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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023124347
(43)【公開日】2023-09-06
(54)【発明の名称】情報表示物投入システム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20230830BHJP
   B65B 61/20 20060101ALI20230830BHJP
【FI】
B65G1/137 E
B65B61/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022028064
(22)【出願日】2022-02-25
(71)【出願人】
【識別番号】000103426
【氏名又は名称】オークラ輸送機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
(72)【発明者】
【氏名】轟 修治
(72)【発明者】
【氏名】逸見 真己
【テーマコード(参考)】
3E056
3F522
【Fターム(参考)】
3E056AA06
3E056CA05
3E056DA01
3E056EA05
3E056FE14
3E056FH14
3E056GA01
3F522BB01
3F522CC03
3F522DD04
3F522DD22
3F522DD34
3F522EE16
3F522FF04
3F522GG03
3F522GG18
3F522GG23
3F522GG45
3F522LL41
(57)【要約】
【課題】容器に情報表示物が投入された状態で投入処理の結果を確認できる情報表示物投入システムを提供する。
【解決手段】情報表示物投入システム10は、物品11を内側に収容するとともに収容する物品11の情報と対応する第1情報を表示する第1情報表示部17を外側面に有する容器12に、第1情報と対応する第2情報を表示する第2情報表示部18を有する情報表示物13を投入する。情報読取装置は、所定の検出範囲を有し、検出範囲が搬送装置21上の容器12の第1情報表示部17が入る方向に向けて配置され、検出範囲に入った第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報と第2情報とを読み取る情報読取動作を実行する。投入装置23は、第2情報表示部18が第1情報表示部17と一緒に検出範囲に入るように情報表示物13を容器12に投入する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を内側に収容するとともに収容する前記物品の情報と対応する第1情報を表示する第1情報表示部を外側面に有する容器に、前記第1情報と対応する第2情報を表示する第2情報表示部を有する情報表示物を投入する情報表示物投入システムであって、
前記容器を搬送する搬送装置と、
所定の検出範囲を有し、前記検出範囲が前記搬送装置上の前記容器の前記第1情報表示部が入る方向に向けて配置され、前記検出範囲に入った前記第1情報表示部および前記第2情報表示部から前記第1情報と前記第2情報とを読み取る情報読取動作を実行する情報読取装置と、
前記第2情報表示部が前記第1情報表示部と一緒に前記検出範囲に入るように前記情報表示物を前記容器に投入する投入装置と
を備えることを特徴とする情報表示物投入システム。
【請求項2】
前記情報読取装置によって、一緒に前記検出範囲に入った前記第1情報表示部および前記第2情報表示部から読み取られる前記第1情報と前記第2情報との対応関係を照合する処理装置を備える
ことを特徴とする請求項1記載の情報表示物投入システム。
【請求項3】
前記容器は、前記投入装置によって投入される前記情報表示物を前記容器の側面に沿った方向に起立状態で受け入れる収容部を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報表示物投入システム。
【請求項4】
前記容器内の一部の空間を区画するように前記容器の内側に設けられ、前記情報表示物を前記投入装置から受け入れて前記容器内の他の空間に収納される物品と分離して収容する収容部を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報表示物投入システム。
【請求項5】
前記容器の内側に設けられ、前記第2情報表示部が前記容器の上部側から突出して前記第1情報表示部と並んで前記検出範囲に入る状態に前記情報表示物を前記投入装置から受け入れる収容部を備える
ことを特徴とする請求項1または2記載の情報表示物投入システム。
【請求項6】
前記情報読取装置は、前記検出範囲として面範囲を検出し、
前記情報表示物が前記収容部に収容された状態で、前記第2表示部が前記第1表示部とともに前記面範囲内に位置する
ことを特徴とする請求項3ないし5いずれか一記載の情報表示物投入システム。
【請求項7】
