(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023117406
(43)【公開日】2023-08-23
(54)【発明の名称】多目的ケーブル運動器具(Multi-use body exercise equipment with cables)
(51)【国際特許分類】
A63B 23/00 20060101AFI20230816BHJP
A63B 21/06 20060101ALI20230816BHJP
A63B 23/12 20060101ALI20230816BHJP
【FI】
A63B23/00
A63B21/06
A63B23/12
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023019227
(22)【出願日】2023-02-10
(31)【優先権主張番号】20-2022-0000410
(32)【優先日】2022-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523048859
【氏名又は名称】ビョン,ヒョン ジョン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ビョン,ヒョン ジョン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ケーブルを引っ張って上げられる作動の繰り返しを通じて、全身の筋肉を効果的に発達させることができる多目的ケーブル運動器具の提供。
【解決手段】多目的ケーブル運動器具は、床に安着される第1フレーム11、第1フレーム11と離隔したまま、鏡状に配置される第2フレーム12及び第1フレーム11と第2フレーム12と、を連結する連結フレーム15を備える本体フレーム10を有す。第1フレーム11の外側端に回動可能なように装着される第1腕帯21及び、第2フレーム12の外側端に回動可能なように装着される第2腕帯22と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床部に安着される第1フレーム(11)、前記第1フレーム(11)と離隔したまま、鏡状に配置される第2フレーム(12)及び前記第1フレーム(11)及び前記第2フレーム(12)を連結する連結フレーム(15)を備える本体フレーム(10);
前記第1フレーム(11)の外側端に回動可能なように装着される第1腕帯(21)及び、前記第2フレーム(12)の外側端に回動可能なように装着される第2腕帯(22)と、を備える腕帯部(20);
前記第1フレーム(11)に内蔵されたまま、前記第1腕帯(21)と連結され、前記第1腕帯(21)に印加された外力によって昇降する第1重量錘(31)及び前記第2フレーム(12)に内蔵されたまま、前記第2腕帯(22)と連結され、前記第2腕帯(22)に印加された外力によって昇降する第2重量錘(32)を備える重量部(30);
前記連結フレーム(15)に回動可能なように装着される背板支持部(40);及び、
前記連結フレーム(15)に設けられ、前記本体フレーム(10)の前方に突出するプルアップバー(50);を含み、
前記第1腕帯(21)は、前記第1フレーム(11)を基準に上下回動又は左右回動可能であり、
前記第2腕帯(22)は、前記第2フレーム(12)を基準に上下回動又は左右回動可能であることを特徴とする多目的ケーブル運動器具。
【請求項2】
前記第1腕帯(21)は、
前記第1フレーム(11)の外側端に連結される第1左右回動軸(2111)を基準に左右回動される第1左右回動部(211)、
バー(bar)状に形成され、前記第1左右回動部(211)に上下回動可能なように連結される第1上下回動部(213)、
前記第1上下回動部(213)の先端に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供する第1グリップ部(215)及び、
一側は前記第1グリップ部(215)に連結され、他側は第1重量錘(31)に連結され、前記第1グリップ部(215)の位置移動に応じて前記第1重量錘(31)が連動されるようにする第1ケーブル(217)を備え、
前記第1ケーブル(217)は、
前記第1上下回動部(213)内に隠された状態で、前記第1グリップ部(215)の前記第1上下回動部(213)からの離隔により、前記第1上下回動部(213)の外部へ露出され、
前記第2腕帯(22)は、
前記第2フレーム(12)の外側端に連結される第2左右回動軸を基準に左右回動される第2左右回動部、
バー(bar)状に形成され、前記第2左右回動部に上下回動可能なように連結される第2上下回動部、
前記第2上下回動部の端部に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供する第2グリップ部及び、
一側は前記第2グリップ部に連結され、他側は前記第2重量錘(32)に連結され、前記第2グリップ部の位置移動に応じて前記第2重量錘(32)が連動されるようにする第2ケーブル(227)を備え、
前記第2ケーブル(227)は、
前記第2上下回動部内に隠された状態で、前記第2グリップ部の前記第2上下回動部からの離隔により、前記第2上下回動部の外部に露出されることを特徴とする、請求項1に記載の多目的ケーブル運動器具。
【請求項3】
前記第1左右回動部(211)は、
前記第1フレーム(11)に設置され、前記第1左右回動軸(2111)を提供し、高さ方向に貫通された第1-1固定選択穴(2112)が形成された第1左右回動固定部(211a)、
前記第1左右回動軸(2111)に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通したまま、前記第1-1固定選択穴(2112)と重畳して配置される第1左右固定穴(2113)が形成された第1左右回動本体部(211b)及び、
前記第1-1固定選択穴(2112)に挿入されたまま、前記第1左右固定穴(2113)への挿入如何により、前記第1左右回動本体部(211b)の前記第1左右回動固定部(211a)に対する回動可能如何を決定する第1左右回動決定部(211c)を備え、
前記第1-1固定選択穴(2112)は、
