(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023117862
(43)【公開日】2023-08-24
(54)【発明の名称】光ディスク及び光ディスク装置
(51)【国際特許分類】
G11B 7/007 20060101AFI20230817BHJP
G11B 7/005 20060101ALI20230817BHJP
G11B 7/26 20060101ALI20230817BHJP
G11B 7/24038 20130101ALI20230817BHJP
G11B 7/24082 20130101ALI20230817BHJP
G11B 7/24094 20130101ALI20230817BHJP
G11B 7/24097 20130101ALI20230817BHJP
G11B 20/10 20060101ALI20230817BHJP
G11B 20/12 20060101ALI20230817BHJP
【FI】
G11B7/007
G11B7/005 Z
G11B7/26
G11B7/24038
G11B7/24082
G11B7/24094
G11B7/24097
G11B20/10 301Z
G11B20/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022020648
(22)【出願日】2022-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 浩二郎
(72)【発明者】
【氏名】高岡 俊典
【テーマコード(参考)】
5D029
5D044
5D090
【Fターム(参考)】
5D029JB05
5D029PA01
5D029WA02
5D044BC02
5D044CC04
5D044DE43
5D044DE49
5D044DE52
5D044GK20
5D090AA01
5D090CC01
5D090CC04
5D090CC12
5D090CC14
5D090FF15
5D090FF33
5D090GG09
5D090GG10
5D090GG27
(57)【要約】
【課題】ウォブリングのグルーブカッティングとランドカッティングとが混在可能な光ディスクを提供する。
【解決手段】光ディスクは複数の記録層を備え、各記録層は、グルーブにより形成されたグルーブトラックと、隣接するグルーブトラックの間に形成されたランドトラックと、当該記録層のグルーブトラック又はランドトラックのいずれか一方に設けられ、当該記録層における物理アドレス情報を示すウォブリングとを備え、ウォブリングがグルーブトラックに設けられた記録層とウォブリングがランドトラックに設けられた記録層とが混在することを許容する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の記録層を備えた光ディスクであって、
各記録層は、
グルーブにより形成されたグルーブトラックと、
隣接するグルーブトラックの間に形成されたランドトラックと、
当該記録層の前記グルーブトラック又は前記ランドトラックのいずれか一方に設けられ、当該記録層における物理アドレス情報を示すウォブリングと、を備え、
前記ウォブリングが前記グルーブトラックに設けられた記録層と前記ウォブリングが前記ランドトラックに設けられた記録層とが混在することを許容することを特徴とする光ディスク。
【請求項2】
前記各記録層において前記ウォブリングが前記グルーブトラック又は前記ランドトラックのいずれに設けられているかを示すカッティング方式情報が記録されたBCA(Burst Cutting Area)を備える、
請求項1に記載の光ディスク。
【請求項3】
第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを備え、
前記第1面及び前記第2面はそれぞれ複数の記録層を有し、
前記BCAは、前記第1面の各記録層における前記カッティング方式情報と、前記第2面の各記録層における前記カッティング方式情報とを記録する、
請求項2に記載の光ディスク。
【請求項4】
前記第1面の前記BCAは、前記第1面の各記録層における前記カッティング方式情報を記録し、
前記第2面の前記BCAは、前記第2面の各記録層における前記カッティング方式情報を記録する、
請求項3に記載の光ディスク。
【請求項5】
前記第1面又は前記第2面の前記BCAは、前記第1面の各記録層における前記カッティング方式情報と、前記第2面の各記録層における前記カッティング方式情報とを記録する、
請求項3に記載の光ディスク。
【請求項6】
前記複数の記録層のうち少なくとも1つの記録層は、他の記録層と材料が異なる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項7】
前記複数の記録層はすべて共通の材料で形成されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項8】
前記複数の記録層は、第1の記録層、第2の記録層、第3の記録層及び第4の記録層の順に積層されており、
少なくとも前記第1の記録層及び前記第3の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有する、
