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  • 特開-LNG燃料船のLNG供給設備 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023119774
(43)【公開日】2023-08-29
(54)【発明の名称】LNG燃料船のLNG供給設備
(51)【国際特許分類】
   B67D 9/00 20100101AFI20230822BHJP
   F17C 6/00 20060101ALI20230822BHJP
   B63B 27/24 20060101ALN20230822BHJP
【FI】
B67D9/00 Z
F17C6/00
B67D9/00 A
B63B27/24 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022022818
(22)【出願日】2022-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】000146814
【氏名又は名称】株式会社新来島どっく
(74)【代理人】
【識別番号】100090044
【弁理士】
【氏名又は名称】大滝 均
(72)【発明者】
【氏名】世古 尚弘
【テーマコード(参考)】
3E083
3E172
【Fターム(参考)】
3E083AA13
3E083BB20
3E172AA03
3E172AA06
3E172AB04
3E172BA04
3E172BB05
3E172BD04
3E172DA90
3E172EA42
3E172EB03
3E172HA02
(57)【要約】
【課題】
複数台のLNGローリーからのLNG燃料供給が一時的にも途絶えることがなくLNG供給を継続でき、バンカリングを短時間で行うことのできるLNG燃料船のLNG供給設備を提供する。
【解決手段】
LNG燃料船のLNG供給設備において、LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続するLNG燃料船のLNG供給設備。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続するLNG燃料船のLNG供給設備。
【請求項2】
請求項1に記載のLNG供給設備はLNG供給ラインで発生するBOGを処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とするLNG燃料船のLNG供給設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LNG燃料船のLNG供給(バンカリング)設備、特に、大型LNG燃料船へのTruck to Ship(LNGローリートラックから大型LNG燃料船への)LNG供給(バンカリング)設備に関する。
【背景技術】
【0002】
接岸するLNG燃料船、特に大型のLNG燃料船にLNG燃料を供給するには、岸壁に接岸した大型LNG燃料船の船内の大型LNGタンクに岸壁からLNG燃料を積み込むこと(LNGバンカリング)となるが、この種のLNG燃料の積み込みには、主として、LNGローリートラック(以下、単に「LNGローリー」と称する)を使用して行われている。
【0003】
ところが、LNGローリーは、道路交通法等の積載重量や危険物取扱、タンク構造規格等の制約があることから積載容量は所定容量に限られ、大型のLNG燃料船等への燃料供給は、1台のLNGローリーでは足りず、複数のLNGローリーを適宜入れ替えて、LNG燃料船のLNG燃料タンクにLNG燃料を積み込みしていた。
【0004】
このため、LNGローリーが入れ替わるたびにLNGローリーとLNG燃料船のタンクを結ぶバンカリングホースを切り離し、次のLNGローリーにバンカリングホースを繋ぎ直すなどの作業が必要となり、LNG供給が一時的にも停止することで供給ラインがホットアップ(熱上昇)してしまい、適宜なLNG供給を維持するため、その都度ラインクールダウン(冷却)作業が必要となる等の問題があった。
【0005】
この種のLNG燃料船のLNGバンカリング一時停止における供給ラインのホットアップ(熱上昇)に対応する技術に関しては、例えば、特表2011-503463号公報に開示のものが知られている。特表2011-503463号公報の開示は、発明名称「LNG燃料の海洋船を操作する方法」に係り、「・・・バンカリング作業の開始時から原理上より早い流量を提供し、結果としてより早いバンカリング作業を提供する」ことを目的とする発明解決課題において(同公報明細書段落番号0008参照)、「・・・バンカリング作業の前に、バンカリングラインを冷却する」方法の構成をとることにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載等参照)、「・・・迅速なバンカリング作業及び短い寄港時間を提供する」等の効果を奏する(同公報明細書段落番号0054参照)。
【0006】
本願発明者は、種々検討するうちに、バンカリングラインに特別な冷却装置を備えることなく、バンカリングを一時停止することなく同時間を短縮し、容易なバンカリングを実現するLNG燃料船のLNG供給設備を案出するに至ったものである。
