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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125280
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】治具ユニット
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/00 20060101AFI20230831BHJP
【FI】
G01B11/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029281
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100152984
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 秀明
(74)【代理人】
【識別番号】100149401
【弁理士】
【氏名又は名称】上西 浩史
(72)【発明者】
【氏名】地紙 正悟
(72)【発明者】
【氏名】仲田 泰久
(72)【発明者】
【氏名】松村 崇見
【テーマコード(参考)】
2F065
【Fターム(参考)】
2F065AA06
2F065AA21
2F065CC14
2F065DD03
2F065GG04
2F065PP11
(57)【要約】
【課題】フレームの対向する角部間の距離をレーザ測定装置を用いて簡単に且つ精度よく測定するための治具ユニットを提供する。
【解決手段】フレーム100の第1角部102とこれに対向する第2角部104との距離をレーザ測定装置により測定する際に用いられる治具ユニット10であって、第1角部102に配置される第1治具12と、第2角部104に配置される第2治具30とを有し、第1治具12は、第1角部102にて互いに交差する2つの第1延出部のうちの一方に沿わせて配置される第1壁14と、他方に沿わせて配置される第2壁16と、第1壁14と第2壁16に支持されてレーザ測定装置を載せる載置台18とを備え、第2治具30は、第2角部104にて互いに交差する2つの第2延出部のうちの一方に沿わせて配置される第3壁32と、他方に沿わせて配置される第4壁34とを備え、第3壁32と第4壁34との交差部分に光を照射させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の躯体を構成するフレームの第1角部と、前記フレームにおいて前記第1角部と対向する位置にある第2角部と、の距離をレーザ測定装置により測定する際に用いられる治具ユニットであって、
前記第1角部に配置されて、前記レーザ測定装置を載せる第1治具と、
前記第2角部に配置されて、前記レーザ測定装置からの光が照射される第2治具と、を有し、
前記第1治具は、
前記第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部のうちの一方に沿わせて配置される第1壁と、
前記2つの第1延出部のうちの他方に沿わせて配置される第2壁と、
前記第1壁と第2壁に支持されており前記レーザ測定装置を載せる載置台とを備え、
前記第2治具は、
前記第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部のうちの一方に沿わせて配置される第3壁と、
前記2つの第2延出部のうちの他方に沿わせて配置される第4壁と、を備え、前記第3壁と前記第4壁との交差部分に前記光が照射される、治具ユニット。
【請求項2】
前記第1治具の前記載置台の上面には、前記レーザ測定装置のケースに設けられた凹部と嵌合する突起部が設けられている、請求項1に記載の治具ユニット。
【請求項3】
前記第1治具が前記第1角部に配置された状態において、前記載置台の上面は、水平面である、請求項1または2に記載の治具ユニット。
【請求項4】
前記第1治具の前記載置台が2つの前記第1延出部に係止されて前記第1治具が前記第1角部に配置される、請求項1~3のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項5】
前記第1治具の前記第1壁と前記第2壁との交差部に第1治具側凹部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項6】
前記第1治具の前記第1壁及び前記第2壁の少なくとも一方の主面にシート状のマグネットが備えられている、請求項1~5のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項7】
前記第2治具の前記第3壁及び前記第4壁のそれぞれは、前記第2延出部に当接する当接部と、前記レーザ測定装置からの光が照射される被照射部とを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項8】
前記当接部と前記被照射部との間に、前記第3壁と前記第4壁に交差する方向に広がった鍔部を有し、
前記鍔部が、2つの前記第2延出部に係止されて前記第2治具が前記第2角部に配置される、請求項7に記載の治具ユニット。
【請求項9】
前記当接部の前記第3壁と前記第4壁との交差部に第2治具側凹部を有する、請求項7または8に記載の治具ユニット。
