(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125107
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】根管洗浄用工具
(51)【国際特許分類】
A61C 5/42 20170101AFI20230831BHJP
A61C 1/07 20060101ALN20230831BHJP
【FI】
A61C5/42
A61C1/07
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029059
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】591179101
【氏名又は名称】株式会社ミクロン
(74)【代理人】
【識別番号】100139594
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 健次郎
(74)【代理人】
【氏名又は名称】森田 憲一
(72)【発明者】
【氏名】呉 麻紀
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052AA01
4C052AA16
4C052BB14
4C052CC02
4C052DD01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】根管洗浄用工具の取付部の任意の位置で固定できるホルダー用の根管洗浄用工具において、脱落防止機能とずれ防止機能とを備えた根管洗浄用工具であって、好ましくは、更に樹脂製であっても破折しにくい根管洗浄用工具を提供する。
【解決手段】前記根管洗浄用工具は、取付部と根管挿入部とを含み、前記取付部の側面には、長さ方向に互いに平行に延びる同じ高さで且つ高さが一定の複数の帯状隆起部11が円周に沿って等間隔で設けられており、前記取付部の両端には、円盤形状の脱落防止面13が設けられている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略円柱形状の取付部1と、その一方の端部から延びる極細の略円錐台形状の根管挿入部2とを含む根管洗浄用工具10であって、
前記取付部の側面には、長さ方向に互いに平行に延びる同じ高さで且つ高さが一定の複数の帯状隆起部11が円周に沿って等間隔で設けられており、
前記取付部の両端には、円盤形状の脱落防止面13が設けられている、前記根管洗浄用工具。
【請求項2】
前記各帯状隆起部の稜線と接する長さ方向に直交する仮想円14の直径と、前記脱落防止面の直径とが同じである、請求項1に記載の根管洗浄用工具。
【請求項3】
前記取付部と前記根管挿入部との間に、略円錐台形状の連絡部、又は略円錐台形状部分31と略円柱形状部分32が連続する連絡部3を有し、前記略円錐台形状の連絡部、又は前記略円錐台形状部分の側面が凹曲面である、請求項1又は2に記載の根管洗浄用工具。
【請求項4】
取付部および根管挿入部が樹脂製であり、前記根管挿入部が長さ方向に連続する複数の区画21からなり、隣り合う区画のテーパーの度合いが異なる、請求項1~3のいずれか一項に記載の根管洗浄用工具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動発生装置を内蔵した歯科用ハンドピースに取り付けられたホルダーに固定して使用する根管洗浄用工具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、
図6~
図8に示すような振動発生装置(図示せず)を内蔵した歯科用ハンドピースが知られており、歯科用ハンドピース本体150の前方端部に取り付けられたホルダー110(特許文献1:特開2019-162286号公報)に、把持部153および刃部154からなる歯科用工具(例えば、根管洗浄用工具)152を固定して使用する。
【0003】
前記ホルダー110は、ホルダー本体101と押ボタン103と付勢手段104とを含み、
(A)前記ホルダー本体が、
(1)ヘッド部125と、
(2)そのヘッド部の前方端部から後方側に向かって設けられた収容部113と、
(3)歯科用工具の把持部を挿通するために、前記ヘッド部の上側外表面から前記収容部の収容面にわたって設けられた上側貫通孔115と、
(4)歯科用工具の把持部を挿通するために、前記ヘッド部の下側外表面から前記収容部の収容面にわたって設けられた下側貫通孔117と
を含むこと;
(B)前記押ボタンが、
(1)歯科用工具の把持部を挿通するために、前記押ボタンの本体部の上側外表面から下側外表面にわたって設けられた内側貫通孔134を含むこと、及び
(2)前記ヘッド部の収容部に収容され、そして、前記ヘッド部の軸方向に沿って移動可能であること;
(C)前記付勢手段が、
