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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023120896
(43)【公開日】2023-08-30
(54)【発明の名称】処理装置および処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/00 20170101AFI20230823BHJP
   G06T 7/70 20170101ALI20230823BHJP
   D06F 95/00 20060101ALI20230823BHJP
   D06F 89/00 20060101ALI20230823BHJP
【FI】
G06T7/00 350B
G06T7/70 Z
D06F95/00
D06F89/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024023
(22)【出願日】2022-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】南橋 寛
(72)【発明者】
【氏名】平田 悠貴
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096BA08
5L096BA18
5L096FA67
5L096FA69
5L096JA16
5L096KA04
(57)【要約】
【課題】被処理物の属性および状態を正確に識別する処理装置および処理方法を提供する。
【解決手段】被処理物を処理する処理装置であって、被処理物を保持する保持装置と、保持装置で第1箇所が保持された被処理物を撮影した第1画像に基づいて被処理物の属性および状態を第1仮判定し、第1仮判定の結果に応じて被処理物の第2箇所を保持するように保持装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、第2箇所が保持された被処理物を撮影した第2画像に基づいて被処理物の属性および状態を第2仮判定し、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物の属性および状態を特定する処理装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被処理物を処理する処理装置であって、
前記被処理物を保持する保持装置と、
前記保持装置で第1箇所が保持された前記被処理物を撮影した第1画像に基づいて前記被処理物の属性および状態を第1仮判定し、前記第1仮判定の結果に応じて前記被処理物の第2箇所を保持するように前記保持装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第2箇所が保持された前記被処理物を撮影した第2画像に基づいて前記被処理物の属性および状態を第2仮判定し、前記第1仮判定と前記第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、前記被処理物の属性および状態を特定する処理装置。
【請求項2】
前記被処理物の属性は前記被処理物の製品の種類を含み、前記被処理物の状態は前記保持装置で保持された前記被処理物の姿勢を含む請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1画像から照明条件を変えて撮影された前記第2画像に基づいて、前記被処理物の属性および状態を第2仮判定する請求項1または2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第1画像から前記被処理物の属性および状態を判定する第1機械学習モデルを利用し、
前記第1機械学習モデルは、前記第1箇所が保持された被処理物を撮影した学習用画像と、前記学習用画像における前記被処理物の属性および状態とを用いて訓練される請求項1~3のいずれか一項に記載の処理装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記第2画像から前記被処理物の属性を判定する第2機械学習モデルを利用し、
前記第2機械学習モデルは、前記第2箇所が保持された被処理物を撮影した学習用画像と、前記学習用画像における前記被処理物の属性とを用いて訓練される請求項1~4のいずれか一項に記載の処理装置。
【請求項6】
前記制御装置は、さらに前記被処理物の成分情報に基づいて、前記被処理物の属性および状態を特定する請求項1~5のいずれか一項に記載の処理装置。
【請求項7】
前記制御装置は、特定された前記被処理物の属性および状態に基づいて、前記被処理物を折り畳むように前記保持装置を制御する請求項1~6のいずれか一項に記載の処理装置。
【請求項8】
前記制御装置は、さらに前記被処理物の成分情報に基づいて、前記被処理物を折り畳むように前記保持装置を制御する請求項7に記載の処理装置。
【請求項9】
処理装置によって実行される処理方法であって、
