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特開2023-119582回転型昇降容器及び回転型昇降容器の作動方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023119582
(43)【公開日】2023-08-28
(54)【発明の名称】回転型昇降容器及び回転型昇降容器の作動方法
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/20 20060101AFI20230821BHJP
   A45D 34/04 20060101ALI20230821BHJP
   B65D 23/00 20060101ALI20230821BHJP
   B05B 11/00 20230101ALI20230821BHJP
【FI】
B65D25/20 A
A45D34/04 550
B65D23/00 B
B05B11/00 101D
B05B11/00 101E
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019265
(22)【出願日】2023-02-10
(31)【優先権主張番号】10-2022-0019919
(32)【優先日】2022-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】506213681
【氏名又は名称】アモーレパシフィック コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】AMOREPACIFIC CORPORATION
【住所又は居所原語表記】100, Hangang-daero, Yongsan-gu, Seoul, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(72)【発明者】
【氏名】鄭珍洙
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA09
3E062AB01
3E062BB10
3E062JA01
3E062JB08
3E062MA03
(57)【要約】
【課題】内容物に対して紫外線を遮断すると同時に残量の確認が可能な回転型昇降容器及びその作動方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施例によると、内容物を保存することができる保存容器と、前記保存容器の下側の一部を収容する下部部材と、前記保存容器の上側の一部を収容し、前記下部部材と相対的に移動可能であるように提供される上部部材とを含み、前記保存容器は、前記上部部材と下部部材とによって外部から隠蔽された第1の状態と、前記上部部材が前記下部部材から離隔されて前記保存容器の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態とを有する回転型昇降容器が提供され得る。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を保存することができる保存容器と、
前記保存容器の下側の一部を収容する下部部材と、
前記保存容器の上側の一部を収容し、前記下部部材と相対的に移動可能であるように提供される上部部材とを含み、
前記保存容器は、
前記上部部材と下部部材とにより外部から隠蔽された第1の状態と、
前記上部部材が前記下部部材から離隔されて前記保存容器の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態とを有する回転型昇降容器。
【請求項2】
前記保存容器は、
前記内容物を吐出することができる吐出口が提供される保存容器上部と、
前記上部部材と相対的な回転を防止する回転防止部が提供される保存容器中間部と、
前記下部部材の第1突起と接触してスライド移動する第1ガイド部が提供される保存容器下部とを含む、請求項1に記載の回転型昇降容器。
【請求項3】
前記保存容器の外側には、前記下部部材の第1突起が移動する経路である第1ガイド部が提供され、
前記第1ガイド部は、
水平面と第1の角度をなす第1傾斜経路と、
前記第1傾斜経路の一側から延び、前記水平面と平行をなす第1平坦経路と、
前記第1傾斜経路の他の一側から延び、前記第1平坦経路と平行をなす第2平坦経路とを含む、請求項1に記載の回転型昇降容器。
【請求項4】
前記下部部材は、
前記保存容器の一部と接触する第1突起が提供される外側下部部材と、
前記上部部材の第2突起をガイドする第2ガイド部が提供される内側下部部材とを含む、請求項1に記載の回転型昇降容器。
【請求項5】
前記第2ガイド部は、
水平面と第2の角度をなす第2傾斜経路と、
前記第2傾斜経路の一側から延び、前記水平面と平行をなす第3平坦経路と、
前記第2傾斜経路の他の一側から延び、前記第3平坦経路と平行をなす第4平坦経路とを含む、請求項4に記載の回転型昇降容器。
【請求項6】
前記保存容器には、前記下部部材の第1突起と接触してスライド移動する第1ガイド部が提供され、
前記下部部材には、前記上部部材の第2突起が移動する経路である第2ガイド部が提供され、
前記第1ガイド部は、
水平面と第1の角度をなす第1傾斜経路を含み、
前記第2ガイド部は水平面と第2の角度をなす第2傾斜経路を含み、
前記第1の角度は前記第2の角度より大きく提供される、請求項1に記載の回転型昇降容器。
【請求項7】
前記内側下部部材の少なくとも一部は透明な素材で提供される、請求項4に記載の回転型昇降容器。