(1)前記ヘッド部の収容部に収容され、前記ホルダー本体のヘッド部の前方端部に向かって前記押ボタンを付勢すること;
(D)前記押ボタンに対して外力が加えられていない状態では、前記上側貫通孔、前記内側貫通孔、及び前記下側貫通孔同士を連絡させることによって形成される連絡路の半径方向の断面形状が、歯科用工具の把持部の半径方向の断面形状よりも小さくなり、これによって歯科用工具の把持部が前記連絡路に挿通されないこと;
(E)前記付勢手段に逆らって押ボタンを押し込むことによって、前記連絡路の半径方向の断面形状が、歯科用工具の把持部の半径方向の断面形状と同一であるか又は大きくなり、これによって歯科用工具の把持部が前記連絡路に挿通可能となること;
(F)前記歯科用工具を前記連絡路に挿通させた状態で前記押ボタンに対する外力を解除することによって、前記上側貫通孔の内周面と前記内側貫通孔の内周面とによって歯科用工具の把持部の一方の側を固定し、更に前記下側貫通孔の内周面と前記内側貫通孔の内周面とによって歯科用工具の把持部の他方の側を固定できること;
を特徴とする。
【0004】
ホルダー本体101は、ヘッド部125、ネック部126、連結部127からなる。押ボタン103は、押ボタン本体130、押込操作部132からなる。ホルダー本体101の内部には水通路(図示せず)が設けられており、水通路の前方先端部には略円柱状の水パイプ123が設けられている。ホルダー本体101のヘッド部125の下方部にストッパー140を取り付けることができる。固定具142は、ストッパー140を固定すると同時に、押ボタン103がホルダー本体101から飛び出すことを防止する機能を有する。
【0005】
特許文献1に記載のホルダーは、押ボタンと付勢手段との組合せにより歯科用工具を固定するものであるが、特許文献2(特開2020-146092号公報)には、
図9~
図10に示すような、固定用ねじを用いてホルダーに歯科用工具をねじ止めするホルダーが開示されている。
【0006】
前記ホルダー210は、ホルダー本体201と、少なくとも1つの挿入端部を有するストッパー204と、ストッパー用固定具205とを含む、把持部264および刃部266からなる歯科用工具262を取り付けるためのホルダーであって、
(A)前記ホルダー本体が、
(1)ヘッド部212と、
(2)前記挿入端部を前記ヘッド部において収容するための少なくとも1つのストッパー用収容孔230,232と、
(3)前記ストッパー用固定具を収容するためのストッパー固定具用収容部222であって、そのストッパー固定具用収容部が前記ストッパー用収容孔と隣接して設けられている、前記ストッパー固定具用収容部と
を含むこと、
前記収容孔が、貫通孔又は非貫通孔であること、
前記固定具用収容部の空間と前記ストッパー用収容孔の空間とが交わり、その交わりにおいて空間同士がつながっていること、
及び
(B)前記ストッパー用収容孔に前記ストッパーの挿入端部を収容し、そして前記固定具用収容部においてストッパー用固定具を収容した状態において、前記ストッパーの挿入端部が、前記ストッパー用固定具の側面252と前記ストッパー用収容孔の収容面とによって挟み込まれていることを特徴とする。
【0007】
ホルダー本体201は、ヘッド部212、ネック部214、連結部216からなる。ホルダー本体201のヘッド部212の内部には、ストッパー用固定具205と歯科工具用固定具206のねじ部とを、この順に収容可能なストッパー固定具用収容部222と歯科工具用固定具収容部224とが設けられており、両収容部の空間同士は歯科工具用収容部220を介してつながっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2019-162286号公報
【特許文献2】特開2020-146092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載の前記ホルダーは、歯科用工具の取付部の任意の位置で固定できるため、例えば、根管長に応じて長さを調節したり、位置の微調整が可能であるが、ホルダーや工具の摩耗などにより、あるいは、付勢手段の破損により固定が緩くなってしまうと、使用中の振動により所望の長さや位置からずれることがあり、場合によってはホルダーから脱落する可能性があった。
【0010】
また、従来の歯科用工具では金属や樹脂が使用されている。根尖(根管の先端部分)を洗浄するために、根管洗浄工具の先端を細くすることが望ましい。
【0011】
金属製の歯科用工具は細くすると針のような形状になってしまい、根管洗浄時は根管を傷つけるリスクがある。特に湾曲根管では根管壁に沿って工具を入れることが難しく、根管壁が削れてしまうことがある。また、ホルダーに取り付ける時や、洗浄滅菌の作業を行う時に人に刺さりやすく、取り扱いを慎重に行う必要がある。
【0012】
樹脂製の歯科用工具は、先端を細くしても根管を傷つけるリスクはなく、ホルダーに取り付ける時や、洗浄滅菌の作業を行う時に人に刺さることはない。しかしながら、工具振動時に破折しやすいという欠点があった。