被処理物の第1箇所を保持装置で保持し、
前記第1箇所が保持された前記被処理物を撮影した第1画像に基づいて前記被処理物の属性および状態を第1仮判定し、
前記第1仮判定の結果に応じて前記被処理物の第2箇所を前記保持装置で保持し、
前記第2箇所が保持された前記被処理物を撮影した第2画像に基づいて前記被処理物の属性および状態を第2仮判定し、
前記第1仮判定と前記第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、前記被処理物の属性および状態を特定する処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、処理装置および処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、衣類、布製品などの被処理物を処理、例えば折り畳み、搬送または積み重ねる処理装置が提案されている。この処理装置では、被処理物を属性および状態に応じて処理するため、被処理物の属性および状態を識別することが求められる。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1には、衣類を撮像して得られた画像から抽出した衣類の輪郭線データと、予め作成された種類別画像データとの一致度から衣類の種類を判定する衣類種別判定装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-130003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の装置は、判定に適した姿勢で被処理物を撮影しないため、被処理物の属性および状態を正確に識別することが困難であった。
【0006】
本開示は、被処理物の属性および状態を正確に識別する処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る処理装置は、被処理物を処理する処理装置であって、被処理物を保持する複数の保持装置と、複数の保持装置で第1箇所が保持された被処理物を撮影した第1画像に基づいて被処理物の属性および状態を第1仮判定し、第1仮判定の結果に応じて被処理物の第2箇所を保持するように複数の保持装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、第2箇所が保持された被処理物を撮影した第2画像に基づいて被処理物の属性および状態を第2仮判定し、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物の属性および状態を特定するものである。
【0008】
本開示に係る処理方法は、処理装置によって実現される処理方法であって、被処理物の第1箇所を複数の保持装置で保持し、第1箇所が保持された被処理物を撮影した第1画像に基づいて被処理物の属性および状態を第1仮判定し、第1仮判定の結果に応じた被処理物の第2箇所を複数の保持装置で保持し、第2箇所が保持された被処理物を撮影した第2画像に基づいて被処理物の属性および状態を第2仮判定し、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物の属性および状態を特定するものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、被処理物の属性および状態を正確に識別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の実施の形態1に係る処理装置の構成を示す図である。
図2】制御装置の構成を示す図である。
図3】実施の形態1の概要を示す図である。
図4】実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
図5】被処理物を第1展開する様子を示す図である。
図6】被処理物を第2展開する様子を示す図である。
図7】実施の形態2の概要を示す図である。
図8】実施の形態2に係る処理装置の要部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る処理装置の構成を示す。処理装置1は、筐体2と、受入装置3と、保持装置4と、作業板5と、撮影装置6と、支持装置7と、収納装置8と、制御装置9とを有する。この処理装置1は、被処理物を処理するもので、例えば被処理物を折り畳み処理してもよい。
【0013】
なお、被処理物Tは、例えば、衣類及びタオル類などの布物、フィルム、紙ならびにシートなどに代表される変形性薄物である。その形状は、タオル類のように矩形であってもよいし、半袖シャツやランニングシャツ、長袖シャツ、ズボンのような他の形状であってもよい。
【0014】
また、処理装置1の方向は、図1に示されるように、処理装置1を正面から見て、左右の幅方向を矢印で示すX方向(左方向X1、右方向X2)、前後の奥行き方向を矢印で示すY方向(前方向Y1、後方向Y2)、上下の高さ方向を矢印で示すZ方向(上方向Z1、下方向Z2)とする。
【0015】
