(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023119351
(43)【公開日】2023-08-28
(54)【発明の名称】車両照明構造
(51)【国際特許分類】
B60Q 3/20 20170101AFI20230821BHJP
B60Q 3/252 20170101ALI20230821BHJP
B60Q 3/74 20170101ALI20230821BHJP
B60Q 3/76 20170101ALI20230821BHJP
F21V 8/00 20060101ALI20230821BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20230821BHJP
【FI】
B60Q3/20
B60Q3/252
B60Q3/74
B60Q3/76
F21V8/00 310
F21V8/00 340
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022022206
(22)【出願日】2022-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】弁理士法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤森 健太
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 篤彦
【テーマコード(参考)】
3K040
3K244
【Fターム(参考)】
3K040AA02
3K040CA04
3K040CA05
3K040GC03
3K040GC04
3K244AA05
3K244BA08
3K244BA27
3K244CA02
3K244CA03
3K244DA01
3K244EA08
3K244EA12
3K244EA16
3K244GA02
3K244GA06
(57)【要約】
【課題】乗員の顔全体に光源からの光を均一に照射可能であり、かつ、顔を見易い車両照明構造を提供する。
【解決手段】車両のフロントガラス11の一部を覆う第1位置と車両天井と重なる第2位置との間で変位可能とされたサンバイザー12と、前記第1位置とされた前記サンバイザー12において車室内側に配される面に設けられたミラー15と、前記車両の座席の側方に設けられた光を発する照明部20と、を備え、前記サンバイザー12に、前記ミラー15の側方に位置して光を反射可能な反射部51が設けられており、前記照明部20から発せられた光が、前記反射部51で反射され、前記座席に着座した乗員の顔を前方から照射するように設定されている車両照明構造10。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロントガラスの一部を覆う第1位置と車両天井と重なる第2位置との間で変位可能とされたサンバイザーと、
前記第1位置とされた前記サンバイザーにおいて車室内側に配される面に設けられたミラーと、
前記車両の座席の側方に設けられた光を発する照明部と、を備え、
前記サンバイザーに、前記ミラーの側方に位置して光を反射可能な反射部が設けられており、
前記照明部から発せられた光が、前記反射部で反射され、前記座席に着座した乗員の顔を前方から照射するように設定されている車両照明構造。
【請求項2】
前記照明部は、前記第1位置とされた前記サンバイザーの前記反射部に向けて点状に発光する点状発光部と、前記座席に着座した乗員の顔に向けて面状に発光する面状発光部とを備えている請求項1に記載の車両照明構造。
【請求項3】
前記照明部は、光源と、前記光源から発せられる光を導光可能な長手状の導光体と、を備え、
前記導光体は、一端側から入射された前記光源からの光を内部で導光しつつ他端側へ導くものであって、その導光途上において車室内に向けて光を出射することで前記面状発光部を構成するとともに、前記他端側から前方に向けて光を出射することで前記点状発光部を構成している、請求項2に記載の車両照明構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、車両照明構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のサンバイザーに設けられるバニティーミラーに隣接して設置され、バニティーミラー使用時に乗員の顔に白熱光源やLED光源からの光を当てて視認性を向上させる、所謂、バニティーランプと呼ばれる照明装置が知られている。バニティーランプは、サンバイザーが格納時に配置される車両の天井面や、サンバイザーのバニティーミラーの周囲に設置される形態のものが主に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のバニティーランプのうち、車両の天井面に設置される形態では、乗員の上方から光が照射されるため顔の凹凸により影が発生し、影になった部分が暗くて見え難いという問題がある。また、バニティーランプがバニティーミラー横に設置される形態では、乗員の正面から光が照射されるため、光源が視野に入って眩しくて顔が見え難いという問題がある。
