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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012384
(43)【公開日】2023-01-25
(54)【発明の名称】容器回収装置
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/00 20060101AFI20230118BHJP
   B65F 1/14 20060101ALI20230118BHJP
   B30B 9/32 20060101ALI20230118BHJP
   B02C 18/00 20060101ALI20230118BHJP
【FI】
B65F1/00 A
B65F1/14 Z
B30B9/32 101B
B02C18/00 106B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021116002
(22)【出願日】2021-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】000253503
【氏名又は名称】キリンホールディングス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520057140
【氏名又は名称】ユウキ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115794
【弁理士】
【氏名又は名称】今下 勝博
(74)【代理人】
【識別番号】100119677
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 賢治
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼高 一輝
(72)【発明者】
【氏名】中谷 正樹
(72)【発明者】
【氏名】王 琳
(72)【発明者】
【氏名】柳沢 妙実
【テーマコード(参考)】
3E023
4D065
【Fターム(参考)】
3E023AA14
3E023MC02
4D065CA12
4D065CB01
4D065CC01
4D065CC08
4D065DD05
4D065EB14
4D065EB20
4D065ED06
4D065ED18
4D065ED35
4D065ED36
4D065EE07
4D065EE15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本開示は、ローラの摩耗及びローラ間での詰まりを抑制し、減容部の省スペース化を実現した容器回収装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る容器回収装置は、空の飲料用のプラスチック容器11を回収する容器回収装置であり、容器減容部は、圧搾ローラと、プラスチック容器11を、口部を下方に向けた状態で圧搾ローラのローラ間に届ける容器案内部と、を有し、爪状突起45a、45bは、第1ローラ33a及び第2ローラ33bが相互に逆回転したときに、第1ローラ33aに設けられた爪状突起45aの先端と第2ローラ33bに設けられた爪状突起45bの先端とが第1ローラの回転軸33axと第2ローラの回転軸33bxとを対向する辺として有する矩形の第1平面50を同時に通過する位置に配置されている。
【選択図】図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空の飲料用のプラスチック容器を回収する容器回収装置において、
該容器回収装置は容器供給部と容器減容部とを有し、
前記容器減容部は、第1ローラと第2ローラとを一対として、相互に逆回転して前記プラスチック容器を挟み込んで減容する圧搾ローラと、
前記容器供給部から供給された前記プラスチック容器を、口部を下方に向けた状態で前記圧搾ローラのローラ間に届ける容器案内部と、を有し、
前記第1ローラ及び前記第2ローラは、それぞれの圧搾面に少なくとも一つの爪状突起を有し、
前記爪状突起は、前記第1ローラ及び前記第2ローラが相互に逆回転したときに、前記第1ローラに設けられた爪状突起の先端と前記第2ローラに設けられた爪状突起の先端とが前記第1ローラの回転軸と前記第2ローラの回転軸とを対向する辺として有する矩形の第1平面を同時に通過する位置に配置されており、
前記爪状突起の先端同士は接触せず、かつ、
前記爪状突起の先端は前記圧搾面に接触しないことを特徴とする容器回収装置。
【請求項2】
前記容器案内部は、前記圧搾ローラのローラ間に向けて下方に傾斜しており、かつ、底が断面V字形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の容器回収装置。
【請求項3】
前記容器案内部は、前記圧搾ローラのローラ間の側方において、前記圧搾ローラの直前の底部に、容器排出用開口部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の容器回収装置。
【請求項4】
第1ローラは、固定支持体を有し、
