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特開2023-123670ロイヤルティアカウント及びプライベートラベルアカウント用のユーザインタフェース
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023123670
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】ロイヤルティアカウント及びプライベートラベルアカウント用のユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/32 20120101AFI20230829BHJP
【FI】
G06Q20/32 330
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023103559
(22)【出願日】2023-06-23
(62)【分割の表示】P 2022064586の分割
【原出願日】2016-05-23
(31)【優先権主張番号】62/230,441
(32)【優先日】2015-06-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フォン オーエス, マーシャル
(72)【発明者】
【氏名】ピッツェル, ドナルド, ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】スズキ, グレッグ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ローレンス, ワイ.
(72)【発明者】
【氏名】アントン, ピーター, ディー.
(72)【発明者】
【氏名】スティール, グレン, ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】ディッカー, ジョージ, アール.
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子デバイスを使用して購入やロイヤルティアカウント情報の提供を行うユーザの、認識的負担を軽減できる方法を提供する。
【解決手段】方法は、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信するステップ702と、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取るステップ704と、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示するステップ706と、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取るステップ708と、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示するステップ710と、を含む。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスにおいて、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
前記支払端末を用いて前記支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、
前記ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記リンクアフォーダンスを表示する前に、前記ロイヤルティアカウントが前記電子デバイスにリンクされていないと判定することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ロイヤルティ情報が前記ロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記支払取引が前記支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースが1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドを含み、前記1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドには、前記加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントの設定と関連付けられた情報が投入される、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースがキャンセルアフォーダンスを含む、請求項4に記載の方法であって、
前記キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
前記キャンセルアフォーダンスの前記アクティブ化に対応する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドの内容を送信するのを取り止めることと、を更に含む、方法。
【請求項6】
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースが、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンスを含む、請求項1又は2に記載の方法であって、
前記確認アフォーダンスのアクティブ化を受け取ることと、
前記確認アフォーダンスのアクティブ化の受け取りに応答して、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクすることと、を更に含む、方法。
【請求項7】
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化の後で、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定の選択に対応する入力を受け取ることであって、前記設定が、前記デバイスを使用して取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中の前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態を識別する、こと
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
前記ロイヤルティ情報を受け取る前に、前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記支払端末から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
前記第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の前記リクエストの受け取りに応答して、前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記支払端末に、前記第1のタイプのロイヤルティアカウントが前記電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信することと、
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
前記電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、前記第2の支払アカウントが前記支払アカウントとは別である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項12】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項14】
ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
前記支払端末を用いて前記支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、
前記ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、
前記支払端末を用いて前記支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ること、
前記ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示すること、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ること、及び
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項16】
デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の無線通信要素と、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信するための手段であって、前記支払アカウント情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、手段と、
前記支払端末を用いて前記支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取るための手段と、
前記ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示するための手段と、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取るための手段と、
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示するための手段と、を備える、デバイス。
【請求項17】
1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること、及び
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、
を含む、方法。
【請求項18】
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、前記支払取引を進めるための認証が提供されると判定することであって、前記1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することが、別個の認証を要求することなく行われる、こと
を更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記ロイヤルティアカウント情報を提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、前記電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に提供するために確認を要求するアラートを提供すること
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項20】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項17又は18に記載の方法であって、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することと、を更に含む、方法。
【請求項21】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項17又は18に記載の方法であって、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記ロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することと、を更に含む、方法。
【請求項22】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項17又は18に記載の方法であって、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取ることと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することなく、前記支払取引を進めることと、を更に含む、方法。
【請求項23】
前記ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、前記電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、確認を促すことなく支払アカウントを使用して前記支払取引を進めること
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項24】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に提供するために前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項25】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を、前記非接触支払端末を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項26】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を、前記非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項27】
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取る前に、前記非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記非接触支払端末の前記フィールドを検出する前に、前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスを介して、前記先に進むための認証を受け取ることと、
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項28】
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取る前に、前記非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記非接触支払端末の前記フィールドを検出している間に、前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスを介して、前記先に進むための認証を受け取ることと、
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項29】
所定の数のロイヤルティアカウントに関して、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信した後で、前記非接触支払端末から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
前記非接触支払からの前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の前記リクエストの受け取りに応答して、前記支払取引のために前記非接触支払に前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止めることと、
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項30】
前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを備え、前記認証が、
前記電子デバイスの前記指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することと、
前記指紋センサ上で前記それぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、に従って提供された、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項31】
前記1つ以上の入力デバイスがタッチ感知面を備え、前記認証が、
前記電子デバイスの前記タッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、
前記パスコードの受け取りに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと前記パスコードが一致すると判定することと、に従って提供される、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項32】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項33】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、前記1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、前記支払取引のために使用される前記ロイヤルティアカウントとは異なっている、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項34】
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記非接触支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記非接触支払端末が前記支払取引を行うことが可能になる、こと
を更に含む、請求項17又は18に記載の方法。
【請求項35】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項17から34のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項36】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項17から34のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項37】
請求項17から34のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項38】
1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が前記電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること、及び
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項39】
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が前記電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること、及び
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項40】
デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取るための手段と、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること、及び
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行うための手段と、を含む、デバイス。
【請求項41】
1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、
前記支払取引についての前記情報の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、
前記支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの表示を同時に表示することと、
を含む、方法。
【請求項42】
前記ディスプレイ上に、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示を同時に表示した後で、前記電子デバイスの電子財布の前記支払アカウントを使用して前記支払取引を行うこと
を更に含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記ディスプレイ上に、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示を同時に表示する前に、前記電子デバイスの電子財布の前記支払アカウントを使用して前記支払取引を行うこと
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項44】
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記ロイヤルティアカウントが使用できる位置に前記電子デバイスがあると判定することと、を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項45】
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記非接触支払端末から、前記支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであることを示す情報を受け取ること
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項46】
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記非接触支払端末から、前記ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取ること
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項47】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項48】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、前記1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、前記支払取引のために使用される前記ロイヤルティアカウントとは異なっている、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項49】
前記電子デバイスの電子財布が、前記ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び前記支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項50】
前記支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項51】
前記ディスプレイ上で、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示を同時に表示することが、前記支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項52】
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントの支払アカウント情報を前記非接触支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記非接触支払端末が前記支払取引を行うことが可能になる、こと
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項53】
前記支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること
を更に含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること
を更に含む、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントの支払アカウント情報及び前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取ることと、
支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記支払アカウントの支払アカウント情報及び前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を表示することと、
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項56】
前記非接触支払端末が前記ロイヤルティアカウントを承認していないと判定することと、
前記非接触支払端末が前記ロイヤルティアカウントを承認していないとの判定に応答して、前記支払アカウントの前記表示を表示し、前記ロイヤルティアカウントの前記表示の表示を取り止めることと、
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項57】
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信する前に、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明を表示すること
を更に含む、請求項52に記載の方法。
【請求項58】
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信した後で、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明を表示すること
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項59】
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信した後で、前記ディスプレイ上に、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示を表示すること
を更に含む、請求項41又は42に記載の方法。
【請求項60】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項41から59のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項61】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項41から59のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項62】
請求項41から59のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項63】
1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、
前記支払取引についての前記情報の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、
前記支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの表示を同時に表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項64】
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ること、
前記支払取引についての前記情報の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、
前記支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの表示を同時に表示すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項65】
デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取るための手段と、
前記支払取引についての前記情報の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、
前記支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの表示を同時に表示させるための手段と、
を備える、デバイス。
【請求項66】
1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスにおいて、
前記1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、
前記リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して前記支払取引を進めることと、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した前記支払取引を進めるのを取り止めることと、
を含む、方法。
【請求項67】
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されているとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して前記支払取引を進めること
を更に含む、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して前記支払取引を進めるためのユーザからの認証を要求すること
を更に含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項69】
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの前記判定に従って、
ユーザ入力を受け取ることと、
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記支払取引を進めるために、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示を提供することと、
を更に含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項70】
前記第2の支払アカウントが前記デフォルトの支払アカウントである、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記支払アカウント選択条件が、
前記非接触支払端末が第1のタイプのものである、及び
前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記第1のタイプの非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記特定の支払アカウントを使用するための承認を前記デバイスがユーザからまだ受け取っていないときに、満足されない、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項72】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが前記非接触支払端末から検証されたリクエストを受け取るときに満足される基準を含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項73】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項74】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末と関連付けられる位置において、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項75】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項76】
前記支払取引と関連付けられた前記リクエストを受け取る前に、
前記特定の支払アカウント支払アカウント情報を受け取ることと、
前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において前記特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取ることと、
を更に含む、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項77】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、前記1つ以上の異なる支払アカウントが、前記特定の支払アカウントとは異なっている、請求項66又は67に記載の方法。
【請求項78】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項66から77のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項79】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項66から77のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項80】
請求項66から77のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項81】
1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、
前記リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して前記支払取引を進めることと、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した前記支払取引を進めるのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項82】
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、
前記リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して前記支払取引を進めること、並びに
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した前記支払取引を進めるのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項83】
1つ以上の無線通信要素と、
前記1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取るための手段と、
前記リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定するための手段と、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して前記支払取引を進めるための手段と、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した前記支払取引を進めるのを取り止めること、を行うための手段と、
を備える、電子デバイス。
【請求項84】
位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、
前記位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示を表示するのを取り止めることと、
を含む、方法。
【請求項85】
前記ディスプレイ上に前記視覚的表示を表示することが、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示を表示することを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記ディスプレイ上に前記視覚的表示を表示することが、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示を表示することを含む、請求項84に記載の方法であって、
前記推奨を受け入れるユーザ入力を受け取ることと、
前記現在の位置にある非接触支払端末において使用するために前記特定の支払アカウントを準備することと、
を更に含む、方法。
【請求項87】
前記現在の位置が、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている、請求項84又は85に記載の方法。
【請求項88】
前記電子デバイスが近距離通信無線装置を含む、請求項84又は85に記載の方法であって、ユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で
前記支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、前記近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
前記支払取引を進めるための認証が提供されていない前記非接触支払端末が生成した前記フィールドの存在の検出に応答して、支払を認証するためのプロンプト(例えば、ユーザに提供される可聴の、可視の、又は触覚的な出力)を提供することと、
前記プロンプトを提供した後で、前記現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
前記第2の支払アカウントを選択する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記支払取引において前記第2の支払アカウントを使用するよう準備することと、を更に含む、方法。
【請求項89】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、前記1つ以上の異なる支払アカウントが、前記特定の支払アカウントとは異なっている、請求項84又は85に記載の方法。
【請求項90】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項84から89のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項91】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項84から89のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項92】
請求項84から89のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項93】
位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項94】
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項95】
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイと、
前記位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出するための手段と、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示を表示するのを取り止めること、を行うための手段と、を備える、電子デバイス。
【請求項96】
ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、
前記1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを前記電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、前記リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して前記リクエストを受け取ることに応答して、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
【請求項97】
前記電子デバイスがカメラセンサを含み、前記支払カードを前記電子デバイスとリンクさせる前記リクエストが前記支払カードの画像に基づいており、前記画像が前記電子デバイスの前記カメラセンサによって取り込まれる、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記支払カード用の前記支払アカウントインタフェースが、前記支払カードと関連付けられた前記複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含む、請求項96又は97に記載の方法。
【請求項99】
前記複数のアフォーダンスが、これらが単一の支払カードに関連していることを示すように、1つにグループ化される、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記複数のアフォーダンスが1行に表示される、請求項98に記載の方法。
【請求項101】
前記電子デバイスがタッチ感知面を含む、請求項96又は97に記載の方法であって、
前記タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取ることと、
前記垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンスを表示することであって、前記複数のアフォーダンスのうちの第1のカードアフォーダンスが、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、前記複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンスが、前記第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す、ことと、を更に含む、方法。
【請求項102】
前記第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力を受け取ることと、
前記第1のカードアフォーダンスをアクティブ化する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、複数の支払アカウントの前記第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセットを表示することと、
を更に含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記支払カードの前記複数の支払アカウントに関する前記表示された複数のアフォーダンスが、前記電子デバイスの現在の位置に基づいている、請求項96又は97に記載の方法。
【請求項104】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記デバイスが近距離通信無線装置を含む、請求項96又は97に記載の方法であって、
前記近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
前記非接触支払端末が生成した前記フィールドの存在の検出に応答して、前記非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定することと、
前記非接触支払端末が前記第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、前記第1のタイプの前記支払カードの前記支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止めることと、を更に含む、方法。
【請求項105】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記支払カード用の前記支払アカウントインタフェースが、前記支払カードと関連付けられた前記複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含み、前記複数のアフォーダンスが優先順位に基づいて表示される、請求項96又は97に記載の方法。
【請求項106】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項96から105のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項107】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項96から105のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項108】
請求項96から105のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項109】
ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを前記電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、前記リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して前記リクエストを受け取ることに応答して、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項110】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを前記電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、前記リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して前記リクエストを受け取ることに応答して、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項111】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の入力デバイスと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを前記電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取るための手段であって、前記リクエストがアカウント情報を含む、手段と、
前記1つ以上の入力デバイスを介して前記リクエストを受け取ることに応答して、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、を行うための手段と、を備える、電子デバイス。
【請求項112】
ディスプレイを備えた電子デバイスにおいて、
前記電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
前記金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
前記金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースを表示している間に、前記金融機関と関連付けられた支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、
前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントを前記電子財布に追加する前記リクエストの受け取りに応答して、及び前記電子財布への前記支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶することと、
を含む、方法。
【請求項113】
前記認証が、ユーザから、前記電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記認証が前記金融機関から受け取られる、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項115】
前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶する前に、前記金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を受け取ること
を更に含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項116】
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースが、前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントについての表示された詳細を含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項117】
前記第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、前記表示された前記第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースが、前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントについての前記詳細を含む、こと
を更に含む、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記デバイスの前記安全確保されたエリアから、前記記憶された前記支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
前記アクセスされた前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記デバイスの前記安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに提供することと、
を更に含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項119】
前記電子デバイスが1つ以上の無線通信要素を含む、請求項112又は113に記載の方法であって、
前記デバイスの前記安全確保されたエリアから、前記記憶された前記支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントと関連付けられた前記情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウントと関連付けられた前記情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
を更に含む、方法。
【請求項120】
前記金融アプリケーションに、前記デバイスの前記安全確保されたエリアの一部へのアクセス権を提供すること
を更に含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項121】
前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記デバイスの前記安全確保されたエリアに書き込むこと
を更に含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項122】
前記支払アカウントと関連付けられた前記情報を前記デバイスの前記安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、前記支払アカウントが前記デバイスにリンクされているとの表示を提供すること
を更に含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記電子デバイスの前記電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む、請求項112又は113に記載の方法。
【請求項124】
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、請求項112から123のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
【請求項125】
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると前記電子デバイスに、請求項112から123のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項126】
請求項112から123のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
【請求項127】
ディスプレイを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが、前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記ディスプレイ上に、前記電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
前記金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
前記金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースを表示している間に、前記金融機関と関連付けられた支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、
前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントを前記電子財布に追加する前記リクエストの受け取りに応答して、及び前記電子財布への前記支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項128】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記電子デバイスに、
前記ディスプレイ上に、前記電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
前記金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
前記金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースを表示している間に、前記金融機関と関連付けられた支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストを受け取ること、並びに
前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントを前記電子財布に追加する前記リクエストの受け取りに応答して、及び前記電子財布への前記支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
【請求項129】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
前記電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示するための手段であって、
前記金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
前記金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、手段と
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースを表示している間に、前記金融機関と関連付けられた支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストを受け取るための手段と、
前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び前記電子財布への前記支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶するための手段と、を備える、電子デバイス。
【請求項130】
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
1つ以上の無線通信要素と、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、
前記支払端末を用いて前記支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ること、
前記ディスプレイユニット上での、リンクアフォーダンスの表示を可能にすること、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ること、及び
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記ディスプレイユニット上での、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースの表示を可能にすること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
【請求項131】
前記処理ユニットが、
前記リンクアフォーダンスの表示を可能にする前に、前記ロイヤルティアカウントが前記電子デバイスにリンクされていないと判定するように更に構成されている、請求項130に記載の電子デバイス。
【請求項132】
前記ロイヤルティ情報が前記ロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む、請求項130又は131に記載の電子デバイス。
【請求項133】
前記支払取引が前記支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースが1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドを含み、前記1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドには、前記加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントの設定と関連付けられた情報が投入されている、
請求項130又は131に記載の電子デバイス。
【請求項134】
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースがキャンセルアフォーダンスを含む、請求項133に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
前記キャンセルアフォーダンスの前記アクティブ化に対応する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドの内容を送信するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項135】
前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための前記ユーザインタフェースが、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンスを含む、請求項130又は131に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記確認アフォーダンスのアクティブ化を受け取ることと、
前記確認アフォーダンスのアクティブ化の受け取りに応答して、前記ロイヤルティアカウントを前記電子デバイスにリンクすることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項136】
前記処理ユニットが、
前記リンクアフォーダンスのアクティブ化の後で、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定の選択に対応する入力を受け取ることであって、前記設定が、前記デバイスを使用して取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中の前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態を識別する、こと、を行うように更に構成されている、請求項130又は131に記載の電子デバイス。
【請求項137】
前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ情報を受け取る前に、前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記支払端末から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
前記第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の前記リクエストの受け取りに応答して、前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記支払端末に、前記第1のタイプのロイヤルティアカウントが前記電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信することと、を行うように更に構成されている、請求項130又は131に記載の電子デバイス。
【請求項138】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた、請求項130又は131に記載の電子デバイス。
【請求項139】
前記電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、前記第2の支払アカウントが前記支払アカウントとは別である、請求項138に記載の電子デバイス。
【請求項140】
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が前記電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信すること、及び
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するのを取り止めること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
【請求項141】
前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、前記支払取引を進めるための認証が提供されると判定することであって、前記1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することが、別個の認証を要求することなく行われる、こと、を行うように更に構成されている、請求項140に記載の電子デバイス。
【請求項142】
前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記ロイヤルティアカウント情報を提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、前記電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に提供するために確認を要求するアラートを提供するように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項143】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項140又は141に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項144】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項140又は141に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記ロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項145】
前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、請求項140又は141に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、前記指紋センサ上で指紋を検出している間に、
前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
前記ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取ることと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記デバイスが、前記非接触支払端末のフィールドから取り出され、前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることを検出することと、
前記デバイスが前記非接触支払端末の前記フィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致するとの判定に応答して、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信することなく、前記支払取引を進めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項146】
前記処理ユニットが、
前記ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、前記電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、確認を促すことなく支払アカウントを使用して前記支払取引を進めるように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項147】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に提供するために前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項148】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を、前記非接触支払端末を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項149】
前記ロイヤルティ共有条件が、前記ロイヤルティアカウントの前記ロイヤルティアカウント情報を、前記非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、前記電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項150】
前記処理ユニットが、
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取る前に、前記非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記非接触支払端末の前記フィールドを検出する前に、前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスを介して、前記先に進むための認証を受け取ることと、を行うように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項151】
前記処理ユニットが、
ロイヤルティアカウント情報の前記リクエストを受け取る前に、前記非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記非接触支払端末の前記フィールドを検出している間に、前記電子デバイスの前記1つ以上の入力デバイスを介して、前記先に進むための認証を受け取ることと、を行うように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項152】
前記処理ユニットが、
所定の数のロイヤルティアカウントに関して、前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信した後で、前記非接触支払端末から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
前記非接触支払からの前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の前記リクエストの受け取りに応答して、前記支払取引のために前記非接触支払に前記第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項153】
前記1つ以上の入力デバイスが指紋センサを備え、前記認証が、
前記電子デバイスの前記指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することと、
前記指紋センサ上で前記それぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と前記指紋が一致すると判定することと、に従って提供された、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項154】
前記1つ以上の入力デバイスがタッチ感知面を備え、前記認証が、
前記電子デバイスの前記タッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、
前記パスコードの受け取りに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと前記パスコードが一致すると判定することと、に従って提供された、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項155】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項156】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、前記1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、前記支払取引のために使用される前記ロイヤルティアカウントとは異なっている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項157】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を前記非接触支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記非接触支払端末が前記支払取引を行うことが可能になる、こと、を行うように更に構成されている、請求項140又は141に記載の電子デバイス。
