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特開2023-117405背中運動器具(EXERCISE EQUIPMENT FOR BACK)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023117405
(43)【公開日】2023-08-23
(54)【発明の名称】背中運動器具(EXERCISE EQUIPMENT FOR BACK)
(51)【国際特許分類】
   A63B 21/06 20060101AFI20230816BHJP
   A63B 23/00 20060101ALI20230816BHJP
   A63B 23/02 20060101ALI20230816BHJP
【FI】
A63B21/06
A63B23/00 F
A63B23/02 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023019067
(22)【出願日】2023-02-10
(31)【優先権主張番号】10-2022-0017593
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522393125
【氏名又は名称】ニューテックウェルネス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ビョン,ヒョン ジョン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】腕帯が独立して作動するように構成を提供し、片腕の動作で背中の運動を行うことができ、背中下部に深い刺激を与えることができる背中運動器具を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例による背中運動器具は、底面に安着される支持フレーム、前記支持フレームに連結されて支持構造を形成する本体フレーム、前記本体フレームに回転可能なように装着される回転部、前記回転部の一側端に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供するグリップ部、前記回転部の他側端に連結され、前記回転部の回転に従って連動して昇降し、プレートが装着される空間を提供する昇降部及び前記支持フレームに連結され、前記本体フレームの前方に配置され、使用者が着席可能な空間を提供する着席部を含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に安着される支持フレーム;
前記支持フレームに連結されて支持構造を形成する本体フレーム;
前記本体フレームに回転可能なように装着される回転部;
前記回転部の一側端に連結され、使用者がグリップできる空間を提供するグリップ部;
前記回転部の他側端に連結され、前記回転部の回転に従って連動され昇降し、プレートが装着される空間を提供する昇降部;及び
前記支持フレームに連結され、前記本体フレームの前方に配置され、使用者が着席可能な空間を提供する着席部;を含む、
前記グリップ部は、使用者によって認可された外力に下降する場合、円弧運動をして下降し、使用者による外力が解除される場合、前記昇降部に装着された重量板の自重により下降した経路に沿って復帰することを特徴とする背中運動器具。
【請求項2】
前記回転部は、前記本体フレームに回転可能なように装着された第1回転編及び、前記本体フレームに回転可能なように装着され、前記第1回転片と平行に配置される第2回転片を備え、
前記グリップ部は、前記第1回転片に連結され、前記第2回転片に向かって折り曲げられて延長される第1グリップ片及び、前記第2回転片に連結され、前記第1回転片に向かって折り曲げられて延長される第2グリップ片を備え、
前記第1グリップ片と前記第2グリップ片は、交差して配置され、
前記第1グリップ片は、前記第1回転片を基準に円弧運動し、
前記第2グリップ片は、前記第2回転片を基準に円弧運動することを特徴とする請求項1に記載の背中運動器具。
【請求項3】
前記本体フレームは、前記支持フレームから起立された第1起立フレーム、前記第1起立フレームに連結され、底面と平行に配置される第1平行フレーム、前記支持フレームから起立され、前記第1起立フレームと平行に配置される第2起立フレーム及び、前記第2起立フレームに連結され、底面と平行に配置される第2平行フレームを備え、
前記昇降部は、前記第1起立フレームに連結される第1昇降片及び前記第2起立フレームに連結される第2昇降片を備え、
