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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023119859
(43)【公開日】2023-08-29
(54)【発明の名称】カバー
(51)【国際特許分類】
   A47G 9/10 20060101AFI20230822BHJP
   A47C 31/11 20060101ALI20230822BHJP
   A47G 9/02 20060101ALI20230822BHJP
【FI】
A47G9/10 Y
A47C31/11 Z
A47G9/02 M
A47G9/02 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022022960
(22)【出願日】2022-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】522062807
【氏名又は名称】松本 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100145861
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 薫
(72)【発明者】
【氏名】松本 浩之
【テーマコード(参考)】
3B102
【Fターム(参考)】
3B102AA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】物品に簡単に装着することができるカバーを提供する。
【解決手段】本発明に係るカバー1は、物品100を覆うために用いられるカバー1であって、カバー本体10と、カバー本体10の隅部および/または縁部を物品100の所定の部位100Aに装着するための装着部材20と、を備え、装着部材20を介して物品100にカバー本体10を装着して物品100を覆うことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を覆うために用いられるカバーであって、
カバー本体と、
前記カバー本体の隅部および/または縁部を前記物品の所定の部位に装着するための装着部材と、を備え、前記装着部材を介して前記物品に前記カバー本体を装着して前記物品の一部を覆うことを特徴とするカバー。
【請求項2】
前記装着部材は、所定の係合部材とし、前記係合部材により、前記カバー本体の隅部および/または縁部を前記物品の所定の部位に係合して装着することを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項3】
前記係合部材は、相互に係合する第1の係合部材と第2の係合部材を有するとともに、前記物品の所定の部位を前記物品の隅部および/または縁部とし、
前記第1の係合部材は、前記カバー本体の隅部および/または縁部に設けられ、
前記第2の係合部材は、前記物品の隅部および/または縁部に設けることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項4】
前記係合部材は、相互に係合する第1の係合部材と第2の係合部材を有するとともに、前記物品の所定の部位を前記物品の隅部および/または縁部とし、更に、所定の介在部材を有し、
前記介在部材は、前記物品の隅部および/または縁部を覆うように装着されるとともに、前記カバー本体の隅部および/または縁部と前記物品の隅部および/または縁部との間に介在し、
前記第1の係合部材は、前記カバー本体の隅部および/または縁部に設けられ、
前記第2の係合部材は、前記物品の隅部および/または縁部に装着される前記介在部材に設けられることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項5】
前記介在部材は、前記物品の上面側の縁部から前記物品の下面側の縁部を覆うように装着されることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項6】
前記介在部材は、環状をなし、前記環状の介在部材の内側空間に前記物品の縁部を保持して覆うとともに、少なくとも前記介在部材の縁部は伸縮可能な材料により構成されることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項7】
前記第1の係合部材および前記第2の係合部材は、釦、磁石、チャックファスナー、および面ファスナーの少なくともいずれかとすることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項8】
前記物品は、枕、布団、マット、マットレス、椅子、車両の座席、およびベビーカーの少なくともいずれかとすることを特徴とする請求項1に記載のカバー。
【請求項9】
前記カバー本体は、前記物品の一部として前記物品の一の面側のみを覆うことを特徴とする請求項1に記載のカバー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
枕や布団等を覆うためのカバーが知られている。例えば、特許文献1には、袋状のカバーに枕を入れた状態でカバーに設けられたファスナーを閉塞しカバー内に枕を収納する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3185056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、袋状のカバー内に枕や布団を収納しつつファスナーを閉塞することは煩に絶えずカバーをしないまま枕や布団を使用することも多い。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、物品に簡単に装着することができるカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るカバーは、物品を覆うために用いられるカバーであって、カバー本体と、前記カバー本体の隅部および/または縁部を前記物品の所定の部位に装着するための装着部材と、を備え、前記装着部材を介して前記物品に前記カバー本体を装着して前記物品を覆うことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、カバー本体と、前記カバー本体の隅部および/または縁部を前記物品の所定の部位に装着するための装着部材と、を備え、前記装着部材を介して前記物品に前記カバー本体を装着して前記物品の一部を覆うこととしたので、カバーを袋状として袋状のカバー内に物品を収納する必要がない等、物品に簡単に装着することができる。