前記搬送装置は、前記情報表示物を投入する投入位置に前記容器を搬入し、前記情報表示物が投入された前記容器を前記投入位置から搬出し、
前記情報読取装置は、前記搬送装置で前記投入位置から搬出される前記容器の搬送中に、前記検出範囲に一緒に入った前記第1情報表示部および前記第2情報表示部に対して情報読取動作を実行する
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載の情報表示物投入システム。
【請求項8】
前記情報表示物を投入する投入位置の上流側で、前記搬送装置によって搬送される前記容器の前記第1情報表示部から前記第1情報を読み取る上流側情報読取装置と、
前記上流側情報読取装置で読み取った前記第1情報に対応した前記第2情報を含む情報を前記情報表示物に印刷する印字動作、および前記投入装置に送り出す送出動作を実行する印刷装置とを備え、
前記搬送装置で前記容器を前記投入位置に搬送する搬送中に、前記上流側情報読取装置によって前記容器の前記第1情報表示部から前記第1情報を読み取り、読み取った前記第1情報に対応した前記第2情報を含む情報を前記印刷装置の印刷動作によって前記情報表示物に印刷し、
前記投入位置に前記容器が搬入されることで、前記印刷装置の送出動作によって前記情報表示部を前記投入装置に送り出す
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一記載の情報表示物投入システム。
【請求項9】
前記投入装置は、前記印刷装置から送り出された前記情報表示物を前記容器に投入する投入シュートと、前記投入シュートの上部側で前記印刷装置から送り出される前記情報表示物を検知する上側センサと、前記投入シュートの下部側で前記容器に投入された前記情報表示物を検知する下側センサとを有する
ことを特徴とする請求項8記載の情報表示物投入システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示物を容器に投入する情報表示物投入システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記の特許文献1に記載されているように、ピッキング作業にて収集された物品が収容された容器に、伝票などの情報表示物を投入するシステムが知られている。
【0003】
システムでは、容器の外側面に貼り付けられているラベルの情報を読み取り、読み取った情報と情報表示物との対応関係を照合し、対応する情報表示物を容器内に投入している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3560536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記システムでは、情報表示物の投入前に容器のラベルの情報と情報表示物との対応関係の照合を行っているが、情報表示物が容器に投入されたか否か、および情報表示物が対応関係の正しい容器に投入されたか否かを確認していない。
【0006】
容器への情報表示物の投入処理の状態をより確実に把握するためには、容器に情報表示物が投入された状態で投入処理の結果を確認できるほうが好ましい。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、容器に情報表示物が投入された状態で投入処理の結果を確認できる情報表示物投入システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報表示物投入システムは、物品を内側に収容するとともに収容する前記物品の情報と対応する第1情報を表示する第1情報表示部を外側面に有する容器に、前記第1情報と対応する第2情報を表示する第2情報表示部を有する情報表示物を投入する情報表示物投入システムであって、前記容器を搬送する搬送装置と、所定の検出範囲を有し、前記検出範囲が前記搬送装置上の前記容器の前記第1情報表示部が入る方向に向けて配置され、前記検出範囲に入った前記第1情報表示部および前記第2情報表示部から前記第1情報と前記第2情報とを読み取る情報読取動作を実行する情報読取装置と、前記第2情報表示部が前記第1情報表示部と一緒に前記検出範囲に入るように前記情報表示物を前記容器に投入する投入装置とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の情報表示物投入システムによれば、容器に情報表示物が投入された状態で投入処理の結果を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施の形態を示す情報表示物投入システムの平面図である。
図2】同上情報表示物投入システムの側面図である。
図3】同上情報表示物投入システムの搬送方向下流側から見た側面図である。
図4】同上情報表示物投入システムの情報表示物が投入された容器を示し、(a)は容器の長辺の側面図、(b)は容器の短辺の側面図である。
図5】同上情報表示物投入システムのブロック図である。
