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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023121625
(43)【公開日】2023-08-31
(54)【発明の名称】製袋包装装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 59/00 20060101AFI20230824BHJP
【FI】
B65B59/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022025072
(22)【出願日】2022-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(74)【代理人】
【識別番号】110000202
【氏名又は名称】弁理士法人新樹グローバル・アイピー
(72)【発明者】
【氏名】奥田 慎之介
(72)【発明者】
【氏名】市川 誠
【テーマコード(参考)】
3E056
【Fターム(参考)】
3E056AA05
3E056BA14
3E056CA02
3E056FH05
3E056FH20
3E056HA08
(57)【要約】
【課題】製袋包装部を覆うカバーを有する製袋包装装置において、高い清掃性を確保する。
【解決手段】製袋包装装置10は、製袋包装部100と、カバー200と、を備える。カバー200は、少なくとも製袋包装部100の稼働中において、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを禁止する。カバー200は、カバー部材90と、フレーム70および補強部材80の少なくとも一方と、を含む。カバー部材90は、製袋包装部100の正面側、背面側、側面側および上面側の少なくともいずれかに面して配置される。カバー部材90とフレーム70との間には、カバー部材90とフレーム70との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S1が形成されている。カバー部材90と補強部材80との間には、カバー部材90と補強部材80との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S2が形成されている。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品が包装された袋を製造する製袋包装部と、
少なくとも前記製袋包装部の稼働中において、外部から作業者の前記製袋包装部へのアクセスを禁止するカバーと、
を備え、
前記カバーは、
前記製袋包装部の正面側、背面側、側面側および上面側の少なくともいずれかに面して配置されるカバー部材と、
前記カバー部材を支持するフレームおよび前記カバー部材を補強する補強部材の少なくとも一方と、
を含み、
前記カバー部材と前記フレームとの間には、前記カバー部材と前記フレームとの接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されており、又は、
前記カバー部材と前記補強部材との間には、前記カバー部材と前記補強部材との接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されている、
製袋包装装置。
【請求項2】
前記隙間は3mm以上である、
請求項1に記載の製袋包装装置。
【請求項3】
前記製袋包装部は、
帯状のフィルムを供給するフィルム供給部と、
前記フィルムを搬送するフィルム搬送部と、
前記フィルムを筒状に成形するフィルム成形部と、
前記フィルム成形部で成形された筒状の前記フィルムの合わせ目を縦にシールする縦シール部と、
筒状の前記フィルムを横にシールする横シール部と、
を含み、
前記カバー部材は、前記フィルム供給部、前記フィルム搬送部、前記フィルム成形部、前記縦シール部または前記横シール部の少なくとも1つの部位の近傍に配置される、
請求項1又は2に記載の製袋包装装置。
【請求項4】
前記カバー部材と前記補強部材との間には、前記カバー部材と前記補強部材との接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されており、
前記カバー部材はアクリル板であり、
前記補強部材は金属製の部材であり、
前記カバー部材と前記補強部材との前記接続部分は、3mm以上のスペーサが配置されている、
請求項1から3のいずれかに記載の製袋包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製袋包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1(特開2019-1541号公報)に開示されているように包装部と作業空間とがパネルで囲まれた包装装置が知られている。特許文献1の装置では、パネルを構成するカバー部材が、フレームおよび補強部材と、隙間なく接するように取り付けられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の特許文献1の包装装置のように、包装部に対して作業する作業空間を囲んでいるパネルは、粉塵等が溜まらないようにすることが好ましい。
【0004】
