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特開2023-117918情報処理装置及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023117918
(43)【公開日】2023-08-24
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20230817BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20230817BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022020740
(22)【出願日】2022-02-14
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】澤 寛
(72)【発明者】
【氏名】安齋 嘉徳
(72)【発明者】
【氏名】新庄 誠司
(72)【発明者】
【氏名】中西 淳
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC24
(57)【要約】      (修正有)
【課題】予約から注文までの処理を効率化させる、情報処理装置及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】管理サーバ1は、取得部110と、表示制御部111と、を備える。取得部110は、予約サーバ2を介して取得した飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、少なくと1つの飲食店に関する予約情報を記憶する補助記憶デバイス23から客の飲食店に関する予約情報を取得もする。表示制御部111は、客の飲食店に関する予約情報を予約サーバと同一の又は予約サーバとは異なるユーザ端末に表示させる。飲食店に関する予約情報は客により予約された注文アイテムに関する情報を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を介して取得された飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、少なくとも1つの飲食店に関する予約情報を記憶する記憶部から前記客の前記飲食店に関する予約情報を取得する取得部と、
前記客の前記飲食店に関する予約情報を前記電子機器と同一の又は前記電子機器とは異なる端末に表示させる表示制御部と、を備え、
前記飲食店に関する予約情報は前記客により予約された注文アイテムに関する情報を含む、
情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記注文アイテムに関する情報を表示させた状態で前記注文アイテムとは異なるアイテムを注文可能な画像を前記端末に表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記客により予約された注文アイテムに基づいて設定されたリコメンド情報を前記端末に表示させる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記注文アイテムに関する情報は、前記客により予約された注文アイテム及び前記注文アイテムの個数の情報を含む、
請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記客により予約された注文アイテムを編集可能な態様で表示させる、
請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、
電子機器を介して取得された飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、少なくとも1つの飲食店に関する予約情報を記憶する記憶部から前記客の前記飲食店に関する予約情報を取得する取得機能と、
前記客の前記飲食店に関する予約情報を前記電子機器と同一の又は前記電子機器とは異なる端末に表示させる表示制御機能と、
を実行させるための情報処理プログラムであって、
前記飲食店に関する予約情報は前記客により予約された注文アイテムに関する情報を含む、
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店等の店舗では、客が自己の携帯端末等を使用して予約を行い、予約した客の来店時にオーダーを店舗の端末等に入力して注文を確定するシステムが導入されている。このようなシステムでは、客が予約をする際のシステムと店舗で注文を入力する際のシステムの連携がされておらず、客側と店舗側で二重にオーダーを入力する必要があり、人手と手間がかかっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-46710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