第2ローラは、前記プラスチック容器を挟み込んで減容するときにローラ間の距離を開ける弾性支持体を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の容器回収装置。
【請求項5】
前記容器減容部は、
第1モータと、
該第1モータに繋げられ、前記第1ローラを回転させる第1ベルトチェーンと、
該第1モータに繋げられ、前記第2ローラを回転させる第2ベルトチェーンと、
該第2ベルトチェーンの張力を維持する張力調整機構と、を有することを特徴とする請求項4に記載の容器回収装置。
【請求項6】
前記爪状突起は、前記回転軸方向に沿って均等間隔で配置され、前記回転軸を中心とする回転方向に沿って均等間隔で配置され、かつ、
前記第1平面上にある前記第1ローラに設けられた爪状突起と前記第2ローラに設けられた爪状突起とは、前記回転軸方向に沿って相互にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の容器回収装置。
【請求項7】
前記容器減容部は、前記圧搾ローラから排出された前記プラスチック容器を、前記圧搾ローラから分離させるための分離板を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の容器回収装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、空の飲料用のプラスチック容器を回収する容器回収装置に関し、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)製ボトル(ペットボトルともいう。)を回収する容器回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
持続的な資源活用のため、プラスチックの循環利用が課題となっている。飲用後に回収されたペットボトルは、現在1/3が各種ペット樹脂使用製品にリサイクルされているものの、2/3は品質が悪いために、主にサーマルリサイクルされている。今後、より多くのペットボトルを回収し、かつ、回収されるペットボトルの品質を高めていくためには、消費者がペットボトルを回収ルートに乗せる利便性を高める必要がある。高品質なペットボトルを消費者より集める手段として、店頭等に容器回収装置を設置し、綺麗なペットボトルを選別して回収する方法が普及してきている。容器回収装置による高品質なペットボトルの回収量は設置数が増えるほど多くなり、容器回収装置のコストが低いほど設置数を増やせるため、容器回収装置のコストは回収量に直結する。
【0003】
また、店外に容器回収装置を設置する場合は、雨風をよけるため、店の屋根に収まる程度の大きさに留めることが必要とされる。また、店内に設置する場合でも、店内の外観を阻害しない程度の大きさであることが望まれる。また、消費者からペットボトルを集めやすくするには、老若男女多くの人がボトルを投入できるような装置の形状・配置にすることが望まれる。このような背景から、容器回収装置には省スペースが望まれるものの、回収したボトルが販売時の形状のままであると、容器回収装置内部の廃ボトルを入れておくためのゴミ袋を換えるオペレーションが頻繁になり、また、輸送効率が悪くなる。そのため、回収したボトルを高い減容率で潰して保管することが求められる。そこで、ペットボトルを減容する装置に関する開示がある(例えば、特許文献1~3を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-131290号公報
【特許文献2】特表2019-508251号公報
【特許文献3】特表2002-516184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、回収したペットボトルを2本のローラで挟みこむ形で減容する手法が使われている。ローラ間の隙間を小さくして、裁断しながら潰すことでボトルの減容率を大きくしようとしている。しかし、ローラ間の隙間を小さくしすぎてしまうとローラ同士がぶつかって摩耗し、また、ボトルの底部や口部等の固い部分について潰し切れずにローラにて詰まってしまうおそれがある。
【0006】
特許文献2の技術では、回収したペットボトルを2本のローラで挟みこむ形で減容する手法が使われている。ローラの形状とリッジによって、ローラ同士が接触せずとも、容器を潰しやすい形状になっており、これによりローラの摩耗が防止しうる。しかし、ボトルの底部や口部等の固い部分について潰し切れずにローラにて詰まってしまうおそれがある。
【0007】
特許文献3の技術では、回収したペットボトルを2本のローラで挟みこむ形で減容する手法が使われている。ここでスプリングにより容器のサイズと圧縮性に従ってローラ間の間隙を変化させる機構を有している。しかし、ローラ間が開くとの歯車(29、30)のかみ合いが変わり、上下のローラの回転位相が変化する。上下のローラの回転位相が変化の影響を受けないこととするためには、事前圧縮部でコンベア等により、物品の入り方を調整する必要がある。そして、事前圧縮部があると、省スペース化の障害となる。
【0008】
