(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012398
(43)【公開日】2023-01-25
(54)【発明の名称】水切り容器
(51)【国際特許分類】
A47L 19/04 20060101AFI20230118BHJP
【FI】
A47L19/04
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021134420
(22)【出願日】2021-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】515246845
【氏名又は名称】新里 正博
(72)【発明者】
【氏名】新里 正博
【テーマコード(参考)】
3B082
【Fターム(参考)】
3B082LL04
3B082LL05
(57)【要約】
【課題】 従来の水切り容器で食器を漂白する場合、水切り容器に食器と漂白剤と水を入れ蓋体を閉めて、つけおきした後、炊事用手袋をして蓋体を取り、片手で食器を押さえながら漂白剤を排水してから、濯ぐ作業(水を入れ濯ぎ、片手で食器を押さえながら排水)を数回する大変な作業を行っていた。
【解決手段】 水切り容器の容器本体に排水口を設け、蓋体の上より長い棒付き排水口栓を抜き上げて固定具で固定して蓋体を取らないで排水する。
棒付き排水口栓を差込み固定具で固定して蓋体を取らないで蓋体の蓋付き給水口の蓋を取り水を注入する。水切り容器で漂白した後、蓋体をしたまま、
排水、給水を繰り返す事により漂白作業を簡単に出来る水切り容器である。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と水切り籠と蓋体と棒付き排水口栓とからなり、容器本体の中に水切り籠を入れ、容器本体の上部の縁全体と水切り籠の上部の縁全体が重なる構成で、
容器本体の底と水切り籠の底裏面が離れる形態であり、それに対応して該水切り籠の底裏面には、複数の脚部を形成してあり、該水切り籠の上に蓋体であてがって塞ぐ水切り容器であり、容器本体の底には排水口を設けてあり、該容器本体の底裏面の4つの角近傍は、該排水口よりも低い脚部を形成してあり、
容器本体の中に水切り籠を入れ、排水口に棒付き排水口栓の棒を差込み、蓋体の穴に棒付き排水口栓の棒を通し、蓋体を塞いだときの棒付き排水口栓の棒は、蓋体の上よりも長く形成してあり、
蓋体の上で該棒付き排水口栓の棒を任意の位置に固定する固定具を備えてあり、
水切り籠は複数の水切り穴を形成してあり、該水切り籠は、容器本体の排水口に対応して、棒付き排水口栓を通す穴を形成してあり、蓋体は容器本体の排水口に対応して、棒付き排水口栓の棒を通す穴を形成してあり、
該蓋体には、取手を設けてあり、該蓋体には、蓋付き給水口を設けた水切り容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器を簡単に漂白する水切り容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の水切り容器は、食器を洗った後に水を切る事に使用する物である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の水切り容器で食器を漂白する場合、最後に水切り容器と食器を洗い、
水切り容器に食器を入れ水を切るまでの過程の前に、水切り容器に食器と漂白剤と水を入れ蓋体を閉めて、つけおきした後、炊事用手袋をして、蓋体を取り、
漂白剤を排水していき、片手で食器を押さえながら、可能な所まで排水してから、
濯ぐ作業(水を入れ濯ぎ、片手で食器を押さえながら排水)を数回するか、
食器の入った水切り籠をシンクに移し、容器本体の漂白剤を排水してから濯ぐ作業(食器の入った水切り籠を容器本体に移して水を入れ濯ぎ、食器の入った水切り籠をシンクに移し、容器本体の水を排水)を数回する等の大変な作業を行っていた。
【0004】
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするものであり、水切り容器で食器を漂白した後、蓋体をしたまま、排水、給水を繰り返す事により漂白作業を簡単に出来る水切り容器である。
【問題を解決するための手段】
【0005】