客が予約をする際のシステムと店舗で注文を入力する際のシステムを連携し、飲食店での予約から注文までを一貫したサービスとして提供し、客側と店舗側での手間を軽減し、飲食店のサービスを向上させることが求められている。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、予約から注文までの処理を効率化させる技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、情報処理装置は、取得部と、表示制御部とを備える。取得部は、電子機器を介して取得された飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、少なくとも1つの飲食店に関する予約情報を記憶する記憶部から客の飲食店に関する予約情報を取得する。表示制御部は、客の飲食店に関する予約情報を電子機器と同一の又は電子機器とは異なる端末に表示させる。飲食店に関する予約情報は客により予約された注文アイテムに関する情報を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る情報処理システムを例示するブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る端末に表示される予約情報画像の一例を示す模式図である。
図3図3は、実施形態に係る端末に表示されるリコメンド情報画像の一例を示す模式図である。
図4図4は、実施形態に係る管理サーバによる情報処理の手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて実施形態について説明する。
【0009】
(構成例)
図1は、実施形態に係る情報処理システム100を例示するブロック図である。
情報処理システム100は、管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5を含む。管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークは、インターネット、携帯通信網及びLAN(Local Area Network)等の種々のネットワークのうちの1以上のネットワークで構成される。1以上のネットワークは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。なお、情報処理システム100は、管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5のうちの少なくとも2つの機器を含むシステムを指すこともある。
【0010】
管理サーバ1は、データを収集し、収集したデータを処理する電子機器である。電子機器は、コンピュータを含む。管理サーバ1は、ネットワークを介して、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5と通信自在に接続する。管理サーバ1は、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5から種々のデータを受け取り、予約サーバ2、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5に種々のデータを出力する。管理サーバ1は、複数の飲食店毎の飲食店情報を管理する。飲食店情報については後述する。管理サーバ1の構成例については後述する。
【0011】
予約サーバ2は、データを収集し、収集したデータを処理する電子機器である。予約サーバ2は、ネットワークを介して、管理サーバ1、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5と通信自在に接続する。予約サーバ2は、管理サーバ1、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5から種々のデータを受け取り、管理サーバ1、ユーザ端末3、認証サーバ4、及び店舗内機器5に種々のデータを出力する。予約サーバ2は、少なくとも1つの飲食店に関する客の予約情報を管理する。予約情報については後述する。予約サーバ2の構成例については後述する。
【0012】
ユーザ端末3は、他の電子機器と通信可能な電子機器である。ユーザ端末3は、例えば、飲食店の予約を行う客が使用する機器である。例えば、ユーザ端末3は、PC(Personal Computer)、スマートフォン、又タブレット端末等である。客は、ユーザ又は人と読み替えてもよい。ユーザ端末3は、電子機器の一例である。ユーザ端末3は、端末の一例である。ユーザ端末3の構成例については後述する。
【0013】
認証サーバ4は、データを収集し、収集したデータを処理する電子機器である。認証サーバ4は、ネットワークを介して、管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、及び店舗内機器5と通信自在に接続する。認証サーバ4は、管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、及び店舗内機器5から種々のデータを受け取り、管理サーバ1、予約サーバ2、ユーザ端末3、及び店舗内機器5に種々のデータを出力する。認証サーバ4は、複数のユーザの認証情報を管理する。認証情報は、複数のユーザのユーザID、ユーザの認証用画像等を含む。ユーザIDは、ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に割り当てられた固有の情報である。認証用画像は、複数のユーザの認証を行うために使用される画像である。認証用画像は、ユーザIDに関連付けられている。認証用画像は、例えば、顔認証用の画像である。認証サーバ4は、認証情報に基づいて公知の技術を使用してユーザ認証を行う。ユーザ認証は、顔認証に限られず、公知の各種認証技術によるユーザ認証を含む。認証情報は、認証サーバ4により実行される各種認証技術に必要な情報を含む。なお、認証サーバ4が予約サーバ2と別体である例を示しているが、認証サーバ4の機能は、予約サーバ2に統合されてもよい。
