(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122546
(43)【公開日】2023-09-01
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイス
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20230825BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20230825BHJP
【FI】
G09F9/00 351
H05K5/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023009263
(22)【出願日】2023-01-25
(31)【優先権主張番号】10-2022-0023073
(32)【優先日】2022-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】ヨンチェ チェ
(72)【発明者】
【氏名】キヨン ナム
(72)【発明者】
【氏名】サンミン キム
(72)【発明者】
【氏名】イシク キム
(72)【発明者】
【氏名】ダビン リ
【テーマコード(参考)】
4E360
5G435
【Fターム(参考)】
4E360AB02
4E360AB14
4E360AB23
4E360AB61
4E360AC05
4E360AC11
4E360AC23
4E360CA02
4E360EA01
4E360EA13
4E360EA22
4E360EB03
4E360EC13
4E360ED02
4E360GA03
4E360GA52
4E360GB04
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE02
5G435EE13
5G435EE18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ディスプレイパネルを備えるヘッドを支持するスタンドを備えるディスプレイデバイスを提供すること。
【解決手段】ディスプレイデバイスが開示される。本開示のディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルを備えるヘッドと、そして、前記ヘッドの一辺に隣接し、前記ヘッドを支持するスタンドとを備えることができ、前記スタンドは、前記ヘッドに結合されるボディであって、前記ボディから前方へ突出されるフロントレッグを備えるボディと、前記ボディから後方へ突出されるリアレッグと、そして、前記リアレッグと前記フロントレッグとの間に位置し、前記リアレッグに結合され、前後方向に伸縮可能な弾性部材とを備えることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネルを備えるヘッド;並びに、
前記ヘッドの一辺に隣接し、前記ヘッドを支持するスタンド;を備えてなり、
前記スタンドは、
前記ヘッドに結合され、ボディから前方へ突出されるフロントレッグを備えるボディと、
前記ボディから後方へ突出されるリアレッグと、及び、
前記リアレッグと前記フロントレッグの間に位置し、前記リアレッグに結合され、前後方向に伸縮可能な弾性部材と、を備える、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記リアレッグの前端から前方へ突出されるロッドを更に備え、
前記弾性部材の少なくとも一部は、前記ロッドの外面にコイル形態で巻かれる、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記リアレッグと前記弾性部材の間に位置し、前記リアレッグと前記ロッドとに結合されるスライダーと、及び、
前記スライダーを収容し、前記ロッドの長さ方向に延びるグルーブを備えるブラケットと、を更に備え、
前記スライダーは、
前記スライダーから前記グルーブに向かって突出され、
前記グルーブに挿入される突起を備える、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
前記スライダーは、前記突起に隣接し、前記スライダーから前記ブラケットの内側に向かって突出され、前記ブラケットの前記内側に線接触するボスを更に備える、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項5】
前記ブラケットと前記ボディの内側間に位置し、前記スライダーの一部が位置するガイドスロットを備えるガイドプレートを更に備え、
前記ブラケットと前記ガイドプレートは、前記ボディの前記内側に結合される、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項6】
前記スライダーは、
前記ガイドスロットに位置する第1のパートと、
前記第1のパートにおいて、前記第1のパートに交差する方向に延び、前記ガイドプレートの一側の一部をカバーする第2のパートと、及び、
前記第2のパートから前記ガイドプレートの前記一側に向かって突出され、前記ガイドプレートの前記一側に線接触するアンダーボスと、を更に備える、請求項5に記載のディスプレイデバイス。
【請求項7】
前記ブラケットは、前記ボディの内側に結合される結合部を更に備え、
前記ガイドプレートは、
前記結合部に整列される結合孔と、及び、
前記ガイドプレートの一面に形成され、前記結合部に隣り合うガイド突起と、を更に備える、請求項5に記載のディスプレイデバイス。
【請求項8】
前記ロッドに対して前記ボディの内側に対向し、前記ロッドに整列されるブラケット孔を備えるブラケットを更に備え、
前記ボディは、前記ブラケット孔を介して前記ロッドと向き合う溝を備える、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項9】
前記ロッドと前記ブラケットの間に位置し、前記ブラケット孔に整列されるフレーム孔を備えるガイドフレームを更に備え、
前記弾性部材の後端は、前記ガイドフレームの前記フレーム孔が形成される部分に固定され、
前記ガイドフレームは、前記弾性部材の外側の少なくとも一部を囲み、前記ブラケットに分離可能に結合される、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
【請求項10】
前記フロントレッグにおいて、前記フロントレッグに交差する方向に突出されるフロントフット;及び、
前記リアレッグから突出され、前記フロントフットと同一平面上に位置するリアフット;を更に備える、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項11】
前記フロントフットにおいて、前記フロントフットが前記フロントレッグから突出される方向に突出されるフロントパッドと、及び、
前記リアフットにおいて、前記リアフットが前記リアレッグから突出される方向に突出されるリアパッドと、を更に備え、
前記フロントパッドと前記リアパッドは、緩衝材質を備える、請求項10に記載のディスプレイデバイス。
【請求項12】
前記ヘッドは、
前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと、及び、