【請求項10】
前記被照射部は白色である、請求項7~9のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項11】
前記第2治具の前記第3壁及び前記第4壁の少なくとも一方の主面にシート状のマグネットが備えられている、請求項1~10のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【請求項12】
前記第1治具及び前記第2治具は、樹脂成型品である、請求項1~11のいずれか一項に記載の治具ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、治具ユニットに係り、特に、建物の躯体を構成するフレームの対向する角部間の距離をレーザ測定装置により測定する際に用いられる治具ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、規格化された構成部材を用いて建築するいわゆるシステム建築に用いられるフレーム等の外形の対角寸法、および、開口部の対角寸法は、メジャー(コンベックス)を用いて測定されていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、コンベックスを用いた測定を一人で行う場合には、フレームの角部にコンベックスの爪を掛けた状態で対向する角部に移動して測定を行う必要がある。その際、コンベックスの爪をフレームの角部に掛けて移動する間に爪が外れてしまう場合があり、やり直しが発生する、という問題があった。また、開口部の対角寸法を測定する場合には、コンベックスの爪をフレームに掛けることができない。そのため、これらの問題を回避するには、二人で測定を行う必要があった。
【0004】
また、対角を測定する部位の材料に反りがある場合、対角寸法が長く、コンベックスのテープが撓んでしまう場合、および、屋外での測定で風の影響によってコンベックスのテープを張ることができない場合、等には、コンベックスによる測定では精度良く測定することが難しく、また、作業者によって測定のばらつきが発生する、という問題があった。
【0005】
また、複数のフレームが積層されて載置されている場合には、最上段のフレームは、1.6~2.0m程度の高さになるため、コンベックスによる測定は困難であった。また、フレームの四方に人が通行できる空間がない場合にもコンベックスによる測定は困難であった。
【0006】
建築現場においては、距離の測定にレーザ測定装置が用いられているが、フレームの対角寸法をレーザ測定装置により測定することは行われていなかった。
【0007】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フレームの対向する角部間の距離をレーザ測定装置を用いて簡単に且つ精度よく測定するための治具ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題は、本発明の治具ユニットによれば、建物の躯体を構成するフレームの第1角部と、フレームにおいて第1角部と対向する位置にある第2角部と、の距離をレーザ測定装置により測定する際に用いられる治具ユニットであって、第1角部に配置されて、レーザ測定装置を載せる第1治具と、第2角部に配置されて、レーザ測定装置からの光が照射される第2治具と、を有し、第1治具は、第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部のうちの一方に沿わせて配置される第1壁と、2つの第1延出部のうちの他方に沿わせて配置される第2壁と、第1壁と第2壁に支持されておりレーザ測定装置を載せる載置台とを備え、第2治具は、第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部のうちの一方に沿わせて配置される第3壁と、2つの第2延出部のうちの他方に沿わせて配置される第4壁と、を備え、第3壁と第4壁との交差部分に光が照射される、ことにより解決される。
【0009】
上記のように構成された本発明の治具ユニットでは、第1治具および第2治具それそれをフレームの角部に容易に設置することができる。これにより、一人作業であってもレーザ測定装置を容易に、かつ、精度よく位置決めできる。また、作業者によって測定のばらつきも抑制することができる。
【0010】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具の載置台の上面には、レーザ測定装置のケースに設けられた凹部と嵌合する突起部が設けられていると、好適である。
上記の構成によれば、第1治具に対してレーザ測定装置を精度よく位置決めすることが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0011】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具が第1角部に配置された状態において、載置台の上面は、水平面であると、より好適である。