しかし、パネルを構成するカバー部材と、フレームおよび補強部材との間に粉塵等が溜まりやすく、溜まった粉塵等はエアジェットで風を吹き付けても取り除くのが困難である。
【0005】
本発明の課題は、製袋包装部を覆うカバーを有する製袋包装装置において、高い清掃性を確保することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1観点の製袋包装装置は、製袋包装部と、カバーと、を備える。製袋包装部は、商品が包装された袋を製造する。カバーは、少なくとも製袋包装部の稼働中において、外部から作業者の製袋包装部へのアクセスを禁止する。カバーは、カバー部材と、フレームおよび補強部材の少なくとも一方と、を含む。カバー部材は、製袋包装部の正面側、背面側、側面側および上面側の少なくともいずれかに面して配置される。フレームは、カバー部材を支持する。補強部材は、カバー部材を補強する。カバー部材とフレームとの間には、カバー部材とフレームとの接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されている。カバー部材と補強部材との間には、カバー部材と補強部材との接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されている。
【0007】
第1観点の製袋包装装置では、カバー部材とフレームとの間、又は、カバー部材と補強部材との間に隙間が形成されているので、製袋包装部のカバーに粉塵等が溜まりにくくなり、容易に清掃することができる。
【0008】
第2観点の製袋包装装置は、第1観点の製袋包装装置であって、隙間は3mm以上である。
【0009】
第2観点の製袋包装装置では、カバー部材とフレームとの間の隙間、又はカバー部材と補強部材との間の隙間に粉塵等が溜まった場合でも容易に清掃して取り除くことができる。
【0010】
第3観点の製袋包装装置は、第1観点又は第2観点の製袋包装装置であって、製袋包装部は、フィルム供給部と、フィルム搬送部と、フィルム成形部と、縦シール部と、横シール部とを含む。フィルム供給部は、フィルムを供給する。フィルム搬送部は、フィルムを搬送する。フィルム成形部は、フィルムを筒状に成形する。縦シール部は、フィルム成形部で成形された筒状の前記フィルムの合わせ目を縦にシールする。横シール部は、筒状のフィルムを横にシールする。カバー部材は、フィルム供給部、フィルム搬送部、フィルム成形部、縦シール部または横シール部の少なくとも1つの部位の近傍に配置される。
【0011】
第3観点の製袋包装装置は、フィルムに粉塵等が付着するのを防ぐことができる。
【0012】
第4観点の製袋包装装置は、第1観点から第3観点のいずれかの製袋包装装置であって、カバー部材と補強部材との間には、カバー部材と補強部材との接続部分を除いて、20mm以下の隙間が形成されている。カバー部材はアクリル板である。補強部材は金属製の部材である。カバー部材と補強部材との接続部分は、3mm以上のスペーサが配置されている。
【0013】
第4観点の製袋包装装置では、カバー部材と補強部材との接続部分にスペーサが配置されることで、カバー部材と補強部材との間に3mm以上の隙間を設けることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る製袋包装装置によれば、製袋包装部のカバーに粉塵等が溜まりにくくなり、容易に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る製袋包装装置10の模式図である。
図2】製袋包装装置10の外観を示す正面図である。
図3】製袋包装装置10の外観を示す側面図である。
図4】製袋包装装置10の外観を示す斜視図である。
図5】包装部13の構造を示す模式図である。
図6】カバー200の内側の構造の一部を示す拡大図である。
図7】カバー200の扉91の構造を示す図である。
図8】カバー部材90とフレーム70との間の隙間を説明するための図である。
図9】カバー200の扉91を上から見た図である。
図10】カバー部材90と補強部材80との間の隙間を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0017】
(1)全体構成
図1図4は、本発明の一実施形態に係る製袋包装装置10を示す。製袋包装装置10は、所定量のスナック菓子などの物品(商品)を、フィルムFからなる袋で包装することによって、流通可能な形態の商品P(袋詰め商品)を製造するためのものである。製袋包装装置10には、計量部11から物品が提供される。
【0018】
製袋包装装置10は、製袋包装部100と、カバー200と、を備える。製袋包装部100は、商品Pが包装された袋を製造する。カバー200は、少なくとも製袋包装部100の稼働中において、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを禁止する。
【0019】
製袋包装部100は、フィルム供給部12と、包装部13と、を有している。計量部11の下方には包装部13が配置される。包装部13に隣接してフィルム供給部12が配置される。包装された商品Pは、包装品排出部POから排出される。
【0020】
(2)製袋包装部100
(2-1)フィルム供給部12
