(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023122781
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】簡易熨斗瓦とその製造方法及びこの簡易熨斗瓦を用いた棟構造
(51)【国際特許分類】
E04D 1/30 20060101AFI20230829BHJP
【FI】
E04D1/30 601J
E04D1/30 601K
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022026482
(22)【出願日】2022-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】595042302
【氏名又は名称】創嘉瓦工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001977
【氏名又は名称】弁理士法人クスノキ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石原 史也
(72)【発明者】
【氏名】石原 哲也
(72)【発明者】
【氏名】小田 靖浩
(57)【要約】
【課題】簡素な施工で本格的な熨斗積みの外観を呈し、熨斗面の段数や棟の幅を自由に設定可能な簡易熨斗瓦とその製造方法及びこの簡易熨斗瓦を用いた棟構造を提供すること。
【解決手段】
矩形状の上面部11と、馬目地模様14が形成された垂れ部12からなる断面略L字状の瓦本体13と、瓦本体13の尻側の見付部分に形成された玉縁部17とを備えた簡易熨斗瓦10及びこれを用いた棟構造とする。また、簡易熨斗瓦10の製造方法は、垂れ部12を成形する面がプレス方向に対して垂直または斜めに配置されている瓦本体13成形用の本体金型と、本体金型の一方の側面に固定され玉縁部17を成形する補助金型とを用いて片側の簡易熨斗瓦10を成形し、その後、補助金型を本体金型の反対側の側面に移動して反対側の簡易熨斗瓦10を成形するものとする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
傾斜した矩形状の上面部と、前記上面部の一方の端部から垂下している垂れ部とを備え、全体が断面略L字状をなす瓦本体と、
前記瓦本体の尻側の見付部分に形成された玉縁部とを備えた簡易熨斗瓦であって、
前記垂れ部には、熨斗面となる外側面に、熨斗積みされた熨斗瓦状の外観を呈する馬目地模様が設けられていることを特徴とする簡易熨斗瓦。
【請求項2】
前記垂れ部の熨斗面となる外側面に、複数の段差面が階段状に設けられており、前記複数の段差面の境界が横目地となって前記馬目地模様を構成する請求項1に記載の簡易熨斗瓦。
【請求項3】
前記段差面が3段以上形成されている請求項2に記載の簡易熨斗瓦。
【請求項4】
矩形状の上面部と、馬目地模様が形成されている垂れ部とを備え、全体が断面略L字状をなす瓦本体を成形する本体金型と、
前記瓦本体の尻側の見付部分に設けられる玉縁部を成形する補助金型とを使用し、
前記瓦本体の垂れ部を成形する面をプレス方向に対して垂直または斜めに配置するとともに、補助金型を本体金型の一方の側面に固定して片側の簡易熨斗瓦を成形し、その後、補助金型を本体金型の反対側の側面に移動して反対側の簡易熨斗瓦を成形する簡易熨斗瓦の製造方法。
【請求項5】
瓦屋根の棟構造であって、
屋根の棟部に沿うように配置された芯材に対して、請求項1乃至3のいずれかに記載の簡易熨斗瓦が固定金具によって固定され、
前記簡易熨斗瓦の前記上面部に棟瓦が載置されている棟構造。
【請求項6】
前記簡易熨斗瓦の前記垂れ部の下端が、棟際に葺設された桟瓦と当接または近接している請求項5に記載の棟構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本格的な熨斗積みがなされたような外観を呈する垂れ部を備えた簡易熨斗瓦とその製造方法及びこの簡易熨斗瓦を使用した棟構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、日本家屋における瓦屋根の棟構造は、
図7及び
図8に示されるように、粘土や漆喰などの葺き土を用いて複数枚の熨斗瓦を熨斗積みし、その最上部に冠瓦などの棟瓦を載せて構成されるものであった。熨斗瓦の外側面である熨斗面9は、熨斗積みされることにより、互い違いに積層した馬目地様の外観を呈する。このような従来の棟構造では、熨斗瓦と葺き土の重量によって屋根が重くなってしまうだけでなく、熨斗積み作業に熟練を要したり施工に時間がかかったりする問題があった。
【0003】
そのため、