図6】同上情報表示物投入システムの動作を示すフローチャートである。
図7】同上図6に続く情報表示物投入システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0012】
図1ないし図3に、情報表示物投入システム10を示す。例えば受注した商品を配送する物流システムでは、ピッキングエリアにてオーダー毎に受注した商品である物品11を収集して通い箱またはコンテナである容器12に収容し、情報表示物投入エリアにて情報表示物13である例えば配送用の送り状を容器12に投入し、梱包エリアにて容器12から取り出した物品11を段ボール箱や封筒などの梱包資材に移し替えて梱包するとともに送り状を梱包資材に貼り付けて配送処理している。そして、情報表示物投入システム10は、情報表示物投入エリアにて情報表示物13を容器12に投入する工程に用いられる。
【0013】
図4に示すように、情報表示物投入システム10に用いられる容器12は、上面側のみが開口された四角形箱状で、内側に物品11を収容可能とする。容器12は、第1方向である一方の対向する側面15が長辺、第2方向である他方の対向する側面16が短辺となる長方形箱状に設けられている。容器12の一側の側面15の外側面には、側面15の上部側で、側面15の辺の第1方向の一端側の位置に、容器12毎に付与されたID情報などの第1情報をバーコードなどの識別コードにて表示する第1情報表示部17が設けられている。そして、オーダー情報と第1情報とは紐付けられて上位システムで管理される。オーダー情報は顧客からの注文に関する情報であり、固有のオーダー番号、受注日時、顧客の住所氏名、配送先、注文商品、購入金額、支払方法、お届け予定日、宅配事業者などが紐付けられている。
【0014】
情報表示物13は、送り状の場合、ラベルと剥離紙とが貼り合わされた長方形のシート状に設けられている。ラベル表面には配送元および配送先の情報が印刷されているとともに、ラベルの長手方向の一端側にはオーダー情報および/または第1情報と対応している第2情報をバーコードなどの識別コードにて表示する第2情報表示部18が印刷されている。したがって、オーダー情報と第1情報と第2情報とは対応しており、上位システムで管理される。また、容器12毎に投入する情報表示物13の形状寸法および印刷位置は共通である。なお、情報表示物13は、送り状に限らず、伝票などの帳票関係でもよい。
【0015】
容器12は、投入されるシート状の情報表示物13を容器12の第1情報表示部17が表示された一側の側面15に沿って起立状態に受け入れて収容する収容部19を有している。収容部19は、上面側が開口された直方体状(扁平状)のボックスで構成されており、第1情報表示部17の位置に対応して容器12の内側に設けられている。収容部19の上面開口は、容器12の開口面積の一部分に位置し、容器12内の一部の空間を区画するように設置されているため、収容部19が設置されていても、容器12に対して物品11を出し入れ可能であり、容器12への物品11の投入タイミングと収容部19への情報表示物13の投入タイミングにかかわらず、収容部19は情報表示物13を容器12の他の空間に収納される物品11と分離した状態に収容することができ、収容部19内の情報表示物13を確認したり、取り出したりすることが可能である。収容部19は、第2情報表示部18が容器12の上部側から突出して容器12の外側面の第1情報表示部17に対して上下方向に並んで配置される起立状態に情報表示物13を受け入れて収容する。容器12の上部からの収容部19の底面までの深さが情報表示物13の長手方向の寸法よりも小さく、情報表示物13の傾きを防止して起立状態で収納できるように奥行き寸法が小さく形成されており、情報表示物13が収容部19に収容された状態では、起立した状態の情報表示物13の一端側(上端部側)が容器12の上部側から上方に突出する。この情報表示物13の突出箇所に第2情報表示部18が印刷されており、容器12の外側面の第1情報表示部17に対して上下方向に並んで配置される。これにより、第1情報表示部17と第2情報表示部18とが同一面に位置し、同方向から認識可能となる。
【0016】
そして、図1ないし図3に示すように、情報表示物投入システム10は、容器12を搬送する搬送装置21と、情報表示物13を印刷する印刷装置22と、印刷装置22で印刷された情報表示物13を容器12に投入する投入装置23と、容器12の第1情報表示部17から第1情報を読み取る上流側情報読取装置24と、容器12の第1情報表示部17および情報表示物13から第1情報および第2情報を一度に読み取る照合用の情報読取装置25と、を備えている。
【0017】
搬送装置21は、上流側のピッキングエリアから順次搬送されてくる物品11を収容した容器12を受け入れて搬送し、また、情報表示物13が投入された容器12を下流側の梱包エリアに搬出する。搬送装置21は、容器12の第1情報表示部17が表示された一側の側面15を搬送装置21の搬送方向に対して交差する幅方向の一側に向けた姿勢で搬送する。
【0018】