図1に示すフィルム供給部12は、フィルムロールFRを保持している。フィルム供給部12は、フィルムロールFRに巻かれたフィルムFを、包装部13へ搬送する。
【0021】
(2-2)包装部13
図5は包装部13の構成を示す。包装部13は、フィルムFから袋Bを形成するとともに、計量部11から受け取った所定量の物品Aを包装する。その後、包装部14は包装された商品Pを排出する。包装部14は、フィルム成形機構(フィルム成形部)20、フィルム搬送機構(フィルム搬送部)30、縦シール機構(縦シール部)40、横シール機構(横シール部)50を有する。
【0022】
(2-2-1)フィルム成形機構20
フィルム成形機構20は、物品ガイド21と、フォーマ22と、を有する。物品ガイド21は、物品Aを受け取るための漏斗状の上端が形成された、円筒状のチューブである。物品ガイド21は、商品Pの袋Bのサイズに応じて異なるものに交換される。フォーマ22は、平面状のフィルムFが筒状に変形するように、物品ガイド21と協働してフィルムFを案内する。フォーマ22は、図示しない支持部材によって物品ガイド21と一体化されており、商品Pの袋Bのサイズに応じて異なるものに交換される。
【0023】
(2-2-2)フィルム搬送機構30
フィルム搬送機構30は、袋Bの材料であるフィルムFを搬送するためのものである。フィルム搬送機構30は、プルダウンベルト31を有する。プルダウンベルト31は、図示しないモータによって駆動されることにより、筒状のフィルムFを物品ガイド21に沿って下方へ搬送する。
【0024】
(2-2-3)縦シール機構40
縦シール機構40は、フィルムFで筒を作るために、フィルムFの搬送方向に延びる平行な2辺を固着させるためのものである。縦シール機構40は、物品ガイド21の上で重なり合ったフィルムFの2辺を押圧しながら加熱する。縦シール機構40によって固着された部位は、袋Bの縦シール部位SLとなる。
【0025】
(2-2-4)横シール機構50
横シール機構50は、袋Bを作るために、筒状のフィルムFの対向する2面を固着させるためのものである。横シール機構50は、1組のシールジョー51を有する。シールジョー51はそれぞれ図5の矢印MSで示す水平方向に往復できる。シールジョー51には、図示しないヒータおよび可動ナイフが埋設されている。シールジョー51は互いに接近することによって、筒状のフィルムFの対向する2面を押圧する。横シール機構50によって固着された部位は、袋Bの横シール部位STとなる。
【0026】
(3)カバー200
カバー200は、カバー部材(パネル)90と、フレーム70および補強部材80と、を含む。カバー200は、作業者が作業空間に出入りするための扉91が設けられている。
【0027】
(3-1)カバー部材90
カバー部材90は、製袋包装部100の稼働中において、作業者が装置の可動部分に触れることを防ぐことによって、作業者の安全を確保するためのものである。カバー部材90は、製袋包装部100の正面側、背面側、側面側および上面側の少なくともいずれかに面して配置される。
【0028】
カバー部材90は透明な樹脂板であり、例えばアクリル樹脂からなる。また、カバー部材90は、ポリカーボネートからなる板状部材でもよい。
【0029】
図2は、本実施形態に係る製袋包装装置10の正面図である。図2では、カバー200に設けられた扉91が開けられた状態を示す。
【0030】
図2に示すように、製袋包装装置10の正面側のカバー部材90は、第1カバー部材90aと、第2カバー部材90bとを有している。第1パネル90aは上梁74と下梁75との間で、第1前脚71aおよび第2前脚72aの間を覆うように設けられている。
【0031】
また、第2カバー部材90bは、下梁75の下方向の側で、第1前脚71aおよび第2前脚72aとの間を覆うように設けられている。第2カバー部材90bの中央には、包装品排出部POが設けられている。包装品排出部POは、コンベア(図示せず)の挿入口である。コンベアは、袋Bに詰められた商品Pを製袋包装部100から搬出する。
【0032】
製袋包装装置10の正面側のカバー部材90は、第1前脚71aと第2前脚72aとの間を塞ぐことによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。
【0033】
また、図2に示すように、扉91は、ヒンジ92で第1前脚71aに取り付けられている。作業者は、扉91の表側に取り付けられた取手93を使って、扉91を開閉することが可能である。扉91のカバー部材90は、扉91が閉められることによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。
【0034】
図3は、本実施形態に係る製袋包装装置10の側面図である。図3では、カバー200に設けられた扉91が開けられた状態を示す。
【0035】
図3に示すように、製袋包装装置10の側面側のカバー部材90は、第3カバー部材90cと、第4カバー部材90dと、第5カバー部材90eと、を有している。
【0036】
第3カバー部材90cは、製袋包装装置10の正面に対して右側の面に設けられている。第3カバー部材は、桁73の下方向の側で、第1中脚71bと第1後脚71cとの間を覆うように設けられている。第3パネル90cは、第1中脚71bと第1後脚71cとの間を塞ぐことによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。
