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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023121621
(43)【公開日】2023-08-31
(54)【発明の名称】入金システムおよび入金機
(51)【国際特許分類】
   G07D 11/20 20190101AFI20230824BHJP
   G07D 11/60 20190101ALI20230824BHJP
【FI】
G07D11/20
G07D11/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022025067
(22)【出願日】2022-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002918
【氏名又は名称】弁理士法人扶桑国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 翔太
(72)【発明者】
【氏名】須田 広史
【テーマコード(参考)】
3E141
【Fターム(参考)】
3E141AA01
3E141AA08
3E141BA03
3E141BA06
3E141CA04
3E141CB04
3E141FH04
3E141FH05
3E141FJ02
3E141FJ05
3E141FK02
3E141FK04
(57)【要約】
【課題】ユーザが所望の入金種別を容易に選択できる。
【解決手段】情報処理装置20は、階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付ける。情報処理装置20は、選択分類を含むコード1を出力する。入金機10は、コード1を読み取り、入金を受け付けると、コード1から選択分類を特定する。入金機10は、入金と選択分類とを対応付けて集計する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付け、前記選択分類を含むコードを出力する情報処理装置と、
前記コードを読み取り、入金を受け付けると、前記コードから前記選択分類を特定し、前記入金と前記選択分類とを対応付けて集計する入金機と、
を有する入金システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、金額の選択を受け付け、前記金額を含む前記コードを出力し、
前記入金機は、前記コードを読み取り、前記金額の入金を受け付けると、前記コードから前記金額を特定し、前記金額と前記選択分類とを対応付けて集計する、
請求項1記載の入金システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、前記コードの各桁への前記分類の各階層の割り振りの選択を受け付け、前記割り振りを示す設定テーブルを生成し、前記設定テーブルに基づいて、前記コードを出力し、
前記入金機は、前記設定テーブルに基づいて、前記コードから前記選択分類を特定する、
請求項1または2記載の入金システム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、前記分類それぞれの分類文言の入力を受け付け、前記分類文言を示す集計テーブルを生成し、
前記入金機は、前記集計テーブルに基づいて、前記入金と、前記選択分類に対応する前記分類文言とを対応付けて集計する、
請求項1ないし3のいずれかに記載の入金システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、第1分類から第1選択分類の選択を受け付けると、前記第1選択分類の下層の第2分類から第2選択分類の選択を受け付け、前記第1選択分類と前記第2選択分類とを含むコードを出力し、
前記入金機は、前記コードから前記第1選択分類と前記第2選択分類とを特定し、前記入金と前記第1選択分類と前記第2選択分類との組み合わせとを対応付けて集計する、
請求項1ないし4のいずれかに記載の入金システム。
【請求項6】
前記情報処理装置は、前記第1分類を一覧表示し、前記第1分類から前記第1選択分類の選択を受け付けると、前記第2分類を一覧表示し、前記第2分類から前記第2選択分類の選択を受け付ける、
請求項5記載の入金システム。
【請求項7】
前記入金機は、前記第1選択分類の前記入金を前記第2分類それぞれの前記入金の合計として集計する、
請求項5または6記載の入金システム。
【請求項8】
階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付け、前記選択分類を含むコードを出力する情報処理装置が出力した前記コードを読み取る読取部と、
入金を受け付ける入金受付部と、
前記コードを前記読取部に読み取らせ、前記入金受付部から前記入金を受け付けると、前記コードから前記選択分類を特定し、前記入金と前記選択分類とを対応付けて集計する処理部と、
を有する入金機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入金システムおよび入金機に関する。
【背景技術】
【0002】
店舗等で現金を管理するときに入金機が使用されることがある。入金機は、例えば、店舗での売り上げ金の入金と入金種別の選択入力とを受け付け、受け付けた入金と入金種別とを対応付けて管理する。
【0003】
入金機に関する技術としては、例えば、貨幣に係る処理を行う第1の装置と、貨幣の入金を行う第2の装置とを効率良く連携させるとともに、貨幣に係る情報を効率良く管理する貨幣管理システムが提案されている。また、例えば、商取引以外に発生する貨幣処理機の入金処理を効率化する貨幣管理システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-9506号公報
【特許文献2】特開2014-170421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
入金種別の選択操作としては、例えば、入金機のタッチパネルによってプルダウンから入金種別を選択することがある。このようなタッチパネル操作では、ユーザが複雑な入金種別を所望した場合、当該出金種別を設定できないこともある。
【0006】
1つの側面では、本件は、ユーザが所望する入金種別を容易に選択することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの案では、情報処理装置と入金機とを有する入金システムが提供される。情報処理装置は、階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付け、選択分類を含むコードを出力する。入金機は、コードを読み取り、入金を受け付けると、コードから選択分類を特定し、入金と選択分類とを対応付けて集計する。
【発明の効果】
【0008】
1態様によれば、ユーザが所望の入金種別を容易に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施の形態に係る入金システムの一例を示す図である。
図2】第2の実施の形態に係る入金システムの一例を示す図である。
図3】入金機のハードウェアの一構成例を示す図である。
図4】営業PCのハードウェアの一構成例を示す図である。
図5】第2の実施の形態の各装置の機能例を示すブロック図である。
図6】集計情報の一例を示す図である。
図7】設定テーブルの一例を示す図である。
図8】バーコードの一例を示す図である。
図9】集計情報および設定テーブル生成時の画面遷移の一例を示す図である。
図10】バーコード生成時の画面遷移の一例を示す図である。
図11】レシートの一例を示す図である。
図12】第2の実施の形態の処理の例を示すシーケンス図(その1)である。
図13】第2の実施の形態の処理の例を示すシーケンス図(その2)である。
図14】入金処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図15】クラウドサーバ処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図16】営業サーバ処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図17】クラウド処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図18】請求書作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお各実施の形態は、矛盾のない範囲で複数の実施の形態を組み合わせて実施することができる。
〔第1の実施の形態〕
まず第1の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、第1の実施の形態に係る入金システムの一例を示す図である。第1の実施の形態は、入金機10へ入金種別を設定して入金をするものである。
第1の実施の形態の入金システムは、入金機10および情報処理装置20を有する。入金機10は、現金を保管可能であり、保管した現金の管理をする装置である。入金機10は、読取部11、入金受付部12および処理部13を有する。読取部11は、コードを読み取る読取装置である。読取部11は、例えば、バーコードを読み取るスキャナである。入金受付部12は、現金の入金を受け付ける装置である。入金受付部12は、例えば、硬貨を処理する硬貨処理ユニットや紙幣を処理する紙幣処理ユニットである。処理部13は、入金機10を制御し、所要の処理を実行可能である。処理部13は、例えば、入金機10が有するプロセッサまたは演算回路である。情報処理装置20は、ユーザが操作するコンピュータである。例えば、情報処理装置20は、入金機10が設置された店舗で使用されているPC(Personal Computer)である。