そこで本開示は、ローラの摩耗及びローラ間での詰まりを抑制し、減容部の省スペース化を実現した容器回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは鋭意検討したところ、容器供給部から供給された容器を、口部を下方に向けた状態でローラ間に届けたとき、左右のローラに設けられた複数の爪状突起が、ローラの延伸方向から見て同じ角度に設置され、且つ、左右のローラが同位相で逆回転すると、爪状突起により容器の口部11aのネジ溝及びネックリング部を確実にひっかけてローラ間に引き込むことができることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明に係る容器回収装置は、空の飲料用のプラスチック容器を回収する容器回収装置において、該容器回収装置は容器供給部と容器減容部とを有し、前記容器減容部は、第1ローラと第2ローラとを一対として、相互に逆回転して前記プラスチック容器を挟み込んで減容する圧搾ローラと、前記容器供給部から供給された前記プラスチック容器を、口部を下方に向けた状態で前記圧搾ローラのローラ間に届ける容器案内部と、を有し、前記第1ローラ及び前記第2ローラは、それぞれの圧搾面に少なくとも一つの爪状突起を有し、前記爪状突起は、前記第1ローラ及び前記第2ローラが相互に逆回転したときに、前記第1ローラに設けられた爪状突起の先端と前記第2ローラに設けられた爪状突起の先端とが前記第1ローラの回転軸と前記第2ローラの回転軸とを対向する辺として有する矩形の第1平面を同時に通過する位置に配置されており、前記爪状突起の先端同士は接触せず、かつ、前記爪状突起の先端は前記圧搾面に接触しないことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る容器回収装置では、前記容器案内部は、前記圧搾ローラのローラ間に向けて下方に傾斜しており、かつ、底が断面V字形状を有していることが好ましい。容器供給部から供給された容器の落下時のばたつきを抑制し、また容器が小型ボトルであったとしても横向きになりにくいようにすることができる。これによって容器は確実に口部から容器減容部に入り込むことになる。なお、本明細書においては、前記断面V字形状は、底が必ずしも鋭角に折れ曲がっている必要はなく、前記容器案内部において安定に容器が落下していくことができる範囲内で、適度に底が丸みを帯びていてもよい。
【0011】
本発明に係る容器回収装置では、前記容器案内部は、前記圧搾ローラのローラ間の側方において、前記圧搾ローラの直前の底部に、容器排出用開口部を有することが好ましい。横向きになって潰されなかった小型容器については、下方向の回収箱を含む保管部60に落下させるようにすることができる。
【0012】
本発明に係る容器回収装置では、第1ローラは、固定支持体を有し、第2ローラは、前記プラスチック容器を挟み込んで減容するときにローラ間の距離を開ける弾性支持体を有することが好ましい。第1平面を広げる方向の動きをすることができ、この結果、容器口部や底部等、潰れにくい箇所が通過する時のみ、弾性体によりローラ間の隙間を開けることができる。これにより、固い箇所はローラに負荷をかけない程度に潰しつつ、柔らかい箇所は 口部や底部よりも小さい幅まで潰すことが可能となる。
【0013】
本発明に係る容器回収装置では、前記容器減容部は、第1モータと、該第1モータに繋げられ、前記第1ローラを回転させる第1ベルトチェーンと、該第1モータに繋げられ、前記第2ローラを回転させる第2ベルトチェーンと、該第2ベルトチェーンの張力を維持する張力調整機構と、を有することが好ましい。同位相回転をローラ間の距離が変化しても保持しやすくできる。
【0014】
本発明に係る容器回収装置では、前記爪状突起は、前記回転軸方向に沿って均等間隔で配置され、前記回転軸を中心とする回転方向に沿って均等間隔で配置され、かつ、前記第1平面上にある前記第1ローラに設けられた爪状突起と前記第2ローラに設けられた爪状突起とは、前記回転軸方向に沿って相互にずれた位置に配置されていることが好ましい。
容器の口部がどこに入ってきても引っかかりやすくすることができ、また、圧搾面を近づけることができるので減容率を高めることができる。
【0015】
本発明に係る容器回収装置では、前記容器減容部は、前記圧搾ローラから排出された前記プラスチック容器を、前記圧搾ローラから分離させるための分離板を有することが好ましい。減容した容器がローラに再度挟まって詰まる事態を予防することができる。
【発明の効果】
【0016】
本開示によれば、ローラの摩耗及びローラ間での詰まりを抑制し、減容部の省スペース化を実現した容器回収装置を提供することができる。このとき、高額かつ大きなモータを使用することなく、従来の減容機構と同等の減容率を保ちつつ、回避が困難だった横向きの容器の空回りも抑制することができる。また、一時的にローラにかかる負荷を低減でき、安価な樹脂製のローラを使用しても必要な耐久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態に係る容器回収装置の概略図である。
図2】容器供給部の例として容器選別部の全体を示す概略図である。
図3】容器選別部の底部の要部を示す概略正面図である。
