(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023123724
(43)【公開日】2023-09-05
(54)【発明の名称】バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/482 20110101AFI20230829BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20230829BHJP
H04N 21/422 20110101ALI20230829BHJP
【FI】
H04N21/482
H04N21/442
H04N21/422
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105884
(22)【出願日】2023-06-28
(62)【分割の表示】P 2020534231の分割
【原出願日】2018-12-18
(31)【優先権主張番号】16/185,434
(32)【優先日】2018-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/850,244
(32)【優先日】2017-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TWITTER
2.FACEBOOK
3.INSTAGRAM
(71)【出願人】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】エンジェル マーセッド
(72)【発明者】
【氏名】クリスタ ラミレス
(72)【発明者】
【氏名】トッド ディーツ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】好適なバイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】方法は、制御回路が、アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすことを決定し、第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視し、付加的メタデータを、デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、第2の進行点において、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定し、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定し、満たされない場合識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化し、そうでなければ、第2の進行点よりも後の第3の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視する。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイオメトリック情報に基づいてコンテンツを推奨するための方法であって、前記方法は、
ユーザ機器上でユーザによって消費されているコンテンツを識別することと、
前記コンテンツのコンテンツタイプを決定することと、
複数のデバイス有効化ルールから、前記コンテンツタイプに対応するデバイス有効化ルールを選択することであって、前記デバイス有効化ルールは、前記バイオメトリック情報を入手するためのコンテンツ基準を含む、ことと、
前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定することと、
前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たすことを決定することに応答して、
バイオメトリックデバイスから前記バイオメトリック情報を入手すること、および、
前記ユーザ機器上での表示のために、前記バイオメトリック情報に基づいてコンテンツ推奨を生成すること
を実行することと
を含み、
前記ユーザ機器上での表示のために、前記バイオメトリック情報に基づいて前記コンテンツ推奨を生成することは、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が第1の応答レベルのものであることを決定することと、
前記ユーザの付加的バイオメトリック情報をメモリから読み出すことであって、前記付加的バイオメトリック情報は、前記第1の応答レベルとは異なる第2の応答レベルのものである、ことと、
前記第2の応答レベルのバイオメトリック応答をトリガーしたメディアアセットを識別することと、
前記メディアアセットを前記コンテンツ推奨として選択することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記コンテンツに対する予期されるバイオメトリック応答に合致しないことを決定することをさらに含み、前記コンテンツ推奨は、前記バイオメトリック情報が前記予期されるバイオメトリック応答に合致しないことの前記決定に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記バイオメトリック情報の入手は、前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たすことができないときに、中止する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定することは、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別することと、
前記コンテンツの進行点の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別することと、
前記通信の数が人気を示す通信の最小数を超えるかどうかを決定することと、
前記通信の数が前記通信の最小数を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの前記進行点に対応する前記コンテンツの一部が前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすことを決定することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記バイオメトリックデバイスから前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することは、
前記コンテンツの前記一部の開始時間および終了時間を記憶することと、
前記進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することと
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較することと、
前記バイオメトリックデバイスとして、前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のバイオメトリックデバイスに合致する前記ユーザと関連付けられる前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のバイオメトリックデバイスを選択することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記バイオメトリックデバイスから前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することは、
前記コンテンツの第1の進行点において前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することと、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記コンテンツの付加的メタデータを監視することと、
前記付加的メタデータを前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準と比較することと、
前記比較することに基づいて、前記第2の進行点における前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定することと、
前記第2の進行点における前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たさないことを決定することに応答して、前記第2の進行点における前記ユーザの前記バイオメトリック情報の入手を中止することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することは、前記コンテンツの第1の進行点において生じ、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すことと、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応するかどうかを決定することと、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザと関連付けられるプロファイルにおいて示されるメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応しないことを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの非典型的バイオメトリック応答に関連する潜在的疾患を識別することと、
前記ユーザの前記潜在的疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告することと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
バイオメトリック情報に基づいてコンテンツを推奨するためのシステムであって、前記システムは、制御回路を備え、
前記制御回路は、
ユーザ機器上でユーザによって消費されているコンテンツを識別することと、
前記コンテンツのコンテンツタイプを決定することと、
複数のデバイス有効化ルールから、前記コンテンツタイプに対応するデバイス有効化ルールを選択することであって、前記デバイス有効化ルールは、前記バイオメトリック情報を入手するためのコンテンツ基準を含む、ことと、
前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定することと、
前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たすことを決定することに応答して、
バイオメトリックデバイスから前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手すること、および、
前記ユーザ機器上での表示のために、前記バイオメトリック情報に基づいてコンテンツ推奨を生成すること
を実行することと
を行うように構成され、
前記ユーザ機器上での表示のために、前記バイオメトリック情報に基づいて前記コンテンツ推奨を生成するために、前記制御回路は、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が第1の応答レベルのものであることを決定することと、
前記ユーザの付加的バイオメトリック情報をメモリから読み出すことであって、前記付加的バイオメトリック情報は、前記第1の応答レベルとは異なる第2の応答レベルのものである、ことと、
前記第2の応答レベルのバイオメトリック応答をトリガーしたメディアアセットを識別することと、
前記メディアアセットを前記コンテンツ推奨として選択することと
を行うように構成される、システム。
【請求項11】
前記制御回路はさらに、前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記コンテンツに対する予期されるバイオメトリック応答に合致しないことを決定するように構成され、前記コンテンツ推奨は、前記バイオメトリック情報が前記予期されるバイオメトリック応答に合致しないことの前記決定に基づく、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記制御回路はさらに、前記バイオメトリック情報の入手を、前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たすことができないときに、中止するように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定するために、前記制御回路はさらに、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別することと、
前記コンテンツの進行点の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別することと、
前記通信の数が人気を示す通信の最小数を超えるかどうかを決定することと、
前記通信の数が前記通信の最小数を超えることの前記決定に応答して、前記コンテンツの前記進行点に対応する前記コンテンツの一部が前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすことを決定することと
を行うように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たしている間に、前記バイオメトリックデバイスから前記コンテンツに対して前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手するために、前記制御回路はさらに、
前記コンテンツの前記一部の開始時間および終了時間を記憶することと、
前記進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することと
を行うように構成される、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記制御回路はさらに、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較することと、
前記バイオメトリックデバイスとして、前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のバイオメトリックデバイスに合致する前記ユーザと関連付けられる前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のバイオメトリックデバイスを選択することと
を行うように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記コンテンツが前記コンテンツ基準を満たしている間に、前記バイオメトリックデバイスから前記コンテンツに対して前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手するために、前記制御回路はさらに、
前記コンテンツの第1の進行点において前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手することと、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記コンテンツの付加的メタデータを監視することと、
前記付加的メタデータを前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準と比較することと、
前記比較することに基づいて、前記第2の進行点における前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たすかどうかを決定することと、
前記第2の進行点における前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールの前記コンテンツ基準を満たさないことの前記決定に応答して、前記第2の進行点における前記ユーザの前記バイオメトリック情報の入手を中止することと
を行うように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項17】
前記コンテンツの第1の進行点において前記ユーザの前記バイオメトリック情報を入手するために、前記制御回路はさらに、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すことと、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応するかどうかを決定することと、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応することの前記決定に応答して、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザと関連付けられるプロファイルにおいて示されるメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択することと
を行うように構成される、請求項10に記載のシステム。
【請求項18】
前記制御回路はさらに、
前記ユーザの前記バイオメトリック情報が前記平均バイオメトリック応答に対応しないことの前記決定に応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの非典型的バイオメトリック応答に関連する潜在的疾患を識別することと、
前記ユーザの前記潜在的疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告することと
を行うように構成される、請求項17に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる、2017年12月21日に出願された米国通常特許出願第15/850,244号、および2018年11月9日に出願された第16/185,434号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
バイオメトリックデバイスは、ユーザの身体的活動またはユーザの有機機能およびバイタル等のユーザの種々の特性を監視するために使用される、一般的な技術である。しかしながら、豊富なバイオメトリックデバイス、および拡張として、バイオメトリックデバイスからの豊富な測定は、ユーザにとって圧倒的であり得る。多くの場合、デバイスは、多くのリソースを消費し、ユーザが必要としない、または決してアクセスしないであろうデータを収集する。バイオメトリックデバイスがウェアラブルデバイスであり得るため、一定のデータ入手は、より早いバッテリ消耗およびプロセッサの酷使につながり得る。本大量の情報はまた、過剰であり得、ユーザのプライバシーを侵害し得る(例えば、バイオメトリックデバイスは、データが収集されることをユーザが所望しないときにデータを収集し得る)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
故に、システムおよび方法が、ユーザが視聴しているコンテンツに基づいて、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化することによって、従来のバイオメトリックデバイスにおける欠陥に対処するように説明される。ユーザが、身体的活動およびバイタルを追跡するためにバイオメトリックデバイス(例えば、Fitbitバンド)を使用していると仮定されたい。例えば、Fitbitバンドは、ユーザの心拍数、睡眠パターン、歩数、カロリー等を監視してもよい。データを連続的に収集するのではなく、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが視聴しているコンテンツに基づいて、Fitbitバンドのデータ収集を無効化および有効化するために使用されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがジャンプスケアを提示する場面を特徴とするホラー映画(例えば、「The Conjuring」)を視聴していることを検出してもよい。場面は、Fitbitバンドにユーザの心拍数を追跡し始めさせる、有効化ルールと関連付けられてもよい。いったん場面が開始すると、Fitbitは、心拍数測定を収集し始めてもよい。ユーザの反応に基づいて、メディアガイドアプリケーションはまた、コンテンツ推奨も提供してもよい。例えば、ユーザの心拍数が変化しなかった場合、ユーザが場面に怯えなかった可能性がある。したがって、メディアガイドアプリケーションは、より怖い映画を推奨し得る。
【0004】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザがユーザ機器(例えば、セットトップボックス、ラップトップ、スマートフォン)上のコンテンツにアクセスしていることを決定してもよい。ユーザが、ホラー映画「The Conjuring」を視聴していると仮定されたい。ユーザによってアクセスされているコンテンツは、限定ではないが、ビデオ、オーディオ、グラフィック、および/またはゲームを含む、任意のメディアであり得ることに留意されたい。
【0005】
メディアガイドアプリケーションは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを含んでもよい。例えば、映画の各場面は、コンテンツプロバイダによって作成されるデバイス有効化ルールと関連付けられてもよい。故に、メタデータは、場面の名称を詳述する場面のリスト、映画の中で場面が開始する時間、場面内のコンテンツについての情報、デバイス有効化ルール、および種々のバイオメトリックデバイスとのルールの互換性を含んでもよい。メディアガイドアプリケーションは、「The Conjuring」が70の場面を有することを決定すると仮定されたい。さらに、映画のメタデータに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、場面2がFitbitバンドおよび種々の心拍数モニタと関連付けられるデバイス有効化ルールを有することを決定する。デバイス有効化ルールは、場面2の再生の持続時間の全体を通してユーザの心拍数を監視するように、バイオメトリックデバイスをプロンプトしてもよい。加えて、デバイス有効化ルールは、予期されるバイオメトリック応答についての情報を含有してもよい(例えば、映画の中の刺激的な場面が、加速した心拍数を引き起こすことが予期され得る)。
【0006】
メディアガイドアプリケーションは、現在アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定してもよい。前述で述べられたように、コンテンツのメタデータは、デバイス有効化ルールについての情報、および種々のバイオメトリックデバイスとのルールの互換性を含んでもよい。より具体的には、互換性情報は、デバイス有効化ルールと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを含んでもよい。バイオメトリックデバイスは、ユーザの特性(例えば、顔の表情、動き、音声、ストレスレベル、毎日の習慣、バイタル、体温等)を監視し得る、任意のデバイスまたはスマート技術であり得ることに留意されたい。例えば、バイオメトリックデバイスは、ユーザの表情、瞳孔拡張、眼の動き等を追跡し得る、撮像デバイス(例えば、Microsoft Kinect)であってもよい。同様に、バイオメトリックデバイスは、話すこと、笑うこと、泣くこと等のユーザによって発せられる音を監視し得る、スマートスピーカ(例えば、Google Home、Amazon Echo等)であってもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが「The Conjuring」の場面2を視聴し始めたことを決定してもよい。さらに、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがバイオメトリックデバイスのリスト内にあるバイオメトリックデバイス(例えば、Fitbitバンド)を使用していることを決定してもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、現在アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすことを決定してもよい。
【0007】
現在アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、現在アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たし続けている間に、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、場面2がユーザに表示するために生成されている間に、Fitbitの心拍数監視特徴をアクティブに保ってもよい。デバイス有効化ルールは、場面2の間に(例えば、ジャンプスケアが出現するときに)ユーザの音声サンプルを収集するためのスマートスピーカ(例えば、Google Home)と関連付けられると仮定されたい。場面2の再生中に、メディアガイドアプリケーションは、Google Homeのオーディオ収集を有効化してもよい。故に、ユーザが叫ぶ、または可聴的に反応する場合、Google Homeは、オーディオを録音してもよい。別のシナリオでは、デバイス有効化ルールがユーザの動きを監視するためのモーショントラッカと関連付けられると仮定されたい。モーショントラッカは、スマートフォン内等のカメラ、Microsoft Kinect、ウェブカメラ等を組み込んでもよい。場面2の再生に応答して、メディアガイドアプリケーションは、モーショントラッカが、ユーザの動き、顔の表情、ユーザの周辺との相互作用等の種々の特徴を監視することを可能にしてもよい。例えば、ユーザがそのスマートフォン上で「The Conjuring」にアクセスしている場合、スマートフォン上のカメラは、ユーザの眼の動きを監視することを可能にされてもよい。本情報は、ジャンプスケアまたはその眼を閉じたことに応答して、ユーザが画面から眼を離したかどうかを示すことができる。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールが開始時間として満たされた時間を標識し、(例えば、場面2の終了時に)デバイス有効化ルールが満たされなくなるであろう時間である、終了時間を待機してもよい。いったん終了時間が到達されると、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスを非アクティブ化してもよい。デバイスを非アクティブ化するステップは、単純に、ユーザまたはメディアガイドアプリケーションからのさらなる命令まで、デバイスがデータを収集することを阻止するステップを伴ってもよい。ある場合には、非アクティブ化するステップは、バイオメトリックデバイスをスリープモード、低電力モードに送信するステップ、または電源を完全に遮断するステップを伴ってもよい。終了時間は、ユーザがコンテンツ(例えば、メディアアセット)にアクセスする期間内に起こらない場合があることに留意されたい。例えば、デバイス有効化ルールは、長い期間にわたってバイオメトリックデバイスを有効化してもよい。ユーザが健康な食事についてのポッドキャストを聴取していると仮定されたい。ポッドキャストは、ユーザがポッドキャストを聴取することを止めるときから始まって、ユーザのスマートフォンまたはスマートスピーカが2週間の間にユーザの食事習慣を追跡することを可能にする、デバイス有効化ルールと関連付けられてもよい。故に、ユーザのスマートフォンは、毎日/毎週の基準でその食事情報を入力するようにユーザをプロンプトしてもよく、ユーザのスマートスピーカは、口頭で本情報を要求してもよい。
【0008】
バイオメトリックデバイスのメディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、現在アクセスされているコンテンツへのユーザのバイオメトリック応答を測定してもよい。Fitbitが、2分毎に心拍数測定のセットを入手し、場面2の持続時間が、10分であると仮定されたい。Fitbitの心拍数監視特徴が、場面2の10分の持続時間にわたってアクティブ化されている間に、Fitbitは、心拍数測定の6つのセットを収集してもよい。スマートスピーカの挙げられる実施例では、Google Homeが、場面2の持続時間にわたってオーディオサンプルを収集し始めてもよい。
【0009】
メディアガイドアプリケーションは、測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成してもよい。場面2が、複数のジャンプスケアを伴うホラー場面であると仮定されたい。バイオメトリック応答は、Fitbitによって入手される心拍数測定のセットであってもよい。デバイス有効化ルールは、予期されるバイオメトリック応答が90~100心拍数(beats per minute)の心拍数範囲内であるべきであることを示してもよい。メディアガイドアプリケーションは、異なるレベルのバイオメトリック応答についての情報を含む、バイオメトリックデータベースを参照してもよい。バイオメトリックデータベースは、種々の心拍数レベルを分類する心拍数テーブルを有してもよい。例えば、60~80心拍数が、心拍数テーブル内で、正常な心拍数として分類され得る一方で、80~100心拍数は、加速した心拍数として分類され得る。メディアガイドアプリケーションは、測定の6つのセットからの平均心拍数が、72心拍数であることを決定してもよい。心拍数テーブルに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、したがって、予期されるバイオメトリック応答で示されるように、ユーザの心拍数が正常心拍数クラスにあり、予期される「加速」クラスにないことを決定してもよい。結果として、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの心拍数を加速し得るコンテンツを検索してもよい。例えば、ユーザは、「The Conjuring」の中の場面を怖いと感じない場合があり、したがって、場面2による影響を受けなかった。メディアガイドアプリケーションは、ユーザのアクセスしたコンテンツ「The Conjuring」のジャンルがホラーであることを決定してもよい。故に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが怖いと見なされるホラージャンルからコンテンツを推奨されるべきであることを決定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのバイオメトリック応答を改変するために、ユーザがコンテンツにアクセスしている間に、補完的コンテンツを提供してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザによって所有されるGoogle Homeデバイス等の外部コンポーネントをアクティブ化し、ホラーと関連付けられる音声を生成してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、仮想現実または拡張現実でユーザに飛び掛かる怖いキャラクタをオーバーレイしてもよい。補完的コンテンツが提供されている間に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのバイオメトリック応答の変化(例えば、増加した心拍数)を監視してもよい。
