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特開2023-122525情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122525
(43)【公開日】2023-09-01
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A41H 3/00 20060101AFI20230825BHJP
   A41H 3/06 20060101ALI20230825BHJP
   G06F 30/10 20200101ALI20230825BHJP
   G06F 30/20 20200101ALI20230825BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20230825BHJP
   G06F 111/04 20200101ALN20230825BHJP
【FI】
A41H3/00 D
A41H3/06 Z
G06F30/10 100
G06F30/20
G06Q50/04
G06F111:04
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022164998
(22)【出願日】2022-10-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-15
(31)【優先権主張番号】P 2022025796
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】522062519
【氏名又は名称】Synflux株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】川崎 和也
(72)【発明者】
【氏名】佐野 虎太郎
(72)【発明者】
【氏名】岡本 空己
(72)【発明者】
【氏名】藤平 祐輔
【テーマコード(参考)】
5B146
5L049
【Fターム(参考)】
5B146DC04
5B146DC05
5B146FA01
5L049CC03
(57)【要約】
【課題】第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供可能な情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、制御部を備える。制御部は、次の各ステップを実行するように構成される。取得ステップでは、特定の衣服の形状に関する第1の型紙のデータを取得する。出力ステップでは、第1の型紙のデータと、衣服の製作に関する参照情報とに基づいて、特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータを出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
制御部を備え、
前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、特定の衣服の形状に関する第1の型紙のデータを取得し、
出力ステップでは、前記第1の型紙のデータと、前記衣服の製作に関する参照情報とに基づいて、前記特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータを出力する、もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、前記衣服の製作における環境的指標を含む、もの。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、前記衣服の縫製に関する指標を含む、もの。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第2の型紙のデータは、前記特定の衣服を構成する複数の二次元のパーツの形状と、前記パーツのそれぞれが互いに重ならないように配置される領域とを含む、もの。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記領域は、1つの領域であり、その内部に、前記パーツの全てまたは一部が含まれる、もの。
【請求項6】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記領域には、(前記パーツの合計面積S2/前記領域の面積S1)の値が予め定められた閾値以上となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【請求項7】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記領域には、前記領域に含まれるパーツの合計数が予め定められた閾値以下となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【請求項8】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、特定ステップでは、前記パーツが配置される位置がそれぞれ異なる複数の配置パターンのなかから、条件を満たす領域を特定し、複数の配置パターンを特定し、
前記出力ステップでは、特定された配置パターンを含む第2の型紙のデータを出力する、もの。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、決定ステップでは、遺伝的アルゴリズムに基づいて、前記複数の配置パターンから一つの配置パターンを決定する、もの。
【請求項10】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、分割ステップでは、前記第1の型紙のデータに基づいて作成された、前記特定の衣服の形状を示すモデルのうち少なくとも一部を、複数のメッシュによって分割する、もの。
