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特開2023-115912ゴルフバッグのための脚の垂れ下がり防止システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023115912
(43)【公開日】2023-08-21
(54)【発明の名称】ゴルフバッグのための脚の垂れ下がり防止システム
(51)【国際特許分類】
   A63B 55/57 20150101AFI20230814BHJP
【FI】
A63B55/57
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023016903
(22)【出願日】2023-02-07
(31)【優先権主張番号】17/666,822
(32)【優先日】2022-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】516368128
【氏名又は名称】アクシネット・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】イアン・バージェス
(57)【要約】
【課題】脚が後退状態にあるとき、脚が垂れ下がらないようにするゴルフバッグのための改良された脚展開システムを提供すること。
【解決手段】一態様において、本技術はゴルフバッグに関し、ゴルフバッグは、バッグ本体と、バッグ本体に結合されるベースと、バッグ本体に結合される上部カフと、上部カフに結合される脚展開システムとを含む。脚展開システムは、上部カフの外側表面から離れて突き出る脚受け口と、受け口の中に挿入されるばねインサートであって、固定端および自由端を有する片持ち梁状のばねセグメントを含む、ばねインサートと、カムノーズを含む脚組立体であって、カムノーズは、脚組立体が後退状態にあるとき、片持ち梁状のばねセグメントに接触し、片持ち梁状のばねセグメントがカムノーズに力を加えて、脚組立体を後退状態に維持する、脚組立体とを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフバッグであって、
バッグ本体と、
前記バッグ本体に結合されるベースと、
前記バッグ本体に結合される上部カフと、
前記上部カフに結合される脚展開システムと
を備え、前記脚展開システムは、
前記上部カフの外側表面から離れて突き出る脚受け口と、
前記脚受け口の中に挿入されるばねインサートであって、固定端および自由端を有する片持ち梁状のばねセグメントを含む、ばねインサートと、
カムノーズを含む脚組立体であって、前記カムノーズは、前記脚組立体が後退状態にあるとき、前記片持ち梁状のばねセグメントに接触し、前記片持ち梁状のばねセグメントが前記カムノーズに力を加えて、前記脚組立体を前記後退状態に維持する、脚組立体と
を備える、ゴルフバッグ。
【請求項2】
前記片持ち梁状のばねセグメントは、前記固定端と前記自由端との間に窪み部分を含み、前記カムノーズは、前記脚組立体が前記後退状態にあるとき、前記窪み部分と接触した状態で配置される、請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項3】
前記カムノーズは、前記脚組立体が拡張状態にあるとき、前記窪み部分と接触する状態にはない、請求項2に記載のゴルフバッグ。
【請求項4】
前記脚展開システムは、前記脚受け口、前記ばねインサート、および前記脚組立体を通って延びるシャフトを有するピンをさらに含み、前記脚組立体は、前記シャフトの回りで回転するように構成される、請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項5】
前記脚組立体が、前記後退状態から拡張状態に移行する間に前記シャフト回りで回転することにより、前記カムノーズを、前記上部カフの前記外側表面の方向に回転させる、請求項4に記載のゴルフバッグ。
【請求項6】
前記後退状態にあるとき、前記カムノーズは、前記シャフトに対して、前記上部カフの前記外側表面から上方に、かつ離れて突き出る、請求項4に記載のゴルフバッグ。
【請求項7】
前記ばねインサートは、金属材料から作られ、また前記脚受け口は、成形されるプラスチック材料から作られる、請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項8】
前記脚受け口は、第1の深さを有する外側の側壁と、前記第1の深さとは異なる第2の深さを有する内側の側壁とを含む、請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項9】
前記脚受け口は、第1の深さを有する外側の側壁と、前記第1の深さと実質的に同じ第2の深さを有する内側の側壁とを含む、請求項1に記載のゴルフバッグ。
【請求項10】
ゴルフバッグであって、
バッグ本体と、
前記バッグ本体に結合されるベースと、
前記バッグ本体に結合される上部カフと、
前記上部カフに結合される脚展開システムと
を備え、前記脚展開システムは、
前記上部カフの外側表面から離れて突き出る受け口であって、少なくとも部分的に空洞部を画定する上部壁、外側の側壁、および内側の側壁を含む、受け口と、
