(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023123015
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理システム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230829BHJP
G06F 3/04845 20220101ALI20230829BHJP
【FI】
G06Q30/06 330
G06F3/0484 150
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022026825
(22)【出願日】2022-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】517372106
【氏名又は名称】株式会社レボーン
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】松岡 広明
(72)【発明者】
【氏名】門馬 元希
【テーマコード(参考)】
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555BA01
5E555BB01
5E555BC01
5E555CA12
5E555CB17
5E555CB46
5E555CC24
5E555CC25
5E555DA01
5E555DB56
5E555DC09
5E555DC26
5E555DC27
5E555FA00
5L049BB09
(57)【要約】
【課題】ユーザが、より簡便に、所望する商品又は役務に関する項目について入力可能な技術を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、次の各ステップを実行させる。受付ステップでは、第1の入力をユーザから受け付ける。第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報を拡大又は縮小させようとする操作の入力である。視覚情報は、所定の図形で構成され、かつ、複数の項目を示す。表示ステップでは、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。特定処理ステップでは、大きさ又は形状に応じた項目それぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラムであって、
コンピュータに、次の各ステップを実行させ、
受付ステップでは、第1の入力をユーザから受け付け、ここで
前記第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報を拡大又は縮小させようとする操作の入力で、
前記視覚情報は、所定の図形で構成され、かつ、複数の項目を示し、
表示ステップでは、前記第1の入力に応じて、前記所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させ、
特定処理ステップでは、前記大きさ又は前記形状に応じた前記項目それぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する、もの。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記視覚情報は、複数の前記所定の図形で構成され、
個々の前記所定の図形が、異なる項目にそれぞれ対応するように表示される、もの。
【請求項3】
請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記所定の図形のそれぞれは、同一の図形である、もの。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載のプログラムにおいて、
前記表示ステップでは、前記所定の図形どうしの少なくとも一部を重ねて表示させる、もの。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記第1の入力は、タッチパネルに対するピンチアウト又はピンチイン操作の入力である、もの。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記大きさ又は前記形状は、前記項目の値の大きさを表す、もの。
【請求項7】
請求項1~請求項6の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記項目は、におい又は嗅覚に関する、もの。
【請求項8】
請求項1~請求項7の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記表示ステップでは、前記視覚情報が示す前記項目それぞれを、前記ユーザが認識可能に表示させる、もの。
【請求項9】
請求項1~請求項8の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記表示ステップでは、前記所定の図形とともに、前記第1の入力とは異なる第2の入力を受付可能なオブジェクトを表示させ、
前記特定処理ステップでは、前記オブジェクトに対する前記第2の入力を受け付けた場合に、前記特定処理を実行する、もの。
【請求項10】
請求項1~請求項9の何れか1つに記載のプログラムにおいて、
前記特定処理ステップは、送信処理と、受信処理とを含み、
前記送信処理において、前記大きさ又は前記形状に応じた前記項目それぞれを、電気通信回線を通じて前記コンピュータとは異なるサーバに送信し、
前記受信処理において、前記項目と、前記サーバに格納された参照情報とに基づいて特定された前記商品又は前記役務に関する情報を受信する、もの。
【請求項11】
情報処理システムであって、
請求項1~請求項10の何れか1つに記載のプログラムにおける各ステップを実行するように構成される、もの。
【請求項12】
情報処理方法であって、
請求項1~請求項10の何れか1つに記載のプログラムにおける各ステップを備える、もの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが所望する商品又は役務を検索又は特定をするにあたって、その商品又は役務に関する複数の項目に基づいて行うことがある。例えば、特許文献1には、複数の評価項目を入力することで商品又は役務を検索することができる先行技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の項目を1つずつ入力することは手間であり、このような手間を解消する技術が求められている。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、ユーザが、より簡便に、所望する商品又は役務に関する項目について入力可能な技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、次の各ステップを実行させる。受付ステップでは、第1の入力をユーザから受け付ける。第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報を拡大又は縮小させようとする操作の入力である。視覚情報は、所定の図形で構成され、かつ、複数の項目を示す。表示ステップでは、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。特定処理ステップでは、大きさ又は形状に応じた項目それぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。
【0007】
本開示によれば、ユーザが、より簡便に、所望する商品又は役務に関する項目について入力可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【
図2】情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】ユーザ端末3の機能を示す機能ブロック図である。
【
図6】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面400の一例を示している。
【
図7】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面410の一例を示している。
【
図8】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面420の一例を示している。
【
図9】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面430の一例を示している。
【
図10】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面440の一例を示している。
【
図11】変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。
【
図12】変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成について説明する。
図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【0014】
1.1.情報処理システム1