【0010】
いくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定してもよい。いくつかの実施形態では、コンテンツは、線形メディアアセット(例えば、テレビ放送スポーツイベント)、オンデマンドメディアアセット(例えば、映画)、およびユーザと関連付けられるソーシャルプラットフォーム上のソーシャルチャッタ(例えば、フォーラム/ディスカッション)のうちの少なくとも1つを含む。ユーザが、そのセットトップボックス上で、オンデマンドメディアセットである、ホラー映画「It: Chapter One」を視聴していると仮定されたい。
【0011】
メディアガイドアプリケーションは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから心拍数測定を収集するようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする、デバイス有効化ルールを決定してもよい。
【0012】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、新しいデバイス有効化ルールを生成してもよい。例えば、コンテンツプロバイダがデバイス有効化ルールをコンテンツのメタデータに追加していないと仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、ソーシャルメディア(例えば、Twitter上のトレンド)を参照することによって、人気のコンテンツ、キャラクタ、トピック、人、場所等を識別してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザが好むユーザプロファイル内のアイテム(例えば、コンテンツ、キャラクタ、俳優、アーティスト、場所等)を識別してもよい。これらの選好は、明示的に(例えば、ユーザが、そのお気に入りの俳優がTom Hanksであることを示す)、または暗示的に(例えば、ユーザの視聴履歴が、ユーザがTom Hanks主演のいくつかの映画を視聴したことを示す)記述されてもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、人気および/またはユーザプロファイルに対応するコンテンツ基準を伴ってデバイス有効化ルールを生成してもよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがデバイス有効化ルールを作成することを可能にしてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル内のデバイス有効化ルールのリストにアクセスすることを可能にし、ユーザがデバイス有効化ルールを手動で追加することを可能にしてもよい。ユーザは、デバイス有効化ルールを入力してもよく、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが生成したデバイス有効化ルールを解析し、ユーザのデバイス有効化ルールが有効であることを確実にしてもよい。例えば、ユーザが心拍数を測定するためのデバイス有効化ルールを作成し、それを、心拍数を測定することができない歩数計と関連付ける場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが生成したデバイス有効化ルールが有効ではないことをユーザにプロンプトしてもよい。
【0014】
メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定してもよい。デバイス有効化ルールは、「if-else」論理を用いてプログラムされてもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF[Criteria 1]および/または[Criteria 2]…および/または[Criteria N]、THEN[RESPONSE A1]および/または[RESPONSE A2]…および/または[RESPONSE AN];ELSE[RESPONSE B1]および/または[RESPONSE B1]…および/または[RESPONSE BN]」として構造化されてもよい。本構造では、コンテンツプロバイダまたはユーザによって確立されるような基準の組み合わせが満たされる場合、メディアガイドアプリケーションは、Aセット(例えば、A1、A2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。基準の組み合わせが、満たされない場合、メディアガイドアプリケーションは、Bセット(例えば、B1、B2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。コンテンツプロバイダが、「IF Pennywise the Clownが場面に登場する、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述するデバイス有効化ルールを確立したと仮定されたい。バイオメトリックデバイスは、Fitbitであると仮定されたい。本デバイス有効化ルール内のコンテンツ基準は、映画の場面内の「It: Chapter One」の中のキャラクタであるPennywise the Clownの登場である。
【0015】
メディアガイドアプリケーションは、コンテンツ基準に合致する、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、映画と関連付けられるメタデータを参照し、種々の再生位置において映画に登場するキャラクタ(例えば、Pennywise the Clown)を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、コンピュータビジョンを使用し、画面上のオブジェクトを識別し、(例えば、インターネットから読み出される)Pennywise the Clownの参照画像を使用して、オブジェクトがPennywise the Clownであるかどうかを分類してもよい。メディアガイドアプリケーションは、映画の字幕を参照し、Pennywise the Clownが映画の中で述べられるときを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、映画のオーディオを分析し、自然言語処理を利用し、(例えば、インターネットから読み出される)Pennywise the Clownの参照音声モデルを使用して、Pennywise the Clownの音声を識別してもよい。これらのプロセスの任意の組み合わせを使用して、メディアガイドアプリケーションは、Pennywise the Clownの登場を識別し、コンテンツ基準が満たされることを決定してもよい。
【0016】
いくつかの実施形態では、デバイス有効化ルールは、Pennywise the Clownが映画に登場する再生位置を規定してもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF 再生が位置0:12:57または0:50:12または1:24:23にある、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述してもよい。この場合のコンテンツ基準は、開始から12分57秒(例えば、0:12:57)等の映画の中の具体的再生位置を指し示す。いったんユーザへの再生が、本時点に到達すると、コンテンツ基準が満たされてもよい。
【0017】
メディアガイドアプリケーションは、読み出されたメタデータをデバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定してもよい。例えば、ユーザが、再生位置0:12:57にある場合、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされることを決定してもよい。対照的に、ユーザが、再生位置0:05:11にある場合、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされないことを決定してもよい。
【0018】
メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールと関連付けられるユーザのバイオメトリックデバイスを識別してもよい。前述で述べられたように、デバイス有効化ルールは、コンテンツのメタデータから読み出されてもよい。メタデータはまた、ユーザが保有するバイオメトリックデバイスについての情報を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メタデータから、(例えば、心拍数を測定するために)デバイス有効化ルールと関連付けられ、ユーザによって保有されるバイオメトリックデバイスが、Samsung Gear、Fitbitバンド、およびポータブル心拍数モニタを含むことを決定してもよい。
【0019】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスがユーザによって使用されているかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのFitbitバンドと通信し、ユーザがバンドを装着しているかどうかを決定してもよい。バイオメトリックデバイスは、通常、ユーザがバイオメトリックデバイスと接触しているかどうかを決定するための内蔵センサを有する。ユーザが、Fitbitバンドの近傍にいない(例えば、ユーザがリビングルームで映画を視聴しており、バイオメトリックデバイスがユーザの寝室内にある)場合、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツ基準が満たされる場合にユーザの心拍数を物理的に測定することができないため、デバイスがデバイス有効化ルールを満たさないことを決定してもよい。
【0020】
メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たし続けている間に、識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化してもよい。包括的な実施例に戻ると、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがそのFitbitバンドを装着していることを識別してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、Pennywise the Clownがユーザによって視聴されている場面に登場したことを決定してもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされていることを決定してもよく、バイオメトリックデバイスを有効化してもよい。ユーザのFitbitは、Pennywise the Clownが場面から退出するまで有効化されたままであってもよい。
【0021】
メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされているコンテンツへのユーザのバイオメトリック応答を測定してもよい。例えば、Pennywise the Clownが、ユーザによって視聴されている場面内にいる間に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのFitbitバンドがアクティブであり、ユーザの心拍数を収集していることを確実にしてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、本バイオメトリック応答(例えば、タイムスタンプを用いて編成される心拍数値)を記憶してもよい。メディアガイドアプリケーションは、Fitbitが有効化された持続時間の間に、ユーザの平均心拍数が111心拍数であったことを決定してもよい。
【0022】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成してもよい。ある場面で、Pennywise the Clownが登場すると仮定されたい。デバイス有効化ルールと関連付けられるメタデータは、予期されるバイオメトリック応答が90~100心拍数の心拍数範囲内であるべきであることを示してもよい。メディアガイドアプリケーションは、異なるレベルのバイオメトリック応答についての情報を含む、バイオメトリックデータベースを参照してもよい。前述で述べられたように、バイオメトリックデータベースは、種々の心拍数レベルを分類する心拍数テーブルを有してもよい。例えば、80~100心拍数は、心拍数テーブル内で、加速した心拍数として分類され得、100~120は、非常に加速したものとして分類され得る。心拍数テーブルに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、したがって、予期されるバイオメトリック応答で示されるように、ユーザの心拍数が「非常に加速した」心拍数クラスにあり、予期される「加速」クラスにないことを決定してもよい。
【0023】
いくつかの実施形態では、ユーザのバイオメトリック応答が、閾値(例えば、140心拍数)を超えて増加する場合、メディアガイドアプリケーションは、安全対策として、ユーザによってアクセスされているコンテンツの再生を停止してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの心拍数を減速し得るコンテンツを検索してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザのアクセスしたコンテンツ「It: Chapter One」のジャンルがホラーであることを決定してもよい。故に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがあまり怖くないと見なされるホラージャンルからコンテンツを推奨されるべきであることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、インターネットを参照し、「わずかに加速した心拍数」という予期されるバイオメトリック応答と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴うホラー映画を検索してもよい。いったんメディアガイドアプリケーションが、「わずかに加速した心拍数」と関連付けられるコンテンツのリストを識別すると、メディアガイドアプリケーションは、その個別のメタデータ内のホラージャンルと関連付けられるコンテンツのリスト内のコンテンツを検索してもよい。メディアガイドアプリケーションは、最大の「わずかに加速した」心拍数と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴う場面を特徴とする、映画「The Conjuring」を識別すると仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、視聴者が「It: Chapter One」を鑑賞することを止めた後に、「The Conjuring」を推奨する推奨を表示するために生成してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第2の表示画面(例えば、ユーザのスマートフォン)上に推奨を表示するために生成してもよい。
【0024】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのバイオメトリック応答を改変するために、ユーザによってアクセスされているコンテンツから一部を除去してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、Pennywise the Clownの登場に応答して、ユーザのバイオメトリック応答が非常に高い心拍数であることを決定してもよい。これに起因して、メディアガイドアプリケーションは、コンピュータビジョン(例えば、セグメンテーションおよび分類)を使用して、Pennywise the Clownを遮断する、またはPennywise the Clownをあまり怖くない画像と置換してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、Pennywise the Clownを特徴とするであろう場面をスキップしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、一部の除去に応答して、ユーザの心拍数が減少するかどうかを監視してもよい。
【0025】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別してもよい。コンテンツの識別子は、コンテンツの名称(例えば、「It: Chapter Name」)、一般的名称(例えば、「It」)、ジャンル(例えば、ホラー)、作成者(例えば、アーティスト、製作会社、監督等)、キャラクタ、キャスト、アートワーク、および/または音声等のコンテンツの任意の表現であってもよい。故に、メディアガイドアプリケーションは、「Pennywise the Clown」と関連付けられる複数の通信を識別するために、Facebook等のソーシャルネットワーク上で「Pennywise the Clown」を検索してもよい。複数の通信は、ポスト、コメント、メッセージ、確認応答(例えば、好評価、反応等)、ビデオ、写真、オーディオクリップ等を含んでもよい。
【0026】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、コンテンツの進捗位置の閾値期間内にソーシャルネットワークによって受信された通信の数を識別してもよい。閾値期間は、コンテンツの進捗位置の前および/または後の時間の窓であってもよい。進捗位置は、コンテンツ内の離散した点を表し、限定ではないが、ビデオ/オーディオの再生位置、または画像およびテキストのスライドショー内のスライド番号を含んでもよい。進捗点は、映画「It: Chapter One」の中の12分50秒であり、閾値期間は、10分であると仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、したがって、7分50秒~17分50秒の間にソーシャルネットワーク、すなわち、Facebookによって受信された、通信のみを考慮してもよい。「It: Chapter One」にアクセスしている間に、第1のユーザ(例えば、ユーザの友人)が、ソーシャルネットワーク上にコメントをポストし得る。友人のデバイス上のメディアガイドアプリケーションは、友人が「It: Chapter One」にアクセスしていることを決定し、友人の進捗点をメタデータとして友人の通信に追加してもよい。ユーザのデバイス上のメディアガイドアプリケーションが、通信を識別するとき、メディアガイドアプリケーションは、通信のメタデータを読み出し、通信の進捗点が閾値期間内であるかどうかを決定してもよい。ユーザが、放送されているコンテンツにアクセスしている場合において、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツの伝送時間を決定し、伝送時間に対して進捗点を考慮してもよい。例えば、「It: Chapter One」が2017年11月1日の午後8時にHBOで放送され(例えば、同時に複数のユーザに伝送され)、進捗点が映画の中の12分50秒である場合、メディアガイドアプリケーションは、進捗点時間が午後8時15分であることを決定するために、コマーシャル時間およびコンテンツバージョンを考慮してもよい。したがって、閾値期間は、午後8時15分の周囲のいずれかの10分の窓(例えば、午後8時12分および午後8時22分)であってもよい。結果として、メディアガイドアプリケーションは、その時間の間にソーシャルネットワークによって受信された通信を考慮してもよい。
【0027】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、通信の数が閾値を超えるかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、種々のソーシャルネットワーク(例えば、Facebook、Twitter、Instagram、Reddit等)によって閾値期間内に受信され、コンテンツの識別子と関連付けられる、通信の数を計数してもよい。メディアガイドアプリケーションは、10,000回の通信を識別すると仮定されたい。いくつかの実施形態では、ユーザはまた、通信をユーザの友人によってポストされるものに限定してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、50回の通信を識別してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルから閾値を読み出してもよい。閾値は、コンテンツの一部を人気(例えば、映画の中の有名な場面)として分類するために必要とされる最小数の通信を表してもよい。閾値は、ユーザの友人と関連付けられる通信の数未満の数である、20であると仮定されたい。結果として、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が人気であることを検出してもよい。一部が人気であることを決定する際に、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールがすでに存在していない場合に、一部と関連付けられるデバイス有効化ルールを生成してもよい。
【0028】
一部が開始するときおよび一部が終了するときを確立するために(例えば、デバイス有効化ルールが満たされる再生窓を決定するために)、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶してもよい。開始時間は、進捗点の周囲の閾値期間によって形成される時間の窓の最初の時間であってもよい。終了時間は、進捗点の周囲の閾値期間によって形成される時間の窓の最後の時間であってもよい。例えば、進捗点が12分50秒であり、閾値期間が10分である場合、開始時間は、7分50秒であってもよく、終了時間は、17分50秒であってもよい。伝送時間(例えば、コンテンツが午後8時にHBOで伝送を開始した)の観点から、開始時間は、午後8時8分であってもよく、終了時間は、午後8時18分であってもよい。
【0029】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、アクセスされているコンテンツの現在の進行点が開始時間に対応することを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツの現在の進行点(例えば、12分50秒)が開始時間に対応し、閾値期間内であることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、現在の進行点が開始時間と終了時間との間にある間に、バイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのFitbitバンドと通信し、開始時間においてFitbitの心拍数測定特徴を有効化してもよい。いったん現在の進行点が終了時間に到達すると、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのFitbitバンドと通信し、Fitbitの心拍数測定特徴を無効化してもよい。
【0030】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールから、デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、デバイス有効化ルールが規定するバイオメトリックデバイスのセットを含んでもよい。例えば、心拍数を測定する、デバイス有効化ルールと関連付けられるバイオメトリックデバイスのセットは、Fitbitバンド、Samsung Gear、およびポータブル心拍数モニタを含んでもよい。
【0031】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出してもよい。前述で述べられたように、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルを参照し、ユーザがアクセスを有する、またはユーザと関連付けられる、バイオメトリックデバイスを識別してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、Fitbitバンド、Samsung Gear、および歩数計と関連付けられることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを、デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットと比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールが、FitbitバンドおよびSamsung Gear、すなわち、ユーザが関連付けられる2つのデバイスと関連付けられることを決定してもよい。しかしながら、メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザがポータブル心拍数モニタと関連付けられず、デバイス有効化ルールが歩数計に適合しないことを決定してもよい。
【0032】
メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスのセットの中のバイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する、リスト内のバイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、識別されたバイオメトリックデバイスとして選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、それらがリストおよびバイオメトリックデバイスのセットの両方の中に出現するため、FitbitバンドおよびSamsung Gearを選択してもよい。ユーザがデバイス有効化ルールと関連付けられるいずれのバイオメトリックデバイスにもアクセスを有していない場合において、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスのセットから最も人気のバイオメトリックデバイスを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデータベースを参照し、ユーザの大多数が心拍数を測定するためにFitbitバンドを使用することを決定してもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、Fitbitバンドを販売するベンダのリストを読み出し、Fitbitバンドを購入することをユーザに推奨してもよい。
【0033】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定してもよい。コンテンツのタイプは、コンテンツが提示される媒体であってもよい。例えば、コンテンツは、ビデオ、オーディオクリップ、電子書籍、画像、ゲーム等であってもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツのタイプに対応する、複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、デバイス有効化ルールとして選択してもよい。例えば、ユーザは、種々のタイプにおけるコンテンツ「It: Chapter One」にアクセスすることが可能であり得る。これらのタイプは、映画のビデオ、オーディオブック、Stephen Kingによって書かれた原作の電子書籍、または種々のグラフィックを特徴とするコミックを含む。コンテンツのタイプに応じて、デバイス有効化ルールは、変動し得る。例えば、ビデオに関して、デバイス有効化ルールは、Pennywise the Clownが場面に登場したことを決定するステップに応答して、バイオメトリックデバイスをアクティブ化してもよい。オーディオブックに関して、デバイス有効化ルールは、Pennywise the Clownを演じる声優が話す度に、アクティブ化してもよい。
【0034】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすことを決定してもよく、コンテンツ内の第1の進行点において起こる。ユーザが、オーディオブックの形態の「It: Chapter One」にアクセスしている場合、メディアガイドアプリケーションは、「IF Pennywise the Clownの声優が話す、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、ユーザの心拍数を測定する;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述する、デバイス有効化ルールを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、音声認識方法(例えば、自然言語処理)を使用し、Pennywise the Clownの声優がコンテンツの開始から12分50秒で話し始めることを識別してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の声優が話す時間を示す、オーディオブックと関連付けられるメタデータを参照してもよい。ユーザの現在の再生位置が、第1の進行点である場合、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールが満たされるかどうかをチェックしてもよい。ユーザの第1の進行点は、12分50秒であると仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールが満たされることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが第2の進行点(例えば、13分35秒)に到達したことを決定してもよい。その時点で、メディアガイドアプリケーションは、オーディオブックと関連付けられるメタデータを監視し、第2の進行点の間に話している声優を決定してもよい。Pennywise the Clownの声優は、第2の進行点において話すことを止めると仮定されたい。