扇形状に配置された複数の第1固定選択片から構成され、
前記第1左右固定穴(2113)は、
前記第1左右回動本体部(211b)の前記第1左右回動固定部(211a)に対する回動角度に応じて、複数の第1固定選択片のいずれか一つと重畳して配置され、
前記第2左右回動部は、
前記第2フレーム(12)に設置され、前記第2左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通した第2-1固定選択穴が形成された第2左右回動固定部、
前記第2左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通されたまま、前記第2-1固定選択穴と重畳して配置される第2左右固定穴が形成された第2左右回動本体部及び、
前記第2-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第2左右固定穴への挿入如何により、前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動可能如何を決定する第2左右回動決定部を備え、
前記第2-1固定選択穴は、
扇形状に配置された複数の第2固定選択片から構成され、
前記第2左右固定穴は、
前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動角度に応じて、複数の第2固定選択片のいずれか一つと重畳して配置されることを特徴とする、請求項2に記載の多目的ケーブル運動器具。
【請求項4】
前記第1上下回動部(213)は、
前記第1左右回動本体部(211b)に締結され、床面と水平に配置された第1上下回動軸(213a)、
バー(bar)状に形成され、前記第1上下回動軸(213a)に連結されたまま、前記第1上下回動軸(213a)を基準に上下回動され、前記第1左右回動本体部(211b)との対向面に、水平方向に貫通した第1上下固定穴(2131)が形成された第1回動バー(213b)及び、
前記第1左右回動本体部(211b)に形成された第1-2固定選択穴(2114)に挿入されたまま、前記第1上下固定穴(2131)への挿入如何に応じて前記第1回動バー(213b)の前記第1左右回動本体部(211b)に対する回動可能如何を決定する第1上下回動決定部(213c)を備え、
前記第1上下固定穴(2131)は、
扇形状に配置された複数の第1上下固定片から構成され、
前記第1-2固定選択穴(2114)は、
前記第1回動バー(213b)の前記第1左右回動本体部(211b)に対する回動角度に応じて、複数の第1上下固定片のいずれか一つと重畳して配置され、
前記第2上下回動部は、
前記第2左右回動本体部に締結され、床面と水平に配置された第2上下回動軸、
バー(bar)状に形成され、前記第2上下回動軸に連結されたまま、前記第2上下回動軸を基準に上下回動され、前記第2左右回動本体部との対向面に、水平方向に貫通した第2上下固定穴が形成された第2回動バー及び、
前記第2左右回動本体部に形成された第2-2固定選択穴に挿入されたまま、前記第2上下固定穴への挿入如何に応じて前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動可能如何を決定する第2上下回動決定部を備え、
前記第2上下固定穴は、
扇形状に配置された複数の第2上下固定片から構成され、
前記第2-2固定選択穴は、
前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動角度に応じて複数の第2上下固定片のいずれか一つと重畳して配置されることを特徴とする、請求項3に記載の多目的ケーブル運動器具。
【請求項5】
前記背板支持部(40)は、
前記連結フレーム(15)に連結される背板上下回動軸(411a)を基準に上下回動される背板上下回動部(41)、
前記背板上下回動部(41)に左右回動可能なように連結される背板左右回動部(43)及び、
前記背板左右回動部(43)の先端に連結され、クッション感を提供するクッション提供部(45)を備え、
前記背板上下回動部(41)は、
前記連結フレーム(15)に設置され、前記背板上下回動軸(411a)を提供し、床面と水平に貫通された第1背板固定選択穴(411b)が形成された背板回動固定部(411)及び、
前記背板上下回動軸(411a)に装着され、上下回動され、バー(bar)状に形成される背板回動バー(413)を備え、
前記背板回動バー(413)は、
互いに重なり合って長さが変化するように同芯状に多段に断面の大きさを異にして形成される第1長さ調節棒(4131)と第2長さ調節棒(4132)とを備える長さ変化部(413a)及び、
前記第1長さ調整棒(4131)と前記第2長さ調整棒(4132)のそれぞれに形成された連通穴への挿入如何に応じて、前記第1長さ調整棒(4131)の前記第2長さ調整棒(4132)へのスライディング如何を決定する長さ決定部(413b)を備えることを特徴とする請求項2に記載の多目的ケーブル運動器具。
【請求項6】
前記背板上下回動部(41)は、
前記第1背板固定選択穴(411b)に挿入されたまま、前記背板回動バー(413)に形成された背板上下固定穴(4133)への挿入如何により、前記背板回動バー(413)の前記背板回動固定部(411)に対する回動可能如何を決定する背板上下回動決定部(415)をさらに備え、
前記背板上下固定穴(4133)は、
扇形状に配置された複数の背板上下固定片から構成され、
前記第1背板固定選択穴(411b)は、
前記背板回動バー(413)の前記背板回動固定部(411)に対する回動角度に応じて複数の背板上下固定片のいずれか一つと重畳して配置され、
前記背板左右回動部(43)は、
前記背板回動バー(413)の先端に設置され、背板左右回動軸(431a)を提供し、貫通した背板左右固定穴(4331)が形成された背板左右固定部(433)、
前記背板左右回動軸(431a)に装着されて左右回動され、貫通して前記背板左右固定穴(4331)と重畳して配置される第2背板固定選択穴が形成された背板左右本体部(431)及び、
