(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023118618
(43)【公開日】2023-08-25
(54)【発明の名称】長尺材測長装置及び長尺材測長方法
(51)【国際特許分類】
G01B 5/02 20060101AFI20230818BHJP
【FI】
G01B5/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022021664
(22)【出願日】2022-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】596037194
【氏名又は名称】パスカルエンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134131
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 知理
(74)【代理人】
【識別番号】100092738
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】北浦 一郎
【テーマコード(参考)】
2F062
【Fターム(参考)】
2F062AA21
2F062CC26
2F062EE01
2F062EE62
2F062GG09
2F062GG15
2F062GG29
2F062JJ04
2F062MM02
(57)【要約】
【課題】 本発明は、長尺材の測長を一人の作業者で高精度に簡単に行える構造簡単な長尺材測長装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本件発明の長尺材測長装置1は、本体2に設けられて長尺材3の一端に接触する基準プレート4と、前記基準プレート4から距離が定められて、かつ、所定ピッチで位置変更可能に前記本体2に着脱自在に設けられた測定プレート5を有し、前記測定プレート5と長尺材3の他端との距離を短寸法測定器6で測定し、前記基準プレート4から定められた距離から前記測定した距離を引くか又は加えることにより、前記長尺材3の全長を求めるよう構成した。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体に設けられて長尺材の一端に接触する基準プレートと、
前記基準プレートから距離が定められて前記本体に設けられた測定プレートとを有し、
前記測定プレートと長尺材の他端との距離を短寸法測定器で測定し、前記基準プレートから定められた距離から前記測定した距離を引くか又は加えることにより、前記長尺材の全長を求めるよう構成した長尺材測長装置。
【請求項2】
前記測定プレートは、所定ピッチで位置変更可能に設けられている請求項1記載の長尺材測長装置。
【請求項3】
前記本体と測定プレートの位置決め固定は、前記本体に設けられたテーパリングのテーパ穴と前記測定プレートに設けられたテーパコーンとのテーパ結合と、前記テーパ穴に挿通されて前記測定プレートに螺合されるボルトの締め付けで前記本体と測定プレートの端面同士の接触との2面拘束により行われる請求項1又は2記載の長尺材測長装置。
【請求項4】
前記短寸法測定器は、ノギス又はマイクロメータである請求項1~3のいずれかに一つに記載の長尺材測長装置。
【請求項5】
前記本体に前記長尺材を載置する載置部が設けられている請求項1~4のいずれか一つに記載の長尺材測長装置。
【請求項6】
本体に設けられた基準プレートと長尺材の一端とを接触させ、
前記基準プレートから距離が定められて前記本体に設けられた測定プレートと、前記長尺材の他端との距離を短寸法測定器で測定し、
前記基準プレートと測定プレートの定められた距離から前記測定した距離を引くか又は加えることにより、前記長尺材の全長を求める長尺材測長方法。
【請求項7】
前記全長が求められた長尺材の一端から機械加工した段部までの距離を測定し、該測定距離を前記全長から差し引くことにより、前記段部から前記長尺材の他端までの寸法を求めるようにした請求項6記載の長尺材測長方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺材測長装置及び長尺材測長方法に関する。
【背景技術】
【0002】
2m近い長尺ワークの長さを測定する場合、ノギスで測定できるが、このような長尺ワーク測定用のノギスは大型となり、重量が重くて1人での測定作業は困難であった。そのため、2m以上になるとコンベックスによる測定となり、測定精度が劣る。測定精度を上げるには、レーザー測長器などの高価な測定器が必要となる。
【0003】
例えば、5m近い長尺ワークを測定するものとして、特開平6-194106号公報(特許文献1)に記載のものが公知である。この従来の長尺ワーク測長装置は、長尺ワークを載置するワーク載置部と、ワーク載置部の一端側に配設され長尺ワークの長手方向にそって所定間隔を隔てて並設された複数個の基準ストッパ部と、ワーク載置部の他端側に配設された長尺ワークの長手方向にそって移動可能な可動部と、可動部を駆動させる駆動部と、可動部に保持され長尺ワークの長手方向にそって所定間隔を隔てて並設された複数個の押当部とを備えた可動測定部とで構成され、複数個の基準ストッパ部のうち少なくとも内側のものは、出没可能とされており、かつ、複数個の該押当部のうち少なくとも内側のものは、出没可能とされており、長尺ワークの端に最も近い基準ストッパ部及び押当部を出現させて長尺ワークを挟み、該可動部の移動距離に基づき測長するものであった。なお、複数個の基準ストッパ部は、定位置に固定する方式でも、あるいは、ワークの長手方向において位置調整可能な台に保持する方式でも良いというものであった。
