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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023117112
(43)【公開日】2023-08-23
(54)【発明の名称】光源ユニット
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/02 20060101AFI20230816BHJP
   F21K 9/278 20160101ALI20230816BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20230816BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20230816BHJP
   H05B 47/13 20200101ALI20230816BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230816BHJP
【FI】
F21S8/02 430
F21K9/278
F21V23/00 115
F21V23/04
H05B47/13
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022019638
(22)【出願日】2022-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】波部 亮斗
【テーマコード(参考)】
3K014
3K273
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K273PA09
3K273QA29
3K273QA37
3K273RA12
3K273SA02
3K273SA37
3K273SA46
3K273SA57
3K273TA15
3K273TA17
3K273TA40
3K273TA41
3K273TA49
3K273TA55
3K273TA69
3K273UA19
3K273UA22
3K273UA27
(57)【要約】      (修正有)
【課題】検知部の状態を容易に確認できる光源ユニットを提供する。
【解決手段】光源ユニット100は、光源部110と、筐体10と、突出部20と、一対の給電端子部30と、検知部140と、切換部と、報知部150とを備える。光源部110は、光を出射する。筐体10は、光源部110を収容する。突出部20は、筐体10から突出する。一対の給電端子部30は、筐体10から突出し、突出部20を介して対向する。検知部140は、検知対象を検知する。切換部は、検知対象を検知可能なON状態と検知対象を検知しないOFF状態とに検知部140の状態を切り換える。報知部150は、検知部140の状態を報知する。報知部150は、筐体に取り付けられる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を出射する光源部と、
前記光源部を収容する筐体と、
前記筐体から突出する突出部と、
前記筐体から突出し、前記突出部を介して対向する一対の給電端子部と、
検知対象を検知する検知部と、
前記検知対象を検知可能なON状態と前記検知対象を検知しないOFF状態とに前記検知部の状態を切り換える切換部と、
前記検知部の状態を報知する報知部と
を備え、
前記報知部は、前記筐体に配置される、光源ユニット。
【請求項2】
前記報知部は、前記光源部の位置と異なる位置に取り付けられる、請求項1に記載の光源ユニット。
【請求項3】
前記報知部は、前記筐体に収容される、請求項1または請求項2に記載の光源ユニット。
【請求項4】
前記報知部は、前記筐体の外側に位置する、請求項1または請求項2に記載の光源ユニット。
【請求項5】
前記筐体は、
前記突出部と前記給電端子部とが位置する天板部と、
前記光を透過する透過部と、
前記天板部と前記透過部との間に位置する側板部と
を含み、
前記報知部は、前記天板部と前記透過部と前記側板部とのうちのいずれかに位置する、請求項3または請求項4に記載の光源ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の照明装置は、照明負荷と、人体検知手段と、制御部と、状態表示手段とを備える。照明負荷は、点灯する。人体検知手段は、人体の存在を検知する。制御部は、照明負荷を点灯制御する。状態表示手段は、負荷状態を報知する。状態表示手段は、照明装置本体と別のスイッチ部分に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-173882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置では、照明ユニットを見ただけでは人体検知手段のような検知部の状態を知ることできない。つまり、スイッチ部分まで検知部がON状態かOFF状態かを確認しに行く手間が発生していた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、検知部の状態を容易に確認できる光源ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に開示する照明ユニットは、光源部と、筐体と、突出部と、一対の給電端子部と、検知部と、切換部と、報知部とを備える。前記光源部は、光を出射する。前記筐体は、前記光源部を収容する。前記突出部は、前記筐体から突出する。前記一対の給電端子部は、前記筐体から突出し、前記突出部を介して対向する。前記検知部は、検知対象を検知する。前記切換部は、前記検知対象を検知可能なON状態と前記検知対象を検知しないOFF状態とに前記検知部の状態を切り換える。前記報知部は、前記検知部の状態を報知する。前記報知部は、前記筐体に取り付けられる。