【0035】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、付加的メタデータを、デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、第2の進行点においてユーザ機器上でアクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定してもよい。デバイス有効化ルールが、Pennywise the Clownの声優が話すときの心拍数を測定する場合、メディアガイドアプリケーションは、声優が第2の進行点において話すことを止めることを決定してもよい。結果として、デバイス有効化ルールは、満たされず、メディアガイドアプリケーションは、識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化してもよい。例えば、ユーザのFitbitバンドが、第1の進行点から心拍数測定を行い始める場合、メディアガイドアプリケーションは、Fitbitバンドを非アクティブ化するために、Fitbitバンドと通信してもよい。結果として、Fitbitバンドは、心拍数測定を行うことを止めるであろう。
【0036】
デバイス有効化ルールが満たされることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2の進行点よりも後の第3の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが第3の進行点(例えば、15分2秒)に到達するまで、付加的期間を待機してもよい。いったんユーザが、第3の進行点に到達すると、メディアガイドアプリケーションは、第3の進行点において話す声優の名前等の第3の進行点と関連付けられるメタデータにアクセスしてもよい。これは、デバイス有効化ルールがもはや満たされなくなる時点を決定する目的を果たす。
【0037】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第1の進行点においてアクセスされているコンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、種々のユーザのバイオメトリック応答を記憶する遠隔サーバを参照してもよい。遠隔サーバは、種々の測定およびバイオメトリックデバイスに基づいて編成される、バイオメトリックデータベースを含んでもよい。例えば、バイオメトリックデータベースは、種々のユーザの心拍数測定を含んでもよい。心拍数測定は、コンテンツ、進行点、および年齢および体重等のユーザについての他の詳細(例えば、バイオメトリクス)と関連付けられてもよい。メディアガイドアプリケーションは、「It: Chapter One」にアクセスした、バイオメトリックデータベース内に列挙される複数のユーザの心拍数測定を読み出してもよい。より具体的には、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリック応答が第1の進行点と関連付けられるかどうかを決定してもよい。該当する場合、メディアガイドアプリケーションは、平均バイオメトリック応答を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、第1の進行点(例えば、12分50秒)における「It: Chapter One」(例えば、オーディオブック)と関連付けられる10,000人のユーザの心拍数測定を読み出す場合、メディアガイドアプリケーションは、平均心拍数が82心拍数であることを決定してもよい。
【0038】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのバイオメトリック応答を平均バイオメトリック応答と比較してもよい。第1の進行点におけるユーザのバイオメトリック応答は、80心拍数であったと仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、応答閾値に依拠し、ユーザのバイオメトリック応答を平均バイオメトリック応答と比較してもよい。応答閾値は、バイオメトリック応答が対応し得る範囲を表す。例えば、心拍数測定の応答閾値は、5心拍数であってもよい。したがって、ユーザのバイオメトリック応答が、平均バイオメトリック応答の範囲内のプラスまたはマイナス5心拍数(例えば、77心拍数~87心拍数)である場合、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリック応答が平均バイオメトリック応答に対応することを決定してもよい。ある場合には、応答閾値は、差異の割合によって決定される。例えば、応答閾値は、2%であってもよい。したがって、メディアガイドアプリケーションは、平均心拍数の範囲が、心拍数のプラスまたはマイナス2%である(例えば、82の2%は、1.64であり、したがって、範囲は、82-1.64心拍数~82+1.64心拍数である)ことを決定してもよい。
【0039】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザのバイオメトリック応答に対応する、第1の進行点においてアクセスされているコンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験した、ユーザのグループを識別してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、識別される複数の10,000人のユーザのうち、2,000人のユーザが、ユーザのバイオメトリック応答にも対応するバイオメトリック応答を体験したことを決定してもよい。より具体的には、2,000人のユーザは、ユーザの応答閾値内であるバイオメトリック応答を有する。ユーザのバイオメトリック応答が、80心拍数であり、応答閾値が、2心拍数である場合、メディアガイドアプリケーションは、78~82心拍数の平均バイオメトリック応答を伴うユーザを識別してもよい。
【0040】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのグループ(例えば、78~82心拍数の平均バイオメトリック応答を伴うユーザ)と関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、コンテンツ推奨として選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、識別される10,000人のユーザのうち、2,000人のユーザが、ユーザのバイオメトリック応答に対応するバイオメトリック応答を有することを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、グループプロファイル下で2,000人のユーザを分類してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、個別のユーザのユーザプロファイルにアクセスし、関心の共通性(例えば、お気に入りの映画、最もアクセスされたメディアアセット等)を決定してもよい。本情報に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、識別されたユーザの大多数がアクセスしたメディアアセットをユーザに推奨してもよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別してもよく、メディアアセットは、疾患に関連する。ユーザの心拍数は、第1の進行点においてコンテンツにアクセスするステップに応答して、140心拍数まで上昇すると仮定されたい。識別されるユーザの平均心拍数(例えば、82心拍数)と比較して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの心拍数が異常に高いことを決定してもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、非常に高い心拍数と関連付けられる心疾患を識別してもよい。メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデータベースを参照し、ユーザの異常なバイオメトリック応答と関連付けられる疾患を識別してもよい。バイオメトリックデータベースは、疾患の名称、定義、および疾患へのバイオメトリック応答の関連付けられる値、予期されるバイオメトリック応答、およびコンテンツ属性を含んでもよい。
【0042】
メディアガイドアプリケーションは、疾患についてユーザと関連付けられる別のユーザに警告してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルを参照し、ユーザによって選択される緊急連絡先を識別してもよい。例えば、ユーザは、緊急連絡先としてその親を示してもよい。異常なバイオメトリック応答を決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、識別された疾患の潜在的危険性を示すメッセージをユーザの親に送信してもよい。メッセージは、限定ではないが、テキストメッセージ、電子メール、ソーシャルメディアメッセージ、またはコンピュータ音声で生成した電話を含んでもよい。
【0043】
メディアガイドアプリケーションはまた、後続の時間において基準に合致する付加的コンテンツへのユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、ユーザの疾患の治療進捗を監視してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、心拍数を測定するデバイス有効化ルールを作成することによって、心拍数測定の頻度を増加させてもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスしたコンテンツに類似するコンテンツを推奨し、バイオメトリック応答の差異を比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデータベースに基づいて、「The Conjuring」が「It: Chapter One」と類似する平均バイオメトリック応答を伴うホラー映画であることを識別してもよい。ユーザが「The Conjuring」にアクセスする場合、メディアガイドアプリケーションは、「The Conjuring」の中の場面へのユーザのバイオメトリック応答を「It: Chapter One」の中の場面と比較してもよい。ユーザの心拍数が、前者においてより少ない場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの疾患の重症度が減少したことを決定してもよい。ユーザの心拍数が、再び正常範囲内である場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザの心拍数がもはや異常ではないことを決定してもよい。
【0044】
上記に説明されるシステム、方法、装置、および/または側面は、本開示に説明される他のシステム、方法、装置、および/または側面に適用される、またはそれに従って使用され得ることに留意されたい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための方法であって、前記方法は、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定することと、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すことと、
現在アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
現在アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、現在アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化することと、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、現在アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定することと、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成することと
を含む、方法。
(項目2)
バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための方法であって、前記方法は、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定することと、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すことと、
前記デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定することと、
前記コンテンツ基準に合致する前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツと関連付けられるメタデータを読み出すことと、
前記読み出されたメタデータを前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、
前記デバイス有効化ルールと関連付けられる前記ユーザのバイオメトリックデバイスを識別することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化することと、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定することと、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成することと
を含む、方法。
(項目3)
前記デバイス有効化ルールを読み出すことは、
前記ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツのタイプに対応する複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、前記デバイス有効化ルールとして選択することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第1のデバイス有効化ルールは、第1のジャンルのコンテンツに対応し、前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第2のデバイス有効化ルールは、第2のジャンルのコンテンツに対応する、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記コンテンツ基準は、人気のレベルを備え、前記メタデータを読み出すことは、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別することと、
前記コンテンツの進捗位置の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別することと、
前記通信の数が閾値を超えるかどうかを決定することと、
前記通信の数が閾値を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの進捗位置に対応する前記コンテンツの一部が人気であることを検出することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶することをさらに含み、
前記読み出されたメタデータを比較することは、アクセスされている前記コンテンツの現在の進行点が前記開始時間に対応することを検出することを含み、
前記バイオメトリックデバイスは、前記現在の進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に一時的にアクティブ化される、
項目5に記載の方法。
(項目7)
前記バイオメトリックデバイスを識別することは、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較することと、
前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、前記識別されたバイオメトリックデバイスとして選択することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目8)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記ユーザ機器によってアクセスされる前記コンテンツの付加的メタデータを監視することと、
前記付加的メタデータを、前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記第2の進行点において前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
前記第2の進行点においてアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことができないことを決定することに応答して、前記識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目9)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、さらに前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すことと、
前記ユーザのバイオメトリック応答を前記平均バイオメトリック応答と比較することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記ユーザのバイオメトリック応答に対応する前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験したユーザのグループを識別することと、
前記ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目10)
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別することであって、前記メディアアセットは、前記疾患に関連する、ことと、
前記疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告することと
をさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
後続の時間において前記基準に合致する付加的コンテンツへの前記ユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、前記ユーザの疾患の治療進捗を監視することをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するためのシステムであって、前記システムは、
制御回路であって、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定することと、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すことと、
前記デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定することと、
前記コンテンツ基準に合致する前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツと関連付けられるメタデータを読み出すことと、
前記読み出されたメタデータを前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、
前記デバイス有効化ルールと関連付けられる前記ユーザのバイオメトリックデバイスを識別することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化することと、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定することと、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成することと
を行うように構成される、制御回路
を備える、システム。
(項目13)
前記制御回路はさらに、
前記ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツのタイプに対応する複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、前記デバイス有効化ルールとして選択することと
によって、前記デバイス有効化ルールを読み出すように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第1のデバイス有効化ルールは、第1のジャンルのコンテンツに対応し、前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第2のデバイス有効化ルールは、第2のジャンルのコンテンツに対応する、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記コンテンツ基準は、人気のレベルを備え、前記制御回路は、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別することと、
前記コンテンツの進捗位置の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別することと、
前記通信の数が閾値を超えるかどうかを決定することと、
前記通信の数が閾値を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの進捗位置に対応する前記コンテンツの一部が人気であることを検出することと
によって、前記メタデータを読み出すように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目16)
前記制御回路はさらに、
前記コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶するように構成され、
前記読み出されたメタデータを比較することは、アクセスされている前記コンテンツの現在の進行点が前記開始時間に対応することを検出することを含み、
前記バイオメトリックデバイスは、前記現在の進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に一時的にアクティブ化される、
項目15に記載のシステム。
(項目17)
前記制御回路は、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較することと、
前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、前記識別されたバイオメトリックデバイスとして選択することと
によって、前記バイオメトリックデバイスを識別するように構成される、
項目12に記載のシステム。
(項目18)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、前記制御回路はさらに、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記ユーザ機器によってアクセスされる前記コンテンツの付加的メタデータを監視することと、
前記付加的メタデータを、前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記第2の進行点において前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
前記第2の進行点においてアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことができないことを決定することに応答して、前記識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化することと
を行うように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目19)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、さらに前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、前記制御回路はさらに、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すことと、
前記ユーザのバイオメトリック応答を前記平均バイオメトリック応答と比較することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記ユーザのバイオメトリック応答に対応する前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験したユーザのグループを識別することと、
前記ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択することと
を行うように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目20)
前記制御回路はさらに、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別することであって、前記メディアアセットは、前記疾患に関連する、ことと、
前記疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告することと
を行うように構成される、項目19に記載のシステム。
(項目21)
制御回路はさらに、後続の時間において前記基準に合致する付加的コンテンツへの前記ユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、前記ユーザの疾患の治療進捗を監視するように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目22)
バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための装置であって、前記装置は、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定するための手段と、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すための手段と、
前記デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定するための手段と、
前記コンテンツ基準に合致する前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツと関連付けられるメタデータを読み出すための手段と、
前記読み出されたメタデータを前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定するための手段と、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、
前記デバイス有効化ルールと関連付けられる前記ユーザのバイオメトリックデバイスを識別するための手段と、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化するための手段と、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定するための手段と、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成するための手段と
を備える、装置。
(項目23)
前記デバイス有効化ルールを読み出すための前記手段は、
前記ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定するための手段と、
アクセスされている前記コンテンツのタイプに対応する複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、前記デバイス有効化ルールとして選択するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目24)
前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第1のデバイス有効化ルールは、第1のジャンルのコンテンツに対応し、前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第2のデバイス有効化ルールは、第2のジャンルのコンテンツに対応する、項目23に記載の装置。
(項目25)
前記コンテンツ基準は、人気のレベルを備え、前記メタデータを読み出すための前記手段は、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別するための手段と、
前記コンテンツの進捗位置の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別するための手段と、
前記通信の数が閾値を超えるかどうかを決定するための手段と、
前記通信の数が閾値を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの進捗位置に対応する前記コンテンツの一部が人気であることを検出するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目26)
前記コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶するための手段をさらに備え、
前記読み出されたメタデータを比較するための手段は、アクセスされている前記コンテンツの現在の進行点が前記開始時間に対応することを検出するための手段を備え、
前記バイオメトリックデバイスは、前記現在の進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に一時的にアクティブ化される、
項目25に記載の装置。
(項目27)
前記バイオメトリックデバイスを識別するための前記手段は、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すための手段と、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すための手段と、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較するための手段と、
前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、前記識別されたバイオメトリックデバイスとして選択するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目28)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定するための前記手段は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記ユーザ機器によってアクセスされる前記コンテンツの付加的メタデータを監視するための手段と、