【0005】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、乗員の顔全体に光源からの光を均一に照射可能であり、かつ、顔を見易い車両照明構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、車両のフロントガラスの一部を覆う第1位置と車両天井と重なる第2位置との間で変位可能とされたサンバイザーと、前記第1位置とされた前記サンバイザーにおいて車室内側に配される面に設けられたミラーと、前記車両の座席の側方に設けられた光を発する照明部と、を備え、前記サンバイザーに、前記ミラーの側方に位置して光を反射可能な反射部が設けられており、前記照明部から発せられた光が、前記反射部で反射され、前記座席に着座した乗員の顔を前方から照射するように設定されている車両照明構造である。
【0007】
上記構成によれば、照明部から発せられた光は、反射部により反射されて乗員の前方から顔を照らすから、顔全体を明るく照射することができる。しかも、ミラーの隣に照明を設ける従来の構成のように、乗員の視界に直接光源が入ることがないから、乗員がミラーを見る際に眩しくない。
【0008】
前記照明部は、前記第1位置とされた前記サンバイザーの前記反射部に向けて点状に発光する点状発光部と、前記座席に着座した乗員の顔に向けて面状に発光する面状発光部とを備えていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、点状発光部から発せられ、反射部により反射された光に加えて、面状発光部から発せられた光を乗員の顔に側方から照射することができるから、さらに顔全体を明るく照らすことができる。また、面状発光部は、ミラーを使用しない場合でも、ルームランプとして使用することができる。
【0010】
前記照明部は、光源と、前記光源から発せられる光を導光可能な長手状の導光体と、を備え、前記導光体は、一端側から入射された前記光源からの光を内部で導光しつつ他端側へ導くものであって、その導光途上において車室内に向けて光を出射することで前記面状発光部を構成するとともに、前記他端側から前方に向けて光を出射することで前記点状発光部を構成していてもよい。
【0011】
上記構成によれば、面状発光部と点状発光部とを兼用の装置で構成することができるから、照明部の構成を簡素化することができる。
【発明の効果】
【0012】
本明細書に開示される技術によれば、乗員の顔全体に光源からの光を均一に照射可能であり、かつ、顔を見易い車両照明構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】一実施形態の車両照明構造を車両の後方から視た状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0014】
一実施形態の車両照明構造10を
図1および
図2によって説明する。以下においては、
図1の右側を右、左側を左、上方を上、下方を下とし、紙面奥側を前方、紙面手前側を後方として説明する。また、以下においては運転席側の照明構造について説明するが、助手席側にも同様の形態であって、左右を反転させた照明構造が設けられている。さらに、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
【0015】
図1は、サンバイザー12がフロントガラス11に沿った前方遮光位置(第1位置の一例)に配された状態を示す斜視図である。サンバイザー12は、車両の図示しないルーフパネルを車室内側(下方)から覆う天井16のうち、運転席および助手席から視て前方に位置する部分に取り付けられている。
【0016】
サンバイザー12の遮光板13は横長の長方形をなしており、略L字型の棒状部材である支軸14によって、一方の長辺を軸として回転可能な状態で天井に取り付けられている。遮光板13は、非使用時には天井と平行に重なる格納位置(第2位置の一例)とされ、使用時には、当該遮光板13を回転させてフロントガラス11の板面に概ね沿った前方遮光位置とすることで、運転の支障となるような前方からの光を遮ることができる。さらに、遮光板13は、車幅方向外側(
図1の右側)の短辺付近を軸としても回転可能とされ、側方から入射する光を遮る側方遮光位置に移動させることもできる。
【0017】
図1に示すように、サンバイザー12が前方遮光位置とされた状態において、遮光板13の車室内側の面の略中央部には、バニティーミラー15が取り付けられている。バニティーミラー15は矩形をなし、例えば運転席や助手席に腰掛けた乗員が化粧用鏡として使用するために取り付けられたものである。バニティーミラー15は、合成樹脂製の薄板状のカバーにより開閉可能に被覆されてもよい。
【0018】
運転席および助手席の天井16の前方部分にそれぞれ配置された2つのサンバイザー12の間には、下方かつ後方に向けて箱型に張り出すオーバーヘッドコンソール17が設けられている。また、このオーバーヘッドコンソール17の左右の側面には、後述する内側照明部20Aが設けられている。さらに、内側照明部20Aと対向する位置には、後述する外側照明部20Bが設けられている。
【0019】