上記の構成によれば、載置台の上にレーザ測定装置を安定して設置することができる。また、載置台の上に設置したレーザ測定装置からのレーザ光を確実に第2治具に照射させることが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0012】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具の載置台が2つの第1延出部に係止されて第1治具が第1角部に配置されると、さらに好適である。
上記の構成によれば、第1治具を容易に、かつ、確実に第1角部に設置することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0013】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具の第1壁と第2壁との交差部に第1治具側凹部を有すると、なお一層好適である。
上記の構成によれば、第1治具側凹部によって、フレームの角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第1治具を配置することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0014】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具の第1壁及び第2壁の少なくとも一方の主面にシート状のマグネットが備えられていると、より一段と好適である。
上記の構成によれば、フレームの角部に設置した第1治具を安定させることが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0015】
また、上記の治具ユニットにおいて、第2治具の第3壁及び第4壁のそれぞれは、第2延出部に当接する当接部と、レーザ測定装置からの光が照射される被照射部とを有すると、好適である。
上記の構成によれば、第2延出部に当接する面と、光が照射される面が同一面上に存在するため、レーザ測定装置による対角寸法の測定をより精度よく行うことが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0016】
また、上記の治具ユニットにおいて、当接部と被照射部との間に、第3壁と第4壁とに交差する方向に広がった鍔部を有し、鍔部が、2つの第2延出部に係止されて第2治具が第2角部に配置されると、好適である。
上記の構成によれば、第2治具を容易に、かつ、確実に第2角部に設置することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0017】
また、上記の治具ユニットにおいて、当接部の第3壁と第4壁との交差部に第2治具側凹部を有すると、好適である。
上記の構成によれば、第2治具側凹部によって、フレームの角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第2治具を配置することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0018】
また、上記の治具ユニットにおいて、第2治具は白色であると、好適である。
上記の構成によれば、照射されたレーザ光を好適に反射することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0019】
また、上記の治具ユニットにおいて、第2治具の第3壁及び第4壁の少なくとも一方の主面にシート状のマグネットが備えられていると、好適である。
上記の構成によれば、フレームの角部に設置した第2治具を安定させることが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【0020】
また、上記の治具ユニットにおいて、第1治具及び第2治具は、樹脂成型品であると、好適である。
上記の構成によれば、治具ユニットを容易に、かつ、安価に作製することが可能となる。このため、本発明の治具ユニットの効果がより有効に発揮される。
【発明の効果】
【0021】
本発明の治具ユニットによれば、フレームの対向する角部間の距離をレーザ測定装置を用いて簡単に且つ精度よく測定するための治具ユニットを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の治具ユニットの一例を示す斜視図である。
図2】本発明の治具ユニットを用いて測定するフレーム対角を説明するための図である。
図3】本発明の治具ユニットを用いてフレーム対角を測定する方法を説明するための概念図である。
図4図1に示す治具ユニットが有する第1治具の斜視図である。
図5図4に示す第1治具を別の角度から見た斜視図である。
図6図4に示す第1治具を別の角度から見た斜視図である。
図7図1に示す治具ユニットが有する第2治具の斜視図である。
図8図7に示す第2治具の上面図である。
図9図7に示す第2治具の下面図である。
図10】本発明の治具ユニットを設置した状態を説明するための図である。
図11】本発明の治具ユニットを設置した状態の別の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
<<本発明の一つの実施形態に係る治具ユニットについて>>