筐体2は、処理装置1の各部を支持するもので、例えば直方体の枠状に形成され、その外側を覆うように外郭が配置されてもよい。
受入装置3は、被処理物を外部から受け入れる収容装置であり、例えば上面が開口した箱型形状を有してもよい。例えば、受入装置3は、処理装置1の底部において、奥行き方向(Y方向)に出し入れ可能に配置されてもよい。
【0016】
保持装置4は、被処理物を保持(把持)するもので、例えば、幅方向(X方向)、奥行き方向(Y方向)および高さ方向(Z方向)の3方向に移動可能に筐体2に配置された複数の保持装置4a~4cを有してもよい。図示される処理装置1では、保持装置4aは、筐体2において保持装置4bおよび4cの後方に配置されている。また、保持装置4bと保持装置4cは、筐体2において左右方向に並ぶように配置されている。
保持装置4a~4cは、それぞれ、複数のフィンガ10を有してもよい。複数のフィンガ10は、各フィンガ10の先端部が離間位置から近接位置に変位可能に保持装置4a~4cに設けられる。なお、保持装置4a~4cは、例えば、ロボットアームなどから構成されてもよい。
【0017】
作業板5は、被処理物が載置されて処理作業するためのもので、例えば矩形状の作業面が形成された板形状を有してもよい。作業板5は、例えば、保持装置4aの下方に配置され、高さ方向(Z方向)に移動可能に筐体2に設けられてもよい。また、作業板5は、X方向に延びる回転軸の周りに回転して、筐体2に対して角度を変更可能に設けられてもよい。
【0018】
撮影装置6は、被処理物を撮影するもので、例えば筐体2の内壁部に沿って高さ方向に並ぶように配置された複数の撮影装置6a~6cを有してもよい。撮影装置6は、例えば、デジタルスチルカメラやステレオカメラなどのカメラから構成されてもよい。
【0019】
撮影装置6aは、受入装置3内の被処理物を撮影するように受入装置3に対応して配置されてもよい。撮影装置6aは、例えば、受入装置3からの被処理物の掴み上げの検出、折り畳みの進捗のチェックに用いられる画像を撮影してもよい。
【0020】
撮影装置6bは、筐体2の上部から下部にわたる広い範囲で被処理物を撮影するように撮影装置6aの上方に配置されてもよい。撮影装置6bは、例えば、保持装置4で保持された被処理物の種類又は部位等の判別に用いられる画像を撮影してもよい。
【0021】
撮影装置6cは、作業板5を含む所定の範囲を撮影するように、上下方向において撮影装置6aと撮影装置6bの間に配置されてもよい。撮影装置6cは、例えば、奥行き方向における被処理物の位置を測定するために、左右方向に並ぶ2つのレンズを有するステレオカメラから構成してもよい。また、撮影装置6cは、例えば、被処理物の最下点や幅などの測定データを取得する画像を撮影してもよい。
【0022】
支持装置7は、被処理物の折り畳みラインを押さえる場合や、被処理物の皺を伸ばす場合などに被処理物を支持する壁面であり、例えば作業板5の前方や作業板5の後方に配置されてもよい。例えば、支持装置7と作業板5との間で挟むことで被処理物が固定され、その固定された被処理物が保持装置4で保持されて作業板5に掛けられてもよい。これにより、被処理物が、作業板5の縁部を中心に折り畳まれることになる。
【0023】
収納装置8は、処理後の被処理物を収納するもので、例えば保持装置4などが被処理物を処理する処理空間に隣接して配置されてもよい。例えば、複数の収納装置8を高さ方向に並べて配置してもよい。
【0024】
制御装置9は、処理装置1の各部を制御するもので、例えば処理装置1内に配置されてもよい。具体的には、制御装置9は、保持装置4で第1箇所が保持された被処理物を撮影装置6で撮影した第1画像に基づいて、被処理物の属性および状態を第1仮判定する。続いて、制御装置9は、第1仮判定の結果に応じた被処理物の第2箇所を保持するように保持装置4を制御する。また、制御装置9は、第2箇所が保持された被処理物を撮影装置6で撮影した第2画像に基づいて、被処理物の属性および状態を第2仮判定する。そして、制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物の属性および状態を特定する。
【0025】
なお、第1箇所は、例えば、被処理物の任意の端部(例えば、袖、裾、襟などの角部分)としてもよい。また、第2箇所は、例えば、被処理物を属性の判定に適した所定の展開姿勢とする箇所としてもよい。
また、被処理物の属性は、被処理物の製品の種類、例えばシャツ、ズボン、短いズボン、タオル等の種類を含んでもよい。また、被処理物の状態は、保持装置4で保持された被処理物の姿勢を含んでもよい。ここで、被処理物の姿勢は、例えば、被処理物の特徴部分(例えば、シャツの首部分、ズボンのウエスト部分など)が向く方向としてもよい。
【0026】
なお、本開示による処理装置1は、上述した装置構成に限定されず、他の何れかの装置構成を備えてもよい。
【0027】
図2は、制御装置9のハードウェア構成を示す。
【0028】
制御装置9は、バスBを介して相互接続される記憶部11と、プロセッサ12と、接続インタフェース(I/F)13と、ユーザインタフェース(I/F)14とを有する。