【0008】
前記装着部材は、所定の係合部材とし、前記係合部材により、前記カバー本体の隅部および/または縁部を前記物品の所定の部位に係合して装着することにより、カバー本体の隅部および/または縁部を物品の所定の部位に係合して装着することができる。
【0009】
前記係合部材は、相互に係合する第1の係合部材と第2の係合部材を有するとともに、前記物品の所定の部位を前記物品の隅部および/または縁部とし、前記第1の係合部材は、前記カバー本体の隅部および/または縁部に設けられ、前記第2の係合部材は、前記物品の隅部および/または縁部に設けられることにより、第1の係合部材および第2の係合部材によりカバー本体の隅部および/または縁部を物品の隅部および/または縁部に取り付けることができる。
【0010】
前記係合部材は、相互に係合する第1の係合部材と第2の係合部材を有するとともに、前記物品の所定の部位を前記物品の隅部および/または縁部とし、更に、所定の介在部材を有し、前記介在部材は、前記物品の隅部および/または縁部を覆うように装着されるとともに、前記カバー本体の隅部および/または縁部と前記物品の隅部および/または縁部との間に介在し、前記第1の係合部材は、前記カバー本体の隅部および/または縁部に設けられ、前記第2の係合部材は、前記物品の隅部および/または縁部に装着される前記介在部材に設けられることにより、物品の隅部および/または縁部に第2の係合部材を設けることなく、介在部材を介して第1の係合部材および第2の係合部材によりカバー本体の隅部および/または縁部を物品の隅部および/または縁部に設けられることができる。
【0011】
前記介在部材は、例えば、前記物品の上面側の縁部から前記物品の下面側の縁部を覆うように装着されることができる。
【0012】
前記介在部材は、環状をなし、前記環状の介在部材の内側空間に前記物品の縁部を保持して覆うとともに、少なくとも前記介在部材の縁部は伸縮可能な材料により構成されることにより、物品の上面側の縁部から物品の下面側の縁部を確実に覆うように装着することができるとともに、介在部材の縁部が伸縮可能な材料により構成されることにより、物品を覆った状態を保持することができる。
【0013】
前記第1の係合部材および前記第2の係合部材は、釦、磁石、チャックファスナー、および面ファスナーの少なくともいずれかとすることができる。
【0014】
前記物品は、例えば、枕、布団、マット、マットレス、椅子、車両の座席、およびベビーカーの少なくともいずれかとすることができる。
【0015】
前記カバー本体は、前記物品の一の面側のみを覆うことにより、物品に簡単に装着することができるとともに、物品からの取り外しもカバー本体が物品の隅部に引っ掛かる等することなく簡単に行うことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、物品に簡単に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態に係るカバーを物品に装着した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
図2】同カバーを物品に装着した状態を示す図1のAA側面断面図である。
図3】同カバーにおけるカバー本体の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
図4】同カバーの物品への装着方法を説明するための平面図である。
図5】同カバーの物品への装着方法を説明するための図4に続く平面図である。
図6】同カバーの物品への装着方法を説明するための図5に続く平面図である。
図7】本発明の第2実施形態に係るカバーを物品に装着した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
図8】同カバーを物品に装着した状態を示す図7のBB側面断面図である。
図9】同カバーにおける介在部材の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は図9(a)のCC側面断面図である。
図10】同カバーの物品への装着方法を説明するための平面図である。
図11】同カバーの物品への装着方法を説明するための図10に続く平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るカバー1を物品100に装着した状態を示す図、図2は、同カバー1を物品100に装着した状態を示す図1のAA側面断面図、図3は、同カバー1におけるカバー本体10の構成を示す図である。なお、以下の説明においては、物品100においてカバー本体10が装着される側を上方(平面側)、その反対側を下方(底面側、下面側)、図1(a)の向かって右側を右方(側方)、図1(a)の向かって左側を左方(側方)とし、各図において各方向を明示するものとする。
【0019】
本発明の第1実施形態に係るカバー1は、物品100を覆うために用いられるカバー1であって、図1乃至図3に示すように、カバー本体10と、カバー本体10の隅部10aを物品100の所定の部位より詳しくは物品100の隅部100aに装着するための装着部材20と、を備え、装着部材20を介して物品100にカバー本体10を装着して物品100の一部100Aを覆うことができる。本第1実施形態においては物品100は、矩形状の枕としている。
【0020】