情報処理システム1は、情報処理装置2と、ユーザ端末3とを備え、これらがネットワーク(電気通信回線)を通じて通信可能に構成される。一実施形態において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は情報処理装置2となり、ユーザ端末3のみからなる場合であれば、情報処理システム1はユーザ端末3となりうる。以下、これらの各構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2.情報処理装置2
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、これらの構成要素が情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。
【0016】
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。
【0017】
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。
【0018】
制御部23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0019】
1.3.ユーザ端末3
ユーザ端末3は、所望する商品又は役務に関する項目についての入力を望むユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0020】
図3は、ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35とを備え、これらの構成要素がユーザ端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及び制御部33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
【0021】
表示部34は、ユーザ端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。以下では、表示部34は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものとして説明する。
【0022】
入力部35は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0023】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。
図4は、ユーザ端末3の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、記憶部32に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。換言すると、情報処理システム1は、プログラムにおける各機能部を備える。
【0024】
具体的には、制御部33は、各機能部として、受付部331と、表示制御部332と、特定処理部333と、送信部334とを備える。
【0025】
受付部331は、受付ステップを実行可能に構成される。具体的には、受付部331は、通信部31又は記憶部32を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部331は、ユーザによる入力部35を介した種々の入力を受け付ける。また、受付部331は、情報処理装置2からネットワーク及び通信部21を介して種々の情報を受け付ける。
【0026】
表示制御部332は、表示ステップを実行可能に構成される。具体的には、表示制御部332は、情報処理装置2から受信した若しくは記憶部32に記憶された種々の情報、又はこれらを含む画面、画像等を、ユーザ端末3で視認可能な態様で表示させる。例えば、表示制御部332は、画面、静止画又は動画を含む画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、ユーザ端末3の表示部34に表示させるように制御する。表示制御部332は、視覚情報をユーザ端末3に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。
【0027】
特定処理部333は、特定処理ステップを実行可能に構成される。具体的には、特定処理部333は、特定処理ステップに含まれる、送信処理を後述の送信部334に実行させ、受信処理を受付部331に実行させる。
【0028】
送信部334は、ネットワークを介して種々の情報を情報処理装置2に送信するように構成される。具体的には、送信部334は、送信処理において、所定の図形の大きさ又は形状に応じた項目それぞれを、電気通信回線(ネットワーク)を通じてユーザ端末3とは異なるサーバである情報処理装置2に送信する。
【0029】
3.情報処理方法
本節では、情報処理システム1により実行される情報処理方法について説明する。下記に示す通り、情報処理方法は、次の各ステップを備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、その全ての処理を実行しなくてもよい。一例として、ユーザ端末3にインストールされたプログラムを想定し、このプログラムがコンピュータであるユーザ端末3に、次の各ステップを実行させる場合を想定する。また、ユーザ端末3は、タッチパネルを備えたタブレット端末であるものとする。
【0030】
3.1.情報処理の概要
先に、
図5の各アクティビティに沿って、情報処理の流れを概説する。自身が所望する商品又は役務を推薦されたいユーザが、ユーザ端末3を用いて、本プログラムに沿った動作を実行する。以下では、実施形態の一例として、評価項目EIついての入力を受け付ける態様について説明をするが、入力の対象となる項目の内容に制限はなく、どのような項目としてもよい。例えば、パラメータ等の設定項目、アンケート等の入力項目であってよい。
【0031】
はじめに、表示制御部332が表示部34にスタート画面である画面400(
図6参照)を表示させる(アクティビティA001)。以下特にことわりがない限り、画面遷移に際しては、ユーザ端末3の記憶部32に各画面に関するデータが予め記憶されているものとする。
【0032】
続いて、ユーザが、後述の画面400,410(
図6及び
図7参照)を参照しつつ、タッチパネルである入力部35を介して、自身の年齢と性別とに関する情報を入力する(アクティビティA002)。換言すると、受付部331が、これらの情報の入力を受け付ける。
【0033】
続いて、表示制御部332が表示部34に説明画面である画面420(
図8参照)を表示させる(アクティビティA003)。ユーザは、画面420を参照することで、次に行う評価項目EIの入力方法を予め学習することができる。
【0034】
続いて、表示制御部332が表示部34に評価項目EIの入力画面である画面430(
図9参照)を表示させる。ユーザは、画面430に含まれる視覚情報VIを操作することで、評価項目EIの重要度を決定することができる(アクティビティA004)。ここで、視覚情報VIは、所定の図形で構成され、かつ、複数の評価項目EIを示すように構成されるとよい。より具体的には、受付部331は、第1の入力をユーザから受け付ける。この第1の入力は、画面430に含まれる視覚情報VIを拡大又は縮小させようとする操作の入力である。なお、ユーザは、自身が所望する商品又は役務に関する評価項目EIの入力(第1の入力)が完了するまで、適宜、操作を継続することができる。また、さらに好ましくは、視覚情報VIは、複数の所定の図形から構成されてもよいが、これについては、後述する。
【0035】
画面430に含まれる視覚情報VIの所定の図形の大きさ又は形状は、アクティビティA004における第1の入力に応じて、変化するとよい。換言すると、表示制御部332は、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。つまり、視覚情報VIとして、所定の図形の大きさ又は形状が複数の評価項目EIを示すように実施されるとよい。
【0036】
続いて、ユーザは、第1の入力を完了させたと判断すると、画面430に含まれるボタン型オブジェクト438(
図9参照)を押下する(アクティビティA005)。換言すると、表示制御部332は、所定の図形とともに、第1の入力とは異なる押下操作(第2の入力)を受付可能なオブジェクトの一例であるボタン型オブジェクト438を表示させる。ボタン型オブジェクト438が押下されることで、後述のアクティビティA006~A009に示される「特定処理」が実行される。つまり、特定処理部333は、ボタン型オブジェクト438に対する第2の入力を受け付けた場合に、特定処理を実行する。このような態様によれば、ユーザが評価項目EIを入力し終わって、自分で良いと判断したタイミングで特定処理を実行することができるため、ユーザ体験を向上させることができる。
【0037】
続いて、特定処理部333は、大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。好ましくは、特定処理は、送信処理と、受信処理とを含み、より具体的には、アクティビティA006~A009が実行される。
【0038】
特定処理の始まりに際して、特定処理部333による指示命令に基づき、送信部334がアクティビティA004における第1の入力を含む、種々の入力事項に関する情報を、ネットワークを介して情報処理装置2を送信する。換言すると、送信部334は、送信処理において、所定の図形の大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれを、電気通信回線(ネットワーク)を通じてユーザ端末3とは異なる情報処理装置2に送信する。これにより、情報処理装置2は、通信部21を介して、第1の入力を含む種々の入力事項に関する情報を取得する(アクティビティA006)。