前記空洞部の中に挿入されるばねインサートであって、固定端、自由端、および前記固定端と前記自由端の間に位置する窪み部分を有する片持ち梁状のばねセグメントを含む、ばねインサートと、
カムノーズを含む脚組立体であって、前記カムノーズは、前記脚組立体が後退状態にあるとき、前記窪み部分に接触し、前記片持ち梁状のばねセグメントが前記カムノーズに力を加えて、前記脚組立体を前記後退状態に維持する、脚組立体と
を備える、ゴルフバッグ。
【請求項11】
前記カムノーズは、前記脚組立体が拡張状態にあるとき、前記窪み部分と接触する状態にはない、請求項10に記載のゴルフバッグ。
【請求項12】
前記脚展開システムは、前記受け口、前記ばねインサート、および前記脚組立体を通って延びるシャフトを有するピンをさらに含み、前記脚組立体は、前記シャフトの回りで回転するように構成される、請求項10に記載のゴルフバッグ。
【請求項13】
前記後退状態から拡張状態に移動する、前記脚組立体の前記シャフト回りの回転により、前記カムノーズを、前記上部カフの前記外側表面の方向に回転させる、請求項12に記載のゴルフバッグ。
【請求項14】
前記後退状態にあるとき、前記カムノーズは、前記シャフトに対して、前記上部カフの前記外側表面から上方に、かつ離れて突き出る、請求項12に記載のゴルフバッグ。
【請求項15】
前記受け口は、第1の深さを有する外側の側壁、および前記第1の深さとは異なる第2の深さを有する内側の側壁を含む、請求項10に記載のゴルフバッグ。
【請求項16】
ゴルフバッグであって、
バッグ本体と、
前記バッグ本体に結合されるベースと、
前記バッグ本体に結合される上部カフと、
前記上部カフの外側表面から離れて突き出る脚受け口であって、少なくとも部分的に空洞部を画定する上部壁、外側の側壁、および内側の側壁を含み、前記上部壁は、少なくとも部分的に前記空洞部の中に突き出る片持ち梁状のばねセグメントを画定する、脚受け口と、
前記空洞部の中に挿入されるカムノーズを含む脚組立体であって、前記カムノーズは、前記脚組立体が後退状態にあるとき、前記片持ち梁状のばねセグメントに接触し、前記片持ち梁状のばねセグメントが前記カムノーズに力を加えて、前記脚組立体を前記後退状態に維持する、脚組立体と
を備える、ゴルフバッグ。
【請求項17】
前記片持ち梁状のばねセグメントは、固定端、自由端、および前記固定端と前記自由端の間に窪み部分を含む、請求項16に記載のゴルフバッグ。
【請求項18】
前記脚組立体が前記後退状態にあるとき、前記カムノーズは、前記窪み部分と接触する、請求項17に記載のゴルフバッグ。
【請求項19】
前記カムノーズは、前記脚組立体が拡張状態にあるとき、前記窪み部分との接触状態にはない、請求項18に記載のゴルフバッグ。
【請求項20】
前記カムノーズは、30~70度の間のカムノーズ角(θ)を有する、請求項16に記載のゴルフバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフバッグのための脚の垂れ下がり防止システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフのゲーム中に、ゴルファーは、自分のゴルフバッグを運ぶことができる。多くのゴルフバッグは、拡張可能な脚を含む。脚は、通常、ゴルファーがゴルフバッグを運ぶときには、後退位置または折畳み位置にある。ゴルファーがゴルフバッグを地面に置いたとき、脚は拡張されて、バッグの本体を地面に置く必要のない、バッグを地面に立てるためのベースを提供する。
【0003】
これらの、および他の全体的な考慮事項に関して、本明細書で開示される諸態様が行われる。さらに比較的、特定の問題が論議され得るが、その例は、本開示における背景、またはその他で識別された特定の問題の解決に限定されるべきではないことを理解されたい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の例は、脚が後退状態にあるとき、脚が垂れ下がらないようにするゴルフバッグのための改良された脚展開システムを述べる。一態様では、本技術はゴルフバッグに関し、ゴルフバッグは、バッグ本体と、バッグ本体に結合されるベースと、バッグ本体に結合される上部カフと、上部カフに結合される脚展開システムとを含む。脚展開システムは、上部カフの外側表面から離れて突き出る脚受け口と、受け口の中に挿入されるばねインサートであって、固定端および自由端を有する片持ち梁状のばねセグメントを含む、ばねインサートと、カムノーズを含む脚組立体であって、カムノーズは、脚組立体が後退状態にあるとき、片持ち梁状のばねセグメントに接触し、片持ち梁状のばねセグメントが、カムノーズに力を加えて、脚組立体を後退状態に維持する、脚組立体とを含む。
【0005】
例では、片持ち梁状のばねセグメントは、固定端と自由端の間に窪み部分を含み、またカムノーズは、脚組立体が後退状態にあるとき、窪み部分と接触した状態に位置する。別の例では、カムノーズは、脚組立体が拡張状態にあるとき、窪み部分と接触状態にはない。さらに別の例では、脚展開システムは、脚受け口、ばねインサート、および脚組立体を通って延びるシャフトを有するピンをさらに含み、脚組立体は、シャフト回りで回転するように構成される。他の例では、後退状態から拡張状態への移行中におけるシャフト回りの脚組立体の回転は、上部カフの外側表面の方向にカムノーズを回転させる。さらに別の例では、後退状態にあるとき、カムノーズは、シャフトに対して、上部カフの外側表面から上方に離れて突き出る。