【請求項11】
請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
前記メッシュの形状は、二次元の図形である、もの。
【請求項12】
請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
前記パーツは、前記メッシュと、前記参照情報とに基づいて再構成される、もの。
【請求項13】
請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
前記分割ステップでは、前記モデルと、前記参照情報とに基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【請求項14】
請求項13に記載の情報処理システムにおいて、
前記メッシュは、三角形および四角形のうち少なくとも一方を含んで構成され、
前記参照情報は、前記三角形および四角形のうち少なくとも一方における、少なくとも1つの辺の長さを指定する情報を含む、もの。
【請求項15】
請求項13に記載の情報処理システムにおいて、
前記モデルには、部位または衣服の種類が関連付けられており、
前記参照情報は、前記部位ごとに関連付けられた第1の変数または前記衣服の種類ごとに関連付けられた第2の変数を含み、
前記分割ステップでは、前記第1の変数または前記第2の変数に基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【請求項16】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記取得ステップでは、物理演算により、前記第2の型紙のデータを利用して製作された衣服の伸縮量に関するシミュレーション結果を取得し、
さらに、特定ステップでは、前記シミュレーション結果に基づいて、前記衣服において伸縮量が予め定められた条件を満たす箇所を特定し、
さらに、出力ステップでは、特定された前記箇所を表示させる、もの。
【請求項17】
請求項10に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、結合ステップでは、分割された前記メッシュの境界の長さが予め定められた条件を満たす場合、その隣り合ったメッシュを結合する、もの。
【請求項18】
情報処理方法であって、
請求項1~請求項17の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
【請求項19】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項17の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを実行させる、もの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、衣服の製造に用いる型紙のデータを作成するためのシステムが知られている。特許文献1には、衣服の型紙作成システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-262416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、様々な観点で、より優位性のある型紙のデータが望まれる。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供可能な情報処理システムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、制御部を備える。制御部は、次の各ステップを実行するように構成される。取得ステップでは、特定の衣服の形状に関する第1の型紙のデータを取得する。出力ステップでは、第1の型紙のデータと、衣服の製作に関する参照情報とに基づいて、特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータを出力する。
【0007】
このような態様によれば、第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供可能な情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2】情報処理装置1における制御部13等によって実現される機能を示すブロック図である。
図3】情報処理装置1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図4】モデルMの一例を示す図である。
図5】部位M0ごとに分割されたモデルMの一例を示す図である。
図6】スタートエッジME1、ターゲットサーフェスME2及びクリップサーフェスME3が設定された部位M1の一例を示す図である。
図7】複数の二次元の図形に変換されたモデルMの一部を示す図である。
図8】再構成されたパーツPの一例を示す図である。
図9】複数のパーツPにより結合されたパーツP3の形状を示すイメージ図である。
図10】配置パターンの一例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。本実施形態において、情報処理システムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、例えば情報処理装置1単体であっても情報処理システムの一例となる。以下、情報処理システムの一例である情報処理装置1のハードウェア構成について説明する。
【0014】
図1は、情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、表示部14と、入力部15とを有し、これらの構成要素が情報処理装置1の内部において通信バス10を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0015】