【請求項8】
前記上部部材と前記保存容器とが前記下部部材に対して同一の角度で回転した場合、前記保存容器が上下方向に移動した高さは前記上部部材が上下方向に移動した高さより大きく提供される、請求項1に記載の回転型昇降容器。
【請求項9】
前記外側下部部材の内側には複数個のスリットで提供される第1固定部が形成され、
前記内側下部部材の外側には複数個のスリットで提供される第2固定部が形成され、
前記第1固定部と前記第2固定部とが結合して前記外側下部部材と前記内側下部部材とが相対的に固定される、請求項4に記載の回転型昇降容器。
【請求項10】
前記内側下部部材は、
前記上部部材の移動をガイドする第2ガイド部を含む、請求項4に記載の回転型昇降容器。
【請求項11】
前記上部部材は、
前記内側下部部材に提供されている第2ガイド部に沿って移動する第2突起と、
前記保存容器の回転防止部と結合して保存容器を回転させる結合部材とを含む、請求項4に記載の回転型昇降容器。
【請求項12】
内容物を保存することができる保存容器と、前記保存容器の下側の一部を収容する下部部材と、前記保存容器の上側の一部を収容し、前記下部部材と相対的に移動可能であるように提供される上部部材とを含む回転型昇降容器の作動方法であって、
前記上部部材の第2突起が前記下部部材の第2ガイド部に沿って回転及び上昇する段階であるS1段階と、
前記上部部材が前記保存容器を回転させるに伴って前記保存容器の第1ガイド部が前記下部部材に提供されている第1突起に支持されて上昇する段階であるS2段階とを含み、
前記保存容器が上昇した高さは、前記上部部材が上昇した高さより大きく提供される、回転型昇降容器の作動方法。
【請求項13】
前記S1段階は、
前記第2突起が第2の角度を有する第2ガイド部に沿って移動する段階を含み、
前記S2段階は、
前記第1の角度を有する第1傾斜経路は、前記第1突起に支持されて移動する段階を含み、
前記第1の角度は前記第2の角度より大きく提供される、請求項12に記載の回転型昇降容器の作動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転型昇降容器及び回転型昇降容器の作動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの肌の美容に対する関心が高まるにつれて、多様な形態の化粧品が市販されている。
【0003】
最近、化粧品容器の一種として、化粧品容器の蓋部分を回転させると上側にポンプが上昇する構造の化粧品容器が市販されている。
【0004】
ポンプが上昇する化粧品容器の場合、内容物が見えるように容器を透明にすると内容物が紫外線により変質する問題が生じていた。
【0005】
また、容器を不透明にした場合、内容物の残量の確認が難しいという問題が生じていた。
【0006】
すなわち、従来のポンプが上昇する化粧品容器の場合、内容物に対して紫外線を遮断すると同時に残量の確認が可能な機能を確保するのが難しかった。
【0007】
よって、内容物に対して紫外線を遮断すると同時に残量の確認が可能な回転型昇降容器、及び回転型昇降容器の作動方法を提供する。
【0008】
また、使用の利便性が増した回転型昇降容器及び回転型昇降容器の作動方法を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2308121号公報(2021.9.27)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の実施例は、上記のような問題を解決するために提案されたものであって、内容物に対して紫外線を遮断すると同時に残量の確認が可能な回転型昇降容器及びその作動方法を提供する。
【0011】
また、使用の利便性が向上した回転型昇降容器及びその作動方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例によると、内容物を保存することができる保存容器と、前記保存容器の下側の一部を収容する下部部材と、前記保存容器の上側の一部を収容し、前記下部部材と相対的に移動可能であるように提供される上部部材とを含み、前記保存容器は、前記上部部材と下部部材とにより外部から隠蔽された第1の状態と、前記上部部材が前記下部部材から離隔されて前記保存容器の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態とを有する回転型昇降容器が提供され得る。
【0013】
また、前記保存容器は、前記内容物を吐出することができる吐出口が提供される保存容器上部と、前記上部部材と相対的な回転を防止する回転防止部が提供される保存容器中間部と、前記下部部材の第1突起と接触してスライド移動する第1ガイド部が提供される保存容器下部とを含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0014】
また、前記保存容器の外側には、前記下部部材の第1突起が移動する経路である第1ガイド部が提供され、前記第1ガイド部は、水平面と第1の角度をなす第1傾斜経路と、前記第1傾斜経路の一側から延び、前記水平面と平行をなす第1平坦経路と、前記第1傾斜経路の他の一側から延び、前記第1平坦経路と平行をなす第2平坦経路とを含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0015】
また、前記下部部材は、前記保存容器の一部と接触する第1突起が提供される外側下部部材と、前記上部部材の第2突起をガイドする第2ガイド部が提供される内側下部部材とを含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0016】
