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特開2023-120920情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023120920
(43)【公開日】2023-08-30
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20230823BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024063
(22)【出願日】2022-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】六島 良美
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】      (修正有)
【課題】予想者が予想する内容を改善しやすくする情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】。複数の情報端末及び情報処理装置が、インターネット、イントラネット、無線LAN又は移動体通信網のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている情報処理システムにおいて、情報処理装置20は、第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、第2投票の投票対象を示す情報を第1ユーザに通知する通知部214を有する。通知部は、第1投票の投票対象と第2投票の投票対象との一部が相違する場合に、第1投票と第2投票とにおいて共通する投票対象と相違する投票対象とを識別可能に通知する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する通知部を有する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記通知部は、前記第1投票の投票対象と前記第2投票の投票対象との一部が相違する場合に、前記第1投票と前記第2投票とにおいて共通する投票対象と相違する投票対象とを識別可能に通知する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記通知部は、投票対象ごとに第1価値と第2価値の少なくとも何れかを指定可能であり、前記第1価値と前記第2価値のうち選択された価値が指定された投票対象を抽出して表示させる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通知部は、前記第1ユーザの投票に基づいて投票を行ったことのある複数のユーザの投票対象が相対的に多い投票対象の投票属性を特定し、前記第1ユーザが投票対象を選択する画面において、前記投票属性に合致する投票対象と、前記投票属性に合致しない投票対象とを識別可能なように前記第1ユーザが使用する情報端末に表示させる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知部は、前記第1投票で投票された競技と異なる他の競技に対して前記第2ユーザが行った投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通知部は、前記第1投票に基づいて投票を行い、且つ、前記第1投票より前に前記第1ユーザが投票した第3投票に基づいて投票を行ったユーザを前記第1ユーザに通知する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記通知部は、前記第1投票に基づく投票をした複数のユーザの投票のうち、所定の条件を満たした前記投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記通知部は、前記第2ユーザの前記第2投票の投票対象のうち、前記第1投票に基づいて投票を行った第3ユーザの第3投票の投票対象と共通する投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記競技に対する前記第1投票に基づく投票を行ったユーザが、前記第1投票より前に前記第1ユーザが投票した前記競技と異なる他の競技に対する第3投票に基づいて投票を行った場合、前記競技と前記他の競技との属性を特定する属性特定部をさらに有し、
前記通知部は、前記属性特定部が特定した前記属性に対応する投票可能な競技を示す競技情報を前記第1ユーザに通知する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記通知部は、前記第1ユーザから前記属性に対応する競技への投票を受け付けた場合に、当該投票の投票対象を示す情報を前記第2ユーザに通知する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2ユーザの投票対象を示す情報を、コンピュータが前記第1ユーザに通知するステップを有する、
情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータに、
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2ユーザの投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知するステップを、
実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、競技の結果を予想する予想者が予想した内容を、競技に投票する投票者に公開する投票予想公開システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-160612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の投票予想公開システムにおいては、予想者が予想した内容を参考にして投票した投票者が実際にどのような内容の投票をしたかを、予想者が知ることができなかった。したがって、予想者が公開した内容が投票者に役立っていないとしても、予想者が公開する内容を改善することができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、予想者が公開する内容を改善しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2ユーザの投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する通知部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、予想者が予想する内容を改善しやすくするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図2】情報端末10のハードウェア構成を示す図である。
図3】情報処理装置20のハードウェア構成を示す図である。
図4】情報処理装置20の機能ブロック構成例を示す図である。
図5】記憶部22に記憶された競技テーブルの一例を示す図である。
図6】記憶部22に記憶された投票履歴テーブルの一例を示す図である。
図7】他のユーザの情報を確認する操作を開始する画面の一例を示す図である。
図8】第1投票を参考にして投票をした他のユーザを表示した画面の一例を示す。
図9】第2ユーザの投票を表示した画面の一例を示す。
図10】第1ユーザの投票を参考にした他のユーザの数を表示した画面の一例を示す。
図11】過去に投票の内容を公開したことがある第1ユーザが投票をする画面の一例を示す。
図12】第2ユーザの投票を第1ユーザに通知する動作の流れを示すフローチャートである。
図13】第2ユーザが投票をする競技の属性を第1ユーザに通知する動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<情報処理システム1の概要>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、一以上の情報端末10(第1情報端末10-1、第2情報端末10-2、第3情報端末10-3)と、情報処理装置20とを備える。複数の情報端末10及び情報処理装置20は、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)、又は移動体通信網のネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0010】