【請求項158】
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイユニットと、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ること、並びに
支払取引についての前記情報の受け取りに応答して、前記ディスプレイユニット上での、
前記支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、
を備える、電子デバイス。
【請求項159】
前記処理ユニットが、
前記ディスプレイユニット上での、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示の同時の表示を可能にした後で、前記電子デバイスの電子財布の前記支払アカウントを使用して前記支払取引を行うように更に構成されている、請求項158に記載の電子デバイス。
【請求項160】
前記処理ユニットが、
前記ディスプレイユニット上での、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示の同時の表示を可能にする前に、前記電子デバイスの電子財布の前記支払アカウントを使用して前記支払取引を行うように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項161】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
非接触支払端末のフィールドを検出することと、
前記ロイヤルティアカウントが使用できる位置に前記電子デバイスがあると判定することと、を行うように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項162】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記非接触支払端末から、前記支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであることを示す情報を受け取るように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項163】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である前記支払取引についての情報を受け取る前に、
前記1つ以上の無線通信要素を介して、前記非接触支払端末から、前記ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取るように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項164】
前記支払取引が前記電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項165】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、前記1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、前記支払取引のために使用される前記ロイヤルティアカウントとは異なっている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項166】
前記電子デバイスの電子財布が、前記ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び前記支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項167】
前記支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項168】
前記ディスプレイユニット上での、前記支払取引に関する前記支払アカウントの前記表示及び前記支払取引に関する前記ロイヤルティアカウントの前記表示の同時の表示を可能にすることが、前記支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項169】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントの支払アカウント情報を前記非接触支払端末に送信することであって、前記支払アカウント情報により前記非接触支払端末が前記支払取引を行うことが可能になる、こと、を行うように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項170】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するように更に構成されている、請求項169に記載の電子デバイス。
【請求項171】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を前記非接触支払端末に送信するように更に構成されている、請求項169に記載の電子デバイス。
【請求項172】
前記処理ユニットが、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントの支払アカウント情報及び前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取ることと、
支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、前記ディスプレイ上に、前記支払アカウントの支払アカウント情報及び前記ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知の表示を可能にすることと、を行うように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項173】
前記処理ユニットが、
前記非接触支払端末が前記ロイヤルティアカウントを承認していないと判定することと、
前記非接触支払端末が前記ロイヤルティアカウントを承認していないとの判定に応答して、前記支払アカウントの前記表示の表示を、及び前記ロイヤルティアカウントの前記表示の表示の取り止めを、可能にすることと、を行うように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項174】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信する前に、前記ディスプレイユニット上での、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明の表示を可能にするように更に構成されている、請求項169に記載の電子デバイス。
【請求項175】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信した後で、前記ディスプレイユニット上での、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明の表示を可能にするように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項176】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントを前記非接触支払端末に送信した後で、前記ディスプレイユニット上での、前記ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示の表示を可能にするように更に構成されている、請求項158又は159に記載の電子デバイス。
【請求項177】
1つ以上の無線通信要素と、
前記1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、
前記リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して前記支払取引を進めること、並びに
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した前記支払取引を進めるのを取り止めること、
を行うように構成された処理ユニットと、
を備える、電子デバイス。
【請求項178】
前記処理ユニットが、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されているとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して前記支払取引を進めるように更に構成されている、請求項177に記載の電子デバイス。
【請求項179】
前記処理ユニットが、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して前記支払取引を進めるためのユーザからの認証を要求するように更に構成されている、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項180】
前記処理ユニットが、
前記リクエストが前記特定の支払アカウントタイプを使用した支払の前記リクエストを含むとの判定に従って、及び前記支払アカウント選択条件が満足されていないとの前記判定に従って、
ユーザ入力を受け取ることと、
前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記支払取引を進めるために、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示を提供することと、を行うように更に構成されている、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項181】
前記第2の支払アカウントが前記デフォルトの支払アカウントである、請求項180に記載の電子デバイス。
【請求項182】
前記支払アカウント選択条件が、
前記非接触支払端末が第1のタイプのものである、及び
前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記第1のタイプの非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記特定の支払アカウントを使用するための承認を前記デバイスがユーザからまだ受け取っていないときに、満足されない、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項183】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが前記非接触支払端末から検証されたリクエストを受け取るときに満足される基準を含む、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項184】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項185】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末と関連付けられる位置において、前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項186】
前記支払アカウント選択条件が、前記デバイスが、前記非接触支払端末において前記特定の支払アカウントタイプの前記支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項187】
前記処理ユニットが、
前記支払取引と関連付けられた前記リクエストを受け取る前に、
前記特定の支払アカウントに関する支払アカウント情報を受け取ることと、
前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において前記特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取ることと、を行うように更に構成されている、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項188】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、前記1つ以上の異なる支払アカウントが、前記特定の支払アカウントとは異なっている、請求項177又は178に記載の電子デバイス。
【請求項189】
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイユニットと、
前記位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイユニット上での、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にすること、及び
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイユニット上での、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示の表示を可能にするのを取り止めること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
【請求項190】
前記ディスプレイユニット上での前記視覚的表示の表示を可能にすることが、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示の表示を可能にすることを含む、請求項189に記載の電子デバイス。
【請求項191】
前記ディスプレイユニット上での前記視覚的表示の表示を可能にすることが、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示の表示を可能にすることを含む、請求項189に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記推奨を受け入れるユーザ入力を受け取ることと、
前記現在の位置にある非接触支払端末において使用するために前記特定の支払アカウントを準備することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項192】
前記現在の位置が、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている、請求項189から191のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項193】
請求項189から191のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、前記電子デバイスが近距離通信無線装置を含み、前記処理ユニットが、
ユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、
前記支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、前記近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
前記支払取引を進めるための認証が提供されていない前記非接触支払端末が生成した前記フィールドの存在の検出に応答して、支払を認証するためのプロンプトを提供することと、
前記プロンプトを提供した後で、前記現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
前記第2の支払アカウントを選択する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記支払取引において前記第2の支払アカウントを使用するよう準備することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項194】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、前記1つ以上の異なる支払アカウントが、前記特定の支払アカウントとは異なっている、請求項189から191のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項195】
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
1つ以上の入力デバイスと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを前記電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、前記リクエストがアカウント情報を含む、こと、
前記1つ以上の入力デバイスを介して前記リクエストを受け取ることに応答して、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、前記ディスプレイユニット上での、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、及び
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、前記ディスプレイユニット上での、前記支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、前記支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
【請求項196】
前記電子デバイスがカメラセンサを含み、前記支払カードを前記電子デバイスとリンクさせる前記リクエストが前記支払カードの画像に基づいており、前記画像が前記電子デバイスの前記カメラセンサによって取り込まれる、請求項195に記載の電子デバイス。
【請求項197】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記支払カード用の前記支払アカウントインタフェースが、前記支払カードと関連付けられた前記複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含む、請求項195又は196に記載の電子デバイス。
【請求項198】
前記複数のアフォーダンスが、これらが単一の支払カードに関連していることを示すように、1つにグループ化される、請求項197に記載の電子デバイス。
【請求項199】
前記複数のアフォーダンスが1行に表示されている、請求項197に記載の電子デバイス。
【請求項200】
請求項195又は196に記載の電子デバイスであって、前記電子デバイスがタッチ感知面ユニットを含み、前記処理ユニットが、
前記タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取ることと、
前記垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンスの表示を可能にすることであって、前記複数のアフォーダンスのうちの第1のカードアフォーダンスが、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、前記複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンスが、前記第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す、ことと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項201】
前記処理ユニットが、
前記第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力を受け取ることと、
前記第1のカードアフォーダンスをアクティブ化する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、複数の支払アカウントの前記第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセットの表示を可能にすることと、を行うように更に構成されている、請求項200に記載の電子デバイス。
【請求項202】
前記支払カードの前記複数の支払アカウントに関する前記表示された複数のアフォーダンスが、前記電子デバイスの現在の位置に基づいている、請求項195又は196に記載の電子デバイス。
【請求項203】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記デバイスが近距離通信無線装置を含む、請求項195又は196に記載の電子デバイスであって、前記処理ユニットが、
前記近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
前記非接触支払端末が生成した前記フィールドの存在の検出に応答して、前記非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定することと、
前記非接触支払端末が前記第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、前記第1のタイプの前記支払カードの前記支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項204】
前記支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、前記支払カード用の前記支払アカウントインタフェースが、前記支払カードと関連付けられた前記複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含み、前記複数のアフォーダンスが優先順位に基づいて表示される、請求項195又は196に記載の電子デバイス。
【請求項205】
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
前記電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にすることであって、
前記金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
前記金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースの表示を可能にしている間に、前記金融機関と関連付けられた支払アカウントを前記電子財布に追加するリクエストを受け取ること、並びに
前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントを前記電子財布に追加する前記リクエストの受け取りに応答して、及び前記電子財布への前記支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能な前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶すること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
【請求項206】
前記認証が、ユーザから、前記電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる、請求項205に記載の電子デバイス。
【請求項207】
前記認証が前記金融機関から受け取られる、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項208】
前記処理ユニットが、
前記第三者のアプリケーションによって提供される前記支払アカウントと関連付けられた情報を前記デバイスの前記安全確保されたエリアに記憶する前に、前記金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を受け取るように更に構成されている、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項209】
前記金融アプリケーション用の前記ユーザインタフェースが、前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントについての表示された詳細を含む、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項210】
前記処理ユニットが、
前記第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にすることであって、前記表示された前記第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースが、前記金融機関と関連付けられた前記支払アカウントについての前記詳細を含む、こと、を行うように更に構成されている、請求項209に記載の電子デバイス。
【請求項211】
前記処理ユニットが、
前記デバイスの前記安全確保されたエリアから、前記記憶された前記支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
前記アクセスされた前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記デバイスの前記安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに提供することと、を行うように更に構成されている、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項212】
請求項205又は206に記載の電子デバイスであって、前記電子デバイスが1つ以上の無線通信要素を含み、前記処理ユニットが、
前記デバイスの前記安全確保されたエリアから、前記記憶された前記支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
前記1つ以上の無線通信要素を使用して、前記支払アカウントと関連付けられた前記情報を前記電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、前記支払アカウントと関連付けられた前記情報により前記支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項213】
前記処理ユニットが、
前記金融アプリケーションに、前記デバイスの前記安全確保されたエリアの一部へのアクセス権を提供するように更に構成されている、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項214】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントと関連付けられた情報を、前記デバイスの前記安全確保されたエリアに書き込むように更に構成されている、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【請求項215】
前記処理ユニットが、
前記支払アカウントと関連付けられた前記情報を前記デバイスの前記安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、前記支払アカウントが前記デバイスにリンクされているとの表示を提供するように更に構成されている、請求項214に記載の電子デバイス。
【請求項216】
前記電子デバイスの前記電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む、請求項205又は206に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2015年6月5日に出願され、「USER INTERFACE FOR LOYALTY ACCOUNTS AND PRIVATE LABEL ACCOUNTS」と題する、米国仮出願第62/230,441号からの優先権を主張し、同出願はその全体が本明細書において参照により組み込まれる。
【0002】
本出願は、以下の仮出願に関連する。2014年5月29日に出願され、「USER INTERFACE FOR PAYMENTS」と題する、米国特許出願第62/004,886号(参照番号P22848USP1)、2014年9月8日に出願され、「USER INTERFACE FOR PAYMENTS」と題する、米国特許出願第62/047,545号(参照番号P22848USP2)、2015年3月3日に出願され、「USER INTERFACE FOR PAYMENTS」と題する、米国特許出願第62/127,790号(参照番号P22848USP3)、及び2015年2月1日に出願され、「USER INTERFACE FOR PAYMENTS」と題する、米国特許出願第62/110,566号(参照番号P26049USP1)、2013年12月6日に出願され、「PROVISIONING AND AUTHENTICATING CREDENTIALS ON AN ELECTRONIC DEVICE」と題する、米国特許出願第61/912,727号(参照番号P19543USP1)、2013年11月27日に出願され、「PROVISIONING OF CREDENTIALS ON AN ELECTRONIC DEVICE USING PASSWORDS COMMUNICATED OVER VERIFIED CHANNELS」と題する、米国特許出願第61/909,717号(参照番号P19950USP1)、2014年5月28日に出願され、「ONLINE PAYMENTS USING A SECURE ELEMENT OF AN ELECTRONIC DEVICE」と題する、米国特許出願第62/004,182号(参照番号P20450USP4)、2013年12月23日に出願され、「DELETION OF CREDENTIALS FROM AN ELECTRONIC DEVICE」と題する、米国特許出願第61/920,029号(参照番号P21084USP1)、2013年11月4日に出願され、「USING BIOAUTHENTICATION IN NEAR-FIELD-COMMUNICATION TRANSACTIONS」と題する、米国特許出願第61/899,737号(参照番号P21646USP1)、2013年11月15日に出願され、「GENERATING TRANSACTION IDENTIFIERS」と題する、米国特許出願第61/905,035号(参照番号P21714USP1)、2013年11月15日に出願され、「ELECTRONIC RECEIPTS FOR NFC-BASED FINANCIAL TRANSACTIONS」と題する、米国特許出願第61/905,042号(参照番号21734USP1)、2014年5月29日に出願され、「FINANCIAL-TRANSACTION NOTIFICATIONS」と題する、米国特許出願第62/004,798号(参照番号P23211USP1)、2014年5月29日に出願され、「METHODS FOR MANAGING PAYMENT APPLETS ON A SECURE ELEMENT TO CONDUCT MOBILE PAYMENT TRANSACTIONS」と題する、米国特許出願第62/004,837号(参照番号P23215USP1)、2014年5月29日に出願され、「METHODS FOR OPERATING A PORTABLE ELECTRONIC DEVICE TO CONDUCT MOBILE PAYMENT TRANSACTIONS」と題する、米国特許出願第62/004,840号(参照番号P23223USP1)、2014年5月29日に出願され、「METHODS FOR USING A PRIMARY USER DEVICE TO PROVISION CREDENTIALS ONTO A SECONDARY USER DEVICE」と題する、米国特許出願第62/004,835号(参照番号P23224USP1);2014年5月29日に出願され、「METHODS FOR USING A RANDOM AUTHORIZATION NUMBER TO PROVIDE ENHANCED SECURITY FOR A SECURE ELEMENT」と題する、米国特許出願第62/004,832号(参照番号P23261USP1)、2014年5月29日に出願され、「USER DEVICE SECURE PARTICIPATION IN TRANSACTIONS VIA LOCAL SECURE ELEMENT DETECTION OF MECHANICAL INPUT」と題する、米国特許出願第62/004,338号(参照番号P22931USP1)、及び2013年11月27日に出願され、「SECURE PROVISIONING OF CREDENTIALS ON AN ELECTRONIC DEVICE」と題する、米国実用特許出願第14/092,205号(参照番号P19545US1)。これらのそれぞれは、全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
[技術分野]
本開示は、一般的に、コンピュータユーザインタフェースに関し、より具体的には、ロイヤルティアカウント及び支払アカウントと関連付けられたコンピュータユーザインタフェースに関する。
【背景技術】
【0004】
近年、販売時点管理端末において及びインターネットを介して、電子デバイスを使用して支払を行うこと及びロイヤルティアカウントを提供することが、大幅に増えている。例示的な販売時点管理端末としては、近距離通信対応型(NFC対応型)端末、bluetooth(登録商標)対応型端末、及びバーコードスキャナ対応型端末が挙げられる。電子デバイスをこれらの例示的な端末と連携させて使用することで、その電子デバイスのユーザは、例えば物品若しくはサービスの購入代金の支払を行うこと、及び/又はロイヤルティアカウント情報を提供することが可能になる。
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、アカウントを電子デバイスにリンクする、取引において使用するアカウントを選択する、及び取引の際にアカウント情報を送信するための一部の技法は、一般に面倒であり非効率的である。例えば、既存の技法は、複数回のキー押下又は打鍵を含む場合がある、複雑かつ時間のかかるユーザインタフェースを使用している。既存の技法では、必要以上の時間が必要であり、ユーザの時間及びデバイスの電力を浪費する。この後者の考慮事項は、バッテリ動作デバイスにおいては特に重要である。
【0006】
したがって、アカウントを電子デバイスにリンクする、取引において使用するアカウントを選択する、及び取引の際にアカウント情報を送信するための、より高速でより効率的な方法及びインタフェースを備えた電子デバイスの必要性が存在する。このような方法及びインタフェースは、同様のタスクを実行するための他の方法を任意選択的に補完するか、又は置き換える。このような方法及びインタフェースは、ユーザの認識的負担を軽減し、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを実現する。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、かかる方法及びインタフェースにより、電力が節約され、バッテリの充電間隔が増すことになる。
【0007】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスにおいて、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を含む。
【0008】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む。
【0009】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む。
【0010】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイと、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0011】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、を含む。
【0012】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0013】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0014】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0015】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取るための手段と、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行うための手段と、を備える。
【0016】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を、同時に表示することと、を含む。
【0017】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を、同時に表示することと、を行わせる命令を含む。
【0018】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を、同時に表示することと、を行わせる命令を含む。
【0019】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、ディスプレイと、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を、同時に表示することと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0020】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、ディスプレイと、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取るための手段と、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を、同時に表示するための手段と、を備える。
【0021】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスにおいて、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めることと、を含む。
【0022】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0023】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0024】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めること、並びにリクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0025】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取るための手段と、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定するための手段と、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための手段と、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、を行うための手段と、を備える。
【0026】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を含む。
【0027】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0028】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む。
【0029】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、位置センサと、ディスプレイと、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0030】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、位置センサと、ディスプレイと、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出するための手段と、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めること、を行うための手段と、を備える。
【0031】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、ことと、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を含む。
【0032】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、ことと、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む。
【0033】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、ことと、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む。
【0034】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイと、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、ことと、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0035】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイと、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取るための手段であって、このリクエストがアカウント情報を含む、手段と、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、を行うための手段と、を備える。
【0036】
一部の実施形態では、方法が開示され、この方法は、ディスプレイを備えた電子デバイスにおいて、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶することと、を含む。
【0037】
一部の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、ディスプレイ上に、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶することと、を行わせる命令を含む。
【0038】
一部の実施形態では、一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載され、この一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ディスプレイを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備えており、この1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、ディスプレイ上に、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶することと、を行わせる命令を含む。
【0039】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイと、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、ディスプレイ上に、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ること、及び金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0040】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイと、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示するための手段であって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、手段と、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取るための手段と、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶するための手段と、を備える。
【0041】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイユニットと、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ること、ディスプレイユニット上での、リンクアフォーダンスの表示を可能にすること、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ること、及びユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上での、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースの表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0042】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0043】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、ディスプレイユニットと、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ること、並びに支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイユニット上での、支払取引に関する支払アカウントの表示、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0044】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素と、1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めること、並びにリクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0045】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、位置センサと、ディスプレイユニットと、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にすること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にするのを取り止めること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0046】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイユニットと、1つ以上の入力デバイスと、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、こと、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0047】
一部の実施形態では、電子デバイスが記載され、この電子デバイスは、ディスプレイユニットと、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にすることであって、この金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、この金融アプリケーションが、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ること、並びに金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶すること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える。
【0048】
これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された他のコンピュータプログラム製品に含まれる。これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、一時的コンピュータ可読記憶媒体又は1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された他のコンピュータプログラム製品に含まれる。
【0049】
したがって、デバイスに、アカウントをデバイスにリンクする、取引において使用するアカウントを選択する、及び取引の際にアカウント情報を送信するための、より高速でより効率的な方法及びインタフェースが提供され、このことにより、かかるデバイスの有効性、効率、及びユーザ満足が高められる。かかる方法及びインタフェースは、同様のタスクを実行するための他の方法を補完するか又は置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
説明される様々な実施形態を良好に理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」を参照されたい。ここで、類似の参照番号は、それらの図にわたって、対応する部分を指す。
【0051】
図1A】一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを備えたポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0052】
図1B】一部の実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0053】
図2】一部の実施形態に係る、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す。
【0054】
図3】一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0055】
図4A】一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューに関する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0056】
図4B】一部の実施形態に係る、ディスプレイとは別個のタッチ感知面を備える多機能デバイスに関する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0057】
図5A】一部の実施形態に係る、パーソナル電子デバイスを示す。
【0058】
図5B】一部の実施形態に係る、パーソナル電子デバイスを示すブロック図である。
【0059】
図5C】一部の実施形態に係る、支払取引を完了するために1つ以上の通信チャネルを介して接続された例示的なデバイスを示す。
【0060】
図6A】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図6B】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図6C】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図6D】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図6E】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図6F】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0061】
図7】一部の実施形態に係る、アカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。
【0062】
図8A】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8B】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8C】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8D】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8E】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8F】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8G】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図8H】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0063】
図9】一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための方法を示すフロー図である。
【0064】
図10A】一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図10B】一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図10C】一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0065】
図11】一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための方法を示すフロー図である。
【0066】
図12A】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図12B】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図12C】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図12D】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図12E】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0067】
図13】一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための方法を示すフロー図である。
【0068】
図14A】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図14B】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図14C】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図14D】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図14E】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0069】
図15】一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための方法を示すフロー図である。
【0070】
図16A】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16B】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16C】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16D】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16E】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16F】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図16G】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0071】
図17】一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための方法を示すフロー図である。
【0072】
図18A】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図18B】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図18C】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図18D】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
図18E】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。
【0073】
図19】一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。
【0074】
図20】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図21】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図22】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図23】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図24】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図25】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
図26】一部の実施形態に係る機能ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0075】
以下の説明では、例示的な方法、パラメータなどが記載される。ただし、かかる説明の目的は、本開示の範囲を制限することではなく、例示的な実施形態の説明を提供することであることを理解されたい。
【0076】
アカウントを電子デバイスにリンクする、取引において使用するアカウントを選択する、及び取引の際にアカウント情報を送信するための、効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスの必要性が存在する。かかる技法は、電子デバイスを使用して購入を行うか又はロイヤルティアカウント情報を提供するユーザの認識的負担を軽減し、それによって生産性を高め得る。更には、かかる技法は、通常であれば冗長なユーザ入力に対して浪費される、プロセッサ及びバッテリの電力を低減することができる。
【0077】
以下において、図1A図1B図2図3図4A図4B、及び図5A図5Bは、アカウントを電子デバイスにリンクする、取引において使用するアカウントを選択する、及び取引の際にアカウント情報を送信するための技法を実行するための、例示的なデバイスの説明を提供する。図6A図6Fは、アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図7は、アカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。図6A図6Fのユーザインタフェースは、図7の処理を説明するために使用される。図8A図8Hは、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図9は、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための方法を示すフロー図である。図8A図8Hのユーザインタフェースは、図9の処理を説明するために使用される。図10A図10Cは、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図11は、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための方法を示すフロー図である。図10A図10Cのユーザインタフェースは、図11の処理を説明するために使用される。図12A図12Eは、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図13は、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための方法を示すフロー図である。図12A図12Eのユーザインタフェースは、図13の処理を説明するために使用される。図14A図14Eは、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図15は、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための方法を示すフロー図である。図14A図14Eのユーザインタフェースは、図15の処理を説明するために使用される。図16A図16Gは、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図17は、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための方法を示すフロー図である。図16A図16Gのユーザインタフェースは、図17の処理を説明するために使用される。図18A図18Eは、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。図19は、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。図18A図18Eのユーザインタフェースは、図19の処理を説明するために使用される。
【0078】
以下の説明では、様々な要素を説明するために「第1」、「第2」などの用語を使用するが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチは第2のタッチと称することができ、同様に、第2のタッチは第1のタッチと称し得る。第1のタッチ及び第2のタッチは共にタッチであるが、同じタッチではない。
【0079】
本明細書で説明される様々な実施形態の説明で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明される様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図されている。本明細書で使用するとき、用語「及び/又は」が、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のすべての可能な任意の組み合わせを指し、かつこれを含むことをもまた理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用される時、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらの群、の存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0080】
用語「if(~場合に)」は、文脈に応じて「when(~時に)」、又は「upon(~時に)」、又は「in response to determining(~という判定に応じて)」、又は「in response to detecting(~を検出することに応じて)」を意味すると解釈することができる。同様に、句「if it is determined(~と判定される場合に)」又は「if[a stated condition or event]is detected([述べられる条件又はイベント]が検出される場合に)」は、文脈に応じて「upon determining(~と判定されるときに)」、又は「in response to determining(~という判定に応じて)」、又は「upon detecting[the stated condition or event]([述べられる条件又はイベント]の検出時に)」、又は「in response to detecting[the stated condition or event]([述べられる条件又はイベント]の検出に応じて)」を意味すると解釈することができる。
【0081】
電子デバイス、かかるデバイス用のユーザインタフェース、及びかかるデバイスを使用するための関連する処理、の実施形態について説明する。一部の実施形態では、このデバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの、他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、California州CupertinoのApple Inc.のiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも、任意選択的に、使用される。また、一部の実施形態では、本デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えるデスクトップコンピュータであることを理解されたい。
【0082】
以下の検討では、ディスプレイ及びタッチ感知面を備えた電子デバイスについて説明する。しかしながら、この電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを備えることを理解されたい。
【0083】
このデバイスは、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブ閲覧アプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの、様々なアプリケーションをサポートすることができる。
【0084】
このデバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又は対応するアプリケーション内で、任意選択的に、調節及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の(タッチ感知面などの)物理アーキテクチャは、ユーザにとって直観的かつ透過的なユーザインタフェースを有する様々なアプリケーションを、任意選択的にサポートする。
【0085】
次に、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えたポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として、知られる場合又は呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)と、メモリコントローラ122と、1つ以上の処理ユニット(CPU)120と、周辺機器インタフェース118と、RF回路108と、オーディオ回路110と、スピーカ111と、マイクロフォン113と、入出力(I/O)サブシステム106と、他の入力制御デバイス116と、外部ポート124と、を含む。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出するための、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100上に触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などの、タッチ感知面上に触知出力を生成する)ための、1つ以上の触知出力生成器167を任意選択的に含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して任意選択的に通信する。
【0086】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される時、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代替物(代用物)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、何百もの異なる値(例えば、少なくとも256)を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、様々な方法及び様々なセンサ、又はセンサの組み合わせを用いて、任意選択的に、判定(又は、測定)される。例えば、タッチ感知面の下に又は隣接して配置された1つ以上の力センサは、タッチ感知面上の様々な点における力を測定するために、任意選択的に使用される。いくつかの実装において、複数の力センサの力測定値を組み合わせて(例えば、加重平均)、接触力の推定値を判定する。同様に、スタイラスの感圧性先端部を任意選択的に使用して、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定する。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触領域のサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として、任意選択的に用いられる。一部の実装では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、強度閾値を超えているか否かを判定するために直接に用いられる(例えば、強度閾値は、代替的測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、推定される力又は圧力に変換され、この推定される力又は圧力を用いて、強度閾値を超えているか否かを判定する(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するための、及び/又は、ユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御部を介して)受けるための、面積が制限されている、低減されたサイズのデバイス上で、他の場合であればユーザによってアクセスすることが不可能であり得る、追加的なデバイス機能への、ユーザのアクセスが可能となる。