あるいは、少なくとも前記第2の記録層及び前記第4の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項9】
前記複数の記録層は、第1の記録層、第2の記録層、第3の記録層及び第4の記録層の順に積層されており、
前記第1の記録層及び前記第3の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有し、
かつ、前記第2の記録層及び前記第4の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項10】
前記複数の記録層はすべて共通の前記物理アドレス情報を有する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項11】
第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを備え、
前記第1面及び前記第2面はそれぞれ複数の記録層を有し、
前記第1面の前記複数の記録層と前記第2面の前記複数の記録層とが共通の前記物理アドレス情報を有する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の光ディスク。
【請求項12】
請求項2に記載の光ディスクに対するデータの記録又は再生を行う光ディスク装置であって、
前記BCAに記録された前記カッティング方式情報に基づいて、前記各記録層において前記ウォブリングが前記グルーブトラック又は前記ランドトラックのいずれに設けられているかを識別する回路を備える、
光ディスク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、光ディスク及び光ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光ディスクの体積あたりの記録密度を向上させる技術として、トラックの記録密度を向上させるランド(溝間)-グルーブ(溝)記録再生技術がある。この技術は、既にDVD-RAMで用いられており、従来のグルーブまたはランドのみに記録されていたデータを、グルーブ及びランドの両方に記録することでトラックの記録密度を向上させる。
【0003】
ところが、DVD-RAMでは、トラックの中にデータ記録領域とアドレス領域を設けているため、データ記録領域及びアドレス領域には、データを独立して復調するための領域を設ける必要があり、フォーマットの利用効率が悪くなり、データを記録する領域を無駄に使ってしまう。この課題に対して、光ディスクの原盤となるスタンパを製作する工程に含まれるレーザ露光工程において、パターン形成の際に半径方向にレーザを偏向させることでグルーブトラックをウォブリングさせ物理アドレス情報を記録し、データ記録領域を無駄にしない技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、光ディスクの高容量化のためには、各層の容量を増加したうえで積層数を増やす必要がある。その実現には光ディスクの原盤となるスタンパを大量に準備する必要があり、スタンパの生産能力の増強が求められる。また、光ディスクを生産する設備構成に適した形態でありながら最適な記録信号特性を得るためには、ディスク表面に形成されたグルーブトラック、ランドトラックのカッティング方式を一枚の光ディスクの中で混在することも求められる。
【0006】
本開示は、1枚の光ディスクの中で、グルーブトラックのカッティング方式とランドトラックのカッティング方式とを混在可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、複数の記録層を備えた光ディスクであって、各記録層は、グルーブにより形成されたグルーブトラックと、隣接するグルーブトラックの間に形成されたランドトラックと、当該記録層の前記グルーブトラック又は前記ランドトラックのいずれか一方に設けられ、当該記録層におけるアドレス情報を示すウォブリングと、を備え、前記ウォブリングが前記グルーブトラックに設けられた記録層と前記ウォブリングが前記ランドトラックに設けられた記録層とが混在することを許容することを特徴とする光ディスクを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、1枚の光ディスクの中で、グルーブトラックのカッティング方式とランドトラックのカッティング方式とを混在可能とすることができる。これにより、例えば、原盤工程の生産能力増強抑制と工程の簡素化とを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施の形態に係る光ディスクの一例を示す平面図
【
図2】本実施の形態に係る光ディスクの一例を示す断面概念図
【
図3】本実施の形態に係る光ディスクにおけるウォブリングの一例を示す図
【
図4】本実施の形態に係るマスタースタンパの製造工程の一例を示す図
【
図5】本実施の形態に係るマザースタンパ製造工程の一例を示す図
【
図6】本実施の形態に係る光ディスクの製造工程の一例を示す図
【
図7】本実施の形態に係るBCAのフォーマットの一例を示す図
【
図8A】本実施の形態に係るカッティング方式情報の第1例を示す図