カバー本体10は、布材料で構成されている。カバー本体10は、物品100の一の面100A側より詳しくは物品100の上面100A側(以下、単に物品100の一の面100Aとする)よりも若干大きい寸法となっており、矩形状をなしている。すなわち、カバー本体10は、物品100の一の面100A側よりも若干大きい寸法とすることで物品100の一部100Aとして物品100の一の面100A側のみを覆うことができる。
【0021】
装着部材20は、所定の係合部材20とし、係合部材20により、カバー本体10の下面10A側の隅部10aを物品100の所定の部位より詳しくは物品100の上面100A側の隅部100aに係合して装着することができる。
【0022】
係合部材20は、相互に係合する第1の係合部材21と第2の係合部材22を有している。第1の係合部材21は、カバー本体10の下面10A側の隅部10aに設けられ、第2の係合部材22は、物品100の上面100A側の隅部100aに設けられる。第1の係合部材21および第2の係合部材22は、釦としており、釦は、スナップ釦とすることができる。
【0023】
このように構成されたカバー1の物品100への装着方法は次のように説明される。
【0024】
すなわち、図4に示すように、物品100として枕を用意する。
次いで、図5に示すように、物品100の上面100A側の隅部100aに第2の係合部材22としてのスナップ釦を取り付ける。
【0025】
続いて、下面10A側の隅部10aに第1の係合部材21としてのスナップ釦を取り付けたカバー本体10を用意する。そして、図6に示すように、第1の係合部材21および第2の係合部材22を係合させる。これにより、物品100の一の面100A側のみにカバー本体10を装着することができる。
【0026】
以上説明したように、本第1実施形態によれば、カバー1は、カバー本体10と、カバー本体10の隅部10aを物品100の所定の部位に装着するための装着部材20と、を備え、装着部材20を介して物品100にカバー本体10を装着して物品100の一部100Aを覆うこととしたので、カバー1を袋状として袋状のカバー1内に物品100を収納する必要がない等、物品100に簡単に装着することができる。
【0027】
また、装着部材20は、所定の係合部材20とし、係合部材20により、カバー本体10の隅部10aを物品100の所定の部位に係合して装着することにより、カバー本体10の隅部10aを物品100の所定の部位に係合して装着することができる。
【0028】
更に、係合部材20は、相互に係合する第1の係合部材21と第2の係合部材22を有するとともに、物品100の所定の部位を物品100の隅部100aとし、第1の係合部材21は、カバー本体10の隅部10aに設けられ、第2の係合部材22は、物品100の隅部100aに設けられることにより、第1の係合部材21および第2の係合部材22によりカバー本体10の隅部10aを物品100の隅部100aに取り付けることができる。
【0029】
更にまた、カバー本体10は、物品100の一の面100A側のみを覆うことにより、物品100に簡単に装着することができるとともに、物品100からの取り外しもカバー本体100が物品100の隅部100aに引っ掛かる等することなく簡単に行うことができる。
【0030】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明の第2実施形態に係るカバー2を物品に装着した状態を示す図、図8は、同カバー2を物品100に装着した状態を示す図7のAA側面断面図、図9は、同カバー2における介在部材30の構成を示す図である。なお、以下の説明においては、物品100においてカバー本体10が装着される側を上方(平面側)、その反対側を下方(底面側)、図7の向かって右側を右方(側方)、図7の向かって左側を左方(側方)とし、各図において各方向を明示するものとする。
【0031】
本発明の第2実施形態に係るカバー2は、物品100を覆うために用いられるカバー2であって、図7乃至図9に示すように、カバー本体10と、カバー本体10の隅部10aを物品100の所定の部位より詳しくは物品100の隅部100aに装着するための装着部材20と、所定の介在部材30と、を備え、装着部材20および介在部材30を介して物品100にカバー本体10を装着して物品100の一部を覆うことができる。本第2実施形態においても物品100は、矩形状の枕としている。なお、本第2実施形態のカバー2のカバー本体10および装着部材20は、第1実施形態のカバー1のカバー本体10および装着部材20としており、その構成は上述した第1実施形態と同様であるとしてその説明を省略することがあるものとする。
【0032】
本第2実施形態の介在部材30は、物品100の隅部100aを含む縁部100bを覆うように装着されるとともに、カバー本体10の隅部10aを含む縁部10bと物品100の隅部100aを含む縁部100bとの間に介在し、第1の係合部材21は、カバー本体10の下面10A側の隅部10aに設けられ、第2の係合部材22は、物品100の縁部100bに装着される介在部材30の上面30A側の隅部30aに設けられる。
【0033】
介在部材30は、布材料で構成されている。介在部材30は、物品100の上面100A側の縁部100b1から物品100の下面100B側の縁部100b2を覆うように装着される。
【0034】
より詳しくは、介在部材30は、環状をなしており、環状の介在部材30の内側空間30´に物品100の縁部100bを保持して覆うとともに、介在部材30の縁部30bは伸縮可能な材料により構成される。伸縮可能な材料は、ゴムとすることができる。
【0035】
このように構成されたカバー2の物品100への装着方法等は次のように説明することができる。
【0036】
すなわち、図4に示すように、物品100として枕を用意する。
次いで、上面30A側の隅部30aに第2の係合部材22としてのスナップ釦を取り付けた介在部材30を用意する。そして、図10に示すように、介在部材30を、物品100の上面100A側の縁部100b1から物品100の下面100B側の縁部100b2を覆うように装着する。