【0007】
本願に開示する照明装置の前記報知部は、前記光源部の位置と異なる位置に取り付けられることが好ましい。
【0008】
本願に開示する照明装置の前記報知部は、前記筐体に収容されることが好ましい。
【0009】
本願に開示する照明装置の前記報知部は、前記筐体の外側に位置することが好ましい。
【0010】
本願に開示する照明装置の前記筐体は、天板部と、透過部と、側板部とを含む。前記天板部は、前記突出部と前記給電端子部とが位置ことが好ましい。前記透過部は、前記光を透過ことが好ましい。前記側板部は、前記天板部と前記透過部との間に位置ことが好ましい。前記報知部は、前記天板部と前記透過部と前記側板部とのうちのいずれかに位置ことが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の光源ユニットによれば、検知部の状態を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態1に係る照明装置を示す斜視図である。
図2】実施形態1に係る照明装置を示す別の斜視図である。
図3】実施形態1に係る照明装置のソケットを示す斜視図である。
図4】実施形態1に係る照明装置を示す断面図である。
図5】実施形態1に係る照明装置の光源ユニットを示すブロック図である。
図6】実施形態1の照明装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図7】実施形態1の変形例1に係る照明装置の断面を示す図である。
図8】実施形態1の変形例2に係る照明装置の断面を示す図である。
図9】実施形態2に係る照明装置の断面を示す図である。
図10】実施形態2の変形例1に係る照明装置の断面を示す図である。
図11】実施形態3に係る照明装置の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図面には、理解を容易にするために、適宜三次元直交座標系のX軸、Y軸、及び、Z軸を記載する。一例として、X軸及びY軸は水平面に略平行であり、Z軸は鉛直方向に略平行である。
【0014】
[実施形態1]
図1図4を参照して、本発明の実施形態1に係る照明装置1を説明する。図1は、照明装置1を示す斜視図である。図2は、照明装置1を示す別の斜視図である。図1に示すように、照明装置1は光を出射する。照明装置1は、建造物の照明取付部に取り付けられる。照明取付部は、例えば、天井または壁である。
【0015】
具体的には、照明装置1は光源ユニット100を含む。光源ユニット100は光を出射する。光源ユニット100は、筐体10を含む。
【0016】
筐体10は、例えば、略有蓋円筒形状を有する。筐体10は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性樹脂材料によって構成される。筐体10のうちの一部は、例えば、光を透過しない。図1図2とに示すように、筐体10は、透過部11と、側板部12と、天板部13とを含む。
【0017】
透過部11は、側板部12の第1方向D1の端部に配置される。第1方向D1は、天井等の照明取付部に対して略垂直な方向を示す。例えば、第1方向D1は鉛直方向に略平行である。透過部11は、例えば、略円板形状を有する。透過部11は、例えば、アクリル(PMMA)またはポリカーボネート(PC)等の樹脂材料を用いて構成されている。透過部11は光を透過する。透過部11は、光拡散性のない透明構造としてもよいし、光拡散性を持たせた拡散構造としてもよい。例えば、透過部11の内面にシリカまたは炭酸カルシウム等の光拡散材を含有する樹脂または白色顔料等を塗布することによって乳白色の光拡散膜を形成したり、透過部11に微小凹凸を形成したりすることによって、光拡散機能を有する透過部11を構成できる。
【0018】
図1では、説明の便宜上、中心線AXを図示している。中心線AXは、光源ユニット100(筐体10)の中心を通る仮想線である。中心線AXは、透過部11に略直交する。以下、中心線AXに対して直交する方向を「径方向RD」と記載する。「径方向RD」は、中心線AXに直交する方向である限りにおいては、任意の方向であってよく、特に限定されない。また、中心線AXを中心とする円弧に沿う方向を「周方向CD」と記載する。第1方向D1は、例えば、中心線AXに略平行である。
【0019】
天板部13は、側板部12の第2方向D2の端部に配置される。第2方向D2は、第1方向D1の反対方向を示す。第2方向D2は、例えば、鉛直方向に略平行である。第2方向D2は、例えば、中心線AXに略平行である。天板部13は、例えば、略円環形状または略円板形状を有する。側板部12は、略円筒形状を有する。側板部12の第1方向D1の端部には、透過部11が配置される。換言すると、側板部12は、天板部13と透過部11との間に位置する。
【0020】
また、図2に示すように、光源ユニット100は、突出部20と、一対の給電端子部30とを更に含む。
【0021】
突出部20は、筐体10から突出する。具体的には、突出部20は、天板部13から第2方向D2に突出する。突出部20は、例えば、略有蓋円筒形状または略円筒形状を有する。突出部20の素材は、例えば、筐体10の素材と同様である。突出部20は、一対の第1係合部21を有する。図2では、一対の第1係合部21のうちの1つの第1係合部21が示される。一対の第1係合部21は、互いに径方向RDに対向する。第1係合部21は、突出部20の周面から径方向RD内側に窪んでいる凹部である。第1係合部21は、例えば、略L字形状を有する。第1係合部21は、給電端子部30に対して周方向CDにずれた位置に配置される。
