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▶ シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーの特許一覧

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  • 特開-組み合わせラグ反応プレート 図1
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  • 特開-組み合わせラグ反応プレート 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023123401
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】組み合わせラグ反応プレート
(51)【国際特許分類】
   F16H 45/02 20060101AFI20230829BHJP
【FI】
F16H45/02 Z
F16H45/02 X
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023026118
(22)【出願日】2023-02-22
(31)【優先権主張番号】17/679,533
(32)【優先日】2022-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】515009952
【氏名又は名称】シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー
【氏名又は名称原語表記】Schaeffler Technologies AG & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Industriestr. 1-3, 91074 Herzogenaurach, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】マイケル コンド
(57)【要約】      (修正有)
【課題】製造および組み立て効率を改善された構成を、トルクコンバータアセンブリに提供する。
【解決手段】フロントカバーと、クラッチプレートアセンブリと、ポンプカバーと、第1の端部上に第1のフランジおよび第2の端部上に第2のフランジを有する、軸方向に延在する基体を含むプレートと、を含む、トルクコンバータアセンブリが開示される。第1のフランジは、クラッチプレートアセンブリの対応する表面と係合するように構成された摩擦面を画定し得、第2のフランジは、締結要素を受容するように構成された少なくとも1つの開口部を画定し得る。一態様では、プレートは、クラッチアセンブリのための反応プレートとして機能するか、又はその役割を果たし、また、フレックスプレート又は他のコンポーネントのための接続部又はラグとしても役割を果たす。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トルクコンバータアセンブリであって、
フロントカバーと、
クラッチプレートアセンブリと、
ポンプカバーと、
第1の端部上に第1のフランジおよび第2の端部上に第2のフランジを有する、軸方向に延在する基体を含むプレートであって、前記第1のフランジが、前記クラッチプレートアセンブリの対応する表面と係合するように構成された摩擦面を画定し、前記第2のフランジが、締結要素を受容するように構成された少なくとも1つの開口部を画定する、プレートと、を含む、トルクコンバータアセンブリ。
【請求項2】
接続部が、前記プレートと前記フロントカバーとの間の境界面に提供されている、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項3】
前記プレートと前記フロントカバーとの間の前記接続部が、溶接接続部を含む、請求項2に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項4】
接続部が、前記プレートと前記ポンプカバーとの間の境界面に提供されている、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項5】
前記プレートと前記ポンプカバーとの間の前記接続部が、溶接接続部を含む、請求項4に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項6】
前記第1のフランジが、前記フロントカバーの内部と前記ポンプカバーの内部との間のチャネルを画定する少なくとも1つの流通孔を含む、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項7】
前記プレートが、打ち抜き板金から形成されている、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項8】
前記基体の半径方向内側表面が、前記フロントカバーの半径方向外側表面のための支持表面を画定する、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項9】
前記第1のフランジが、前記ポンプカバーの一部分のための支持表面を画定する肩部を含む、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項10】
前記第1のフランジが、前記フロントカバーの軸方向端部と係合するように構成されたデッドストップを画定する、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項11】