前記付加的メタデータを、前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記第2の進行点において前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定するための手段と、
前記第2の進行点においてアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことができないことを決定することに応答して、前記識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目29)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定するための前記手段は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すための手段と、
前記ユーザのバイオメトリック応答を前記平均バイオメトリック応答と比較するための手段と、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定するための手段と、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記ユーザのバイオメトリック応答に対応する前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験したユーザのグループを識別するための手段と、
前記ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目30)
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別するための手段であって、前記メディアアセットは、前記疾患に関連する、手段と、
前記疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告するための手段と
をさらに備える、項目29に記載の装置。
(項目31)
後続の時間において前記基準に合致する付加的コンテンツへの前記ユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、前記ユーザの疾患の治療進捗を監視するための手段をさらに備える、項目30に記載の装置。
(項目32)
非一過性のコンピュータ可読媒体であって、前記非一過性のコンピュータ可読媒体は、非一過性のコンピュータ可読命令を備え、前記非一過性のコンピュータ可読命令は、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するために前記非一過性のコンピュータ可読媒体上にエンコードされており、前記非一過性のコンピュータ可読命令は、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定するための命令と、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すための命令と、
前記デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定するための命令と、
前記コンテンツ基準に合致する前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツと関連付けられるメタデータを読み出すための命令と、
前記読み出されたメタデータを前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定するための命令と、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、
前記デバイス有効化ルールと関連付けられる前記ユーザのバイオメトリックデバイスを識別するための命令と、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化するための命令と、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定するための命令と、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成するための命令と
を備える、非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目33)
前記デバイス有効化ルールを読み出すための前記命令は、
前記ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定するための命令と、
アクセスされている前記コンテンツのタイプに対応する複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、前記デバイス有効化ルールとして選択するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目34)
前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第1のデバイス有効化ルールは、第1のジャンルのコンテンツに対応し、前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第2のデバイス有効化ルールは、第2のジャンルのコンテンツに対応する、項目33に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目35)
前記コンテンツ基準は、人気のレベルを備え、前記メタデータを読み出すための前記命令は、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別するための命令と、
前記コンテンツの進捗位置の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別するための命令と、
前記通信の数が閾値を超えるかどうかを決定するための命令と、
前記通信の数が閾値を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの進捗位置に対応する前記コンテンツの一部が人気であることを検出するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目36)
前記コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶するための命令をさらに備え、
前記読み出されたメタデータを比較するための命令は、アクセスされている前記コンテンツの現在の進行点が前記開始時間に対応することを検出するための命令を備え、
前記バイオメトリックデバイスは、前記現在の進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に一時的にアクティブ化される、
項目35に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目37)
前記バイオメトリックデバイスを識別するための前記命令は、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すための命令と、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すための命令と、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較するための命令と、
前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、前記識別されたバイオメトリックデバイスとして選択するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目38)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定するための前記命令は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記ユーザ機器によってアクセスされる前記コンテンツの付加的メタデータを監視するための命令と、
前記付加的メタデータを、前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記第2の進行点において前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定するための命令と、
前記第2の進行点においてアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことができないことを決定することに応答して、前記識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化するための命令と
をさらに備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目39)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定するための前記命令は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すための命令と、
前記ユーザのバイオメトリック応答を前記平均バイオメトリック応答と比較するための命令と、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定するための命令と、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記ユーザのバイオメトリック応答に対応する前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験したユーザのグループを識別するための命令と、
前記ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択するための命令と
をさらに備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目40)
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別するための命令であって、前記メディアアセットは、前記疾患に関連する、命令と、
前記疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告するための命令と
をさらに備える、項目39に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目41)
後続の時間において前記基準に合致する付加的コンテンツへの前記ユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、前記ユーザの疾患の治療進捗を監視するための命令をさらに備える、項目40に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目42)
バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための方法であって、前記方法は、
ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定することと、
前記コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出すことと、
制御回路を使用して、前記デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定することと、
前記コンテンツ基準に合致する前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツと関連付けられるメタデータを読み出すことと、
前記読み出されたメタデータを前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことを決定することに応答して、
前記デバイス有効化ルールと関連付けられる前記ユーザのバイオメトリックデバイスを識別することと、
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、前記識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化することと、
前記バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされている前記コンテンツへの前記ユーザのバイオメトリック応答を測定することと、
前記測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成することと
を含む、方法。
(項目43)
前記デバイス有効化ルールを読み出すことは、
前記ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定することと、
アクセスされている前記コンテンツのタイプに対応する複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、前記デバイス有効化ルールとして選択することと
を含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第1のデバイス有効化ルールは、第1のジャンルのコンテンツに対応し、前記複数のデバイス有効化ルールのうちの第2のデバイス有効化ルールは、第2のジャンルのコンテンツに対応する、項目43に記載の方法。
(項目45)
前記コンテンツ基準は、人気のレベルを備え、前記メタデータを読み出すことは、
前記コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、前記コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別することと、
前記コンテンツの進捗位置の閾値期間内に前記ソーシャルネットワークによって受信された前記通信の数を識別することと、
前記通信の数が閾値を超えるかどうかを決定することと、
前記通信の数が閾値を超えることを決定することに応答して、前記コンテンツの進捗位置に対応する前記コンテンツの一部が人気であることを検出することと
を含む、項目42-44のいずれかに記載の方法。
(項目46)
前記コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶することをさらに含み、
前記読み出されたメタデータを比較することは、アクセスされている前記コンテンツの現在の進行点が前記開始時間に対応することを検出することを含み、
前記バイオメトリックデバイスは、前記現在の進行点が前記開始時間と前記終了時間との間にある間に一時的にアクティブ化される、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記バイオメトリックデバイスを識別することは、
前記デバイス有効化ルールから、前記デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出すことと、
前記ユーザと関連付けられる前記バイオメトリックデバイスのリストを、前記デバイス有効化ルールで規定される前記バイオメトリックデバイスのセットと比較することと、
前記バイオメトリックデバイスのセットの中の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する前記リスト内の前記バイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、前記識別されたバイオメトリックデバイスとして選択することと
を含む、項目42-46のいずれかに記載の方法。
(項目48)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する前記ユーザ機器によってアクセスされる前記コンテンツの付加的メタデータを監視することと、
前記付加的メタデータを、前記デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、前記第2の進行点において前記ユーザ機器上でアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定することと、
前記第2の進行点においてアクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすことができないことを決定することに応答して、前記識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化することと
をさらに含む、項目42-47のいずれかに記載の方法。
(項目49)
アクセスされている前記コンテンツが前記デバイス有効化ルールを満たすという決定は、さらに前記コンテンツ内の第1の進行点において起こり、
前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出すことと、
前記ユーザのバイオメトリック応答を前記平均バイオメトリック応答と比較することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することと、
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記ユーザのバイオメトリック応答に対応する前記第1の進行点においてアクセスされている前記コンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験したユーザのグループを識別することと、
前記ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、前記コンテンツ推奨として選択することと
を含む、項目42-48のいずれかに記載の方法。
(項目50)
前記ユーザのバイオメトリック応答が前記平均バイオメトリック応答に対応することを決定することに応答して、前記コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別することであって、前記メディアアセットは、前記疾患に関連する、ことと、
前記疾患について前記ユーザと関連付けられる別のユーザに警告することと
をさらに含む、項目49に記載の方法。
(項目51)
後続の時間において前記基準に合致する付加的コンテンツへの前記ユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、前記ユーザの疾患の治療進捗を監視することをさらに含む、項目50に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0045】
本開示の上記および他の目的および利点は、同様の参照文字が全体を通して同様の部分を指す、添付の図面と併せて考慮される、以下の発明を実施するための形態の検討から明白となるであろう。
【0046】
【
図1】
図1Aおよび1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するためのシナリオの例証的実施例を示す。
【0047】
【
図2】
図2および3は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションによって生成される表示画面の例証的実施例を示す。
【
図3】
図2および3は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションによって生成される表示画面の例証的実施例を示す。
【0048】
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的ユーザ機器デバイスのブロック図である。
【0049】
【
図5】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的メディアシステムのブロック図である。
【0050】
【
図6】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための例証的プロセスのフローチャートである。
【0051】
【
図7】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0052】
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が人気であるかどうかを決定するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0053】
【
図9】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを、デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットと比較するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0054】
【
図10】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0055】
【
図11】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0056】
【
図12】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応する、メディアアセットをコンテンツ推奨として選択するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【0057】
【
図13】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0058】
システムおよび方法が、ユーザが視聴しているコンテンツに基づいて、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化することによって、従来のバイオメトリックデバイスにおける欠陥に対処するように説明される。ユーザが、身体的活動およびバイタルを追跡するためにバイオメトリックデバイス(例えば、Fitbitバンド)を使用していると仮定されたい。例えば、Fitbitバンドは、ユーザの心拍数、睡眠パターン、歩数、カロリー等を監視してもよい。データを連続的に収集するのではなく、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが視聴しているコンテンツに基づいて、Fitbitバンドのデータ収集を無効化および有効化するために使用されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがジャンプスケアを提示する場面を特徴とするホラー映画(例えば、「The Conjuring」)を視聴していることを検出してもよい。場面は、Fitbitバンドにユーザの心拍数を追跡し始めさせる、有効化ルールと関連付けられてもよい。いったん場面が開始すると、Fitbitは、心拍数測定を収集し始めてもよい。ユーザの反応に基づいて、メディアガイドアプリケーションはまた、コンテンツ推奨も提供してもよい。例えば、ユーザの心拍数が変化しなかった場合、ユーザが場面に怯えなかった可能性がある。したがって、メディアガイドアプリケーションは、より怖い映画を推奨し得る。
【0059】
任意の所与のコンテンツ配信システムでユーザに利用可能なコンテンツの量が、膨大であり得る。その結果、多くのユーザは、ユーザがコンテンツの選択を効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイドの形態を所望している。そのようなガイドを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイドアプリケーションと称されるが、時として、メディアガイドアプリケーションまたはガイドアプリケーションと称されることもある。
【0060】
双方向メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとってもよい。1つの典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(時として、電子番組ガイドと称される)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを特定することを可能にする、周知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定および選択することを可能にする、グラフィカルユーザインターフェース画面を生成してもよい。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」は、テレビ番組、および有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生一覧、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または任意の他のメディアまたはマルチメディア、および/またはそれらの組み合わせ等の電子的に消費可能なユーザアセットを意味すると理解されたい。ガイドアプリケーションはまた、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定することを可能にする。本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」は、上記に説明される少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用する、コンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることもできる。
【0061】
本明細書に議論される実施形態のいずれかを実施するためのメディアガイドアプリケーションおよび/または任意の命令は、コンピュータ可読媒体上にエンコードされてもよい。コンピュータ可読媒体は、データを記憶することが可能な任意の媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、限定ではないが、電気または電磁信号の伝搬を含む、一過性であり得る、または限定ではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、USBドライブ、DVD、CD、メディアカード、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等の揮発性および不揮発性コンピュータメモリまたは記憶デバイスを含む、非一過性であり得る。
【0062】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来は使用しなかったユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU-RAY(登録商標)プレーヤ、BLU-RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、または無線デバイス、および/またはそれらの組み合わせ等の上記に説明されるコンテンツにアクセスするための任意のデバイスを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または裏面カメラを有してもよい。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同一のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定することが可能であり得る。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であり得る。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のもののみを通して利用可能なコンテンツ、またはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)として、または独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイドアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、下記により詳細に説明される。
【0063】
メディアガイドアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータまたはガイドアプリケーションを動作させる際に使用されるデータを意味すると理解されたい。例えば、ガイドデータは、番組情報、ガイドアプリケーション設定、ユーザ選好、ユーザプロファイル情報、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツ選択間をナビゲートし、それを特定するために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを含んでもよい。
【0064】
図1Aおよび1Bは、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するためのシナリオ100および106の例証的実施例を示す。ユーザは、ディスプレイ102(
図1A)上でオンデマンドメディアアセットであるホラー映画「Creature from the Black Lagoon」を視聴していると仮定されたい。メディアガイドアプリケーションは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから心拍数測定を収集するようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする、デバイス有効化ルールを決定してもよい。
【0065】
メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定してもよい。デバイス有効化ルールは、「if-else」論理を用いてプログラムされてもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF[Criteria 1]および/または[Criteria 2]…および/または[Criteria N]、THEN[RESPONSE A1]および/または[RESPONSE A2]…および/または[RESPONSE AN];ELSE[RESPONSE B1]および/または[RESPONSE B1]…および/または[RESPONSE BN]」として構造化されてもよい。本構造では、コンテンツプロバイダまたはユーザによって確立されるような基準の組み合わせが、満たされる場合、メディアガイドアプリケーションは、Aセット(例えば、A1、A2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。基準の組み合わせが満たされない場合、メディアガイドアプリケーションは、Bセット(例えば、B1、B2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。コンテンツプロバイダが、「IF the Creatureが場面に登場する、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述するデバイス有効化ルールを確立したと仮定されたい。バイオメトリックデバイスは、Fitbitバンド106(
