IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三星電子株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-イメージセンサ 図1
  • 特開-イメージセンサ 図2
  • 特開-イメージセンサ 図3
  • 特開-イメージセンサ 図4
  • 特開-イメージセンサ 図5
  • 特開-イメージセンサ 図6
  • 特開-イメージセンサ 図7
  • 特開-イメージセンサ 図8
  • 特開-イメージセンサ 図9
  • 特開-イメージセンサ 図10
  • 特開-イメージセンサ 図11
  • 特開-イメージセンサ 図12
  • 特開-イメージセンサ 図13
  • 特開-イメージセンサ 図14
  • 特開-イメージセンサ 図15
  • 特開-イメージセンサ 図16
  • 特開-イメージセンサ 図17
  • 特開-イメージセンサ 図18
  • 特開-イメージセンサ 図19
  • 特開-イメージセンサ 図20
  • 特開-イメージセンサ 図21
  • 特開-イメージセンサ 図22
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023114980
(43)【公開日】2023-08-18
(54)【発明の名称】イメージセンサ
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/146 20060101AFI20230810BHJP
【FI】
H01L27/146 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023002624
(22)【出願日】2023-01-11
(31)【優先権主張番号】10-2022-0015361
(32)【優先日】2022-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 智 勳
(72)【発明者】
【氏名】尹 ジョン 斌
(72)【発明者】
【氏名】李 承 俊
【テーマコード(参考)】
4M118
【Fターム(参考)】
4M118AA03
4M118AB01
4M118BA09
4M118CA02
4M118CA22
4M118CA34
4M118DD04
4M118FA06
4M118FA27
4M118FA28
4M118FA33
4M118GA08
4M118GB09
4M118GB11
4M118GC08
4M118GC09
4M118GC20
4M118GD04
4M118GD07
4M118HA25
4M118HA30
(57)【要約】      (修正有)
【課題】垂直ゲート構造体の伝送特性を向上させたイメージセンサを提供する。
【解決手段】イメージセンサは、内部に第1光電変換素子PD1が配置され、第1面及び第1面と対向する第2面が定義される基板と、基板の第1面から基板の内部に延長され、第1光電変換素子を囲んで基板に第1ピクセル領域PX1を定義するピクセル分離パターン135と、第1ピクセル領域で基板の第1面から基板の内部に延長され、基板の内部に配置される第1部分及び基板の第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体VG1及び第2垂直ゲート構造体VG2と、第1垂直ゲート構造体の第1部分VG1_1と第2垂直ゲート構造体の第1部分VG2_1の間に配置され、上面が基板の第1面と同一平面上に形成されるフローティング拡散領域FDと、を有する。第1垂直ゲート構造体の第1部分の水平方向の幅は、フローティング拡散領域に隣接するほど全体的に減少する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に第1光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、
前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1光電変換素子を囲んで、前記基板に第1ピクセル領域を定義するピクセル分離パターンと、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、
前記基板の内部で前記第1ピクセル領域の縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分の間に配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成されるフローティング拡散領域と、を有し、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の水平方向の幅が全体的に減少し、
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、
前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁との間の間隔が減少することを特徴とするイメージセンサ。
【請求項2】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分のそれぞれの平面形状は、三角形形状を有することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項3】
前記フローティング拡散領域に隣接する前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の2個の側壁の間の角度は、30度より大きいか同じであり、45度より小さいことを特徴とする請求項2に記載のイメージセンサ。
【請求項4】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分のそれぞれの平面形状は、台形形状を有することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項5】
前記ピクセル分離パターンによって少なくとも一部が前記第1ピクセル領域と分離され、前記ピクセル分離パターンによって前記基板に定義される第2ピクセル領域と、
前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第3垂直ゲート構造体と、
前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第4垂直ゲート構造体と、をさらに有し、
前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第3側壁を含み、
前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第4側壁を含み、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第3側壁と前記第4側壁との間の間隔が減少することを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項6】
前記第1垂直ゲート構造体及び前記第3垂直ゲート構造体は、前記ピクセル分離パターンを中心に対称に配置され、
前記第2垂直ゲート構造体及び前記第4垂直ゲート構造体は、前記ピクセル分離パターンを中心に対称に配置されることを特徴とする請求項5に記載のイメージセンサ。
【請求項7】
前記フローティング拡散領域は、前記第1ピクセル領域及び前記第2ピクセル領域に架かるように配置されることを特徴とする請求項5に記載のイメージセンサ。
【請求項8】
前記フローティング拡散領域は、前記第1ピクセル領域の縁に配置される第1フローティング拡散領域と、
前記第2ピクセル領域の縁に配置され、前記第1フローティング拡散領域と離隔した第2フローティング拡散領域と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のイメージセンサ。
【請求項9】
前記第1フローティング拡散領域及び前記第2フローティング拡散領域は、前記ピクセル分離パターンを中心に対称に配置されることを特徴とする請求項8に記載のイメージセンサ。
【請求項10】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第2部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第2部分は、一体型に形成されることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項11】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第2部分の前記水平方向の幅は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の前記水平方向の幅より大きいことを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサ。
【請求項12】
内部に第1及び第2光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、
前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1及び第2光電変換素子それぞれを囲んで、前記基板に前記第1光電変換素子が配置される第1ピクセル領域及び前記第2光電変換素子が配置される第2ピクセル領域それぞれを定義するピクセル分離パターンと、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、
前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第3垂直ゲート構造体と、
前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第4垂直ゲート構造体と、
前記基板の内部で前記第1及び第2ピクセル領域それぞれの縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分との間及び前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分との間それぞれに配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成されるフローティング拡散領域と、を有し、
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、
前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁の間の間隔が減少することを特徴とするイメージセンサ。
【請求項13】
前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第3側壁を含み、
前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第4側壁を含み、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第3側壁と前記第4側壁の間の間隔が減少することを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項14】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分、前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分、及び前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分それぞれの平面形状は、三角形形状を有することを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項15】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分それぞれの平面形状は、台形形状を有することを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項16】