図4】容器選別部の底部の要部を示す概略平面図である。
図5】突起部に容器の口部を挿し込んだ状態を示す概略図である。
図6】光センサーと重量センサーを作動させた状態を示す概略図である。
図7】第2底板を回転させて容器の口部から突起部を抜くときの状態を示す概略図である。
図8】第1底板を回転させて容器を床下に落とすときの状態を示す概略図である。
図9】容器減容部の全体を示す概略図である。
図10】方向47から見た容器案内部の要部を示す概略図である。
図11】容器減容部の要部を示す概略平面図である。
図12】ベルトチェーンの張力調整機構の要部を示す概略正面図である。
図13】圧搾ローラの要部を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)はA-A断面図である。
図14】圧搾ローラの要部を示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
【0019】
(容器回収装置)
本実施形態に係る容器回収装置100は、空の飲料用のプラスチック容器を回収する容器回収装置であり、図1に示すように、ケース1に操作パネル部2と、顧客カード読み取り部3と、容器11を投入する開口部を有する容器供給部と、容器減容部30と、減容した容器の保管部60と、を有する。容器供給部は、所望の空ペットボトルを選別して容器減容部30に送り込む機能を有することが好ましく、本実施形態では、容器供給部が容器選別部10である形態を例として説明する。すなわち、本実施形態に係る容器回収装置100は、顧客が容器11を容器選別部10に投入し、操作パネル部2及び必要により顧客カード読み取り部3を操作することによって回収が開始され、容器選別部10にて所望の空ペットボトルを選別し、選別されたペットボトルは矢印72の方向に従って容器減容部30に送り込まれて減容され、減容されたペットボトルは矢印73の方向に従って保管部60に送り込まれて貯蔵される。
【0020】
顧客カード読み取り部3でポイントカードを読み込む、又は、操作パネル部2において読み込まないボタンを選択すると容器供給部の容器投入ドアが開き、容器11を投入することができる。以降、容器選別部及び減容減容部について詳細に説明する。
【0021】
(容器選別部)
図2図8を参照しながら容器選別部10について説明する。容器選別部10は、少なくとも突起部12aを有し、容器11の口部11aが突起部12aに挿し込まれて容器11を保持する容器受け部12と、容器11の重量を測定する重量センサー19と、光源と受光部を有し、光源から放射された光23a(例えば図6に示す放射光23a)を容器11に照射し、容器11を透過した光(例えば図6に示す反射光23b)の有無又は透過率を検知する光センサー17と、突起部12aに挿し込まれた容器11のうち、所定範囲の質量と光の有無若しくは所定範囲の光透過率とを満たす容器を回収対象のプラスチック容器として判断する判別部24と、を有する。
【0022】
容器受け部12は、選別したい容器の内容にあわせて形状を選択すればよく、容器11の口部11aに挿し込まれる突起部12aを少なくとも有し、突起部12aの台座部12bをさらに有することが好ましい。50ml以下の小容量のガラス壜は、重量が各種容量のペットボトルの重量範囲に入ることが多いものの、口部内径がペットボトルの口部内径よりも小さい。そこで、突起部12aの太さΦを所定値Φよりも大きく設定すれば、50ml以下の小容量のガラス壜は、突起部12aに挿すことができないため、回収から除外することができる。また、ペットボトルの口部に突起部12aを挿し込むことを可能とするために、突起部12aの太さΦは所定値Φよりも小さく設定しなければならない。突起部12aは、円柱形状、円筒形状、多角柱形状又は多角筒形状を有することが好ましい。円柱形状又は円筒形状の突起部の場合は、先端の直径がΦより大きく、Φよりも小さく設定することが好ましい。多角柱形状又は多角筒形状の突起部の場合は、最大対角線の長さをΦより大きく、Φよりも小さく設定することが好ましい。突起部12aの形状は、ペットボトルの口部に挿し込むことができ、かつ、小容量のガラス壜の口部に挿し込むことができないことを満たす範囲内で種々の形状変更をすることができる。例えば、突起部12aの先端の太さをΦより大きく、Φよりも小さく設定し、突起部12aの根元の太さをΦよりも細めた形状としてもよい。Φ及びΦは、選別する容器に応じて適宜設定されることができ、容器回収装置100の設置地域によって変更されてもよい。容器受け部12を着脱可能とすることで先端の太さの変更を容易とすることができる。突起部12aに挿すことができない容器は、回収から除外され、例えば、操作パネル部2に回収対象外であることを通知する。
【0023】
突起部12aの台座部12bは、口部11aに突起部12aが挿し込まれたのち、口部11aの上端部が台座部12bに当接する。この結果、容器11をより安定して保持することが可能となる。
【0024】
