(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023115594
(43)【公開日】2023-08-21
(54)【発明の名称】配達順表示プログラム、記録媒体及び配達順表示装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20230101AFI20230814BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022017895
(22)【出願日】2022-02-08
(71)【出願人】
【識別番号】000152125
【氏名又は名称】株式会社プレッシオ
(71)【出願人】
【識別番号】597151563
【氏名又は名称】株式会社ゼンリン
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】紺屋 匡
(72)【発明者】
【氏名】戸塚 宏
(72)【発明者】
【氏名】山口 美蘭
(72)【発明者】
【氏名】林 沙梨生
(72)【発明者】
【氏名】知花 要
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】配達先の確認の手間を軽減できる配達順表示プログラム、記録媒体及び配達順表示装置を提供すること。
【解決手段】配達順表示プログラムは、複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、配達順のデータに基づき、複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することとをコンピュータに実行させる。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラム。
【請求項2】
それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の情報を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1に記載の配達順表示プログラム。
【請求項3】
前記紙葉類の情報は、それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の種類の情報と、それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報とを含む請求項2に記載の配達順表示プログラム。
【請求項4】
前記配達順を表示装置に表示することは、前記配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示することを含む請求項1乃至3の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項5】
前記配達順を表示装置に表示することは、前記地図画像の上に現在の位置を示すマーカをさらに表示することを含む請求項4に記載の配達順表示プログラム。
【請求項6】
現在の配達順における配達先の詳細な情報を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至5の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項7】
前記配達順を表示装置に表示することは、配達先の情報を配達順に一覧表示することを含む請求項1乃至6の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項8】
現在の配達順における配達先に対する注意事項を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至7の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項9】
前記複数の紙葉類は、丁合機によって配達順のデータに基づいて丁合され、
前記配達順を表示装置に表示することに用いられる配達順のデータと、前記丁合機による丁合に用いられる配達順のデータとは同一である請求項1乃至8の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項10】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記配達順を端末の表示装置に表示することと、
を行う制御部を具備する配達順表示装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記複数の紙葉類の配達結果を表示装置に表示することをさらに行う請求項11に記載の配達順表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、配達順表示プログラム、記録媒体及び配達順表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
丁合機は、複数の種類の異なる紙葉類を重ね合わせて紙束を形成する装置である。このような丁合機は、例えば新聞紙の間に挟む折り込みチラシの丁合に用いられている。このような折り込みチラシが挟み込まれた新聞は、新聞配達店舗から新聞紙を購読した読者の元に配達される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、1つの新聞配達店舗が複数種類の新聞紙の配達をするケースが増加してきている。このため、配達先も多くなる傾向にあり、また、1つの配達先に複数の新聞紙を配達しなければならないといったケースも増加している。配達先毎に配達すべき新聞紙を確認するのは配達者にとってかなりの手間である。
【0005】
本実施形態は、配達先の確認の手間を軽減できる配達順表示プログラム、記録媒体及び配達順表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の丁合機は、配達順表示プログラムは、複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、配達順のデータに基づき、複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することとをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態によれば、配達先の確認の手間を軽減できる配達順表示プログラム及び配達順表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る配達順表示システムの一例の構成を示す図である。
【
図2】
図2は、丁合機の構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、端末の構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、サーバの構成を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、配達順データの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、丁合機のメインの動作を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、排出順データの一例を示す図である。
【
図9A】
図9Aは、配達順表示プログラムの処理を示すフローチャートである。
【
図9B】
図9Bは、配達順表示プログラムの処理を示すフローチャートである。
【
図9C】
図9Cは、配達順表示プログラムの処理を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、配達順表示プログラムのメイン画面の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、配達結果の詳細画面の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、配達記録の詳細画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る配達順表示システムの一例の構成を示す図である。配達順表示システムは、丁合機1と、端末2と、サーバ3とを有している。丁合機1と端末2とは例えばネットワークNを介して互いに通信できるように構成されている。丁合機1と端末2とはネットワークNを介さずに通信できるようにも構成されてよい。また、丁合機1とサーバ3とは例えばネットワークNを介して互いに通信できるように構成されている。また、端末2とサーバ3とは、例えばネットワークNを介して互いに通信できるように構成されている。
【0010】