前記第1昇降片は、前記第1起立フレームに回転可能なように連結される第1昇降連結バー及び、前記第1昇降連結バーに連結されたまま、重量板の中央孔と対応する形状に形成される第1安着部とを備え、
前記第1回転片は、前記第1平行フレームに回転可能なように連結される第1回転バー、
前記第1回転バーと前記第1昇降連結バーを連結する第1リンク部及び、前記第1回転バーと前記第1リンク部を媒介し、高さ方向に重畳され配置される前記第1回転バーと前記第1昇降連結バーの連結のために前記本体フレームの外側方向に突出して形成される第1媒介部を備え、
前記第1媒介部は、一側は前記第1回転バーに連結され、他側は前記第1リンク部に連結されたまま、前記第1回転バーの回転に従って他側が昇降し、前記第1リンク部が昇降されるようにし、
前記第1昇降連結バーは、前記第1リンク部の昇降に連動され、前記第1起立フレームに連結された第1起立回転軸を基準に回転することを特徴とする請求項2に記載の背中運動器具。
【請求項4】
前記第1リンク部は、一側が前記第1昇降連結バーとの間に形成された第1-1リンク回転軸を基準に回転し、他側が前記第1媒介部との間に形成された第1-2リンク回転軸を基準に回転し、
前記第1媒介部は、
一側は前記第1-2リンク回転軸を基準にして回転し、他側は前記第1の回転バーに固定され、
前記第1グリップ片は、
一側は前記第1回転バーの外周面を包囲したまま、固定され、他側は自由端で形成され、
前記第1回転バーは、前記第1グリップ片の回転に連動して回転することを特徴とする請求項3に記載の背中運動器具。
【請求項5】
【請求項6】
前記着席部は、前記支持フレームから起立されたまま、前記本体フレームに連結される着席フレーム、前記支持フレームに安着され、前記グリップ部の下部側に配置される足場部、前記足場部の上部側に配置され、前記着席フレームに連結され、使用者が着席することができる空間を提供する座席部及び前記着席フレームと前記座席部を媒介にして、前記着席フレームに沿って高さ方向にスライディング又は前記着席フレームに固定されるようにする高さ調節部を備えることを特徴とする請求項2に記載の背中運動器具。
【請求項7】
前記本体フレームは、前記着席部と対向するように配置される第3起立フレームを備え、
前記着席部は、前記第3起立フレームに装着される角度調整部及び前記角度調節部に連結されたまま前記座席部より高く配置され、前記座席部に着席した使用者の膝上部に配置される膝支持部を備え、
前記膝支持部は、前記角度調節部から分岐された第1膝支持片及び第2膝支持片から構成され、
前記角度調節部は、前記第3起立フレームから上下回転可能なように連結されることを特徴とする請求項6に記載の背中運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背中運動器具に関するものであり、より詳細には、片腕の動作で遂行可能であり、背中下部により深い刺激を与えることができ、背中の筋肉を効果的に発達させることができる背中運動器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、大衆の健康に対する関心が増えながら、自然に運動姿勢に関連したメディアの発達により、関連知識を学ぶことが非常に容易になった。
【0003】
しかし、運動器具の場合、価格が安い方ではないため、多くの人々がジムで料金を払って器具を使用しているが、特定の時間帯や祝日に人々が多い場合、自身が希望する運動器具を使用するために待つ場合が多々ある。
【0004】
これに関連して、広い空間を占めることなく、複数の人が多くの種類の運動をすることができる運動器具に関する必要性が増加している。
【0005】
特に、背中の様々な部位に深い刺激を与えることができ、片腕又は両腕の動作が可能な背中運動器具の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2031246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、腕帯が独立して作動するように構成を提供し、片腕の動作で背中の運動を行うことができ、背中下部に深い刺激を与えることができる背中運動器具を提供することにその目的がある。
【0008】
本発明は、様々な種類の取手を提供し、運動目的に応じてオーダーメード型動作遂行が可能な背中運動器具を提供することにその目的がある。
【0009】
本発明は、様々な種類の取手を提供し、運動目的に応じてオーダーメード型動作遂行が可能な背中運動器具を提供することにその目的がある。