【0039】
続いて、情報処理装置2の制御部23は、記憶部22に予め記憶された参照情報の一例であるレコメンドAI(学習済みモデル)に、種々の入力事項に関する情報を入力する(アクティビティA007)。特に好ましくは、第1の入力によって決定された評価項目EIそれぞれの情報がレコメンドAIに入力されるとよい。レコメンドAIの種類及びアルゴリズムは特に限定されず、例えば、評価項目EIそれぞれの値と、その値の組合せとして好ましい商品又は役務とを予め学習させたモデルであればよい。
【0040】
続いて、情報処理装置2における制御部23は、レコメンドAIの出力結果を、ユーザが所望する商品又は役務の候補として特定する(アクティビティA008)。
【0041】
その後、ユーザ端末3における受付部331は、アクティビティA008において特定された商品又は役務に関するデータを受信する(アクティビティA009)。かかるデータとは、次のアクティビティA010において商品又は役務を提示する画面440(推薦画面の一例/
図10参照)を表示させるためのレンダリング情報でもよいし、特定された商品又は役務の情報そのものでもよい。換言すると、受付部331、受信処理において、評価項目EIと、ユーザ端末3に格納されたレコメンドAI(参照情報)とに基づいて特定された商品又は役務に関する情報を受信する。
【0042】
最後に、ユーザ端末3における表示制御部332は、特定された商品又は役務を、推薦情報として表示部34に表示させる。
【0043】
以上をまとめると、本実施形態に係るプログラムは、コンピュータの一例であるユーザ端末3を、次の各機能部として機能させる。受付部331は、第1の入力をユーザから受け付ける。第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報VIを拡大又は縮小させようとする操作の入力である。視覚情報VIは、所定の図形で構成され、かつ、複数の評価項目EIを示す。表示制御部332は、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。特定処理部333は、大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。
【0044】
このような態様によれば、ユーザが、より簡便に、所望する商品に関する評価項目を入力可能な技術を提供することができる。特に、アクティビティA001~005の処理をユーザ端末3のローカルでも実行可能としたことで、情報処理装置2への過度なアクセスを防止することができる。また、レコメンドAIを中央集権的な情報処理装置2の記憶部22に格納しておくことで、複数のユーザ端末3それぞれからの第1の入力と、実際にユーザが購入した商品又は役務とを新たな学習データとして利用し、レコメンドAIの精度を向上させることができる。すなわち、ユーザにとってより精度の高い商品又は役務の提示を行うことができる。
【0045】
3.2.情報処理の詳細
続いて、前述した情報処理の詳細について、
図6~
図10を参照しながら説明する。
図6は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面400の一例を示している。
図7は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面410の一例を示している。
図8は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面420の一例を示している。
図9は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面430の一例を示している。
図10は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面440の一例を示している。
【0046】
(画面400,410)
図6に示されるように、画面400には、ボタン型オブジェクト401,402と、リンク403,404とが描画されている。
【0047】
ボタン型オブジェクト401は、ユーザが自身の年齢を入力するためのオブジェクトであり、ボタン型オブジェクト402は、ユーザが自身の性別を入力するためのオブジェクトである。ユーザは、ボタン型オブジェクト401,402をタップ動作等で押下することができる。
【0048】
ボタン型オブジェクト401が押下された場合、表示制御部332は、
図7に示されるサブオブジェクト411~416を新たに描画して表示部34に表示させる。サブオブジェクト411~416には、「10代」、「20代」、「30代」、「40代」、「50代」及び「60代以上」とそれぞれ表記され、ユーザは、サブオブジェクト411~416のうち自分の年齢に該当するオブジェクトを押下することで、年齢を入力することができる。
【0049】
ボタン型オブジェクト402が押下された場合、表示制御部332は、
図7に示されるサブオブジェクト417~419を新たに描画して表示部34に表示させる。サブオブジェクト417~419には、「男性」、「女性」、「どちらでもない」とそれぞれ表記され、ユーザは、サブオブジェクト417~419のうち自分の性別に該当するオブジェクトを押下することで、性別を入力することができる。
【0050】
リンク403は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「進む」というテキストで示されている。画面410の状態でユーザがリンク403を選択すると、表示制御部332は、次に遷移する画面420(説明画面の一例)を表示させる。なお、画面400の状態では、サブオブジェクト411~419を選択することによる年齢及び性別の入力が完了していないため、画面400の状態では、リンク403の選択が無効化されてもよい。
【0051】
リンク404は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「戻る」というテキストで示されている。画面410の状態でユーザがリンク404を選択すると、表示制御部332は、スタート画面である画面400を再び表示させる。なお、画面400の状態よりも前の画面がないため、画面400の状態では、リンク404の選択が無効化されてもよい。もちろん、さらに前の画面がある場合に、表示制御部332がこれを表示部34に表示させるように実施してもよい。
【0052】
(画面420)
図8に示されるように、説明画面である画面420は、次に遷移する画面430の操作方法についての説明が記載されている。具体的には、画面内で視認される円形オブジェクト(所定の図形)に対して、拡大又は縮小させようとする操作を行うことができる旨が記載されている。例えば、ユーザがタッチパネルである入力部35を介して、円形オブジェクトに対して指で拡げる操作(ピンチアウト操作)を行うことで、その円形オブジェクトを拡大することができる。逆に、ユーザがタッチパネルである入力部35を介して、円形オブジェクトに対して指で縮める操作(ピンチイン操作)を行うことで、その円形オブジェクトを縮小することができる。換言すると、ユーザによる第1の入力は、タッチパネルに対するピンチアウト又はピンチイン操作の入力であってよい。
【0053】
(画面430)
図9に示されるように、画面430には、視覚情報VIと、ボタン型オブジェクト438とが描画されている。視覚情報VIは、複数の所定の図形、好ましくは同一の図形、例えば何れも円型オブジェクト431~437で構成されている。視覚情報VIは、個々の所定の図形が、異なる評価項目EIにそれぞれ対応するように表示される。具体的には、円型オブジェクト431~437には、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」とそれぞれ表記され、各表記の下に重要度(評価項目EIの値)が数値で示されている。換言すると、表示制御部332は、視覚情報VIが示す評価項目EIそれぞれを、ユーザが認識可能に表示させている。このような態様によれば、ユーザは、円型オブジェクト431~437が示す評価項目EIを瞬時に把握することができる。また、所定の図形それぞれが何れも同一の図形であるため、優れた意匠性でユーザを惹きつけることができる。
【0054】
数値範囲は特に限定されず、ここでは、1~10の10段階が例示されている。数値範囲は、0~20でもよいし、0~50でもよいし、0~100でもよいし、0~1000でもよいし、具体的には例えば、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,43,44,46,47,48,49,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0055】
また、数値表記だけではなく、円型オブジェクト431~437の大きさが評価項目EIの値の大きさを表している。前述した画面430の説明の通り、ユーザは、評価項目EIの重要度を決定し、円型オブジェクト431~437の大きさを変化させる操作、すなわち前述の第1の入力をすることができる。そして、所定の図形の大きさをピンチアウト又はピンチインの操作で決定する、という分かりやすいユーザ体験を提供することで、ユーザに手間なく直感的に各評価項目EIを入力させることが可能となる。
【0056】
また、
図9に示されるように、表示制御部332は、所定の図形である円型オブジェクト431~437どうしの少なくとも一部を重ねて表示させてもよい。このような態様によれば、単に個別に表示する場合に比べて、特に評価項目EIの値が大きいことを迫力のある意匠でユーザにアピールすることができる。