図2は、丁合機1の構成を示すブロック図である。丁合機1は、紙葉類を丁合する。実施形態における紙葉類は、例えば折り込みチラシを含む。さらに、実施形態における紙葉類は、新聞紙を含む。
図2の丁合機1は、主制御回路101と、副制御回路102、103、104、105と、表示器106と、操作スイッチ類107と、通信モジュール108とを有している。また、
図2の丁合機1では、丁合機構10に加えて、新聞紙供給機構30と、折り込み及び搬送機構40と、昇降機構50とが組み合わせて用いられる例が示されている。新聞紙供給機構30は、積み重ねられた状態で投入された複数の新聞紙を1部ずつ折り込み及び搬送機構40に投入する機構である。新聞紙供給機構30に投入される新聞紙は、チラシの折り込みが必要な新聞紙であり得る。折り込み及び搬送機構40は、新聞紙供給機構30から投入された新聞紙に丁合機構10で丁合されたチラシを折り込み、チラシが折り込まれた新聞紙を昇降機構50に搬送する機構である。また、折り込み及び搬送機構40は、新聞紙供給機構30から新聞紙が投入されることなく丁合機構10で丁合された新聞紙を昇降機構50に搬送する機構でもある。昇降機構50は、折り込み及び搬送機構40から搬送された新聞紙を昇降させる機構である。新聞紙供給機構30、折り込み及び搬送機構40、昇降機構50以外の機構等が丁合機1と組み合わせて用いられてもよい。
【0011】
主制御回路101は、副制御回路102、103、104、105の制御を含む丁合機1の全体の動作を制御する回路である。主制御回路101は、例えばプロセッサ及びメモリにより構成される。主制御回路101のプロセッサは、メモリに記憶されている制御アプリケーションプログラムに従って丁合機1の動作を制御する。プロセッサは、例えばCPUであるが、必ずしもCPUとして構成される必要はない。また、主制御回路101は、ASIC等のハードウェアロジック回路として構成されていてもよい。また、プロセッサは、必ずしも単一のプロセッサで構成されている必要はなく、複数のプロセッサで構成されていてもよい。
【0012】
副制御回路102は、丁合機構10に接続される。副制御回路102は、主制御回路101の下で丁合機構10の動作を制御する専用回路である。副制御回路102は、主制御回路101とは別にプロセッサ及びメモリを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0013】
副制御回路103は、新聞紙供給機構30に接続される。副制御回路103は、主制御回路101の下で新聞紙供給機構30の動作を制御する専用回路である。副制御回路103は、主制御回路101とは別にプロセッサ及びメモリを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0014】
副制御回路104は、折り込み及び搬送機構40に接続される。副制御回路104は、主制御回路101の下で折り込み及び搬送機構40の動作を制御する専用回路である。副制御回路104は、主制御回路101とは別にプロセッサ及びメモリを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0015】
副制御回路105は、昇降機構50に接続される。副制御回路105は、主制御回路101の下で昇降機構50の動作を制御する専用回路である。副制御回路105は、主制御回路101とは別にプロセッサ及びメモリを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0016】
ここで、丁合機1は、副制御回路102、103、104、105以外の副制御回路を有していてもよい。
【0017】
表示器106は、LED及び丁合機1に設けられた操作パネルの液晶ディスプレイ等の、丁合機1の各種の状態を表示するための表示器である。例えば、表示器106は、丁合機1の電源がオンであることを示す表示をするための表示器を有する。また、表示器106は、各種の丁合回数を表示するためのカウンタを表示するための表示器を有する。丁合回数は、丁合動作の際の丁合された紙葉類の総数、残りの紙葉類の数といった情報を含む。また、表示器106は、各種の設定画面を表示するための表示器を有する。各種の設定は、段毎の紙葉類の設定、地域及び区域の設定等を含む。また、各種の設定は、組み込み動作の設定を含む。また、表示器106は、各種のエラーを報知するための表示器を有する。
【0018】
操作スイッチ類107は、丁合機1に設けられる各種のスイッチ及び前述した操作パネルを含む。例えば、操作スイッチ類107のスイッチは、丁合機1の電源スイッチを含む。また、例えば、操作スイッチ類107は、各種のモードスイッチを含む。モードスイッチは、丁合機1のモードを特定のモードにするためのスイッチである。特定のモードは、例えば紙葉類の丁合のみをする丁合モード、丁合された丁合束を新聞紙に折り込むモードといった折り込みモードを含む。さらに、実施形態においては、特定のモードは、配達順に従って複数種類の新聞紙を丁合する組み込みモードを含む。操作スイッチ類107は、これらのスイッチ以外のスイッチを含んでもよい。また、操作スイッチ類107の各種のスイッチと同様の操作は、操作パネル上でも行われ得る。
【0019】
通信モジュール108は、丁合機1がサーバ等の外部の機器と通信するための処理回路を含むモジュールである。通信モジュール108は、例えば無線LAN通信に必要な無線通信モジュールを備えている。前述したように、丁合機1と端末2とは、ネットワークNを介さずに通信を行うようにも構成されてよい。この場合、通信モジュール108は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)モジュール等を含んでいてよい。
【0020】
図3は、端末2の構成を示すブロック図である。端末2は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、表示装置204と、入力装置205と、GPSモジュール206と、通信モジュール207とを有している。ここで、端末2は、スマートフォン及びタブレット端末といった新聞の配達者等のユーザが携帯できる端末であることが望ましい。
図1では、端末2は1つであるが、端末2は2以上であってもよい。
【0021】
プロセッサ201は、端末2の動作を制御するように構成されたプロセッサである。プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されている各種のプログラムに従って各種の処理を実行する。プロセッサ201は、例えばCPUである。プロセッサ201は、CPUではなく、MPU、GPU等であってもよい。また、プロセッサ201は、1つのCPU等によって構成されている必要はなく、複数のCPU等によって構成されてもよい。
【0022】
メモリ202は、ROM、RAMといったメモリを含む。ROMは、不揮発性のメモリである。ROMは、端末2の起動プログラム等を記憶している。RAMは、揮発性のメモリである。RAMは、例えばプロセッサ201における処理の際の作業メモリとして用いられる。
【0023】
ストレージ203は、例えばフラッシュメモリといったストレージである。ストレージ203は、端末2において用いられる各種のプログラム及びデータを格納している。実施形態では、ストレージ203は、OS(オペレーティングシステム)2031と、ウェブブラウザ2032を格納している。ストレージ203は、これら以外のプログラム及びデータを格納していてもよい。例えば、ストレージ203は、入力装置205としてのカメラで撮影された画像を格納し得る。
【0024】
OS2031は、端末2の基本的な機能を実現するためのプログラムである。ストレージ203に格納されている各種のプログラムは、OSの制御下で実行される。
【0025】
ウェブブラウザ2032は、例えばサーバ3によって実行されるウェブアプリケーションとしての配達順表示プログラムの処理によって表示される画面を閲覧するためのアプリケーションプログラムである。
【0026】
表示装置204は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置である。表示装置204は、各種の画像を表示する。
【0027】
入力装置205は、タッチパネル等の入力装置を含む。入力装置205の操作がされた場合、操作内容に応じた信号がプロセッサ201に入力される。プロセッサ201は、この信号に応じて各種の処理を行う。また、実施形態において、入力装置205は、カメラを含んでいてもよい。
【0028】
GPS(Global Positioning System)モジュール206は、端末2の位置を検出するためのモジュールである。GPSモジュール206は、例えば端末2の周辺に存在する基地局等との通信によって端末2の位置を検出する。端末2の位置の検出手法は、特定の手法に限定されない。