前記第1のフランジが、前記ポンプカバーの軸方向端部と係合するように構成されたデッドストップを画定する、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項12】
前記第1のフランジが、半径方向内向き方向に延在し、前記第2のフランジが、半径方向外向き方向に延在する、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項13】
第1の溶接接続部が、前記プレートと前記フロントカバーとの間の境界面に提供され、第2の溶接接続部が、前記プレートと前記ポンプカバーとの間の境界面に提供され、前記プレートが、前記第1の溶接接続部の領域に第1の面取り表面および前記第2の溶接接続部の領域に第2の面取り表面を含む、請求項1に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項14】
トルクコンバータアセンブリであって、
フロントカバーと、
クラッチプレートアセンブリと、
ポンプカバーと、
第1の端部上に第1のフランジおよび第2の端部上に第2のフランジを有する、軸方向に延在する基体を含むプレートと、を含み、
前記第1のフランジが、前記クラッチプレートアセンブリの対応する表面と係合するように構成された摩擦面を画定し、前記第1のフランジが、前記第1のフランジを通って延在する少なくとも1つの流通孔を画定し、前記第2のフランジ16が、締結要素を受容するように構成された少なくとも1つの開口部を画定し、第1の接続部が、前記プレートと前記フロントカバーとの間に提供され、第2の接続部が、前記プレートと前記ポンプカバーとの間に提供されている、トルクコンバータアセンブリ。
【請求項15】
前記第1の接続部および前記第2の接続部が、溶接接続部である、請求項14に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項16】
前記フロントカバーの軸方向端部に対して当接するように構成されている第1のデッドストップが、前記第1のフランジ上に画定され、前記ポンプカバーの軸方向端部に対して当接するように構成されている第2のデッドストップが、前記第1のフランジ上に画定される、請求項14に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項17】
前記第2のデッドストップが、肩部上に画定される、請求項16に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項18】
前記第1のフランジが、半径方向内向き方向に延在し、前記第2のフランジが、半径方向外向き方向に延在する、請求項14に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項19】
前記基体の半径方向内側表面が、前記フロントカバーの半径方向外側表面のための支持表面を画定する、請求項14に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【請求項20】
前記第1の接続部が、第1の溶接接続部を含み、前記第2の接続部が、第2の溶接接続部を含み、
前記プレートが、前記第1の溶接接続部の領域に第1の面取り表面および前記第2の溶接接続部の領域に第2の面取り表面を含む、請求項14に記載のトルクコンバータアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、トルクコンバータアセンブリに関し、より具体的には、反応プレートとして、およびフレックスプレートのための接続部として構成されたプレートに関する。
【背景技術】
【0002】
トルクコンバータアセンブリは、よく知られている。トルクコンバータアセンブリは、一般に、フロントカバーおよびポンプカバーを含む。これらの外側のコンポーネント内に、幾つかあるコンポーネントの中でもクラッチプレートアセンブリが提供され得る。反応プレート又は摩擦プレートは、クラッチプレートアセンブリに必要とされる。ポンプカバーおよびフロントカバー内に収容される別々に形成された反応器プレートを提供することが一般に知られている。トルクコンバータアセンブリはまた、トルクコンバータアセンブリをフレックスプレートと接続するために、アセンブリの半径方向外側領域に沿った接続プレート又はラグを必要とする。これらの様々なコンポーネント間の接続は、複雑であり得、大幅な労働コストおよび組み立て時間を必要とする。
【0003】
したがって、製造および組み立て効率を提供する改善された構成を、トルクコンバータアセンブリに提供することが望ましいだろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
複数の機能又は特徴を有するプレートを含むトルクコンバータアセンブリが本明細書に開示される。トルクコンバータアセンブリはまた、フロントカバー、クラッチプレートアセンブリ、およびポンプカバーを含む。
【0005】
プレートは、第1の端部上に第1のフランジおよび第2の端部上に第2のフランジを有する、軸方向に延在する基体を含む。第1のフランジは、クラッチプレートアセンブリの対応する表面と係合するように構成された摩擦面を画定し、第2のフランジは、締結要素を受容するように構成された少なくとも1つの開口部を画定する。
【0006】
溶接接続部などの接続部が、プレートとフロントカバーとの間の境界面に提供され得る。溶接接続部も含み得る別の接続部が、プレートとポンプカバーとの間の境界面に提供される。
【0007】
第1のフランジは、フロントカバーの内部とポンプカバーの内部との間のチャネルを画定する少なくとも1つの流通孔を含み得る。当業者が本開示から理解し得るように、複数の流通孔が、第1のフランジに提供され得る。
