(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023120932
(43)【公開日】2023-08-30
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/01 20060101AFI20230823BHJP
H04N 21/234 20110101ALI20230823BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20230823BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06F3/01 570
H04N21/234
H04N21/258
【審査請求】有
【請求項の数】27
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024083
(22)【出願日】2022-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平林 一輝
(72)【発明者】
【氏名】安井 章雄
(72)【発明者】
【氏名】天野 靖大
(72)【発明者】
【氏名】船吉 秀人
(72)【発明者】
【氏名】佐田 実季
(72)【発明者】
【氏名】岡田 心太朗
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164MC04S
5C164SA25S
5C164SB01P
5C164SC11P
5C164YA11
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA46
5E555BA87
5E555BB06
5E555BC09
5E555CA12
5E555CB14
5E555CB21
5E555CB72
5E555DB57
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】情報処理システムを提供する。
【解決手段】システム10は、情報処理装置及びコンテンツ配信装置を備える。情報処理装置は、ライブコンテンツの観客が夫々所有する複数の通信端末の夫々から、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部と、第1情報受信部が複数の通信端末の夫々から受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計する集計部と、集計した入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する情報送信部とを有する。コンテンツ配信装置は、通信端末に対する入力操作の種類と、ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、情報処理装置から、入力操作の集計結果を受信する第2情報受信部と、第2情報受信部が受信した入力操作の集計結果と、格納部に格納されている第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と、
コンテンツ配信装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部と、
前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する情報送信部と
を有し、
前記コンテンツ配信装置は、
前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信部と、
前記第2情報受信部が受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と
を有する、情報処理システム。
【請求項2】
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記ライブコンテンツの公演中に前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、前記集計部が前記ライブコンテンツの公演中に集計した前記入力操作の前記集計結果に基づいて、前記演出処理を決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が最も多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が予め定められた合計回数閾値より多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記集計部は、前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作のうち、入力操作が有効であるか無効であるかを示す入力操作フラグが有効である前記入力操作を集計する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記集計部は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対して、前記演出処理を決定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記集計部は、一の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を、他の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作より重み付けして集計する、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信し、
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記バッテリ残量情報によって示される前記バッテリ残量を集計し、
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記バッテリ残量の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信し、
前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記バッテリ残量の前記集計結果を受信し、
前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記バッテリ残量の前記集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信し、
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計し、
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記通信端末関連データの集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信し、
前記格納部は、前記通信端末に関連する通信端末関連データの種類と、前記演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を格納し、
前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記通信端末関連データの前記集計結果を受信し、
前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第2演出対応情報とに基づいて、前記演出処理を決定する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記演出処理決定部は、XR(Cross Reality)コンテンツである前記ライブコンテンツの内容を変更する前記演出処理を決定する、請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記演出処理決定部は、前記ライブコンテンツを公演するために用いられる機器の出力を変更する前記演出処理を決定する、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に搭載されたジャイロセンサ及び加速度センサの少なくともいずれかによって検出された前記入力操作を示す前記入力操作情報を受信する、請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項13】
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果に基づく情報を送信する情報送信部と
を備える、情報処理装置。
【請求項14】
前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と
をさらに備え、
前記情報送信部は、前記演出処理決定部が決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する、
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
コンピュータを、請求項13又は14に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項16】
情報処理装置が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信段階と、
前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する情報送信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と
を備える、情報処理方法。
【請求項17】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信段階と、
前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果に基づく情報を送信する情報送信段階と
を備える、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ステージ上の演出を、そのステージをネットワークを介して視聴するユーザ端末からのコメント入力によって制御する技術が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2013-037670号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、情報処理システムが提供される。情報処理システムは、情報処理装置を備えてよい。情報処理システムは、コンテンツ配信装置を備えてよい。前記情報処理装置は、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部を有してよい。前記情報処理装置は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部を有してよい。前記情報処理装置は、前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する情報送信部を有してよい。前記コンテンツ配信装置は、前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部を有してよい。前記コンテンツ配信装置は、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信部を有してよい。前記コンテンツ配信装置は、前記第2情報受信部が受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部を有してよい。
【0004】
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記ライブコンテンツの公演中に前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計してよい。前記演出処理決定部は、前記集計部が前記ライブコンテンツの公演中に集計した前記入力操作の前記集計結果に基づいて、前記演出処理を決定してよい。前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が最も多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定してよい。前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が予め定められた合計回数閾値より多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定してよい。
【0005】
前記集計部は、前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作のうち、入力操作が有効であるか無効であるかを示す入力操作フラグが有効である前記入力操作を集計してよい。前記集計部は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計してよい。前記演出処理決定部は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対して、前記演出処理を決定してよい。前記集計部は、一の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を、他の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作より重み付けして集計してよい。
【0006】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信してよい。前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記バッテリ残量情報によって示される前記バッテリ残量を集計してよい。前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記バッテリ残量の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信してよい。前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記バッテリ残量の前記集計結果を受信してよい。前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記バッテリ残量の前記集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行してよい。
【0007】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信してよい。前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計してよい。前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記通信端末関連データの集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信してよい。前記格納部は、前記通信端末に関連する通信端末関連データの種類と、前記演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を格納してよい。前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記通信端末関連データの前記集計結果を受信してよい。前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第2演出対応情報とに基づいて、前記演出処理を決定してよい。