【0010】
本発明は、取手と円盤をリンク方式で締結するように構造を提供し、動作遂行時に可動範囲が大きく現れて左右に占める空間が節約される背中運動器具を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施例による背中運動器具は、底面に安着される支持フレーム、前記支持フレームに連結されて支持構造を形成する本体フレーム、前記本体フレームに回転可能なように装着される回転部、前記回転部の一側端に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供するグリップ部、前記回転部の他側端に連結され、前記回転部の回転に応じて連動して昇降し、重量板が装着される空間を提供する昇降部及び前記支持フレームに連結され、前記本体フレームの前方に配置されて使用者が着席可能な空間を提供する着席部を含み、前記グリップ部は、使用者によって加えられる外力で下降する場合、円弧運動をして下降し、使用者による外力が解除される場合、前記昇降部に装着された重量板の自重により下降した経路に沿って復帰することができる。
【0012】
本発明の一実施例による背中運動器具の前記回転部は、前記本体フレームに回転可能なように装着された第1回転片及び前記本体フレームに回転可能なように装着されて、前記第1回転片と平行に配置される第2回転片とを備え、前記グリップ部は、前記第1回転片に連結され、前記第2回転片に向かって折れ曲がって延長される第1グリップ片及び前記第2回転片に連結されて、前記第1回転片に向かって折れ曲がって延長される第2グリップ片を備え、前記第1グリップ片と前記第2グリップ片は、交差して配置され、前記第1グリップ片は、前記第1回転片を基準に円弧運動し、前記第2グリップ片は、前記第2回転片を基準に円弧運動することができる。
【0013】
本発明の一実施例による背中運動器具の前記本体フレームは、前記支持フレームから起立された第1起立フレーム、前記第1起立フレームに連結され、底面と平行に配置される第1平行フレーム、前記支持フレームから起立され、前記第1起立フレームと平行に配置される第2起立フレーム及び、前記第2起立フレームに連結され、底面と平行に配置される第2平行フレームとを備え、前記昇降部は、前記第1起立フレームに連結される第1昇降片及び、前記第2起立フレームに連結される第2昇降片を備え、前記第1昇降片は、前記第1起立フレームに回転可能なように連結される第1昇降連結バー及び、前記第1昇降連結バーに連結されたまま、重量板の中央孔と対応する形状に形成される第1安着部とを備え、前記第1回転片は、前記第1平行フレームに回転可能なように連結される第1回転バー、前記第1回転バーと前記第1昇降連結バーを連結する第1リンク部及び、前記第1回転バーと前記第1リンク部を介して、高さ方向に重疊され配置される前記第1回転バーと、前記第1昇降連結バーの連結のために前記本体フレームの外側方向に突出して形成される第1媒介部とを備え、前記第1媒介部は、一側は前記第1回転バーに連結され、他側は前記第1リンク部に連結されたまま、前記第1回転バーの回転に応じて他側が昇降し、前記第1リンク部が昇降されるようにし、前記第1昇降連結バーは、前記第1リンク部の昇降に連動され、前記第1起立フレームに連結された第1起立回転軸を基準に回転することができる。
【0014】
本発明の一実施例による背中運動器具の前記第1リンク部は、一側が前記第1昇降連結バーとの間に形成された第1-1リンク回転軸を基準に回転し、他側が前記第1媒介部との間に形成された第1-2リンク回転軸を基準に回転し、前記第1媒介部は、一側は前記第1-2リンク回転軸を基準に回転し、他側は前記第1回転バーに固定され、前記第1グリップ片は、一側は前記第1回転バーの外周面を包囲したまま、固定され、他側は自由端で形成され、前記第1回転バーは、前記第1グリップ片の回転に連動されて、回転することができる。
【0015】
【0016】
本発明の一実施例による背中運動器具の前記着席部は、前記支持フレームから起立されたまま、前記本体フレームに連結される着席フレーム、前記支持フレームに安着され、前記グリップ部の下部側に配置される足場部、前記足場部の上部側に配置され、前記着席フレームに連結され、使用者が着席可能な空間を提供する座席部及び前記着席フレームと前記座席部を介し、前記着席フレームに沿って高さ方向にスライディング又は前記着席フレームに固定されるようにする高さ調整部を備えることができる。
【0017】