情報端末10は、情報処理システム1においてサービスを利用する利用者(以下、「ユーザ」という)が使用する端末であり、例えば携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の情報処理端末である。サービスは、例えば競技への投票を受け付けるベッティングサービスである。
【0011】
情報端末10には、例えばユーザがサービスを利用するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。ユーザは、専用アプリを介して、競技における投票対象に投票をしたり投票対象を他のユーザに公開したりすることができる。
【0012】
競技は、例えば競輪、オートレース、競馬、競艇、ドッグレース、自動車レース等の着
順を競うレースや、野球、ラグビー、サッカー等の試合、又はエレクトロニック・スポー
ツであり、投票対象に対してユーザが投票可能な競技である。投票対象は、ユーザが所定価値を投票する対象であり、投票対象の候補となる複数の競技体(競技者、競技車体、競技チーム又は動物を含む)のうち、勝利するとユーザが予想する競技体と賭式との組合せにより定められる。所定価値は、金銭、電子通貨又はポイントのように、ユーザが物品又はサービスを得るために使用可能な有形物又は無形物である。
【0013】
賭式は、例えば「2連単」又は「3連複」のような投票方式である。2連単とは、1着と2着の競技体を着順どおりに予想することである。ユーザは、例えば「1着が5番、2着が3番」のように予想する。この場合、組番は、例えば「5-3」のように示される。3連複とは、着順を問わずに1着から3着までに入る競技体を予想することである。ユーザは、例えば「1番、2番及び5番」のように予想する。この場合、組番は、例えば「1-2-5」のように示される。
【0014】
情報処理装置20は、例えばコンピュータであり、一又は複数の物理的なサーバから構成されている。情報処理装置20は、ハイパーバイザ(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。情報処理装置20は、ユーザが投票をした投票対象を他のユーザが閲覧できるようにするための装置である。情報処理装置20は、例えばユーザが投票をした投票対象を当該ユーザの指示に基づいて他のユーザに公開する。情報処理装置20は、他のユーザに公開したユーザの投票対象に基づく他のユーザの投票(以下、「のっかり投票」という場合がある)を受け付ける。
【0015】
ところで、ユーザは、自身が公開した投票対象を閲覧する他のユーザの数、又は自身が公開した投票対象に基づいて投票をする他のユーザの数を増やすために、他のユーザが投票した投票対象を知りたいと考える場合がある。これに対して、情報処理装置20は、ユーザが公開した投票対象に基づいて投票をした他のユーザの投票対象を当該ユーザに通知する。
【0016】
情報処理装置20がこのように動作することで、ユーザは、他のユーザが競技への投票において参考にした投票対象と他のユーザが投票した投票対象とを知ることができる。その結果、ユーザは、他のユーザが閲覧したい投票対象又は競技への投票において参考にしたい投票対象を公開しやすくなる。
以下、情報端末10及び情報処理装置20の構成及び動作を詳細に説明する。
【0017】
<ハードウェア構成>
図2は、情報端末10のハードウェア構成を示す図である。情報端末10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14及び出力デバイス15を有する。
【0018】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0019】
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。
【0020】
通信IF13は、ネットワークNを介して情報処理装置20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、情報処理装置20から受信したデータをプロセッサ11に通知する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力されたデータを情報処理装置20に送信する。
【0021】
入力デバイス14は、例えばユーザから入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えばユーザに対して情報を出力する表示部及び音声出力部等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0022】
図3は、情報処理装置20のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置20は、プロセッサ21、記憶部22、通信IF23、入力デバイス24及び出力デバイス25を有する。
【0023】
プロセッサ21は、例えばCPU又はGPU(Graphical Processing Unit)であり、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0024】
記憶部22は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、プロセッサ21が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部22は、複数の競技に関する競技情報と、複数の競技において複数のユーザが投票をした投票対象及び投票金額に関する情報と、を記憶する。
【0025】
通信IF23は、ネットワークNを介して情報端末10との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF23は、情報端末10から受信したデータをプロセッサ21に通知する。また、通信IF23は、プロセッサ21から入力されたデータを情報端末10に送信する。
【0026】
入力デバイス24は、例えば情報処理装置20の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス24は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス25は、例えば情報処理装置20の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス25は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0027】
<機能ブロック構成>
図4は、情報処理装置20の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ21は、取得部211と、投票部212と、属性特定部213と、通知部214と、を有する。プロセッサ21は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部211、投票部212、属性特定部213及び通知部214として機能する。
【0028】
記憶部22は、複数の競技に関する競技情報を示す競技テーブルと、複数の競技において複数のユーザが投票をした投票対象及び投票金額に関する情報を示す投票履歴テーブルと、を記憶する。図5及び図6は、記憶部22に記憶された情報の一例を示す図である。
【0029】
図5は、記憶部22に記憶された競技テーブルの一例を示す図である。図5に示す競技テーブルにおいては、競技を識別するための競技IDと競技情報とが関連付けられている。図5に示すように、競技情報には、競技名、開催場所、開催日、競技グレード、属性、属性を識別するための属性ID及び競技体が少なくとも含まれている。
【0030】
属性は、競技グレード、開催区分(モーニング、通常、ナイター、ミッドナイトなど)又は競技種別(男子競輪、女子競輪など)に応じて決定される情報である。図5においては、競技グレードが高いことを示す「ビッグレース」、女子競輪を示す「ガールズ競輪」及び開催区分が深夜であることを示す「ミッドナイト」が示されている。
【0031】
図6は、記憶部22に記憶された投票履歴テーブルの一例を示す図である。図6に示す投票履歴テーブルは、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザの投票を識別するための投票ID、競技ID、賭式、組番、オッズ、投票金額、投票日時及び公開ユーザを特定するための情報が少なくとも含まれている。
【0032】