【0029】
なお、制御装置9における後述される各種機能及び処理を実現するプログラム又は指示は、ネットワークなどを介し何れかの外部装置からダウンロードされてもよいし、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の着脱可能な記憶媒体から提供されてもよい。
【0030】
記憶部11は、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなどの1つ以上の非一時的な記憶媒体(non-transitory storage medium)によって実現され、インストールされたプログラム又は指示と共に、プログラム又は指示の実行に用いられるファイル、データ等を格納する。
【0031】
プロセッサ12は、1つ以上のプロセッサコアから構成されうる1つ以上のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、処理回路(processing circuitry)等によって実現されてもよい。プロセッサ12は、記憶部11に格納されたプログラム、指示、当該プログラム若しくは指示を実行するのに必要なパラメータなどのデータ等に従って、後述される処理装置1の各種機能及び処理を実行する。
【0032】
接続I/F13は、保持装置4や撮影装置6などの処理装置1の各部と接続するためのインタフェースである。
ユーザI/F14は、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン等の入力装置、ディスプレイ、スピーカ、ヘッドセット、プリンタ等の出力装置、タッチパネル等の入出力装置から構成されてもよく、ユーザと処理装置1との間のインタフェースを実現する。例えば、ユーザは、ディスプレイ又はタッチパネルに表示されたGUI(Graphical User Interface)をキーボード、マウス等を用いて操作し、処理装置1を操作してもよい。
【0033】
なお、上述したハードウェア構成は単なる一例であり、本開示による制御装置9は、他の何れか適切なハードウェア構成により実現されてもよい。
【0034】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0035】
図3は、本実施の形態の概要を示す。本実施の形態は、第1箇所が保持された被処理物が撮影装置6で撮影され、制御装置9が、その撮影された第1画像に基づいて被処理物の種類および姿勢を第1仮判定する。続いて、制御装置9は、第1仮判定の結果に応じて被処理物の第2箇所を保持するように保持装置4を制御する。例えば、第2箇所は、第1仮判定によって判定された被処理物の種類および姿勢に対応して決定されうる。これにより、第2箇所が保持された被処理物が撮影装置6で撮影され、制御装置9が、その撮影された第2画像に基づいて被処理物の種類および姿勢を第2仮判定する。そして、制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致する場合には、被処理物の属性および状態を特定し、その属性および状態に応じた方法で被処理物を折り畳むように保持装置4を制御する。
【0036】
続いて、図4に示すフローチャートを参照して本実施の形態の動作を詳細に説明する。
【0037】
まず、撮影装置6aが、受入装置3に収容された被処理物を撮影し、その画像を制御装置9に出力する。続いて、制御装置9が、ステップS1で、撮影装置6aで撮影された画像に基づいて、受入装置3に収容された被処理物を第1箇所で保持するように保持装置4を制御する。
【0038】
このとき、制御装置9は、撮影装置6で撮影された画像に基づいて、任意の2つの端部を示す第1箇所で被処理物を保持するように保持装置4を制御してもよい。
例えば、制御装置9は、撮影装置6aで撮影された画像に基づいて、被処理物において保持しやすい箇所、例えば被処理物において最も高い箇所を検出し、その検出箇所を保持するように保持装置4aを制御してもよい。続いて、制御装置9は、保持された被処理物を受入装置3からZ1方向に引き出すように保持装置4aを制御する。
【0039】
これにより、被処理物Tは、図5Aに示すように、検出された箇所P1が保持された状態で保持装置4aに吊り下げられることになる。なお、図5Aでは、被処理物Tは、展開した状態で描かれているが、箇所P1が保持された段階では縮小状態になるものとする。続いて、制御装置9は、例えば、撮影装置6cで撮影された画像に基づいて、被処理物Tにおいて最も下方の端部を示す第1箇所P2を検出し、その第1箇所P2を保持するように保持装置4cを制御してもよい。制御装置9は、第1箇所P2が保持装置4cで保持されると、箇所P1を開放して、保持装置4cが保持する第1箇所P2を保持するように保持装置4aを制御する。
【0040】