図5に示すように、突起部12aは先端部が上方に向けられ、容器受け部12は、容器11を逆さ状態で保持することが好ましい。容器11を挿し込みやすく、また、挿し込んだのち安定してセンシングすることが可能であり、さらに容器11の口部11aの向きを必ず下方に向けておくことができるので容器選別部10から空容器を排出するときに容器の向きを一定方向に揃えることができる。
【0025】
重量センサー19は、容器11の重量を測定する。重量センサー19は、容器11そのものの重量を測定してもよいが、容器受け部12とともに容器11を測定してもよい。この場合、容器受け部12の重量を差し引いて容器11の重量を求める。また、容器受け部12以外にも他の部品を載せた状態で重量を測定してもよく、この場合にも他の部品の重量を差し引いて容器11の重量を求める。重量センサー19としては、例えば歪みゲージや圧力センサー、ロードセルなど各種市販の重量測定に応用されるセンサーを用いることが出来る。歪みゲージで検出される歪み量を重量に換算して測定する方法が、装置の小型化や経済性の観点で好ましい。
【0026】
重量センサー19によって、突起部12aに挿すことができた容器のうち、所定範囲の重量(M以上M以下)を満たす容器を判断することが可能となる。M及びMは、選別する容器に応じて適宜設定されることができ、容器回収装置100の設置地域によって適宜変更されてもよい。Mは、例えばMを超える重さを有し、一定容量以上のガラス壜を排除するなどを目的として適宜設定される。Mは、例えば、軽量ごみの付着や容器が突起部12aに挿さっていないことなどを判断するため、適宜設定される。
【0027】
光センサー17は、光源と受光部を有し、光源から放射された光23aを容器11に照射し、容器11を透過した光の有無又は透過率を検知する。光センサー17としては、光源と受光部が一体のものでも、別個のものでも使用でき、また、光源の波長に応じてフォトダイオードや光電子倍増管などの各種受光素子を用いたセンサーを用いることができる。図6では、光センサー17は同一筐体に光源と受光部を有し、光源から放射された光23aが容器11を透過し、その後、ミラー18で反射され、反射光23bは再度容器11を透過し、受光部に入る。この結果、容器11を透過した光の有無又は透過率を検知することができる。図6とは異なる例として、光センサー17は光源と受光部を別々の筐体に有し、光源から放射された光が容器11を透過し、その透過光を受光部で検知する形態がある。光源から放射させる光は例えば可視光域や赤外光域の波長領域の光が好ましい。
【0028】
光センサー17によって、突起部12aに挿すことができた容器11のうち、所定範囲の光透過率(T以上T以下)を満たす容器11若しくは透過光の有りの容器11を判断することが可能となる。T及びTは、容器回収装置100の設置地域によって適宜変更してもよい。Tを超えると、主として容器11が挿し込まれていないことを判断できる。T未満であると、主として着色や濁りのある半透明プラスチック容器、金属ボトル缶、及び、茶褐色ガラス壜、緑色ガラス壜、青色ガラス壜などの着色ガラス壜を排除することができる。また、透過光なしの場合は、上記着色や濁りのある半透明プラスチック容器、金属ボトル缶及び着色ガラス壜を排除することができる。なお、透過光有りの場合であっても、突起部12aに何も挿し込まれていない場合には、重量センサー19の測定値がゼロとなるので排除できる。本実施形態では、光センサー17は複数配置してもよいが、1個配置することで、光透過率又は光透過の有無の判定が可能であり、装置の簡素化に寄与する。
【0029】
図6に示すように、判別部24は、光センサー17から出力された信号を、ケーブル17aを介して入手し、重量センサー19から出力された信号を、ケーブル19aを介して入手する。そして判別部24は、突起部12aに挿し込まれた容器11のうち、所定範囲の質量と光の有無若しくは所定範囲の光透過率とを満たす容器を回収対象の空の飲料用プラスチック容器として判断する。
【0030】
このように、容器選別部10では、口部11aの所定径以下の容器をまず外し、具体的には、突起部12aの差し込みの可否でキャップ付きボトル、中身入りボトル、調味料用の多層ボトル等を外し、かつ、突起部の寸法を調整することでペットボトルとの区別がつきにくい軽量透明壜を外し、次いで、突起部に挿し込めた空容器のうち、所定質量範囲外かつ所定光透過率範囲外の容器を外すことで、簡易に空の飲料用のプラスチック容器を選別する。なお、容器選別部10には、容器を洗浄した残水が容器から垂れてくる場合があり、残水がセンサーや機械駆動部に触れずに除去できる観点から、容器選別部10の下方は、直接的あるいは間接的に、保管部60に通じていることが好ましい。回収対象とされなかった容器は、回収から除外され、例えば、容器受け部12に刺さったままとなり、操作パネル部2に回収対象外であることを通知する。
【0031】
次に条件を満たす空の飲料用のプラスチック容器として選別した容器を容器減容部に供給するための供給機構について説明する。この供給機構の作動の制御は、判別部24が行うことが好ましい。判別部24は制御部を兼ねている。
【0032】