【0037】
第4カバー部材90dは、製袋包装装置10の正面に対して左側の面の上部に設けられている。第5カバー部材90eは、第製袋包装装置10の正面に対して左側の面の下部に設けられている。第4カバー部材90dおよび第5カバー部材90eは、桁73の下方向の側で、第2前脚72aと、第2中脚72bとの間を覆うように設けられている。第4カバー部材90dおよび第5カバー部材90eは、第2前脚72aと第2中脚72bとの間を塞ぐことによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。
【0038】
図4は、本実施形態に係る製袋包装装置10の斜視図である。図4では、カバー200に設けられた扉91が開けられた状態を示す。
【0039】
図4に示すように、製袋包装装置10の上面側のカバー部材90は、第6カバー部材90fと、第7カバー部材90gと、第8カバー部材90hと、第9カバー部材90iと、を有している。
【0040】
第6カバー部材90fは、第1前脚71a、第2前脚72a、第1中脚71bおよび第2中脚72bの上端を連結している、桁73及び上梁74の間を覆うように設けられている。
【0041】
第7カバー部材90gは、第1中脚71b、第2中脚72b、第1後脚71cおよび第2後脚72cの上端を連結している、桁73及び上梁74の間を覆うように設けられている。
【0042】
第8カバー部材90hは、第1後脚71cと、第2後脚72cの上端を連結している上梁74から、製袋包装部100の後方に延びるように設けられている。
【0043】
第9カバー部材90iは、第8カバー部材90hと第9カバー部材90iとが側面視L字形を形成するように、第8カバー部材90hに接続されている。第8カバー部材90hおよび第9カバー部材90iは、支持部76の間を覆うように設けられている。
【0044】
第6カバー部材90fおよび第7カバー部材90gは、桁73及び上梁74の間を塞ぐことによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。また、第8カバー部材90hおよび第9カバー部材90iは、支持部76の間を塞ぐことによって、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを妨げる。
【0045】
また、本実施形態では、カバー部材90は、横シール機構50の近傍に配置される。
【0046】
カバー部材90は、フィルム供給部12、フィルム搬送部30、フィルム成形部20、縦シール部40または横シール部50のいずれかと同じ高さ位置に配置されるようにしてもよい。これにより、フィルム供給部12、フィルム搬送部30、フィルム成形部20、縦シール部40または横シール部50において、フィルムFに粉塵等が付着することを防ぐことができる。
【0047】
また、カバー部材90は、フィルム供給部12、フィルム搬送部30、フィルム成形部20、縦シール部40および横シール部50と同じ高さ位置に配置されるようにしてもよい。これにより、フィルム供給部12、フィルム搬送部30、フィルム成形部20、縦シール部40および横シール部50において、フィルムFに粉塵等が付着することを防ぐことができる。
【0048】
(3-2)フレーム70
フレーム70は、カバー部材90を支持する。フレーム70と、カバー部材90は、ネジ穴(図示せず)が設けられている。カバー部材90は、フレーム70にネジ止めされている。フレーム70は、ステンレス鋼からなる。
【0049】
図2の正面図に示すように、フレーム70は、第1前脚71a、第2前脚72a、上梁74、および下梁75を有する。上梁74は、第1前脚71aの上端と第2前脚72aの上端を連結している。下梁75は、第1前脚71aの中ほどと第2前脚72aの中ほどを連結している。
【0050】
図3の側面図および図4の斜視図に示すように、フレーム70は、さらに、第1中脚71b、第2中脚72b、第1後脚71c、第2後脚72cを有する。第1後脚71bの上端と第2後脚72bの上端は、別の上梁74(図4参照)によって連結されている。
【0051】
図3の側面図に示すように、フレーム70は、さらに、桁73および支持部76を有する。第1前脚71aの上端と第1中脚71bの上端は、桁73によって連結されている。また、第1中脚71bの上端と第1後脚71cの上端は、別の桁73によって連結されている。
【0052】
また、図3に示されていないが、第2前脚72aの上端と第2中脚72bの上端は、別の桁73(図4参照)によって連結されている。また、第2中脚72bの上端と第2後脚72cの上端は、別の桁73によって連結されている。
【0053】
また、図4の斜視図に示すように、第1中脚71bの上端と第1後脚71cの上端を連結する桁73に、支持部76がさらに接続されている。
【0054】
また、図4に示されていないが、第2中脚72bの上端と第2後脚72cの上端を連結する桁73に、別の支持部76がさらに接続されている。
【0055】
(3-3)補強部材80
補強部材80は、カバー部材90を補強する。補強部材80と、カバー部材90は、ネジ穴(図示せず)が設けられている。カバー部材90は、カバー部材90の裏面の側で補強部材80にネジ止めされている。補強部材80は、ステンレス鋼からなる。