前記第2背板固定選択穴に挿入されたまま、前記背板左右固定穴(4331)への挿入如何によって、前記背板左右本体部(431)の前記背板左右固定部(433)に対する回動可能如何を決定する背板左右回動決定部(435)を備え、
前記背板左右固定穴(4331)は、
扇形状に配置された複数の背板左右固定片から構成され、
前記第2背板固定選択穴は、
前記背板左右本体部(431)の前記背板左右固定部(433)に対する回動角度に応じて、複数の背板左右固定片のいずれか一つと重畳して配置されることを特徴とする、請求項5に記載の多目的ケーブル運動器具。
【請求項7】
前記連結フレーム(15)は、
前記第1フレーム(11)と前記第2フレーム(12)の高さ方向中央を媒介する第1連結部(151)及び、
前記第1フレーム(11)と前記第2フレーム(12)の上側端を覆ったまま、媒介する第2連結部(152)とを備え、
前記プルアップバー(50)は、
前記第2連結部(152)の上側端から前方に向かって突出して形成される突出部(51)、
前記突出部(51)の一側端に連結される第1プルアップ片(53)及び、
前記突出部(51)の他側端に連結される第2プルアップ片(55)を備え、
前記第1プルアップ片(53)及び前記第2プルアップ片(55)は、前記突出部(51)を基準に、鏡状に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の多目的ケーブル運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は多目的ケーブル全身運動器具に関するものであり、より詳細には、ケーブルを引っ張って上げられる作動の繰り返しを通じて、全身の筋肉を効果的に発達させることができる運動器具である多目的ケーブル運動器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、大衆が健康に対する関心が増えながら、自然に運動姿勢に関連したメディアの発達により、関連知識を学ぶことが非常に容易になった。
【0003】
しかし、運動器具の場合、価格が安い方ではないため、大多数の人々がジムで料金を出して器具を使用しているが、特定の時間帯や祝日に人々が多い場合、自身が希望する運動器具を使用するのを待つ場合が多々ある。
【0004】
したがって、広い空間を占めることなく複数の人々が多くの種類の運動ができる運動器具の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1394117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上下だけでなく左右調節も可能であり、様々な角度で多くの運動の実行が可能なように構成を提供し、様々なポジションで運動実行可能な多目的ケーブル運動器具を提供することにその目的がある。
【0007】
本発明は、一側のケーブル運動だけでなく、両側ケーブルにEZバーを締結することにより、両腕運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供することにその目的がある。
【0008】
本発明は、胸運動時に背板パッドを提供することにより、安定した胸運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供することにその目的がある。
【0009】
本発明は、懸垂取手を提供することにより、プルアップ運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供することにその目的がある。
【0010】
本発明は、アクセサリー据置台を提供することにより、整理整頓が容易な多目的ケーブル運動器具を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具は、床に安着される第1フレーム、前記第1フレームと離隔したまま、鏡状に配置される第2フレーム及び前記第1フレームと前記第2フレームと、を連結する連結フレームを備える本体フレーム、前記第1フレームの外側端に回動可能なように装着される第1腕帯及び、前記第2フレームの外側端に回動可能なように装着される第2腕帯と、を備える腕帯部。前記第1フレームに内蔵された状態で、前記第1腕帯に連結され、前記第1腕帯に印加された外力によって昇降する第1重量錘及び前記第2フレームに内蔵された状態で、前記第2腕帯に連結されて前記第2腕帯に印加された外力によって昇降する第2重量錘を備える重量部、前記連結フレームに回動可能なように装着される背板支持部及び、前記連結フレームに設けられ、前記本体フレームの前方に突出するプルアップバー;を含め、前記第1腕帯は、前記第1フレームを基準に上下回動又は左右回動可能であり、前記第2腕帯は、前記第2フレームを基準に上下回動又は左右回動可能であり得る。
【0012】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記第1腕帯は、前記第1フレームの外側端に連結される第1左右回動軸を基準に左右回動される第1左右回動部、バー(bar)形状に形成され、前記第1左右回動部に上下回動可能なように連結される第1上下回動部、前記第1上下回動部の端部に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供する第1グリップ部及び一側は、前記第1グリップ部に連結され、他側は前記第1重量錘に連結され、前記第1グリップ部の位置移動に応じて前記第1重量錘が連動するようにする第1ケーブルを備え、前記第1ケーブルは、前記第1上下回動部内に隠された状態で、前記第1グリップ部の前記第1上下回動部からの離隔に応じて、前記第1上下回動部の外部に露出され、前記第2腕帯は、前記第2フレームの外側端に連結される第2左右回動軸を基準に左右回動する第2左右回動部、バー(bar)状に形成され、前記第2左右回動部に上下回動可能なように連結される第2上下回動部、前記第2上下回動部の先端に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供する第2グリップ部及び一側は、前記第2グリップ部に連結され、他側は前記第2重量錘に連結され、前記第2グリップ部の位置移動に応じて前記第2重量錘が連動するようにする第2ケーブルを備え、前記第2ケーブルは、前記第2上下回動部内に隠された状態で、前記第2グリップ部の前記第2上下回動部からの離隔により、前記第2上下回動部の外部に露出することができる。
