(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122749
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】コネクタ脱落防止構造
(51)【国際特許分類】
H01R 13/639 20060101AFI20230829BHJP
【FI】
H01R13/639 Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022026429
(22)【出願日】2022-02-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-01
(71)【出願人】
【識別番号】000109325
【氏名又は名称】株式会社ツインバード
(72)【発明者】
【氏名】近藤 一也
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FB07
5E021FB21
5E021FC36
5E021HC40
(57)【要約】
【課題】コネクタを押さえる手間を削減し、使い勝手を良くしつつ、電源装置の放熱に影響をあたえない構造で、電源装置の接続部から意図せずコネクタが脱落することを防止できるコネクタ脱落防止構造を提案すること。
【解決手段】電源コード3が接続された電源装置2を、収納部14に収納し、締結帯5でケース4と装置本体6が一体となるよう巻き、固定部26と固定部27を貼着して、ケース4に装置本体6を固定することで、コネクタ10の脱落を防止する。受け部長さL1が限界当接部長さL2maxより短く、最短当接部長さL2minより長いため、確実にコネクタ10の脱落を防止できる。また、壁部15の高さh2が、装置本体6の高さh1より低いので、締結帯5を巻くだけで、ケース4と装置本体6を固定することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、
前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、
前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、
前記コネクタが第二当接部を有し、
前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、
前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、
前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、
前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、
前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、
前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、
前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止することを特徴とするコネクタ脱落防止構造。
【請求項2】
前記ケースの底部に前記締結帯の厚さより高い突起部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造。
【請求項3】
前記壁部の端部にフランジ部を設け、前記フランジ部に凹部を設け、前記締結帯が前記凹部を通ることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造。
【請求項4】
前記締結帯が、その両端部に面ファスナーを有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置の接続部から意図せずコネクタが脱落することを防止する構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電源装置から意図せずコネクタが脱落することを防止する構造としては、プラグ部(本願発明のコネクタに相当する)に押さえ金具を取り付け、ACアダプタ(本願発明の電源装置に相当する)にベルト(本願発明の締結帯に相当する)を巻き付けることで、プラグの脱落を防止する構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、USB端子の接続において、USB端子の接続部を下カバーと上カバーで覆うことによって、USB端子が脱落することを防止する構造も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-103280号公報
【特許文献2】特開2010-40317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような構造では、プラグ部に押さえ金具を取り付けて、アダプタにベルトを巻いて締結する必要があり、プラグを押さえるために手間がかかるという問題があった。また、特許文献2のような構造を電源装置に利用した場合、下カバーと上カバーで電源装置を覆うことになるため、電源装置の放熱が悪くなり、電源装置が熱により故障する虞があった。
【0005】
本発明は、コネクタを押さえる手間を削減し、使い勝手を良くしつつ、電源装置の放熱に影響をあたえない構造で、電源装置の接続部から意図せずコネクタが脱落することを防止できるコネクタ脱落防止構造を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造は、電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、前記コネクタが第二当接部を有し、前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止することができるものである。
また、本発明の請求項2に記載のコネクタ脱落防止構造は、請求項1において、前記ケースの底部に前記締結帯の厚さより高い突起部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載のコネクタ脱落防止構造は、請求項1において、前記壁部の端部にフランジ部を設け、前記フランジ部に凹部を設け、前記締結帯が前記凹部を通ることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項4に記載のコネクタ脱落防止構造は、請求項1において、前記締結帯が、その両端部に面ファスナーを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造は、以上のように構成することにより、前記締結帯で、前記電源装置と前記ケースを一体で締結すれば、コネクタの脱落を防止することができるので、前記コネクタの脱落を防止するための手間を少なくすることができる。また、前記ケースに開口部を設けていることで前記電源装置の放熱への影響も抑えることができる。
【0010】
また、前記ケースの底部に前記締結帯の厚さより高さが高い突起部を設けることで、前記ケースを床等に置いたときに、前記締結帯によるぐらつきが無くなるので、安定して置くことができる。
【0011】