【0004】
また、特開2005-214906号公報(特許公報2)や実開平2-59406号公報(特許文献3)に記載の長尺材測定装置も公知であるが、それらは大型で構造が複雑なものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6-194106号公報
【特許文献2】特開2005-214906号公報
【特許文献3】実開平2-59406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記従来の長尺材測定装置は、構造が複雑で大型であり、簡易な装置で高精度に一人で長尺材を測定したいという作業現場の要求に応えるものではなかった。
【0007】
そこで、本発明は、長尺材の測長を一人の作業者で高精度に簡単に行える構造簡単な長尺材測長装置、および、長尺材の測長方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、長尺材を旋盤加工するとき等、測定する部分の長さが長くてノギス等での測定が困難な場合、ワークをチャックから外し旋盤から降ろさないと、その部分の長さを測定することができなかった。
【0009】
そこで、本発明は、長尺材の機械加工中に、機械に装着したまま、長さの長い部分の寸法を求められるようにした長尺材測長方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。すなわち、本件発明の長尺材測長装置は、本体と、前記本体に設けられて長尺材の一端に接触する基準プレートと、前記基準プレートから距離が定められて前記本体に設けられた測定プレートとを有し、前記測定プレートと長尺材の他端との距離を短寸法測定器で測定し、前記基準プレートから定められた距離から前記測定した距離を引くか又は加えることにより、前記長尺材の全長を求めるよう構成した。
【0011】
前記測定プレートは、所定ピッチで位置変更可能に設けられているのが好ましい。
【0012】
前記短寸法測定器は、ノギス又はマイクロメータであるのが好ましい。
【0013】
前記本体に前記長尺材を載置する載置部が設けられているのが好ましい。
【0014】
本発明の長尺材測長方法は、本体に設けられた基準プレートと長尺材の一端とを接触させ、前記基準プレートから距離が定められて前記本体に設けられた測定プレートと、前記長尺材の他端との距離を短寸法測定器で測定し、前記基準プレートと測定プレートの定められた距離から前記測定した距離を引くか又は加えることにより、前記長尺材の全長を求める。
【0015】
前記全長が求められた長尺材の一端から機械加工した段部までの距離を測定し、該測定距離を前記全長から差し引くことにより、前記段部から前記長尺材の他端までの寸法を求めるようにすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本件発明によれば、長尺材を短寸法測定器で測定できるようにしたので、簡単な装置で作業者一人で高精度に長尺材の全長を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施の形態(第1実施例)を示す斜視図。
【
図2】
図1の装置を用いて小径の長尺材を測定している斜視図。
【
図3】
図1の装置を用いて大径の長尺材を測定している斜視図。
【
図8】
図7における測定プレートと本体の2面拘束の説明図。
【
図11】旋盤加工中の測長方法の説明用の長尺材の正面図。
【
図12】本発明の他の実施の形態(第2実施例)を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1~
図6に示すものは、本発明の第1実施例である。同図において、長尺材測長装置1は、本体2と、本体2に設けられて長尺材3の一端に接触する基準プレート4と、基準プレート4から距離が定められて、かつ、所定ピッチで位置変更可能に本体2に着脱自在に設けられた測定プレート5を有する。そして、測定プレート5と長尺材3の他端との距離を短寸法測定器6で測定し、基準プレート4から定められた距離から、測定した距離を引くことにより、長尺材3の全長を求めるよう構成されている。
【0019】
図2に示す長尺材3は、直径が40mmで、全長が1,000mm近い丸棒であり、
図3に示す長尺材3は、直径が160mmで、全長が2,500mm近い丸棒である。なお、本発明は、丸棒に限らず、角形状や異形状の長尺材も測定対象である。
【0020】
短寸法測定器6として、ディプスマイクロメータが例示されている。
【0021】
本体2は、縦×横×長さが、110mm×50mm×2,600mmの寸法を有するが、これに限定されるものではない。
【0022】