【0006】
別の例では、ばねインサートは、金属材料から作られ、また脚受け口は、成形されたプラスチック材料から作られる。さらなる例では、脚受け口は、第1の深さを有する外側の側壁と、第1の深さとは異なる第2の深さを有する内側の側壁とを含む。さらに別の例では、脚受け口は、第1の深さを有する外側の側壁と、第1の深さと実質的に同じ第2の深さを有する内側の側壁とを含む。
【0007】
別の態様では、本技術は、ゴルフバッグに関し、ゴルフバッグは、バッグ本体と、バッグ本体に結合されるベースと、バッグ本体に結合される上部カフと、上部カフに結合される脚展開システムとを含む。脚展開システムは、上部カフの外側表面から離れて突き出ている受け口であって、少なくとも部分的に空洞部を画定する上部壁、外側の側壁、および内側の側壁を含む、受け口と、空洞部の中に挿入されるばねインサートであって、固定端、自由端、および固定端と自由端の間に位置する窪み部分を有する片持ち梁状のばねセグメントを含む、ばねインサートと、カムノーズを含む脚組立体であって、カムノーズは、脚組立体が後退状態にあるとき、窪み部分に接触し、また片持ち梁状のばねセグメントがカムノーズに力を加えて、脚組立体を後退状態に維持する、脚組立体とを含む。
【0008】
例では、カムノーズは、脚組立体が拡張状態にあるとき、窪み部分と接触状態にはない。別の例では、脚展開システムは、受け口、ばねインサート、および脚組立体を通って延びるシャフトを有するピンをさらに含み、脚組立体は、シャフト回りで回転するように構成される、さらに別の例では、後退状態から拡張状態へと移動するシャフト回りの脚組立体の回転は、カムノーズを、上部カフの外側表面の方向に回転させる。他の例では、後退状態にあるとき、カムノーズは、シャフトに対して、上部カフの外側表面から上方に離れるように突き出る。さらに別の例では、受け口は、第1の深さを有する外側の側壁と、第1の深さとは異なる第2の深さを有する内側の側壁とを含む。
【0009】
別の態様では、本技術は、ゴルフバッグに関し、ゴルフバッグは、バッグ本体と、バッグ本体に結合されるベースと、バッグ本体に結合される上部カフと、上部カフの外側表面から離れて突き出る脚受け口であって、少なくとも部分的に空洞部を画定する上部壁、外側の側壁、および内側の側壁を含み、上部壁は、少なくとも部分的に空洞部の中に突き出る片持ち梁状のばねセグメントを画定する、脚受け口と、空洞部の中に挿入されるカムノーズを含む脚組立体であって、カムノーズは、脚組立体が後退状態にあるとき、片持ち梁状のばねセグメントに接触し、片持ち梁状のばねセグメントがカムノーズに力を加えて、脚組立体を後退状態に維持する、脚組立体とを含む。
【0010】
例では、片持ち梁状のばねセグメントは、固定端、自由端、および固定端と自由端の間に窪み部分を含む。さらに別の例では、脚組立体が後退状態にあるとき、カムノーズは、窪み部分と接触する。さらに別の例では、カムノーズは、脚組立体が拡張状態にあるとき、窪み部分と接触状態にはない。他の例では、カムノーズは、30~70度のカムノーズ角度(θ)を有する。
【0011】
この概要は、詳細な説明において、以下でさらに述べられる諸概念のうちの選択したものを簡単化した形で導入するように提供されている。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。さらなる態様、特徴、および/または諸例の利点は、以下の記述において、一部が記載され、また一部は、本記述から明らかになるであろうし、または本開示を実施することにより学ぶことが可能である。
【0012】
非限定的な、また非網羅的な例について、添付図を参照して述べる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】拡張可能な脚を備える例示的なゴルフバッグを示す図である。
図2】例示的な脚展開システムの分解図である。
図3】後退状態にある図2の例示的な脚展開システムを示す図である。
図4】拡張状態にある図2の例示的な脚展開システムを示す図である。
図5図2の例示的な脚展開システムの例示的なばねインサートの上面図である。
図6図5の例示的なばねインサートの底面図である。
図7図5の例示的なばねインサートの側面図である。
図8】別の例示的な脚展開システムの分解図である。
図9図8の例示的な脚展開システムの例示的なばねインサートの上面図である。
図10図9の例示的なばねインサートの底面図である。
図11図9の例示的なばねインサートの側面図である。
図12】別の例示的な脚展開システムの分解図である。
図13】後退状態にある図12の例示的な脚展開システムを示す図である。
図14】拡張状態にある図12の例示的な脚展開システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