搬送装置21は、幅方向に所定の間隔を空けて対向配置される一対のフレーム30を備えている。一対のフレーム30は、複数の横継ぎ部材31によって平行に連結され、複数の脚体32によって床面などに対して設置されている。一対のフレーム30間には搬送方向に回転駆動される複数のローラ33が配置されている。搬送装置21は、複数のローラ33の上面が搬送面となって容器12を搬送方向に搬送する。一対のフレーム30上には、複数のローラ33上の搬送面を搬送される容器12の両側をガイドするガイドレール34が配置されている。
【0019】
搬送装置21は、搬送方向の上流側から順に、搬入ゾーンa、投入ゾーンb、停止ゾーンc、搬出ゾーンdに区分けされている。さらに、搬入ゾーンaは上流側搬入ゾーンa1と下流側搬入ゾーンa2とに区分けされ、投入ゾーンbは上流側投入ゾーンb1と下流側投入ゾーンb2とに区分けされている。各ゾーンa(a1,a2),b(b1,b2),c毎に対応して設けられる駆動機構35によって、各ゾーンa(a1,a2),b(b1,b2),c毎のローラ33が独立して回転される。また、下流側投入ゾーンb2に位置する複数のローラ33は中心軸が搬送方向に対して傾斜されており、これら複数のローラ33で搬送される容器12が幅方向の一側のガイドレール34に幅寄せされ、容器12の収容部19の位置が位置決めされる。
【0020】
搬入ゾーンaの下流側で投入ゾーンbとの間、投入ゾーンbの下流側で停止ゾーンcとの間、停止ゾーンcの下流側で搬出ゾーンdとの間には、容器12を停止させるストッパ36a,36b,36cがそれぞれ配置されている。各ストッパ36a,36b,36cは、各シリンダ37の駆動によりローラ33間を通じて搬送面の下方から搬送面上に出没可能とする。ストッパ36bは、容器12の収容部19に情報表示物13を投入する投入ゾーンbの投入位置Bに、容器12を停止させる。
【0021】
上流側搬入ゾーンa1の下流側近傍、下流側搬入ゾーンa2の下流側近傍、上流側投入ゾーンb1の下流側近傍、下流側投入ゾーンb2の下流側近傍、停止ゾーンcの下流側近傍、搬出ゾーンdの下流側近傍の各位置に、搬送装置21によって搬送される容器12を検知する存荷センサP1,P2,P3,P4,P5,P6がそれぞれ配設されている。さらに、上流側投入ゾーンb1の存荷センサP3の上流側に、搬送装置21によって搬送される容器12を検知する印刷指令用センサP7が配設されている。
【0022】
また、図3に示すように、印刷装置22は、投入装置23および情報読取装置25とともに支持台40に支持され、搬送装置21の投入ゾーンb(下流側投入ゾーンb2)の下流側の上方位置であって、搬送装置21で搬送される容器12よりも高い位置に配置されている。
【0023】
印刷装置22で取り扱う情報表示物13は、剥離紙が帯状に連続されていて、この剥離紙の長手方向に送り状用紙である複数のラベルが貼り合わされている連続用紙が用いられている。情報表示物13の連続用紙は、印刷装置22の下方で支持台40に取り付けられたストッカ41に収容され、印刷装置22の下面側から引き込まれる。
【0024】
印刷装置22は、情報表示物13を送りながら印刷する印刷部42と、印刷部42で印刷された情報表示物13が送り出される送出口43と、送出口43に送り出された情報表示物13の後端側を連続用紙から切断する切断部44とを備えている。印刷部42は、ラベル面を上面側として連続用紙を送りながらラベル面に所定の情報を印刷する。印刷部42は、情報表示物13の領域の後端側に第2情報表示部18を印刷する。そして、印刷部42で印刷されて送出口43から送り出された情報表示物13の先端側は重力によって下降して下向きとなり、切断部44によって情報表示物13の後端側が切断されることで、情報表示物13が先端側から投入装置23内に落下する。
【0025】
また、図3に示すように、投入装置23は、印刷装置22の送出口43に臨んで支持台40に支持され、搬送装置21の投入ゾーンb(下流側投入ゾーンb2)の下流側の上方位置であって、搬送装置21で搬送される容器12よりも高い位置に配置されている。
【0026】
投入装置23は、印刷装置22から送り出されて先端側から落下する情報表示物13を受け入れ、情報表示物13の姿勢を先端側が下側となる立位姿勢に変換しながら容器12の収容部19に投入する投入シュート50を備えている。
【0027】
投入シュート50は、受け入れる情報表示物13の両側面に対向する一対のシュート面51と、情報表示物13の両側縁に対向する一対の側面52とを有する略筒状に形成され、下端にシュート出口53が設けられている。一対のシュート面51の間の幅は、上部側の幅が広く、下部側に向けて幅が狭くなるように設けられており、印刷装置22の送出口43から水平方向に向けて送り出される情報表示物13を受け入れ、情報表示物13の姿勢を先端側が下側となる立位姿勢に変換してシュート出口53に導くように構成されている。
【0028】