公開ユーザは、競技への投票においてユーザが参考にした賭式及び組番を当該ユーザに公開した第1ユーザである。公開ユーザを特定するための情報は、例えば公開ユーザのユーザID又はユーザ名である。投票金額には、投票で賭けた有償価値の額、投票で賭けた無償価値の額、及び投票で賭けた有償価値と無償価値との合計額が含まれている。有償価値は、例えば金銭又は電子通貨である。無償価値は、例えばユーザがベッティングサービスを利用することにより取得したポイント又はメダル等の無形物である。
【0033】
以下、図4に戻って、プロセッサ21により実現される各部の構成を説明する。
取得部211は、複数のユーザが投票をした投票対象及び投票金額に関する情報を、複数のユーザが使用している複数の情報端末10から取得する。取得部211は、競技情報を外部の情報処理装置(不図示)から取得してもよい。外部の情報処理装置は、例えばユーザが利用するベッティングサービスの提供に用いられるサーバである。取得部211は、例えば図6に示すように、複数の情報端末10から取得した投票対象及び投票金額を記憶部22に記憶させる。取得部211は、例えば図5に示すように、外部の情報処理装置から取得した競技情報を記憶部22に記憶させる。
【0034】
投票部212は、複数のユーザが使用している複数の情報端末10から、ユーザID、競技における投票対象に対する投票の指示及び投票金額を受信することにより、ユーザによる競技への投票を受け付ける。投票部212は、投票の指示に応じて、競技に対するユーザの投票を実行する。投票部212は、ユーザから受け付けた投票における投票対象及び投票金額をユーザIDに関連付けて記憶部22に記憶させる。
【0035】
投票部212は、投票の指示をしたユーザの情報端末10から、投票を公開した第1ユーザの投票対象に基づく投票の指示を受信した場合、第1ユーザの投票対象に基づく第2ユーザの投票(すなわち「のっかり投票」)を受け付ける。投票部212は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、投票の指示をした第2ユーザの情報端末10から受信した、競技ID及び投票を公開した第1ユーザのユーザIDに関連付けられた投票対象を特定する。投票部212は、特定した第1ユーザの投票対象への第2ユーザの投票を実行する。
【0036】
投票部212は、第1ユーザの投票対象に基づく投票の指示を第2ユーザの情報端末10から受信した場合、指示を送信した第2ユーザのユーザIDに関連付けて第1ユーザのユーザIDを記憶部22に記憶させる。投票部212は、例えば図6に示すように、ユーザU2の情報端末10から、競技V21に対する第1ユーザであるユーザU1の投票対象に基づく投票の指示を受信した場合、第2ユーザのユーザID「U2」に関連付けて、第1ユーザのユーザID「U1」を、第2ユーザが参考にして投票した公開ユーザのユーザIDとして記憶部22に記憶させる。
【0037】
属性特定部213は、記憶部22に記憶された競技テーブル及び投票履歴テーブルを参照することにより、第2ユーザが投票をした競技の属性を特定する。属性は、例えば、第2ユーザが投票をした競技の属性を第1ユーザに通知するために用いられる。第1ユーザは、第2ユーザが投票をした競技の属性を知ることで、第2ユーザが投票をする競技の属性を考慮した投票の公開をすることが可能になる。
【0038】
属性特定部213は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、ユーザが投票をした競技の競技IDを特定する。属性特定部213は、図5に示す競技テーブルを参照することにより、特定した競技IDに関連付けられた競技の属性を特定する。
【0039】
属性特定部213は、競技に対する第1投票に基づく投票を行ったユーザが、第1投票より前に第1ユーザが投票した競技と異なる他の競技に対する第3投票に基づいて投票を行った場合、競技と他の競技との属性を特定する。一例として、第1投票が図6に示す投票V12である場合、第3投票は、投票V12に対応する投票日時T12よりも前の時刻である投票日時T11に対応する投票V11である。
【0040】
属性特定部213は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、第1ユーザであるユーザU1の複数の投票を参考にして複数の投票をした第2ユーザを特定する。属性特定部213は、図5に示す属性を参照することにより、特定した第2ユーザがユーザU1の投票を参考にして投票をした複数の投票に関連付けられた属性を特定する。
【0041】
具体的には、属性特定部213は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、ユーザU1の投票V16を参考にしてユーザU4が投票V45の投票を行い、且つ、ユーザU1の投票V13を参考にしてユーザU4が投票V43の投票を行ったことを特定する。属性特定部213は、図5に示す競技テーブルを参照することにより、投票V16及び投票V45に対応する競技ID「RT1」に関連付けられた属性が「ガールズ競輪」であることを特定する。属性特定部213は、投票V13及び投票V43に対応する競技ID「RN2」に関連付けられた属性が「ビッグレース」であることを特定する。
【0042】
通知部214は、情報端末10のユーザに、記憶部22に記憶された投票対象を示す情報を通知する。通知部214は、第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、第2投票の投票対象を示す情報を第1ユーザに通知する。「通知する」とは、例えば、第1ユーザが使用している情報端末10に投票の投票対象を表示させること、又は、第1ユーザが使用している情報端末10に電子メール若しくはメッセージを送信することである。
【0043】
通知部214は、例えば図6に示す公開ユーザを参照することにより、まず、第2ユーザであるユーザU2が第1ユーザであるユーザU1の第1投票に基づいて、投票ID「V21」に対応する第2投票をしたことを特定する。
【0044】
続いて、通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、投票ID「V21」に関連付けられた競技ID「RN1」、賭式「2連単」、組番「2-5」及びオッズ「9.5」を特定する。通知部214は、図5に示す競技テーブルを参照することにより、競技ID「RN1」に関連付けられた開催場所「名古屋」及び競技名「A杯」を特定する。通知部214は、特定した競技ID「RN1」、賭式「2連単」、組番「2-5」、オッズ「9.5」、開催場所「名古屋」又は競技名「A杯」の少なくともいずれかをユーザU2の投票対象を示す情報として、ユーザU1の情報端末10に通知する。
【0045】
図7から図9は、通知部214から通知された第2投票の投票対象を示す情報に基づいて、第1ユーザの情報端末10が表示した画面の例を示す図である。図7は、第1ユーザが公開した投票の内容に基づいて投票した他のユーザの情報を確認する操作を開始する画面の一例を示す図である。図7に示す画面には、表示領域151、表示領域152、操作用画像153、操作用画像154及び操作用画像155が含まれている。
【0046】
表示領域151は、第1ユーザに関する情報を表示するための領域である。図7においては第1ユーザを示す画像、第1ユーザのユーザ名、及び第1ユーザが保有する無償価値であるメダルの数が示されている。表示領域152は、第1ユーザの第1投票に関する情報を閲覧したり当該情報を参考にして投票したりした、第2ユーザを含む他のユーザの数を表示するための領域である。図7においては、予想の閲覧数、のっかりベット数、メダルベット数、マネーベット数、及びのっかりベット総額が示されている。
【0047】
予想の閲覧数は、第1投票に関する情報を閲覧した他のユーザの延べ数を示す。のっかりベット数は、第1投票に関する情報を参考にして投票をした他のユーザの延べ数を示す。メダルベット数は、のっかりベット数が示す他のユーザの数のうちメダルを用いて投票をした他のユーザの延べ数を示す。マネーベット数は、のっかりベット数が示す他のユーザのうち有償価値(例えば金銭又は電子マネー)を用いて投票をした他のユーザの延べ数を示す。のっかりベット総額は、他のユーザが第1投票に関する情報を参考にして投票をした投票金額の合計を示す。情報端末10は、例えば「予想の閲覧数」、「のっかりベット数」、「メダルベット数」、「マネーベット数」それぞれに対応する他のユーザの延べ数と、「のっかりベット総額」に対応する投票金額の合計とを、通知部214から取得したことに応じて表示領域152に表示する。
【0048】