【0022】
一対の給電端子部30は、光源ユニット100に給電するための導電性部材である。一対の給電端子部30は、筐体10に配置される。具体的には、一対の給電端子部30の各々は、天板部13から第2方向D2に突出している。一対の給電端子部30は、突出部20を介して互いに対向する。具体的には、一対の給電端子部30は、突出部20を介して、互いに径方向RDに対向する。給電端子部30は、断面視において、略T字形状を有する。給電端子部30は、金属製であり、導電性を有する。
【0023】
具体的には、一対の給電端子部30の各々は、第1円柱部30aと、第2円柱部30bとを有する。第1円柱部30aは、第1方向D1に沿って延びる。第1円柱部30aは、略円柱形状を有する。第1円柱部30aは、天板部13から第2方向D2に突出する。第2円柱部30bは、第1円柱部30aの第2方向D2の端部から、径方向RDに略平行な方向に張り出している。第2円柱部30bは、略円柱形状を有する。
【0024】
突出部20と天板部13と一対の給電端子部30とは、光源ユニット100の口金部40を構成する。口金部40は、例えば、GX53形またはGH76p形である。
【0025】
次に、図2図4を参照して、照明装置1を更に詳しく説明する。図3は、ソケット50を示す斜視図である。図4は、本発明の実施形態1に係る照明装置1を示す断面図である。
【0026】
図4に示すように、照明装置1は、ソケット50と、ケース70と、複数の取付部材71とを更に備える。ケース70の内部には、ソケット50が取り付けられる。ケース70は、略有蓋円筒形状を有する。ケース70の外周面には、複数の取付部材71が固定される。取付部材71は、例えば、板バネである。そして、ケース70が、複数の取付部材71の弾性力によって、照明取付部に取り付けられる。
【0027】
図2図4に示すように、ソケット50には、光源ユニット100が装着される。具体的には、ソケット50には、光源ユニット100の一対の給電端子部30が接続される。
【0028】
図3に示すように、ソケット50は、ソケット本体51と、挿通孔52と、一対の接続孔53と、一対の第2係合部54と、一対の端子(不図示)とを有する。一対の端子は、それぞれ、一対の接続孔53に対応して配置される。
【0029】
ソケット本体51は略円環形状を有する。ソケット本体51は、例えば、PBT等の絶縁性樹脂材料によって構成される。挿通孔52は、中心線AXに沿ってソケット本体51を貫通する。挿通孔52には、光源ユニット100の突出部20が挿通される。
【0030】
ソケット本体51は底板55を有する。底板55は、ソケット本体51の第1方向D1側に位置する。一対の接続孔53は、底板55に設けられる。一対の接続孔53は、互いに径方向RDに対向する。一対の接続孔53は、中心線AXに対して回転対称である。各接続孔53の内側に、接続孔53に差し込まれた給電端子部30が電気的に接続される端子が配置される。
【0031】
具体的には、各接続孔53は、長孔56と、円孔57とを有する。長孔56は、周方向CDに沿って延びており、略円弧状である。円孔57は、長孔56の周方向CDの一方端に位置する。円孔57には、給電端子部30の第2円柱部30bが挿通可能である。
【0032】
また、一対の第2係合部54は、ソケット本体51の内周面に設けられる。各第2係合部54は、径方向RD内側に突出している。一対の第2係合部54は、互いに径方向RDに対向する。第2係合部54は、接続孔53に対して周方向CDにずれた位置に配置される。
【0033】
引き続き、図2図4を参照して、ソケット50への光源ユニット100の装着方法を説明する。まず、光源ユニット100の給電端子部30が、ソケット50の円孔57に差し込まれる。そして、光源ユニット100が周方向CDに回転される。この場合、光源ユニット100の給電端子部30がソケット50の長孔56に沿って回転移動されるとともに、光源ユニット100の第1係合部21がソケット50の第2係合部54に係合する。その結果、給電端子部30がソケット50の端子に接続されるとともに、光源ユニット100がソケット50の第2係合部54によって支持される。つまり、光源ユニット100がソケット50に装着される。
【0034】
光源ユニット100がソケット50に装着された状態で、ソケット50の端子及び光源ユニット100の給電端子部30を通じて、光源ユニット100に電力が供給される。
【0035】
次に、図4図5とを参照して、光源ユニット100の電気的構成を説明する。図5は、光源ユニット100を示すブロック図である。図5に示すように、光源ユニット100は外部スイッチSを介して外部の交流電源Aに接続している。光源ユニット100は交流電源Aに基づいて点灯する。
【0036】
外部スイッチSは、例えば壁スイッチである。外部スイッチSを切り換えることによって光源ユニット100の点灯及び消灯を切り換えることができる。具体的には、外部スイッチSがオンになると、交流電源Aからの電力が光源ユニット100に供給され、光源ユニット100は点灯する。この場合、詳細には、交流電源Aからの電力が、一対の給電端子部30(図2)を介して光源ユニット100に供給される。また、外部スイッチSがオフになると、交流電源Aから光源ユニット100に供給される電力が遮断され、光源ユニット100は消灯する。
【0037】
詳細には、光源ユニット100は、光源部110と、基板130と、検知部140と、報知部150と、制御部120と、整流平滑回路121と、定電流回路122とを備える。
【0038】