上述のように、キャリーゴルフバッグは、ゴルファーがゴルフバッグを地面に置いたときに広がる拡張可能な脚を含むことが多い。ゴルファーが次にバッグを持ち上げたとき、脚は、ゴルファーの歩行を妨げることのないように後退する。しかし、バッグが運ばれて、脚が畳まれた位置にあるとき、高い頻度で脚が垂れ下がる、あるいは安定しない傾向がある。脚のこの垂れ下がりは、ゴルフバッグの脚をバッグ本体から落下させて、ゴルフバッグを運んでいる間にゴルファーの歩行に干渉するおそれがある。
【0015】
本技術は、脚の垂れ下がり問題に対処し、かつゴルフバッグの脚が、ゴルフバッグの本体に対して確実に折り込まれるように保ち、したがって、ゴルフバッグが運ばれている間に、脚が、ゴルファーと干渉しないようにする。例えば、本技術は、脚が下方に垂れ下がらないように支援するばねを、脚展開機構、またはシステムにおいて使用する。一例では、オーバーカム(overcam)圧力タイプのシステムが使用される。ばねは、枢動点の上の脚組立体の上部に圧力をかけるために使用されて、脚を、畳まれた所定位置に保持するのを助ける力を提供する。ばねは、インサートまたはカートリッジの中に一体化される平坦な、または片持ち梁状のばねとすることができ、それは、ゴルフバッグの上部カフから突き出した受け口の中に挿入される。ばねインサートは、非対称に、または対称的に作ることができる。非対称の例では、左右の脚に対して異なるばねインサートが使用される。対照的に、対称的な例では、左右の脚に対して同じばねインサートを使用することができる。いくつかの例では、ばねは、受け口の上部の中に直接形成することができ、したがって、インサートまたはカートリッジは不要になる。
【0016】
図1は、拡張可能な脚108を備える例示的なゴルフバッグ100を示す。ゴルフバッグ100は、バッグ本体102を含み、それは、いくつかある中で特に、複数のポケット、ハンドル、および肩ストラップのためのクリップを含むことができる。上部カフ106が、ゴルフバッグ100の上部に位置する。上部カフ106は、成形することのできる実質的に剛性のある構成要素とすることができる。上部カフ106は、ゴルフバッグ100の上側周辺部を形成する。脚展開システム110は、以下でさらに論じられるように、上部カフ106上に、またはその一部として含まれる。ゴルフバッグ100の足またはベース104は、バッグ本体102の底部に位置する。ゴルフバッグ100が、地面に置かれたとき、ベース104は、図1で示されるように、脚108をその拡張された状態に展開させる作動機構をヒンジで動くようにし、活動化することができる。
【0017】
脚108が突き出ているゴルフバッグ100の部分は、ゴルフバッグ100の前側であると見なすことができ、一方、その反対側は、ゴルフバッグ100の後部側と見なすことができる。上部カフ106を備えるゴルフバッグ100の端部は、ゴルフバッグ100の上部と見なすことができ、またベース104を備えるゴルフバッグ100の端部は、ゴルフバッグ100の底部と見なすことができる。
【0018】
図2は、例示的な脚展開システム110Aの分解図を示す。脚展開システムは、脚受け口120と、ばねインサート140と、脚組立体160とを含む。
【0019】
脚受け口は、ゴルフバッグ100の上部カフ106の外側壁から突き出ている。脚受け口120は、上部カフ106の中心とは反対を向いている外側の側壁124と、上部カフ106の中心方向を向いている(例えば、脚108の間の点を向いている)内側の側壁126とを含む。脚受け口120はまた、上部壁122および前壁130を含む。前壁130は、脚組立体160の展開を可能にする開口部を備える部分的な壁とすることができる。脚受け口120は、外側の側壁124、内側の側壁126、上部壁122、および前壁130により画定される空洞部132を含む。脚受け口120は、脚受け口120が、プラスチックまたは同様の材料から作ることのできる単一の部品または構成要素として形成されるように、成形プロセスから形成することができる。
【0020】
外側の側壁124および内側の側壁126はそれぞれ、ピンまたはリベット112を受け入れる貫通孔128を含む。ピンまたはリベット112は、シャフトおよび頭部を有し、頭部は、頭部が貫通孔128を通過しないように、貫通孔128よりも大きな円周であるようにする。
【0021】
ばねインサート140は、脚受け口120の空洞部132の中に挿入されるような寸法であり、そのように構成される。ばねインサート140は、上部壁142と、上部カフ106の中心とは反対を向いている外側の側壁144と、上部カフ106の中心方向を向いている内側の側壁146とを含む。外側の側壁144および内側の側壁146はそれぞれ、リベット112を受け入れるような寸法であり、かつそのように構成された貫通孔148を含む。
【0022】
ばねインサート140が、空洞部132の中に挿入されると、外側の側壁144および内側の側壁146の外側表面は、それぞれ、外側の側壁124および内側の側壁126の内側面と接触することができる。加えて、孔148および孔128は、リベット112が、孔の両方の組を通過できるように位置合せされる。上部壁142の外側もしくは上面はまた、上部壁122の内側もしくは下面と接触することができる。
【0023】
ばねインサート140はまた、上部壁142の下で、上部壁142から後方に、上部カフ106の外側面に向けて延びる片持ち梁状の細長いばねセグメント150を含む。ばねセグメント150の細部および機能は、以下でさらに論じられる。