【0087】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される時、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、デバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況において、物理的変位によって生成された触知出力は、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識された変化に相当する触感として、ユーザによって解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として任意選択的に解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がない時でさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じるであろう。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるものではあるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
【0088】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を任意選択的に有し、2つ以上の構成要素を任意選択的に組み合わせるか、又は、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を任意選択的に有することを理解されたい。図1Aに示される様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含めた、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの双方の組み合わせとして実装される。
【0089】
メモリ102は任意選択的に高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの、不揮発性メモリも含む。メモリコントローラ122は、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを任意選択的に制御する。
【0090】
周辺機器インタフェース118を用いて、このデバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU120及びメモリ102に結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のための様々な機能を実行するため及びデータを処理するために、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる、又は実行する。一部の実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU120、及びメモリコントローラ122は、チップ104などのシングルチップ上に実装してもよい。いくつかの他の実施形態では、それらは、別個のチップ上に実装してもよい。
【0091】
RF(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどを含むがこれらに限定されない、これらの機能を実行するための周知の回路を、任意選択的に含んでいる。RF回路108は、ワールドワイドウェブ(WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、及び/又は、セルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)などの無線ネットワーク、及び/又は、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、などのネットワーク、及び他のデバイス、と無線通信によって、任意選択的に通信する。RF回路108は、近距離通信無線などによる近距離無線通信(NFC)フィールドを検出するための周知の回路を任意選択的に含む。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを任意選択的に使用し、それらの通信規格、通信プロトコル、及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(GSM)(登録商標)、拡張データGSM環境(EDGE)(登録商標)、高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(HSUPA)、Evolution,Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、2重セルHSPA(DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(LTE)(登録商標)、近距離通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(BTLE)(登録商標)、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(登録商標)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、及び/又はIEEE 802.11ac)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、Wi-MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(IMPS))、及び/若しくはショートメッセージサービス(SMS)、又は本文書の出願日現在まだ開発されていない通信プロトコルを含めた任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0092】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110は、マイクロフォン113により音波から変換された電気信号もまた受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/又はRF回路108から取得され、及び/又は、それらに送信されてもよい。一部の実施形態において、オーディオ回路110はヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を更に備える。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば、片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の双方を有するヘッドセットなどの、取り外し可能なオーディオ入出力周辺機器と、の間のインタフェースを提供する。
【0093】
I/Oサブシステム106は、周辺機器インタフェース118に、タッチスクリーン112及び他の入力制御デバイス116などのデバイス100の入出力周辺機器を結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力又は制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力制御デバイス116との間で、電気信号を受信/送信する。他の入力制御デバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。一部の代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又は、いずれにも接続されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量調節のための、アップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、図2の206)を含む。
【0094】
2005年12月23日に出願された、米国特許第7,657,849号である米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」に記載されているように、プッシュボタンの素早い押し下げにより、タッチスクリーン112のロックを解除するか、又はデバイスのロックを解除するためにタッチスクリーン上のジェスチャを用いる処理を開始してもよい。この特許は、その全体が本明細書において参照により組み込まれる。プッシュボタン(例えば、206)をより長く押し下げることにより、デバイス100の電源をオン又はオフすることができる。ユーザは、1つ以上のボタンの機能をカスタマイズすることができる。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン、及び1つ以上のソフトキーボードを実現するために用いられる。
【0095】
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112から電気信号を受信し、かつ/又はそれへ電気信号を送信する。タッチスクリーン112は、ユーザに視覚出力を表示する。この視覚出力としては、画像、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組み合わせ(「グラフィック」と総称される)を挙げることができる。一部の実施形態において、視覚出力の一部又はすべてはユーザインタフェースオブジェクトに対応してもよい。
【0096】
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触感の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有している。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112上に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
【0097】
タッチスクリーン112は、LCD(liquid crystal display、液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display、発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode、発光ダイオード)技術を用いてもよいが、他の実施形態では、その他のディスプレイ技術を用いてもよい。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、現在既知の、又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを用いて、接触、及びその接触のあらゆる移動又は中断を検出することができ、これらの技術としては、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面弾性波技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定するための、他の近接センサアレイ又は他の要素、が挙げられるが、これらに限定されない。例示的な実施形態では、California州CupertinoのApple Inc.によるiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)において見られるような、投影型相互静電容量感知技術が使用されている。
【0098】
タッチスクリーン112の一部の実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の米国特許第6,323,846号(Westermanら)、同第6,570,557号(Westermanら)、及び/若しくは同第6,677,932号(Westerman)、並びに/又は米国特許出願公開第2002/0015024(A1)号に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似し得る。これらの文献は、それぞれその全体が本明細書において参照により組み込まれている。ただし、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
【0099】
タッチスクリーン112の一部の実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の出願で説明されている通りにすることができる。(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の同第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の同第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の同第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の同第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の同第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の同第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の同第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の同第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」。これらの出願のすべては、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0100】
タッチスクリーン112は、100dpiを超えるビデオ解像度を有し得る。一部の実施形態において、タッチスクリーンは約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、スタイラス、指などの、任意の好適な物体又は付属物を使用して、タッチスクリーン112と接触することができる。一部の実施形態において、ユーザインタフェースは、主として指に基づく接触及びジェスチャによって機能するように設計され、タッチスクリーン上の指の接触面積が広いことにより、スタイラスに基づく入力よりも精度が低いことがある。一部の実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
【0101】
一部の実施形態において、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化させるためのタッチパッド(図示せず)を含んでもよい。一部の実施形態において、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知領域である。タッチパッドは、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部とすることができる。
【0102】
デバイス100はまた、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162も含む。電力システム162は、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイスにおける電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含んでもよい。
【0103】
デバイス100はまた、1つ以上の光センサ164を含んでもよい。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含んでもよい。光センサ164は、1つ以上のレンズを通して投影された、環境からの光を受光し、その光を、画像を表すデータに変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、光センサ164は静止画像又はビデオをキャプチャすることができる。一部の実施形態において、タッチスクリーンディスプレイを静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、デバイスの前面のタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に光センサが配置されている。一部の実施形態において、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見る間に、そのユーザの画像をテレビ会議のために得ることができるように、デバイスの前面に光センサが配置されている。一部の実施形態において、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内のレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、それにより、テレビ会議並びに静止画像及び/又はビデオ画像の取得の双方のために、単一の光センサ164を、タッチスクリーンディスプレイと共に使用することができる。
【0104】
デバイス100はまた、1つ以上の接触強度センサ165も任意選択的に含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用するセンサ)を、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報の代用物)を受信する。一部の実施形態において、少なくとも1つの接触強度センサが、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又は、それに近接している。一部の実施形態において、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
【0105】
デバイス100は1つ以上の近接センサ166を含んでもよい。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合されてもよい。近接センサ166は、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び、同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように機能するものであり、これらの出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態において、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されている場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサがオフになり、タッチスクリーン112が無効になる。
【0106】
デバイス100はまた、1つ以上の触知出力生成器167も任意選択的に含んでいる。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、スピーカ又は他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギーを直線運動に変換する電気機械デバイスを、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、触覚フィードバックモジュール133から触覚フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上で生成する。一部の実施形態において、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。一部の実施形態において、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
【0107】
デバイス100はまた、1つ以上の加速度計168も含み得る。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合されてもよい。加速度計168は、米国特許出願公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び同第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」で説明されるように機能し得るものであり、これらの文献の双方は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態において、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦長又は横長)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信部(図示せず)を、任意選択的に含む。
【0108】
一部の実施形態において、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、一部の実施形態において、図1A及び図3に示すように、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、以下の1つ以上を含む:現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合、どのアプリケーションがアクティブかを示す、アクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占領しているかを示す、表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力制御デバイス116から得られる情報を含む、センサ状態、及び、デバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置情報。
【0109】
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、iOS(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又は、VxWorks(登録商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェアコンポーネント及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0110】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素を含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を通して間接的に、他のデバイスに接続するように適応している。一部の実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じか、若しくは同様のマルチピン(例えば、30ピン)コネクタ、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0111】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、(ディスプレイコントローラ156と連携して)タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は、接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データにより表現される接触点の移動を判定することは、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを任意選択的に含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。一部の実施形態において、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0112】
一部の実施形態において、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定するための(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したか否かを判定するための)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。一部の実施形態において、少なくとも強度閾値のサブセットが、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調整し得る)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく広範囲の既定の閾値のうちのいずれかに設定し得る。更に、一部の実装では、デバイスのユーザには、(例えば、個々の強度閾値を調整することにより、及び/又は、システムレベルのクリック「強度」パラメータにより、一度に複数の強度閾値を調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
【0113】
接触/動きモジュール130は任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば、異なる動き、タイミング、及び/又は検出される接触の強度)を有する。したがって、ジェスチャは、特定の接触パターンを検出することによって、任意選択的に検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、(例えば、アイコンの位置での)指を下ろすイベントを検出し、続いてその指を下ろすイベントと同じ位置(又は、実質的に同じ位置)で指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上での指のスワイプジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて、1つ以上の、指をドラッグするイベントを検出し、その後、続いて指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
【0114】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的効果(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含めた、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリングして表示するための、様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用するとき、用語「グラフィック」は、ユーザに対して表示することができる任意のオブジェクトを含み、これらのオブジェクトとしては、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0115】
一部の実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、対応するコードが、任意選択的に割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。
【0116】
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するために、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。
【0117】
テキスト入力モジュール134は、グラフィックモジュール132の構成要素とすることができ、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)内でテキストを入力するための、ソフトキーボードを提供する。
【0118】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションでの使用のために提供する(例えば、位置に基づいての電話での使用のために電話138へ、写真/ビデオメタデータとしてカメラ143へ、及び、気象ウィジェット、ローカルイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)。
【0119】
アプリケーション136は、以下のモジュール(又は、命令セット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含み得る。
●連絡先モジュール137(時には、アドレス帳又は連絡先リストとも呼ぶ)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオ再生モジュール、
●音楽再生モジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含み得る、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオ再生モジュール及び音楽再生モジュールを統合した、ビデオ及び音楽再生モジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
【0120】
メモリ102内に記憶することができる他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0121】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)アドレス帳又は連絡先リストを管理するために用いられる。この管理することとしては、アドレス帳に名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、若しくはIM141による通信を開始するかつ/又は容易にすること、などが含まれる。
【0122】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力された電話番号を修正し、対応する電話番号をダイヤルし、会話を行い、そして、会話が完了した際に接続を切るか又は電話を切るために、使用することができる。上述のように、無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用することができる。
【0123】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始し、実行し、終了する、実行可能な命令を含む。
【0124】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応答して、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理する、実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携した電子メールクライアントモジュール140により、カメラモジュール143で撮影した静止画像又はビデオ画像を添付した電子メールを作成して送信することが非常に容易になる。
【0125】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字列を入力したり、入力済みの文字を修正したり、(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用して)対応するインスタントメッセージを送信したり、インスタントメッセージを受信したり、及び受信したインスタントメッセージを閲覧したりする、実行可能な命令を含む。一部の実施形態において、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含んでもよい。本明細書で使用するとき、「インスタントメッセージング」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の双方を指す。
【0126】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽再生モジュールと連携して、トレーニングサポートモジュール142は、次のための実行可能な命令を含む:(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)トレーニングを作成することと、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信することと、トレーニングセンサデータを受信することと、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正することと、トレーニングのための音楽を選択し、再生することと、トレーニングデータを表示し、記憶し、送信すること。
【0127】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像又は(ビデオストリームを含む)ビデオをキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画像又はビデオの特性を変更する、又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する、実行可能な命令を含む。
【0128】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置する、修正し(例えば、編集し)又は別の方法で操作する、ラベルを付ける、削除する、(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムにおいて)提示する、及び記憶したりする、実行可能な命令を含む。
【0129】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び、テキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付及び他のファイルを検索し、リンク付けし、受信し、表示することを含むユーザの指示に従い、インターネットを閲覧するための実行可能な命令を含む。
【0130】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダーモジュール148は、ユーザの指示に従い、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダー項目、to doリストなど)を作成し、表示し、変更し、記憶する実行可能な命令を含む。
【0131】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットモジュール149は、ユーザによってダウンロードされ、使用することが可能なミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成することが可能なミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。一部の実施形態において、ウィジェットは、HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。一部の実施形態において、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!(登録商標)ウィジェット)を含む。
【0132】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定箇所をウィジェットに変える)ために、ユーザによって使用することができる。
【0133】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従い、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する、実行可能な命令を含む。
【0134】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽再生モジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びにビデオを(タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生する実行可能な命令を含む。一部の実施形態において、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を備える。
【0135】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、to doリストなどを作成及び管理する実行可能な命令を含む。
【0136】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、ユーザの指示に従い、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置又はその近くの店舗及びその他の見所のデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信し、表示し、変更し、及び記憶するために、使用することができる。
【0137】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)受信し、(例えば、タッチスクリーン上で又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生し、特定のオンラインビデオへのリンクを含む電子メールを送信し、別の方法で管理することが可能となる命令を含む。一部の実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションの追加の説明は、2007年6月20日に出願された米国特許仮出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日に出願された米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」に見出すことができ、これらの出願の内容はその全体が本明細書において参照により組み込まれている。
【0138】
上記で特定されたモジュール及びアプリケーションのそれぞれは、1つ以上の上記の機能を実行する実行可能な命令セット及び本出願に記載の方法(例えば、コンピュータにより実行される方法及び本明細書に記載の他の情報処理方法)に対応する。これらのモジュール(例えば、命令のセット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実現される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットを組み合わせるか、又は他の方式で再編成することができる。例えば、ビデオ再生モジュールは、音楽再生モジュールと組み合わせて、単一のモジュール(例えば、図1Aのビデオ及び音楽再生モジュール152)としてもよい。一部の実施形態において、メモリ102は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶することができる。更に、メモリ102は、上述されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶してもよい。
【0139】
一部の実施形態では、デバイス100は、デバイス上の機能の既定のセットの動作が排他的にタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して実行されるデバイスである。デバイス100の動作に関する主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、デバイス100上の(プッシュボタン、ダイヤルなどの)物理入力制御デバイスの数を低減することができる。
【0140】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行される、既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされると、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューへデバイス100をナビゲートする。かかる実施形態では、「メニューボタン」はタッチパッドを用いて実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
【0141】
図1Bは、一部の実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。一部の実施形態では、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及び対応するアプリケーション136-1(例えば、上述のアプリケーション137~151、155、380~390のうちのいずれか)を含む。
【0142】
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136-1及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を決定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含んでいる。一部の実施形態において、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中の時、タッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。一部の実施形態において、デバイス/グローバル内部状態157は、いずれのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報の配信先となるアプリケーションビュー191を決定するために、イベントソート部170によって使用される。
【0143】
一部の実施形態において、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開する際に使用される再開情報、アプリケーション136-1によって情報が表示されているか又は表示の準備が整っていることを示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の以前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列、及びユーザが以前に行ったアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの1つ以上などの追加情報を含む。
【0144】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイ112上でのユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介する)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報には、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報が含まれる。
【0145】
一部の実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。これに応じて、周辺機器インタフェース118はイベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回り、かつ/又は所定の持続時間を超えた入力を受けること)が存在する場合にのみ、イベント情報を送信する。
【0146】
一部の実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173も含む。
【0147】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示する場合に、サブイベントが1つ以上のビュー内のいずれの場所で発生したかを判定するための、ソフトウェア手順を提供する。ビューは、制御部及びユーザがディスプレイ上で見ることが可能な他の要素で構成される。
【0148】
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書では、アプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれる場合があるビューのセットであり、それらの中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(対応するアプリケーションの)アプリケーションビューは、そのアプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応し得る。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューを、ヒットビューと呼ぶことができ、適切な入力として認識されるイベントのセットは、少なくとも部分的には、タッチに基づくジェスチャを開始する最初のタッチのヒットビューに基づいて、判定することができる。
【0149】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが、階層として編成された複数のビューを有する場合、ヒットビュー判定モジュール172は、そのサブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとしての、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、最初のサブイベント(例えば、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンスにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、典型的には、それがヒットビューとして特定された、同じタッチ又は入力ソースに関連するすべてのサブイベントを受信する。
【0150】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。一部の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含むすべてのビューはアクティブに関わっているビューであると判定し、したがって、すべてのアクティブに関わっているビューは、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントがある特定のビューに関連付けられた領域に完全に限定されたとしても、階層の上位のビューは、依然としてアクティブに関わっているビューであり続ける。
【0151】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント認識部180)に送信する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態において、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。一部の実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、対応するイベント受信部182により取得されるイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
【0152】
一部の実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136-1はイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュール、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
【0153】
一部の実施形態では、アプリケーション136-1は、各々がアプリケーションのユーザインタフェースの各ビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を備えている。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。通常は、それぞれのアプリケーションビュー191に複数のイベント認識部180が含まれる。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。一部の実施形態では、それぞれのイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信したイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用するか又は呼び出してもよい。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上の対応するイベント処理部190を含んでいる。また、一部の実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上も、対応するアプリケーションビュー191に含まれる。
【0154】
各イベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信して、そのイベント情報からイベントを識別する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。一部の実施形態では、イベント認識部180は更に、メタデータ183及びイベント配信命令188(サブイベント配信命令を含んでもよい)の少なくともサブセットを含んでいる。
【0155】
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。このイベント情報には、サブイベントについての情報、例えば、タッチ又はタッチの動きについての情報が含まれる。サブイベントによっては、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加情報も含む。サブイベントが、タッチの動きに関係する場合、イベント情報はまた、そのサブイベントの速度及び方向も含み得る。一部の実施形態において、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへの、又はその逆の)デバイスの回転を含み、そのイベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
【0156】
イベント比較部184は、イベント情報を既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較により、イベント若しくはサブイベントを判断、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判断若しくは更新する。一部の実施形態において、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187-1)、イベント2(187-2)などの、イベントの定義(例えば、サブイベントの既定のシーケンス)を含む。一部の実施形態において、イベント(187)内のサブイベントは、例えば、タッチ開始、タッチ終了、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。ある実施例では、イベント1(187-1)の定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。このダブルタップは、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第1のタッチ(タッチの開始)、所定の段階に関する第1のリフトオフ(タッチの終了)、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第2のタッチ(タッチの開始)、及び所定の段階に関する第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグ操作である。このドラッグ操作は、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上でのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイ112を横断するタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終了)を含む。一部の実施形態では、イベントはまた、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
【0157】
一部の実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトに関するイベントの定義を含む。一部の実施形態では、イベント比較部184は、サブイベントに関連付けられたユーザインタフェースオブジェクトを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイ112に表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定するためのヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、対応するイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、サブイベント及びヒットテストのトリガとなるオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0158】
一部の実施形態において、それぞれのイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスが、イベント認識部のイベントタイプに対応するか又は対応しないかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅延させる、遅延作用も含む。
【0159】
それぞれのイベント認識部180が、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューに関してアクティブのまま維持される他のイベント認識部があれば、進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントを、引き続き追跡及び処理する。
【0160】
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はイベント配信システムがアクティブに関わっているイベント認識部にどのようにサブイベント配信を実行するかについて示すリスト、を有するメタデータ183を含む。一部の実施形態では、メタデータ183には、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はイベント認識部が互いにどのように対話し得るか、若しくは、対話が可能になるかについて示すリスト、が含まれる。一部の実施形態では、メタデータ183には、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はサブイベントがビュー階層若しくはプログラム階層内の様々なレベルに配信されるか否かを示すリスト、が含まれる。
【0161】
一部の実施形態では、各イベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されたときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。一部の実施形態では、各イベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、対応するヒットビューにサブイベントを送信(及び送信を延期する)することとは異なる。一部の実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントに関連付けられたフラグをスローし、フラグに関連付けられたイベント処理部190は、フラグをキャッチし、所定の処理を実行する。
【0162】
一部の実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化せずに、サブイベントに関するイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。その代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントに関連付けられたイベント処理部又はアクティブに関わっているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関わっているビューに関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
【0163】
一部の実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新したり、又はビデオ再生モジュールで使用されるビデオファイルを記憶したりする。一部の実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成するか、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するため、表示情報をグラフィックモジュール132に送信する。
【0164】
一部の実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含むか、又はそれらにアクセスすることができる。一部の実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0165】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の説明はまた、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、そのすべてがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、単一又は複数のキーボードの押下又は保持に任意選択的に合わせたマウスの移動及びマウスボタンの押下、タッチパッド上でのタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による指示、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はこれらの任意の組み合わせが、認識対象のイベントを定義するサブイベントに対応する入力として任意選択的に利用される。
【0166】
図2は、一部の実施形態に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、ユーザインタフェース(UI)200内に1つ以上のグラフィックを、任意選択的に表示する。本実施形態、並びに後述する他の実施形態において、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。一部の実施形態において、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を断った際に、その1つ以上のグラフィックの選択が生じる。一部の実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上方向へ及び/又は下方向へ)、及び/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上方向へ及び/又は下方向へ)を任意選択的に含む。一部の実装又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、対応するアプリケーションを任意選択的に選択しない。
【0167】
デバイス100にはまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンも含まれ得る。上述したように、メニューボタン204を使用して、デバイス100上で実行することができるアプリケーションセット内の任意のアプリケーション136へ、ナビゲートすることができる。あるいは、一部の実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されたGUIにおけるソフトキーとして実装されている。
【0168】
一部の実施形態において、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスへの電源をオン/オフしてデバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、ボタンを押し下げて、既定の時間にわたってボタンを押し下げた状態で保持することによってデバイス上の電源をオン/オフし、ボタンを押し下げて、既定時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックし、かつ/又は、デバイスのロックを解除する、若しくは、ロック解除処理を開始する。別の実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力を受ける。デバイス100はまた、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又は、デバイス100のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167も、任意選択的に含む。
【0169】
図3は、一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。一部の実施形態において、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディア再生デバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることがある)を、任意選択的に含む。デバイス300は、典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を備える入出力(I/O)インタフェース330を含む。I/Oインタフェース330はまた、キーボード及び/又はマウス(又は他のポインティングデバイス)350、及びタッチパッド355、デバイス300上に触知出力を生成するための(例えば、図1Aを参照して上述した触知出力生成器167(単数又は複数)と同様の)触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は図1Aを参照して上述した接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)も、任意選択的に含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの、不揮発性メモリを含む。メモリ370は、CPU(単数又は複数)310からリモートにある1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。一部の実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらの部分集合に類似する、プログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。更に、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を、任意選択的に記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を任意選択的に記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102はこれらのモジュールを任意選択的に記憶しない。
【0170】
図3における上記で特定された要素のそれぞれは、前述のメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶されてもよい。上記で特定されたモジュールのそれぞれは、上述した機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットを組み合わせるか、又は他の方式で再編成することができる。一部の実施形態において、メモリ370は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶することができる。更に、メモリ370は、上述されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶してもよい。
【0171】
次に、例えば、ポータブル多機能デバイス100上に実施することができるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
【0172】
図4Aは、一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューに関する例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースを、デバイス300上に実施してもよい。一部の実施形態において、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらの部分集合若しくは上位集合を含む。
●セルラー及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時間404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●下記などの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又は音声メールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされる、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされる、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされる、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称されるビデオ及び音楽再生モジュール152用のアイコン422、並びに
●下記などの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされる、IMモジュール141用のアイコン424、
○「カレンダー」とラベル付けされる、カレンダーモジュール148用のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされる、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされる、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされる、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「株式」とラベル付けされる、株式ウィジェット149-2用のアイコン434、
○「マップ」とラベル付けされる、地図モジュール154用のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされる、天気ウィジェット149-1用のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされる、アラーム時計ウィジェット149-4用のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされる、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされる、メモモジュール153用のアイコン444、
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされる、設定アプリケーション又はモジュール用のアイコン446。
【0173】
図4Aに示されるアイコンのラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、ビデオ及び音楽再生モジュール152用のアイコン422は、任意選択的に、「ミュージック」又は「ミュージックプレーヤ」とラベル付けされてもよい。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0174】
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の、例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ357のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器359を任意選択的に含む。
【0175】
以下の実施例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、一部の実施形態において、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上で入力を検出する。一部の実施形態において、このタッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bの453)に対応する主軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)にて検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものである場合、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにそれらの移動)が、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bでの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0176】