また、前記第2ガイド部は、水平面と第2の角度をなす第2傾斜経路と、前記第2傾斜経路の一側から延び、前記水平面と平行をなす第3平坦経路と、前記第2傾斜経路の他の一側から延び、前記第3平坦経路と平行をなす第4平坦経路とを含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0017】
また、前記保存容器には、前記下部部材の第1突起と接触してスライド移動する第1ガイド部が提供され、前記下部部材には、前記上部部材の第2突起が移動する経路である第2ガイド部が提供され、前記第1ガイド部は、水平面と第1の角度をなす第1傾斜経路を含み、前記第2ガイド部は水平面と第2の角度をなす第2傾斜経路を含み、前記第1の角度は前記第2の角度より大きく提供される回転型昇降容器が提供され得る。
【0018】
また、前記内側下部部材の少なくとも一部は透明な素材で提供される回転型昇降容器が提供され得る。
【0019】
また、前記上部部材と前記保存容器とが前記下部部材に対して同一の角度で回転した場合、前記保存容器が上下方向に移動した高さは前記上部部材が上下方向に移動した高さより大きく提供される回転型昇降容器が提供され得る。
【0020】
また、前記外側下部部材の内側には複数個のスリットで提供される第1固定部が形成され、前記内側下部部材の外側には複数個のスリットで提供される第2固定部が形成され、前記第1固定部と前記第2固定部とが結合して前記外側下部部材と前記内側下部部材とが相対的に固定される回転型昇降容器が提供され得る。
【0021】
また、前記内側下部部材は、前記上部部材の移動をガイドする第2ガイド部を含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0022】
また、前記上部部材は、前記内側下部部材に提供されている第2ガイド部に沿って移動する第2突起と、前記保存容器の回転防止部と結合して保存容器を回転させる結合部材とを含む回転型昇降容器が提供され得る。
【0023】
本発明の一実施例によると、内容物を保存することができる保存容器と、前記保存容器の下側の一部を収容する下部部材と、前記保存容器の上側の一部を収容し、前記下部部材と相対的に移動可能であるように提供される上部部材とを含む回転型昇降容器の作動方法であって、前記上部部材の第2突起が前記下部部材の第2ガイド部に沿って回転及び上昇する段階(S1段階)と、前記上部部材が前記保存容器を回転させるに伴って前記保存容器の第1ガイド部が前記下部部材に提供されている第1突起に支持されて上昇する段階(S2段階)とを含み、前記保存容器が上昇した高さは、前記上部部材が上昇した高さより大きく提供される、回転型昇降容器の作動方法が提供され得る。
【0024】
また、前記S1段階は、前記第2突起が第2の角度を有する第2ガイド部に沿って移動する段階を含み、前記S2段階は、前記第1の角度を有する第1傾斜経路は、前記第1突起に支持されて移動する段階を含み、前記第1の角度は前記第2の角度より大きく提供される回転型昇降容器の作動方法が提供され得る。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施例による回転型昇降容器は、内容物に対して紫外線を遮断すると同時に残量の確認が可能であるという長所がある。
【0026】
また、使用の利便性を向上させ得るという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、本発明の一実施例による回転型昇降容器の斜視図である。
図2図2は、図1の回転型昇降容器の分解斜視図である。
図3図3は、図2の保存容器をより詳細に示す斜視図である。
図4図4は、図2の外側下部部材をより詳細に示す斜視図である。
図5図5は、図2の内側下部部材をより詳細に示す斜視図である。
図6図6は、図2の上部部材をより詳細に示す斜視図である。
図7図7は、図3の保存容器に形成された一つの第1ガイド部を開いた展開図を概略的に示す図面である。
図8図8は、図3の内側下部部材の内側に形成された第2ガイド部を開いた展開図を概略的に示す図面である。
図9図9は、図1の回転型昇降容器において、保存容器が外部から隠蔽された第1の状態を示す図面である。
図10図10は、図1の回転型昇降容器において、保存容器の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下においては、本発明の具体的な実施例について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明を説明するにおいて、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にし得ると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【0029】
図1は、本発明の一実施例による回転型昇降容器1の斜視図であり、図2は、図1の回転型昇降容器1の分解斜視図であり、図3は、図2の保存容器10をより詳細に示す斜視図であり、図4は、図2の外側下部部材210をより詳細に示す斜視図であり、図5は、図2の内側下部部材220をより詳細に示す斜視図であり、図6は、図2の上部部材30をより詳細に示す斜視図である。
【0030】