【0024】
脚組立体160は、脚108を受け入れるための開口部164を有するナックル161を含む。ナックル161の上側部分は、貫通孔166および突き出た部分162を含み、突き出た部分162は、バッグ100が後退状態にあり、バッグが、ベースを用いて地面に垂直位置に置かれたとき、貫通孔166から上方および前方に突き出る。突き出た部分162はまた、カムノーズ162と呼ぶこともできる。脚組立体160が、ばねインサート140に配置されたとき、貫通孔166は、孔148および孔128と位置合せされ、したがって、リベット112は、孔のすべてを通過し、脚組立体160およびばねインサート140を脚受け口120内に固定することができる。脚組立体160は、次いで、リベット112のシャフト回りで回転することができる。脚組立体160が、シャフト回りで回転すると、カムノーズ162は、以下でさらに論じられるように、カムノーズ162に圧力を加えるばねセグメント150の異なる部分に接触する。
【0025】
図3は、後退状態にある図2の例示的な脚展開システム110Aを示す。図3は、ばねインサート140が脚受け口120の空洞部132の中に挿入され、かつ脚組立体160が、各貫通孔を通って挿入されたリベット112を用いて、ばねインサート140の中に挿入された状態にある、その組み立てられた構成における例示的な脚展開システム110Aの横断面を示している。後退状態にあるとき、ばねセグメント150は、脚の垂れ下がりを阻止するために、脚組立体160を所定位置に保持するように、カムノーズ162に圧力を加える。
【0026】
上記で簡単に論じたように、ばねセグメント150は、ばねインサート140の上部壁142から延びて、上部カフ106の方向にカールして戻る片持ち梁状の、または平坦なばねである。上部壁142の下に位置するばねセグメント150の部分は、固定端152、自由端154、および固定端152と自由端154の間に窪み部分156を含む。固定端152は、ばねインサート140の前部近くにある。例えば、固定端152は、上部カフ106の外側表面から最も遠いばねセグメント150の端部とすることができる。固定端152は、ばねインサート140の上部壁142に固定され、また上部壁142の材料から形成され、上部壁142の下でカールして、ばねセグメント150を形成することができる。自由端154は、固定端152の反対側のばねセグメント150の端部である。例えば、自由端154は、上部カフ106の外側表面に最も近いばねセグメント150の端部である。窪み部分156は、カムノーズ162が後退状態にあるとき、カムノーズ162に対する凹部または窪みを提供するばねセグメント150における湾曲部とすることができる。
【0027】
窪み部分156と自由端154の間のばねセグメント150の部分は、上方向に傾斜させることができる(例えば、上部カフ106の上部に向けて)。このような部分は、ばねセグメント150の傾斜部分と呼ぶことができる。このような傾斜部分を含めることにより、カムノーズ162は、脚展開システム110Aが後退状態または拡張状態のいずれかにあるとき、ばねセグメント150の下側面に対してさらに容易に摺動することができる。傾斜部分はまた、自由端154が、カムノーズ162の表面に食い込まないようにし、脚展開システム110Aが拡張状態において動かなくならないように、かつ/またはカムノーズ162の表面を損傷させないようにする。例えば、ばねセグメント150は、固定端152が、後退状態または拡張状態において、カムノーズ162と直接接触しないように構成することができる。
【0028】
図3で示されるように、脚展開システム110Aが後退状態にあるとき、カムノーズ162は、ばねセグメント150の窪み部分156に位置する、または載置される。カムノーズ162が後退状態にあるとき、ばねセグメント150が少なくとも部分的に下方の力をカムノーズ162に加えるように、ばねセグメント150は曲げられる、または与圧がかけられる。その力は、脚組立体160の位置を維持するのを助けて、脚の垂れ下がりを阻止する。力の量は、ばねセグメント150およびばねインサート140が作られる材料と共に、片持ち梁状のばねセグメント150の曲げおよび与圧を調整することにより調節することができる。ばねインサート140(ばねセグメント150を含む)は、金属材料から作ることができる。ばねインサート140は、バッグが運ばれている間はカムノーズ162を定位置に保持するが、バッグが地面に置かれたとき、または脚108がその他の形で(例えば、足ベースの作動器ではなく、手を用いた作動器ハンドルからなど)作動されたとき、脚組立体160が展開し、リベット112の周りで回転できるように適切なばね力を提供するように構成される。
【0029】
上述のように、カムノーズ162は、バッグ100が後退状態にあり、かつバッグ100が、ベースが地面にある状態で垂直位置に置かれた場合、貫通孔166から上方かつ前方に延びる突起部である。カムノーズ162は、バッグ100が垂直位置に置かれたとき、カムローブ軸172と垂直軸174の間の鋭角として画定されるカムノーズ角(θ)により特徴付けることができる。カムローブ軸172は、孔166の中心を通り、孔166から最も遠くに位置するカムノーズ162の先端を通って延びる。いくつかの例では、カムノーズ角(θ)は、30~70度の間とすることができる。