また、前記壁部の端部にフランジ部を設け、前記フランジ部に凹部を設け、前記締結帯が前記凹部を通ることにより、前記締結帯を締結する位置が決まるため、安定して締結することができる。
【0012】
さらに、前記締結帯の両端部に面ファスナーを有することにより、前記締結帯の締結が容易になるため、前記電源装置と前記ケースを固定する手間を少なくすることができる。また、前記ケースから前記電源装置を外すときの手間も少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態を示す電源装置アセンブリの平面図である。
【
図8】同、電源装置に電源コードを接続した状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について、
図1から
図8を用いて説明する。なお、本実施形態のコネクタ脱落防止構造は、電源装置としてACアダプタを想定して説明するが、ACアダプタに限らず他のコネクタを接続するような装置(例えば、モバイルバッテリーやケーブルのハブ装置など)にも利用できる。
また、
図1における上、下、右、左をそれぞれ、背面方向、正面方向、右方向、左方向とする。また、
図2における上、下をそれぞれ上方向、下方向とする。
【0015】
1は電源装置アセンブリである。この電源装置アセンブリ1は、電源装置2と、電源コード3と、開口部を有するケース4と、締結帯5でコネクタ脱落防止構造が構成される。
【0016】
そして、前記電源装置2は、装置本体6と、接続部7と、DCコード8で構成され、前記接続部7を有する面の対面側に第一当接部9を有する。
【0017】
そして、前記電源コード3は、コネクタ10と、ACコード11と、図示しない電源プラグで構成され、前記コネクタ10は、前記接続部7に挿入される接続面12を有し、前記接続面12の対面側に第二当接部13を有する。
【0018】
したがって、前記装置本体6に前記コネクタ10を挿入した状態で、前記第一当接部9を有する面と、前記第二当接部13を有する面は、対面で外向きの位置関係である。
【0019】
前記ケース4は、前記電源装置2と前記電源コード3を収納するための収納部14を有し、前記収納部14の周囲には壁部15が設けられる。そして、前記壁部15は前記装置本体6と前記コネクタ10が接続された形状に沿うように設けられる。そして、上方向に開口部30が設けられる。
【0020】
前記壁部15の端部には、フランジ部16が設けられる。前記フランジ部16は前記壁部15の端部から外側に向かって突出している。
【0021】
また、前記フランジ部16には、正面方向、背面方向に対となるように凹部17が設けられる。この凹部17の幅は、前記締結帯5の幅よりやや大きい。
【0022】
前記壁部15の右方向には、前記DCコード8を通すための切り欠き18が設けられ、左方向には、前記ACコード11を通すための切り欠き19が設けられる。
【0023】
前記切り欠き18の幅は、前記DCコード8の線径より広く、前記装置本体6の幅より狭い。また、前記切り欠き19の幅は、前記ACコード11の幅より広く、前記コネクタ10の幅より狭い。
【0024】
また、右側の前記壁部15の内側を第一受け部20とし、左側の前記壁部15の内側を第二受け部21とする。前記第一受け部20と、前記第二受け部21は対面で内向きの位置関係である。
【0025】
また、前記壁部15の高さh2は、前記装置本体6の高さh1より低い。
【0026】
また、前記ケース4の底部22には、突起部23が下方向に向かって設けられる。前記突起部23は、前記ケースの4隅付近に配置され、前記突起部23の高さh3は、前記締結帯5の厚さt1より高い。
そして、前記底部22には、前記電源装置2の放熱のための孔29が設けられる。
【0027】
前記締結帯5は、帯状であり、前記締結帯の一端24付近および他端25付近に、それぞれ固定部26と、固定部27が設けられる。そして、前記固定部26と前記固定部27は前記締結帯5の表面側と裏面側にそれぞれ設けられる。
【0028】
本実施形態では、前記接続部7に前記コネクタ10が挿入され、前記電源コード3が接続された状態の前記電源装置2を、前記収納部14に収納し、前記締結帯5で前記ケース4と前記装置本体6が一体となるよう巻き、前記固定部26と前記固定部27を貼着し、前記締結帯5を締結することで、前記ケース4に前記装置本体6が固定される。
【0029】
前記電源コード3が接続された状態の前記電源装置2を、前記収納部14に収納するためには、前記壁部15との間に多少のスペース28が必要であるが、このスペース28が必要以上に大きいと、前記コネクタ10が抜けてしまい、前記電源装置2へ通電が遮断してしまう可能性がある。
【0030】
したがって、前記スペース28は適当な大きさにする必要がある。具体的には後述する寸法関係にする必要がある。
【0031】
前記ケース4の前記第一受け部20から前記第二受け部21までの長さを受け部長さL1とする。
また、前記電源装置2に前記コネクタ10が接続された状態の前記第一当接部9から前記第二当接部13までの長さを当接部長さL2とする。
【0032】
通常、前記コネクタ10が前記接続部7から少々抜けた程度では、前記電源装置2への電気的な接続は解除されない。しかし、ある一定の距離まで抜けると、前記電源装置2への電気的な接続が解除される。
前記電源装置2への電気的な接続が解除されない限界の前記当接部長さL2を、限界当接部長さL2maxとする。また、前記コネクタ10が前記接続部7の最奥までしっかりと挿入された状態の前記当接部長さL2を、最短当接部長さL2minとする。
【0033】
前記受け部長さL1は、前記限界当接部長さL2maxより短く、前記最短当接部長さL2minより長くする必要がある。
このようにすることで、スムーズに前記電源装置2および前記電源コード3を前記ケース4に収納することができ、かつ前記コネクタ10の脱落を確実に防止することができる。
【0034】
例えば、
図1のように、前記電源装置2と前記電源コード3が収納されているときに、前記ACコード11に左方向の力、すなわち前記コネクタ10が抜ける方向に力がかかると、前記コネクタ10が左に移動して、前記第二当接部13が前記第二受け部21と当接する。このとき、前記ケース4と前記装置本体6は前記締結帯5によって固定されているため、それ以上前記コネクタ10が抜けることはない。
【0035】
しかし、前記締結帯5の固定が弱かったり、抜ける方向の力が強かったりする場合は、前記第二当接部13が前記第二受け部21と当接したあと、さらに前記第二受け部21が前記第二当接部13を介して左側に押される状態となるため、前記ケース4が前記装置本体6に対して相対的に左方向に移動し、さらに前記コネクタ10が抜けることになるが、その後、前記第一当接部9と前記第一受け部20が当接するため、それ以上は前記コネクタ10は抜けない。
【0036】
前述したように、前記受け部長さL1は、前記限界当接部長さL2maxより短いため、前記第二当接部13と前記第二受け部21、前記第一当接部9と前記第一受け部20がそれぞれ当接している状態になっても、前記電源装置2への電気的な接続は解除されないこととなる。
【0037】
また、前記壁部15の高さh2が、前記装置本体6の高さh1より低いので、前記締結帯5を巻くだけで、前記ケース4と前記装置本体6を固定することができる。
【0038】