【
図8B】本実施の形態に係るカッティング方式情報の第2例を示す図
【
図9】本実施の形態に係る光ディスク装置の構成例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
【0011】
(本実施の形態)
<光ディスクの構成>
図1から
図9を参照しながら、本実施の形態に係る光ディスク10の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る光ディスク10の一例を示す平面図である。
図2は、本実施の形態に係る光ディスク10の一例を示す断面図である。
図2に示す断面概念図は、
図1に示す光ディスク10のA-A断面図を概念的に表現した図に相当する。
図3は、本実施の形態に係る光ディスク10におけるウォブリング23の一例を示す図である。
【0012】
光ディスク10は、
図2に示すように、第1面11と、当該第1面11と反対側の面である第2面12とを有する。また、光ディスク10は、第1面11及び第2面12のそれぞれにおいて、複数の記録層Lを有する。例えば、
図2に示すように、第1面11において、ポリカーボネートによって構成される基板13に対して、記録層L0、記録層L1、記録層L2、記録層L3、及び、カバー層14を順に積層する。同様に、第2面12において、基板13に対して、記録層L0、記録層L1、記録層L2、記録層L3、及び、カバー層14を順に積層する。なお、記録層L0は第1の記録層、記録層L1は第2の記録層、記録層L2は第3の記録層、記録層L3は第4の記録層と読み替えられてもよい。
【0013】
光ディスク10の構造は、トラックピッチが0.18μm、溝の深さが25nm~35nm、レーザ入射面から情報面までの厚みが概略50.5μm~106.5μmである。次に、1記録層当たりの記録容量が125GBであり、多層かつ両面貼り合わせである光ディスク10の一例について説明する。当該光ディスク10の記録再生装置は、主な光学条件として、波長405nmのレーザと、NA=0.91の対物レンズとを用い、書き込み時の速度は、線速度15.6m/sである。なお、この線速度は一例であり、この条件のみに限定するものではない。
【0014】
光ディスク10の各記録層Lには、内周から外周(又は外周から内周)にかけてらせん状にトラック20が形成される。トラック20は、
図2に示すように、レーザ入射側から見て凸形状のグルーブにより形成されるグルーブトラック21と、隣接するグルーブトラック21の間に形成されるレーザ入射側から見て凹形状のランドトラック22とから成る。データは、グルーブトラック21及びランドトラック22のいずれにも記録される。すなわち、光ディスク10は、各記録層Lのグルーブトラック21及びランドトラック22にデータを記録する。
【0015】
光ディスク10は、
図1に示すように、第1面11及び第2面12のそれぞれにおいて、内周から順に、BCA(Burst Cutting Area)30と、記録可能領域(図示しない)とを有する。記録可能領域では、上述したように、各記録層Lのグルーブトラック21及びランドトラック22にデータが記録される。また、光ディスク10は、
図3に示すように、当該記録層Lにおける位置情報を示す物理アドレス情報を、各記録層Lのグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方にウォブリング23を設けることにより記録する。なお、当該ウォブリング23の形成方法を含む光ディスク10の製造方法の詳細については後述する(
図4、
図5、
図6参照)。
【0016】
BCA30には、光ディスク10を管理するための情報が記録される。なお、BCA30に記録される情報の詳細については後述する(
図7参照)。
【0017】
<光ディスクの製造方法>
次に、
図4、
図5及び
図6を参照して、光ディスク10の製造方法の一例について説明する。
図4は、本実施の形態に係るマスタースタンパの製造工程の一例を示す図である。
図5は、本実施の形態に係るマザースタンパの製造工程の一例を示す図である。
図6は、本実施の形態に係る光ディスクの製造工程の一例を示す図である。
【0018】
光ディスク10は、各記録層Lにおける位置情報を示す物理アドレス情報を、グルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方を所定のパターンにて露光することによって記録する。
【0019】
次に、
図4を参照して、マスタースタンパ604の製造工程について説明する。
【0020】
まず、
図4(a)に示すように、露光レーザ601を、半径方向に偏向させながら、基板603に塗布されたレジスト602に照射する。次に、
図4(b)に示すように、レジスト602を現像し、グルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方にウォブルしたウォブリング23(
図3参照)を形成する。以下、グルーブトラック21にウォブリング23を設けて物理アドレス情報を記録する方式をグルーブカッティング方式と称し、ランドトラック22にウォブリング23を設けて物理アドレス情報を記録する方式をランドカッティング方式と称する。