【0030】
図4は、拡張状態にある図2の例示的な脚展開システム110Aを示す。脚108が、後退状態から拡張状態に移行したときなど、拡張状態へと展開されたとき、脚組立体160は、リベット112の回りで回転し、脚108はバッグ本体から外側に展開する。ピンまたはリベット112のシャフトは、脚組立体160がその回りで回転する軸とすることのできるシャフト軸を画定する。
【0031】
脚108が展開されたとき、カムノーズ162は、リベット112のシャフト軸回りで回転する。より具体的には、カムノーズ162は、バッグ本体に向けて、または上部カフ106の外側表面に向けて回転する。カムノーズ162は、ばねセグメント150の窪み部分156から出て、ばねセグメント150の傾斜部分の下の位置へと回転する。例えば、カムノーズ162は、窪み部分156と、上部カフ106の外側表面の間にある位置へと回転する。拡張状態では、ばねセグメント150はまた、脚108をその拡張状態に保持するのを助けるために力を加えることができる。しかし、脚展開システム110Aが後退状態に戻ることができるように、ゴルフバッグ100が持ち上げられた(かつ/または手動作動器が解放された/非活動化された)とき、力は克服される。例えば、脚展開システム110Aが後退状態へと移動するとき、カムノーズ162は、リベット112の回りで前方に回転する(例えば、上部カフ106の外側表面から離れて回転する)。
【0032】
図5は、図2の例示的な脚展開システムの例示的なばねインサート140の上面図を示す。図6は、図5の例示的なばねインサート140の底面図を示す。ばねインサート140は、ゴルフバッグ100の脚展開システム110Aの中に組み込まれたとき、概して、左から右方向に測定された幅(W)を有する。幅(W)は、外側の側壁144と、内側の側壁146の間で延びるばねインサート140の前縁158の幅とすることができる。
【0033】
ばねインサート140はまた、上部カフ106の外側表面から離れる方向に、かつ実質的に垂直方向に測定された深さ(DIOおよびDII)を有する。例えば、その深さは、上部カフ106の外側表面から外方向に突き出た量を表す。図5から図6で示された例示的なばねインサート140は、非対称である。すなわち、外側の側壁144および内側の側壁146は、異なる深さを有する。例えば、ばねインサート140の外側の側壁144の深さ(DIO)は、内側の側壁146の深さ(DII)よりも大きい/長い。このような深さはまた、最小深さおよび最大深さと呼ぶことができる。深さにおける差は、ばねインサート140が上部カフ106の外側表面の輪郭によく適合できるようにし、かつ/または対応する脚108に対して適正な、または望ましい展開角を提供できるようにする。後縁159はまた、上部カフの外側表面の輪郭に、または空洞部132を画定する脚受け口120の内側表面の輪郭に従う、または適合するように角度が付けられている。後縁159の近くの、外側の側壁144と内側の側壁146の間の上部壁142の一部もまた除かれる、または除去され得る。ばねインサート140は非対称であるため、左脚および右脚に対して異なるばねインサート140が使用される。
【0034】
ばねセグメント150はまた、幅(W)および深さ(D)を有する。ばねセグメント150の幅(W)は、ばねインサート140の幅(W)の少なくとも25%、40%、または50%とすることができる。より広いばねセグメント150を有することは、より強いばね力がカムノーズ162に加えられる結果となる。ばねセグメント150の深さ(D)は、ばねインサート140の最小深さの少なくとも50%とすることができる。いくつかの例では、ばねセグメント150の深さ(D)は、ばねインサート140の最大深さの少なくとも30%または40%とすることができる。より長いばねセグメント150を有することは、カムノーズ162が摺動でき、かつばねセグメント150の自由端154がカムノーズ162に食い込む、または接触しないようにもする良好な表面を提供することができる。
【0035】
図7は、図5から図6の例示的なばねインサート140の側面図を示す。側面図から分かるように、上部壁142は、後縁159から前縁158へと下方に傾斜している。固定端152、自由端154、および窪み部分156はまた、側面図からより明確に見ることができる。窪み部分156は、上部壁142の方向に、凹部または曲げを含む。窪み部分156は、したがって、脚展開システム110Aが後退状態にあるとき、カムノーズ162を少なくとも部分的に抱えることができる。
【0036】
図8は、別の例示的な脚展開システム110Bの分解図を示す。図8における例示的な脚展開システム110Bは、図8の例は、図2で示された非対称のばねインサート140ではなく、対称的なばねインサート141を含むこと以外は、図2で示された脚展開システム110Aと実質的に同様のものである。
【0037】
例えば、図8の脚展開システム110はまた、脚受け口120および脚組立体160を含む。脚受け口120は、同様に、上部カフ106の外側表面に結合される。脚受け口120は、対称的なばねインサート141を受け入れるための空洞部132を画定する上部壁122、外側の側壁124、内側の側壁126、および前壁130を含む。