以下、本発明の一つの実施形態(以下、本実施形態)について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、図面では、説明を分かり易くするために幾分簡略化及び模式化して各部材を図示している。また、図中に示す各部材のサイズ(寸法)及び部材間の間隔等についても、実際のものとは異なっている。
【0024】
また、以降の説明では、工場、倉庫、物流施設、店舗建物等の建物を構成する部材を標準化してシステム化したシステム建築に用いられるフレームの対角寸法の測定について説明する。ただし、本発明は、システム建築以外の建物を構成するフレームに対しても適用可能である。
【0025】
図1は、本発明の治具ユニットの一例を示す斜視図である。
図1に示すように、本発明の治具ユニット10は、第1治具12と第2治具30とを有する。本発明の治具ユニット10は、図2に平面図で示すような、建物の躯体を構成するフレーム100の外形の対向する角部間の対角寸法、および、フレーム100の開口部110の対向する角部間の対角寸法をレーザ測定装置を用いて測定するための治具ユニットである。図2に示すように、フレーム100の外形の対向する角部間の対角寸法とは、角部102と角部104との間の距離c1、および、角部106と角部108との間の距離c2である。また、フレーム100の開口部110の対向する角部間の対角寸法とは、角部112と角部114との間の距離h1、および、角部116と角部118との間の距離h2である。なお、本発明において、第1角部および第2角部における第1、第2は、第1治具12を配置する角部と、第2治具30を配置する角部とを区別するために便宜的に付しているものである。従って、本発明における第1および第2には、技術的な意味は無く、第1角部および第2角部は対向していれば、図2における4つの角部(102~108)のいずれであってもよい。
【0026】
一例として、フレーム100の外形の対角寸法、すなわち、対向する外角間の寸法を測定する場合は、図3に示すように、フレーム100の角部(外角、第1角部に相当)に第1治具12を配置し、第1治具12を配置した角部と対向する角部(第2角部に相当)に第2治具30を配置し、第1治具12にレーザ測定装置LMを載置して、レーザ測定装置LMからレーザ光を第2治具30に照射することで対向する角部間の対角寸法を測定する。その際、図3に示すように、レーザ測定装置LMの向きを適宜変更して最長距離を計測する。
【0027】
図4に本発明の治具ユニット10が有する第1治具12を上方から見た斜視図を示し、図5に、第1治具12を下方から見た斜視図を示す。また、図6に、第1治具12を図5とは反対側から見た斜視図を示す。
【0028】
図4図6に示すように、第1治具12は、第1壁14と、第2壁16と、載置台18と、突起部20と、第1治具側凹部22と、第1治具側凹部24と、マグネットシート26と、を有する。
【0029】
第1壁14は、略矩形状の板状の部位であり、第1治具12を第1角部に設置する際に、第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部のうちの一方に沿わせて配置される。すなわち、第1壁14は、第1角部を構成する2つのフレーム側面の一方に沿わせて配置される(図10参照)。
【0030】
第2壁16は、略矩形状の板状の部位であり、第1治具12を第1角部に設置する際に、第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部のうちの他方に沿わせて配置される。すなわち、第2壁16は、第1角部を構成する2つのフレーム側面の他方に沿わせて配置される(図10参照)。
【0031】
第1壁14および第2壁16は、互いの端部で接続されており、互いの主面(最大面)が直交するように配置されている。言い換えると、第1壁14および第2壁16は、第1壁14および第2壁16のそれぞれの主面に平行な方向(第1壁14と第2壁16とが交差する稜線に平行な方向)から見た際に、略L字形状をなしている。
【0032】
載置台18は、略矩形状の板状の部位であり、レーザ測定装置LMを載せるためのものである。
【0033】
載置台18は、その主面が、第1壁14および第2壁16のそれぞれの主面に直交するようにして、第1壁14および第2壁16の一方の端部に接続されている。言い換えると、載置第18は、第1壁14および第2壁16が略L字をなす端部に配置されている。載置台18は、第1壁14と第2壁16とに交差する方向に広がった部位であるということもできる。
【0034】
図示例においては、載置台18は、第1壁14の両主面それぞれに垂直な方向、ならびに、第2壁16の両主面それぞれに垂直な方向において、第1壁14および第2壁16よりも突出している。載置台18が、第1壁14および第2壁16よりも突出していることにより、載置台18が鍔部として機能し、第1治具12を第1角部に配置した際に、載置台18が第1角部の第1延出部に係止される。すなわち、載置台18は、フレーム100の、第1壁14および第2壁16が沿う2つのフレーム側面と直交する面に当接する。
【0035】
第1治具12は、略L字状に形成された第1壁14および第2壁16を有するため、図10に示すように、第1壁14をフレーム100の角部を構成する一方の側面に沿わせて配置し、第2壁16をフレーム100の角部を構成する他方の側面に沿わせて配置することができる。これにより、第1治具12を第1角部に容易に、かつ、精度よく配置することができる。また、載置台18を有することで、レーザ測定装置LMを第1角部に容易に、かつ、精度よく配置することができる。