【0021】
第1面11及び第2面12の記録層L毎に付与される物理アドレス情報が異なるため、第1面11及び第2面12の両面の記録層Lの数の分、グルーブトラック21又はランドトラック22についてのカッティングが必要である。
図4(b)に示す凹部分は、カッティングしたグルーブトラック21又はランドトラック22を表しており、グルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方の両端が同期して蛇行している。一方、残った凸部は、両端が非同期に蛇行している部分が存在する。
【0022】
全てランドカッティング方式で原盤を製造する工程と、インプリント方式で記録層L1~L3を形成するディスク生産ラインとを組み合わせる場合、
図4(c)に示すように、ニッケル電鋳により、原盤となるマスタースタンパ604を形成する。なお、マスタースタンパは、ファザースタンパと読み替えられてもよい。
【0023】
次に、
図5を参照して、マザースタンパ705の製造工程について説明する。
【0024】
まず、
図5(a)に示すように、露光レーザ701を、半径方向に偏向させながら、基板703に塗布されたレジスト702に照射する。次に、
図5(b)に示すように、レジスト702を現像し、グルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方にウォブルしたウォブリング23(
図3参照)を形成する。次に、
図5(c)に示すように、ニッケル電鋳により、原盤となるマスタースタンパ704を形成する。
【0025】
次に、
図5(d)に示すように、記録層L1~L3を形成する工程に合わせて、マスタースタンパ704の凹凸を反転複製して、マザースタンパ705を形成する。
【0026】
次に、
図6を参照して、光ディスク10の製造方法を説明する。
【0027】
まず、
図6(a)に示すように、マスタースタンパ604の凹凸を射出成形によって反転複製し、基板801を形成する。基板801は、ポリカーボネートの基板であり、記録層L0に相当する。
【0028】
次に、
図6(b)に示すように、
図5(d)で形成した記録層L1用のマザースタンパ705の凹凸を射出成形によって反転複製し、記録層L1用のスタンパ基板802を形成する。そして、この記録層L1用のスタンパ基板802を用いて、インプリント方式により、記録層L1に相当する中間層803を形成する。
【0029】
次に、
図6(c)に示すように、
図5(d)で形成した記録層L2用のマザースタンパ705の凹凸を射出成形によって反転複製し、記録層L2用のスタンパ基板804を形成する。そして、この記録層L2用のスタンパ基板804を用いて、インプリント方式により、記録層L2に相当する中間層805を形成する。
【0030】
次に、
図6(d)に示すように、
図5(d)で形成した記録層L3用のマザースタンパ705の凹凸を射出成形によって反転複製し、記録層L3用のスタンパ基板806を形成する。そして、この記録層L3用のスタンパ基板806を用いて、インプリント方式により、記録層L3に相当する中間層807を形成する。
【0031】
次に、
図6(e)に示すように、表面にカバー層808を形成する。これにより、第1面11側のディスクが形成される。カバー層808は、
図2に示すカバー層14に相当する。
【0032】
第2面12側のディスクについても、上述した
図6(a)~(e)と同様の工法で作成する。
【0033】
次に、第1面11側のディスク及び第2面12側のディスクにそれぞれBCAを記録する。次に、第1面11側のディスクと第2面12側のディスクを貼り合わせることにより光ディスク10を形成する。
【0034】
なお、基板801を作成する方法として、マザースタンパ705を射出成形で形成してもよい。また、基板801の形成にあたっては、中間層803、805、807を形成する方法と同じインプリント方式で行ってもよい。また、中間層803、805、807を形成するにあたって、マスタースタンパ604を使用してもよい。
【0035】
本実施の形態では、原盤記録方式の混在を可能としており、例えば記録層L0をランドカッティング方式、記録層L1~L3をグルーブカッティング方式で実施すれば、スタンパ製造工程は
図5(d)の複製工程を必要とせず、
図4に示す工程で統一することができる。例えば、本実施の形態のように、光ディスク10が両面4層のディスクである場合、合計8枚のスタンパを作成する。8枚のスタンパを作成する際に、
図5(d)のマザリング工程を省略できれば、スタンパ作成の生産性を大きく向上させることが可能となる。したがって、両面4層以上の多層光ディスクにとって、グルーブカッティング方式とランドカッティング方式とを混在させることが可能な光ディスク10を実現することは、生産性の点で大きな効果となる。
【0036】
<BCAのフォーマット>
図7は、BCA30に記録される情報の一例を示す。BCA30には、NBCA Unit Type、AB面識別情報、バージョン番号、記録データ長、製造者番号、メディアタイプID情報901、カッティング方式情報902、及び、その他の情報等が記録される。BCA30は、第1面11(A面)及び第2面12(B面)の両面に記録されてもよいし、第1面11の片面のみに記録されてもよいし、第2面12の片面のみに記録されてもよい。ディスクの両面に対しては、光ディスク装置200(
