(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023121077
(43)【公開日】2023-08-30
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 29/78 20060101AFI20230823BHJP
H01L 29/861 20060101ALI20230823BHJP
H01L 29/12 20060101ALI20230823BHJP
【FI】
H01L29/78 652C
H01L29/78 653A
H01L29/78 652J
H01L29/78 657D
H01L29/91 C
H01L29/78 652T
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024321
(22)【出願日】2022-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】000003609
【氏名又は名称】株式会社豊田中央研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520124752
【氏名又は名称】株式会社ミライズテクノロジーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山下 侑佑
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 順
(57)【要約】
【課題】セルフターンオンを抑制する技術を提供する。
【解決手段】半導体装置の半導体層は、第1導電型のドリフト領域と、ドリフト領域上に設けられており、トレンチゲート部の側面に接している第2導電型のベース領域と、ベース領域上に設けられており、半導体層の上面に露出する位置に配置されている第1導電型のソース領域と、ベース領域に接しており、半導体層の上面に露出する位置に配置されており、ベース領域よりも第2導電型不純物の濃度が高い第2導電型のコンタクト領域と、ベース領域内に設けられており、ベース領域によってドリフト領域とソース領域から隔てられており、トレンチゲート部の側面に接している第1導電型の分離領域と、を有している。分離領域は、平面視したときに、ソース領域が存在する範囲の少なくとも一部に配置されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体層と、
前記半導体層の下面に被膜されている第1主電極と、
前記半導体層の上面に被膜されている第2主電極と、
前記半導体層の上層部に設けられているトレンチゲート部と、を備えており、
前記半導体層は、
第1導電型のドリフト領域と、
前記ドリフト領域上に設けられており、前記トレンチゲート部の側面に接している第2導電型のベース領域と、
前記ベース領域上に設けられており、前記半導体層の上面に露出する位置に配置されており、前記第2主電極に電気的に接続されている第1導電型のソース領域と、
前記ベース領域に接しており、前記半導体層の上面に露出する位置に配置されており、前記第2主電極に電気的に接続されており、前記ベース領域よりも第2導電型不純物の濃度が高い第2導電型のコンタクト領域と、
前記ベース領域内に設けられており、前記ベース領域によって前記ドリフト領域と前記ソース領域から隔てられており、前記トレンチゲート部の側面に接している第1導電型の分離領域と、を有しており、
前記分離領域は、平面視したときに、前記ソース領域が存在する範囲の少なくとも一部に配置されているとともに、前記コンタクト領域が存在する範囲の少なくとも一部に配置されていない、半導体装置。
【請求項2】
前記分離領域は、平面視したときに、前記ソース領域が存在する範囲を全て含むように配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ベース領域は、
前記分離領域の下方に配置されている下側ベース領域部分と、
前記分離領域の上方に配置されている上側ベース領域部分と、
前記コンタクト領域の下面に接するとともに、前記コンタクト領域の前記下面から前記下側ベース領域部分よりも深く延びている接続ベース領域部分と、を含んでいる、請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記分離領域は、前記接続ベース領域部分に接している、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体層が炭化珪素である、請求項1~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、トレンチゲート部を備えたMOSFETと称される種類の半導体装置の一例を開示する。このような半導体装置にはダイオードが内蔵されている。半導体装置の内蔵ダイオードに順バイアスが印加されると、n型のドレイン領域からn型のドリフト領域に電子が注入され、p型のベース領域からドリフト領域に正孔が注入される。