図1図6を参照すると、本発明の一実施例による回転型昇降容器1は、内容物を保存することができる保存容器10、保存容器10の下側の一部を収容する下部部材20、及び保存容器10の上側の一部を収容し、下部部材20と相対的に移動可能であるように提供される上部部材30を含むことができる。
【0031】
保存容器10は、上部部材30と下部部材20とによって外部から隠蔽された第1の状態(後述する図9に示す状態)と、上部部材30が下部部材20から離隔されて前記保存容器10の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態(後述する図10に示す状態)とを有することができる。これに関する詳細な説明は後述する。
【0032】
ここで、第1の状態は、吐出口112を除いた保存容器10の側面が外部から観察不可能な状態であると理解され得る。
【0033】
また、第2の状態は、保存容器上部110の一部及び内側下部部材220の一部が外部から観察可能なように提供され得る状態であると理解され得る。
【0034】
本実施例において、保存容器10で内容物を保存する部分、及び内側下部部材220の全部または一部を透明な材質で形成することができる。
【0035】
この場合、上部部材30が外側下部部材210に対して相対的に上昇する際に、上部部材30と外側下部部材210とが相対的に離隔された部分に内側下部部材220が露出し、露出した内側下部部材220が透明な材質で形成されるところ、保存容器10に保存された内容物を肉眼で確認することができる。
【0036】
回転型昇降容器1は、使用前には閉じることができる。この場合、回転型昇降容器1が使用前には閉じられているところ、内容物が紫外線によって変質するのを防止することができる。
【0037】
また、回転型昇降容器1は、使用時に上部部材30と外側下部部材210とが離隔されるところ、保存容器10に保存されている内容物の残量を確認することが可能な構造を提供することができる。
【0038】
回転型昇降容器1は、内容物として化粧料を保存することができるところ、化粧品容器と表現され得る。
【0039】
保存容器10は、保存容器中間部120が円周方向に突出した円柱状に形成され得る。
【0040】
保存容器10は、内容物を吐出することができる吐出口112が提供される保存容器上部110と、上部部材30と相対的な回転を防止する回転防止部122が提供される保存容器中間部120と、下部部材20の一部と接触してスライド移動する第1ガイド部132が提供される保存容器下部130とを含むことができる。
【0041】
保存容器上部110の内側には、保存容器下部130に保存された内容物を吐出するためのポンプ(図示せず)が提供され得る。
【0042】
また、外力によって保存容器上部110が押圧される場合、ポンプが加圧されて内容物が吐出口112を介して外部に吐出され得る。
【0043】
保存容器中間部120の外周には、上部部材30と相対的な回転を防止する複数個の回転防止部122が提供され得る。
【0044】
回転防止部122は、保存容器中間部120の外周に上下方向に延びた溝で形成され得る。ただし、本発明の思想はこれに限定されず、上部部材30の結合部材304が溝として提供される場合、回転防止部122はこれに対応する突起として提供され得る。
【0045】
回転防止部122は、上部部材30との相対的な上下動を許容し、上部部材30との相対的な回転を防止することができる。
【0046】
すなわち、上部部材30が外力によって回転する場合、上部部材30の第2突起302は後述する第2ガイド部222に沿って上昇し、上部部材30の結合部材304は回転防止部122を回転させつつ上昇することができる。
【0047】
保存容器中間部120の直径は、保存容器下部130の直径より大きく提供され得る。
【0048】
保存容器中間部120の直径は、後述する内側下部部材220と同一に形成され得る。これにより、第2ガイド部222の第2突起挿入部2221の上側と回転防止部122の下側とが連結されて第2突起302が第2ガイド部222に結合される組立経路を提供することができる。
【0049】
保存容器下部130の内側には、内容物(例えば、化粧料)の保存が可能な空間が提供され得る。
【0050】
保存容器下部130は、保存容器中間部120から下側に延び、下部部材20の一部(第1突起212)と接触してスライド移動する第1ガイド部132を含むことができる。
【0051】
第1ガイド部132は、外側下部部材210に提供されている第1突起212に支持されて移動し得る。例えば、第1突起212は、第1ガイド部132に形成された経路に沿って相対的に移動し得る。
【0052】
第1ガイド部132は、保存容器下部130の周囲に沿って複数個で提供され得る。
【0053】
本実施例において、第1ガイド部132は3個であるものを例に挙げて説明する。ただし、本発明の思想はこれに限定されず、第1ガイド部132が2個または4個以上であるものも含む。
【0054】
第1ガイド部132が複数個で提供されることによって、保存容器10が外側下部部材210に対して安定的に移動することができる。
【0055】
第1ガイド部132についてのより詳細な説明は後述する。
【0056】
下部部材20は、保存容器10の一部(第1ガイド部132)と接触する第1突起212を含む外側下部部材210と、上部部材30の一部(第2突起302)と接触する第2ガイド部222を含む内側下部部材220とを含むことができる。
【0057】
外側下部部材210と内側下部部材220とは互いに固定され得る。
【0058】
本実施例において、外側下部部材210と内側下部部材220が別途の部材であるものを例に挙げて説明するが、外側下部部材210と内側下部部材220とは一つの部材で形成され得る。
