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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023115306
(43)【公開日】2023-08-18
(54)【発明の名称】空調制御装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 11/64 20180101AFI20230810BHJP
   F24F 11/80 20180101ALI20230810BHJP
   F24F 11/58 20180101ALI20230810BHJP
   F24F 11/89 20180101ALI20230810BHJP
   F24F 120/10 20180101ALN20230810BHJP
   F24F 120/00 20180101ALN20230810BHJP
【FI】
F24F11/64
F24F11/80
F24F11/58
F24F11/89
F24F120:10
F24F120:00
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023107052
(22)【出願日】2023-06-29
(62)【分割の表示】P 2019227131の分割
【原出願日】2019-12-17
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】596116684
【氏名又は名称】株式会社佐藤総合計画
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】太宰 龍太
(72)【発明者】
【氏名】田村 富士雄
(57)【要約】
【課題】より適切な空調制御が実施できるようにする。
【解決手段】計測部106は、判断部105が人間の所在を判断している時間を計測する。計測部106は、例えば、時間計測機能部を有し、判断部105が人間の所在を判断している間は、時間計測機能部による時間の計測を継続し、時間計測機能部が計測した時間の合計を求める(計測する)。判別部107は、計測部106が計測した時間に基づいて、受付部104が受け付けた要望が、一時的要望か定時的要望かを判別する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調対象の部屋の対象空間を利用する利用者を識別する利用者情報を記憶するように構成された第1記憶部と、
複数の制御プランを予め記憶するように構成された第2記憶部と、
前記対象空間に設けられ、前記対象空間に存在する物体の表面温度を測定するセンサと、
前記センサが測定した温度情報により、前記対象空間における人間の所在を判断するように構成された判断部と、
前記判断部が人間の所在を検知している時間を計測するように構成された計測部と、
前記計測部が計測した時間に基づいて、前記複数の制御プランのうちのひとつを前記部屋の空調設備に適用する制御プランとして決定するように構成された決定部と、
前記決定部が決定した制御プランに基づいて前記空調設備を制御するように構成された制御部と
を備え、
前記判断部は、
前記利用者が前記部屋に入るときに前記第1記憶部から取得した利用者情報と前記利用者が前記部屋に入った段階で前記センサが測定した温度情報より取得した前記利用者の温度分布情報とを関連付け、前記利用者情報と関連づけられた前記温度分布情報を追跡し、前記利用者が前記対象空間内の予め設定されている範囲内にとどまっている場合に前記対象空間における前記利用者の所在を検知し、
前記計測部は、
前記判断部が人間の所在を検知できない状態が一定時間継続した場合、人間の所在を検知している時間として計測した時間をリセットする、空調制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の空調制御装置において、
前記判断部は、前記センサが測定した温度情報から動く発熱体を人間と判定し、人間と判定した発熱体の位置を前記温度分布情報とする
ことを特徴とする空調制御装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の空調制御装置において、
前記第1記憶部に記憶されている前記対象空間の利用者による要望を受け付けるように構成された受付部をさらに備え、
前記第2記憶部は、前記受付部が受け付ける要望に応じて空調の制御設定値を変更するルールを定めた制御プランを、一時的要望と定時的要望とのそれぞれについて予め記憶するように構成され、
前記決定部は、
前記計測部が計測した時間に基づいて、前記受付部が受け付けた要望が一時的要望か定時的要望かを判別するように構成された判別部を含み、前記第2記憶部に記憶されている制御プランのうち、前記判別部の判別結果に対応する制御プランを前記部屋の空調設備に適用する制御プランとして決定するように構成されている、空調制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空調制御装置において、
前記判別部は、前記計測部が計測した時間が予め設定されている基準時間を超えた場合、前記受付部が受け付けた要望が定時的要望であると判別することを特徴とする空調制御装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の空調制御装置において、