続いて、制御装置9は、第1箇所P2を開放するように保持装置4cを制御してもよい。これにより、被処理物Tは、図5Bに示すように、第1箇所P2が保持された状態で保持装置4aに吊り下げられることになる。なお、図5Bでは、被処理物Tは、展開した状態で描かれているが、第1箇所P2のみが保持された段階では縮小状態になるものとする。続いて、制御装置9は、撮影装置6cで撮影された画像に基づいて、被処理物Tにおいて最も下方の端部を示す第1箇所P3を検出し、その第1箇所P3を保持するように保持装置4cを制御してもよい。
【0041】
図5Cに示すように、被処理物Tは、第1箇所P2およびP3が保持されることにより、属性および状態が判定可能な所定の第1展開状態まで展開される。このとき、制御装置9には、複数の第1展開状態(例えば姿勢や形態など)が予め設定されてもよい。複数の第1展開状態は、上記の展開処理により、被処理物Tがいずれかの第1展開状態に該当するように設定されてもよい。
このようにして、制御装置9は、撮影装置6で撮影された画像に基づいて、被処理物Tを第1箇所P2およびP3で保持するように保持装置4を制御し、被処理物Tを属性および状態が判定可能な第1展開状態とする。
【0042】
続いて、制御装置9は、ステップS2で、第1箇所P2およびP3が保持された被処理物Tを撮影するように撮影装置6bを制御する。撮影装置6bは、被処理物Tを撮影すると、その第1画像を制御装置9に出力する。
【0043】
制御装置9は、ステップS3で、撮影装置6bで撮影された第1画像に基づいて、被処理物Tの属性および状態を第1仮判定、例えば被処理物Tの製品の種類と保持された被処理物Tの姿勢とを第1仮判定する。
【0044】
例えば、制御装置9は、互いに異なる第1展開状態で被処理物Tを撮影した複数の画像情報を予め記憶し、第1画像に基づいてその画像情報を参照することにより、被処理物Tの属性および状態を第1仮判定してもよい。
【0045】
このとき、制御装置9は、第1画像を入力として被処理物Tの属性および状態を判定する第1機械学習モデルを利用してもよい。第1機械学習モデルは、例えば、第1箇所P2およびP3が保持された被処理物を撮影した学習用画像と、その学習用画像における被処理物の属性および状態とを用いて訓練された学習済みパラメータを有してもよい。この学習済みパラメータは、例えば、学習用画像と被処理物の属性および状態との関係性を示すパラメータを含んでもよい。これにより、第1機械学習モデルは、学習済みパラメータに基づいて、入力された被処理物Tの画像から被処理物Tの属性および状態を判定することができる。なお、第1機械学習モデルは、制御装置9に搭載されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第1機械学習モデルは、ネットワークを介し処理装置1がアクセス可能な外部のサーバ等によって実現されてもよい。
このように、制御装置9は、第1機械学習モデルを有することにより、被処理物Tの属性および状態を高精度に仮判定することができる。
【0046】
続いて、制御装置9は、ステップS4で、第1仮判定の結果に基づいて、被処理物Tが特定の属性か否かを判定する。ここで、特定の属性は、所定の展開処理により第2展開状態まで確実に展開される被処理物Tの種類を含んでもよい。なお、第2展開状態は、被処理物Tの属性を高精度に判定できるように被処理物Tが第1展開状態より大きく展開された状態であり、例えば折り畳みを開始できる最終的な展開状態としてもよい。
【0047】
例えば、ズボンは、最初の箇所P1を保持した場合に、裾部分が最も下方に位置する特徴的な形状を有するため、所定の展開処理に従って第2展開状態まで確実に展開させることができる。このため、制御装置9は、第1仮判定において被処理物Tがズボンと判定された場合には、被処理物Tが特定の属性であると判定してもよい。
【0048】
制御装置9は、被処理物Tが特定の属性であると判定した場合には、ステップS5に進んで、箇所P2およびP3での保持を維持したまま、被処理物Tを撮影するように撮影装置6bを制御する。撮影装置6bは、被処理物Tを撮影すると、その第2画像を制御装置9に出力する。
【0049】
このとき、制御装置9は、撮影環境や被処理物Tの状態などの撮影方法を第1画像とは変えてもよい。
例えば、制御装置9は、第1画像から照明条件を変えて被処理物Tを撮影してもよい。また、制御装置9は、被処理物Tに対して揺らすなどの処理を加えた後に、被処理物Tを撮影してもよい。
【0050】
一方、制御装置9は、ステップS4において被処理物Tが特定の属性でないと判定した場合には、ステップS6に進んで、第1仮判定の結果に応じた被処理物Tの第2箇所を保持するように保持装置4を制御する。
【0051】
このとき、制御装置9は、第1仮判定で得られた被処理物Tの姿勢(第1展開状態)から第2展開状態に被処理物Tが展開するように展開手順を算出してもよい。例えば、被処理物Tの姿勢が下方向Z2を向くように第2展開状態が設定されている場合には、制御装置9は、被処理物Tを第1展開状態の姿勢から下方向Z2に向ける展開手順を算出してもよい。そして、制御装置9は、被処理物Tを第2展開状態とする第2箇所を算出し、その第2箇所を保持するように保持装置4を制御してもよい。