【0059】
外側下部部材210は、内側下部部材220を固定する第1固定部214と、第1ガイド部132とスライド移動する第1突起212とを含むことができる。
【0060】
第1固定部214は、外側下部部材210の内周に沿って形成され、複数個のスリットで形成され得る。また、第1固定部214は、外側下部部材210の下側に配置され得る。
【0061】
外側下部部材210の内側に形成される第1突起212は、保存容器10の外側に形成される第1ガイド部132と結合され、第1突起212と第1ガイド部132とは相対的に移動することができる。
【0062】
本実施例において、第1ガイド部132は溝として形成され、第1突起212は突起として形成されるものを例に挙げて説明する。
【0063】
ただし、本発明の思想はこれに限定されず、保存容器10の第1ガイド部132が突起として形成され、外側下部部材210の第1突起212が溝(第1ガイド部132と同一の形)として形成されるものを含むことができる。
【0064】
内側下部部材220は、外側下部部材210の第1固定部214と結合される第2固定部224と、外側下部部材210の第1突起212が挿入される空間を提供する結合スリット226と、上部部材30の移動をガイドする第2ガイド部222とを含むことができる。
【0065】
溝として形成される第2ガイド部222は、第2突起302と結合して、第2突起302の移動をガイドすることができる。
【0066】
本実施例において、内側下部部材220の第2ガイド部222は溝であり、上部部材30の第2突起302は突起であるものを例に挙げて説明する。
【0067】
ただし、本発明の思想はこれに限定されず、第2ガイド部222が突起であり、上部部材30に形成される第2突起302が溝(第2ガイド部222と同一の形)であるものを含むことができる。
【0068】
内側下部部材220の内側には、保存容器10が収容され得る。
【0069】
外側下部部材210の内側に内側下部部材220が固定され、内側下部部材220の内側に保存容器10が収容されて上下動することができる。
【0070】
内側下部部材220の下側は、外側下部部材210の内側に挿入されて、外側下部部材210に固定され得る。
【0071】
内側下部部材220の上側は、上部部材30によって覆われ得る。
【0072】
内側下部部材220の少なくとも一部は、透明な素材で形成される。
【0073】
例えば、内側下部部材220において、外側下部部材210に挿入されない部分のみ透明な素材で形成され得る。この場合、上部部材30が上昇した際に、ユーザは上部部材30に隠蔽されない内側下部部材220の一部分を通じて保存容器10に保存された内容物を肉眼で確認することができる。
【0074】
保存容器10の高さは内側下部部材220の高さより大きく形成され得、内側下部部材220の高さは外側下部部材210の高さより大きく形成され得る。
【0075】
ここで、高さは回転型昇降容器1が延びる方向(上下方向、図7及び図8に示されたz軸方向)を基準として測定されるものと理解され得る。
【0076】
内側下部部材220の下側は外側下部部材210によって隠蔽され、内側下部部材220の上側は上部部材30によって選択的に隠蔽され得る。
【0077】
内側下部部材220の上側端部は、回転防止部122の下側端部と接触し、第2ガイド部222の第2突起挿入部2221は、回転防止部122と結合して平坦な面を形成することができる。
【0078】
上部部材30は、内側下部部材220に提供されている第2ガイド部222に沿って移動する第2突起302と、保存容器10の回転防止部122と結合して保存容器10を回転させる結合部材304とを含む。
【0079】
第2突起302は、内側下部部材220に形成された第2ガイド部222に沿って移動可能である。
【0080】
第2突起302が第2ガイド部222に沿って移動する際に、結合部材304は回転防止部122と結合して保存容器10を回転させる。
【0081】
第2突起302は、上部部材30の内側に第2ガイド部222と同一の個数で形成され得る。
【0082】
例えば、第2突起302は複数個形成され得る。本実施例においては、第2ガイド部222及びこれに結合される第2突起302はそれぞれ3個であるものを例に挙げて説明する。
【0083】
結合部材304は、上部部材30の内側から突出するように形成され、上下方向に延びるように形成され得る。
【0084】
結合部材304は、回転防止部122に対してスライド移動することができる。
【0085】
本実施例において、上下方向に延びる一対の結合部材304と回転防止部122に結合することができる。
【0086】
具体的に、一つの結合部材304は回転防止部122の一側面1220と接し合い、他の一つの結合部材304は回転防止部122の他の一側面1220と接し合うことができる。
【0087】
本実施例において、結合部材304は3対提供され、これに対応する回転防止部122は3個提供されるものを例に挙げて説明する。
【0088】
第2突起302が第2ガイド部222に沿って回転しつつ上昇する場合、結合部材304は回転防止部122の側面1220を押圧しながら回転することができる。すなわち、保存容器10は、上部部材30によって回転し得る。
【0089】
上部部材30の直径と外側下部部材210の直径は同一に提供され得、内側下部部材220の直径は外側下部部材210の直径より小さく提供され得、保存容器10の保存容器下部130の直径は、内側下部部材220より小さく提供され得、保存容器10の保存容器中間部120の直径は、内側下部部材220の直径と同一に提供され得る。