また、供給ラインのがホットアップ(熱上昇)により大量に発生するLNGガスについて、BOG処理(船内のLNGタンク内の圧力が設計圧力を超えないように発生するLNGガス圧の処理)が、船内の処理設備のみでは処理時間が掛かり、その結果、この理由からLNG供給作業時間が長くなるなどの問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2011-503463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本願発明は、複数台のLNGローリーからのLNG燃料供給が一時的にも途絶えることがなくLNG供給を継続でき、バンカリングを短時間で行うことのできるLNG燃料船のLNG供給設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、LNG燃料船のLNG供給設備において、LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、請求項1に記載のLNG燃料船のLNG供給設備において、LNG供給ラインで発生するBOGを処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記の構成としたので、本発明は、複数台のLNGローリーからのバンカリングホースを順次取り替えることで、LNG燃料船へのLNG燃料供給を一時的にも停止することなくLNG燃料船へTruck to Ship(LNGローリートラックから大型LNG燃料船への)を行うことができ、LNG供給作業時間を短縮することができるという効果を有する。
また、LNGローリーからのバンカリングホースを取り外すことによる供給ライン停止の間にホットアップ(熱上昇)によりLNGガスが生じたとしても、BOG処理を船内設備と併用できるので、この点からもBOG処理時間を短縮でき、結果的に、LNG供給時間の短縮できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明に係るLNG燃料船のLNG供給設備を実施するためのLNG燃料船のLNG供給設備の実施例1を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に係るLNG燃料船のLNG供給設備を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【実施例0013】
図1は、本発明に係るLNG燃料船のLNG供給設備を実施するためのLNG燃料船のLNG供給設備の実施例1を示す図である。図1において、1a,1bは、LNGローリー、2a,2bは、LNGローリー1a、1bが接続される接続フランジ、3は、窒素ガスが貯蔵される窒素ガードル、4a,4bは、ライン内に窒素を充填する窒素充填弁、5a,5bは、ライン内のLNG燃料の状況を確認するためのサンプリング座、6a,6bは、ラインパージ時の放散弁、7は、バッファタンク、8は、ラインパージ及び安全弁作動時のための大気放散管である。
【0014】
また、9a,9bは、一定圧力以上となったら減圧する安全弁、10a,10bは、LNGローリー1a側とLNGローリー1b側を切り替える切替弁、11は、流量調整のための調整弁、12は、2インチ差込溶接フランジ、13は、BAC(Break Away Coupling:一定のテンションで自動切離・閉止性能を有する弁)、14は、2インチ平面座差込溶接フランジ、15は、LNG供給ライン、16は、バンカーステーション、16a、16bは、LNG燃料船のバンカーマニホード(図示外)に接続されるANSIアメリカ規格協会(アメリカ規格協会:American National Standards Institute)150クラスの8インチ及び同2インチの変換フランジ(突合せ溶接式の管継手(フィッティング))であり、フランジ16aは、LNGローリー側ラインに、フランジ16bは、陸上設置BOG処理設備側ラインに接続される。
【0015】
そして、符号17は、BOG処理(船内のLNGタンク内の圧力が設計圧力を超えないように発生するLNGガス圧の処理)のためのBOGライン、18は、2インチ平面座差込溶接フランジ、19は、BAC(Break Away Coupling:一定のテンションで自動切離・閉止性能を有する弁)、20は、2インチ差込溶接フランジ、21は、LNGが気化した深冷BOGを常温に加温するためのヒーターを備える給水タンク、22は、GVU(GAS VALVE UNIT:ガス制御弁ユニット)、23は、BOGを処理するGCU(GAS COMBUSTATION UNIT:BOG焼却炉)、24は、BOG燃焼のためのオイルタンク、25は、LNG流量確認のためのFI(FLOW METER:流量計)である。
【0016】
図1から明らかなように、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、2台のLNGローリー1a、1bのそれぞれのラインに接続される2つの2インチ変換フランジ2a、2bを有し、これらの2つの変換フランジ2a、2bが同一直線上あるいは平行に配置され、これらの2つのフランジ間に対応する10a、10bを切り替えることにより、LNGローリー1a側ラインとLNGローリー1b側ラインの接続を瞬時に切り替えることができることが特徴である。
【0017】