【0056】
図6は、カバー200の内側の構造の一部を示す拡大図である。図7は、製袋包装装置10のカバー200の扉91の構造を示す図である。
【0057】
図6および図7に示すように、扉91では、カバー部材90の補強部材80は、カバー200の扉91の裏側に設けられている。製袋包装装置10の扉91の補強部材80は、第1補強部材80aと、第2補強部材80bと、第3補強部材80cと、第4補強部材80dと、を有している。扉91のカバー部材90は、第1補強部材80aと、第2補強部材80bと、第3補強部材80cと、第4補強部材80dと、によって補強されている。
【0058】
第1補強部材80aは、扉91のカバー部材90の上方向の側に配置される。第2補強部材80bは、扉91のカバー部材90の下方向の側に配置される。第3補強部材80cは、扉91のカバー部材90の、ヒンジ92が取り付けられている側の反対側に配置される。第4補強部材80dは、扉91のカバー部材90の、ヒンジ92が取り付けられている側に配置される。
【0059】
また、製袋包装装置10の上面側のカバー部材90を補強する補強部材80は、カバー部材90の裏面側に設けられている。製袋包装装置10の上面側のカバー部材90を補強する補強部材80は、第5補強部材80eと、他の補強部材80と、を有している。
【0060】
図6に示すように、第5補強部材80eは、第6カバー部材90fを補強する。また、別の補強部材80は、第7カバー部材90gおよび第9カバー部材90iを補強する(図4参照)。
【0061】
(4)カバー部材90とフレーム70との間の隙間S1
図8は、カバー部材90とフレーム70との間の隙間を説明するための図である。
【0062】
カバー部材90とフレーム70との間には、カバー部材90とフレーム70との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S1が形成されている。カバー部材90とフレーム70との間に形成される隙間S1は、3mm以上である。カバー部材90とフレーム70との接続部分は、カバー部材90とフレーム70とが接触している箇所とする。
【0063】
本実施形態では、第1~第5カバー部材90a~90eと、フレーム70との間には、隙間S1が形成されている。第6~第9カバー部材90f~90iと、フレーム70との間には、隙間S1が形成されていない。以下、詳細を説明する。
【0064】
第1カバー部材90aは、第1前脚71aおよび第2前脚72aに取り付けられたブラケット77に、ねじ止めされている。図8に示すように、第1カバー部材90aと、第1前脚71a、第2前脚72a、上梁74および下梁75との間には、それぞれ隙間S1が形成されている。
【0065】
また、第2カバー部材90bは、第1前脚71aおよび第2前脚72aに取り付けられたブラケット77に、ねじ止めされている。図8に示すように、第2カバー部材90bと、第1前脚71a、第2前脚72aおよび下梁75との間には、それぞれ隙間S1が形成されている。
【0066】
また、第3カバー部材90cは、第1後脚71cにヒンジで取り付けられている(図4参照)。第3カバー部材90cと、第1中脚71bおよび桁73との間には、それぞれ隙間S1が形成されている。
【0067】
また、第4カバー部材90dは、第2前脚72aおよび第2中脚72bに取り付けられたブラケット77に、ねじ止めされている(図4参照)。第4カバー部材90dと、第2前脚72a、第2中脚72bおよび桁73との間には、それぞれ隙間S1が形成されている。
【0068】
また、第5カバー部材90eは、第2前脚72aおよび第2中脚72bに取り付けられたブラケット77に、ねじ止めされている(図4参照)。第4カバー部材90dと、第2前脚72aおよび第2中脚72bとの間には、それぞれ隙間S1が形成されている。
【0069】
第6カバー部材90fは、第1前脚71a、第2前脚72a、第1中脚71bおよび第2中脚72bの上端を連結している、桁73および上梁74にねじ止めされている(図4参照)。第6カバー部材90fと、桁73および上梁74との間には隙間が形成されておらず、第6カバー部材90fと、桁73および上梁74とは接続されている。
【0070】
また、第7カバー部材90gは、第1中脚71b、第2中脚72b、第1後脚71cおよび第2後脚72cの上端を連結している、桁73および上梁74にねじ止めされている(図4参照)。第7カバー部材90gと、桁73および上梁74との間には隙間が形成されておらず、第7カバー部材90gと、桁73および上梁74とは接続されている。
【0071】
また、第8カバー部材90hは、支持部76に、ねじ止めされている(図4参照)。第8カバー部材90hと、支持部76との間には、隙間が形成されておらず、第8カバー部材90hと、支持部76とは接続されている。
【0072】
また、第9カバー部材90iは、支持部76に、ねじ止めされている(図4参照)。第9カバー部材90iと、支持部76との間は隙間が形成されておらず、第9カバー部材90iと、支持部76とは接続されている。
【0073】
(5)カバー部材90と補強部材80との間の隙間S2
図9は、製袋包装装置10のカバー200の扉91を上から見た図である。図10は、カバー部材90と補強部材80との間の隙間を説明するための図である。