【0036】
図示例においては、好ましい態様として、平置きされたフレーム100の第1角部に第1治具12が配置された状態において、載置台18の上面は水平面である。載置台18の上面を水平面とすることで、レーザ測定装置LMを安定して設置することができる。また、載置台18の上に設置したレーザ測定装置LMからのレーザ光を確実に第2治具30に照射させることが可能となる。
【0037】
図示例においては、好ましい態様として、載置台18の上面、すなわち、第1壁14および第2壁16側とは反対側の面には、凸状の突起部20が設けられている。突起部20は、レーザ測定装置LMのケースに設けられた凹部と嵌合する大きさ、および、形状を有する。
【0038】
載置台18の上面に垂直な方向から見た際に、突起部20は、第1壁14と第2壁16との交差位置に形成されている。
【0039】
一般に、レーザ測定装置はケースに、三脚等に固定するためのネジ穴(凹部に相当)を有しており、ネジ穴の位置を測定基準点として測定することができる。載置台18の上面にレーザ測定装置を載せる際に、レーザ測定装置のケースに設けられた凹部と突起部20とを嵌合させることで、レーザ測定装置の位置決めを正確に、かつ、容易に行うことができる。
【0040】
図示例においては、好ましい態様として、第1壁14および第2壁16の内側の交差部には、第1壁14と第2壁16とが交差する稜線に沿って延在する溝状の第1治具側凹部22を有する。すなわち、第1治具側凹部22は、第1壁14および第2壁16の主面それぞれに対して平行な方向に延在し、第1壁14および第2壁16の主面それぞれに直交する断面形状が凹状である。
【0041】
フレーム100の角部には、溶接ビードによる盛り上がり部分が存在する場合がある。角部に盛り上がり部分が存在すると、第1治具12の第1壁14および第2壁16をフレーム側面に沿わせて配置できなくなるおそれがある。これに対して、図10に示すように、第1壁14および第2壁16の交差部に第1治具側凹部22を有することで、角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第1治具12を精度よく配置することが可能となる。
【0042】
図示例においては、好ましい態様として、第1壁14および第2壁16の外側の交差部には、第1壁14と第2壁16とが交差する稜線に沿って延在する第1治具側凹部24を有する。図示例においては、第1壁14および第2壁16の外側の交差部は、C面取りされており、C面取りされた部分が第1治具側凹部24に相当する。
【0043】
図11に示すように、フレーム100の開口部110の対角寸法を測定する場合に、第1治具12は、開口部110の角部(内角)に配置される。その際、開口部110の角部には、溶接ビードによる盛り上がり部分が存在する場合がある。角部に盛り上がり部分が存在すると、第1治具12の第1壁14および第2壁16をフレーム側面に沿わせて配置できなくなるおそれがある。これに対して、第1壁14および第2壁16の交差部に第1治具側凹部24を有することで、角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第1治具12を精度よく配置することが可能となる。
【0044】
図示例においては、好ましい態様として、第1壁14および第2壁16の内側の主面、すなわち、フレーム100の外角に第1治具12を設置する際にフレーム側面と接する面には、マグネットシート26を有している。また、第1壁14および第2壁16の外側の主面、すなわち、フレーム100の開口部110の内角に第1治具12を設置する際にフレーム側面と接する面には、マグネットシート26を有している。
【0045】
一般に、フレーム100は鋼材等の強磁性体で形成されている。そのため、第1治具12がマグネットシート26を有することで、フレーム100の角部(外角)、あるいは、開口部110の角部(内角)に設置した第1治具12を磁力で固定して安定させることが可能となる。また、マグネットシート26による固定は取り付け取り外しが容易である。
【0046】
マグネットシート26としては制限はなく、種々の公知のマグネットシートが適宜利用可能である。この点については、後述するマグネットシート46も同様である。
【0047】
次に、第2治具30について説明する。
図7に本発明の治具ユニット10が有する第2治具30を上方から見た斜視図を示し、図8に、第2治具30の上面図を示し、図9に、第2治具30の下面図を示す。
【0048】
図7図9に示すように、第2治具30は、第3壁32と、第4壁34と、鍔部36と、第2治具側凹部38と、第2治具側凹部40と、マグネットシート46と、を有する。
【0049】
第3壁32は、略矩形状の板状の部位であり、第2治具30を第2角部に設置する際に、第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部のうちの一方に沿わせて配置される。すなわち、第3壁32は、第2角部を構成する2つのフレーム側面の一方に沿わせて配置される(図10参照)。
【0050】