通信部11は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置1は、通信部11及びネットワークを介して、外部から種々の情報を通信してもよい。
【0016】
記憶部12は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部13によって実行される情報処理装置1に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。記憶部12は、制御部13によって実行される情報処理装置1に係る種々のプログラムや変数等を記憶している。
【0017】
制御部13は、情報処理装置1に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部13は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部13は、記憶部12に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置1に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部12に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部13によって具体的に実現されることで、制御部13に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部13は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部13を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0018】
表示部14は、例えば、情報処理装置1の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部14は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、情報処理装置1の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。
【0019】
入力部15は、情報処理装置1の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部15は、表示部14と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部15がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス10を介して制御部13に転送され、制御部13が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0020】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、記憶部12に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部13によって具体的に実現されることで、制御部13に含まれる各機能部が実行されうる。
【0021】
図2は、情報処理装置1における制御部13等によって実現される機能を示すブロック図である。具体的には、制御部13は、取得部131と、入力処理部132と、特定部133と、分割部134と、再構成部135と、出力部136と、結合部137と、決定部138とを備える。
【0022】
取得部131は、種々の情報を取得するように構成される。例えば、取得部131は、取得ステップを実行するように構成されてもよい。これについては後にさらに詳述する。
【0023】
入力処理部132は、種々の情報を参照情報IF1に入力するように構成される。例えば、参照情報IF1は、衣服の製造に関する種々の情報の相関を予め学習させた学習済みモデルであってよい。
【0024】
特定部133は、種々の情報を特定するように構成される。特に、特定部133は、第2の型紙のデータD2を特定するように構成される。これについては後にさらに詳述する。
【0025】
分割部134は、任意のモデルを複数のメッシュMEに分割するように構成される。例えば、分割部134は、分割ステップを実行するように構成されてもよい。これについては後にさらに詳述する。
【0026】
再構成部135は、メッシュMEからパーツPを再構成するように構成される。これについては後にさらに詳述する。
【0027】
出力部136は、種々の情報を出力するように構成される。例えば、出力部136は、出力ステップを実行するように構成されてもよい。具体的には、出力部136は、表示部14に所望の視覚情報を表示させるための表示情報を出力する。この表示情報とは、画面、画像、アイコン、テキスト等といった、ユーザが視認可能な態様で生成された視覚情報そのものでもよいし、表示させるためのレンダリング情報でもよい。さらに、視覚情報又は表示情報に特に限定されず、聴覚情報、触覚情報又はこれらの組合せであってもよい。これについては後にさらに詳述する。
【0028】
結合部137は、複数のパーツPを一つに結合するように構成される。詳細は後述する。
【0029】
決定部138は、複数の配置パターンの中から条件を満たす配置パターンを決定するように構成される。詳細は後述する。
【0030】
3.情報処理方法
第3節では、イメージ図を参照しながら、アクティビティ図に沿って前述した情報処理装置1によって実行される情報処理方法について説明する。図3は、情報処理装置1による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【0031】
まず、ユーザは、入力部15を介して製作したい衣服の3DモデルMである第1の型紙のデータD1を情報処理装置1に入力する。取得部131は、第1の型紙のデータD1を取得する。(アクティビティA101)。
【0032】