【0008】
前記演出処理決定部は、XR(Cross Reality)コンテンツである前記ライブコンテンツの内容を変更する前記演出処理を決定してよい。前記演出処理決定部は、前記ライブコンテンツを公演するために用いられる機器の出力を変更する前記演出処理を決定してよい。前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に搭載されたジャイロセンサ及び加速度センサの少なくともいずれかによって検出された前記入力操作を示す前記入力操作情報を受信してよい。
【0009】
本発明の一実施態様によれば、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信部を備えてよい。情報処理装置は、前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部を備えてよい。情報処理装置は、前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果に基づく情報を送信する情報送信部を備えてよい。
【0010】
情報処理装置は、前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部をさらに備えてよい。情報処理装置は、前記集計部が集計した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部をさらに備えてよい。前記情報送信部は、前記演出処理決定部が決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信してよい。
【0011】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0012】
本発明の一実施態様によれば、情報処理方法が提供される。情報処理方法は、情報処理装置が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信段階を備えてよい。情報処理方法は、前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階を備えてよい。情報処理方法は、前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する情報送信段階を備えてよい。情報処理方法は、前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信段階を備えてよい。情報処理方法は、前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階を備えてよい。
【0013】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される情報処理方法が提供される。情報処理方法は、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信段階を備えてよい。情報処理方法は、前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階を備えてよい。情報処理方法は、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果に基づく情報を送信する情報送信段階を備えてよい。
【0014】
なお、前記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図3】表示装置40に表示されるライブコンテンツの一例を概略的に示す。
【
図4】表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
【
図5】表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
【
図6】表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
【
図7】表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
【
図8】情報処理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。
【
図9】コンテンツ配信装置200の機能構成の一例を概略的に示す。
【
図10】情報処理装置100に格納されているイベント対応情報の一例を概略的に示す。
【
図11】情報処理装置100が集計した集計結果の一例を概略的に示す。
【
図12】情報処理装置100が集計した集計結果の他の一例を概略的に示す。
【
図13】コンテンツ配信装置200に格納されている演出対応情報の一例を概略的に示す。
【
図14】情報処理装置100に格納されている通信端末関連データ対応情報の一例を概略的に示す。
【
図15】情報処理装置100が集計した集計結果の他の一例を概略的に示す。
【
図16】コンテンツ配信装置200に格納されている演出対応情報の他の一例を概略的に示す。
【
図17】情報処理装置100の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
【
図18】情報処理装置100として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
現在、オンライン上の音楽ライブ等のライブコンテンツにおいて、ライブコンテンツの視聴者がライブコンテンツで自身の意思を伝達する方法は、チャットに投稿する、アンケートに回答する、投げ銭で支援する程度しかない。よって、視聴者によるチャット投稿やアンケート回答を反映させる程度にしか、公演中のライブコンテンツの演出に視聴者の意思を反映できない。したがって、ライブコンテンツの演出やシーンに紐づいた視聴者による意思表示をライブコンテンツの公演中に自由度高く取得して、ライブコンテンツの演出にリアルタイムに反映させることができない。加えて、特定の視聴者に対して特別な演出をしたくてもできない。また、現在、臨場の音楽ライブ等のライブコンテンツにおいて、ライブコンテンツの視聴者がライブコンテンツで自身の意思を伝達する方法は、専用デバイスを使用しない場合には、ペンライトやうちわを振る程度しかない。したがって、専用デバイスを使用しなければ、ライブコンテンツの演出やシーンに紐づいた視聴者による意思をライブコンテンツの公演中に自由度高く取得して、ライブコンテンツの演出にリアルタイムに反映させることができない。その一方で、専用デバイスを用いる方法は、汎用的ではない。加えて、特定の視聴者に対して特別な演出をしたくてもできない。さらに、現在のライブコンテンツにおいて、温度データや湿度データ等の天気データや人流データ等を取得する方法は、センサを予め設置する、外部に公開されているAPI(Application Programming Interface)を探して活用する程度しかない。したがって、任意の地点の天気データや人流データ等をライブコンテンツの公演中に取得して、ライブコンテンツの演出にリアルタイムに反映させることができない。本実施形態に係るシステム10は、例えば、オンラインやオフラインで開催されるライブコンテンツの視聴者に自身の意思を入力させることを可能にするスマートフォン向けソフトウェアと、当該ソフトウェアから視聴者の入力操作を取得し蓄積するAPIと、視聴者による入力操作の統計データを取得するAPIと、(デジタルコンテンツをMEC(Multi-access Edge Computing)サーバによりレンダリングしている場合)ライブコンテンツに対する操作信号を送信するAPIを提供する。これにより、視聴者が自分の意思を高度に表現することを可能にする。また、ライブコンテンツ側にその情報を渡すことで、ライブコンテンツの演出に活かすことを可能にする。さらに、スマートフォンを使用するため、特定のスマートフォンに対しての演出も可能にすることで、特定の視聴者に対して特別な演出も可能になる。
【0017】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、例えば、情報処理装置100及びコンテンツ配信装置200を備える。システム10は、複数の通信端末300を備えてよい。システム10は、通信端末400を備えてよい。システム10は、表示装置40を備えてもよい。
【0019】
情報処理装置100は、複数の通信端末300と通信する。情報処理装置100は、例えば、ネットワーク20を介して、複数の通信端末300と通信する。情報処理装置100は、例えば、コンテンツ配信装置200が配信するライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれと通信する。
【0020】
ネットワーク20は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでよい。コアネットワークは、例えば、5G(5th Generation)通信システムに準拠してよい。コアネットワークは、6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、3G(3rd Generation)通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信システムに準拠してもよい。ネットワーク20は、インターネットを含んでよい。
【0021】
情報処理装置100は、例えば、ネットワーク20を介して、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれから、通信端末300に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する。通信端末300に入力される入力操作は、例えば、通信端末300に搭載されたジャイロセンサ及び加速度センサの少なくともいずれかによって検出される。この場合、通信端末300に入力される入力操作は、通信端末300を振る操作であってよい。通信端末300に入力される入力操作は、通信端末300に搭載されたタッチパネルディスプレイによって検出されてもよい。この場合、通信端末300に入力される入力操作は、タップする操作やスワイプする操作等であってよい。通信端末300に入力される入力操作は、その他の任意のセンサによって検出される任意の操作であってもよい。
【0022】
情報処理装置100は、例えば、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計する。情報処理装置100は、例えば、ネットワーク20を介して、入力操作の集計結果に基づく情報を送信する。情報処理装置100は、例えば、入力操作の集計結果に基づく情報を、コンテンツ配信装置200に送信する。情報処理装置100は、入力操作の集計結果に基づく情報を、ライブコンテンツのクリエイターが所有する通信端末400に送信してもよい。ライブコンテンツのクリエイターは、例えば、ライブコンテンツの演出家である。ライブコンテンツのクリエイターは、ライブコンテンツのプロデューサーであってもよい。
【0023】
コンテンツ配信装置200は、ライブコンテンツを配信する。コンテンツ配信装置200は、例えば、ネットワーク20を介して、ライブコンテンツを配信する。
【0024】
コンテンツ配信装置200は、例えば、ライブコンテンツを生成し、生成したライブコンテンツを配信する。コンテンツ配信装置200は、予め格納しているライブコンテンツを配信してもよい。
【0025】
コンテンツ配信装置200は、例えば、ライブコンテンツがライブ会場等の表示装置40に表示されるように、ライブコンテンツを配信する。コンテンツ配信装置200は、例えば、ライブコンテンツが複数の異なるライブ会場等のそれぞれの表示装置40に表示されるように、ライブコンテンツを配信する。コンテンツ配信装置200は、ライブコンテンツがライブコンテンツの観客の所有する通信端末300のディスプレイに表示されるように、ライブコンテンツを配信してもよい。
【0026】
情報処理装置100は、コンテンツ配信装置200の機能を有してもよい。すなわち、情報処理装置100とコンテンツ配信装置200とは、一体であってもよい。
【0027】
ライブコンテンツは、例えば、オンラインライブのライブコンテンツである。ライブコンテンツは、オフラインライブのライブコンテンツであってもよい。
【0028】
ライブコンテンツは、例えば、音楽ライブのライブコンテンツである。ライブコンテンツは、例えば、お笑いライブのライブコンテンツである。ライブコンテンツは、その他の任意のライブコンテンツであってよい。
【0029】
ライブコンテンツは、例えば、バーチャルキャラクターによるライブのライブコンテンツである。この場合、ライブコンテンツは、例えば、XRコンテンツである。XRコンテンツは、例えば、VR(Virtual Reality)コンテンツである。XRコンテンツは、例えば、AR(Augmented Reality)コンテンツである。XRコンテンツは、MR(Mixed Reality)コンテンツであってもよい。ライブコンテンツは、生身の人間によるライブのライブコンテンツであってもよい。
【0030】
通信端末300及び通信端末400は、例えば、アプリケーションを用いて、情報処理装置100と通信する。通信端末300及び通信端末400は、例えば、Webアプリケーションを用いて、情報処理装置100と通信する。通信端末300及び通信端末400は、例えば、ネイティブアプリケーションを用いて、情報処理装置100と通信する。通信端末300及び通信端末400は、Webアプリケーション及びネイティブアプリケーションを組み合わせたハイブリッドアプリケーションを用いて、情報処理装置100と通信してもよい。
【0031】
通信端末300及び通信端末400は、情報処理装置100と通信可能な端末であればどのような端末であってもよい。例えば、通信端末300及び通信端末400は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びウェアラブル端末等であってよい。通信端末300及び通信端末400は、PC(Personal Computer)であってもよい。
【0032】
図1では、コンテンツ配信装置200が、音楽ライブのXRコンテンツであるライブコンテンツに対する演出処理を決定する一例を主に説明する。ここでは、ライブ会場の表示装置40に表示されるように、XRコンテンツが配信されるものとして説明を続ける。
【0033】
コンテンツ配信装置200には、通信端末300に対する入力操作の種類と、ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける演出対応情報が予め登録されている。ここでは、「通信端末300を左に振る操作」と「バーチャルキャラクターが衣装Aを着て曲1を演奏する」演出処理とを対応付け、「通信端末300を右に振る操作」と「バーチャルキャラクターが衣装Bを着て曲1を演奏する」演出処理とを対応付け、「通信端末300を上に振る操作」と「バーチャルキャラクターが衣装Cを着て曲1を演奏する」演出処理とを対応付け、「通信端末300を下に振る操作」と「バーチャルキャラクターが衣装Dを着て曲1を演奏する」演出処理とを対応付けた演出対応情報が、コンテンツ配信装置200に予め登録されているものとして説明を続ける。