第4壁34は、略矩形状の板状の部位であり、第2治具30を第2角部に設置する際に、第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部のうちの他方に沿わせて配置される。すなわち、第4壁34は、第2角部を構成する2つのフレーム側面の他方に沿わせて配置される(図10参照)。
【0051】
第3壁32および第4壁34は、互いの端部で接続されており、互いの主面(最大面)が直交するように配置されている。言い換えると、第3壁32および第4壁34は、第3壁32および第4壁34のそれぞれの主面に平行な方向(第3壁32と第4壁34とが交差する稜線に平行な方向)から見た際に、略L字形状をなしている。
【0052】
鍔部36は、第3壁32と第4壁34とに交差する方向に広がった略矩形状の板状の部位である。言い換えると、鍔部36は、その主面が、第3壁32および第4壁34のそれぞれの主面に直交する板状の部位である。鍔部36は、第3壁32および第4壁34のそれぞれの主面に直交する方向(すなわち、第3壁32と第4壁34とが交差する稜線に平行な方向)において、第3壁32と第4壁34とが交差する稜線を2つに分ける位置に形成されている。
【0053】
図示例においては、鍔部36は、第3壁32の両主面それぞれに垂直な方向、ならびに、第4壁34の両主面それぞれに垂直な方向において、第3壁32および第4壁34よりも突出している。鍔部36が、第3壁32および第4壁34よりも突出していることにより、第2治具30を第2角部に配置した際に、鍔部36が第2角部の第2延出部に係止される。すなわち、鍔部36は、フレーム100の、第3壁32および第4壁34が沿う2つのフレーム側面と直交する面に当接する。
【0054】
図7に示す例において、第3壁32および第4壁34の鍔部36よりも下側の領域は、フレーム100の第2延出部に当接する当接部42であり、第3壁32および第4壁34の鍔部36よりも上側の領域は、レーザ測定装置LMからの光が照射される被照射部44である。被照射部44は、第3壁32と第4壁34との交差部分を含む。
【0055】
第2治具30は、略L字状に形成された第3壁32および第4壁34を有するため、図10に示すように、第3壁32の当接部42に相当する領域をフレーム100の角部を構成する一方の側面に沿わせて配置し、第4壁34の当接部42に相当する領域をフレーム100の角部を構成する他方の側面に沿わせて配置することができる。また、第3壁32および第4壁34は、レーザ測定装置LMからの光を照射される被照射部44を有する。従って、レーザ測定装置LMからの光を照射される被照射部44を第2角部に容易に、かつ、精度よく配置することができる。
【0056】
図3に示すように、フレーム100の外形の対角寸法を測定する場合には、フレーム100の角部に配置した第2治具30の第3壁32と第4壁34との交差部分は、平面視において、フレーム100の角部(外角)に略一致する。従って、第1治具12上に配置したレーザ測定装置LMからの光を被照射部44に照射して対角寸法を測定する際に、第3壁32と第4壁34との交差部分に光を照射して測定する(図7の符号P参照)。これにより、精度よく対角寸法を測定することができる。交差部分に光を照射して測定される距離は、第3壁32または第4壁34の他の部分に光を照射した場合よりも長くなる。従って、図3に示すように、レーザ測定装置LMの向きを適宜変更して距離を測定し、最長距離を対角寸法とすればよい。
【0057】
図示例においては、好ましい態様として、当接部42の第3壁32および第4壁34の内側の交差部には、第3壁32と第4壁34とが交差する稜線に沿って延在する溝状の第2治具側凹部38を有する。すなわち、第2治具側凹部38は、第3壁32および第4壁34の主面それぞれに対して平行な方向に延在し、第3壁32および第4壁34の主面それぞれに直交する断面形状が凹状である。
【0058】
フレーム100の角部には、溶接ビードによる盛り上がり部分が存在する場合がある。角部に盛り上がり部分が存在すると、第2治具30の第3壁32および第4壁34をフレーム側面に沿わせて配置できなくなるおそれがある。これに対して、図10に示すように、第3壁32および第4壁34の交差部に第2治具側凹部38を有することで、角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第2治具30を精度よく配置することが可能となる。
【0059】
図示例においては、好ましい態様として、当接部42の第3壁32および第4壁34の外側の交差部には、第3壁32と第4壁34とが交差する稜線に沿って延在する第2治具側凹部40を有する。図示例においては、第3壁32および第4壁34の外側の交差部は、C面取りされており、C面取りされた部分が第2治具側凹部40に相当する。
【0060】
図11に示すように、フレーム100の開口部110の対角寸法を測定する場合に、第2治具30は、開口部110の角部(内角)に配置される。その際、開口部110の角部には、溶接ビードによる盛り上がり部分が存在する場合がある。角部に盛り上がり部分が存在すると、第2治具30の第3壁32および第4壁34をフレーム側面に沿わせて配置できなくなるおそれがある。これに対して、第3壁32および第4壁34の交差部に第2治具側凹部40を有することで、角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第2治具30を精度よく配置することが可能となる。