次に、出力部136は、読み込まれた第1の型紙のデータD1のモデルMを表示させる。図4は、モデルMの一例を示す図である。図4で示すように、第1の型紙のデータD1は、特定の衣服の形状に関する。以下、モデルMがTシャツである場合を例に説明する。なお、モデルMは、衣服の種類が関連付けられていてもよい。
【0033】
次に、ユーザは、モデルMを構成するエッジまたはメッシュMEを選択し、モデルMを部位M0ごとに分割するための分離箇所を指定する。取得部131は、分離箇所に係る情報を取得し、分割部134がかかる情報に基づいてモデルMを部位M0ごとに分割する(アクティビティA102)。図5は、部位M0ごとに分割されたモデルMの一例を示す図である。図5で示されるように、モデルMは、身頃である部位M1と、袖である部位M2および部位M3に分割される。
【0034】
なお、アクティビティA102における分割は、情報処理装置1と通信可能な他の情報処理装置により実行されてもよい。例えば、取得部131は、他の情報処理装置から部位M0ごとに分割されたモデルMを取得してもよい。つまり、モデルMは、特定の衣服の部位M0であってもよい。この場合、取得部131は、複数のモデルMを取得し、モデルMには、部位M0の種類が関連付けられる。
【0035】
ここで、ユーザにより、メッシュMEの分割を開始するエッジであるスタートエッジME1が設定される(アクティビティA103)。また、分割の対象となる二次元表面であるターゲットサーフェスME2が設定される。また、分割の対象外となる二次元表面であるクリップサーフェスME3等が設定される。図6は、スタートエッジME1、ターゲットサーフェスME2及びクリップサーフェスME3が設定された部位M1の一例を示す図である。図6で示すように、ユーザは、部位M1のうち、スタートエッジME1、ターゲットサーフェスME2およびクリップサーフェスME3として指定する箇所を選択する。そして、取得部131は、かかる情報を取得し、記憶部12は、参照情報IF1として記憶してもよい。なお、図6では、Tシャツの裾部分がスタートエッジME1として設定された場合の例が示される。
【0036】
なお、特定部133は、モデルMの形状と参照情報IF1とに基づいて、スタートエッジME1、ターゲットサーフェスME2またはクリップサーフェスME3を特定してもよい。例えば、特定部133は、モデルMと学習済みモデルとに基づいて、スカートの裾等の大きな開口部の端部をスタートエッジME1として特定してもよい。特定部133は、衣服に首、腕、脚等を通すための開口部をクリップサーフェスME3として特定してもよい。なお、図6では、首または腕を通すための開口部がクリップサーフェスME3として設定された場合の例が示される。
【0037】
次に、分割部134は、第1の型紙のデータD1に基づいて作成された、特定の衣服の形状を示すモデルMのうち少なくとも一部を、複数のメッシュMEによって分割する(アクティビティA104)。具体的には、分割部134は、モデルMと、参照情報IF1とに基づいて、メッシュMEの形状を二次元の図形に決定し、衣服の部位M0を構成するパーツPとして分割する。図7は、複数の二次元の図形に変換されたモデルMの一部を示す図である。図7で示すように、メッシュMEは、三角形および四角形のうち少なくとも一方を含んで構成される。なお、三角形は、二等辺三角形であることが好ましい。また、四角形は、正方形であることが好ましい。
【0038】
ここで、参照情報IF1は、三角形および四角形のうち少なくとも一方における、少なくとも1つの辺の長さを指定する情報(以下、ピッチ数という)を含む。図7では、ピッチ数として、5cmが指定された場合の例が示される。
【0039】
参照情報IF1は、また、参照情報IF1は、衣服の製作における環境的指標を含む。具体的には例えば、参照情報IF1は、衣服の縫製に関する指標を含む。衣服の縫製に関する指標は、例えば、拡散値、近似値、Z値の調整変数等である。
【0040】
また、参照情報IF1は、部位M0ごとに関連付けられた第1の変数と、衣服の種類ごとに関連付けられた第2の変数とを含む。分割部134は、第1の変数または第2の変数に基づいて、メッシュMEの形状を決定してもよい。このような態様によれば、部位M0、洋服の種類に応じて最適な変数を用いて平面の図形に変換することができる。なお、参照情報IF1は、衣服の強度に関する指標を含んでもよい。
【0041】
次に、再構成部135は、メッシュMEと、参照情報IF1とに基づいてパーツPを再構成する(アクティビティA105)。そして、出力部136は、再構成されたパーツPを出力する。図8は、再構成されたパーツPの一例を示す図である。図8で示すように、パーツP1は、二等辺三角形のパーツPである。パーツP2は、長方形のパーツPである。
【0042】
次に、ユーザは、結合するパーツPを選択する入力操作を行う。そして、結合部137は、ユーザによる選択操作に基づいて、パーツPを結合する(アクティビティA106)。
【0043】
図9は、複数のパーツPにより結合されたパーツP3の形状を示すイメージ図である。図9で示すように、隣り合ったパーツP同士が結合される。図9で示すパーツP3aは、パーツP1a、パーツP1b、パーツP2a、パーツP2b、パーツP2c、パーツP2及びパーツP2e(図8参照)が結合した後のパーツPを示す。パーツP3bは、パーツP2f、パーツP2g及びパーツP1cが結合した後のパーツPを示す。
【0044】
次に、特定部133は、パーツPが配置される位置がそれぞれ異なる複数の配置パターンを算出する。そして、特定部133は、これらの中から、所定の条件を満たす領域を特定し、複数の配置パターンを特定する(アクティビティA107)。具体的には、決定部138は、遺伝的アルゴリズムに基づいて、複数の配置パターンから一つの配置パターンを決定する。
【0045】