すなわち、例えば、接続フランジ2aに一方のLNGローリー1aが接続され、LNGローリー1aに積載されたLNG燃料をLNGローリー1a側ラインからLNG燃料船に供給している間、接続フランジ2bに他方のLNGローリー1bを接続し、一方のLNGローリー1aが空になり、LNG供給ができなくなったときには、切替弁10a、10bでライン切り替えを行うことにより、LNG燃料供給が時間をおくことなく供給されるようにしたものである。
【0018】
なお、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、LNGローリー1a側とLNGローリー1b側の切り替えには、LNG供給ラインを速やかに切り替えることができる切替弁を有する設備である。本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備におけるLNGローリー1a、1bの接続や窒素充填等の各部所の操作の詳細を説明すれば次のとおりである。
(1)LNGローリーの接続
1台目のLNGローリー1aを接続フランジ2aに接続してLNG燃料船にLNG燃料を供給する態勢を整え、LNG燃料供給を行う。次いで、1台目のLNGローリー1aがLNG燃料船にLNG燃料を供給している間に、2台目のLNGローリー1bを接続フランジ2bに接続し、1台目のLNGローリー1aの供給終了するや2台目のLNGローリー1bからのLNG燃料供給を開始する。
【0019】
(2)窒素充填操作
LNG燃料供給終了後のLNGローリー1aから切替弁10a、LNGローリー1bから切替弁10bの間の安全処置のため窒素置換を行う。
(3)サンプリング操作
配管内ガス濃度計測、露点計測を行う。
(4)切替弁10a、10b/調整弁11の操作
LNGローリー1a及びLNGローリー1bからの供給ライン切り替え/本船へのLNG供給流量調整を行う。
【0020】
本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、図1に示すようなLNGバンカリング系統を構成することにより、2台のLNGローリー1a、1bからのLNG供給側の2箇所で受け入れて集約し、LNGローリー1a、LNGローリー1bの切り替えにより出口側を1箇所としてLNG燃料船のバンカーマニホールドと接続することしている。これによりLNGの供給を止めることなくローリーの入れ替えが可能となった。
【0021】
次に、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備に付加するBOG処理設備機器について説明する。
本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備におけるBOG処理設備は、BAC19,給水タンク21、GVU22、GCU23等からなる機器設備であり、これらは、上述してきたLNG供給ラインに付加して陸上に設置され、LNG燃料船のベーパーマニホールドとBOGライン17により接続される。
【0022】
LNG燃料船のLNG供給(バンカリング)のおいて、LNG燃料が一時的にも停止した場合には、供給ラインのホットアップ(熱上昇)により、LNGが気化し大量のLNGガスが発生することになる。発生するLNGガスは、通常は、LNG燃料船の船内に設置されるBOG処理設備により焼却の処理されるが、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、船内BOG処理設備機器に付加し船内設備と合わせてBOG処理を上述してきたLNG供給ラインに付加して陸上に設置される陸上設置のBOG処理設備により処理することにより、BOG発生時にも速やかにBOG処理を行い、BOG処理のための処理時間をできるだけ短時間で処理し、LNG供給作業時間が長くなることを避けるようにしたものである。
【0023】
このため、LNG燃料船のバンカリングに際して船内のBOGライン(図示外)に本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備のBOGライン17を接続しておくようにする。
このようにしたので、LNGバンカリングの際に発生するBOGは、LNG燃料船からBOGライン17を介して地上設備に送られ、深冷BOGを給水タンク21で常温に加温し、しかる後、GCU23で焼却放出するようにしたものである。
【0024】
すなわち、供給ラインのホットアップ(熱上昇)により発生し、LNG燃料船から返されるBOG(LNG気化ガス)は深冷ガスであるため、そのままではBOG処理設備で焼却できず、常温に加温するためのヒーターである給水タンク21を設置し、加熱後地上に配置したBOGの焼却設備であるGCU23でオイルタンクからのオイルで焼却し、大気中に排出するようにしたものである。
【0025】
本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備に付加するBOG処理設備機器は、BOGの発生をLNG燃料船のLNG燃料タンクに設置された圧力計で検知し、所定値を超えた場合に焼却燃焼が始められるようにしている。なお、発生するBOGを給水タンクを透過させるのは、深冷ガスの加温のためである。
本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、BOG処理設備機器を地上に併置したので、LNGバンカリングの際にLNG燃料供給の一時的停止により供給ラインのホットアップによりBOG(気化LNGガス)が発生したとしても、LNG燃料船からBOGライン17を介して速やかに地上併置のBOG処理設備に送られ、給水タンク21で加温後、GCU23で焼却放出を可能としたものである。