図1A)であると仮定されたい。本デバイス有効化ルール内のコンテンツ基準は、映画の場面内の「Creature from the Black Lagoon」の中のキャラクタであるthe Creatureの登場である。
【0066】
Fitbitバンドとして
図1Aに表されるバイオメトリックデバイスは、ユーザの特性(例えば、顔の表情、動き、音声、ストレスレベル、食事習慣、バイタル、体温等)を監視し得る、任意のデバイスまたはスマート技術であり得ることに留意されたい。したがって、バイオメトリックデバイスが、
図1Aに描写されるように、ウェアラブルである必要はない。バイオメトリックデバイスは、オーディオ、ビデオ、運動、温度、バイタル等を監視するセンサであり得る。例えば、バイオメトリックデバイスは、ユーザの表情、瞳孔拡張、眼の動き等を追跡し得る、撮像デバイス(例えば、Microsoft Kinect)であってもよい。バイオメトリックデバイスは、話すこと、笑うこと、泣くこと等のユーザによって発せられる音を監視し得る、スマートスピーカ(例えば、Google Home、Amazon Echo等)であってもよい。
【0067】
メディアガイドアプリケーションは、コンテンツ基準に合致する、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、映画と関連付けられるメタデータを参照し、種々の再生位置において映画に登場するキャラクタ(例えば、the Creature)を決定してもよい。デバイス有効化ルールはまた、the Creatureが映画に登場する再生位置を規定してもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF 再生が位置0:12:57または0:50:12または1:24:23にある、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述してもよい。この場合のコンテンツ基準は、開始から12分57秒(例えば、0:12:57)等の映画の中の具体的再生位置を指し示す。いったんユーザへの再生が、本時点に到達すると、コンテンツ基準が満たされてもよい。
【0068】
デバイス有効化ルールは、複数のバイオメトリックデバイスを有効化し得、コマンドを連鎖し得ることに留意されたい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF 再生が位置0:12:57にある、THEN 第1のバイオメトリックデバイスが心拍数測定を行うことを可能にする(AND IF 心拍数測定が100心拍数を超える、第2のバイオメトリックデバイスがオーディオサンプルを収集することを可能にする;ELSE 第2のバイオメトリックデバイスを無効化する)ELSE 第1のバイオメトリックデバイスを無効化する」と記述してもよい。この場合、第1のバイオメトリックデバイスは、心臓モニタであってもよく、第2のバイオメトリックデバイスは、スマートスピーカ、携帯電話、オーディオレコーダ等であってもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1の条件が満たされるかどうかを決定してもよく、第1の条件が満たされることを決定するステップに応答して、括弧内の条件を実行してもよい。別の実施例では、デバイス有効化ルールは、「IF 再生が場面2にある、THEN 第1のバイオメトリックデバイスが心拍数測定を行うことを可能にし、第2のバイオメトリックデバイスが体温を査定することを可能にする;ELSE 第1のバイオメトリックデバイスおよび第2のバイオメトリックデバイスを無効化する」と記述してもよい。この場合、第1のバイオメトリックデバイスは、心拍数を概算する光センサであってもよく、第2のバイオメトリックデバイスは、ヒートガンまたはユーザの熱シグネチャを収集し得る赤外線センサであってもよい。上記に述べられるバイオメトリックデバイスは、ウェアラブルであり得る、またはユーザから遠く離れて設置されてもよい。
【0069】
メディアガイドアプリケーションは、読み出されたメタデータをデバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定してもよい。例えば、ユーザが、再生位置0:12:57にある場合、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされることを決定してもよい。画面コンテンツ104は、画面上にthe Creatureを表示する。
【0070】
メディアガイドアプリケーションは、アクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化してもよい。包括的な実施例に戻ると、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがそのFitbitバンド(例えば、バイオメトリックデバイス106)を装着していることを識別してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、the Creatureがユーザによって視聴されている場面に登場したことを決定してもよい。応答して、メディアガイドアプリケーションは、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされていることを決定してもよく、バイオメトリックデバイスを有効化してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、IR(赤外線放射)信号を利用し、バイオメトリックデバイスをアクティブ化してもよい。メディアガイドアプリケーションは、インターネットを使用し、バイオメトリックデバイスと通信し、それをアクティブ化してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、バイオメトリックデバイスを手動でアクティブ化するようにユーザをプロンプトしてもよい。さらに、ユーザのFitbitは、the Creatureが場面から退出するまで、(例えば、バイオメトリックデバイス106から発する信号を用いて描写されるように)有効化されたままであってもよい。
【0071】
メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、アクセスされているコンテンツへのユーザのバイオメトリック応答を測定してもよい。例えば、the Creatureがユーザによって視聴されている場面内にいる間に、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのFitbitバンドがアクティブであり、ユーザの心拍数を収集していることを確実にしてもよい。
【0072】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザに着目され得るコンテンツの表示である、画面コンテンツ108(
図1B)に示されるように、測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成してもよい。ある場面で、the Creatureが登場すると仮定されたい。デバイス有効化ルールと関連付けられるメタデータは、予期されるバイオメトリック応答が、90~100心拍数の心拍数範囲内であるべきであることを示してもよい。メディアガイドアプリケーションは、異なるレベルのバイオメトリック応答についての情報を含む、バイオメトリックデータベースを参照してもよい。前述で述べられたように、バイオメトリックデータベースは、種々の心拍数レベルを分類する心拍数テーブルを有してもよい。例えば、80~100心拍数は、心拍数テーブル内で、加速した心拍数として分類され得、100~120は、非常に加速したものとして分類され得る。心拍数テーブルに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、したがって、予期されるバイオメトリック応答で示されるように、ユーザの心拍数が「非常に加速した」心拍数クラスにあり、予期される「加速」クラスにないことを決定してもよい。応答して、画面コンテンツ108に描写されるコンテンツ推奨は、より低い心拍数クラス(例えば、わずかに加速した)を伴うメディアアセットを含んでもよい。また、the Creatureがもはや画面上にいないため、メディアガイドアプリケーションは、バイオメトリックデバイス110(
図1B)を非アクティブ化(「無効化」とも同義的に使用される)したことに留意されたい。結果として、ユーザの心拍数は、
図1Bではもはや測定されていない。デバイスを非アクティブ化するステップは、単純に、ユーザまたはメディアガイドアプリケーションからのさらなる命令まで、デバイスがデータを収集することを阻止するステップを伴ってもよい。ある場合には、非アクティブ化するステップは、バイオメトリックデバイスをスリープモード、低電力モードに送信するステップ、または電源を完全に遮断するステップを伴ってもよい。ちょうど前述で述べられたように、メディアガイドアプリケーションは、IR信号を使用して、インターネットを経由して、または手動でアクティブ化または非アクティブ化するためのユーザへのプロンプトを通して、バイオメトリックデバイスと通信してもよい。メディアガイドアプリケーションとバイオメトリックデバイスとの間の通信は、通信ネットワーク514(例えば、
図5の説明に議論される)を経由して実施されてもよい。
【0073】
図2-3は、メディアガイドデータを提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。
図2-3に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。
図2-3の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、またはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、コンテンツ情報にアクセスする要望を示してもよい。ユーザのインジケーションに応答して、メディアガイドアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャネル別、時間別、チャネル別、ソース別、コンテンツタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、または他の編成基準等のいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されたメディアガイドデータを表示画面に提供してもよい。
【0074】
図2は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャネル別に配列された番組一覧表示200の例証的グリッドを示す。表示200は、以下、すなわち、(1)各チャネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャネルまたはコンテンツのタイプを識別する、チャネル/コンテンツタイプ識別子204の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子206の行を伴うグリッド202を含んでもよい。グリッド202はまた、番組一覧208等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域210を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域210によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域212内に提供されてもよい。領域212は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0075】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジュールされ、スケジュールに従って提供されるコンテンツ)にアクセスを提供することに加えて、メディアガイドアプリケーションはまた、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であって、スケジュールに従って提供されない、コンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルで記憶されたコンテンツ(例えば、上記に説明される任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む、異なるコンテンツソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される任意の他のコンテンツを含んでもよい。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L. P. et al.によって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、またはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0076】
グリッド202は、オンデマンド一覧214、録画コンテンツ一覧216、およびインターネットコンテンツ一覧218を含む、非線形番組のメディアガイドデータを提供してもよい。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、時として、「混合メディア」表示と称されることもある。表示200とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送一覧のみの表示等)。例証されるように、一覧214、216、および218は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド202内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態では、これらのコンテンツタイプの一覧は、グリッド202に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン220のうちの1つを選択することに応答して、付加的メディアガイドデータが表示されてもよい。(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押下することは、ナビゲーションアイコン220を選択することと同様に表示に影響を及ぼし得る)。
【0077】
表示200はまた、ビデオ領域222およびオプション領域226を含んでもよい。ビデオ領域222は、ユーザが、ユーザに現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域222のコンテンツは、グリッド202に表示される一覧のうちの1つに対応する、またはそれから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、時として、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能性は、2003年5月13日に発行されたSatterfield et al.の米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日に発行されたYuen et al.の米国特許第6,239,794号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0078】
オプション領域226は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/またはメディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域226は、表示200(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であってもよい、または画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域226内の選択可能オプションは、グリッド202内の番組一覧に関連する特徴に関してもよい、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするオプション、プレミアムサービスをサブスクライブするオプション、ユーザのプロファイルを編集するオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするオプション、または他のオプションを含んでもよい。
【0079】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションを用いて個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力することを可能にすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザアクティビティを監視することによって、生成されてもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、それらの個人化されたガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツ一覧の側面(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャネル、チャネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更させるステップを含んでもよい。
【0080】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよい、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/またはユーザがガイドアプリケーションと行い得る他の相互作用を監視してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.Tivo.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/またはメディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザについての情報を取得してもよい。結果として、ユーザは、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験を提供されることができる。本タイプのユーザ体験は、
図5に関連して下記により詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2005/0251827号、2007年1月16日に発行されたBoyer et al.の米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2002/0174430号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。
【0081】
メディアガイドを提供するための別の表示配列が、
図3に示されている。ビデオモザイク表示300は、コンテンツのタイプ、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたコンテンツ情報のための選択可能オプション302を含む。表示300では、テレビ一覧オプション304が、選択され、したがって、一覧306、308、310、および312を放送番組一覧として提供する。表示300では、一覧は、カバーアート、コンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、コンテンツからのライブビデオ、または一覧中のメディアガイドデータによって記述されているコンテンツをユーザに示す他のタイプのコンテンツを含む、グラフィック画像を提供してもよい。グラフィック一覧はまた、それぞれ、一覧と関連付けられるコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを伴ってもよい。例えば、一覧308は、メディア部分314およびテキスト部分316を含む、1つを上回る部分を含んでもよい。メディア部分314および/またはテキスト部分316は、コンテンツをフル画面で視聴するように、またはメディア部分314に表示されるコンテンツに関連する情報を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャネルの一覧を閲覧するように)、選択可能であり得る。
【0082】
表示300内の一覧は、異なるサイズである(すなわち、一覧306は、一覧308、310、および312より大きい)が、所望に応じて、全ての一覧が同一のサイズであってもよい。一覧は、コンテンツプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザの関心の程度を示すように、またはあるコンテンツを強調するように、異なるサイズである、またはグラフィック的に強調されてもよい。コンテンツ一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2009年11月12日に出願されたYatesの米国特許出願公開第2010/0153885号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0083】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(および上記および下記に説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。
図4は、例証的ユーザ機器デバイス400の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、
図5に関連して下記に議論される。ユーザ機器デバイス400は、入出力(以下「I/O」)パス402を介して、コンテンツおよびデータを受信してもよい。I/Oパス402は、処理回路406および記憶装置408を含む制御回路404に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または他のコンテンツ)およびデータを提供してもよい。制御回路404は、I/Oパス402を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/Oパス402は、制御回路404(具体的には、処理回路406)を1つ以上の通信パス(下記に説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、
図4では単一パスとして示されている。
【0084】
制御回路404は、処理回路406等の任意の好適な処理回路に基づいてもよい。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、メモリ(すなわち、記憶装置408)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路404は、メディアガイドアプリケーションによって、上記および下記に議論される機能を果たすように命令されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路404に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供してもよい。いくつかの実装では、制御回路404によって実施される任意のアクションは、メディアガイドアプリケーションから受信される命令に基づいてもよい。
【0085】
クライアントサーバベースの実施形態では、制御回路404は、ガイドアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。上記に述べられる機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶されてもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタルサブスクライバ回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用の無線モデム、または任意の他の好適な通信回路を含んでもよい。そのような通信は、インターネットまたは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴ってもよい(
図5に関連してより詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(下記により詳細に説明される)。
【0086】
メモリは、制御回路404の一部である、記憶装置408として提供される、電子記憶デバイスであってもよい。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標) 3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR、または時として、パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる)、ソリッドステートデバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、または任意の他の好適な固定またはリムーバブル記憶デバイス、および/またはそれらの任意の組み合わせ等の電子データ、コンピュータソフトウェア、またはファームウェアを記憶するための任意のデバイスを意味すると理解されたい。記憶装置408は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、および上記に説明されるメディアガイドデータを記憶するために使用されてもよい。不揮発性メモリもまた、(例えば、ブートアップルーチンおよび他の命令を起動するために)使用されてもよい。
図5に関連して説明されるクラウドベースの記憶装置が、記憶装置408を補完するために使用される、または記憶装置408の代わりに使用されてもよい。
【0087】
制御回路404は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG-2デコーダ、または他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調またはビデオ回路、またはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。(例えば、記憶するために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するための)エンコード回路もまた、提供されてもよい。制御回路404はまた、コンテンツをユーザ機器400の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーリング回路を含んでもよい。回路404はまた、デジタル信号とアナログ信号との間で変換するためのデジタル/アナログ変換回路およびアナログ/デジタル変換回路を含んでもよい。同調およびエンコード回路は、コンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用されてもよい。同調およびエンコード回路はまた、ガイドデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、エンコード、デコード、暗号化、解読、スケーリング、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書に説明される回路は、1つ以上の汎用または特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)に対処するように提供されてもよい。記憶装置408が、ユーザ機器400とは別のデバイスとして提供される場合、同調およびエンコード回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置408と関連付けられてもよい。
【0088】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース410を使用して、命令を制御回路404に送信してもよい。ユーザ入力インターフェース410は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等の任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。ディスプレイ412は、独立型デバイスとして提供される、またはユーザ機器デバイス400の他の要素と統合されてもよい。例えば、ディスプレイ412は、タッチスクリーンまたはタッチセンサ式ディスプレイであってもよい。そのような状況では、ユーザ入力インターフェース410は、ディスプレイ412と統合される、または組み合わせられてもよい。ディスプレイ412は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶ディスプレイ(LCD)、非晶質シリコンディスプレイ、低温ポリシリコンディスプレイ、電子インクディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、アクティブマトリクスディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、電気流体ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、プラズマディスプレイパネル、高性能アドレッシングディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、レーザテレビ、カーボンナノチューブ、量子ドットディスプレイ、干渉変調器ディスプレイ、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上のものであってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ412は、HDTV対応型であり得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ412は、3Dディスプレイであってもよく、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示されてもよい。ビデオカードまたはグラフィックカードは、ディスプレイ412への出力を生成してもよい。ビデオカードは、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG-2/MPEG-4デコード、TV出力、または複数のモニタを接続する能力等の種々の機能を提供し得る。ビデオカードは、制御回路404に関連する上記に説明される任意の処理回路であってもよい。ビデオカードは、制御回路404と統合されてもよい。スピーカ414は、ユーザ機器デバイス400の他の要素と統合されたものとして提供されてもよい、または独立型ユニットであってもよい。ディスプレイ412上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカ414を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、オーディオは、スピーカ414を介してオーディオを処理および出力する、受信機(図示せず)に配布されてもよい。