図9参照)に備えた上下2つの光ピックアップを同期させて記録再生を行うため、原則として第1面11及び第2面12に記録されたメディアタイプID情報901、カッティング方式情報902は一致している必要がある。そのため、原盤記録方式に関する情報をBCA30に付与するのはどちらか一方の面のみでもよいし、両面のBCA30に記録順に関する情報を付与してもよい。片面のBCA30にのみ記録順に関する情報を付与するメリットとしては、生産性の向上が挙げられる。BCA30はディスクの生産時にあらかじめ記録されるが、原盤記録方式に関する情報をディスクの片面にのみ記録すればよい場合、片面分の記録順に関する情報を記録する工数を削減することができる。
【0037】
また、光ディスク装置200は、
図7に示すメディアタイプID情報901を読み込むことにより、カッティング方式を識別できてもよい。これにより、BCA30の内容を変更せずにカッティング方式を識別させることができる。すなわち、Reserved領域を消費すること無く、BCA30にカッティング方式を識別するための情報を付与することができる。
【0038】
図8Aは、本実施の形態に係るカッティング方式情報の第1例を示す図である。
図8Bは、本実施の形態に係るカッティング方式情報の第2例を示す図である。
【0039】
カッティング方式情報は、記録層Lの数に対応するビット数によって構成されるデータであってよい。各ビット値は、対応する記録層Lが、グルーブカッティング方式又はランドカッティング方式のいずれであるかを示す。本実施の形態では、グルーブカッティング方式を示すビット値を「0」、ランドカッティング方式を示すビット値を「1」とする。ただし、グルーブカッティング方式を示すビット値を「1」、ランドカッティング方式を示すビット値を「0」としてもよい。
【0040】
例えば、記録層Lが4層(L0~L3)である場合、ウォブリング情報は4ビットで構成される。そして、例えば、記録層L0がランドカッティング方式であり、記録層L1、L2、L3がグルーブカッティング方式である場合、
図8Aに示すように、BCA30のカッティング方式情報902には、2進数で「1000(Bin)」(16進数で「8(Hex)」)が記録される。
【0041】
第1面11のBCA30は、第1面11の各記録層Lについてのカッティング方式情報を記録し、第2面12のBCA30は、第2面12の各記録層Lについてのカッティング方式情報を記録してよい。
【0042】
あるいは、第1面11のBCA30が、第1面11及び第2面12の両方の各記録層Lについてのカッティング方式情報を記録してもよい。第2面12のBCA30が、第1面11及び第2面12の両方の各記録層Lについてのカッティング方式情報を記録してもよい。この場合、カッティング方式情報は、第1面11の各記録層Lに対応するビット値と、第2面12の各記録層Lに対応するビット値とを有してよい。例えば、第1面11の記録層LがL0~L3の4層であり、第2面12の記録層LがL0~L3の4層である場合、カッティング方式情報は、
図8Bに示すように、8ビットで構成され、前半の4ビットが第1面11の記録層L0~L3に対応し、後半の4ビットが第2面12の記録層L0~L3に対応してよい。例えば、第1面11において、記録層L0がランドカッティング方式であり、記録層L1、L2、L3がグルーブカッティング方式であり、第2面12において、記録層L0、L2がランドカッティング方式であり、記録層L1、L3がグルーブカッティング方式である場合、
図8Bに示すように、BCA30のカッティング方式情報には、2進数で「10001010(Bin)」(16進数で「8A(Hex)」)が記録される。各層のスタンパの記録方式をBCA30に記録することにより、各層に適した製造方法を選択することができる。
【0043】
なお、カッティング方式情報は、BCA30のフォーマットのReserved領域(つまりBCA30のフォーマットとして利用態様が規定されていない領域)に記録されてよい。これにより、BCA30のフォーマットを新たに変更又は拡張することなく、BCA30にカッティング方式情報を記録できる。
【0044】
光ディスク10は、データの記録及び/又は再生にてより良い特性が得られるように、少なくとも1つの記録層Lに、他の記録層Lと異なる材料(例えば樹脂材料)を用いる場合がある。このような場合、グルーブカッティング方式又はランドカッティング方式のいずれを採用した方がウォブリング23から物理アドレス情報を読み取る際により良い特性が得られるかは、記録層L毎に異なり得る。本実施の形態によれば、上述したように、BCA30にカッティング方式情報を記録できるので、記録層L毎に、グルーブカッティング方式又はランドカッティング方式の何れか最適な方を採用することができる。
【0045】
なお、記録層L0、記録層L1、記録層L2及び記録層L3は、すべて共通の材料(例えば樹脂材料)によって形成されてもよい。
【0046】
また、少なくとも記録層L0及び記録層L2が共通の物理アドレス情報を有してもよい。あるいは、少なくとも記録層L1及び記録層L3が共通の物理アドレス情報を有してもよい。
【0047】