本発明の一実施例による背中運動器具の前記本体フレームは、前記着席部と対向するように配置される第3起立フレームを備え、前記着席部は、前記第3起立フレームに装着される角度調節部及び前記角度調節部に連結されたまま前記座席部より高く配置され、前記座席部に着席した使用者の膝上部に配置される膝支持部を備え、前記膝支持部は、前記角度調整部から分岐された第1膝支持片及び第2膝支持片とから構成され、前記角度調整部は、前記第3起立フレームから上下回転可能なように連結されることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、腕帯が独立して作動するように構成を提供し、片腕動作で背中運動が遂行可能であり、背中下部に深い刺激を与えることができる背中運動器具を提供する効果がある。
【0019】
本発明は、様々な種類の取っ手を提供し、運動目的に応じてオーダーメード型動作遂行が可能な背中運動器具を提供することに効果がある。
【0020】
本発明は、様々な種類の取っ手を提供し、運動目的に応じてオーダーメード型動作遂行が可能な背中運動器具を提供する効果がある。
【0021】
本発明は、取っ手と円盤をリンク方式で締結するように構造を提供し、動作遂行時に可動範囲が大きく現れて左右に占める空間が節約される背中運動器具を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施例による背中運動器具を図示する概略斜視図である。
図2】本発明の一実施例による背中運動器具の動作を説明するための概略側面図である。
図3】本発明の一実施例による背中運動器具の動作を説明するための概略正面図である。
図4】本発明の一実施例による背中運動器具の支持フレーム及び本体フレームを説明するための概略図である。
図5】本発明の一実施例による背中運動器具の回転部及び昇降部を説明するための概略図である。
図6】本発明の一実施例による背中運動器具のグリップ部を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の思想は提示される実施例に限定されるわけではなく、本発明の思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内において他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるだろうが、これもまた本願発明思想の範囲内に含まれるといえる。
【0024】
また、各実施例の図面に現れる同一思想の範囲内の機能が同一構成要素は、同一の参照符号を用いて説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施例による背中運動器具を図示した概略斜視図であり、図2は、本発明の一実施例による背中運動器具の動作を説明するための概略側面図であり、図3は、本発明の一実施例による背中運動器具の動作を説明するための概略正面図である。
【0026】
また、図4は、本発明の一実施例による背中運動器具の支持フレーム及び本体フレームを説明するための概略図である。
【0027】
図1乃至図4を参照すれば、本発明の一実施例による背中運動器具(1)は、支持フレーム(10)、本体フレーム(20)、回転部(30)、グリップ部(40)、昇降部(50)及び着席部(60)を含むことができる。
【0028】
前記支持フレーム(10)は、底面に安着することができる。前記支持フレーム(10)は、複数の骨組フレームが相互連結されて形成されることができる。
【0029】
前記本体フレーム(20)は、前記支持フレーム(10)に連結されて支持構造を形成することができる。前記本体フレーム(20)もまた、複数の骨組フレームが相互連結されて形成されることができる。
【0030】
具体的には、前記本体フレーム(20)は、前記支持フレーム(10)から起立した第1起立フレーム(21)、前記第1起立フレーム(21)に連結され、底面と平行に配置される第1平行フレーム(26)、前記支持フレーム(10)から起立され、前記第1起立フレーム(21)と平行に配置される第2起立フレーム(22)及び前記第2起立フレーム(22)に連結され、底面と平行に配置される第2平行フレーム(27)とを備えることができる。
【0031】
前記本体フレーム(20)を構成する骨組フレームには、様々な重さの重量板(B)を据え置くことができる重量板保管部(29)が形成されることができる。
【0032】
前記重量板保管部(29)は、 骨組フレームから突出して重量板(B)の中央孔が挿入されて据え置くことができるようにする部材である。
【0033】