図2図4に示すように、本実施形態に係る容器回収装置100では、容器選別部10の床は、左右並列に配置された少なくとも2枚の第1底板13(13a,13b)と、第1底板13a,13b同士に挟まれた境界部23と同一平面又は下側に配置される第2底板15とを有し、第1底板13は、上下左右の端部を軸14(14a,14b)として中央から床が抜ける方向にそれぞれ前後左右に回転して開き、第2底板15は、端部を軸16として床が抜ける方向に回転して開き、容器受け部12は、第2底板15に支持されており、かつ、突起部12aは、境界部23を通して、容器選別部10の内部に突き出ていることが好ましい。容器11の口部11aの向きを必ず下方に向けた状態で容器選別部10から空容器を床下に容易に排出することができる。
【0033】
容器選別部10の床は、例えば、第1底板13a,13bと、境界部23と、境界部23の一部を覆う第2底板15と、これらを取り囲む固定床21と、を有することが好ましい。
【0034】
固定床21には、光センサー17及びミラー18が設置されている。
【0035】
第1底板13aは図3の右端部が軸14aに支持されており、第1底板13bは図3の左端部が軸14bに支持されており、軸14a,14bが回転することによって、境界部23を中央として床が抜ける方向に開く。軸14の回転の制御は、判別部24が行うことが好ましい。図2図4では、第1底板13は、左右の観音扉の形態を示したが、床が抜ける構造の底板であれば、3枚以上の板を有する形態であってもよい。例えば観音扉を複数組み合わせて床が抜ける構造としてもよい。第1底板13は90°程度開くことができることが好ましい。
【0036】
境界部23には、隙間があることが好ましく、隙間の間隔は例えば5~15mmである。第1底板13の開閉をスムーズに行うことができ、かつ、床下に容器や異物の落下を防止することができる。
【0037】
第2底板15は境界部23と同一平面又は下側に配置され、図4の下端部を軸16として床が抜ける方向に回転して開く。軸16の回転の制御は、判別部24が行うことが好ましい。第2底板15の形状は、境界部23の隙間を埋める又は覆う形状が好ましく、図4では境界部23が矩形であるため、第2底板15の形状も細長状としているが、形状はこの限りではない。第2底板15は90°程度開くことができることが好ましい。軸14及び軸16を1つモータで駆動させる場合には、第2底板15は90°を超えて第1底板13よりも大きな角度で開くことができることが好ましい。
【0038】
容器受け部12が第2底板15に支持されていると、第2底板15が開く動作によって突起部12aも下方に動くため、容器11を、第1底板13などで支持すれば、口部11aから突起部12aを抜くことができる。また、突起部12aが、境界部23を通して、容器選別部10の内部に突き出ていると、容器11を容易に挿し込むことができる。
【0039】
図3に示すように、本実施形態に係る容器回収装置100では、重量センサー19は固定ジグ22を介して容器受け部12を載せていることが好ましい。容器選別部10の省スペース化がさらに図られ、また、装置の構造がより簡易になる。重量センサー19は容器受け部12と容器11の両方を計測し、判別部24は容器11の重量を算出する。なお、図3では重量センサー19は第2底板15で支持され、容器受け部12も重量センサー19を介して第2底板15で支持されている。なお、第1底板13に重量センサー19を載せた形態としてもよい。
【0040】
図3及び図4に示すように、本実施形態に係る容器回収装置100では、境界部23は幅広部25aを有し、幅広部25aは全体で孔25bを形成し、第1底板13及び第2底板15が閉状態のときに、突起部12aは孔25bを通して容器選別部10の内部に突き出ている。このとき、図7に示すように、判別部24によって制御された軸16の回転により第2底板15が開きを開始することによってプラスチック容器11の口部11aにおける突起部12aによる保持が解放され、かつ、プラスチック容器11を孔25bが保持し、さらに図8に示すように、判別部24によって制御された軸14a,14bの回転により第1底板13が開くことで、プラスチック容器11が容器選別部10の床下へ開放されることが好ましい。突起部12aに挿し込まれたプラスチック容器11をまず抜いて、境界部23に設けた孔25bに保持させて、孔25bからプラスチック容器11を開放する。これにより、プラスチック容器11の口部11aを下にした状態で、矢印71で示した下方へ確実に落下させることができる。このような動きは、例えば、軸14a,14bと軸16をそれぞれ別個のモータを使って作動させることで実現できる。第2底板15の開きを完了してから第1底板13を開きはじめてもよい。あるいは、第2底板15が開き途中で第1底板13を開きはじめてもよい。いずれの形態においても、プラスチック容器11の保持する箇所の転換が行われる。
【0041】
幅広部25aの端辺には、第1底板13の表裏面を覆う断面コ字型の容器保持ゴム20a,20bが嵌め込まれていることが好ましく、容器保持ゴム20a,20bの内縁形状が全体として孔形状を構成する。この結果、容器が孔25bに保持されたとき、容器の表面に容器保持ゴム20a,20bが接することで、安定性が増す。孔の形状は、例えば円形である。
【0042】