【0074】
扉91は、補強部材80と、その補強部材80が設置されたカバー部材90とからなる。図9および図10に示すように、補強部材80は、断面がL字形状である。補強部材80は、カバー部材90の裏面に固定されてカバー部材90を補強する第1部81と、第1部81の一端から立ち上がる第2部82と、を有している。
【0075】
カバー部材90と補強部材80との間には、カバー部材90と補強部材80との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S2が形成されている。また、カバー部材90と補強部材81との間に形成される隙間S2は、3mm以上である。また、カバー部材90と補強部材80との接続部分は、3mm以上のスペーサ83が配置されている。
【0076】
カバー部材90と補強部材80との接続部分は、カバー部材90と補強部材80とが接触している箇所、または、カバー部材90と補強部材80との間にスペーサ83が配置されている箇所とする。
【0077】
本実施形態では、第1、第2補強部材80a、80bと、カバー部材90との間には、隙間S2が形成されている。第3~第5補強部材80c~80eおよび他の補強部材80と、カバー部材90との間には、隙間S2が形成されていない。以下、詳細を説明する。
【0078】
第1補強部材80aは、第1部81の端部810が、扉91の下側に向くように、扉91のカバー部材91にねじ止めされている(図7図10参照)。第1補強部材80aの第1部81は、扉91のカバー部材90に固定されている。第1補強部材80aの第2部82aは、扉91のカバー部材90の、第1部81が固定された面に対して垂直となっている。第1補強部材80aと、扉91のカバー部材90との間には、隙間S2が形成されている。
【0079】
また、図9および図10に示すように、第1補強部材80aと、扉91のカバー部材90との間には、複数のスペーサ83が配置されている。第1補強部材80aと、扉91のカバー部材90との間で、スペーサ83が配置されている箇所は、隙間が形成されておらず、第1補強部材80aと、カバー部材90とが、スペーサ83を介して接続されている。
【0080】
また、第2補強部材80bは、第1部81の端部810が、扉91の下側に向くように、ねじ止めされている(図7参照)。第2補強部材80bの第1部81は、扉91のカバー部材90に固定されている。第2補強部材80bの第2部82は、扉91のカバー部材90の、第1部81が固定された面に対して垂直となっている。第2補強部材80bと、扉91のカバー部材90との間には、隙間S2が形成されている。
【0081】
また、第2補強部材80bと、扉91のカバー部材90との間には、複数のスペーサ83が配置されている(図10参照)。第2補強部材80bと、カバー部材90との間で、スペーサ83が配置されている箇所は、隙間が形成されておらず、第2補強部材80bと、扉91のカバー部材90とが、スペーサ83を介して接続されている。
【0082】
また、第3補強部材80cは、図10に示すように、第1部81cの端部810cが、扉91の中心側に向くように、扉91のカバー部材90にねじ止めされている。第3補強部材80cの第1部81cが、扉91のカバー部材90に固定されている。第3補強部材80cの第2部82cは、扉91のカバー部材90の、第1部81cが固定された面に対して垂直となっている。また、第4補強部材80dは、図10に示すように、第1部81dの端部810dが、扉91の中心側とは反対方向になるように、扉91のカバー部材90にねじ止めされている。第4補強部材80dの第1部81dが、扉91のカバー部材90に固定されている。第4補強部材80dの第2部82dは、扉91のカバー部材90の、第1部81dが固定された面に対して垂直となっている。
【0083】
図10に示すように、第3補強部材80cおよび第4補強部材80dと、扉91のカバー部材90との接続部分に、スペーサ83が配置されていない。第3補強部材80cおよび第4補強部材80dと、扉91のカバー部材90との間には、隙間が形成されておらず、第3補強部材80cおよび第4補強部材80dと、扉91のカバー部材90とは、接続されている。
【0084】
また、第5補強部材80eは、第1部81の端部810が製袋包装装置10の背面側に向くように、第6カバー部材90fにねじ止めされている(図6参照)。また、別の補強部材80が、第7カバー部材90gおよび第9カバー部材90iにねじ止めされている(図4参照)。
【0085】
第5補強部材80eと、第6カバー部材90fとの接続部分、別の補強部材80と、第7カバー部材90gおよび第9カバー部材90iとの接続部分、にスペーサ83が配置されていない。第5補強部材80eと第6カバー部材90fとの間、別の補強部材80と、第7カバー部材90gおよび第9カバー部材90iとの間、には隙間が形成されておらず、第5補強部材80eと第6カバー部材90f、別の補強部材80と、第7カバー部材90gおよび第9カバー部材90i、は接続されている。
【0086】
(6)メンテナンス作業
製袋包装装置10の稼働中は、図1に示すように、包装部13が計量部11の下方に配置されている。図3および図4では、メンテナンス作業のために、包装部13のプルダウンベルト32と縦シール機構40を、90度回転して製袋包装装置10の正面側近くに移動させた状態を示している。