前記フレームの後方をカバーするバックカバーと、を備え、
前記ボディは、
前記バックカバーの下辺に隣接し、前記バックカバーの後面に結合される、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項13】
前記ボディは、
前記バックカバーの前記後面に結合される結合部と、及び、
前記結合部に交差する方向に延び、前記リアレッグと前記フロントレッグの間に位置する支持部と、を更に備え、
前記支持部は、前記支持部の下面に形成され、前記弾性部材が配置される開口部を備える、請求項12に記載のディスプレイデバイス。
【請求項14】
前記支持部は、前記リアレッグが貫通するグルーブを備え、
前記フロントレッグは、前記支持部と一体(onebody)に形成される、請求項13に記載のディスプレイデバイス。
【請求項15】
前記結合部は、
前記結合部の前面から前方へ突出され、前記バックカバーの前記後面に挿入されるガイドピンと、及び、
前記結合部を貫通して形成され、前記バックカバーの前記後面に向かう結合孔と、を更に備える、請求項13に記載のディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明(開示)は、ディスプレイデバイスに関する。
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2022-0023073号(出願日:2022年2月22日;DAS code:7024)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0002】
情報化社会が発展するにつれてディスプレイデバイスに対する要求も様々な形態で増加しており、これに応じて、近来にはLCD(Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、ELD(Electro luminescent Display)、VFD(Vacuum Fluorescent Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)など、様々なディスプレイデバイスが研究されて、使用されている。
【0003】
この中で、LCDパネルは、液晶層を挟んで互いに対向するTFT基板とカラー基板とを備え、バックライトユニットから提供される光を用いて画像を表示できる。そして、OLEDパネルは、透明電極が形成された基板に自発的に発光できる有機物層を蒸着して画像を表示できる。
【0004】
近年、ディスプレイデバイスを壁に密着させる構造についての多くの研究がなされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0006】
さらに他の目的は、ディスプレイパネルを備えるヘッドを支持するスタンドを備えるディスプレイデバイスを提供することでありうる。
【0007】
さらに他の目的は、スタンドが壁に接し、壁に近づくほど、ヘッドと壁との間の間隔が狭くなり得るディスプレイデバイスを提供することでありうる。
【0008】
さらに他の目的は、スタンドが壁に接するものの、壁から遠ざかるほど、スタンドの壁に接するスライディングアセンブリが長くなり得るディスプレイデバイスを提供することでありうる。
【0009】
さらに他の目的は、スタンドの弾性変形メカニズムを提供することでありうる。
【0010】
さらに他の目的は、ヘッドとスタンドとの結合構造を提供することでありうる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記または他の目的を達成するための本開示の一側面によれば、ディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルを備えるヘッドと、そして、前記ヘッドの一辺に隣接し、前記ヘッドを支持するスタンドとを備えることができ、前記スタンドは、前記ヘッドに結合されるボディであって、前記ボディから前方へ突出されるフロントレッグを備えるボディと、前記ボディから後方へ突出されるリアレッグと、そして、前記リアレッグと前記フロントレッグとの間に位置し、前記リアレッグに結合され、前後方向に伸縮可能な弾性部材とを備える(含む;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)ことができる。
〔本発明の一の態様〕
本発明の一の態様を以下に例示する。
〔1〕
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネルを備えるヘッド;並びに、
前記ヘッドの一辺に隣接し、前記ヘッドを支持するスタンド;を備えてなり、
前記スタンドは、
前記ヘッドに結合され、ボディから前方へ突出されるフロントレッグを備えるボディと、
前記ボディから後方へ突出されるリアレッグと、及び、
前記リアレッグと前記フロントレッグの間に位置し、前記リアレッグに結合され、前後方向に伸縮可能な弾性部材と、を備える、ディスプレイデバイス。
〔2〕
前記リアレッグの前端から前方へ突出されるロッドを更に備え、
前記弾性部材の少なくとも一部は、前記ロッドの外面にコイル形態で巻かれる、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔3〕
前記リアレッグと前記弾性部材の間に位置し、前記リアレッグと前記ロッドとに結合されるスライダーと、及び、
前記スライダーを収容し、前記ロッドの長さ方向に延びるグルーブを備えるブラケットと、を更に備え、
前記スライダーは、
前記スライダーから前記グルーブに向かって突出され、
前記グルーブに挿入される突起を備える、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
〔4〕
前記スライダーは、前記突起に隣接し、前記スライダーから前記ブラケットの内側に向かって突出され、前記ブラケットの前記内側に線接触するボスを更に備える、〔3〕に記載のディスプレイデバイス。
〔5〕
前記ブラケットと前記ボディの内側間に位置し、前記スライダーの一部が位置するガイドスロットを備えるガイドプレートを更に備え、
前記ブラケットと前記ガイドプレートは、前記ボディの前記内側に結合される、〔3〕に記載のディスプレイデバイス。
〔6〕
前記スライダーは、
前記ガイドスロットに位置する第1のパートと、
前記第1のパートにおいて、前記第1のパートに交差する方向に延び、前記ガイドプレートの一側の一部をカバーする第2のパートと、及び、
前記第2のパートから前記ガイドプレートの前記一側に向かって突出され、前記ガイドプレートの前記一側に線接触するアンダーボスと、を更に備える、〔5〕に記載のディスプレイデバイス。
〔7〕
前記ブラケットは、前記ボディの内側に結合される結合部を更に備え、
前記ガイドプレートは、
前記結合部に整列される結合孔と、及び、
前記ガイドプレートの一面に形成され、前記結合部に隣り合うガイド突起と、を更に備える、〔5〕に記載のディスプレイデバイス。
〔8〕
前記ロッドに対して前記ボディの内側に対向し、前記ロッドに整列されるブラケット孔を備えるブラケットを更に備え、
前記ボディは、前記ブラケット孔を介して前記ロッドと向き合う溝を備える、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