光源部110は光を出射する。光源部110は、筐体10の内部に位置する。つまり、筐体10は、光源部110を収容する。光源部110は、発光する発光素子を含む。発光素子は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。この場合、例えば、光源部110は、SMD(surface mount device)素子またはCOB(chip on board)素子である。
【0039】
また、光源ユニット100は、光源部110を複数有してもよい。複数の光源部110の光色は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。また、複数の光源部110の輝度は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。各光源部110の輝度は、可変であってもよい。また、光源部110が出射する光は、例えば、可視光である。
【0040】
図4に示すように、基板130は、例えば、略円板形状を有する。また、基板130には、光源部110が配置される。具体的には、基板130の実装面に、光源部110が配置される。実装面は、基板130の一対の主面のうちの第1方向D1側の主面を示す。
【0041】
検知部140は、検知対象を検知する。検知対象は、例えば、人である。検知部140は、例えば、人感センサである。人感センサは、検知領域内に人等の検知対象が存在するか否かを検知する。具体的には、人感センサは、焦電素子を含むパッシブ型の赤外線センサである。つまり、人感センサは、検知対象から放射される赤外線を検知することにより、検知対象を検知する。本実施形態では、検知部140は、透過部11に取り付けられているが、検知部140は基板130に取り付けられていてもよい。
【0042】
報知部150は、検知部140の状態を報知する。報知部150は、例えば、発光素子である。発光素子は、例えば、LEDである。つまり、報知部150は、光を出射する。具体的には、報知部150は、可視光を出射する。また、報知部150は、光源部110と異なる色の光を出射する。例えば、報知部150の光色は、赤色または緑色である。
【0043】
整流平滑回路121は、交流電源Aから供給された交流電圧を直流電圧へと変換する。
【0044】
定電流回路122は、並列接続された光源部110に接続されている。定電流回路122は、整流平滑回路121が出力する直流電圧に基づいて、光源部110に一定の電流を供給する。
【0045】
制御部120は、例えば、マイクロコンピュータと、記憶装置とを含んでもよい。マイクロコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサを有してもよい。あるいは、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような集積回路を有してもよい。記憶装置は、例えば、半導体メモリを有してもよい。記憶装置は、半導体メモリとして、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有してもよい。あるいは、記憶装置は、半導体メモリとして、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を有してもよい。記憶装置は、照明装置1の各構成を制御する制御プログラムを記憶する。制御部120は、光源部110と、検知部140と、報知部150とを制御する。
【0046】
また、制御部120は、第1切換部123と、第2切換部124と、報知制御部125とを含む。制御部120のマイクロコンピュータは、記憶装置に記憶された制御プログラムを実行することで、第1切換部123、第2切換部124、及び、報知制御部125として機能する。
【0047】
第1切換部123は、外部スイッチSの操作を検出し、光源部110の点灯及び消灯を切り換えることが可能である。
【0048】
また、第1切換部123は、検知部140の検知結果に応じて、光源部110の点灯及び消灯を切り換えることが可能である。例えば、光源部110が可視光を出射する場合、検知部140は、検知対象の人を検知したことに応じて、照明装置1を消灯状態から点灯状態に遷移させる信号を生成する。その結果、第1切換部123は、検知部140が人を検知すると、光源部110を発光させる。更に、検知部140は、人を検知しなくなると、照明装置1を点灯状態から消灯状態に遷移させる信号を生成する。その結果、第1切換部123は、検知部140が人を検知しなくなると、光源部110による発光を停止させる。
【0049】
第2切換部124は、検知部140の状態を切り換える。第2切換部124は、「切換部」の一例に相当する。具体的には、第2切換部124は、検知部140の状態をON状態とOFF状態とで切り換える。ON状態は、検知対象を検知可能な状態を示す。ON状態は、いわゆるセンサーモードである。OFF状態は、検知対象を検知しない状態を示す。
【0050】
本実施形態の第2切換部124は、外部スイッチSの操作を検出し、検知部140の状態をON状態とOFF状態とで切り換える。第2切換部124は、外部スイッチSに対するプルレス操作を検知すると、検知部140の状態をON状態とOFF状態とで切り換える。プルレス操作は、外部スイッチSがオンからオフに切り換えられ、その後、所定時間範囲内にオフからオンに切り換えられる操作を示す。所定時間は、例えば、1.5秒以下である。
【0051】
例えば、第2切換部124は、検知部140がOFF状態のときに外部スイッチSに対するプルレス操作を検知すると、検知部140の状態をOFF状態からON状態に切り換える。よって、第1切換部123は、検知部140が人を検知すると、光源部110を発光させる。
