(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023123199
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】燃焼装置
(51)【国際特許分類】
F23Q 3/00 20060101AFI20230829BHJP
F23D 14/22 20060101ALI20230829BHJP
【FI】
F23Q3/00 102Z
F23Q3/00 102G
F23D14/22 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022027128
(22)【出願日】2022-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】000000538
【氏名又は名称】株式会社コロナ
(72)【発明者】
【氏名】古舘 聡
(72)【発明者】
【氏名】田村 竹年
(72)【発明者】
【氏名】星野 健太
(72)【発明者】
【氏名】及川 諒弥
【テーマコード(参考)】
3K019
【Fターム(参考)】
3K019AA10
3K019BA06
3K019BD06
(57)【要約】
【課題】燃焼の主要部品の位置関係を組付工程で確実に確保でき、組付作業が簡素化できる燃焼装置を提供する。
【解決手段】ノズル体2を備える整流筒3と、点火プラグ40と、を備え、天板部16は、張出部16aと非張出部16bとの間に設けられた傾斜壁部16cとを備え、傾斜壁部16cは、平面視において少なくとも周端部3cと合致する円弧状に形成された円弧部16dを有し、円弧部16dが成す扇型の中心角16gは180度より大きく、整流筒3の周端部3cと平坦部3bとが成す第1の角度3fと円弧部16dと張出部16aの平面とが成す第2の角度16fとは一致する角度であり、整流筒3は、第1の面3eと第2の面16eとを当接させて張出部16aに設けた。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側に燃料噴射用のノズル体を備える円筒形状の整流筒と、
前記整流筒の下方で連通するバーナ内筒と、
前記バーナ内筒の外側に前記バーナ内筒との間に第1空気通路を形成するバーナケースと、
前記ノズル体から噴射された燃料を放電により着火する点火プラグと、
を備え、
前記バーナケースは、
前記バーナケースの側面を囲う側板部と、
前記側板部の上方を覆う天板部と、
前記天板部と対向する位置で前記バーナ内筒の下部と連接する底板部と、
を備え、
前記整流筒は、
円筒形状の整流筒本体部と、
前記整流筒本体部の上端にフランジ形状の平坦部と、
前記平坦部の外周に前記平坦部より前記整流筒本体部側へ反り返る外周が円形の周端部と、
前記整流筒本体部の下端に位置する底部と、
前記底部の中央に前記ノズル体から噴射された燃料と空気との混合空気の前記バーナ内筒への導入口となる円形の開口部と、
を備え、
前記開口部の中心軸と前記周端部の中心軸とは一致し、
前記周端部は前記平坦部の上側の面と連なる第1の面を有し、
前記第1の面は上方を向くように設けられ、
前記天板部は、
前記周端部を覆い上方に張り出す張出部と、
前記天板部のうち前記張出部と非張出部との間に設けられた傾斜壁部と、
を備え、
前記傾斜壁部は、平面視において少なくとも前記周端部と合致する円弧状に形成された円弧部を有し、
前記円弧部が成す扇型の中心角は180度より大きく、
前記張出部の平面は前記非張出部の平面と平行に設けられ、
前記円弧部の前記バーナケースの内側の面を第2の面とすると、前記第2の面は下方を向くよう設けられ、
前記第1の面と前記平坦部とが前記整流筒の下方側に成す第1の角度と、
前記第2の面と前記張出部の平面とが前記バーナケースの内側に成す第2の角度とは、一致するよう設けられ、
前記ノズル体は、前記張出部における前記円弧部の中心に設けられ、
前記点火プラグは、前記張出部を基点にして設けられ、
前記整流筒は、前記第1の面と前記第2の面とを当接させて前記張出部に設けた
ことを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
前記張出部は、前記平坦部と前記張出部との締結する複数のケース側取付部材を有し、
前記平坦部は、前記ケース側取付部材と対になる燃焼筒側取付部材を有し、
前記ケース側取付部材は、取付用穴であり、
前記燃焼筒側取付部材は、前記ケース側取付部材と対を成して締結部材を用いて固定させるための取付用穴である
ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に関するものであり、特に燃料噴射用のノズル体を備える燃焼装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液体燃料を加圧して噴射し、空気と混合して燃焼するガンタイプバーナと称する燃焼装置が知られており、石油給湯機や石油温水暖房機等に広く使用されている。