【0057】
ユーザが所望する第1の入力を行ったあとに、ボタン型オブジェクト438を押下すると、特定処理部333がアクティビティA006~A009前述した特定処理を実行し、その後、表示制御部332が次に遷移する画面440(推薦画面の一例)を表示させる。
【0058】
(画面440)
図10に示されるように、画面440には、画像441と、リンク445とが描画されている。また、画面440は、種々の情報が表示された領域442、領域443及び領域444を含んでいる。画像441は、特定処理によって特定された商品又は役務を示す画像であり、ここではシャンプーが例示されている。
【0059】
領域442には、画像441として示されるシャンプーの商品名「ビューティトップスタイリスト」が表記されている。領域443には、画像441として示されるシャンプーのメーカー名「レボーン堂」が表記されている。領域444には、画像441として示されるシャンプーの商品説明「大人かつ美しい髪を目指す30代~40代の女性に絶大な支持を誇るラグジュアリークラスの王道製品です。」が表記されている。
【0060】
リンク445は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「最初に戻る」というテキストで示されている。画面440の状態でユーザがリンク445を選択すると、表示制御部332は、スタート画面である画面400を再び表示させる。このような画面構成により、ユーザに分かりやすく推薦される商品又は役務を提示することができる。
【0061】
4.変形例
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0062】
画面430において、円型オブジェクト431~437における評価項目EIの値の表記を省略してもよいし、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」等の評価項目EIそのものの表記を省略してもよい。かかる場合、円型オブジェクト431~437それぞれが区別可能に、色彩や模様等を付すことが好ましい。また、色彩や模様がどのような評価項目EIを示すのかをユーザに把握させるための不図示の対応表等が画面430に表示されてもよい。
【0063】
各画面におけるリンク又はボタンオブジェクトは、他のリンク又はオブジェクトに変更することができる。すなわち、リンクを何らかのオブジェクトにしてもよい、ボタンオブジェクトをリンクにしてもよい。
【0064】
推薦したい商品又は役務の種類に応じて、評価項目EIの評価軸が限定されていてもよい。例えば、評価項目EIは、におい又は嗅覚に関するものであってよい。特に、におい又は嗅覚に関するレコメンドAIを別途開発しておくことで、従来にはないにおい又は嗅覚に特化したユニークなレコメンドサービスを実現することができる。におい又は嗅覚に関する評価項目EIとは、例えば、ヒトの感覚を表現した語句に対応するものであってよい。評価項目EIの例としては、例えば、シャンプーを評価するとして、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」、「優雅」等となる。日本酒を評価する項目として、「華やか」、「軽快」、「ドライ」、「穏やか」、「重厚」、「芳醇」等となる。
【0065】
前述の実施形態では、所定の図形、例えば円形オブジェクト1つに対して、1つの評価項目EIが対応付いていたが、1つの所定の図形が複数の評価項目EIを表すようなユーザインタフェースを実施してもよい。
図11及び
図12は、変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。ユーザインタフェース5(視覚情報VI)は、所定の図形である多角形型オブジェクト51として構成される。好ましくは正多角形であり、さらに好ましくは図示の通り正六角形で構成されている。
【0066】
多角形型オブジェクト51は、複数の評価項目EIを含んでおり、ここでは、「清涼感」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」が例示されている。ユーザは、多角形型オブジェクト51の各頂点52a~52fを多角形型オブジェクト51の内側又は外側に向ける操作を実行することで、多角形型オブジェクト51の形状を変化させ、各評価項目EIの値を変更することができる。例えば、
図11の状態から
図12の状態へ、多角形型オブジェクト51の形状を変化させることができる。
【0067】
なお、頂点52a~52fに対して操作することに代えて、点線で示された軌道(中心を通る対角線)上の任意の点を選択することで、頂点52a~52fの位置を変化させ、各評価項目EIの値を変更することもできる。かかる場合、点線で示された軌道を離散的に区切った範囲を設けておき、当該範囲内の何処かを選択された場合に対応する評価項目EIの値が設定されるとよい。
【0068】
多角形型オブジェクト51を複数の評価項目EIの値に対応付けることは、複数の項目の分布を俯瞰可能なレーダーチャートの概念に近しく、このような態様によれば、ユーザに馴染みのあるユーザインタフェースを提供することができる。
【0069】
実施形態の一態様として、プログラムは、コンピュータの一例である情報処理装置2に、前述の各ステップを実行させてもよい。このようなプログラムが、ネットワークとは切り離されたスタンドアロンのコンピュータにおいて、オフラインで実行可能に構成されてもよい。かかる場合、情報処理装置2と、ユーザ端末3とが同一の情報処理装置として実施されてもよい。
【0070】
情報処理装置2は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態の情報処理装置2としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上記の機能や処理を提供してもよい。
【0071】
本実施形態では、ユーザ端末3における特定処理部333は受付部331及び送信部334に対して送受信のみを実行させ、商品又は役務の特定については情報処理装置2における制御部23の機能として説明したが、これを特定処理部333がすべて実行するように実施してもよい。かかる場合、情報処理装置2の記憶部22に記憶されたレコメンドAIは、ユーザ端末3に予めインストールされていることが好ましい。
【0072】
本実施形態では、画面400,410,420,430の画面遷移を、ユーザ端末3のローカルでの処理として説明したが、各画面が遷移する度に情報処理装置2と通信をして、次の画面が表示されるように実施してもよい。かかる場合、情報処理装置2が受付部331及び表示制御部332の機能を有するように実施すればよい。つまり、情報処理装置2における受付部(不図示)は、ユーザ端末3の入力部35を介して入力された種々の入力をネットワークを介して受け付け、情報処理装置2における表示制御部(不図示)は、ユーザ端末3の表示部34に表示させるための情報、例えば所定の図形を拡大する等の情報を生成し、これを送信するとよい。
【0073】
一態様において、ユーザが円形オブジェクトとは別のオブジェクトに対して入力を行うことで、その円形オブジェクトを拡大又は縮小をすることができてもよい。別のオブジェクトとは、例えば、
図20及び
図21の画面例において、「UP」「DOWN」の文字と共に表示される三角形のオブジェクトであってよい。上記を換言すると、ユーザは、円形オブジェクトとは別のオブジェクトに対する入力を介して、評価項目EIの重要度を決定してもよい。
【0074】
レコメンドAIは、第1の入力と突合させる参照情報の一例であり、学習済みモデルに代えてルールベースの参照情報であるルックアップテーブルやデータベースが適用されてもよい。
【0075】
円型オブジェクトや多角形型オブジェクト等として例示される所定の図形は、さらに異なる図形であってもよい。例えば、楕円でもよいし、星型でもよいし、台形でもよいし、任意の形状の図形であってもよい。また多角形をn角形とすると、具体的には例えば、n=3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0076】
また、本実施形態に係る情報処理システム1によって提供されるサービスの各画面は、意匠性が高いことにも留意されたい。
図13~
図25は、参考図である。例えば、
図13、
図15~
図22及び
図24の画面例において表示される円形のオブジェクトが特徴のある部分であり、美感を起こさせるものとなっている。また、
図23の画面例において、シャンプーの名称等を示すために画面下方に表示される略四角形状の領域、及び該領域内に表示される円形又は略楕円状のオブジェクトが特徴のある部分であり、美感を起こさせるものとなっている。
【0077】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記プログラムにおいて、前記視覚情報は、複数の前記所定の図形で構成され、個々の前記所定の図形が、異なる項目にそれぞれ対応するように表示される、もの。
前記プログラムにおいて、前記所定の図形のそれぞれは、同一の図形である、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記所定の図形どうしの少なくとも一部を重ねて表示させる、もの。
前記プログラムにおいて、前記第1の入力は、タッチパネルに対するピンチアウト又はピンチイン操作の入力である、もの。