前記受付部は、前記利用者が所有する端末装置からネットワークを経由して送信された要望を受け付けることを特徴とする空調制御装置。
【請求項6】
請求項3~5のいずれか1項に記載の空調制御装置において、
前記一時的要望に対応する制御プランは、前記利用者からの要望に応じて前記制御設定値を変更し、一定の維持時間が経過した後に、前記制御設定値を変更前の値に戻すことを定めた制御プランであり、
前記定時的要望に対応する制御プランは、前記利用者からの要望に応じて前記制御設定値を継続的に変更することを定めた制御プランであることを特徴とする空調制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の空調制御装置において、
前記部屋には、複数の前記対象空間が設けられていることを特徴とする空調制御装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の空調制御装置において、
前記部屋には、複数の前記センサが2次元に配列されていることを特徴とする空調制御装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の空調制御装置において、
前記センサは、2次元に配列された複数の赤外線センサから構成された赤外線アレイセンサであることを特徴とする空調制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者にとってより快適な空調を行う空調制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複数のテナントを収用するオフィスビルなど、大規模な建築物においては、施設の利用者に対する快適な空間の提供を目指し、計測される温度や湿度などをもとにして温度および湿度などの制御を行っている。しかしながら、温湿度などの環境に対する感受性は利用者毎に異なり、利用者の要望に適合する空調制御を実施することは容易ではない。
【0003】
近年、利用者の要望に適合させるために、ネットワークを介して利用者からの要望を受け付け、受け付けた要望に対応して空調制御の状態を変更する技術が多く提案されている。また、この種の施設において、省エネルギーを考慮して適切な空調制御を実施するために、周囲環境の状態をもとに不満足度を推定し、推定した不満足度に基づいて、利用者からの要望が、一時的な要望か否かを判別する技術も提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-004480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、人には暑さ・寒さの個人差があるため、活動量が高まっていなく、かつ、ある環境範囲内でも、暑がりの人は恒久的に暑さを感じる場合がある。このため、従来の技術では、ある環境範囲内であれば、すべて一時的な意見として扱ってしまうため、 そこ
にいる在室者が暑がりの場合は適切な動きとはならない。人の動態を把握し空調制御に応用する技術も、活動量の多い人向けに快適な空調を実現するものであり、暑がりの人がいた場合は、その人の快適感とはズレが生じてしまう。
【0006】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、より適切な空調制御が実施できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る空調制御装置は、空調対象の部屋の対象空間に設けられて、対象空間に存在する物体の表面温度を測定するセンサと、センサが測定した温度情報により、対象空間における人間の所在を判断するように構成された判断部と、判断部が人間の所在を判断している時間を計測するように構成された計測部とを備える。
【0008】
上記空調制御装置の一構成例において、対象空間を利用する利用者を識別する利用者情報を記憶するように構成された第1記憶部と、第1記憶部に記憶されている対象空間の利用者による要望を受け付ける受付部と、計測部が計測した時間に基づいて、受付部が受け付けた要望が一時的要望か定時的要望かを判別するように構成された判別部と、受付部が受け付ける要望に応じて空調の制御設定値を変更するルールを定めた制御プランを、一時的要望と定時的要望とのそれぞれについて予め記憶するように構成された第2記憶部と、第2記憶部に記憶されている制御プランのうち、判別部の判別結果に対応する制御プランを部屋の空調設備に適用する制御プランとして決定するように構成された決定部と、決定部が決定した制御プランに基づいて空調設備を制御するように構成された制御部とを備える。
【0009】
上記空調制御装置の一構成例において、判断部は、センサが測定した温度情報から動く発熱体を人間と判定し、人間と判定した発熱体の位置が、対象空間の中である場合に、対象空間における人間の所在を判断する。
【0010】
上記空調制御装置の一構成例において、判別部は、計測部が計測した時間が予め設定されている基準時間を超えた場合、受付部が受け付けた要望が定時的要望であると判別する。
【0011】
上記空調制御装置の一構成例において、受付部は、利用者が所有する端末装置からネットワークを経由して送信された要望を受け付ける。