外側照明部20Bは、天井16の車幅方向における両端部から下垂し、サイドドア用開口部18Aを形成する枠状の側壁18の上方部分に設けられている。オーバーヘッドコンソール17に設けられた内側照明部20Aと、側壁18に設けられた外側照明部20Bとは、同等の高さで対向している。また内側照明部20Aおよび外側照明部20Bは、運転席に乗員が座った際に、乗員の顔よりもやや前方に配置されるとともに、乗員の顔からほぼ等距離に配置されるように設定されている。
【0020】
次に、内側照明部20Aおよび外側照明部20Bについて詳細に説明する。内側照明部20Aおよび外側照明部20Bは、上述したように対向して配置されており、左右対称形をなしている。以下、内側照明部20Aと外側照明部20Bとを区別しない場合には、単に照明部20として説明する。
【0021】
本実施形態の照明部20は、
図2の平断面図に示すように、光源としてのLED21と、棒状の導光体31と、を備えている。LED21は頂面発光型とされ、LED基板22に実装されて図示しない電源回路に接続されている。導光体31は、例えば、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な(透光性に優れた)合成樹脂材料(例えばアクリルなど)から構成されている。
【0022】
本実施形態では、
図2に示すように、LED21と導光体31とが車両前後方向(
図2の上下方向)に並んで配置されており、LED21は、前後方向に延びるように配置された導光体31の両端面のうち、車両後方を向く端面と対向配置されている。これにより、導光体31における車両後方側の端面は、LED21からの光が入射される光入射面34とされる。
【0023】
導光体31は、光入射面34から入射された光を内部で伝播させつつ、一部を車室内側へ向くように立ち上げて、車室内側を向く部分である第1出射部35から車室内側に出射させることが可能な構成となっている。
【0024】
また導光体31は、前方側の端部が車室内側(運転席側)に向けて折れ曲げられて斜め前方に延びる形態をなしており、光入射面34から入射された光を内部で伝播させて、一部を車両前方側の端面(第2出射部36とする)から斜め前方に向けて出射させることが可能な構成となっている。
【0025】
以下、前後方向に延びて導光体31の主体をなす部分を第1導光部32とし、第1導光部32から斜めに延びる部分を第2導光部33とする。上述した第1出射部35は第1導光部32に設けられており、第2出射部36は第2導光部33に設けられている。第2出射部36は、第2導光部33の光軸に対して垂直に交わる方向に延在している。
【0026】
LED21が実装されたLED基板22、及び導光体31は、ケース部材41に収容された状態で、車両に取り付けられている。ケース部材41は、車室内側(運転席側)および前方に向けて開口された開口部43を有する箱状のケース本体部42と、開口部43を覆う板状のケースカバー44とを備えている。ケースカバー44は、光を透過可能な半透明の合成樹脂材料から構成されている。なお、ケースカバー44の表面には、ケースカバー44を透過する光を拡散させるための凹凸部などが形成されていてもよい。
【0027】
上述したLED基板22は、ケース本体部42の後壁42Aに固定されており、LED21は前方に向けて光を発光するようになっている。また、上述した導光体31は、光入射面34をLED21と対向させるとともに、第1出射部35を車室内側(運転席側)に向ける向きで、ケース部材41の内部に収容されている。これにより、第1出射部35から車室内に向けて出射された光は、ケースカバー44により拡散しつつ車室内、ひいては、運転席に着座した乗員の顔を側方から照射するようになっており、面状に発光する面状発光部45が構成されている。
【0028】
また、導光体31がケース部材41内に収容された状態において、導光体31の第2導光部33は、前後方向に配された第1導光部32から屈曲されて運転席の前方に向けて斜めに延びている。
【0029】
また、上述したケースカバー44の前壁44Aは、導光体31の第2出射部36と平行に配置されている。つまりケースカバー44の前壁44Aは、運転席から視て、車幅方向の内側から外側に向けて前方に傾斜するように配置されている。前壁44Aのうち導光体31の第2出射部36と対向する領域の少なくとも一部には、板面を貫通する孔部46が設けられている。これにより、第2出射部36から出射された光は、孔部46から斜め前方に向けて出射されるようになっている。つまり、点状に発光する点状発光部47が構成されている。
【0030】
オーバーヘッドコンソール17および側壁18には、ケース部材41を取り付けるための取付凹部19が意匠面から窪んで設けられている。取付凹部19は、ケース部材41を内側に取り付けた状態において、ケースカバー44の長手方向に延びる外面が、オーバーヘッドコンソール17および側壁18の意匠面と面一になる深さ寸法とされている。また、取付凹部19の前端部分の内壁19Aは、運転席から視て、車幅方向の外側から内側に向けて前方かつ運転席の正面に傾斜するように配置されている。つまり、ケース部材41が取付凹部19内に取り付けられた状態において、取付凹部19の前端部分の内壁19Aは、車幅方向の外側から内側に向けてケース部材41の前壁44Aから徐々に離れるように斜めに配置されている。
【0031】
一方、上述したサンバイザー12のうちバニティーミラー15の左右両隣には、