【0087】
製袋包装装置10の稼働中は作業者が製袋包装装置10の可動部分に触ることができないように、製袋包装部100の周囲をカバー200で覆っている。製袋包装装置10の稼働中に発生した粉塵等は、製袋包装部100の周囲を覆うカバー200の内側に溜まりやすい。
【0088】
また、製袋包装装置10のカバー200は、作業者が作業空間に出入りすることができる扉91を有している。作業者は、製袋包装装置10を運転休止状態にしてメンテナンス作業を行う。作業者は、メンテンナンス作業時に、カバー200の扉91を開けて作業空間内に入る。メンテナンス作業には、清掃のために物品ガイド21およびフォーマ22を取り外す作業、および、商品Pの袋Bのサイズに応じて物品ガイド21およびフォーマ22を交換する作業が含まれる。
【0089】
また、作業者は、製袋包装部100およびカバー200を清掃する。カバー200を清掃することで、カバー200の内側に溜まった粉塵等が、製袋包装装置10の稼働中に製袋包装部100に付着するのを防ぐことができる。
【0090】
(7)特徴
(7-1)
上記実施形態の製袋包装装置10は、製袋包装部100と、カバー200と、を備える。製袋包装部100は、商品が包装された袋を製造する。カバー200は、少なくとも製袋包装部100の稼働中において、外部から作業者の製袋包装部100へのアクセスを禁止する。カバー200は、カバー部材90と、フレーム70および補強部材80の少なくとも一方と、を含む。カバー部材90は、製袋包装部100の正面側、背面側、側面側および上面側の少なくともいずれかに面して配置される。フレーム70は、カバー部材90を支持する。補強部材80は、カバー部材90を補強する。カバー部材90とフレーム70との間には、カバー部材90とフレーム70との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S1が形成されている。カバー部材90と補強部材80との間には、カバー部材90と補強部材80との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S2が形成されている。
【0091】
従来、包装部に対して作業する作業空間を囲んでいるカバーは、カバー部材と、フレームおよび補強部材とが、隙間なく接触するように構成されている。
【0092】
例えばスナック菓子などを袋で包装する場合、シーズニングの粉塵がカバーの内側に溜まりやすい。作業者は、エアジェットでシーズニングの粉塵を飛ばすことで、カバーを清掃している。しかしながら、カバー部材と、フレームおよび補強部材とが、隙間なく接触するように構成されているので、カバー部材と、フレームおよび補強部材との接触面付近にシーズニングの粉塵が溜まりやすくなる。そのため、エアジェットで風を吹き付けても、カバーの内側に溜まった粉塵を取り除くのが困難である。
【0093】
この製袋包装装置10では、カバー部材90とフレーム70との間、及び、カバー部材90と補強部材80との間に、隙間S1、S2が形成されるようにしたので、カバー部材90とフレーム70との間、及び、カバー部材90と補強部材80との間に粉塵等が溜まりにくくすることができる。また、カバー部材90とフレーム70との間、及び、カバー部材90と補強部材80との間に粉塵等が溜まった場合であっても、カバー部材90とフレーム70との間、及び、カバー部材90と補強部材80との間に隙間S1、S2が形成されているので、エアジェットで風を吹き付けて粉塵等を容易に取り除いて清掃することができる。
【0094】
また、この製袋包装装置10では、隙間S1、S2は20mm以下としたので、カバー200の外部に粉塵等が飛び散るのを防ぐことができる。また、この製袋包装装置10では、清掃およびメンテナンス等にかかる時間を短縮することができる。
【0095】
(7-2)
上記実施形態の製袋包装装置10では、隙間S1、S2は3mm以上である。
【0096】
例えば、スナック菓子などを袋で包装する場合、シーズニングの粉塵等が発生しやすい。
【0097】
この製袋包装装置10では、カバー部材90とフレーム70との間の隙間S1、及び、カバー部材90と補強部材80との間の隙間S2の大きさを3mm以上としたので、カバー部材90とフレーム70との間の隙間S1、及び、カバー部材90と補強部材80との間の隙間S2に、シーズニングの粉塵等が溜まりにくくすることができる。カバー部材90とフレーム70との間の隙間S1、及び、カバー部材90と補強部材80との間の隙間S2に、シーズニング等の粉塵等が溜まった場合でも容易に清掃して取り除くことができる。
【0098】
(7-3)
上記実施形態の製袋包装装置10では、製袋包装部100は、フィルム供給部12と、フィルム搬送部30と、フィルム成形部20と、縦シール部40と、横シール部50とを含む。フィルム供給部12は、フィルムFを供給する。フィルム搬送部30は、フィルムFを搬送する。フィルム成形部20は、フィルムFを筒状に成形する。縦シール部40は、フィルム成形部20で成形された筒状のフィルムFの合わせ目を縦にシールする。横シール部50は、筒状のフィルムFを横にシールする。カバー部材90は、横シール部40の近傍に配置される。