本実施形態に係る容器回収装置100では、第1底板13及び第2底板15を同時に開きはじめる連動機構を有し、第2底板15の開く速度は、第1底板13が開く速度よりも大きく設定されていることが好ましい。例えば、軸14a,14bと軸16を全て判別部24によって制御された1個のモータを使って作動させることで実現でき、装置の小型化・簡素化をより図ることができる。また軸14a,14bと軸16の回転スピードをギア比の違いによって制御することで、突起部12aからプラスチック容器11を離脱させやすくすることができる。連動するため第2底板15が開き途中で第1底板13が開く動きとなる。第2底板15の開く速度は、第1底板13が開く速度よりも1.1~10倍大きく設定されていることが好ましい。
【0043】
本実施形態に係る容器回収装置100では、光センサー17は、容器11の首部又は底部の光透過の有無又は光透過率を測定する位置に配置されていることが好ましい。容器11にラベルがついていたとしてもまたラベルがついていなくても確実に光透過の有無又は光透過率の測定ができる。光センサー17の高さは、例えば、図3に示すように固定床21配置した光センサー17の台17bの高さを調整することで容器11の首部の最適位置に光を照射することができる。
【0044】
(容器減容部)
図9図14を参照しながら容器減容部30について説明する。容器減容部30は、第1ローラ33aと第2ローラ33bとを一対として、相互に逆回転してプラスチック容器11を挟み込んで減容する圧搾ローラ33と、容器供給部から供給されたプラスチック容器11を、口部11aを下方に向けた状態で圧搾ローラ33のローラ間に届ける容器案内部31と、を有し、第1ローラ33a及び第2ローラ33bは、それぞれの圧搾面48a,48bに少なくとも一つの爪状突起45を有し、爪状突起45は、第1ローラ33a及び第2ローラ33bが相互に逆回転したときに、第1ローラ33aに設けられた爪状突起45aの先端と第2ローラ33bに設けられた爪状突起45bの先端とが第1ローラ33aの回転軸33axと第2ローラ33bの回転軸33bxとを対向する辺として有する矩形の第1平面50を同時に通過する位置に配置されており、爪状突起45a,45bの先端同士は接触せず、かつ、爪状突起45a,45bの先端は圧搾面48b,48aに接触しない。
【0045】
容器案内部31は、容器供給部の床下、具体的には容器選別部10の床下へ落下することで供給されたプラスチック容器11を、口部11aを下方に向けた状態で圧搾ローラ33のローラ間に届ける。図9及び図10に示すように、容器案内部31は、両端が開口した筒状の通路の形状を有する。容器案内部31は、上端側の側面上部に底面開口部31aを有し、下端側の側面下部に容器排出用開口部31bを有することが好ましい。また、容器案内部31は、圧搾ローラ33のローラ間に向けて下方に傾斜していることが好ましく、これによってプラスチック容器11が通路内を、コンベア等を用いずに通過する。さらに、容器案内部31は、図10に示すように底が断面V字形状を有していることが好ましい。容器供給部から供給されたプラスチック容器11の落下時のばたつきを抑制し、また容器が小型ボトルであったとしても横向きになりにくいようにすることができる。これによってプラスチック容器11は確実に口部から容器減容部に入り込むことになる。容器排出用開口部31bを設けることによって、容器案内部31内で横向きになって潰されなかった小型容器が発生したとしても下方向の回収箱を含む保管部60に落下させるようにすることができる。
【0046】
圧搾ローラ33は、図13に示すように、第1ローラ33aと第2ローラ33bとを一対としている。図11に示すように、第1ローラ33aは、回転軸33axにつけられた歯車38aが第1ベルトチェーン41を介して第1モータ36につけられた歯車37aによって駆動させられることによって、図14に示すように右回転する。一方、図11に示すように、第2ローラ33bは、回転軸33bxにつけられた歯車53を有し、図14に示すように左回転に駆動させられる。歯車53は、逆回転用の軸43につけられた歯車44によって駆動させられる。歯車44は、逆回転用の軸43を介して歯車38bと連結されている。歯車38bは、第2ベルトチェーン42を介して第1モータ36につけられた歯車37bによって駆動させられる。この結果、第1モータ36が歯車37a,37bを同一方向に回転させると、第1ローラ33aと第2ローラ33bとは相互に逆回転する。
【0047】
第1ローラ33aは、圧搾面48aに少なくとも一つの爪状突起45aを有し、第2ローラ33bは、圧搾面48bに少なくとも一つの爪状突起45bを有する。爪状突起45は、図14に示すように、第1ローラ33a及び第2ローラ33bが相互に逆回転したときに、爪状突起45aの先端と爪状突起45bの先端とが第1平面50を同時に通過する位置に配置されている。このとき、図13に示すように、第1ローラ33aと第2ローラ33bとの間隔を、爪状突起45a,45bの先端同士は接触せず、かつ、爪状突起45aの先端は圧搾面48bに接触せず、爪状突起45bの先端は圧搾面48aに接触しないように設定する。図14に示すように、容器口部11aは、その先端が圧搾面48a,48bに接触する。第1ローラ33aと第2ローラ33bとは相互に逆回転させられると、爪状突起45aの先端が容器の口部11aのネジ溝11bに引っかかり、同時に、爪状突起45bの先端が容器の口部11aのネジ溝11bに引っかかる。続いて容器11のネックリング部に引っかかる。その結果、爪状突起45a,45bにより容器11を口部11aから確実にローラ間に引き込むことができる。
