,N-ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートを有する窒素含有モノマーからなる群から選択されるエチレン性不飽和官能性モノマーである、プレ接着剤モノマー成分b2と、を含む、重合性材料の反応生成物を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Bが、酸不含である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、少なくとも5,000g/molの重量平均分子量を有する、請求項12に記載の方法。
【外国語明細書】