更に、以下の説明は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャ)を参照して説明されるが、一部の実施形態では、それらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)で置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに)マウスクリックと置換され、その後、(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ってカーソルの移動が行われる。別の例として、タップジェスチャは、(例えば、接触の検出に続いて接触の検出を停止する代わりに)カーソルがタップジェスチャの位置上に配置されている間、任意選択的に、マウスクリックで置換される。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが同時に、任意選択的に用いられているか、又はマウスと指接触が任意選択的に同時に用いられていることが理解されよう。
【0177】
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。一部の実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A図4B)に関して記載した特徴のいくつか又はすべてを含み得る。一部の実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイ画面504、以後、タッチスクリーン504を有する。タッチスクリーン504の代わりに、又はそれに追加して、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及びデバイス300と同様に、一部の実施形態において、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出するための1つ以上の強度センサを有してもよい。タッチスクリーン504(又は、タッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチの強度に基づきタッチに応じてもよく、これは、異なる強度のタッチは、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出し得ることを意味する。
【0178】
タッチ強度を検出して処理するための技法は、例えば、関連出願である、2013年5月8日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」と題された国際出願PCT/US2013/040061号、及び2013年11月11日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」と題された同PCT/US2013/069483号に見出すことができ、これらの文献のそれぞれは、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0179】
一部の実施形態において、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び入力機構508を有する。入力機構506及び入力機構508は、含まれる場合には、物理的なものとすることができる。物理入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。一部の実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。かかるアタッチメント機構は、含まれる場合には、例えば、デバイス500を、帽子、アイウェア、イヤリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計バンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどに、取り付けることを可能にする。これらのアタッチメント機構によって、ユーザはデバイス500を着用することができる。
【0180】
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。一部の実施形態では、デバイス500は、図1A図1B及び図3に関して記載した構成要素のいくつか又はすべてを含み得る。デバイス500は、I/O部514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/O部514は、タッチ感知式構成要素522、及び、任意選択的に、タッチ強度感知構成要素524を有し得るディスプレイ504に接続することができる。更に、I/O部514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー及び/又は他の無線通信技法を使用して、アプリケーション及びオペレーティングシステムのデータを受信するための通信ユニット530に接続し得る。デバイス500は、入力機構506及び/又は入力機構508を含むことができる。入力機構506は、例えば、回転可能入力デバイス、又は押し下げ可能かつ回転可能な入力デバイスとしてもよい。入力機構508は、一部の実施例では、ボタンであってもよい。
【0181】
入力機構508は、一部の実施例では、マイクロフォンであってもよい。パーソナル電子デバイス500は、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はこれらの組み合わせなどの、様々なセンサを含み得るものであり、それらのすべては、I/O部514に動作可能に接続することができる。
【0182】
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、これらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されたときに、例えば、コンピュータプロセッサに、処理700、900、1100、1300、1500、1700、及び1900(図7図9図11図13図15図17、及び図19)を含む、上述の技法を実行させてもよい。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の構成要素又は追加的構成要素を、複数の構成で含み得る。
【0183】
本明細書で使用する時、用語「アフォーダンス」は、デバイス100、300、及び/又は500(図1図3、及び図5)のディスプレイ画面上に表示され得るユーザ対話式のグラフィックユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン、及びテキスト(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、アフォーダンスを構成することができる。
【0184】
本明細書で使用するとき、用語「フォーカスセレクタ」とは、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含むいくつかの実装において、タッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355、又は図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出された時に、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある時、カーソルは「フォーカスセレクタ」として機能し、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な対話を可能にする、タッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aでのタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aでのタッチスクリーン112)を含む一部の実装では、タッチスクリーン上で検出される接触が「フォーカスセレクタ」としての役割を果たすことにより、入力(例えば、接触による押圧入力)が、タッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置で検出されると、その特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調節される。一部の実装では、(例えば、タブキー又は矢印キーを使ってフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることにより)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスが、ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に移動される。これらの実装では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの異なる領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタが採用する具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは、全般的に、ユーザが意図するユーザインタフェースとの対話を(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素を、デバイスに示すことによって)伝達するために、ユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又は、タッチスクリーンディスプレイ上での接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出される間の、対応のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その対応のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
【0185】
本明細書及び特許請求の範囲で使用する時、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。一部の実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、所定の数の強度サンプル、又は所定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増加を検出する前若しくは後、及び/又は接触の強度の減少を検出する前若しくは後)に対して所定の時間期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)内に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の中間値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値など、のうちの1つ以上に基づく。一部の実施形態では、特性強度を判定するために、接触の期間が使用される(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるとき)。一部の実施形態では、動作がユーザによって実行されたか否かを判定するために、特性強度を1つ以上の強度閾値のセットと比較する。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含むことができる。この実施例では、第1の閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第1の動作が実行され、第1の強度閾値を越え、第2の強度閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第2の動作が実行され、第2の閾値を越える特性強度を有する接触の結果として第3の動作が実行される。一部の実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較が、第1の動作又は第2の動作のいずれを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するかどうか(例えば、それぞれの動作を実行するのか、又はそれぞれの動作の実行を省略するのか)を判定するために使用される。
【0186】
一部の実施形態では、特性強度を判定する目的で、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、接触の強度が増加する、開始位置から遷移して終了位置まで達する連続的なスワイプ接触を受け取ってもよい。この実施例では、終了位置における接触の特性強度は、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の部分のみ)に基づいてもよい。一部の実施形態では、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムをそのスワイプ接触の強度に適用してもよい。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非荷重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズム、のうちの1つ以上を含む。一部の状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は低下を除外する。
【0187】
タッチ感知面上の接触の強度は、接触検出強度閾値、軽い押圧強度閾値、深い押圧強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けしてもよい。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作を、デバイスが実行することになる強度に相当する。一部の実施形態では、深い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作とは異なる動作を、デバイスが実行することになる強度に相当する。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、かつ、それを下回ると接触がもはや検出されないわずかな接触検出強度閾値を上回る)特性強度で接触が検出される場合、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従って、フォーカスセレクタを移動させる。全般的には、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェース図の異なるセット間でも一貫している。
【0188】
軽い押圧強度閾値を下回る強度から、軽い押圧強度閾値と深い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と呼ばれる場合がある。深い押圧強度閾値を下回る強度から、深い押圧強度閾値を上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれる場合がある。一部の実施形態では、接触検出強度閾値はゼロである。一部の実施形態では、接触検出強度閾値はゼロを上回る。
【0189】
本明細書で説明する一部の実施形態では、1つ以上の動作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャの検出に応じて、又はそれぞれの接触(又は、複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力の検出に応じて実行され、それぞれの押圧入力は、少なくとも部分的に、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は、複数の接触)の強度の増大の検出に基づいて検出される。一部の実施形態では、それぞれの動作は、押圧入力強度閾値を上回る、対応する接触の強度の増大(例えば、対応する押圧入力の「ダウンストローク」)の検出に応じて実行される。一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る、対応する接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、対応する動作は、その後続の押圧入力閾値を下回る対応する接触の強度の減少(例えば、対応する押圧入力の「アップストローク」)の検出に応じて、実行される。
【0190】
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある不測の入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との所定の関連性を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりもX強度単位低いか、又は、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な比率である)。したがって、一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る対応する接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、対応する動作は、そのヒステリシス強度閾値を下回る、後続の対応する接触の強度の減少(例えば、対応する押圧入力の「アップストローク」)の検出に応じて、実行される。同様に、一部の実施形態では、押圧入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、ヒステリシス強度以下の強度への、後続の接触の強度の減少を検出する場合にのみ検出され、対応する動作は、その押圧入力の検出(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大、又は接触の強度の減少)に応じて、実行される。
【0191】
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応じて、又はその押圧入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかを検出したことに応じて、任意選択的にトリガされる。更に、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて動作が実行されるとして説明される実施例では、その動作は、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る、接触の強度の減少を検出したことに応じて任意選択的に実行される。
【0192】
図5Cは、一部の実施形態に係る、支払取引を完了するために1つ以上の通信チャネルを介して接続された例示的なデバイスを示す。1つ以上の例示的な電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び500)は、入力(例えば、特定のユーザ入力、NFC場)を任意選択的に検出し、(例えば、NFCを使用して)支払情報を任意選択的に送信するように構成されている。1つ以上の電子デバイスは、NFCハードウェアを任意選択的に含み、NFC対応型となるように構成されている。
【0193】
電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び500)は任意選択的に、1つ以上の支払アカウントのそれぞれと関連付けられた支払アカウント情報を記憶するように構成されている。支払アカウント情報は、例えば、人の又は会社の名前、請求先住所、ログイン、パスワード、口座番号、有効期限、セキュリティコード、電話番号、支払アカウントと関連付けられた銀行(例えば、発行銀行)、及びカードネットワーク識別子、のうちの1つ以上を含む。一部の実施例では、支払アカウント情報は、(例えば、デバイスで撮影した及び/又はデバイスで受信した)支払カードの写真などの画像を含む。一部の実施例では、電子デバイスは、少なくとも一部の支払アカウント情報(例えば、ユーザが入力したクレジット、デビット、口座、又はギフトカードの番号及び有効期限)を含むユーザ入力を受信する。一部の実施例では、電子デバイスは、(例えば、デバイスのカメラセンサが取り込んだ支払カードの)画像から、少なくとも一部の支払アカウント情報を検出する。一部の実施例では、電子デバイスは、別のデバイス(例えば、別のユーザデバイス又はサーバ)から少なくとも一部の支払アカウント情報を受信する。一部の実施例では、電子デバイスは、ユーザのアカウント又はユーザデバイスが以前に購入を行った又は支払アカウントデータを特定した別のサービス(例えば、オーディオ及び/又はビデオファイルを賃貸又は販売するためのアプリ)と関連付けられたサーバから、支払アカウント情報を受信する。
【0194】
一部の実施形態では、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び500)に支払アカウントが追加され、この結果、支払アカウント情報が電子デバイスに確実に記憶される。一部の実施例では、ユーザがかかる処理を開始した後、電子デバイスは、支払アカウントに関する情報を取引調整サーバに送信し、次いで取引調整サーバは、情報の妥当性を保証するために、アカウントに関する支払ネットワークによって運用されるサーバ(例えば、支払サーバ)と通信する。電子デバイスは任意選択的に、電子デバイスがアカウントに関する支払情報をセキュア要素上にプログラムすることを可能にするスクリプトをサーバから受信するように構成されている。
【0195】
一部の実施形態では、電子デバイス100、300、及び500同士の間の通信により、取引(例えば、全般的に、又は特定の取引)が容易になる。例えば、第1の電子デバイス(例えば、100)は、プロビジョニングデバイス又は管理デバイスとしての役割を果たすことができ、新しい又は更新された支払アカウントデータの通知(例えば、新しいアカウントに関する情報、既存のアカウントに関する更新された情報、及び/又は既存のアカウントに関連するアラート)を、第2の電子デバイス(例えば、500)に送ることができる。別の実施例では、第1の電子デバイス(例えば、100)は、第2の選択デバイスにデータを送ることができ、この場合データは、第1の電子デバイスにおいて容易になった支払取引についての情報を反映している。情報は、支払額、使用されるアカウント、購入の時間、及びデフォルトのアカウントが変更されたか否か、のうちの1つ以上を任意選択的に含む。第2のデバイス(例えば、500)は、かかる情報を任意選択的に使用して、(例えば、学習アルゴリズム又は明示的なユーザ入力に基づいて)デフォルトの支払アカウントを更新する。
【0196】
電子デバイス(例えば、100、300、500)は、様々なネットワークのいずれかを介してそれぞれと通信するように構成されている。例えば、デバイスは、(例えば、従来のBluetooth接続又はBluetooth Low Energy接続を含む)Bluetooth接続550を使用して、又はWiFiネットワーク552を使用して通信する。ユーザデバイス同士の間の通信は任意選択的に、デバイス間で情報が不適切に共有される可能性を低減するように調整される。例えば、支払情報に関連する通信は、通信中のデバイスがペアリングされる(例えば、明示的なユーザ対話を介して互いと関連付けられる)か、又は同じユーザアカウントと関連付けられることを必要とする。
【0197】
一部の実施形態では、任意選択的にNFC対応型とされる販売時点(POS)支払端末610と通信するために、電子デバイス(例えば、100、300、500)が使用される。通信は、様々な通信チャネル及び/又は技術を使用して、任意選択的に行われる。1つの実施例では、電子デバイス(例えば、100、300、500)は、NFCチャネル554を使用して支払端末610と通信する。一部の実施例では、支払端末610は、ピアツーピアNFCモードを使用して電子デバイス(例えば、100、300、500)と通信する。電子デバイス(例えば、100、300、500)は任意選択的に、支払アカウントに関する支払情報(例えば、デフォルトのアカウント又は特定の取引のために選択されたアカウント)を含む信号を、支払端末610に送信するように構成されている。
【0198】
一部の実施形態では、信号の生成及び/又は送信は、電子デバイス(例えば、100、300、500)内のセキュア要素によって制御される。セキュア要素は、支払情報の公開の前に、特定のユーザ入力を任意選択的に要求する。例えば、セキュア要素は、電子デバイスを着用中であることの検出、ボタン押下の検出、パスコードの入力の検出、タッチの検出、(例えば、アプリケーションとの対話中に受信された)1つ以上の選択肢選択の検出、指紋署名の検出、音声若しくは音声コマンドの検出、及び/又は、ジェスチャ若しくは動き(例えば、回転又は加速)の検出を、任意選択的に必要とする。一部の実施例では、別のデバイス(例えば、支払端末610)との通信チャネル(例えば、NFC通信チャネル)が入力の検出から規定された時間期間内に確立される場合、セキュア要素は、他のデバイス(例えば、支払端末610)に送信されることになる支払情報を公開する。一部の実施例では、セキュア要素は、セキュア情報の公開を制御するハードウェア構成要素である。一部の実施例では、セキュア要素は、セキュア情報の公開を制御するソフトウェア構成要素である。
【0199】
一部の実施形態では、取引参加に関連するプロトコルは、例えば、デバイスの種類に依存する。例えば、支払情報を生成及び/又は送信するための条件は、ウェアラブルデバイス(例えば、デバイス500)及び電話機(例えば、デバイス100)に関して異なっている可能性がある。例えば、ウェアラブルデバイスに関する生成及び/又は送信条件は、(例えば、セキュリティ検証後に)ボタンが押下されていることの検出を含み、一方、電話機に関する対応する条件は、ボタンの押し下げを必要とせず、代わりにアプリケーションとの特定の対話の検出を必要とする。一部の実施例では、支払情報を送信及び/又は公開するための条件は、複数のデバイスのそれぞれにおいて特定の入力を受信することを含む。例えば、支払情報の公開は、デバイス(例えば、デバイス100)における指紋及び/又はパスコードの検出、並びに、別のデバイス(例えば、デバイス500)上での機械的入力(例えば、ボタン押下)の検出を、任意選択的に必要とする。
【0200】
支払端末610は、支払が認証されているか否かを判定するために支払サーバ560に送信すべき信号を生成するために、支払情報を任意選択的に使用する。支払サーバ560は任意選択的に、支払アカウントと関連付けられた支払情報を受信する、及び提示された購入が認証されているか否かを判定するように構成された、任意のデバイス又はシステムを含む。一部の実施例では、支払サーバ560は、発行銀行のサーバを含む。支払端末610は、支払サーバ560と、直接的に、又は1つ以上の他のデバイス若しくはシステム(例えば、加盟店銀行のサーバ及び/又はカードネットワークのサーバ)を介して間接的に、通信する。
【0201】
支払サーバ560は、支払情報の少なくとも一部を任意選択的に使用して、ユーザアカウント(例えば、562)のデータベースの中からユーザアカウントを識別する。例えば、それぞれのユーザアカウントは、支払情報を含む。アカウントは、任意選択的に、特定の支払情報がPOS通信からの支払情報と一致しているアカウントの場所を特定することによって、場所を特定される。一部の実施例では、提供された支払情報が整合しない(例えば、有効期限がクレジット、デビット、又はギフトカード番号に対応していない)ときに、又はPOS通信からの支払情報と一致している支払情報を含むアカウントが存在しないときに、支払が拒否される。
【0202】
一部の実施形態では、ユーザアカウントに関するデータは、1つ以上の制限(例えば、信用限度)、現在の又は以前の残高、以前の取引の日、位置、及び/又は額、アカウント状態(例えば、アクティブである、又は凍結されている)、及び/又は認証命令。一部の実施例では、支払サーバ(例えば、560)は、かかるデータを使用して、支払を認証すべきか否かを判定する。例えば、支払サーバは、購入額を現在の残高に追加した結果アカウントの限度を超えることになるとき、アカウントが凍結されているとき、以前の取引額が閾値を超えるとき、又は以前の取引回数若しくは頻度が閾値を超えるときは、支払を拒否する。
【0203】
一部の実施形態では、支払サーバ560は、提示された購入が認証されるか又は拒否されるかを示すことで、POS支払端末610に応答する。一部の実施例では、POS支払端末610は、この結果を識別するための信号を電子デバイス(例えば、100、300、500)に送信する。例えば、POS支払端末610は、(例えば、ユーザデバイス上の取引アプリを管理する取引調整サーバを介して)購入が認証されるとき、電子デバイス(例えば、100、300、500)にレシートを送る。一部の事例では、POS支払端末610は、この結果を示す出力(例えば、視覚出力又はオーディオ出力)を提示する。支払は、認証処理の一部として加盟店に送ることができるか、又は後で送ることができる。
【0204】
一部の実施形態では、電子デバイス(例えば、100、300、500)は、POS支払端末610に関与せずに完了される取引に参加する。例えば、機械的入力が受け取られていることを検出するとすぐに、電子デバイス(例えば、100、300、500)内のセキュア要素は、支払情報を公開して、電子デバイス上のアプリケーションがこの情報にアクセスする(例えば、及び、アプリケーションと関連付けられたサーバに情報を送信する)ことを可能にする。
【0205】
ここで、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイスで実施することができるユーザインタフェース(「UI」)及び関連付けられた処理の実施形態に注目する。
【0206】
以下に記載される一部の実施形態は、ロイヤルティアカウントに関する。例えば、ロイヤルティアカウントは、顧客/メンバーに報いる構造化されたマーケティング活動を提供するロイヤルティプログラムのアカウントであってよい。ロイヤルティアカウントは任意選択的に、1つの特定の会社、店舗、又は店舗のチェーンに固有のものである。会社(例えば小売店又は店舗のチェーン)は、ロイヤルティアカウントを使用して、購入、又はユーザ(例えば、購入者)についての他の情報を追跡することができる。ロイヤルティアカウントは典型的には、現在の若しくは将来の購入に対する割引の、及び/又は、将来の購入若しくはギフトに対して使用できるポイントの割り当ての権利を、ユーザに与える。一部の実施例では、ロイヤルティアカウントは、支払を行うためには使用できない。一般に、ロイヤルティアカウントは、金銭的な支払を行うためには使用できない。
【0207】
以下に記載される一部の実施形態は、プライベートラベルアカウントに関する。例えば、プライベートラベルアカウントは、特定の加盟店、独立販売者、又は製造者を表すよう銘打った支払アカウントを含む。一部のプライベートラベルカード及びプライベートラベルアカウントは、特定の加盟店でのみ受け付けられるか、又は、特定の加盟店でのみ利用可能な何らかの利益を提供できる。例えば、特定の加盟店が、その特定の加盟店を通して購入を行うときにだけ使用可能なプライベートラベルアカウントを、顧客に提供できる。加盟店は多くの場合、プライベートラベルアカウントを提供することを選好するが、その理由は、プライベートラベルアカウントが、その加盟店を利用して買い物をする別の方法を顧客に提供して、この結果売上が伸びるとともに、便利な支払の選択肢が顧客に提供されるからである。
【0208】
図6A図6Fは、一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウントなどのアカウントを電子デバイスにリンクするための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、アカウントを電子デバイスにリンクすることにより、リンクされたアカウントの表現が電子デバイスの電子財布アプリケーション内に配置され、その後ユーザがリンクされたアカウントについての詳細を支払端末に送信することが可能になる。これらの図のユーザインタフェースは、図7の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0209】
図6A図6Bは、支払端末610(例えば、非接触支払端末)を示す。支払端末610は、キーパッド614を含んでよい。図6Aに示すように、ユーザは、支払取引を行っている間に、キーパッド614を使用して、特定のアカウントと関連付けられた電話番号又は他の識別番号を入力できる。例えば、ユーザは、ロイヤルティアカウントを電子デバイス100に事前にリンクしていない場合があり、この場合、電子デバイスを使用してロイヤルティアカウント情報を支払端末610に提供できない。ユーザが電話番号又は他の識別情報を入力してしまうと、支払端末はユーザと関連付けられたロイヤルティアカウントを判定できる。例えば、ユーザは、スーパーマーケット又は他の小売店において、ロイヤルティアカウント情報を要求する支払端末に出会う場合がある。あるいは、ユーザは、ロイヤルティアカウントを持っていない場合があり、かつ、どのロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供することも拒否する場合がある。一部の実施形態では、取引のために、ユーザは、支払取引中にスキャン、スワイプ、又はそれ以外の方法で読み取られ支払取引と関連付けられる、物理的なロイヤルティカードを使用する。
【0210】
図6Bに示すように、支払端末610は、(例えば、支払アカウントに基づいた)支払の要求及び受け取りができるようにすることもできる。一部の実施例では、支払端末610は、NFC対応型である。図6Cは、支払端末が支払アカウント情報を要求した後で、ユーザが電子デバイス100を支払端末610のフィールド612内に置くのを示す。電子デバイス100は、ディスプレイと、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの、1つ以上の無線アンテナ)と、を含む。本文書全体を通して言及されるように、支払端末は、NFC対応型非接触支払端末であってよく、フィールド612は、非接触支払端末610が生成したNFCフィールドであってよい。
【0211】
電子デバイス100は、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末610に送信し、この場合、支払アカウント情報により、支払端末が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末に送信される。
【0212】
支払端末を用いて支払取引を行った後で、電子デバイスは、リモートソースから(例えば、1つ以上の無線通信要素を介して支払端末から、又はインターネット接続を介してリモートサーバから)、ロイヤルティアカウント(例えば、支払取引において使用されたか又はそれ以外で支払取引と関連付けられているがまだデバイスと関連付けられておらず取引中にデバイスによって提供されなかった既存のロイヤルティアカウント、又は、支払取引の関係者であった加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウント)のロイヤルティ情報(例えば、ロイヤルティ番号又はサインアップウェブページへのリンク)を受け取る。例えば、ロイヤルティ情報は、支払端末から、又は支払端末に通信可能に接続されたサーバから、受け取ることができる。
【0213】
図6Dでは、デバイスは、ディスプレイ上に、(例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスの電子財布に追加するための)リンクアフォーダンス602を表示する。
【0214】
図6Eでは、デバイスは、リンクアフォーダンス602のアクティブ化に対応するユーザ入力(例えば、ユーザは、リンクアフォーダンス602を右にスライドさせるか、又はリンクアフォーダンス602上でタップする)を受け取る。ユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606を表示する。
【0215】
ユーザインタフェース606は、ロイヤルティアカウントと関連付けられた小売店の名前(例えば、「Super Market Inc.」)、ユーザの名前用のフィールド608、ロイヤルティアカウントの口座番号用のフィールド618、ユーザのアドレス(例えば、メーリング又は電子メール)用のフィールド620、リクエストに対してロイヤルティアカウントが自動的に提供され得るか否かをユーザが指定できるようにするための選択肢(例えば、アフォーダンス622)、ロイヤルティアカウントの電子デバイスへのリンクを拒否するためのキャンセル選択肢(例えば、キャンセルアフォーダンス604)、及び、ロイヤルティアカウントを電子デバイスに(例えば、電子デバイスの電子財布に)追加するための追加選択肢(例えば、確認アフォーダンス624)のうちの、1つ以上を含んでよい。
【0216】
一部の実施形態によれば、リンクアフォーダンス602を表示する前に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないと判定する。例えば、この判定により、デバイスが役に立たない通知を回避することが可能になる(例えば、ロイヤルティアカウントが電子デバイスに既にリンクされているときにリンクアフォーダンス602を表示しない)。
【0217】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ情報は、ロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む。例えば、ロイヤルティ情報は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント番号、又はロイヤルティアカウントに対応する別の識別子を含んでよい。
【0218】
一部の実施形態によれば、支払取引は、支払アカウントと加盟店との間の支払取引である。ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606は、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールド(例えば、608、618、620、622)を含む。1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドは、加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントを設定することと関連付けられた情報を投入されている。一部の実施例では、フィールドの内容は、電子デバイスのユーザの名前、電話番号、電子メール、及び/又はメーリングアドレスなどの、電子デバイスにおいてローカルに利用可能な情報を使用して、事前に投入されている。この情報は、例えば、電子デバイスの電子電話帳又は電子デバイス上のデータベースから取得できる。一部の実施形態では、事前にデータ投入されたフィールドは、加盟店又は加盟店と関連付けられたエンティティによって任意選択的に提供された、支払取引後にデバイスに提供されたロイヤルティアカウントに対応する情報(例えば、ロイヤルティアカウント番号又はロイヤルティアカウントと関連付けられた加盟店の名前)を含む。したがって、ユーザは、ユーザインタフェース606を使用して、新しいロイヤルティアカウントを迅速に設定することができる。
【0219】
一部の実施形態によれば、図6Eに示すように、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606は、(例えば、事前にデータ投入されたフィールドと同時に表示された)キャンセルアフォーダンス604を含む。電子デバイスは、キャンセルアフォーダンス606のアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取る。Iキャンセルアフォーダンス606のアクティブ化に対応するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールド(例えば、608、618、620、622)の内容を送信するのを取り止める。こうして、デバイスがロイヤルティアカウント設定をキャンセルするユーザ入力を検出する場合、ユーザの事前に投入された情報は第3者に送信されず、ユーザがロイヤルティプログラムへの参加及び/又は自身のデジタル財布へのロイヤルティカードの追加によって情報を共有することを選ばない限りは、ユーザのプライベート情報は第3者と共有されない。
【0220】
一部の実施形態によれば、リンクアフォーダンス602のアクティブ化の後で、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定622の選択に対応する入力を受け取り、この場合、設定は、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力(例えば、ユーザ入力)がない場合の、続く取引中のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態(例えば、ユーザが構成した選好)を識別する。例えば、ユーザは、支払端末が情報を要求するときに電子デバイスがロイヤルティアカウントのアカウント情報を提供すべきか否かを識別する入力を提供できる。一部の実施形態では、ユーザは、支払端末が情報を要求するときに電子デバイスがロイヤルティアカウントのアカウント情報を提供すべきか否かに関する、事前選択された選択肢を受け入れる。
【0221】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606は、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンス624を含む。電子デバイスは、確認アフォーダンス624のアクティブ化を受け取り、確認アフォーダンス624のアクティブ化の受け取りに応答して、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクする。例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクすることにより、ロイヤルティアカウントが電子デバイスの電子財布に追加される。ロイヤルティアカウントが事前に存在しているロイヤルティアカウントであるとき、デバイスは、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための迅速な技法を提供できる。
【0222】
図6Fは、電子デバイスにリンクされているロイヤルティアカウントを含む電子財布の例示的なユーザインタフェースを示す。電子財布のユーザインタフェースは、リンクされたロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティアカウントカードの、表示された視覚的グラフィック表現626を含む。例えば、グラフィック表現は、関連付けられた小売店によってユーザに分配される、ロイヤルティアカウントと関連付けられた物理的なロイヤルティアカウントカードの背景画像を含んでよい。物理的なロイヤルティアカウントカードと同じ背景画像を表示することにより、どのロイヤルティアカウントが表示又はアクセスされているかを、ユーザが容易に認識することが可能になる。
【0223】
一部の実施形態では、ロイヤルティ情報を受け取る(及びアフォーダンス602を表示する)前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る。例えば、図6Cでは、支払端末610は、特定の小売店のロイヤルティアカウントに関するアカウント情報を要求することができる。第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末に、第1のタイプのロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信する。例えば、ユーザがロイヤルティアカウントを支払端末610に手作業でキー入力済みの場合であっても、支払端末610はNFCを使用して、電子デバイスがまだ適当なロイヤルティカードをリンクされていないことを確認できる。
【0224】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して(例えば、電子財布にリンクされた支払アカウントの支払アカウント情報を使用して)行われる。例えば、支払アカウントは、図6Fに示すように、電子デバイスに事前にリンクされた。電子デバイスの電子財布は、(リンクされたロイヤルティアカウントに加えて)複数のアカウントの支払情報(及び表現)を含んでよい。図6Fでは、電子財布は、Visaの支払アカウントと関連付けられたVisaのクレジットカードの視覚的グラフィック表現628、American Expressの支払アカウントと関連付けられたAmerican Expressのクレジットカードの視覚的グラフィック表現630、及びコーヒーショップのロイヤルティアカウントと関連付けられたコーヒーショップのロイヤルティカードの視覚的グラフィック表現632を含む。電子財布はまた、これらのアカウントに関する、対応する支払アカウント情報又はロイヤルティアカウント情報も含んでよい。
【0225】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、この場合、第2の支払アカウントは、既出の支払アカウントとは別である。
【0226】
上記の記載は主として支払取引の文脈に関するが、支払取引の文脈外で同様の技法を使用できる。例えば、NFC読み取りを含む専用のロイヤルティカード端末が、電子デバイスにロイヤルティ情報をプッシュすることができる。
【0227】
図7は、一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウントなどのアカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。方法700は、ディスプレイと1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)とを備えたデバイス(例えば、100、300、500)において実行される。方法700のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0228】
以下において説明されるように、方法700は、ロイヤルティアカウントなどのアカウントを電子デバイスにリンクするための直感的な方法を提供する。この方法は、アカウントを電子デバイスにリンクするユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがアカウントを電子デバイスにより高速かつより効率的にリンクすることを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0229】
ブロック702では、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末(例えば、610)に送信し、この場合、支払アカウント情報により、支払端末(例えば、610)が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末(例えば、610)に送信されてよい。
【0230】
ブロック704では、支払端末(例えば、610)を用いて支払取引を行った後で、電子デバイスは、リモートソースから(例えば、1つ以上の無線通信要素を介して支払端末から、又はインターネット接続を介してリモートサーバから)、ロイヤルティアカウント(例えば、支払取引において使用されたか又はそれ以外で支払取引と関連付けられているがまだデバイスと関連付けられておらず取引中にデバイスによって提供されなかった既存のロイヤルティアカウント、又は、支払取引の関係者であった加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウント)のロイヤルティ情報(例えば、ロイヤルティ番号又はサインアップウェブページへのリンク)を受け取る。例えば、ロイヤルティ情報は、支払端末から、又は支払端末に通信可能に接続されたサーバから、受け取ることができる。
【0231】
ブロック706では、電子デバイスは、ディスプレイ上に、リンクアフォーダンス(例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスの電子財布に追加するための、リンクアフォーダンス602)を表示する。
【0232】
ブロック708では、電子デバイスは、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力(例えば、電子デバイスのタッチ感知面上でのスワイプ又はタップ)を受け取る。
【0233】
ブロック710では、ユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース606)を表示する。
【0234】
一部の実施形態によれば、リンクアフォーダンス(例えば、602)を表示する前に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないと判定する。
【0235】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ情報は、ロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む。例えば、ロイヤルティ情報は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント番号、又はロイヤルティアカウントに対応する別の識別子を含んでよい。
【0236】
一部の実施形態によれば、支払取引は、支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606は、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールド(例えば、608、618、620、622)を含む。1つ以上の事前にデータ投入されたフィールド(例えば、608、618、620、622)は、加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントを設定することと関連付けられた情報を投入されている。一部の実施例では、フィールド(例えば、608、620)の内容は、電子デバイスのユーザの名前、電話番号、電子メール、及び/又はメーリングアドレスなどの、電子デバイスにおいてローカルに利用可能な情報を使用して、事前に投入されている。この情報は、例えば、電子デバイスの電子電話帳又は電子デバイス上のデータベースから取得できる。一部の実施形態では、事前にデータ投入されたフィールド(例えば、618)は、支払取引後にデバイスに提供されたロイヤルティアカウントに対応する情報(例えば、ロイヤルティアカウント番号又はロイヤルティアカウントと関連付けられた加盟店の名前)を含む。
【0237】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース606は、キャンセルアフォーダンス(例えば、事前にデータ投入されたフィールドと同時に表示された、604)を含む。電子デバイスは、キャンセルアフォーダンス(例えば、604)のアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取る。キャンセルアフォーダンス(例えば、604)のアクティブ化に対応するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールド(例えば、608、618、620、622)の内容を送信するのを取り止める。こうして、デバイスがロイヤルティアカウント設定をキャンセルする入力を検出する場合、ユーザの事前に投入された情報は、第三者に送信されない。
【0238】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェース(例えば、606)は、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンス(例えば、624)を含む。電子デバイスは、確認アフォーダンス(例えば、624)のアクティブ化を受け取る。確認アフォーダンス(例えば、624)のアクティブ化の受け取りに応答して、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクする。例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクすることにより、ロイヤルティアカウントが電子デバイスの電子財布に追加される。ロイヤルティアカウントが事前に存在しているロイヤルティアカウントであるとき、デバイスは、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための迅速な技法を提供できる。
【0239】
一部の実施形態によれば、リンクアフォーダンス(例えば、602)のアクティブ化の後で、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定(例えば、622)の選択に対応する入力を受け取る。設定は、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態(例えば、ユーザが構成した選好)を識別する。例えば、ユーザは、支払端末が情報を要求するときに電子デバイスがロイヤルティアカウントのアカウント情報を提供すべきか否かを識別する入力を提供できる。
【0240】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ情報を受け取る前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末(例えば、610)から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る(例えば、支払端末は、特定の小売店のロイヤルティアカウントに関するアカウント情報を要求することができる)。第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末(例えば、610)に、第1のタイプのロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信する。例えば、ユーザがロイヤルティアカウントを支払端末(例えば、610)に手作業でキー入力する場合であっても、支払端末(例えば、610)はNFCを使用して、電子デバイスがまだ適当なロイヤルティカードをリンク(例えば、プロビジョニング)されていないことを確認できる。
【0241】
一部の実施形態によれば、支払取引は、(例えば、628で表される)電子デバイスの電子財布の支払アカウントを用いて行われた。例えば、支払アカウントは、電子デバイスに事前にリンクされた。
【0242】
一部の実施形態によれば、電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた(例えば、630で表される)第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、この場合、第2の支払アカウントは、(例えば、628で表される)既出の支払アカウントとは別である。
【0243】
方法700に関して上述された処理(例えば、図7)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900、1100、1300、1500、1700、及び1900は、方法700を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法900、1100、1300、1500、1700、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法700に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0244】
図8A図8Hは、一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、支払端末は、特定の加盟店のロイヤルティアカウントプログラムに関するロイヤルティアカウント情報を要求してよい。電子デバイスは、ロイヤルティ共有条件を使用して、要求されたロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供すべきか否かを判定する。これらの図のユーザインタフェースは、図9の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。一部の実施例では、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、タッチ感知面)と、を含む。
【0245】
図8Aは、ロイヤルティアカウント情報を受け取るように構成された非接触支払端末610を示す。例えば、ユーザは、スーパーマーケット又は他の小売店において勘定を済ませる際に、かかる非接触支払端末610に出会う場合がある。
【0246】
図8Bでは、ユーザは、電子デバイスを非接触支払端末610のフィールド612内に置く。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末610(例えば、NFCを使用して電子デバイスと通信する非接触支払端末)から、先に進むための認証が(例えば、電子デバイスのユーザによって)電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている(例えば、パスコードがタッチスクリーン、物理キーボード上で入力されている、又は、電子デバイス内に埋め込まれる指紋センサなどの生体認証センサによって生体認証が提供されている)支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報(例えば、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報)のリクエストを受け取る。
【0247】
ロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、電子デバイスは、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否か(例えば、デバイスがこの特定のロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報をこの特定の非接触支払端末において自動的に提供することを、ユーザが事前に認証しているか否か)を判定する。一部の実施形態では、ロイヤルティ共有条件が満足され、電子デバイスはロイヤルティアカウントと関連付けられた設定(例えば、図6Eの622)の選択に対応する入力を事前に受け取っており、この場合、設定は、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力(例えば、ユーザ入力)がない場合の、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を提供するための状態(例えば、ユーザが構成した選好)を識別する。
【0248】
ロイヤルティ共有条件が満足されている(例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするときに、図6Eのユーザセット622が「オン」に設定される)との判定に従って、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信する(例えば、ロイヤルティアカウント情報は、電子デバイスによって検出される更なる入力を伴わずに、自動的に送信される)。
【0249】
ロイヤルティ共有条件が満足されていない(例えば、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするときに図6Eのユーザセット622が「オフ」に設定されるか、又は全く設定されない)との判定に従って、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止める。
【0250】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、電子デバイスは、支払取引を進めるための認証が提供されると判定し、この場合、1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することは、別個の認証を要求することなく行われる。例えば、デバイスは、支払取引を進めるために(例えば、デバイスが非接触支払端末からからリクエストを受け取る前に)デバイスがユーザによって事前に認証されているか否かを、又は、ユーザが支払取引を進めるために現在デバイスを認証中である(例えば、ユーザが認証のために指紋センサ上に指を置いている)か否かを判定する。
【0251】
図8Cに示すように、一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず(例えば、図6Eのユーザセット622が設定されていない)、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を(例えば、自動的に)提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、電子デバイスに記憶されていない、との判定に従って、電子デバイスは、ロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために確認(例えば、ユーザからの確認)を要求するアラート(例えば、視覚的な、オーディオの、及び/又は触覚的なアラート、図8Cのユーザインタフェース)を提供する。例えば、ユーザは、デバイスが要求されたロイヤルティアカウント情報を自動的に提供すべきか否かを指定していない場合がある。結果として、デバイスはユーザに、ユーザに非接触支払端末610がロイヤルティアカウント情報を要求していることを通知するための、オーディオの、視覚的な、及び/又は触覚的なフィードバックを介して、警告する。
【0252】
例えば、図8Cのユーザインタフェースは、要求されたロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティアカウントカードの視覚的グラフィック表現802、認証を要求する通知814、アクティブ化されるとキーパッドを使用したパスコード認証入力が可能になるアフォーダンス804、アクティブ化されると要求されたロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に提供するための認証の提供を拒否する拒否アフォーダンス、及び第2のロイヤルティアカウントの異なる視覚的グラフィック表現808を含んでよい。
【0253】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ702を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ702上で指紋を検出している間に(例えば、ユーザはデバイスをフィールド612内に置いており、自身の指が指紋センサ上にある)、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信するための認証を要求する通知(例えば、814、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの視覚的な、オーディオの、又は触覚的なアラート)を提供する。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末610のフィールド612から取り出され、非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出する。図8Fに示すように、デバイスが非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出することに応答して(及び、非接触支払端末のフィールド610内にある間に)、電子デバイスは、(例えば、電子デバイスの指紋センサ上のユーザの指紋をチェックし、取引を行うためにこの指紋が認証されると確認することによって)取引を認証できる登録済みの指紋と、指紋が一致すると判定する。取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、電子デバイスは、(例えば、1つ以上の無線通信要素を介して)ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信する。この場合、デバイスはユーザの指が指紋センサ816上にある状態でフィールド612内に置かれていることを検出し、デバイスはロイヤルティカードの使用を認証するようユーザに警告し、デバイスは電子デバイスをフィールド612から取り出したことを検出し、次いでデバイスは、ユーザが指紋センサ816から指を上げることなくフィールド612内へと戻されていることを検出することによって、ロイヤルティカードを使用するための認証を受け取る。
【0254】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ816を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ816上で指紋を検出している間に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信するための認証を要求する(例えば、視覚的な、オーディオの、又は触覚的な)通知814を提供する。図8Dに示すように、電子デバイスは、既出のロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウント(例えば、808と関連付けられたアカウント)を選択するユーザ入力を受け取る(例えば、第2のアカウントのグラフィック表現808のアクティブ化を検出する、ユーザがデバイスをシェイクする又は傾けるのを検出する)。一部の実施例では、図8Eに示すように、電子デバイスは、第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力の確認通知を表示する(例えば、ディスプレイの上部に第2のアカウントのグラフィック表現808を表示する)。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末610のフィールド612から取り出され、非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出し、図8Fに示すように、デバイスが非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出することに応答して(及び、非接触支払端末のフィールド内にある間に)、電子デバイスは、(例えば、電子デバイスの指紋センサ上のユーザの指紋をチェックし、取引を行うためにこの指紋が認証されると確認することによって)取引を認証できる登録済みの指紋と、指紋が一致すると判定し、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、電子デバイスは、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信する。この場合、ユーザは電子デバイスを指が指紋センサ816上にある状態でフィールド612内に置き、ユーザはロイヤルティカードの使用を認証するためのアラートを受け取り、ユーザは電子デバイスをフィールド612から取り出し、ユーザは(例えば、デバイスをシェイクする又は傾けることによって)ロイヤルティカードを切り替え、次いで、指紋センサ816から指を上げることなく電子デバイスをフィールド612内へと戻すことによって、ロイヤルティカードの使用を認証する。
【0255】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ816を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ816上で指紋を検出している間に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知814(例えば、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの、視覚的な、オーディオの、又は触覚的なアラート)を提供する。図8Dに示すように、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取る(例えば、アフォーダンス806のアクティブ化の検出、ユーザがデバイスをシェイクするか又は傾けることの検出)。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末610のフィールド612から取り出され、非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出する。図8Fに示すように、デバイスが非接触支払端末610のフィールド612内へと戻されていることを検出することに応答して(及び、非接触支払端末のフィールド内にある間に)、電子デバイスは、(例えば、電子デバイスの指紋センサ816上のユーザの指紋をチェックし、取引を行うためにこの指紋が認証されると確認することによって)取引を認証できる登録済みの指紋と、指紋が一致すると判定する。取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して(及び、非接触支払端末のフィールド内にある間に)、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信することなく支払取引を進める(例えば、電子デバイスによってロイヤルティアカウント情報が提供されない見込みであるとの表示を非接触支払端末に送信する、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供を拒否する、かつ/又は、支払取引がロイヤルティアカウント情報なしで進行することを要求する)。この場合、ユーザは自身の指が指紋センサ816上にある状態で電子デバイスをフィールド612内に置き、ユーザはロイヤルティカードの使用を認証するためのアラートを受け取り、ユーザは電子デバイスをフィールド612から取り出し、ユーザは(例えば、デバイスをシェイクするか又は傾けることによって)ロイヤルティカードの使用を拒否し、次いで、指紋センサ816から自身の指を上げることなく電子デバイスをフィールド612内へと戻すことによって、(例えば、デフォルトの支払アカウントを使用して)ロイヤルティを伴わずに(例えば、ロイヤルティアカウントを使用することなく)支払を認証する。
【0256】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、電子デバイスは、確認を促すことなく支払アカウントを使用して支払取引を進める。例えば、ユーザは、デバイスが要求されたロイヤルティアカウント情報を決して自動的に提供すべきでないと指定している場合がある。結果として、デバイスは単に、クレジットカードと関連付けられたアカウントなどの支払アカウントを使用した支払を進める。デバイスは、非接触支払端末に、ロイヤルティアカウント情報が利用可能でないことを示すことができる。デバイスはまた、非接触支払端末がロイヤルティアカウント情報を要求しているのを、オーディオの、視覚的な、又は触覚的なフィードバックを介してユーザに警告するのを、取り止めることができる。