【0052】
ここで、第2展開状態は、被処理物Tの種類に応じて設定、例えば、ズボンを含む第1種類と、シャツを含む第2種類と、短いズボンおよびタオルを含む第3種類と、その他の第4種類とに応じて設定されてもよい。この第1種類~第4種類の被処理物Tは、それぞれ、同様の展開手順により被処理物Tを所定の第2展開状態とすることができる。このため、制御装置9は、第1仮判定で得られた被処理物Tの姿勢を、被処理物Tの種類に応じて第2展開状態の姿勢に転換させてもよい。
【0053】
例えば、制御装置9は、被処理物Tの種類がシャツで、被処理物Tの姿勢が左方向X1を向いていると第1仮判定したものとする。また、第2展開状態の姿勢は、被処理物Tが下方向Z2を向くように設定されているものとする。このように、被処理物Tを下方向Z2にむけることで、被処理物Tを第1展開状態より大きく展開させることができ、被処理物Tの属性を高精度に判定することが可能となる。
【0054】
そこで、制御装置9は、第1仮判定の結果に基づいて、第1箇所P3を開放し、最も下方の端部を示す箇所P4を保持するように保持装置4cを制御する。これにより、図6Aに示すように、被処理物Tの箇所P2と箇所P4が、保持装置4aと保持装置4cで保持されることになる。
【0055】
続いて、制御装置9は、図6Bに示すように、作業板5を間に挟んで被処理物Tを半分に折るように保持装置4a、保持装置4cおよび作業板5を制御する。そして、制御装置9は、被処理物Tの裾の端部を示す第2箇所P5およびP6を保持するように保持装置4bおよび4cを制御する。これにより、被処理物Tは、図6Cに示すように、首部分が下方向Z2を向いた第2展開状態とされる。
このようにして、制御装置9は、第1仮判定の結果に応じた被処理物Tの第2箇所P5およびP6を保持するように保持装置4を制御する。
【0056】
続いて、制御装置9は、ステップS5で、第1仮判定の結果に応じた第2箇所P5およびP6が保持された被処理物Tを撮影するように撮影装置6bを制御する。撮影装置6bは、被処理物Tを撮影すると、その第2画像を制御装置9に出力する。
【0057】
このとき、制御装置9は、撮影環境や被処理物Tの状態などの撮影方法を第1画像とは変えてもよい。
例えば、制御装置9は、第1画像から照明条件を変えて被処理物Tを撮影してもよい。また、制御装置9は、被処理物Tに対して揺らすなどの処理を加えた後に、被処理物Tを撮影してもよい。
【0058】
制御装置9は、撮影装置6bで撮影された第2画像を取得すると、ステップS7で、第2画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第2仮判定する。
【0059】
例えば、制御装置9は、予め被処理物を第2展開状態にして撮影した画像情報を記憶し、撮影装置6で撮影された第2画像に基づいてその画像情報を参照することにより、被処理物Tの属性および状態を第2仮判定してもよい。
【0060】
このように、制御装置9は、第1仮判定の結果に応じた第2箇所P5およびP6が保持された被処理物Tを撮影した第2画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第2仮判定する。このため、被処理物Tの属性および状態を正確に判定することができる。
【0061】
また、制御装置9は、第1画像から照明条件を変えて被処理物Tを撮影した第2画像に基づいて、被処理物Tの属性および状態を第2仮判定してもよい。これにより、被処理物Tの属性および状態をより正確に判定することができる。
【0062】
また、制御装置9は、第2画像を入力として被処理物Tの属性および状態を判定する第2機械学習モデルを利用してもよい。第2機械学習モデルは、例えば、第2箇所P5およびP6が保持された被処理物を撮影した学習用画像と、その学習用画像における被処理物の属性および状態とを用いて機械学習された学習済みパラメータを有してもよい。この学習済みパラメータは、例えば、学習用画像と被処理物の属性および状態との関係性を示すパラメータを含んでもよい。これにより、第2機械学習モデルは、学習済みパラメータに基づいて、被処理物の属性および状態を判定してもよい。なお、第2機械学習モデルは、制御装置9に搭載されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第2機械学習モデルは、ネットワークを介し処理装置1がアクセス可能な外部のサーバ等によって実現されてもよい。
ここで、第2画像は、属性を高精度に判定可能な第2展開状態とされた被処理物Tを撮影したものである。このため、制御装置9は、その第2画像を第2機械学習モデルに入力することにより、被処理物Tの属性および状態を高精度に仮判定することができる。
【0063】
続いて、制御装置9は、ステップS8で、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かを判定する。
【0064】
