(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125468
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】エアゾール保護容器
(51)【国際特許分類】
B65D 83/38 20060101AFI20230831BHJP
B65D 25/20 20060101ALI20230831BHJP
B65D 25/34 20060101ALI20230831BHJP
【FI】
B65D83/38 200
B65D25/20 A
B65D25/20 N
B65D25/34 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029573
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】000222129
【氏名又は名称】東洋エアゾール工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100153497
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 信男
(72)【発明者】
【氏名】清水 広和
(72)【発明者】
【氏名】中島 康友
(72)【発明者】
【氏名】上條 北斗
【テーマコード(参考)】
3E014
3E062
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB01
3E014PC03
3E014PC20
3E014PD01
3E014PE30
3E014PF10
3E062AA20
3E062AB01
3E062BA20
3E062BB06
3E062BB10
3E062DA01
3E062DA06
3E062JB08
3E062JC02
(57)【要約】
【課題】簡単な構成で、エアゾール容器を確実に固定でき、エアゾール容器の温度変化の外部への伝達を抑制でき、落下衝撃をエアゾール容器が受けにくいエアゾール保護容器を提供すること。
【解決手段】保護カバー110と保護容器本体120とを有したエアゾール保護容器100であって、保護カバー110は、頂板部111と、頂板部111を貫通する貫通孔112と、頂板部111から垂下する垂下壁113と、垂下壁113よりも径方向外方から垂下する外周壁部115とを有し、垂下壁113には、エアゾール容器Cに嵌合する嵌合部114が設けられ、外周壁部115には、接続部116が設けられ、保護容器本体120は、筒状の首部121と、首部121の下方に形成された本体壁部123とを有し、首部121には、接続部116と接続する被接続部122が設けられていること。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアゾール容器の上部に嵌合する保護カバーと、前記保護カバーに接続する保護容器本体とを有したエアゾール保護容器であって、
前記保護カバーは、頂板部と、前記頂板部の中央に形成され上下を貫通する貫通孔と、前記頂板部の前記貫通孔の周囲から垂下する垂下壁と、前記垂下壁よりも径方向外方の前記頂板部から垂下する外周壁部とを有し、
前記垂下壁には、エアゾール容器の上部に嵌合する嵌合部が設けられ、
前記外周壁部には、前記保護容器本体と接続する接続部が設けられ、
前記保護容器本体は、筒状に形成された首部と、前記首部の下方に形成された本体壁部とを有し、
前記首部には、前記接続部と接続する被接続部が設けられていることを特徴とするエアゾール保護容器。
【請求項2】
前記保護容器本体は、前記本体壁部の下部に接続された底面部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール保護容器。
【請求項3】
前記首部の内径は、前記首部以外の前記保護容器本体の内径よりも小さく、エアゾール容器の外径よりも若干大きく形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアゾール保護容器。
【請求項4】
前記保護容器本体は、前記被接続部を有した本体上部と、前記本体上部に脱着可能な本体下部とで構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエアゾール保護容器。
【請求項5】
前記接続部と前記被接続部との接続は、ネジ係合であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエアゾール保護容器。
【請求項6】
前記嵌合部は、エアゾール容器のエアゾールバルブユニットと嵌合するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアゾール保護容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール容器の上部に嵌合する保護カバーと、保護カバーに接続する保護容器本体とを有したエアゾール保護容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エアゾール容器を収容し、多様な加飾を目的とするエアゾール保護容器として、特許文献1に記載のエアゾール容器収納ケースが公知である。
【0003】
この特許文献1で公知のエアゾール保護容器(エアゾール容器収納ケース1)は、エアゾール容器の胴部に装着する内ケース10と、内ケース10を係合保持する外ケース20と、外ケース20の上部に装着される上蓋50と、上蓋50から突出したアクチュエータ(ノズルヘッド62)の周囲を囲む内キャップ40と、内キャップ40の外側に設けられた外キャップ30とを有するものである。
この特許文献1で公知のエアゾール保護容器(エアゾール容器収納ケース1)は、内ケースと外ケース、内キャップと外キャップとの間に空間を設けた2重構造で形成されているため、重厚感と高級感を醸し出すことができるものである。
また、外ケースや外キャップを差し替えることで、外観形状、サイズの変更を容易に実施できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記特許文献等に記載のエアゾール保護容器は、未だ改善の余地があった。
【0006】
すなわち、特許文献1等に記載のエアゾール保護容器は、内ケースに底があるものの、エアゾール容器の胴部に装着されるのみで、エアゾール容器の移動を制限しておらず、例えば、エアゾール保護容器ごと振るとエアゾール容器が内ケースに対して上下動して上蓋を外してしまったり、エアゾール容器が内ケースから飛び出してしまう虞があった。
また、エアゾール容器の胴部および底部が内ケースに密着しているため、内容物噴射中のエアゾール容器の温度変化が内ケースおよび外ケースに伝わりやすく、内ケースや外ケースが結露する虞や、エアゾール保護容器を持つ手が冷えてしまう虞があった。
また、エアゾール保護容器ごと落下した際に、エアゾール容器が内ケースおよび外ケース越しに直に衝撃を受けてしまう虞があった。
【0007】