図9に示されるように、熨斗積みをせずとも従来の棟構造のような外観を呈することを目的として、階段状の熨斗面を備えた瓦が提案されている。特許文献1には冠瓦と熨斗瓦とが一体に形成された屋根瓦が記載され、特許文献2には冠瓦と別体に形成された断面略コ字状の段熨斗瓦が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭54-152523号公報
【特許文献2】実開昭60-94516号公報
【0005】
しかし、上記の屋根瓦及び段熨斗瓦では、施工後の外観において、
図7に示されるような熨斗面同士の馬目地模様が形成されないため、簡易品であることが分かりやすく本格的な施工に見えないという問題があった。なお、上記の屋根瓦及び段熨斗瓦のように断面略コ字状の瓦を上型と下型とによってプレス成型する場合、垂直方向のプレス圧により側面を階段形状とすることは容易であるが、側面に凹凸のある模様を形成することは現実的ではなかった。金型のプレス圧は側面のある横方向にはほとんど作用しないからである。また、側面に鮮明な模様を形成するためのスライド部材などを金型に組み込むなどの方法も考えられるが、金型構造が複雑になりコストがかかるため好ましくない。
【0006】
また、上記した断面略コ字状の瓦をプレス成型する場合、上下型による加圧方向は瓦の高さ方向と同一となる。よって、型のストローク長さの制約から、熨斗面の高さを高くすることには限界があり、実質的に熨斗面の段差を2~3段程度しか形成することができない。このため、寺社などで見られるような6~7段もの高い熨斗積みの外観を再現しようとすると、特許文献2の
図7に示されるように、段熨斗瓦の下にさらに従来の大熨斗瓦を施工するなどしなければならず、施工の簡素化が十分に図れない。また、これらの屋根瓦及び段熨斗瓦は棟部分をまたぐ左右の幅が一定であり、大きな建築物における幅広の棟に対応することができないという問題もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上記した従来の問題点を解決し、簡素な施工で本格的な熨斗積みの外観を呈し、熨斗面の段数や棟の幅を自由に設定可能な簡易熨斗瓦とその製造方法及びこの簡易熨斗瓦を用いた棟構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、傾斜した矩形状の上面部と、前記上面部の一方の端部から垂下している垂れ部とを備え、全体が断面略L字状をなす瓦本体と、前記瓦本体の尻側の見付部分に形成された玉縁部とを備えた簡易熨斗瓦であって、前記垂れ部には、熨斗面となる外側面に、熨斗積みされた熨斗瓦状の外観を呈する馬目地模様が設けられていることを特徴とする簡易熨斗瓦とする。
【0009】
また、前記垂れ部の熨斗面となる外側面に、複数の段差面が階段状に設けられており、前記複数の段差面の境界が横目地となって前記馬目地模様を構成することが好ましい。前記段差面は3段以上形成することが好ましい。
【0010】
上記課題を解決するためになされた本発明の簡易熨斗瓦の製造方法は、矩形状の上面部と、馬目地模様が形成されている垂れ部とを備え、全体が断面略L字状をなす瓦本体を成形する本体金型と、前記瓦本体の尻側の見付部分に設けられる玉縁部を成形する補助金型とを使用し、前記瓦本体の垂れ部を成形する面をプレス方向に対して垂直または斜めに配置するとともに、補助金型を本体金型の一方の側面に固定して片側の簡易熨斗瓦を成形し、その後、補助金型を本体金型の反対側の側面に移動して反対側の簡易熨斗瓦を成形することを特徴とするものである。
【0011】
また、上記課題を解決するため、瓦屋根の棟構造であって、屋根の棟部に沿うように配置された芯材に対して、前記簡易熨斗瓦が固定金具によって固定され、前記簡易熨斗瓦の前記上面部に棟瓦が載置されている棟構造とする。なお、前記簡易熨斗瓦の前記垂れ部の下端が、棟際に葺設された桟瓦と当接または近接している棟構造とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、簡素な施工で本格的な熨斗積みの外観を呈し、熨斗面の段数や棟の幅を自由に設定可能な簡易熨斗瓦及びこれを用いた棟構造を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】
図1に示す簡易熨斗瓦を2組並べたときの垂れ部の外観を示す図である。
【
図3】5段の横段部が形成された簡易熨斗瓦の垂れ部の外観を示す図である。
【
図4】熨斗面が階段形状である右熨斗瓦を示す斜視図である。
【
図5】実施形態における右熨斗瓦の製造方法を示す図である。
【
図6】実施形態の簡易熨斗瓦を用いた棟構造を示す断面図である。