【0013】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記第1左右回動部は、前記第1フレームに設置され、前記第1左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通された第1-1固定選択穴が形成された第1左右回動固定部、前記第1左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通したまま、前記第1-1固定選択穴と重畳して配置される第1左右固定穴が形成された第1左右回動本体部及び前記第1-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第1左右固定穴への挿入如何により、前記第1左右回動本体部の前記第1左右回動固定部に対する回動可能如何を決定する第1左右回動決定部を備え、前記第1-1固定選択穴は、扇形状に配置された複数の第1固定選択片から構成され、前記第1左右固定穴は、前記第1左右回動本体部の前記第1左右回動固定部に対する回動角度に応じて複数の第1固定選択片のいずれか一つと重畳して配置され、前記第2左右回動部は、前記第2フレームに設置され、前記第2左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通された第2-1固定選択穴が形成された第2左右回動固定部、前記第2左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通されたまま、前記第2-1固定選択穴と重畳して配置される第2左右固定穴が形成された第2左右回動本体部及び前記第2-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第2左右固定穴への挿入如何に応じて、前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動可能如何を決定する第2左右回動決定部を備え、前記第2-1固定選択穴は、扇形状に配置された複数の第2固定選択片により構成され、前記第2左右固定穴は、前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動角度に応じて、複数の第2固定選択片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0014】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記第1左右回動部は、前記第1フレームに設置され、前記第1左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通された第1-1固定選択穴が形成された第1左右回動固定部、前記第1左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通したまま、前記第1-1固定選択穴と重畳して配置される第1左右固定穴が形成された第1左右回動本体部及び前記第1-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第1左右固定穴への挿入如何に応じて、前記第1左右回動本体部の前記第1左右回動固定部に対する回動可能如何を決定する第1左右回動決定部を備え、前記第1左右固定穴は、扇形状に配置された複数の第1左右固定片から構成され、前記第1-1固定選択穴は、前記第1左右回動本体部の前記第1左右回動固定部に対する回動角度に応じて複数の第1左右固定片のいずれか一つと重畳して配置され、前記第2左右回動部は、前記第2フレームに設置され、前記第2左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通した第2-1固定選択穴が形成された第2左右回動固定部、前記第2左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通されたまま、前記第2-1固定選択穴と重畳して配置される第2左右固定穴が形成された第2左右回動本体部及び前記第2-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第2左右固定穴への挿入如何に応じて、前記2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動可能如何を決定する第2左右回動決定部を備え、前記第2左右固定穴は、扇形状に配置された複数の第2左右固定片で構成され、前記第2-1固定選択穴は、前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動角度に応じて、複数の第2左右固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0015】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記第1上下回動部は、前記第1左右回動本体部に締結され、床面と水平に配置された第1上下回動軸、バー(bar)形状で形成され、前記第1上下回動軸に連結されたまま、前記第1上下回動軸を基準に上下回動され、前記第1左右回動本体部との対向面に、水平方向に貫通された第1上下固定穴が形成された第1回動バー及び前記第1左右回動本体部に形成された第1-2固定選択穴に挿入されたまま、前記第1上下固定穴への挿入如何により前記第1回動バーの前記第1左右回動本体部に対する回動可能如何を決定する第1上下回動決定部を備え、前記第1上下固定穴は、扇形状に配置された複数の第1上下固定片から構成され、前記第1-2固定選択穴は、前記第1回動バーの前記第1左右回動本体部に対する回動角度に応じて複数の第1上下固定片のいずれか一つと重畳して配置され、前記第2上下回動部は、前記第2左右回動本体部に締結され、床面と水平に配置された第2上下回動軸、バー(bar)状に形成され、前記第2上下回動軸に連結されたまま、前記第2上下回動