【0029】
通信モジュール207は、端末2が丁合機1及びサーバ3と通信するときの処理をするように構成されたインターフェースを含むモジュールである。通信モジュール207は、携帯電話回線、無線LAN回線等を用いてネットワークNに接続するように構成されている。前述したように、端末2と丁合機1とは、ネットワークNを介さずに通信を行うようにも構成されてよい。この場合、通信モジュール207は、BLEモジュール等を含んでいてよい。
【0030】
図4は、サーバ3の構成を示すブロック図である。サーバ3は、プロセッサ301と、メモリ302と、ストレージ303と、表示装置304と、入力装置305と、通信モジュール306とを有している。サーバ3は、例えば新聞配達店舗に設置される。または、サーバ3は、複数の新聞配達店舗を管理する管理施設に設置されてもよい。さらに、サーバ3は、クラウドサーバとして構成されていてもよい。
【0031】
プロセッサ301は、サーバ3の動作を制御するように構成されたプロセッサである。プロセッサ301は、ストレージ303に記憶されている各種のプログラムに従って各種の処理を実行する。プロセッサ301は、例えばCPUである。プロセッサ201は、CPUではなく、MPU、GPU等であってもよい。また、プロセッサ301は、1つのCPU等によって構成されている必要はなく、複数のCPU等によって構成されてもよい。
【0032】
メモリ302は、ROM、RAMといったメモリを含む。ROMは、不揮発性のメモリである。ROMは、サーバ3の起動プログラム等を記憶している。RAMは、揮発性のメモリである。RAMは、例えばプロセッサ301における処理の際の作業メモリとして用いられる。
【0033】
ストレージ303は、例えばハードディスク、ソリッドステートドライブといったストレージである。ストレージ303は、サーバ3において用いられる各種のプログラム及びデータを格納している。実施形態では、ストレージ303は、OS3031と、配達順表示プログラム3032と、読者データ3033と、配達先画像3034と、配達順データ3035と、地図画像3036と、配達結果データ3037とを格納している。ストレージ303は、これら以外のプログラム及びデータを格納していてもよい。例えば、ストレージ303は、端末2に対して営業支援システム(Sales Force Automation:SFA)の各種のサービスを提供するためのプログラムを格納していてもよい。
【0034】
OS3031は、サーバ3の基本的な機能を実現するためのプログラムである。ストレージ303に格納されている各種のプログラムは、OSの制御下で実行される。
【0035】
配達順表示プログラム3032は、端末2のウェブブラウザ上で動作するウェブアプリケーションプログラムである。配達順表示プログラム3032は、丁合機1において丁合された丁合束の配達順を端末2に表示させるための各種の処理を含むプログラムである。
【0036】
読者データ3033は、新聞を購読している読者のデータである。
図5は、読者データの一例を示す図である。読者データは、例えばCSV(Comma Separated Value)等の各種のフォーマットのデータでよい。
図5に示すように、読者データは、例えば「読者名」、「配達店舗名称」、「配達区域名称」、「住所」、「電話番号」、「注意事項」、「画像リンク」の項目を含む。「読者名」は、新聞の読者の氏名である。「配達店舗名称」は、対応する読者に新聞紙を配達する新聞配達店舗の名称である。「配達区域名称」は、対応する新聞配達店舗が新聞紙の配達をする区域の名称である。「住所」は、対応する読者の住所である。「電話番号」は、対応する読者の電話番号である。「注意事項」は、配達の際の注意事項である。注意事項の内容によっては配達順が変更され得る。例えば、「朝6:00まで」という注意事項が記録されている状況において通常の配達順では朝6:00までの配達が困難である場合には配達が可能となるように配達順の入れ替えが行われ得る。また、雨天時等では新聞紙が濡れることを防止するために新聞紙が包装フィルムで包装される。これに対し、例えば「フィルム必須」という注意事項が記録されている状況では、天候によらずに包装が使用される。「画像リンク」は、対応する読者の配達先画像3034へのリンクである。なお、読者データ3033は、空白のデータを含んでいてもよい。例えば、「電話番号」、「注意事項」、「画像リンク」といったデータは空白であってもよい。
【0037】
配達先画像3034は、例えば端末2のカメラを用いて撮影された、対応する読者の配達先を表す画像である。配達先画像3034は、例えば読者の自宅の画像である。
【0038】
配達順データ3035は、例えば紙葉類の配達順を示すデータである。配達順データ3035は、端末2のユーザと関連付けされている。
図6は、配達順データの一例を示す図である。配達順データは、例えばCSV等の各種のフォーマットのデータでよい。配達順データ3035は、例えば「配達店舗名称」、「配達区域名称」、「配順路」、「読者名」、「銘柄名」、「部」、「注意事項」の項目を含む。「配達店舗名称」は、対応する読者に新聞紙を配達する新聞配達店舗の名称である。「配達区域名称」は、対応する新聞配達店舗が新聞紙の配達をする区域の名称である。「配順路」は、対応する新聞配達店舗の新聞紙の配達の順路である。「配順路」によって配達順が特定される。「読者名」は、新聞の読者の氏名である。「銘柄名」は、対応する読者に配達する新聞紙の銘柄名である。「部」は、対応する読者に配達する新聞紙の部数である。配達順データは、これら以外の情報を含んでいてもよい。
【0039】
地図画像3036は、配達先の周辺地図の画像である。地図画像3036は、サーバ3とは別の地図提供サーバから提供されてもよい。
【0040】
配達結果データ3037は、配達の結果のデータである。配達結果データは、例えば、配達日と、配達を実施する担当者のユーザの氏名と、配達を実施する配達区域名称と、配達を実施する紙葉類の情報、例えば配達先の読者名、銘柄名、部数といった情報と、ユーザが配達する予定の件数と、実際に配達した際の配達経路のデータを含む。
【0041】
表示装置304は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置である。表示装置304は、各種の画像を表示する。
【0042】
入力装置305は、タッチパネル等の入力装置を含む。入力装置305の操作がされた場合、操作内容に応じた信号がプロセッサ301に入力される。プロセッサ301は、この信号に応じて各種の処理を行う。
【0043】
通信モジュール306は、サーバ3が丁合機1及び端末2と通信するときの処理をするように構成されたインターフェースを含むモジュールである。通信モジュール306は、携帯電話回線、有線LAN回線、無線LAN回線等を用いてネットワークNに接続するように構成されている。
【0044】
以下、配達順表示システムの動作を説明する。まず、丁合機1の動作を説明する。
図7は、丁合機1のメインの動作を示すフローチャートである。
図7の処理は、主制御回路101によって制御される。
【0045】
ステップS1において、主制御回路101は、丁合機1の電源をオンするか否かを判定する。例えば、電源スイッチがオンされたとき、丁合機1の電源をオンすると判定される。また、主制御回路101は、通信モジュール108を介して端末2及びサーバ3といった外部からのコマンドの受信の有無を監視し、コマンドの受信が確認されたときに丁合機1の電源をオンすると判定してもよい。ステップS1において、丁合機1の電源をオンすると判定されるまで、主制御回路101は、処理を待機する。ステップS1において、丁合機1の電源をオンすると判定されたとき、処理はステップS2に移行する。
【0046】
ステップS2において、主制御回路101は、丁合機1の制御アプリケーションプログラムを起動し、例えば操作パネルに起動画面を表示させる。起動画面の表示中、主制御回路101は、丁合機1の起動に必要な各種の処理を行う。
【0047】
起動処理の完了後のステップS3において、主制御回路101は、例えば操作パネルにメイン画面を表示する。メイン画面では、ユーザは、丁合機1の丁合動作や組み込み動作を開始させたり、丁合動作中の各種の状態を確認したりすることができる。また、メイン画面から、ユーザは、種々の設定画面を表示させることができる。
【0048】
ステップS4において、主制御回路101は、丁合動作を実施するか否かを判定する。例えば、メイン画面における操作パネルの操作等によって丁合動作の開始が指示されたときには丁合動作を実施すると判定される。ステップS4において、丁合動作を実施すると判定されたときには、処理はステップS5に移行する。ステップS4において、丁合動作を実施しないと判定されたときには、処理はステップS8に移行する。