【0034】
情報処理装置100は、ネットワーク20を介して、ライブ会場のライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれから、入力操作情報を受信する。ライブコンテンツの観客は、例えば、「投票イベント」を通知するイベント通知に応じて、通信端末300への入力操作を実行する。イベント通知は、例えば、表示装置40に表示される。
【0035】
情報処理装置100は、複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計する。情報処理装置100は、例えば、「通信端末300を左に振る操作」と、「通信端末300を右に振る操作」と、「通信端末300を上に振る操作」と、「通信端末300を下に振る操作」とをそれぞれ集計する。ここでは、「通信端末300を左に振る操作」の合計回数が最も多いものとして説明を続ける。
【0036】
情報処理装置100は、ネットワーク20を介して、入力操作を集計した集計結果を、入力操作の集計結果に基づく情報として、コンテンツ配信装置200に送信する。コンテンツ配信装置200は、情報処理装置100から受信した入力操作の集計結果と演出対応情報とに基づいて、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定する。ここでは、コンテンツ配信装置200が、入力操作の合計回数が最も多い「通信端末300を左に振る操作」に対応する「バーチャルキャラクターが衣装Aを着て曲1を演奏する」演出処理を、実行対象の演出処理として決定したものとして説明を続ける。
【0037】
コンテンツ配信装置200は、決定した演出処理に基づいて、バーチャルキャラクターが衣装Aを着て曲1を演奏するライブコンテンツを生成する。コンテンツ配信装置200は、ネットワーク20を介して、生成したライブコンテンツを配信する。
【0038】
現在、ライブコンテンツがオンラインライブのライブコンテンツである場合、ライブコンテンツの観客によるチャット投稿、アンケート回答、又は投げ銭等による金銭的な支援を確認する程度にしか、ライブコンテンツの観客の意思を知得できない。チャット投稿やアンケート回答からライブコンテンツの観客の意思を知得する場合、ライブコンテンツの観客がライブコンテンツを観ながらチャットを投稿する作業やアンケートを回答する作業を実行することは困難であるので、ライブコンテンツの観客のライブコンテンツに対する臨場感が低下してしまう。投げ銭等による金銭的な支援からライブコンテンツの観客の意思を知得する場合、ライブコンテンツの観客の意思を非常に限定的にしか知得できない。また、ライブコンテンツがオフラインライブのライブコンテンツである場合、ライブコンテンツの観客が自身の意思を伝達するための専用デバイスを使用しなければ、ライブコンテンツの観客が持参しているペンライトやうちわを確認する程度にしか、ライブコンテンツの観客の意思を知得できない。ペンライトやうちわからライブコンテンツの観客の意思を知得する場合、ライブコンテンツの観客の意思を非常に限定的にしか知得できない。専用デバイスを使用してライブコンテンツの観客の意思を知得する場合、専用デバイスがライブコンテンツの観客の人数分必要であり、ライブコンテンツの観客に専用デバイスの使用方法を説明しなければならない。よって、専用デバイスは、導入コストが大きくなり、汎用的ではない。したがって、ライブコンテンツの観客のライブコンテンツに対する臨場感を低下させることなくライブコンテンツの演出やシーンに対するライブコンテンツの観客の意思を自由度高く知得し、知得したライブコンテンツの観客の意思をライブコンテンツの演出に反映させることが可能な汎用的なシステムが望まれている。
【0039】
本実施形態に係るシステム10によれば、情報処理装置100は、複数の通信端末300のそれぞれから入力操作情報を受信し、受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計し、入力操作の集計結果に基づく情報をコンテンツ配信装置200に送信する。コンテンツ配信装置200は、情報処理装置100から受信した入力操作の集計結果に基づく情報と演出対応情報とに基づいて、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定する。コンテンツ配信装置200は、演出処理を決定するイベントごとに演出対応情報を登録することができるので、ライブコンテンツの演出やシーンに対するライブコンテンツの観客の意思を自由度高く知得してライブコンテンツの演出に反映できる。特に、情報処理装置100がライブコンテンツの公演中に入力操作を集計する場合、コンテンツ配信装置200は、ライブコンテンツの公演中に集計した入力操作の集計結果に基づく情報に基づいて実行対象の演出処理を決定できる。よって、コンテンツ配信装置200は、ライブコンテンツの観客の意思をライブコンテンツにリアルタイムに反映することができる。これにより、ライブコンテンツの観客とライブコンテンツのクリエイターとの間の一体感をより高めることができる。また、コンテンツ配信装置200は、スマートフォン等の汎用的なデバイスである通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を情報処理装置100が集計した集計結果に基づく情報に基づいて、実行対象の演出処理を決定できる。さらに、情報処理装置100が集計する入力操作は通信端末300を振る操作等の簡易な入力操作であるので、ライブコンテンツの観客は、ライブコンテンツを観ながら通信端末300の入力操作をすることが可能である。よって、本実施形態に係るシステム10は、ライブコンテンツの観客のライブコンテンツに対する臨場感を低下させることなく、ライブコンテンツの観客の意思を知得してライブコンテンツの演出に反映できる。これにより、本実施形態に係るシステム10は、ライブコンテンツの観客のライブコンテンツに対する臨場感を低下させることなくライブコンテンツの演出やシーンに対するライブコンテンツの観客の意思を自由度高く知得し、知得したライブコンテンツの観客の意思をライブコンテンツの演出に反映させることが可能な汎用的なシステムを実現できる。
【0040】
図2は、システム10の他の一例を概略的に示す。
図2では、コンテンツ配信装置200が、音楽ライブのXRコンテンツであるライブコンテンツに対する演出処理を決定する一例を主に説明する。
【0041】
コンテンツ配信装置200のプロセッサ220は、情報処理装置100から、APIを介して、情報処理装置100がAPIを介して複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計した入力操作の集計結果を受信する。プロセッサ220は、情報処理装置100から受信した入力操作の集計結果を集計結果格納部230に格納する。
【0042】
プロセッサ220は、通信端末400から、APIを介して、演出対応情報を受信する。プロセッサ220は、受信した演出対応情報を演出対応情報格納部240に格納する。
【0043】
プロセッサ220は、IoT(Internet of Things)センサ600から、APIを介して、IoTセンサデータを受信する。プロセッサ220は、例えば、IoTセンサ600から温度データを受信する。プロセッサ220は、IoTセンサ600からその他の任意のIoTセンサデータを受信してもよい。プロセッサ220は、受信したIoTセンサデータをIoTセンサデータ格納部260に格納する。
【0044】
IoTセンサ600は、例えば、XRコンテンツが配信されるライブ会場等に設置される。IoTセンサ600は、その他の任意の場所に設置されてもよい。
【0045】
プロセッサ220は、環境データ管理装置700から、APIを介して、環境データを受信する。プロセッサ220は、例えば、環境データ管理装置700から天気データを受信する。プロセッサ220は、環境データ管理装置700からその他の任意の環境データを受信してもよい。プロセッサ220は、受信した環境データを環境データ格納部270に格納する。
【0046】
環境データ管理装置700は、例えば、XRコンテンツが配信されるライブ会場等の環境データを管理する。環境データ管理装置700は、その他の任意の場所の環境データを管理してもよい。
【0047】
プロセッサ220は、その他の任意の外部装置から、APIを介して、任意のデータを受信してもよい。外部装置は、例えば、都市OS(Operating System)サーバである。外部装置は、例えば、定点カメラである。外部装置は、例えば、SNS(Social Networking Service)サーバである。外部装置は、例えば、検索エンジンサーバである。外部装置は、決済データを管理する決済データ管理サーバであってもよい。
【0048】
プロセッサ220は、生身の人間の動作を検出した検出結果を動作データとして提供するモーションキャプチャ装置500から、動作データを受信する。プロセッサ220は、例えば、VPN(Virtual Private Network)通信プロトコルを用いて、モーションキャプチャ装置500から動作データを受信する。プロセッサ220は、その他の任意の通信プロトコルを用いて、モーションキャプチャ装置500から動作データを受信してもよい。
【0049】
プロセッサ220は、集計結果格納部230に格納されている入力操作の集計結果と、演出対応情報格納部240に格納されている演出対応情報とに基づいて、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理を決定する。プロセッサ220は、IoTセンサデータ格納部260に格納されているIoTセンサデータにさらに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。プロセッサ220は、環境データ格納部270に格納されている環境データにさらに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。
【0050】
プロセッサ220は、XRコンテンツを生成する。プロセッサ220は、例えば、モーションキャプチャ装置500から受信した動作データと、プロセッサ220が決定した実行対象の演出処理とに基づいてXRコンテンツをレンダリングすることによって、XRコンテンツを生成する。
【0051】
プロセッサ220は、生成したXRコンテンツがライブ会場等の表示装置40に表示されるように、XRコンテンツを配信する。プロセッサ220は、例えば、OSC(OpenSound Control)通信プロトコルを用いて、XRコンテンツを配信する。プロセッサ220は、例えば、Art-Net通信プロトコルを用いて、XRコンテンツを配信する。プロセッサ220は、その他の任意の通信プロトコルを用いて、XRコンテンツを配信してもよい。
【0052】
図3は、表示装置40に表示されるライブコンテンツの一例を概略的に示す。
図3では、表示装置40が、音楽ライブのXRコンテンツであるライブコンテンツを表示する一例を主に説明する。
【0053】
表示装置40は、「投票イベント」を通知するイベント通知が重ね合わせられたXRコンテンツを表示している。
図3におけるイベント通知は、メッセージ"次曲で被って欲しい帽子はどっち?"と、選択肢の1つである帽子Aの画像データ、左向き矢印の画像データ、及びメッセージ"左に振って選択"と、選択肢の他の1つである帽子Bの画像データ、右向き矢印の画像データ、及びメッセージ"右に振って選択"とを含む。表示装置40に表示されているイベント通知を確認したライブコンテンツの観客は、バーチャルキャラクターに帽子Aを次曲で被って欲しい場合には通信端末300を左に振り、バーチャルキャラクターに帽子Bを次曲で被って欲しい場合には通信端末300を右に振る。情報処理装置100は、複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作から、「通信端末300を左に振る操作」と、「通信端末300を右に振る操作」とをそれぞれ集計する。情報処理装置100は、入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する。
【0054】
図4は、表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
図4では、
図3の説明における「投票イベント」において、入力操作の集計結果が「通信端末300を左に振る操作」の合計回数が「通信端末300を右に振る操作」の合計回数より多いことを示す場合の一例を主に説明する。
【0055】
コンテンツ配信装置200は、入力操作の集計結果が「通信端末300を左に振る操作」の合計回数が「通信端末300を右に振る操作」の合計回数より多いことを示しているので、「投票イベント」の演出対応情報において「通信端末300を左に振る操作」に対応する「バーチャルキャラクターが帽子Aを被って曲1を演奏する」演出処理を、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ配信装置200は、決定した演出処理に基づいて、バーチャルキャラクターが帽子Aを被って曲1を演奏しているXRコンテンツをレンダリングして配信する。表示装置40は、コンテンツ配信装置200が配信したXRコンテンツを表示する。
【0056】
図5は、表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
図5では、表示装置40が、音楽ライブのXRコンテンツであるライブコンテンツを表示する一例を主に説明する。
【0057】
表示装置40は、「タップイベント」を通知するイベント通知が重ね合わせられたXRコンテンツを表示している。
図5におけるイベント通知は、メッセージ"みんなでタップして次曲までに宝箱を開けよう!"と、閉じた状態の宝箱の画像データとを含む。表示装置40に表示されているイベント通知を確認したライブコンテンツの観客は、宝箱を開けたい場合、通信端末300に表示されている"開け"ボタンをタップする。情報処理装置100は、複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作から、「通信端末300をタップする操作」を集計する。情報処理装置100は、入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する。
【0058】
図6は、表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
図6では、
図5の説明における「タップイベント」において、入力操作の集計結果が「通信端末300をタップする操作」の合計回数が予め定められた合計回数閾値より多いことを示す場合の一例を主に説明する。
【0059】
コンテンツ配信装置200は、入力操作の集計結果が「通信端末300をタップする操作」の合計回数が合計回数閾値より多いことを示しているので、「タップイベント」の演出対応情報において「通信端末300をタップする操作」に対応する「宝箱が開く」演出処理を、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ配信装置200は、決定した演出処理に基づいて、閉じた状態の宝箱が開いた状態の宝箱に変化し、メッセージ"宝箱が開いた!"を含むXRコンテンツをレンダリングして配信する。表示装置40は、コンテンツ配信装置200が配信したXRコンテンツを表示する。