本体2には長尺材3を載置する載置部7が設けられている。載置部7は、縦×横×長さが、25mm×500mm×2,600mmの寸法を有する。500mm×2,600mmの面が載置面8とされている。この載置面8の一端面から50mm内側に入った位置に、本体2の50mm×2,600mmの面が接触固定されている。
【0023】
載置面8には、横方向および長さ方向に所定ピッチのネジ穴9が設けられている。このネジ穴9に螺合されるボルト10により、仮止めアングル11が、載置面8上に位置変更可能に取り付けられている。
【0024】
仮止めアングル11は、載置面8上に載置された長尺材3の一端面を基準プレート4に接触させて本体2に押し付け、本体2と長尺材3の平行を維持するものである。
【0025】
載置部8の四隅に、吊り下げ用フック12が設けられ、長尺材測長装置1は、天井クレーン等で吊り持ち移動できるようにされている。
【0026】
基準プレート4は、本体2の一端部に固定されて、載置面8側に突出している。基準プレート4は、長尺材3の一端面が接触する接触面13が本体2に対して直角を保って本体2に取り付けられている。
【0027】
本体2には、基準プレート4の接触面13から1,000mm離れた位置から、100mmピッチで長手方向に沿って、プレート取付部14が複数形成されている。この複数のプレート取付部14の一つに、測定プレート5が着脱自在に取り付けられている。
【0028】
図7、
図8に示すように、プレート取付部14は、本体2に設けられた上下一対の貫通孔15を有する。貫通孔15の測定プレート取付側にテーパリング取付穴16が設けられている。テーパリング取付穴16に、内面がテーパ穴とされたテーパリング17が嵌合されている。テーパ穴の大径側において、テーパリング17の外周面とテーパリング取付穴16の内周面に隙間18が形成されている。
【0029】
測定プレート5には、テーパコーン取付穴19が設けられ、この取付穴19にテーパコーン20が取り付けられている。テーパコーン20は、テーパリング17のテーパ穴に嵌合するテーパ面を有し、中心部に軸心穴が貫通して設けられている。テーパコーン20のテーパ面は、測定プレート5のテーパコーン取付穴19から突出している。測定プレート5のテーパコーン取付穴19の奥部に、ネジ穴21が形成されている。
【0030】
本体2と測定プレート5の位置決め固定は、本体2に設けられたテーパリング17のテーパ穴と、測定プレート5に設けられたテーパコーン20とのテーパ結合を行う。そして、本体2の貫通孔15からテーパリング17のテーパ穴、及び、テーパコーン20の軸心穴にボルト22を挿通して、測定プレート5のネジ穴21に螺合して締め付ける。このボルト22の締め付けで、テーパリング17とテーパコーン20のテーパ結合に際し、テーパリング17の外周面とテーパリング取付穴16の内周面の隙間18により、テーパリング17が弾性変形し、テーパ結合をより強固にする。そして、ボルト22の締め付けにより、本体2と測定プレート5の端面同士が確実に接触する。このように、テーパ結合と端面結合の2面拘束が達成され、測定プレート5の基準プレート4からの高精度な位置決め固定が行われる。
【0031】
測定プレート5には、測定用孔23が形成されている。この測定用孔23に短寸法測定器6であるディプスマイクロメータの接触端子が挿通される。測定プレート5のマイクロメータ6を接触させる接触面24と、基準プレート4の接触面13との距離が正確に設定されている。
【0032】
前記長尺材測長装置1を用いての長尺材3の全長測定方法を説明する。
【0033】
長尺材測長方法は、本体2に設けられた基準プレート4と長尺材3の一端とを接触させ、基準プレート4から距離が定められて、かつ、位置変更可能に本体2に設けられた測定プレート5と、長尺材3の他端との距離を短寸法測定器6で測定し、基準プレート4と測定プレート5の定められた距離から前記測定した距離を引くことにより、長尺材3の全長を求めるものである。
【0034】
図2及び
図9により、1,000mm近い長尺材の全長測定方法を説明する。
【0035】
測定プレート5の接触面24は、基準プレート4の接触面13から1,000mmの位置に固定されている。この距離は、テーパリング17とテーパコーン20、及び、本体2と測定プレート5の端面同士による2面拘束により、正確に確保されている。
【0036】
長尺材3を載置部7の載置面8上に載置して、長尺材3の一端面を基準プレート4の接触面13に接触させ、かつ、本体2に接触させて、仮止めアングル11で固定する。
【0037】
このとき、長尺材2の直径が小さい場合、測定プレート5の測定用孔23が長尺材3の中心付近に位置しないとき、所定厚みのスペーサ25を用いて、測定用孔23が長尺材3の中心付近に位置するよう調整する。すなわち、長尺材3と本体2との間に、所定厚さのスペーサ25を介在させる。なお、直径が大きい場合、スペーサの使用は不要である。図例の場合、直径40mmの丸棒であるので、厚み25mmのスペーサ25が介在されている。
【0038】
この状態で、短寸法測定器6であるディプスマイクロメータを測定プレート5の接触面24に押し当て、その接触端子を測定用孔23から突出させて、長尺材3の他端の端面に接触させ、その距離を測定する。その測定距離を測定プレート5の設置距離1,000mmから引くことにより、長尺材3の全長を求めることができる。
【0039】
図3及び
図10により、直径160mmで長さが2,500mm近い長尺材3の全長測長方法を説明する。