前記フローティング拡散領域は、前記第1ピクセル領域及び前記第2ピクセル領域に架かるように配置されることを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項17】
前記フローティング拡散領域は、前記第1ピクセル領域の縁に配置される第1フローティング拡散領域と、
前記第2ピクセル領域の縁に配置され、前記第1フローティング拡散領域と離隔した第2フローティング拡散領域と、を含むことを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項18】
前記第1垂直ゲート構造体の前記第2部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第2部分は、一体型に形成され、
前記第3垂直ゲート構造体の前記第2部分及び前記第4垂直ゲート構造体の前記第2部分は、一体型に形成されることを特徴とする請求項12に記載のイメージセンサ。
【請求項19】
前記一体型に形成される前記第1垂直ゲート構造体の前記第2部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第2部分は、前記一体型に形成される前記第3垂直ゲート構造体の前記第2部分及び前記第4垂直ゲート構造体の前記第2部分と、前記ピクセル分離パターンを中心に対称に配置されることを特徴とする請求項18に記載のイメージセンサ。
【請求項20】
内部に第1光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、
前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1光電変換素子を囲んで、前記基板に第1ピクセル領域を定義するピクセル分離パターンと、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、
前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、
前記基板の内部で前記第1ピクセル領域の縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分との間に配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成され、前記ピクセル分離パターンと垂直方向にオーバーラップしないフローティング拡散領域と、を有し、
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分それぞれの平面形状は、三角形形状を有し、
前記フローティング拡散領域に隣接する前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の2個の側壁の間の角度は、30度より大きいか同じであり、45度より小さく、
前記フローティング拡散領域に隣接する前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分の2個の側壁の間の角度は、30度より大きいか同じであり、45度より小さく、
前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、
前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、
前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁の間の間隔が減少することを特徴とするイメージセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサに関し、特に、垂直ゲート構造体の伝送特性を向上させたイメージセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
イメージセンシング装置(image sensing device)は、光学情報を電気信号に変換させる半導体素子の一つである。
このようなイメージセンシング装置は、電荷結合型(Charge Coupled Device:CCD)イメージセンシング装置とシーモス型(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:CMOS)イメージセンシング装置を含む。
【0003】
CMOS型イメージセンサは、CIS(CMOS image sensor)と略称することができる。
CISは、2次元的に配列された複数のピクセルを備える。
ピクセルそれぞれは、例えば、フォトダイオード(photodiode:PD)を含み得る。
フォトダイオードは、入射した光を電気信号に変換する役割をする。
【0004】
近年では、コンピュータ産業と通信産業の発達につれて、デジタルカメラ、カムコーダ、スマートフォン、ゲーム機器、警備用カメラ、医療用マイクロカメラ、ロボットなど多様な分野で性能が向上し、かつ小型化されたイメージセンシング装置の需要も増加している。
そのため、イメージセンシング装置内の高度にスケーリングされた高集積半導体素子に対する研究開発が課題となっており、その半導体素子のパターンは、微細な幅を有して微細なピッチで離隔するものであって、伝送特性を向上させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003-60187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来のイメージセンシング装置における課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、一つの単位ピクセルに2個の垂直ゲート構造体が配置され、一つの単位ピクセルでフローティング拡散領域に隣接するほど2個の垂直ゲート構造体の間の間隔が減少するように垂直ゲート構造体を配置することによって垂直ゲート構造体の伝送特性を向上させたイメージセンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージセンサは、内部に第1光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1光電変換素子を囲んで、前記基板に第1ピクセル領域を定義するピクセル分離パターンと、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、前記基板の内部で前記第1ピクセル領域の縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分の間に配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成されるフローティング拡散領域と、を有し、前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の水平方向の幅が全体的に減少し、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁との間の間隔が減少することを特徴とする。
【0008】
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージセンサは、内部に第1及び第2光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1及び第2光電変換素子それぞれを囲んで、前記基板に前記第1光電変換素子が配置される第1ピクセル領域及び前記第2光電変換素子が配置される第2ピクセル領域それぞれを定義するピクセル分離パターンと、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第3垂直ゲート構造体と、前記第2ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第4垂直ゲート構造体と、前記基板の内部で前記第1及び第2ピクセル領域それぞれの縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分との間及び前記第3垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第4垂直ゲート構造体の前記第1部分との間それぞれに配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成されるフローティング拡散領域と、を有し、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁の間の間隔が減少することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージセンサは、内部に第1光電変換素子が配置され、第1面及び前記第1面と対向する第2面が定義される基板と、前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記第1光電変換素子を囲んで、前記基板に第1ピクセル領域を定義するピクセル分離パターンと、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第1垂直ゲート構造体と、前記第1ピクセル領域で前記基板の前記第1面から前記基板の内部に延長され、前記基板の内部に配置される第1部分及び前記基板の前記第1面上に配置される第2部分を含む第2垂直ゲート構造体と、前記基板の内部で前記第1ピクセル領域の縁に配置され、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分との間に配置され、上面が前記基板の前記第1面と同一平面上に形成され、前記ピクセル分離パターンと垂直方向にオーバーラップしないフローティング拡散領域と、を有し、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分及び前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分それぞれの平面形状は、三角形形状を有し、前記フローティング拡散領域に隣接する前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分の2個の側壁の間の角度は、30度より大きいか同じであり、45度より小さく、前記フローティング拡散領域に隣接する前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分の2個の側壁の間の角度は、30度より大きいか同じであり、45度より小さく、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第1側壁を含み、前記第2垂直ゲート構造体の前記第1部分は、前記第1垂直ゲート構造体の前記第1部分と対向する第2側壁を含み、前記フローティング拡散領域に隣接するほど前記第1側壁と前記第2側壁の間の間隔が減少することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るイメージセンサによれば、一つの単位ピクセルに2個の垂直ゲート構造体が配置され、一つの単位ピクセルでフローティング拡散領域に隣接するほど2個の垂直ゲート構造体の間の間隔が減少するように垂直ゲート構造体を配置することによって垂直ゲート構造体の伝送特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態によるイメージセンサの概略構成を示すブロック図である。
図2】本発明の実施形態によるイメージセンサを説明するための概略的な平面図である。
図3図2のA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面図である。