【0060】
図7は、表示装置40に表示されるライブコンテンツの他の一例を概略的に示す。
図7では、表示装置40が、音楽ライブのXRコンテンツであるライブコンテンツを表示する一例を主に説明する。
図7では、
図3とは異なる部分について主に説明する。
【0061】
ライブ会場等に複数の表示装置が設置されている場合、表示装置40とは異なる表示装置45が、「投票イベント」を通知するイベント通知を表示している。表示装置40は、「投票イベント」を通知するイベント通知が重ね合わせられていないXRコンテンツを表示している。
【0062】
図8は、情報処理装置100の機能構成の一例を概略的に示す。情報処理装置100は、格納部102、演出対応情報登録部104、情報受信部106、集計部108、演出処理決定部110、情報送信部112、及びコンテンツ生成部114を有する。なお、情報処理装置100がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
【0063】
格納部102は、各種情報を格納している。格納部102は、例えば、ライブコンテンツの観客のユーザ情報を格納している。ユーザ情報は、例えば、ライブコンテンツの観客を識別するユーザ識別情報を含む。ユーザ情報は、例えば、ライブコンテンツの観客が所有する通信端末300を識別する端末識別情報を含む。ユーザ情報は、例えば、ライブコンテンツの観客のメールアドレス情報を含む。ユーザ情報は、通信端末300がアプリケーションにログインするためのパスワード情報を含む。ユーザ情報は、ライブコンテンツの観客が購入したチケットの種別を示すチケット種別情報を含んでもよい。チケットは、例えば、通常チケットである。チケットは、通常チケットより値段が高いプレミアムチケットであってもよい。
【0064】
格納部102は、例えば、通信端末300に対する入力操作の種類と、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定するイベントとを対応付けるイベント対応情報を格納する。イベント対応情報は、例えば、演出処理を決定するイベントごとにイベントタグが付されている。
【0065】
演出処理を決定するイベントは、例えば、投票イベントである。演出処理を決定するイベントは、例えば、タップイベントである。演出処理を決定するイベントは、その他の任意のイベントであってもよい。
【0066】
格納部102は、例えば、通信端末300に関連する通信端末関連データの種類と、情報処理装置100が通信端末300から通信端末関連データを受信する受信条件とを対応付ける通信端末関連データ対応情報を格納する。通信端末関連データ対応情報は、例えば、通信端末関連データごとに通信端末関連データタグが付与されている。
【0067】
通信端末関連データは、例えば、通信端末300の位置を示す位置データを含む。通信端末関連データは、例えば、通信端末300の温度を示す温度データを含む。通信端末関連データは、例えば、通信端末300の移動速度を示す移動速度データを含む。通信端末関連データは、例えば、通信端末300が検出した気圧を示す気圧データを含む。通信端末関連データは、通信端末300に関連するその他の任意のデータを含んでもよい。
【0068】
演出対応情報登録部104は、演出対応情報を格納部102に登録する。演出対応情報登録部104は、例えば、情報受信部106が通信端末400から受信した演出対応情報を格納部102に登録する。演出対応情報登録部104は、情報処理装置100が有する入力デバイスを用いてライブコンテンツのクリエイターが入力した演出対応情報を格納部102に登録してもよい。
【0069】
演出対応情報は、例えば、通信端末300に対する入力操作の種類と、ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を含む。第1演出対応情報は、例えば、演出処理を決定するイベントごとにイベントタグが付与されている。演出対応情報は、通信端末300に関連する通信端末関連データの種類と、ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を含んでもよい。第2演出対応情報は、例えば、通信端末関連データごとに通信端末関連データタグが付与されている。
【0070】
演出対応情報登録部104は、例えば、イベント対応情報に、当該イベント対応情報に対応する通信端末300に対する入力操作が有効であるか無効であるかを示す入力操作フラグをさらに対応付けて格納部102に登録する。演出対応情報登録部104は、例えば、イベント対応情報に付与されているイベントタグに、当該イベントタグに対応する入力操作フラグをさらに対応付けて格納部102に登録する。
【0071】
情報受信部106は、外部装置から各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、外部装置から、ネットワーク20を介して、各種情報を受信する。情報受信部106は、受信した各種情報を格納部102に格納する。
【0072】
情報受信部106は、例えば、複数の通信端末300のそれぞれから、各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれから、各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、ライブコンテンツの公演中に、複数の通信端末300のそれぞれから、各種情報を受信する。
【0073】
情報受信部106は、例えば、複数の通信端末300のそれぞれから、入力操作情報を受信する。情報受信部106は、例えば、複数の通信端末300のそれぞれから、通信端末300のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信する。情報受信部106は、複数の通信端末300のそれぞれから、通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信してもよい。情報受信部106は、例えば、バッテリ残量情報や通信端末関連情報を定期的に受信する。
【0074】
情報受信部106は、例えば、コンテンツ配信装置200から各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、ライブコンテンツの公演中に、コンテンツ配信装置200から各種情報を受信する。
【0075】
情報受信部106は、例えば、コンテンツ配信装置200から演出対応情報を受信する。情報受信部106は、例えば、コンテンツ配信装置200から、入力操作フラグの変更を指示する入力操作フラグ変更指示情報を受信する。入力操作フラグ変更指示情報は、例えば、入力操作フラグを有効状態から無効状態に変更することを指示する情報である。入力操作フラグ変更指示情報は、例えば、入力操作フラグを無効状態から有効状態に変更することを指示する情報である。なお、入力操作フラグは、情報処理装置100が有する入力デバイスを用いてライブコンテンツのクリエイターが入力操作フラグ変更指示情報を入力することによって、変更されてもよい。情報受信部106は、コンテンツ配信装置200から、通信端末関連データを受信する受信条件を受信してもよい。
【0076】
情報受信部106は、例えば、通信端末400から各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、ライブコンテンツの公演中に、通信端末400から各種情報を受信する。
【0077】
情報受信部106は、例えば、通信端末400から、コンテンツ配信装置200から受信した情報と同様の情報を受信する。情報送信部112は、通信端末400から、コンテンツ配信装置200から受信した情報とは異なる任意の情報を受信してもよい。
【0078】
情報受信部106は、IoTセンサ600からIoTセンサデータを受信してもよい。情報受信部106は、環境データ管理装置700から環境データを受信してもよい。情報受信部106は、その他の任意の外部装置から、任意のデータを受信してもよい。
【0079】
集計部108は、各種情報を集計する。集計部108は、例えば、ライブコンテンツの公演中に各種情報を集計する。
【0080】
集計部108は、例えば、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計する。集計部108は、例えば、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作のうち、入力操作フラグが有効である入力操作を集計する。集計部108は、通信端末300ごとに入力操作を集計してもよい。
【0081】
集計部108は、例えば、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定するイベントの種類に応じた集計モードで入力操作を集計する。集計部108は、例えば、演出処理を決定するイベントが「投票イベント」である場合、通信端末300に入力された最新の入力操作のみを集計する「上書き」モードで入力操作を集計する。集計部108は、例えば、演出処理を決定するイベントが「タップイベント」である場合、通信端末300に入力された全ての入力操作を集計する「蓄積」モードで入力操作を集計する。
【0082】
集計部108は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信したバッテリ残量情報によって示されるバッテリ残量を集計してもよい。集計部108は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信した通信端末関連情報に含まれる通信端末関連データを集計してもよい。集計部108は、例えば、情報受信部106がバッテリ残量情報や通信端末関連情報を受信したことに応じて、バッテリ残量や通信端末関連データを集計する。
【0083】
演出処理決定部110は、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定する。演出処理決定部110は、例えば、ライブコンテンツの公演中に実行対象の演出処理を決定する。
【0084】
演出処理決定部110は、例えば、集計部108が集計した各種情報の集計結果が予め定められたイベント実行条件を満たす場合に、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定するイベントを実行する。演出処理決定部110は、例えば、集計部108が集計したバッテリ残量の集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、実行対象の演出処理を決定するイベントを実行すると決定する。演出処理決定部110は、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果が予め定められた通信端末関連データ条件を満たす場合に、実行対象の演出処理を決定するイベントを実行すると決定してもよい。
【0085】
演出処理決定部110は、例えば、集計部108が集計した集計結果と、格納部102に格納されている演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する。演出処理決定部110は、例えば、集計部108が集計した入力操作の集計結果と、格納部102に格納されている第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する。演出処理決定部110は、例えば、集計部108がライブコンテンツの公演中に集計した入力操作の集計結果と、格納部102に格納されている第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する。演出処理決定部110は、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果と、格納部102に格納されている第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。
【0086】
演出処理決定部110は、格納部102に格納されているIoTセンサデータにさらに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。演出処理決定部110は、格納部102に格納されている環境データにさらに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。
【0087】
演出処理決定部110は、例えば、実行対象の演出処理として、入力操作が予め定められた演出処理決定条件を満たす演出処理を決定する。演出処理決定部110は、例えば、実行対象の演出処理として、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が最も多い入力操作に対応付けられている演出処理を決定する。演出処理決定部110は、実行対象の演出処理として、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が予め定められた合計回数閾値より多い入力操作に対応付けられている演出処理を決定してもよい。演出処理決定部110は、実行対象の演出処理として、通信端末関連データが演出処理決定条件を満たす演出処理を決定してもよい。
【0088】
演出処理決定部110は、例えば、ライブコンテンツがXRコンテンツである場合、実行対象の演出処理として、XRコンテンツの内容を変更する演出処理を決定する。演出処理決定部110は、実行対象の演出処理として、ライブコンテンツを公演するために用いられる機器の出力を変更する演出処理を決定してもよい。ライブコンテンツを公演するために用いられる機器は、例えば、スピーカ等の音出力装置である。ライブコンテンツを公演するために用いられる機器は、例えば、照明装置である。ライブコンテンツを公演するために用いられる機器は、その他の任意の装置であってもよい。
【0089】
情報送信部112は、外部装置に各種情報を送信する。情報送信部112は、例えば、ネットワーク20を介して、外部装置に各種情報を送信する。
【0090】
情報送信部112は、例えば、通信端末300に各種情報を送信する。情報送信部112は、例えば、入力操作情報の送信を要求する送信要求を通信端末300送信する。情報送信部112は、例えば、集計部108が集計している有効入力操作を示す有効入力操作情報を含む当該送信要求を通信端末300に送信する。情報送信部112は、例えば、集計部108が集計している有効入力操作が変更されたことに応じて、当該送信要求を通信端末300に送信する。情報処理装置100から当該送信要求を受信した通信端末300は、当該送信要求に含まれる有効入力操作情報によって示される有効入力操作が入力された場合に、入力操作情報を情報処理装置100に送信してよい。
【0091】
情報送信部112は、通信端末関連データの送信を要求する送信要求を通信端末300送信してもよい。情報処理装置100から当該送信要求を受信した通信端末300は、当該通信端末関連データを含む通信端末関連情報を情報処理装置100に送信してよい。
【0092】