【0013】
このような問題点に対して、特許文献1に記載の歯科用工具では、取付部の形状に関して特別な構造はなく、脱落防止やずれ防止に関与する構造も認められない。
また、安全性や操作性、作業性の面からは樹脂製であることが望ましいが、細い先端であっても破折しにくい構造が求められている。
【0014】
このような現状下、本発明の課題は、根管洗浄用工具の取付部の任意の位置で固定できるホルダー用の根管洗浄用工具において、脱落防止機能とずれ防止機能とを備えた根管洗浄用工具であって、好ましくは、更に樹脂製であっても破折しにくい根管洗浄用工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題は、以下の本発明により解決することができる:
[1]略円柱形状の取付部1と、その一方の端部から延びる極細の略円錐台形状の根管挿入部2とを含む根管洗浄用工具10であって、
前記取付部の側面には、長さ方向に互いに平行に延びる同じ高さで且つ高さが一定の複数の帯状隆起部11が円周に沿って等間隔で設けられており、
前記取付部の両端には、円盤形状の脱落防止面13が設けられている、前記根管洗浄用工具。
[2]前記各帯状隆起部の稜線と接する長さ方向に直交する仮想円14の直径と、前記脱落防止面の直径とが同じである、[1]の根管洗浄用工具。
[3]前記取付部と前記根管挿入部との間に、略円錐台形状の連絡部、又は略円錐台形状部分31と略円柱形状部分32が連続する連絡部3を有し、前記略円錐台形状の連絡部、又は前記略円錐台形状部分の側面が凹曲面である、[1]又は[2]の根管洗浄用工具。
[4]取付部および根管挿入部が樹脂製であり、前記根管挿入部が長さ方向に連続する複数の区画21からなり、隣り合う区画のテーパーの度合いが異なる、[1]~[3]のいずれかの根管洗浄用工具。
【発明の効果】
【0016】
本発明の根管洗浄用工具によれば、取付部の両端に円盤形状の脱落防止面が設けられており、取付部の側面に設けられた各溝部と、前記脱落防止面との間に、溝部の深さに相当する段差が形成されているため、根管洗浄用工具の固定が仮に緩んだとしても、ホルダーからの根管洗浄用工具の脱落を防止することができる。
【0017】
また、本発明の根管洗浄用工具によれば、取付部側面に凹凸構造を有するため、ホルダーの連絡路(工具固定孔)と取付部の凹凸構造との接点が多くなり、強固に固定できるため、取付部のずれを防止することができる。
更に、取付部が樹脂製である本発明の根管洗浄用工具の好適態様によれば、ホルダーに固定した場合に取付部の凹凸構造が適度に変形し、より強く固定できるため、取付部のずれを更に有効に防止することができる。
【0018】
更に、本発明の根管洗浄用工具の好適態様によれば、根管挿入部が長さ方向に連続する複数の区画からなり、隣り合う区画のテーパーの度合いを樹脂と振動の特性に合わせて選択するため、金属よりも強度に劣る樹脂を採用した場合であっても、使用時に根管挿入部が破折するのを回避または抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の根管洗浄用工具の一態様の正面図である。
【
図2】
図1に示す本発明の一態様のA-A線断面図である。
【
図3】
図1に示す本発明の一態様のA-A線端面図である。
【
図4】
図1に示す本発明の一態様の部分拡大斜視図である。
【
図5】本発明の根管洗浄用工具の別の一態様の正面図である。
【
図6】特許文献1(特開2019-162286号公報)に記載の従来公知のホルダーを、歯科用ハンドピース本体、工具と共に、上側から観察した斜視図である。
【
図7】
図6に示す従来公知のホルダーの分解斜視図である。
【
図8】
図6に示す従来公知のホルダーにおける、押ボタンを最大限押し込んだ状態での一部切欠き側面断面図である。
【
図9】特許文献2(特開2020-146092号公報)に記載の従来公知のホルダーの分解斜視図である。
【
図10】
図9に示す従来公知のホルダーの一部切欠き側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の根管洗浄用工具は、振動発生装置を内蔵した歯科用ハンドピースに取り付けられたホルダーに固定して使用する。前記ホルダーは、根管洗浄用工具の取付部の任意の位置で固定できるホルダーであれば、特に限定されるものではないが、例えば、特開2019-162286号公報に記載のホルダー、特開2020-146092号公報に記載のホルダーを挙げることができる。
【0021】
本発明の根管洗浄用工具10は、略円柱形状の取付部1と、その一方の端部から延びる極細の略円錐台形状の根管挿入部2とからなり、通常、前記取付部と前記根管挿入部との間に、略円錐台形状の連絡部、あるいは、略円錐台形状部分31と略円柱形状部分32が連続する連絡部3を有する。