軸を基準に上下回動され、前記第2左右回動本体部との対向面に、水平方向に貫通された第2上下固定穴が形成された第2回動バー及び前記第2左右回動本体部に形成された第2-2固定選択穴に挿入されたまま、前記第2上下固定穴への挿入如何により前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動可能如何を決定する第2上下回動決定部を備え、前記第2上下固定穴は、扇形状に配置された複数の第2上下固定片で構成され、前記第2-2固定選択穴は、前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動角度に応じて複数の第2上下固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0016】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記背板支持部は、前記連結フレームに連結される背板上下回動軸を基準に上下回動される背板上下回動部、前記背板上下回動部に左右回動可能なように連結される背板左右回動部及び前記背板左右回動部の端部に連結され、クッション感を提供するクッション提供部を備え、前記背板上下回動部は、前記連結フレームに設置され、前記背板上下回動軸を提供し、床面と水平に貫通された第1背板固定選択穴が形成された背板回動固定部及び前記背板上下回動軸に装着されて上下回動され、バー(bar)形状に形成される背板回動バーを備え、前記背板回動バーは、互いに重なり合って長さが変化するように同芯上に多段に断面の大きさを異にして形成される第1長さ調節棒と第2長さ調節棒とを備える長さ変化部及び、前記第1長さ調節棒と前記第2長さ調節棒それぞれに形成された連通穴への挿入如何に応じて、前記第1長さ調節棒の前記第2長さ調節棒内へのスライディング如何を決定する長さ決定部を備えることができる。
【0017】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記背板上下回動部は、前記第1背板固定選択穴に挿入されたまま、前記背板回動バーに形成された背板上下固定穴への挿入如何に応じて、前記背板回動バーの前記背板回動固定部に対する回動可能如何を決定する背板上下回動決定部をさらに備え、前記背板上下固定穴は、扇形状に配置された複数の背板上下固定部から構成され、前記第1背板固定選択穴は、前記背板回動バーの前記背板回動固定部に対する回動角度に応じて複数の背板上下固定片のいずれか一つと重畳して配置され、前記背板左右回動部は、前記背板回動バーの端部に設置され、背板左右回動軸を提供し、貫通された背板左右固定穴が形成された背板左右固定部、前記背板左右回動軸に装着されて左右回動し、貫通して前記背板左右固定穴と重畳して配置される第2背板固定選択穴が形成された背板左右本体部及び前記第2背板固定選択穴に挿入されたまま、前記背板左右固定穴への挿入如何により、前記背板左右本体部の前記背板左右固定部に対する回動可能如何を決定する背板左右回動決定部を備え、前記背板左右固定穴は、扇形状に配置された複数の背板左右固定片から構成され、前記第2背板固定選択穴は、前記背板左右本体部の前記背板左右固定部に対する回動角度に応じて、複数の背板左右固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0018】
本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の前記連結フレームは、前記第1フレームと前記第2フレームの高さ方向中央を媒介する第1連結部及び、前記第1フレームと前記第2フレームの上側端とをカバーしたまま、媒介する第2連結部を備え、前記プルアップバーは、前記第2連結部の上側端から前方に向かって突出して形成される突出部、前記突出部の一側端に連結される第1プルアップ片及び前記突出部の他側端に連結される第2プルアップ片を備え、前記第1プルアップ片及び前記第2プルアップ片は前記突出部を基準に鏡状に配置されることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、上下だけでなく左右調整も可能であり、様々な角度で多くの運動実行が可能なように構成を提供し、様々なポジションで運動実行が可能な多目的ケーブル運動器具を提供する効果がある。
【0020】
本発明は、一側ケーブル運動だけでなく、両側ケーブルにEZバーを締結することにより、両腕運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供する効果がある。
【0021】
本発明は、胸運動時に背板パッドを提供することにより、安定した胸運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供する効果がある。
【0022】
本発明は、懸垂取手を提供することにより、プルアップ運動が可能な多目的ケーブル運動器具を提供する効果がある。
【0023】
本発明は、アクセサリー据置台を提供することにより、整理整頓が容易な多目的ケーブル運動器具を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具を示す概略斜視図。
【
図2】本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の作動を説明するための概略図。
【
図3】本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の腕帯部を説明するための概略図。
【
図4】本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の背板支持部を説明するための概略図。
【
図5】本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の背板支持部を説明するための概略図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下では、図面を参照して本発明の具体的な実施例を詳細に説明する。ただし、本発明の思想は提示される実施例に限定されず、本発明の思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内において他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施例を容易に提案することができるだろうが、これもまた本願発明思想の範囲内に含まれるということができる。