図4図2のA-A’線及びC-C’線に沿って切断した断面図である。
図5図2のA-A’線及びD-D’線に沿って切断した断面図である。
図6】本発明の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図7】本発明の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図8図6及び図7それぞれのE-E’線に沿って切断した断面図である。
図9図6及び図7それぞれのF-F’線に沿って切断した断面図である。
図10】本発明の他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図11】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図12】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図13図11及び図12それぞれのG-G’線に沿って切断した断面図である。
図14】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図15】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図16】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図17】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図18】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図19】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図20】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図21】本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図22図21のH-H’線に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明に係るイメージセンサを実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0013】
以下では図1図9を参照して本発明の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図1は、本発明の実施形態によるイメージセンサの概略構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の実施形態によるイメージセンサを説明するための概略的な平面図であり、図3は、図2のA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面図であり、図4は、図2のA-A’線及びC-C’線に沿って切断した断面図であり、図5は、図2のA-A’線及びD-D’線に沿って切断した断面図であり、図6及び図7は本発明の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図であり、図8は、図6及び図7それぞれのE-E’線に沿って切断した断面図であり、図9は、図6及び図7それぞれのF-F’線に沿って切断した断面図である。
【0014】
図1を参照すると、本発明の実施形態によるイメージセンサは、アクティブピクセルセンサアレイ(active pixel sensor array:APS)10、行デコーダ(Row Decoder)20、行ドライバ(Row Driver)30、列デコーダ(Column Decoder)40、タイミング発生器(Timing Generator)50、相関二重サンプラ(correlated double sampler:CDS)60、アナログデジタルコンバータ(analog to digital converter:ADS)70及び入出力バッファ(I/O Buffer)80を含む。
【0015】
アクティブピクセルセンサアレイ10は、2次元的に配列された複数の単位ピクセルを含み、光信号を電気的信号に変換する。
アクティブピクセルセンサアレイ10は、行ドライバ30からピクセル選択信号、リセット信号、及び電荷転送信号のような複数の駆動信号によって駆動される。
また、アクティブピクセルセンサアレイ10により変換された電気的信号は、相関二重サンプラ60に提供される。
行ドライバ30は、行デコーダ20でデコーディングされた結果によって複数の単位ピクセルを駆動するための複数の駆動信号をアクティブピクセルセンサアレイ10に提供する。
単位ピクセルが行列(matrix)形状に配列された場合は、各行別に駆動信号が提供される。
タイミング発生器50は、行デコーダ20及び列デコーダ40にタイミング(timing)信号及び制御信号を提供する。
【0016】
相関二重サンプラ(CDS)60は、アクティブピクセルセンサアレイ10で生成された電気的信号を受信して維持(hold)及びサンプリング(sampling)する。
相関二重サンプラ60は、特定の雑音レベル(noise level)と電気的信号による信号レベルを二重にサンプリングして、雑音レベルと信号レベルの差異に該当する差異レベルを出力する。
アナログデジタルコンバータ(ADC)70は、相関二重サンプラ60で出力された差異レベルに該当するアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
入出力バッファ80は、デジタル信号をラッチ(latch)し、ラッチされた信号は列デコーダ40でのデコーディング結果によって順次に映像信号処理部(図示せず)にデジタル信号を出力する。
【0017】
図2を参照すると、本発明の実施形態によるイメージセンサは、第1~第4領域(I、II、III、IV)を含む。
第1領域I及び第2領域IIは、センサアレイ領域である。
第1水平方向DR1及び第1水平方向DR1と垂直な第2水平方向DR2により定義される平面で、第2領域IIは、第1領域Iを囲む。
【0018】
第1領域Iは、外部からの光の波長に対応するアクティブ信号を生成するためのアクティブピクセルを含むアクティブピクセルセンサ(active pixel sensor)領域である。
第2領域IIは、外部からの光が遮断されてオプティカルブラック(optical black)信号を生成するためのオプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である。
第4領域IVは、パッド領域である。
第4領域IVに配置された複数のパッド180は、外部装置と電気的信号をやり取りする。
第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2により定義される平面で、第4領域IVは第2領域IIを囲む。
第3領域IIIは、接続領域である。
第3領域IIIは、第2基板130の下面130a上に配置されたロジック回路領域と電気的に接続される。
第3領域IIIは、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2領域IIとパッド領域である第4領域IVの間に配置される。
【0019】
図3図9を参照すると、本発明の実施形態によるイメージセンサは、第1基板100、第1絶縁層101、第2絶縁層102、ゲート構造体105、第1配線構造体110、第2配線構造体120、第2基板130、第1~第5光電変換素子(PD1~PD5)、第1~第9垂直ゲート構造体(VG1~VG9)、フローティング拡散領域FD、第1ピクセル分離パターン135、第2ピクセル分離パターン140、パッシベーション層150、第1カラーフィルタ151、第2カラーフィルタ152、グリッドパターン155、マイクロレンズ157、保護膜158、透明層159、第1~第3導電性パターン(161、162、163)、接着層171、低屈折率層172、フォトレジスト173、及びパッド180を含む。
【0020】
第1基板100は、例えば、バルクシリコン又はSOI(silicon-on-insulator)である。
第1基板100は、シリコン基板であり得、又は、他の物質、例えば、シリコンゲルマニウム、アンチモン化インジウム、鉛テルル化合物、インジウム砒素、インジウムリン化物、ガリウム砒素、又はアンチモン化ガリウムを含み得る。
又は、第1基板100は、ベース基板上にエピ層が形成されたものでもあり得る。
第1絶縁層101は、第1基板100上に配置される。
第1絶縁層101は、第1基板100上に配置されたゲート構造体105を覆うように配置される。
第1絶縁層101は、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、低誘電率物質、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
【0021】
第1配線構造体110は、第1絶縁層101上に配置される。
第1配線構造体110は、第1層間絶縁膜112及び第1層間絶縁膜112の内部に配置される複数の第1配線層111を含む。
第1配線層111は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)などを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
第1層間絶縁膜112は、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、低誘電率物質、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
【0022】
第2配線構造体120は、第1配線構造体110上に配置される。
第2配線構造体120は、第2層間絶縁膜122及び第2層間絶縁膜122の内部に配置される複数の第2配線層121を含む。
第2配線層121は、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)などを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
第2層間絶縁膜122は、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、低誘電率物質、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
【0023】
第2絶縁層102は、第2配線構造体120上に配置される。
第2絶縁層102は、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、低誘電率物質、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
第2基板130は、第2絶縁層102上に配置される。
第2基板130は、例えば、バルクシリコン又はSOI(silicon-on-insulator)であり得る。
第2基板130は、シリコン基板であり得、又は他の物質、例えば、シリコンゲルマニウム、アンチモン化インジウム、鉛テルル化合物、インジウム砒素、インジウムリン化物、ガリウム砒素、又はアンチモン化ガリウムを含み得る。
又は、第2基板130は、ベース基板上にエピ層が形成されたものでもあり得る。
第2基板130は、第2絶縁層102と接する第1面130a及び第1面130aと対向する第2面130bを含む。
【0024】
説明の便宜上、第2基板130は、アクティブピクセルセンサ(active pixel sensor)領域が形成される第1領域I、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域が形成される第2領域II、接続領域が形成される第3領域III、及びパッド領域が形成される第4領域IVを含むものと定義する。