〔9〕
前記ロッドと前記ブラケットの間に位置し、前記ブラケット孔に整列されるフレーム孔を備えるガイドフレームを更に備え、
前記弾性部材の後端は、前記ガイドフレームの前記フレーム孔が形成される部分に固定され、
前記ガイドフレームは、前記弾性部材の外側の少なくとも一部を囲み、前記ブラケットに分離可能に結合される、〔8〕に記載のディスプレイデバイス。
〔10〕
前記フロントレッグにおいて、前記フロントレッグに交差する方向に突出されるフロントフット;及び、
前記リアレッグから突出され、前記フロントフットと同一平面上に位置するリアフット;を更に備える、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔11〕
前記フロントフットにおいて、前記フロントフットが前記フロントレッグから突出される方向に突出されるフロントパッドと、及び、
前記リアフットにおいて、前記リアフットが前記リアレッグから突出される方向に突出されるリアパッドと、を更に備え、
前記フロントパッドと前記リアパッドは、緩衝材質を備える、〔10〕に記載のディスプレイデバイス。
〔12〕
前記ヘッドは、
前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと、及び、
前記フレームの後方をカバーするバックカバーと、を備え、
前記ボディは、
前記バックカバーの下辺に隣接し、前記バックカバーの後面に結合される、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔13〕
前記ボディは、
前記バックカバーの前記後面に結合される結合部と、及び、
前記結合部に交差する方向に延び、前記リアレッグと前記フロントレッグの間に位置する支持部と、を更に備え、
前記支持部は、前記支持部の下面に形成され、前記弾性部材が配置される開口部を備える、〔12〕に記載のディスプレイデバイス。
〔14〕
前記支持部は、前記リアレッグが貫通するグルーブを備え、
前記フロントレッグは、前記支持部と一体(onebody)に形成される、〔13〕に記載のディスプレイデバイス。
〔15〕
前記結合部は、
前記結合部の前面から前方へ突出され、前記バックカバーの前記後面に挿入されるガイドピンと、及び、
前記結合部を貫通して形成され、前記バックカバーの前記後面に向かう結合孔と、を更に備える、〔13〕に記載のディスプレイデバイス。
【発明の効果】
【0012】
本開示に係るディスプレイデバイスの効果について説明すれば、次の通りである。
【0013】
本開示の実施形態等のうち、少なくとも1つによれば、ディスプレイパネルを備えるヘッドを支持するスタンドを備えるディスプレイデバイスを提供できる。
【0014】
本開示の実施形態等のうち、少なくとも1つによれば、スタンドが壁に接し、壁に近づくほど、ヘッドと壁との間の間隔が狭くなり得るディスプレイデバイスを提供できる。
【0015】
本開示の実施形態等のうち、少なくとも1つによれば、スタンドが壁に接するものの、壁から遠ざかるほど、スタンドの壁に接するスライディングアセンブリが長くなり得るディスプレイデバイスを提供できる。
【0016】
本開示の実施形態等のうち、少なくとも1つによれば、スタンドの弾性変形メカニズムを提供できる。
【0017】
本開示の実施形態等のうち、少なくとも1つによれば、ヘッドとスタンドとの結合構造を提供できる。
【0018】
本開示の適用可能性の追加的な範囲は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本開示の思想及び範囲内で様々な変更及び修正は、当業者に明確に理解され得るので、詳細な説明及び本開示の望ましい実施形態のような特定実施形態は、単に例示として与えられたことと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1-20】本開示の実施形態等に係るディスプレイデバイスの例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して本明細書に開示された実施形態を詳細に説明するものの、図面符号に関係なく、同一であるか、類似した構成要素は、同じ参照符号を付与し、これについての重複する説明を省略する。
【0021】
以下の説明において使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書作成の容易さだけが考慮されて付与されるか、混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。
【0022】
また、本明細書に開示された実施形態を説明するのにおいて関連した公知技術についての具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は、本明細書に開示された実施形態を容易に理解できるようにするためのものであり、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本開示の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むことと理解されなければならない。
【0023】
第1、第2のなどのように、序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されるものではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。
【0024】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか、「接続されて」いると言及されたときには、その他の構成要素に直接連結されているか、または接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解されるべきであろう。それに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか、「直接接続されて」いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきであろう。
【0025】
単数の表現は、文脈上、明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0026】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0027】
図面に表示された上(U)、下(D)、左(Le)、右(Ri)、前(F)、そして後(R)の方向表示は、説明の便宜のためのものであり、これによって本明細書に開示された技術的思想が制限されるものではない。
【0028】
以下、本開示のディスプレイパネルがLCDパネル(
図1~
図3参照)またはOLEDパネル(
図4参照)であることと説明するが、本開示に適用できるディスプレイパネルの種類がこれに限定されるものではない。
【0029】
図1に示すように、ディスプレイデバイス1は、ディスプレイパネル10を備えることができる。ディスプレイパネル10は、画面を表示できる。
【0030】