【0012】
第1の実施の形態の入金システムでは、以下のようにして入金を受け付ける。まず、情報処理装置20は、階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付ける。例えば、情報処理装置20は、第1分類を一覧表示し、第1分類から第1選択分類の選択を受け付ける。ここでは、一例として、情報処理装置20は、第1分類である分類A、分類B、分類Cのうち、分類Aを第1選択分類として選択を受け付けたものとする。
【0013】
情報処理装置20は、第1選択分類の選択を受け付けると、第1選択分類の下層の第2分類を一覧表示し、第2分類から第2選択分類の選択を受け付ける。第2分類は、第1選択分類の入金種別を細分化したものである。ここでは、一例として、情報処理装置20は、第1分類である分類A-a、分類A-b、分類A-c、・・・のうち、分類A-bを選択第2分類として選択を受け付けたものとする。また、情報処理装置20は、金額の選択を受け付ける。
【0014】
次に、情報処理装置20は、選択分類と金額とを含むコード1を出力する。コード1は、第1選択分類と第2選択分類とを含む。コード1は、例えば、バーコードであり、第1分類、第2分類および金額に割り当てられた桁を有する。情報処理装置20は、バーコードの第1分類に割り当てられた桁を第1選択分類を示す数字に設定し、第2分類に割り当てられた桁を第2選択分類を示す数字に設定し、金額に割り当てられた桁を選択された金額を示す数字に設定したコード1を出力する。
【0015】
ここで、情報処理装置20は、コード1を含む請求書を出力する。例えば、情報処理装置20は、コード1を含んだ請求書をプリンタで印刷する。ユーザは、出力された請求書に含まれるコード1を入金機10に読み取らせ、現金を入金する。
【0016】
入金機10の読取部11は、情報処理装置20が出力したコード1を読み取る。また、入金機10の入金受付部12は、入金を受け付ける。入金機10の処理部13は、入金受付部12から入金を受け付けると、コード1から選択分類を特定する。ここで、処理部13は、コード1から第1選択分類と第2選択分類と金額とを特定する。例えば、処理部13は、コード1の第1分類に割り当てられた桁に設定された数字から、第1選択分類が分類Aであることを特定する。また、処理部13は、コード1の第2分類に割り当てられた桁に設定された数字から、第2選択分類が分類A-bであることを特定する。また、処理部13は、金額に割り当てられた桁に設定された数字から、ユーザによって選択された金額を特定する。
【0017】
処理部13は、入金と選択分類とを対応付けて集計する。ここで、処理部13は、入金と第1選択分類と第2選択分類との組み合わせとを対応付けて集計する。例えば、処理部13は、第2選択分類として特定した分類A-bに対応する入金金額に、コード1から特定した金額を追加する。そして、処理部13は、第1選択分類の入金を第2分類それぞれの入金の合計として集計する。例えば、処理部13は、第1選択分類として特定した分類Aに対応する入金金額を分類A-a、分類A-b、分類A-c、・・・それぞれに対応する入金金額の合計に設定する。
【0018】
そして、処理部13は、分類ごとの入金の集計を示すレシートを出力する。例えば、処理部13は、分類A-a、分類A-b、分類A-c、・・・それぞれに対応する入金金額を表示したレシートを印刷ユニットに印刷させる。
【0019】
第1の実施の形態によれば、情報処理装置20は、階層的な入金種別の分類から選択分類の選択を受け付け、選択分類を含むコード1を出力する。入金機10は、コード1を読み取り、入金を受け付けると、コード1から選択分類を特定し、入金と選択分類とを対応付けて集計する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、ユーザが所望の入金種別を容易に設定できる。
【0020】
また、情報処理装置20は、金額の選択を受け付け、金額を含むコード1を出力し、入金機10は、コード1を読み取り、金額の入金を受け付けると、コード1から金額を特定し、金額と選択分類とを対応付けて集計する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、入金額の選択を容易にすることができる。
【0021】
また、情報処理装置20は、第1分類から第1選択分類の選択を受け付けると、第1選択分類の下層の第2分類から第2選択分類の選択を受け付け、第1選択分類と第2選択分類とを含むコード1を出力する。入金機10は、コード1から第1選択分類と第2選択分類とを特定し、入金と第1選択分類と第2選択分類との組み合わせとを対応付けて集計する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、細分化された入金種別の選択を容易にすることができる。
【0022】
また、情報処理装置20は、第1分類を一覧表示し、第1分類から第1選択分類の選択を受け付けると、第2分類を一覧表示し、第2分類から第2選択分類の選択を受け付ける。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、入金種別をユーザが選択しやすくすることができる。
【0023】
また、入金機10は、第1選択分類の入金を第2分類それぞれの入金の合計として集計する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、細分化された分類の合計の入金を管理することができる。
【0024】
また、情報処理装置20は、コード1を含む請求書を出力する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、取引によって発生した入金機10への入金と当該取引の請求書とを対応付けて管理できる。
【0025】
また、入金機10は、分類ごとの入金の集計を示すレシートを出力する。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、分類ごとの集計の内容をユーザに通知することができる。
【0026】
なお、コード1は、1次元コードであってもよく、情報処理装置20は、コード1の各桁への分類の各階層の割り振りの選択を受け付け、割り振りを示す設定テーブルを生成し、設定テーブルに基づいて、コード1を出力してもよい。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、入金種別の各階層を細分化する度合いをユーザが設定可能にできる。
【0027】
また、情報処理装置20は、分類それぞれの分類文言の入力を受け付け、分類文言を示す集計テーブルを生成してもよく、入金機10は、集計テーブルに基づいて、入金と、選択分類に対応する分類文言とを対応付けて集計してもよい。これにより、第1の実施の形態の入金システムは、入金種別の設定を容易にすることができる。
【0028】
また、コード1に入金金額情報を含めることで、入金種別の選択操作や入金金額の手入力操作を容易に且つ誤操作防止の効果もある。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、車両の点検などをする店舗の入金機が現金を売上金として管理するものである。
【0029】
なお、請求書を請求書伝票ともいう。
図2は、第2の実施の形態に係る入金システムの一例を示す図である。第2の実施の形態の入金システムは、入金機100、営業PC200、営業サーバ300およびクラウドサーバ400を有する。入金機100、営業PC200、営業サーバ300およびクラウドサーバ400は、ネットワーク40に接続されている。ネットワーク40は、例えば、インターネット等の広域ネットワークである。
【0030】
入金機100および営業PC200は、店舗30に設置されている。店舗30は、車両の点検等をする店舗である。入金機100は、店舗30の売り上げを管理する入金機である。営業PC200は、店舗30の従業員が操作するPCである。例えば、営業PC200は、取引内容を示す入金種別の選択と当該取引による入金金額の入力を受け付ける。すると、営業PC200は、選択された入金種別と入力された入金金額とを示すバーコードが付与された請求書をプリンタ58に印刷させる。店舗30の従業員は、印刷された請求書のバーコードを入金機100のスキャナ41に読み取らせ、取引で取得した売り上げ金を入金機100に入金する。入金機100は、スキャナ41でバーコードを読み取り、入金を受け付けると、バーコードから入金種別と入金金額とを特定する。入金機100は、特定した入金種別と入金金額とを対応付けて記録する。
【0031】
また、入金機100は、店舗30の営業終了時に、入金種別ごとの1日の集計(締め処理データ)をクラウドサーバ400に送信する。また、営業PC200は、クラウドサーバ400から締め処理データを取得し、営業サーバ300に送信する。
【0032】
営業サーバ300は、店舗30を含む複数の店舗の売り上げを統括して管理するサーバコンピュータである。営業サーバ300は、店舗30の営業が終了すると、営業PC200から締め処理データを取得する。クラウドサーバ400は、入金機100への入金を管理するサーバコンピュータである。クラウドサーバ400は、店舗30の営業が終了すると、入金機100から締め処理データを取得し、取得した締め処理データを営業PC200に送信する。
【0033】