【0052】
また、第2切換部124は、検知部140がON状態のときに外部スイッチSに対するプルレス操作を検知すると、検知部140の状態をON状態からOFF状態に切り換える。よって、第1切換部123は、外部スイッチSの操作を検出すると、光源部110を発光させる。
【0053】
また、本実施形態の報知部150は、筐体10に取り付けられる。つまり、報知部150は光源ユニット100が取り付けられた位置から報知を実行する。したがって、検知部140の状態を知るために、報知部150の場所を探す手間を低減できる。この結果、検知部140の状態の確認が容易となる。
【0054】
例えば、天井RFにソケット50が位置する場合、光源ユニット100は天井RFに位置し、報知部150は天井RFから報知を実行する。つまり、天井RFに位置する光源ユニット100を見れば、報知部150の報知を使用者は確認できる。よって、検知部140の状態を容易に確認できる。
【0055】
本実施形態では、使用者が検知部140の状態を容易に把握できるため、検知部140の状態の切り換えに関する使用者から問い合わせを減少させることができる。また、光源ユニット100を取り付ける作業者が使用者に検知部140がON状態かOFF状態かを説明する際に、説明の手間を抑制できる。
【0056】
報知制御部125は、報知部150を制御する。具体的には、報知制御部125は、報知部150が検知部140の状態を報知するように、報知部150を制御する。したがって、検知部140がON状態なのかOFF状態なのかを使用者に報知できる。この結果、検知部140が検知対象を検知した場合、照明装置1が消灯状態から点灯状態に遷移されること、または、点灯状態から消灯状態に遷移されることを使用者に気づかせることが可能となる。
【0057】
例えば、検知部140がON状態である場合、報知制御部125は報知部150が光を出射するように、報知部150を制御する。報知部150が出射した光は、少なくとも一部が透過部11で拡散して出射する。したがって、報知部150から出射した光を見た使用者は、検知部140が人を検知した場合、光源部110が光を出射することを使用者は知ることができる。この結果、光を出射する光源部110が消灯状態から点灯状態に遷移されることを使用者に気づかせることが可能となる。
【0058】
また、検知部140がON状態となっていることに気づかずに、検知部140を再びON状態とするプルレス操作を使用者が行うことを抑制できる。具体的には、検知部140がON状態となっていることに気づかず、ON状態の検知部140をOFF状態とすることを抑制できる。更に、検知部140がOFF状態となったことに気づいて、使用者が検知部140をON状態とすることを抑制できる。つまり、検知部140がON状態になっていないと使用者が誤認することと、誤認によって複数回のプルレス操作を使用者が実行することを抑制できる。
【0059】
また、例えば、検知部140がON状態である場合、報知制御部125は報知部150が光を出射するように、報知部150を制御してもよい。なお、検知部140がOFF状態である場合、報知制御部125は報知部150が光を出射しないように、報知部150を制御する。したがって、報知部150が光を出射していれば検知部140がON状態であることを使用者は知ることができる。また、報知部150が光を出射していなければ検知部140がOFF状態であることを使用者は知ることができる。この結果、検知部140の状態を使用者は容易に把握することができる。
【0060】
図4に示すように、本実施形態の報知部150は、光源部110の位置と異なる位置に取り付けられる。したがって、光源部110が出射する光を遮らない位置に報知部150を配置できる。この結果、報知部150を配置しても光源部110から光を十分に出射できる。
【0061】
また、本実施形態の報知部150は、筐体10に収容される。したがって、光源ユニット100をソケット50に取り付けたときに、報知部150が目立つことを抑制できる。この結果、報知部150が目立つことで使用者が感じる違和感を低減できる。
【0062】
また、筐体10に収容された報知部150は、天板部13と透過部11と側板部12とのうちのいずれかに位置する。したがって、筐体10の内部において、使用者に報知することが容易な位置に報知部150を取り付けることができる。この結果、検知部140がON状態であることを容易に報知できる。
【0063】
本実施形態では、報知部150は透過部11に位置する。したがって、報知部150が出射した光は透過部11を通過できる。この結果、報知部150は検知部140がON状態であることを使用者に容易に報知できる。
【0064】
なお、本実施形態では、透過部11は報知部150と対向する。具体的には、透過部11は、第1領域11Aと、第2領域11Bと、第3領域11Cとを有する。第1領域11Aは、透過部11のうち報知部150と対向する領域である。第2領域11Bは、報知部150と対向しない領域である。具体的には、第2領域11Bは、光源部110と対向する領域である。第3領域11Cは、検知部140と対向する領域である。
【0065】
また、透過部11は、所定の透過率を有する。透過部11の透過率は、透過部11の着色濃度、透過部11に含有させる拡散剤の量、または透過部11の厚さを調整することで、透過率を任意の値にできる。本実施形態では、透過部11の厚さが調整される。透過部11の厚さを調整する場合、透過部11を成型する金型を調整する。よって、透過率を調整した透過部11を容易に生産できる。
【0066】