また、記録層L0及び記録層L2が共通の物理アドレス情報を有し、かつ、記録層L1及び記録層L3が共通の物理アドレス情報を有してもよい。
【0048】
また、記録層L0~L3はすべて共通の物理アドレス情報を有してもよい。
【0049】
また、第1面11の記録層L0~L3と、第2面12の記録層L0~L3とは共通のアドレス情報を有してもよい。
【0050】
<光ディスク装置の構成>
図9を参照しながら、本実施の形態に係る光ディスク装置200の構成について説明する。
図9は、本実施の形態に係る光ディスク装置200の構成例を示すブロック図である。
【0051】
光ディスク装置は、光ディスク10に対してデータの記録及び再生を行う。光ディスク装置200は、
図5に示すように、光ヘッド201、スピンドルモータ202、サーボコントローラ203、再生PLL(Phase Locked Loop)回路204、データ復調回路205、誤り訂正復号回路206、レーザ駆動回路207、データ変調回路208、誤り訂正符号化回路209、ウォブル検出回路210、ウォブルPLL回路211、チャネルPLL回路212、アドレス復調回路213、タイミング補間回路214、システムコントローラ215、I/F(Interface)回路216、BCA再生回路218、及び、ROM(Read Only Memory)219を備える。
【0052】
スピンドルモータ202は、光ディスク10を回転する。
【0053】
光ヘッド201は、光ディスク10に光ビームを照射することにより、光ディスク10にデータを記録する。また、光ヘッド201は、光ディスク10に光ビームを照射することにより、光ディスク10に記録されているデータを再生する。
【0054】
サーボコントローラ203は、光ヘッド201およびスピンドルモータ202を制御し、光ヘッド201から光ディスク10に照射された光ビームを光ディスク10上に設けられたトラックに集光して走査する制御を行うとともに、目的のトラックにアクセスする移動制御を行う。サーボコントローラ203は、光ヘッド201が光ディスク10を線速度一定で走査するように、光ヘッド201の位置とスピンドルモータ202の回転数とを制御してよい。
【0055】
I/F回路216は、光ディスク10に記録するデータ(以下、記録データと称する)をホスト217から受け取る。また、I/F回路216は、光ディスク10から再生されたデータ(以下、再生データと称する)をホスト217へ送る。
【0056】
誤り訂正符号化回路209は、I/F回路216から受け取った記録データに、誤り訂正するためのパリティを付加する。
【0057】
ウォブル検出回路210は、BCA30に記録されているカッティング方式情報に基づいて、光ディスク10における再生対象の記録層がグルーブカッティング方式又はランドカッティング方式のいずれであるかを識別する。ウォブル検出回路210は、その識別結果に基づいて、グルーブトラック21又はランドトラック22におけるウォブリング23の時間的周期に基づくウォブル信号を抽出する。光ディスク10は光ヘッド201に対向して回転している。このため、光ヘッド201と対向するトラック20の半径方向における位置は、トラック20のウォブリング23の空間的周期と光ディスク10の当該トラック20における線速度とに応じて周期的に変化する。ウォブル検出回路210は、この周期的変化を波形として検出し、ウォブル信号として出力する。光ディスク10が線速度一定で回転する場合、内周のトラック20ほどウォブル信号の周波数は高くなる。
【0058】
ウォブルPLL回路211は、ウォブル信号の周波数に対応するパルス信号を生成し、このパルス信号の周波数をさらに所定の倍率で逓倍したウォブルクロックを生成する。ウォブルクロックの周波数、すなわち、単位時間当たりのパルスの数は、トラック20のウォブリング23の空間的周期に比例する。また、1つの物理アドレス情報に対応するウォブルクロックのパルスの数は、半径位置によらず一定である。
【0059】
アドレス復調回路213は、ウォブル信号とウォブルクロックとから物理アドレス情報を復調する。
【0060】
チャネルPLL回路212は、ウォブルクロックの位相に同期し、記録クロックを生成する。
【0061】
タイミング補間回路214は、物理アドレス情報に基づいて、記録データを記録する位置、又は、再生信号を再生する位置を特定する。再生信号は、記録層Lに記録されているデータ(マーク)を再生して得られる信号である。
【0062】
データ変調回路208は、チャネルPLL回路212が生成する記録クロックに同期して、誤り訂正符号化回路209からのパリティを含む記録データを、タイミング補間回路214が特定する位置に応じて所定の変調則にしたがって変調することにより、記録データを光ディスク10上に記録する記録パターンに変換する。
【0063】
レーザ駆動回路207は、光ディスク10上に正確にマークを形成するために記録パターンを光パルスに変換し、光ヘッド201のレーザを駆動する。
【0064】
再生PLL回路204は、光ディスク10からの再生信号を復調するための同期クロックを再生信号から抽出する。
【0065】
