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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122172
(43)【公開日】2023-09-01
(54)【発明の名称】部分メッキ治具
(51)【国際特許分類】
   C25D 17/08 20060101AFI20230825BHJP
   C25D 5/02 20060101ALI20230825BHJP
【FI】
C25D17/08 G
C25D17/08 S
C25D17/08 R
C25D5/02 B
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022025702
(22)【出願日】2022-02-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】322001107
【氏名又は名称】有限会社クズハラゴム
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】葛原 誠
(72)【発明者】
【氏名】大久保 秀美
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 優介
【テーマコード(参考)】
4K024
【Fターム(参考)】
4K024CB02
4K024FA15
(57)【要約】
【課題】被メッキ物の適用範囲を拡大し、全体構造をコンパクトなものにする。
【解決手段】部分メッキ治具は、被メッキ物1の表面の上面及び下面のマスキング部分に対応して配置される、特定形状、例えば、ここでは、板状の導電性ゴム部2、3と、第1貫通孔4aを有し、導電性ゴム部2、3にそれぞれ接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部4と、導電性ゴム部2、3のある領域以外の領域に第2貫通孔5a、6aをそれぞれ有し、導電性ゴム部2、3及び電極接続部4を圧締するプラスチック製の絶縁性部材5、6と、第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と導電性ゴム部2、3を圧締する、締付金具7、8、9と、を備える。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被メッキ物の表面のマスキング部分に配置される導電性ゴム部と、
第1貫通孔を有し、前記導電性ゴム部に接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部と、
前記導電性ゴム部のある領域以外の領域に第2貫通孔を有し、前記導電性ゴム部及び電極接続部を圧締する絶縁性部材と、
前記第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と前記導電性ゴム部とを圧締する、締付金具と、
を備えることを特徴とする部分メッキ治具。
【請求項2】
前記締付金具は、ボルトとナットとワッシャから構成され、前記ボルトが前記絶縁性部材と、前記導電性ゴム部と特定方向に交差するように前記絶縁性部材を貫通して配置される請求項1の部分メッキ治具。
【請求項3】
前記絶縁性部材の内壁と、前記被メッキ物と、前記導電性ゴム部で特定の閉空間が設けられる請求項1又は2の部分メッキ治具。
【請求項4】
前記被メッキ物の形状に対して、前記導電性ゴム部及び前記絶縁性部材が適合する形状に設けられる請求項1~3いずれかの部分メッキ治具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性ゴムを用いる部分メッキ治具に関し、電着メッキ工程で電極と製品が干渉することにより発生するメッキ処理ができない箇所が発生しないようにするものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の発明は、基盤配線への部分めっき方法に関し、簡便で耐久性の良い基盤配線への部分めっき方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭58-37666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の発明では、被メッキ物が基盤配線部分めっきの用途に限定されて、適用範囲が狭い問題、また、メッキ治具全体が大型化する問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の部分メッキ治具は、被メッキ物の表面のマスキング部分に配置される導電性ゴム部と、第1貫通孔を有し、前記導電性ゴム部に接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部と、前記導電性ゴム部のある領域以外の領域に第2貫通孔を有し、前記導電性ゴム部及び電極接続部を圧締する絶縁性部材と、前記第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と前記導電性ゴム部とを圧締する、締付金具と、を備えることを特徴とする。