【0038】
脚受け口120の寸法および構成は、図2における脚受け口120の寸法および構成と同じとすることができる。図2における非対称のばねインサート140は、脚受け口120の空洞部132の形状と実質的に一致することができる。したがって、非対称のばねインサート140は、脚受け口120の内側に、より確実な嵌合を提供することができる。しかし、図8の対称的なばねインサート141は、対称的なばねインサート141の後縁が、空洞部132の形状に一致しないため、脚受け口120の内側にわずかに確実性の劣る嵌合を提供する可能性がある。脚受け口120の内側に対称的なばねインサート141を固定するためにリベット112を使用することは、ゴルフバッグ100で使用するための十分な安定性を提供し、さらに脚の垂れ下がりを阻止するために、脚組立体160を後退状態に維持するのを助ける十分な力を提供する。
【0039】
対称的なばねインサート141は、非対称のばねインサート140よりも幾分劣る安定性を提供する可能性があるが、対称的なばねインサート141は、脚展開システム110の製作および組立において利益を提供する。例えば、異なる左右のばねインサート140を必要とする非対称のばねインサート140とは異なり、対称的なばねインサート141は、左右両方の脚展開システム110に対して使用することができる。
【0040】
図9は、図8の例示的な脚展開システムの例示的な対称的なばねインサート141の上面図を示す。図10は、図9の例示的な対称的なばねインサートの底面図を示す。ばねインサート141は、上記で論じたものと同様に測定できる幅(W)を有する。ばねインサート141はまた、上記で論じたものと同様に測定できる深さ(D)を有する。非対称のばねインサート140とは異なり、対称的なばねインサート141は、実質的に一貫した深さ(D)を有することができる。例えば、外側の側壁144および内側の側壁146は、実質的に同じ深さを有することができる。ばねセグメント150はまた、幅(W)および深さ(D)を有する。いくつかの例では、ばねセグメント150は、幅(W)よりも大きい深さ(D)を有する。ばねセグメント150の深さ(D)は、対称的なばねインサート141の少なくとも50%の深さ(D)とすることができる。
【0041】
図11は、図9の例示的な対称的なばねインサート141の側面図を示す。対称的なばねインサート141の側面図は、非対称のばねインサート140と実質的に同様のものとすることができる。例えば、対称的なばねインサート141は、固定端152、自由端154、および固定端152と自由端154の間に窪み部分156を有するばねセグメント150を含む。窪み部分156と自由端154の間に、傾斜部分がさらにあり得る。対称的なばねインサート141のばねセグメント150は、非対称のばねインサート140のばねセグメントと実質的に同様に機能することができる。
【0042】
図12は、別の例示的な脚展開システム110Cの分解図を示す。脚展開システム110Cでは、ばねインサート140がシステムから除かれている。それに代えて、脚組立体160を後退状態に保持するために使用されるばね機能が、脚受け口120の中に一体化されている。
【0043】
脚展開システム110Cにおいては、脚受け口120は、上部壁122、外側の側壁124、内側の側壁126、および前壁130を含む。上部壁122、外側の側壁124、内側の側壁126、および前壁130は、空洞部132を形成する。上部壁122は、上部壁122の残部から部分的に形成された細長い片持ち梁状のばねセグメント134を含む。例えば、片持ち梁状のばねセグメント134は、上部カフ106の外側表面の近くに位置する固定端を有する。片持ち梁状のばねセグメント134の残部は、上部壁122から分離される。
【0044】
脚組立体160は、上記で論じた脚組立体と同じものとすることができる。例えば、ナックル161は、貫通孔166を含む。脚組立体160が脚受け口120の空洞部132の中に挿入されるとき、孔166は、脚受け口120の貫通孔128と位置合せされる。したがって、ピンまたはリベット112のシャフトは、孔166および孔128を通って延びることができる。その結果、脚組立体160は、リベット112のシャフトの回りで回転することができる。
【0045】
図13は、後退状態にある図12の例示的な脚展開システム110Cを示す。図13は、脚組立体160が脚受け口120の空洞部132の中に挿入され、リベット112が各貫通孔を通して挿入された状態の、その組み立てられた構成にある例示的な脚展開システム110Cの横断面を示す。
【0046】
脚受け口120の片持ち梁状のばねセグメント134のさらなる詳細を、図13で見ることができる。例えば、片持ち梁状のばねセグメント134は、上部カフ106の外側表面から下方に、かつ離れて延びる。例えば、片持ち梁状のばねセグメント134は、空洞部132の中へと突き出ている。片持ち梁状のばねセグメント134は、固定端138、自由端136、および固定端138と自由端136の間に位置する窪み部分139を含む。固定端138は、自由端136よりも上部カフ106に近い。窪み部分139はまた、固定端138よりも自由端136の近くに位置することができる。
【0047】