ディスプレイデバイス1は、第1の長辺(LS1、first long side)、第1の長辺LS1に対向する第2の長辺(LS2、second long side)、第1の長辺LS1及び第2の長辺LS2に隣接する第1の短辺(SS1、first short side)、そして、第1の短辺SS1に対向する第2の短辺(SS2、second short side)を備えることができる。一方、説明の都合上、長辺(LS1、LS2、long side)の長さが短辺(SS1、SS2、short side)の長さよりさらに大きいことと図示し、説明しているが、長辺LS1、LS2の長さが短辺SS1、SS2の長さとほぼ同一である場合も可能でありうる。
【0031】
ディスプレイデバイス1の長辺LS1、LS2と並んだ方向を左右方向ということができる。ディスプレイデバイス1の短辺SS1、SS2と並んだ方向を上下方向ということができる。ディスプレイデバイス1の長辺LS1、LS2及び短辺SS1、SS2に垂直な方向を前後方向ということができる。
【0032】
ディスプレイパネル10が画像を表示する方向を前方F、zということができ、これと反対される方向を後方Rということができる。第1の長辺LS1の方を上側U、yということができる。第2の長辺LS2の方を下側Dということができる。第1の短辺SS1の方を左側Le、xということができる。第2の短辺SS2の方を右側Riということができる。
【0033】
第1の長辺LS1、第2の長辺LS2、第1の短辺SS1、そして第2の短辺SS2は、ディスプレイデバイス1のエッジ(edge)と称することができる。また、第1の長辺LS1、第2の長辺LS2、第1の短辺SS1、そして第2の短辺SS2が互いに会う地点をコーナ(corner)と称することができる。
【0034】
例えば、第1の短辺SS1と第1の長辺LS1とが会う地点を第1のコーナC1と称することができる。第1の長辺LS1と第2の短辺SS2とが会う地点を第2のコーナC2と称することができる。第2の短辺SS2と第2の長辺LS2とが会う地点を第3のコーナC3と称することができる。第2の長辺LS2と第1の短辺SS1とが会う地点を第4のコーナC4と称することができる。
【0035】
図2に示すように、ディスプレイデバイス1は、ディスプレイパネル10、ガイドパネル20、バックライトユニット30、40、フレーム50、そしてバックカバー60を備えることができる。
【0036】
ディスプレイパネル10は、ディスプレイデバイス1の前面を形成でき、画像を表示できる。ディスプレイパネル10は、複数個のピクセルが各ピクセル当たりRGB(Red、Green or Blue)をタイミングに合わせて出力することにより画像を表示することができる。ディスプレイパネル10は、画像が表示される活性領域(active area)と画像が表示されない不活性領域(de-active area)とに区分されることができる。ディスプレイパネル10は、液晶層を挟んで互いに対向する前面基板(front substrate)と後面基板(rear substrate)とを備えることができる。ディスプレイパネル10は、LCDパネルと称することができる。
【0037】
前記前面基板は、レッド、グリーン、及びブルーサブピクセルからなる複数個のピクセルを含むことができる。前記前面基板は、制御信号に応じてレッド、グリーン、またはブルーの色に該当する光を出力することができる。
【0038】
前記後面基板は、スイッチング素子を備えることができる。前記後面基板は、画素電極をスイッチングすることができる。例えば、画素電極は、外部から入力される制御信号に応じて液晶層の分子配列を変化させることができる。液晶層は、液晶分子を含むことができる。液晶分子の配列は、画素電極と共通電極との間に発生した電圧差に対応して変化されることができる。液晶層は、バックライトユニット30、40から提供される光を前記前面基板に伝達するか、これを遮断することができる。
【0039】
ガイドパネル20は、ディスプレイパネル10の周りを囲むことができ、ディスプレイパネル10の側面を覆うことができる。ガイドパネル20は、ディスプレイパネル10と結合されるか、ディスプレイパネル10を支持することができる。ガイドパネル20は、サイドフレームまたはミドルキャビネットと称することができる。
【0040】
バックライトユニット30、40は、ディスプレイパネル10の後方に位置することができる。バックライトユニット30、40は、光源(light sources)を備えることができる。バックライトユニット30、40は、フレーム50の前方でフレーム50に結合されることができる。バックライトユニット30、40は、全体駆動方式やローカルディミング(local dimming)、インパルシブ(impulsive)などのような部分駆動方式で駆動されることができる。バックライトユニット30、40は、光学シート(40、optical sheet)と光学層30とを備えることができる。
【0041】
光学シート40は、光源の光をディスプレイパネル10に均等に伝達することができる。光学シート40は、複数個のレイヤで構成されることができる。例えば、光学シート40は、プリズムシートや拡散シートなどを備えることができる。一方、光学シート40の結合部40dは、フレーム50及び/又はバックカバー60に結合されることができる。
【0042】
フレーム50は、バックライトユニット30、40の後方に位置することができ、ディスプレイデバイス1の構成を支持することができる。フレーム50のエッジは、ガイドパネル20に固定されることができる。例えば、バックライトユニット30、40、複数個の電子素子が位置するPCB(Printed Circuit Board)などの構成がフレーム50に結合され得る。例えば、フレーム50は、金属材質を含むことができる。フレーム50は、メインフレーム、モジュールカバー、またはカバーボトムと称することができる。
【0043】
バックカバー60は、フレーム50の後方を覆うことができる。バックカバー60は、フレーム50に結合されることができる。例えば、バックカバー60は、金属材質を含むことができる。
【0044】
図3に示すように、光学層30は、基板31、少なくとも1つの光アセンブリ32、反射シート33、及び拡散板35を備えることができる。光学シート40は、光学層30の前方に位置することができる。
【0045】
基板31は、左右方向に延び、上下方向に互いに離間する複数個のストラップ(straps)の形態で備えられることができる。少なくとも1つの光アセンブリ32は、基板31に実装されることができる。電極パターンは、基板31に形成されて、アダプタと光アセンブリ32とを連結することができる。例えば、前記電極パターンは、炭素ナノチューブ電極パターンであることができる。基板31は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラス、ポリカーボネート(PC)、及びシリコンのうち、少なくとも1つで構成されることができる。基板31は、少なくとも1つの光アセンブリ32が実装されるPCB(Printed Circuit Board)であることができる。
【0046】