投入シュート50のシュート出口53は、下流側投入ゾーンb2の複数のローラ33で側面の位置決め基準となる一側のガイドレール34に幅寄せされるとともにストッパ36bに当接して投入位置Bに位置決めされた容器12の収容部19の上方に対向する位置に配置されている。投入シュート50を通じて落下する起立姿勢の情報表示物13が容器12の収容部19に投入される。
【0029】
容器12の収容部19に投入された情報表示物13の上端側はシュート出口53内に位置される。シュート出口53の両側は、側面52が設けられずに開口されており、搬送装置21で投入ゾーンbから搬出される容器12とともに情報表示物13がシュート出口53の側面開口を通じて移動可能としている。
【0030】
投入シュート50の上部側には、印刷装置22から送り出される情報表示物13を検知する上側センサ54が配置されている。投入シュート50のシュート出口53の位置には、容器12の収容部19に投入された情報表示物13の上端側を検知する下側センサ55が配置されている。これらセンサ54,55は、例えば投光部と受光部とが対向して配置される光センサが用いられ、光センサの投光状態で情報表示物13の非検知状態、情報表示物13によって遮光されることで情報表示物13の検知状態となる。
【0031】
また、図1に示すように、上流側情報読取装置24は、上流側投入ゾーンb1の一側で、印刷指令用センサP7よりも上流側に配置され、容器12の一側に表示された第1情報表示部17から第1情報を読み取る。上流側情報読取装置24は、第1情報表示部17からバーコード情報を読み取る場合にはバーコードリーダまたはカメラが用いられ、数字、文字、記号または画像を読み取る場合にはカメラが用いられるなど、読み取り対象に応じた装置を適宜選択することができる。
【0032】
また、図1に示すように、情報読取装置25は、投入ゾーンbの投入位置Bよりも下流側となる停止ゾーンcの上流側の一側に配置されている。
【0033】
図3に示すように、情報読取装置25には、カメラ60が用いられている。カメラ60は、搬送装置21のフレーム30の一側に取り付けられた取付部材61に、光軸を上方へ向けて取り付けられている。カメラ60の光軸に対向して反射鏡やプリズムなどの光学系62が配置されている。カメラ60は、光学系62を通じて、搬送装置21で搬送される容器12の一側面を撮影し、情報を読み取る。カメラ60で情報を読み取る検出範囲63は、搬送装置21で搬送される容器12の第1情報表示部17と容器12の収容部19に投入された情報表示物13の第2情報表示部18とが一緒に入るように、カメラ60および光学系62の位置が設定されている。そして、情報読取装置25は、検出範囲63に入る容器12の第1情報表示部17および情報表示物13の第2情報表示部18を一緒に撮影し、第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報および第2情報を一度に読み取ることができる。詳しくは、カメラ60は、検出範囲として面範囲を検出(撮影)しており、この面範囲に含まれた第1情報表示部17と第2情報表示部18とを同時に撮影することができ、これにより1枚の画像内に含まれた第1情報表示部17と第2情報表示部18から第1情報および第2情報を読み取ることができる。
【0034】
このような光学系62を用いたカメラ60の配置により、情報読取装置25が搬送装置21の一側の通路・作業スペースに配置されず、通行や作業の邪魔になるのを防止できる。ここで、光学系62が上向きで、カメラ60が下向きの配置でもよいなど、カメラ60は直接的または間接的に第1情報表示部17および第2情報表示部18を読み取ることができればよく、これらの設置方法は適宜変更可能である。
【0035】
なお、情報読取装置25は、光学系62を用いず、カメラ60を搬送装置21で搬送される容器12の第1情報表示部17および情報表示物13の第2情報表示部18に対向する位置に配置し、第1情報および第2情報を一度に読み取るように配置してもよい。また、上流側情報読取装置24についても、搬送装置21で搬送される容器12の第1情報表示部17に対向する位置に配置してもよいし、情報読取装置25と同様に配置して光学系を介して読み取る構成でもよい。
【0036】
また、図5にブロック図を示す。情報表示物投入システム10は、例えばパソコン等の制御装置である処理装置70によって動作が処理される。処理装置70は、情報表示物投入システム10の各動作を制御する他、情報読取装置25によって第1情報表示部17および第2情報表示部18から一度に読み取られる第1情報と第2情報との対応関係を照合する機能を有している。処理装置70は、図示しない記憶部にオーダー情報と第1情報と第2情報とを記憶し、これらを対応させて管理している。
【0037】
次に、情報表示物投入システム10の動作を図6および図7のフローチャートを参照して説明する。
【0038】
存荷センサP2によって搬入ゾーンa(下流側搬入ゾーンa1)に容器12があるか判断する(ステップS1)。
【0039】