操作用画像153は、第1投票を参考にして投票をした複数の他のユーザ(すなわち、のっかりユーザ)に関する情報を表示するための操作用画像である。情報端末10は、第1ユーザが操作用画像153を押すことにより、のっかりユーザを表示する。操作用画像154は、第1ユーザが他のユーザに公開した第1投票の投票対象を表示するための操作用画像である。情報端末10は、第1ユーザが操作用画像154を押すことにより、第1投票の投票対象を表示する。
【0049】
操作用画像155は、ユーザが、図7に表示されている画面の閲覧を中止するための操作用画像である。情報端末10は、例えばユーザが操作用画像155を押すことにより、図7に示す画面と異なる画面(例えば競技に投票をするための画面)を表示する。
【0050】
図8は、第1投票を参考にして投票をした他のユーザを表示した画面の一例を示す。図8に示す画面は、第1ユーザが図7に示す操作用画像153を押したことにより表示される画面である。図8に示す画面には、表示領域161、表示領域162、複数の表示画像163(表示画像163a、表示画像163b、表示画像163c)及び操作用画像164が含まれている。表示領域161は、画面に表示された内容を示す件名を表示するための領域である。図8においては「のっかりユーザ一覧」という件名が表示されている。
【0051】
表示領域162は、第1ユーザの第1投票を参考にして投票をした「のっかりユーザ」を示す画像を表示するための領域である。表示領域162においては、ユーザU2を示す表示画像163a、ユーザU3を示す表示画像163b及びユーザU4を示す表示画像163cが表示されている。図8において、表示画像163は、ユーザの名前と当該ユーザに対応する画像とを示す。操作用画像164は、ユーザが、図8に表示されている画面の閲覧を中止するための操作用画像である。情報端末10は、例えばユーザが操作用画像164を押すことにより、図8に示す画面と異なる画面(例えば図7に示す画面)を表示する。
【0052】
図9は、第2ユーザの投票に関する情報を表示した画面の一例を示す。図9に示す画面は、第1ユーザが図8に示す表示画像163aを押したことにより表示される画面である。図9においては、一例として、ユーザU2が第2ユーザである場合を示す。図9に示す画面には、表示領域171、表示領域172、複数の表示画像173(表示画像173a、表示画像173b、表示画像173c、表示画像173d)及び操作用画像174が含まれている。
【0053】
表示領域171は、画面に表示された内容を示す件名を表示するための領域である。図9においては「ユーザU2の投票」という件名が表示されている。表示領域172は、第2ユーザの投票を表示するための領域である。図9においては、第2ユーザであるユーザU2の複数の投票を示す複数の表示画像173が表示されている。
【0054】
複数の表示画像173それぞれは、第2ユーザの複数の投票それぞれに関する情報を示すテキストを含む画像である。図9において、表示画像173には、競技の開催場所、競技名、賭式、組番、有償価値を用いた投票金額、及び無償価値を用いた投票金額が含まれている。表示画像173に示す「★」は、第1ユーザの第1投票に基づく第2ユーザの投票であることを示し、表示画像173に示す「×」は、第1ユーザの第1投票に基づく投票と異なる第2ユーザの投票であることを示す。情報端末10は、通知部214から第2ユーザの投票に関する情報を通知されたことに応じて当該情報が示す第2ユーザの投票を表示画像173に表示する。
【0055】
操作用画像174は、ユーザが、図9に表示されている画面の閲覧を中止するための操作用画像である。情報端末10は、例えばユーザが操作用画像174を押すことにより、図9に示す画面と異なる画面(例えば図8に示す画面)を表示する。
【0056】
通知部214が以上のように、第1ユーザの情報端末10に第2ユーザの投票に関する情報を表示させることで、通知部214は、他のユーザがどのような投票に関する情報を参考にしたいかを第1ユーザが知りやすくすることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが参考にしたい競技の投票を投票予想として公開するように改善することができる。
【0057】
図4に戻って、通知部214は、例えば第1投票の投票対象と第2投票の投票対象との一部が相違する場合に、第1投票と第2投票とにおいて共通する投票対象と相違する投票対象とを識別可能に通知する。第1投票は、競技への投票を他のユーザに公開した第1ユーザの投票であり、第2投票は、第1ユーザの投票を参考にして競技への投票をすることが可能な第2ユーザの投票である。
【0058】
通知部214は、例えば図6に示す公開ユーザを参照することにより、第2ユーザであるユーザU2がユーザU1の投票ID「V11」に対応する投票V11を参考にした投票ID「V21」に対応する投票V21を特定する。通知部214は、ユーザU2がユーザU1の投票V21を参考にしていない投票ID「V22」に対応する投票V22を特定する。通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、投票V21及び投票V22それぞれに対応する投票の投票対象を特定する。
【0059】
通知部214は、特定した投票対象及び公開ユーザに基づいて、投票V11と投票V21とに共通する投票対象と、投票V11の投票対象と相違する投票V22の投票対象とを識別可能に通知する。通知部214は、例えば第1ユーザの情報端末10に、投票V11と共通の投票対象である投票V21と、投票V11と相違する投票対象である投票V22とを識別可能に表示させる。
【0060】
具体的には、通知部214は、投票V11及び投票V21に関連付けられた情報に基づいて、第1ユーザの第1投票と投票対象が共通する第2ユーザの投票であることを示す画像「★」を含む投票対象(図9に示す表示画像173a)を表示させる。通知部214は、投票V11及び投票V22に関連付けられた情報に基づいて、第1ユーザの第1投票と投票対象が相違する第2ユーザの投票であることを示す「×」を含む投票対象(図9に示す表示画像173b)を表示させる。
【0061】
通知部214がこのように、第1投票の投票対象と共通する第2投票と、第1投票の投票対象と相違する第2投票とを識別可能に表示させることで、通知部214は、複数の第1ユーザの投票のうち他のユーザが参考にした投票を第1ユーザが知りやすくすることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが参考にしやすい投票を公開するように改善することができる。
【0062】
通知部214は、第1ユーザが公開した複数の投票それぞれにおいて当該投票を参考にした他のユーザの数を特定し、特定した他のユーザの数を第1ユーザの情報端末10に通知してもよい。図10は、第1ユーザの投票を参考にした他のユーザの数を表示した画面の一例を示す。図10に示す画面は、第1ユーザが図7に示す操作用画像154を押したことにより表示される画面である。図10に示す画面には、表示領域181、複数の表示画像182(表示画像182a、表示画像182b)、表示領域183、複数の表示画像184(表示画像184a、表示画像184b)、操作用画像185が含まれている。
【0063】
表示領域181は、ユーザU1が公開した投票対象を表示するための領域である。図10においては、ユーザU1が公開した投票対象を示す表示画像182a及び表示画像182bが表示されている。図10においては、表示画像182は、開催場所、競技名、賭式、組番及び「のっかりユーザの人数」が示されている。「のっかりユーザの人数」は、表示画像182が示す賭式及び組番を参考にして投票をした他のユーザの人数である。
【0064】
通知部214は、例えば図6に示す競技ID及び公開ユーザを参照することにより、第1ユーザが投票を公開した複数の競技それぞれに関連付けられた公開ユーザの数を特定する。通知部214は、図5に示す競技テーブル及び図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定した数に対応する競技IDに関連付けられた開催場所、競技名、賭式、組番を特定する。通知部214は、特定した開催場所、競技名、賭式、組番及び公開ユーザの数を情報端末10に通知することにより、図10に示す表示画像182を表示させる。
【0065】
通知部214がこのように、第1ユーザが公開した投票を参考にした他のユーザの人数を情報端末10に表示させることで、通知部214は、第1ユーザが複数の投票それぞれにおける「のっかりユーザ」の数を知りやすくすることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが参考にしやすい投票を把握することができるため、他のユーザが参考にしやすい投票を公開しやすくなる。