複数の光電変換素子は、第2基板130の内部に配置される。
例えば、第1~第4光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4)は、第2基板130の第1領域Iの内部に配置される。
第1~第4光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4)は、第1水平方向DR1又は第2水平方向DR2に互いに離隔して配置される。
第5光電変換素子PD5は、第2基板130の第2領域IIの内部に配置される。
第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれは、フォトダイオードであり得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0025】
第1ピクセル分離パターン135は、第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれの間に配置される。
第1ピクセル分離パターン135は、第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれを囲む。
第1ピクセル分離パターン135は、第2基板130の第1面130aから第2基板130の内部に垂直方向DR3に延長される。
ここで、垂直方向DR3は、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2それぞれに垂直な方向と定義する。
例えば、第2基板130の第1面130a上に露出した第1ピクセル分離パターン135の表面は、第2基板130の第1面130aと同一平面上に形成される。
第1ピクセル分離パターン135は、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭化物(SiC)、シリコン酸炭化物(SiOC)、シリコン酸窒化物(SiON)、及びシリコン酸炭窒化物(SiOCN)の少なくとも一つを含み得る。
【0026】
第2ピクセル分離パターン140は、第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれの間に配置される。
第2ピクセル分離パターン140は、第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれを囲む。
第1ピクセル分離パターン135は、第2ピクセル分離パターン140の少なくとも一部を囲む。
例えば、第2ピクセル分離パターン140の第1水平方向DR1の幅は、第1ピクセル分離パターン135の第1水平方向DR1の幅より大きい。
【0027】
第2ピクセル分離パターン140は、第2基板130の第1面130aから第2基板130の内部に垂直方向DR3に延長される。
例えば、第2ピクセル分離パターン140は、第2基板130の第2面130bまで延長される。
すなわち、第2基板130の第1面130a上に露出した第2ピクセル分離パターン140の表面は、第2基板130の第1面130aと同一平面上に形成される。
また、第2基板130の第2面130b上に露出した第2ピクセル分離パターン140の表面は、第2基板130の第2面130bと同一平面上に形成される。
第1~第5光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4、PD5)それぞれは、第1ピクセル分離パターン135及び第2ピクセル分離パターン140により互いに分離される。
【0028】
第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)は、第2基板130の内部で互いに分離された複数のピクセル領域を定義する。
例えば、図6に示すように、第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)は、第2基板130の内部で互いに分離された第1~第4ピクセル領域(PX1、PX2、PX3、PX4)を定義する。
例えば、第2ピクセル領域PX2は、第1ピクセル領域PX1と第1水平方向DR1に離隔する。
第3ピクセル領域PX3は、第1ピクセル領域PX1と第2水平方向DR2に離隔する。
第4ピクセル領域PX4は、第3ピクセル領域PX3と第1水平方向DR1に離隔する。
また、第4ピクセル領域PX4は、第2ピクセル領域PX2と第2水平方向DR2に離隔する。
【0029】
例えば、第1光電変換素子PD1は、第1ピクセル領域PX1に配置される。
第2光電変換素子PD2は、第2ピクセル領域PX2に配置される。
第3光電変換素子PD3は、第3ピクセル領域PX3に配置される。
第4光電変換素子PD4は、第4ピクセル領域PX4に配置される。
第2ピクセル分離パターン140は、バリア層141及びフィリング層142を含む。
バリア層141は、第2ピクセル分離パターン140の側壁を形成する。
例えば、バリア層141は、高誘電率絶縁物質を含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0030】
フィリング層142は、バリア層141の間に配置される。
例えば、バリア層141は、第2基板130の第1面130aから第2基板130の第2面130bまで垂直方向DR3に延長される。
フィリング層142は、ギャップフィル(gap-fill)性能に優れた物質、例えば、ポリシリコン(poly-Si)を含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0031】
フローティング拡散領域FDは、第2基板130の内部に配置される。
例えば、フローティング拡散領域FDは、第1~第4ピクセル領域(PX1、PX2、PX3、PX4)それぞれに架かって配置される。
例えば、フローティング拡散領域FDは、第1~第4ピクセル領域(PX1、PX2、PX3、PX4)それぞれの縁に配置される。
例えば、フローティング拡散領域FDは、第1~第4光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4)それぞれと垂直方向DR3にオーバーラップする。
【0032】
例えば、図9に示すように、フローティング拡散領域FDの上面は、第2基板130の第1面130aと同一平面上に形成される。
例えば、フローティング拡散領域FDは、p型である第2基板130内でn型不純物がドープされて形成される。
例えば、図8に示すように、フローティング拡散領域FDは、第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)それぞれと垂直方向DR3にオーバーラップしない。
すなわち、フローティング拡散領域FDが配置される部分に第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)が配置されなくてもよい。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0033】
例えば、第1~第8垂直ゲート構造体(VG1~VG8)は、第2基板130の第1領域Iに配置される。
第9垂直ゲート構造体VG9は、第2基板130の第2領域IIに配置される。
第1~第9垂直ゲート構造体(VG1~VG9)は、例えば、電荷転送素子のゲート、リセット素子のゲート、ドライブ素子のゲートなどであり得る。
第1垂直ゲート構造体VG1は、第1ピクセル領域PX1に配置される。
第1垂直ゲート構造体VG1は、第2基板130の第1面130aから第2基板130の内部に延長される。
第1垂直ゲート構造体VG1は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG1_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG1_2)を含む。
【0034】
第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の第1水平方向DR1の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど全体的に減少する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の第1水平方向DR1の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど第2幅W2から第1幅W1に減少する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の平面形状は、三角形形状を有する。
ここで、平面形状とは、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2により定義される平面と定義する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の一側壁は、第1ピクセル領域PX1と第2ピクセル領域PX2との間に配置された第1ピクセル分離パターン135の側壁に沿って配置されるが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
例えば、フローティング拡散領域FDに隣接する第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の2個の側壁の間の第1角度θ1は、30度より大きいか同じであり、45度より小さい。
【0035】
第1垂直ゲート構造体VG1の第2部分(VG1_2)は、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)上に配置される。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG1の第2部分(VG1_2)の平面形状は、三角形形状を有する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG1の第2部分(VG1_2)の第1水平方向DR1の幅は、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)の第1水平方向DR1の幅より大きい。
【0036】
第2垂直ゲート構造体VG2は、第1ピクセル領域PX1に配置される。
第2垂直ゲート構造体VG2は、第1ピクセル領域PX1で第1垂直ゲート構造体VG1と直接隣接するように配置される。
ここで、直接隣接するように配置されることは、第1垂直ゲート構造体VG1と第2垂直ゲート構造体VG2の間に他の垂直ゲート構造体が配置されないことと定義することができる。
第2垂直ゲート構造体VG2は、第2基板130の第1面130aから第2基板130の内部に延長される。
第2垂直ゲート構造体VG2は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG2_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG2_2)を含む。
【0037】
第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)の第2水平方向DR2の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど全体的に減少する。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)の平面形状は、三角形形状を有する。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)の一側壁は、第1ピクセル領域PX1と第3ピクセル領域PX3との間に配置された第1ピクセル分離パターン135の側壁に沿って配置されるが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
