(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012390
(43)【公開日】2023-01-25
(54)【発明の名称】千鳥配列磁極の異方性片面ゴムシート磁石
(51)【国際特許分類】
H01F 7/02 20060101AFI20230118BHJP
【FI】
H01F7/02 A
H01F7/02 C
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021116014
(22)【出願日】2021-07-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
(57)【要約】
【課題】
高価な材料に頼る事無く吸着力を強くした片面ゴムシート磁石を提供したい。
吸着力が強い異方性片面ゴムシート磁石の提供。
【解決手段】
縦横の隣り合う磁極を異なる千鳥配列にした。又異方性磁石の特性を利用し
ソールシートに磁性体を使用することで更に吸着力を強くした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
N極から始まり、N極で終わる横方向にN極とS極を交互に配列した、
符号1の千鳥配列磁極パーツAと、S極から始まりS極で終わる
横方向にS極とN極を交互に配列した、符号2の千鳥配列磁極パーツBを、
符号3の位置決め用の千鳥配列磁極パーツCを位置決め用の罫線を
プリントした磁性体のソールシートに貼り付け、パーツAとパーツBを
交互に磁性体のソールシートに貼り付けた形状の
異方性の片面ゴムシート磁石でN極とS極の配列を千鳥配列にした事により
それぞれの磁極に出入りする磁力線の数を多くして吸着力を強くした事を
特徴とする千鳥配列磁極の異方性片面ゴムシート磁石。
【請求項2】
請求項1の形状にする事により、着磁形成等の熱間成形設備が
無い環境でも製造可能である事を特徴とする千鳥配列磁極の
異方性片面ゴムシート磁石。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は異方性片面ゴムシート磁石に関するものである。
【背景技術】
【0002】
異方性片面ゴムシート磁石の中には吸着力が弱く期待道理には機能を果たしてくれないものが
たまにある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-40064
【特許文献2】実公昭37-26991
【特許文献3】特開平9-160502
【特許文献4】特開昭55-120109
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高価な材料に頼る事無く吸着力を強くしたものを提供したい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
通常市販されている片面ゴムシート磁石はN極とS極のそれぞれの配列が
ストライプ状で
図3の様に列の配列になっている。
これらの磁極に出入りする磁力線の数を多くする為に縦横の隣り合う磁極を異なる
千鳥配列にした。又異方性磁石の特性を利用しソールシートに磁性体を
使用することで更に吸着力を強くした。
【発明の効果】
【0006】
N極からS極への磁力線が左右から上下左右へと明らかに多くなり、吸着力は強くなった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は千鳥配列磁極の異方性片面ゴムシート磁石の正面図である。
【
図2】
図2は位置決め用罫線をプリントした磁性体ソールシートの正面図である。
【
図3】
図3は片面ゴムシート磁石の磁極の配列が一般的な平面の詳細図である。
【
図4】
図4は片面ゴムシート磁石の磁極の配列を千鳥配列にした時の平面の詳細図である。
【
図5】
図5は片面ゴムシート異方性磁石のN極とS極の間の磁力線のイメージ図の断面を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
【0009】
図1は千鳥配列磁極の異方性片面ゴムシート磁石の正面図である。
【0010】
図2は位置決め用罫線をプリントした磁性体ソールシートの正面図である。
【0011】
図3は片面ゴムシート磁石の磁極の縦配列が同極の一般的な平面の詳細図である。
【0012】
図4は片面ゴムシート磁石の磁極の配列を千鳥配列にした前後左右の隣り合う
磁極が異なる
図1の配列になった時の平面の詳細図を示す。
【0013】
図5は片面ゴムシート異方性磁石のN極とS極の間の磁力線のイメージ図の
断面を示した図である。
【実施例0014】