【0066】
表示領域183は、表示領域181に示す複数の投票対象のうち第1ユーザが選択した投票対象を参考にして投票をした複数のユーザ(すなわち「のっかりユーザ」)を示す情報を表示するための領域である。図10においては、第1ユーザが表示画像182aを押したことにより、表示画像182aが示す投票対象を参考にした複数のユーザを示す表示画像184a及び表示画像184bが表示されている。図10において、表示画像184は、ユーザの名前と当該ユーザに対応する画像を示す。
【0067】
操作用画像185は、第1ユーザが図10に表示されている画面の閲覧を中止するための操作用画像である。情報端末10は、例えばユーザが操作用画像185を押すことにより、図10に示す画面と異なる画面(例えば図7に示す画面)を表示する。
【0068】
通知部214は、第1投票で投票された競技と異なる他の競技に対して第2ユーザが行った投票の投票対象を示す情報を第1ユーザに通知してもよい。通知部214は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、ユーザU1の投票を参考にして競技RT1に投票V31をしたユーザU3が、ユーザU1の投票を参考にすることなく、競技RT1と異なる競技RT2に投票V32をしたことを特定する。通知部214は、特定した投票V32の投票対象を示す情報を第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0069】
通知部214がこのように、第1ユーザの投票を参考にしないで競技に投票をした第2ユーザの投票対象を第1ユーザに通知することで、通知部214は、第2ユーザが第1ユーザの投票を参考にした競技と異なる他の競技の投票対象を第1ユーザに通知できる。その結果、第1ユーザは、自身が投票を公開した競技と異なる競技に関する他のユーザの投票を知ることができるため、他のユーザが参考にしたい投票を知りやすくなる。
【0070】
ところで、投票を公開する第1ユーザは、他のユーザの投票が有償価値を用いた投票か無償価値を用いた投票かを知りたいと考える場合がある。具体的には、ベッティングサービスにおいて無償価値を用いた投票を推奨するキャンペーンが開催されている場合、第1ユーザは他のユーザが無償価値を用いて投票をした投票対象を知りたいと考える。また、第1ユーザが公開した投票に基づいて他のユーザが有償価値を用いた投票をしたことによりベッティングサービスの運営者から報酬を得ることが可能な場合、第1ユーザは他のユーザが有償価値を用いて投票をした投票対象を知りたいと考える。
【0071】
これに対して、通知部214は、例えば投票対象ごとに第1価値と第2価値の少なくとも何れかを指定可能であり、第1価値と第2価値のうち選択された価値が指定された投票対象を抽出して表示させる。第1価値は、例えば金銭又は電子マネー等の有償価値であり、第2価値はポイント又はメダル等の無償価値である。
【0072】
通知部214は、例えば取得部211が取得した、第1ユーザが情報端末10を操作することにより選択した有償価値又は無償価値を示す価値選択情報に基づいて第1ユーザが選択した価値を特定する。通知部214は、図6に示す有償価値又は無償価値を参照することにより、価値選択情報が示す価値を用いた投票の投票対象を特定する。通知部214は、特定した投票対象を第1ユーザの情報端末10に表示させる。
【0073】
具体的には、通知部214は、取得部211が取得した価値選択情報が示す価値が有償価値である場合、図6に示す有償価値を参照することにより、ユーザU2が投票V21及び投票V24において有償価値を用いて投票をしたことを特定する。通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定した投票V21及び投票V24それぞれの投票対象を特定する。通知部214は、特定した投票V21及び投票V24それぞれの投票対象を第1ユーザの情報端末10に通知することにより、当該情報端末10に投票V21及び投票V24それぞれの投票対象を表示させる。
【0074】
通知部214がこのように、有償価値又は無償価値を用いた投票対象を特定して第1ユーザの情報端末10に表示させることで、通知部214は、他のユーザの投票が有償価値を用いたか無償価値を用いたかを第1ユーザが知りやすくすることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが有償価値を用いて投票をしやすい投票対象、又は他のユーザが無償価値を用いて投票をしやすい投票対象を把握しやすくなる。
【0075】
通知部214は、第1投票に基づく投票をした複数のユーザの投票のうち、所定の条件を満たした投票の投票対象を示す情報を第1ユーザに通知してもよい。所定の条件は、例えば投票の所定の期間における投票金額が閾値以上であること、又は金銭若しくは電子マネー等の有償価値を用いて投票をしたことの少なくともいずれかである。所定の期間は、例えば1ヶ月である。閾値は、予め定められた値であり、例えばベッティングサービスの運営者が設定した値である。
【0076】
通知部214は、例えば図6に示す「合計」を参照することにより、第1投票に基づく投票をした複数のユーザそれぞれが所定の期間に投票をした投票金額の合計を特定し、特定した投票金額の合計が閾値以上であるか否かを判定する。通知部214は、図6に示す「有償価値」を参照することにより、第1投票に基づく投票をした複数のユーザそれぞれが有償価値を用いて投票をしたか否かを判定する。
【0077】
通知部214は、投票金額の合計が閾値以上であるか否かの判定結果と、有償価値を用いて投票をしたか否かの判定結果と、に基づいて、投票金額が閾値以上であるユーザ又は有償価値を用いて投票をしたユーザを特定する。通知部214は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定したユーザの投票の投票対象を第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0078】
通知部214がこのように動作することで、通知部214は、ベッティングサービスの運営者が設定した、投票金額の閾値又は投票する所定価値の種類等の所定の条件を満たすユーザの投票を第1ユーザに通知することができる。その結果、第1ユーザが、ベッティングサービスの運営者が設定した所定の条件を満たすユーザが好む競技への投票を公開しやすくなるため、ベッティングサービスの運営者が期待する投票をユーザが行うように仕向けることができる。
【0079】
通知部214は、例えば第1投票に基づいて投票を行い、且つ、第1投票より前に第1ユーザが投票した第3投票に基づいて投票を行ったユーザを第1ユーザに通知する。一例として、第1投票が図6に示す投票V12である場合、第3投票は、投票V12に対応する投票日時T12よりも前の時刻である投票日時T11に対応する投票V11である。
【0080】
通知部214は、例えば図6に示す競技ID及び公開ユーザを参照することにより、ユーザU2が競技RN2において第1ユーザの投票に基づく投票を行い、且つ、ユーザU2が競技RN1において第1ユーザの投票に基づく投票を行ったことを特定する。通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルに含まれる投票日時を参照することにより、第1ユーザが競技RN2への投票よりも前に競技RN1への投票をしたことを特定する。通知部214は、第2ユーザのユーザ名又はユーザIDを第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0081】
通知部214がこのように、複数の第1ユーザの投票に基づいて複数の投票をしたユーザを第1ユーザに通知することで、通知部214は、第1ユーザの投票を参考にする機会が比較的多いユーザを第1ユーザに知らせることができる。その結果、第1ユーザは、投票する競技を決定する際に、自身の投票を参考にする機会が多いユーザが好む競技を選択することができる。
【0082】
通知部214は、第1ユーザの第1投票に基づく第2ユーザの第2投票の投票対象のうち、第1投票に基づいて投票を行った第3ユーザの第3投票の投票対象と共通する投票対象を示す情報を第1ユーザに通知してもよい。第3投票は、第1ユーザ及び第2ユーザと異なる第3ユーザが、第1投票の投票対象を参考にして行った投票である。投票対象は、例えば図6に示す賭式及び組番である。通知部214は、例えば図6に示す公開ユーザを参照することにより、ユーザU1の投票に基づく投票をしたユーザU2及びユーザU4の投票を特定する。通知部214は、図6に示す賭式及び組番を参照することにより、特定したユーザU2の投票の投票対象のうち、特定したユーザU4の投票の投票対象と一致する投票対象を特定する。通知部214は、特定した投票対象を第1ユーザに通知する。