第1領域11Aと第2領域11Bと第3領域11Cとは、それぞれ、所定の透過率を有する。具体的には、第1領域11Aの光の透過率は、第2領域11Bの透過率よりも大きい。よって、光源部110と報知部150とのそれぞれが光を出射しても、それぞれの光を使用者が認識することができる。よって、光源部110が光を出射する際にも、検知部140がON状態であることを使用者は容易に認識できる。
【0067】
また、第3領域11Cの光の透過率は、第2領域11Bの透過率よりも大きい。よって、検知部140は検知対象を容易に検知できる。なお、第3領域11Cと第1領域11Aとは同じ透過率であってもよい。また、第1領域11Aに報知部150と検知部140とが配置されてもよい。
【0068】
次に、図5図6とを参照して、本実施形態の照明装置1が実行する処理を説明する。図6は、本実施形態の照明装置1の制御部120が実行する処理を示すフローチャートである。照明装置1の制御部120が実行する処理は、ステップS11~ステップS19を含む。なお、図6の説明では、検知部140の状態はOFF状態からスタートするものとする。
【0069】
ステップS11において、第2切換部124は、外部スイッチSに対するプルレス操作を検知する。処理はステップS13に進む。
【0070】
ステップS13において、第2切換部124は、検知部140の状態をOFF状態からON状態に切り換える。処理はステップS15に進む。
【0071】
ステップS15において、報知制御部125は、検知部140がON状態か否かを判定する。検知部140がON状態の場合(ステップS15でYes)、処理はステップS17に進む。検知部140がOFF状態の場合(ステップS15でNo)、処理はステップS19に進む。
【0072】
ステップS15でYesの場合、ステップS17において、報知制御部125は、検知部140がON状態であることを報知部150が報知するように、報知部150を制御する。例えば、検知部140がON状態である場合、報知制御部125は報知部150が緑色の光を出射するように、報知部150を制御する。処理は終了する。
【0073】
ステップS15でNoの場合、ステップS19において、報知制御部125は、報知部150が報知を実行しないように、報知部150を制御する。
【0074】
(変形例1)
次に図1図3図5図7とを参照して、実施形態1の変形例1に係る照明装置1を説明する。変形例1の照明装置1は、実施形態1の照明装置1と報知部150の取り付け位置が異なる。以下、変形例1では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0075】
図7は、実施形態1の変形例1に係る照明装置1の断面を示す図である。図7に示すように、実施形態1の変形例1では、光源ユニット100の筐体10に収容された報知部150は側板部12に位置する。側板部12に報知部150を取り付けることで、光源部110と検知部140とを取り付けるスペースを広くできる。したがって、光源部110と検知部140との取付位置を決定する際の設計の自由度が向上する。この結果、報知部150を筐体10に取り付けつつ、光源部110と検知部140とを容易に筐体10に収容できる。
【0076】
また、光源部110の光の出射方向と報知部150の光の出射方向とを異ならせることができる。光の出射方向を異ならせることで、報知部150の光を目立たせることができる。また、光源部110から出射される光を設計者が望む光の広がりとすることができる。
【0077】
なお、側板部12に取り付けられた報知部150から出射された光は、透過部11を通過する。よって、報知部150から出射された光によって、使用者は検知部140がON状態であることを知ることができる。
【0078】
(変形例2)
次に図1図3図5図6図8とを参照して、実施形態1の変形例2に係る照明装置1を説明する。変形例2の照明装置1は、実施形態1の照明装置1と報知部150の取り付け位置が異なる。以下、変形例2では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0079】
図8は、実施形態1の変形例2に係る照明装置1の断面を示す図である。図8に示すように、実施形態1の変形例2では、筐体10に収容された報知部150は天板部13に位置する。天板部13に報知部150を取り付けることで、光源部110と検知部140とを取り付けるスペースを広くできる。したがって、光源部110と検知部140との取付位置を決定する際の設計の自由度が向上する。この結果、報知部150を筐体10に取り付けつつ、光源部110と検知部140とを容易に筐体10に収容できる。
【0080】
[実施形態2]
次に図1図3図5図6図9とを参照して、実施形態2に係る照明装置1を説明する。実施形態2の照明装置1は、実施形態1の照明装置1と報知部150の取り付け位置が異なる。以下、実施形態2では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0081】
図9は、実施形態2に係る照明装置1の断面を示す図である。図9に示すように、実施形態2に係る照明装置1は、光源ユニット100と、ソケット50と、ケース70と、複数の取付部材71とを備える。
【0082】
図5図9とに示すように、光源ユニット100は、筐体10と、突出部20と、一対の給電端子部30と、光源部110と、基板130と、検知部140と、報知部150と、制御部120とを備える。
【0083】
実施形態1の変形例3では、報知部150は、筐体10の外部に位置する。したがって、報知部150を目立たせることができる。つまり、使用者は、照明装置1の報知部150を容易に視認できる。この結果、検知部140の状態を使用者に更に容易に報知できる。