【0006】
被メッキ物は、エンジンシャフト、モーターシャフト等、マスキングが必要な対象物が挙げられるが、限定されるわけではない。
【0007】
前記締付金具は、ボルトとナットとワッシャから構成され、前記ボルトが前記絶縁性部材と、前記導電性ゴムと特定方向に交差するように前記絶縁性部材を貫通して配置されることが好ましい。
【0008】
前記絶縁性部材の内壁と、前記被メッキ物と、前記導電性ゴム部で特定の閉空間が設けられることが好ましい。
【0009】
前記被メッキ物の形状に対して、前記導電性ゴム部及び前記絶縁性部材が適合する形状に設けられることが好ましい。前記被メッキ物の形状としては、円環形状のみに限らず、例えば、円形、角形、楕円形、小判形、三次元形状等、必要に応じて種々自由かつ任意に設定することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、被メッキ物の適用範囲を拡大し、全体構造をコンパクトなものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明実施形態の部分メッキ治具の斜視図である。
図2】同、部分メッキ治具の平面図である。
図3】同、部分メッキ治具の右側面図である。
図4】同、部分メッキ治具の正面図である。
図5図2のV-V線断面図である。
図6図5の分解図である。
図7】本発明実施形態の部分メッキ治具の使用方法の説明図である。
図8】同使用方法によるメッキ後の製品である。
図9】比較例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態の部分メッキ治具Aについて、図1図6を参照して説明する。部分メッキ治具Aは、被メッキ物1の表面の上面及び下面のマスキング部分に対応して配置される、特定形状、ここでは、例えば図5に示す板状の導電性ゴム部2、3と、第1貫通孔4aを有し、導電性ゴム部2、3にそれぞれ接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部4と、導電性ゴム部2、3のある領域以外の領域に第2貫通孔5a、6aをそれぞれ有し、導電性ゴム部2、3及び電極接続部4を挟持する状態に圧締するプラスチック製の絶縁性部材5、6と、第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と前記導電性ゴム部とを圧締する、締付金具7、8、9と、を備える。締付金具7、8、9は、ボルト7とナット8とワッシャ9とから構成される。
【0013】
被メッキ物1は中央部に貫通孔1aを設けた円環状部材、例えば円盤であり、特定の厚みを有する。被メッキ物1の形状は製品の違いによって異なってくる。
【0014】
導電性ゴム部2、3は、例えばアルミニウムやジュラルミンなどの金属や合金などから成る被メッキ物1に対して同心円状に配置される円環状部材であり、その外周端面は、被メッキ物1の外円周縁から特定間隔を設けてある。導電性ゴム部2の上面は絶縁性部材5の、後述する凹部5bにおける上面部と圧接し、導電性ゴム部2の下部内周面部は被メッキ物1の上面と圧接する。なお、アルミニウムを用いる場合、前処理としてジンケート処理を施しておくものである。
【0015】
第1貫通孔4aは、ボルト7の軸部7aの外径よりも若干、内径が大きく設定されており、ボルト7の軸部7aが第1貫通孔4a内に遊嵌するようにしている。電極接続部4は、円環状盤であり、特定の厚みを有している。電極接続部4の右端部が導電性ゴム部3の下面及び絶縁性部材6の凹部6bと圧接する。電極接続部4の上面と下面は、それぞれ、絶縁性部材5の下面と、絶縁性部材6の上面とで挟持された状態で圧接されている。
【0016】
第2貫通孔5a、6aは、ともに、図5に示す通り、ボルト7の軸部7aの外径よりも若干、内径が大きく設定されている。図6に示す通り、絶縁性部材5の右端部下面は凹部5bが設けられている。絶縁性部材6の上面には凹部6bが設けられている。
【0017】