【0049】
ステップS5において、主制御回路101は、現在の設定に従って丁合動作を実行する。例えば、丁合機1の設定が丁合のみをする設定であるときには、主制御回路101は、副制御回路102を制御して丁合機構10による丁合動作を実行させる。一方、丁合機1の設定が丁合及び折り込みをする設定であるときには、主制御回路101は、副制御回路102、103、104を制御して丁合機構10と新聞紙供給機構30と折り込み及び搬送機構40を連動させつつ、丁合動作を実行させる。
【0050】
ステップS6において、主制御回路101は、丁合動作が完了したか否かを判定する。例えば、指定の数の丁合束の丁合が完了した場合又は指定の数の丁合束の新聞紙への折り込みが完了した場合に丁合動作が完了したと判定される。ステップS6において、丁合動作が完了していないと判定されたときには、処理はステップS5に戻る。ステップS6において、丁合動作が完了したと判定されたときには、処理はステップS7に移行する。
【0051】
ステップS7において、主制御回路101は、丁合機1の電源をオフするか否かを判定する。例えば、電源スイッチがオフされたとき又は電源のオフのコマンドが受信されたとき、丁合機1の電源をオフすると判定される。ステップS7において、丁合機1の電源をオフしないと判定されたとき、処理はステップS4に戻る。ステップS7において、丁合機1の電源をオフすると判定されたとき、
図7の処理は終了する。
【0052】
ステップS8において、主制御回路101は、組み込み動作を実施するか否かを判定する。例えば、メイン画面における操作パネルの操作等によって組み込み動作の開始が指示されたときには組み込み動作を実施すると判定される。ステップS8において、組み込み動作を実施すると判定されたときには、処理はステップS9に移行する。ステップS8において、組み込み動作を実施しないと判定されたときには、処理はステップS4に戻る。
【0053】
ステップS9において、主制御回路101は、現在の設定に従って組み込み動作を実行する。組み込み動作において、主制御回路101は、例えばサーバ3から取得した配達順データに従って排出順データを生成する。そして、主制御回路101は、排出順データに従って組み込み動作を実行する。
【0054】
排出順データは、丁合機1の排出口からの紙葉類の排出順を示すデータである。
図8は、排出順データの一例を示す図である。排出順は、基本的には配達順と逆順の関係にある。これは、丁合機構10は、投入された順で紙葉類を重ねていくためである。つまり、配達順通りに新聞紙が投入されてしまうと、最も先に配達されるべき新聞紙が最も底になる。これに対し、排出順が配達順の逆順で決められることにより、最も先に配達されるべき新聞紙が最も上になった状態で排出される。これにより、新聞紙の配達者は、新聞紙の配達がしやすい。なお、雨天時等では、丁合束は包装フィルムで包装され得る。このような包装が必要な場合には、包装機の構造によって配達順と排出順とは同順にしたほうが良い場合もある。また、配達順データにおいては、区切り紙の配達順も併せて設定されてよい。区切り紙は、同一の読者に配達される新聞紙の区切りを示すために丁合束の間に挿入される紙である。
図6で示したように、1人の読者が複数種類の新聞を購読したり、複数部の新聞を購読したりする場合がある。すなわち1人の読者に対して複数の新聞を配達する必要が生じる場合がある。一方で、組み込み動作では、配達順に従って給紙棚から投入される新聞紙が順次に重ねられる。この場合、それぞれの読者に配達すべき新聞紙の区切りの位置が判別できなくなる可能性がある。区切り紙は、配達順において配達先の変更がある区切りの位置に挿入され得る。
【0055】
組み込み動作においては、主制御回路101は、配達順データに基づいて生成された排出順データを参照し、排出順データによって特定される新聞紙が給紙棚から投入されるように副制御回路102を介して丁合機構10を制御する。丁合機構10は、給紙棚から投入された新聞紙を排出口から排出する。折り込み及び搬送機構40は、新聞紙を昇降機構50に搬送する。なお、新聞紙によってはチラシの折り込みが必要な新聞紙もある。この場合には、主制御回路101は、新聞紙供給機構30と丁合機構10とを連携して動作させてよい。
【0056】
ここで、
図7の説明に戻る。ステップS10において、主制御回路101は、組み込み動作が完了したか否かを判定する。例えば、排出順データに含まれるすべての紙葉類の排出が完了したときに組み込み動作が完了したと判定される。ステップS10において、組み込み動作が完了していないと判定されたときには、処理はステップS9に戻る。ステップS10において、組み込み動作が完了したと判定されたときには、処理はステップS11に移行する。
【0057】
ステップS11において、主制御回路101は、通信モジュール108を用いて、組み込み動作が完了した旨を例えばサーバ3に通知する。その後、処理はステップS7に移行する。組み込み動作が完了した旨の通知を受けた場合、サーバ3は、組み込み動作によって生成された丁合束を配達するユーザの端末2の表示装置204の画面上に例えば組み込み動作が完了した旨をポップアップ表示させてもよい。
【0058】
図9A、
図9B及び
図9Cは、配達順表示プログラム3032の処理を示すフローチャートである。
図9A-
図9Cの処理は、例えば端末2のウェブブラウザ2032に表示されるSFAの画面から配達順表示プログラム3032の実行が指示された場合に開始される。なお、端末2がSFAにアクセスするために例えばIDとパスワードの入力が要求されてもよい。
【0059】
ステップS101において、プロセッサ301は、ストレージ303から各種のデータを取得する。プロセッサ301は、アクセスしてきた端末2のユーザと対応する配達順データ3035をストレージ303から取得する。さらに、プロセッサ301は、取得した配達順データ3035の読者名の読者データ3033及び配達先画像3034をストレージ303から取得する。そして、プロセッサ301は、取得した配達順データに従って、配達順が最初の読者データ及び配達先画像を取得する。
【0060】
データの取得後のステップS102において、プロセッサ301は、端末2のGPSモジュール206の情報に基づいて端末2の現在の位置の情報を取得する。
【0061】
ステップS103において、プロセッサ301は、端末2の現在の位置の周辺の地図画像3036をストレージ303から取得する。
【0062】
ステップS104において、プロセッサ301は、取得したデータに基づき、配達順表示プログラム3032のメイン画面のデータを端末2に送信する。端末2は、表示装置204のウェブブラウザ上にメイン画面を表示する。その後、処理はステップS105に移行する。
【0063】
図10は、配達順表示プログラム3032のメイン画面の一例を示す図である。
図10に示すように、メイン画面は、区域名称表示領域401を含む区域名称表示領域401は、現在位置における区域名称を表示するための表示領域である。
【0064】
また、メイン画面は、地図画像表示領域402を含む。地図画像表示領域402は、現在位置の周辺の地図画像3036を表示するための表示領域である。
【0065】
地図画像表示領域402に表示される地図画像の上には、配達先を示すマーカ403が表示される。マーカ403には、配達順を示す番号が表示される。また、現在の配達中の配達先を示すマーカ403は、他のマーカ403と区別して表示される。例えば、
図10では、配達順「1」のマーカ403aは、他のマーカ403bと異なる色で表示されている。
【0066】
また、地図画像表示領域402に表示される地図画像の上には、端末2の現在位置を示すマーカ404も表示される。現在位置を示すマーカ404の表示位置は、端末2の移動に伴って更新される。
【0067】
また、地図画像表示領域402は、配達順表示領域405を含む。配達順表示領域405には、配達順データによって特定される配達が必要な数である配達総数に対する現在の配達順が表示される。
図10では、配達総数が「120」で現在の配達順が「1」である例が示されている。
【0068】
また、地図画像表示領域402は、配達ボタン406を含む。配達ボタン406は、配達順を次に進めるためのボタンである。配達ボタン406は、現在の配達先への配達が完了したタイミングでユーザによって選択される。
【0069】
また、メイン画面は、読者簡易情報表示領域を含む。読者簡易情報表示領域は、現在の配達順の読者の簡易的な情報を表示するための表示領域である。読者簡易情報表示領域は、読者名表示領域407と、住所表示領域408と、配達銘柄表示領域409とを含む。
【0070】