前記プログラムにおいて、前記大きさ又は前記形状は、前記項目の値の大きさを表す、もの。
前記プログラムにおいて、前記項目は、におい又は嗅覚に関する、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記視覚情報が示す前記項目それぞれを、前記ユーザが認識可能に表示させる、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記所定の図形とともに、前記第1の入力とは異なる第2の入力を受付可能なオブジェクトを表示させ、前記特定処理ステップでは、前記オブジェクトに対する前記第2の入力を受け付けた場合に、前記特定処理を実行する、もの。
前記プログラムにおいて、前記特定処理ステップは、送信処理と、受信処理とを含み、前記送信処理において、前記大きさ又は前記形状に応じた前記項目それぞれを、電気通信回線を通じて前記コンピュータとは異なるサーバに送信し、前記受信処理において、前記項目と、前記サーバに格納された参照情報とに基づいて特定された前記商品又は前記役務に関する情報を受信する、もの。
情報処理システムであって、前記プログラムにおける各ステップを実行するように構成される、もの。
情報処理方法であって、前記プログラムにおける各ステップを備える、もの。
もちろん、この限りではない。
【0078】
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0079】
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :受付部
332 :表示制御部
333 :特定処理部
334 :送信部
34 :表示部
35 :入力部
400 :画面
401 :ボタン型オブジェクト
402 :ボタン型オブジェクト
403 :リンク
404 :リンク
410 :画面
411 :サブオブジェクト
412 :サブオブジェクト
413 :サブオブジェクト
414 :サブオブジェクト
415 :サブオブジェクト
416 :サブオブジェクト
417 :サブオブジェクト
418 :サブオブジェクト
419 :サブオブジェクト
420 :画面
430 :画面
431 :円型オブジェクト
432 :円型オブジェクト
433 :円型オブジェクト
434 :円型オブジェクト
435 :円型オブジェクト
436 :円型オブジェクト
437 :円型オブジェクト
438 :ボタン型オブジェクト
440 :画面
441 :画像
442 :領域
443 :領域
444 :領域
445 :リンク
5 :ユーザインタフェース
51 :多角形型オブジェクト
52a :頂点
52b :頂点
52c :頂点
52d :頂点
52e :頂点
52f :頂点
EI :評価項目
VI :視覚情報
【手続補正書】
【提出日】2022-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが所望する商品又は役務を検索又は特定をするにあたって、その商品又は役務に関する複数の項目に基づいて行うことがある。例えば、特許文献1には、複数の評価項目を入力することで商品又は役務を検索することができる先行技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の項目を1つずつ入力することは手間であり、このような手間を解消する技術が求められている。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、ユーザが、より簡便に、所望する商品又は役務に関する項目について入力可能な技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、コンピュータに、次の各ステップを実行させる。受付ステップでは、第1の入力をユーザから受け付ける。第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報を拡大又は縮小させようとする操作の入力である。視覚情報は、所定の図形で構成され、かつ、複数の項目を示す。表示ステップでは、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。特定処理ステップでは、大きさ又は形状に応じた項目それぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。
【0007】
本開示によれば、ユーザが、より簡便に、所望する商品又は役務に関する項目について入力可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【
図2】情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】ユーザ端末3の機能を示す機能ブロック図である。
【
図5】
情報処理の流れを概説するアクティビティ図である。
【
図6】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面400の一例を示している。
【
図7】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面410の一例を示している。
【
図8】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面420の一例を示している。
【
図9】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面430の一例を示している。
【
図10】ユーザ端末3の表示部34に表示される画面440の一例を示している。
【
図11】変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。
【
図12】変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成について説明する。
図1は、情報処理システム1の全体構成を示す図である。
【0014】
1.1.情報処理システム1
情報処理システム1は、情報処理装置2と、ユーザ端末3とを備え、これらがネットワーク(電気通信回線)を通じて通信可能に構成される。一実施形態において、情報処理システム1とは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。仮に例えば、情報処理装置2のみからなる場合であれば、情報処理システム1は情報処理装置2となり、ユーザ端末3のみからなる場合であれば、情報処理システム1はユーザ端末3となりうる。以下、これらの各構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2.情報処理装置2
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備え、これらの構成要素が情報処理装置2の内部において通信バス20を介して電気的に接続されている。
【0016】
通信部21は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。
【0017】
記憶部22は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部23によって実行される情報処理装置2に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。
【0018】
制御部23は、情報処理装置2に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部23は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0019】
1.3.ユーザ端末3
ユーザ端末3は、所望する商品又は役務に関する項目についての入力を望むユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置2にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0020】
図3は、ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35とを備え、これらの構成要素がユーザ端末3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。通信部31、記憶部32及び制御部33の説明は、情報処理装置2における各部の説明と同様のため省略する。
【0021】
表示部34は、ユーザ端末3筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。以下では、表示部34は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものとして説明する。
【0022】
入力部35は、ユーザ端末3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が命令信号として、通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0023】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。
図4は、ユーザ端末3の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、記憶部32に記憶されたソフトウェアによる情報処理がハードウェア(具体的には、制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。換言すると、情報処理システム1は、プログラムにおける各機能部を備える。