【0257】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に提供するために(例えば、ユーザ入力に基づいて)電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、これがこの特定の非接触支払端末610がロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を要求している最初である場合には、デバイスは、この端末においてロイヤルティアカウントを使用するためにユーザからの認証を要求するが、ロイヤルティアカウントの使用がこの支払端末において以前に認証されている場合には、デバイスは、ユーザからの追加の認証を要求することなく、支払情報を提供する。
【0258】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末610を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、(例えば、ユーザ入力に基づいて)電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、これが非接触支払端末が小売店の特定の支店においてロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を要求している最初である場合には、デバイスは、この端末においてロイヤルティアカウントを使用するためにユーザからの認証を要求するが、ロイヤルティアカウントの使用がこの支払端末において以前に認証されている場合には、デバイスは、ユーザからの追加の認証を要求することなく、支払情報を提供する。
【0259】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、(例えば、ユーザ入力に基づいて)電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、これが、デバイスが所定の地理的領域(例えば、店舗、都市、又は州)内にある間に、非接触支払端末がロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を要求している最初である場合には、デバイスは、この端末においてロイヤルティアカウントを使用するためにユーザからの認証を要求するが、ロイヤルティアカウントの使用がこの所定の領域内で既に認証されている場合には、デバイスは、ユーザからの追加の認証を要求することなく、支払情報を提供する。
【0260】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末のフィールド(例えば、NFCフィールド)を検出し、非接触支払端末のフィールドを検出する前に、電子デバイスは、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取る(例えば、ユーザは、非接触支払端末610に到達する前に、支払のためにデバイスを事前準備する)。
【0261】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末のフィールド(例えば、NFCフィールド)を検出し、非接触支払端末のフィールドを検出している間に、電子デバイスは、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取る(例えば、ユーザは、非接触支払端末610のところにある間に、支払のためにデバイスを準備する)。
【0262】
一部の実施形態によれば、所定の数のロイヤルティアカウントに関して、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、非接触支払端末610から、(例えば、808と関連付けられた)第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る。非接触支払端末610からの第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、電子デバイスは、支払取引のために非接触支払610に第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止める。例えば、非接触支払端末610は、複数のロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を要求できる。電子デバイスは、単一の支払取引中に、所定の数を超えるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を提供するのを拒否することができる。このことは、非接触支払端末が電子デバイス上にプロビジョニングされたロイヤルティアカウントについての情報を収集するのを防止するのに役立つ。一部の実施形態では、ロイヤルティ情報のリクエストに応答するときにデバイスによって考慮される、時間的閾値が存在する(例えば、5分などの所定の時間量内で、所定の数のロイヤルティアカウント情報リクエストのみが応答される)。
【0263】
一部の実施形態によれば、1つ以上の入力デバイスは指紋センサ816を備え、認証は、電子デバイスの指紋センサ上でそれぞれの指紋を検出することと、指紋センサ上でそれぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、に従って提供された。
【0264】
一部の実施形態によれば、1つ以上の入力デバイスはタッチ感知面を備え、この場合、認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、パスコードを受け取ることに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードとパスコードが一致すると判定することと、に従って提供された。一部の実施形態では、ロイヤルティアカウント情報を提供するための認証は、デバイスのディスプレイ上に表示された通知を用いた対話(例えば、「この取引にロイヤルティカードXの使用を希望しますか」と記されたポップアップ通知に対して、「ok」のユーザ選択を受け取ること)を含む。
【0265】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを用いて行われる。例えば、支払アカウントは、電子デバイスに事前にリンクされた。
【0266】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0267】
図8Fに示すように、ユーザは電子デバイスを、非接触支払端末610のフィールド612内に置く。一部の実施形態によれば、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を非接触支払端末に送信し、この場合、支払アカウント情報により、非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末に送信されてよい。
【0268】
図8Gに示すように、一部の実施形態では、ロイヤルティアカウント情報及び支払アカウント情報を非接触支払端末610に送信した後で、電子デバイスは、支払取引において使用されるロイヤルティアカウントの視覚的グラフィック表現802、及び支払取引において使用される支払アカウントの視覚的グラフィック表現810を表示する。
【0269】
図8Gに示すように、一部の実施形態では、ロイヤルティアカウント情報及び支払アカウント情報を非接触支払端末610に送信する前に、電子デバイスは、支払取引において使用されることになるロイヤルティアカウントの視覚的グラフィック表現802、及び支払取引において使用されることになる支払アカウントの視覚的グラフィック表現810を表示する。
【0270】
図9は、一部の実施形態に係る、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための方法を示すフロー図である。方法900は、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、タッチ感知面、指紋センサ)と、を備えたデバイス(例えば、100、300、500)において実行される。方法900のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0271】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法900は、ロイヤルティアカウント情報を支払端末に提供するための、直感的な方法を提供する。この方法は、アカウントを電子デバイスにリンクするユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがアカウントを電子デバイスにより高速かつより効率的にリンクすることを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0272】
ブロック902では、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末(例えば、610)(例えば、NFCを使用して電子デバイスと通信する非接触支払端末)から、先に進むための認証が(例えば、電子デバイスのユーザによって)電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている(例えば、パスコードがタッチスクリーン、物理キーボード上で入力されている、又は、電子デバイス内に埋め込まれる指紋センサなどの生体認証センサによって生体認証が提供されている)支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報(例えば、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報)のリクエストを受け取る。
【0273】
ブロック904では、ロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、ブロック906~910が実行される。
【0274】
ブロック906では、電子デバイスは、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否か(例えば、デバイスがこの特定のロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報をこの特定の非接触支払端末において自動的に提供することを、ユーザが事前に認証しているか否か)を判定する。
【0275】
ブロック908では、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信する(例えば、ロイヤルティアカウント情報は、電子デバイスによって検出される更なる入力を伴わずに、自動的に送信される)。
【0276】
ブロック910では、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末610に送信するのを取り止める。
【0277】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、電子デバイスは、支払取引を進めるための認証が提供されると判定し、この場合、1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することは、別個の認証を要求することなく行われる。例えば、デバイスは、支払取引を進めるために(例えば、デバイスが非接触支払端末からからリクエストを受け取る前に)デバイスがユーザによって事前に認証されているか否かを、又は、ユーザが支払取引を進めるために現在デバイスを認証中である(例えば、ユーザが認証のために指紋センサ上に指を置いている)か否かを判定する。
【0278】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を(例えば、自動的に)提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、電子デバイスは、ロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために確認(例えば、ユーザからの確認)を要求するアラート(例えば、視覚的な、オーディオの、及び/又は触覚的なもの、図8Cのユーザインタフェース)を提供する。
【0279】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ(例えば、702)を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ(例えば、702)上で指紋を検出している間に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信するための認証を要求する通知(例えば、814)を提供する。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)から取り出され、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることを検出する。例えば、ユーザは、デバイスをフィールド(例えば、612)から取り出して、電子デバイスによって提供された通知を見る。デバイスが非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることの検出に応答して、電子デバイスは、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定する。取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信する。この場合、電子デバイスは、ユーザの指が指紋センサ(例えば、816)上にある間に、フィールド(例えば、612)を検出し、デバイスは、ロイヤルティカードを使用するための認証を要求してユーザに警告する。デバイスは、フィールド(例えば、612)から取り出されていることを検出し、次いで、ユーザの指が引き続き指紋センサ(例えば、816)上にある間に、フィールド(例えば、612)内へと戻されていることを検出する。
【0280】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ(例えば、816)を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ(例えば、816)上で指紋を検出している間に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信するための認証を要求する通知(例えば、814)を提供する。電子デバイスは、既出のロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウント(例えば、808と関連付けられたアカウント)を選択するユーザ入力を受け取る。一部の実施例では、図8Eに示すように、電子デバイスは、第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力の確認通知を表示する(例えば、ディスプレイの上部に第2のアカウントのグラフィック表現808を表示する)。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)から取り出され、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることを検出する。例えば、ユーザは、デバイスをフィールド(例えば、612)から取り出して、第2のロイヤルティアカウントを選択する入力を提供する。デバイスが非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることの検出に応答して、電子デバイスは、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定する。取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、電子デバイスは、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信する。
【0281】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスは、指紋センサ(例えば、816)を含む。ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ(例えば、816)上で指紋を検出している間に、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知(例えば、814)を提供する。電子デバイスは、ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取る(例えば、アフォーダンス806のアクティブ化を検出する)。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)から取り出され、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることを検出する。例えば、ユーザは、デバイスをフィールド(例えば、612)から取り出して、ロイヤルティアカウントの使用を拒否する入力を提供する。デバイスが非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内へと戻されていることの検出に応答して、電子デバイスは、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定する。取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、電子デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信することなく、支払取引を進める。
【0282】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、電子デバイスは、確認を促すことなく支払アカウントを使用して支払取引を進める。
【0283】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に提供するために電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、情報を要求する任意の非接触支払端末に、特定の加盟店の非接触支払端末に、又は特定の位置(例えば、所定の地理的位置)にある非接触支払端末に提供できることを示す、ユーザ入力を受け取ることができる。
【0284】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末(例えば、610)を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を加盟店の第1の支払端末に提供できることを示すユーザ入力を受け取る。ユーザ入力を受け取った結果として、同じ加盟店の他のすべての支払端末に関して、ロイヤルティ共有条件が満足される。別の例では、デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報をガソリンスタンド(例えば、加盟店タイプ)の支払端末に提供できることを示すユーザ入力を受け取る。ユーザ入力を受け取った結果として、(例えば、同じ加盟店タイプの)ガソリンスタンドの他のすべての支払端末に関して、ロイヤルティ共有条件が満足される。
【0285】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。例えば、デバイスは、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を加盟店の小売店(例えば、所定の地理的領域)に配置されている第1の支払端末に提供できることを示す、ユーザ入力を受け取る。ユーザ入力を受け取った結果として、加盟店の同じ小売店(例えば、所定の地理的領域)に配置されている第2の支払端末に関して、ロイヤルティ共有条件が満足される。
【0286】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末(例えば、612)のフィールド(例えば、612)を検出し、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)を検出する前に、電子デバイスは、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取る。
【0287】
一部の実施形態によれば、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末(例えば、612)のフィールド(例えば、612)を検出し、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)を検出している間に、電子デバイスは、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取る。
【0288】
一部の実施形態によれば、所定の数のロイヤルティアカウントに関して、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、非接触支払端末(例えば、610)から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る。非接触支払端末(例えば、610)からの第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、電子デバイスは、支払取引のために非接触支払(例えば、610)に第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止める。
【0289】
一部の実施形態によれば、1つ以上の入力デバイスは指紋センサ(例えば、816)を備え、認証は、電子デバイスの指紋センサ(例えば、816)上でそれぞれの指紋を検出することと、指紋センサ(例えば、816)上でそれぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、に従って提供された。
【0290】
一部の実施形態によれば、1つ以上の入力デバイスはタッチ感知面を備え、この場合、認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、パスコードを受け取ることに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードとパスコードが一致すると判定することと、に従って提供された。
【0291】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを用いて行われる。
【0292】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0293】
ブロック912では、一部の実施形態によれば、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信し、この場合、支払アカウント情報により、非接触支払端末(例えば、610)が支払取引を行うことが可能になる。
【0294】
一部の実施形態では、図8Hに示すように、ロイヤルティアカウント情報及び支払アカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信した後で、電子デバイスは、支払取引において使用されるロイヤルティアカウントの視覚的グラフィック表現(例えば、822)、及び支払取引において使用される支払アカウントの視覚的グラフィック表現(例えば、824)を表示する。例えば、ユーザインタフェースはまた、取引を処理した加盟店の名前(「Super Market Inc.」)、取引の総額(「$126.24」)、取引の日付(「今日」)又は時間(「午後3:06」、ロイヤルティアカウントを使用した結果としての割引額(「$14.33」)、及び支払カードと関連付けられた1つ以上の以前の取引(例えば、826)も含む。
【0295】
一部の実施形態では、ロイヤルティアカウント情報及び支払アカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信する前に、電子デバイスは、支払取引において使用されることになるロイヤルティアカウントの視覚的グラフィック表現(例えば、802)、及び支払取引において使用されることになる支払アカウントの視覚的グラフィック表現(例えば、810)を表示する。
【0296】
方法900に関して上述された処理(例えば、図9)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1100、1300、1500、1700及び1900は、方法900を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、1100、1300、1500、1700、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法900に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0297】
図10A図10Cは、一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、この技法では、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)と、ディスプレイと、を備えた電子デバイス100を使用する。これらの図のユーザインタフェースは、図11の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0298】
図10Aでは、ユーザは電子デバイス100を、非接触支払端末のフィールド612内に置く。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取る(例えば、非接触支払端末のフィールドを検出しロイヤルティアカウントが使用できる位置にデバイスがあると判定する、非接触支払端末から、支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであるという情報を受け取る、又は、非接触支払端末から、利用可能である場合ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであるという情報を受け取る)。
【0299】
図10Bでは、支払取引についての情報の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示1004、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示1002を、同時に表示する。
【0300】
一部の実施形態によれば、電子デバイスがディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示1004及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示1002を同時に表示した後で、電子デバイスは、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して、支払取引を行う。例えば、支払アカウントは電子デバイスに事前にリンクされており、電子デバイスは、支払取引を行うために、支払アカウント情報を非接触支払端末610に提供する。この場合、支払アカウントの表示1004及びロイヤルティアカウントの表示1002は、少なくとも支払取引を行う前に表示される。
【0301】
一部の実施形態によれば、電子デバイスがディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示1004及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示1002を同時に表示する前に、電子デバイスは、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して、支払取引を行う。例えば、支払アカウントは電子デバイスに事前にリンクされており、電子デバイスは、支払取引を行うために、支払アカウント情報を非接触支払端末610に提供する。この場合、支払アカウントの表示1004及びロイヤルティアカウントの表示1002は、少なくとも支払取引を行った後で表示される。
【0302】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末610のフィールド612を検出し、また電子デバイスは、ロイヤルティアカウントが使用できる位置に電子デバイスがあると判定する。
【0303】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末610から、ロイヤルティアカウント情報が支払取引端末において入力済みである(例えば、ユーザが電話番号を入力することによって手入力されている)ことを示す情報を受け取る。
【0304】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末610から、(例えば、非接触支払端末がロイヤルティアカウントを利用可能となった場合に)ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取る。
【0305】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを用いて行われる。例えば、支払アカウントは、電子デバイスに事前にリンクされた。
【0306】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0307】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む。
【0308】
一部の実施形態によれば、支払アカウントはデフォルトの支払アカウントである。
【0309】
一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示1004及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示1002を同時に表示することは、(例えば、支払取引において使用するために提示されたロイヤルティアカウントとして)支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる。先に進むための認証は、電子デバイスの指紋センサ1018上のそれぞれの指紋を検出することを含んでよく、この場合、それぞれの指紋は、支払取引を認証できる登録済みの指紋と一致すると判定される。例えば、デバイスは、検出された指紋からの情報を既知の指紋からの情報に照合することによって、ユーザが認証されたユーザであることを確認するための認証を受け取る。先に進むための認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることを含んでよく、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。
【0310】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末610に送信し、この場合、支払アカウント情報により、非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末に送信されてよい。
【0311】
一部の実施形態によれば、支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、(例えば、非接触支払端末610から受け取られるロイヤルティ情報のリクエストに応答して、支払アカウント情報が非接触支払端末610に提供された後で)非接触支払端末610に送信する。
【0312】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、(例えば、非接触支払端末610から受け取られるロイヤルティ情報のリクエストに応答して、支払アカウント情報が非接触支払端末610に提供される前に)非接触支払端末610に送信する。
【0313】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、(例えば、非接触支払端末610から)、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取る。図10Cに示すように、支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知(例えば、1008、1010、1014)を表示する。
【0314】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認しなかったと判定する。非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認しなかったと判定することに応答して、電子デバイスは支払アカウントの表示を表示し、また、電子デバイスはロイヤルティアカウントの表示の表示を取り止める。
【0315】
一部の実施形態によれば、支払アカウントを非接触支払端末610に送信する前に、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明(例えば、10%オフの購入、ガソリンポイント2倍)を表示する。
【0316】
一部の実施形態によれば、図10Cに示すように、支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明1012(例えば、$20ドル割引)を表示する。
【0317】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示(例えば、「Xサンドイッチを購入しました。Yサンドイッチを購入すれば、次のサンドイッチは無料です!」)を表示する。表示は、支払取引を完了する前に、支払取引を完了した後で、又は支払取引を完了する前及び完了した後の両方で表示される。
【0318】
一部の実施形態では、電子デバイスは、(例えば、支払履歴ログにおいて)支払額1010を表示する。支払額は、支払取引の時に、NFCを介して非接触支払端末から受け取られる。一部の実施形態では、電子デバイスは、(例えば、支払履歴ログにおいて)割引額1102及びロイヤルティアカウントの表現を表示する。割引額は、取引の時に、NFCを介して非接触支払端末から受け取られる。一部の実施形態では、割引額は、インターネットを介して、支払取引の完了後に受け取られる。一部の実施形態では、電子デバイスは、特定の取引の日付/時間、及び取引を処理する小売業者(例えば、加盟店)の名前を表示する。
【0319】
図11は、一部の実施形態に係る、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための方法を示すフロー図である。方法1100は、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)と、ディスプレイと、を備えたデバイス(例えば、100、300、500)において実行される。方法1100のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0320】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法1100は、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するための、直感的な方法を提供する。この方法は、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示を表示するためのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、支払取引に関する支払アカウント及びロイヤルティアカウントの表示をより高速かつより効率的に表示することにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0321】
ブロック1102では、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取る(例えば、非接触支払端末のフィールドを検出しロイヤルティアカウントが使用できる位置にデバイスがあると判定する、非接触支払端末から、支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであるという情報を受け取る、又は、非接触支払端末から、利用可能である場合ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであるという情報を受け取る)。
【0322】
ブロック1104では、支払取引についての情報の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示(例えば、1004)、及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示(例えば、1002)を、同時に表示する。
【0323】
ブロック1106では、一部の実施形態によれば、電子デバイスがディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示した後で、電子デバイスは、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して、支払取引を行う。
【0324】
一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に支払取引に関する支払アカウントの表示(例えば、1004)及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示(例えば、1002)を同時に表示する前に、電子デバイスは、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して、支払取引を行う。
【0325】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、非接触支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)を検出し、また電子デバイスは、ロイヤルティアカウントが使用できる位置に電子デバイスがあると判定する。
【0326】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末(例えば、610)から、ロイヤルティアカウント情報が支払取引端末において入力済みであることを示す情報を受け取る。
【0327】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末(例えば、610)から、ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取る。
【0328】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを用いて行われる。
【0329】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0330】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む。
【0331】
一部の実施形態によれば、支払アカウントはデフォルトの支払アカウントである。
【0332】
一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示(例えば、1004)及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示(例えば、1002)を同時に表示することは、支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる。先に進むための認証は、電子デバイスの指紋センサ(例えば、1018)上のそれぞれの指紋を検出することを含んでよく、この場合、それぞれの指紋は、支払取引を認証できる登録済みの指紋と一致すると判定される。先に進むための認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることを含んでよく、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。
【0333】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信し、この場合、支払アカウント情報により、非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。
【0334】
一部の実施形態によれば、支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信する。
【0335】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末(例えば、610)に送信する。
【0336】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、(例えば、非接触支払端末610から)、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取る。支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知(例えば、1008、1010、1014)を表示する。
【0337】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認しなかったと判定する。非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認しなかったと判定することに応答して、電子デバイスは支払アカウントの表示を表示し、また、電子デバイスはロイヤルティアカウントの表示の表示を取り止める。
【0338】
一部の実施形態によれば、支払アカウントを非接触支払端末610に送信する前に、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明を表示する。
【0339】
一部の実施形態によれば、支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明1012を表示する。
【0340】
一部の実施形態によれば、電子デバイスが支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、電子デバイスは、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示を表示する。表示は、支払取引を完了する前に、支払取引を完了した後で、又は支払取引を完了する前及び完了した後の両方で表示される。
【0341】
一部の実施形態では、電子デバイスは、(例えば、支払履歴ログにおいて)支払額(例えば、1010)を表示する。支払額は、支払取引の時に、NFCを介して非接触支払端末から受け取られる。一部の実施形態では、電子デバイスは、(例えば、支払履歴ログにおいて)割引額(例えば、1102)及びロイヤルティアカウントの表現を表示する。割引額は、取引の時に、NFCを介して非接触支払端末から受け取られる。一部の実施形態では、割引額は、インターネットを介して、支払取引の完了後に受け取られる。一部の実施形態では、電子デバイスは、特定の取引の日付/時間、及び取引を処理する小売業者(例えば、加盟店)の名前を表示する。
【0342】
方法1100に関して上述された処理(例えば、図11)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1300、1500、1700及び1900は、方法1100を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、900、1300、1500、1700、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法1100に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0343】
図12A図12Eは、一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、この技法では、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)を備えた電子デバイス100を使用する。これらの図のユーザインタフェースは、図13の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0344】
加盟店は、加盟店の顧客に提供される、(通常の支払アカウントと対照的な)プライベートラベル支払アカウントを選好する場合がある。この場合、加盟店の支払端末は、支払取引中に、例えばNFC対応型支払端末及びNFC対応型電子デバイスを使用した支払取引中に、プライベートラベル支払アカウントの形態での支払を(例えば、電子デバイスから)要求するように構成されてよい。例えば、支払端末は、特定のタイプの支払アカウントを使用して支払が行われることを要求してよい。
【0345】
ただし、支払アカウント情報は一般に、支払端末が情報を要求しても、ユーザの許可なしでは電子デバイスによって共有されない。例えば、許可は、特定の端末又は位置において特定のプライベートラベルアカウントを使用して支払が行われてよいという表示を通してなどで、前もって提供されてよい。別の例では、許可は、支払取引において(デフォルトの支払アカウントではなく)要求されたプライベートラベルアカウントが使用されてよいことを確認することによってなどで、取引の時に提供されてよい。
【0346】
図12Aでは、ユーザは電子デバイス100を、非接触支払端末610のフィールド612内に置く。例えば、非接触支払端末610はNFC対応型であり、フィールド612はNFCフィールドである。電子デバイスは、非接触支払端末610(例えば、NFCを使用して電子デバイスと通信する非接触支払端末)から、1つ以上の無線通信要素を介して、支払取引と関連付けられた(例えば、支払アカウントの支払アカウント情報又はロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の)リクエストを受け取る。
【0347】
電子デバイスは、リクエストが特定の支払アカウントタイプ(例えば、特定の小売業者のプライベートラベルクレジットカード)を使用した支払のリクエストを含むか否かを判定する。リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めること(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPAN(「主要口座番号」)を、非接触支払端末に送信すること)。この場合、支払端末が特定の支払アカウントを求めないとき、電子デバイスは、デフォルトの支払アカウントに関するアカウント情報を提供することによって、支払取引を進めることができる。図12Bに示すように、一部の実施形態では、電子デバイスは、デフォルトの支払アカウントの表示1202を表示して、デフォルトの支払アカウントが支払取引において使用される見込みであることをユーザに通知する。
【0348】
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含む(例えば、非接触支払端末が、特定の小売業者のプライベートラベルクレジットカードを要求する)との判定に従って、電子デバイスは、支払アカウント選択条件が満足されるか否かを判定する(例えば、この位置において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザが既に承認しているか否かを判定する)。支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信するのを取り止める)。こうして、要求された支払アカウントを要求側の加盟店に自動的に提供することを承認されたユーザをデバイスがまだ受け取っていない場合、電子デバイスは、要求された支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末610に提供しない。
【0349】
一部の実施形態によれば、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されている(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザが既に承認している)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して(例えば、デバイスの電子財布に記憶された支払アカウント情報に基づいて)支払取引を進める(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する)。こうして、要求された支払アカウントを要求側の加盟店に自動的に提供することを承認されたユーザをデバイスが既に受け取っている場合、電子デバイスは、要求された支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末610に提供する。図12Cに示すように、電子デバイスは、要求された支払アカウントの表示1204を表示して、デフォルトの支払アカウントが支払取引において使用される見込みであることをユーザに通知できる。例えば、要求される支払アカウントタイプは、SHOPCOプライベートラベルカードを識別できる。
【0350】
一部の実施形態によれば、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるために、(例えば、ユーザからの)認証を要求する。一部の実施形態では、ユーザからの認証を要求することは、その支払アカウントが使用されるべきであることを確認するためのアフォーダンス又は視覚的オブジェクト(図12Dの1208)を表示することを含む。先に進むための認証は、電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することであって、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定される、こと、又は、指を指紋センサ上に維持したままで、デバイスをNFCフィールドから取り出しデバイスをNFCフィールド内に戻すこと、を含む。指紋を用いて認証するために、デバイスは、それぞれの指紋が支払取引を認証できるか否かを判定するのに使用するため、ユーザの1つ以上の指紋についての情報を記憶する。例えば、ユーザが、(1)要求されている支払アカウントを見るためにデバイスをNFCフィールドから引き出すこと、及び次いで、(2)(例えば、カード間でスワイプすることによって、又はデバイスを傾けることによって)カードを切り替えることなく、デバイスをNFCフィールド内へと戻すことを、デバイスが検出するとき、これは、要求された支払アカウントの使用をユーザが認証中であることを示している。先に進むための認証はまた、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることも含んでよく、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。
【0351】
一部の実施形態によれば、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスはユーザ入力を受け取り(例えば、左の傾き又は右の傾きを検出する、ディスプレイ上で左又は右のスワイプを受け取る、デバイスのシェイクを検出する、ホームボタンのクリックを受け取る、ホームボタン上でスワイプを検出する、等)、ユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、支払取引を進めるために、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示(例えば、図12Eの1210)を提供する。一部の実施形態では、ユーザがデバイスを非接触支払端末のフィールド内へと戻すことの検出に応答して(例えば、支払アカウントを変更するためのユーザ入力を電子デバイスが受け取った後で)、デバイスは、第2の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。この場合、その位置での支払取引における使用をユーザがまだ認証していない特定の支払アカウントを使用した支払をデバイスが要求するとき、デバイスはユーザに、支払アカウントを所望の支払アカウントに変更する機会を提供する。
【0352】
一部の実施形態によれば、図12Eに示すように、第2の支払アカウントは、デフォルトの支払アカウントである。
【0353】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、非接触支払端末610が第1のタイプのものである(例えば、特定の位置にある特定の小売業者の非接触支払端末、又は、特定のPOS端末である)、及び、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていないとき、満足されない。例えば、特定の小売業者において特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていない場合、小売業者の非接触支払端末がその特定の支払アカウントを要求するとき、支払アカウント選択条件は満足されない。
【0354】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、(例えば、カードにアクセスするために認証されたデジタル署名を用いて)検証されたリクエストを、デバイスが非接触支払端末610から受け取るときに満足される基準を含む(例えば、非接触支払端末610からのリクエストが検証されない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める)。
【0355】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末610において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、デバイスが非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。こうして、非接触支払端末610において要求された支払アカウントを使用することをユーザが既に承認している場合、条件は満足され、非接触支払端末610がその後の支払取引中に同じ支払アカウントを要求するとき、その後の認証は要求されない。
【0356】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末と関連付けられる位置において(例えば、店舗、都市、州、又は国などの、所定の地理的エリア内で)、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、非接触支払端末と関連付けられる位置において、デバイスが特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。
【0357】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、デバイスが非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。
【0358】
一部の実施形態によれば、支払取引と関連付けられた(例えば、支払アカウント情報又はロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の)リクエストを受け取る前に、電子デバイスは、(例えば、電子財布を使用するデバイスに支払アカウントをリンクするために)特定の支払アカウントに関する支払アカウント情報を(例えば、ユーザから)受け取り、電子デバイスは、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末(例えば、特定の位置にある特定の小売業者の非接触支払端末、又は特定のPOS端末)において特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取る。第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントが使用されるべきであると示す入力をデバイスが既に受け取っている場合、第1のタイプの非接触支払端末が特定の支払アカウントを使用した支払を要求するときに、支払アカウント選択条件が満足されることになる。
【0359】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウント(例えば、支払取引のために使用される特定の支払アカウント)とは異なっている。一部の実施形態では、デバイスが非接触支払端末のフィールド内に置かれるのをデバイスが検出するとき、デバイスは、非接触支払端末が支払取引を行うことを可能にする、(1つ以上の異なる支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。
【0360】
一部の実施形態によれば、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、支払取引を行うために、NFCを使用して、電子デバイスから非接触支払端末に送信される。
【0361】
図13は、一部の実施形態に係る、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための方法を示すフロー図である。方法1300は、1つ以上の無線通信要素(例えば、NFCアンテナ、WiFiアンテナ、等などの1つ以上の無線アンテナ)を備えたデバイス(例えば、100、300、500)において実行される。方法1300のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0362】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法1300は、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための、直感的な方法を提供する。この方法は、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるためのユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、要求された支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引をより高速かつより効率的に進めることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0363】
ブロック1302では、電子デバイスは、非接触支払端末(例えば、610、NFCを使用して電子デバイスと通信する非接触支払端末)から、1つ以上の無線通信要素を介して、支払取引と関連付けられた(例えば、支払アカウントの支払アカウント情報又はロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の)リクエストを受け取る。
【0364】
ブロック1304では、電子デバイスは、リクエストが特定の支払アカウントタイプ(例えば、特定の小売業者のプライベートラベルクレジットカード)を使用した支払のリクエストを含むか否かを判定する。
【0365】
ブロック1306では、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、電子デバイスは、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進める(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する)。
【0366】
ブロック1308では、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含む(例えば、非接触支払端末が、特定の小売業者のプライベートラベルクレジットカードを要求する)との判定に従って、デバイスはブロック1310に進む。
【0367】
ブロック1310では、電子デバイスは、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定する(例えば、この位置において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザが既に承認しているか否かを判定する)。
【0368】
ブロック1312では、支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信するのを取り止める)。
【0369】
一部の実施形態によれば、ブロック1314では、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されている(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザが既に承認している)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して(例えば、デバイスの電子財布に記憶された支払アカウント情報に基づいて)支払取引を進める(例えば、要求された特定の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する)。
【0370】
一部の実施形態によれば、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるために、(例えば、ユーザからの)認証を要求する。一部の実施形態では、ユーザからの認証を要求することは、その支払アカウントが使用されるべきであることを確認するためのアフォーダンス又は視覚的オブジェクト(例えば、1208)を表示することを含む。先に進むための認証は、電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することであって、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定される、こと、又は、指を指紋センサ上に維持したままで、デバイスをNFCフィールドから取り出しデバイスをNFCフィールド内に戻すこと、を含む。指紋を用いて認証するために、デバイスは、それぞれの指紋が支払取引を認証できるか否かを判定するのに使用するため、ユーザの1つ以上の指紋についての情報を記憶する。例えば、デバイスは、(1)ユーザが、要求されている支払アカウントを見るためにデバイスをNFCフィールドから引き出すこと、及び次いで、(2)(例えば、カード間でのスワイプを受け取ることよって、又はデバイスの傾きを検出することによって)カードを切り替えるための入力を受け取ることなく、デバイスをNFCフィールド内へと戻すこと、を検出し、これは、要求された支払アカウントの使用をユーザが認証中であることを示している。一部の実施例では、先に進むための認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることを含み、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。
【0371】
一部の実施形態によれば、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されていない(例えば、この位置において特定の支払アカウントを自動的に使用することをユーザがまだ承認していない)との判定に従って、電子デバイスはユーザ入力を受け取り(例えば、左の傾き又は右の傾きを検出する、ディスプレイ上で左又は右のスワイプを受け取る、デバイスのシェイクを検出する、ホームボタンのクリックを受け取る、ホームボタン上でスワイプを検出する、等)、ユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、支払取引を進めるために、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示(例えば、図12Eの1210)を提供する。一部の実施形態では、ユーザがデバイスを非接触支払端末のフィールド内へと戻すことをデバイスが検出するとき(例えば、支払アカウントを変更するためのユーザ入力を電子デバイスが受け取った後で)、デバイスは、第2の支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。この場合、その位置での支払取引における使用をユーザがまだ認証していない特定の支払アカウントを使用した支払をデバイスが要求するとき、デバイスはユーザに、支払アカウントを所望の支払アカウントに変更する機会を提供する。
【0372】
一部の実施形態によれば、第2の支払アカウントはデフォルトの支払アカウントである。
【0373】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、非接触支払端末(例えば、610)が第1のタイプのものである(例えば、特定の位置にある特定の小売業者の非接触支払端末、又は、特定のPOS端末である)、及び、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていないとき、満足されない。例えば、特定の小売業者において特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがまだ受け取っていない場合、小売業者の非接触支払端末がその特定の支払アカウントを要求するとき、支払アカウント選択条件は満足されない。
【0374】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、(例えば、カードにアクセスするために認証されたデジタル署名を用いて)検証されたリクエストを、デバイスが非接触支払端末(例えば、610)から受け取るときに満足される基準を含む(非接触支払端末610からのリクエストが検証されない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める)。
【0375】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末(例えば、610)において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、デバイスが非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。こうして、非接触支払端末(例えば、610)において要求された支払アカウントを使用することをユーザが既に承認している場合、条件は満足され、非接触支払端末(例えば、610)がその後の支払取引中に同じ支払アカウントを要求するとき、その後の認証は要求されない。
【0376】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末と関連付けられる位置において(例えば、店舗、都市、州、又は国などの、所定の地理的エリア内で)、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、非接触支払端末と関連付けられる位置において、デバイスが特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。
【0377】
一部の実施形態によれば、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。例えば、デバイスが非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引をまだ進めていない場合、支払アカウント選択条件は満足されず、デバイスは、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるのを取り止める。
【0378】
一部の実施形態によれば、支払取引と関連付けられた(例えば、支払アカウント情報又はロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の)リクエストを受け取る前に、電子デバイスは、(例えば、電子財布を使用するデバイスに支払アカウントをリンクするために)特定の支払アカウントに関する支払アカウント情報を(例えば、ユーザから)受け取り、電子デバイスは、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末(例えば、特定の位置にある特定の小売業者の非接触支払端末、又は特定のPOS端末)において特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取る。第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントが使用されるべきであると示すユーザ入力をデバイスが受け取る場合、第1のタイプの非接触支払端末が特定の支払アカウントを使用した支払を要求するときに、支払アカウント選択条件が満足されることになる。
【0379】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウント(例えば、支払取引のために使用される特定の支払アカウント)とは異なっている。一部の実施形態では、デバイスは、ユーザが非接触支払端末のフィールド内にデバイスを置いたことを検出し、応答してデバイスは、非接触支払端末が支払取引を行うことを可能にする、(1つ以上の異なる支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。
【0380】
一部の実施形態によれば、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、支払取引を行うために、NFCを使用して、電子デバイスから非接触支払端末に送信されてよい。
【0381】
方法1300に関して上述された処理(例えば、図13)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1100、1500、1700及び1900は、方法1300を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、900、1100、1500、1700、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法1300に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0382】