読者名表示領域407は、現在の配達順の読者の氏名を表示するための表示領域である。読者名表示領域407には、詳細ボタン407aが表示される場合がある。詳細ボタン407aは、対応する読者についての詳細な読者データが存在する場合に表示される。詳細ボタン407aは、対応する読者についての情報の詳細画面を表示させるためのボタンである。詳細画面については後で説明される。
【0071】
住所表示領域408は、現在の配達順の読者の住所を表示するための表示領域である。住所表示領域408には、読者データに登録されている住所のうち、ユーザが識別できる程度の簡易的な住所だけが表示されていてもよい。例えば、住所表示領域408において市町村名等の表示は省略されてもよい。
【0072】
配達銘柄表示領域409は、現在の配達順の配達先に配達するべき紙葉類の情報、例えば新聞紙の銘柄と部数とを表示するための表示領域である。配達銘柄表示領域409は、銘柄表示領域409aと、部数表示領域409bとを含む。なお、現在の配達順の読者が購読している銘柄であるが、現在のタイミングでは配達が不要な銘柄、例えば読者の都合により購読が一時的に中止されている銘柄については、部数表示領域409bに例えば「休」の文字が表示されて他と区別され得る。また、現在の配達順の配達先に配達するべき新聞紙の銘柄の数が配達銘柄表示領域409に表示しきれない場合には、表示しきれない残りの銘柄の表示に切り替えるためのボタンが表示されてもよい。例えば、
図10では、配達銘柄表示領域409には、6銘柄までの情報の表示が可能である。この場合において、現在の配達順の配達先に配達するべき新聞紙の銘柄の数が7銘柄以上であるときには、配達銘柄表示領域409には5銘柄の情報だけが表示され、残りの1銘柄分の情報の表示領域に切り替えボタンが表示されてよい。ユーザは、この切り替えボタンを選択することで残りの銘柄の情報も確認できる。現在の配達順の配達先に配達するべき新聞紙の銘柄の数に関わらずに最初に表示される銘柄の情報が5銘柄までで、切り替えボタンが常に表示されてもよい。
【0073】
また、メイン画面は、カメラボタン410と通話ボタン411とを含む。カメラボタン410は、カメラを起動するためのボタンである。通話ボタン411は、通話アプリケーションプログラムを起動するためのボタンである。
【0074】
また、メイン画面は、一覧ボタン412を含む。一覧ボタン412は、表示装置204のウェブブラウザ上に表示される配達順表示プログラム3032の画面をメイン画面から一覧画面に切り替えるためのボタンである。一覧画面については後で説明される。
【0075】
図10で示したメイン画面は、一例である。メイン画面は、必ずしも
図10で示したすべての表示領域やボタンを含んでいなくてもよい。また、メイン画面は、
図10で示した以外の表示領域又はボタンを含んでいてもよい。例えば、メイン画面は、後で説明される一覧画面において表示される注意表示を含んでいてもよい。
【0076】
ここで、フローチャートの説明に戻る。ステップS105において、プロセッサ301は、詳細表示をするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される詳細ボタン407aが選択されたときに、詳細表示をすると判定される。ステップS105において、詳細表示をすると判定されたときには、処理はステップS201に移行する。ステップS105において、詳細表示をしないと判定されたときには、処理はステップS106に移行する。
【0077】
ステップS106において、プロセッサ301は、一覧表示をするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される一覧ボタン412が選択されたときに、一覧表示をすると判定される。ステップS106において、一覧表示をすると判定されたときには、処理はステップS301に移行する。ステップS106において、一覧表示をしないと判定されたときには、処理はステップS107に移行する。
【0078】
ステップS107において、プロセッサ301は、撮影を実施するか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示されるカメラボタン410が選択されたときに、撮影を実施すると判定される。ステップS107において、撮影を実施すると判定されたときには、処理はステップS108に移行する。ステップS107において、撮影を実施しないと判定されたときには、処理はステップS109に移行する。
【0079】
ステップS108において、プロセッサ301は、端末2の入力装置205としてのカメラを起動するように端末2に対して指示する。これを受けて、端末2のプロセッサ201は、入力装置205としてのカメラを起動する。ユーザは、カメラによって例えば配達先の画像を撮影する。撮影の終了後、端末2のプロセッサ201は、撮影により得られた画像を例えばストレージ203に記録する。または、プロセッサ201は、撮影により得られた画像をサーバ3に送信する。その後、処理はステップS102に戻る。なお、ユーザによってカメラ機能が終了された場合には、撮影の終了を待たずに処理がステップS102に戻ってよい。
【0080】
ステップS109において、プロセッサ301は、通話を実施するか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される通話ボタン411が選択されたときに、通話を実施すると判定される。ステップS109において、通話を実施すると判定されたときには、処理はステップS110に移行する。ステップS109において、通話を実施しないと判定されたときには、処理はステップS111に移行する。
【0081】
ステップS110において、プロセッサ301は、端末2の通話アプリケーションプログラムを起動するように端末2に対して指示する。これを受けて、端末2のプロセッサ201は、通話アプリケーションプログラムを起動する。ユーザは、通話アプリケーションプログラムにより、例えば現在の配達順の配達先の読者への通話を実施する。通話の完了後、処理はステップS102に戻る。
【0082】
ステップS111において、プロセッサ301は、次の配達順への切り替えをするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される配達ボタン406が選択されたときに、次の配達順への切り替えをすると判定される。ステップS111において、次の配達順への切り替えをすると判定されたときには、処理はステップS112に移行する。ステップS111において、次の配達順への切り替えをしないと判定されたときには、処理はステップS102に戻る。
【0083】
ステップS112において、プロセッサ301は、現在の配達先に対する配達状況を「配達済み」に設定する。さらに、プロセッサ301は、現在の配達順に1を加える。
【0084】
ステップS113において、プロセッサ301は、配達が完了したか否かを判定する。例えば、現在の配達順が配達総数を超えた場合に配達が完了したと判定される。ステップS113において、配達が完了していないと判定されたときには、処理はステップS114に移行する。ステップS113において、配達が完了したと判定されたときには、処理はステップS115に移行する。
【0085】
ステップS114において、プロセッサ301は、読者データ及び配達先画像を次の配達順に切り替える。その後、処理はステップS102に戻る。
【0086】
ステップS115において、プロセッサ301は、例えば配達が完了した旨をユーザに通知するようにウェブブラウザに表示される画面を更新する。また、プロセッサ301は、今回の配達結果データをストレージ303に格納する。その後、プロセッサ301は、配達順表示プログラム3032を終了させる。
【0087】
次に
図9Bを参照して詳細表示について説明する。ステップS105において詳細表示をすると判定された場合のステップS201において、プロセッサ301は、端末2の表示装置204のウェブブラウザ上の表示をメイン画面から現在の配達順の読者についての詳細画面に切り替える。その後、処理はステップS202に移行する。
【0088】
図11は、詳細画面の一例を示す図である。
図11に示すように、詳細画面は、区域名称表示領域501を含む。区域名称表示領域501は、メイン画面における区域名称表示領域401と同様である。
【0089】
また、詳細画面は、読者詳細情報表示領域を含む。読者詳細情報表示領域は、現在の配達順の読者の詳細な情報を表示するための表示領域である。読者詳細情報表示領域は、読者名表示領域502と、電話番号表示領域503と、住所表示領域504と、配達銘柄表示領域505と、注意情報表示領域506と、配達先画像表示領域507とを含む。ここで、読者詳細情報表示領域において表示しきれない情報は、スクロール表示できるように構成されていてもよい。