上流側のピッキングエリアから物品が収容された容器12が搬入されてきたために、存荷センサP2によって容器12があることを検知すると(ステップS1のYES)、存荷センサP4によって投入ゾーンb(投入位置B)に容器12があるか判断する(ステップS2)。
【0040】
投入ゾーンb(投入位置B)に容器12がある場合には、搬入ゾーンaと投入ゾーンbとの間から上昇されているストッパ36aで容器12を搬入ゾーンaに停止させ、待機する。
【0041】
投入ゾーンb(投入位置B)に容器12がなければ(ステップS2のYES)、搬入ゾーンaと投入ゾーンbとの間のストッパ36aを下降させ、搬入ゾーンaにある容器12を投入ゾーンbへ搬送する(ステップS3)。
【0042】
さらに、上流側情報読取装置24に処理装置70から読取指令を出力する(ステップS4)。上流側情報読取装置24は、投入ゾーンbに搬送される搬送中の容器12の第1情報表示部17の読取動作を実行する(ステップS5)。上流側情報読取装置24は、読取動作によって第1情報表示部17から読み取った第1情報、または読取不可であった場合のエラー情報を処理装置70に送る。
【0043】
印刷指令用センサP7で容器12を検知すると、印刷指令用センサP7から処理装置70に印刷指令を出力する(ステップS6)。
【0044】
印刷指令用センサP7から印刷指令を入力した処理装置70は、上流側情報読取装置24から取得された情報から、情報表示物13の発行が可能か判断する(ステップS7)。
【0045】
上流側情報読取装置24で読取不可などのエラーがある場合には、搬送停止および警報を含めた異常停止を実施する(ステップS8)。
【0046】
上流側情報読取装置24から第1情報が取得され、第1情報に対応するオーダー情報および第2情報との紐付けが確認されれば、情報表示物13の発行が可能であると判断し(ステップS7のYES)、処理装置70は、印刷装置22に対して、情報表示物13の印刷指令とともに、情報表示物13に印刷対象である配送元および配送先の情報や第2情報を含む印刷情報を出力する。
【0047】
印刷装置22は、処理装置70からの印刷指令および印刷情報を入力して情報表示物13の印刷を開始する(ステップS9)。印刷装置22は、印刷部42で情報表示物13を送りながら印刷し、先端側を送出口43から送り出す。送出口43から送り出される情報表示物13の先端側は重力によって投入装置23の投入シュート50内に下降して下向きとなる。この状態で、投入シュート50の上側センサ54で情報表示物13が検知される。
【0048】
投入ゾーンbに搬送される容器12は、下流側投入ゾーンb2の複数のローラ33によって一側の位置決め基準となる一側のガイドレール34に幅寄せされるとともに、上昇されているストッパ36bで投入位置Bに位置決め停止される。
【0049】
存荷センサP4によって投入ゾーンbの投入位置Bに容器12があるか判断し(ステップS10)、容器12が確認されると(ステップS10のYES)、投入シュート50の上側センサ54で印刷装置22から送り出された情報表示物13を検知しているか確認する(ステップS11)。
【0050】
上側センサ54で情報表示物13を検知せず(ステップS11のNO)、印刷装置22に対する印刷指令または印刷部42による印刷完了後から予め決められた一定期間経過しても、上側センサ54が情報表示物13を検知しない場合には(ステップS12のYES)、印刷装置22で紙詰まりなどの印刷異常や用紙切れが発生したものとし、ステップS8に進んで異常停止する。
【0051】
印刷部42による印刷が完了し、上側センサ54で情報表示物13を検知すると(ステップS11のYES)、印刷装置22の切断部44で情報表示体13を連続用紙から分離するように切断する(ステップS13)。分離された情報表示物13は、先端側が重力によって投入シュート50内に下降して下向きとなっているため、先端側から投入シュート50内に落下する。
【0052】
投入シュート50は、落下する情報表示物13の姿勢を先端側が下側となる立位姿勢に変換してシュート出口53に導く。投入シュート50のシュート出口53は、投入位置Bに位置決めされた容器12の収容部19の上方に対向する位置に配置されているため、投入シュート50を通じて落下する起立姿勢の情報表示物13が容器12の収容部19に投入される。
【0053】
容器12の収容部19に投入された情報表示物13の上端側は、容器12の上方に突出し、シュート出口53内の下側センサ55で検知される位置に配置される。
【0054】
下側センサ55で容器12の収容部19に投入された情報表示物13の上端側を検知しているか判断する(ステップS14)。
【0055】
上側センサ54で情報表示物13を検知せず(ステップS14のNO)、印刷装置22に対する印刷指令または印刷部42による印刷完了後から予め決められた一定期間経過しても、下側センサ55が情報表示物13を検知しない場合には(ステップS15のYES)、投入シュート50で情報表示物13の詰まりが発生したものとし、ステップS8に移行して異常停止する。
【0056】