【0022】
前記取付部、根管挿入部、連絡部は、根管洗浄用工具に一般的に用いられる材料、例えば、樹脂、金属からなるが、いずれも樹脂からなることが好ましく、例えば、一体成形により製造することができる。前記樹脂としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)を挙げることができる。
【0023】
本発明の根管洗浄用工具における取付部1の側面には、長さ方向に互いに平行に延びる複数の帯状隆起部(凸部)11が円周に沿って等間隔で設けられている。隣り合う帯状隆起部の間には長さ方向に延びる溝部(凹部)12が形成されるため、取付部側面には、円周に沿って凹部および凸部を繰り返す凹凸構造を有する。
前記各帯状隆起部の高さは、隣り合う帯状隆起部において実質的に同じ高さであり、且つ、長さ方向に関して実質的に高さが一定であるので、各帯状隆起部の稜線に接する長さ方向に直交する仮想円14を設定することができる。
一方、取付部の両端には、それぞれ、円盤形状の脱落防止面13が設けられている。
【0024】
根管洗浄用工具の取付部は、ホルダー本体のヘッド部の上側貫通孔と、押ボタンの内側貫通孔と、前記ヘッド部の下側貫通孔とを連絡させることによって形成される連絡路(工具固定孔)内に挿通可能である必要があるため、各帯状隆起部の稜線に接する前記仮想円の直径と、前記脱落防止面の直径は、同じである。また、前記仮想円の直径は、長さ方向に関して一定であるため、取付部の任意の位置で根管洗浄用工具を固定することができる。
【0025】
本発明の根管洗浄用工具は、取付部側面に凹凸構造を有するため、ホルダーの連絡路(工具固定孔)と取付部の凹凸構造との接点が多くなり、強固に固定できるため、取付部のずれを防止することができる。
また、取付部が樹脂製であると、ホルダーに固定した場合に取付部の凹凸構造が適度に変形し、より強く固定できるため、取付部のずれを更に有効に防止することができる。
更に、取付部に設けられた各溝部と、脱落防止面13との間には、
図4に示すように、溝部の深さに相当する段差が形成されるため、根管洗浄用工具の固定が仮に緩んだとしても、ホルダーからの根管洗浄用工具の脱落を防止することができる。
【0026】
本発明の根管洗浄用工具における根管挿入部2は、先端部に向かって直径が細くなる極細の略円錐台形状からなる。前記根管挿入部は、好ましくは、長さ方向に連続する複数の区画21からなり、隣り合う区画のテーパーの度合いが異なるため、前記の略円錐台形状は多段階の略円錐台形状である。
【0027】
例えば、
図1に示す根管洗浄用工具における根管挿入部は、先端部に向かって直径が細くなる4つの区画21a,21b,21c,21dからなるが、4つの区画のテーパーの角度は、先端部から根元方向に向かって順に、1:20(急)、1:40(緩)、1:20(急)、1.5:40(緩)である。
本発明の根管洗浄用工具の好適態様においては、樹脂の種類と振動の特性に合わせて、根管挿入部のテーパーの組合せを選択するため、金属よりも強度に劣る樹脂を採用しているにもかかわらず、使用時に根管挿入部が破折するのを回避または抑制することができる。根管挿入部のテーパーの最適な組合せは、複数の組合せを用意しておき、想定振動数(例えば、3000Hz)で試験を行い、破折の有無や使用後の状態を観察することにより決定することができる。
【0028】
本発明の根管洗浄用工具において、取付部と根管挿入部との間に略円錐台形状の連絡部、又は略円錐台形状部分31と略円柱形状部分32が連続する連絡部3を設ける場合、略円錐台形状の連絡部、又は略円錐台形状部分の側面をRを有する凹曲面形状とすることができる。連絡部の側面をRを有する凹曲面形状にすると、振動による応力集中を防ぎ、振動を連続的に先端まで伝えることができる。また、注水が根管洗浄工具の表面をスムーズに流れるため、洗浄のための水が先端部分まで到達しやすい点で好ましい。
【0029】
本発明の根管洗浄用工具においては、
図5に示すように、取付部側面の帯状隆起部に情報伝達用の加工(例えば、識別用マーク15)を施すことができる。この場合、帯状隆起部の高さが加工部分とそれ以外の部分で異なることがあるが、本発明効果に影響を与えない範囲で、隣り合う帯状隆起部において実質的に同じ高さであり、且つ、長さ方向に関して実質的に高さが一定であればよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明の根管洗浄用工具は、歯科医療機器の製造の分野で利用することができる。
【符号の説明】
【0031】
10・・・根管洗浄用工具;
1・・・取付部;11・・・帯状隆起部;12・・・溝部;
13・・・脱落防止面;14・・・仮想円;15・・・識別用マーク;
2・・・根管挿入部;21・・・区画;
3・・・連絡部;31・・・略円錐台形状部分;32・・・略円柱形状部分。