光アセンブリ32は、発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)チップまたは少なくとも1つの発光ダイオードチップを備える発光ダイオードパッケージであることができる。光アセンブリ32は、レッド、グリーン、及びブルーなどのようなカラーの中で少なくとも1つのカラーを放出する有色LEDや白色LEDで構成されることができる。有色LEDは、レッドLED、グリーンLED、及びブルーLEDのうち、少なくとも1つを含むことができる。
【0047】
反射シート33は、基板31の前方に位置することができる。少なくとも1つの孔33aは、反射シート33を貫通して形成されることができ、光アセンブリ32は、孔33aに位置することができる。反射シート33は、光アセンブリ32で提供されるか、拡散板35で反射された光を前方へ反射させることができる。例えば、反射シート33は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、及び二酸化チタニウム(TiO2)のうち、少なくともいずれか1つのように、高い反射率を有する金属及び/又は金属酸化物を含むことができる。
【0048】
そして、エアーギャップ(air gap)は、反射シート33と拡散板35との間に形成されることができる。前記エアーギャップは、バッファとして機能し、光アセンブリ32で提供される光は、前記エアーギャップにより広く広がることができる。サポータ34は、反射シート33と拡散板35との間に位置することができ、前記エアーギャップを形成できる。
【0049】
拡散板35は、反射シート33の前方に位置することができる。拡散板35は、反射シート33と光学シート40との間に位置することができる。
【0050】
光学シート40は、少なくとも1つのシートを備えることができる。例えば、光学シート40は、1つ以上のプリズムシート及び/又は1つ以上の拡散シートを備えることができる。光学シート40の複数個のシートは、互いに接着されるか、密着されることができる。
【0051】
具体的に、光学シート40は、互いに異なる機能を有する複数個のシートで構成されることができる。例えば、光学シート40は、第1の光学シート40a、第2の光学シート40b、そして、第3の光学シート40cを備えることができる。例えば、第1の光学シート40aは、拡散シートであり、第2の光学シート40bと第3の光学シート40cとは、プリズムシートであることができる。前記拡散シートは、拡散板35から出る光が部分的に密集されることを防止して光の分布をより均一にすることができる。前記プリズムシートは、拡散板35から出る光を集光してディスプレイパネル10に提供することができる。一方、前記拡散シートと前記プリズムシートとの個数及び/又は位置は、変更されることができる。
【0052】
図4に示すように、ディスプレイデバイス1’は、ディスプレイパネル10’、ガイドパネル20、フレーム50、そしてバックカバー60を備えることができる。
【0053】
ディスプレイパネル10’は、ディスプレイデバイス1’の前面を形成でき、画像を表示できる。ディスプレイパネル10’は、画像を複数個のピクセルに分けて、各ピクセル当たり色相、明度、彩度を合わせて画像を出力することができる。ディスプレイパネル10’は、画像が表示される活性領域(active area)と、画像が表示されない不活性領域(de-active area)とに区分されることができる。ディスプレイパネル10’は、制御信号に応じてレッド、グリーン、またはブルーの色に該当する光を発生させることができる。ディスプレイパネル10’は、OLEDパネルと称することができる。
【0054】
ガイドパネル20は、ディスプレイパネル10’の周りを囲むことができ、ディスプレイパネル10’の側面を覆うことができる。ガイドパネル20は、ディスプレイパネル10’と結合されるか、ディスプレイパネル10’を支持することができる。ガイドパネル20は、サイドフレームまたはミドルキャビネットと称することができる。
【0055】
フレーム50は、ディスプレイパネル10’の後方に位置することができ、ディスプレイパネル10’が結合され得る。フレーム50のエッジは、ガイドパネル20に固定されることができる。電子部品は、フレーム50に装着されることができる。例えば、フレーム50は、金属材質を含むことができる。フレーム50は、メインフレーム、モジュールカバー、またはカバーボトムと称することができる。
【0056】
バックカバー60は、フレーム50の後方をカバーすることができる。バックカバー60は、フレーム50に結合されることができる。例えば、バックカバー60は、金属材質を含むことができる。
【0057】
図1及び
図5に示すように、スタンド100は、バックカバー(60、
図2及び
図4参照)の下辺に隣接してバックカバー60に結合されることができ、ディスプレイデバイス1を支持することができる。スタンド100は、ディスプレイデバイス1の1つの構成であることができ、スタンド100を除いたディスプレイデバイス1は、ヘッド1と称することができる。
【0058】
例えば、スタンド100は、バックカバー60の下辺に沿って互いに離間する複数個のスタンド100a、100bを備えることができる。第1のスタンド100aは、バックカバー60の下辺と左辺に隣接することができ、第2のスタンド100bは、バックカバー60の下辺と右辺に隣接することができる。これにより、スタンド100は、ヘッド1を安定的に支持することができる。
【0059】
図5及び
図6に示すように、スタンド100は、ボディ110、130とスライディングアセンブリ120とを備えることができる。ボディ110、130は、第1のボディ110と第2のボディ130とを備えることができる。
【0060】
第1のボディ110の支持部111は、前後方向に延びることができる。第1のボディ110の結合部112は、支持部111の上端から上側へ延びることができる。グルーブ113は、支持部111と結合部112とが会う部分に形成されることができる。
【0061】
第2のボディ130は、支持部111の前端から前方へ延びることができる。例えば、支持部111と第2のボディ130とは、一体(one body)に形成されることができる。
【0062】
スライディングアセンブリ120は、第1のボディ110に対して第2のボディ130に対向することができる。スライディングアセンブリ120は、ムービングアセンブリまたは弾性ボディと称することができる。
【0063】
図7に示すように、支持部111は、下側に開口することができる。スロット111gは、支持部111の後端を貫通して形成されることができる。溝116は、支持部111の前記開口に対してスロット111gに対向することができる。複数個の締結部115a、115b、115c、115dは、支持部111の下面に形成されることができる。
【0064】
結合部112は、支持部111の中央部に位置することができる。ガイドピン110Pは、結合部112の前面から前方へ突出されることができる。結合孔110Hは、ガイドピン110Pに隣接することができ、結合部112を前後方向に貫通して形成されることができる。
【0065】
これにより、ガイドピン110Pは、ヘッド1のバックカバー(60、
図2及び
図4参照)に挿入されることができ、結合部112とバックカバー60との結合をガイドすることができる。スクリューのような締結部材は、結合孔110Hを貫通してバックカバー60に締結されることができる。
【0066】