【
図7】従来の伝統的な熨斗積み構造を示す斜視図である。
【
図9】従来の冠瓦・熨斗瓦一体型の屋根瓦を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に発明を実施するための形態を示す。実施形態の簡易熨斗瓦10は、
図1に示されるように、緩やかに傾斜した矩形状の上面部11と、上面部11の一方の端部から垂下している垂れ部12とを備えている。上面部11と垂れ部12とは全体が断面略L字状をなし、瓦本体13を構成している。なお、実施形態の簡易熨斗瓦10は、図面上右側に示される右熨斗瓦10a及び図面上左側に示される左熨斗瓦10bのように、原則として左右一対で用いられる。右熨斗瓦10aと左熨斗瓦10bとは互いに左右対称となる構成を有している。したがって、ここでは右熨斗瓦10aの構成について説明し、左熨斗瓦10bの構成の説明は省略する。
【0015】
図1に示されるように、右熨斗瓦10aの垂れ部12は、上面部11の右側端部に形成されている。実施形態の垂れ部12は、建物の棟部に施工されたときに外側に露出する外側面である熨斗面121が平坦面となっており、この熨斗面121には馬目地模様14が形成されている。実施形態の馬目地模様14はプレス成型によって付けられたものである。なお、熨斗面121は平坦面に限定されず、後述するように階段状の段差を有する形状であってもよい。
【0016】
図1に示されるように、実施形態の馬目地模様14は、棟部に施工されたときに棟の長手方向と平行な向きに延びる複数の横目地溝15と、隣接する横目地溝15同士の間において横目地溝15と直交するように設けられた縦目地溝16とによって形成されている。
図1に示す例では、垂れ部12の上部辺122と、2本の横目地溝15、14と、垂れ部12の下部辺123とが等間隔に並ぶように構成されている。このとき、各々の隣接する辺または溝との間に形成される横段部124は、その上下方向の高さが一般的な熨斗瓦の厚さに相当するサイズで形成されていることが好ましい。また、この例では1本の縦目地溝16が、横目地溝15、15の間に形成された横段部124の長手方向略中央の位置に形成されている。
【0017】
図2に示されるように、右熨斗瓦10aを横に並べると、双方の馬目地模様14同士がつながることにより3段に熨斗積みされた熨斗瓦であるかのような外観が形成される。このように、熨斗面121に馬目地模様14が形成されていれば、本格的な熨斗積みがなされたような外観を呈することが可能な簡易熨斗瓦10とすることができる。
【0018】
横段部124の段数や縦目地溝16の本数は、適宜増減することができる。
図3に示す例では5段の横段部124が形成されており、縦目地溝16は、隣接する上段または下段の縦目地溝16と縦軸上に重ならず、かつ、1段おきの縦目地溝16の位置が縦軸上に揃うように配置されている。
【0019】
なお、前述したように、熨斗面121は階段形状に形成されていてもよい。
図4に示される例の熨斗面121では、横段部124が段差面125として階段状に形成されている。この段差面125同士の境界が横目地の役割を果たし、馬目地模様14を形成している。このように階段状の段差面125を備えた熨斗面121とすれば、伝統的な熨斗積み工法においてチリと呼ばれる、上下に重なる熨斗瓦のずれを再現することができ、より本格的な熨斗積みの外観を呈することができる。
【0020】
図4の例では段差面125が3段形成されているが、段差面125の段数は3段に限定されず適宜設定可能であり、4段以上の段数とすることも可能である。従来の階段状の熨斗面を備えた瓦においてはほぼ3段程度しか段差面を形成することができなかったが、後述する本発明の製造方法によれば段差面125を4段以上にわたって形成することができる。よって、複数の簡易熨斗瓦10を上下に積み重ねることなく、高い熨斗積みの外観を呈することが可能である。
【0021】
また、施工後の雨水の浸入を抑制するために、簡易熨斗瓦10の尻側の見付部分には玉縁部17を形成することが好ましい。これに加え、上面部11の上部辺122と対向する辺には突条18を設けることが好ましい。
【0022】
(製造方法)
簡易熨斗瓦10の製造方法について説明する。ここでは、
図5に示されるように、右熨斗瓦10aを製造する場合を例に説明する。右熨斗瓦10aの瓦本体13は、上型21と下型22とを備えた本体金型20によって形成される。上型21と下型22とが閉じられることにより、瓦本体13を形成可能なキャビティ23が構成される。さらに、本体金型20の見付部分となる側面に、補助金型(図示せず)を取り付けて固定し、前記補助金型によって玉縁部17を成形する。
【0023】