【0008】
一態様では、プレートは、打ち抜き板金から形成され得る。別の態様では、プレートは、打ち抜きされてから、更に機械加工又は処理されて、開口部、孔、ねじ山、又は摩擦表面などの特徴を提供し得る。
【0009】
一態様では、基体の半径方向内側表面は、フロントカバーの半径方向外側表面のための支持表面又はガイド表面を画定し得る。これらの表面の間のこの係合は、トルクコンバータアセンブリの組み立て中に役立ち得る。
【0010】
第1のフランジは、ポンプカバーの一部分のための支持表面を画定する肩部を含み得る。この特徴も、組み立てに役立ち、ガイド表面としての役割を果たし得る。
【0011】
第1のフランジは、フロントカバーの軸方向端部と係合するためのデッドストップを画定し得る。第1のフランジはまた、ポンプカバーの軸方向端部と係合するためのデッドストップを画定し得る。
【0012】
一態様では、第1のフランジは、半径方向内向き方向に延在し得、第2のフランジは、半径方向外向き方向に延在し得る。当業者であれば、フランジの配向は様々であり得ることを理解するであろう。
【0013】
面取り表面は、溶接を介してフロントカバーおよびポンプカバーに接続されるように構成されている関連範囲又は領域においてプレート上に提供され得る。
【0014】
追加的な実施形態が、本明細書に開示される。
【0015】
前述の概要および以下の詳細な説明は、本開示の好ましい実施形態を示す添付の図面と併せて読むときに、より良好に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】一態様によるトルクコンバータアセンブリの断面図である。
図2図1の一部分の拡大図である。
図3図1および図2のトルクコンバータアセンブリのプレートの斜視図である。
図4】別の態様によるプレートを含むトルクコンバータアセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の説明では、特定の用語が便宜的にのみ使用されており、限定的なものではない。「軸方向に」とは、アセンブリの軸(X)に沿った方向を指す。「半径方向に」とは、アセンブリの軸(X)から内向きおよび外向きの方向を指す。「周縁方向に」とは、アセンブリの軸(X)に対するそれぞれの要素の湾曲部又は周縁部に沿って延在する方向を指す。
【0018】
「a、b、又はcのうちの少なくとも1つ」と引用されている項目のリストへの言及(a、b、およびcがリスト化されている項目を表す)は、項目a、b、若しくはcのうちのいずれか1つ、又はそれらの組み合わせを意味する。用語には、上記で具体的に述べた単語、その派生語、および類似の重要な単語が含まる。
【0019】
図1および図2で示されるように、トルクコンバータアセンブリ1が本明細書に開示される。トルクコンバータアセンブリ1は、概して、プレート10、フロントカバー20、クラッチプレートアセンブリ30、およびポンプカバー40を含む。
【0020】
フロントカバー20は、プレート10のねじ山付き開口部などの開口部18を通って延在し、かつプレート10をフレックスプレート11に接続する締結具又はコネクタを介して、フレックスプレート11に取り付けられるように構成されている。フロントカバー20は、リベット止めされた板ばね接続部又は他の接続部を通してピストンプレート32に接続され得、エンジンとトランスミッションとの間の結合部としての役割を果たす。
【0021】
ポンプカバー40は、トーラスを部分的に画定し、ポンプハブ5に接続される。クラッチプレートアセンブリ30は、ピストンプレート32、少なくとも1つの摩擦プレート34、および様々な摩擦コーティング又は摩擦表面を含み得る。
【0022】
図3に斜視図で示されるプレート10は、第1の端部上に第1のフランジ14および第2の端部上に第2のフランジ16を有する、軸方向に延在する基体12を含む。プレート10は、概して、フレックスプレート11への接続を提供するラグ特徴と、摩擦表面又は係合表面をクラッチプレートアセンブリ30に提供する反応プレートとの両方として機能する。
【0023】
第1のフランジ14は、クラッチプレートアセンブリ30の対応する表面と係合するように構成された摩擦面14’’’を画定し、第2のフランジ16は、締結要素を受容するように構成された少なくとも1つの開口部18を画定する。少なくとも1つの開口部18は、複数の開口部18を含み得、開口部18の各々は、嵌合ねじ山を含む、締結要素を受容するためのねじ山付きプロファイルを有し得る。
【0024】
摩擦面14’’’は、粗表面を有する機械加工表面を含み得る。摩擦面はまた、機械加工された軸方向のテーパを含んでもよい。
【0025】
一態様では、第1のフランジ14は、半径方向内向き方向に延在し得、第2のフランジ16は、半径方向外向き方向に延在し得る。当業者であれば、フランジ14、16の構成は様々であり得ることを理解するであろう。
【0026】
接続部50は、プレート10とフロントカバー20との間の境界面に提供され得る。一態様では、接続部50は、溶接接続部又は特徴を含み得る。一態様では、接続部50は、金属不活性ガス(MIG)溶接を含み得る。
【0027】
一態様では、接続部55は、プレート10とポンプカバー40との間の境界面に提供され得る。接続部55は、溶接接続部又は特徴を含み得、閉鎖溶接としての役割を果たし得る。一態様では、接続部55はまた、MIG溶接部を含み得る。
【0028】
当業者であれば、他の種類の接続が接続部50、55に提供され得ることを理解するであろう。例えば、タングステン不活性ガス(TIG)溶接、レーザー溶接、又は摩擦溶接を使用してもよい。
【0029】
