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特開2023-12402磁性体及び絶縁体の物理的特性を利用した放射線遮断法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023012402
(43)【公開日】2023-01-25
(54)【発明の名称】磁性体及び絶縁体の物理的特性を利用した放射線遮断法
(51)【国際特許分類】
   G21F 9/34 20060101AFI20230118BHJP
   G21F 1/08 20060101ALI20230118BHJP
【FI】
G21F9/34 E
G21F1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021136707
(22)【出願日】2021-07-13
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
(57)【要約】
【課題】現在、原子炉や再処理工場から出る高レベル放射性廃棄物の処理方法は、ステンレス製の円筒容器、ガラス固化法などを用いて固化する。
その後数十年間貯蔵、最終的には地下数百メートルの深さに埋設する、という方法が採られている。
しかし、安全性には疑問もあり、より安全に処分するための固定化技術の開発が進められている。
【解決手段】従来の方法で処理された放射性廃棄物などを、「磁性体元素成分含有水溶液」でコーティングして、さらに「絶縁体元素成分含有水溶液」でコーティングする。この工程を何度か繰り返すことにより、対象物からの放射線量を大幅に減らすことが出来るため、従来の固定化技術の課題解決の一助となる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉や再処理工場から出る放射性廃棄物などの放射性物質に対して、磁性体元素成分を含有した水溶液でコーティングすることで、対象物から放出される放射線を遮断する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用したコーティング剤でコーティングされた放射性物質に対して、絶縁体元素成分を含有した水溶液でコーティングすることで、対象物から放出される磁力線を遮断する方法。
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した放射性物質処理溶剤。
【請求項4】
請求項3に記載の溶剤を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性体及び絶縁体の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
磁性体の物理特性
【0003】
絶縁体の物理特性
【0004】
放射性廃棄物の処理技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在、原子炉や再処理工場から出る高レベル放射性廃棄物の処理方法は、ステンレス製の円筒容器、ガラス固化法などを用いて固化する。
その後数十年間貯蔵、最終的には地下数百メートルの深さに埋設する、という方法が採られている。
しかし、安全性には疑問もあり、より安全に処分するための固定化技術の開発が進められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従来の方法で処理された放射性廃棄物などを、「磁性体元素成分含有水溶液」でコーティングして、さらに「絶縁体元素成分含有水溶液」でコーティングする。この工程を何度か繰り返すことにより、対象物からの放射線量を大幅に減らすことが出来るため、従来の固定化技術の課題解決の一助となる。