下側センサ55で情報表示物13を検知すると(ステップS14のYES)、次のステップS16に進む。
【0057】
そして、投入シュート50の上側センサ54および下側センサ55の検知状況から、情報表示物13の位置を追跡することができる。印刷装置22から情報表示物13が印刷出力された場合、上側センサ54は検知、下側センサ55は非検知となり、一方、印刷装置22から情報表示物13が印刷出力されない場合、上側センサ54は非検知、下側センサ55は非検知となる。また、情報表示物13の切り離し後、情報表示物13が容器12の収容部19に投入された場合、上側センサ54は非検知、下側センサ55は検知となり、一方、情報表示物13の切り離し後、情報表示物13が容器12の収容部19に投入されない場合、上側センサ54は非検知、下側センサ55は非検知となる。これにより、印刷装置22内での情報表示物13の詰まり、投入ガイド50内での情報表示物13の詰まりを検知することが可能となり、容器12の収容部19への情報表示物13の投入が担保される。
【0058】
そして、下側センサ55で情報表示物13を検知すると(ステップS14のYES)、存荷センサP5で停止ゾーンcに容器12があるか判断する(ステップS16)。
【0059】
例えば搬出ゾーンdからの容器12の搬出待ちのために、停止ゾーンcに容器12を停止させている場合(ステップS16のNO)、投入位置Bからの容器12の搬出は実行せず、待機する。
【0060】
停止ゾーンcに容器12がなければ(ステップS16のYES)、ストッパ36bを下降させ、投入ゾーンbの投入位置Bにある容器12を下流側の停止ゾーンcへ搬送する(ステップS17)。
【0061】
投入位置Bからの容器12の搬出開始に伴い、情報読取装置25のカメラ60に処理装置70から読取指令を出力する(ステップS18)。カメラ60は、検出範囲63に入る搬送移動中の容器12の第1情報表示部17および情報表示物13の第2情報表示部18を一緒に撮影し、第1情報表示部17および第2情報表示部18の両方が含まれた画像から第1情報および第2情報を一度に読み取る(ステップS19)。
【0062】
情報読取装置25によって第1情報表示部17および第2情報表示部18から一度に読み取られる第1情報と第2情報との対応関係を処理装置70で照合する(ステップS20)。
【0063】
カメラ60による読み取りで情報が取得できなかった場合や、取得できても照合結果が正しくない場合には(ステップS21のNO)、ステップS8に進んで異常停止する。
【0064】
照合結果が正しい場合には(ステップS21のYES)、容器12の搬送を継続する(ステップS22)。
【0065】
そして、情報表示物投入システム10から搬出される容器12は梱包エリアに搬送される。梱包エリアでは、複数の作業ステーションに容器12が仕分けられ、各作業ステーションで作業者が物品11を容器12から取り出して梱包資材に移し替え、梱包資材を封緘して、情報表示物13である送り状を容器12から取り出し、送り状のラベルを梱包資材に貼り付ける。
【0066】
以上のように、情報表示物投入システム10では、第2情報表示部18が第1情報表示部17と一緒に情報読取装置25の検出範囲63に入るように情報表示物13を容器12に投入するため、検出範囲63内に入った第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報と第2情報とを読み取ることができ、容器12に情報表示物13が投入された状態で投入処理の結果を確認できる。
【0067】
さらに、情報表示物投入システム10では、容器12の第1情報表示部17と、容器12に投入された情報表示物13の第2情報表示部18との投入状態および対応関係の投入作業の結果を情報表示物13の投入直後に認識することができるため、投入作業の異常を素早く認識できる。これにより、複数の容器12にわたって誤った情報表示物13が投入され続けたり、情報表示物13が投入されない容器12が発生したりすることを防止できるため、投入作業のやり直しや検査の発生が抑制される。
【0068】
しかも、情報表示物13の第2情報表示部18が容器12の第1情報表示部17と一緒に情報読取装置25の検出範囲63に入る位置に、情報表示物13を投入するため、1つの情報読取装置25で第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報および第2情報を一度に読み取ることができ、構成を簡素化できる。
【0069】
1つの情報読取装置25で第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報および第2情報を一度に読み取ることで、第1情報と第2情報の照合が迅速にでき、容器12と容器12に投入された情報表示物13との対応関係が正しいことが担保されるとともに、対応関係が正しくない場合または情報が読み取れない場合には直ちに容器12の搬送を停止するなどの対処が可能となる。
【0070】