情報送信部112は、例えば、集計部108が集計したバッテリ残量の集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たさない場合に、バッテリ残量情報の送信停止を指示する送信停止指示を通信端末300に送信する。情報送信部112は、例えば、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果が予め定められた通信端末関連データ条件を満たさない場合に、通信端末関連情報の送信停止を指示する送信停止指示を通信端末300に送信する。
【0093】
情報送信部112は、例えば、コンテンツ配信装置200に各種情報を送信する。情報送信部112は、例えば、集計部108が集計した入力操作の集計結果に基づく情報をコンテンツ配信装置200に送信する。情報送信部112は、例えば、入力操作の集計結果に基づく情報として、集計部108が集計した入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する。情報送信部112は、入力操作の集計結果に基づく情報として、集計部108が集計した入力操作の集計結果に基づいて演出処理決定部110が決定した演出処理を示す演出処理情報をコンテンツ配信装置200に送信してもよい。
【0094】
情報送信部112は、例えば、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果に基づく情報をコンテンツ配信装置200に送信する。情報送信部112は、例えば、通信端末関連データの集計結果に基づく情報として、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する。情報送信部112は、通信端末関連データの集計結果に基づく情報として、集計部108が集計した通信端末関連データの集計結果に基づいて演出処理決定部110が決定した演出処理情報をコンテンツ配信装置200に送信してもよい。情報送信部112は、集計部108が集計したバッテリ残量の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信してもよい。
【0095】
情報送信部112は、例えば、通信端末400に各種情報を送信する。情報送信部112は、例えば、コンテンツ配信装置200に送信した情報と同様の情報を通信端末400に送信する。情報送信部112は、コンテンツ配信装置200に送信した情報とは異なる任意の情報を通信端末400に送信してもよい。
【0096】
コンテンツ生成部114は、ライブコンテンツがXRコンテンツである場合、XRコンテンツを生成する。コンテンツ生成部114は、例えば、ライブコンテンツの公演中にXRコンテンツを生成する。
【0097】
コンテンツ生成部114は、例えば、情報受信部106がモーションキャプチャ装置500から受信した動作データに基づいて、演出処理決定部110が決定した実行対象のXRコンテンツに対する演出処理を含むXRコンテンツをレンダリングすることによって、XRコンテンツを生成する。情報送信部112は、コンテンツ生成部114が生成したXRコンテンツを送信してもよい。
【0098】
情報処理装置100は、演出対応情報登録部104及び演出処理決定部110を有していなくてもよい。この場合、コンテンツ配信装置200等の外部装置が、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定してよい。
【0099】
情報処理装置100は、コンテンツ生成部114を有していなくてもよい。この場合、コンテンツ配信装置200等の外部装置が、ライブコンテンツを生成してよい。
【0100】
図9は、コンテンツ配信装置200の機能構成の一例を概略的に示す。コンテンツ配信装置200は、格納部202、演出対応情報登録部204、情報受信部206、演出処理決定部208、情報送信部210、及びコンテンツ生成部212を有する。なお、コンテンツ配信装置200がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
【0101】
格納部202は、各種情報を格納する。格納部202は、例えば、演出対応情報を格納する。格納部202は、例えば、第1演出対応情報を格納する。格納部202は、例えば、第2演出対応情報を格納する。
【0102】
演出対応情報登録部204は、演出対応情報を格納部202に登録する。演出対応情報登録部204は、例えば、演出対応情報登録部104と同様にして、演出対応情報を格納部202に登録する。
【0103】
情報受信部206は、外部装置から各種情報を受信する。情報受信部206は、例えば、外部装置から、ネットワーク20を介して、各種情報を受信する。情報受信部206は、例えば、ライブコンテンツの公演中に、外部装置から各種情報を受信する。情報受信部206は、受信した各種情報を格納部202に格納する。
【0104】
情報受信部206は、例えば、情報処理装置100から各種情報を受信する。情報受信部206は、例えば、情報処理装置100から、情報処理装置100が集計した集計結果に基づく情報を受信する。情報受信部206は、例えば、情報処理装置100から、情報処理装置100が集計した入力操作の集計結果に基づく情報を受信する。情報受信部206は、例えば、情報処理装置100から、情報処理装置100が集計した通信端末関連データの集計結果に基づく情報を受信する。情報受信部206は、情報処理装置100から、情報処理装置100が集計したバッテリ残量の集計結果を受信してもよい。
【0105】
情報受信部206は、例えば、通信端末400から各種情報を受信する。情報受信部106は、例えば、通信端末400から、演出対応情報を受信する。演出対応情報登録部204は、情報受信部206が通信端末400から受信した演出対応情報を格納部202に登録してよい。
【0106】
情報受信部206は、IoTセンサ600からIoTセンサデータを受信してもよい。情報受信部206は、環境データ管理装置700から環境データを受信してもよい。情報受信部206は、その他の任意の外部装置から、任意のデータを受信してもよい。
【0107】
演出処理決定部208は、実行対象のライブコンテンツに対する演出処理を決定する。演出処理決定部208は、例えば、ライブコンテンツの公演中に実行対象の演出処理を決定する。
【0108】
演出処理決定部208は、例えば、情報受信部206が情報処理装置100から受信した、情報処理装置100が集計した集計結果に基づく情報と、格納部202に格納されている演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する。演出処理決定部208は、例えば、情報処理装置100が集計した入力操作の集計結果と、格納部202に格納されている第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する。演出処理決定部208は、情報処理装置100が集計した通信端末関連データの集計結果と、格納部202に格納されている第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定してもよい。演出処理決定部208は、例えば、演出処理決定部110と同様にして、実行対象の演出処理を決定する。
【0109】
情報送信部210は、外部装置に各種情報を送信する。情報送信部210は、例えば、ネットワーク20を介して、外部装置に各種情報を送信する。
【0110】
情報送信部210は、例えば、ライブコンテンツを配信する。情報送信部210は、例えば、表示装置40に表示されるように、ライブコンテンツを配信する。
【0111】
情報送信部210は、例えば、情報処理装置100に各種情報を送信する。情報受信部206は、例えば、演出対応情報を情報処理装置100に送信する。情報送信部210は、入力操作フラグ変更指示情報を情報処理装置100に送信してもよい。
【0112】
情報送信部210は、通信端末400に各種情報を送信してもよい。情報送信部210は、例えば、情報受信部206が情報処理装置100から受信した、情報処理装置100が集計した集計結果に基づく情報を通信端末400に送信する。
【0113】
コンテンツ生成部212は、ライブコンテンツがXRコンテンツである場合、XRコンテンツを生成する。コンテンツ生成部212は、例えば、ライブコンテンツの公演中にXRコンテンツを生成する。コンテンツ生成部212は、例えば、コンテンツ生成部114と同様にして、XRコンテンツを生成する。
【0114】
図10は、情報処理装置100に格納されているイベント対応情報の一例を概略的に示す。
図10では、ライブコンテンツが音楽ライブのXRコンテンツである場合のイベント対応情報の一例を主に説明する。
【0115】
図10のイベント対応情報は、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理を決定するイベントのイベントタグと、集計部108が入力操作の集計を開始する集計開始時刻と、集計部108が入力操作を集計する集計期間と、集計モードと、有効入力操作と、入力操作フラグとを対応付けている。なお、
図10では、集計開始時刻が、XRコンテンツの配信開始時刻からの経過時刻で表されている。
【0116】
イベントタグ「投票イベント1」の集計開始時刻は、「00:30:00」である。イベントタグ「投票イベント1」の集計期間は、「5分」である。イベントタグ「投票イベント1」の集計モードは、「上書き」モードである。イベントタグ「投票イベント1」の有効入力操作は、通信端末300を左に振る操作である「左振り」及び通信端末300を右に振る操作である「右振り」である。イベントタグ「投票イベント1」の入力操作フラグは、「有効」である。
【0117】
イベントタグ「投票イベント2」の集計開始時刻は、「01:30:00」である。イベントタグ「投票イベント2」の集計期間は、「8分」である。イベントタグ「投票イベント2」の集計モードは、「上書き」モードである。イベントタグ「投票イベント2」の有効入力操作は、通信端末300を上に振る操作である「上振り」及び通信端末300を下に振る操作である「下振り」である。イベントタグ「投票イベント2」の入力操作フラグは、「有効」である。
【0118】
イベントタグ「タップイベント1」の集計開始時刻は、「01:00:00」である。イベントタグ「タップイベント1」の集計期間は、「10分」である。イベントタグ「タップイベント1」の集計モードは、「蓄積」モードである。イベントタグ「タップイベント1」の有効入力操作は、通信端末300に表示される"開け"ボタンをタップする操作である「"開け"ボタンをタップ」である。イベントタグ「タップイベント1」の入力操作フラグは、「有効」である。
【0119】
イベントタグ「タップイベント2」の集計開始時刻は、「00:45:00」である。イベントタグ「タップイベント2」の集計期間は、「20分」である。イベントタグ「タップイベント2」の集計モードは、「蓄積」モードである。イベントタグ「タップイベント2」の有効入力操作は、通信端末300に表示される"いいね"ボタンをタップする操作である「"いいね"ボタンをタップ」である。イベントタグ「タップイベント2」の入力操作フラグは、「無効」である。
【0120】
図11は、情報処理装置100が集計した集計結果の一例を概略的に示す。
図11では、
図10の入力操作フラグが有効である「投票イベント1」、「投票イベント2」、及び「タップイベント1」において、複数の通信端末300の入力操作を集計した集計結果の一例を主に説明する。
【0121】
イベントタグ「投票イベント1」に参加した通信端末300の端末数は、「200」である。イベントタグ「投票イベント1」の有効入力操作の合計回数は、「左振り」が「150回」で「右振り」が「50回」である。
【0122】
イベントタグ「投票イベント2」に参加した通信端末300の端末数は、「150」である。イベントタグ「投票イベント2」の有効入力操作の合計回数は、「上振り」が「120回」で「下振り」が「30回」である。
【0123】
イベントタグ「タップイベント1」に参加した通信端末300の端末数は、「300」である。「タップイベント1」の有効入力操作の合計回数は、イベントタグ「タップ」が「2000回」である。
【0124】
図12は、情報処理装置100が集計した集計結果の他の一例を概略的に示す。
図12では、
図11集計結果において、通信端末300ごとに入力操作を集計した場合の集計結果の一例を主に説明する。
【0125】
「通信端末A」のユーザ識別情報は、「ユーザA」である。「通信端末A」を所有するライブコンテンツの観客が購入したチケットは、「通常チケット」である。「通信端末A」が参加したイベントは、「投票イベント1」、「投票イベント2」、及び「タップイベント1」である。「通信端末A」のイベント参加率は、「100%」である。「通信端末A」が「投票イベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「左振り」である。「通信端末A」が「投票イベント2」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「下振り」である。「通信端末A」が「タップイベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「2回タップ」である。この場合、「通信端末A」は、例えば、「タップイベント1」の集計期間の間に、"開け"ボタンをタップする操作を示す入力操作情報を情報処理装置100に2回送信する。「通信端末A」は、「タップイベント1」の集計期間に、"開け"ボタンをタップする操作が2回入力されたことをカウントし、"開け"ボタンを2回タップする操作を示す入力操作情報を情報処理装置100に送信してもよい。
【0126】
「通信端末B」のユーザ識別情報は、「ユーザB」である。「通信端末B」を所有するライブコンテンツの観客が購入したチケットは、「プレミアムチケット」である。「通信端末B」が参加したイベントは、「投票イベント2」である。「通信端末B」のイベント参加率は、「33%」である。「通信端末B」は「投票イベント1」に参加していないので、「通信端末B」は「投票イベント1」において入力操作情報を情報処理装置100に送信していない。よって、「通信端末B」が「投票イベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「なし」である。「通信端末B」が「投票イベント2」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「下振り」である。「通信端末B」は「タップイベント1」に参加していないので、「通信端末B」は「タップイベント1」において入力操作情報を情報処理装置100に送信していない。よって、「通信端末B」が「タップイベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「なし」である。
【0127】