第2のボディ130は、前後方向に延びるフロントレッグ(131、front leg)を備えることができる。フロントフット(131a、front foot)は、フロントレッグ131の下面から下側へ突出されることができ、フロントパッド(130P、
図12参照)が挿入されるパッド溝131aPを備えることができる。例えば、フロントパッド130Pは、ゴムやシリコンのような緩衝材質を含むことができる。
【0067】
図8に示すように、スライディングアセンブリ(120、
図6参照)は、前後方向に延びるリアレッグ(121、rear leg)を備えることができる。リアフット(121a、rear foot)は、リアレッグ121の下面から下側へ突出されることができ、リアパッド120Pが挿入されるパッド溝を備えることができる。例えば、リアパッド120Pは、ゴムやシリコンのような緩衝材質を含むことができる。
【0068】
第1の連結部121bは、リアレッグ121の前端に形成されることができ、上下方向で互いに離間する固定孔121b1と固定溝121b2とを備えることができる。
【0069】
スライダー122は、第1のパート122a、第2のパート122b、そして第3のパート122cを備えることができる。第1のパート122aは、前後方向に延びることができ、スライダー122の最小厚みtaを形成できる。第2のパート122bは、第1のパート122aの上端から左右方向へ延びることができる。すなわち、第2のパート122bと第1のパート122aとは、全体的に「T」形状の縦断面を有することができる。第3のパート122cは、第1のパート122aの下端から左右方向へ弧(arc)を描きながら延びることができる。すなわち、第3のパート122cは、全体的に半分に切られたシリンダー形状を有することができる。また、第3のパート122cと第2のパート122bとの間の間隔daは、第1のパート122aの高さと同じであることができる。
【0070】
そして、第2の連結部122fは、スライダー122の後端に形成されることができ、上下方向で互いに離間する固定溝(122h、
図16参照)と固定孔122fhとを備えることができる。スクリューのような締結部材Fは、固定孔121b1を貫通して第2の連結部122fの固定溝122hに締結されることができる。これにより、リアレッグ121は、スライダー122に結合されることができる。
【0071】
ロッド(123、rod)は、前後方向に延びることができる。ロッド123は、シリンダー形状を有することができる。ロッド123は、第3のパート122cの下側に位置することができ、第3のパート122cの曲率に対応する曲率を有することができる。突起123aは、ロッド123の後端から後方へ突出されることができ、固定孔122fhを貫通して固定溝121b2に挿入及び固定されることができる。例えば、突起123aは、固定溝121bに圧入されることができる。
【0072】
図9に示すように、弾性部材126は、前後方向に延びることができる。弾性部材126の少なくとも一部は、ロッド123の外周にコイル形態で巻かれることができる。これにより、弾性部材126は、ロッド123により前後方向で安定的に弾性変形されるか、復元されることができる。弾性部材126の一部は、スライダー122の第3のパート122cの下側に位置することができる。弾性部材126は、バネであることができる。
【0073】
ガイドフレーム124は、弾性部材126の下側に位置することができ、弾性部材126を支持することができる。ガイドフレーム124の内面は、弾性部材126の外側の一部を囲むことができる。弾性部材126の前端は、ガイドフレーム124の一側に固定されることができ、弾性部材126の後端は、第2の連結部122fに接触することができる。フレーム孔(図示せず)は、ガイドフレーム124の前記一側に形成されることができ、ロッド123に整列されることができる。
【0074】
ブラケット125は、ガイドフレーム124の下側に位置することができる。ボトムパート125aは、前後方向に延びることができ、ガイドフレーム124の下側をカバーすることができる。第1のサイドパート125bは、ボトムパート125aの左辺から上側へ折り曲げられることができ、ガイドフレーム124の左側をカバーすることができる。第2のサイドパート125cは、ボトムパート125aの右辺から上側へ折り曲げられることができ、ガイドフレーム124の右側をカバーすることができる。フロントパート125dは、ボトムパート125aの前端から上側へ折り曲げられることができ、ガイドフレーム124の前記フレーム孔に整列されるブラケット孔125dhを備えることができる。リアパート125eは、ボトムパート125aの後端から上側へ折り曲げられることができ、リアレッグ121が貫通するグルーブ125gを備えることができる。
【0075】
複数個の突起124b1、124b2、124b3、124c1、124c2、124c3は、ガイドフレーム124の左側面と右側面に形成されることができ、第1のサイドパート125bと第2のサイドパート125cとに形成された溝125b1、125b2、125b3、125c1、125c2、125c3に挿入されることができる。これにより、ガイドフレーム124は、ブラケット125の内側に位置することができ、ブラケット125にスナップ-フィット(snap-fit)が結合され得る。
【0076】
第1の突起122dは、スライダー122の第3のパート122cの一端から第3のパート122cの半径方向に突出されることができる。第2の突起(122e、
図8参照)は、第3のパート122cの他端から第3のパート122cの半径方向に突出されることができる。
【0077】
第1のグルーブ125bsは、第1のサイドパート125bに形成されることができ、スライダー122の長さ方向に延びることができ、第1の突起122dが移動可能に挿入されることができる。第2のグルーブ125csは、第2のサイドパート125cに形成されることができ、スライダー122の長さ方向に延びることができ、第2の突起122eが移動可能に挿入されることができる。
【0078】
これにより、スライダー122は、ブラケット125の内側にスライダー122またはブラケット125の長さ方向に移動可能に結合されることができる。このようなスライダー122の移動に対応して、弾性部材126は、圧縮されるか、伸張されることができる。
【0079】
図10及び
図11に示すように、第1の結合部125h1、125h3は、第1のサイドパート125bの上端から左側へ突出されることができる。第2の結合部125h2、125h4は、第2のサイドパート125cの上端から右側へ突出されることができる。
【0080】
ガイドプレート127は、ブラケット125と第1のボディ110の支持部111の下面間に位置することができる。ガイドプレート127の第1のプレート127bと第2のプレート127cとは、ガイドプレート127の中央部127aに対して互いに対向することができる。第1の結合孔127b1、127b2は、第1のプレート127bに形成されることができ、第1の結合部125h1、125h3と第1の締結部115a、115bとの間に位置することができる。第2の結合孔127c1、127c2は、第2のプレート127cに形成されることができ、第2の結合部125h2、125h4と第2の締結部(115c、115d、