【0026】
このように、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、LNGローリー1a、1bを複数台接続可能な状態におくことにより、LNG供給を一時的にも停止することなく速やかに供給可能とし、LNG燃料の供給の一時停止に伴う供給ラインホットアップを避け、この面からもバンカリング作業時間を短縮を図ることができると共に、いざ、供給ラインホットアップが生じ、気化LNGガスが発生した場合にも、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備に並置する地上設置BOG処理設備により、速やかにBOG処理を行うことができるようにしたものである。
【0027】
すなわち、上記の構成としたので、本実施例1に係るLNG燃料船のLNG供給設備においては、複数台のLNGローリーからのバンカリングホースを順次取替えることで、LNG燃料船へのLNG燃料供給を一時的にも停止することなくLNG燃料船へTruck to Ship(LNGローリートラックから大型LNG燃料船への)を行うことができ、LNG供給作業時間を短縮することができることとなる。また、LNGローリーからのバンカリングホースを取り外すことによる供給ライン停止の間にホットアップ(熱上昇)により大量に発生するLNGガスのBOG処理(船内のLNGタンク内の圧力が設計圧力を超えないように発生するLNGガス圧の処理)がほとんど生じなく、仮に、LNGガスが生じたとしても、BOG処理設備を地上にも併設し、BOG処理を船内設備と併用して行うようにしたので、この点からもBOG処理時間を短縮でき、結果的に、LNG供給時間の短縮できることとなる
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、LNG燃料船のLNG供給(バンカリング)に利用される。
【符号の説明】
【0029】
1a,1b・・・LNGローリー
2a,2b・・・LNGローリー接続フランジ
3・・・窒素ガードル
4a,4b・・・窒素充填弁
5a,5b・・・サンプリング座
6a,6b・・・放散弁
7・・・バッファタンク
8・・・大気放散管
9a,9b・・・安全弁
10a,10b・・・切替弁
11・・・流量調整弁
12・・・2インチ差込溶接フランジ
13・・・BAC(Break Away Coupling)
14・・・2インチ平面座差込溶接フランジ
15・・・LNG供給ライン
16・・・バンカーステーション
17・・・BOGライン
18・・・2インチ平面座差込溶接フランジ
19・・・BAC(Break Away Coupling)
20・・・2インチ差込溶接フランジ
21・・・LNGが気化した深冷BOGを常温に加温するためのヒーターを備える給水タンク
22・・・GVU(GAS VALVE UNIT)
23・・・GCU(GAS COMBUSTATION UNIT)
24・・・オイルタンク
25・・・FI(FLOW METER:流量計)
図1
【手続補正書】
【提出日】2023-02-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項2】
請求項1に記載のLNG供給設備はLNG供給ラインで発生するBOGを焼却処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とするLNG燃料船のLNG供給設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、LNG燃料船のLNG供給設備において、LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続することを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、請求項1に記載のLNG燃料船のLNG供給設備において、LNG供給ラインで発生するBOGを焼却処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続し、圧送ポンプを介在することなくLNGローリーの圧送のみでLNGを供給するLNG燃料船のLNG供給設備。
【請求項2】
請求項1に記載のLNG供給設備はLNG供給ラインで発生するBOGを焼却処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とする請求項1に記載のLNG燃料船のLNG供給設備。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、LNG燃料船のLNG供給設備において、LNG燃料船のバンカーマニホールドに接続され、出口側に一箇所、供給側に2箇所の受け入れフランジを有し、供給側の2箇所からの受け入れフランジを速やかに切り替える設備と、供給側2箇所の受け入れフランジが2台以上の複数のLNGローリーに接続し、圧送ポンプを介在することなくLNGローリーの圧送のみでLNGを供給する。
また、本願請求項2に係る発明は、請求項1に記載のLNG燃料船のLNG供給設備において、LNG供給ラインで発生するBOGを焼却処理する陸上設置BOG処理設備を有することを特徴とする。