また、容器12は、投入される情報表示物13を容器12の側面に沿って起立状態に受け入れる収容部19を有するため、容器12の側面の第1情報表示部17と起立状態の情報表示物13の第2情報表示部18とを同じ側方に向けて配置でき、1つの情報読取装置25で第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報および第2情報を一度に読み取ることができる。
【0071】
しかも、収容部19は、容器12の内側に設けられており、第2情報表示部18が容器12の上部側から突出して容器12の外側面の第1情報表示部17と並んで一緒に情報読取装置25の検出範囲63に入る起立状態に情報表示物13を受け入れるため、1つの情報読取装置25で第1情報表示部17および第2情報表示部18から第1情報および第2情報を一度に読み取ることができる。
【0072】
さらに、収容部19は、容器12の内側に設けられていることから、情報表示物13が収容部19から脱落したり、収容部19自体が脱落したとしても情報表示物13および収容部19が容器12の内側に留まるため、情報表示物13の紛失が防止される。加えて、収容部19が容器12の内側に位置した状態であっても容器12に対して物品11が出し入れ可能であるため、情報表示物13の投入タイミングにかかわらず、情報表示物13が物品11に紛れることがなく、収容部19に収容された情報表示物13を取り扱うことができる。
【0073】
また、情報読取装置25は、搬送装置21で投入位置Bから搬出される容器12の搬送中に、検出範囲63の情報読取動作を実行するため、投入位置Bの容器12に情報表示物13が投入された段階で容器12の搬出を開始することができる。これにより、投入位置Bに停止されている容器12に対して読取動作、および照合動作を実行した後に、投入位置Bから容器12を搬出する場合に比べて、容器12を停止させておく期間が短くなり、処理効率を向上できる。
【0074】
また、搬送装置21で容器12を投入位置Bに搬送する搬送中に、上流側情報読取装置24によって容器12の第1情報表示部17から第1情報を読み取り、読み取った第1情報に対応した第2情報を含む情報を印刷装置22の印刷動作によって情報表示物13に印刷するため、投入位置Bに容器12が搬入された際には、印刷された情報表示物13を容器12に投入するだけとなる。これにより、投入位置Bに容器12が搬入されてから、印刷装置22による情報表示物13の印刷動作を開始する場合に比べて、容器12を停止させておく期間が短くなり、処理効率を向上できる。
【0075】
また、投入装置は、投入シュート50の上部側で印刷装置22から送り出される情報表示物13を検知する上側センサ54と、投入シュート50の下部側で容器12に投入された情報表示物13を検知する下側センサ55とを有するため、これらセンサ54,55の検知状況から情報表示物13の位置を追跡することができ、印刷装置22内での情報表示物13の詰まり、投入シュート50内での情報表示物13の詰まりなどを判断することができ、容器12への情報表示物13の投入が担保される。
【0076】
なお、第1情報表示部17および第2情報表示部18とは、バーコード、QRコード(登録商標)、画像、文字、記号などを用いることができ、上流側情報読取装置24および情報読取装置25は、読取対象に応じた読取装置を適宜選択できる。さらに、オーダー情報と第1情報と第2情報とは対応関係にあればよく、それぞれが直接紐付いても、オーダー情報などの他の情報を介して紐付いてもよく、あるいは、同一の情報でもよい。
【0077】
また、情報表示物13は、容器12の側面に沿った起立姿勢で収容部19に収容されているが、この起立姿勢には、第2情報表示部18が情報読取装置25の検出範囲63に入って読み取りが可能な状態まで左右および/または上下に傾いた姿勢を含むことができる。
【0078】
なお、情報表示物13はシート状の送り状を例に説明したが、情報表示物13の内容は送り状に限られるものではなく伝票、帳票関係、例えば梱包方法や商品の取り扱いなどの作業内容を記入した指示書などでもよく、形状はシート状の用紙に限られるものではなく、カードや板などの第2情報表示部18を備え得る部材も含むものである。
【0079】
また、第1情報表示部17および第2情報表示部18が検出範囲に一緒に含まれるとは、画像の撮影範囲、スキャン範囲等に含まれることを含む。
【0080】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
【符号の説明】
【0081】
10 情報表示物投入システム
11 物品
12 容器
13 情報表示物
17 第1情報表示部
18 第2情報表示部
19 収容部
21 搬送装置
22 印刷装置
23 投入装置
24 上流側情報読取装置
25 情報読取装置
50 投入シュート
54 上側センサ
55 下側センサ
63 検出範囲
70 処理装置
B 投入位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7