図7参照)との間に位置することができる。
【0081】
これにより、スクリューのような締結部材は、結合部125h1、125h3、125h2、125h4と結合孔127b1、127b2、127c1、127c2とを貫通して締結部115a、115b、115c、115dに締結されることができる。
【0082】
第1のガイド突起(127b3、127b4、
図12参照)は、第1のプレート127bの下面に形成されることができ、前後方向で第1の結合部125h1、125h3と隣り合うことができる。第2のガイド突起127c3、127c4は、第2のプレート127cの下面に形成されることができ、前後方向で第2の結合部125h2、125h4と隣り合うことができる。
【0083】
これにより、結合部125h1、125h3、125h2、125h4は、ガイド突起127b3、127b4によって結合孔127b1、127b2、127c1、127c2に容易に整列されることができる。
【0084】
スライダー122の第1のパート122aは、第1のプレート127bと第2のプレート127cとの間に位置することができる。すなわち、第1のプレート127bと第2のプレート127cとの間の間隔は、スライダー122の第1のパート122aの厚みと同一であるか、これより大きいことができる。これにより、スライダー122は、第1のプレート127bと第2のプレート127cとの間を通過できる。一方、第1のプレート127bと第2のプレート127cとの間の部分は、ガイドプレート127のガイドスロットと称することができる。
【0085】
図12及び
図13に示すように、リアレッグ121が壁Wと離れていると、リアレッグ121の一部は、スロット111gの外側に一定の長さL20の分だけ突出されることができる。この場合、第1の突起122dは、第1のグルーブ125bsの後端に隣接することができ、ロッド123は、溝116に位置しないことができる。
【0086】
これにより、リアレッグ121とフロントレッグ131とは、第1のボディ110に対して均衡的に配置されることができる。スタンド100は、スタンド100に結合されたヘッド1を安定的に支持することができる。
【0087】
図14及び
図15に示すように、リアレッグ121が壁Wに接すると、リアレッグ121の少なくとも一部は、スロット111gの内側に挿入されることができ、弾性部材126は、圧縮されることができる。この場合、リアレッグ121がスロット111gの内側に挿入された程度に対応して、第1の突起122dは、第1のグルーブ125bsの後端から前端へ移動することができる。また、リアレッグ121がスロット111gの内側に最大に挿入されれば、第1の突起122dは、第1のグルーブ125bsの前端に隣接することができ、ロッド123の一部は、溝116に位置することができる。
【0088】
これにより、ヘッド1と壁Wとの間の間隔が狭くなり得る。また、リアレッグ121が第1のボディ110の内部に位置しても、壁Wは、スタンド100を安定的に支持することができる。
【0089】
スタンド100を壁Wから次第に離せば、弾性部材126は、元の状態に次第に伸張されることができ、リアレッグ121は、弾性部材126の弾性力によりスロット111gの外側に次第に突出されることができる。これにより、スタンド100が壁Wから離れても、スタンド100は、スタンド100に結合されたヘッド1を持続的に安定的に支持することができ、スタンド100とヘッド1との転倒を防止できる。
【0090】
図16に示すように、第1のグルーブ125bsと第2のグルーブ125csとは、第1の突起122dと第2の突起122eとの前後移動をガイドすることができる。
【0091】
第1のボス122c1は、第1の突起122dに隣接することができ、スライダー122の第3のパート122cからブラケット125の第1のサイドパート125bに向かって突出されることができる。第2のボス122c2は、第2の突起122eに隣接することができ、第3のパート122cから第2のサイドパート125cに向かって突出されることができる。これにより、第1のボス122c1と第2のボス122c2とは、ブラケット125の内側に線接触することができ、これにより、スライダー122とブラケット125との摩擦負荷が減少されてスライダー122のスライディングが円滑になり得る。
【0092】
第1のアンダーボス122b1は、スライダー122の第2のパート122bの下面からガイドプレート127の第1のプレート127bに向かって突出されることができる。第2のアンダーボス122b2は、スライダー122の第2のパート122bの下面から第2のプレート127cに向かって突出されることができる。これにより、第1のアンダーボス122b1と第2のアンダーボス122b2とは、ガイドプレート127の上面に線接触することができ、これにより、スライダー122とガイドプレート127との摩擦負荷が減少されてスライダー122のスライディングが円滑になり得る。
【0093】
図1及び
図17に示すように、スタンド100’は、バックカバー(60、
図2及び
図4参照)の下辺に隣接してバックカバー60に結合されることができ、ディスプレイデバイス1を支持することができる。スタンド100’は、ディスプレイデバイス1の1つの構成であることができ、スタンド100’を除いたディスプレイデバイス1は、ヘッド1と称することができる。
【0094】
例えば、スタンド100’は、バックカバー60の下辺に沿って互いに離間する複数個のスタンドを備えることができる。第1のスタンドは、バックカバー60の下辺と左辺に隣接することができ、第2のスタンドは、バックカバー60の下辺と右辺に隣接することができる。これにより、スタンド100’は、ヘッド1を安定的に支持することができる。
【0095】
図18及び
図19に示すように、スタンド100’は、ボディ110’とスライディングアセンブリ120とを備えることができる。
【0096】
ボディ110’の支持部111’は、前後方向に延びることができる。支持部111’は、下側に開口することができ、スロット111g’と溝116’とを備えることができる。ボディ110’の結合部112’は、支持部111’の上端から上側へ延びることができる。グルーブ110Gは、支持部111’と結合部112’とが会う部分に形成されることができる。
【0097】
支持部111’の一部113’は、結合部112’に対してスライディングアセンブリ120のリアレッグ121に均衡的に配置されることができる。支持部111’の一部113’は、フロントレッグ113’と称することができる。
【0098】
前述したスライディングアセンブリ120は、支持部111’の内側に結合されることができ、リアレッグ121は、スロット111g’を貫通することができる。
【0099】
ガイドピン110Bは、結合部112’の前面から前方へ突出されることができる。ガイドフック110Kは、結合部112’の前面から前方へ突出されることができ、ガイドピン110Bと離間することができる。結合孔110Dは、ガイドピン110Bとガイドフック110Kとの間に位置することができ、結合部112’を前後方向に貫通して形成されることができる。
【0100】
これにより、ガイドピン110Bとガイドフック110Kとは、ヘッド1のバックカバー(60、
図2及び