【0099】
この製袋包装装置10では、フィルム成形部20で筒状に成形されたフィルムFの合わせ目を縦シール部50で縦にシールし、横シール部50で、筒状のフィルムFを横にシールすることで、フィルムFを袋状にして商品を包装している。製袋包装装置10において、例えば、製袋包装部100の上方から落下してくる商品を包装する際に、商品によっては、特に横シール部40の付近で粉塵が飛び散りやすいことがある。
【0100】
この製袋包装装置10では、カバー部材90は、横シール部40の近傍に配置されるようにしたので、筒状のフィルムFを横にシールする際に粉塵等が生じても、容易に清掃することができる。
【0101】
(7-4)
上記実施形態の製袋包装装置10では、カバー部材90と補強部材80との間には、カバー部材90と補強部材80との接続部分を除いて、20mm以下の隙間S2が形成されている。カバー部材90はアクリル板である。補強部材80は金属製の部材である。カバー部材90と補強部材80との接続部分は、3mm以上のスペーサ83が配置されている。
【0102】
この製袋包装装置10では、カバー部材90と補強部材80との接続部分にスペーサ83が配置されることで、カバー部材90と補強部材80との間に3mm以上の隙間S2を設けることができる。
【0103】
(8)変形例
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0104】
(8-1)変形例A
上記実施形態の製袋包装装置10は、カバー部材90が板状部材である場合について説明したが、板状でなくてもよい。カバー部材は、一部を凹凸形状した部材、L字状の曲げ部材、または、半球体形状の部材などでもよい。
【0105】
(8-2)変形例B
上記実施形態の製袋包装装置10は、第1~第5カバー部材90a~90eと、フレーム70との間には、隙間S1が形成されており、第6~第9カバー部材90f~90iと、フレーム70との間には、隙間S1が形成されていない。しかし、第6~第9カバー部材90f~90iと、フレームとの間に、隙間S1が形成されるようにしてもよい。
【0106】
また、上記実施形態の製袋包装装置10では、例えば、第1カバー部材90aの外周全体と、フレーム70との間に、隙間S1が形成される場合について説明した。しかし、第1カバー部材90aの外周の一部と、フレーム70との間に隙間S1が形成されるようにしてもよい。
【0107】
(8-3)変形例C
上記実施形態の製袋包装装置10は、第1、第2補強部材80a、80bと、カバー部材90との間には、隙間S2が形成されており、第3~第5補強部材80c~80eおよび他の補強部材80と、カバー部材90との間には、隙間S2が形成されていない。しかし、第3~第5補強部材80c~80eおよび他の補強部材80と、カバー部材90との間に、隙間S2が形成されるようにしてもよい。
【0108】
(8-4)変形例D
上記実施形態の製袋包装装置10は、第1、第2補強部材80a、80bと、カバー部材90との間にはスペーサ83が配置されており、第3~第5補強部材80c~80eおよび他の補強部材80と、カバー部材90との間には、スペーサ83が配置されていない。第3~第5補強部材80c~80eおよび他の補強部材80と、カバー部材90との間に、スペーサ83が配置されるようにしてもよい。
【0109】
(8-5)変形例E
上記実施形態の製袋包装装置10は、扉91が一か所に設けられている。しかし、製袋包装装置10のカバー200の扉91が設けられている側と対面する側にも、扉を設けるようにしてもよい。これにより、作業者がカバー200の反対側からも作業空間に出入りすることができる。
【0110】
(8-6)変形例F
上記実施形態の製袋包装装置10は、カバー200の扉91は1枚の開き戸の構造であるが、構造はこれに限られない。扉は二つ折りの折れ戸の構造でもよい。
【0111】
(8-7)変形例G
上記実施形態の製袋包装装置10は、カバー部材90が横シール部50の近傍に配置されている。しかし、製袋包装装置のカバー部材は、フィルム供給部12、フィルム搬送部30、フィルム成形部20、縦シール部40または横シール部50の少なくとも1つの部位の近傍に配置されるようにしてもよい。これにより、フィルムに粉塵等が付着することを防ぐことができる。また、カバーの外部に粉塵等が飛び散るのを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0112】
10 製袋包装装置
100 製袋包装部
200 カバー
11 計量部
12 フィルム供給部
13 包装部
20 フィルム成形機構(フィルム成形部)
30 フィルム搬送機構(フィルム搬送部)
40 縦シール機構(縦シール部)
50 横シール機構(横シール部)
70 フレーム
71a 第1前脚
71b 第1中脚
71c 第1後脚
72a 第2前脚
72b 第2中脚
72c 第2後脚
74 上梁
75 下梁
76 支持部
77 ブラケット
80、80a~80e 補強部材
83 スペーサ
90、90a~90i カバー部材
91 扉
S1、S2 隙間
【先行技術文献】
【特許文献】
【0113】
【特許文献1】特開2019-1541号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10