プレート10は、接続部50、55の各々に面取り表面12’、12’’を含み得る。面取り表面12’、12’’は、プレート10のそれぞれの範囲をフロントカバー20およびポンプカバー40と溶接するための改善された表面を提供し得る。一態様では、面取り表面12’、12’’は、角度の付いていない表面又は非面取り表面と比較して、溶接接続部を適用するために、より的を絞った領域又は明確に画定された領域を提供する。図1および図2に示されるように、面取り表面12’は、溶接接続部を受容するためのポケットを画定するフロントカバー20の湾曲状の外側表面に面する。
【0030】
少なくとも1つの流通孔15が、プレート10に提供され得る。例えば、第1のフランジ14は、少なくとも1つの流通孔15を含み得る。流通孔15は、フロントカバー20内の内部空間とポンプカバー40内の内部空間との間の流体チャネルを画定し得る。少なくとも1つの流通孔15は、周縁方向に互いに離間している複数の流通孔を含み得る。少なくとも1つの流通孔15が、フロントカバー20に対して半径方向内向きの位置に第1のフランジ14に提供され得る。
【0031】
一態様では、プレート10は、打ち抜き板金から形成され得る。当業者であれば、他の形成技術および材料を使用してプレート10を形成することができることを理解するであろう。
【0032】
一態様では、基体12の半径方向内側表面13は、フロントカバー20の半径方向外側表面22のための支持表面を画定し得る。この半径方向内側表面13は、フロントカバー20との組み立てのためのセンタリング直径としての役割を果たし得る。
【0033】
第1のフランジ14は、ポンプカバー40の一部分のための支持表面を画定する肩部17を含み得る。肩部17上の支持表面は、肩部17の半径方向外側表面上に画定され得る。一態様では、肩部17は、第1のフランジ14の厚さの変化(すなわち、減少又は増加)として形成され得る。肩部17はまた、ポンプカバー40との組み立てのためのセンタリング直径としての役割を果たし得る。
【0034】
第1のフランジ14は、フロントカバー20の軸方向端部と係合するための第1のデッドストップ14’を画定し得る。この事例で使用するとき、デッドストップという用語は、別のコンポーネントを係合するか、又はそれに接触するように構成された当接表面又は範囲を指す。この構成では、第1のデッドストップ14’は、フロントカバー20がプレート10に対して軸方向に挿入され得る既定の距離を提供するように構成されている。したがって、第1のデッドストップ14’は、ピストンプレート32とフロントカバー20との間の接続に起因して、クラッチアセンブリ30のためのクラッチリフトをオフの値に制限又は設定するように役割を果たし得る。
【0035】
第1のフランジ14はまた、ポンプカバー40の軸方向端部と係合するためのデッドストップ14’’を画定する。このデッドストップ14’’は、フロントカバー20の他方のデッドストップ14’から反対の軸方向側の第1のフランジ14上に画定され得る。
【0036】
図4に示されるように、プレート110は、半径方向外側領域に沿って変化する幾何学的形状を有し得る。具体的には、締結具を受容するように構成された少なくとも1つの開口部118は、流動穿孔を介して形成され、かつねじ山を提供するようにテーパ状であり得る。プレート110は、打ち抜きを介して形成され得、トルクコンバータアセンブリに使用される既知の要素又はプレートと比較して、比較的薄い厚さを有し得る。図4のプレート110は、その他の点では、図1図3のプレート10と同一である。
【0037】
本明細書に開示するプレートは、製造および組み立て効率を提供し、トルクコンバータアセンブリにおけるコンポーネントの数を減少させることによって、組み立てプロセスを簡略化する。
【0038】
本明細書に開示するプレートは、打ち抜き、その後の摩擦面などの機械加工の工程、開口部又は孔の形成のための押抜きの工程、および隣接するコンポーネントへの溶接の工程を介して形成され得る。プレートは、一態様では、一体型のコンポーネントとして形成される。
【0039】
このように本開示を詳細に説明してきたが、多くの物理的な変更は、そのうちのいくつかのみが本発明の詳細な説明に例示されているが、実施形態内に具現化されている本発明の概念および原理を変更することなく行うことができることが理解され、かつ当業者には明らかであろう。
【0040】
また、好ましい実施形態の一部のみを組み込んだ多数の実施形態が可能であり、これらの部分に関しては、実施形態内で具現化された本発明の概念および原理を変更しないことを理解されたい。
【0041】
したがって、本実施形態および任意選択的な構成は、全ての点において例示的および/又は説明的なものであり、制限的なものではないとみなされ、実施形態の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示されるものであり、したがって、当該特許請求の範囲の目的およびその等価物の範囲内に入る全ての代替の実施形態および本実施形態への変更は、当該特許請求の範囲に包含されるものとする。
【符号の説明】
【0042】
1 トルクコンバータアセンブリ
5 ポンプハブ
10、110 プレート
11 フレックスプレート
12 基体
12’、12’’ 面取り表面
13 基体の半径方向内側表面
14 第1のフランジ
14’ デッドストップ
14’’ デッドストップ
14’’’ 摩擦面
15 流通孔
16 第2のフランジ
17 肩部
18、118 開口部
20 フロントカバー
22 フロントカバー20の半径方向外側表面
30 クラッチプレートアセンブリ
32 ピストンプレート
34 摩擦プレート
40 ポンプカバー
50 接続部
55 接続部
図1
図2
図3
図4
【外国語明細書】