【0024】
具体的には、制御部33は、各機能部として、受付部331と、表示制御部332と、特定処理部333と、送信部334とを備える。
【0025】
受付部331は、受付ステップを実行可能に構成される。具体的には、受付部331は、通信部31又は記憶部32を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部331は、ユーザによる入力部35を介した種々の入力を受け付ける。また、受付部331は、情報処理装置2からネットワーク及び通信部21を介して種々の情報を受け付ける。
【0026】
表示制御部332は、表示ステップを実行可能に構成される。具体的には、表示制御部332は、情報処理装置2から受信した若しくは記憶部32に記憶された種々の情報、又はこれらを含む画面、画像等を、ユーザ端末3で視認可能な態様で表示させる。例えば、表示制御部332は、画面、静止画又は動画を含む画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を、ユーザ端末3の表示部34に表示させるように制御する。表示制御部332は、視覚情報をユーザ端末3に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。
【0027】
特定処理部333は、特定処理ステップを実行可能に構成される。具体的には、特定処理部333は、特定処理ステップに含まれる、送信処理を後述の送信部334に実行させ、受信処理を受付部331に実行させる。
【0028】
送信部334は、ネットワークを介して種々の情報を情報処理装置2に送信するように構成される。具体的には、送信部334は、送信処理において、所定の図形の大きさ又は形状に応じた項目それぞれを、電気通信回線(ネットワーク)を通じてユーザ端末3とは異なるサーバである情報処理装置2に送信する。
【0029】
3.情報処理方法
本節では、情報処理システム1により実行される情報処理方法について説明する。下記に示す通り、情報処理方法は、次の各ステップを備える。なお、処理の順番は適宜入れ替えることができ、複数の処理が同時に実行されてもよいし、その全ての処理を実行しなくてもよい。一例として、ユーザ端末3にインストールされたプログラムを想定し、このプログラムがコンピュータであるユーザ端末3に、次の各ステップを実行させる場合を想定する。また、ユーザ端末3は、タッチパネルを備えたタブレット端末であるものとする。
【0030】
3.1.情報処理の概要
先に、
図5の各アクティビティに沿って、情報処理の流れを概説する。自身が所望する商品又は役務を推薦されたいユーザが、ユーザ端末3を用いて、本プログラムに沿った動作を実行する。以下では、実施形態の一例として、評価項目EIついての入力を受け付ける態様について説明をするが、入力の対象となる項目の内容に制限はなく、どのような項目としてもよい。例えば、パラメータ等の設定項目、アンケート等の入力項目であってよい。
【0031】
はじめに、表示制御部332が表示部34にスタート画面である画面400(
図6参照)を表示させる(アクティビティA001)。以下特にことわりがない限り、画面遷移に際しては、ユーザ端末3の記憶部32に各画面に関するデータが予め記憶されているものとする。
【0032】
続いて、ユーザが、後述の画面400,410(
図6及び
図7参照)を参照しつつ、タッチパネルである入力部35を介して、自身の年齢と性別とに関する情報を入力する(アクティビティA002)。換言すると、受付部331が、これらの情報の入力を受け付ける。
【0033】
続いて、表示制御部332が表示部34に説明画面である画面420(
図8参照)を表示させる(アクティビティA003)。ユーザは、画面420を参照することで、次に行う評価項目EIの入力方法を予め学習することができる。
【0034】
続いて、表示制御部332が表示部34に評価項目EIの入力画面である画面430(
図9参照)を表示させる。ユーザは、画面430に含まれる視覚情報VIを操作することで、評価項目EIの重要度を決定することができる(アクティビティA004)。ここで、視覚情報VIは、所定の図形で構成され、かつ、複数の評価項目EIを示すように構成されるとよい。より具体的には、受付部331は、第1の入力をユーザから受け付ける。この第1の入力は、画面430に含まれる視覚情報VIを拡大又は縮小させようとする操作の入力である。なお、ユーザは、自身が所望する商品又は役務に関する評価項目EIの入力(第1の入力)が完了するまで、適宜、操作を継続することができる。また、さらに好ましくは、視覚情報VIは、複数の所定の図形から構成されてもよいが、これについては、後述する。
【0035】
画面430に含まれる視覚情報VIの所定の図形の大きさ又は形状は、アクティビティA004における第1の入力に応じて、変化するとよい。換言すると、表示制御部332は、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。つまり、視覚情報VIとして、所定の図形の大きさ又は形状が複数の評価項目EIを示すように実施されるとよい。
【0036】
続いて、ユーザは、第1の入力を完了させたと判断すると、画面430に含まれるボタン型オブジェクト438(
図9参照)を押下する(アクティビティA005)。換言すると、表示制御部332は、所定の図形とともに、第1の入力とは異なる押下操作(第2の入力)を受付可能なオブジェクトの一例であるボタン型オブジェクト438を表示させる。ボタン型オブジェクト438が押下されることで、後述のアクティビティA006~A009に示される「特定処理」が実行される。つまり、特定処理部333は、ボタン型オブジェクト438に対する第2の入力を受け付けた場合に、特定処理を実行する。このような態様によれば、ユーザが評価項目EIを入力し終わって、自分で良いと判断したタイミングで特定処理を実行することができるため、ユーザ体験を向上させることができる。
【0037】
続いて、特定処理部333は、大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。好ましくは、特定処理は、送信処理と、受信処理とを含み、より具体的には、アクティビティA006~A009が実行される。
【0038】
特定処理の始まりに際して、特定処理部333による指示命令に基づき、送信部334がアクティビティA004における第1の入力を含む、種々の入力事項に関する情報を、ネットワークを介して情報処理装置2を送信する。換言すると、送信部334は、送信処理において、所定の図形の大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれを、電気通信回線(ネットワーク)を通じてユーザ端末3とは異なる情報処理装置2に送信する。これにより、情報処理装置2は、通信部21を介して、第1の入力を含む種々の入力事項に関する情報を取得する(アクティビティA006)。
【0039】
続いて、情報処理装置2の制御部23は、記憶部22に予め記憶された参照情報の一例であるレコメンドAI(学習済みモデル)に、種々の入力事項に関する情報を入力する(アクティビティA007)。特に好ましくは、第1の入力によって決定された評価項目EIそれぞれの情報がレコメンドAIに入力されるとよい。レコメンドAIの種類及びアルゴリズムは特に限定されず、例えば、評価項目EIそれぞれの値と、その値の組合せとして好ましい商品又は役務とを予め学習させたモデルであればよい。
【0040】
続いて、情報処理装置2における制御部23は、レコメンドAIの出力結果を、ユーザが所望する商品又は役務の候補として特定する(アクティビティA008)。
【0041】
その後、ユーザ端末3における受付部331は、アクティビティA008において特定された商品又は役務に関するデータを受信する(アクティビティA009)。かかるデータとは、次のアクティビティA010において商品又は役務を提示する画面440(推薦画面の一例/
図10参照)を表示させるためのレンダリング情報でもよいし、特定された商品又は役務の情報そのものでもよい。換言すると、受付部331、受信処理において、評価項目EIと、ユーザ端末3に格納されたレコメンドAI(参照情報)とに基づいて特定された商品又は役務に関する情報を受信する。
【0042】
最後に、ユーザ端末3における表示制御部332は、特定された商品又は役務を、推薦情報として表示部34に表示させる。
【0043】
以上をまとめると、本実施形態に係るプログラムは、コンピュータの一例であるユーザ端末3を、次の各機能部として機能させる。受付部331は、第1の入力をユーザから受け付ける。第1の入力は、表示画面に含まれる視覚情報VIを拡大又は縮小させようとする操作の入力である。視覚情報VIは、所定の図形で構成され、かつ、複数の評価項目EIを示す。表示制御部332は、第1の入力に応じて、所定の図形の大きさ又は形状を可変に表示させる。特定処理部333は、大きさ又は形状に応じた評価項目EIそれぞれに基づき商品又は役務を特定するための特定処理を実行する。
【0044】
このような態様によれば、ユーザが、より簡便に、所望する商品に関する評価項目を入力可能な技術を提供することができる。特に、アクティビティA001~005の処理をユーザ端末3のローカルでも実行可能としたことで、情報処理装置2への過度なアクセスを防止することができる。また、レコメンドAIを中央集権的な情報処理装置2の記憶部22に格納しておくことで、複数のユーザ端末3それぞれからの第1の入力と、実際にユーザが購入した商品又は役務とを新たな学習データとして利用し、レコメンドAIの精度を向上させることができる。すなわち、ユーザにとってより精度の高い商品又は役務の提示を行うことができる。