絶縁性部材5、6の凹部5b、6bと、被メッキ物1と、導電性ゴム部2、3で特定の閉空間10が設けられる。この閉空間10は、凹部5bと凹部6bの構成空間の一部が連通したものである。閉空間10を設けたことにより、閉空間10に対する被メッキ物1の突出長さを微調整することで、例えば微妙に偏芯した被メッキ物1へのマスキングする箇所を正常に芯合わせすることができる。また、導電性ゴム部2、3に対する絶縁性部材5、6の密着圧締めにより閉空間10を液密構造としておくことで、閉空間10にはメッキ液が浸入しないように設定することができる。これにより、導電性ゴム部2、3の幅寸法Hは閉空間10に対するメッキ液の浸入を防止できる長さだけあればよく、材料の節約になりコスト的に有利である。
【0018】
ボルト7が絶縁性部材5、6と、導電性ゴム部2、3と電極接続部4と直交方向に交差し、絶縁性部材5、6の貫通孔5a、6aと電極接続部4の第1貫通孔4aを貫通して配置される。ボルト7はアイボルトと呼ばれるもので、先端部内に軸部7aと交差する方向に開けられた貫通孔7bを有している。
【0019】
上側のワッシャ9の上面がボルト7の凹部7cの下面と圧接し、ワッシャ9の下面が絶縁性部材5の上面と圧接する。
【0020】
下側のワッシャ9の上面が絶縁性部材6の下面と圧接し、ワッシャ9の下面がナット8の上面と圧接する。ナット8はボルト7における軸部7aの下端部(雄ねじ7d)と螺合している。
【0021】
図6において、部材の上下関係は、ボルト7の上部、上側のワッシャ9、絶縁性部材5、導電性ゴム部2、被メッキ物1、導電性ゴム部3、電極接続部4、絶縁性部材6、下側のワッシャ9、ナット8の順序である。ボルト7の軸部7aは上側のワッシャ9からナット8に対して同軸状に貫通されている。
【0022】
部分メッキ治具Aの組立方法につき、図5図6を参照して説明する。絶縁性部材6に電極接続部4を当接させる。導電性ゴム部3を、電極接続部4の上面と絶縁性部材6の上面に載せる。被メッキ物1の下面のマスキング部分に導電性ゴム部3の上面に載せる。導電性ゴム部2を被メッキ物1のマスキング部分に載せる。図6に示す通り、絶縁性部材5と6を特定位置で当接させる。上側のワッシャ9にボルト7の軸部7aを挿通させ、軸部7aを順に貫通孔5a、6a、4aに貫通させる。下側のワッシャ9を介装し、ナット8と軸部7aの雄ねじ7dを螺合させる。分解するときは、上記と逆の手順を行う。
【0023】
部分メッキ治具の使用方法につき、図7を参照して説明する。メッキ液を満たしたメッキ槽101は陽極ハンガー102に掛けられる陽極103と、陰極ハンガー104にボルト7が掛けられる。陰極ハンガー104と電極接続部4は、電極接続部4の外周部であれば、どこでも陰極ハンガー104または電気コード・鰐口クリップ等の導電部材によって接続可能である。締付金具7、8、9へはマイナス電流と干渉しない。マイナス電流は電極接続部4から導電性ゴム部2、被メッキ物1、導電性ゴム部3に流れ、図8に示す通り、被メッキ物1の表裏両面にメッキ槽101が設けられる。このようにして、メッキが終了すると、陰極ハンガー104を引き上げて、部分メッキ治具Aを外部に脱出させて取り出して部分メッキ治具Aを分解し、脱着作業を繰り返す。電気メッキ・陽極酸化処理、防腐食処理、耐候性、耐劣化処理などにわたる広範な適用領域に帰属させることができる。
【0024】
部分メッキ治具Aの作用効果につき、図1図7を参照して説明する。本発明実施形態は、締付金具7、8、9に被メッキ物1、導電性ゴム部2、3、電極接続部4、絶縁性部材5、6を取り付けることで、マスキング箇所に密着した箇所に電極からの電流が供給されるので、メッキ処理が必要な個所への陰極ハンガー104や導電性ゴム部2、3等の影響をなくすことができる。また、マスキングの必要なモーターシャフト、機構シャフト等、電気製品の部品、機械装置の部品、航空機部品等に適用できるので、部分メッキ治具の用途に汎用性を持たせ、部分メッキの用途を拡大する効果がある。さらに、締付金具7、8、9の特定の位置(例えば、近傍などの適切な位置)に電極接続部4及び/又は導電性ゴム部2、3を配置したので、部分メッキ治具を小型化することができる。また、導電性ゴム部2、3に対する絶縁性部材5、6の圧締めにより導電性ゴム部2、3が厚みT方向に弾性収縮して、その厚みTが減少するとともに、導電性ゴム部2、3の表面積が拡張する。これにより、導電性ゴム部2、3における厚みT方向の電気抵抗が大きく減少し、ジュール熱の発生を効果的に抑制することができる。
【0025】
なお、図9の比較例は、図8に示すメッキ処理後の製品と異なって製品201と陰極ハンガー104(図7参照)に直接的に取り付ける必要があり、陰極が製品201と干渉した箇所はメッキ処理がされないため、製品201等を振動させたりしなければならない等の不都合、マスキングテープ202のむらによるメッキ不良等の不都合がある。図8では被メッキ物1にメッキ処理後の製品201において、メッキされた部分201a及びマスキングされた部分201bを示している。