内蔵ダイオードに印加される電圧が順バイアスから逆バイアスに変化すると、順バイアスのときにドリフト領域に注入された電子と正孔はそれぞれ、順バイアスのときとは逆向きに移動する。このような電子と正孔の逆向きの流れはリカバリ電流と呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この内蔵ダイオードのリカバリ動作では、ドリフト領域内に注入されていた正孔がベース領域を経由してソース電極に排出される。このときの正孔電流に起因してベース領域の電位が上昇すると、バックゲート効果によってゲート閾値電圧が低下し、セルフターンオンが発生してしまう。この結果、リカバリ電流が増加し、リカバリ損失が増加する。本明細書は、セルフターンオンを抑制する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する半導体装置の一実施形態は、半導体層と、前記半導体層の下面に被膜されている第1主電極と、前記半導体層の上面に被膜されている第2主電極と、前記半導体層の上層部に設けられているトレンチゲート部と、を備えることができる。前記半導体層は、第1導電型のドリフト領域と、前記ドリフト領域上に設けられており、前記トレンチゲート部の側面に接している第2導電型のベース領域と、前記ベース領域上に設けられており、前記半導体層の上面に露出する位置に配置されており、前記第2主電極に電気的に接続されている第1導電型のソース領域と、前記ベース領域に接しており、前記半導体層の上面に露出する位置に配置されており、前記第2主電極に電気的に接続されており、前記ベース領域よりも第2導電型不純物の濃度が高い第2導電型のコンタクト領域と、前記ベース領域内に設けられており、前記ベース領域によって前記ドリフト領域と前記ソース領域から隔てられており、前記トレンチゲート部の側面に接している第1導電型の分離領域と、を有することができる。前記分離領域は、平面視したときに、前記ソース領域が存在する範囲の少なくとも一部に配置されているとともに、前記コンタクト領域が存在する範囲の少なくとも一部に配置されていない。この半導体装置によると、逆バイアスのときに前記ドリフト領域から前記ベース領域に流れてきたキャリアは、前記分離領域によって移動が遮られるので、前記分離領域を迂回するように移動して前記コンタクト領域から前記第2主電極に排出される。このため、前記分離領域と前記ソース領域の間に位置する前記ベース領域の部分では、前記キャリアの移動が抑制されるので、その部分におけるバックゲート効果が抑えられる。この結果、本実施形態の半導体装置では、バックゲート効果によってゲート閾値電圧が低下することが抑制されるので、セルフターンオンの発生も抑制される。
【0006】
前記分離領域は、平面視したときに、前記ソース領域が存在する範囲を全て含むように配置されていてもよい。この半導体装置によると、より効果的にセルフターンオンの発生が抑制される。
【0007】
前記ベース領域は、前記分離領域の下方に配置されている下側ベース領域部分と、前記分離領域の上方に配置されている上側ベース領域部分と、前記コンタクト領域の下面に接するとともに、前記コンタクト領域の前記下面から前記下側ベース領域部分よりも深く延びている接続ベース領域部分と、を含んでいてもよい。この場合、前記分離領域は、前記接続ベース領域部分に接していてもよい。前記分離領域を迂回するように移動する前記キャリアは、前記接続ベース領域部分を介して前記コンタクト領域から前記第2主電極にスムーズに排出される。
【0008】
前記半導体層が炭化珪素であってもよい。前記半導体層が炭化珪素の場合、特に低温のときに前記ベース領域の抵抗が大きくなる。このため、前記分離領域を有していない従来構造では、前記ベース領域内を前記キャリアが移動したときの電位変動が大きいことから、バックゲート効果によるセルフターンオンが問題となり易い。本明細書が開示する技術は、このようなセルフターンオンを抑制することができるので、前記半導体層が炭化珪素である場合に特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
【
図2】比較例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
【
図3】変形例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、
図1を参照して、ダイオードを内蔵したMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である半導体装置1を説明する。半導体装置1は、例えば、交流モータに交流電力を供給するインバータ装置に用いられ、内蔵ダイオードがフリーホイールダイオードとして動作する。
【0011】
