(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023121694
(43)【公開日】2023-08-31
(54)【発明の名称】二酸化炭素を吸収するエアコン
(51)【国際特許分類】
F25B 9/00 20060101AFI20230824BHJP
F25B 1/00 20060101ALI20230824BHJP
B01D 53/14 20060101ALI20230824BHJP
B01D 47/00 20060101ALI20230824BHJP
B01D 53/26 20060101ALI20230824BHJP
【FI】
F25B9/00 301
F25B1/00 396S
B01D53/14 200
B01D47/00 Z
B01D53/26 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022037565
(22)【出願日】2022-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】504211142
【氏名又は名称】森重 晴雄
(71)【出願人】
【識別番号】520086209
【氏名又は名称】森重 茂美
(71)【出願人】
【識別番号】520086210
【氏名又は名称】北村 康文
(71)【出願人】
【識別番号】520086221
【氏名又は名称】千代谷 晴菜
(71)【出願人】
【識別番号】515186770
【氏名又は名称】森重 晴貴
(71)【出願人】
【識別番号】520086232
【氏名又は名称】梅津 晴賀
(71)【出願人】
【識別番号】520086243
【氏名又は名称】小牧 晴絵
(71)【出願人】
【識別番号】520086254
【氏名又は名称】森重 はるみ
(72)【発明者】
【氏名】森重 晴雄
【テーマコード(参考)】
4D020
4D032
4D052
【Fターム(参考)】
4D020AA03
4D020BA23
4D020BC02
4D020BC06
4D020CB40
4D020CC10
4D020CC21
4D020CD01
4D032AE04
4D032DA04
4D052AA08
4D052BA04
4D052BB01
4D052BB09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ノンフロン型の高効率のエアコンを得て、空気中の二酸化炭素、水蒸気、植物の胞子、種子、人工浮遊物を取り除くこと。
【解決手段】ポンプがタンクに水を循環させている配管に開けた小さな穴から空気を混入させタンクに空気を送り気相と液相を作り、気相に空気を貯めながら、加圧していく、タンク外から冷却しながら所定の圧力に達すると膨張タンクに開放し、空気を断熱膨張させ、急冷し、膨張タンク内面に水蒸気を結露させ、その結露水に粉塵を吸着させ、結露水はドレンし、膨張タンクから空気を室内に開放し室内冷却すると同時に液相には空気中の二酸化炭素と粉塵を吸収させ、液相開放タンクに循環させ、水に二酸化炭素が飽和すると液相開放タンクを減圧し液相から二酸化炭素を再生させ室外に放出、あるいは飽和水を室外に放出し水を新たに補充し、暖房時にはタンク周りの暖気を屋内に供給する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプが加圧タンクに水を循環させている配管に開けた小さな穴から空気を混入させ加圧タンクに空気を送り気相と液相を作り、気相に空気を貯めながら、加圧していく、加圧タンクを外から冷却しながら所定の圧力に達すると加圧タンクの気相から圧縮した空気を膨張タンクに開放し、空気を断熱膨張させ、急冷し、膨張タンク内面に空気中の水蒸気を結露させ、その結露水に空気中に含まれる二酸化炭素や粉塵を吸着させ、結露水はドレンし、冷房時には膨張タンクから空気を室内に開放し室内を冷却、除湿すると同時に加圧タンクの液相から水を再生タンクに循環させ循環水に空気中に含まれる二酸化炭素や粉塵を吸着させ、水に二酸化炭素が飽和すると再生タンクを減圧し再生タンクの液相から二酸化炭素を再生させ室外に放出し、あるいは飽和水を室外に放出し水を新たに補充し、暖房時には加圧タンク周りの暖気を屋内に供給するノンフロン型ヒートポンプのエアコンシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素を吸収するヒートポンプ型のエアコンである。
【背景技術】
【0002】
地球温暖化対策のために各国が2050年までカーボンニュートラルにしようとしている。二酸化炭素の回収・固定が求められている。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献】
【0004】