【0090】
図7は、図3の保存容器10に形成された一つの第1ガイド部132を開いた展開図を概略的に示す図面である。
【0091】
以下においては図7を参照して、保存容器10の外周に形成される第1ガイド部132についてより詳細に説明する。
【0092】
保存容器10の外側には、下部部材20の第1突起212が相対的に移動する経路である第1ガイド部132が形成され得る。
【0093】
第1ガイド部132は、水平面と第1の角度θ1をなす第1傾斜経路1322と、第1傾斜経路1322の一側から延び、水平面と平行をなす第1平坦経路1324と、第1傾斜経路1322の他の一側から延び、水平面と平行をなす第2平坦経路1326とを含むことができる。
【0094】
ここで、水平面は、上下方向(z軸方向)に延びると線と垂直である面であると理解され得る。すなわち、水平面は、回転型昇降容器1の底面(下部部材20の底面)と一致する面であると理解され得る。
【0095】
図7を基準としてz軸は上下方向、x軸は水平面が置かれている方向であると理解され得る。
【0096】
第1平坦経路1324と第1傾斜経路1322との間には、外力によって第1突起212が乗り越えていくことが可能な第1ストッパー1327が形成され得る。
【0097】
第2平坦経路1326と第1傾斜経路1322との間には、外力によって第1突起212が乗り越えていくことが可能な第2ストッパー1328が形成され得る。
【0098】
ユーザが下部部材20と上部部材30とを相対的に回転させる場合、第1ストッパー1327と第2ストッパー1328が提供されることによって、ユーザが下部部材20を回転させるテンション感を向上させることができる。
【0099】
また、第1ガイド部132は、第1平坦経路1324から下側に延びる第1突起挿入部1329を含むことができる。
【0100】
下部部材20の第1突起212と保存容器10の第1ガイド部132との結合を容易にするために、第1突起挿入部1329の幅W2は、第1突起212の幅W1より大きく形成され得る。
【0101】
第1突起挿入部1329、第1平坦経路1324、第1傾斜経路1322、及び第2平坦経路1326は溝として形成され得、第1平坦経路1324、第1傾斜経路1322、及び第2平坦経路1326の溝は、第1突起挿入部1329の溝より深く形成され得る。
【0102】
すなわち、第1突起挿入部1329と第1平坦経路1324との間には第1境界部1320が形成され、第1境界部1320を基準として溝が掘られた深さが異なり得る。
【0103】
溝として形成される第1平坦経路1324の深さが第1突起挿入部1329の深さより深く形成されるところ、第1突起212が第1突起挿入部1329に沿って上昇して第1平坦経路1324に位置した後には、第1突起212が第1突起挿入部1329に沿って下降することが防止(外側下部部材210と保存容器10とが分離することを防止)され得る。
【0104】
図8は、図3の内側下部部材220の内側に形成された第2ガイド部222を開いた展開図を概略的に示す図面である。
【0105】
以下においては、図8を参照して、内側下部部材220の外側に形成される第2ガイド部222についてより詳細に説明する。
【0106】
第2ガイド部222の外側には、上部部材30の第2突起302が移動する経路である第2ガイド部222が形成され得る。
【0107】
第2ガイド部222は、水平面と第2の角度θ2をなす第2傾斜経路2222と、第2傾斜経路2222の一側から延び、水平面と平行をなす第3平坦経路2224と、第2傾斜経路2222の他の一側から延び、第3平坦経路2224と平行をなす第4平坦経路2226とを含むことができる。
【0108】
第3平坦経路2224と第2傾斜経路2222との間には、外力によって第2突起302が乗り越えていくことが可能な第3ストッパー2227が形成され得る。
【0109】
第2傾斜経路2222と第4平坦経路2226との間には、外力によって第2突起302が乗り越えていくことが可能な第4ストッパー2228が形成され得る。
【0110】
ユーザが下部部材20と上部部材30とを相対的に回転させる場合、第3ストッパー2227と第4ストッパー2228が提供されることによって、ユーザが上部部材30を回転させるテンション感を向上させることができる。
【0111】
また、第2ガイド部222は、第4平坦経路2226から上側に延びる第2突起挿入部2221を含むことができる。
【0112】
上部部材30の第2突起302と内側下部部材220の第2ガイド部222との結合を容易にするために、第2突起挿入部2221の幅W4は、第2突起302の幅W3より大きく形成され得る。
【0113】
第2突起挿入部2221、第2傾斜経路2222、第3平坦経路2224、及び第4平坦経路2226は溝として形成され得る。
【0114】
第2傾斜経路2222、第3平坦経路2224、第4平坦経路2226の溝は、第2突起挿入部2221の溝より深く形成され得る。
【0115】
すなわち、第2突起挿入部2221と第4平坦経路2226との間には第2境界部2220が形成され、第2境界部2220を基準として溝が掘られた深さが異なり得る。
【0116】
溝として形成される第4平坦経路2226の深さが第2突起挿入部2221の深さより深く形成されるところ、第2突起302が第2突起挿入部2221に沿って下降して第4平坦経路2226に位置した後には、第2突起302が第2突起挿入部2221に沿って上昇することが防止(下部部材20と内側下部部材220とが分離することを防止)され得る。