そして、出力部136は、特定された配置パターンを含む第2の型紙のデータD2を出力する(アクティビティA108)。ここで、第2の型紙のデータD2は、特定の衣服を構成する複数の二次元のパーツPの形状と、パーツPそれぞれが互いに重ならないように配置される領域Rとを含む。図10は、配置パターンの一例を示すイメージ図である。図10で示すように、領域Rは、1つの領域Rであり、その内部に、パーツPの全てまたは一部が含まれる。
【0046】
また、領域Rには、(パーツPの合計面積S2/領域Rの面積S1)の値が予め定められた閾値以上となるように、パーツPそれぞれが配置される。(パーツPの合計面積S2/領域Rの面積S1)の値は、具体的には例えば、30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,99%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0047】
また、領域Rには、領域Rに含まれるパーツPの合計数が予め定められた閾値以下となるように、パーツPそれぞれが配置される。領域Rに含まれるパーツPの合計数は、具体的には例えば、5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,100,105,110,115,120,125,130,135,140,145,150,155,160,165,170,175,180,185,190,195,200であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0048】
このように、出力部136は、第1の型紙のデータD1と、衣服の製作に関する参照情報IF1とに基づいて、特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータD2を出力する。以上のような情報処理によれば、第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供することができる。
【0049】
4.その他(変形例)
前述の実施形態に係る情報処理システムに関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0050】
取得部131は、物理演算により、第2の型紙のデータD2を利用して製作された衣服の伸縮量に関するシミュレーション結果を取得してもよい。さらに、特定部133は、シミュレーション結果に基づいて、衣服において伸縮量が予め定められた条件を満たす箇所を特定してもよい。さらに、出力部136は、特定された箇所を表示させてもよい。
【0051】
なお、アクティビティA106において、結合部137は、分割されたメッシュMEの境界の長さが予め定められた条件を満たす場合、その隣り合ったメッシュMEを結合してもよい。このような態様によれば、ユーザの操作入力の手間を軽減して、第2の型紙のデータD2を出力することができる。
【0052】
情報処理装置1における各ステップを備える情報処理方法が提供されてもよい。さらに、本実施形態を、頒布可能なプログラムとして実施してもよい。このプログラムは、コンピュータに、情報処理装置1における各ステップを実行させるものである。
【0053】
情報処理システムに、情報処理装置1以外の構成要素が含まれてもよい。例えば、情報処理装置1と、不図示の入力装置と、不図示の表示装置とからなる情報処理システムが実施されてもよい。これらの接続方法は特に限定されず、インターネットを介して行うサービスが提供されてもよい。
【0054】
上記の実施形態では、参照情報IF1が学習済みモデルであるものとして説明したが、参照情報IF1は、ルックアップテーブル、データベースであって、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデル等であってもよい。
【0055】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0056】
(1)情報処理システムであって、制御部を備え、前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、取得ステップでは、特定の衣服の形状に関する第1の型紙のデータを取得し、出力ステップでは、前記第1の型紙のデータと、前記衣服の製作に関する参照情報とに基づいて、前記特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータを出力する、もの。
【0057】
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記参照情報は、前記衣服の製作における環境的指標を含む、もの。
【0058】
このような態様によれば、環境を考慮した第2の型紙のデータを作成することができる。
【0059】
(3)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記参照情報は、前記衣服の縫製に関する指標を含む、もの。
【0060】
このような態様によれば、環境に配慮しつつ、衣服の縫製が容易な態様を実現することができる。
【0061】
(4)上記(1)~(3)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記第2の型紙のデータは、前記特定の衣服を構成する複数の二次元のパーツの形状と、前記パーツのそれぞれが互いに重ならないように配置される領域とを含む、もの。
【0062】
このような態様によれば、衣服の製造が容易な態様を実現することができる。
【0063】
(5)上記(4)に記載の情報処理システムにおいて、前記領域は、1つの領域であり、その内部に、前記パーツの全てまたは一部が含まれる、もの。
【0064】
このような態様によれば、1つの生地から衣服を製作可能であり、より環境負荷を低減することができる。
【0065】