図3は、入金機のハードウェアの一構成例を示す図である。入金機100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス112を介してメモリ102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)である。プロセッサ101がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)などの電子回路で実現してもよい。
【0034】
メモリ102は、入金機100の主記憶装置として使用される。メモリ102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ102には、プロセッサ101による処理に利用する各種データが格納される。メモリ102としては、例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の半導体記憶装置が使用される。
【0035】
バス112に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置103、ネットワークインタフェース104、ディスプレイ105およびタッチパネル106がある。またバス112に接続されている周辺機器としては、硬貨処理ユニット107、紙幣処理ユニット108、機器接続インタフェース109,111および印刷ユニット110がある。
【0036】
ストレージ装置103は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置103は、入金機100の補助記憶装置として使用される。ストレージ装置103には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および取引履歴情報などを含む各種データが格納される。なお、ストレージ装置103としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を使用することができる。
【0037】
ネットワークインタフェース104は、ネットワーク40に接続されている。ネットワークインタフェース104は、ネットワーク40を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
【0038】
ディスプレイ105は、プロセッサ101からの命令に従って、各種情報を画面表示する。ディスプレイ105としては、有機EL(Electro Luminescence)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
【0039】
タッチパネル106は、ディスプレイ105の前面に配置される。タッチパネル106は、ユーザの指が接触あるいは接近した画面上の位置を検出し、プロセッサ101に通知する。
【0040】
硬貨処理ユニット107は、プロセッサ101の指示に従って硬貨の入出金と、硬貨の出入口の扉の開閉とを制御する。紙幣処理ユニット108は、プロセッサ101の指示に従って紙幣の入出金と、紙幣の出入口の扉の開閉とを制御する。紙幣処理ユニット116は、紙幣の種別および記番号を読み取る機能を備える。
【0041】
機器接続インタフェース109は、スキャナ41に接続されている。スキャナ41は、バーコードを読み取り可能である。スキャナ41は、プロセッサ101からの命令に従って、バーコードを読み取り、読み取ったバーコードの内容をプロセッサ101に通知する。
【0042】
印刷ユニット110は、プロセッサ101からの命令に従って、紙に文字や図形を印刷する。例えば、印刷ユニット110は、プロセッサ101からの命令に従って締め処理データを示すレシートを印刷する。
【0043】
機器接続インタフェース111は、可搬型記録媒体42からデータを読み込みまたは、可搬型記録媒体42にデータを書き込むことができる。可搬型記録媒体42は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)などの記録媒体である。
【0044】
なお、第1の実施の形態に示した入金機10も、図3に示した入金機100と同様のハードウェアにより実現することができる。またプロセッサ101は、第1の実施の形態に示した処理部13の一例である。また、硬貨処理ユニット107および紙幣処理ユニット108は、第1の実施の形態に示した入金受付部12の一例である。また、スキャナ41は、第1の実施の形態に示した読取部11の一例である。
【0045】
入金機100は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。入金機100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、入金機100に実行させるプログラムを、ストレージ装置103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、ストレージ装置103内のプログラムの少なくとも一部をメモリ102にロードし、プログラムを実行する。また入金機100に実行させるプログラムを、可搬型記録媒体42に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体42に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ101からの制御により、ストレージ装置103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体42から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
【0046】
図4は、営業PCのハードウェアの一構成例を示す図である。営業PC200は、プロセッサ201によって装置全体が制御されている。プロセッサ201には、バス210を介してメモリ202と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ201は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ201は、例えばCPU、MPU、またはDSPである。プロセッサ201がプログラムを実行することで実現する機能の少なくとも一部を、ASIC、PLDなどの電子回路で実現してもよい。
【0047】
メモリ202は、営業PC200の主記憶装置として使用される。メモリ202には、プロセッサ201に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ202には、プロセッサ201による処理に利用する各種データが格納される。メモリ202としては、例えばRAMなどの揮発性の半導体記憶装置が使用される。
【0048】
バス210に接続されている周辺機器としては、ストレージ装置203、GPU(Graphics Processing Unit)204、入力インタフェース205、光学ドライブ装置206、機器接続インタフェース207,208およびネットワークインタフェース209がある。
【0049】
ストレージ装置203は、内蔵した記録媒体に対して、電気的または磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。ストレージ装置203は、コンピュータの補助記憶装置として使用される。ストレージ装置203には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、ストレージ装置203としては、例えばHDDやSSDを使用することができる。
【0050】
GPU204には、モニタ21が接続されている。GPU204は、プロセッサ201からの命令に従って、画像をモニタ51の画面に表示させる。モニタ51としては、有機ELを用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
【0051】
入力インタフェース205には、キーボード52とマウス53とが接続されている。入力インタフェース205は、キーボード52やマウス53から送られてくる信号をプロセッサ201に送信する。なお、マウス53は、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
【0052】
光学ドライブ装置206は、レーザ光などを利用して、光ディスク54に記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク54は、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク54には、DVD、DVD-RAM、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
【0053】
機器接続インタフェース207は、営業PC200に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース207には、メモリ装置55やメモリリーダライタ56を接続することができる。メモリ装置55は、機器接続インタフェース207との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ56は、メモリカード57へのデータの書き込み、またはメモリカード57からのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード57は、カード型の記録媒体である。
【0054】
機器接続インタフェース208は、プリンタ58に接続されている。プリンタ58は、プロセッサ201からの命令に従って、紙に文字や図形を印刷する。例えば、プリンタ58は、プロセッサ201からの命令に従って請求書を印刷する。
【0055】