図4参照)に挿入されることができ、結合部112’とバックカバー60との結合をガイドすることができる。スクリューのような締結部材は、結合孔110Dを貫通してバックカバー60に締結されることができる。
【0101】
図20に示すように、リアレッグ121が壁Wと離れていると、リアレッグ121の一部は、スロット111g’の外側に一定の長さL10の分だけ突出されることができる。リアレッグ121とフロントレッグ113’とは、結合部112’に対して均衡的に配置されることができる。スタンド100’は、スタンド100’に結合されたヘッド1を安定的に支持することができる。
【0102】
スタンド100’が壁Wに接し、壁Wに近づくほど、リアレッグ121は、スロット111g’の内側に挿入されることができ、弾性部材126は、圧縮されることができる。これにより、ヘッド1と壁Wとの間の間隔が狭くなり得る。壁Wは、スタンド100’を安定的に支持することができる。
【0103】
スタンド100’が壁Wに接するものの、壁Wから遠ざかるほど、リアレッグ121は、弾性部材126の弾性力によりスロット111g’の外側に突出されることができる。このとき、スタンド100’は、スタンド100’に結合されたヘッド1を持続的に安定的に支持することができ、スタンド100’とヘッド1との転倒が防止され得る。
【0104】
図1~
図20に示すように、本開示の一側面によれば、ディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルを備えるヘッドと、そして、前記ヘッドの一辺に隣接し、前記ヘッドを支持するスタンドとを備えることができ、前記スタンドは、前記ヘッドに結合されるボディであって、前記ボディから前方へ突出されるフロントレッグを備えるボディと、前記ボディから後方へ突出されるリアレッグと、そして、前記リアレッグと前記フロントレッグとの間に位置し、前記リアレッグに結合され、前後方向に伸縮可能な弾性部材とを備えることができる。
【0105】
前記ディスプレイデバイスは、前記リアレッグの前端から前方へ突出されるロッドをさらに備えることができ、前記弾性部材の少なくとも一部は、前記ロッドの外面にコイル形態で巻かれることができる。
【0106】
前記ディスプレイデバイスは、前記リアレッグと前記弾性部材との間に位置し、前記リアレッグと前記ロッドとに結合されるスライダーと、そして、前記スライダーを収容し、前記ロッドの長さ方向に延びるグルーブを備えるブラケットとをさらに備えることができ、前記スライダーは、前記スライダーから前記グルーブに向かって突出され、前記グルーブに挿入される突起を備えることができる。
【0107】
前記スライダーは、前記突起に隣接し、前記スライダーから前記ブラケットの内側に向かって突出され、前記ブラケットの前記内側に線接触するボスをさらに備えることができる。
【0108】
前記ディスプレイデバイスは、前記ブラケットと前記ボディの内側間に位置するガイドプレートであって、前記スライダーの一部が位置するガイドスロットを備えるガイドプレートをさらに備えることができ、前記ブラケットと前記ガイドプレートとは、前記ボディの前記内側に結合されることができる。
【0109】
前記スライダーは、前記ガイドスロットに位置する第1のパートと、前記第1のパートで前記第1のパートに交差する方向に延び、前記ガイドプレートの一側の一部をカバーする第2のパートと、そして、前記第2のパートから前記ガイドプレートの前記一側に向かって突出され、前記ガイドプレートの前記一側に線接触するアンダーボスとをさらに備えることができる。
【0110】
前記ディスプレイデバイスは、前記ブラケットは、前記ボディの内側に結合される結合部をさらに備えることができ、前記ガイドプレートは、前記結合部に整列される結合孔と、そして、前記ガイドプレートの一面に形成され、前記結合部に隣り合うガイド突起とをさらに備えることができる。
【0111】
前記ディスプレイデバイスは、前記ロッドに対して前記ボディの内側に対向し、前記ロッドに整列されるブラケット孔を備えるブラケットをさらに備えることができ、前記ボディは、前記ブラケット孔を介して前記ロッドと向き合う溝を備えることができる。
【0112】
前記ディスプレイデバイスは、前記ロッドと前記ブラケットとの間に位置し、前記ブラケット孔に整列されるフレーム孔を備えるガイドフレームをさらに備えることができ、前記弾性部材の後端は、前記ガイドフレームの前記フレーム孔が形成される部分に固定されることができ、前記ガイドフレームは、前記弾性部材の外側の少なくとも一部を囲むことができ、前記ブラケットに分離可能に結合されることができる。
【0113】
前記ディスプレイデバイスは、前記フロントレッグで前記フロントレッグに交差する方向に突出されるフロントフットと、そして、前記リアレッグから突出され、前記フロントフットと同一平面上に位置するリアフットとをさらに備えることができる。
【0114】
前記ディスプレイデバイスは、前記フロントフットで前記フロントフットが前記フロントレッグから突出される方向に突出されるフロントパッドと、そして、前記リアフットで前記リアフットが前記リアレッグから突出される方向に突出されるリアパッドとをさらに備えることができ、前記フロントパッドと前記リアパッドとは、緩衝材質を含むことができる。
【0115】
前記ヘッドは、前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと、そして、前記フレームの後方をカバーするバックカバーとを備えることができ、前記ボディは、前記バックカバーの下辺に隣接することができ、前記バックカバーの後面に結合されることができる。
【0116】
前記ボディは、前記バックカバーの前記後面に結合される結合部と、そして、前記結合部に交差する方向に延び、前記リアレッグと前記フロントレッグとの間に位置する支持部であって、前記支持部の下面に形成され、前記弾性部材が位置する開口を備える支持部とをさらに備えることができる。
【0117】
前記支持部は、前記リアレッグが貫通するグルーブを備えることができ、前記フロントレッグは、前記支持部と一体(one body)に形成されることができる。
【0118】
前記結合部は、前記結合部の前面から前方へ突出され、前記バックカバーの前記後面に挿入されるガイドピンと、そして、前記結合部を貫通して形成され、前記バックカバーの前記後面に向かう結合孔とをさらに備えることができる。
【0119】
前述された本開示のある実施形態等または他の実施形態等は、互いに排他的であるか、区別されるものではない。前述された本開示のある実施形態等または他の実施形態等は、それぞれの構成または機能が併用されるか、組み合わせられることができる。
【0120】
例えば、特定実施形態及び/又は図面に説明されたA構成と他の実施形態及び/又は図面に説明されたB構成とが結合され得ることを意味する。すなわち、構成間の結合に対して直接説明しなかった場合であっても、結合が不可能であると説明した場合を除いては、結合が可能であることを意味する。
【0121】
上記の詳細な説明は、あらゆる面において制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付された請求項の合理的解釈により決定されなければならず、本発明の等価的範囲内でのあらゆる変更は、本発明の範囲に含まれる。