データ復調回路205は、タイミング補間回路214が特定する位置に応じて、再生信号から再生データを復調する。具体的には、データ復調回路205は、再生信号と期待値波形との信号振幅の比較から最も近い期待値波形を選択し、期待値波形の元となるデータを復調結果として選択する。
【0066】
誤り訂正復号回路206は、復調された再生データの誤りを訂正して復元する。
【0067】
ROM219は、例えばフラッシュメモリによって構成される。ROM219は、システムコントローラ215が光ディスク装置200の全体を制御するためのプログラムを記憶する。
【0068】
BCA再生回路218は、BCA30を再生した再生信号から、BCA30に記録されている情報を再生する。BCA30に記録されている情報には、上述したように、少なくともカッティング方式情報が含まれる。
【0069】
システムコントローラ215は、ROM219に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各ブロックを制御するとともに、ホスト217との通信も制御する。
【0070】
システムコントローラ215は、BCA再生回路218から受け取った、BCA30に記録されている情報に含まれるカッティング方式情報を、ウォブル検出回路210に送る。これにより、ウォブル検出回路210は、上述したように、カッティング方式情報に基づいて、光ディスク10における再生対象の記録層Lがグルーブカッティング方式又はランドカッティング方式のいずれであるかを識別できる。
【0071】
システムコントローラ215は、チャネルPLL回路212により生成された記録クロックと、タイミング補間回路214で特定した記録位置とに基づいてデータを記録するように、光ディスク装置200の各部を制御する。
【0072】
データ変調回路208、レーザ駆動回路207および光ヘッド201は、記録クロックと記録位置とに基づいてデータを記録する。
【0073】
以上の構成によれば、光ディスク装置200は、BCA30に記録されているカッティング方式情報を再生することにより、各記録層Lがグルーブカッティング方式又はランドカッティング方式のいずれであるかを識別できる。
【0074】
(本開示のまとめ)
本開示の内容は、以下のように表現できる。
【0075】
<付記1>
本開示に係る光ディスク10は、複数の記録層Lを備える。各記録層Lは、グルーブにより形成されたグルーブトラック21と、隣接するグルーブトラック21の間に形成されたランドトラック22と、当該記録層Lのグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか一方に設けられ、当該記録層Lにおける物理アドレス情報を示すウォブリング23とを備える。光ディスク10は、ウォブリング23がグルーブトラック21に設けられた記録層Lとウォブリング23がランドトラック22に設けられた記録層Lとが混在することを許容してよい。
これにより、ウォブリング23がグルーブトラック21に設けられた記録層Lとウォブリング23がランドトラック22に設けられた記録層Lとを含む光ディスク10を実現できる。例えば、記録層L毎に、グルーブトラック21又はランドトラック22の最適な方にウォブリング23を設けた光ディスク10を提供できる。
【0076】
<付記2>
付記1に記載の光ディスク10は、各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを示すカッティング方式情報が記録されたBCA(Burst Cutting Area)30を備える。
これにより、光ディスク装置200は、光ディスク10のBCA30に記録されたウォブリング情報から、各記録層Lにおいて、ウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別できる。
【0077】
<付記3>
付記2に記載の光ディスク10は、第1面11と、第1面11の反対側の第2面12とを備える。第1面11及び第2面12はそれぞれ複数の記録層Lを有する。BCA30は、第1面11の各記録層Lにおけるウォブリング情報と、第2面12の各記録層Lにおけるウォブリング情報とを記録する。
これにより、光ディスク装置200は、光ディスク10のBCA30に記録されたウォブリング情報から、第1面11の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているか、及び、第2面12の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別できる。
【0078】
<付記4>
付記3に記載の光ディスク10において、第1面11のBCA30は、第1面11の各記録層Lにおけるウォブリング情報を記録し、第2面12のBCA30は、第2面12の各記録層Lにおけるウォブリング情報を記録する。
これにより、光ディスク装置200は、第1面11のBCA30に記録されたウォブリング情報から、第1面11の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別でき、第2面12のBCA30に記録されたウォブリング情報から、第2面12の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別できる。
【0079】
<付記5>