【0014】
店舗内機器5は、飲食店内に設置される電子機器を含む。店舗内機器5は、POS(Point Of Sales)端末51、ハンディ端末52、テーブル端末53、及びカメラ54を含む。POS端末51は、例えば、店員の操作により、登録された注文アイテムの決済処理を行う電子機器である。注文アイテムは、後述する予約注文アイテムを含む。注文アイテムは、追加で注文されるアイテムが存在する場合、後述する追加注文アイテムを含む。POS端末51は、店端末の一例である。ハンディ端末52は、例えば、店員の操作により注文アイテムの登録を行う電子機器である。注文アイテムは、客により注文される飲食物を示す。注文アイテムは、オーダーともいう。「アイテム」は、「商品」と読み替えてもよい。
ハンディ端末52は、店端末の一例である。テーブル端末53は、客の操作により注文アイテムを入力可能な電子機器である。例えば、テーブル端末53は、飲食店内において、テーブルに関連付けて設置される。テーブル端末53は、店端末の一例である。以下の説明において、「店舗」又は「店」は、「飲食店」と読み替えてもよい。
【0015】
カメラ54は、撮影範囲の撮影データを取得可能な電子機器である。例えば、カメラ54は、静止画像の撮影データを取得する。カメラ54は、各種センサと読み替えてもよい。各種センサは、生体認証に必要な情報を取得可能なデバイスである。各種センサは、例えば、生体認証センサを含む。
【0016】
以下の説明では、単に「店端末」と表記するときは、POS端末51、ハンディ端末52、及びテーブル端末53の何れかを指すこともあるし、POS端末51、ハンディ端末52、及びテーブル端末53を総称することもある。店端末は、端末の一例である。
【0017】
管理サーバ1の構成例について説明する。
管理サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14を含む電子機器である。管理サーバ1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図1では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0018】
プロセッサ11は、管理サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ11は、管理サーバ1のコンピュータを構成する要素である。例えば、プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ11は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に予め記憶されているプログラムをメインメモリ12に展開する。プログラムは、管理サーバ1のプロセッサ11に後述する各部を実現させ、各部の機能を実行させるプログラムである。プロセッサ11は、メインメモリ12に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
【0019】
メインメモリ12は、管理サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、管理サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。メインメモリ12は、プログラムを記憶する。
【0020】
補助記憶デバイス13は、管理サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、管理サーバ1のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス13は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス13は、上述のプログラム、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ11での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス13は、上述のプログラムを記憶する。
【0021】
補助記憶デバイス13は、店舗情報記憶領域130を含む。店舗情報記憶領域130は、少なくとも1つの店舗に関する店舗情報を記憶する。店舗情報は、店舗ID、ユーザ情報、及びリコメンド情報等を含む。店舗IDは、店舗を個々に識別するために店舗毎に割り当てられた固有の情報である。ユーザ情報は、ユーザID、及びユーザIDに関連付けられた利用履歴等を含む。ユーザIDは、ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に割り当てられた固有の情報である。利用履歴は、各ユーザによる店舗の利用情報の記録である。利用情報は、店舗を利用した日時、利用人数、注文アイテム等の情報を含む。ユーザ情報は、ユーザの属性情報、ユーザの趣向を示す情報等を含んでもよい。リコメンド情報は、ユーザに対しておすすめのアイテムを示す情報である。リコメンド情報は、注文アイテムに関連付けられたアイテムの情報を含む。