前記回転部(30)は、前記本体フレーム(20)に回転可能なように装着されることができる。ここで、前記回転部(30)は円筒形のパイプ形状に形成され、回転は円筒形の回転体中心軸が回転しながら具現される。
【0034】
前記回転部(30)は、前記本体フレーム(20)に回転可能なように装着された第1回転片(31)及び前記本体フレーム(20)に回転可能なように装着され、前記第1回転片(31)と平行に配置される第2回転片(32)とを備えることができる。
【0035】
前記第1回転片(31)と前記第2回転片(32)は同一構成で形成することができる。
【0036】
本発明は、回転部(30)、グリップ部(40)、昇降部(50)及びグリップ部(40)が一対で構成され、使用者が両腕で全て運動するか、片腕のみを運動することができるので、使用者が必要とする部分の背筋だけを選択的に運動することができる。
【0037】
前記グリップ部(40)は、前記回転部(30)の一側端に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供することができる。ここでグリップできる空間とは、使用者が手で掴むことができる部材を提供するという意味である。
【0038】
前記昇降部(50)は、前記回転部(30)の他側端に連結され、前記回転部(30)の回転に応じて連動して昇降し、重量板が装着される空間を提供することができる。
【0039】
また、前記本体フレーム(20)は、前記支持フレーム(10)と連結され、前記昇降部(50)が下降した場合、接触して前記昇降部(50)の下降限界を規定する据置部(28)をさらに備えることができる。
【0040】
前記着席部(60)は、前記支持フレーム(10)に連結され、前記本体フレーム(20)の前方に配置され、使用者が着席することができる空間を提供することができる。
【0041】
前記グリップ部(40)は、使用者により認可された外力に下降する場合、円弧運動をして下降し、使用者による外力が解除される場合、前記昇降部(50)に装着された重量板の自重によって下降した経路に沿って復帰することができる。
【0042】
具体的には、使用者は、前記回転部(30)を見た状態で前記着席部(60)に座って、前記昇降部(50)が下降位置(図2(a)、図3(a)参照)で、上昇位置(図2(b)、図3(b)参照)に移動されるように前記グリップ部(40)を下降させて前記昇降部(50)に連結された重量板を持ち上げることにより運動することができる。いうまでもなく、前記回転部(30)を背にした状態で前記着席部(60)に座って前記した動作を具現しても構わない。
【0043】
使用者が前記グリップ部(40)をグリップした状態で下降させると、前記グリップ部(40)に連結された前記回転部(30)が回転し、前記回転部(30)の回転に応じて連結された前記昇降部(50)が持ち上げられる構成である。
【0044】
これに対する具体的な事項は、図5を参照して回転部(30)及び昇降部(50)で取り扱うようにする。
【0045】
一方、本発明の一実施例による背中運動器具(1)の前記着席部(60)は、着席フレーム(61)、足場部(62)、座席部(63)及び高さ調節部(64)を備えることができる。
【0046】
前記着席フレーム(61)は、前記支持フレーム(10)から起立されたまま、前記本体フレーム(20)に連結されることができる。
【0047】
前記足場部(62)は、前記支持フレーム(10)に安着され、前記グリップ部(40)の下部側に配置することができる。
【0048】
前記座席部(63)は、前記足場部(62)の上部側に配置され、前記着席フレーム(61)に連結され、使用者が着席できる空間を提供することができ、使用者がクッション感を感じられる材質で形成することができる。
【0049】
前記高さ調節部(64)は、前記着席フレーム(61)と前記座席部(63)を媒介し、前記着席フレーム(61)に沿って高さ方向にスライディング又は前記着席フレーム(61)に固定されるようにすることができる。使用者は、前記高さ調整部(64)を調整して、前記座席部(63)の底面からの高さを変化させ、より楽な状態で運動させることができる。
【0050】
前記本体フレーム(20)は、前記着席部(60)と対向するように配置された第3起立フレーム(23)を備えることができる。
【0051】
前記着席部(60)は、前記第3起立フレーム(23)に装着される角度調節部(66)及び前記角度調節部(66)に連結されたまま、前記座席部(63)より高く配置され、前記座席部(63)に着席した使用者の膝上部に配置される膝支持部(67)を備えることができる。
【0052】