図14A図14Eは、一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、この技法では、位置センサ(例えば、GPS受信機、bluetooth受信機、WLAN受信機)と、ディスプレイと、を備えた電子デバイス100を使用する。これらの図のユーザインタフェースは、図15の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0383】
一部のアカウント、例えばプライベートラベルアカウント又はロイヤルティアカウントは、特定の位置(例えば、特定の加盟店又は加盟店の特定の店舗)と関連付けられていてよいが、これらの位置の支払端末は、関連付けられたアカウントを要求しない(又は要求する能力がない)。これらの位置は、(例えば、電子デバイスがその位置にあるときに関して)関連付けられたアカウントを使用するように促すことと関連付けられていてよい。かかる端末に対応するために、電子デバイスは、デバイスがかかる位置にあると判定する、及びユーザが現在の位置と関連付けられたアカウントを使用することを選好する、とデバイスが判定するときに、ユーザを促すことができる。この場合、ユーザが店舗内にいてこの店舗と関連付けられるプライベートラベル支払アカウントがユーザのデバイスにプロビジョニングされているとき、特定のカードを要求することをその店舗の端末がサポートしていない場合、プライベートラベル支払アカウントが使用するのに利用可能であることがユーザに通知される。
【0384】
例えば、ユーザが、その店舗でそのプライベートラベルアカウントが使用されるべきであるとユーザが指定したプライベートラベルアカウントと関連付けられた、特定の店舗に入る場合がある。店舗の端末がプライベートラベルアカウントを要求する能力がない場合、デバイスは、その店舗でプライベートラベルアカウントを使用できるとのアラートを提供する。別の例では、ユーザが、その店舗でそのプライベートラベルアカウントが使用されるべきでないとユーザが指定したプライベートラベルアカウントと関連付けられた、特定の店舗に入る場合がある。デバイスは、店舗の端末がプライベートラベルアカウントを要求する能力がない場合であっても、その店舗でプライベートラベルアカウントを使用できるとのアラートを提供するのを取り止める。別の例では、ユーザが、その店舗でそのプライベートラベルアカウントが使用されるべきであるとユーザが指定したプライベートラベルアカウントと関連付けられた、特定の店舗に入る場合がある。店舗の端末がプライベートラベルアカウントを要求する能力がある場合、デバイスは、その店舗でプライベートラベルアカウントを使用できるとのアラートを提供するのを取り止める。この最後の例では、店舗の支払端末がプライベートラベルアカウントを要求できるので、通知は必要とされない。
【0385】
電子デバイスは、位置センサを使用して、現在の位置(例えば、特定の小売業者又は特定の小売業者の特定の店舗のところにデバイスが物理的に位置していると判定する)が、特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出する(例えば、特定のプライベートラベル支払アカウントが小売業者と関連付けられていると、及び、小売業者のところにある端末に特定の支払アカウントを要求する能力がないと、判定する)。
【0386】
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、電子デバイスは、現在の位置において特定の支払アカウントを使用するためのユーザ選好の表示(例えば、ユーザ選好を示す記憶された設定)を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定する(例えば、ユーザは、小売業者のこの特定の店舗においてではないとしても、この特定の小売業者における特定の支払アカウントの使用を、以前に明示的に承認した)。図6Eのアフォーダンス622の説明と同様に、ユーザは、アカウントを電子デバイスに最初にリンクするときに、又は後の時点で、ユーザ選好の表示を提供できる。
【0387】
図14Aに示すように、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っている(例えば、現在の店舗における特定の支払アカウントの使用をユーザが承認している)との判定に従って、電子デバイスは、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるとの視覚的表示1402を表示する(例えば、ユーザに促す)。
【0388】
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていない(例えば、ユーザが何ら選好を指定していない(承認も拒絶もしていない)か、又は、現在の店舗において特定の支払アカウントを使用しないという選好をユーザが指定している)との判定に従って、電子デバイスは、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるとの視覚的表示を表示するのを取り止める(例えば、ユーザに促すのを取り止める)。
【0389】
図14Bに示すように、一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に視覚的表示を表示することは、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示1404を表示することを含む。一部の実施例では、ユーザは、現在の位置において行われる支払取引に関する特定の支払アカウントを自動的に使用することを拒否するための入力を(例えば、タッチ感知面を視覚的表示1404と関連付けられた位置においてスワイプすることによって)提供できる。この実施例では、特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示1404が表示され、ユーザが支払入力を(例えば、認証のために自身の指が指紋センサ上にある状態でデバイスをNFCフィールド内に置くことによって)提供する場合、デバイスは、デフォルトの支払アカウントの支払アカウント情報ではなく、特定の支払アカウントと関連付けられた支払アカウント情報を支払端末に提供することになる。
【0390】
図14Cに示すように、一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に視覚的表示を表示することは、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示1406を表示することを含む。図14Dでは、電子デバイスは、推奨を受け入れるユーザ入力を受け取る(例えば、ユーザは、タッチ感知面を視覚的表示1406と関連付けられた位置においてスワイプすることによって、視覚的表示1406のアフォーダンスをアクティブ化する)。電子デバイスは(例えば、推奨を受け入れるユーザ入力に応答して)、現在の位置にある非接触支払端末において使用するために特定の支払アカウントを準備する。図14Eに示すように、デバイスは、支払アカウントが非接触支払端末において使用する準備が整っていることを示す電子財布を表示する。この実施例では、デバイスは、現在の位置において行われる支払取引に関する特定の支払アカウントをデバイスが自動的に使用することを承認又は要求するためのユーザ入力を受け取る(例えば、タッチ感知面を視覚的表示1406と関連付けられた位置においてスワイプする)。一部の実施例では、デバイスは、アクティブ化されると支払アカウントの選択を変更するアフォーダンス(例えば、1412、1414、1416)を表示する。
【0391】
一部の実施形態によれば、現在の位置は、受信された近距離通信(例えば、Bluetooth又はNFC)信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている。例えば、デバイスは、デバイスが特定の小売チェーンの店舗内にあると(Bluetooth信号に基づいて)判定できるが、デバイスは、特定の小売チェーンのどの店舗かは分からない場合がある。
【0392】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、近距離通信無線装置を含む。ユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、電子デバイスは、支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出し、支払取引を進めるための認証が提供されていない非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、電子デバイスは、支払を認証するためのプロンプト(例えば、ユーザに提供される可聴の、可視の、又は触覚的な出力)を提供し、プロンプトを提供した後で、電子デバイスは、現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取り、第2の支払アカウントを選択するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、現在の位置における支払取引において第2の支払アカウントを使用するよう準備する(例えば、第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を提供するようにデバイスを準備する、及び/又は、支払取引に関する第2の支払アカウントを使用するための認証を提供するようにユーザに促す)。
【0393】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウント(例えば、現在の位置において使用するのに利用可能な特定の支払アカウント)とは異なっている。一部の実施形態では、ユーザが非接触支払端末のフィールド内にデバイスを置いたことをデバイスが検出するとき、デバイスは、(1つ以上の異なる支払アカウント及び特定の支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。識別されたものは、非接触支払端末が支払取引を行うことを可能にする。
【0394】
一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、支払取引を行うために、NFCを使用して、電子デバイスから非接触支払端末に送信されてよい。
【0395】
一部の実施形態では、図14Eに示すように、デバイスは、支払取引を進める前に、ユーザからの認証を要求する。ユーザからの認証を要求することは、その支払アカウントが使用されるべきであることを確認するためのアフォーダンス(例えば、1418)を表示することを含んでよい。先に進むための認証は、支払取引を認証できる登録済みの指紋と一致すると判定される、電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することを含んでよい。先に進むための認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることを含んでよく、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。指紋を用いて認証するために、デバイスは、それぞれの指紋が支払取引を認証できるか否かを判定するのに使用するため、ユーザの1つ以上の指紋についての情報を記憶する。
【0396】
図15は、一部の実施形態に係る、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための方法を示すフロー図である。方法1500は、位置センサ(例えば、GPS受信機、bluetooth受信機、WLAN受信機)と、ディスプレイと、を備えたデバイス(例えば、100、300、500)において実行される。方法1500のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0397】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法1500は、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示を提供するための、直感的な方法を提供する。この方法は、特定の位置において使用するための支払アカウントを選択するユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、特定の位置において使用するための支払アカウントの表示をより高速かつより効率的に提供することにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0398】
ブロック1502では、電子デバイスは、位置センサを使用して、現在の位置(例えば、特定の小売業者又は特定の小売業者の特定の店舗のところにデバイスが物理的に位置していると判定する)が、特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出する(例えば、特定のプライベートラベル支払アカウントが小売業者と関連付けられていると、及び、小売業者のところにある端末に特定の支払アカウントを要求する能力がないと、判定する)。
【0399】
ブロック1504では、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、技法はブロック1506に進む。
【0400】
ブロック1506では、電子デバイスは、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示(例えば、ユーザ選好を示す記憶された設定)を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定する(例えば、ユーザは、小売業者のこの特定の店舗においてではないとしても、この特定の小売業者における特定の支払アカウントの使用を、以前に明示的に承認した)。
【0401】
ブロック1508では、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っている(例えば、現在の店舗における特定の支払アカウントの使用をユーザが承認している)との判定に従って、電子デバイスは、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるとの視覚的表示(例えば、1402、1404、又は1406)を表示する。
【0402】
ブロック1510では、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていない(例えば、ユーザが何ら選好を指定していない(承認も拒絶もしていない)か、又は、現在の店舗において特定の支払アカウントを使用しないという選好をユーザが指定している)との判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるとの視覚的表示を表示するのを取り止めること。
【0403】
一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に視覚的表示を表示することは、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示(例えば、1404)を表示することを含む。一部の実施例では、ユーザは、現在の位置において行われる支払取引に関する特定の支払アカウントを自動的に使用することを拒否するための入力を(例えば、タッチ感知面を視覚的表示1404と関連付けられた位置においてスワイプすることによって)提供できる。この実施例では、特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示1404が表示され、ユーザが支払入力を(例えば、認証のために自身の指が指紋センサ上にある状態でデバイスをNFCフィールド内に置くことによって)提供する場合、デバイスは、デフォルトの支払アカウントの支払アカウント情報ではなく、特定の支払アカウントと関連付けられた支払アカウント情報を支払端末に提供することになる。
【0404】
一部の実施形態によれば、ディスプレイ上に視覚的表示を表示することは、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示(例えば、1406)を表示することを含む。電子デバイスは、推奨を受け入れるユーザ入力を受け取り(例えば、ユーザは、タッチ感知面を視覚的表示1406と関連付けられた位置においてスワイプすることによって視覚的表示(例えば、1406)のアフォーダンスをアクティブ化し)、電子デバイスは(例えば、推奨を受け入れるユーザ入力に応答して)、現在の位置にある非接触支払端末において使用するために特定の支払アカウントを準備する。この実施例では、ユーザは、現在の位置において行われる支払取引に関する特定の支払アカウントをデバイスが自動的に使用することを承認又は要求するための入力を(例えば、タッチ感知面を視覚的表示1406と関連付けられた位置においてスワイプすることによって)提供できる。
【0405】
一部の実施形態によれば、現在の位置は、受信された近距離通信(例えば、Bluetooth又はNFC)信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている。例えば、デバイスは、デバイスが特定の小売チェーンの店舗内にあると(Bluetooth信号に基づいて)判定できるが、デバイスは、特定の小売チェーンのどの店舗かは分からない場合がある。
【0406】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、近距離通信無線装置を含む。ユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、電子デバイスは、支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出し、支払取引を進めるための認証が提供されていない非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、電子デバイスは、支払を認証するためのプロンプト(例えば、ユーザに提供される可聴の、可視の、又は触覚的な出力)を提供し、プロンプトを提供した後で、電子デバイスは、現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取り、第2の支払アカウントを選択するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、現在の位置における支払取引において第2の支払アカウントを使用するよう準備する(例えば、第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を提供するようにデバイスを準備する、及び/又は、支払取引に関する第2の支払アカウントを使用するための認証を提供するようにユーザに促す)。
【0407】
一部の実施形態によれば、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウント(例えば、現在の位置において使用するのに利用可能な特定の支払アカウント)とは異なっている。一部の実施形態では、ユーザが非接触支払端末のフィールド内にデバイスを置いたことをデバイスが検出するとき、デバイスは、(1つ以上の異なる支払アカウント及び特定の支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。識別されたものは、非接触支払端末が支払取引を行うことを可能にする。
【0408】
一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、支払取引を行うために、NFCを使用して、電子デバイスから非接触支払端末に送信されてよい。例示的な支払ネットワークアーキテクチャ及び支払取引のための転送に関する追加の詳細は、例えば、本出願の図5及び添付の説明、並びに2014年5月29日に出願され、「USER DEVICE SECURE PARTICIPATION IN TRANSACTIONS VIA LOCAL SECURE ELEMENT DETECTION OF MECHANICAL INPUT」と題する、米国特許出願第62/004,338号(参照番号P22931USP1)の、図2及び添付の説明に見出すことができる。
【0409】
一部の実施形態では、デバイスは、支払取引を進める前に、ユーザからの認証を要求する。ユーザからの認証を要求することは、その支払アカウントが使用されるべきであることを確認するためのアフォーダンスを表示することを含んでよい。先に進むための認証は、支払取引を認証できる登録済みの指紋と一致すると判定される、電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することを含んでよい。先に進むための認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることを含んでよく、パスコードは、支払取引を認証できる登録済みのパスコードと一致すると判定される。指紋を用いて認証するために、デバイスは、それぞれの指紋が支払取引を認証できるか否かを判定するのに使用するため、ユーザの1つ以上の指紋についての情報を記憶する。
【0410】
方法1500に関して上述された処理(例えば、図15)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1100、1300、1700及び1900は、方法1500を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、900、1100、1300、1700、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法1500に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0411】
図16A図16Gは、一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、この技法では、ディスプレイと、1つ以上の入力デバイス(例えば、タッチ感知面、カメラセンサ)と、を備えた電子デバイス100を使用する。これらの図のユーザインタフェースは、図17の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0412】
一部の金融機関は、複数の金融ネットワークをサポートする(例えば、デビットカードレール及びクレジットカードレールの両方を使用して処理する)単一の物理支払カード(例えば、クレジット/デビットカード)を顧客に提供する。例えば、スワイプ支払端末において従来の支払カードが使用され、カード所有者がその取引をクレジットカードとして処理することを選ぶ場合、この取引は一般に、クレジットレール(例えば、クレジットカード処理装置のゲートウェイ)を通り、デビットレール(例えば、銀行のデビットカードゲートウェイ)は通らない。かかる支払カードは、複数の支払アカウント(例えば、クレジット支払アカウント及びデビット支払アカウント)と関連付けられている、と言われる。例示的な支払ネットワークアーキテクチャ及び支払取引のための転送に関する追加の詳細は、例えば、2014年5月29日に出願され、「USER DEVICE SECURE PARTICIPATION IN TRANSACTIONS VIA LOCAL SECURE ELEMENT DETECTION OF MECHANICAL INPUT」と題する、米国特許出願第62/004,338号(参照番号P22931USP1)の、図2及び添付の説明に見出すことができる。
【0413】
かかる支払カードのために電子デバイスをプロビジョニングする(例えば、支払カードの複数の支払アカウントを電子デバイスの電子財布にリンクする)とき、ユーザが容易に見て選択できるように、複数の支払アカウントを1つにグループ化するのが有利である。以下の説明は、この技法に関する追加の詳細を提供する。
【0414】
図16Aは、リクエスト支払カード1602を電子デバイス100とリンクするようにユーザが要求する技法を示す。この例では、ユーザは、ビューファインダ1604内に表示される支払カード1602の一部を含む画像を取り込むために、(例えば、電子デバイス100の背面にある)電子デバイス100のカメラセンサ(例えば、入力デバイス)を使用している。このユーザインタフェースはまた、アクティブ化されるとユーザが支払カード1602に関するアカウント情報を手入力することが可能になるアフォーダンス1606も提供する。
【0415】
電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエスト(例えば、タッチ感知ディスプレイ上での手入力、サーバからのインポート、又は電子デバイスのカメラセンサを使用した入力)を受け取り、このリクエストは、アカウント情報(例えば、カード番号、カード有効期限、カード上の名前)を含む。
【0416】
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、電子デバイスは、支払カード1602が複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定する(例えば、支払カード1602は、クレジット口座、デビット口座、及び普通預金口座と関連付けられている場合がある)。
【0417】
図16Bに示すように、支払カード1602が複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、(例えば、複数の支払アカウントを電子デバイスにリンクした後で)電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウント(例えば、クレジット口座及びデビット口座)の間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示する。例えば、図16Bの支払アカウントインタフェースは、支払カード1602の視覚的表現1608を含む。視覚的表現1608は、視覚的表現1608が支払カード1602を表すことをユーザに示すために、支払カード1602と同じ背景アートを有してよい。図16Bの支払アカウントインタフェースは、支払カード1602と関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)を含む。図16Bの支払アカウントインタフェースは、第2の支払カードの視覚的表現1620、及び第3の支払カードの視覚的表現1630を含む。支払カードの視覚的表現1608、1620、及び1630は、一列に(例えば、垂直に)配置されてよく、一方、支払カード1602の複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、一行に(例えば、水平に)配置されてよい。一部の実施例では、選択された支払アカウントのアフォーダンス(例えば、1612)は、選択されていない支払アカウントのアフォーダンス(例えば、1610)と比べて、異なる色、背景、又は異なるフォントのテキストを有するなどの、それが選択されていることを示すための視覚的特徴を有してよい。
【0418】
一部の実施形態によれば、支払アカウントのアフォーダンスをアクティブ化することにより、新しく選択された支払アカウントのアフォーダンスの視覚的特徴が変更される。例えば、図16Cでは、アフォーダンス1614が選択されている。結果として(図16Bと対照的に)、アフォーダンス1614と関連付けられた支払アカウントが選択されていることを示すように、アフォーダンス1614の視覚的特徴が変更されている。
【0419】
支払カード1602が複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェース(例えば、支払カードに関する単一の表示された視覚的表現のみ)を表示する。
【0420】
図16Aに示すように、一部の実施形態によれば、電子デバイスはカメラセンサを含み、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストは、支払カード1602の画像1604に基づいており、この場合画像は、電子デバイスのカメラセンサによって取り込まれる。
【0421】
一部の実施形態によれば、支払カード1602は複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード1602用の支払アカウントインタフェースは、支払カード1602と関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)を含む。例えば、各アフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、複数の支払アカウントのうちの1つに対応する。一部の実施例では、アフォーダンスのアクティブ化(例えば、1610、1612、及び1614)により、デバイスは、ディスプレイ上に、アクティブ化されたアフォーダンスと関連付けられた支払アカウントに固有の情報を表示する。
【0422】
一部の実施形態によれば、複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、これらが単一の支払カード(例えば、既出の支払カード)に関連していることを示すように、1つにグループ化される。一部の実施形態によれば、複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、一行に表示される。
【0423】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知面を含む。図16Dに示すように、電子デバイスは、タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取る。図16Eに示すように、垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンス(例えば、1608、1620)を表示すること、この場合、複数のアフォーダンス(例えば、1608、1620)のうちの第1のカードアフォーダンス1608は、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンス1620は、第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す。例えば、デバイスは、ユーザがスワイプできることを検出し、支払カードの画像を表示する。支払カードは各々、支払カードに固有の複数の支払アカウントと関連付けられていてよい。
【0424】
一部の実施形態によれば、図16Eに示すように、電子デバイスは、第1のカードアフォーダンス1620をアクティブ化するユーザ入力を受け取る。図16Fに示すように、第1のカードアフォーダンス1620をアクティブ化するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、複数の支払アカウントの第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセット(例えば、1622、1624)を表示する。
【0425】
一部の実施形態によれば、ユーザは、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントを見るために、支払カード上でタップする。ユーザは次いで、デバイスに別のカード及びこの別のカードと関連付けられた複数の支払アカウントを表示させるために、右又は左スワイプを行う(及び/又はデバイスを右若しくは左に傾ける)ことができる。一部の実施形態では、複数の支払カードが第1の方向に(例えば、垂直に)重ねられ、第2の方向に(例えば、水平に)スワイプすることによって、同じカードに関する複数の支払アカウントにナビゲートすることができる。一部の実施形態では、デフォルトの支払カードとは異なる支払カードが、デフォルトの支払カードの下方に表示されてよい。
【0426】
一部の実施形態では、支払カードの複数の支払アカウントの各支払アカウントは、異なる支払アカウント情報と(例えば、異なるDPANと)関連付けられている。
【0427】
一部の実施形態によれば、一部の支払カードは、複数の支払アカウントと関連付けられていない。図16Gに示すように、例えば、第3の支払カードの視覚的表現1630は、複数の支払アカウントと関連付けられていない。
【0428】
一部の実施形態によれば、支払カード1602の複数の支払アカウントに関する表示された複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、電子デバイスの現在の位置に基づいている。例えば、デバイスは、特定の支払アカウントのユーザを許可しない国の中にデバイスがあると判定する場合がある。これに応じて、デバイスは、支払カードの許可されていない支払アカウントに関するアフォーダンスを表示するのを取り止めることができる。
【0429】
一部の実施形態によれば、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、デバイスは近距離通信無線装置を含む。電子デバイスは、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出する。非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、電子デバイスは、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定する。非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、電子デバイスは、第1のタイプの支払カードの支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止める。例えば、NFC非接触支払端末が当座預金口座を使用した支払をサポートしていない場合、デバイスは、支払カードに関する当座預金口座アフォーダンスを表示しない場合がある。別の例では、デバイスは、当座預金口座が使用するのに利用可能でないことを示すために、支払カードに関する当座預金口座アフォーダンスをグレイアウトさせてよい。非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているとの判定に従って、デバイスは、第1のタイプの支払カードの支払アカウントのアフォーダンスを表示できる。
【0430】
一部の実施形態によれば、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースは、支払カード1602と関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、1614)を含む。複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、1614)は、優先順位に基づいて表示される。例えば、優先順位は、デバイスの現在の位置、ユーザの選好、非接触支払端末の受け取られた選好、又は非接触支払端末の機能に基づいて変わる。例えば、デバイスは、加盟店において支払カードの当座預金口座を使用するユーザの選好を示すユーザ選好を受け取ることができる。デバイスが加盟店と関連付けられた位置にあることの検出に応答して、デバイスは、当座預金口座と関連付けられたアフォーダンスを支払カードの支払アカウントのアフォーダンスの行の最初に置くように、複数のアフォーダンスを順序付ける。
【0431】
図17は、一部の実施形態に係る、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための方法を示すフロー図である。方法1700は、デバイス(例えば、100、300、500)、ディスプレイ、及び1つ以上の入力デバイスにおいて実行される。方法1700のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0432】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法1700は、1つにグループ化された複数の支払アカウントを表示するための、直感的な方法を提供する。この方法は、支払アカウントを選択するユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、支払アカウントをより高速かつより効率的に選択することにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0433】
ブロック1702では、電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスを介して、支払カード(例えば、1602)を電子デバイスとリンクさせるリクエスト(例えば、手入力、サーバからのインポート、又は電子デバイスのカメラセンサを使用した入力)を受け取り、このリクエストは、アカウント情報(例えば、カード番号、カード有効期限、カード上の名前)を含む。
【0434】
ブロック1704では、1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、処理はブロック1706に進む。
【0435】
ブロック1706では、電子デバイスは、支払カード(例えば、1602)が複数の支払アカウントと関連付けられているか否か(例えば、単一の物理支払カードがクレジット口座及び別個のデビット口座と関連付けられている場合がある)を判定する。
【0436】
ブロック1708では、支払カード(例えば、1602)が複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、電子デバイスは、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウント(例えば、クレジット口座及びデビット口座)の間でのユーザ選択を可能にする、(例えば、図16Bに示すような)支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示する。
【0437】
ブロック1710では、支払カード(例えば、1602)が複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード(例えば、1602)用の支払アカウントインタフェース(例えば、支払カードに関する単一の表示されたアカウントのみ)を表示すること。
【0438】
一部の実施形態によれば、電子デバイスはカメラセンサを含み、支払カード(例えば、1602)を電子デバイスとリンクさせるリクエストは、支払カード(例えば、1602)の画像(例えば、1604)に基づいており、この場合画像(例えば、1604)は、電子デバイスのカメラセンサによって取り込まれる。
【0439】
一部の実施形態によれば、支払カード(例えば、1602)は複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード(例えば、1602)用の支払アカウントインタフェースは、支払カード1602と関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)を含む。例えば、各アフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、複数の支払アカウントのうちの1つに対応する。一部の実施例では、アフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)のアクティブ化により、デバイスは、ディスプレイ上に、アクティブ化されたアフォーダンスと関連付けられた支払アカウントに固有の情報を表示する。
【0440】
一部の実施形態によれば、複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、これらが単一の支払カード(例えば、既出の支払カード)に関連していることを示すように、1つにグループ化される。一部の実施形態によれば、複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、一行に表示される。
【0441】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知面を含む。図16Dに示すように、電子デバイスは、タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取る。図16Eに示すように、垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンス(例えば、1608、1620)を表示すること、この場合、複数のアフォーダンス(例えば、1608、1620)のうちの第1のカードアフォーダンス1608は、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンス1620は、第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す。例えば、デバイスは、ユーザがスワイプできることを検出し、支払カードの画像を表示する。支払カードは各々、支払カードに固有の複数の支払アカウントと関連付けられていてよい。
【0442】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、第1のカードアフォーダンス(例えば、1620)をアクティブ化するユーザ入力を受け取る。第1のカードアフォーダンス(例えば、1620)をアクティブ化するユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、複数の支払アカウントの第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセット(例えば、1622、1624)を表示する。
【0443】
一部の実施形態によれば、ユーザは、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントを見るために、支払カード上でタップする。ユーザは次いで、デバイスに別のカード及びこの別のカードと関連付けられた複数の支払アカウントを表示させるために、右又は左スワイプを行う(及び/又はデバイスを右若しくは左に傾ける)ことができる。一部の実施形態では、複数の支払カードが第1の方向に(例えば、垂直に)重ねられ、第2の方向に(例えば、水平に)スワイプすることによって、同じカードに関する複数の支払アカウントにナビゲートすることができる。一部の実施形態では、デフォルトの支払カードとは異なる支払カードが、デフォルトの支払カードの下方に表示されてよい。
【0444】
一部の実施形態では、支払カードの複数の支払アカウントの各支払アカウントは、異なる支払アカウント情報と(例えば、異なるDPANと)関連付けられている。
【0445】
一部の実施形態によれば、支払カード(例えば、1602)の複数の支払アカウントに関する表示された複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、及び1614)は、電子デバイスの現在の位置に基づいている。例えば、デバイスは、特定の支払アカウントのユーザを許可しない国の中にデバイスがあると判定する場合がある。これに応じて、デバイスは、支払カードの許可されていない支払アカウントに関するアフォーダンスを表示するのを取り止めることができる。
【0446】
一部の実施形態によれば、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、デバイスは近距離通信無線装置を含む。電子デバイスは、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出する。非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、電子デバイスは、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定する。非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、電子デバイスは、第1のタイプの支払カードの支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止める。例えば、NFC非接触支払端末が当座預金口座を使用した支払をサポートしていない場合、デバイスは、支払カードに関する当座預金口座アフォーダンスを表示しない場合がある。別の例では、デバイスは、当座預金口座が使用するのに利用可能でないことを示すために、支払カードに関する当座預金口座アフォーダンスをグレイアウトさせてよい。非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているとの判定に従って、デバイスは、第1のタイプの支払カードの支払アカウントのアフォーダンスを表示できる。
【0447】
一部の実施形態によれば、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースは、支払カード1602と関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、1614)を含む。複数のアフォーダンス(例えば、1610、1612、1614)は、優先順位に基づいて表示される。例えば、優先順位は、デバイスの現在の位置、非接触支払端末の受け取られた選好、又は非接触支払端末の機能に基づいて変わる場合がある。
【0448】
方法1700に関して上述された処理(例えば、図17)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1100、1300、1500及び1900は、方法1700を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、900、1100、1300、1500、及び1900の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法1700に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
【0449】
図18A図18Eは、一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための例示的な技法及び例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、この技法では、ディスプレイを備えた電子デバイス100を使用する。これらの図のユーザインタフェースは、図19の処理を含めた、以下で説明される処理を例示するために使用される。
【0450】
一部の状況では、電子デバイス上で動作するアプリケーション(例えば、第三者の金融アプリケーション)が、支払カードを電子デバイスにリンクするための処理に参加できるようにするのが有益である。例えば、支払カードの口座番号及び有効期限を入力することをユーザに要求するのではなく、電子デバイスの電子財布アプリケーションが、情報へのアクセス権を有する金融アプリケーションから、支払カードの口座番号及び/又は有効期限を受け取ることができる。例えば、金融アプリケーションは、支払カードを発行した金融機関の金融記録にアクセスするアプリケーションであってよい。
【0451】
図18Aでは、電子デバイスは、金融アプリケーション用のログインユーザインタフェースを表示している。ログインユーザインタフェースは、金融機関1810の識別情報1810、ユーザ名を受け取るための入力フィールド1812、ユーザパスワード1814を受け取るための入力フィールド1814、及び、金融機関のリモートサーバにあるユーザと関連付けられた金融記録にアクセスするための処理を開始するためのログインアフォーダンス1816を表示してよい。例えば、デバイスは、金融機関と関連付けられた支払アカウントを追加するためのユーザリクエストをデバイスが検出した後で、(例えば、ユーザにログインするよう促す)金融アプリケーションを表示できるが、デバイスは、支払アカウントの要求された詳細へのアクセス権は有さない(例えば、デバイスは、支払アカウントが金融機関によって提供されていることを検出するが、支払アカウントの口座番号にはアクセスできない)。
【0452】
図18Bに示すように、電子デバイスは(例えば、ユーザがログインした後で)、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示し、この場合、金融アプリケーションは、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである。金融アプリケーションは、金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションである。金融アプリケーションは、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリア(例えば、メモリの一部)にアクセスすることを制限される。例えば、金融アプリケーションは、電子財布アプリケーションと比べて、安全確保されたエリアへのアクセス権が小さい。別の例では、金融アプリケーションは、安全確保されたエリアへの書き込みアクセス権しか有さない。
【0453】
金融アプリケーション用のユーザインタフェース(例えば、図18Bのユーザインタフェース)を表示している間に、電子デバイスは、(例えば、金融アプリケーションから受け取られた)金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取る。例えば、リクエストは、デビットカードを電子デバイスにリンクするためのアフォーダンス1820のアクティブ化をデバイスが受け取るときに、又は、クレジットカードを電子財布にリンクするためのアフォーダンス1822のアクティブ化をデバイスが受け取るときに、開始されてよい。
【0454】
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、電子デバイスは、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶する。
【0455】
一部の実施形態によれば、認証は、ユーザから、電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる。例えば、図18Cに示すように、リクエストを受け取った後で、電子デバイスは、アフォーダンス1832を含む電子財布アプリケーションのユーザインタフェースを表示する。認証を提供するために、ユーザはアフォーダンス1832をアクティブ化する。別の例では、ユーザは、電子デバイスの指紋センサにおいて指紋を提供してよく、この場合指紋は、認証を提供できるデバイス上の指紋情報と一致する。一部の実施例では、ユーザからの認証を要求するユーザインタフェースはまた、追加されることになる支払カードの視覚的表現1830も含む。このことにより、認証が提供される場合にどの支払アカウントが追加されることになるかを、ユーザが素早く理解できるようになる。一部の実施形態によれば、認証は金融機関から受け取られる。例えば、金融機関は、認証を、インターネットを介して電子デバイスに送信してよい。
【0456】
一部の実施形態によれば、図18Aに示すように、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに記憶する前に、電子デバイスは、金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を受け取る。例えば、ユーザは、ログイン及びパスワードなどの認証情報を使用して、金融アプリケーションにログインする。
【0457】
一部の実施形態によれば、図18Bに示すように、金融アプリケーション用のユーザインタフェースは、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての表示された詳細(例えば、口座番号1804の一部、口座名義人の名前1806、及び/又はカード背景アート)を含む。
【0458】
図18Dに示すように、一部の実施形態によれば、電子デバイスは、第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースを表示し、この表示された第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースは、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての詳細1830を含む(例えば、支払アカウントが電子財布に追加された後では、電子財布アプリケーションのユーザインタフェースは、金融アプリケーション用のユーザインタフェースと同じ詳細の一部を含む)。例えば、第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースは、口座番号の一部、口座名義人の名前、及び/又はカード背景アートを含んでよい。
【0459】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスする。電子デバイスは、アクセスされた支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーション(例えば、ユーザが購入を行うために使用できる、デバイス上で動作する第三者のアプリケーション又はウェブブラウザ)に提供する。一部の実施形態では、購入アプリケーションは、支払アカウントと関連付けられた情報を使用して、支払取引を行う。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。
【0460】
一部の実施形態によれば、図18Eに示すように、支払アカウントが電子デバイスの電子財布に追加された後で、支払アカウントを使用してNFC支払を行うことができる。ユーザは電子デバイスを非接触支払端末610のフィールド612内に置き、この場合、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を含む。電子デバイスは、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスする。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントと関連付けられた情報を、電子デバイスに近接した支払端末610に送信する。支払アカウントと関連付けられた情報により、支払端末610が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末に送信されてよい。
【0461】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、金融アプリケーションに、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセス権(例えば、書き込みのみのアクセス権)を提供する。一部の実施例では、電子財布アプリケーションは、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセスを達成するための仲介要素として働く。他の実施例では、金融アプリケーションは、デバイスの安全確保されたエリアの一部に直接アクセスできる。このことにより、金融アプリケーションが、支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことが可能になる。
【0462】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアに書き込む。一部の実施例では、このことにより、電子デバイスが、ウェブ支払又はNFC支払などのモバイル支払のために、(例えば、アカウント詳細を提供するようユーザに要求することなく)支払アカウントを使用することが可能になる。
【0463】
一部の実施形態によれば、支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、電子デバイスは、支払アカウントがデバイスにリンクされているとの表示(例えば、1840、視覚的な、オーディオの、又は触覚的なアラート)を提供する。
【0464】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む。一部の実施形態では、ユーザが非接触支払端末のフィールド内にデバイスを置いたことをデバイスが検出するとき、デバイスは、(1つ以上の異なる支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。
【0465】
図19は、一部の実施形態に係る、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための方法を示すフロー図である。方法1900は、デバイス(例えば、100、300、500)、ディスプレイにおいて実行される。方法1900のいくつかの動作は組み合わせてもよく、いくつかの動作は順序を変更してもよく、かついくつかの動作は省略してもよい。
【0466】
以下において説明されるように、一部の実施形態によれば、方法1900は、支払アカウントを電子デバイスにリンクするための、直感的な方法を提供する。この方法は、支払アカウントを電子デバイスにリンクするユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、支払アカウントをより高速かつより効率的にリンクすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0467】
ブロック1902では、電子デバイスは、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示する。金融アプリケーションは、金融機関と関連付けられる三者のアプリケーションであり、金融アプリケーションは、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される。例えば、金融アプリケーションは、電子財布アプリケーションと比べて、安全確保されたエリアへのアクセス権が小さい。別の例では、金融アプリケーションは、安全確保されたエリアへの書き込みアクセス権しか有さない。
【0468】
ブロック1904では、金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、電子デバイスは、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取る。例えば、デバイスは、アフォーダンス1822のアクティブ化を検出する。
【0469】
ブロック1906では、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定(例えば、デバイスが、財布への支払アカウントの追加を認証するアフォーダンス1832のアクティブ化を検出する)に従って、電子デバイスは、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶する。
【0470】
一部の実施形態によれば、認証は、ユーザから、電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる。例えば、ユーザは、電子財布への支払アカウントの追加を認証するために、アフォーダンス1832をアクティブ化する。一部の実施形態によれば、認証は金融機関から受け取られる。例えば、電子デバイスは、金融機関から確認済みのトークンを受け取る。
【0471】
一部の実施形態によれば、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに記憶する前に、電子デバイスは、金融アプリケーションに関するユーザログイン情報(例えば、フィールドの内容1812及び1814)を含むユーザ入力を受け取る。
【0472】
一部の実施形態によれば、金融アプリケーション用のユーザインタフェースは、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての表示された詳細(例えば、1806、1804)を含む。
【0473】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースを表示し、この表示された第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースは、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての詳細(例えば、1830)を含む。
【0474】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスする。電子デバイスは、アクセスされた支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに提供する。一部の実施形態では、購入アプリケーションは、支払アカウントと関連付けられた情報を使用して、支払取引を行う。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。
【0475】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を含む。図18Eに示すように、デバイスは、支払端末(例えば、610)のフィールド(例えば、612)内に置かれる。電子デバイスは、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスする。電子デバイスは、1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントと関連付けられた情報を、電子デバイスに近接した支払端末(例えば、610)に送信する。支払アカウントと関連付けられた情報により、支払端末(例えば、610)が支払取引を行うことが可能になる。一部の実施形態では、支払取引を行うことは、支払認証情報を検証するために及び/又は取引を完了するための認証を受け取るために、情報を1つ以上の金融機関に転送することを含む。例えば、支払アカウント情報は、NFCを使用して非接触支払端末に送信される。
【0476】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、金融アプリケーションに、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセス権(例えば、書き込みのみのアクセス権)を提供する。一部の実施例では、電子財布アプリケーションは、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセスを達成するための仲介要素として働く。
【0477】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアに書き込む。一部の実施例では、このことにより、電子デバイスが、ウェブ支払又はNFC支払などのモバイル支払のために、(例えば、アカウント詳細を提供するようユーザに要求することなく)支払アカウントを使用することが可能になる。
【0478】
一部の実施形態によれば、支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、電子デバイスは、支払アカウントがデバイスにリンクされているとの表示(例えば、1840、視覚的な、オーディオの、又は触覚的なアラート)を提供する。
【0479】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む。一部の実施形態では、ユーザが非接触支払端末のフィールド内にデバイスを置いたことをデバイスが検出するとき、デバイスは、(1つ以上の異なる支払アカウントの中から)選択された支払アカウントの識別子、例えばPANを、非接触支払端末に送信する。
【0480】
方法1900に関して上述された処理(例えば、図19)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、900、1100、1300、1500及び1700は、方法1900を参照して上述された、様々な方法の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、方法700、900、1100、1300、1500、及び1700の、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力は、方法1900に記載した電子デバイスの、電子財布、支払アカウント、ロイヤルティアカウント、アフォーダンス、及び入力の特徴のうちの1つ以上を、任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は繰り返さない。
【0481】
一部の実施形態によれば、図20は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2000の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2000の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2000の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図20に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0482】
図20に示されるように、電子デバイス2000は、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2002と、1つ以上の無線通信要素2004と、ディスプレイユニット2002及び1つ以上の無線通信要素2004に結合された処理ユニット2006と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2006は、送信ユニット2010、受け取りユニット2012、表示可能化ユニット2014、及び任意選択的に、判定ユニット2016、取り止めユニット2018、及びリンクユニット2020を含む。
【0483】
処理ユニット2006は、1つ以上の無線通信要素2004を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に(例えば、送信ユニット2010を使用して)送信することであって、支払アカウント情報により、支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を(例えば、受け取りユニット2012を使用して)受け取ることと、ディスプレイユニット2002上での、リンクアフォーダンスの表示を(例えば、表示可能化ユニット2014を使用して)可能にすることと、リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイユニット2002上での、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースの表示を(例えば、表示可能化ユニット2014を使用して)可能にすることと、を行うように構成されている。
【0484】
一部の実施形態では、処理ユニット2006は、リンクアフォーダンスの表示を可能にする前に、(例えば、判定ユニット2016を使用して)ロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないと判定するように、更に構成されている。
【0485】
一部の実施形態では、ロイヤルティ情報は、ロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む。
【0486】
一部の実施形態では、支払取引は支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースは、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドを含み、この場合、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドには、加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントの設定と関連付けられた情報が投入される。
【0487】
一部の実施形態では、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースは、キャンセルアフォーダンスを含み、処理ユニット2006は、キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2012を使用して)受け取ることと、キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力の受け取りに応答して、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドの内容を送信するのを(例えば、取り止めユニット2018を使用して)取り止めることと、を行うように、更に構成されている。
【0488】
一部の実施形態では、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースは、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンスを含み、処理ユニット2006は、確認アフォーダンスのアクティブ化を(例えば、受け取りユニット2012を使用して)受け取ることと、確認アフォーダンスのアクティブ化の受け取りに応答して、ロイヤルティアカウントを電子デバイスに(例えば、リンクユニット2020を使用して)リンクすることと、を行うように、更に構成されている。
【0489】
一部の実施形態では、処理ユニット2006は、電子デバイスは、リンクアフォーダンスのアクティブ化の後で、ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定の選択に対応する入力を(例えば、受け取りユニット2012を使用して)受け取り、この場合、設定は、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態を識別する。
【0490】
一部の実施形態では、処理ユニット2006は、ロイヤルティ情報を受け取る前に、支払端末から、1つ以上の無線通信要素2004を介して、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを(例えば、受け取りユニット2012を使用して)受け取ることと、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、支払端末に、1つ以上の無線通信要素2004を介して、第1のタイプのロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を(例えば、送信ユニット2010を使用して)送信することと、を行うように、更に構成されている。
【0491】
一部の実施形態では、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた。
【0492】
一部の実施形態では、電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、この場合、第2の支払アカウントは、既出の支払アカウントとは別である。