【0089】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、これは、ユーザ機器デバイス400上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルで(例えば、記憶装置408内に)記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。制御回路404は、記憶装置408からアプリケーションの命令を読み出し、本明細書に議論される表示のうちのいずれかを生成するための命令を処理してもよい。処理された命令に基づいて、制御回路404は、入力が入力インターフェース410から受信されるときに実施するアクションを決定してもよい。例えば、表示上のカーソルの上/下への移動は、入力インターフェース410が上/下ボタンが選択されたことを示すとき、処理された命令によって示されてもよい。
【0090】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス400上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス400の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一実施例では、制御回路404は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを起動する。例えば、遠隔サーバは、記憶デバイス内にアプリケーションのための命令を記憶してもよい。遠隔サーバは、回路(例えば、制御回路404)を使用して、記憶された命令を処理し、上記および下記に議論される表示を生成してもよい。クライアントデバイスは、遠隔サーバによって生成される表示を受信してもよく、表示のコンテンツを機器デバイス400上にローカルで表示してもよい。このように、命令の処理が、サーバによって遠隔で実施される一方、結果として生じる表示は、機器デバイス400上にローカルで提供される。機器デバイス400は、入力インターフェース410を介して、ユーザからの入力を受信し、対応する表示を処理および生成するために、それらの入力を遠隔サーバに伝送してもよい。例えば、機器デバイス400は、上/下ボタンが入力インターフェース410を介して選択されたことを示す、通信を遠隔サーバに伝送してもよい。遠隔サーバは、その入力に従って命令を処理し、入力に対応するアプリケーションの表示を生成してもよい(例えば、カーソルを上/下に移動させる表示)。生成された表示は、次いで、ユーザへの提示のために、機器デバイス400に伝送される。
【0091】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路404によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)でエンコードされ、好適なフィードの一部として制御回路404によって受信され、制御回路404上で起動するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、制御回路404によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディアエンコードスキームを採用するもの)では、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいてエンコードおよび伝送されてもよい。
【0092】
図4のユーザ機器デバイス400は、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506、または非ポータブルゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、
図5のシステム500に実装されることができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称されてもよく、上記に説明されるユーザ機器デバイスに実質的に類似し得る。メディアガイドアプリケーションが実装され得る、ユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよい、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、下記により詳細に議論される。
【0093】
図4に関連して上記に説明されるシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用する、ユーザ機器デバイスは、単に、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、または無線ユーザ通信デバイス506として分類されなくてもよい。例えば、ユーザテレビ機器502は、いくつかのユーザコンピュータ機器504のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方、ユーザコンピュータ機器504は、あるテレビ機器502のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよい、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器504上では、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス506用に縮小されてもよい。
【0094】
システム500では、典型的には、各タイプのユーザ機器デバイスが1つを上回って存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが
図5に示されている。加えて、各ユーザは、1つを上回るタイプのユーザ機器デバイスと、また、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの1つを上回るものとを利用してもよい。
【0095】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506)は、「第2の画面デバイス」と称されてもよい。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完してもよい。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する、任意の好適なコンテンツであってもよい。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用する、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同一の部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが、同一の家または建物内に、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0096】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書に説明されるもの、およびお気に入りのチャネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定を含む。例えば、ユーザが、そのオフィスのパーソナルコンピュータ上で、例えば、ウェブサイトwww.Tivo.comの上で、チャネルをお気に入りとして設定した場合、同一のチャネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)上で、および所望に応じて、ユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示されるであろう。したがって、同一または異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。加えて、行われる変更は、ユーザによって入力される設定、およびガイドアプリケーションによって監視されるユーザアクティビティに基づいてもよい。
【0097】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514に結合されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506は、それぞれ、通信パス508、510、および512を介して、通信ネットワーク514に結合される。通信ネットワーク514は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク)、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、または通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであってもよい。パス508、510、および512は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、または任意の他の好適な有線または無線通信パス、またはそのようなパスの組み合わせ等の1つ以上の通信パスを含んでもよい。パス512は、
図5に示される例示的実施形態では、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス508および510は、有線パスであることを示すように実線として描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。
【0098】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス508、510、および512に関連して上記に説明されるもの、およびUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802-11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、または有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスを介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth(登録商標) SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク514を介した間接パスを通して、相互に直接通信してもよい。
【0099】
システム500は、それぞれ、通信パス520および522を介して、通信ネットワーク514に結合される、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518を含む。パス520および522は、パス508、510、および512に関連して上記に説明される通信パスのうちのいずれかを含んでもよい。コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518との通信は、1つ以上の通信パスを介して交信されてもよいが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示される。加えて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518のそれぞれが1つを上回って存在し得るが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(異なるタイプのこれらのソースのそれぞれが下記に議論される。)所望に応じて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース516および518と、ユーザ機器デバイス502、504、および506との間の通信は、通信ネットワーク514を通したものとして示されるが、いくつかの実施形態では、ソース516および518は、パス508、510、および512に関連して上記に説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス502、504、および506と直接通信してもよい。
【0100】
コンテンツソース516は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのコンテンツ配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース516は、コンテンツの発信元であってもよい(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース516は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含んでもよい。コンテンツソース516はまた、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。コンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、2010年7月20日に発行されたEllis et al.の米国特許第7,761,892号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に関連して、より詳細に議論されている。
【0101】
メディアガイドデータソース518は、上記に説明されるメディアガイドデータ等のメディアガイドデータを提供してもよい。メディアガイドデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。番組スケジュールデータおよび他のガイドデータは、テレビチャネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のメディアガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャネル上でユーザ機器に提供されてもよい。
【0102】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータソース518からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルしてもよい、またはサーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが古くなっているとき、またはユーザ機器デバイスが、データを受信する要求をユーザから受信するとき、ソース518とセッションを開始し、ガイドデータを取得してもよい。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ規定期間で、システム規定期間で、ユーザ機器からの要求に応答して等)ユーザ機器に提供されてもよい。メディアガイドデータソース518は、ユーザ機器デバイス502、504、および506に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0103】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータは、視聴者データを含んでもよい。例えば、視聴者データは、現在および/または履歴ユーザアクティビティ情報(例えば、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツ、ユーザがコンテンツを鑑賞する時刻、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用するかどうか、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用し、情報をポストする時間、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツのタイプ(例えば、有料TVまたは無料TV)、気分、脳の活動情報等)を含んでもよい。メディアガイドデータはまた、サブスクリプションデータを含んでもよい。例えば、サブスクリプションデータは、所与のユーザがサブスクライブするソースまたはサービスおよび/または所与のユーザが以前にサブスクライブしていたが、後にアクセスを打ち切ったソースまたはサービス(例えば、ユーザがプレミアムチャネルをサブスクライブしているかどうか、ユーザがプレミアムレベルのサービスを追加したかどうか、ユーザがインターネット速度を加速させたかどうか)を識別してもよい。いくつかの実施形態では、視聴者データおよび/またはサブスクリプションデータは、1年を上回る期間の間の所与のユーザのパターンを識別してもよい。メディアガイドデータは、所与のユーザがサービス/ソースへのアクセスを打ち切るであろう可能性を示すスコアを生成するために使用される、モデル(例えば、残存者モデル)を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、所与のユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろうかどうかの可能性を示す、値またはスコアを生成するためのモデルを使用して、サブスクリプションデータとともに視聴者データを処理してもよい。特に、より高いスコアは、ユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろう、より高いレベルの信頼性を示し得る。スコアに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスを打ち切る可能性が高いであろうものとしてスコアによって示される特定のサービスまたはソースをユーザが維持するように勧誘する宣伝を生成してもよい。
【0104】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶装置408内に記憶され、ユーザ機器デバイス400の制御回路404によって実行され得る、ソフトウェアまたは実行可能命令のセットとして実装されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアント-サーバアプリケーションであってもよく、その場合、クライアントアプリケーションのみが、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的に、ユーザ機器デバイス400の制御回路404上のクライアントアプリケーションとして、および遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーション(例えば、メディアガイドデータソース518)として部分的に遠隔サーバ上で、実装されてもよい。遠隔サーバの制御回路(メディアガイドデータソース518等)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令してもよい。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース518の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令してもよい。クライアントアプリケーションは、受信用ユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令してもよい。
【0105】
ユーザ機器デバイス502、504、および506に配信されるコンテンツおよび/またはメディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであってもよい。OTTコンテンツ配信は、上記に説明される任意のユーザ機器デバイスを含む、インターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加えて、上記に説明される任意のコンテンツを含む、インターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配布する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配布に責任がない場合があり、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみを転送してもよい。OTTコンテンツプロバイダの実施例は、IPパケットを介してオーディオおよびビデオを提供する、YOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、およびHULUを含む。Youtubeは、Google Inc.によって所有される商標であり、Netflixは、Netflix, Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu, LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、上記に説明されるメディアガイドデータを提供してもよい。コンテンツおよび/またはメディアガイドデータに加えて、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配布することができる、またはコンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されたメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0106】
メディアガイドシステム500は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、これによって、ユーザ機器デバイスおよびコンテンツおよびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的のために、相互に通信してもよい。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチのうちのいずれか1つまたは一部において、またはコンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の4つのアプローチは、
図5の一般化された実施例の具体的例証を提供する。
【0107】
あるアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記に説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、または通信ネットワーク514を介して、相互に直接通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを動作させてもよい。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイスの間で通信されることが望ましくあり得る。例えば、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許公開第2005/0251827号でより詳細に説明されるように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくあり得る。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスもまた、相互に通信し、コンテンツを伝送してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器からポータブルビデオプレーヤまたはポータブル音楽プレーヤにコンテンツを伝送してもよい。
【0108】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有してもよく、これによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、そのオフィスのパーソナルコンピュータ、またはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、Ellis et al.の2011年10月25日に発行された米国特許第8,046,801号(その全体を参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0109】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース516と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器502およびユーザコンピュータ機器504のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス506を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。
【0110】
第4のアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で動作し、クラウドサービスにアクセスしてもよい。クラウドコンピューティング環境では、コンテンツ共有、記憶、または配布のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称される、ネットワークアクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、通信ネットワーク514を介したインターネット等のネットワークを介して接続される、種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービスを提供する、中央にまたは分散場所に位置し得る、サーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つ以上のコンテンツソース516および1つ以上のメディアガイドデータソース518を含んでもよい。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506等の他のユーザ機器デバイスを含んでもよい。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供してもよい。そのような実施形態では、ユーザ機器デバイスは、中央サーバと通信することなく、ピアツーピア様式で動作してもよい。
【0111】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、他の実施例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービス等のサービスへのアクセス、および上記に説明される任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上で他者によって視聴するために配布される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルで記憶し、ローカルで記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にしてもよい。
【0112】
ユーザは、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイス等の種々のコンテンツ捕捉デバイスを使用して、コンテンツを録画してもよい。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器504から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する、無線ユーザ通信デバイス506からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザコンピュータ機器504等のユーザ機器デバイスに転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードする。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであり、他のユーザ機器デバイスは、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0113】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/またはそれらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされてもよい。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠する、クラウドクライアントであってもよい、またはユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスすることなく、ある機能性を有してもよい。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由してサービスとして配信されるアプリケーションであってもよい一方、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信してもよい。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方で、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的なダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、
図4に関連して説明される処理回路によって実施される処理動作等の処理動作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0114】
本明細書で参照されるように、用語「~に応答して」は、「~の結果として開始される」ことを指す。例えば、第2のアクションに応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含んでもよい。本明細書で参照されるように、用語「~に直接応答して」は、「~によって引き起こされる」ことを指す。例えば、第2のアクションに直接応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含まなくてもよい。