前記膝支持部(67)は、前記角度調節部(66)から分岐された第1膝支持片(671)及び第2膝支持片(672)から構成されることができる。
【0053】
前記角度調整部(66)は、前記第3起立フレーム(23)から上下回転可能なように連結されることができる。
【0054】
図5は、本発明の一実施例による背中運動器具の回転部及び昇降部を説明するための概略図である。
【0055】
図5を参照すれば、本発明の一実施例による背中運動器具(1)の前記昇降部(50)は、前記第1起立フレーム(21)に連結される第1昇降片(51)及び前記第2起立フレーム(22)に連結された第2昇降片(52)を備えることができる。
【0056】
前記第1昇降片(51)は、前記第1起立フレーム(21)に回転可能なようになるように連結される第1昇降連結バー(511)及び前記第1昇降連結バー(511)に連結されたまま、重量板の中央孔と対応する形状に形成される第1安着部(512)とを備えることができる。
【0057】
前記第1回転片(31)は、第1回転バー(311)、第1リンク部(313)及び第1媒介部(315)を備えることができる。
【0058】
前記第1回転バー(311)は、前記第1平行フレーム(26)に回転可能なように連結されることができる。
【0059】
前記第1リンク部(313)は、前記第1回転バー(311)と前記第1昇降連結バー(511)を連結することができる。
【0060】
前記第1媒介部(315)は、前記第1回転バー(311)と前記第1リンク部(313)とを媒介し、高さ方向に重畳して配置される前記第1回転バー(311)と、前記第1昇降連結バー(511)を連結するために前記本体フレーム(20)の外側方向に突出して形成することができる。
【0061】
前記第1媒介部(315)は、一側は前記第1回転バー(311)に連結され、他側は前記第1リンク部(313)に連結されたまま、前記第1回転バー(311)の回転に応じて他側が昇降し、前記第1リンク部(313)が昇降するようにすることができる。
【0062】
前記第1昇降連結バー(511)は、前記第1リンク部(313)の昇降に連動され、前記第1起立フレーム(21)に連結された第1起立回転軸(H1)を基準に回転することができる。
【0063】
前記第1リンク部(313)は、一側が前記第1昇降連結バー(511)との間に形成された第1-1リンク回転軸(LI-1)を基準に回転し、他側が前記第1媒介部(315)との間に形成された第1-2リンク回転軸(L1-2)を基準に回転することができる。
【0064】
前記第1媒介部(315)は、一側が第1-2リンク回転軸(L1-2)を基準に回転し、他側が前記第1回転バー(311)に固定されることができる。
【0065】
前記第1グリップ片(41)は、一側は前記第1回転バー(311)の外周面を包囲したまま、固定され、他側は自由端に形成することができる。
【0066】
前記第1回転バー(311)は、前記第1グリップ片(41)の回転に連動して回転することができる。
【0067】
前記第2昇降片(52)は、前記第2起立フレーム(22)に回転可能なように連結される第2昇降連結バー及び前記第2昇降連結バーに連結されたまま、重量板の中央孔と対応される形状に形成される第2安着部(522)とを備えることができる。
【0068】
前記第2回転片(32)は、第2回転バー(321)、第2リンク部(323)及び第2媒介部(325)を備えることができる。
【0069】
前記第2回転バー(321)は、前記第2平行フレーム(27)に回転可能なように連結されることができる。
【0070】
前記第2リンク部(323)は、前記第2回転バー(321)と前記第2昇降連結バーを連結することができる。
【0071】
前記第2媒介部(325)は、前記第2回転バー(321)と前記第2リンク部(323)とを媒介し、高さ方向に重畳して配置される前記第2回転バー(321)と、前記第2昇降連結バーの連結のために前記本体フレーム(20)の外側方向に突出して形成することができる。
【0072】
前記第2媒介部(325)は、一側は前記第2回転バー(321)に連結され、他側は前記第2リンク部(323)に連結されたまま、前記第2回転バー(321)の回転に応じて他側が昇降し、前記第2リンク部(323)が昇降するようにすることができる。
【0073】
前記第2昇降連結バーは、前記第2リンク部(323)の昇降に連動して、前記第2起立フレーム(22)に連結された第2起立回転軸(H2)を基準として回転することができる。
【0074】