例えば、フローティング拡散領域FDに隣接する第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)の2個の側壁の間の第2角度θ2は、30度より大きいか同じであり、45度より小さい。
【0038】
第2垂直ゲート構造体VG2の第2部分(VG2_2)は、第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)上に配置される。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG2の第2部分(VG2_2)の平面形状は、三角形形状を有する。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG2の第2部分(VG2_2)の第2水平方向DR2の幅は、第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)の第2水平方向DR2の幅より大きい。
【0039】
第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)は、第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)と対向する第1側壁(VG1_1s)を含む。
第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)は、第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)と対向する第2側壁(VG2_1s)を含む。
第1垂直ゲート構造体VG1の第1部分(VG1_1)と第2垂直ゲート構造体VG2の第1部分(VG2_1)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
例えば、第1側壁(VG1_1s)と第2側壁(VG2_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど第2間隔P2から第1間隔P1に減少する。
【0040】
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG3、VG4)それぞれは、第2ピクセル領域PX2に配置される。
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG3、VG4)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG1、VG2)それぞれと類似の構造を有する。
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG3、VG4)それぞれは、第1ピクセル領域PX1と第2ピクセル領域PX2の間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第1及び第2垂直ゲート構造体(VG1、VG2)と対称に配置される。
第3垂直ゲート構造体VG3は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG3_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG3_2)を含む。
第4垂直ゲート構造体VG4は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG4_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG4_2)を含む。
第3垂直ゲート構造体VG3の第1部分(VG3_1)は、第4垂直ゲート構造体VG4の第1部分(VG4_1)と対向する第3側壁(VG3_1s)を含む。
第4垂直ゲート構造体VG4の第1部分(VG4_1)は、第3垂直ゲート構造体VG3の第1部分(VG3_1)と対向する第4側壁(VG4_1s)を含む。
第3側壁(VG3_1s)と第4側壁(VG4_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0041】
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG5、VG6)それぞれは、第3ピクセル領域PX3に配置される。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG5、VG6)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG1、VG2)それぞれと類似の構造を有する。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG5、VG6)それぞれは、第1ピクセル領域PX1と第3ピクセル領域PX3との間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第1及び第2垂直ゲート構造体(VG1、VG2)と対称に配置される。
第5垂直ゲート構造体VG5は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG5_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG5_2)をむ。
第6垂直ゲート構造体VG6は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG6_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG6_2)を含む。
第5垂直ゲート構造体VG5の第1部分(VG5_1)は、第6垂直ゲート構造体VG6の第1部分(VG6_1)と対向する第5側壁(VG5_1s)を含む。
第6垂直ゲート構造体VG6の第1部分(VG6_1)は、第5垂直ゲート構造体VG5の第1部分(VG5_1)と対向する第6側壁(VG6_1s)を含む。
第5側壁(VG5_1s)と第6側壁(VG6_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0042】
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG7、VG8)それぞれは、第4ピクセル領域PX4に配置される。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG7、VG8)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG1、VG2)それぞれと類似の構造を有する。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG7、VG8)それぞれは、第3ピクセル領域PX3と第4ピクセル領域PX4との間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第5及び第6垂直ゲート構造体(VG5、VG6)と対称に配置される。
第7垂直ゲート構造体VG7は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG7_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG7_2)を含む。
第8垂直ゲート構造体VG8は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG8_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG8_2)を含む。
第7垂直ゲート構造体VG7の第1部分(VG7_1)は、第8垂直ゲート構造体VG8の第1部分(VG8_1)と対向する第7側壁(VG7_1s)を含む。
第8垂直ゲート構造体VG8の第1部分(VG8_1)は、第7垂直ゲート構造体VG7の第1部分(VG7_1)と対向する第8側壁(VG8_1s)を含む。
第7側壁(VG7_1s)と第8側壁(VG8_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0043】
第1~第9垂直ゲート構造体(VG1~VG9)それぞれは、ゲート絶縁膜192及びゲート電極191を含む。
ゲート絶縁膜192は、第1~第9垂直ゲート構造体(VG1~VG9)それぞれが第2基板130と接する部分に配置される。
ゲート絶縁膜192は例えば、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、シリコン窒化物、又はシリコン酸化物の内の誘電定数が大きい高誘電率物質の少なくとも一つを含み得る。
ゲート電極191は第2基板130の内部及び第2基板130の第1面130a上でゲート絶縁膜192上に配置される。
【0044】
ゲート電極191は、例えば、チタン窒化物(TiN)、タンタル炭化物(TaC)、タンタル窒化物(TaN)、チタンシリコン窒化物(TiSiN)、タンタルシリコン窒化物(TaSiN)、タンタルチタン窒化物(TaTiN)、チタンアルミニウム窒化物(TiAlN)、タンタルアルミニウム窒化物(TaAlN)、タングステン窒化物(WN)、ルテニウム(Ru)、チタンアルミニウム(TiAl)、チタンアルミニウム炭窒化物(TiAlC-N)、チタンアルミニウム炭化物(TiAlC)、チタン炭化物(TiC)、タンタル炭窒化物(TaCN)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、ニッケル白金(Ni-Pt)、ニオビウム(Nb)、ニオビウム窒化物(NbN)、ニオビウム炭化物(NbC)、モリブデン(Mo)、モリブデン窒化物(MoN)、モリブデン炭化物(MoC)、タングステン炭化物(WC)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、銀(Ag)、金(Au)、亜鉛(Zn)、バナジウム(V)、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
【0045】
ゲートスペーサ193は、第2基板130の第1面130a上でゲート電極191及びゲート絶縁膜192それぞれの側壁に沿って配置される。
ゲートスペーサ193は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン酸炭窒化物(SiOCN)、シリコンホウ素窒化物(SiBN)、シリコン酸ホウ素窒化物(SiOBN)、シリコン酸炭化物(SiOC)、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
図8及び図9に示していないが、ゲート電極191上に絶縁物質を含むキャッピングパターンが配置され得る。
【0046】
パッシベーション層150は、第2基板130の第2面130b上に配置される。
パッシベーション層150は、例えば、高誘電率絶縁物質を含む。
また、パッシベーション層150は、非晶質(amorphous)結晶構造を含み得る。
より詳細には、パッシベーション層150に含まれた高誘電率絶縁物質の少なくとも一部は、非晶質結晶構造を有することができる。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
図3図5には、パッシベーション層150が一つの層として形成されることを示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、パッシベーション層150は、平坦化層及び反射防止層をさらに含み得る。
この場合、平坦化層は、例えば、シリコン酸化膜系の物質、シリコン窒化膜系の物質、樹脂、又はこれらの組み合わせの少なくとも一つを含み得る。
反射防止層は、高誘電率物質、例えば、ハフニウム酸化物(HfO)を含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0047】
第1カラーフィルタ151は、アクティブピクセルセンサ(active pixel sensor)領域である第2基板130の第1領域I上に配置される。