ガンタイプバーナは、燃料を噴射するノズルの近傍に点火プラグを配置し、ノズルからの燃料と一次空気を適切に混合し、点火プラグの放電により着火させて、ノズルの下方に開口したバーナ内筒の開口部を通過させ、バーナ内筒内に安定した火炎を発生させようとするものである。
【0003】
この種のものには、点火プラグの2本の電極を常に一定の放電ギャップを確保しながら取り付けることができるようにして、点火プラグの組み付け時に組付作業者によるプラグ先端の調節を不用にし、組み付け作業の簡素化を狙ったものがある。
例えば、
図6に示す特許文献1に記載のものが知られている。
【0004】
従来の燃焼装置100において、バーナ外筒101の内側に該バーナ外筒101との間に二次空気通路を形成してバーナ内筒104が備えられており、点火プラグ117は、固定金具121を介してバーナ外筒101の外壁に固定されおり、バーナ内筒104の上部に整流筒106が連結し、該整流筒106の内方に電磁ポンプから圧送され燃油を噴霧するノズル体108が備わるものである。さらに、ノズル体108の前方のバーナ内筒104内の中央部に開口部111を備えたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、組付作業者による調整は点火プラグの放電ギャップのみでなく、点火プラグとノズル先端、ノズル先端とバーナ内筒の開口部の各部品間についても適切なギャップを確保する必要があった。
すなわち、点火プラグとノズル先端が離れすぎていると放電部分に燃料を噴霧することが難しくなり同じく点火ができないものであり、逆に近すぎると輸送時の振動で点火プラグがノズル先端に接触して同じく点火ができない虞があった。
また、ノズル先端の中心軸とバーナ内筒の開口部の中心軸がずれていると、噴霧した燃料が開口部を通過しにくくなり、燃焼が不安定になる虞があった。
それゆえ、組み付け時にこれらのギャップの調節が必要となっており、作業効率を下げる結果となり大きな問題点であった。
【0007】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、ノズルとバーナ内筒の位置関係をこれらの部品の組み付け工程で確実に確保でき、組み付け作業が簡素化されると共に、常に確実な着火と燃焼が行え安心して使用できる燃焼装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、内側に燃料噴射用のノズル体を備える円筒形状の整流筒と、前記整流筒の下方で連通するバーナ内筒と、前記バーナ内筒の外側に前記バーナ内筒との間に第1空気通路を形成するバーナケースと、前記ノズル体から噴射された燃料を放電により着火する点火プラグと、を備え、前記バーナケースは、前記バーナケースの側面を囲う側板部と、前記側板部の上方を覆う天板部と、前記天板部と対向する位置で前記バーナ内筒の下部と連接する底板部と、を備え、前記整流筒は、円筒形状の整流筒本体部と、前記整流筒本体部の上端にフランジ形状の平坦部と、前記平坦部の外周に前記平坦部より前記整流筒本体部側へ反り返る外周が円形の周端部と、前記整流筒本体部の下端に位置する底部と、前記底部の中央に前記ノズル体から噴射された燃料と空気との混合空気の前記バーナ内筒への導入口となる円形の開口部と、を備え、前記開口部の中心軸と前記周端部の中心軸とは一致し、前記周端部は前記平坦部の上側の面と連なる第1の面を有し、前記第1の面は上方を向くように設けられ、前記天板部は、前記周端部を覆い上方に張り出す張出部と、前記天板部のうち前記張出部と非張出部との間に設けられた傾斜壁部と、を備え、前記傾斜壁部は、平面視において少なくとも前記周端部と合致する円弧状に形成された円弧部を有し、前記円弧部が成す扇型の中心角は180度より大きく、前記張出部の平面は前記非張出部の平面と平行に設けられ、前記円弧部の前記バーナケースの内側の面を第2の面とすると、前記第2の面は下方を向くよう設けられ、前記第1の面と前記平坦部とが前記整流筒の下方側に成す第1の角度と、前記第2の面と前記張出部の平面とが前記バーナケースの内側に成す第2の角度とは、一致するよう設けられ、前記ノズル体は、前記張出部における前記円弧部の中心に設けられ、前記点火プラグは、前記張出部を基点にして設けられ、前記整流筒は、前記第1の面と前記第2の面とを当接させて前記張出部に設けたことを特徴とした。
【0009】
請求項2では、前記張出部は、前記平坦部と前記張出部との締結する複数のケース側取付部材を有し、前記平坦部は、前記ケース側取付部材と対になる燃焼筒側取付部材を有し、前記ケース側取付部材は、取付用穴であり、前記燃焼筒側取付部材は、前記ケース側取付部材と対を成して締結部材を用いて固定させるための取付用穴であることを特徴とした。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、燃焼筒とノズルの中心の位置の精度を確実に確保することができるので、組み付け時に作業者による調節は不用で、組み付け作業が簡素化されると共に、常に確実な着火と燃焼が行え安心して使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の第1の実施形態における燃焼装置の概略構成図