「通信端末C」のユーザ識別情報は、「ユーザC」である。「通信端末C」を所有するライブコンテンツの観客が購入したチケットは、「通常チケット」である。「通信端末C」が参加したイベントは、「投票イベント1」及び「タップイベント1」である。「通信端末C」のイベント参加率は、「67%」である。「通信端末C」が「投票イベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「右振り」である。「通信端末C」は「投票イベント2」に参加していないので、「通信端末C」は「投票イベント2」において入力操作情報を情報処理装置100に送信していない。よって、「通信端末C」が「投票イベント2」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「なし」である。「通信端末C」が「タップイベント1」において情報処理装置100に送信した入力操作情報によって示される入力操作は、「30回タップ」である。この場合、「通信端末C」は、例えば、「タップイベント1」の集計期間の間に、"開け"ボタンをタップする操作を示す入力操作情報を情報処理装置100に30回送信する。「通信端末C」は、「タップイベント1」の集計期間に、"開け"ボタンをタップする操作が30回入力されたことをカウントし、"開け"ボタンを30回タップする操作を示す入力操作情報を情報処理装置100に送信してもよい。
【0128】
集計部108は、例えば、一の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を、他の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。集計部108は、例えば、過去に集計した集計結果に基づいて、一の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を、他の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。集計部108は、例えば、イベント参加率が予め定められたイベント参加率閾値より高い通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を、イベント参加率がイベント参加率閾値より低い通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。
図12に示す一例において、イベント参加率閾値が75%である場合、集計部108は、通信端末Aから受信した入力操作情報によって示される入力操作を、通信端末B及び通信端末Cから受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。
【0129】
集計部108は、格納部102に格納されているユーザ情報に基づいて、一の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を、他の通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計してもよい。集計部108は、例えば、プレミアムチケットを購入したライブコンテンツの観客が所有する通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作を、通常チケットを購入したライブコンテンツの観客が所有する通信端末300から受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。
図12に示す一例において、集計部108は、通信端末Bから受信した入力操作情報によって示される入力操作を、通信端末A及び通信端末Cから受信した入力操作情報によって示される入力操作より重み付けして集計する。
【0130】
図13は、コンテンツ配信装置200に格納されている演出対応情報の一例を概略的に示す。
図13では、
図10に示されるイベント対応情報に対応する第1演出対応情報の一例を主に説明する。
【0131】
図13の第1演出対応情報は、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理を決定するイベントのイベントタグと、イベント実行条件と、有効入力操作と、演出対象の演出処理と、演出決定条件とを対応付けている。
【0132】
イベントタグ「投票イベント1」のイベント実行条件は、「なし」である。イベントタグ「投票イベント1」の有効入力操作は、「左振り」及び「右振り」である。イベントタグ「投票イベント1」の演出対象の演出処理は、「左振り」が演出決定条件を満たす場合、「バーチャルキャラクターが帽子Aを被って曲1を演奏する」演出処理であり、「右振り」が演出決定条件を満たす場合、「バーチャルキャラクターが帽子Bを被って曲1を演奏する」演出処理である。イベントタグ「投票イベント1」の演出決定条件は、集計期間において「入力操作の合計回数が最も多い」ことである。
【0133】
イベントタグ「投票イベント2」のイベント実行条件は、「平均バッテリ残量>30%」である。平均バッテリ残量は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信したバッテリ残量情報によって示されるバッテリ残量の平均である。イベントタグ「投票イベント2」の有効入力操作は、「上振り」及び「下振り」である。イベントタグ「投票イベント2」の演出対象の演出処理は、「上振り」が演出決定条件を満たす場合、「バーチャルキャラクターが曲2を演奏する」演出処理であり、「下振り」が演出決定条件を満たす場合、「バーチャルキャラクターが曲3を演奏する」演出処理である。イベントタグ「投票イベント2」の演出決定条件は、集計期間において「入力操作の合計回数が最も多い」ことである。
【0134】
イベントタグ「タップイベント1」のイベント実行条件は、「なし」である。イベントタグ「タップイベント1」の有効入力操作は、「"開け"ボタンをタップ」である。イベントタグ「タップイベント1」の演出対象の演出処理は、「宝箱が開く」演出処理である。イベントタグ「タップイベント1」の演出決定条件は、集計期間において「"開け"ボタンのタップ数の合計回数>1000回」である。"開け"ボタンのタップ数の合計回数は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから入力操作情報によって示される"開け"ボタンをタップする操作の合計回数である。
【0135】
イベントタグ「タップイベント2」のイベント実行条件は、「温度データの平均温度<35℃」である。温度データの平均温度は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信した通信端末関連情報によって示される温度データの平均である。イベントタグ「タップイベント2」の有効入力操作は、「"いいね"ボタンをタップ」である。イベントタグ「タップイベント2」の演出対象の演出処理は、スピーカが出力する「音量を大きくする」演出処理である。イベントタグ「タップイベント1」の演出決定条件は、集計期間において「"いいね"ボタンのタップ数の合計回数>5000回」である。"いいね"ボタンのタップ数の合計回数は、情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから入力操作情報によって示される"いいね"ボタンをタップする操作の合計回数である。
【0136】
図13の以下の説明では、演出処理決定部208が、
図11に示される集計結果と、
図13に示される第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する一例を主に説明する。
【0137】
演出処理決定部208は、イベントタグ「投票イベント1」において、「左振り」の合計回数が演出決定条件「入力操作の合計回数が最も多い」ことを満たすので、「左振り」に対応する「バーチャルキャラクターが帽子Aを被って曲1を演奏する」演出処理を、イベントタグ「投票イベント1」における実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、「バーチャルキャラクターが帽子Aを被って曲1を演奏する」演出処理を含むXRコンテンツを生成する。
【0138】
演出処理決定部208は、イベントタグ「投票イベント2」において、「上振り」の合計回数が演出決定条件「入力操作の合計回数が最も多い」ことを満たすので、「上振り」に対応する「バーチャルキャラクターが曲2を演奏する」演出処理を、イベントタグ「投票イベント2」における実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、「バーチャルキャラクターが曲2を演奏する」演出処理を含むXRコンテンツを生成する。
【0139】
演出処理決定部208は、イベントタグ「タップイベント1」において、「"開け"ボタンのタップ」の合計回数が演出決定条件「"開け"ボタンのタップ数の合計回数>1000回」を満たすので、「宝箱が開く」演出処理を、イベントタグ「タップイベント1」における実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、「宝箱が開く」演出処理を含むXRコンテンツを生成する。
【0140】
演出処理決定部208は、通信端末300ごとに入力操作を集計した集計結果に基づいて、特定の通信端末300に対して、演出対象の演出処理を決定してもよい。演出処理決定部208は、例えば、予め定められた入力操作条件を満たす入力操作が入力された通信端末300に対して、演出対象の演出処理を決定する。入力操作条件は、例えば、投票イベントにおいて、演出決定条件を満たす入力操作が入力されることである。入力操作条件は、例えば、タップイベントにおいて、複数の通信端末300の中で最も多くのタップする操作が入力されることである。入力操作条件は、タップイベントにおいて、予め定められたタップ回数より多くのタップする操作が入力されることであってもよい。
【0141】
図12に示す集計結果の一例において、演出処理決定部208は、例えば、イベントタグ「投票イベント1」において、演出決定条件を満たす入力操作が入力された通信端末Aに対して、「メッセージ"あなたが選択した帽子が選ばれたよ!"を通知する」演出処理を、演出対象の演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、当該演出処理を含むXRコンテンツを生成する。情報送信部210は、コンテンツ生成部212が生成したXRコンテンツを通信端末Aに送信する。
【0142】
図12に示す集計結果の一例において、演出処理決定部208は、例えば、イベントタグ「タップイベント1」において、複数の通信端末300の中で最も多くのタップする操作が入力された通信端末Cに対して、「メッセージ"You Win!"を通知する」演出処理を、演出対象の演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、当該演出処理を含むXRコンテンツを生成する。情報送信部210は、コンテンツ生成部212が生成したXRコンテンツを通信端末Cに送信する。
【0143】
図14は、情報処理装置100に格納されている通信端末関連データ対応情報の一例を概略的に示す。
図14では、ライブコンテンツが音楽ライブのXRコンテンツである場合の通信端末関連データ対応情報の一例を主に説明する。
【0144】
図14の通信端末関連データ対応情報は、通信端末関連データタグと、通信端末関連データと、受信条件と、集計モードとを対応付けている。
【0145】
通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の通信端末関連データは、通信端末300の「位置データ」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の位置データを受信する受信条件は、「なし」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の集計モードは、「上書き」モードである。
【0146】
通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の通信端末関連データは、通信端末300の「温度データ」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の温度データを受信する受信条件は、「平均バッテリ残量>30%」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の集計モードは、「上書き」モードである。
【0147】
図15は、情報処理装置100が集計した集計結果の他の一例を概略的に示す。
図15では、
図14の通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」に対応する通信端末300の位置データ及び通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」に対応する通信端末300の温度データを集計した集計結果の一例を主に説明する。
【0148】
情報処理装置100に位置データを送信した通信端末300の端末数は、「300」である。そのうち、「位置A」の位置データを送信した通信端末300の端末数は「5」であり、「位置B」の位置データを送信した通信端末300の端末数は「10」であり、「位置C」の位置データを送信した通信端末300の端末数は「150」であり、「位置D」の位置データを送信した通信端末300の端末数は「55」であり、「位置E」の位置データを送信した通信端末300の端末数は「80」である。
【0149】
情報処理装置100に温度データを送信した通信端末300の端末数は、「300」である。そのうち、「25℃以下」の温度を示す温度データを送信した通信端末300の端末数は「5」であり、「25~30℃」の温度を示す温度データを送信した通信端末300の端末数は「120」であり、「30~35℃」の温度を示す温度データを送信した通信端末300の端末数は「165」であり、「35℃以上」の温度を示す温度データを送信した通信端末300の端末数は「10」である。「300」の通信端末300のそれぞれが情報処理装置100に送信した温度データの平均温度は、「32.5」℃である。
【0150】
図16は、コンテンツ配信装置200に格納されている演出対応情報の他の一例を概略的に示す。
図16では、
図14に示される通信端末関連データ対応情報に対応する第2演出対応情報の一例を主に説明する。
【0151】
図16の第2演出対応情報は、通信端末関連データタグと、通信端末関連データと、実行対象のXRコンテンツに対する演出処理と、演出処理決定条件とを対応付けている。
【0152】
通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の通信端末関連データは、通信端末300の「位置データ」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の演出対象の演出処理は、「最も多く位置データが示す位置の天気にする」演出処理である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」の演出処理決定条件は、「最も多く位置データが示す位置である」ことである。
【0153】
通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の通信端末関連データは、通信端末300の「温度データ」である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の演出対象の演出処理は、「キャラクターが汗をかきながら演奏する」演出処理である。通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」の演出処理決定条件は、「温度データの平均温度>30℃」である。