第1カラーフィルタ151は、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2基板130の第2領域II上には配置されない。
第1カラーフィルタ151は、パッシベーション層150上に配置される。
第1カラーフィルタ151は、それぞれの単位ピクセルに対応するように配列される。
例えば、第1カラーフィルタ151は、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2により定義される平面で2次元的に(例えば、行列形状に)配列される。
第1カラーフィルタ151は、単位ピクセルによって、赤色(red)、緑色(green)、又は青色(blue)のカラーフィルタを含む。
また、第1カラーフィルタ151は、イエローフィルタ(yellow filter)、マゼンタフィルタ(magenta filter)及びシアンフィルタ(cyan filter)を含むこともでき、ホワイトフィルタ(white filter)をさらに含むこともできる。
【0048】
グリッドパターン155は、第2基板130の第2面130b上で格子形に形成されてそれぞれの単位ピクセルを囲むように配置される。
例えば、グリッドパターン155は、パッシベーション層150上で第1カラーフィルタ151の間に配置される。
グリッドパターン155は、第2基板130上に斜めに入射される入射光を反射させて第1~第4光電変換素子(PD1~PD4)それぞれに、より多くの入射光を提供する。
【0049】
マイクロレンズ157は、アクティブピクセルセンサ(active pixel sensor)領域である第2基板130の第1領域I上に配置される。
マイクロレンズ157は、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2基板130の第2領域II上には配置されない。
マイクロレンズ157は、第1カラーフィルタ151上に配置される。
マイクロレンズ157は、それぞれの単位ピクセルに対応するように配列される。
例えば、1個のマイクロレンズ157は、1個の第1カラーフィルタ151上に配置される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
マイクロレンズ157は、第1水平方向DR1及び第2水平方向DR2により定義される平面で2次元的に(例えば、行列形状に)配列される。
マイクロレンズ157は、膨らんだ形状を有し、所定の曲率半径を有する。
そのため、マイクロレンズ157は、第1~第4光電変換素子(PD1~PD4)それぞれに、入射光を集光させる。
マイクロレンズ157は、例えば、感光性樹脂のような有機物質、又は無機物質を含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0050】
第1導電性パターン161は、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2基板130の第2領域II上に配置される。
第1導電性パターン161は、パッシベーション層150上に配置される。
第1導電性パターン161は、金属を含む。
例えば、第1導電性パターン161は、チタン(Ti)及びタングステン(W)の少なくとも一つを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0051】
接続トレンチCTは、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2基板130の第2領域IIに形成される。
接続トレンチCTは、パッシベーション層150、第2基板130、第2絶縁層102、及び第2配線構造体120を垂直方向DR3に貫通する。
接続トレンチCTは、第1配線構造体110の内部に延長される。
接続トレンチCTは、第1配線層111の少なくとも一部を露出される。
接続トレンチCTは、第2配線層121の少なくとも一部を露出される。
接続トレンチCTの下面は、段差を有する。
【0052】
第2導電性パターン162は、接続トレンチCTの側壁及び底面に沿って配置される。
第2導電性パターン162は、例えば、コンフォーマルに形成される。
第2導電性パターン162の少なくとも一部は、パッシベーション層150の上面上に延長される。
第2導電性パターン162は、金属を含む。
例えば、第2導電性パターン162は、チタン(Ti)及びタングステン(W)の少なくとも一つを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0053】
パッドトレンチPTは、パッド領域である第2基板130の第4領域IVに形成される。
パッドトレンチPTは、パッシベーション層150を垂直方向DR3に貫通して第2基板130の内部に延長される。
第3導電性パターン163は、パッドトレンチPTの側壁及び底面に沿って配置される。
第3導電性パターン163は、例えば、コンフォーマルに形成される。
第3導電性パターン163の少なくとも一部は、パッシベーション層150の上面上に延長される。
第3導電性パターン163は、金属を含む。
例えば、第3導電性パターン163は、チタン(Ti)及びタングステン(W)の少なくとも一つを含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0054】
パッド180は、第3導電性パターン163上でパッドトレンチPTの内部を埋める。
パッド180は、導電性物質を含む。
接着層171は、パッシベーション層150上に配置される。
接着層171は、パッシベーション層150上に第1導電性パターン161及び第2導電性パターン162を覆うように配置される。
また、接着層171は、パッシベーション層150上に延長された第3導電性パターン163を覆うように配置される。
接着層171は、接続トレンチCTの内部で第2導電性パターン162上に配置される。
接着層171は、接続トレンチCTの内部でコンフォーマルに形成される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
接着層171は、例えば、アルミニウム酸化物(Al)を含み得るが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0055】
低屈折率層(low refractive index layer)172は、接続トレンチCTの内部で接着層171上に配置される。
低屈折率層172は、接続トレンチCTの内部を埋める。
低屈折率層172は、例えば、酸化物、窒化物、及び酸窒化物の少なくとも一つを含み得る。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
フォトレジスト173は、低屈折率層172上に配置される。
フォトレジスト173の一部は、接着層171の上面から突出するように配置される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、フォトレジスト173は、省略することができる。
【0056】
第2カラーフィルタ152は、オプティカルブラックセンサ(optical black sensor)領域である第2基板130の第2領域II及び接続領域である第2基板130の第3領域III上に配置される。
第2カラーフィルタ152は、接着層171上に配置される。
第2カラーフィルタ152は、パッド領域である第2基板130の第4領域IV上には配置されない。
第2カラーフィルタ152は、例えば、接着層171の上面と接する。
例えば、第2カラーフィルタ152の上面は、第1カラーフィルタ151の上面より高く形成される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
第2カラーフィルタ152は、例えば、青色(blue)のカラーフィルタを含み得る。
【0057】
透明層159は、接着層171及び第2カラーフィルタ152上に配置される。
透明層159は、例えば、第2カラーフィルタ152を完全に覆うように配置される。
ただし、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
透明層159は、パッド180上には配置されない。
透明層159は、例えば、光を透過する物質を含む。
保護膜158は、マイクロレンズ157及び透明層159上に配置される。
保護膜158は、例えば、コンフォーマルに配置される。
例えば、保護膜158は、無機物酸化膜を含む。
保護膜158は、例えば、シリコン酸化物、チタン酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、及びこれらの組み合わせの少なくとも一つを含むことができるが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
【0058】
本発明の実施形態によるイメージセンサは、一つの単位ピクセルに2個の垂直ゲート構造体が配置され、一つの単位ピクセルでフローティング拡散領域FDに隣接するほど2個の垂直ゲート構造体の間の間隔が減少するように垂直ゲート構造体を配置することによって垂直ゲート構造体の伝送特性を向上させることができる。
【0059】
以下では、図10を参照して本発明の他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図1図9に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図10は、本発明の他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
【0060】
図10を参照すると、本発明の他の実施形態によるイメージセンサは、第1垂直ゲート構造体VG21及び第2垂直ゲート構造体VG22が直接接続され、第3垂直ゲート構造体VG23及び第4垂直ゲート構造体VG24が直接接続され、第5垂直ゲート構造体VG25及び第6垂直ゲート構造体VG26が直接接続され、第7垂直ゲート構造体VG27及び第8垂直ゲート構造体VG28が直接接続される。
具体的には、第1ピクセル領域PX1で、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG21、VG22)それぞれの第2部分(VG21_2)が一体型に形成される。
第2ピクセル領域PX2で、第3及び第4垂直ゲート構造体(VG23、VG24)それぞれの第2部分(VG23_2)が一体型に形成される。
第3ピクセル領域PX3で、第5及び第6垂直ゲート構造体(VG25、VG26)それぞれの第2部分(VG25_2)が一体型に形成される。
第4ピクセル領域PX4で、第7及び第8垂直ゲート構造体(VG27、VG28)それぞれの第2部分(VG27_2)が一体型に形成される。
【0061】
例えば、第3及び第4垂直ゲート構造体(VG23、VG24)それぞれの第2部分(VG23_2)は、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG21、VG22)それぞれの第2部分(VG21_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG25、VG26)それぞれの第2部分(VG25_2)は、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG21、VG22)それぞれの第2部分(VG21_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG27、VG28)それぞれの第2部分(VG27_2)は、第5及び第6垂直ゲート構造体(VG25、VG26)それぞれの第2部分(VG25_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
【0062】