【0048】
爪状突起45a,45bは、同一圧搾面に複数個あるときは、連続してつながっておらず、相互に独立した形状を有することが好ましい。爪状突起45a,45bの先端部は、容器口部のネジ溝11bに引っかかる程度の丸みを有することが好ましい。また、同一圧搾面に複数個の爪状突起を設ける場合には、図13及び図14に示すように爪状突起45a,45bは、回転軸33ax,33bxの軸方向に沿って均等間隔で配置され、回転軸33ax,33bxを中心とする回転方向に沿って均等間隔で配置され、かつ、第1平面50上にある爪状突起45aと爪状突起45bとは、回転軸33ax,33bxの軸方向に沿って相互にずれた位置に配置されていることが好ましい。このように複数個の爪状突起を配置することで容器の口部11aがどこに入ってきても引っかかりやすくすることができ、また、圧搾面を近づけることができるので減容率を高めることができる。
【0049】
図9及び図11に示すように、第1ローラ33aは、固定支持体32aを有し、第2ローラ33bは、プラスチック容器11を挟み込んで減容するときにローラ間の距離を開ける弾性支持体32bを有することが好ましい。固定支持体32aは基台35に固定されている。弾性支持体32bは、ローラ間を広げる方向に可動可能に基台35に取り付けられている。弾性支持体32bはスプリング34の一端に連結されており、スプリング34の他端は、基台35に固定された固定具49に連結されている。この結果、容器の口部や底部等、潰れにくい箇所が通過するときのみ、弾性支持体32bがローラ間の隙間を開ける向きに移動し、すなわち第1平面50を広げる方向に移動し、容器の固い箇所はローラに負荷をかけない程度に潰しつつ、柔らかい箇所は口部や底部よりも小さい幅まで潰すことが可能となる。
【0050】
容器減容部30は、第1ベルトチェーン41と、第1モータ36に繋げられ、第2ローラ33bを回転させる第2ベルトチェーン42と、第2ベルトチェーン42の張力を維持する張力調整機構39と、を有することが好ましい。第1ローラ33aは固定支持体32aによって支持されているため、歯車38aと歯車37aとの距離は一定である。それ故、第1ベルトチェーン41の張力は、ほぼ一定に保たれる。一方、第2ローラ33bは弾性支持体32bによって支持されているため、歯車38bと歯車37bとの距離は縮む方向に可変である。したがって第2ベルトチェーン42の張力はゆるみ、チェーンの余り部が発生する。そこで張力調整機構39によって第2ベルトチェーン42の張力のゆるみが生じないようにする。具体的には、図12に示すように、張力調整機構39は自由回転する歯車40を有し、第2ベルトチェーン42に対して、好ましくは、チェーンの輪が近づくように押す力を加える(図12では、第2ベルトチェーン42の上側を下方に押して下側の戻りチェーンに近づける。)。押す力は、スプリングによって発生させることが好ましい。これによって第2ローラ33bが動いても爪状突起45a,45bの同位相回転を保持しやすくできる。
【0051】
容器減容部30は、図14に示すように圧搾ローラ33(33a,33b)から排出されたプラスチック容器11を、図10に示すように圧搾ローラ33から分離させるための分離板46(46a,46b)を有することが好ましい。減容した容器が圧搾ローラ33に再度挟まって詰まる事態を予防することができる。
【符号の説明】
【0052】
1 ケース
2 操作パネル部
3 顧客カード読み取り部
10 容器選別部
11 容器11
11a 口部
11b ネジ溝
12 容器受け部
12a 突起部
12b 台座部
13(13a,13b) 第1底板
14(14a,14b) 第1底板の軸
15 第2底板
16 第2底板の軸
23a 光源から放射された光
23b 反射光
17 光センサー
17a,19a ケーブル
18 ミラー
19 重量センサー
20a,20b 容器保持ゴム
21 固定床
22 固定ジグ
23 境界部
24 判別部(制御部)
25a 幅広部
25b 孔
30 容器減容部
31 容器案内部
31a 底面開口部
31b 容器排出用開口部
32a 固定支持体
32b 弾性支持体
33 圧搾ローラ
33a 第1ローラ
33b 第2ローラ
33ax 第1ローラの回転軸
33bx 第2ローラの回転軸
34 スプリング
35 基台
36 第1モータ
37a,37b,38a,38b,40,44,53 歯車
39 張力調整機構
41 第1ベルトチェーン
42 第2ベルトチェーン
43 逆回転用の軸
45,45a,45b 爪状突起
46(46a,46b) 分離板
48a,48b 圧搾面
49 固定具
50 第1平面
60 保管部
71,72,73 容器移動方向を示す矢印
100 容器回収装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14