【0045】
3.2.情報処理の詳細
続いて、前述した情報処理の詳細について、
図6~
図10を参照しながら説明する。
図6は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面400の一例を示している。
図7は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面410の一例を示している。
図8は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面420の一例を示している。
図9は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面430の一例を示している。
図10は、ユーザ端末3の表示部34に表示される画面440の一例を示している。
【0046】
(画面400,410)
図6に示されるように、画面400には、ボタン型オブジェクト401,402と、リンク403,404とが描画されている。
【0047】
ボタン型オブジェクト401は、ユーザが自身の年齢を入力するためのオブジェクトであり、ボタン型オブジェクト402は、ユーザが自身の性別を入力するためのオブジェクトである。ユーザは、ボタン型オブジェクト401,402をタップ動作等で押下することができる。
【0048】
ボタン型オブジェクト401が押下された場合、表示制御部332は、
図7に示されるサブオブジェクト411~416を新たに描画して表示部34に表示させる。サブオブジェクト411~416には、「10代」、「20代」、「30代」、「40代」、「50代」及び「60代以上」とそれぞれ表記され、ユーザは、サブオブジェクト411~416のうち自分の年齢に該当するオブジェクトを押下することで、年齢を入力することができる。
【0049】
ボタン型オブジェクト402が押下された場合、表示制御部332は、
図7に示されるサブオブジェクト417~419を新たに描画して表示部34に表示させる。サブオブジェクト417~419には、「男性」、「女性」、「どちらでもない」とそれぞれ表記され、ユーザは、サブオブジェクト417~419のうち自分の性別に該当するオブジェクトを押下することで、性別を入力することができる。
【0050】
リンク403は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「進む」というテキストで示されている。画面410の状態でユーザがリンク403を選択すると、表示制御部332は、次に遷移する画面420(説明画面の一例)を表示させる。なお、画面400の状態では、サブオブジェクト411~419を選択することによる年齢及び性別の入力が完了していないため、画面400の状態では、リンク403の選択が無効化されてもよい。
【0051】
リンク404は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「戻る」というテキストで示されている。画面410の状態でユーザがリンク404を選択すると、表示制御部332は、スタート画面である画面400を再び表示させる。なお、画面400の状態よりも前の画面がないため、画面400の状態では、リンク404の選択が無効化されてもよい。もちろん、さらに前の画面がある場合に、表示制御部332がこれを表示部34に表示させるように実施してもよい。
【0052】
(画面420)
図8に示されるように、説明画面である画面420は、次に遷移する画面430の操作方法についての説明が記載されている。具体的には、画面内で視認される円形オブジェクト(所定の図形)に対して、拡大又は縮小させようとする操作を行うことができる旨が記載されている。例えば、ユーザがタッチパネルである入力部35を介して、円形オブジェクトに対して指で拡げる操作(ピンチアウト操作)を行うことで、その円形オブジェクトを拡大することができる。逆に、ユーザがタッチパネルである入力部35を介して、円形オブジェクトに対して指で縮める操作(ピンチイン操作)を行うことで、その円形オブジェクトを縮小することができる。換言すると、ユーザによる第1の入力は、タッチパネルに対するピンチアウト又はピンチイン操作の入力であってよい。
【0053】
(画面430)
図9に示されるように、画面430には、視覚情報VIと、ボタン型オブジェクト438とが描画されている。視覚情報VIは、複数の所定の図形、好ましくは同一の図形、例えば何れも円型オブジェクト431~437で構成されている。視覚情報VIは、個々の所定の図形が、異なる評価項目EIにそれぞれ対応するように表示される。具体的には、円型オブジェクト431~437には、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」とそれぞれ表記され、各表記の下に重要度(評価項目EIの値)が数値で示されている。換言すると、表示制御部332は、視覚情報VIが示す評価項目EIそれぞれを、ユーザが認識可能に表示させている。このような態様によれば、ユーザは、円型オブジェクト431~437が示す評価項目EIを瞬時に把握することができる。また、所定の図形それぞれが何れも同一の図形であるため、優れた意匠性でユーザを惹きつけることができる。
【0054】
数値範囲は特に限定されず、ここでは、1~10の10段階が例示されている。数値範囲は、0~20でもよいし、0~50でもよいし、0~100でもよいし、0~1000でもよいし、具体的には例えば、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,43,44,46,47,48,49,50,55,60,65,70,75,80,85,90,95,100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0055】
また、数値表記だけではなく、円型オブジェクト431~437の大きさが評価項目EIの値の大きさを表している。前述した画面430の説明の通り、ユーザは、評価項目EIの重要度を決定し、円型オブジェクト431~437の大きさを変化させる操作、すなわち前述の第1の入力をすることができる。そして、所定の図形の大きさをピンチアウト又はピンチインの操作で決定する、という分かりやすいユーザ体験を提供することで、ユーザに手間なく直感的に各評価項目EIを入力させることが可能となる。
【0056】
また、
図9に示されるように、表示制御部332は、所定の図形である円型オブジェクト431~437どうしの少なくとも一部を重ねて表示させてもよい。このような態様によれば、単に個別に表示する場合に比べて、特に評価項目EIの値が大きいことを迫力のある意匠でユーザにアピールすることができる。
【0057】
ユーザが所望する第1の入力を行ったあとに、ボタン型オブジェクト438を押下すると、特定処理部333がアクティビティA006~A009前述した特定処理を実行し、その後、表示制御部332が次に遷移する画面440(推薦画面の一例)を表示させる。
【0058】
(画面440)
図10に示されるように、画面440には、画像441と、リンク445とが描画されている。また、画面440は、種々の情報が表示された領域442、領域443及び領域444を含んでいる。画像441は、特定処理によって特定された商品又は役務を示す画像であり、ここではシャンプーが例示されている。
【0059】
領域442には、画像441として示されるシャンプーの商品名「ビューティトップスタイリスト」が表記されている。領域443には、画像441として示されるシャンプーのメーカー名「レボーン堂」が表記されている。領域444には、画像441として示されるシャンプーの商品説明「大人かつ美しい髪を目指す30代~40代の女性に絶大な支持を誇るラグジュアリークラスの王道製品です。」が表記されている。
【0060】
リンク445は、画面を遷移させるハイパーリンクであり、「最初に戻る」というテキストで示されている。画面440の状態でユーザがリンク445を選択すると、表示制御部332は、スタート画面である画面400を再び表示させる。このような画面構成により、ユーザに分かりやすく推薦される商品又は役務を提示することができる。
【0061】
4.変形例
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0062】
画面430において、円型オブジェクト431~437における評価項目EIの値の表記を省略してもよいし、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」等の評価項目EIそのものの表記を省略してもよい。かかる場合、円型オブジェクト431~437それぞれが区別可能に、色彩や模様等を付すことが好ましい。また、色彩や模様がどのような評価項目EIを示すのかをユーザに把握させるための不図示の対応表等が画面430に表示されてもよい。
【0063】
各画面におけるリンク又はボタンオブジェクトは、他のリンク又はオブジェクトに変更することができる。すなわち、リンクを何らかのオブジェクトにしてもよい、ボタンオブジェクトをリンクにしてもよい。
【0064】