以下では、図11図13を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図1図9に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図11及び図12は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図であり、図13は、図11及び図12それぞれのG-G’線に沿って切断した断面図である。
【0063】
図11図13を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれに、別途のフローティング拡散領域(FD31~FD34)が配置される。
具体的には、第1ピクセル領域PX1の縁で、第1垂直ゲート構造体VG1と第2垂直ゲート構造体VG2との間に第1フローティング拡散領域FD31が配置される。
第2ピクセル領域PX2の縁で、第3垂直ゲート構造体VG3と第4垂直ゲート構造体VG4との間に第2フローティング拡散領域FD32が配置される。
第3ピクセル領域PX3の縁で、第5垂直ゲート構造体VG5と第6垂直ゲート構造体VG6との間に第3フローティング拡散領域FD33が配置される。
第4ピクセル領域PX4の縁で、第7垂直ゲート構造体VG7と第8垂直ゲート構造体VG8との間に第4フローティング拡散領域FD34が配置される。
【0064】
第1~第4フローティング拡散領域(FD31~FD34)それぞれは、第1水平方向DR1又は第2水平方向DR2に互いに離隔する。
第1~第4フローティング拡散領域(FD31~FD34)それぞれは、第2ピクセル分離パターン340を中心に互いに対称に配置される。
第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれは、第1及び第2ピクセル分離パターン(335、340)により完全に分離される。
第2ピクセル分離パターン340は、第2ピクセル分離パターン340の側壁を形成するバリア層341とバリア層341との間に配置されるフィリング層342を含む。
【0065】
以下では、図14を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図10に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図14は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図14を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれに、別途のフローティング拡散領域(FD41~FD44)が配置される。
【0066】
具体的には、第1ピクセル領域PX1の縁で、第1垂直ゲート構造体VG21と第2垂直ゲート構造体VG22との間に第1フローティング拡散領域F41が配置される。
第2ピクセル領域PX2の縁で、第3垂直ゲート構造体VG23と第4垂直ゲート構造体VG24との間に第2フローティング拡散領域F42が配置される。
第3ピクセル領域PX3の縁で、第5垂直ゲート構造体VG25と第6垂直ゲート構造体VG26との間に第3フローティング拡散領域F43が配置される。
第4ピクセル領域PX4の縁で、第7垂直ゲート構造体VG27と第8垂直ゲート構造体VG28との間に第4フローティング拡散領域F44が配置される。
【0067】
第1~第4フローティング拡散領域(FD41~FD44)それぞれは、第1水平方向DR1又は第2水平方向DR2に互いに離隔する。
第1~第4フローティング拡散領域(FD41~FD44)それぞれは、第2ピクセル分離パターン440を中心に互いに対称に配置される。
第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれは、第1及び第2ピクセル分離パターン(435、440)により完全に分離される。
【0068】
以下では図15及び図16を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図1図9に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図15及び図16は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図15及び図16を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1~第8垂直ゲート構造体(VG51~VG58)それぞれの平面形状が台形形状を有する。
【0069】
具体的には、第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)の平面形状は、台形形状を有する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分VG(51_1)の一側壁は、第1ピクセル領域PX1と第2ピクセル領域PX2との間に配置された第1ピクセル分離パターン135の側壁に沿って配置される。
第1垂直ゲート構造体VG51の第2部分(VG51_2)は、第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)上に配置される。
第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)の第1水平方向DR1の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど全体的に減少する。
例えば、第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)の第1水平方向DR1の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど第2幅W52から第1幅W51に減少する。
【0070】
第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)の平面形状は、台形形状を有する。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)の一側壁は、第1ピクセル領域PX1と第3ピクセル領域PX3との間に配置された第1ピクセル分離パターン135の側壁に沿って配置される。
第2垂直ゲート構造体VG52の第2部分(VG52_2)は、第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)上に配置される。
第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)の第2水平方向DR2の幅は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど全体的に減少する。
例えば、第2垂直ゲート構造体VG52の第2部分(VG52_2)の平面形状は、台形形状を有する。
第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)は、第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)と対向する第1側壁(VG51_1s)を含む。
第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)は、第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)と対向する第2側壁(VG52_1s)を含む。
第1垂直ゲート構造体VG51の第1部分(VG51_1)と第2垂直ゲート構造体VG52の第1部分(VG52_1)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
例えば、第1側壁(VG51_1s)と第2側壁(VG52_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど第2間隔P52から第1間隔P51に減少する。
【0071】
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG53、VG54)それぞれは、第2ピクセル領域PX2に配置される。
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG53、VG54)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG51、VG52)それぞれと類似の構造を有する。
第3及び第4垂直ゲート構造体(VG53、VG54)それぞれは、第1ピクセル領域PX1と第2ピクセル領域PX2との間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第1及び第2垂直ゲート構造体(VG51、VG52)と対称に配置される。
第3垂直ゲート構造体VG53は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG53_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG53_2)を含む。
第4垂直ゲート構造体VG54は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG54_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG54_2)を含む。
第3垂直ゲート構造体VG53の第1部分(VG53_1)は、第4垂直ゲート構造体VG54の第1部分(VG54_1)と対向する第3側壁(VG53_1s)を含む。
第4垂直ゲート構造体VG54の第1部分(VG54_1)は、第3垂直ゲート構造体VG53の第1部分(VG53_1)と対向する第4側壁(VG54_1s)を含む。
第3側壁(VG53_1s)と第4側壁(VG54_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0072】
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG55、VG56)それぞれは、第3ピクセル領域PX3に配置される。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG55、VG56)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG51、VG52)それぞれと類似の構造を有する。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG55、VG56)それぞれは、第1ピクセル領域PX1と第3ピクセル領域PX3との間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第1及び第2垂直ゲート構造体(VG51、VG52)と対称に配置される。
第5垂直ゲート構造体VG55は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG55_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG55_2)を含む。
第6垂直ゲート構造体VG56は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG56_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG56_2)を含む。
第5垂直ゲート構造体VG55の第1部分(VG55_1)は、第6垂直ゲート構造体VG56の第1部分(VG56_1)と対向する第5側壁(VG55_1s)を含む。
第6垂直ゲート構造体VG56の第1部分(VG56_1)は、第5垂直ゲート構造体VG55の第1部分(VG55_1)と対向する第6側壁(VG56_1s)を含む。
第5側壁(VG55_1s)と第6側壁(VG56_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0073】