図5に示す実施形態では、上型20の、垂れ部12を成形する面である内面ISに、図示しない凸部が形成されており、プレス成型時にはこの凸部によって熨斗面121に馬目地模様14が形成される。内面ISは、型閉じ時のプレス方向に対して垂直または斜めに配置されている。これにより、瓦素地に対するプレス方向が垂直方向または斜め方向となるため、馬目地模様14をくっきりと鮮明に形成することができる。なお、内面ISは下型22に設けられていてもよい。
【0024】
このような方法で製造することが可能なのは、簡易熨斗瓦10が全体として断面略L字状であるためである。上記した方法によれば、垂れ部12の面積を大きくする際に型のストローク長さの制約を受けにくく、容易に垂れ部12の上下高さを延ばすことができる。これにより、横段部124の段数形成の自由度が高くなるので、簡易熨斗瓦10の下にさらに大熨斗瓦を敷いたり、複数の簡易熨斗瓦10を上下に重ねて施工したりせずとも、段数の多い熨斗積みがなされたように見せることが可能な簡易熨斗瓦10を提供することができる。
【0025】
なお、前記補助金型は、本体金型20の見付部分において、一方側または他方側のいずれにも取付可能となっている。これにより、補助金型を本体金型の一方の側面に固定して片側の簡易熨斗瓦(例えば右熨斗瓦10a)を成形し、その後、補助金型を本体金型の反対側の側面に移動して反対側の簡易熨斗瓦(例えば左熨斗瓦10b)を成形することができる。このように、前記補助金型を用いて玉縁部17を成形する製造方法とすれば、1つの本体金型20を兼用して左右の簡易熨斗瓦10を製造することができるので、左右専用の金型を作る必要がなく、製造コストを低減できる。
【0026】
上記した方法のほか、例えば上型と下型とを用いて垂れ部12を平板状に加圧成形するとともに、垂れ部12の一方の端部を折り曲げ成形して上面部11を形成することができる。このとき、上型または下型の内側面に凹凸を設け、水平方向に載置された瓦素地に対して上下方向から加圧すれば、垂れ部12の表面に馬目地模様をプレス成型することが可能となる。
【0027】
次に、簡易熨斗瓦10を用いた棟構造について説明する。実施形態の棟構造は、
図6に示されるように、屋根下地材30の上に固定された複数の棟金具40と、棟金具40に嵌め込まれて屋根の棟部に沿うように配置された芯材50とを備えている。棟金具40は、芯材50を安定的に支持できるように、設置される棟の長さに応じて所定の間隔で複数個設けられる。また、実施形態の芯材50は木材であるがほかの素材によるものであってもよい。
【0028】
芯材50の両側方に、一対の右熨斗瓦10a及び左熨斗瓦10bを対向させて配置し、各上面部11に形成された釘孔111に挿通させた釘Sを、芯材50に打ち込んで固定する。棟部全体に簡易熨斗瓦10を葺設した後、簡易熨斗瓦10の上面部11の上に棟瓦を載置し固定する。
図6に示す例の棟瓦は冠瓦60であるが、伏間瓦など他の形状のものであってもよい。また、前述したように、本発明では、複数の簡易熨斗瓦10を上下に積層することなく高い熨斗積み構造の外観を再現することができるため、垂れ部12の下端が棟際に葺設された桟瓦と当接するように配置することができる。なお、簡易熨斗瓦10の下に面戸瓦を設ける棟構造としてもよい。
【0029】
上記したような簡易熨斗瓦10及びこれを用いた棟構造とすれば、従来の葺き土を用いた熨斗積みが不要となるため棟部分の施工に熟練度が要求されにくく、簡素かつ短時間の葺設が可能となる。また、葺き土が不要となることに加え使用する瓦の枚数が少なくて済むことから、棟構造を軽量化することができる。実施形態の簡易熨斗瓦10の場合、熨斗面121の高さにもよるが従来の熨斗積工法に比べ50%強の軽量化が十分期待できる。さらに、本発明の簡易熨斗瓦10は左右に分かれた一対の構造のため、大きな建築物における幅広の棟部にも対応することができ、幅の広い棟瓦を組み合わせることが可能である。また、全体が断面略コ字状である従来の段熨斗瓦は必要に応じて現場で半割しなければならなかったのに対し、本発明の簡易熨斗瓦10では半割の手間が不要であり施工性が良いことに加え、割り損なうことによるロスもない。
【0030】
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。
【符号の説明】
【0031】
10 簡易熨斗瓦
10a 右熨斗瓦
10b 左熨斗瓦
11 上面部
12 垂れ部
121 熨斗面
122 上部辺
123 下部辺
124 横段部
13 瓦本体
14 馬目地模様
15 横目地溝
16 縦目地溝
17 玉縁部
18 突条
20 本体金型
21 上型
22 下型
23 キャビティ
30 屋根下地材
40 棟金具
50 芯材