リコメンド情報は、おすすめアイテムともいう。例えば、注文アイテムが「ステーキ」である場合、リコメンド情報は「赤ワイン」であってもよい。リコメンド情報は、ユーザ情報に関連付けられたアイテムの情報を含む。例えば、リコメンド情報は、ユーザの利用履歴に基づいて、当該ユーザが注文する頻度の高いアイテムであってもよい。ユーザXが「赤ワイン」を複数回注文している場合、リコメンド情報は「赤ワイン」であってもよい。リコメンド情報は、店舗に関連付けられたアイテムの情報を含む。例えば、リコメンド情報は、店舗ごとの「本日のおすすめ」を示す情報であってもよい。リコメンド情報は、店舗の管理者により設定されてもよく、注文アイテム、又はユーザ情報に基づいてプロセッサ11により設定されてもよい。リコメンド情報は、季節、利用人数、ユーザの属性情報、ユーザの趣向等の情報に基づいて設定されてもよい。
【0022】
リコメンド情報は、上述の情報の少なくとも1つ、又は組み合わせに基づいてプロセッサ11により設定されてもよい。リコメンド情報は、上述の情報を機械学習することにより生成された学習済みモデルを用いて設定されてもよい。学習済みモデルは、ユーザの予約情報に含まれる予約注文アイテム等の情報の入力に基づいてリコメンド情報を出力する。店舗情報記憶領域130は、店舗IDとユーザ情報、及びリコメンド情報等を関連付けて記憶する。
【0023】
リコメンド情報は、ユーザの予約情報と店舗情報に基づいて設定されてもよい。この場合、リコメンド情報は、予約注文アイテムと、ユーザの利用履歴との組み合わせに基づいて設定されてもよい。リコメンド情報は、予約注文アイテムと、予約注文アイテムに関連付けられたアイテムの情報との組み合わせに基づいて設定されてもよい。リコメンド情報は、予約注文アイテムと、店舗に関連付けられたアイテムの情報との組み合わせに基づいて設定されてもよい。
【0024】
通信インタフェース14は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、管理サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0025】
なお、管理サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。管理サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0026】
予約サーバ2の構成例について説明する。
予約サーバ2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、及び通信インタフェース24を含む電子機器である。予約サーバ2を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
【0027】
プロセッサ21は、予約サーバ2の中枢部分に相当する。プロセッサ21は、予約サーバ2のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ21は、上述のプロセッサ11と同様のハードウェア構成である。プロセッサ21は、メインメモリ22または補助記憶デバイス23に予め記憶されているプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。
【0028】
メインメモリ22は、予約サーバ2の主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、予約サーバ2のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ22は、上述のメインメモリ12と同様のハードウェア構成である。メインメモリ22は、プログラムを記憶する。
【0029】
補助記憶デバイス23は、予約サーバ2の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、予約サーバ2のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス23は、上述の補助記憶デバイス13と同様のハードウェア構成である。補助記憶デバイス23は、上述のプログラムを記憶する。
【0030】
補助記憶デバイス23は、予約情報記憶領域230を含む。予約情報記憶領域230は、少なくとも1つの飲食店に関する客の予約情報を記憶する。予約情報は、ユーザによりユーザ端末3を介して入力された情報に基づく飲食店の予約に関する情報である。予約情報は、予約ID、店舗ID、ユーザID、予約日時、予約人数、予約注文アイテム及び予約注文アイテムの個数等を含む。予約IDは、ユーザによる予約を個々に識別するために予約毎に割り当てられた固有の情報である。ユーザIDは、上述のように、ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に割り当てられた固有の情報である。予約日時は、ユーザによる店舗を利用する予約日時である。予約人数は、店舗を利用する人数である。予約注文アイテムは、予約時にユーザにより選択、入力される注文アイテムである。予約注文アイテムは、ユーザにより予約された注文アイテムである。予約情報は、ユーザの属性情報、ユーザの趣向を示す情報等を含んでもよい。予約情報記憶領域230は、予約IDと店舗ID、ユーザID、予約日時、予約人数、及び注文アイテム等を関連付けて記憶する。補助記憶デバイス23は、記憶部の一例である。