【0026】
また、各実施例の図面に示される同一思想の範囲内の機能が同一構成要素は、同一参照符号を用いて説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具を示す概略斜視図であり、
図2は、本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の作動を説明するための概略図である。
【0028】
図1及び
図2を参照すれば、本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具(1)は、本体フレーム(10)、腕帯部(20)、重量部(30)、背板支持部(40)及びプルアップバー(50)を含むことができる。
【0029】
前記本体フレーム(10)は、床に安着される第1フレーム(11)、前記第1フレーム(11)と離隔したまま、鏡状に配置される第2フレーム(12)、及び前記第1フレーム(11)と、前記第2フレーム(12)を連結する連結フレーム(15)を備えることができる。
【0030】
前記連結フレーム(15)には、運動に必要な各種アクセサリーを取り付けることができるアクセサリー据置台が形成されることができる。
【0031】
前記腕帯部(20)は、前記第1フレーム(11)の外側端に回動可能なように装着される第1腕帯(21)及び前記第2フレーム(12)の外側端に回動可能なように装着されることができる。
【0032】
前記重量部(30)は、前記第1フレーム(11)に内蔵されたまま、前記第1腕帯(21)と連結されて前記第1腕帯(21)に印加された外力により昇降する第1重量錘(31)及び前記第2フレーム(12)に内蔵されたまま、前記第2腕帯(22)と連結されて前記第2腕帯(22)に印加された外力によって昇降する第2重量錘(32)を備えることができる。
【0033】
使用者は、前記背板支持部(40)に背(又は腹)を傾けたまま、一方の手では前記第1腕帯(21)の第1ケーブル(217)を、他側手によっては前記第2腕帯(22)の第2ケーブル(227)をグリップして、第1ケーブル(217)と第2ケーブル(227)を引っ張る動作を行うことで胸運動をすることができる(
図2参照)。
【0034】
ここで、前記第1ケーブル(217)の端部には前記第1重量錘(31)が吊り下げられており、前記第2ケーブル(227)の端部には前記第2重量錘(32)が吊り下げられており、使用者はケーブルに吊り下げられている重量錘の重量に応じて運動強度を変化させることができる。
【0035】
また、使用者は、第1腕帯(21)又は第2腕帯(22)のいずれか一つの腕帯を用いて片腕のみを運動させるか、一方の腕帯を両手で握って運動することもできる。
【0036】
そして、第1ケーブル(217)と第2ケーブル(227)とをEZバー(図示なし)で連結して、EZバーを肩にかけてスクワット運動を行うこともできる。
【0037】
その他ケーブルプッシュダウン、ケーブルフライ、フルオーバー、シティドロー、ケーブルカールなどの様々な運動を行うことができる。
【0038】
前記背板支持部(40)は、前記連結フレーム(15)に回動可能なように装着されることができる。
【0039】
前記第1腕帯(21)は、前記第1フレーム(11)を基準に上下回動又は左右回動が可能であり、前記第2腕帯(22)は、前記第2フレーム(12)を基準に上下回動又は左右回動が可能であることができる。
【0040】
前記連結フレーム(15)は、前記第1フレーム(11)と前記第2フレーム(12)の高さ方向中央を媒介する第1連結部(151)及び前記第1フレーム(11)と前記第2フレーム(12)の上側端を覆ったまま、媒介する第2連結部(152)を備えることができる。
【0041】
前記プルアップバー(50)は、前記連結フレーム(15)に設けられ、前記本体フレーム(10)の前方に突出することができる。
【0042】
具体的に、前記プルアップバー(50)は、前記第2連結部(152)の上側端から前方に向かって突出して形成される突出部(51)、前記突出部(51)の一側端に連結される第1プルアップ片(53)及び前記突出部(51)の他側端に連結される第2プルアップ片(55)とを備えることができる。
【0043】
前記第1プルアップ片(53)及び前記第2プルアップ片(55)は、前記突出部(51)を基準に鏡状に配置されることができる。
【0044】
使用者は、前記第1プルアップ片(53)と前記第2プルアップ片(55)に吊り下げられた状態で、プルアップ(懸垂)運動をすることができる。
【0045】
図3は、本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の腕帯部を説明するための概略図である。
【0046】
図3を参照すれば、前記第1腕帯(21)は第1左右回動部(211)、第1上下回動部(213)、第1グリップ部(215)及び第1ケーブル(217)を備えることができる。
【0047】
前記第1左右回動部(211)は、前記第1フレーム(11)の外側端に連結される第1左右回動軸(2111)を基準に左右回動することができる。
【0048】
前記第1左右回動部(211)は、第1左右回動固定部(211a)、第1左右回動本体部(211b)及び第1左右回動決定部(211c)を備えることができる。
【0049】
前記第1左右回動固定部(211a)は、前記第1フレーム(11)に設置され、前記第1左右回動軸(2111)を提供し、高さ方向に貫通された第1-1固定選択穴(2112)が形成されることができる。
【0050】
前記第1左右回動本体部(211b)は、前記第1左右回動軸(2111)に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通したまま、前記第1-1固定選択穴(2112)と重畳して配置される第1左右固定穴(2113)が形成されることができる。