【0090】
読者名表示領域502は、メイン画面の読者名表示領域407と同様、現在の配達順の読者の氏名を表示するための表示領域である。
【0091】
電話番号表示領域503は、現在の配達順の読者の電話番号を表示するための表示領域である。読者データ3033に、対応する読者についての「電話番号」のデータが登録されている場合には、その「電話番号」の内容が電話番号表示領域503に表示される。
【0092】
住所表示領域504は、メイン画面の住所表示領域408と同様に、現在の配達順の読者の住所を表示するための表示領域である。ただし、住所表示領域504では、簡易的な住所の表示ではなく、詳細な住所の表示が行われてよい。
【0093】
配達銘柄表示領域505は、メイン画面の配達銘柄表示領域409と同様に、現在の配達順の読者に配達するべき新聞紙の銘柄と部数とを表示するための表示領域である。配達銘柄表示領域505は、配達銘柄表示領域409と同様に、銘柄表示領域と、部数表示領域とを含む。
【0094】
注意情報表示領域506は、現在の配達順の読者についての注意事項を表示するための表示領域である。読者データに、対応する読者についての「注意事項」のデータが登録されている場合には、その「注意事項」の内容が注意情報表示領域506に表示される。
【0095】
配達先画像表示領域507は、現在の配達順の配達先画像を表示するための表示領域である。読者データに、対応する読者についての「画像リンク」が設定されている場合には、その「画像リンク」に紐づけられた配達先画像3034が配達先画像表示領域507に表示される。配達先画像表示領域507には、端末2のストレージ203に記憶された配達先画像が表示されてもよい。
【0096】
また、詳細画面は、次に配達ボタン508を含む。配達ボタン508は、配達ボタン406と同様に、配達順を次に進めるためのボタンである。
【0097】
また、詳細画面は、戻るボタン509及び一覧ボタン510を含む。戻るボタン509は、表示装置204のウェブブラウザ上に表示される配達順表示プログラム3032の画面を詳細画面からメイン画面に切り替えるためのボタンである。一覧ボタン510は、表示装置204のウェブブラウザ上に表示される配達順表示プログラム3032の画面を詳細画面から一覧画面に切り替えるためのボタンである。一覧画面については後で説明される。
【0098】
ステップS202において、プロセッサ301は、詳細画面から戻るか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される戻るボタン509が選択された場合には、詳細画面から戻ると判定される。ステップS202において、詳細画面から戻ると判定されたときには、処理はステップS102に戻る。ステップS202において、詳細画面から戻らないと判定されたときには、処理はステップS203に移行する。
【0099】
ステップS203において、プロセッサ301は、一覧表示をするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される一覧ボタン510が選択されたときに、一覧表示をすると判定される。ステップS203において、一覧表示をすると判定されたときには、処理はステップS301に移行する。ステップS203において、一覧表示をしないと判定されたときには、処理はステップS204に移行する。
【0100】
ステップS204において、プロセッサ301は、次の配達順への切り替えをするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される配達ボタン508が選択されたときに、次の配達順への切り替えをすると判定される。ステップS204において、次の配達順への切り替えをすると判定されたときには、処理はステップS205に移行する。ステップS204において、次の配達順への切り替えをしないと判定されたときには、処理はステップS201に戻る。
【0101】
ステップS205において、プロセッサ301は、現在の配達先に対する配達状況を「配達済み」に設定する。さらに、プロセッサ301は、現在の配達順に1を加える。
【0102】
ステップS206において、プロセッサ301は、配達が完了したか否かを判定する。例えば、現在の配達順が配達総数を超えた場合に配達が完了したと判定される。ステップS206において、配達が完了していないと判定されたときには、処理はステップS207に移行する。ステップS206において、配達が完了したと判定されたときには、処理はステップS208に移行する。
【0103】
ステップS207において、プロセッサ301は、読者データ及び配達先画像を次の配達順に切り替える。その後、処理はステップS201に戻る。
【0104】
ステップS208において、プロセッサ301は、例えば配達が完了した旨をユーザに通知するようにウェブブラウザに表示される画面を更新する。また、プロセッサ301は、今回の配達結果データをストレージ303に格納する。その後、プロセッサ301は、配達順表示プログラム3032を終了させる。
【0105】
次に
図9Cを参照して一覧表示について説明する。ステップS106又はS203において一覧表示をすると判定された場合のステップS301において、プロセッサ301は、表示装置204のウェブブラウザ上の表示をメイン画面又は詳細画面から一覧画面に切り替える。その後、処理はステップS302に移行する。
【0106】
図12は、一覧画面の一例を示す図である。
図12に示すように、一覧画面は、区域名称表示領域601を含む。区域名称表示領域601は、メイン画面における区域名称表示領域401及び詳細画面における区域名称表示領域501におけると同様である。
【0107】
また、一覧画面は、一覧情報表示領域を含む。一覧情報表示領域は、読者の情報と配達順を表示するための表示領域である。一覧情報表示領域は、読者名表示領域602と、配達銘柄表示領域603とを含む。
【0108】
読者名表示領域602は、読者の氏名を表示するための表示領域である。一覧画面においては、読者名表示領域602は配達順の数だけ設けられる。表示装置204に表示しきれない部分は、例えばスクロール表示され得る。
【0109】
配達銘柄表示領域603は、それぞれの配達順の読者に配達するべき新聞紙の銘柄と部数とを表示するための表示領域である。配達銘柄表示領域603は、銘柄表示領域603aと、部数表示領域603bとを含む。
【0110】
また、読者名表示領域602には、詳細ボタン604が表示される場合がある。詳細ボタン604は、対応する読者についての詳細な読者データが存在する場合に表示される。詳細ボタン604は、対応する読者についての情報の詳細画面を表示させるためのボタンである。また、対応する配達順の読者についての「注意事項」のデータが読者データに登録されている場合には、例えば詳細ボタン604の色が変わる。
【0111】
また、読者名表示領域602には、配達状況確認欄605が表示される。配達状況確認欄605には、対応する配達順への配達が完了しているか否かが表示される。その配達順への配達が完了していない場合、配達状況確認欄605は、空欄である。一方、配達順の状況が配達済みに切り替わることにより、配達状況確認欄605には、「済」が表示される。
【0112】
また、一覧画面は、戻るボタン606を含む。戻るボタン606は、表示装置204のウェブブラウザ上に表示される配達順表示プログラム3032の画面を一覧画面からメイン画面に切り替えるためのボタンである。
【0113】
ステップS302において、プロセッサ301は、一覧画面から戻るか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される戻るボタン606が選択された場合には、一覧画面から戻ると判定される。ステップS302において、一覧画面から戻ると判定されたときには、処理はステップS102に戻る。ステップS302において、一覧画面から戻らないと判定されたときには、処理はステップS303に移行する。
【0114】
ステップS303において、プロセッサ301は、詳細表示をするか否かを判定する。例えば、端末2のウェブブラウザ上に表示される詳細ボタン604が選択されたときに、詳細表示をすると判定される。ステップS303において、詳細表示をすると判定されたときには、処理はステップS201に移行する。ステップS303において、詳細表示をしないと判定されたときには、処理はステップS301に戻る。
【0115】
図13は、配達結果の詳細画面の一例を示す図である。配達結果の詳細画面は、それぞれの端末2のユーザによる配達結果を確認するための画面である。配達結果の詳細画面は、例えばSFAの画面から遷移されるものであり、端末2のユーザ及びサーバ3の管理者の何れもが閲覧できる。