推薦したい商品又は役務の種類に応じて、評価項目EIの評価軸が限定されていてもよい。例えば、評価項目EIは、におい又は嗅覚に関するものであってよい。特に、におい又は嗅覚に関するレコメンドAIを別途開発しておくことで、従来にはないにおい又は嗅覚に特化したユニークなレコメンドサービスを実現することができる。におい又は嗅覚に関する評価項目EIとは、例えば、ヒトの感覚を表現した語句に対応するものであってよい。評価項目EIの例としては、例えば、シャンプーを評価するとして、「清涼感」、「さわやか」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」、「優雅」等となる。日本酒を評価する項目として、「華やか」、「軽快」、「ドライ」、「穏やか」、「重厚」、「芳醇」等となる。
【0065】
前述の実施形態では、所定の図形、例えば円形オブジェクト1つに対して、1つの評価項目EIが対応付いていたが、1つの所定の図形が複数の評価項目EIを表すようなユーザインタフェースを実施してもよい。
図11及び
図12は、変形例に係るユーザインタフェース5の一例を示している。ユーザインタフェース5(視覚情報VI)は、所定の図形である多角形型オブジェクト51として構成される。好ましくは正多角形であり、さらに好ましくは図示の通り正六角形で構成されている。
【0066】
多角形型オブジェクト51は、複数の評価項目EIを含んでおり、ここでは、「清涼感」、「上品」、「落ち着き」、「ミステリアス」、「大人っぽい」及び「優雅」が例示されている。ユーザは、多角形型オブジェクト51の各頂点52a~52fを多角形型オブジェクト51の内側又は外側に向ける操作を実行することで、多角形型オブジェクト51の形状を変化させ、各評価項目EIの値を変更することができる。例えば、
図11の状態から
図12の状態へ、多角形型オブジェクト51の形状を変化させることができる。
【0067】
なお、頂点52a~52fに対して操作することに代えて、点線で示された軌道(中心を通る対角線)上の任意の点を選択することで、頂点52a~52fの位置を変化させ、各評価項目EIの値を変更することもできる。かかる場合、点線で示された軌道を離散的に区切った範囲を設けておき、当該範囲内の何処かを選択された場合に対応する評価項目EIの値が設定されるとよい。
【0068】
多角形型オブジェクト51を複数の評価項目EIの値に対応付けることは、複数の項目の分布を俯瞰可能なレーダーチャートの概念に近しく、このような態様によれば、ユーザに馴染みのあるユーザインタフェースを提供することができる。
【0069】
実施形態の一態様として、プログラムは、コンピュータの一例である情報処理装置2に、前述の各ステップを実行させてもよい。このようなプログラムが、ネットワークとは切り離されたスタンドアロンのコンピュータにおいて、オフラインで実行可能に構成されてもよい。かかる場合、情報処理装置2と、ユーザ端末3とが同一の情報処理装置として実施されてもよい。
【0070】
情報処理装置2は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態の情報処理装置2としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上記の機能や処理を提供してもよい。
【0071】
本実施形態では、ユーザ端末3における特定処理部333は受付部331及び送信部334に対して送受信のみを実行させ、商品又は役務の特定については情報処理装置2における制御部23の機能として説明したが、これを特定処理部333がすべて実行するように実施してもよい。かかる場合、情報処理装置2の記憶部22に記憶されたレコメンドAIは、ユーザ端末3に予めインストールされていることが好ましい。
【0072】
本実施形態では、画面400,410,420,430の画面遷移を、ユーザ端末3のローカルでの処理として説明したが、各画面が遷移する度に情報処理装置2と通信をして、次の画面が表示されるように実施してもよい。かかる場合、情報処理装置2が受付部331及び表示制御部332の機能を有するように実施すればよい。つまり、情報処理装置2における受付部(不図示)は、ユーザ端末3の入力部35を介して入力された種々の入力をネットワークを介して受け付け、情報処理装置2における表示制御部(不図示)は、ユーザ端末3の表示部34に表示させるための情報、例えば所定の図形を拡大する等の情報を生成し、これを送信するとよい。
【0073】
一態様において、ユーザが円形オブジェクトとは別のオブジェクトに対して入力を行うことで、その円形オブジェクトを拡大又は縮小をすることができてもよい。別のオブジェクトとは、例えば、
図20及び
図21の画面例において、「UP」「DOWN」の文字と共に表示される三角形のオブジェクトであってよい。上記を換言すると、ユーザは、円形オブジェクトとは別のオブジェクトに対する入力を介して、評価項目EIの重要度を決定してもよい。
【0074】
レコメンドAIは、第1の入力と突合させる参照情報の一例であり、学習済みモデルに代えてルールベースの参照情報であるルックアップテーブルやデータベースが適用されてもよい。
【0075】
円型オブジェクトや多角形型オブジェクト等として例示される所定の図形は、さらに異なる図形であってもよい。例えば、楕円でもよいし、星型でもよいし、台形でもよいし、任意の形状の図形であってもよい。また多角形をn角形とすると、具体的には例えば、n=3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0076】
また、本実施形態に係る情報処理システム1によって提供されるサービスの各画面は、意匠性が高いことにも留意されたい。
図13~
図24は、参考図である。例えば、
図13、
図15~
図22及び
図24の画面例において表示される円形のオブジェクトが特徴のある部分であり、美感を起こさせるものとなっている。また、
図23の画面例において、シャンプーの名称等を示すために画面下方に表示される略四角形状の領域、及び該領域内に表示される円形又は略楕円状のオブジェクトが特徴のある部分であり、美感を起こさせるものとなっている。
【0077】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記プログラムにおいて、前記視覚情報は、複数の前記所定の図形で構成され、個々の前記所定の図形が、異なる項目にそれぞれ対応するように表示される、もの。
前記プログラムにおいて、前記所定の図形のそれぞれは、同一の図形である、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記所定の図形どうしの少なくとも一部を重ねて表示させる、もの。
前記プログラムにおいて、前記第1の入力は、タッチパネルに対するピンチアウト又はピンチイン操作の入力である、もの。
前記プログラムにおいて、前記大きさ又は前記形状は、前記項目の値の大きさを表す、もの。
前記プログラムにおいて、前記項目は、におい又は嗅覚に関する、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記視覚情報が示す前記項目それぞれを、前記ユーザが認識可能に表示させる、もの。
前記プログラムにおいて、前記表示ステップでは、前記所定の図形とともに、前記第1の入力とは異なる第2の入力を受付可能なオブジェクトを表示させ、前記特定処理ステップでは、前記オブジェクトに対する前記第2の入力を受け付けた場合に、前記特定処理を実行する、もの。
前記プログラムにおいて、前記特定処理ステップは、送信処理と、受信処理とを含み、前記送信処理において、前記大きさ又は前記形状に応じた前記項目それぞれを、電気通信回線を通じて前記コンピュータとは異なるサーバに送信し、前記受信処理において、前記項目と、前記サーバに格納された参照情報とに基づいて特定された前記商品又は前記役務に関する情報を受信する、もの。
情報処理システムであって、前記プログラムにおける各ステップを実行するように構成される、もの。
情報処理方法であって、前記プログラムにおける各ステップを備える、もの。
もちろん、この限りではない。
【0078】
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0079】
1 :情報処理システム
2 :情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :受付部
332 :表示制御部
333 :特定処理部
334 :送信部
34 :表示部
35 :入力部
400 :画面
401 :ボタン型オブジェクト
402 :ボタン型オブジェクト
403 :リンク
404 :リンク
410 :画面
411 :サブオブジェクト
412 :サブオブジェクト
413 :サブオブジェクト
414 :サブオブジェクト
415 :サブオブジェクト
416 :サブオブジェクト
417 :サブオブジェクト
418 :サブオブジェクト
419 :サブオブジェクト
420 :画面
430 :画面
431 :円型オブジェクト
432 :円型オブジェクト
433 :円型オブジェクト
434 :円型オブジェクト
435 :円型オブジェクト
436 :円型オブジェクト
437 :円型オブジェクト
438 :ボタン型オブジェクト
440 :画面
441 :画像
442 :領域
443 :領域
444 :領域
445 :リンク
5 :ユーザインタフェース
51 :多角形型オブジェクト
52a :頂点
52b :頂点
52c :頂点
52d :頂点
52e :頂点
52f :頂点
EI :評価項目
VI :視覚情報
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】