【0083】
具体的には、通知部214は、図6に示す公開ユーザを参照することにより、ユーザU1の投票に基づく投票である、ユーザU2の投票V21及び投票V23と、ユーザU4の投票V41、投票V42、投票V43及び投票V45と、を特定する。通知部214は、特定した投票V21の投票対象(賭式「2連単」、組番「2-5」)が投票V41の投票対象と一致し、特定した投票V23の投票対象(賭式「2連単」、組番「3-7」)が投票V43の投票対象と一致することを特定する。通知部214は、投票V21の投票対象及び投票V23の投票対象をそれぞれ対応する競技IDに関連付けて第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0084】
通知部214がこのように複数のユーザの投票において共通する投票対象を第1ユーザに通知することで、通知部214は、第1ユーザが、参考にする他のユーザの数が多い投票対象を知りやすくすることができる。その結果、第1ユーザは、参考にしたいユーザが多い投票対象を公開するように改善することができるため、第1ユーザが公開した投票に基づく投票をするユーザを増やすことができる。
【0085】
なお、通知部214は、複数のユーザの投票において共通する投票対象に関連付けて、投票対象に対応する競技の情報を第1ユーザに通知してもよい。競技の情報は、例えば競技の属性、開催時間等である。通知部214は、図5に示す属性及び開催時間を参照することにより、複数のユーザにおいて共通する投票対象に対応する競技IDに関連付けられた競技の開催時間と競技の属性とを特定する。通知部214は、特定した開催時間及び属性を投票対象に関連付けて第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0086】
さらに、通知部214は、複数のユーザの投票において共通する投票対象に関連付けて、投票対象に対応するユーザの投票に関する情報を第1ユーザに通知してもよい。投票に関する情報は、例えばオッズ、投票金額等である。通知部214は、図6に示すオッズ及び投票金額を参照することにより、複数のユーザにおいて共通する投票対象に対応する競技IDに関連付けられたオッズ及び投票金額を特定する。通知部214は、特定したオッズ及び投票金額を投票対象に関連付けて第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0087】
通知部214がこのように投票対象に関連付けて競技の情報又はユーザの投票に関する情報を第1ユーザの情報端末10に通知することで、情報端末10は、第1ユーザが他のユーザの投票に関する情報に基づいて自身が公開する投票を決定する際に、第1ユーザにより多くの他のユーザの投票に関する情報を表示させることができる。
【0088】
通知部214は、第1ユーザが他のユーザに公開する投票をする際に、第1ユーザの過去の複数の投票のうち、第1ユーザの投票を参考にしたユーザが多い投票の投票対象と一致又は類似する投票対象を表示してもよい。通知部214は、例えば第1ユーザの投票に基づいて投票を行ったことのある複数のユーザの投票対象が相対的に多い投票対象の投票属性を特定する。通知部214は、第1ユーザが投票対象を選択する画面において、特定した投票属性に合致する投票対象と、特定した投票属性に合致しない投票対象とを識別可能なように第1ユーザが使用する情報端末に表示させる。投票属性は、賭式、オッズ又は競技体の少なくともいずれかである。
【0089】
通知部214は、例えば図6に示す賭式及び公開ユーザ及び賭式を参照することにより、ユーザU1の投票に基づく投票をした他のユーザ(ユーザU2、ユーザU3及びユーザU4)の投票の賭式を特定する。通知部214は、特定した賭式のうち他のユーザが選択した回数が相対的に多い「2連単」を投票対象の投票属性として特定する。
【0090】
通知部214は、例えば図6に示す組番と図5に示す競技情報に含まれる競技体とに基づいて、ユーザU1の投票に基づく投票をした他のユーザの投票において選択された競技体を特定する。通知部214は、例えば特定した競技体のうち他のユーザが選択した回数が相対的に多い競技体を投票属性として設定する。
【0091】
通知部214は、投票属性として特定した賭式及び競技体を第1ユーザが使用する情報端末10に通知する。情報端末10は、第1ユーザが投票をする画面において、通知部214から取得した賭式及び競技体が、他の賭式及び他の競技体と識別可能なように表示する。
【0092】
図11は、過去に投票の内容を公開したことがある第1ユーザが投票をする画面の一例を示す。図11に示す画面には、表示領域191、表示領域192、表示領域193、操作用画像194及び操作用画像195が含まれている。表示領域191は、第1ユーザが投票をする競技の競技名を表示するための領域である。図11においては競技名「名古屋J杯」が表示されている。表示領域252は、競技に対する投票において第1ユーザが賭式を選択するための領域である。
【0093】
表示領域252に示す画像「★」が表示された賭式「2連単」は、通知部214が情報端末10に通知した投票属性に含まれる賭式であり、過去の第1ユーザの投票を参考にしたユーザの過去の投票において相対的に多い賭式である。一方、表示領域252において画像「★」が表示されていない賭式は、過去の第1ユーザの投票を参考にしたユーザの過去の投票において相対的に少ない賭式である。このように、情報端末10は、通知部214から取得した投票属性に含まれる賭式に基づいて、第1ユーザの投票を参考にして投票をした他のユーザが選択した回数が相対的に多い賭式と選択した回数が相対的に少ない賭式とを識別可能に表示する。
【0094】
表示領域193は、競技に対する投票において第1ユーザが競技体を選択するための領域である。表示領域193においては、第1ユーザが選択した競技体の着順も指定することができる。図11においては、競技体である出場選手「佐藤太郎」が着順「1着」であり、出場選手「山田次郎」が着順「2着」であることを第1ユーザが予想している。
【0095】
表示領域193に示す画像「●」が表示された競技体「佐藤太郎」は、通知部214が情報端末10に通知した投票属性に含まれる競技体であり、過去の第1ユーザの投票を参考にしたユーザの過去の投票において、相対的に組番に含まれる数が多い競技体である。一方、表示領域193において画像「●」が表示されていない競技体は、過去の第1ユーザの投票を参考にしたユーザの過去の投票において、相対的に組番に含まれる数が少ない競技体である。このように、情報端末10は、通知部214から取得した投票属性に基づいて、第1ユーザの投票を参考にして投票をした他のユーザが選択した回数が多い競技体と選択した回数が少ない競技体とを識別可能に表示する。
【0096】
操作用画像194は、第1ユーザが競技に投票をするための操作用画像である。第1ユーザは、操作用画像194を押すことにより、表示領域191に示されている競技に対して、表示領域192において指定した賭式で、表示領域193において選択した競技体に投票をする。情報端末10は、第1ユーザが操作用画像194を押すことにより、表示領域191に示す競技名、表示領域192に示す賭式及び表示領域193に示す競技体又は組番を情報処理装置20に送信する。
【0097】
操作用画像195は、第1ユーザが図11に表示されている競技に対する投票を中止するための操作用画像である。情報端末10は、例えば第1ユーザが操作用画像195を押すことにより、図11に示す画面と異なる画面(例えば他の競技に投票をするための画面)を表示する。
【0098】
以上のように通知部214が動作することで、通知部214は、第1ユーザが競技に対する投票をする際に、過去の投票において他のユーザが投票した回数が多い投票対象を知らせることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが投票する可能性が高い投票対象を選択した投票を他のユーザに公開することができる。
【0099】
通知部214は、特定した投票属性に対応する第1ユーザの過去の投票に関する情報を第1ユーザに通知してもよい。通知部214は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定した投票属性に対応するユーザU1の競技IDを特定する。通知部214は、特定したユーザU1の競技IDと、競技IDに関連付けられた投票対象及び投票金額を情報端末10に通知する。