【0012】
上記空調制御装置の一構成例において、一時的要望に対応する制御プランは、利用者からの要望に応じて制御設定値を変更し、一定の維持時間が経過した後に、制御設定値を変更前の値に戻すことを定めた制御プランであり、定時的要望に対応する制御プランは、利用者からの要望に応じて制御設定値を継続的に維持する(変更した設定値を戻さずに維持する)ことを定めた制御プランである。
【0013】
上記空調制御装置の一構成例において、部屋には、複数の対象空間が設けられている。
【0014】
上記空調制御装置の一構成例において、部屋には、複数のセンサが2次元に配列されている。
【0015】
上記空調制御装置の一構成例において、センサは、2次元に配列された複数の赤外線センサから構成された赤外線アレイセンサである。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明によれば、人間の所在を判断している時間を計測し、この計測した時間に基づいて、受け付けた要望が一時的要望か定時的要望かを判別するので、より適切な空調制御が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の実施の形態に係る空調制御装置101の構成を示す構成図である。
図2図2は、複数の対象空間122および複数のセンサ102の配置例を示す構成図である。
図3図3は、空調制御装置101のハードウエア構成を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態に係る空調制御装置101ついて図1を参照して説明する。空調制御装置101は、センサ102、第1記憶部103、受付部104、判断部105、計測部106、判別部107、第2記憶部108、決定部109、および制御部110を備える。
【0019】
センサ102は、空調対象の部屋121の対象空間122に設けられて、対象空間122に存在する物体の表面温度を測定する。センサ102は、2次元に配列された複数の赤外線センサから構成された赤外線アレイセンサである。赤外線センサは、例えば、熱電対より構成されたサーモパイルなどの熱電変換素子とすることができる。
【0020】
第1記憶部103は、対象空間122を利用する利用者を識別する利用者情報を記憶する。例えば、図2に示すように、部屋121には、複数の対象空間122が設けられている。また、部屋121には、複数のセンサ102が2次元に配列されている。例えば、複数の対象空間122毎に、センサ102を設けることができる。例えば、部屋121は、商業施設のテナントであり、対象空間122を利用する利用者を識別するための利用者情報(認証情報)が、第1記憶部103に記憶されている。
【0021】
受付部104は、第1記憶部103に記憶されている対象空間122の利用者による要望を受け付ける。受付部104は、利用者が所有する端末装置152から、無線LAN(Local Area Network)や、携帯電話通信網などのネットワークを経由して送信された要望を受信して受け付ける。受付部104は、要望と共に受信された利用者情報と、第1記憶部103記憶されている利用者情報との比較により、これらが一致した場合に、受信した要望を上記利用者によるものとして受け付ける。
【0022】
判断部105は、センサ102が測定した温度情報により、対象空間122における人間の所在を判断する。判断部105は、センサ102が測定した温度情報から動く発熱体を人間と判定し、人間と判定した発熱体の位置が、対象空間122の中である場合に、対象空間122における人間の所在を判断する。
【0023】
計測部106は、判断部105が人間の所在を判断している時間を計測する。計測部106は、例えば、時間計測機能部を有し、判断部105が人間の所在を判断している間は、時間計測機能部による時間の計測を継続し、時間計測機能部が計測した時間の合計を求める(計測する)。計測部106は、部屋121に設けられた複数の対象空間122の各々について、判断部105により人間の所在を判断している時間を計測する。
【0024】
ここで、計測部106は、人間の所在を判断できない(検知しない)状態が、一定時間継続した場合、滞在時間の計測をリセットする。例えば、検知されない状態が数時間継続し、この後、再び時間の計測が開始される場合、合計の時間は、対象空間122に継続して所在している時間とすることはできない。従って、検知されない状態が一定時間継続した場合、滞在時間の計測をリセットすることで、より正確な滞在している時間とすることができる。また、リセットの判断とする検知されない時間を適宜に設定することで、わずかな時間の離席であれば、不在になったと判断せずに、そのまま滞在していたとみなすことが可能となる。
【0025】
判別部107は、計測部106が計測した時間に基づいて、受付部104が受け付けた要望が、一時的要望か定時的要望(一時的ではない要望)かを判別する。
【0026】
例えば、冷涼な環境において、申告を受け付けた時点で計測された時間が短い利用者は、対象空間122に所在している時間が短い利用者であり、例えば、外出先から対象空間122に戻ってきたばかりなど、申告がなされた時点まで動いていた利用者であると判断することができる。このような利用者より「暑い」の申告を受け付けた場合、当該利用者は、例えば、行動していた影響などにより、一時的に暑い(暑いと感じている)可能性が高い。これらのことにより、計測部106に計測された時間が、予め設定されている基準時間より短い利用者から受け付けられた要望は、一時的要望とする。