図1に示されるように、半導体装置1は、半導体層10と、半導体層10の下面を被覆しているドレイン電極22と、半導体層10の上面を被覆しているソース電極24と、半導体層10の上層部に設けられているトレンチゲート部30と、を備えている。なお、ドレイン電極22が第1主電極の一例であり、ソース電極24が第2主電極の一例である。ここで、半導体層10の厚み方向がz方向であり、その厚み方向に直交するとともに単位セルの繰返し方向がx方向(以下、半導体層10の横方向という)であり、z軸方向とx方向の双方に直交する方向がy方向である。
【0012】
半導体層10は、特に限定されるものではないが、例えば炭化珪素(SiC)であってもよい。半導体層10は、n型のドレイン領域11と、n型のドリフト領域12と、p型のベース領域13と、n型の分離領域14と、n型のソース領域15と、p型のコンタクト領域16と、を有している。
【0013】
ドレイン領域11は、半導体層10の下面に露出する位置に配置されており、ドレイン電極22にオーミック接触している。ドレイン領域11は、例えば面方位が(0001)の炭化珪素基板である。
【0014】
ドリフト領域12は、ドレイン領域11とベース領域13の間に配置されており、ドレイン領域11とベース領域13の双方に接している。ドリフト領域12は、ドレイン領域11によってドレイン電極22から隔てられており、ベース領域13によってソース電極24から隔てられている。ドリフト領域12は、トレンチゲート部30の底面及び側面の下端部に接している。ドリフト領域12は、そのn型不純物の濃度がドレイン領域11よりも低い。
【0015】
ベース領域13は、ドリフト領域12の上面に接して設けられている。ベース領域13は、ドリフト領域12とソース領域15の間に配置されており、ドリフト領域12とソース領域15を隔てている。ベース領域13は、ドリフト領域12と分離領域14の間に位置する下側ベース領域部分13aと、分離領域14とソース領域15の間に位置する上側ベース領域部分13bと、を含む。これら下側ベース領域部分13aと上側ベース領域部分13bは、トレンチゲート部30の側面に接しており、これらの部分にチャネルが形成される。半導体装置1では、トレンチゲート部30に印加されるゲート電圧に応じてチャネルを流れる電流量が制御される。
【0016】
分離領域14は、ベース領域13内に設けられており、下側ベース領域部分13aによってドリフト領域12から隔てられており、上側ベース領域部分13bによってソース領域15から隔てられている。分離領域14は、半導体層10の所定深さに形成されており、トレンチゲート部30の側面からトレンチゲート部30の側面に直交する方向(半導体層10の横方向(x方向))に延びている。分離領域14は、隣り合うトレンチゲート部30の間の一部に形成されておらず、即ち、隣り合うトレンチゲート部30の間で連続して形成されていない。
【0017】
分離領域14は、一端がトレンチゲート部30の側面に接している。分離領域14は、平面視したときに、ソース領域15が存在する範囲の少なくとも一部に配置されている。この例の分離領域14は、平面視したときに、ソース領域15が存在する範囲の全てを含むように配置されている。また、分離領域14は、平面視したときに、コンタクト領域16が存在する範囲の少なくとも一部に配置されていない。
【0018】
ソース領域15は、ベース領域13の上面に接して設けられており、半導体層10の上面に露出する位置に配置されており、ソース電極24にオーミック接触している。ソース領域15は、トレンチゲート部30の側面の上端部に接している。
【0019】
コンタクト領域16は、ベース領域13の上面に接しており、半導体層10の上面に露出する位置に配置されており、ソース電極24にオーミック接触している。コンタクト領域16のp型不純物の濃度は、ベース領域13のp型不純物の濃度よりも高い。
【0020】
トレンチゲート部30は、半導体層10の上面からドリフト領域12に達するトレンチ内に設けられているゲート電極32及びゲート絶縁膜34を有している。ゲート電極32は、ゲート絶縁膜34で被膜されたトレンチ内に充填して形成されている。
【0021】
半導体装置1では、ドレイン領域11をアノード領域とし、ベース領域13をカソード領域とするダイオードが内蔵している。ドレイン電極22よりもソース電極24が高電位となるようにドレイン電極22とソース電極24の間に順バイアスが印加されると、ドレイン領域11からドリフト領域12に電子が注入され、ベース領域13からドリフト領域12に正孔が注入され、ソース電極24からドレイン電極22に電流が流れる。このように、半導体装置1の内蔵ダイオードは、フリーホイールダイオードとして動作することができる。ドレイン電極22よりもソース電極24が低電位となるようにドレイン電極22とソース電極24の間に逆バイアスが印加されると、順バイアスのときにドリフト領域12に注入された電子と正孔はそれぞれ、順バイアスのときとは逆向きに移動する。このような電子と正孔の逆向きの流れはリカバリ電流と呼ばれる。
【0022】
図2に、比較例の半導体装置100を示し、リカバリ電流のうちの正孔電流(I