【0115】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための例証的プロセスのフローチャートである。プロセス600またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス600は、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス600の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、および7-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0116】
ステップ602では、制御回路404(
図4)は、ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定する。ユーザ機器は、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線通信デバイス506(
図5)であってもよい。制御回路404は、メディアコンテンツソース516からコンテンツを読み出してもよく、ディスプレイ412上に表示するために生成してもよい。ユーザが、ホラー映画「The Conjuring」を視聴していると仮定されたい。ユーザによってアクセスされているコンテンツは、限定ではないが、ビデオ、オーディオ、グラフィック、および/またはゲームを含む、任意のメディアであり得ることに留意されたい。
【0117】
ステップ604では、制御回路404(
図4)は、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出す。制御回路404は、メディアガイドデータソース418を参照し、アクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを含んでもよい。例えば、映画の各場面は、コンテンツプロバイダによって作成されるデバイス有効化ルールと関連付けられてもよい。故に、メタデータは、場面の名称を詳述する場面のリスト、映画の中で場面が開始する時間、場面内のコンテンツについての情報、デバイス有効化ルール、および種々のバイオメトリックデバイスとのルールの互換性を含んでもよい。制御回路404は、「The Conjuring」が70の場面を有することを決定すると仮定されたい。さらに、映画のメタデータに基づいて、制御回路404は、場面2が、Fitbitバンドおよび種々の心拍数モニタと関連付けられるデバイス有効化ルールを有することを決定する。デバイス有効化ルールは、場面2の再生の持続時間の全体を通してユーザの心拍数を監視するように、バイオメトリックデバイスをプロンプトしてもよい。加えて、デバイス有効化ルールは、予期されるバイオメトリック応答についての情報を含有してもよい(例えば、映画の中の刺激的な場面が、加速した心拍数を引き起こすことが予期され得る)。
【0118】
ステップ606では、制御回路404(
図4)は、現在アクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定する。前述で述べられたように、コンテンツのメタデータは、デバイス有効化ルールについての情報、および種々のバイオメトリックデバイスとのルールの互換性を含んでもよい。より具体的には、互換性情報は、デバイス有効化ルールと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを含んでもよい。加えて、制御回路404は、ユーザが、「The Conjuring」の場面2を視聴し始めたことを決定してもよい。さらに、制御回路404は、ユーザがバイオメトリックデバイスのリスト内にあるバイオメトリックデバイス(例えば、Fitbitバンド)を使用していることを決定してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、バイオメトリックデバイスがユーザによって使用されているかどうかを決定してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザのFitbitバンドと通信し、ユーザがバンドを装着しているかどうかを決定してもよい。制御回路404はまた、通信ネットワーク514(
図5)を経由して、発見コマンドを家庭内またはディスプレイデバイスの範囲内の全てのデバイスに発行してもよい。バイオメトリックデバイスは、通常、ユーザがバイオメトリックデバイスと接触しているかどうかを決定するための内蔵センサを有することに留意されたい。ユーザが、Fitbitバンドの近傍にいない(例えば、ユーザが、リビングルームで映画を視聴しており、バイオメトリックデバイスが、ユーザの寝室内にある)場合、制御回路404は、コンテンツ基準が満たされる場合にユーザの心拍数を物理的に測定することができないため、デバイスがデバイス有効化ルールを満たさないことを決定してもよい。応答して、制御回路404は、現在アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定してもよい。
【0119】
ステップ608では、現在アクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすことを決定するステップに応答して、制御回路404(
図4)は、現在アクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化する。用語「一時的に」は、バイオメトリックデバイスが設定された時間量にわたって有効化され、その間にデバイス有効化ルールが満たされることを示す。いったん制御回路404が、デバイス有効化ルールがもはや満たされていないことを決定すると、バイオメトリックデバイスは、無効化/非アクティブ化される。例えば、制御回路404は、場面2が、ユーザに表示するために生成されている間に、Fitbitの心拍数監視特徴をアクティブに保ってもよい。
【0120】
ステップ610では、バイオメトリックデバイスの制御回路404(
図4)は、バイオメトリックデバイスがアクティブ化されている間に、現在アクセスされているコンテンツへのユーザのバイオメトリック応答を測定する。Fitbitが、2分毎に心拍数測定のセットを入手し、場面2の持続時間が10分であると仮定されたい。Fitbitの心拍数監視特徴が、場面2の10分の持続時間にわたってアクティブ化されている間に、Fitbitは、心拍数測定の6つのセットを収集してもよい。さらに、Fitbitは、通信ネットワーク514(
図5)を経由して、ユーザのセットトップボックス上の制御回路404と通信してもよい。例えば、Fitbitは、Bluetooth(登録商標)またはWi-Fi接続を経由して、収集された心拍数測定をセットトップボックスに転送してもよい。同様に、セットトップボックスは、Bluetooth(登録商標)またはWi-Fiを使用して、アクティブ化/非アクティブ化コマンドをFitbitに発行してもよい。
【0121】
ステップ612では、制御回路404(
図4)は、測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成する。場面2が、複数のジャンプスケアを伴うホラー映画であると仮定されたい。バイオメトリック応答は、Fitbitによって入手される心拍数測定のセットであってもよい。デバイス有効化ルールは、予期されるバイオメトリック応答が、90~100心拍数の心拍数範囲内であるべきであることを示してもよい。制御回路404は、異なるレベルのバイオメトリック応答についての情報を含む、記憶装置408(
図4)内のバイオメトリックデータベースを参照してもよい。バイオメトリックデータベースは、種々の心拍数レベルを分類する心拍数テーブルを有してもよい。例えば、60~80心拍数が、心拍数テーブル内で、正常な心拍数として分類され得る一方で、80~100心拍数は、加速した心拍数として分類され得る。制御回路404は、測定の6つのセットからの平均心拍数が72心拍数であることを決定してもよい。心拍数テーブルに基づいて、制御回路404は、したがって、予期されるバイオメトリック応答で示されるように、ユーザの心拍数が、正常心拍数クラスにあり、予期される「加速」クラスにないことを決定してもよい。結果として、制御回路404は、ユーザの心拍数を加速し得るコンテンツを検索してもよい。例えば、ユーザは、「The Conjuring」の中の場面を怖いと感じない場合があり、したがって、場面2による影響を受けなかった。制御回路404は、ユーザのアクセスしたコンテンツ「The Conjuring」のジャンルが、ホラーであることを決定してもよい。故に、制御回路404は、ユーザが怖いと見なされるホラージャンルからコンテンツを推奨されるべきであることを決定してもよい。制御回路404は、インターネットを参照し、より怖い映画を検索してもよい、またはメディアガイドデータソース618(
図6)を参照し、「非常に加速した心拍数」という予期されるバイオメトリック応答と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴うコンテンツを検索してもよい。いったん制御回路404が、「非常に加速した心拍数」と関連付けられるコンテンツのリストを識別すると、制御回路404は、その個別のメタデータ内のホラージャンルと関連付けられるコンテンツのリスト内のコンテンツを検索してもよい。制御回路404は、「非常に加速した」心拍数と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴う場面を特徴とする、映画「It: Chapter One」を識別すると仮定されたい。制御回路404は、視聴者が、ディスプレイ412(
図4)上で「The Conjuring」を鑑賞することを止めた後に、「It: Chapter One」を推奨する推奨を表示するために生成してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、第2の表示画面(例えば、ユーザのスマートフォン)上に推奨を表示するために生成してもよい。
【0122】
図6のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図6に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図6のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0123】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス700またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス700は、バイオメトリックデバイスを動的に有効化および無効化するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス700の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6、および8-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0124】
ステップ702では、制御回路404(
図4)は、ユーザがユーザ機器上のコンテンツにアクセスしていることを決定する。ユーザ機器は、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線通信デバイス506(
図5)であってもよい。制御回路404は、メディアコンテンツソース516からコンテンツを読み出してもよく、ディスプレイ412上に表示するために生成してもよい。いくつかの実施形態では、コンテンツは、線形メディアアセット(例えば、テレビ放送スポーツイベント)、オンデマンドメディアアセット(例えば、映画)、およびユーザと関連付けられるソーシャルプラットフォーム上のソーシャルチャッタ(例えば、フォーラム/ディスカッション)のうちの少なくとも1つを含む。ユーザが、そのセットトップボックス上で、オンデマンドメディアセットである、ホラー映画「It: Chapter One」を視聴していると仮定されたい。
【0125】
ステップ704では、制御回路404(
図4)は、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを読み出す。制御回路404は、メディアガイドデータソース418を参照し、アクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、コンテンツと関連付けられるデバイス有効化ルールを含んでもよい。例えば、制御回路404は、ユーザから心拍数測定を収集するようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする、デバイス有効化ルールを決定してもよい。
【0126】
いくつかの実施形態では、制御回路404は、新しいデバイス有効化ルールを生成してもよい。例えば、コンテンツプロバイダが、デバイス有効化ルールをコンテンツのメタデータに追加していないと仮定されたい。制御回路404は、ソーシャルメディア(例えば、Twitter上のトレンド)を参照することによって、人気のコンテンツ、キャラクタ、トピック、人、場所等を識別してもよい。制御回路404はまた、ユーザが好む記憶装置408内のユーザプロファイル内のアイテム(例えば、コンテンツ、キャラクタ、俳優、アーティスト、場所等)を識別してもよい。これらの選好は、明示的に(例えば、ユーザが、そのお気に入りの俳優がTom Hanksであることを示す)、または暗示的に(例えば、ユーザの視聴履歴が、ユーザがTom Hanks主演のいくつかの映画を視聴したことを示す)記述されてもよい。応答して、制御回路404は、人気および/またはユーザプロファイルに対応するコンテンツ基準を伴ってデバイス有効化ルールを生成してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザプロファイルから、ユーザがAdeleによる楽曲を聴取することを好むことを決定してもよい。制御回路404はまた、Adeleによって歌われる新しい楽曲が、Twitter上でトレンドになっていることを決定してもよい。応答して、制御回路404は、ユーザが、Adeleによって歌われる新しい楽曲を聴取するときに、心拍数モニタが心拍数測定を行うことを可能にする、デバイス有効化ルールを生成してもよい。
【0127】
いくつかの実施形態では、制御回路404(
図4)は、ユーザがデバイス有効化ルールを作成することを可能にしてもよい。例えば、制御回路404は、ユーザが、記憶装置408(
図4)内のユーザプロファイル内のデバイス有効化ルールのリストにアクセスすることを可能にし、ユーザが、デバイス有効化ルールを手動で追加することを可能にしてもよい。ユーザは、I/Oパス402(
図4)を通して、デバイス有効化ルールを入力してもよい。制御回路404は、ユーザが生成したデバイス有効化ルールを解析し、ユーザのデバイス有効化ルールが、有効であることを確実にしてもよい。例えば、ユーザが、心拍数を測定するためのデバイス有効化ルールを作成し、それを、心拍数を測定することができない歩数計と関連付ける場合、制御回路404は、ユーザが生成したデバイス有効化ルールが有効ではないことをディスプレイ412(
図4)上でユーザにプロンプトしてもよい。同様に、ユーザが、デバイスを無効化し、心拍数測定を行うデバイス有効化ルールを作成する場合、制御回路404は、デバイスが、有効化されないため、バイオメトリックデバイスを無効化し、測定を行うという論理に欠陥があることを決定してもよい。したがって、ユーザのデバイス有効化ルールは、有効ではない。制御回路404はまた、コンテンツ基準が満たされるかどうかを制御回路404が決定する、任意のデバイス有効化ルールの有効性を監視してもよい。
【0128】
ステップ706では、制御回路404(
図4)は、デバイス有効化ルールによって規定されるコンテンツ基準を決定する。デバイス有効化ルールは、「if-else」論理を用いてプログラムされてもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF[Criteria 1]および/または[Criteria 2]…および/または[Criteria N]、THEN[RESPONSE A1]および/または[RESPONSE A2]…および/または[RESPONSE AN];ELSE[RESPONSE B1]および/または[RESPONSE B1]…および/または[RESPONSE BN]」として構造化されてもよい。本構造では、コンテンツプロバイダまたはユーザによって確立されるような基準の組み合わせが、満たされる場合、制御回路404は、Aセット(例えば、A1、A2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。基準の組み合わせが、満たされない場合、制御回路404は、Bセット(例えば、B1、B2等)から個別の応答の組み合わせを実行するであろう。コンテンツプロバイダが、「IF Pennywise the Clownが場面に登場する、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述するデバイス有効化ルールを確立したと仮定されたい。バイオメトリックデバイスは、Fitbitであると仮定されたい。本デバイス有効化ルール内のコンテンツ基準は、映画の場面内の「It: Chapter One」の中のキャラクタであるPennywise the Clownの登場である。
【0129】
ステップ708では、制御回路404(
図4)は、コンテンツ基準に合致する、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツと関連付けられるメタデータを読み出す。制御回路404は、メディアガイドデータソース618(
図6)から読み出されるような映画と関連付けられるメタデータを参照し、種々の再生位置において映画に登場するキャラクタ(例えば、Pennywise the Clown)を決定してもよい。制御回路404はまた、コンピュータビジョンを使用し、画面上のオブジェクトを識別し、(例えば、インターネットから読み出される)Pennywise the Clownの参照画像を使用して、オブジェクトが、Pennywise the Clownであるかどうかを分類してもよい。制御回路404は、映画の字幕を参照し、Pennywise the Clownが映画の中で述べられるときを決定してもよい。制御回路404はまた、映画のオーディオを分析し、自然言語処理を利用し、(例えば、インターネットから読み出される)Pennywise the Clownの参照音声モデルを使用して、Pennywise the Clownの音声を識別してもよい。これらのプロセスの任意の組み合わせを使用して、制御回路404は、Pennywise the Clownの登場を識別し、コンテンツ基準が満たされることを決定してもよい。
【0130】
いくつかの実施形態では、デバイス有効化ルールは、Pennywise the Clownが映画に登場する再生位置を規定してもよい。例えば、デバイス有効化ルールは、「IF 再生が位置0:12:57または0:50:12または1:24:23にある、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、心拍数測定を行うようにバイオメトリックデバイスをプロンプトする;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述してもよい。この場合のコンテンツ基準は、開始から12分57秒(例えば、0:12:57)等の映画の中の具体的再生位置を指し示す。いったんユーザへの再生が、本時点に到達すると、コンテンツ基準が、満たされてもよい。
【0131】
ステップ710では、制御回路404(
図4)は、読み出されたメタデータをデバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定する。例えば、ユーザが、再生位置0:12:57にある場合、制御回路404は、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされることを決定してもよい。対照的に、ユーザが、再生位置0:05:11にある場合、制御回路404は、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされないことを決定してもよい。
【0132】
ステップ712では、制御回路404(
図4)は、ユーザ機器上でアクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定し、それに応じて、プロセスを促す。コンテンツが、デバイス有効化ルールを満たさない場合、プロセスは、ステップ702に戻り、制御回路404は、ユーザによってアクセスされているコンテンツの新しい再生位置を決定する。コンテンツが、デバイス有効化ルールを満たす場合、制御回路404は、プロセスをステップ714に進める。
【0133】
ステップ714では、制御回路404(
図4)は、デバイス有効化ルールと関連付けられるユーザのバイオメトリックデバイスを識別する。前述で述べられたように、デバイス有効化ルールは、コンテンツのメタデータから読み出されてもよい。メタデータはまた、ユーザが保有するバイオメトリックデバイスについての情報を含んでもよい。例えば、制御回路404は、メタデータから、(例えば、心拍数を測定するために)デバイス有効化ルールと関連付けられ、ユーザによって保有されるバイオメトリックデバイスが、Samsung Gear、Fitbitバンド、およびポータブル心拍数モニタを含むことを決定してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、バイオメトリックデバイスが、ユーザによって使用されているかどうかを決定してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザのFitbitバンドと通信し、ユーザがバンドを装着しているかどうかを決定してもよい。バイオメトリックデバイスは、通常、ユーザがバイオメトリックデバイスと接触しているかどうかを決定するための内蔵センサを有する。ユーザが、Fitbitバンドの近傍にいない(例えば、ユーザが、リビングルームで映画を視聴しており、バイオメトリックデバイスが、ユーザの寝室内にある)場合、制御回路404は、コンテンツ基準が満たされる場合にユーザの心拍数を物理的に測定することができないため、デバイスがデバイス有効化ルールを満たさないことを決定してもよい。
【0134】
ステップ716では、制御回路404(
図4)は、アクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たし続けている間に、識別されたバイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化する。包括的な実施例に戻ると、制御回路404は、ユーザが、そのFitbitバンドを装着していることを識別してもよい。加えて、制御回路404は、Pennywise the Clownが、ユーザによって視聴されている場面に登場したことを決定してもよい。応答して、制御回路404は、デバイス有効化ルールのコンテンツ基準が満たされていることを決定してもよく、バイオメトリックデバイスを有効化してもよい。ユーザのFitbitは、Pennywise the Clownが、場面から退出するまで有効化されたままであってもよい。ユーザのFitbitは、最初に非アクティブ化状態であったと仮定されたい。例えば、Fitbitのデータ入手は、停止されている場合がある、またはFitbitは、スリープモード、低電力モードであった、または完全に電源を切られた。アクティブ化中に、Fitbitのデータ入手が、開始されてもよい、Fitbitは、アクティブモードに移行されてもよい、またはFitbitは、電源を入れられてもよい。
【0135】
ステップ718では、制御回路404(
図4)は、バイオメトリックデバイスが、アクティブ化されている間に、アクセスされているコンテンツへのユーザのバイオメトリック応答を測定する。例えば、Pennywise the Clownが、ユーザによって視聴されている場面内にいる間に、制御回路404は、ユーザのFitbitバンドがアクティブであり、ユーザの心拍数を収集していることを確実にしてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、記憶装置408(
図4)内に本バイオメトリック応答(例えば、タイムスタンプを用いて編成される心拍数値)を記憶してもよい。制御回路404は、Fitbitが、有効化された持続時間の間に、ユーザの平均心拍数が、111心拍数であったことを決定してもよい。
【0136】
ステップ720では、制御回路404(
図4)は、測定されたバイオメトリック応答に基づいて、コンテンツ推奨を生成する。ある場面で、Pennywise the Clownが登場すると仮定されたい。デバイス有効化ルールと関連付けられるメタデータは、予期されるバイオメトリック応答が90~100心拍数の心拍数範囲内であるべきであることを示してもよい。制御回路404は、異なるレベルのバイオメトリック応答についての情報を含む、記憶装置408(
図4)内のバイオメトリックデータベースを参照してもよい。前述で述べられたように、バイオメトリックデータベースは、種々の心拍数レベルを分類する心拍数テーブルを有してもよい。例えば、80~100心拍数は、心拍数テーブル内で、加速した心拍数として分類され得、100~120は、非常に加速したものとして分類され得る。心拍数テーブルに基づいて、制御回路404は、したがって、予期されるバイオメトリック応答で示されるように、ユーザの心拍数が、「非常に加速した」心拍数クラスにあり、予期される「加速」クラスにないことを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザのバイオメトリック応答が、閾値(例えば、140心拍数)を超えて増加する場合、制御回路404は、安全対策として、ユーザによってアクセスされているコンテンツの再生を停止してもよい。これは、
図13の説明でさらに議論される。いくつかの実施形態では、制御回路404は、ユーザの心拍数を減速し得るコンテンツを検索してもよい。制御回路404は、ユーザのアクセスしたコンテンツ「It: Chapter One」のジャンルがホラーであることを決定してもよい。故に、制御回路404は、ユーザがあまり怖くないと見なされるホラージャンルからコンテンツを推奨されるべきであることを決定してもよい。制御回路404は、インターネットを参照し、ホラー映画を検索してもよい、またはメディアガイドデータソース618(
図6)を参照し、「わずかに加速した心拍数」という予期されるバイオメトリック応答と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴うコンテンツを検索してもよい。いったん制御回路404が、「わずかに加速した心拍数」と関連付けられるコンテンツのリストを識別すると、制御回路404は、その個別のメタデータ内のホラージャンルと関連付けられるコンテンツのリスト内のコンテンツを検索してもよい。制御回路404は、最大の「わずかに加速した」心拍数と関連付けられるデバイス有効化ルールを伴う場面を特徴とする、映画「The Conjuring」を識別すると仮定されたい。制御回路404は、視聴者が、ディスプレイ412(
図4)上で「It: Chapter One」を鑑賞することを止めた後に、「The Conjuring」を推奨する推奨を表示するために生成してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、第2の表示画面(例えば、ユーザのスマートフォン)上に推奨を表示するために生成してもよい。
【0137】
図7のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図7に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図7のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0138】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が人気であるかどうかを決定するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス800またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス800は、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が人気であるかどうかを決定するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス800の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6-7、および9-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0139】
ステップ802では、制御回路404(
図4)は、コンテンツの識別子に基づいてソーシャルネットワークを検索し、コンテンツと関連付けられる複数の通信を識別する。コンテンツの識別子は、コンテンツの名称(例えば、「It: Chapter Name」)、一般的名称(例えば、「It」)、ジャンル(例えば、ホラー)、作成者(例えば、アーティスト、製作会社、監督等)、キャラクタ、キャスト、アートワーク、および/または音声等のコンテンツの任意の表現であってもよい。故に、制御回路404は、「Pennywise the Clown」と関連付けられる複数の通信を識別するために、Facebook等のソーシャルネットワーク上で「Pennywise the Clown」を検索してもよい。複数の通信は、ポスト、コメント、メッセージ、確認応答(例えば、好評価、反応等)、ビデオ、写真、オーディオクリップ等を含んでもよい。
【0140】
ステップ804では、制御回路404(