【0116】
図13に示すように、配達結果の詳細画面は、検索条件の入力欄701を含む。検索条件は、ストレージ303に格納される配達結果データ3037の検索条件を入力するための入力欄である。検索条件の入力欄701は、例えば「担当者」、「日付」、「区域」の入力欄を含む。「担当者」は、配達の担当のユーザ名を検索条件として入力するための入力欄である。「日付」は、配達日の範囲を検索条件として入力するための入力欄である。「区域」は、区域名称を検索条件として入力するための入力欄である。
図13では、「日付」にのみ入力がある例が示されている。この場合、プロセッサ301は、入力された日付の範囲に含まれる配達結果データ3037を検索する。
【0117】
また、配達結果の詳細画面は、配達結果の一覧表示領域702を含む。検索条件に従って検索された配達結果データ3037に基づいて一覧表示領域702の配達結果の概要が一覧表示される。一覧表示領域702には、配達結果データ3037に基づいて例えば「配達日」、「担当者」、「区域」、「銘柄分類」、「予定件数」の情報が表示される。「配達日」は、配達が実施される又はされた日付である。「担当者」は、配達の担当者のユーザ名である。「区域」は、該当の担当者が配達を担当する区域名称である。「銘柄分類」は、該当の担当者が配達する新聞紙の銘柄の分類である。「予定件数」は、該当の担当者がその該当の区域において配達をする件数、すなわち読者数である。ここで、配達結果の一覧表示領域702に表示しきれない配達結果は、スクロール表示され得る。
【0118】
また、配達結果の詳細画面は、検索結果の総数表示領域703を含む。検索結果の総数表示領域703は、検索結果の総数を表示するための表示領域である。
図13の例では、50件の配達結果が検索されたことが示されている。
【0119】
また、例えばユーザは、一覧表示領域702の中から所望の配達結果を選択できる。選択中の配達結果は、例えば反転表示される。さらに、配達結果の詳細画面に表示される地図画像704の上に、選択された配達結果が表示される。
図13では、2つの配達結果702a、702bが選択されており、地図画像704には、配達結果705a、705bが表示されている。配達結果705a及び705bは、配達先を示すマーカ7051と、実際の配達経路7052とを含む。配達経路7052から外れているマーカ7051がある場合、配達予定にはあったが実際にはそのマーカ7051に対応する配達先に担当者のユーザが配達をしていないことを表している。例えば、
図13の配達結果705bにおける「6」のマーカ7051aが該当している。このような表示が行われることにより、担当者のユーザの配達し忘れ等が容易に確認され得る。ここで、何れかのマーカ7051が選択された場合にそのマーカ7051と対応する配達先の読者の情報が表示されてもよい。
【0120】
ここで、地図画像704には、拡大・縮小ボタン706が設けられていてもよい。拡大・縮小ボタン706は、表示される地図画像704の縮尺を拡大又は縮小するためのボタンである。拡大・縮小ボタン706が選択されるごとに、プロセッサ301は、表示される地図画像704の縮尺を変更する。これに伴って、プロセッサ301は、配達結果の表示も更新する。
【0121】
さらに、配達結果の詳細画面は、詳細ボタン707を含む。詳細ボタン707は、一覧表示領域702において選択されている配達結果の詳細な情報を表示させるためのボタンである。詳細ボタン707が選択された場合に、プロセッサ301は、配達結果の詳細画面を配達記録の詳細画面に切り替える。
【0122】
図14は、配達記録の詳細画面の一例を示す図である。
図14は、配達結果702aが選択されている状態での配達記録の詳細画面を示している。配達記録の詳細画面は、配達結果の基本情報表示領域801を含む。基本情報表示領域801は、現在の表示中の詳細情報の基本情報を表示するための表示領域である。基本情報表示領域801は、例えば「区域種別」、「区域名」、「銘柄分類」、「担当者」の表示欄を含む。「区域種別」は、現在表示中の区域の種別を示す。例えば、実施形態のように配達記録の詳細画面であれば「区域種別」には「配達」と表示される。「区域名」は、現在の表示中の配達結果の区域名称を示す。「銘柄分類」は、現在の表示中の配達結果の銘柄分類を示す。「担当者」は、現在の表示中の配達結果の担当者を示す。
【0123】
また、配達記録の詳細画面は、配達予定の一覧表示領域802を含む。配達予定の一覧表示領域802には、現在の選択中の配達結果における配達予定の又は配達予定であった配達先と配達予定の又は配達予定であった銘柄名及び部数が配達順に一覧表示される。ここで、配達予定の一覧表示領域802に表示しきれない配達結果は、スクロール表示され得る。
【0124】
また、配達記録の詳細画面は、配達結果の詳細画面と同様の検索結果の総数表示領域803を含む。
【0125】
また、配達結果の詳細画面と同様に配達記録の詳細画面にも地図画像804が表示される。そして、地図画像804には、選択中の配達結果805が表示されている。配達結果の詳細画面と同様に、配達結果805は、配達先を示すマーカ8051と、実際の配達経路8052とを含む。ここで、何れかのマーカ8051が選択された場合にそのマーカ8051と対応する配達先の読者の情報が表示されてもよい。
【0126】
また、地図画像804には、配達結果の詳細画面と同様に拡大・縮小ボタン806が設けられていてもよい。拡大・縮小ボタン806が選択されるごとに、プロセッサ301は、表示される地図画像804の縮尺を変更する。これに伴って、プロセッサ301は、配達結果の表示も更新する。
【0127】
また、配達記録の詳細画面は、詳細ボタン707に代えて戻るボタン807を含む。戻るボタン807は、配達記録の詳細画面から配達結果の詳細画面に切り替えるためのボタンである。戻るボタン807が選択された場合、プロセッサ301は、配達記録の詳細画面を配達結果の詳細画面に切り替える。
【0128】
以上説明したように実施形態によれば、新聞紙の配達者であるユーザの所有する端末の表示装置に配達順の情報が表示される。例えば、実施形態では、配達先を表すマーカが地図画像上に表示され、それぞれのマーカには配達順を表す番号が表示される。これにより、ユーザは、配達順を容易に把握し得る。さらに、実施形態では、配達順とともに現在の配達順の配達先に配達すべき新聞紙の種類と部数が表示される。これにより、ユーザは、配達順だけではなく、それぞれの配達先に配達すべき新聞紙の情報も容易に把握し得る。このようにして、本実施形態では、配達者であるユーザによる配達先の確認の手間が軽減される。
【0129】
また、実施形態によれば、同一の配達順データに従って丁合機1における組み込み動作と端末2における配達順の表示とが行われる。これにより、丁合機1によって組み込まれた丁合束と配達順とが連携し得る。つまり、ユーザは、丁合束から新聞紙を順にとって配達していくことでそれぞれの配達先に適切に新聞紙を配達し得る。
【0130】
また、実施形態における配達順表示プログラムでは、メイン画面に加えて、詳細画面と、一覧画面とが用意されている。メイン画面では、ユーザは、地図に表示された配達先を示すマーカと現在位置を示すマーカとによってそれぞれの配達先までの大まかな距離と方向、さらには配達すべき新聞紙の種類と部数を知り得る。詳細画面では、ユーザは、それぞれの配達先の読者の詳細な情報を知り得る。さらに、一覧画面では、ユーザは、配達先の情報を配達順に一覧できる。
【0131】
また、実施形態では、丁合機1による組み込み動作が完了した場合には、その旨の通知が端末2のユーザに対してなされる。これにより、ユーザは、丁合機1から離れた場所にいても組み込み動作の完了を知り得る。
【0132】
また、実施形態では、各ユーザの紙葉類の配達結果が詳細画面において確認され得る。このような確認のための画面は、配達の漏れ等の有無を確認したり、漏れ等の原因を分析したりするのに役立つ。
【0133】
[変形例]
以下、実施形態の変形例を説明する。実施形態では、配達順データは、サーバ3から端末2に送信されるとされている。これに対し、配達順データは、丁合機1から端末2に送信されてもよい。また、配達順データに代えて排出順データが丁合機1から端末2に送信され、端末2のプロセッサ201は、排出順データを配達順データに変換した上で前述した各種の画面の表示をしてもよい。また、サーバ3に記憶されている、読者データ、配達先画像、地図画像といったデータも丁合機1から端末2に送信されてもよい。
【0134】
また、実施形態において、メイン画面において表示される地図画像に現在の配達順における配達先までの経路及び所要時間といった情報も併せて表示されてもよい。経路の表示に加えて音声による案内等が行われてもよい。所要時間に加えて、「注意事項」によって配達時間の指定がされている場合には、指定された時間までの残り時間等が表示されてもよい。