【0061】
図示例においては、好ましい態様として、第3壁32および第4壁34の内側の主面、すなわち、フレーム100の外角に第2治具30を設置する際にフレーム側面と接する面には、マグネットシート46を有している。また、第3壁32および第4壁34の外側の主面、すなわち、フレーム100の開口部110の内角に第2治具30を設置する際にフレーム側面と接する面には、マグネットシート46を有している。
【0062】
一般に、フレーム100は鋼材等の強磁性体で形成されている。そのため、第2治具30がマグネットシート46を有することで、フレーム100の角部(外角)、あるいは、開口部110の角部(内角)に設置した第2治具30を安定させることが可能となる。また、マグネットシート46による固定は取り付け取り外しが容易である。
【0063】
また、好ましい態様として、少なくとも被照射部44の第3壁32および第4壁34の内側面は白色である。
【0064】
被照射部44の第3壁32および第4壁34の内側面を白色とすることで、照射された光を反射しやすくなり、測定をより高精度で行うことができる。
【0065】
第1治具12および第2治具30の形成材料については特に制限はないが、PLA(ポリ乳酸)樹脂、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)樹脂等を用いた樹脂成型品であることが好ましい。これにより、第1治具12および第2治具30を容易に、かつ、安価に作製することができる。
【0066】
以上説明した第1治具12および第2治具30を有する本発明の治具ユニット10は、フレーム100の外形の対向する角部(外角)間の対角寸法を測定する場合には、図10に示すように、対向する角部の一方(第1角部)に第1治具12を、第1壁14および第2壁16をそれぞれ、第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部それぞれの外側側面に沿わせて配置し、対向する角部の他方(第2角部)に第2治具30を、第3壁32および第4壁34をそれぞれ、第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部それぞれの外側側面に沿わせて配置して、第1治具12の載置台18にレーザ測定装置LMを配置してレーザ光を第2治具30に照射して対角寸法を測定することができる。
【0067】
また、フレーム100が有する開口部110の対向する角部(内角)間の対角寸法を測定する場合には、図11に示すように、対向する角部の一方(第1角部)に第1治具12を、第1壁14および第2壁16をそれぞれ、第1角部にて互いに交差する2つの第1延出部それぞれの内側側面に沿わせて配置し、対向する角部の他方(第2角部)に第2治具30を、第3壁32および第4壁34をそれぞれ、第2角部にて互いに交差する2つの第2延出部それぞれの内側側面に沿わせて配置して、第1治具12の載置台18にレーザ測定装置LMを配置してレーザ光を第2治具30に照射して対角寸法を測定することができる。
【0068】
本発明の治具ユニット10は、第1治具12および第2治具30それぞれをフレームの角部に容易に、かつ、精度よく設置することができる。そのため、一人作業であってもレーザ測定装置を容易に、かつ、精度よく位置決めできる。そのため、高精度な測定を行うことができ、また、やり直し等が生じないため、効率的に測定を行うことができる。
【0069】
また、レーザ測定装置LMを用いた測定であるため、対角を測定する部位の材料に反りがある場合、対角寸法が長い場合、および、屋外での測定で風の影響がある場合等であっても測定のばらつきも抑制することができる。また、作業者による測定のばらつきも抑制することができる。また、複数のフレームが積層されて載置されている場合、フレームの四方に人が通行できる空間がない場合、等でもコンベックスによる測定に比べて容易に測定を行うことができる。
【0070】
<<その他の実施形態について>>
以上までに、本発明の治具ユニットに関する一つの実施形態を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれることは勿論である。
【0071】
上記の実施形態では、第1治具12において、第1壁14と第2壁16とは、互いの主面が直交するように配置されるものとしたが、これに限定はされず、測定するフレームの角部の角度に合わせて、第1壁14と第2壁16の主面同士が成す角度を設定してもよい。
【0072】
同様に、上記の実施形態では、第2治具30において、第3壁32と第4壁34とは、互いの主面が直交するように配置されるものとしたが、これに限定はされず、測定するフレームの角部の角度に合わせて、第3壁32と第4壁34の主面同士が成す角度を設定してもよい。
【0073】
上記の実施形態では、第1治具12および第2治具30が有する各壁(第1壁14~第4壁34)は、主面の形状が略矩形状としたが、それぞれフレームの延出部に沿わせて配置できればこれに限定はされない。例えば、各壁の主面の形状は、三角形等の多角形状などの他の形状であってもよい。