制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致する場合には、ステップS9に進んで、被処理物Tが第2仮判定の属性と状態を有すると特定する。具体的には、制御装置9は、被処理物Tの種類がシャツで、被処理物Tの姿勢が下方向Z2を向いている(第2展開状態)と特定する。
【0065】
このように、制御装置9は、第1箇所P2およびP3が保持された被処理物Tを撮影した第1画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第1仮判定し、第1仮判定の結果に応じた第2箇所P5およびP6が保持された被処理物Tを撮影した第2画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第2仮判定する。そして、制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物Tの属性および状態を特定する。これにより、被処理物Tの属性および状態を正確に識別することができる。
【0066】
続いて、制御装置9は、ステップS10で、特定された被処理物Tの属性および状態に基づいて、被処理物Tを折り畳むように保持装置4や作業板5などの各部を制御する。例えば、制御装置9は、被処理物Tの属性および状態に応じた被処理物Tの折り畳み手順が予め記憶されており、その折り畳み手順に従って被処理物Tを折り畳むように制御してもよい。
【0067】
一方、制御装置9は、ステップS8において第1仮判定と第2仮判定の属性が一致しない場合には、ステップS11で、被処理物Tの誤認識をユーザに通知する。そして、制御装置9は、例えば、被処理物Tを保持装置4から開放し、ステップS1に戻って、受入装置3に収容された次の被処理物Tを保持するように保持装置4を制御する。なお、制御装置9は、被処理物Tの誤認識が通知されたユーザの指示に従って、次の被処理物Tを保持するように保持装置4を制御してもよい。あるいは、より高精度の判定が可能な第2仮判定の判定結果に基づいて被処理物Tの属性を判定してもよい。
【0068】
本実施の形態によれば、制御装置9が、複数の保持装置4で第1箇所P2およびP3が保持された被処理物Tを撮影した第1画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第1仮判定し、その第1仮判定の結果に応じた被処理物Tの第2箇所P5およびP6を保持するように複数の保持装置4を制御する。そして、制御装置9は、第2箇所P5およびP6が保持された被処理物Tを撮影した第2画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を第2仮判定し、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かに基づいて、被処理物Tの属性および状態を特定する。これにより、異なる姿勢とした被処理物Tの第1画像と第2画像に基づいて被処理物Tの属性および状態を特定するため、被処理物Tの属性および状態を正確に識別することができる。
【0069】
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
【0070】
上記の実施の形態1では、制御装置9は、第1画像および第2画像に基づいて折り畳み処理を実行したが、さらに他の情報を用いて折り畳み処理を実行してもよい。
【0071】
図7に、本実施の形態の概要を示す。本実施の形態は、制御装置9が、第1画像および第2画像に加えて、被処理物Tの成分情報を取得する。そして、制御装置9は、第1仮判定および第2仮判定の属性と、被処理物Tの成分情報とに基づいて、被処理物Tの属性および状態を特定する。
【0072】
例えば、図8に示すように、処理装置1は、検知装置21を新たに制御装置9に接続してもよい。
検知装置21は、被処理物Tの素材成分を検知するもので、例えばスペクトラムアナライザなどから構成してもよい。このスペクトラムアナライザは、被処理物Tに近赤外線を照射して、被処理物T内の活性分子を検出するものである。これにより、検知装置21は、分子振動反射光を分析することで、被処理物Tの素材成分を検知してもよい。
【0073】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0074】
まず、検知装置21が、被処理物Tの素材成分を検知し、その成分情報を制御装置9に出力する。ここで、検知装置21は、ステップS1からステップS8のどのタイミングで被処理物Tの成分を検知してもよく、例えば第1仮判定や第2仮判定のタイミングで被処理物Tの成分を検知してもよい。
【0075】
制御装置9は、検知装置21で検知された被処理物Tの成分情報を入力すると、その成分情報に基づいて、保持装置4が被処理物Tを保持する強度などを制御してもよい。例えば、被処理物Tが柔らかい素材や伸びやすい素材から構成されている場合には、制御装置9は、被処理物Tの素材に応じた強度で被処理物Tを保持するように保持装置4を制御してもよい。
【0076】