【0154】
図16の以下の説明では、演出処理決定部208が、
図15に示される集計結果と、
図16に示される第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する一例を主に説明する。
【0155】
演出処理決定部208は、通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」において、「位置C」の位置データが演出決定条件「最も多く位置データが示す位置である」ことを満たすので、「位置Cの天気にする」演出処理を、通信端末関連データタグ「通信端末関連データ1」における実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、情報受信部206が環境データ管理装置700から受信した位置Cの天気データに基づいて、「位置Cの天気にする」演出処理を含むXRコンテンツを生成する。
【0156】
演出処理決定部208は、通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」において、温度データの平均温度が演出決定条件「温度データの平均温度>30℃」を満たすので、「キャラクターが汗をかきながら演奏する」演出処理を、通信端末関連データタグ「通信端末関連データ2」における実行対象のXRコンテンツに対する演出処理として決定する。コンテンツ生成部212は、「キャラクターが汗をかきながら演奏する」演出処理を含むXRコンテンツを生成する。
【0157】
図17は、情報処理装置100の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
図17では、情報処理装置100が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれに入力された入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する一例を主に説明する。
図17では、集計開始時刻が経過した状態を開始状態として説明する。
【0158】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、情報受信部106は、ネットワーク20を介して、複数の通信端末300のそれぞれから、入力操作情報を受信する。コンテンツ配信装置200は、例えば、集計期間の間、イベント通知が重ね合わせられたXRコンテンツが表示装置40に表示されるように、XRコンテンツを配信する。
【0159】
S104において、集計期間が経過している場合、S106に進む。S104において、集計期間が経過していない場合、S102に戻る。
【0160】
S106おいて、集計部108は、S102で情報受信部106が複数の通信端末300のそれぞれから受信した入力操作情報によって示される入力操作を集計する。S108において、情報送信部112は、ネットワーク20を介して、集計部108が集計した入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する。コンテンツ配信装置200は、情報処理装置100から受信した入力操作の集計結果と、コンテンツ配信装置200に格納されている第1演出対応情報都とに基づいて、実行対象のライブコンテンツの演出処理を決定する。コンテンツ配信装置200は、決定した実行対象の演出処理を含むXRコンテンツを生成し、生成したXRコンテンツが表示装置40に表示されるように、XRコンテンツを配信する。これにより、情報処理装置100が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末300のそれぞれに入力された入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置200に送信する処理が終了する。
【0161】
図18は、情報処理装置100として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0162】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0163】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0164】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0165】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0166】
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0167】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0168】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0169】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0170】
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0171】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0172】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0173】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0174】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0175】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0176】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0177】
10 システム、20 ネットワーク、40 表示装置、45 表示装置、100 情報処理装置、102 格納部、104 演出対応情報登録部、106 情報受信部、108 集計部、110 演出処理決定部、112 情報送信部、114 コンテンツ生成部、200 コンテンツ配信装置、202 格納部、204 演出対応情報登録部、206 情報受信部、208 演出処理決定部、210 情報送信部、212 コンテンツ生成部、220 プロセッサ、230 集計結果格納部、240 演出対応情報格納部、260 IoTセンサデータ格納部、270 環境データ格納部、300 通信端末、400 通信端末、500 モーションキャプチャ装置、600 IoTセンサ、700 環境データ管理装置、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD-ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード
【手続補正書】
【提出日】2023-06-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置と、
コンテンツ配信装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部と、
前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する情報送信部と
を有し、
前記コンテンツ配信装置は、
前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信部と、
前記第2情報受信部が受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と
を有し、
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信し、
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記バッテリ残量情報によって示される前記バッテリ残量を集計し、
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記バッテリ残量の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信し、
前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記バッテリ残量の前記集計結果を受信し、
前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記バッテリ残量の前記集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行する、
情報処理システム。
【請求項2】
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記バッテリ残量の前記集計結果が前記バッテリ残量条件を満たさない場合に、前記バッテリ残量情報の送信停止を指示する送信停止指示を前記複数の通信端末に送信する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記ライブコンテンツの公演中に前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、前記集計部が前記ライブコンテンツの公演中に集計した前記入力操作の前記集計結果に基づいて、前記演出処理を決定する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が最も多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記演出処理決定部は、予め定められた期間の間における入力操作の合計回数が予め定められた合計回数閾値より多い入力操作に対応付けられている前記演出処理を決定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記集計部は、前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作のうち、入力操作が有効であるか無効であるかを示す入力操作フラグが有効である前記入力操作を集計する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記集計部は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対して、前記演出処理を決定する、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
情報処理装置と、
コンテンツ配信装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部と、
前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する第1情報送信部と
を有し、
前記コンテンツ配信装置は、
前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信部と、
前記第2情報受信部が受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と
を有し、
前記集計部は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する演出処理を決定し、
前記コンテンツ配信装置は、前記入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する前記演出処理を含む前記ライブコンテンツを当該通信端末に送信する第2情報送信部をさらに有する、
情報処理システム。
【請求項9】
前記集計部は、一の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を、他の前記通信端末から受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作より重み付けして集計する、請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に関連する通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信し、
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計し、
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記通信端末関連データの集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信し、
前記格納部は、前記通信端末関連データの種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を格納し、
前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記通信端末関連データの前記集計結果を受信し、
前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する、
請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
情報処理装置と、
コンテンツ配信装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信部と、
前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する情報送信部と
を有し、
前記コンテンツ配信装置は、
前記通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報、及び、前記通信端末に関連する通信端末関連データの種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を格納する格納部と、
前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信部と、
前記第2情報受信部が受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と
を有し、
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信し、
前記集計部は、前記第1情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計し、
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記通信端末関連データの集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信し、
前記第2情報受信部は、前記情報処理装置から、前記通信端末関連データの前記集計結果を受信し、
前記演出処理決定部は、前記第2情報受信部が受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する、
情報処理システム。
【請求項12】