【0117】
次に、図7及び図8を参照して保存容器10に形成される第1ガイド部132と、下部部材20に形成される第2ガイド部222の形状について説明する。
【0118】
上述したように、保存容器10には、下部部材20の第1突起212と接触してスライド移動する第1ガイド部132が提供され、下部部材20には上部部材30の第2突起302が移動する経路である第2ガイド部222が提供される。
【0119】
第1ガイド部132は水平面と第1の角度θ1をなす第1傾斜経路1322を含み、第2ガイド部222は水平面と第2の角度θ2をなす第2傾斜経路2222を含む。
【0120】
この場合、第1傾斜経路1322の第1の角度θ1は、第2傾斜経路2222の第2の角度θ2より大きく形成され得る。
【0121】
上部部材30の第2突起302が内側下部部材220の第2ガイド部222に対して第2の長さL2の分だけ回転したとき、上部部材30は第2の高さH2の分だけ上昇することができる。
【0122】
また、上部部材30が内側下部部材220に対して第2の長さL2の分だけ回転したとき、上部部材30の結合部材304に結合されている保存容器10の回転防止部122により、保存容器10も第2の長さL2の分だけ回転することができる。
【0123】
保存容器10が第2の長さL2の分だけ回転する場合、保存容器10の第1ガイド部132は下部部材20の第1突起212に対して相対的に第1の長さL1の分だけ回転することができる(第1の長さL1と第2の長さL2は同一)。この時、保存容器10は、第1の高さH1の分だけ上昇することができる。
【0124】
すなわち、上部部材30と保存容器10とが下部部材20に対して同一の角度(展開図上で第1の長さL1及び第2の長さL2の分だけ移動)で回転したとき、上部部材30は第2の高さH2の分だけ移動し、保存容器10は第2の高さH2より大きい第1の高さH1の分だけ移動する。
【0125】
このような構成により、上部部材30と保存容器10とが下部部材20に対して同一の角度だけ回転したとき、保存容器10が上昇または下降する高さが上部部材30が上昇または下降する高さより大きく提供され得る。
【0126】
すなわち、上部部材30が外部から隠蔽された第1の状態から保存容器10が上部部材30よりさらに多く上昇するところ、保存容器上部110が外部に露出してユーザが保存容器上部110を押圧することができる状態(第2の状態)にすることができる。この際、透明な材質で提供される内側下部部材220の一部が露出するところ、保存容器10に保存された内容物が外部から観察可能であるように提供され得る(図10を参照)。
【0127】
また、第2の状態から保存容器10が上部部材30よりさらに多く下降するところ、保存容器10が上部部材30と下部部材20とによって隠蔽(第1の状態)され得る(図9を参照)。
【0128】
図9は、図1の回転型昇降容器1において、保存容器10が外部から隠蔽された第1の状態を示す図面である。
【0129】
図10は、図1の回転型昇降容器1において、保存容器10の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態を示す図面である。
【0130】
以下においては、図1ないし図10を参照して、回転型昇降容器の作動方法について詳細に説明する。
【0131】
まず、保存容器10が外部から隠蔽された第1の状態(図9を参照)から、保存容器10の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態(図10を参照)に変わる作動方法について説明する。
【0132】
本発明の一実施例によると、回転型昇降容器の作動方法は、上部部材30の第2突起302が下部部材20の第2ガイド部222に沿って回転及び上昇する段階(S1段階)と、上部部材30が保存容器10を回転させるに伴って保存容器10の第1ガイド部132が下部部材20に提供されている第1突起212に支持されて上昇する段階(S2段階)とを含むことができる。
【0133】
この際、保存容器10が上昇した高さは、前記上部部材30が上昇した高さより大きく提供され得る。
【0134】
まず、上部部材30の第2突起302が下部部材20の第2ガイド部222に沿って回転及び上昇する段階(S1段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0135】
ユーザが片手で外側下部部材210を把持し、他方の手で上部部材30を把持した状態で外側下部部材210と上部部材30とを相対的に回転させる場合、第2突起302は第2ガイド部222に沿って移動することができる。
【0136】
具体的に、第2突起302は、第4平坦経路2226から第2傾斜経路2222に移動した後、第3平坦経路2224に移動することができる。
【0137】
これにより、上部部材30が下部部材20に対して回転及び上昇することができる。
【0138】
次に、上部部材30が保存容器10を回転させるに伴って、保存容器10の第1ガイド部132が下部部材20に提供されている第1突起212に支持されて上昇する段階(S2段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0139】
具体的に、上部部材30の結合部材304が保存容器10の回転防止部122に結合されて保存容器10を回転させることができる。
【0140】
この際、保存容器10の下側に配置された第1ガイド部132は、第1突起212に支持されて、保存容器10は回転及び上昇する。