続いて、制御装置9は、実施の形態1と同様に、ステップS8で、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致するか否かを判定する。
このとき、制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が一致する場合には、被処理物Tの成分情報に基づいて被処理物Tの属性をさらに判定してもよい。例えば、制御装置9は、被処理物Tの製品の種類毎に使用される成分情報のリストが予め記憶されていてもよい。これにより、制御装置9は、検知装置21で検知された被処理物Tの成分情報に基づいて、記憶された成分情報のリストを参照し、検知された素材が用いられる被処理物Tの属性の候補を算出する。
【0077】
制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が候補にない場合には、ステップS11に進んで、被処理物Tの誤認識をユーザに通知する。このとき、制御装置9は、検知装置21で検知された成分情報を誤認識情報と共にユーザに通知してもよい。これにより、ユーザは、誤認識の原因を推測することができ、処理装置1を適切に操作することができる。
【0078】
一方、制御装置9は、第1仮判定と第2仮判定の属性が候補にある場合には、ステップS9に進んで、被処理物Tが第2仮判定の属性と状態を有すると特定する。
このように、制御装置9は、第1仮判定および第2仮判定の属性と、被処理物Tの成分情報とに基づいて、被処理物Tの属性および状態を特定する。このため、被処理物Tの属性および状態をより正確に識別することができる。
【0079】
そして、制御装置9は、ステップS10で、特定された被処理物Tの属性および状態に基づいて、被処理物Tを折り畳むように保持装置4や作業板5などの各部を制御する。このとき、制御装置9は、さらに被処理物Tの成分情報に基づいて、被処理物Tを折り畳むように保持装置4を制御してもよい。例えば、被処理物Tが柔らかい素材や伸びやすい素材から構成されている場合には、制御装置9は、被処理物Tの素材に応じた強度で被処理物Tを折り畳むように保持装置4を制御してもよい。
このように、制御装置9は、被処理物Tの属性および状態と、被処理物Tの成分情報とに基づいて、被処理物Tを折り畳むように複数の保持装置4を制御する。このため、被処理物Tを適切に折り畳むことができる。
【0080】
本実施の形態によれば、制御装置9が、第1仮判定および第2仮判定の属性と、被処理物Tの成分情報とに基づいて、被処理物Tの属性および状態を特定する。このため、被処理物Tの属性および状態をより正確に識別することができる。
【0081】
なお、上記の実施の形態1および2では、制御装置9は、被処理物Tを折り畳むように保持装置4を制御したが、被処理物を処理することができればよく、これに限られるものではない。例えば、制御装置9は、特定された被処理物Tの属性および状態に基づいて、被処理物Tを搬送または積み重ねなどの処理するように保持装置4を制御してもよい。
【0082】
以上、本開示に係る実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した各装置の機能は、コンピュータプログラムにより実現することができる。
【0083】
上述した各装置の機能をプログラムにより実現するコンピュータは、キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置、ディスプレイやスピーカなどの出力装置、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置、ネットワークを介して通信を行うネットワークカードなどを備え、各部はバスにより接続される。
【0084】
そして、読取装置は、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。あるいは、ネットワークカードが、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置に記憶させる。
【0085】
そして、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
【0086】
以上、本開示の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本開示に係る処理装置および処理方法は、被処理物を処理する装置および方法に利用できる。
【符号の説明】
【0088】
1 処理装置
2 筐体
3 受入装置
4,4a,4b,4c 保持装置
5 作業板
6,6a,6b,6c 撮影装置
7 支持装置
8 収納装置
9 制御装置
11 記憶部
12 プロセッサ
13 接続インタフェース
14 ユーザインタフェース
21 検知装置
P1,P4 箇所
P2,P3 第1箇所
P5,P6 第2箇所
T 被処理物
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8