ネットワークインタフェース209は、ネットワーク40に接続されている。ネットワークインタフェース209は、ネットワーク40を介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
【0056】
なお、第1の実施の形態に示した情報処理装置20も、図4に示した営業PC200と同様のハードウェアにより実現することができる。また、営業サーバ300およびクラウドサーバ400も、図4に示した営業PC200と同様のハードウェアにより実現することができる。
【0057】
営業PC200は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。営業PC200に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、営業PC200に実行させるプログラムをストレージ装置203に格納しておくことができる。プロセッサ201は、ストレージ装置203内のプログラムの少なくとも一部をメモリ202にロードし、プログラムを実行する。また営業PC200に実行させるプログラムを、光ディスク54、メモリ装置55、メモリカード57などの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ201からの制御により、ストレージ装置203にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ201が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
【0058】
次に、第2の実施の形態の入金システムの各装置の機能について詳細に説明する。
図5は、第2の実施の形態の各装置の機能例を示すブロック図である。入金機100は、記憶部120、操作受付部130および集計部140を有する。記憶部120は、メモリ102またはストレージ装置103の記憶領域を用いて実現される。操作受付部130および集計部140は、メモリ102に記憶されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。
【0059】
記憶部120は、集計情報121および設定テーブル122を記憶する。集計情報121は、入金種別の分類文言ごとの入金額を集計するための集計テーブルを含む。第2の実施の形態では、階層的な第1分類~第4分類の分類文言が設定されている。設定テーブル122は、営業PC200が生成するバーコードの各桁への情報の割り振りを示すテーブルである。
【0060】
操作受付部130は、ユーザの入力操作やクラウドサーバ400からの情報を受け付ける。操作受付部130は、クラウドサーバ400から、営業PC200が生成した集計テーブルおよび設定テーブル122を受信する。操作受付部130は、集計テーブルおよび設定テーブル122を受信すると、記憶部120の集計テーブルおよび設定テーブル122を更新する。
【0061】
操作受付部130は、スキャナ41を用いてバーコードを読み取る。また、操作受付部130は、入金を受け付ける。例えば、操作受付部130は、硬貨処理ユニット107および紙幣処理ユニット108に、硬貨および紙幣の投入を受け付けさせる。
【0062】
集計部140は、第1分類~第4分類の分類文言ごとの入金金額を集計し集計テーブルに登録する。集計部140は、操作受付部130が取得したバーコードで示される第1分類~第4分類の分類文言と金額とを、設定テーブル122に基づいて特定する。そして、集計部140は、第1分類~第4分類の分類文言と金額とを対応付けて集計テーブルに登録する。また、集計部140は、店舗30の営業が終了すると、第1分類~第4分類の分類文言ごとの入金金額を集計したレシートを印刷ユニット110に印刷させる。
【0063】
営業PC200は、記憶部220、操作受付部230およびバーコード生成部240を有する。記憶部220は、メモリ202またはストレージ装置203の記憶領域を用いて実現される。操作受付部230およびバーコード生成部240は、メモリ202に記憶されたプログラムをプロセッサ201が実行することで実現される。記憶部220は、集計情報121および設定テーブル122を記憶する。
【0064】
操作受付部230は、集計テーブルと設定テーブル122との生成およびバーコード生成において、入力を受け付けるための画面を表示する。操作受付部230は、集計テーブルと設定テーブル122との生成では、バーコードの第1分類~第4分類それぞれを示すために割り振る桁数の入力を受け付ける画面を表示する。操作受付部230は、表示した画面において入力された割り振りに従って設定テーブル122を生成する。また、操作受付部230は、第1分類~第4分類それぞれの分類文言の入力を受け付ける画面を表示する。操作受付部230は、表示された画面において入力された分類文言を登録した集計テーブルを生成する。
【0065】
操作受付部230は、バーコード生成では、第1分類~第4分類の分類文言を一覧表示し、分類文言の選択を受け付ける。また、操作受付部230は、金額の入力を受け付ける画面を表示する。そして、操作受付部230は、選択された分類文言および入力された金額からバーコード生成部240が生成したバーコードを含む請求書を表示する。操作受付部230は、請求書の表示画面をプリンタ58に印刷させる。
【0066】
バーコード生成部240は、操作受付部230が表示した画面において入力された情報からバーコードを生成する。例えば、バーコード生成部240は、設定テーブル122に基づいて、選択された第1分類~第4分類および入力された金額を示すバーコードを生成する。
【0067】
なお、図5に示した各要素間を接続する線は通信経路の一部を示すものであり、図示した通信経路以外の通信経路も設定可能である。次に、記憶部120に記憶される情報について詳細に説明する。
【0068】
図6は、集計情報の一例を示す図である。集計情報121は、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・を含む。集計テーブル121-1は、第1分類の入金を集計するためのテーブルである。集計テーブル121-1は、No.、分類文言、数量および入金集計額の項目を有する。No.の項目には、レコードを識別する番号が設定される。分類文言の項目には、第1分類の分類文言が設定される。数量の項目には、分類文言に該当する取引の数量が設定される。入金集計額の項目には、分類文言に該当する取引で入金された集計額が設定される。
【0069】
集計テーブル121-1の1番目のレコードには、集計テーブル121-1-1が対応付けられている。集計テーブル121-1-1は、集計テーブル121-1の1番目のレコードの分類文言の項目に設定された分類文言を細分化した第2分類の入金を集計するためのテーブルである。また、集計テーブル121-1の2番目のレコードには、集計テーブル121-1-2が対応付けられている。集計テーブル121-1-2は、集計テーブル121-1の2番目のレコードの分類文言の項目に設定された分類文言を細分化した第2分類の入金を集計するためのテーブルである。また、集計テーブル121-1の3番目のレコードには、集計テーブル121-1-3が対応付けられている。集計テーブル121-1-3は、集計テーブル121-1の3番目のレコードの分類文言の項目に設定された分類文言を細分化した第2分類の入金を集計するためのテーブルである。集計テーブル121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・が有する項目は、集計テーブル121-1が有する項目と同様である。
【0070】
なお、集計テーブル121-1の各レコードの数量および入金集計額の項目には、対応付けられている第2分類の集計テーブルの合計値が設定される。例えば、集計テーブル121-1の1番目のレコードの数量の項目には、集計テーブル121-1-1の各レコードの数量の項目に設定された数量の合計が設定される。また、集計テーブル121-1の1番目のレコードの入金集計額の項目には、集計テーブル121-1-1の各レコードの入金集計額の項目に設定された入金集計額の合計が設定される。
【0071】
また、集計テーブル121-1-1の1番目のレコードには、集計テーブル121-1-1-1が対応付けられている。集計テーブル121-1-1-1は、集計テーブル121-1-1の1番目のレコードの分類文言の項目に設定された分類文言を細分化した第3分類の入金を集計するためのテーブルである。また、集計テーブル121-1-1の2番目のレコードには、集計テーブル121-1-1-2が対応付けられている。集計テーブル121-1-1-2は、集計テーブル121-1-1の2番目のレコードの分類文言の項目に設定された分類文言を細分化した第3分類の入金を集計するためのテーブルである。集計テーブル121-1-1-1,121-1-1-2,・・・が有する項目は、集計テーブル121-1が有する項目と同様である。
【0072】
なお、集計テーブル121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・の各レコードの数量および入金集計額の項目には、対応付けられている第3分類の集計テーブルの合計値が設定される。例えば、集計テーブル121-1-1の1番目のレコードの数量の項目には、集計テーブル121-1-1-1の各レコードの数量の項目に設定された数量の合計が設定される。また、集計テーブル121-1-1の1番目のレコードの入金集計額の項目には、集計テーブル121-1-1-1の各レコードの入金集計額の項目に設定された入金集計額の合計が設定される。
【0073】