脚展開システム110Cが後退状態にあるとき、カムノーズ162は、窪み部分139に接触する。片持ち梁状のばねセグメント134は、カムノーズ162に対して力を加えて、脚組立体160を後退状態に維持し、脚が垂れ下がらないように助ける。したがって、力を加えるために、片持ち梁状のばねセグメント134には与圧を加えることができ、したがって、カムノーズ162が窪み部分139に接触したとき、片持ち梁状のばねセグメント134が、カムノーズ162に圧力を加えるようにする。
【0048】
図14は、拡張状態にある図12の例示的な脚展開システム110Cを示す。脚108が展開され、脚展開システム110Cが拡張状態に移動するとき、脚組立体160は、ピン112のシャフトの回りで回転する。より具体的には、カムノーズ162は、上部カフ106の外側表面の方向に回転する。カムノーズ162が回転すると、カムノーズ162は、窪み部分139から離れる。例えば、拡張状態では、カムノーズ162は、窪み部分139と、上部カフ106の外側表面の間の位置へと移動する。
【0049】
本明細書で述べられる実施形態は、本明細書で開示されるシステムおよび方法を実施し、かつ行うために、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを用いて使用することができる。特定の機能を実施するものとして、特定のデバイスが本開示の全体を通して記載されてきたが、当業者であれば、これらのデバイスは、例示目的で提供されたものであり、本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示された機能を実施するために、他のデバイスを使用できることが理解されよう。加えて、本開示のいくつかの態様が、本開示の諸態様によるシステムおよび方法のブロック図、および/または動作説明を参照して上記で述べられている。ブロックに記された機能、動作、および/または行為は、いずれかの各流れ図において示された順序とは異なって行うことができる。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には、含まれる機能性および実装形態に応じて、実質的に同時に、または逆の順序で実行する、または実施することができる。
【0050】
本開示は、可能な実施形態のいくつかだけが示されている添付図面を参照して、本技術のいくつかの実施形態を述べている。しかし、他の態様も、多くの異なる形態で実施することが可能であり、本明細書に記載された実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。そうではなくて、これらの実施形態は、本開示が、十分かつ完全なものであって、可能な実施形態の範囲が当業者に十分に伝えられるように提供される。さらに本明細書で、また特許請求の範囲で使用される場合、「要素A、要素B、または要素Cのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、要素A、要素B、要素C、要素AおよびB、要素AおよびC、要素BおよびC、ならびに要素A、B、およびCのいずれかを伝えることが意図される。さらに当業者であれば、本明細書で利用される測定技法を考慮して、「約」、または「実質的に」などの用語が伝える程度を理解されよう。このような用語が、当業者によって明確に定義されない、または理解され得ない場合においては、「約」という用語は、プラスマイナス10パーセントを意味するものとする。
【0051】
特定の実施形態が本明細書で述べられているが、本技術の範囲は、これらの特定の実施形態に限定されない。さらに、様々な例および実施形態が、別々に述べられているかもしれないが、このような実施形態および例は、本明細書で述べられた技術の実施において、互いに組み合わせることができる。当業者であれば、本技術の範囲および趣旨に含まれる他の実施形態または改良を認識されよう。したがって、特定の構造、行為、または媒体は、例示的な実施形態として開示されるに過ぎない。本技術の範囲は、添付の特許請求の範囲、およびその任意の均等な形態により定義される。
【符号の説明】
【0052】
100 ゴルフバッグ
102 バッグ本体
104 ベース
106 上部カフ
108 脚
110 脚展開システム
110A 脚展開システム
110B 脚展開システム
110C 脚展開システム
112 ピンまたはリベット
120 脚受け口
122 上部壁
124 外側の側壁
126 内側の側壁
128 貫通孔
130 前壁
132 空洞部
134 片持ち梁状のばねセグメント
136 自由端
138 固定端
139 窪み部分
140 非対称のばねインサート
141 対称的なばねインサート
142 上部壁
144 外側の側壁
146 内側の側壁
148 貫通孔
150 ばねセグメント
152 固定端
154 自由端
156 窪み部分
158 前縁
159 後縁
160 脚組立体
161 ナックル
162 カムノーズ、突き出た部分
164 開口部
166 貫通孔
172 カムローブ軸
174 垂直軸
深さ
II 深さ
IO 深さ
深さ


θ カムノーズ角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【外国語明細書】