【0031】
通信インタフェース24は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、予約サーバ2を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0032】
なお、予約サーバ2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。予約サーバ2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0033】
上述のプロセッサ11に実現される各部について説明する。
【0034】
プロセッサ11は、取得部110、表示制御部111、及び注文処理部112を実現する。プロセッサ11に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ11に実現される各部は、プロセッサ11及びメインメモリ12を含む制御部に実装されるということもできる。
【0035】
取得部110は、電子機器を介して取得された飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、予約サーバ2の補助記憶デバイス23から客の予約情報を取得する。例えば、取得部110は、電子機器を介し飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて、予約サーバ2から客の予約情報を取得する。
一例では、識別情報は、予約番号等の予約IDである。取得部110は、店端末を介して入力された予約IDを取得する。「入力」は、タッチパネル、キーボード等の入力デバイスを介した入力、及びスキャナ、カメラ等を介した入力を含む。取得部110は、ユーザ端末3を介して予約IDを取得してもよい。この例では、取得部110は、予約IDに基づいて、予約サーバ2から客の予約情報を取得する。
【0036】
別の例では、識別情報は、客の認証用画像である。取得部110は、店舗に設置されたカメラ54を介して撮像された認証用画像を取得する。取得部110は、店舗に設置された各種センサを介して認証用画像を取得してもよい。以下の説明では、認証用画像が顔画像である場合を例に説明する。この例では、取得部110は、識別情報を認証サーバ4に出力する。認証サーバ4は、識別情報に基づいて、ユーザ認証を行う。取得部110は、認証サーバ4からユーザ認証結果を取得する。ユーザ認証結果は、例えば、ユーザIDである。取得部110は、ユーザ認証結果に基づいて、予約サーバ2からユーザの予約情報を取得する。
【0037】
表示制御部111は、取得部110により取得された客の予約情報を、識別情報を取得する電子機器と同一の又は電子機器とは異なる端末に表示させる。予約情報は、予約注文アイテムに関する情報を含む。予約注文アイテムに関する情報は、予約注文アイテム、及び予約注文アイテムの個数等の情報を含む。表示制御部111は、ユーザの予約情報を店端末に表示させてもよいし、ユーザ端末3に表示させてもよい。表示制御部111は、予約注文アイテムを編集可能な態様で表示させる。予約注文アイテムを編集可能な態様は、予約注文アイテムを削除可能な態様を含む。予約注文アイテムを編集可能な態様は、予約注文アイテムの個数の削除(減少)、又は追加(増加)可能な態様を含む。例えば、表示制御部111は、端末を介して操作者により予約注文アイテムの削除、及び予約注文アイテムの個数の削除、又は追加等が可能な態様で予約注文アイテムを表示させる。操作者は、表示された予約注文アイテムの削除をすることができる。操作者は、表示された予約注文アイテムの個数の削除、又は追加をすることができる。操作者は、店員、客、ユーザ、又は人と読み替えてもよい。
【0038】
表示制御部111は、リコメンド情報を端末に表示させる。表示制御部111は、端末を介して操作者によりリコメンド情報を編集可能な態様で表示させてもよい。操作者は、表示されたリコメンド情報に基づいて追加注文アイテムの削除、又は追加をすることができる。追加注文アイテムは、予約注文アイテムとは異なるアイテムであって、操作者により端末を介して追加で注文されるアイテムである。操作者は、リコメンド情報に基づいて追加注文アイテムの個数の削除、又は追加をすることができる。表示制御部111は、リコメンド情報を店端末に表示させてもよいし、ユーザ端末3に表示させてもよい。
【0039】
注文処理部112は、注文アイテムの確定処理を行う。例えば、注文処理部112は、端末に表示される確定ボタン等を介した操作者の操作に応答して、注文アイテムの確定処理を行う。
【0040】
予約情報の表示例について説明する。
図2は、実施形態に係る端末に表示される予約情報画像の一例を示す模式図である。
【0041】
図2は、店端末、又はユーザ端末3に表示される予約情報を示す。
以下では、客Xが予約サーバ2により提供されるサービスを介して飲食店YYに予約をした場合を例に説明する。客Xは、Aコース、Bコース等、合計16点の予約注文アイテムを予約したことを想定する。
【0042】