図4)は、コンテンツの進捗位置の閾値期間内にソーシャルネットワークによって受信された通信の数を識別する。閾値期間は、コンテンツの進捗位置の前および/または後の時間の窓であってもよい。進捗位置は、コンテンツ内の離散した点を表し、限定ではないが、ビデオ/オーディオの再生位置、または画像およびテキストのスライドショー内のスライド番号を含んでもよい。進捗点は、映画「It: Chapter One」の中の12分50秒であり、閾値期間は、10分であると仮定されたい。制御回路404は、したがって、7分50秒~17分50秒の間にソーシャルネットワーク、すなわち、Facebookによって受信された、通信のみを考慮してもよい。ある場合には、制御回路404は、偏移された時間の窓を考慮してもよい。例えば、制御回路404は、4分50秒~14分50秒の間の通信を考慮してもよい。この場合、10分の閾値期間は、進捗点を中心としない。したがって、進捗点の閾値期間内の場面を参照する任意の通信が、考慮されてもよい。例えば、「It: Chapter One」にアクセスしている間に、第1のユーザ(例えば、ユーザの友人)が、ソーシャルネットワーク上にコメントをポストし得る。友人のデバイス上の制御回路404は、友人が、「It: Chapter One」にアクセスしていることを決定し、友人の進捗点をメタデータとして友人の通信に追加してもよい。ユーザのデバイス上の制御回路404が、通信を識別するとき、制御回路404は、通信のメタデータを読み出し、通信の進捗点が、閾値期間内であるかどうかを決定してもよい。ユーザが、放送されているコンテンツにアクセスしている場合において、制御回路404は、コンテンツの伝送時間を決定し、伝送時間に対して進捗点を考慮してもよい。例えば、「It: Chapter One」が、2017年11月1日の午後8時にHBOで放送され、進捗点が、映画の中の12分50秒である場合、制御回路404は、進捗点時間が午後8時15分であることを決定するために、コマーシャル時間およびコンテンツバージョンを考慮してもよい。したがって、閾値期間は、午後8時15分の周囲のいずれかの10分の窓(例えば、午後8時12分および午後8時22分)であってもよい。結果として、制御回路404は、その時間の間にソーシャルネットワークによって受信された通信を考慮してもよい。
【0141】
ステップ806では、制御回路404(
図4)は、通信の数が閾値を超えるかどうかを決定する。例えば、制御回路404は、種々のソーシャルネットワーク(例えば、Facebook、Twitter、Instagram、Reddit等)によって閾値期間内に受信され、コンテンツの識別子と関連付けられる、通信の数を計数してもよい。制御回路404は、10,000回の通信を識別すると仮定されたい。いくつかの実施形態では、ユーザはまた、通信をユーザの友人によってポストされるものに限定してもよい。この場合、制御回路404は、50回の通信を識別してもよい。制御回路404は、記憶装置408内のユーザプロファイルから閾値を読み出してもよい。閾値(例えば、20)は、コンテンツの一部が人気であるかどうかを決定するために必要とされる最小量の通信を表す。
【0142】
ステップ808では、制御回路404(
図4)は、通信の数が閾値を超えるかどうかを決定する。通信の数が、閾値未満である場合、プロセスは、ステップ802に戻る。本時点で、ユーザの進捗点は、変化している場合がある。したがって、制御回路404は、ソーシャルネットワーク上の新しい通信を識別してもよい。通信の数が、閾値を上回る場合、プロセスは、ステップ810に続く。
【0143】
ステップ810では、制御回路404(
図4)は、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が人気であることを検出する。例えば、閾値は、20であってもよく、通信の数は、50であってもよい。故に、制御回路404は、閾値期間内の一部が人気であることを決定してもよい。
【0144】
ステップ812では、制御回路404(
図4)は、コンテンツの一部の開始時間および終了時間を記憶する。開始時間は、進捗点の周囲の閾値期間によって形成される時間の窓の最初の時間であってもよい。終了時間は、進捗点の周囲の閾値期間によって形成される時間の窓の最後の時間であってもよい。例えば、進捗点が、12分50秒であり、閾値期間が、10分である場合、開始時間は、7分50秒であってもよく、終了時間は、17分50秒であってもよい。伝送時間(例えば、コンテンツが、午後8時にHBOで伝送を開始した)の観点から、開始時間は、午後8時8分であってもよく、終了時間は、午後8時18分であってもよい。
【0145】
ステップ814では、制御回路404(
図4)は、アクセスされているコンテンツの現在の進行点が、開始時間に対応することを検出する。進捗点が、12分50秒である、シナリオを考慮されたい。閾値時間窓は、10分であってもよい。さらに、10分の窓は、12分50秒(例えば、開始時間)に開始し、22分50秒(例えば、終了時間)に終了してもよい。制御回路404は、コンテンツの現在の進行点(例えば、12分55秒)が開始時間に対応し、閾値期間内であることを決定してもよい。制御回路404は、現在の進行時間が、開始時間から第2の閾値期間内である場合、現在の進行時間が、開始時間に対応することを決定してもよい。第2の閾値期間は、前述で議論された閾値期間未満(例えば、開始時間から10秒以内)である。
【0146】
ステップ816では、制御回路404(
図4)は、現在の進行点が、開始時間と終了時間との間にある間に、バイオメトリックデバイスを一時的にアクティブ化する。例えば、制御回路404は、ユーザのFitbitバンドと通信し、開始時間においてFitbitの心拍数測定特徴を有効化してもよい。いったん現在の進行点が、終了時間に到達すると、制御回路404は、ユーザのFitbitバンドと通信し、Fitbitの心拍数測定特徴を無効化してもよい。
【0147】
図8のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図8に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図8のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0148】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が、人気であるかどうかを決定するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス900またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス900は、コンテンツの進捗位置に対応するコンテンツの一部が、人気であるかどうかを決定するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス900の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6-8、および10-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0149】
ステップ902では、制御回路404(
図4)は、デバイス有効化ルールから、デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットを読み出す。例えば、制御回路404は、メディアガイドデータソース518(
図5)を参照し、デバイス有効化ルールと関連付けられるメタデータを読み出してもよい。メタデータは、デバイス有効化ルールが規定するバイオメトリックデバイスのセットを含んでもよい。例えば、心拍数を測定する、デバイス有効化ルールと関連付けられるバイオメトリックデバイスのセットは、Fitbitバンド、Samsung Gear、およびポータブル心拍数モニタを含んでもよい。
【0150】
ステップ904では、制御回路404(
図4)は、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを読み出す。前述で述べられたように、制御回路404は、記憶装置408(
図4)内のユーザプロファイルを参照し、ユーザがアクセスを有する、またはユーザと関連付けられる、バイオメトリックデバイスを識別してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザがFitbitバンド、Samsung Gear、および歩数計と関連付けられることを決定してもよい。
【0151】
ステップ906では、制御回路404(
図4)は、ユーザと関連付けられるバイオメトリックデバイスのリストを、デバイス有効化ルールで規定されるバイオメトリックデバイスのセットと比較する。例えば、制御回路404は、デバイス有効化ルールが、FitbitバンドおよびSamsung Gear、すなわち、ユーザが関連付けられる2つのデバイスと関連付けられることを決定してもよい。しかしながら、制御回路404はまた、ユーザがポータブル心拍数モニタと関連付けられず、デバイス有効化ルールが歩数計に適合しないことを決定してもよい。
【0152】
ステップ908では、制御回路404(
図4)は、バイオメトリックデバイスのセットの中のバイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものに合致する、リスト内のバイオメトリックデバイスのうちの1つ以上のものを、識別されたバイオメトリックデバイスとして選択する。例えば、制御回路404は、それらがリストおよびバイオメトリックデバイスのセットの両方の中に出現するため、FitbitバンドおよびSamsung Gearを選択してもよい。
【0153】
図9のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図9に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図9のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0154】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス1000またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1000は、ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス1000の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6-9、および11-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0155】
ステップ1002では、制御回路404(
図4)は、ユーザ機器によってアクセスされているコンテンツのタイプを決定する。コンテンツのタイプは、コンテンツが提示される媒体であってもよい。例えば、コンテンツは、ビデオ、オーディオクリップ、電子書籍、画像、ゲーム等であってもよい。制御回路404は、コンテンツのメタデータを参照し、メディアガイドデータソース518(
図5)から読み出し、コンテンツのタイプを決定してもよい。
【0156】
ステップ1004では、制御回路404(
図4)は、アクセスされているコンテンツのタイプに対応する、複数のデバイス有効化ルールのうちの所与のデバイス有効化ルールを、デバイス有効化ルールとして選択する。例えば、ユーザは、種々のタイプにおけるコンテンツ「It: Chapter One」にアクセスすることが可能であり得る。これらのタイプは、映画のビデオ、オーディオブック、Stephen Kingによって書かれた原作の電子書籍、または種々のグラフィックを特徴とするコミックを含む。コンテンツのタイプに応じて、デバイス有効化ルールは、変動し得る。例えば、ビデオに関して、デバイス有効化ルールは、Pennywise the Clownが場面に登場したことを決定するステップに応答して、バイオメトリックデバイスをアクティブ化してもよい。オーディオブックに関して、デバイス有効化ルールは、Pennywise the
Clownを演じる声優が話す度に、アクティブ化してもよい。制御回路404は、したがって、ユーザがアクセスしているコンテンツのタイプに基づいて、複数のデバイス有効化ルールからデバイス有効化ルールを選択してもよい。
【0157】
図10のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図10に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図10のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0158】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス1100またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1100は、識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス1100の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6-10、および12-13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0159】
ステップ1102では、制御回路404(
図4)は、アクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすことを決定し、コンテンツ内の第1の進行点において起こる。ユーザが、オーディオブックの形態の「It: Chapter One」にアクセスしている場合、制御回路404は、「IF Pennywise the Clownの声優が話す、THEN バイオメトリックデバイスを有効化し、ユーザの心拍数を測定する;ELSE バイオメトリックデバイスを無効化する」と記述する、デバイス有効化ルールを読み出してもよい。制御回路404は、音声認識方法(例えば、自然言語処理)を使用し、Pennywise the Clownの声優がコンテンツの開始から12分50秒で話し始めることを識別してもよい。制御回路404はまた、種々の声優が話す時間を示す、オーディオブックと関連付けられるメタデータを参照してもよい。ユーザの現在の再生位置が、第1の進行点である場合、制御回路404は、デバイス有効化ルールが満たされるかどうかをチェックしてもよい。ユーザの第1の進行点は、12分50秒であると仮定されたい。制御回路404は、デバイス有効化ルールが満たされることを決定してもよい。
【0160】
ステップ1104では、制御回路404(
図4)は、第1の進行点よりも後の第2の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視する。例えば、制御回路404は、ユーザが第2の進行点(例えば、13分35秒)に到達したことを決定してもよい。その時点で、制御回路404は、オーディオブックと関連付けられるメタデータを監視し、第2の進行点の間に話している声優を決定してもよい。Pennywise the Clownの声優は、第2の進行点において話すことを止めると仮定されたい。
【0161】
ステップ1106では、制御回路404(
図4)は、付加的メタデータを、デバイス有効化ルールによって規定される条件と比較し、第2の進行点においてユーザ機器上でアクセスされているコンテンツが、デバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定する。デバイス有効化ルールが、Pennywise the Clownの声優が話すときの心拍数を測定する場合、制御回路404は、声優が第2の進行点において話すことを止めることを決定してもよい。結果として、デバイス有効化ルールは、満たされない。
【0162】
ステップ1108では、制御回路404(
図4)は、第2の進行点においてユーザ機器上でアクセスされているコンテンツがデバイス有効化ルールを満たすかどうかを決定する。デバイス有効化ルールが、満たされない場合、プロセスは、ステップ1110に続く。そうでなければ、プロセスは、ステップ1112に続く。
【0163】
ステップ1110では、制御回路404(
図4)は、識別されたバイオメトリックデバイスを非アクティブ化する。例えば、ユーザのFitbitバンドが第1の進行点から心拍数測定を行い始める場合、制御回路404は、Fitbitバンドを非アクティブ化するために、通信ネットワーク514(
図5)を経由してFitbitバンドと通信してもよい。結果として、Fitbitバンドは、心拍数測定を行うことを止めるであろう。
【0164】
ステップ1112では、デバイス有効化ルールが満たされることを決定するステップに応答して、制御回路404(
図4)は、第2の進行点よりも後の第3の進行点に対応する、ユーザ機器によってアクセスされるコンテンツの付加的メタデータを監視する。例えば、制御回路404は、ユーザが第3の進行点(例えば、15分2秒)に到達するまで、付加的期間を待機してもよい。いったんユーザが、第3の進行点に到達すると、制御回路404は、第3の進行点において話す声優の名前等の第3の進行点と関連付けられるメタデータにアクセスしてもよい。これは、デバイス有効化ルールがもはや満たされなくなる時点を決定する目的を果たす。
【0165】
図11のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図11に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図11のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0166】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応する、メディアアセットをコンテンツ推奨として選択するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス1200またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1200は、ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応する、メディアアセットをコンテンツ推奨として選択するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス1200の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、6-11、および13に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0167】
ステップ1202では、制御回路404(
図4)は、第1の進行点においてアクセスされているコンテンツへの複数のユーザの平均バイオメトリック応答を読み出す。例えば、制御回路404は、通信ネットワーク514(
図5)を通して、種々のユーザのバイオメトリック応答を記憶する遠隔サーバを参照してもよい。遠隔サーバは、種々の測定およびバイオメトリックデバイスに基づいて編成される、バイオメトリックデータベースを含んでもよい。例えば、バイオメトリックデータベースは、種々のユーザの心拍数測定を含んでもよい。心拍数測定は、コンテンツ、進行点、および年齢および体重等のユーザについての他の詳細(例えば、バイオメトリクス)と関連付けられてもよい。制御回路404は、ユーザと同一のコンテンツタイプにおいて、「It: Chapter One」にアクセスした、バイオメトリックデータベース内に列挙される複数のユーザの心拍数測定を読み出してもよい。より具体的には、制御回路404は、バイオメトリック応答が第1の進行点と関連付けられるかどうかを決定してもよい。該当する場合、制御回路404は、平均バイオメトリック応答を決定してもよい。例えば、制御回路404が、第1の進行点(例えば、12分50秒)における「It: Chapter One」(例えば、オーディオブック)と関連付けられる10,000人のユーザの心拍数測定を読み出す場合、制御回路404は、平均心拍数が、82心拍数であることを決定してもよい。
【0168】
ステップ1204では、制御回路404(
図4)は、ユーザのバイオメトリック応答を平均バイオメトリック応答と比較する。第1の進行点におけるユーザのバイオメトリック応答は、80心拍数であったと仮定されたい。制御回路404は、応答閾値に依拠し、ユーザのバイオメトリック応答を平均バイオメトリック応答と比較してもよい。応答閾値は、バイオメトリック応答が対応し得る範囲を表す。例えば、心拍数測定の応答閾値は、5心拍数であってもよい。したがって、ユーザのバイオメトリック応答が、平均バイオメトリック応答の範囲内のプラスまたはマイナス5心拍数(例えば、77心拍数~87心拍数)である場合、制御回路404は、バイオメトリック応答が、平均バイオメトリック応答に対応することを決定してもよい。ある場合には、応答閾値は、差異の割合によって決定される。例えば、応答閾値は、2%であってもよい。したがって、制御回路404は、平均心拍数の範囲が、心拍数のプラスまたはマイナス2%である(例えば、82の2%は、1.64であり、したがって、範囲は、82-1.64心拍数~82+1.64心拍数である)ことを決定してもよい。
【0169】
ステップ1206では、制御回路404(
図4)は、ユーザのバイオメトリック応答が平均バイオメトリック応答に対応するかどうかを決定する。制御回路404は、応答閾値のための範囲方法に依拠すると仮定されたい。5心拍数の応答閾値に基づいて、制御回路404は、ユーザのバイオメトリック応答、すなわち、80心拍数が、平均バイオメトリック応答に対応することを決定してもよい。プロセスは、ステップ1208に進行する。しかしながら、制御回路404が、ユーザのバイオメトリック応答が、70心拍数(例えば、応答閾値外)であったことを決定する場合、プロセスは、
図11のステップ1104に移行する。この場合、制御回路404は、種々の進行点を横断してコンテンツと関連付けられるメタデータを探し続けてもよい。
【0170】
ステップ1208では、制御回路404(
図4)は、ユーザのバイオメトリック応答に対応する、第1の進行点においてアクセスされているコンテンツへの平均バイオメトリック応答を体験した、ユーザのグループを識別する。例えば、制御回路404は、ステップ1202において識別される複数の10,000人のユーザのうち、2,000人のユーザが、ユーザのバイオメトリック応答にも対応するバイオメトリック応答を体験したことを決定してもよい。より具体的には、2,000人のユーザは、ユーザの応答閾値内であるバイオメトリック応答を有する。ユーザのバイオメトリック応答が、80心拍数であり、応答閾値が、2心拍数である場合、制御回路404は、78~82心拍数の平均バイオメトリック応答を伴うユーザを識別してもよい。
【0171】
ステップ1210では、制御回路404(
図4)は、ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応するメディアアセットを、コンテンツ推奨として選択する。例えば、制御回路404は、ステップ1202において識別される10,000人のユーザのうち、2,000人のユーザが、ユーザのバイオメトリック応答に対応するバイオメトリック応答を有することを決定してもよい。制御回路404は、グループプロファイル下で2,000人のユーザを分類してもよい。例えば、制御回路404は、個別のユーザのユーザプロファイルにアクセスし、関心の共通性(例えば、お気に入りの映画、最もアクセスされたメディアアセット等)を決定してもよい。本情報に基づいて、制御回路404は、ユーザの大多数がアクセスした、または気に入ったメディアアセットを推奨してもよい。
【0172】
図12のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図12に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図12のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0173】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザのグループと関連付けられるグループプロファイルに対応する、コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別するための詳細な例証的プロセスのフローチャートである。プロセス1300またはその任意のステップは、
図4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1300は、コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別するために、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス502、504、および/または506(
図5))上で実装されるメディアガイドアプリケーションによって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス1300の1つ以上のステップが、(例えば、
図1A、1B、および6-12に関連して説明されるように)任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0174】
ステップ1302では、制御回路404(
図4)は、ユーザのバイオメトリック応答が平均バイオメトリック応答に対応するかどうかを決定する。制御回路404は、応答閾値のための割合方法に依拠すると仮定されたい。4%心拍数の応答閾値に基づいて、制御回路404は、ユーザのバイオメトリック応答、すなわち、80心拍数が、平均バイオメトリック応答に対応することを決定してもよい。プロセスは、
図12のステップ1208に進行する。しかしながら、制御回路404が、ユーザのバイオメトリック応答が、140心拍数(例えば、応答閾値外)であったことを決定する場合、プロセスは、ステップ1304に移行する。
【0175】
ステップ1304では、制御回路404(
図4)は、コンテンツ基準に合致するコンテンツへの典型的バイオメトリック応答の欠如に関連する疾患を識別し、メディアアセットは、疾患に関連する。ユーザの心拍数は、第1の進行点においてコンテンツにアクセスするステップに応答して、140心拍数まで上昇すると仮定されたい。1302において識別されるユーザの平均心拍数(例えば、82心拍数)と比較して、制御回路404は、ユーザの心拍数が異常に高いことを決定してもよい。さらに、制御回路404は、バイオメトリックデータベースを参照し、他のコンテンツにアクセスするときのユーザの心拍数が、予期されるバイオメトリック応答を一貫して上回ることを決定してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザが過去に10個のメディアアセットにアクセスしたことを決定してもよい。メディアアセット毎に、制御回路404は、ユーザのバイオメトリック応答の大多数が、閾値量だけ予期されるバイオメトリック応答を超えることを決定してもよい。閾値量は、ユーザのバイオメトリック応答が異常と見なされる、予期されるバイオメトリック応答との最小差異を示す、割合または数字であってもよい。閾値割合が、40%であり、予期されるバイオメトリック応答が、100心拍数であり、ユーザのバイオメトリック応答が、150心拍数である場合、制御回路404は、応答の差異が、50%であり、したがって、測定が異常であることを決定してもよい。応答して、制御回路404は、非常に高い心拍数と関連付けられる心疾患を識別してもよい。制御回路404は、バイオメトリックデータベースを参照し、ユーザの異常なバイオメトリック応答と関連付けられる疾患を識別してもよい。前述で述べられたように、バイオメトリックデータベースは、加えて、疾患の名称、定義、およびバイオメトリック応答の関連付けられる値を含んでもよい。
【0176】
ステップ1306では、制御回路404(
図4)は、疾患についてユーザと関連付けられる別のユーザに警告する。制御回路404は、記憶装置408(
図4)内のユーザプロファイルを参照し、ユーザによって選択される緊急連絡先を識別してもよい。例えば、ユーザは、緊急連絡先としてその親を示してもよい。異常なバイオメトリック応答を決定するステップに応答して、制御回路404は、識別された疾患の潜在的危険性を示すメッセージをユーザの親に送信してもよい。メッセージは、限定ではないが、テキストメッセージ、電子メール、ソーシャルメディアメッセージ、またはコンピュータ音声で生成した電話を含んでもよい。
【0177】
ステップ1308では、制御回路404(
図4)は、後続の時間において基準に合致する付加的コンテンツへのユーザの異なるバイオメトリック応答を検出することによって、ユーザの疾患の治療進捗を監視する。例えば、制御回路404は、心拍数を測定するデバイス有効化ルールを作成することによって、心拍数測定の頻度を増加させてもよい。制御回路404は、ユーザがアクセスしたコンテンツに類似するコンテンツを推奨し、バイオメトリック応答の差異を比較してもよい。例えば、制御回路404は、バイオメトリックデータベースに基づいて、「The Conjuring」が「It: Chapter
One」と類似する平均バイオメトリック応答を伴うホラー映画であることを識別してもよい。ユーザが、「The Conjuring」にアクセスする場合、制御回路404は、「The Conjuring」の中の場面へのユーザのバイオメトリック応答を「It: Chapter One」の中の場面と比較してもよい。ユーザの心拍数が、前者においてより少ない場合、制御回路404は、ユーザの疾患の重症度が減少したことを決定してもよい。ユーザの心拍数が、いくつかの読取値にわたって再び正常範囲内である場合、制御回路404は、ユーザの心拍数がもはや異常ではないことを決定してもよい。
【0178】
図13のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図13に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。これらのステップのうちのいずれかはまた、スキップされる、またはプロセスから省略されてもよい。さらに、
図4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図13のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0179】
上記に議論されるプロセスは、限定的ではなく例証的であることを意図している。当業者は、本明細書に議論されるプロセスのステップが、本発明の範囲から逸脱することなく、省略される、修正される、組み合わせられる、および/または再配列されてもよく、任意の付加的ステップが、実施されてもよいことを理解するであろう。より一般的には、上記の開示は、例示的であって、限定を意図するものではない。続く請求項のみが、本発明が含むものに関する境界を設定することが意図される。さらに、いずれか1つの実施形態で説明される特徴および限定は、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは実施例は、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられる、異なる順序で行われる、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書に説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで実施されてもよい。また、上記に説明されるシステムおよび/または方法は、他のシステムおよび/または方法に適用され得る、またはそれらに従って使用され得ることにも留意されたい。