排水口を設けた容器本体の中に該排水口に対応して棒付き排水口栓を通す穴を形成してある水切り籠を容器本体の上部の縁全体と水切り籠の上部の縁全体が重なるように入れ、棒付き排水口栓を排水口に差込み、水切り籠に食器と漂白剤と水を入れ、容器本体の排水口に対応して棒付き排水口栓の棒を通す穴を形成してる蓋体の取手を持って該穴に合わせて棒付き排水口栓の棒を通して該蓋体を閉めて、
固定具を任意の位置で固定する。つけおきした後、棒付き排水口栓を排水口から抜き上げ、固定具の位置を蓋体の穴近傍まで移動させて固定して排水する。
排水が終わったら、濯ぐ作業(固定具を任意の位置まで移動させて固定して、
棒付き排水口栓を排水口に差込み、蓋付き給水口の蓋を開けて、水を容器本体の上部の縁下近傍まで注入して蓋付き給水口の蓋を閉めて、棒付き排水口栓を排水口から抜き上げ、固定具の位置を蓋体の穴近傍まで移動させ固定して排水する。)を数回繰り返してから水切り容器と食器を洗い、水切り容器に食器を入れ水を切る。このようにする事により漂白作業を簡単に出来る水切り容器である。
【発明の効果】
【0006】
上述したように本発明の水切り容器は、食器を漂白した後、蓋をしたまま、
排水、給水を繰り返す事により漂白作業を簡単に出来る水切り容器を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】 水切り容器の容器本体の平面図、正面図、側面図
【
図2】 水切り容器の水切り籠の平面図、正面図、側面図
【
図3】 水切り容器の蓋体の平面図、正面図、側面図
【
図4】 水切り容器の棒付き排水口栓の平面図、正面図、側面図
【
図6】 水切り容器
図5のA-A線断面端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して説明する。
【0009】
図1の容器本体1には、排水をする排水口4が設けてあり、底裏面の4つの角近傍は、前記排水口4よりも低い脚部12を形成してあり、上部の縁14に水きり籠2の上部の縁15を重ねる構成で、前記容器本体1の底と前記水きり籠2の底裏面が離れる形態である。
【0010】
図2の水きり籠2は、複数の水切り穴5を形成してあり、容器本体1の排水口4に対応して棒付き排水口栓10を通す穴6を形成してある。前記容器本体1の上部の縁14に上部の縁15を重ねる構成で、前記容器本体1の底と前記水きり籠2の底裏面が離れる形態であり、それに対応して前記水きり籠2の底裏面には複数の脚部13を形成してある。
【0011】
図3の蓋体3は、容器本体1の排水口4に対応して棒付き排水口栓10の棒を通す穴7を形成してあり、取手8を設けてあり、蓋付き給水口9を設けてある。
【0012】
図4の棒付き排水口栓10の棒の長さは、容器本体1の上部の縁14に水きり籠2の上部の縁15を重ねて入れ、前記棒付き排水口栓10を排水口4に差込み、蓋体3の穴7に合わせて前記棒付き排水口栓10の棒を通して前記蓋体3を閉めてとき、前記蓋体3の上よりも長く形成してあり、前記蓋体3の上で前記棒付き排水口栓10の棒を任意のの位置に固定する固定具11を備えてある。
【0013】
以下、上記構成の使用方法を説明する。
容器本体1の上部の縁14に水きり籠2の上部の縁15を重ねて入れ、
棒付き排水口栓10を排水口4に差込み、前記水切り籠2に食器と漂白剤と水を入れ、蓋体3の取手8を持って穴7に合わせて前記棒付き排水口栓10の棒を通して前記蓋体3を閉めて固定具11を任意の位置で固定する。つけおきした後、
前記棒付き排水口栓10を前記排水口4から抜き上げ、前記固定具11の位置を前記蓋体3の前記穴7近傍まで移動させて固定して排水する。排水が終わったら、
濯ぐ作業(前記固定具11を任意の位置まで移動させて固定して、
前記棒付き排水口栓10を前記排水口4に差込み、蓋付き給水口9の蓋を開けて、
水を前記容器本体1の前記上部の縁14下近傍まで注入して、
前記蓋付き給水口9の蓋を閉めて、前記棒付き排水口栓10を前記排水口4から抜き上げ、前記固定具11の位置を前記蓋体3の前記穴7近傍まで移動させて固定して排水する。)を数回繰り返してから水切り容器と食器を洗い、
水切り容器に食器を入れ水を切る。
このようにする事により漂白作業を簡単に出来る水切り容器である。
【符号の説明】
【0014】
1 容器本体
2 水切り籠
3 蓋体
4 排水口
5 水切り穴
6 穴
7 穴
8 取手
9 蓋付き給水口
10 棒付き排水口栓
11 固定具
12 脚部
13 脚部
14 上部の縁
15 上部の縁