図2は、予約情報画像として、客Xにより予約された予約注文アイテムの予約注文アイテム一覧を表示する画像である。予約注文アイテム一覧は、予約注文アイテム、予約注文アイテムの個数、並びに、予約注文アイテム及び予約注文アイテムの個数を編集可能な表示等を含む。予約注文アイテムの個数を編集可能な表示は、例えば、個数を削除するための「-(マイナス)」ボタン、及び個数を追加するための「+(プラス)」ボタンを含む。操作者は、「-」ボタン、及び「+」ボタンを操作することにより、予約注文アイテムの個数を増減することができる。例えば、予約注文アイテム自体を削除したい場合、操作者は、「-」ボタンを操作することにより、予約注文アイテムの個数を「0」にすることができる。例えば、客Xが「Aコース」の「サラダ」を2に追加し、「スープ」を0にしたい場合、操作者は、「サラダ」の「+」ボタンを操作し、「サラダ」を2に変更し、「スープ」の「-」ボタンを操作し、「スープ」を0に変更する。操作者は、図示しない「削除」ボタンを操作することにより一つの予約注文アイテムを削除してもよい。予約注文アイテム一覧を表示する画像は、スクロールして表示可能な画像でもよいし、複数ページに分けて表示する画像でもよい。
【0043】
追加注文アイテムを入力する場合、操作者は、図示しない「追加」ボタン等を操作してもよい。この場合、表示制御部111は、操作者の操作に応じて、追加注文アイテムとして追加可能なアイテムについての注文アイテム追加画像を表示してもよい。操作者は、注文アイテム追加画像において追加注文アイテムを入力することができる。注文アイテム追加画像は、追加注文可能なアイテムの一覧を含む。注文アイテム追加画像は、追加注文可能なアイテムをカテゴリ別に絞り込む機能を含んでもよい。以下の説明において、「-」ボタン、「+」ボタン、「削除」ボタン、及び「追加」ボタンは、編集ボタンと総称する。
【0044】
予約情報画像は、注文を確定するための「確定」ボタンを含んでもよい。
注文アイテム追加画像は、予約情報画像と同一の表示画面上に表示されてもよく、別々の表示画面上に表示されてもよい。予約情報画像と注文アイテム追加画像が別々の表示画面上に表示される場合、予約情報画像及び注文アイテム追加画像は、両画像の間を遷移するための遷移ボタンを含んでもよい。
【0045】
リコメンド情報の表示例について説明する。
図3は、実施形態に係る端末に表示されるリコメンド情報画像の一例を示す模式図である。
【0046】
図3は、店端末、又はユーザ端末3に表示されるリコメンド情報を示すリコメンド情報画像である。リコメンド情報画像は、注文アイテム追加画像の一例である。
図3は、図2で示す予約注文アイテムの予約を行った客Xに対するリコメンド情報を示す。リコメンド情報は、追加可能な「おすすめアイテム」の一覧を含む。「おすすめアイテム」の一覧は、おすすめアイテム、おすすめアイテムの個数、おすすめアイテムの個数を編集可能な表示等を含む。おすすめアイテムの個数を編集可能な表示は、例えば、「-」ボタン、及び「+」ボタンを含む。
【0047】
おすすめアイテムの一覧は、「削除」ボタンを含んでもよい。おすすめアイテムの一覧は、おすすめアイテムをカテゴリ別に絞り込む機能を含んでもよい。
【0048】
図3に示すリコメンド情報画像は、図2に示す予約情報画像と同一の表示画面上に表示されてもよく、別々の表示画面上に表示されてもよい。予約情報画像とリコメンド情報画像が別々の表示画面上に表示される場合、予約情報画像及びリコメンド情報画像は、両画像の間を遷移するための遷移ボタンを含んでもよい。
【0049】
リコメンド情報画像は、注文を確定するための「確定」ボタンを含んでもよい。
【0050】
(動作例)
管理サーバ1による情報処理の手順の一例について説明する。
なお、以下の管理サーバ1を主体とする説明では、管理サーバ1をプロセッサ11と読み替えてもよい。同様に、予約サーバ2を主体とする説明では、予約サーバ2をプロセッサ21と読み替えてもよい。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0051】
図4は、実施形態に係る管理サーバによる情報処理の手順を例示するフローチャートである。
【0052】
以下の処理では、ユーザ端末3のユーザを客Xとし、客Xが飲食店YYの利用予約を予約サーバ2により提供されるサービスを介して行うことを想定する。客Xは、飲食店YYにおいて、2月2日、午後6時から3名でAコースを2つ、Bコースを1つ、その他合計16点の予約注文アイテムを予約したとする。
【0053】
客Xは、飲食店YYの利用履歴が管理サーバ1に記録されているユーザであり、予約サーバ2により提供されるサービス、及び認証サーバ4により提供されるサービスのユーザであるとする。
【0054】
まず、客Xは、ユーザ端末3を介して飲食店YYの予約AAAを行う。予約AAAの情報は、予約サーバ2の予約情報記憶領域230に記憶される。客Xは、予約AAAの予約日時に飲食店YYに行き、飲食店YYにおいて管理サーバ1により以下の処理が行われる。
【0055】
取得部110は、飲食店YYへ来訪する客Xの認証を行う(ACT1)。ACT1では、例えば、取得部110は、電子機器を介し客Xを識別可能な識別情報を取得する。
一例では、取得部110は、予約AAAの予約IDを識別情報として取得する。取得部110は、店端末を介して入力された予約IDを取得する。取得部110は、ユーザ端末3を介して予約IDを取得してもよい。予約IDを取得することは、客の認証の一例である。