【0051】
前記第1左右回動決定部(211c)は、前記第1-1固定選択穴(2112)に挿入されたまま、前記第1左右固定穴(2113)への挿入如何に応じて前記第1左右回動本体部(211b)の前記第1左右回動固定部(211a)に対する回動可能如何を決定することができる。
【0052】
前記第1-1固定選択穴(2112)は、扇形状に配置された複数の第1固定選択片から構成されることができる。
【0053】
前記第1左右固定穴(2113)は、前記第1左右回動本体部(211b)の前記第1左右回動固定部(211a)に対する回動角度に応じて複数の第1固定選択片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0054】
前記第1左右回動決定部(211c)は、重畳して配置された第1固定選択片と第1-1固定選択穴(2112)に同時に挿入され、前記第1左右回動本体部(211b)の回動が可能でないようにする。
【0055】
前記第1上下回動部(213)は、バー(bar)状に形成され、前記第1左右回動部(211)に上下回動可能なように連結されることができる。
【0056】
前記第1上下回動部(213)は、第1上下回動軸(213a)、第1回動バー(213b)及び第1上下回動決定部(213c)を備えることができる。
【0057】
前記第1上下回動軸(213a)は、前記第1左右回動本体部(211b)に締結され、床面と水平に配置されることができる。
【0058】
前記第1回動バー(213b)は、バー(bar)状に形成され、前記第1上下回動軸(213a)に連結されたまま、前記第1上下回動軸(213a)を基準に上下回動され、前記第1左右回動本体部(211b)との対向面に、水平方向に貫通した第1上固定穴(2131)が形成されることができる。
【0059】
前記第1上下回動決定部(213c)は、前記第1左右回動本体部(211b)に形成された第1-2固定選択穴(2114)に挿入されたまま、前記第1上下固定穴(2131)への挿入如何によって、第1回動バー(213b)の前記第1左右回動本体部(211b)に対する回動可能如何を決定することができる。
【0060】
前記第1上下固定穴(2131)は、扇形状に配置された複数の第1上下固定片から構成されることができる。
【0061】
前記第1-2固定選択穴(2114)は、前記第1回動バー(213b)の前記第1左右回動本体部(211b)に対する回動角度に応じて複数の第1上下固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0062】
前記第1上下回動決定部(213c)は、重畳して配置された、第1上下固定片と第1-2固定選択穴(2114)に同時に挿入され、前記第1回動バー(213b)の回動が可能でないようにする。
【0063】
前記第1グリップ部(215)は、第1上下回動部(213)の端部に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供することができる。
【0064】
前記第1ケーブル(217)は、一側が第1グリップ部(215)に連結され、他側が第1重量錘(31)に連結され、前記第1グリップ部(215)の位置移動により、前記第1重量錘(31)が連動されるようにすることができる。
【0065】
前記第1ケーブル(217)は、前記第1上下回動部(213)内に隠された状態で、前記第1グリップ部(215)の前記第1上下回動部(213)からの離隔により、前記第1上下回動部(213)の外部に露出されることができる。
【0066】
前記第2腕帯(22)は、第2左右回動部、第2上下回動部、第2グリップ部及び第2ケーブル(227)を備えることができる。
【0067】
前記第2腕帯(22)に関する具体的な内容は、前述した第1腕帯(21)に関する事項と同一であるので、以下別途図面符号なく説明することにする。
【0068】
前記第2左右回動部は、前記第2フレーム(12)の外側端に連結される第2左右回動軸を基準に左右回動されることができる。
【0069】
前記第2左右回動部は、第2左右回動固定部、第2左右回動本体部及び第2左右回動決定部を備えることができる。
【0070】
前記第2左右回動固定部は、前記第2フレーム(12)に設置され、前記第2左右回動軸を提供し、高さ方向に貫通した第2-1固定選択穴が形成されることができる。
【0071】
前記第2左右回動本体部は、前記第2左右回動軸に装着されて左右回動され、高さ方向に貫通したまま、前記第2-1固定選択穴と重畳して配置される第2左右固定穴が形成されることができる。
【0072】
前記第2左右回動決定部は、前記第2-1固定選択穴に挿入されたまま、前記第2左右固定穴への挿入如何により前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動可能如何を決定することができる。
【0073】
前記第2-1固定選択穴は、扇形状に配置された複数の第2固定選択片から構成されることができる。
【0074】
前記第2左右固定穴は、前記第2左右回動本体部の前記第2左右回動固定部に対する回動角度に応じて複数の第2固定選択片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0075】
前記第2上下回動部はバー(bar)状に形成され、前記第2左右回動部に上下回動可能なように連結されることができる。
【0076】
前記第2上下回動部は、第2上下回動軸、第2回動バー及び第2上下回動決定部を備えることができる。
【0077】
前記第2上下回動軸は、前記第2左右回動本体部に締結され、床面と水平に配置されることができる。
【0078】
前記第2回動バーは、バー(bar)状に形成され、前記第2上下回動軸に連結されたまま、前記第2上下回動軸を基準に上下回動され、前記第2左右回動本体部との対向面に、水平方向に貫通した第2上下固定穴が形成されることができる。
【0079】
前記第2上下回動決定部は、前記第2左右回動本体部に形成された第2-2固定選択穴に挿入されたまま、前記第2上下固定穴への挿入如何により、前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動可能如何を決定することができる。