【0074】
また、上記の実施形態では、第1治具12において、載置台の上面に、レーザ測定装置LMのケースに設けられた凹部と嵌合する突起部20を有する構成としたが、突起部20を有さない構成であってもよい。しかしながら、上述のとおり、突起部20を有する構成は、レーザ測定装置LMの位置決めをより高精度に行うことができる点で好ましい。
【0075】
また、上記の実施形態では、第1治具12において、載置台18の上面は、水平面であるものとしたがこれに限定はされない。しかしながら、上述のとおり、載置台18の上面が水平面である構成は、レーザ測定装置LMを安定して設置することができる点、載置台18の上に設置したレーザ測定装置LMからのレーザ光を確実に第2治具30に照射させることが可能となる点で好ましい。
【0076】
また、上記の実施形態では、載置台18は、第1壁14の両主面それぞれに垂直な方向、ならびに、第2壁16の両主面それぞれに垂直な方向において、第1壁14および第2壁16よりも突出し、鍔部として機能する構成としたがこれに限定はされず、載置台18が鍔部として機能しない構成であってもよい。しかしながら、上述のとおり、載置台18が鍔部として機能する構成は第1治具12を容易に、かつ、確実に角部に設置することが可能となる点で好ましい。
【0077】
また、上記の実施形態では、載置台18は、主面の形状が略矩形状としたが、レーザ測定装置LMを載置できればこれに限定はされず、三角形等の多角形状などの他の形状であってもよい。
【0078】
また、上記の実施形態では、第1治具12の第1壁14と第2壁16との交差部、ならびに、第2治具30の当接部42の第3壁32と第4壁34との交差部に第1治具側凹部(22,24)、または、第2治具側凹部(38、40)を有する構成としたがこれに限定はされない。第1治具12の第1壁14と第2壁16との内側および外側の交差部、ならびに、第2治具30の当接部42の第3壁32と第4壁34との内側および外側の交差部の少なくとも1ヶ所に第1治具側凹部または第2治具側凹部を有する構成であってもよい。あるいは、第1治具12および第2治具30は、第1治具側凹部または第2治具側凹部を有さない構成であってもよい。しかしながら、上述のとおり、第1治具側凹部または第2治具側凹部を有する構成は、第1治具側凹部または第2治具側凹部によって、フレームの角部に存在する溶接ビードによる盛り上がり部分を避けて第1治具12および第2治具30を配置することが可能となる点で好ましい。
【0079】
また、上記の実施形態では、第1治具12および第2治具30は、壁(第1壁~第4壁)の両主面それぞれにマグネットシート(26、46)を有する構成としたがこれに限定はされない。壁(第1壁~第4壁)の両主面のうち、少なくとも1つの面にマグネットシートを有する構成であってもよい。例えば、第1治具12において、第1壁14のみにマグネットシートを有してもよく、あるいは、第2壁16のみにマグネットシートを有する構成であってもよい。あるいは、第1壁14の一方の主面、および、第2壁16の一方の主面にマグネットシートを有する構成であってもよい。同様に、第2治具30において、第3壁32のみにマグネットシートを有してもよく、第4壁34のみにマグネットシートを有する構成であってもよい。あるいは、第3壁32の一方の主面、および、第4壁34の一方の主面にマグネットシートを有する構成であってもよい。あるいは、第1治具12の壁(第1壁14および/または第2壁16)にマグネットシートを有し、第2治具30はマグネットシートを有さない構成であってもよい。あるいは、第1治具12および第2治具30ともに、マグネットシートを有さない構成であってもよい。しかしながら、上述のとおり、マグネットシートを有する構成は、フレームの角部に設置した第1治具12および/または第2治具30を安定させることが可能となる点で好ましい。
【0080】
また、上記の実施形態では、第2治具30は、当接部42と被照射部44との間に、第3壁32と第4壁34とに交差する方向に広がった鍔部36を有し、鍔部36が、2つの第2延出部に係止されて第2治具30が第2角部に配置される構成としたがこれに限定はされず、鍔部36を有さない構成であってもよい。しかしながら、上述のとおり、鍔部36を有する構成は、第2治具30を容易に、かつ、確実に第2角部に設置することが可能となる点で好ましい。
【0081】
また、上記の実施形態では、第2治具30は、少なくとも被照射部44の第3壁32および第4壁34の内側面が白色である構成としたがこれに限定はされない。第2治具30は、第3壁32および/または第4壁34全体が白色であってもよいし、第2治具30全体が白色であってもよい。
【符号の説明】
【0082】
10 治具ユニット
12 第1治具
14 第1壁
16 第2壁
18 載置台
20 突起部
22、24 第1治具側凹部
26、46 マグネットシート
30 第2治具
32 第3壁
34 第4壁
36 鍔部
38、40 第2治具側凹部
42 当接部
44 被照射部
100 フレーム
102~108、112~118 角部
110 開口部
c1、c2、h1、h2 対角寸法
LM レーザ測定装置
P レーザ光の照射点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11