【0135】
また、前述した実施形態では、配達ボタンが選択された場合にはそのまま配達順が切り替わるとされている。これに対し、例えば現在位置と現在の配達先の位置との距離が閾値以上である場合には、実際には配達が完了していないとして、ユーザに対して再度の確認が行われてもよい。再度の確認が行われた場合にはそのことが履歴として残るようにされてもよい。
【0136】
また、前述した実施形態では、配達順表示プログラムは、ウェブアプリケーションであるとされている。これに対し、配達順表示プログラムは、端末2にインストールされ、端末2において動作するプログラムであってもよい。
【0137】
また、前述した実施形態では、組み込み動作の対象となる紙葉類として新聞紙が挙げられている。組み込み動作の対象となる紙葉類は、新聞紙に限定されるものではない。例えば、組み込み動作の対象となる紙葉類は、比較的に薄いものであれば冊子、カタログ等であってもよい。
【0138】
また、前述した実施形態による各処理は、コンピュータであるプロセッサ201又は301に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、プロセッサ201は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
【0139】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0140】
1 丁合機、2 端末、3 サーバ、10 丁合機構、30 新聞紙供給機構、40 折り込み及び搬送機構、50 昇降機構、101 主制御回路、102,103,104,105 副制御回路、106 表示器、107 操作スイッチ類、108 通信モジュール、201 プロセッサ、202 メモリ、203 ストレージ、204 表示装置、205 入力装置、206 GPSモジュール、207 通信モジュール、301 プロセッサ、302 メモリ、303 ストレージ、304 表示装置、305 入力装置、306 通信モジュール。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示装置に表示し、さらに現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報と、現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報とを前記地図画像とともに前記表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラム。
【請求項2】
前記配達順を表示装置に表示することは、前記地図画像の上に現在の位置を示すマーカをさらに表示することを含む請求項1に記載の配達順表示プログラム。
【請求項3】
前記地図画像とともに詳細ボタンを表示することと、
前記詳細ボタンが選択されたときに、現在の配達順における配達先の詳細な情報を表示することと、
をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1又は2に記載の配達順表示プログラム。
【請求項4】
前記地図画像とともに一覧ボタンを表示することと、
前記一覧ボタンが選択されたときに、配達先の情報を配達順に一覧表示することと、
をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至3の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項5】
現在の配達順における配達先に対する注意事項を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至4の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項6】
前記複数の紙葉類は、丁合機によって配達順のデータに基づいて丁合され、
前記配達順を表示装置に表示することに用いられる配達順のデータと、前記丁合機による丁合に用いられる配達順のデータとは同一である
請求項1乃至5の何れか1項に記載の配達順表示プログラム。
【請求項7】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示装置に表示し、さらに現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報と、現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報とを前記地図画像とともに前記表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示装置に表示し、さらに現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報と、現在の配達順の配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報とを前記地図画像とともに前記表示装置に表示することと、
を行う制御部を具備する配達順表示装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記複数の紙葉類の配達結果を表示装置に表示することをさらに行う請求項8に記載の配達順表示装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
一態様の配達順表示プログラムは、複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、配達順のデータに基づき、複数の紙葉類の配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示装置に表示し、さらに現在の配達順の配達先に配達すべき紙葉類の部数の情報と、現在の配達順の配達先に配達すべき紙葉類の部数の情報とを地図画像とともに前記表示装置に表示することとをコンピュータに実行させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラム。
[2] それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の情報を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための[1]に記載の配達順表示プログラム。
[3] 前記紙葉類の情報は、それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の種類の情報と、それぞれの配達先に配達すべき前記紙葉類の部数の情報とを含む[2]に記載の配達順表示プログラム。
[4] 前記配達順を表示装置に表示することは、前記配達順を地図画像の上に配達先を示すマーカとともに表示することを含む[1]-[3]の何れか1に記載の配達順表示プログラム。
[5] 前記配達順を表示装置に表示することは、前記地図画像の上に現在の位置を示すマーカをさらに表示することを含む[4]に記載の配達順表示プログラム。
[6] 現在の配達順における配達先の詳細な情報を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための[1]-[5]の何れか1に記載の配達順表示プログラム。
[7] 前記配達順を表示装置に表示することは、配達先の情報を配達順に一覧表示することを含む[1]-[6]の何れか1に記載の配達順表示プログラム。
[8] 現在の配達順における配達先に対する注意事項を表示することをさらに前記コンピュータに実行させるための[1]-[7]の何れか1に記載の配達順表示プログラム。
[9] 前記複数の紙葉類は、丁合機によって配達順のデータに基づいて丁合され、
前記配達順を表示装置に表示することに用いられる配達順のデータと、前記丁合機による丁合に用いられる配達順のデータとは同一である[1]-[8]の何れか1に記載の配達順表示プログラム。
[10] 複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記複数の紙葉類の配達順を表示装置に表示することと、
をコンピュータに実行させるための配達順表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
[11] 複数の紙葉類の配達順のデータを取得することと、
前記配達順のデータに基づき、前記配達順を端末の表示装置に表示することと、
を行う制御部を具備する配達順表示装置。
[12] 前記制御部は、
前記複数の紙葉類の配達結果を表示装置に表示することをさらに行う[11]に記載の配達順表示装置。