h)の流れを示す。なお、
図1の半導体装置1と共通する構成要素には「100」を加算した符号を付す。
【0023】
正孔電流I
hは、ドリフト領域112内に注入されていた正孔がベース領域113を経由してコンタクト領域116からソース電極124に排出されるときの電流である。ベース領域113の抵抗をR
bとすると、以下の数式に示すように、正孔電流I
hに起因してベース領域113の電位V
bが上昇する。
【数1】
【0024】
ここで、
q:電子素量
ε:半導体の誘電率
N
a:ベース領域113のp型不純物の濃度
Ψ
b:フェルミポテンシャル
C
ox:ゲート絶縁膜134の容量
とすると、ゲート閾値電圧V
thは、以下の数式で表すことができる。
【数2】
【0025】
上記数式からも明らかに、ベース領域113の電位Vbが上昇すると、ゲート閾値電圧Vthが低下する。このようなゲート閾値電圧の低下をバックゲート効果という。比較例の半導体装置100では、バックゲート効果によってゲート閾値電圧が低下し、セルフターンオンが発生してしまう。この結果、リカバリ電流が増加し、リカバリ損失が増加する。
【0026】
一方、
図1に示す半導体装置1では、正孔電流I
hの移動が分離領域14によって遮られる。正孔電流I
hは、分離領域14を迂回するように移動してコンタクト領域16からソース電極24に排出される。このため、上側ベース領域部分13bでは、正孔電流I
hの移動が抑制されるので、その部分の電位の上昇が抑えられる。この結果、半導体装置1では、上側ベース領域部分13bに対応する部分では、バックゲート効果によるゲート閾値電圧V
thの低下が抑制されるので、セルフターンオンの発生も抑制される。
【0027】
ここで、
μ
h:正孔移動度
p
b:下側ベース領域部分13aのp型不純物の濃度
W
b:下側ベース領域部分13aの奥行方向(y方向)の長さ
d
b:下側ベース領域部分13aの厚み方向(z方向)の膜厚
N
n:分離領域14のn型不純物の濃度
d
n:分離領域14の厚み方向(z方向)の膜厚
L
b:トレンチゲート部30の側面からの分離領域14の横方向(x方向)の長さ
n
i:真性キャリア密度
とすると、下側ベース領域部分13aの抵抗R
bと分離領域14の抵抗R
nはそれぞれ、下記数式に表すことができる。
【数3】
【数4】
【0028】
半導体装置1において、下側ベース領域部分13aの抵抗Rbが分離領域14の抵抗Rnよりも小さいと、正孔電流Ihが分離領域14を迂回するように移動し、正孔電流Ihが上側ベース領域部分13bを流れることが抑制される。このため、バックゲート効果によるセルフターンオンの発生がより効果的に抑えられる。半導体装置1では、上記数式を満たすように下側ベース領域部分13aと分離領域14が形成されている。
【0029】
半導体装置1では、半導体層10が炭化珪素である。炭化珪素では、特に低温のときに正孔移動度が大きく低下する。このため、
図2に示す比較例の半導体装置100の場合、ベース領域113の抵抗が大きくなり、正孔電流I
hがベース領域113を流れたときの電位変動が大きく、バックゲート効果によるセルフターンオンが問題となり易い。本実施形態の半導体装置1は、半導体層10が炭化珪素であっても、このようなセルフターンオンを抑制することができる。本明細書が開示する技術は、半導体層10が炭化珪素の場合に特に有用である。
【0030】
図3に、変形例の半導体装置2を示す。この半導体装置2では、ベース領域13がさらに、接続ベース領域13cを有している。接続ベース領域13cは、コンタクト領域16の下面に接するとともに、コンタクト領域16の下面から下側ベース領域部分13aよりも深く延びている。この例ではさらに、接続ベース領域13cは、トレンチゲート部30よりも深く形成されている。接続ベース領域13cのp型不純物の濃度は、下側ベース領域部分13a及び上側ベース領域部分13bのp型不純物の濃度よりも高くてもよい。このような接続ベース領域13cが設けられていると、半導体装置2がオフしたときに、トレンチゲート部30の底面の電界を緩和することができる。
【0031】
半導体装置2では、分離領域14が接続ベース領域13cに接している。半導体装置2では、逆バイアスのときに分離領域14を迂回するように流れる正孔電流Ihは、接続ベース領域13cを介してコンタクト領域16からソース電極24にスムーズに排出される。このため、より効果的にセルフターンオンの発生が抑制される。
【0032】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0033】
1:半導体装置、 10:半導体層、 11:ドレイン領域、 12:ドリフト領域、 13:ベース領域、 13a:下側ベース領域部分、 13b:上側ベース領域部分、 13c:接続ベース領域、 14:分離領域、 15:ソース領域、 16:コンタクト領域、 22:ドレイン電極、 24:ソース電極、 30:トレンチゲート部、 32:ゲート電極、 34:ゲート絶縁膜