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG57、VG58)それぞれは、第4ピクセル領域PX4に配置される。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG57、VG58)それぞれは、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG51、VG52)それぞれと類似の構造を有する。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG57、VG58)それぞれは、第3ピクセル領域PX3と第4ピクセル領域PX4との間に配置される第1及び第2ピクセル分離パターン(135、140)を中心に第5及び第6垂直ゲート構造体(VG55、VG56)と対称に配置される。
第7垂直ゲート構造体VG57は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG57_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG57_2)を含む。
第8垂直ゲート構造体VG58は、第2基板130の内部に配置される第1部分(VG58_1)及び第2基板130の第1面130a上に配置される第2部分(VG58_2)を含む。
第7垂直ゲート構造体VG57の第1部分(VG57_1)は、第8垂直ゲート構造体VG58の第1部分(VG58_1)と対向する第7側壁(VG57_1s)を含む。
第8垂直ゲート構造体VG58の第1部分(VG58_1)は、第7垂直ゲート構造体VG57の第1部分(VG57_1)と対向する第8側壁(VG58_1s)を含む。
第7側壁(VG57_1s)と第8側壁(VG58_1s)との間の間隔は、フローティング拡散領域FDに隣接するほど減少する。
【0074】
以下では、図17を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図15及び図16に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図17は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図17を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1垂直ゲート構造体VG61及び第2垂直ゲート構造体VG62が直接接続され、第3垂直ゲート構造体VG63及び第4垂直ゲート構造体VG64が直接接続され、第5垂直ゲート構造体VG65及び第6垂直ゲート構造体VG66が直接接続され、第7垂直ゲート構造体VG67及び第8垂直ゲート構造体VG68が直接接続される。
【0075】
具体的には、第1ピクセル領域PX1で、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG61、VG62)それぞれの第2部分(VG61_2)が一体型に形成される。
第2ピクセル領域PX2で、第3及び第4垂直ゲート構造体(VG63、VG64)それぞれの第2部分(VG63_2)が一体型に形成される。
第3ピクセル領域PX3で、第5及び第6垂直ゲート構造体(VG65、VG66)それぞれの第2部分(VG65_2)が一体型に形成される。
第4ピクセル領域PX4で、第7及び第8垂直ゲート構造体(VG67、VG68)それぞれの第2部分(VG67_2)が一体型に形成される。
【0076】
例えば、第3及び第4垂直ゲート構造体(VG63、VG64)それぞれの第2部分(VG63_2)は、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG61、VG62)それぞれの第2部分(VG61_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
第5及び第6垂直ゲート構造体(VG65、VG66)それぞれの第2部分(VG65_2)は、第1及び第2垂直ゲート構造体(VG61、VG62)それぞれの第2部分(VG61_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
第7及び第8垂直ゲート構造体(VG67、VG68)それぞれの第2部分(VG67_2)は、第5及び第6垂直ゲート構造体(VG65、VG66)それぞれの第2部分(VG65_2)と第2ピクセル分離パターン140を中心に対称に配置される。
【0077】
以下では、図18及び図19を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図15及び図16に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図18及び図19は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図18及び図19を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれに、別途のフローティング拡散領域(FD71~FD74)が配置される。
【0078】
具体的には、第1ピクセル領域PX1の縁で、第1垂直ゲート構造体VG51と第2垂直ゲート構造体VG52との間に第1フローティング拡散領域FD71が配置される。
第2ピクセル領域PX2の縁で、第3垂直ゲート構造体VG53と第4垂直ゲート構造体VG54との間に第2フローティング拡散領域FD72が配置される。
第3ピクセル領域PX3の縁で、第5垂直ゲート構造体VG55と第6垂直ゲート構造体VG56との間に第3フローティング拡散領域FD73が配置される。
第4ピクセル領域PX4の縁で、第7垂直ゲート構造体VG57と第8垂直ゲート構造体VG58との間に第4フローティング拡散領域FD74が配置される。
【0079】
第1~第4フローティング拡散領域(FD71~FD74)それぞれは、第1水平方向DR1又は第2水平方向DR2に互いに離隔する。
第1~第4フローティング拡散領域(FD71~FD74)それぞれは、第2ピクセル分離パターン740を中心に互いに対称に配置される。
第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれは、第1及び第2ピクセル分離パターン(735、740)により完全に分離される。
【0080】
以下では、図20を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図17に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図20は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図である。
図20を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれに、別途のフローティング拡散領域(FD81~FD84)が配置される。
【0081】
具体的には、第1ピクセル領域PX1の縁で、第1垂直ゲート構造体VG61と第2垂直ゲート構造体VG62との間に第1フローティング拡散領域FD81が配置される。
第2ピクセル領域PX2の縁で、第3垂直ゲート構造体VG63と第4垂直ゲート構造体VG64との間に第2フローティング拡散領域FD82が配置される。
第3ピクセル領域PX3の縁で、第5垂直ゲート構造体VG65と第6垂直ゲート構造体VG66との間に第3フローティング拡散領域FD83が配置される。
第4ピクセル領域PX4の縁で、第7垂直ゲート構造体VG67と第8垂直ゲート構造体VG68との間に第4フローティング拡散領域FD84が配置される。
【0082】
第1~第4フローティング拡散領域(FD81~FD84)それぞれは、第1水平方向DR1又は第2水平方向DR2に互いに離隔する。
第1~第4フローティング拡散領域(FD81~FD84)それぞれは、第2ピクセル分離パターン840を中心に互いに対称に配置される。
第1~第4ピクセル領域(PX1~PX4)それぞれは、第1及び第2ピクセル分離パターン(835、840)により完全に分離される。
【0083】
以下では、図21及び図22を参照して本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサについて説明する。
図1図9に示すイメージセンサとの差異点を中心に説明する。
図21は、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサの垂直ゲート構造体を説明するための平面図であり、図22は、図21のH-H’線に沿って切断した断面図である。
図21及び図22を参照すると、本発明のまた他の実施形態によるイメージセンサは、第2ピクセル分離パターン940がフローティング拡散領域FDと垂直方向DR3にオーバーラップする。
例えば、図22に示すように、フローティング拡散領域FDの下部に第2ピクセル分離パターン940が配置される。
【0084】
第1~第4光電変換素子(PD1、PD2、PD3、PD4)それぞれは、第2ピクセル分離パターン940により完全に分離される。
また、第1~第4ピクセル領域(PX1、PX2、PX3、PX4)は、第2ピクセル分離パターン940により完全に分離される。
図22には、フローティング拡散領域FDの下部に配置される第2ピクセル分離パターン940がフローティング拡散領域FDと垂直方向DR3に離隔することを示しているが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、フローティング拡散領域FDの下部に配置される第2ピクセル分離パターン940がフローティング拡散領域FDと接することもできる。
【0085】
第2ピクセル分離パターン940は、第2ピクセル分離パターン940の側壁を形成するバリア層941とバリア層941との間に配置されるフィリング層942を含む。
例えば、図22に示すように、フローティング拡散領域FDと対向するフィリング層942は、第2基板130と接するが、本発明の技術的思想はこれに制限されるものではない。
他の実施形態で、フローティング拡散領域FDと対向するフィリング層942とフローティング拡散領域FDとの間にバリア層941が配置することもできる。
すなわち、第2基板130の内部でバリア層941がフィリング層942を完全に囲むこともできる。
【0086】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0087】
10 アクティブピクセルセンサアレイ(APS)
20 行デコーダ
30 行ドライバ
40 列デコーダ
50 タイミング発生器
60 相関二重サンプラ(CDS)
70 アナログデジタルコンバータ(ADS)
80 入出力バッファ(I/O Buffer)
100 第1基板
101 第1絶縁層
102 第2絶縁層
105 ゲート構造体
110 第1配線構造体
111 第1配線層
112 第1層間絶縁膜
120 第2配線構造体
130 第2基板
135 第1ピクセル分離パターン
140 第2ピクセル分離パターン
141 バリア層
142 フィリング層
150 パッシベーション層
151 第1カラーフィルタ
152 第2カラーフィルタ
155 グリッドパターン
157 マイクロレンズ
158 保護膜
159 透明層
161~163 第1~第3導電性パターン
171 接着層
172 低屈折率層
173 フォトレジスト
180 パッド
191 ゲート電極
192 ゲート絶縁膜
193 ゲートスペーサ
CT 接続トレンチ
FD フローティング拡散領域
PD1~PD5 第1~第5光電変換素子
PT パッドトレンチ
PX1~PX4 第1~第4ピクセル領域
VG1~VG9 第1~第9垂直ゲート構造体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22