図7は、設定テーブルの一例を示す図である。設定テーブル122は、バーコードの各桁への割り振りを示すテーブルである。設定テーブル122は、金額桁数、分類桁数、第1分類桁数、第2分類桁数、第3分類桁数および第4分類桁数の項目を有する。金額桁数の項目には、金額を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。分類桁数の項目には、第1分類から第4分類を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。第1分類桁数の項目には、第1分類を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。第2分類桁数の項目には、第2分類を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。第3分類桁数の項目には、第3分類を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。第4分類桁数の項目には、第4分類を示すために割り振られたバーコードの桁数が設定される。
【0074】
次に、設定テーブル122に基づいて、バーコード生成部240が生成するバーコードについて説明する。
図8は、バーコードの一例を示す図である。バーコード61は、設定テーブル122に基づいて生成される、13桁の数字を示す1次元コードである。なお、以下では、バーコード61の最も左側の桁を1桁目として説明する。バーコード61の1~2桁目には、バーコード61がインストアコードであることを示す数字が設定される。また、バーコード61の13桁目には、チェックデジットが設定される。また、バーコード61の3~12桁目には、選択された第1分類~第4分類および入力された金額を示す数字が設定される。
【0075】
一例として、設定テーブル122は、第1分類に1桁、第2分類に1桁、第3分類に2桁、第4分類に0桁、金額に6桁が割り振られていることを示しているものとする。すると、バーコード61の3桁目には、選択された第1分類を示す数字が設定される。例えば、バーコード61の3桁目には、集計テーブル121-1の選択された第1分類に対応するレコードの番号が設定される。また、バーコード61の4桁目には、選択された第2分類を示す数字が設定される。例えば、バーコード61の4桁目には、集計テーブル121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・の選択された第2分類に対応するレコードの番号が設定される。
【0076】
また、バーコード61の5~6桁目には、選択された第3分類を示す数字が設定される。例えば、バーコード61の5~6桁目には、集計テーブル121-1-1-1,121-1-1-2,・・・の選択された第3分類に対応するレコードの番号が設定される。また、バーコード61の7~12桁目には、入力された金額を示す数字が設定される。
【0077】
このように、バーコード61は、選択された入金種別の分類と金額とを示す。ここで、バーコード生成部240は、操作受付部230が生成した設定テーブル122に示される各桁の割り振りに基づいて、バーコード61を生成する。操作受付部230は、ユーザの各桁の割り振りの選択に基づいて設定テーブル122を生成する。よって、操作受付部230は、入金種別の各階層を細分化する度合いをユーザが設定可能にできる。
【0078】
次に、集計情報121および設定テーブル122を生成するための情報の入力を受け付ける画面について説明する。
図9は、集計情報および設定テーブル生成時の画面遷移の一例を示す図である。操作受付部230は、初期画面として画面71をモニタ51に表示させる。画面71は、営業PC200の初期画面である。画面71は、クラウド処理に進むクラウド処理ボタンと、請求書伝票作成処理に進む請求書伝票作成ボタンとを含む。操作受付部230は、クラウドボタンの押下操作を受け付けると、画面72をモニタ51に表示させる。
【0079】
画面72は、クラウド処理の選択を受け付ける画面である。画面72は、集計情報121を生成する処理に進む集計テーブル登録ボタンと、バーコード61を生成する処理に進む集計分類用バーコード作成ボタンとを含む。操作受付部230は、集計テーブル登録ボタンの押下を受け付けると、画面73をモニタ51に表示させる。
【0080】
画面73は、設定テーブル122を生成するための入力を受け付ける画面である。画面73は、金額に割り振る桁数を入力する入力欄と、第1分類~第4分類に割り振る桁数の合計を入力する入力欄と、第1分類~第4分類それぞれに割り振る桁数を入力する入力欄とを有する。操作受付部230は、金額に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の金額桁数の項目に設定する。また、操作受付部230は、第1分類~第4分類に割り振る桁数の合計を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の分類桁数の項目に設定する。
【0081】
また、操作受付部230は、第1分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の第1分類桁数の項目に設定する。また、操作受付部230は、第2分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の第2分類桁数の項目に設定する。また、操作受付部230は、第3分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の第3分類桁数の項目に設定する。また、操作受付部230は、第4分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を設定テーブル122の第4分類桁数の項目に設定する。
【0082】
また、画面73は、終了ボタンおよび確定ボタンを含む。操作受付部230は、終了ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、確定ボタンの押下を受け付けると、画面74をモニタ51に表示させる。
【0083】
画面74は、第1分類の分類文言を設定するための画面である。画面74は、分類文言を入力する入力欄を含む。操作受付部230は、分類文言を入力する入力欄に入力された分類文言が分類文言の項目に設定されたレコードを集計テーブル121-1に登録する。
【0084】
また、画面74は、終了ボタンおよび確定ボタンを含む。操作受付部230は、終了ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、確定ボタンの押下を受け付けると、画面75をモニタ51に表示させる。
【0085】
画面75は、集計テーブル121-1の1番目のレコードに登録された分類文言を細分化した第2分類の分類文言を設定するための画面である。画面75は、分類文言を入力する入力欄を含む。操作受付部230は、分類文言を入力する入力欄に入力された分類文言が分類文言の項目に設定されたレコードを集計テーブル121-1-1に登録する。
【0086】
また、画面75は、終了ボタンおよび確定ボタンを含む。操作受付部230は、終了ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、確定ボタンの押下を受け付けると、画面76をモニタ51に表示させる。
【0087】
画面76は、集計テーブル121-1の2番目のレコードに登録された分類文言を細分化した第2分類の分類文言を設定するための画面である。画面75は、分類文言を入力する入力欄を含む。操作受付部230は、分類文言を入力する入力欄に入力された分類文言が分類文言の項目に設定されたレコードを集計テーブル121-1-2に登録する。
【0088】
また、画面76は、終了ボタンおよび確定ボタンを含む。操作受付部230は、終了ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、確定ボタンの押下を受け付けると、集計テーブル121-1の3番目のレコードに登録された分類文言を細分化した第2分類の分類文言を設定するための画面をモニタ51に表示させる。
【0089】
このようにして、操作受付部230は、第1分類の分類文言および第2分類の分類文言の設定をする。操作受付部230は、第1分類の分類文言および第2分類の分類文言の設定と同様に、第3分類の分類文言および第4分類の分類文言に設定もする。
【0090】
次に、バーコード61を生成するための情報の入力を受け付ける画面について説明する。
図10は、バーコード生成時の画面遷移の一例を示す図である。操作受付部230は、画面72において集計分類用バーコード作成ボタンが押下されると画面81をモニタ51に表示させる。画面81は、第1分類の分類文言を一覧表示し、第1分類の選択を受け付ける画面である。画面81は、第1分類の分類文言の一覧を含む。また、画面81は、第1分類の文言それぞれに対応するチェックボックスを含む。操作受付部230は、チェックボックスが選択されると、選択されたチェックボックスに対応する分類文言を第1分類の選択として受け付ける。
【0091】
また、画面81は、第2分類の選択に進むためのボタンと、金額設定に進むためのボタンと、中止ボタンとを含む。操作受付部230は、中止ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、第2分類の選択に進むためのボタンの押下を受け付けると、画面82をモニタ51に表示させる。
【0092】
画面82は、第2分類の分類文言を一覧表示し、第2分類の選択を受け付ける画面である。画面82は、第2分類の分類文言の一覧を含む。また、画面82は、第2分類の文言それぞれに対応するチェックボックスを含む。操作受付部230は、チェックボックスが選択されると、選択されたチェックボックスに対応する分類文言を第2分類の選択として受け付ける。