【0026】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。例えば、被メッキ物1の両面に導電性ゴム部2、3を設けたが、片側に導電性ゴム部を設け、反対側に絶縁性ゴムを設けてもよい。例えば、被メッキ物1に対して剥離性の高い導電性ゴム部2,3を用いることにより、導電性ゴム部2,3から被メッキ物1を迅速に取り出し易くして歩留まり率を上げて生産性を向上させることができる。被メッキ物1はアルミニウムやジュラルミンなどの金属や合金に限らず様々な産業材料に適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0027】
電気製品の部品、機械装置の部品、航空機部品等に適用できるので、産業上の利用可能性は大である。
【符号の説明】
【0028】
1:被メッキ物
1a:貫通孔
A:部分メッキ治具
2:導電性ゴム部
3:導電性ゴム部
4:電極接続部
4a:第1貫通孔
5:絶縁性部材
5a:第2貫通孔
5b:凹部
6:絶縁性部材
6a:第2貫通孔
6b:凹部
7:ボルト(締付金具)
7a:軸部
7b:貫通孔
7c:凹部
7d:雄ねじ
8:ナット(締付金具)
9:ワッシャ(締付金具)
10:閉空間
101:メッキ槽
102:陽極ハンガー
103:陽極
104:陰極ハンガー
201:製品
202:マスキングテープ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-01-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被メッキ物の表面のマスキング部分に配置される導電性ゴム部と、
第1貫通孔を有し、前記導電性ゴム部に電気的に接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部と、
前記導電性ゴム部のある領域以外の領域に第2貫通孔を有し、前記導電性ゴム部及び電極接続部を圧締する絶縁性部材と、
前記第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と前記導電性ゴム部とを圧締する、締付金具と、
を備え
前記締付金具は、ボルトとナットを有し、前記ボルトが前記絶縁性部材と、前記導電性ゴム部と特定方向に交差するように前記絶縁性部材を貫通して配置され、
前記絶縁性部材の内壁と、前記被メッキ物と、前記導電性ゴム部と、前記電極接続部とで、液密構造となる特定の閉空間が設けられ、
前記被メッキ物の形状に対して、前記導電性ゴム部及び前記絶縁性部材が適合する形状に設けられ、
前記導電性ゴム部に当接する被メッキ物の部分及び液密構造となる特定の閉空間内のメッキがマスクされるとともに、前記電極接続部及び前記導電性ゴムから供給される電流で、前記被メッキ物の表面がメッキされることを特徴とする部分メッキ治具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
【特許文献1】特願昭58-37666号公報
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明の部分メッキ治具は、被メッキ物の表面のマスキング部分に配置される導電性ゴム部と、第1貫通孔を有し、前記導電性ゴム部に電気的に接続するとともに外部に突出する部分を有する電極接続部と、前記導電性ゴム部のある領域以外の領域に第2貫通孔を有し、前記導電性ゴム部及び電極接続部を圧締する絶縁性部材と、前記第1貫通孔と第2貫通孔に挿通され配置され、前記電極接続部を圧締するとともに、前記被メッキ物と前記導電性ゴム部とを圧締する、締付金具と、を備え、前記締付金具は、ボルトとナットを有し、前記ボルトが前記絶縁性部材と、前記導電性ゴム部と特定方向に交差するように前記絶縁性部材を貫通して配置され、前記絶縁性部材の内壁と、前記被メッキ物と、前記導電性ゴム部と、前記電極接続部とで、液密構造となる特定の閉空間が設けられ、前記被メッキ物の形状に対して、前記導電性ゴム部及び前記絶縁性部材が適合する形状に設けられ、前記導電性ゴム部に当接する被メッキ物の部分及び液密構造となる特定の閉空間内のメッキがマスクされるとともに、前記電極接続部及び前記導電性ゴムから供給される電流で、前記被メッキ物の表面がメッキされることを特徴とする
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
記被メッキ物の形状としては、円環形状のみに限らず、例えば、円形、角形、楕円形、小判形、三次元形状等、必要に応じて種々自由かつ任意に設定することができる。