【0141】
より具体的に、保存容器10が回転するに伴って第1突起212は第1平坦経路1324、第1傾斜経路1322及び第2平坦経路1326に沿って相対的に移動することができる。
【0142】
すなわち、保存容器10が回転するに伴って、第1ガイド部132が第1突起212に支持されて上昇することができる。
【0143】
同様に、保存容器10の一部が外部から観察可能であるように提供される第2の状態(図10を参照)から、保存容器10が外部から隠蔽された第1の状態(図9を参照)に変わる作動方法は、上述した説明の逆の順序であると理解され得る。
【0144】
具体的に、回転型昇降容器の作動方法は、上部部材30の第2突起302が下部部材20の第2ガイド部222に沿って回転及び下降する段階(S1段階)と、上部部材30が保存容器10を回転させるに伴って保存容器10の第1ガイド部132が下部部材20に提供されている第1突起212に支持されて下降する段階(S2段階)とを含むことができる。
【0145】
この際、保存容器10が下降した高さは、前記上部部材30が下降した高さより大きく提供され得る。
【0146】
以下においては、保存容器10と下部部材20と上部部材30との相対的な移動関係について説明する。
【0147】
保存容器10と上部部材30とは相対的に上下動が可能であり、相対的に回転が不可能である。
【0148】
保存容器10と下部部材20とは相対的に上下動が可能であり、相対的に回転が可能である。
【0149】
下部部材20と上部部材30とは相対的に上下動が可能であり、相対的に回転が可能である。
【0150】
以下においては、回転型昇降容器1の組立方法について説明する。
【0151】
回転型昇降容器1の組立方法は、外側下部部材210と内側下部部材220とを固定する段階(S10段階)と、保存容器10の一部を内側下部部材220の内側に挿入する段階(S20段階)と、上部部材30を内側下部部材220の外側に挿入する段階(S30段階)と、保存容器上部110を保存容器中間部120に結合する段階(S40段階)とを含むことができる。
【0152】
まず、外側下部部材210と内側下部部材220とを固定する段階(S10段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0153】
外側下部部材210の下側に形成された第1固定部214と、内側下部部材220の下側に形成された第2固定部224とが嵌合されることによって、外側下部部材210と内側下部部材220とが結合され得る。
【0154】
この際、第1突起212は、結合スリット226に沿って移動することができる。
【0155】
次に、保存容器10の一部を内側下部部材220の内側に挿入する段階(S20段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0156】
保存容器10を内側下部部材220に挿入する場合、第1突起は第1ガイド部132の第1突起挿入部1329の下側から上側に移動して第1平坦経路1324に安着し得る。
【0157】
この場合、第1境界部1320を境界として第1平坦経路1324の深さが第1突起挿入部1329より深く形成されるところ、第1突起212は第1境界部1320に掛ることができる。
【0158】
次に、上部部材30を内側下部部材220の外側に挿入する段階(S30段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0159】
上部部材30を内側下部部材220の外側に挿入する場合、第2突起302は回転防止部122に挿入された後、第2ガイド部222の第2突起挿入部2221に沿って下側に移動して第4平坦経路2226に安着し得る。
【0160】
この場合、第2境界部2220を境界として第4平坦経路2226の深さが第2突起挿入部2221より深く形成されるところ、第2突起302は第2境界部2220に掛ることができる。
【0161】
次に、保存容器上部110を保存容器中間部120に結合する段階(S40段階)について詳細に説明すると、次のとおりである。
【0162】
S20段階では、保存容器上部110が保存容器中間部120と分離されたままで、保存容器10が内側下部部材220に挿入された。
【0163】
その後、保存容器上部110と保存容器中間部120とを結合することによって、回転型昇降容器1を組み立てることができる。
【0164】
以上、本発明の実施例による回転型昇降容器1及び回転型昇降容器の作動方法、並びに回転型昇降容器の組立方法を具体的な実施形態でもって説明したが、これは例示に過ぎないものであって、本発明はこれに限定されるものではなく、本明細書に開示された基礎思想に基づく最も広い範囲を有するものと解釈されるべきである。当業者は開示された実施形態を組み合わせ、置換して摘示されていない実施形態を実施することができるが、これもまた本発明の権利範囲を逸脱しないものである。この他にも、当業者は本明細書に基づいて開示された実施形態を容易に変更または変形することができ、このような変更または変形も本発明の権利範囲に属することは明らかである。
【符号の説明】
【0165】
1:回転型昇降容器
10:保存容器
110:保存容器上部
120:保存容器中間部
130:保存容器下部
132:第1ガイド部
20:下部部材
210:外側下部部材
212:第1突起
220:内側下部部材
222:第2ガイド部
224:第2固定部
30:上部部材
302:第2突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10