【0093】
また、画面82は、第3分類の選択に進むためのボタンと、金額設定に進むためのボタンと、中止ボタンとを含む。操作受付部230は、中止ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、第2分類の選択に進むためのボタンの押下を受け付けると、第3分類の分類文言を一覧表示し、第3分類の選択を受け付ける画面をモニタ51に表示させる。なお、操作受付部230は、第3分類および第4分類の選択も、第1分類および第2分類の選択と同様に受け付ける。
【0094】
操作受付部230は、画面81または画面82において金額設定に進むためのボタンの押下を受け付けると、画面83をモニタ51に表示させる。画面83は、入金する金額の入力を受け付けるための画面である。画面83は、金額を入力するための入力欄を含む。操作受付部230は、金額を入力するための入力欄に入力された数値を金額の入力として受け付ける。また、画面83は、確定ボタンと中止ボタンとを含む。操作受付部230は、中止ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。
【0095】
操作受付部230は、確定ボタンの押下を受け付けると、バーコード生成部240にバーコード61を生成させる。バーコード生成部240は、選択された第1分類~第4分類および入力された金額を示すバーコード61を生成する。そして、操作受付部230は、画面84をモニタ51に表示させる。
【0096】
画面84は、バーコード61を表示するための画面である。画面84は、バーコード61を含む。また、画面84は、バーコードコピーボタンと終了ボタンとを含む。操作受付部230は、終了ボタンの押下を受け付けると、処理を終了する。操作受付部230は、バーコードコピーボタンの押下を受け付けると、画面85をモニタ51に表示させる。
【0097】
画面85は、バーコード61を含む請求書を表示するための画面である。操作受付部230は、画面85をプリンタ58に印刷させる。そして、ユーザが印刷された画面85に含まれるバーコード61を入金機100に読み取らせることで、バーコード61を入金機100に通知できる。なお、上記の例では、1つの取引の内容を示す請求書に1つのバーコード61が含まれているが、複数の取引の内容を示す請求書に複数のバーコードが含まれていてもよい。
【0098】
次に、集計部140が印刷するレシートについて説明する。
図11は、レシートの一例を示す図である。レシート91は、締め処理データを示すレシートである。レシート91には、第1分類の分類文言と、当該分類文言に該当する取引の数量と、当該分類文言に該当する取引による入金金額の合計とが並べて配置されている。また、レシート91には、第2分類の分類文言と、当該分類文言に該当する取引の数量と、当該分類文言に該当する取引による入金金額の合計とが並べて配置されている。集計部140は、このようなレシート91を印刷することで、分類文言ごとの集計の詳細をユーザに通知することができる。
【0099】
次に、第2の実施の形態におけるデータの流れについてシーケンス図を用いて説明する。
図12は、第2の実施の形態の処理の例を示すシーケンス図(その1)である。営業PC200は、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122の登録をする(ステップS11)。例えば、営業PC200は、画面73で入力を受け付けた内容に基づいて、設定テーブル122を生成する。また、営業PC200は、画面74~画面76で入力を受け付けた内容に基づいて、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・を生成する。そして、営業PC200は、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122をクラウドサーバ400に送信する。
【0100】
クラウドサーバ400は、営業PC200から取得した集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122を登録する(ステップS12)。そして、クラウドサーバ400は、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122の情報を入金機100に送信してダウンロードさせる(ステップS13)。
【0101】
入金機100は、クラウドサーバ400から集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122の情報を受信する(ステップS14)。そして、入金機100は、クラウドサーバ400から取得した集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122を記憶部120に登録する。なお、ステップS11~ステップS14の処理は、初期設定時または集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122の変更があったときに行われればよい。
【0102】
店舗30において取引が行われると、営業PC200は、当該取引の請求書伝票の登録を営業サーバ300に依頼する(ステップS15)。営業サーバ300は、請求書伝票を作成する(ステップS16)。そして、営業サーバ300は、請求書伝票の印刷イメージを営業PC200に画面表示させる(ステップS17)。営業PC200は、集計分類用バーコードを作成する(ステップS18)。例えば、営業PC200は、画面81~83で入力を受け付けた内容に基づいて、バーコード61を作成する。すると、クラウドサーバ400は、営業PC200に集計分類用バーコードを表示させる(ステップS19)。例えば、営業PC200は、画面84を表示する。営業PC200は、集計分類用バーコードをコピーして営業サーバ300に送信する(ステップS20)。
【0103】
図13は、第2の実施の形態の処理の例を示すシーケンス図(その2)である。営業サーバ300は、営業PC200から集計分類用バーコードを取得すると、請求書伝票印刷イメージに集計分類用バーコードを貼り付けた画像を営業PC200に表示させる(ステップS21)。例えば、営業PC200は、画面85を表示する。そして、営業PC200は、請求書伝票印刷イメージを印刷する(ステップS22)。
【0104】
入金機100は、印刷された請求書伝票印刷イメージに含まれるバーコードをスキャナ41で読み取る(ステップS23)。そして、入金機100は、入金操作を受け付ける(ステップS24)。入金機100は、受け付けた入金を集計する(ステップS25)。
【0105】
なお、上記のステップS15~ステップS25までの処理は、店舗30が営業を終了するまで繰り返し行われる。店舗30の営業が終了すると、入金機100は、締め処理を実行する(ステップS26)。例えば、入金機100は、レシート91を印刷する。また、入金機100は、締め処理データをクラウドサーバ400にアップロードする。クラウドサーバ400は、入金機100から取得した締め処理データをセーブする(ステップS27)。そして、クラウドサーバ400は、締め処理データを営業PC200に送信する。
【0106】
営業PC200は、入金機100によって生成された締め処理データをエクスポートする(ステップS28)。そして、営業PC200は、締め処理データを営業サーバ300に送信する。営業サーバ300は、入金機100によって生成された締め処理データをエクスポートする(ステップS29)。そして、営業サーバ300は、店舗ごとの締め処理データを集計する(ステップS30)。
【0107】
このようにして、第2の実施の形態の入金システムの各装置は、集計テーブルおよび締め処理データを共有できる。バーコード61を生成するための集計テーブルが共有されているため、ネットワーク40がオフラインになった場合であっても、入金機100は、営業PC200が作成したバーコード61から分類と金額とを読み取ることができる。よって、第2の実施の形態の入金システムは、耐障害性を向上させることができる。
【0108】
次に、各装置が実行する処理について詳細に説明する。まず、入金機100の処理について説明する。
図14は、入金処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0109】
[ステップS41]操作受付部130は、初期処理を実行する。
[ステップS42]操作受付部130は、集計テーブルの情報がダウンロードされたか否かを判定する。操作受付部130は、集計テーブルの情報がダウンロードされたと判定した場合、処理をステップS43に進める。操作受付部130は、集計テーブルの情報がダウンロードされていないと判定した場合、処理をステップS44に進める。
【0110】
なお、ダウンロードは、クラウドサーバ400より集計テーブルが新規または更新時に送信されてきた場合に実施される。
[ステップS43]操作受付部130は、クラウドサーバ400から受信した集計テーブルおよび設定テーブルの情報で、例えば、記憶部120の集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・および設定テーブル122を更新する。
【0111】
[ステップS44]操作受付部130は、入金ボタンが押下されたか否かを判定する。操作受付部130は、入金ボタンが押下されたと判定した場合、処理をステップS45に進める。また、操作受付部130は、入金ボタンが押下されていないと判定した場合、処理をステップS44に進める。
【0112】