図1に示すように、反射部51が設けられている。サンバイザー12は、バニティーミラー15以外の表面が白色系の表皮材により被覆されており、少なくとも反射部51は、反射率が70%以上の織物もしくは編物製とされて、全周波数の可視光を均等に反射可能としている。この反射部51は、前方遮光位置に配されたサンバイザー12に対して、点状発光部47から発せられた光を受けるととともに、反射させる部分とされている。
【0032】
上述した導光体31の第2導光部33の傾きは、
図2に示すように、第2出射部36から出射された光が反射部51により反射されるとともに、反射された反射光が運転席に着座した乗員の顔に照射可能となる範囲に設定されている。
【0033】
また、サンバイザー12において、点状発光部47からの光が照射される(反射される)領域は、バニティーミラー15から50mm程度離れた位置であることが好ましい。バニティーミラー15と近すぎると反射角度が小さくなり、反射光が乗員の顔に照射されないためである。なお、
図2においては、サンバイザー12における反射部51の形成範囲を矢印で示す。
【0034】
次に、作用効果について説明する。本実施形態の車両照明構造10は、車両のフロントガラス11の一部を覆って前方からの光を遮光する前方遮光位置と、天井と平行に重なる格納位置との間で変位可能とされたサンバイザー12と、前方遮光位置とされたサンバイザー12において車室内側に配される面(後面)に設けられたバニティーミラー15と、運転席の側方に設けられた光を発する照明部20と、を備え、サンバイザー12に、バニティーミラー15の側方に位置して光を反射可能な反射部51が設けられており、照明部20から発せられた光が、反射部51で反射され、運転席に着座した乗員の顔を前方から照射するように設定されている。
【0035】
上記構成によれば、照明部20から発せられた光は、反射部51により反射されて乗員の前方から顔を照らすから、顔全体を明るく照射することができる。しかも、バニティーミラー15の隣に照明を設ける従来の構成のように、乗員の視界に直接光源が入ることがないから、乗員がバニティーミラー15を見る際に眩しくない。
【0036】
照明部20は、前方遮光位置とされたサンバイザー12の反射部51に向けて点状に発光する点状発光部47と、運転席に着座した乗員の顔に向けて面状に発光する面状発光部45とを備えている。
【0037】
上記構成によれば、点状発光部47から発せられ、反射部51により反射されて乗員の顔に前方から照射する光に加えて、面状発光部45から発せられた光を乗員の顔に側方から照射することができるから、さらに顔全体を明るく照らすことができる。また、面状発光部45は、バニティーミラー15を使用しない場合でも、ルームランプとして使用することができる。
【0038】
照明部20は、LED21と、LED21から発せられる光を導光可能な長手状の導光体31と、を備え、導光体31は、一端側から入射されたLED21からの光を内部で導光しつつ他端側へ導くものであって、その導光途上において車室内に向けて光を出射することで面状発光部45を構成するとともに、他端側から前方に向けて光を出射することで点状発光部47を構成している。
【0039】
上記構成によれば、面状発光部45と点状発光部47とを兼用の装置で構成することができるから、照明部20の構成を簡素化することができる。
【0040】
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
【0041】
(1)上記実施形態では、照明部20が面状発光部45と点状発光部47とを有する形態を示したが、照明部は、面状発光部と点状発光部のどちらか一方だけを備える構成としてもよい。要は、照明部から発光された光を反射部によって反射させることにより、乗員の顔を明るく照射することができれば、どのような形態であってもよい。
【0042】
(2)上記実施形態では、面状発光部45と点状発光部47とを兼用の装置で構成する形態を示したが、面状発光部と点状発光部とを個別の装置で構成する形態も技術範囲に含まれる。また、照明部20は、サイドライトタイプのLED21により発光する導光体31で構成されるものに限らず、例えば、有機EL等、自発光する構成であってもよい。
【0043】
(3)上記実施形態では、バニティーミラー15がサンバイザー12の中央部に配置される形態を示したが、ミラーはサンバイザーの左右片方に偏っていてもよい。このような場合も、ミラーの両側方に反射部を設けることにより、顔全体を明るく照射することが可能である。
【0044】
(4)上記実施形態では、反射部51を、反射率が70%以上の織物もしくは編物製としたが、反射部はこれらに限るものではない。例えば、反射率が高い樹脂を塗布したり、反射粒子を塗布したりすることができる。
【符号の説明】
【0045】
10:車両照明構造、11:フロントガラス、12:サンバイザー、15:バニティーミラー(ミラー)、16:天井、17:オーバーヘッドコンソール、18:側壁、19:取付凹部、20:照明部、20A:内側照明部、20B:外側照明部、21:LED(光源)、31:導光体、34:光入射面、35:第1出射部、36:第2出射部、41:ケース部材、45:面状発光部、46:孔部、47:点状発光部、51:反射部