前記第2リンク部(323)は、一側が前記第2昇降連結バーとの間に形成された第2-1リンク回転軸(L2-1)を基準に回転し、他側が前記第2媒介部(325)との間に形成された第2-2リンク回転軸(L2-2)を基準にして回転することができる。
【0075】
前記第2媒介部(325)は、一側が第2-2リンク回転軸(L2-2)を基準に回転し、他側が前記第2回転バー(321)に固定されることができる。
【0076】
前記第2グリップ片(42)は、一側は前記第2回転バー(321)の外周面を包囲したまま、固定され、他側は自由端に形成されることができる。
【0077】
前記第2回転バー(321)は、前記第2グリップ片(42)の回転に連動して回転することができる。
【0078】
図6は、本発明の一実施例による背中運動器具(1)のグリップ部を説明するための概略図である。
【0079】
図6を参照すれば、本発明の一実施例による背中運動器具(1)の前記グリップ部(40)は、前記第1回転片(31)に連結され、前記第2回転片(32)に向かって折曲して5延長される第1グリップ片(41)及び前記第2回転片(32)に連結され、前記第1回転片(31)に向かって折曲して延長される第2グリップ片(42)を備えることができる。
【0080】
前記第1グリップ片(41)と前記第2グリップ片(42)は、交差して配置されることができる。
【0081】
前記第1グリップ片(41)は、前記第1回転片(31)を基準に円弧運動し、前記第2グリップ片(42)は、前記第2回転片(32)を基準に円弧運動することができる。
【0082】
前記第1グリップ片(41)は、第1起立バー(411)、第1折曲部(413)、第1延長部(415)、第1-1取っ手部(417)及び第1-2取っ手部(419)を備えることができる。
【0083】
前記第1起立バー(411)は、前記第1回転バー(311)から起立されたまま連結されることができる。
【0084】
前記第1折曲部(413)は、前記第1起立バー(411)から前記第2平行フレーム(27)側に折り曲げられる。
【0085】
前記第1延長部(415)は、前記第1折曲部(413)から延長され、前記本体フレーム(20)から遠ざかる方向に延長され、前記第1平行フレーム(26)と平行に配置されることができる。
【0086】
【0087】
【0088】
前記第2グリップ片(42)は、第2起立バー(421)、第2折曲部(423)、第2延長部(425)、第2-1取っ手部(427)及び第2-2取っ手部(429)を備えることができる。
【0089】
前記第2起立バー(421)は、前記第2回転バー(321)から起立されたまま連結されることができる。
【0090】
前記第2折曲部(423)は、前記第2起立バー(421)から前記第2平行フレーム(27)側に折り曲げられることができる。
【0091】
前記第2延長部(425)は、前記第2折曲部(423)から延長され、前記本体フレーム(20)から遠ざかる方向に延長さて、前記第2平行フレーム(27)と平行に配置されることができる。
【0092】
【0093】
【0094】
前記第1-1取っ手部(417)及び前記第1-2取っ手部(419)は、それぞれ前記第2-1取っ手部(427)及び前記第2-2取っ手部(429)と鏡像で配置することができる。
【0095】
使用者は、前記第1-1取っ手部(417)と前記第1-2取っ手部(419)を利用(ワイドグリップ)して、外側から内側に半円を描き、回転して広背筋を集中運動することができる。
【0096】
また、使用者は、前記第1-2取っ手部(419)と前記第2-2取っ手部(429)とを利用(パラレルグリップ)して、背中内側をターゲットに集中運動することができる。
【0097】
前記では、本発明による実施例に基準に本発明の構成と特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想と範囲内において多様に変更又は変形することができることは、本発明が属する技術分野の当業者には明白なことであり、したがって、このような変更又は変形は添付された特許請求の範囲に属することを明らかにする。
【符号の説明】
【0098】
1:背中運動器具
10: 支持フレーム
20: 本体フレーム
30: 回転部
31: 第1回転片
32: 第2回転片
H1: 第1起立回転軸
H2: 第2起立回転軸
40: グリップ部
41: 第1グリップ片
42: 第2グリップ片
50: 昇降部
51: 第1昇降片
52: 第2昇降片
60: 着席部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【外国語明細書】