[ステップS45]操作受付部130は、スキャナ41からの入力があったか否かを判定する。例えば、操作受付部130は、スキャナ41がバーコード61を読み取った場合、スキャナ41からの入力があったと判定する。操作受付部130は、スキャナ41からの入力があったと判定した場合、処理をステップS50に進める。また、操作受付部130は、スキャナ41からの入力がなかったと判定した場合、処理をステップS46に進める。
【0113】
[ステップS46]操作受付部130は、入金種別名の選択があったか否かを判定する。操作受付部130は、入金種別名の選択があったと判定した場合、処理をステップS48に進める。また、操作受付部130は、入金種別名の選択がなかったと判定した場合、処理をステップS47に進める。
【0114】
[ステップS47]操作受付部130は、中止ボタンが押下されたか否かを判定する。操作受付部130は、中止ボタンが押下されたと判定した場合、処理をステップS52に進める。また、操作受付部130は、中止ボタンが押下されていないと判定した場合、処理をステップS45に進める。
【0115】
[ステップS48]操作受付部130は、金額の入力がされたか否かを判定する。操作受付部130は、金額の入力がされたと判定した場合、処理をステップS50に進める。また、操作受付部130は、金額の入力がされていないと判定した場合、処理をステップS49に進める。
【0116】
[ステップS49]操作受付部130は、中止ボタンが押下されたか否かを判定する。操作受付部130は、中止ボタンが押下されたと判定した場合、処理をステップS52に進める。また、操作受付部130は、中止ボタンが押下されていないと判定した場合、処理をステップS48に進める。
【0117】
[ステップS50]操作受付部130は、入金を受け付ける。例えば、操作受付部130は、硬貨処理ユニット107および紙幣処理ユニット108に、硬貨および紙幣の投入を受け付けさせる。
【0118】
[ステップS51]集計部140は、入力された金額および分類文言で集計テーブルに登録する。例えば、集計部140は、バーコード61で示される第1分類~第4分類の分類文言と金額とを特定する。集計部140は、集計テーブル121-1,121-1-1,121-1-2,121-1-3,・・・,121-1-1-1,121-1-1-2,・・・の特定した分類文言のレコードの数量の項目に1を追加し、入金集計額の項目に、特定した金額を追加する。
【0119】
なお、入力された金額より投入された金額が多い場合は、操作受付部130は、釣り銭を出す動作も行う。
[ステップS52]操作受付部130は、店舗30の営業が終了したか否かを判定する。操作受付部130は、店舗30の営業が終了したと判定した場合処理をステップS53に進める。また、操作受付部130は、店舗30の営業が終了していないと判定した場合処理をステップS44に進める。
【0120】
[ステップS53]集計部140は、入金分類ごとに集計したレシート91を印刷する。
[ステップS54]操作受付部130は、入金機100の電源をoffにする。
【0121】
このように、入金機100は、バーコード61をスキャナ41で読み取り、第1分類~第4分類の分類文言を特定する。これにより、入金機100は、第1分類~第4分類に細分化された入金種別を複雑な入力なしに設定することができる。よって、入金機100は、ユーザが所望の入金種別を容易に設定できる。また、入金機100は、バーコード61から入金額も読み取るため、入金額の選択を容易にすることができる。また、入金機100は、分類ごとの入金の集計を示すレシート91を印刷する。これにより、入金機100は、分類文言ごとの集計の内容をユーザに通知することができる。
【0122】
次に、クラウドサーバ400の処理について説明する。
図15は、クラウドサーバ処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0123】
[ステップS61]クラウドサーバ400は、営業PC200より処理依頼があったか否かを判定する。クラウドサーバ400は、営業PC200より処理依頼があったと判定した場合、処理をステップS62に進める。また、クラウドサーバ400は、営業PC200より処理依頼がなかったと判定した場合、処理をステップS61に進める。
【0124】
[ステップS62]クラウドサーバ400は、依頼内容が集計テーブルの登録であったか否かを判定する。クラウドサーバ400は、依頼内容が集計テーブルの登録であったと判定した場合、処理をステップS65に進める。また、クラウドサーバ400は、依頼内容が集計テーブルの登録ではなかった(集計分類用バーコード作成であった)と判定した場合、処理をステップS63に進める。
【0125】
[ステップS63]クラウドサーバ400は、集計分類用バーコード作成処理をする。
[ステップS64]クラウドサーバ400は、集計分類用バーコード作成処理が終了したか否かを判定する。クラウドサーバ400は、集計分類用バーコード作成処理が終了したと判定した場合、処理をステップS61に進める。また、クラウドサーバ400は、集計分類用バーコード作成処理が終了していないと判定した場合、処理をステップS63に進める。
【0126】
[ステップS65]クラウドサーバ400は、集計テーブル登録処理を実行する。
[ステップS66]クラウドサーバ400は、集計テーブル登録処理が終了したか否かを判定する。クラウドサーバ400は、集計テーブル登録処理が終了したと判定した場合、処理をステップS67に進める。また、クラウドサーバ400は、集計テーブル登録処理が終了していないと判定した場合、処理をステップS65に進める。
【0127】
[ステップS67]クラウドサーバ400は、集計テーブルの情報を営業PC200からダウンロードする。
次に、営業サーバ300の処理について説明する。
【0128】
図16は、営業サーバ処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS71]営業サーバ300は、請求書伝票作成依頼があったか否かを判定する。営業サーバ300は、請求書伝票作成依頼があったと判定した場合、処理をステップS72に進める。また、営業サーバ300は、請求書伝票作成依頼がなかったと判定した場合、処理をステップS71に進める。
【0129】
[ステップS72]営業サーバ300は、請求書伝票作成処理を実行する。
[ステップS73]営業サーバ300は、次の請求書伝票の作成があるか否かを判定する。営業サーバ300は、次の請求書伝票の作成があると判定した場合、処理をステップS72に進める。また、営業サーバ300は、次の請求書伝票の作成がないと判定した場合、処理をステップS71に進める。
【0130】
次に、営業PC200の処理について説明する。まず、営業PC200によるクラウド処理について説明する。
図17は、クラウド処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0131】
[ステップS81]操作受付部230は、操作ボタンの押下を受け付けたか否かを判定する。操作受付部230は、操作ボタンの押下を受け付けたと判定した場合、処理をステップS82に進める。また、操作受付部230は、操作ボタンの押下を受け付けていないと判定した場合、処理をステップS81に進める。
【0132】
[ステップS82]操作受付部230は、操作内容が集計テーブルの登録であるか否かを判定する。例えば、操作受付部230は、画面72において集計テーブル登録ボタンが押下された場合、操作内容が集計テーブルの登録であると判定し、集計分類用バーコード作成ボタンが押下された場合、操作内容が集計分類用バーコード作成であると判定する。操作受付部230は、操作内容が集計テーブルの登録であると判定した場合、処理をステップS94に進める。また、操作受付部230は、操作内容が集計テーブルの登録ではない(集計分類用バーコード作成である)と判定した場合、処理をステップS83に進める。
【0133】
[ステップS83]操作受付部230は、第1分類の選択を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面81をモニタ51に表示させて第1分類の選択入力を受け付ける。
[ステップS84]操作受付部230は、次の操作が金額設定であるか否かを判定する。例えば、操作受付部230は、画面81において金額設定に進むためのボタンが押下された場合、次の操作が金額設定であると判定し、第2分類の選択に進むためのボタンが押下された場合、次の操作が第2分類の選択であると判定する。操作受付部230は、次の操作が金額設定であると判定した場合、処理をステップS90に進める。また、操作受付部230は、次の操作が金額設定ではない(第2分類の選択である)と判定した場合、処理をステップS85に進める。
【0134】
[ステップS85]操作受付部230は、第2分類の選択を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面82をモニタ51に表示させて第2分類の選択入力を受け付ける。
[ステップS86]操作受付部230は、次の操作が金額設定であるか否かを判定する。例えば、操作受付部230は、画面82において金額設定に進むためのボタンが押下された場合、次の操作が金額設定であると判定し、第3分類の選択に進むためのボタンが押下された場合、次の操作が第3分類の選択であると判定する。操作受付部230は、次の操作が金額設定であると判定した場合、処理をステップS90に進める。また、操作受付部230は、次の操作が金額設定ではない(第3分類の選択である)と判定した場合、処理をステップS87に進める。
【0135】
[ステップS87]操作受付部230は、第3分類の選択を受け付ける。例えば、操作受付部230は、第3分類の分類文言を一覧表示し、第3分類の選択を受け付ける画面をモニタ51に表示させて第3分類の選択入力を受け付ける。