【
図2】本発明の第1の実施形態における燃焼装置の平面図
【
図3】本発明の第1の実施形態における燃焼装置の組み立て前のBCDE断面図
【
図4】本発明の第1の実施形態における燃焼装置の組み立て後のBCDE断面図
【
図5】本発明の第1の実施形態を説明するための断面図
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明にかかる燃焼装置1の第1の実施形態を
図1から
図5を参照して説明する。なお、各図において、共通する構成要素や同種の構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
【0013】
1は、第1の実施形態の圧力噴霧式の燃焼装置1で、下部に設けられた熱交換器21を加熱するもので、バーナケース30内にバーナ本体20が下向きに配されている。
【0014】
バーナ本体20は、下向きに燃料噴射を行う燃料噴射用のノズル体2と、ノズル体2を中心に備えた円筒状の整流筒3と、整流筒3の下方で連通したバーナ内筒8と、ノズル体2から噴射された燃料を放電により着火する点火プラグ40を備えている。
【0015】
バーナケース30は、バーナケース30の側面を囲う側板部7と、側板部7の上方を覆う天板部16と、天板部16に対抗する位置でバーナ内筒8の下部と連接する底板部32を備える。
【0016】
整流筒3は、円筒形状の整流筒本体部3aと、整流筒本体部3aの上端にフランジ形状の平坦部3bと、平坦部3bの外周に平坦部3bより整流筒本体部3a側へ反り返る外周が円形の周端部3cと、整流筒本体部3aの下端に位置する底部3dと、底部3dの中央にノズル体2から噴射された燃料と空気との混合空気のバーナ内筒8への導入口となる円形の開口部14とを備える。さらに、整流筒3は、整流筒本体部3aの周壁に複数の第1空気孔10を有し、下方に放射状に切り欠いた旋回羽根で構成された第1スタビライザ15を備える。
【0017】
また、開口部14の中心軸と周端部3cの中心軸とは一致するように形成され、周端部3cは平坦部3bの上側の面と連なる第1の面3eを有し、第1の面3eは上方を向くように形成され、第1の面3eと平坦部3bとが整流筒3の下方側に成す第1の角度3f、例えば120度となるよう形成されている。
【0018】
天板部16は、天板部16の略中央で周端部3cを覆う大きさの面を上方に張り出す張出部16aと、天板部16のうち張出部16aと非張出部16bとの間に傾斜壁部16cが設けられている。
傾斜壁部16cは、平面視で周端部3cと合致する円弧状に形成された円弧部16dを有し、円弧部16dが成す扇型の中心角16gは180度より大きく、例えば210度で形成されている。
また、張出部16aの平面は非張出部16bの平面と平行に設けられており、円弧部16dのバーナケース30の内側の面を第2の面16eとすると、第2の面16eは下方を向くよう設けられている。
【0019】
第2の面16eと張出部16aの平面とがバーナケース30の内側に成す第2の角度16fは、第1の角度3fと一致する角度で形成されている。
【0020】
ノズル体2は、張出部16aにおける円弧部16dの中心に螺子などの締結部材によって固定されている。
【0021】
また、点火プラグ40は、イグナイタ41に直結され放電用の電力が供給される。イグナイタ41は、張出部16aを基点にして螺子などの締結部材43によって固定されている。詳しくは、イグナイタ41は、
図2に示すように張出部16aでかつ円弧部16dが成す扇型を除く場所に固定されている。
【0022】
整流筒3は、周端部3cの上方を向く面の第1の面3eと、天板部16の傾斜壁部16cにおける下方を向く面の第2の面16eとを当接させ、張出部16aに螺子などの締結部材33を用いて固定されている。
【0023】
張出部16aには、整流筒3と天板部16とを固定するためのケース側取付部材51が4箇所設けられ、該4個のケース側取付部材51は取付用穴であり、円弧部16dの中心から等距離で互いに等間隔に配置されている。
平坦部3bには、ケース側取付部材51と対を成す燃焼筒側取付部材52が4箇所設けられ、該4個の燃焼筒側取付部材52は、締結部材33を用いて固定させるための取付用穴である。
【0024】
バーナ内筒8は周壁に複数の第2空気孔12を有する。
【0025】
ノズル体2と整流筒3とは天板部16に固定されている。ノズル体2は天板部16を貫通し、バーナケース30の外側に備えた図示しない燃料ポンプに接続されている。
【0026】
9は、バーナケース30の天板部16に取り付けられ、バーナケース30内に空気を送風する送風機9である。天板部16に、送風機9の取り付け部分に開口し、送風機9から空気を取り込む送風口9aが備わる。
また、バーナ内筒8とバーナケース30との間に第1空気通路6が備わる。
【0027】