【0080】
前記第2上下固定穴は、扇形状に配置された複数の第2上下固定片から構成されることができる。
【0081】
前記第2-2固定選択穴は、前記第2回動バーの前記第2左右回動本体部に対する回動角度に応じて、複数の第2上下固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0082】
前記第2グリップ部は、前記第2上下回動部の端部に連結され、使用者がグリップ可能な空間を提供することができる。
【0083】
前記第2ケーブル(227)は、一側が前記第2グリップ部に連結され、他側が前記第2重量錘(32)に連結され、前記第2グリップ部の位置移動に応じて前記第2重量錘(32)が連動するようにすることができる。
【0084】
前記第2ケーブル(227)は、前記第2上下回動部内に隠れた状態で、前記第2グリップ部の前記第2上下回動部からの離隔に応じて、前記第2上下回動部の外部に露出されることができる。
【0085】
図4及び
図5は、本発明の一実施例による多目的ケーブル運動器具の背板支持部を説明するための概略図である。
【0086】
図4及び
図5を参照すれば、前記背板支持部(40)は、背板上下回動部(41)、背板左右回動部(43)及びクッション提供部(45)を備えることができる。
【0087】
前記背板上下回動部(41)は、前記連結フレーム(15)に連結される背板上下回動軸(411a)を基準に上下回動することができる。
【0088】
前記背板左右回動部(43)は、前記背板上下回動部(41)に左右回動可能なように連結されることができる。
【0089】
前記クッション提供部(45)は、前記背板左右回動部(43)の先端に連結され、クッション感を提供することができる。
【0090】
前記背板上下回動部(41)は、前記連結フレーム(15)に設置され、前記背板上下回動軸(411a)を提供し、床面と水平に貫通された第1背板固定選択穴(411b)が形成された背板回動固定部(411)及び、前記背板上下回動軸(411a)に装着され上下回動され、バー(bar)状に形成される背板回動バー(413)を備えることができる。
【0091】
前記背板回動バー(413)は、互いに重なり合って長さが変化するように同芯上に多段に断面の大きさを異にして形成される第1長さ調節棒(4131)と第2長さ調節棒(4132)と、を備える長さ変化部(413a)及び前記第1長さ調整棒(4131)と前記第2長さ調整棒(4132)のそれぞれに形成された連通穴への挿入如何により、前記第1長さ調整棒(4131)の前記第2長さ調整棒(4132)内へのスライディング如何を決定する長さ決定部(413b)を備えることができる(
図5参照)。
【0092】
前記背板上下回動部(41)は、前記第1背板固定選択穴(411b)に挿入されたまま、前記背板回動バー(413)に形成された背板上下固定穴(4133)への挿入如何により前記背板回動バー(413)の前記背板回動固定部(411)に対する回動可能如何を決定する背板上下回動決定部(415)をさらに備えることができる。
【0093】
前記背板上下固定穴(4133)は、扇形状に配置された複数の背板上下固定片から構成されることができる。
【0094】
前記第1背板固定選択穴(411b)は、前記背板回動バー(413)の前記背板回動固定部(411)に対する回動角度に応じて複数の背板上下固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0095】
前記背板上下回動決定部(415)は、重畳して配置された背板上下固定片と背板上下固定穴(4133)に同時に挿入されて、前記背板回動部(413)が固定されるようにする。
【0096】
前記背板左右回動部(43)は、背板左右本体部(431)、背板左右固定部(433)及び背板左右回動決定部(435)を備えることができる。
【0097】
前記背板左右固定部(433)は、前記背板回動バー(413)の端部に設置され、背板左右回動軸(431a)を提供し、背板左右固定穴(4331)が形成されることができる。
【0098】
前記背板左右本体部(431)は、前記背板左右回動軸(431a)に装着されて左右回動され、貫通して前記背板左右固定穴(4331)と重畳して配置される第2背板固定選択穴(図示なし)が形成されることができる。
【0099】
前記背板左右回動決定部(435)は、前記第2背板固定選択穴に挿入されたまま、前記背板左右固定穴(4331)への挿入如何により、前記背板左右本体部(431)の前記背板左右固定部(433)に対する回動可能如何を決定することができる。
【0100】
前記背板左右固定穴(4331)は、扇形状に配置された複数の背板左右固定片から構成することができる。
【0101】
前記第2背板固定選択穴は、前記背板左右本体部(431)の前記背板左右固定部(433)に対する回動角度に応じて複数の背板左右固定片のいずれか一つと重畳して配置されることができる。
【0102】
前記背板左右回動決定部(435)は、前記背板左右固定片と前記第2背板固定選択穴に同時に挿入されて、前記背板左右本体部(431)が固定されるようにすることができる。
【0103】
前記においては、本発明による実施例を基準に本発明の構成と特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想と範囲内において多様に変更又は変形できることは、本発明が属する技術分野の当業者には明白であり、したがって、このような変更又は変形は添付された請求範囲に属することが明らかにされる。
【符号の説明】
【0104】
1: 多目的ケーブル運動器具
10: 本体フレーム
11: 第1フレーム
12: 第2フレーム
15: 連結フレーム
20: 腕帯部
21: 第1腕帯
22: 第2腕帯
30: 重量部
31: 第1重量錘
32: 第2重量錘
40: 背板支持部
41: 背板上下回動部
43: 背板左右回動部
45: クッション提供部
50: プルアップバー
51: 突出起
53: 第1プルアップ片
55: 第2プルアップ片
【外国語明細書】