【0040】
測定プレート5は、基準プレート4から2,500mmの位置に正確に固定されている。測定プレート5は、前記のものと異なり、測定用孔23が大径の長尺材3の中心付近に位置するように設けられている。したがって、この場合、前記スペーサ25は用いないで測定している。その測長方法は、前記のものと変わりない。
【0041】
図11に示すものは、旋盤加工中に、ワークを旋盤から降ろすことなく、旋盤内で寸法1,515mmの部分を測定可能とするものである。
【0042】
すなわち、前記方法により全長(1,647mm)が求められた長尺材3の一端から機械加工した段部26までの距離(34mm+12mm+18mm+2mm)をノギス等の短寸法測定器6で測定し、測定距離を全長から差し引くことにより、段部26から長尺材3の他端までの寸法を求めるようにした。
【0043】
前記実施の形態によれば、簡単な装置を用いて、ディプスマイクロメータなどの短寸法測定器6を用いて長尺材3の長さを測長することができる。
【0044】
本発明は上記実施の形態に示すものに限定されない。例えば、示された数値は例示的なものでこれに限定されない。短寸法測定器6は、マイクロメータに限らずノギス等であってよい。ノギスの内径用接触端子を用いる場合は、測定プレート5の接触面24は、ディプスマイクロメータ用の接触面とは反対側になる。
【0045】
本体2と測定プレート5の正確な位置決めを達成するために、テーパリング17とテーパコーン20の2面拘束を例示したが、これに限定されず、ノックピン等による他の正確位置決め手段を用いることができる。
【0046】
載置部7の載置面8は水平面で示されているが、傾斜をつけて、長尺材3が基準プレート4や本体2に接触しやすくすることができる。
【0047】
長尺材3を載置部7に載置するようにしたが、載置部7を設けないで本体2を移動可能に吊り持ちして、長尺材3に接触させるようにして、短寸法測定器6で測定できるようにしてもよい。
【0048】
また、長尺材3の全長を測定するのではなく、長尺材3の所定部分の一端と他端間の距離を、基準プレート4と測定プレー5トおよび短寸法測定器6により測定するようにすることもできる。
【0049】
図12~
図15に示すものは、本発明の第2実施例である。同図において、本体2が載置部7を兼用している。本体2にVブロック27が設けられ、このVブロック27の受け面が載置面8を構成している。Vブロック27は、左右一対設けられ長尺材3が載置される。この実施例では、特定寸法の長尺材3専用の測長装置1とされている。したがって、測定プレート5は、基準プレート4から所定位置に正確に位置決め固定されている。すなわちプレート取付部14は一か所とされている。測定プレート5に、短寸法測定器6であるディプスマイクロメータが固定されている。本体2の四隅に、吊り下げようフック12が設けられている。
【0050】
図14に示すように、本体2と測定プレート5の位置決めが行われるプレート取付部14は、ノックピン27とボルト28により構成されている。ノックピン27は、タップ穴付き平行ピンにより構成されている。
【0051】
なお、このプレート取付部14は、前記第1実施例のようなテーパリング17とテーパコーン20によるものであってもよい。
【0052】
図15に示すように、Vブロック27と本体2とは、ノックピン27とボルト28により正確に位置決め固定されている。これにより、Vブロック27の載置面8は、長尺材3を基準プレート4と測定プレート5間に正確に位置決めする。
【0053】
本発明は、第1実施例や第2実施例に示したものに限定されない。例えば、第2実施例における測定プレート5の位置決め固定は、第1実施例のプレート取付部14ように所定ピッチで着脱自在に位置変更できるようにして、任意の長さの長尺材を測定できるようにしたものであってもよい。この場合、Vブロック27の位置決めは、プレート取付部14を共用することができる。また、前記各実施例は、測定プレート5からの距離を引くことにより、長尺材3の全長を求めるものであるが、本発明は、測定プレート5からの距離を「加える」ことにより、長尺材3の全長を求めるように構成することができる。この「加える」構成の場合は、長尺材3の他端が測定プレート5から外側に位置するよう、測定プレート5の形状等が構成されている。第2実施例においては、長尺材3の他端側のVブロック27を測定プレート5に兼用して、そのVブロック27から長尺材3の他端までの距離を短寸法測定器6で測定して、その距離を「加える」ようにして長尺材3の全長を求めるようにすることができる。
【0054】
本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0055】
1 長尺材測長装置
2 本体
3 長尺材
4 基準プレート
5 測定プレート
6 短寸法測定器
7 載置部
8 載置面
9 ネジ穴
10 ボルト
11 仮止めアングル
12 吊り下げ用フック
13 接触面
14 プレート取付部
15 貫通孔
16 テーパリング取付穴
17 テーパリング
18 隙間
19 テーパコーン取付穴
20 テーパコーン
21 ネジ穴
22 ボルト
23 測定用孔
24 接触面
25 スペーサ
26 段部
27 Vブロック
28 ノックピン
29 ボルト