別の例では、取得部110は、客の認証用画像を識別情報として取得する。取得部110は、店舗に設置されたカメラ54を介して撮像された認証用画像を取得する。例えば、取得部110は、カメラ54を介して客Xの顔画像を取得する。取得部110は、顔画像を認証サーバ4に出力する。認証サーバ4は、顔画像に基づいて、ユーザ認証を行う。取得部110は、認証サーバ4からユーザ認証結果を取得する。ユーザ認証結果は、例えば、ユーザIDである。ユーザ認証結果を取得することは、客の認証の一例である。なお、認証サーバ4がネットワークを介してカメラ54と通信可能である場合、認証サーバ4は、管理サーバ1を介することなく、カメラ54から顔画像を取得してもよい。この例では、取得部110は、カメラ54を介して客Xの顔画像を取得することなく、認証サーバ4からユーザ認証結果を取得する。
【0056】
取得部110は、少なくとも1つの飲食店に関する予約情報を記憶する予約サーバ2からユーザXの予約情報を取得する(ACT2)。ACT2では、例えば、取得部110は、ユーザXの飲食店YYに関する予約AAAに対応する予約情報を予約サーバ2から取得する。
一例では、取得部110は、予約IDに基づいて、予約AAAに対応する予約情報を予約サーバ2から取得する。
別の例では、取得部110は、ユーザIDに基づいて、予約AAAに対応する予約情報を予約サーバ2から取得する。この例では、飲食店YYにおいて、予約番号等を入力する必要がなく、取得部110は、ユーザ認証に基づいて予約AAAに対応する予約情報を取得することができる。
【0057】
表示制御部111は、客Xの飲食店YYに関する予約AAAに対応する予約情報を、識別情報を取得する電子機器と同一の又は電子機器とは異なる端末に表示させる(ACT3)。ACT3では、例えば、表示制御部111は、予約情報に含まれる客Xにより予約された予約注文アイテムに関する情報を飲食店YYで使用される店端末に表示させる。表示制御部111は、例えば、図2に示すような予約注文アイテム一覧画像を店端末に表示させる。表示制御部111は、予約情報に含まれる予約注文アイテムに関する情報を客Xが使用するユーザ端末3に表示させてもよい。
【0058】
表示制御部111は、予約注文アイテムを編集可能な態様で表示させる。例えば、表示制御部111は、図2に示すように、編集ボタンにより、予約注文アイテムの削除、及び予約注文アイテムの個数の削除、又は追加等が可能な態様で予約注文アイテムに関する情報を表示させる。表示制御部111は、予約注文アイテムに関する情報を表示させた状態で予約注文アイテムとは異なるアイテムを注文可能な画像を端末に表示させてもよい。予約注文アイテムとは異なるアイテムは、リコメンド情報で示されるアイテムでもよい。予約注文アイテムとは異なるアイテムは、リコメンド情報で示されるアイテムに限定されず、店舗で提供されているアイテムであればよい。この例では、表示制御部111は、予約情報画像及び注文アイテム追加画像を含む画像を端末に表示させることにより、予約情報画像及び注文アイテム追加画像を同一の表示画面上に表示してもよい。予約情報画像及び注文アイテム追加画像を含む画像は、スクロールして表示可能な画像でもよい。予約情報画像及び注文アイテム追加画像を含む画像は、予約情報画像を表示させた状態で、注文アイテム追加画像を切り替え可能な画像でもよい。
【0059】
表示制御部111は、リコメンド情報を、識別情報を取得する電子機器と同一の又は電子機器とは異なる端末に表示させる(ACT4)。ACT4では、例えば、表示制御部111は、リコメンド情報を飲食店YYで使用される店端末に表示させる。表示制御部111は、店舗情報記憶領域130に記憶される飲食店YYの店舗情報を取得する。一例では、表示制御部111は、店舗情報に含まれる客Xの利用履歴に基づいて設定されたリコメンド情報を店端末に表示させる。別の例では、表示制御部111は、予約情報に含まれる客Xの予約注文アイテムに基づいて設定されたリコメンド情報を店端末に表示させる。さらに別の例では、表示制御部111は、店舗情報に含まれる飲食店YYの管理者等により設定されたリコメンド情報を店端末に表示させる。表示制御部111は、上述のリコメンド情報のうち少なくとも1つを店端末に表示させる。表示制御部111は、例えば、図3に示すようなリコメンド情報画像を店端末に表示させる。なお、表示制御部111は、店舗情報と予約情報との組み合わせに基づくリコメンド情報を店端末に表示させてもよい。
【0060】
例えば、客Xが飲食店YYにおいて過去複数回にわたり「赤ワイン」を注文しており、予約AAAの予約注文アイテムに「赤ワイン」が含まれていない場合、リコメンド情報は「赤ワイン」を含んでもよい。例えば、客Xの予約注文アイテムが「ステーキ」であり、「ステーキ」に関連付けられたリコメンド情報が「赤ワイン」である場合、リコメンド情報は「赤ワイン」を含んでもよい。この場合、客Xの予約注文アイテムに「赤ワイン」が含まれている場合、リコメンド情報は「赤ワイン」を含んでもよいし、含まなくてもよい。例えば、客Xの予約注文アイテムが「ステーキ」であり、飲食店YYにおける「本日のおすすめ」が「ビーフシチュー」である場合、リコメンド情報は「ビーフシチュー」を含んでもよい。この場合、客Xの予約注文アイテムに「ビーフシチュー」が含まれている場合、リコメンド情報は「ビーフシチュー」を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0061】
表示制御部111は、リコメンド情報を編集可能な態様で表示させてもよい。例えば、表示制御部111は、図3に示すように、リコメンド情報を編集ボタンにより追加又は削除可能な態様で表示させてもよい。操作者は、リコメンド情報を編集することにより、おすすめアイテムを追加注文アイテムとして追加することができる。