【0100】
情報端末10は、例えば図11に示す画像「★」又は画像「●」を第1ユーザが押すことにより、通知部214から通知されたユーザU1の過去の投票に関する情報を表示する。通知部214がこのように動作することで、通知部214は、第1ユーザの過去の投票のうち、他のユーザの投票において相対的に選択された回数が多い投票対象を含む第1ユーザの過去の投票の内容を第1ユーザに知らせることができる。
【0101】
さらに、通知部214は、特定した投票属性に関連付けられた他のユーザの過去の投票に関する情報を第1ユーザに通知してもよい。通知部214は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定した投票属性に関連付けられた複数の他のユーザの競技IDと、競技IDに関連付けられた投票対象及び投票金額を情報端末10に通知する。
【0102】
情報端末10は、例えば図11に示す画像「★」又は画像「●」を第1ユーザが押すことにより、通知部214から通知された他のユーザの過去の投票に関する情報を表示する。通知部214がこのように動作することで、通知部214は、他のユーザの過去の投票の投票対象及び投票金額を第1ユーザに知らせることができる。
【0103】
通知部214は、属性特定部213が特定した属性に対応する投票可能な競技を示す競技情報を第1ユーザに通知してもよい。具体的には、属性特定部213は、図6に示す公開ユーザを参照することにより、ユーザU1の投票を参考にして投票をしたユーザU2の投票である投票V21及び投票V23を特定する。属性特定部213は、図6に示す競技IDを参照することにより、投票V21に関連付けられた競技RN1及び投票V23に関連付けられた競技RN2を特定する。属性特定部213は、図5に示す属性を参照することにより、競技RN1及び競技RN2に関連付けられた属性「ビッグレース」を特定する。
【0104】
続いて、通知部214は、図5に示す開催日を参照することにより、属性特定部213が特定した属性「ビッグレース」に対応する投票可能な競技を特定する。例えば、現在の日にちが「2022年2月28日」である場合、通知部214は、属性「ビッグレース」に対応する競技RN3、競技RN4、競技RH3及び競技RH4を投票可能な競技に特定する。通知部214は、図5に示す競技テーブルを参照することにより、特定した競技を示す競技情報(例えば図5に示す競技名、開催場所、開催日、競技グレード)を第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0105】
属性特定部213及び通知部214がこのように動作することで、通知部214は、第1ユーザの投票を参考にして投票をする機会が多いユーザが投票をする可能性が高い競技に関する情報を第1ユーザに通知することができる。その結果、第1ユーザは、自身の投票を参考にする機会が多いユーザが好む競技に対する投票を当該ユーザに公開することができるので、公開した投票が他のユーザの参考になる可能性を高くすることができる。
【0106】
なお、属性特定部213が特定する複数の競技の属性それぞれは、同じであってもよいし異なっていてもよい。属性特定部213が複数の属性を特定した場合、通知部214は、複数の属性それぞれに対応する複数の投票可能な競技を特定し、特定した複数の競技を示す競技情報を第1ユーザの情報端末10に通知する。
【0107】
通知部214は、第1ユーザから属性に対応する競技への投票を受け付けた場合に、当該投票の投票対象を示す情報を第2ユーザに通知してもよい。具体的には、情報処理装置20が投票を受け付ける処理を実行する場合、取得部211は、第1ユーザの情報端末10から属性特定部213が特定した属性「ビッグレース」に対応する競技(例えば競技RN3)への投票を受け付ける。外部の情報処理装置(不図示)が競技への投票を受け付ける処理を実行する場合、取得部211は、外部の情報処理装置から第1ユーザが属性「ビッグレース」に対応する競技への投票をしたことを示す情報を取得する。
【0108】
通知部214は、取得部211が受け付けた第1ユーザの投票の投票対象を、属性特定部213が特定した「ビッグレース」に対応する投票をしたユーザU2(すなわち第1ユーザの投票に基づく投票をした第2ユーザ)に通知する。通知部214がこのように動作することで、通知部214は、第2ユーザが投票をする可能性が高い競技に対して投票をした第1ユーザの投票対象を第2ユーザに通知することができる。その結果、通知部214は、第2ユーザが競技に投票をする可能性を高くすることができる。
【0109】
<情報処理装置20における動作の流れ>
図12及び図13は、情報処理装置20における動作の流れを示すフローチャートである。図12は、第2ユーザの投票を第1ユーザに通知する動作の流れを示すフローチャートである。図13は、第2ユーザが投票をする競技の属性を第1ユーザに通知する動作の流れを示すフローチャートである。
【0110】
図12に示すように、通知部214は、記憶部22を参照することにより、第2ユーザの投票に関する情報を取得する(S11)。通知部214は、例えば図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、ユーザU2が投票をした競技の競技ID、賭式、組番及び公開ユーザを取得する。通知部214は、取得した公開ユーザに基づいて第2ユーザの投票が第1ユーザの投票を参考にした投票(すなわち「のっかり投票」)であるか否かを判定する(S12)。
【0111】
通知部214は、第2ユーザの投票が第1ユーザの投票を参考にした投票であると判定した場合(S12のYES)、当該投票の競技IDに対応する競技と投票対象(すなわち賭式及び組番)とを特定する(S13)。通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、特定した競技において第2ユーザが指定した価値の種類と投票金額とを特定する(S14)。価値の種類は、有償価値又は無償価値の少なくともいずれかである。通知部214は、特定した対象情報及び投票金額(価値の種類を含む)を第1ユーザに通知する(S15)。第2ユーザの投票が第1ユーザの投票を参考にした投票ではないと判定した場合(S12のNO)、通知部214は、投票対象及び投票金額を特定したり、第1ユーザに通知したりする動作を実行しない。
【0112】
情報処理装置20は、処理を終了する操作が行われていない場合(S16のNO)、S11からS15までの処理を繰り返す。処理を終了する操作が行われた場合(S16のYES)、情報処理装置20は、処理を終了する。
【0113】
第1ユーザの情報端末10に第2ユーザが投票をした競技の属性を通知する場合、図13に示すように、まず通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、第1ユーザの投票に関する情報を取得する(S21)。通知部214は、取得した第1ユーザの投票に関する情報に基づいて他のユーザに公開した第1投票を特定する(S22)。
【0114】
通知部214は、図6に示す投票履歴テーブルを参照することにより、複数のユーザの投票に関する情報を取得する(S23)。通知部214は、取得した複数のユーザの投票に関する情報に基づいて、第1投票に基づく投票(すなわち「のっかり投票」)をした1以上のユーザを特定する(S24)。通知部214は、特定した1以上のユーザから1のユーザを選択する(S25)。
【0115】
通知部214は、選択したユーザが、第1投票よりも前に第1ユーザが投票をした第3投票を参考にして投票をしたか否かを判定する(S26)。通知部214は、選択したユーザが第3投票を参考にして投票をしたと判定した場合(S26のYES)、図5に示す属性を参照することにより、第1投票に対応する競技の属性と第3投票に対応する競技の属性とを特定する(S27)。通知部214は、図5に示す開催日を参照することにより、特定した属性に対応する投票可能な競技を特定し(S28)、特定した競技を示す競技情報を第1ユーザに通知する(S29)。
【0116】
通知部214は、選択したユーザが第3投票を参考にして投票をしていないと判定した場合(S26のNO)、第1投票に対応する競技の属性を特定しない。通知部214は、S25において複数のユーザのうち全てのユーザを選択していない場合(S30のNO)、S25からS29の処理を繰り返す。通知部214は、S25において複数のユーザのうち全てのユーザを選択した場合(S30のYES)、次の処理(すなわちS31)に進む。
【0117】