(6)上記(4)又は(5)に記載の情報処理システムにおいて、前記領域には、(前記パーツの合計面積S2/前記領域の面積S1)の値が予め定められた閾値以上となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【0066】
このような態様によれば、衣服の製造によって排出される廃棄物の量が少なくなり、より環境負荷を低減することができる。
【0067】
(7)上記(4)~(6)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記領域には、前記領域に含まれるパーツの合計数が予め定められた閾値以下となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【0068】
このような態様によれば、衣服の製造に伴う工数を削減することができ、より環境負荷を低減することができる。
【0069】
(8)上記(4)~(7)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、特定ステップでは、前記パーツが配置される位置がそれぞれ異なる複数の配置パターンのなかから、条件を満たす領域を特定し、複数の配置パターンを特定し、前記出力ステップでは、特定された配置パターンを含む第2の型紙のデータを出力する、もの。
【0070】
(9)上記(8)に記載の情報処理システムにおいて、さらに、決定ステップでは、遺伝的アルゴリズムに基づいて、前記複数の配置パターンから一つの配置パターンを決定する、もの。
【0071】
(10)上記(4)~(9)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、分割ステップでは、前記第1の型紙のデータに基づいて作成された、前記特定の衣服の形状を示すモデルのうち少なくとも一部を、複数のメッシュによって分割する、もの。
【0072】
このような態様によれば、1つのシステムで第2の型紙のデータを作成するために、必要なモデルを自動的にメッシュに分割することができ、優れたユーザ体験を提供することができる。
【0073】
(11)上記(10)に記載の情報処理システムにおいて、前記メッシュの形状は、二次元の図形である、もの。
【0074】
このような態様によれば、計算によるコンピュータの負荷を削減することができる。
【0075】
(12)上記(10)又は(11)に記載の情報処理システムにおいて、前記パーツは、前記メッシュと、前記参照情報とに基づいて再構成される、もの。
【0076】
このような態様によれば、メッシュの組み合わせにより、パーツの形状を最適化することができ、より環境負荷を低減することができる。
【0077】
(13)上記(10)~(12)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記分割ステップでは、前記モデルと、前記参照情報とに基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【0078】
このような態様によれば、メッシュの形状を最適化することができる。
【0079】
(14)上記(13)に記載の情報処理システムにおいて、前記メッシュは、三角形および四角形のうち少なくとも一方を含んで構成され、前記参照情報は、前記三角形および四角形のうち少なくとも一方における、少なくとも1つの辺の長さを指定する情報を含む、もの。
【0080】
(15)上記(13)又は(14)に記載の情報処理システムにおいて、前記モデルには、部位または衣服の種類が関連付けられており、前記参照情報は、前記部位ごとに関連付けられた第1の変数または前記衣服の種類ごとに関連付けられた第2の変数を含み、前記分割ステップでは、前記第1の変数または前記第2の変数に基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【0081】
(16)上記(1)~(15)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、前記取得ステップでは、物理演算により、前記第2の型紙のデータを利用して製作された衣服の伸縮量に関するシミュレーション結果を取得し、さらに、特定ステップでは、前記シミュレーション結果に基づいて、前記衣服において伸縮量が予め定められた条件を満たす箇所を特定し、さらに、出力ステップでは、特定された前記箇所を表示させる、もの。
【0082】
(17)上記(10)~(15)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、結合ステップでは、分割された前記メッシュの境界の長さが予め定められた条件を満たす場合、その隣り合ったメッシュを結合する、もの。
【0083】
(18)情報処理方法であって、上記(1)~(17)の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
【0084】
このような方法によれば、第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供することができる。
【0085】
(19)プログラムであって、コンピュータに、上記(1)~(17)の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを実行させる、もの。
【0086】
このようなプログラムによれば、第1の型紙よりも、優位性のある第2の型紙を提供することができる。
もちろん、この限りではない。
【0087】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0088】
1 :情報処理装置
10 :通信バス
11 :通信部
12 :記憶部
13 :制御部
14 :表示部
15 :入力部
131 :取得部
132 :入力処理部
133 :特定部
134 :分割部
135 :再構成部
136 :出力部
137 :結合部
138 :決定部
D1 :データ
D2 :データ
IF1 :参照情報