【0493】
図7を参照して上述した動作は、任意選択的に、図1A及び図1B、又は図20に示す構成要素によって実施される。例えば、送信動作702、受け取り動作704、708、及び710、並びに表示動作706は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176若しくはオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0494】
一部の実施形態によれば、図21は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2100の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2100の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2100の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図21に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0495】
図21に示されるように、電子デバイス2100は、1つ以上の無線通信要素2102と、1つ以上の入力デバイス2104と、1つ以上の無線通信要素2102及び1つ以上の入力デバイス2104に結合された処理ユニット2106と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2106は、受け取りユニット2110、判定ユニット2112、送信ユニット2114、取り止めユニット2116、及び任意選択的に、提供ユニット2118、検出ユニット2120、及び処理ユニット2122を含む。
【0496】
処理ユニット2106は、1つ以上の無線通信要素2102を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104を介して提供されている、支払取引に関するロイヤルティアカウント情報のリクエストを(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取ることと、ロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定すること、ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素2102を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2114を使用して)送信すること、及びロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを(例えば、取り止めユニット2116を使用して)取り止めることと、を行うように構成されている。
【0497】
一部の実施形態によれば、処理ユニット2106は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、支払取引を進めるための認証が提供されると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定するように更に構成されており、この場合、1つ以上の無線通信要素2102を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することは、別個の認証を要求することなく行われる。
【0498】
一部の実施例では、処理ユニット2106は、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、ロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために確認を要求するアラートを(例えば、提供ユニット2118を使用して)提供するように、更に構成されている。
【0499】
一部の実施形態では、電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104は指紋センサを含み、処理ユニット2106は、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を(例えば、提供ユニット2118を使用して)提供することと、1つ以上の無線通信要素2102を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出することと、デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定することと、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2114を使用して)送信することと、を行うように、更に構成されている。
【0500】
一部の実施形態では、電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104は指紋センサを含み、処理ユニット2106は、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を(例えば、提供ユニット2118を使用して)提供することと、既出のロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取ることと、1つ以上の無線通信要素2102を介して、デバイスが非接触支払端末のフィールドから取り出され非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出することと、デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定することと、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2114を使用して)送信することと、を行うように、更に構成されている。
【0501】
一部の実施形態では、電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104は指紋センサを含み、処理ユニット2106は、ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を(例えば、提供ユニット2118を使用して)提供することと、ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取ることと、1つ以上の無線通信要素2102を介して、デバイスが非接触支払端末のフィールドから取り出され非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出することと、デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定することと、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することなく、支払取引を(例えば進行ユニット2122を使用して)進めることと、を行うように、更に構成されている。
【0502】
一部の実施形態では、処理ユニット2106は、ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、電子デバイスは、確認を促すことなく支払アカウントを使用して支払取引を(例えば、進行ユニット2122を使用して)進めるように、更に構成されている。
【0503】
一部の実施形態では、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。
【0504】
一部の実施形態では、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、既出の非接触支払端末を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。
【0505】
一部の実施形態では、ロイヤルティ共有条件は、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む。
【0506】
一部の実施形態では、処理ユニット2106は、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出し、非接触支払端末のフィールドを検出する前に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104を介して先に進むための認証を(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取るように、更に構成されている。
【0507】
一部の実施形態では、処理ユニット2106は、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出し、非接触支払端末のフィールドを検出している間に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイス2104を介して先に進むための認証を(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取るように、更に構成されている。
【0508】
一部の実施形態では、処理ユニット2106は、所定の数のロイヤルティアカウントに関して、1つ以上の無線通信要素2102を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信した後で、非接触支払から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取ることと、非接触支払からの第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、支払取引のために非接触支払に第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを(例えば、取り止めユニット2116を使用して)取り止めることと、を行うように、更に構成されている。
【0509】
一部の実施形態では、1つ以上の入力デバイス2104は指紋センサを備え、この場合認証は、電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を(例えば、検出ユニット2120を使用して)検出することと、指紋センサ上のそれぞれ指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定することと、に従って提供された。
【0510】
一部の実施形態では、1つ以上の入力デバイス2104はタッチ感知面を備え、この場合認証は、電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを(例えば、受け取りユニット2110を使用して)受け取ることと、パスコードの受け取りに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードとパスコードが一致すると(例えば、判定ユニット2112を使用して)判定することと、に従って提供された。
【0511】
一部の実施形態によれば、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる。
【0512】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0513】
一部の実施形態では、処理ユニット2106は、1つ以上の無線通信要素2102を使用して、支払アカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2114を使用して)送信するように更に構成されており、この場合、支払アカウント情報により、非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる。
【0514】
図9を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図21に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、受け取り動作902、判定動作904、送信動作906、及び取り止め動作908は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0515】
一部の実施形態によれば、図22は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2200の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2200の機能ブロックは、上述の技法を実行するように構成されている。デバイス2200の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図22に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0516】
図22に示すように、電子デバイス2200は、1つ以上の無線通信要素2202と、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2204と、1つ以上の無線通信要素2202及びディスプレイユニット2204に結合された処理ユニット2206と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2206は、受け取りユニット2210及び表示可能化ユニット2212、並びに任意選択的に、実行ユニット2214、検出ユニット2216、判定ユニット2218、及び送信ユニット2220を含む。
【0517】
処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を(例えば、受け取りユニット2210を使用して)受け取ることと、支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイユニット2204上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にすることと、を行うように構成されている。
【0518】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、ディスプレイユニット2204上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にした後で、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を(例えば、実行ユニット2214を使用して)行うように、更に構成されている。
【0519】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、ディスプレイユニット2204上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にする前に、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を(例えば、実行ユニット2214を使用して)行うように、更に構成されている。
【0520】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、非接触支払端末610のフィールド612を(例えば、検出ユニット2216を使用して)検出し、ロイヤルティアカウントが使用できる位置に電子デバイスがあると(例えば、判定ユニット2218を使用して)判定するように、更に構成されている。
【0521】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、1つ以上の無線通信要素2202を介して、非接触支払端末から、ロイヤルティアカウント情報が支払取引端末において入力済みであることを示す情報を(例えば、受け取りユニット2210を使用して)受け取るように、更に構成されている。
【0522】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、1つ以上の無線通信要素2202を介して、非接触支払端末から、ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を(例えば、受け取りユニット2210を使用して)受け取るように、更に構成されている。
【0523】
一部の実施形態では、支払取引は、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた。
【0524】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントは、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている。
【0525】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む。
【0526】
一部の実施形態では、支払アカウントはデフォルトの支払アカウントである。
【0527】
一部の実施形態では、ディスプレイユニット2204上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にすることは、支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる。
【0528】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2220を使用して)送信することであって、支払アカウント情報により非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、を行うように、更に構成されている。
【0529】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、1つ以上の無線通信要素2202を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2220を使用して)送信するように、更に構成されている。
【0530】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、1つ以上の無線通信要素2202を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に(例えば、送信ユニット2220を使用して)送信するように、更に構成されている。
【0531】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、1つ以上の無線通信要素2202を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を(例えば、受け取りユニット2210を使用して)受け取ることと、支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、ディスプレイユニット2204上での、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にすることと、を行うように、更に構成されている。
【0532】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないと(例えば、判定ユニット2218を使用して)判定することと、非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないとの判定に応答して、(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)支払アカウントの表示の表示を、及びロイヤルティアカウントの表示の表示の取り止めを、可能にすることと、を行うように、更に構成されている。
【0533】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、支払アカウントを非接触支払端末に送信する前に、ディスプレイユニット2204上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にするように、更に構成されている。
【0534】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイユニット2204上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にするように、更に構成されている。
【0535】
一部の実施形態では、処理ユニット2206は、支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイユニット2204上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示を(例えば、表示可能化ユニット2212を使用して)可能にするように、更に構成されている。
【0536】
図11を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図22に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、受け取り動作1102及び表示動作1104は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0537】
一部の実施形態によれば、図23は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2300の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2300の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2300の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図23に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0538】
図23に示されるように、電子デバイス2300は、1つ以上の無線通信要素2302と、1つ以上の無線通信要素2302に結合された処理ユニット2304と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2304は、受け取りユニット2310、判定ユニット2312、処理ユニット2314、取り止めユニット2316、並びに任意選択的に、要求ユニット2318、及び提供ユニット2320を含む。
【0539】
処理ユニット2304は、非接触支払端末から1つ以上の無線通信要素2302を介して、支払取引と関連付けられたリクエストを(例えば、受け取りユニット2310を使用して)受け取ることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを(例えば、判定ユニット2312を使用して)判定することと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を(例えば、進行ユニット2314を使用して)進めることと、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、支払アカウント選択条件が満足されているか否かを(例えば、進行ユニット2312を使用して)判定することと、支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを(例えば、取り止めユニット2316を使用して)取り止めること、を行うように構成されている。
【0540】
一部の実施形態では、処理ユニット2304は、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されているとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を(例えば、処理ユニット2314を使用して)進めるように、更に構成されている。
【0541】
一部の実施形態では、処理ユニット2304は、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び、支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるためのユーザからの認証を(例えば、要求ユニット2318を使用して)要求するように、更に構成されている。
【0542】
一部の実施形態では、処理ユニット2304は、リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、ユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2310を使用して)受け取ることと、ユーザ入力の受け取りに応答して、電子デバイスは、支払取引を進めるために、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示を(例えば、提供ユニット2320を使用して)提供することと、を行うように、更に構成されている。
【0543】
一部の実施形態では、第2の支払アカウントはデフォルトの支払アカウントである。
【0544】
一部の実施形態では、支払アカウント選択条件は、非接触支払端末が第1のタイプのものである、及び、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていないとき、満足されない。
【0545】
一部の実施形態では、支払アカウント選択条件は、デバイスが非接触支払端末から検証されたリクエストを受け取るときに満足される基準を含む。
【0546】
一部の実施形態では、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。
【0547】
一部の実施形態では、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末と関連付けられる位置において、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。
【0548】
一部の実施形態では、支払アカウント選択条件は、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む。
【0549】
一部の実施形態では、処理ユニット2304は、支払取引と関連付けられたリクエストを受け取る前に、特定の支払アカウントに関する支払アカウント情報を(例えば、受け取りユニット2310を使用して)受け取ることと、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2310を使用して)受け取ることと、を行うように、更に構成されている。
【0550】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウントとは異なっている。
【0551】
図13を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図23に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、受け取り動作1302、判定動作1304及び1310、進行動作1306、並びに取り止め動作1312は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0552】
一部の実施形態によれば、図24は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2400の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2400の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2400の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図24に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0553】
図24に示すように、電子デバイス2400は、位置センサ2402と、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2404と、任意選択的に近距離通信無線装置2406と、位置センサ2404、ディスプレイユニット2404、及び任意選択的に近距離通信無線装置2406に結合された、処理ユニット2408と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2408は、検出ユニット2410、判定ユニット2412、表示可能化ユニット2414、取り止めユニット2416、並びに任意選択的に、受け取りユニット2418、準備ユニット2420、及び提供ユニット2422を含む。
【0554】
処理ユニット2408は、位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを(例えば、検出ユニット2410を使用して)検出することと、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを(例えば、判定ユニット2412を使用して)判定すること、現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイユニット2404上での、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を(例えば、表示可能化ユニット2414を使用して)可能にすること、及び現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイユニット2404上での、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にすることを(例えば、取り止めユニット2416を使用して)取り止めることと、を行うように構成されている。
【0555】
一部の実施形態では、ディスプレイユニット2404上での、視覚的表示の表示を(例えば、表示可能化ユニット2414を使用して)可能にすることは、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示の表示を可能にすることを含む。
【0556】
一部の実施形態では、ディスプレイユニット2404上での、視覚的表示の表示を可能にすることは、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示の表示を可能にすることを含み、処理ユニット2408は、推奨を受け入れるユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2418を使用して)受け取ることと、現在の位置にある非接触支払端末において使用するために特定の支払アカウントを(例えば、準備ユニット2420を使用して)準備することと、を行うように、更に構成されている。
【0557】
一部の実施形態では、現在の位置は、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている。
【0558】
一部の実施形態では、電子デバイスは近距離通信無線装置2406を含み、処理ユニット2408は、ユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、近距離通信無線装置2406によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を(例えば、検出ユニット2410を使用して)検出することと、支払取引を進めるための認証が提供されていない非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、支払を認証するためのプロンプトを(例えば、提供ユニット2422を使用して)提供することと、プロンプトを提供した後で、現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2418を使用して)受け取ることと、第2の支払アカウントを選択するユーザ入力の受け取りに応答して、支払取引において第2の支払アカウントを使用するよう(例えば、準備ユニット2420を使用して)準備することと、を行うように、更に構成されている。
【0559】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントは、特定の支払アカウントとは異なっている。
【0560】
図15を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図24に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、検出動作1502、判定動作1506、表示動作1508、及び取り止め動作1510は、は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0561】
一部の実施形態によれば、図25は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2500の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2500の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2500の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図25に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0562】
図25に示すように、電子デバイス2500は、ユーザグラフィックインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2502と、1つ以上の入力デバイス2504と、任意選択的に、カメラセンサ2506と、タッチ感知面ユニット2520と、近距離通信無線装置2522と、ディスプレイユニット2502、1つ以上の入力デバイス2504、並びに任意選択的に、カメラセンサ2506、タッチ感知ディスプレイ2520、及び近距離通信無線装置2522に結合された、処理ユニット2508と、を備える。一部の実施形態では、処理ユニット2508は、受け取りユニット2510、判定ユニット2512、表示可能化ユニット2514、並びに任意選択的に、検出ユニット2516、及び取り止めユニット2518を含む。
【0563】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、1つ以上の入力デバイス2504を介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを(例えば、受け取りユニット2510を使用して)受け取ることであって、このリクエストがアカウント情報を含む、ことと、1つ以上の入力デバイス2504を介してリクエストを受け取ることに応答して、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを(例えば、判定ユニット2512を使用して)判定すること、支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイユニット2502上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を(例えば、表示可能化ユニット2514を使用して)可能にすること、及び支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイユニット2502上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を(例えば、表示可能化ユニット2514を使用して)可能にすることと、を行うように構成されている。
【0564】
一部の実施形態では、電子デバイスはカメラセンサ2506を含み、この場合、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストは、支払カードの画像に基づいており、この画像は、電子デバイスのカメラセンサ2506によって取り込まれる。
【0565】
一部の実施形態では、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、この場合、支払カード用の支払アカウントインタフェースは、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含む。
【0566】
一部の実施形態では、複数のアフォーダンスは、これらが単一の支払カードに関連していることを示すように、1つにグループ化される。
【0567】
一部の実施形態では、複数のアフォーダンスは、1行に表示される。
【0568】
一部の実施形態では、電子デバイスはタッチ感知面ユニット2520を含み、処理ユニット2508は、タッチ感知面ユニット2520において、垂直スワイプ入力を(例えば、受け取りユニット2510を使用して)受け取ることと、垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンスの表示を(例えば、表示可能化ユニット2514を使用して)可能にすることであって、複数のアフォーダンスのうちの第1のカードアフォーダンスが、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンスが、第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す、ことと、を行うように、更に構成されている。
【0569】
一部の実施形態では、処理ユニット2508は、第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2510を使用して)受け取ることと、第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力の受け取りに応答して、複数の支払アカウントの第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセットの表示を(例えば、表示可能化ユニット2514を使用して)可能にすることと、を行うように、更に構成されている。
【0570】
一部の実施形態では、支払カードの複数の支払アカウントに関する表示された複数のアフォーダンスは、電子デバイスの現在の位置に基づいている。
【0571】
一部の実施形態では、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、この場合、電子デバイスは近距離通信無線装置2522を含み、処理ユニット2508は、近距離通信無線装置2522によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を(例えば、検出ユニット2516を使用して)検出することと、非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを(例えば、判定ユニット2516を使用して)判定することと、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、第1のタイプの支払カードの支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを(例えば、取り止めユニット2518を使用して)取り止めることと、を行うように、更に構成されている。
【0572】
一部の実施形態では、支払カードは複数の支払アカウントと関連付けられており、この場合、支払カード用の支払アカウントインタフェースは、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含み、複数のアフォーダンスは優先順位に基づいて表示される。
【0573】
図17を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図25に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、受け取り動作1702、判定動作1706、並びに表示動作1708及び1710は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0574】
一部の実施形態によれば、図26は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス2600の、例示的な機能ブロック図を示す。一部の実施形態によれば、電子デバイス2600の機能ブロックは、上述の技法を実施するように構成されている。デバイス2600の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実施される。当業者であれば、図26に記載された機能ブロックは、説明された様々な実施例の原理を実現するために、任意選択的にサブブロックに組み合わされるか、又は分離されることが理解される。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0575】
図26に示されるように、電子デバイス2600は、ディスプレイユニット2602と、任意選択的に、1つ以上の無線通信ユニット2604と、ディスプレイユニット2602、及び任意選択的に1つ以上の無線通信ユニット2604に結合された、処理ユニット2606と、を含む。一部の実施形態では、処理ユニット2606は、表示可能化ユニット2610、受け取りユニット2612、記憶ユニット2614、並びに任意選択的に、アクセスユニット2616、提供ユニット2618、送信ユニット2620、及び書き込みユニット2622を含む。
【0576】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を(例えば、表示可能化ユニット2610を使用して)可能にすることであって、金融アプリケーションが金融機関と関連付けられる第三者のアプリケーションであり、金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にしている間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを(例えば、受け取りユニット2612を使用して)受け取ることと、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに(例えば、記憶ユニット2614を使用して)記憶することと、を行うように構成されている。
【0577】
一部の実施形態にでは、認証は、ユーザから、電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる。
【0578】
一部の実施形態では、認証は金融機関から受け取られる。
【0579】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに記憶する前に、金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を(例えば、受け取りユニット2612を使用して)受け取るように、更に構成されている。
【0580】
一部の実施形態では、金融アプリケーション用のユーザインタフェースは、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての表示された詳細を含む。
【0581】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を(例えば、表示可能化ユニット2610を使用して)可能にすることであって、この表示された第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースが、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての詳細を含む、ことを行うように、更に構成されている。
【0582】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報に(例えば、アクセスユニット2616を使用して)アクセスすることと、アクセスされた支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに(例えば、提供ユニット2618を使用して)提供することと、を行うように、更に構成されている。
【0583】
一部の実施形態では、電子デバイスは1つ以上の無線通信要素2604を含み、処理ユニット2606は、デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報に(例えば、アクセスユニット2616を使用して)アクセスすることと、1つ以上の無線通信要素2604を使用して、支払アカウントと関連付けられた情報を電子デバイスに近接した支払端末に(例えば、送信ユニット2620を使用して)送信することであって、支払アカウントと関連付けられた情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、を行うように、更に構成されている。
【0584】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、金融アプリケーションに、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセス権を(例えば、提供ユニット2618を使用して)を提供するように、更に構成されている。
【0585】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアに(例えば、書き込みユニット2622を使用して)書き込むように、更に構成されている。
【0586】
一部の実施形態では、処理ユニット2606は、支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、支払アカウントがデバイスにリンクされているとの表示を(例えば、提供ユニット2618を使用して)提供するように、更に構成されている。
【0587】
一部の実施形態では、電子デバイスの電子財布は、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む。
【0588】
図19を参照して上述された動作は、図1A及び図1B、又は図26に示される構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、表示動作1902、受け取り動作1904、及び記憶動作1906は、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって実施することができる。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の位置での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられた、イベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を利用するか、又は呼び出すことができる。一部の実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションによって表示されるものを更新するために、それぞれのGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が、図1A及び図1Bに示される構成要素に基づいて、どのように実施され得るかは明らかであろう。
【0589】
例示的な方法、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、システム、及び電子デバイスが、次の付記1から216に記載される。

ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスにおいて、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、
ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、
リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、
を含む、方法。

リンクアフォーダンスを表示する前に、ロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないと判定することを含む、
付記1に記載の方法。

ロイヤルティ情報がロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む、
付記1又は2に記載の方法。

支払取引が支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、
ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースが1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドを含み、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドには、加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントの設定と関連付けられた情報が投入される、
付記1から3のいずれか一項に記載の方法。

ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースがキャンセルアフォーダンスを含む、付記4に記載の方法であって、
キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力の受け取りに応答して、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドの内容を送信するのを取り止めることと、を更に含む、方法。

ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースが、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンスを含む、付記1から5のいずれか一項に記載の方法であって、
確認アフォーダンスのアクティブ化を受け取ることと、
確認アフォーダンスのアクティブ化の受け取りに応答して、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクすることと、を更に含む、方法。

リンクアフォーダンスのアクティブ化の後で、ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定の選択に対応する入力を受け取ることであって、設定が、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態を識別する、こと
を更に含む、付記1から6のいずれか一項に記載の方法。

ロイヤルティ情報を受け取る前に、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末に、第1のタイプのロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信することと、
を更に含む、付記1から7のいずれか一項に記載の方法。

支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた、付記1から8のいずれか一項に記載の方法。
10
電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、第2の支払アカウントが支払アカウントとは別である、付記9に記載の方法。
11
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
12
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記1から10のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
13
付記1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
14
ディスプレイと1つ以上の無線通信要素とを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ることと、
ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示することと、
リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
15
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、
支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ること、
ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示すること、
リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ること、及び
ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
16
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信するための手段であって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、手段と、
支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取るための手段と、
ディスプレイ上に、リンクアフォーダンスを表示するための手段と、
リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取るための手段と、
ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースを表示するための手段と、を備える、電子デバイス。
17
1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、
1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及び
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、
を含む、方法。
18
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、支払取引を進めるための認証が提供されると判定することであって、1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することが、別個の認証を要求することなく行われる、こと
を更に含む、付記17に記載の方法。
19
ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、ロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために確認を要求するアラートを提供すること
を更に含む、付記17又は18に記載の方法。
20
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記17から19のいずれか一項に記載の方法であって、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することと、を更に含む、方法。
21
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記17から19のいずれか一項に記載の方法であって、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
ロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することと、を更に含む、方法。
22
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記17から19のいずれか一項に記載の方法であって、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取ることと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することなく、支払取引を進めることと、を更に含む、方法。
23
ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、確認を促すことなく支払アカウントを使用して支払取引を進めること
を更に含む、付記17から22のいずれか一項に記載の方法。
24
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記17から23のいずれか一項に記載の方法。
25
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記17から24のいずれか一項に記載の方法。
26
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記17から25のいずれか一項に記載の方法。
27
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを検出することと、
非接触支払端末のフィールドを検出する前に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取ることと、
を更に含む、付記17から26のいずれか一項に記載の方法。
28
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを検出することと、
非接触支払端末のフィールドを検出している間に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取ることと、
を更に含む、付記17から27のいずれか一項に記載の方法。
29
所定の数のロイヤルティアカウントに関して、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信した後で、非接触支払端末から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
非接触支払からの第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、支払取引のために非接触支払に第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止めることと、
を更に含む、付記17から28のいずれか一項に記載の方法。
30
1つ以上の入力デバイスが指紋センサを備え、認証が、
電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することと、
指紋センサ上でそれぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、に従って提供された、付記17から29のいずれか一項に記載の方法。
31
1つ以上の入力デバイスがタッチ感知面を備え、認証が、
電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、
パスコードの受け取りに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードとパスコードが一致すると判定することと、に従って提供される、付記17から29のいずれか一項に記載の方法。
32
支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、付記17から31のいずれか一項に記載の方法。
33
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている、付記17から32のいずれか一項に記載の方法。
34
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を非接触支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと
を更に含む、付記17から33のいずれか一項に記載の方法。
35
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記17から34のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
36
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記17から34のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
37
付記17から34のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
38
1つ以上の無線通信要素と1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及び
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
39
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及び
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
40
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取るための手段と、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及び
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、を行うための手段と、を含む、電子デバイス。
41
1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、
支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、
支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示することと、
を含む、方法。
42
ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示した後で、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を行うこと
を更に含む、付記41に記載の方法。
43
ディスプレイ上に、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示する前に、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を行うこと
を更に含む、付記41又は42に記載の方法。
44
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
非接触支払端末のフィールドを検出することと、
ロイヤルティアカウントが使用できる位置に電子デバイスがあると判定することと、を更に含む、付記41から43のいずれか一項に記載の方法。
45
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末から、支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであることを示す情報を受け取ること
を更に含む、付記41から44のいずれか一項に記載の方法。
46
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末から、ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取ること
を更に含む、付記41から45のいずれか一項に記載の方法。
47
支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、付記41から46のいずれか一項に記載の方法。
48
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている、付記41から47のいずれか一項に記載の方法。
49
電子デバイスの電子財布が、ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む、付記41から48のいずれか一項に記載の方法。
50
支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、付記41から49のいずれか一項に記載の方法。
51
ディスプレイ上で、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示することが、支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる、付記41から50のいずれか一項に記載の方法。
52
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと
を更に含む、付記41から51のいずれか一項に記載の方法。
53
支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること
を更に含む、付記52に記載の方法。
54
支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること
を更に含む、付記52に記載の方法。
55
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取ることと、
支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を表示することと、
を更に含む、付記41から54のいずれか一項に記載の方法。
56
非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないと判定することと、
非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないとの判定に応答して、支払アカウントの表示を表示し、ロイヤルティアカウントの表示の表示を取り止めることと、
を更に含む、付記41から55のいずれか一項に記載の方法。
57
支払アカウントを非接触支払端末に送信する前に、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明を表示すること
を更に含む、付記52に記載の方法。
58
支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明を表示すること
を更に含む、付記41から57のいずれか一項に記載の方法。
59
支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイ上に、ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示を表示すること
を更に含む、付記41から58のいずれか一項に記載の方法。
60
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記41から59のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
61
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記41から59のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
62
付記41から59のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
63
1つ以上の無線通信要素とディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ることと、
支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、
支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
64
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ること、
支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、
支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
65
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイと、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取るための手段と、
支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、
支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示を同時に表示させるための手段と、
を備える、電子デバイス。
66
1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスにおいて、
1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めることと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めることと、
を含む、方法。
67
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されているとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めること
を更に含む、付記66に記載の方法。
68
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるためのユーザからの認証を要求すること
を更に含む、付記66又は67に記載の方法。
69
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、
ユーザ入力を受け取ることと、
ユーザ入力の受け取りに応答して、支払取引を進めるために、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示を提供することと、
を更に含む、付記66又は67に記載の方法。