付記3に記載の光ディスク10において、第1面11又は第2面12のいずれか一方のBCA30は、第1面11の各記録層Lにおけるウォブリング情報と、第2面12の各記録層Lにおけるウォブリング情報とを記録する。
これにより、光ディスク装置200は、第1面11又は第2面12のいずれか一方のBCA30に記録されたウォブリング情報から、第1面11の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかと、第2面12の各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかと、を識別できる。
【0080】
<付記6>
付記1から5のいずれか1項に記載の光ディスク10において、複数の記録層Lのうち少なくとも1つの記録層Lは、他の記録層Lと材料(例えば樹脂材料)が異なる。
これにより、材料が異なることによって記録層L毎にウォブリング23の読み取り特性が異なる場合であっても、記録層L毎に、グルーブトラック21又はランドトラック22のいずれか適切な方にウォブリング23を設けることができる。
【0081】
<付記7>
付記1から5のいずれか1項に記載の光ディスク10において、複数の記録層Lはすべて共通の材料で形成されてよい。
【0082】
<付記8>
付記1から7のいずれか1項に記載の光ディスク10において、複数の記録層Lは、第1の記録層(L0)、第2の記録層(L1)、第3の記録層(L2)及び第4の記録層(L3)の順に積層されており、少なくとも第1の記録層及び第3の記録層は共通の物理アドレス情報を有する。あるいは、少なくとも第2の記録層及び第4の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有する。
これにより、物理アドレス情報を示すウォブリング23を記録層Lに設けるためのスタンパの種類を削減できる。
【0083】
<付記9>
付記1から7のいずれか1項に記載の光ディスク10において、複数の記録層Lは、第1の記録層(L0)、第2の記録層(L1)、第3の記録層(L2)及び第4の記録層(L3)の順に積層されており、第1の記録層及び第3の記録層は共通の物理アドレス情報を有し、かつ、第2の記録層及び第4の記録層は共通の前記物理アドレス情報を有する。
これにより、物理アドレス情報を示すウォブリング23を記録層Lに設けるためのスタンパの種類を削減できる。
【0084】
<付記10>
付記1から7のいずれか1項に記載の光ディスク10において、複数の記録層Lはすべて共通の物理アドレス情報を有する。
これにより、物理アドレス情報を示すウォブリング23を記録層Lに設けるためのスタンパの種類を削減できる。
【0085】
<付記11>
付記1から7のいずれか1項に記載の光ディスク10は、第1面11と、第1面11の反対側の第2面12とを備える。第1面11及び第2面12はそれぞれ複数の記録層Lを有する。第1面11の複数の記録層Lと第2面12の複数の記録層Lとが共通の物理アドレス情報を有する。
これにより、物理アドレス情報を示すウォブリング23を記録層Lに設けるためのスタンパの種類を削減できる。
【0086】
<付記12>
付記2に記載の光ディスク10を記録又は再生する光ディスク装置200は、BCA30に記録されたウォブリング情報に基づいて、各記録層Lにおいてウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別する回路(例えばBCA再生回路218又はシステムコントローラ215)を備える。
これにより、光ディスク装置200は、光ディスク10のBCA30に記録されたウォブリング情報から、各記録層Lにおいて、ウォブリング23がグルーブトラック21又はランドトラック22のいずれに設けられているかを識別できる。
【0087】
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本開示は、光学的にデータが記録される光ディスク、及び、光ディスクに対してデータの記録再生を行う光ディスク装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0089】
10 光ディスク
11 第1面
12 第2面
13 基板
14 カバー層
20 トラック
21 グルーブトラック
22 ランドトラック
23 ウォブリング
30 BCA
200 光ディスク装置
201 光ヘッド
202 スピンドルモータ
203 サーボコントローラ
204 再生PLL回路
205 データ復調回路
206 誤り訂正復号回路
207 レーザ駆動回路
208 データ変調回路
209 誤り訂正符号化回路
210 ウォブル検出回路
211 ウォブルPLL回路
212 チャネルPLL回路
213 アドレス復調回路
214 タイミング補間回路
215 システムコントローラ
216 I/F回路
217 ホスト
218 BCA再生回路
219 ROM
601 露光レーザ
602 レジスト
603 基板
604 マスタースタンパ
701 露光レーザ
702 レジスト
703 基板
704 マスタースタンパ
705 マザースタンパ
801 基板
802、804、806 スタンパ基板
803、805、807 中間層
808 カバー層
L 記録層