M :モデル
M0 :部位
M1 :部位
M2 :部位
M3 :部位
ME :メッシュ
ME1 :スタートエッジ
ME2 :ターゲットサーフェス
ME3 :クリップサーフェス
P :パーツ
P1 :パーツ
P1a :パーツ
P1b :パーツ
P1c :パーツ
P2 :パーツ
P2a :パーツ
P2b :パーツ
P2c :パーツ
P2e :パーツ
P2f :パーツ
P2g :パーツ
P3 :パーツ
P3a :パーツ
P3b :パーツ
R :領域
S1 :面積
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-02-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
制御部を備え、
前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、
取得ステップでは、特定の衣服の形状に関する第1の型紙のデータを取得し、
出力ステップでは、前記第1の型紙のデータと、前記衣服の製作に関する参照情報とに基づいて、前記特定の衣服の形状に関する第2の型紙のデータを出力
前記第2の型紙のデータは、前記特定の衣服を構成する複数の二次元のパーツの形状と、前記パーツのそれぞれが互いに重ならないように配置される領域とを含み、
前記領域には、前記領域に含まれるパーツの合計数が予め定められた閾値以下となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、前記衣服の製作における環境的指標を含む、もの。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記参照情報は、前記衣服の縫製に関する指標を含む、もの。
【請求項4】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
前記領域は、1つの領域であり、その内部に、前記パーツの全てまたは一部が含まれる、もの。
【請求項5】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
前記領域には、前記領域に含まれるパーツの合計数が予め定められた閾値以下となるように、かつ、(前記パーツの合計面積S2/前記領域の面積S1)の値が予め定められた閾値以上となるように、前記パーツのそれぞれが配置される、もの。
【請求項6】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、特定ステップでは、前記パーツが配置される位置がそれぞれ異なる複数の配置パターンのなかから、条件を満たす領域を特定し、複数の配置パターンを特定し、
前記出力ステップでは、特定された配置パターンを含む第2の型紙のデータを出力する、もの。
【請求項7】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、決定ステップでは、遺伝的アルゴリズムに基づいて、前記複数の配置パターンから一つの配置パターンを決定する、もの。
【請求項8】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、分割ステップでは、前記第1の型紙のデータに基づいて作成された、前記特定の衣服の形状を示すモデルのうち少なくとも一部を、複数のメッシュによって分割
前記パーツは、分割された前記複数のメッシュと、前記参照情報とに基づいて再構成される、もの。
【請求項9】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
前記メッシュの形状は、二次元の図形である、もの。
【請求項10】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
前記分割ステップでは、前記モデルと、前記参照情報とに基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記メッシュは、三角形および四角形のうち少なくとも一方を含んで構成され、
前記参照情報は、前記三角形および四角形のうち少なくとも一方における、少なくとも1つの辺の長さを指定する情報を含む、もの。
【請求項12】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記モデルには、部位または衣服の種類が関連付けられており、
前記参照情報は、前記部位ごとに関連付けられた第1の変数または前記衣服の種類ごとに関連付けられた第2の変数を含み、
前記分割ステップでは、前記第1の変数または前記第2の変数に基づいて、前記メッシュの形状を決定する、もの。
【請求項13】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記取得ステップでは、物理演算により、前記第2の型紙のデータを利用して製作された衣服の伸縮量に関するシミュレーション結果を取得し、
さらに、特定ステップでは、前記シミュレーション結果に基づいて、前記衣服において伸縮量が予め定められた条件を満たす箇所を特定し、
さらに、出力ステップでは、特定された前記箇所を表示させる、もの。
【請求項14】
請求項に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、結合ステップでは、分割された前記メッシュの境界の長さが予め定められた条件を満たす場合、その隣り合ったメッシュを結合
前記パーツは、前記メッシュの結合により生成されるもの。
【請求項15】
情報処理方法であって、
請求項1~請求項1の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを備える、方法。
【請求項16】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項1の何れか1つに記載の情報処理システムにおける各ステップを実行させる、もの。