【0084】
また、実施形態2の報知部150は、透過部11の第1方向D1の面から突出する。したがって、報知部150は、照明装置1のなかで最も突出した部分となる。この結果、報知部150を更に目立たせることが可能となる。
【0085】
(変形例1)
次に図1図3図5図6図10とを参照して、実施形態2の変形例1に係る照明装置1を説明する。変形例1の照明装置1は、実施形態2の照明装置1と報知部150の取り付け位置が異なる。以下、変形例1では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0086】
図10は、実施形態2の変形例1に係る照明装置1の断面を示す図である。変形例1では、筐体10の外側に位置する報知部150は、側板部12に位置する。具体的には、報知部150は、側板部12とケース70との間に位置する。つまり、報知部150は、側板部12とケース70との間の空隙に配置される。よって、報知部150から出射された光は、側板部12とケース70とに反射される。したがって、透過部11と異なる箇所が光るため、使用者は出射されている光が報知部150から出射された光であると容易に判断できる。この結果、報知部150から出射された光に使用者が容易に気づくことが可能となる。
【0087】
また、報知部150を筐体10の外部に位置させることで、光源部110を配置するスペースを十分に確保できる。この結果、光源部110の配置を決定する際の設計の自由度が向上する。
【0088】
[実施形態3]
次に図1図3図5図6図11とを参照して、実施形態3に係る照明装置1を説明する。実施形態3の照明装置1は、実施形態1の照明装置1と報知部150の取り付ける取付部160を有している点が異なる。以下、実施形態3では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0089】
図11は、実施形態3に係る照明装置1の断面図を示す。図11に示すように、実施形態3に係る照明装置1は、光源ユニット100と、ソケット50と、ケース70と、複数の取付部材71とを備える。
【0090】
図5図11とに示すように、光源ユニット100は、筐体10と、突出部20と、一対の給電端子部30と、光源部110と、基板130と、検知部140と、報知部150と、制御部120と、整流平滑回路121と、定電流回路122と、取付部160とを備える。
【0091】
取付部160は、報知部150を光源ユニット100の筐体10に取り付ける。取付部160に取り付けられた報知部150は、筐体10から離隔する。具体的には、筐体10の径方向RDの外側に報知部150は、筐体10から離隔する。筐体10から報知部150を離隔することで、報知部150を目立たせることが可能となる。したがって、使用者は、照明装置1の報知部150を容易に視認できる。この結果、検知部140の状態を使用者に更に容易に報知できる。
【0092】
また、取付部160は、L字形状を有する。取付部160は、筐体10の側板部12に固定される。取付部160は、接続部材161と、取付部材162とを有する。接続部材161は、第1方向D1に沿って伸びる。接続部材161は、側板部12に沿って配置される。また、接続部材161の第1方向D1の端部には、取付部材162が位置する。接続部材161は、ケース70の外部に取付部材162を突出させる。
【0093】
取付部材162は、第1方向D1に交差する方向に伸びる。取付部材162は、筐体10の径方向RDの外側に伸びる。また、取付部材162は、天井RFに沿って配置される。よって、取付部材162は、報知部150を筐体10から離隔した位置に配置できる。
【0094】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0095】
(1)実施形態1~実施形態3の照明装置1では、検知部140がOFF状態の場合、報知制御部125は報知部150が光を出射しないように、報知部150を制御したが、これに限らない。例えば、検知部140がOFF状態の場合、報知制御部125は報知部150が光を出射するように、報知部150を制御してもよい。例えば、検知部140がOFF状態であることを示す色の光を出射するように、報知制御部125は報知部150を制御する。
【0096】
具体的には、検知部140がOFF状態の場合、報知制御部125は報知部150が赤色の光を出射するように、報知部150を制御する。よって、報知部150が赤色の光を出射していれば、検知部140がOFF状態であることを使用者は知ることができる。また、報知部150が緑色の光を出射していれば、検知部140がON状態であることを使用者は知ることができる。したがって、使用者は報知部150から出射される光の色に応じて、検知部140の状態を知ることができる。また、報知部150が出射する光の色と光源部110とが出射する光の色とは異なることが好ましい。光源部110の光を出射している際に、報知部150が検知部140の状態を報知しても光の色が異なるため、使用者に検知部140の状態を報知することが容易となる。
【0097】
また、検知部140のON状態と検知部140のOFF状態とで、報知部150の出射する光の点滅パターンを変更してもよい。つまり、検知部140のON状態を示す光の点滅パターンと検知部140のOFF状態を示す点滅パターンとが異なる。光の点滅パターンは、例えば、光の点灯時間で変更される。光の点滅パターンで報知部150は、検知部140の状態を報知できる。
【0098】