【0062】
なお、表示制御部111は、リコメンド情報を客Xが使用するユーザ端末3に表示させてもよい。
【0063】
注文処理部112は、注文アイテムの確定処理を行う(ACT5)。ACT5では、例えば、注文処理部112は、店端末に表示される確定ボタン等を介した操作者の操作に応答して、注文アイテムの確定処理を行う。注文処理部112は、客Xが使用するユーザ端末3に表示される確定ボタン等を介した客Xの操作に応答して、注文アイテムの確定処理を行ってもよい。
【0064】
(効果)
実施形態に係る情報処理装置は、電子機器を介して取得された飲食店へ来訪する客を識別可能な識別情報に基づいて、少なくとも1つの飲食店に関する予約情報を記憶する記憶部から客の飲食店に関する予約情報を取得し、客の飲食店に関する予約情報を電子機器と同一の又は電子機器とは異なる端末に表示させることができる。飲食店に関する予約情報は客により予約された注文アイテムに関する情報を含む。端末は、飲食店で使用される店端末であってもよく、客が使用するユーザ端末であってもよい。これにより、情報処理装置は、客の予約情報に基づいて、飲食店における客又は操作者による入力作業を要することなく、予約された注文アイテムに関する情報を店端末又はユーザ端末に表示させることができる。そのため、飲食店における注文処理の効率化を図るとともに、客による予約時に注文したアイテムの飲食店での注文処理を簡略化することで顧客満足度を向上することができる。また、客が予約時に用いたユーザ端末に対して、客の予約情報を出力することで、客のユーザ端末において、予約、予約された注文アイテムに関する情報の表示、注文アイテムに関する追加・削除等の編集処理、予約された注文アイテムとは異なる注文アイテムの追加注文の処理を実行することが可能となる。また、ハンディ端末等の飲食店で使用される店端末に対して、客の予約情報を出力することで、店端末は、操作者又は客の操作を要することなく、予約情報を取り込むことができる。店端末は、操作者又は客に予約情報を入力させる必要がないので、店端末への予約情報の誤入力を抑制することが可能となる。このように、情報処理装置は、予約から注文までの処理を効率化させることができる。
【0065】
実施形態に係る情報処理装置は、注文アイテムに関する情報を表示させた状態で注文アイテムとは異なるアイテムを注文可能な画像を前記端末に表示させることができる。これにより、客は、予約した注文アイテムを見ながら、予約した注文アイテムとの組み合わせを考慮しながら追加注文するアイテムを探すことができる。そのため、客の利便性は向上する。
【0066】
実施形態に係る情報処理装置は、リコメンド情報を端末に表示させることができる。情報処理装置は、飲食店毎の店舗情報に付随したリコメンド情報を店端末又はユーザ端末に表示させることができる。具体的には、情報処理装置は、客の飲食店の利用履歴に基づいてリコメンド情報を店端末又はユーザ端末に表示させることができる。情報処理装置は、客により予約された注文アイテムに基づいて設定されたリコメンド情報を店端末又はユーザ端末に表示させることができる。これにより、情報処理装置は、飲食店、及び客に応じたリコメンド情報を店端末又はユーザ端末に表示させることができ、飲食店及び客の顧客満足度を向上することができる。
【0067】
実施形態に係る情報処理装置では、注文アイテムに関する情報は、客により予約された注文アイテム及び注文アイテムの個数の情報を含む。これにより、情報処理装置は、飲食店における客又は操作者による入力作業を要することなく、客により予約された注文アイテム及び注文アイテムの個数を店端末又はユーザ端末に表示させることができる。注文アイテム及び注文アイテムの個数は、飲食店における注文処理に必要な情報であるので、注文処理の効率化を図ることができる。客による予約時に注文した注文アイテム及び注文アイテムの個数の飲食店での注文処理を簡略化することで顧客満足度を向上することができる。
【0068】
実施形態に係る情報処理装置は、客により予約された注文アイテムを編集可能な態様で表示させることができる。これにより、情報処理装置は、注文アイテムの編集作業を効率化することができる。このように、情報処理装置は、予約から注文までの処理を効率化させることができる。
【0069】
[他の実施形態]
情報処理装置は、管理サーバ1のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0070】
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0071】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0072】
1…管理サーバ、2…予約サーバ、3…ユーザ端末、4…認証サーバ、5…店舗内機器、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インタフェース、21…プロセッサ、22…メインメモリ、23…補助記憶デバイス、24…通信インタフェース、51…POS端末、52…ハンディ端末、53…テーブル端末、54…カメラ、100…情報処理システム、110…取得部、111…表示制御部、112…注文処理部、130…店舗情報記憶領域、230…予約情報記憶領域。
図1
図2
図3
図4