当方から提出した特願2021-151578には水を媒体とするエアコンが申請されている。水の中に二酸化炭素を吸収する記述もある。この申請では空気中の水蒸気が結露した水に二酸化炭素を溶け込ませている。ところが空気中の水蒸気量には限りがあり、運転間もなく、結露水に含まれる二酸化炭素が飽和してくる。すると、取り込まれた空気に含まれる二酸化炭素もすべては回収できなくなる。加圧タンク内の気相に二酸化炭素の回収機能を持たせていたが、今回の申請は加圧タンクの液相に対しても二酸化炭素の回収・再生機能を持たした。
【発明の概要】
【0005】
ポンプがタンクに水を循環させている配管に開けた小さな穴から空気を混入させタンクに空気を送り気相と液相を作り、気相に空気を貯めながら、加圧していく、タンク外から冷却しながら所定の圧力に達すると膨張タンクに開放し、空気を断熱膨張させ、急冷し、膨張タンク内面に水蒸気を結露させ、その結露水に粉塵を吸着させ、結露水はドレンし、膨張タンクから空気を室内に開放し室内冷却すると同時に液相には空気中の二酸化炭素と粉塵を吸収させ、液相開放タンクに循環させ、水に二酸化炭素が飽和すると液相開放タンクを減圧し液相から二酸化炭素を再生させ室外に放出、あるいは飽和水を室外に放出し水を新たに補充し、暖房時にはタンク周りの暖気を屋内に供給するノンフロン型ヒートポンプのエアコンシステム。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ノンフロン型エアーコンプレッサーを得ること。
【0007】
冷房、暖房、除湿、加湿、除菌の高効率エアコンを得ること。
【0008】
二酸化炭素を回収する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ポンプがタンクに水を循環させている配管に開けた小さな穴から空気を混入させタンクに空気を送り気相と液相を作り、気相に空気を貯めながら、加圧していく、タンク外から冷却しながら所定の圧力に達すると膨張タンクに開放し、空気を断熱膨張させ、急冷し、膨張タンク内面に水蒸気を結露させ、その結露水に粉塵を吸着させ、結露水はドレンし、膨張タンクから空気を室内に開放し室内冷却すると同時に液相には空気中の二酸化炭素と粉塵を吸収させ、液相開放タンクに循環させ、水に二酸化炭素が飽和すると液相開放タンクを減圧し液相から二酸化炭素を再生させ室外に放出、あるいは飽和水を室外に放出し水を新たに補充し、暖房時にはタンク周りの暖気を屋内に供給するノンフロン型ヒートポンプのエアコンシステム。
【発明の効果】
【0010】
水を媒体とするノンフロン型エアコンを得る。
【0011】
暖房、冷房、除湿、加湿の用途に応じて気相膨張タンクと液相膨張タンクに使い分けながら、効率の良いエアコンを得ること。
【0012】
空気中に浮遊する、雑菌や植物の胞子、種子を回収する。
【0013】
水ポンプで空気を加圧タンク内で圧送し分離された気相、液相それぞれに二酸化炭素を吸収させる仕組みを取り入れた。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は空気を媒体とするノンフロン型ヒートポンプのエアコンを示している。循環ポンプ6が加圧タンク3に水13を循環させている再生ライン7に開けた小さな穴のピトー菅24から空気14を混入させ加圧タンク3に空気14を送り気相1と液相2を作り、気相1に空気を貯めながら、断熱圧縮9していく、加圧タンク3を外から冷却しながら所定の圧力に達すると加圧タンクバルブ18を開放し凝縮ライン8を経て膨張タンク4を空気14を開放し、空気14を断熱膨張10させ、急冷し、膨張タンク4内面に空気中の水蒸気を凝縮させ、その凝縮水23に二酸化炭素と粉塵を吸着させ、凝縮水23の余剰水は凝縮水ドレンバルブ21を開け凝縮水ドレン11からドレンし、冷房時に膨張タンクバルブ19を開け膨張タンク4から空気を室内16に開放し室内冷却すると同時に加圧タンク3の液相2には空気中の二酸化炭素と粉塵を吸収させ、再生タンク5に循環させ、水13に二酸化炭素が飽和すると再生タンク5を減圧し二酸化炭素を再生させ室外に放出、あるいは飽和水ドレンバルブ22を開け飽和水ドレン12から飽和水を室外17に放出し補給水バルブ15を開け水を新たに補充し、暖房時には加圧タンク3周りの暖気を屋内に供給するノンフロン型ヒートポンプのエアコンシステム。
【産業上の利用可能性】
【0015】
エアコン、大気からの二酸化炭素回収装置
【符号の説明】
【0016】
1.気相
2.液相
3.加圧タンク
4.膨張タンク
5.再生タンク
6.循環ポンプ
7.再生ライン
8.凝縮ライン
9.断熱圧縮
10. 断熱膨張
11. 凝縮水ドレン
12. 飽和水ドレン
13. 水
14. 空気
15. 補給水バルブ
16. 室内
17. 室外
18. 加圧タンクバルブ
19. 膨張タンクバルブ
20. 再生タンクバルブ
21. 凝縮水ドレンバルブ
22. 飽和水ドレンバルブ
23. 凝縮水
24. ピトー菅