(2)実施形態1~実施形態3では、光源部110は可視光を出射したが、光源部110は不可視光を出射してもよい。不可視光は、例えば、紫外光である。紫外光は、紫外帯域(380nm以下)の光、深紫外帯域(200nm以上300nm以下)の光、または、UV-C帯域(280nm以下)の光、波長222nmの光を含む。好ましくは、紫外光源は、主波長が200~230nmの光を出射する光源である。その中でも222nmの光が人体への影響が少なく、かつ殺菌効果が得られる可能性があるため、紫外光源の主波長を222nmとすることが更に好ましい。
【0099】
例えば、光源部110が不可視光を出射する場合、検知部140は、検知対象の人を検知したことに応じて、照明装置1を点灯状態から消灯状態に遷移させる信号を生成する。その結果、第1切換部123は、検知部140が人を検知すると、光源部110による発光を停止させる。更に、検知部140は、人を検知しなくなると、照明装置1を消灯状態から点灯状態に遷移させる信号を生成する。その結果、第1切換部123は、検知部140が人を検知しなくなると、光源部110を発光させる。
【0100】
また、報知部150は、検知部140の状態を報知する。具体的には、報知部150は、検知部140の状態がON状態なのかOFF状態なのかを報知する。更に具体的には、検知部140がON状態である場合、報知制御部125は報知部150が光を出射するように、報知部150を制御する。したがって、光源部110が不可視光を出射しており、検知部140が人を検知した場合、光源部110の不可視光の出射が停止することを使用者は知ることができる。この結果、不可視光が出射されている場合、不可視光が届く範囲に使用者が近づくことを抑制できる。
【0101】
なお、報知部150は、報知部150が出射する光の色を異ならせて検知部140の状態を使用者に報知してもよい。例えば、報知部150が緑色の光を出射していれば、検知部140がON状態であり、報知部150が赤色の光を出射していれば、検知部140がOFF状態である。したがって、使用者は報知部150から出射される光の色に応じて、検知部140の状態を知ることができる。そして、検知部140の状態から光源部110が光を出射するか否かを使用者は判断できる。
【0102】
(3)実施形態1と実施形態2とでは、報知部150は、筐体10の天板部13と透過部11と側板部12とのうちのいずれかに位置した。また、実施形態3では、報知部150は、取付部160を介して筐体10に取り付けられていた。しかし、報知部150は、筐体10以外の位置に取り付けられてもよい。例えば、報知部150は光源部110の基板130に配置されてもよい。また、例えば、報知部150は、外部スイッチSの近傍に配置されてもよい。つまり、外部スイッチSを操作する際に、使用者は報知部150を視認できる。よって、報知部150は検知部140の状態を使用者に容易に報知できる。また、報知部150は、光源ユニット100のリモコンに位置してもよい。報知部150は、使用者に検知部140の状態を報知できる位置に取り付けられる。
【0103】
(4)実施形態1~実施形態3では、報知部150は、発光素子であったがこれに限らない。例えば、報知部150は、音を出力してもよい。報知部150は、例えば、スピーカーである。検知部140の状態がON状態の場合、報知部150は音を出力する。また、検知部140の状態がOFF状態の場合、報知部150は音を出力しない。なお、検知部140の状態がOFF状態の場合、ON状態を示す音と異なる音を出力してもよい。
【0104】
また、検知部140のON状態と検知部140のOFF状態とで、報知部150の音の出力パターンを変更してもよい。つまり、検知部140のON状態を示す音の出力パターンと検知部140のOFF状態を示す音の出力パターンとが異なる。音の出力パターンは、例えば、音の出力時間で変更される。音の出力パターンで報知部150は、検知部140の状態を報知できる。
【0105】
なお、報知部150は、表示部であってもよい。表示部は外部スイッチSの近傍に配置される。表示部は検知部140の状態を示す画像を表示する。具体的には、表示部は検知部140の状態がON状態であることを示す画像を表示する。また、表示部は検知部140の状態がOFF状態であることを示す画像を表示する。
【0106】
(5)実施形態1~実施形態3では、光源ユニット100は通信部を有していなかったが、通信部を有していてもよい。通信部は、通信装置と赤外線通信を行う。通信装置は、例えば、光源ユニット100のリモートコントローラである。通信装置は報知部150を有していてもよい。つまり、通信装置の報知部は、光源ユニット100の検知部140の状態を報知できる。よって、使用者は通信装置を介して検知部140の状態を知ることができる。
【0107】
(6)実施形態1の透過部11は、第1領域11Aと第2領域11Bと第3領域11Cとで、それぞれ、透過率が変更されたが、これに限らない。例えば、第1領域11Aの光の透過率は、第2領域11Bの光の透過率と同じであってもよい。つまり、報知部150の取り付け位置が第2領域11Bにまで広がる。よって、報知部150の取り付け位置を決定する際の設計の自由度が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0108】
本発明は、光源ユニットを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0109】
10 :筐体
11 :透過部
12 :側板部
13 :天板部
20 :突出部
30 :給電端子部
100 :光源ユニット
110 :光源部
124 :第2切換部(切換部)
140 :検知部
150 :報知部
160 :取付部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11