前記通信端末関連データは、前記通信端末の位置を示す位置データ、前記通信端末の温度を示す温度データ、前記通信端末の移動速度を示す移動速度データ、及び、前記通信端末が検出した気圧を示す気圧データのうちの少なくともいずれかを含む、請求項10又は11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記演出処理決定部は、XR(Cross Reality)コンテンツである前記ライブコンテンツの内容を変更する前記演出処理を決定する、請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記演出処理決定部は、前記ライブコンテンツを公演するために用いられる機器の出力を変更する前記演出処理を決定する、請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記第1情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に搭載されたジャイロセンサ及び加速度センサの少なくともいずれかによって検出された前記入力操作を示す前記入力操作情報を受信する、請求項1から14のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項16】
ライブコンテンツの観客が所有する通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
複数の前記通信端末のそれぞれから、前記通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と、
前記演出処理決定部が決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信部と
を備え、
前記情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信し、
前記集計部は、前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信したバッテリ残量情報によって示されるバッテリ残量を集計し、
前記演出処理決定部は、前記集計部によって集計された前記バッテリ残量の集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行する、
情報処理装置。
【請求項17】
前記情報送信部は、前記集計部が集計した前記バッテリ残量の前記集計結果が前記バッテリ残量条件を満たさない場合に、前記バッテリ残量情報の送信停止を指示する送信停止指示を前記複数の通信端末に送信する、請求項16に記載の情報処理装置。
【請求項18】
ライブコンテンツの観客が所有する通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報を格納する格納部と、
複数の前記通信端末のそれぞれから、前記通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と、
前記演出処理決定部が決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信部と
を備え、
前記集計部は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計し、
前記演出処理決定部は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する演出処理を決定し、
前記情報送信部は、前記入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する前記演出処理を含む前記ライブコンテンツを当該通信端末に送信する、
情報処理装置。
【請求項19】
ライブコンテンツの観客が所有する通信端末に対する入力操作の種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報、及び、前記通信端末に関連する通信端末関連データの種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報を格納する格納部と、
複数の前記通信端末のそれぞれから、前記通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計部と、
前記集計部が集計した前記入力操作の集計結果と、前記格納部に格納されている前記第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定部と、
前記演出処理決定部が前記第1演出対応情報に基づいて決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信部と
を備え、
前記情報受信部は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信し、
前記集計部は、前記情報受信部が前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計し、
前記演出処理決定部は、前記情報受信部が受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記格納部に格納されている前記第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定し、
前記情報送信部は、前記演出処理決定部が前記第2演出対応情報に基づいて決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する、
情報処理装置。
【請求項20】
前記通信端末関連データは、前記通信端末の位置を示す位置データ、前記通信端末の温度を示す温度データ、前記通信端末の移動速度を示す移動速度データ、及び、前記通信端末が検出した気圧を示す気圧データのうちの少なくともいずれかを含む、請求項19に記載の情報処理装置。
【請求項21】
コンピュータを、請求項16から20のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項22】
情報処理装置が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信段階と、
前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する情報送信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と
を備え、
前記第1情報受信段階は、前記情報処理装置が、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信する段階を有し、
前記集計段階は、前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記バッテリ残量情報によって示される前記バッテリ残量を集計する段階を有し、
前記情報送信段階は、前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記バッテリ残量の集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する段階を有し、
前記第2情報受信段階は、前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記バッテリ残量の前記集計結果を受信する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記バッテリ残量の前記集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行する段階を有する、
情報処理方法。
【請求項23】
情報処理方法であって、
情報処理装置が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信段階と、
前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する第1情報送信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と
を備え、
前記集計段階は、前記情報処理装置が、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、前記コンテンツ配信装置が、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する演出処理を決定する段階を有し、
前記情報処理方法は、前記コンテンツ配信装置が、前記入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する前記演出処理を含む前記ライブコンテンツを当該通信端末に送信する第2情報送信段階をさらに備える、
情報処理方法。
【請求項24】
情報処理装置が、ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する第1情報受信段階と、
前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果をコンテンツ配信装置に送信する情報送信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記入力操作の前記集計結果を受信する第2情報受信段階と、
前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記入力操作の前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と
を備え、
前記第1情報受信段階は、前記情報処理装置が、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に関連する通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信する段階を有し、
前記集計段階は、前記情報処理装置が、前記第1情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計する段階を有し、
前記情報送信段階は、前記情報処理装置が、前記集計段階で集計した前記通信端末関連データの集計結果を前記コンテンツ配信装置に送信する段階を有し、
前記第2情報受信段階は、前記コンテンツ配信装置が、前記情報処理装置から、前記通信端末関連データの前記集計結果を受信する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、前記コンテンツ配信装置が、前記第2情報受信段階で受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記コンテンツ配信装置に格納されている、前記通信端末関連データの種類と、前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する段階を有する、
情報処理方法。
【請求項25】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信段階と、
前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果と、前記コンピュータに格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と、
前記演出処理決定段階で決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信段階と
を備え、
前記情報受信段階は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末のバッテリ残量を示すバッテリ残量情報を受信する段階を有し、
前記集計段階は、前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信したバッテリ残量情報によって示されるバッテリ残量を集計する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、前記集計段階で集計した前記バッテリ残量の集計結果が予め定められたバッテリ残量条件を満たす場合に、前記演出処理を決定するイベントを実行する段階を有する、
情報処理方法。
【請求項26】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信段階と、
前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果と、前記コンピュータに格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と、
前記演出処理決定段階で決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信段階と
を備え、
前記集計段階は、前記通信端末ごとに前記入力操作を集計する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、予め定められた入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する演出処理を決定する段階を有し、
前記情報送信段階は、前記入力操作条件を満たす前記入力操作が入力された前記通信端末に対する前記演出処理を含む前記ライブコンテンツを当該通信端末に送信する段階を有する、
情報処理方法。
【請求項27】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
ライブコンテンツの観客がそれぞれ所有する複数の通信端末のそれぞれから、通信端末に入力された入力操作を示す入力操作情報を受信する情報受信段階と、
前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記入力操作情報によって示される前記入力操作を集計する集計段階と、
前記集計段階で集計した前記入力操作の集計結果と、前記コンピュータに格納されている、前記通信端末に対する入力操作の種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第1演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する演出処理決定段階と、
前記演出処理決定段階で前記第1演出対応情報に基づいて決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する情報送信段階と
を備え、
前記情報受信段階は、前記複数の通信端末のそれぞれから、前記通信端末に関連する通信端末関連データを含む通信端末関連情報を受信する段階を有し、
前記集計段階は、前記情報受信段階で前記複数の通信端末のそれぞれから受信した前記通信端末関連情報に含まれる前記通信端末関連データを集計する段階を有し、
前記演出処理決定段階は、前記情報受信段階で受信した前記通信端末関連データの前記集計結果と、前記コンピュータに格納されている、前記通信端末関連データの種類と前記ライブコンテンツに対する演出処理とを対応付ける第2演出対応情報とに基づいて、実行対象の演出処理を決定する段階を有し、
前記情報送信段階は、前記演出処理決定段階で前記第2演出対応情報に基づいて決定した前記演出処理を示す演出処理情報を送信する段階を有する、
情報処理方法。