【0037】
続いて、下面10A側の隅部10aに第1の係合部材21としてのスナップ釦を取り付けたカバー本体10を用意する。そして、図11に示すように、第1の係合部材21および第2の係合部材22を係合させる。これにより、介在部材30を介して物品100の一の面100A側のみにカバー本体10を装着することができる。
【0038】
以上説明したように、本第2実施形態によれば、カバー2は、所定の介在部材30を有し、介在部材30は、物品100の縁部100bを覆うように装着されるとともに、カバー本体10の縁部10bと物品100の縁部100bとの間に介在し、第1の係合部材21は、カバー本体10の隅部10aに設けられ、第2の係合部材22は、物品100の縁部100bに装着される介在部材30に設けられることにより、物品100の隅部100aに第2の係合部材22を設けることなく、介在部材30を介して第1の係合部材21および第2の係合部材22によりカバー本体10の隅部10aを物品100の隅部100aに設けられることができる。
【0039】
また、介在部材30は、環状をなし、環状の介在部材30の内側空間30´に物品100の縁部100bを保持して覆うとともに、介在部材30の縁部30bは伸縮可能な材料により構成されることにより、物品100の上面100A側の縁部100b1から物品100の下面100B側の縁部100b2を確実に覆うように装着することができるとともに、介在部材30の縁部30bが伸縮可能な材料により構成されることにより、物品100を覆った状態を保持することができる。
【0040】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、許請求の範囲に記載した発明の範囲において種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【0041】
すなわち、上述した実施形態においては、装着部材20は、カバー本体10の隅部10aを物品100の隅部100aに係合して装着するための第1の係合部材21および第2の係合部材22とし、第1の係合部材21は、カバー本体10の隅部10aに設けられ、第2の係合部材22は、物品100の隅部100aに設けることとしているが、第1の係合部材21を、カバー本体10の隅部10aを含む縁部10bの全体に複数設け、第2の係合部材22を、物品100の隅部100aを含む縁部100bの全体に複数設けることとしてもよい。
【0042】
すなわち、装着部材20(係合部材20)は、カバー本体10の隅部10aおよび/または縁部10bを物品100の所定の部位に係合して装着するための装着部材20(係合部材20)とすることとしてもよく、第1の係合部材21を、カバー本体10の隅部10aおよび/または縁部10bに設け、第2の係合部材22を、物品100の隅部100aおよび/または縁部100b若しくは介在部材30の隅部30aおよび/または縁部30bに設けることとしてもよい。
【0043】
また、介在部材30は、物品100の隅部100aを含む縁部100bを覆うように装着されるとともに、カバー本体10の隅部10aを含む縁部10bと物品100の隅部100aを含む縁部100bとの間に介在することとしているが、介在部材30を所定の構成として、物品100の隅部100aのみを覆うように装着されるとともに、カバー本体10の隅部10aと物品100の隅部100aとの間に介在することとしてもよい。
【0044】
すなわち、介在部材30は、物品100の隅部100aおよび/または縁部100bを覆うように装着されるとともに、カバー本体10の隅部10aおよび/または縁部10bと物品100の隅部100aおよび/または縁部100bとの間に介在することとしてもよい。
【0045】
更に、上述した実施形態にあっては、介在部材30は、縁部30bが伸縮可能な材料により構成されることとしているが、全体が伸縮可能な材料により構成されることとしてもよい。
【0046】
すなわち、介在部材30は、少なくとも縁部30bが伸縮可能な材料により構成されることとすればよい。
【0047】
更に、上述した実施形態にあっては、装着部材20より詳しくは第1の係合部材21および第2の係合部材22は、釦とすることとしているが、これに代えて磁石、チャックファスナー、面ファスナーとすることとしてもよくこれらを適宜組み合わせて使用することとしてもよい。
【0048】
すなわち、装着部材20より詳しくは第1の係合部材21および第2の係合部材22は、釦、磁石、チャックファスナー、および面ファスナーの少なくともいずれかとすることができる(磁石、チャックファスナー、および面ファスナーは長尺なものとし、縁部10b,100bの長尺方向に沿って延在するように設けることとしてもよい)。なお、装着部材20より詳しくは第1の係合部材21および第2の係合部材22を磁石とすることで、更に簡単に装着や取り外しをすることができより優れた実施形態となる。装着部材20を磁石とする場合は、例えば、第1の係合部材21を磁石のS極とし、第2の係合部材22を磁石のN極とすることができる。なお、装着部材20は、係合して装着する部材のみならずカバー本体10を物品100または介在部材30に装着できる各種の部材が含まれるものとする。
【0049】
更にまた、上述した実施形態にあっては、物品100を枕とすることとしているが、布団、マット、マットレス、椅子、車両の座席、およびベビーカー等他の物品100に応用できることは勿論である。
【符号の説明】
【0050】
1:カバー
2:カバー
10:カバー本体
10A:下面
10a:隅部
10b:縁部
20:装着部材(係合部材)
21:第1の係合部材
22:第2の係合部材
30:介在部材
30´:内側空間
30A:上面
30a:隅部
30b:縁部
100:物品
100A:一部(上面)
100B:下面
100a:隅部
100b:縁部
100b1:縁部
100b2:縁部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11