図5に示すように、整流筒3と天板部16とは、周端部3cの上側の面である第1の面3eと、円弧部16dのバーナケース30の内側の面である第2の面16eとは当接し、ケース側取付部材51と燃焼筒側取付部材52とを用いて螺子などの締結部材33で締結され固定されている。
【0028】
次に燃焼動作について説明する。
【0029】
送風機9から送風口9aを通過してバーナケース30内に送風される空気は、第1空気通路6を通過して底板部32と側板部7とを冷却し、整流筒3およびバーナ内筒8に向けて送風される。
【0030】
整流筒3に送風された空気は、整流筒3の周壁を冷却し、第1空気孔10を通過して整流筒3の内部に一次空気として送風される。当該一次空気は、整流筒3の内部に送風され、送風機9からの相対的に冷えた空気によりノズル体2を冷却する。
ノズル体2から噴射された油滴は、当該一次空気と混合空気を成して、点火プラグ40の放電により着火し、開口部14を通過して、バーナ内筒8に下向きの火炎を形成する。
【0031】
また、バーナ内筒8に送風された空気は、バーナ内筒8の周壁を冷却し、第2空気孔12を通過してバーナ内筒8の内部に二次空気として送風される。当該二次空気は、バーナ内筒8内の火炎と混合され、不完全燃焼による一酸化炭素と煤の発生を抑制する。
【0032】
本発明によれば、傾斜壁部16cの円弧部16dは、平面視で周端部3cと合致する円弧状に形成されており、円弧部16dが成す扇型の中心角16gは180度より大きくした。
さらに、第1の面3eと平坦部3bとが整流筒3の下方側に成す第1の角度3fと、第2の面16eと張出部16aの平面とがバーナケース30の内側に成す第2の角度16fは、第1の角度3fと一致する角度とした。
また、整流筒3と天板部16とは、第1の面3eと第2の面16eを当接して固定される。
そのため、整流筒3を張出部16aに固定するために整流筒3が張出部16aに接近するほどに、整流筒3の中心軸と円弧部16dの中心軸は一致する方向に導かれるものである。
【0033】
さらに本発明によれば、整流筒3の底部3dの中央に開口部14が備わり、ノズル体2は張出部16aにおける円弧部16dの中心に固定されており、イグナイタ41は同じく張出部16aに固定され、点火プラグ40はイグナイタ41に直結した。
【0034】
これにより、確実かつ容易に整流筒3の中心軸と円弧部16dの中心軸を一致させて組み付けすることができ、かつ、ノズル体2を円筒状の整流筒3の中心に確実に備えることができるものである。ノズル体2とイグナイタ41は張出部16aの1部品を基点に固定されるので、ノズル体2とイグナイタ41に直結する点火プラグ40と整流筒3の開口部14の位置関係は精度よく確保され、張出部16aによる天板部16の歪みに対する剛性の高さもあるため、ノズル体2と点火プラグ40、およびノズル体2と開口部14の各々のギャップは歪みによる影響を受けにくく、安定した燃焼が得られるものである。
それゆえ、整流筒3の中心と天板部16に取り付けたノズル体2の中心の精度を確実に確保するための組み付け時の作業者による調節は不用で、組み付け作業が簡素化されると共に、常に確実な着火と燃焼が行え安心して使用できるものである。
【0035】
なお、点火プラグ40を直接に張出部16aに固定金具を用いて固定し、点火プラグ40とイグナイタ41をリード線で結線して、イグナイタ41は張出部16a以外に固定することも可能であり、この場合、円弧部16dが成す扇型の中心角16gは180度より大きい360度で形成されてもよいものである。
【0036】
なお、円弧部16dが成す扇型の中心角16gは180度より大きい360度で形成し、天板部16の張出部16aを非張出部16bより下方に張り出し、整流筒3の周端部3cを平坦部3bより上方へ反り上げて形成してもよいものであり、当業者であれば想到できる変更の範囲であり、上記と同様の効果を奏するものである。
【0037】
なお、円弧部16dの円弧は、完全な円弧でなくてもよく、外形が円形である周端部3cの中心軸と円弧部16dの中心軸とを、実質的に一致させることができれば、整流筒3の中心軸と円弧部16dの中心軸を一致させて組み付けすることができ、上記と同様の効果を奏することができるものである。
【0038】
なお、本実施形態で用いたその他の構成は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0039】
1 :燃焼装置
2 :ノズル体
3 :整流筒
3a:整流筒本体部
3b:平坦部
3c:周端部
3d:底部
3e:第1の面
3f:第1の角度
6 :第1空気通路
7 :側板部
8 :バーナ内筒
10:第1空気孔
12:第2空気孔
14:開口部
15:第1スタビライザ
16:天板部
16a:張出部
16b:非張出部
16c:傾斜壁部
16d:円弧部
16e:第2の面
16f:第2の角度
16g:中心角
20:バーナ本体
21:熱交換器
30:バーナケース
32:底板部
33:締結部材
40:点火プラグ
51:ケース側取付部材
52:燃焼筒側取付部材