【0136】
[ステップS88]操作受付部230は、次の操作が金額設定であるか否かを判定する。操作受付部230は、次の操作が金額設定であると判定した場合、処理をステップS90に進める。また、操作受付部230は、次の操作が金額設定ではない(第4分類の選択である)と判定した場合、処理をステップS89に進める。
【0137】
[ステップS89]操作受付部230は、第4分類の選択を受け付ける。例えば、操作受付部230は、第4分類の分類文言を一覧表示し、第4分類の選択を受け付ける画面をモニタ51に表示させて第4分類の選択入力を受け付ける。
【0138】
[ステップS90]操作受付部230は、金額の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面83をモニタ51に表示させて金額の入力操作を受け付ける。
[ステップS91]バーコード生成部240は、バーコード61を生成する。例えば、バーコード生成部240は、設定テーブル122に基づいて、ステップS83~ステップS89で選択された第1分類~第4分類およびステップS90で入力された金額を示すバーコード61を生成する。
【0139】
[ステップS92]操作受付部230は、バーコード61をコピーする。
[ステップS93]バーコード生成部240は、バーコード生成を終了する。そして、処理がステップS106に進む。
【0140】
[ステップS94]操作受付部230は、バーコード割付設定画面を表示する。例えば、操作受付部230は、画面73をモニタ51に表示させる。
[ステップS95]操作受付部230は、金額に割り振る桁数の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面73の金額に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の金額桁数の項目に設定する。
【0141】
[ステップS96]操作受付部230は、分類桁数の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面73の第1分類~第4分類に割り振る桁数の合計を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の分類桁数の項目に設定する。
【0142】
[ステップS97]操作受付部230は、第1分類~第4分類の各分類桁数の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面73の第1分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の第1分類桁数の項目に設定する。また、例えば、操作受付部230は、画面73の第2分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の第2分類桁数の項目に設定する。また、例えば、操作受付部230は、画面73の第3分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の第3分類桁数の項目に設定する。また、例えば、操作受付部230は、画面73の第4分類に割り振る桁数を入力する入力欄に入力された値を、設定テーブル122の第4分類桁数の項目に設定する。
【0143】
[ステップS98]操作受付部230は、第1分類の分類文言の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面74の分類文言を入力する入力欄に入力された分類文言が分類文言の項目に設定されたレコードを集計テーブル121-1に登録する。
【0144】
[ステップS99]操作受付部230は、第1分類の分類文言の設定が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、第1分類の分類文言の設定が終了したと判定した場合、処理をステップS100に進める。また、操作受付部230は、第1分類の分類文言の設定が終了していないと判定した場合、処理をステップS98に進める。
【0145】
[ステップS100]操作受付部230は、第2分類の分類文言の設定を受け付ける。例えば、操作受付部230は、画面75の分類文言を入力する入力欄に入力された分類文言が分類文言の項目に設定されたレコードを集計テーブル121-1-1に登録する。
【0146】
[ステップS101]操作受付部230は、第2分類の分類文言の設定が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、第2分類の分類文言の設定が終了したと判定した場合、処理をステップS102に進める。また、操作受付部230は、第2分類の分類文言の設定が終了していないと判定した場合、処理をステップS100に進める。
【0147】
[ステップS102]操作受付部230は、第3分類の分類文言の設定を受け付ける。例えは省略する。
[ステップS103]操作受付部230は、第3分類の分類文言の設定が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、第3分類の分類文言の設定が終了したと判定した場合、処理をステップS104に進める。また、操作受付部230は、第3分類の分類文言の設定が終了していないと判定した場合、処理をステップS102に進める。
【0148】
[ステップS104]操作受付部230は、第4分類の分類文言の設定を受け付ける。例えは省略する。
[ステップS105]操作受付部230は、第4分類の分類文言の設定が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、第4分類の分類文言の設定が終了したと判定した場合、処理をステップS106に進める。また、操作受付部230は、第4分類の分類文言の設定が終了していないと判定した場合、処理をステップS104に進める。
【0149】
[ステップS106]操作受付部230は、店舗30の営業が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、店舗30の営業が終了したと判定した場合、処理を終了する。また、操作受付部230は、店舗30の営業が終了していないと判定した場合、処理をステップS81に進める。
【0150】
このように、営業PC200は、第1分類~第4分類を一覧表示し、分類文言の選択を受け付ける。営業PC200は、選択された分類文言を示すバーコード61を生成する。これにより、営業PC200は、入金と対応付ける分類文言をユーザが選択しやすくすることができる。また、営業PC200は、第1分類~第4分類それぞれの分類文言の入力を受け付け、分類文言を示す集計テーブルを生成する。これにより、営業PC200は、バーコード61の生成において選択対象として用意される分類文言の設定を容易にすることができる。
【0151】
次に、営業PC200による請求書作成処理について説明する。
図18は、請求書作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。以下、図18に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
【0152】
[ステップS111]操作受付部230は、画面71において請求書伝票作成ボタンが押下されたか否かを判定する。操作受付部230は、請求書伝票作成ボタンが押下されたと判定した場合、処理をステップS112に進める。また、操作受付部230は、請求書伝票作成ボタンが押下されていないと判定した場合、処理をステップS111に進める。
【0153】
[ステップS112]操作受付部230は、請求書伝票作成処理を実行する。
[ステップS113]操作受付部230は、請求書伝票をモニタ51に表示させる。
[ステップS114]操作受付部230は、請求書伝票にバーコード61を貼り付けて表示する。例えば、操作受付部230は、画面85をモニタ51に表示させる。
【0154】
[ステップS115]操作受付部230は、請求書伝票を印刷する。例えば、操作受付部230は、画面85をプリンタ58に印刷させる。
[ステップS116]操作受付部230は、次の請求書伝票を作成するか否かを判定する。操作受付部230は、次の請求書伝票を作成すると判定した場合、処理をステップS112に進める。また、操作受付部230は、次の請求書伝票を作成しないと判定した場合、処理をステップS117に進める。
【0155】
[ステップS117]操作受付部230は、店舗30の営業が終了したか否かを判定する。操作受付部230は、店舗30の営業が終了したと判定した場合、処理を終了する。また、操作受付部230は、店舗30の営業が終了していないと判定した場合、処理をステップS111に進める。
【0156】
このように、営業PC200は、バーコード61を含む請求書を印刷する。これにより、営業PC200は、取引によって発生した入金機100への入金と当該取引の請求書とを対応付けて管理できる。
【0157】
また、バーコード61に入金金額情報を含めることで、入金種別の選択操作や入金金額の手入力操作を容易に且つ誤操作防止の効果もある。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
【符号の説明】
【0158】
1 コード
10 入金機
11 読取部
12 入金受付部
13 処理部
20 情報処理装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図10
図11
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