70
第2の支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、付記69に記載の方法。
71
支払アカウント選択条件が、
非接触支払端末が第1のタイプのものである、及び
デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていないときに、満足されない、付記66から70のいずれか一項に記載の方法。
72
支払アカウント選択条件が、デバイスが非接触支払端末から検証されたリクエストを受け取るときに満足される基準を含む、付記66から71のいずれか一項に記載の方法。
73
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記66から72のいずれか一項に記載の方法。
74
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末と関連付けられる位置において、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記66から73のいずれか一項に記載の方法。
75
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記66から74のいずれか一項に記載の方法。
76
支払取引と関連付けられたリクエストを受け取る前に、
特定の支払アカウント支払アカウント情報を受け取ることと、
デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取ることと、
を更に含む、付記66から75のいずれか一項に記載の方法。
77
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントが、特定の支払アカウントとは異なっている、付記66から76のいずれか一項に記載の方法。
78
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記66から77のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
79
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記66から77のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
80
付記66から77のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
81
1つ以上の無線通信要素を備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ることと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定することと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めることと、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
82
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めること、並びに
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
83
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取るための手段と、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定するための手段と、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めるための手段と、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、を行うための手段と、
を備える、電子デバイス。
84
位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントが位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントが位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、
を含む、方法。
85
ディスプレイ上に視覚的表示を表示することが、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示を表示することを含む、付記84に記載の方法。
86
ディスプレイ上に視覚的表示を表示することが、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示を表示することを含む、付記84に記載の方法であって、
推奨を受け入れるユーザ入力を受け取ることと、
現在の位置にある非接触支払端末において使用するために特定の支払アカウントを準備することと、
を更に含む、方法。
87
現在の位置が、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている、付記84から86のいずれか一項に記載の方法。
88
電子デバイスが近距離通信無線装置を含む、付記84から87のいずれか一項に記載の方法であって、ユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で
支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
支払取引を進めるための認証が提供されていない非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、支払を認証するためのプロンプト(例えば、ユーザに提供される可聴の、可視の、又は触覚的な出力)を提供することと、
プロンプトを提供した後で、現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
第2の支払アカウントを選択するユーザ入力の受け取りに応答して、支払取引において第2の支払アカウントを使用するよう準備することと、を更に含む、方法。
89
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントが、特定の支払アカウントとは異なっている、付記84から88のいずれか一項に記載の方法。
90
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記84から89のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
91
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記84から89のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
92
付記84から89のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
93
位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
94
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めることと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
95
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイと、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出するための手段と、
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示すること、及び
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、特定の支払アカウントがその位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示するのを取り止めること、を行うための手段と、を備える、電子デバイス。
96
ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスにおいて、
1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
97
電子デバイスがカメラセンサを含み、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストが支払カードの画像に基づいており、画像が電子デバイスのカメラセンサによって取り込まれる、付記96に記載の方法。
98
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースが、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含む、付記96又は97に記載の方法。
99
複数のアフォーダンスが、これらが単一の支払カードに関連していることを示すように、1つにグループ化される、付記98に記載の方法。
100
複数のアフォーダンスが1行に表示される、付記98に記載の方法。
101
電子デバイスがタッチ感知面を含む、付記96から100のいずれか一項に記載の方法であって、
タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取ることと、
垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンスを表示することであって、複数のアフォーダンスのうちの第1のカードアフォーダンスが、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンスが、第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す、ことと、を更に含む、方法。
102
第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力を受け取ることと、
第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力の受け取りに応答して、複数の支払アカウントの第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセットを表示することと、
を更に含む、付記101に記載の方法。
103
支払カードの複数の支払アカウントに関する表示された複数のアフォーダンスが、電子デバイスの現在の位置に基づいている、付記96から102のいずれか一項に記載の方法。
104
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、デバイスが近距離通信無線装置を含む、付記96から103のいずれか一項に記載の方法であって、
近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定することと、
非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、第1のタイプの支払カードの支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止めることと、を更に含む、方法。
105
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースが、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含み、複数のアフォーダンスが優先順位に基づいて表示される、付記96から104のいずれか一項に記載の方法。
106
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記96から105のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
107
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記96から105のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
108
付記96から105のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
109
ディスプレイと1つ以上の入力デバイスとを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
110
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、リクエストがアカウント情報を含む、ことと、
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示することと、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
111
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取るための手段であって、リクエストがアカウント情報を含む、手段と、
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、及び
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイ上に、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースを表示すること、を行うための手段と、を備える、電子デバイス。
112
ディスプレイを備えた電子デバイスにおいて、
電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、
金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶することと、
を含む、方法。
113
認証が、ユーザから、電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる、付記112に記載の方法。
114
認証が金融機関から受け取られる、付記112又は113に記載の方法。
115
第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに記憶する前に、金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を受け取ること
を更に含む、付記112から114のいずれか一項に記載の方法。
116
金融アプリケーション用のユーザインタフェースが、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての表示された詳細を含む、付記112から115のいずれか一項に記載の方法。
117
第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、表示された第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースが、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての詳細を含む、こと
を更に含む、付記116に記載の方法。
118
デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
アクセスされた支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに提供することと、
を更に含む、付記112から117のいずれか一項に記載の方法。
119
電子デバイスが1つ以上の無線通信要素を含む、付記112から117のいずれか一項に記載の方法であって、
デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントと関連付けられた情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウントと関連付けられた情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、
を更に含む、方法。
120
金融アプリケーションに、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセス権を提供すること
を更に含む、付記112から119のいずれか一項に記載の方法。
121
支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアに書き込むこと
を更に含む、付記112から120のいずれか一項に記載の方法。
122
支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、支払アカウントがデバイスにリンクされているとの表示を提供すること
を更に含む、付記121に記載の方法。
123
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む、付記112から122のいずれか一項に記載の方法。
124
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶された1つ以上のプログラムであって、付記112から123のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、1つ以上のプログラムと、
を備える、電子デバイス。
125
電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される1つ以上のプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されると電子デバイスに、付記112から123のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
126
付記112から123のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、電子デバイス。
127
ディスプレイを備えた電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行するための1つ以上のプログラムを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
ディスプレイ上に、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、ことと、
金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ることと、
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶することと、を行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
128
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、電子デバイスに、
ディスプレイ上に、電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示することであって、
金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、
金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ること、並びに
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶すること、を行わせる命令を含む、メモリに記憶された1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイス。
129
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示するための手段であって、
金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、手段と、
金融アプリケーション用のユーザインタフェースを表示している間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取るための手段と、
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶するための手段と、を備える、電子デバイス。
130
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、
支払端末を用いて支払取引を行った後で、リモートソースから、ロイヤルティアカウントのロイヤルティ情報を受け取ること、
ディスプレイユニット上での、リンクアフォーダンスの表示を可能にすること、
リンクアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ること、及び
ユーザ入力の受け取りに応答して、ディスプレイユニット上での、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースの表示を可能にすること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
131
処理ユニットが、
リンクアフォーダンスの表示を可能にする前に、ロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないと判定するように更に構成されている、付記130に記載の電子デバイス。
132
ロイヤルティ情報がロイヤルティアカウントに特有の識別子を含む、付記130又は131に記載の電子デバイス。
133
支払取引が支払アカウントと加盟店との間の支払取引であり、
ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースが1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドを含み、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドには、加盟店と関連付けられた新しいロイヤルティアカウントの設定と関連付けられた情報が投入されている、
付記130から132のいずれか一項に記載の電子デバイス。
134
ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースがキャンセルアフォーダンスを含む、付記133に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力を受け取ることと、
キャンセルアフォーダンスのアクティブ化に対応するユーザ入力の受け取りに応答して、1つ以上の事前にデータ投入されたフィールドの内容を送信するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
135
ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするためのユーザインタフェースが、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクするための確認アフォーダンスを含む、付記130から134のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
確認アフォーダンスのアクティブ化を受け取ることと、
確認アフォーダンスのアクティブ化の受け取りに応答して、ロイヤルティアカウントを電子デバイスにリンクすることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
136
処理ユニットが、
リンクアフォーダンスのアクティブ化の後で、ロイヤルティアカウントと関連付けられた設定の選択に対応する入力を受け取ることであって、設定が、デバイスを使用して取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別のロイヤルティアカウントを指定する入力がない場合の、続く取引中のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の提供に関する状態を識別する、こと、を行うように更に構成されている、付記130から135のいずれか一項に記載の電子デバイス。
137
処理ユニットが、
ロイヤルティ情報を受け取る前に、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末から、第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
第1のタイプのロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、1つ以上の無線通信要素を介して、支払端末に、第1のタイプのロイヤルティアカウントが電子デバイスにリンクされていないことを示す情報を送信することと、を行うように更に構成されている、付記130から136のいずれか一項に記載の電子デバイス。
138
支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われた、付記130から137のいずれか一項に記載の電子デバイス。
139
電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた第2の支払アカウントに関する支払アカウント情報を含み、第2の支払アカウントが支払アカウントとは別である、付記138に記載の電子デバイス。
140
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上の無線通信要素を介して、電子デバイスに近接した非接触支払端末から、先に進むための認証が電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して提供されている支払取引に関する、ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ること、並びに
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることに応答して、
ロイヤルティ共有条件が満足されているか否かを判定すること、
ロイヤルティ共有条件が満足されているとの判定に従って、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信すること、及び
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するのを取り止めること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
141
処理ユニットが、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信する前に、支払取引を進めるための認証が提供されると判定することであって、1つ以上の無線通信要素を介してロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することが、別個の認証を要求することなく行われる、こと、を行うように更に構成されている、付記140に記載の電子デバイス。
142
処理ユニットが、
ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供するようにするユーザ命令に関わるロイヤルティ共有許可が、電子デバイス上に記憶されていない、との判定に従って、ロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために確認を要求するアラートを提供するように更に構成されている、付記140又は141に記載の電子デバイス。
143
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記140から142のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
144
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記140から142のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
ロイヤルティアカウントとは異なる第2のロイヤルティアカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
145
電子デバイスの1つ以上の入力デバイスが指紋センサを含む、付記140から142のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
ロイヤルティ共有条件が満足されていないとの判定に従って、指紋センサ上で指紋を検出している間に、
ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するための認証を要求する通知を提供することと、
ロイヤルティアカウントの使用を拒否するユーザ入力を受け取ることと、
1つ以上の無線通信要素を介して、デバイスが、非接触支払端末のフィールドから取り出され、非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることを検出することと、
デバイスが非接触支払端末のフィールド内へと戻されていることの検出に応答して、取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、
取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致するとの判定に応答して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信することなく、支払取引を進めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
146
処理ユニットが、
ロイヤルティ共有条件が満足されておらず、電子デバイス上に記憶されたロイヤルティ共有許可が、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、ロイヤルティアカウント情報を提供しないようにするユーザ命令を示している、との判定に従って、確認を促すことなく支払アカウントを使用して支払取引を進めるように更に構成されている、付記140から145のいずれか一項に記載の電子デバイス。
147
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に提供するために電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記140から146のいずれか一項に記載の電子デバイス。
148
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末を含む非接触支払端末のグループ中の別の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記140から147のいずれか一項に記載の電子デバイス。
149
ロイヤルティ共有条件が、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を、非接触支払端末が配置されている所定の地理的領域内にある1つ以上の非接触支払端末に提供するために、電子デバイスが事前に認証されているときに満足される条件を含む、付記140から148のいずれか一項に記載の電子デバイス。
150
処理ユニットが、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを検出することと、
非接触支払端末のフィールドを検出する前に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取ることと、を行うように更に構成されている、付記140から149のいずれか一項に記載の電子デバイス。
151
処理ユニットが、
ロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取る前に、非接触支払端末のフィールドを検出することと、
非接触支払端末のフィールドを検出している間に、電子デバイスの1つ以上の入力デバイスを介して、先に進むための認証を受け取ることと、を行うように更に構成されている、付記140から150のいずれか一項に記載の電子デバイス。
152
処理ユニットが、
所定の数のロイヤルティアカウントに関して、1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信した後で、非接触支払端末から、第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストを受け取ることと、
非接触支払からの第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報のリクエストの受け取りに応答して、支払取引のために非接触支払に第2のロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を送信するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、付記140から151のいずれか一項に記載の電子デバイス。
153
1つ以上の入力デバイスが指紋センサを備え、認証が、
電子デバイスの指紋センサ上のそれぞれの指紋を検出することと、
指紋センサ上でそれぞれの指紋を検出することに応答して、支払取引を認証できる登録済みの指紋と指紋が一致すると判定することと、に従って提供された、付記140から152のいずれか一項に記載の電子デバイス。
154
1つ以上の入力デバイスがタッチ感知面を備え、認証が、
電子デバイスのタッチ感知面を介してパスコードを受け取ることと、
パスコードの受け取りに応答して、支払取引を認証できる登録済みのパスコードとパスコードが一致すると判定することと、に従って提供された、付記140から152のいずれか一項に記載の電子デバイス。
155
支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、付記140から154のいずれか一項に記載の電子デバイス。
156
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている、付記140から155のいずれか一項に記載の電子デバイス。
157
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウント情報を非接触支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、を行うように更に構成されている、付記140から156のいずれか一項に記載の電子デバイス。
158
電子デバイスであって、
1つ以上の無線通信要素と、
ディスプレイユニットと、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが使用のために利用可能である支払取引についての情報を受け取ること、並びに
支払取引についての情報の受け取りに応答して、ディスプレイユニット上での、
支払取引に関する支払アカウントの表示、及び
支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、
を備える、電子デバイス。
159
処理ユニットが、
ディスプレイユニット上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にした後で、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を行うように更に構成されている、付記158に記載の電子デバイス。
160
処理ユニットが、
ディスプレイユニット上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にする前に、電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して支払取引を行うように更に構成されている、付記158又は159に記載の電子デバイス。
161
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
非接触支払端末のフィールドを検出することと、
ロイヤルティアカウントが使用できる位置に電子デバイスがあると判定することと、を行うように更に構成されている、付記158から160のいずれか一項に記載の電子デバイス。
162
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末から、支払取引端末においてロイヤルティアカウント情報が入力済みであることを示す情報を受け取るように更に構成されている、付記158から161のいずれか一項に記載の電子デバイス。
163
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を介して、ロイヤルティアカウントが利用可能である支払取引についての情報を受け取る前に、
1つ以上の無線通信要素を介して、非接触支払端末から、ロイヤルティアカウントが受け付けられる見込みであることを示す情報を受け取るように更に構成されている、付記158から162のいずれか一項に記載の電子デバイス。
164
支払取引が電子デバイスの電子財布の支払アカウントを使用して行われる、付記158から163のいずれか一項に記載の電子デバイス。
165
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なるロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報を含み、1つ以上の異なるロイヤルティアカウントが、支払取引のために使用されるロイヤルティアカウントとは異なっている、付記158から164のいずれか一項に記載の電子デバイス。
166
電子デバイスの電子財布が、ロイヤルティアカウントに関するロイヤルティアカウント情報、及び支払アカウントに関する支払アカウント情報を含む、付記158から165のいずれか一項に記載の電子デバイス。
167
支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、付記158から166のいずれか一項に記載の電子デバイス。
168 ディスプレイユニット上での、支払取引に関する支払アカウントの表示及び支払取引に関するロイヤルティアカウントの表示の同時の表示を可能にすることが、支払取引を進めるための認証を受け取る前に行われる、付記158から167のいずれか一項に記載の電子デバイス。
169
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報を非接触支払端末に送信することであって、支払アカウント情報により非接触支払端末が支払取引を行うことが可能になる、こと、を行うように更に構成されている、付記158から168のいずれか一項に記載の電子デバイス。
170
処理ユニットが、
支払アカウントの支払アカウント情報を送信した後で、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するように更に構成されている、付記169に記載の電子デバイス。
171
処理ユニットが、
支払アカウントの支払アカウント情報を送信する前に、1つ以上の無線通信要素を使用して、ロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報を非接触支払端末に送信するように更に構成されている、付記169に記載の電子デバイス。
172
処理ユニットが、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知を受け取ることと、
支払アカウント情報の受け付けの確認通知の受け取りに応答して、ディスプレイ上に、支払アカウントの支払アカウント情報及びロイヤルティアカウントのロイヤルティアカウント情報の受け付けの確認通知の表示を可能にすることと、を行うように更に構成されている、付記158から171のいずれか一項に記載の電子デバイス。
173
処理ユニットが、
非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないと判定することと、
非接触支払端末がロイヤルティアカウントを承認していないとの判定に応答して、支払アカウントの表示の表示を、及びロイヤルティアカウントの表示の表示の取り止めを、可能にすることと、を行うように更に構成されている、付記158から172のいずれか一項に記載の電子デバイス。
174
処理ユニットが、
支払アカウントを非接触支払端末に送信する前に、ディスプレイユニット上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することの見込まれる利益の説明の表示を可能にするように更に構成されている、付記169に記載の電子デバイス。
175
処理ユニットが、
支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイユニット上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられたロイヤルティプログラムを使用することによって生じる割引の説明の表示を可能にするように更に構成されている、付記158から174のいずれか一項に記載の電子デバイス。
176
処理ユニットが、
支払アカウントを非接触支払端末に送信した後で、ディスプレイユニット上での、ロイヤルティアカウントと関連付けられた目的に対する進捗の表示の表示を可能にするように更に構成されている、付記158から175のいずれか一項に記載の電子デバイス。
177
1つ以上の無線通信要素と、
1つ以上の無線通信要素を介して非接触支払端末から支払取引と関連付けられたリクエストを受け取ること、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むか否かを判定すること、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含まないとの判定に従って、デフォルトの支払アカウントを使用して支払取引を進めること、並びに
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、
支払アカウント選択条件が満足されているか否かを判定すること、及び
支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用した支払取引を進めるのを取り止めること、
を行うように構成された処理ユニットと、
を備える、電子デバイス。
178
処理ユニットが、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されているとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるように更に構成されている、付記177に記載の電子デバイス。
179
処理ユニットが、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して支払取引を進めるためのユーザからの認証を要求するように更に構成されている、付記177又は178に記載の電子デバイス。
180
処理ユニットが、
リクエストが特定の支払アカウントタイプを使用した支払のリクエストを含むとの判定に従って、及び支払アカウント選択条件が満足されていないとの判定に従って、
ユーザ入力を受け取ることと、
ユーザ入力の受け取りに応答して、支払取引を進めるために、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントとは異なっている第2の支払アカウントが使用される見込みであるとの表示を提供することと、を行うように更に構成されている、付記177又は178に記載の電子デバイス。
181
第2の支払アカウントがデフォルトの支払アカウントである、付記180に記載の電子デバイス。
182
支払アカウント選択条件が、
非接触支払端末が第1のタイプのものである、及び
デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの特定の支払アカウントを使用するための承認をデバイスがユーザからまだ受け取っていないときに、満足されない、付記177から181のいずれか一項に記載の電子デバイス。
183
支払アカウント選択条件が、デバイスが非接触支払端末から検証されたリクエストを受け取るときに満足される基準を含む、付記177から182のいずれか一項に記載の電子デバイス。
184
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記177から183のいずれか一項に記載の電子デバイス。
185
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末と関連付けられる位置において、特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記177から184のいずれか一項に記載の電子デバイス。
186
支払アカウント選択条件が、デバイスが、非接触支払端末において特定の支払アカウントタイプの支払アカウントを使用して1つ以上の支払取引を既に進めているときに満足される基準を含む、付記177から185のいずれか一項に記載の電子デバイス。
187
処理ユニットが、
支払取引と関連付けられたリクエストを受け取る前に、
特定の支払アカウントに関する支払アカウント情報を受け取ることと、
デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、第1のタイプの非接触支払端末において特定の支払アカウントが使用されるべきか否かを示すユーザ入力を受け取ることと、を行うように更に構成されている、付記177から186のいずれか一項に記載の電子デバイス。
188
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントに関する支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントが特定の支払アカウントとは別である、付記177から187のいずれか一項のいずれか一項に記載の第1の電子デバイス。
189
電子デバイスであって、
位置センサと、
ディスプレイユニットと、
位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出すること、
現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定すること、
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスが既に受け取っているとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、特定の支払アカウントが位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にすること、及び
現在の位置において特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示をデバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、特定の支払アカウントが位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示の表示を可能にするのを取り止めること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
190
ディスプレイユニット上での視覚的表示の表示を可能にすることが、デバイスを使用して支払取引を進めるための認証をデバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示の表示を可能にすることを含む、付記189に記載の電子デバイス。
191
ディスプレイユニット上での視覚的表示の表示を可能にすることが、現在の位置において行われる支払取引のために特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示の表示を可能にすることを含む、付記189に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
推奨を受け入れるユーザ入力を受け取ることと、
現在の位置にある非接触支払端末において使用するために特定の支払アカウントを準備することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
192
現在の位置が、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている、付記189から191のいずれか一項に記載の電子デバイス。
193
付記189から192のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、電子デバイスが近距離通信無線装置を含み、処理ユニットが、
ユーザ選好の表示を電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、
支払取引を進めるための認証が提供されていない間に、近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
支払取引を進めるための認証が提供されていない非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、支払を認証するためのプロンプトを提供することと、
プロンプトを提供した後で、現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
第2の支払アカウントを選択するユーザ入力の受け取りに応答して、支払取引において第2の支払アカウントを使用するよう準備することと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
194
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、1つ以上の異なる支払アカウントが、特定の支払アカウントとは異なっている、付記189から193のいずれか一項に記載の電子デバイス。
195
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
1つ以上の入力デバイスと、
1つ以上の入力デバイスを介して、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストを受け取ることであって、リクエストがアカウント情報を含む、こと、
1つ以上の入力デバイスを介してリクエストを受け取ることに応答して、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているか否かを判定すること、
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられているとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にする、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、及び
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられていないとの判定に従って、ディスプレイユニット上での、支払カードの複数の支払アカウントの間でのユーザ選択を可能にしない、支払カード用の支払アカウントインタフェースの表示を可能にすること、を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
196
電子デバイスがカメラセンサを含み、支払カードを電子デバイスとリンクさせるリクエストが支払カードの画像に基づいており、画像が電子デバイスのカメラセンサによって取り込まれる、付記195に記載の電子デバイス。
197
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースが、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含む、付記195又は196に記載の電子デバイス。
198
複数のアフォーダンスが、これらが単一の支払カードに関連していることを示すように、1つにグループ化される、付記197に記載の電子デバイス。
199
複数のアフォーダンスが1行に表示されている、付記197に記載の電子デバイス。
200
付記195から199のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、電子デバイスがタッチ感知面ユニットを含み、処理ユニットが、
タッチ感知面において、垂直スワイプ入力を受け取ることと、
垂直スワイプ入力の受け取りに応答して、複数のアフォーダンスの表示を可能にすることであって、複数のアフォーダンスのうちの第1のカードアフォーダンスが、複数の支払アカウントの第1のグループを表し、複数のアフォーダンスのうちの第2のカードアフォーダンスが、第1のグループとは別の、複数の支払アカウントの第2のグループを表す、ことと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
201
処理ユニットが、
第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力を受け取ることと、
第1のカードアフォーダンスをアクティブ化するユーザ入力の受け取りに応答して、複数の支払アカウントの第1のグループと関連付けられたアカウントアフォーダンスの第1のセットの表示を可能にすることと、を行うように更に構成されている、付記200に記載の電子デバイス。
202
支払カードの複数の支払アカウントに関する表示された複数のアフォーダンスが、電子デバイスの現在の位置に基づいている、付記195から201のいずれか一項に記載の電子デバイス。
203
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、デバイスが近距離通信無線装置を含む、付記195から202のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、処理ユニットが、
近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
非接触支払端末が生成したフィールドの存在の検出に応答して、非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしているか否かを判定することと、
非接触支払端末が第1のタイプの支払アカウントをサポートしていないとの判定に従って、第1のタイプの支払カードの支払アカウントを選択するための選択肢を提供するのを取り止めることと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
204
支払カードが複数の支払アカウントと関連付けられており、支払カード用の支払アカウントインタフェースが、支払カードと関連付けられた複数の支払アカウントに関する複数のアフォーダンスを含み、複数のアフォーダンスが優先順位に基づいて表示される、付記195から203のいずれか一項に記載の電子デバイス。
205
電子デバイスであって、
ディスプレイユニットと、
電子デバイス上の複数のアプリケーションのうちの1つである金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にすることであって、
金融アプリケーションが金融機関と関連付けられた第三者のアプリケーションであり、
金融アプリケーションが第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限される、こと、
金融アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にしている間に、金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストを受け取ること、並びに
金融機関と関連付けられた支払アカウントを電子財布に追加するリクエストの受け取りに応答して、及び電子財布への支払アカウントの追加が認証されているとの判定に従って、第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報を、第一者の電子財布アプリケーションによってアクセス可能なデバイスの安全確保されたエリアに記憶すること、
を行うように構成された処理ユニットと、を備える、電子デバイス。
206
認証が、ユーザから、電子デバイスにおけるユーザ入力を介して受け取られる、付記205に記載の電子デバイス。
207
認証が金融機関から受け取られる、付記205又は206に記載の電子デバイス。
208
処理ユニットが、
第三者のアプリケーションによって提供される支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに記憶する前に、金融アプリケーションに関するユーザログイン情報を含むユーザ入力を受け取るように更に構成されている、付記205から207のいずれか一項に記載の電子デバイス。
209
金融アプリケーション用のユーザインタフェースが、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての表示された詳細を含む、付記205から208のいずれか一項に記載の電子デバイス。
210
処理ユニットが、
第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースの表示を可能にすることであって、表示された第一者の電子財布アプリケーション用のユーザインタフェースが、金融機関と関連付けられた支払アカウントについての詳細を含む、こと、を行うように更に構成されている、付記209に記載の電子デバイス。
211
処理ユニットが、
デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
アクセスされた支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアにアクセスすることを制限されている購入アプリケーションに提供することと、を行うように更に構成されている、付記205から210のいずれか一項に記載の電子デバイス。
212
付記205から210のいずれか一項に記載の電子デバイスであって、電子デバイスが1つ以上の無線通信要素を含み、処理ユニットが、
デバイスの安全確保されたエリアから、記憶された支払アカウントと関連付けられた情報にアクセスすることと、
1つ以上の無線通信要素を使用して、支払アカウントと関連付けられた情報を電子デバイスに近接した支払端末に送信することであって、支払アカウントと関連付けられた情報により支払端末が支払取引を行うことが可能になる、ことと、を行うように更に構成されている、電子デバイス。
213
処理ユニットが、
金融アプリケーションに、デバイスの安全確保されたエリアの一部へのアクセス権を提供するように更に構成されている、付記205から212のいずれか一項に記載の電子デバイス。
214
処理ユニットが、
支払アカウントと関連付けられた情報を、デバイスの安全確保されたエリアに書き込むように更に構成されている、付記205から213のいずれか一項に記載の電子デバイス。
215
処理ユニットが、
支払アカウントと関連付けられた情報をデバイスの安全確保されたエリアに書き込むことに応答して、支払アカウントがデバイスにリンクされているとの表示を提供するように更に構成されている、付記214に記載の電子デバイス。
216
電子デバイスの電子財布が、電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含む、付記205から215のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【0590】
上述の説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は本発明を、開示される厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本技法の原理、及びその実際の適用を最も良好に説明するために、選択及び説明されたものである。当業者は、これにより、意図される特定の使用に適合する様々な修正を施して、本技法及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能になる。
【0591】
添付図面を参照して、本開示及び実施例を十分に説明してきたが、様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び実施例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
【0592】
上述のように、本技術の一態様は、ユーザが求める内容又はユーザが関心を持つ可能性のある任意の他の内容の、ユーザへの提供を向上するために、種々のソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、場合によっては、この収集されたデータは、特定の人を一意的に特定するか、又はその人に連絡するか、若しくはその人のロケーションを特定するために用いることができる個人情報データを含んでよいことを企図している。このような個人情報データは、人口統計学的データ、位置に基づくデータ、電話番号、電子メールアドレス、自宅住所、又は任意のその他の識別情報を含むことができる。
【0593】
本開示は、本技術における、このような個人情報データの使用は、ユーザの利益のために使用することができると認識している。例えば、個人情報データは、よりユーザの興味を引く、的を絞ったコンテンツを配信するために用いられてもよい。したがって、このような個人情報データの使用は、配信されるコンテンツの意図的な制御を可能にする。更に、ユーザに利益をもたらす個人情報データの他の使用法も、本開示によって企図されている。
【0594】
本開示は、このような個人情報データの収集、分析、開示、転送、記憶、又はその他の使用に関与する事業体は、しっかり確立されたプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守することを更に企図している。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための業界又は政府の要件を満たすか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し常に使用すべきである。例えば、ユーザからの個人情報は、その事業体の合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いて、共有又は販売されるべきではない。更に、そのような収集は、ユーザに告知して同意を受けた後にのみ実施するべきである。更に、そのようなエンティティは、そのような個人情報へのアクセスを保護して安全化し、その個人情報へのアクセスを有する他者が、自身のプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることとなる。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。
【0595】
前述のことがらにもかかわらず、本開示はまた、ユーザが、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを選択的に阻止する実施形態も企図している。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するためのハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができることを企図している。例えば、広告配信サービスの場合、本技術は、ユーザがサービスの登録中に個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することを可能にするよう構成することができる。別の実施例では、ユーザは、的を絞ったコンテンツ配信サービスのために位置情報を提供しないことを選択することができる。更に別の例では、ユーザは正確な位置情報を提供しないが、位置領域情報の転送を許可することを選択することができる。
【0596】
したがって、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための個人情報データの使用を広範に網羅しているが、本開示は、それらの様々な実施形態がまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに実施されることも可能であることも企図している。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データのすべて又は一部分の欠如により、実施不可能となるものではない。例えば、ユーザに関連付けられたデバイスによって要求されるコンテンツなどの非個人情報データ若しくは必要最小限の個人情報、コンテンツ配信サービスが入手可能な他の非個人情報、又は公的に入手可能な情報に基づき嗜好を推測することによって、コンテンツを選択し、ユーザへ配信することができる。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図8H
図9
図10A
図10B
図10C
図11
図12A
図12B
図12C
図12D
図12E
図13
図14A
図14B
図14C
図14D
図14E
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E
図16F
図16G
図17
図18A
図18B
図18C
図18D
図18E
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
【手続補正書】
【提出日】2023-06-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置センサとディスプレイとを備えた電子デバイスにおいて、
前記位置センサを使用して、現在の位置が特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することと、
前記現在の位置が前記特定の支払アカウントの使用を促すことと関連付けられていることを検出することに応答して、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられたユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定することと、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスが既に受け取っているとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという視覚的表示を表示することと、
前記現在の位置において前記特定の支払アカウントを使用することと関連付けられた前記ユーザ選好の表示を前記デバイスがまだ受け取っていないとの判定に従って、前記ディスプレイ上に、前記特定の支払アカウントが前記位置で使用するのに利用可能であるという前記視覚的表示を表示するのを取り止めることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記ディスプレイ上に前記視覚的表示を表示することが、前記デバイスを使用して支払取引を進めるための認証を前記デバイスが受け取る前に別の支払アカウントを指定する入力がない場合に、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用される見込みであるという視覚的表示を表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ディスプレイ上に前記視覚的表示を表示することが、前記現在の位置において行われる支払取引のために前記特定の支払アカウントが使用されることを推奨する視覚的表示を表示することを含み、前記方法は、
前記推奨を受け入れるユーザ入力を受け取ることと、
前記現在の位置にある非接触支払端末において使用するために前記特定の支払アカウントを準備することと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記現在の位置が、受信された近距離通信信号及び受信されたGPS信号のうちの、1つ以上に基づいている、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記電子デバイスが近距離通信無線装置を含み、前記方法は、ユーザ選好の表示を前記電子デバイスが既に受け取っているか否かを判定した後で、
前記支払取引を進めるための認証がまだ提供されていない間に、前記近距離通信無線装置によって、非接触支払端末が生成したフィールドの存在を検出することと、
前記支払取引を進めるための認証がまだ提供されていない間に、前記非接触支払端末が生成した前記フィールドの存在を検出したことに応答して、支払を認証するためのプロンプト(例えば、前記ユーザに提供される可聴の、可視の、又は触覚的な出力)を提供することと、
前記プロンプトを提供した後で、前記現在の位置における支払取引において使用するための第2の支払アカウントを選択するユーザ入力を受け取ることと、
前記第2の支払アカウントを選択する前記ユーザ入力の受け取りに応答して、前記支払取引において前記第2の支払アカウントを使用するよう準備することと、
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記電子デバイスの電子財布が、前記電子デバイスのユーザと関連付けられた1つ以上の異なる支払アカウントを含み、前記1つ以上の異なる支払アカウントが、前記特定の支払アカウントとは異なっている、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
コンピュータに、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のコンピュータプログラムを格納したメモリと、
前記メモリに格納された前記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサと、
を備える、電子デバイス。
【請求項9】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法を実行する手段
を備える、電子デバイス。
【外国語明細書】