情報処理装置20は、処理を終了する操作が行われていない場合(S31のNO)、S21からS30までの処理を繰り返す。処理を終了する操作が行われた場合(S31のYES)、情報処理装置20は、処理を終了する。
【0118】
<情報処理装置20による効果>
以上説明したように、情報処理装置20は、第1ユーザが競技に対して投票をした第1投票に基づいて第2ユーザが投票を行った場合に、第2ユーザが競技に対して投票をした第2投票の投票対象を示す情報を第1ユーザに通知する通知部214を有する。
【0119】
情報処理装置20がこのように構成されることで、第1ユーザは、自身が公開した投票を参考にして投票をする他のユーザの投票を知ることができるため、他のユーザが参考にしたい投票対象を公開しやすくなる。その結果、情報処理装置20は、競技に対して投票をするユーザの投票回数を向上させることができる。
【0120】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0121】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、第2投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する通知部を有する、
情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、第2ユーザが参考にしたい投票を知りやすくなるため、第2ユーザが参考にしたい競技の投票を投票予想として公開するように改善することができる。
(付記2)
前記通知部は、前記第1投票の投票対象と前記第2投票の投票対象との一部が相違する場合に、前記第1投票と前記第2投票とにおいて共通する投票対象と相違する投票対象とを識別可能に通知する、
付記1に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、他のユーザが参考にした投票を知りやすくなるため、他のユーザが参考にしやすい投票を公開するように改善することができる。
(付記3)
前記通知部は、投票対象ごとに第1価値と第2価値の少なくとも何れかを指定可能であり、前記第1価値と前記第2価値のうち選択された価値が指定された投票対象を抽出して表示させる、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、他のユーザの投票が有償価値を用いたか無償価値を用いたかを知りやすくなる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが有償価値を用いて投票をしやすい投票対象、又は他のユーザが無償価値を用いて投票をしやすい投票対象を把握しやすくなる。
(付記4)
前記通知部は、前記第1ユーザの投票に基づいて投票を行ったことのある複数のユーザの投票対象が相対的に多い投票対象の投票属性を特定し、前記第1ユーザが投票対象を選択する画面において、前記投票属性に合致する投票対象と、前記投票属性に合致しない投票対象とを識別可能なように前記第1ユーザが使用する情報端末に表示させる、
付記1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、競技に対する投票をする際に、過去の投票において他のユーザが投票した回数が多い投票対象を知ることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが投票する可能性が高い投票対象を選択した投票を他のユーザに公開することができる。
(付記5)
前記通知部は、前記第1投票で投票された競技と異なる他の競技に対して前記第2ユーザが行った投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、第2ユーザが第1ユーザの投票を参考にした競技と異なる他の競技の投票対象を知ることができる。その結果、第1ユーザは、他のユーザが参考にしたい投票を知りやすくなる。
(付記6)
前記通知部は、前記第1投票に基づいて投票を行い、且つ、前記第1投票より前に前記第1ユーザが投票した第3投票に基づいて投票を行ったユーザを前記第1ユーザに通知する、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、第1ユーザの投票を参考にする機会が比較的多いユーザを知ることができる。その結果、第1ユーザは、投票する競技を決定する際に、自身の投票を参考にする機会が多いユーザが好む競技を選択することができる。
(付記7)
前記通知部は、前記第1投票に基づく投票をした複数のユーザの投票のうち、所定の条件を満たした前記投票の投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
付記1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、、ベッティングサービスの運営者が設定した所定の条件を満たすユーザが好む競技への投票を公開しやすくなる。その結果、ベッティングサービスの運営者が期待する投票をユーザが行うように仕向けることができる。
(付記8)
前記通知部は、前記第2ユーザの前記第2投票の投票対象のうち、前記第1投票に基づいて投票を行った第3ユーザの第3投票の投票対象と共通する投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知する、
付記1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、参考にする他のユーザの数が多い投票対象を知りやすくなる。その結果、第1ユーザは、参考にしたいユーザが多い投票対象を公開するように改善することができるため、第1ユーザが公開した投票に基づく投票をするユーザを増やすことができる。
(付記9)
前記競技に対する前記第1投票に基づく投票を行ったユーザが、前記第1投票より前に前記第1ユーザが投票した前記競技と異なる他の競技に対する第3投票に基づいて投票を行った場合、前記競技と前記他の競技との属性を特定する属性特定部をさらに有し、
前記通知部は、前記属性特定部が特定した前記属性に対応する投票可能な競技を示す競技情報を前記第1ユーザに通知する、
付記1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザは、第1ユーザの投票を参考にして投票をする機会が多いユーザが投票をする可能性が高い競技に関する情報を知ることができる。その結果、第1ユーザは、自身の投票を参考にする機会が多いユーザが好む競技に対する投票を当該ユーザに公開することができるので、公開した投票が他のユーザの参考になる可能性を高くすることができる。
(付記10)
前記通知部は、前記第1ユーザから前記属性に対応する競技への投票を受け付けた場合に、当該投票の投票対象を示す情報を前記第2ユーザに通知する、
付記9に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第2ユーザは、自身が投票をする可能性が高い競技に対して投票をした第1ユーザの投票対象を知ることができる。その結果、第2ユーザが競技に投票する可能性を高くすることができる。
(付記11)
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2ユーザの投票対象を示す情報を、コンピュータが前記第1ユーザに通知するステップを有する、
情報処理方法。
このように情報処理方法が構成されていることにより、第1ユーザは、第2ユーザが参考にしたい投票を知りやすくなるため、第2ユーザが参考にしたい競技の投票を投票予想として公開するように改善することができる。
(付記12)
コンピュータに、
第1ユーザが競技に対して行った第1投票に基づいて第2ユーザが第2投票を行った場合に、前記第2ユーザの投票対象を示す情報を前記第1ユーザに通知するステップを、
実行させるためのプログラム。
このようにプログラムが構成されていることにより、第1ユーザは、第2ユーザが参考にしたい投票を知りやすくなるため、第2ユーザが参考にしたい競技の投票を投票予想として公開するように改善することができる。
【符号の説明】
【0122】
1 情報処理システム
10 情報端末
11 プロセッサ
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 情報処理装置
21 プロセッサ
22 記憶部
23 通信IF
24 入力デバイス
25 出力デバイス
211 取得部
212 投票部
213 属性特定部
214 通知部
図1
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