【0027】
一方、申告を受け付けた時点で計測された時間が長い利用者は、対象空間122に所在している時間が長い利用者であり、例えば、対象空間122に設置されている自席に、計測された時間の間、座っていたものと判断することができる。このような利用者より「暑い」の申告を受け付けた場合は、当該利用者は、動いていないにもかかわらず暑いと感じており、例えば、元来の暑がりである可能性が高い。これらのことにより、計測部106に計測された時間が、予め設定されている基準時間より長い利用者から受け付けられた要望は、定時的要望とする。
【0028】
第2記憶部108は、受付部104が受け付ける要望に応じて空調の制御設定値を変更するルールを定めた制御プランを、一時的要望と定時的要望とのそれぞれについて予め記憶する。例えば、一時的要望に対応する制御プランは、利用者からの要望に応じて制御設定値を変更し、一定の維持時間が経過した後に、制御設定値を変更前の値に戻すことを定めた制御プランとすることができる。また、定時的要望に対応する制御プランは、利用者からの要望に応じて制御設定値を継続的に変更することを定めた制御プランとすることができる。
【0029】
決定部109は、第2記憶部108に記憶されている制御プランのうち、判別部107の判別結果に対応する制御プランを、部屋121の空調を行う空調設備151に適用する制御プランとして決定する。制御部110は、決定部109が決定した制御プランに基づいて空調設備151を制御する。
【0030】
例えば、計測された時間が基準時間より短い利用者より「暑い」の申告が受け付けられた場合、判別部107は、一時的要望と判定し、決定部109は、「利用者からの要望に応じて制御設定値をより低い温度に変更し、一定の維持時間が経過した後に、制御設定値を変更前の値に戻す」制御プランに決定する。この制御プランに基づいて、制御部110は、空調設備151を制御する。この結果、部屋121は、一定の継続時間はより低い室温となり、この後、元の室温に戻される。
【0031】
また、例えば、計測された時間が基準時間より長い利用者より「暑い」の申告が受け付けられた場合、判別部107は、定時的要望と判定し、決定部109は、「利用者からの要望に応じて制御設定値をより低い温度に継続的に変更する」制御プランに決定する。この制御プランに基づいて、制御部110は、空調設備151を制御する。この結果、部屋121は、継続的により低い温度になる。
【0032】
上述したように、実施の形態によれば、より適切な空調制御が実施できるようになる。なお、利用者が部屋121に入るときに利用者の利用者情報を取得し、利用者情報を取得した利用者が部屋に入った段階で、センサ102が測定した温度情報より利用者の温度分布情報を取得し、取得した温度分布情報に利用者情報を関連づける。この後、センサ102により取得される温度情報の中で、利用者情報が関連づけられた利用者温度分布情報を追跡し、追跡している利用者温度分布情報の位置が、予め設定されている範囲内にとどまっている場合、対象空間122における利用者の所在を判断することもできる。
【0033】
また、上述した追跡機能により、利用者の位置を特定し、利用者が部屋121の範囲外まで移動した後、一定時間経過したら、計測部106による滞在時間のリセットを行うこともできる。これにより、部屋121の中で、対象空間122以外にいる場合を正確に判断でき、滞在時間にカウントできるので、わずかな離席の影響を確実に排除できる。
【0034】
なお、上述した実施の形態における空調制御装置101の第1記憶部103、受付部104、判断部105、計測部106、判別部107、第2記憶部108、決定部109、および制御部110は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit;中央演
算処理装置)301と主記憶装置302と外部記憶装置303とネットワーク接続装置304となどを備えたコンピュータ機器とし、主記憶装置302に展開されたプログラムによりCPU301が動作する(プログラムを実行する)ことで、上述した各機能が実現されるようにすることもできる。上記プログラムは、上述した実施の形態で示した空調制御装置101の動作をコンピュータが実行するためのプログラムである。ネットワーク接続装置304は、ネットワーク305に接続する。また、各機能は、複数のコンピュータ機器に分散させることもできる。
【0035】
以上に説明したように、本発明によれば、人間の所在を判断している時間を計測し、この計測した時間に基づいて、受け付けた要望が一時的要望か定時的要望かを判別するので、より適切な空調制御が実施できるようになる。
【0036】
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
【符号の説明】
【0037】
101…空調制御装置、102…センサ、103…第1記憶部、104…受付部、105…判断部、106…計測部、107…判別部、108…第2記憶部、109…決定部、110…制御部、121…部屋、122…対象空間、151…空調設備、152…端末装置。
図1
図2
図3