前記壁部15の高さh2が、前記装置本体6の高さh1より高い場合は、前記締結帯5で巻いたとしても、前記締結帯5と前記装置本体6の間にすき間ができてしまうため、前記ケース4と前記装置本体6を固定することができない。
【0039】
また、前記凹部17を設けることで、前記締結帯5を巻くときに、前記凹部17を前記締結帯5の位置決めとして利用でき、より安定して前記締結帯5を巻くことができる。
【0040】
また、前述したように、前記底部22には、前記突起部23が設けられ、前記突起部23の高さh3は、前記締結帯5の厚さt1より高いので、前記締結帯5を巻いたあとに、前記ケース4を床等に置く場合でもぐらつきなく置くことができる。
【0041】
また、前記電源装置2が前記ケース4に収納されているため、外部から衝撃等が加わっても、前記ケース4によって前記電源装置2が保護される。
【0042】
そして、前記固定部26,27を面ファスナーにすることにより、前記締結帯5の締結が容易になるため、前記装置本体6と前記ケース4を固定する手間をより少なくすることができる。また、前記ケース4から前記電源装置2を外す手間も少なくすることができる。
【0043】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく発明の要旨の範囲内で種々の
変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、締結帯の固定部同士を貼着する締結方法を述べたが、ベルトの金具のような締結方法を用いても良い。また、ゴムのような弾性体の輪を用いて締め付ける方法でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
また、上記コネクタ脱落防止構造の一例として、電源装置にACアダプタを示したが、これ以外でも、モバイルバッテリーやケーブルのハブ装置など、コネクタの脱落を防止したい機器において採用することができる。
【符号の説明】
【0045】
1 電源装置アセンブリ
2 電源装置
3 電源コード
4 ケース
5 締結帯
7 接続部
9 第一当接部
10 コネクタ
13 第二当接部
14 収納部
15 壁部
16 フランジ部
17 凹部
20 第一受け部
21 第二受け部
22 底部
23 突起部
24 一端
25 他端
26 固定部
27 固定部
30 開口部
h1 高さ
h2 高さ
h3 高さ
t1 厚さ
L1 受け部長さ
L2 当接部長さ
L2max 限界当接部長さ
L2min 最短当接部長さ
【手続補正書】
【提出日】2023-04-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、
前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、
前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、
前記コネクタが第二当接部を有し、
前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、
前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、
前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、
前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、
前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、
前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、
前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止し、前記ケースの底部に前記締結帯の厚さより高い突起部を設けたことを特徴とするコネクタ脱落防止構造。
【請求項2】
電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、
前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、
前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、
前記コネクタが第二当接部を有し、
前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、
前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、
前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、
前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、
前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、
前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、
前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止し、前記壁部の端部にフランジ部を設け、前記フランジ部に凹部を設け、前記締結帯が前記凹部を通ることを特徴とするコネクタ脱落防止構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明の請求項1に記載のコネクタ脱落防止構造は、電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、前記コネクタが第二当接部を有し、前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止し、前記ケースの底部に前記締結帯の厚さより高い突起部を設けたことを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
また、本発明の請求項2に記載のコネクタ脱落防止構造は、電源装置と、電源コードと、開口部を有するケースと、締結帯と、で構成されるコネクタ脱落防止構造において、前記電源装置が、接続部と、第一当接部を有し、前記電源コードが、前記接続部に対応したコネクタを有し、前記コネクタが第二当接部を有し、前記ケースに、前記電源装置と前記コネクタを収納する収納部と、前記収納部を画定する壁部と、を設け、前記壁部に、第一受け部と、第二受け部と、を設け、前記壁部の高さが前記電源装置の高さより低く、前記第一当接部から前記第二当接部までの長さを当接部長さとし、前記第一受け部から前記第二受け部までの長さを受け部長さとし、前記受け部長さが、前記電源装置への通電を維持できる限界の当接部長さより短く、かつ前記当接部長さの最短長さより長く、前記接続部に前記コネクタが接続され、前記ケースに前記電源装置と前記コネクタが収納され、前記締結帯で前記電源装置と前記ケースが一体に締結されて、前記電源装置と前記ケースが固定されることで、前記コネクタの脱落を防止し、前記壁部の端部にフランジ部を設け、前記フランジ部に凹部を設け、前記締結帯が前記凹部を通ることを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】