本発明はこれらの問題点を解決するものであり、簡単な構成で、エアゾール容器を確実に固定できるとともに、エアゾール容器の温度変化の外部への伝達を抑制でき、落下衝撃がエアゾール容器に直接伝わることを抑制可能なエアゾール保護容器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のエアゾール保護容器は、エアゾール容器の上部に嵌合する保護カバーと、前記保護カバーに接続する保護容器本体とを有したエアゾール保護容器であって、前記保護カバーは、頂板部と、前記頂板部の中央に形成され上下を貫通する貫通孔と、前記頂板部の前記貫通孔の周囲から垂下する垂下壁と、前記垂下壁よりも径方向外方の前記頂板部から垂下する外周壁部とを有し、前記垂下壁には、エアゾール容器の上部に嵌合する嵌合部が設けられ、前記外周壁部には、前記保護容器本体と接続する接続部が設けられ、前記保護容器本体は、筒状に形成された首部と、前記首部の下方に形成された本体壁部とを有し、前記首部には、前記接続部と接続する被接続部が設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
【0009】
請求項1に係る発明のエアゾール保護容器は、保護カバーの垂下壁に設けられた嵌合部がエアゾール容器の上部に嵌合して固定されるため、エアゾール容器の胴部が保護容器本体に密着する必要がなく、エアゾール使用時の温度変化が保護容器本体に伝達されにくく、エアゾール保護容器の結露や、手が冷えてしまうことを抑制できる。
また、エアゾール容器の胴部や底部を浮かせた状態で固定すれば、エアゾール保護容器ごと落下した際にエアゾール容器が直に受ける衝撃を緩和できる。
また、エアゾール保護容器を振っても、エアゾール容器がエアゾール保護容器から飛び出すことがない。
また、エアゾール容器全体をエアゾール保護容器によって覆うことができるため、エアゾール容器を意識させないデザインにもでき、美観を向上できる。
【0010】
請求項2に記載の構成によれば、保護容器本体は、本体壁部の下部に接続された底面部を有しているため、エアゾール容器と保護容器本体との間に密閉された空気の層を形成でき、エアゾール容器に外気の熱が伝達することを抑制できる。
また、エアゾール容器全体が保護容器本体によって覆われ、エアゾール容器が露出しないため、エアゾール容器への使用環境による水分や汚れの付着を抑制でき、耐食性を向上できる。
また、エアゾール容器と保護容器との間に液体、ゲル、気泡緩衝材、グラスウール等を充填すれば、エアゾール容器内や外気の温度変化を促したり、防止する効果を付与することもできるため、内容物の噴射形態を安定化できるとともに、耐衝撃性をより一層向上することができる。
請求項3に記載の構成によれば、首部の内径は、首部以外の保護容器本体の内径よりも小さく、エアゾール容器の外径よりも若干大きく形成されているため、エアゾール容器を保護容器本体に挿入する際、首部でエアゾール容器と保護容器本体との中心軸を合わせることができ、エアゾール容器に先に保護カバーを装着しておけば、保護カバーと保護容器本体との位置合わせが容易に実施できる。
【0011】
請求項4に記載の構成によれば、保護容器本体は、本体上部と、本体上部に脱着可能な本体下部とで構成されているため、例えば、本体上部を共通のデザインにし、本体下部に取っ手を付けたり異素材で構成すれば、求められる用途やデザインに応じて変更することもできる。
また、本体下部の重量を増加することで重心位置を下げることもでき、エアゾール保護容器の自立性を向上できる。
また、本体下部の長さを調整することで、短いエアゾール容器を使用した場合でも、使用に適した所定の高さに調整することができる。
請求項5に記載の構成によれば、接続部と被接続部との接続はネジ係合であるため、例えば、使用直前に容器を振る必要がある内容物を充填したエアゾール容器を使用した場合でも、エアゾール保護容器ごと振った際に保護カバーと保護容器本体とが不意に外れることを抑制でき、より安全に使用できる。
【0012】
請求項6に記載の構成によれば、嵌合部は、エアゾール容器のエアゾールバルブユニットと嵌合するように構成されているため、様々なサイズや形状のエアゾール容器であっても共通の保護カバーを使用することができ、金型や異なる形状の保護カバーの在庫を用意する必要がなく、コストアップを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100をエアゾール容器Cに装着した状態を示す斜視図。
【
図2】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100のキャップ130以外をエアゾール容器Cに装着した状態を示す斜視図。
【
図3】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100をエアゾール容器Cに装着した状態を示す断面図。
【
図4】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100の、保護カバー110の断面図。
【
図5】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100の、保護カバー110の下面側斜視図。
【
図6】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100の、保護容器本体120の断面図。
【
図7】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100の、保護容器本体120の斜視図。
【
図8】本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100の、保護カバー110に保持されたエアゾール容器Cを保護容器本体120に挿入する途中の状態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100について、図面に基づいて説明する。
【0015】
本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100は、
図1乃至
図7に示すように、エアゾール容器Cを保持する保護カバー110と、保護カバー110の下部に接続する保護容器本体120と、保護カバー110の上部に接続するキャップ130とを有している。
保護カバー110は、頂板部111と、頂板部111の中央を貫通する貫通孔112と、貫通孔112の周囲から垂下する垂下壁113と、垂下壁113よりも径方向外方の頂板部111から垂下する外周壁部115を有している。
【0016】
垂下壁113の下部内周面には、径方向内方に突出する嵌合部114が設けられている。
外周壁部115の上部外周面には、径方向外方に突出する係止突起117が設けられ、外周壁部115の下部内周面には、径方向内方に突出する接続部116が設けられている。
【0017】
保護容器本体120は、開口部125を形成する円筒状の首部121と、首部121の下部に接続する本体壁部123と、本体壁部123の下部に接続する底面部124とを有している。
首部121の外周面には、接続部116とネジ係合可能な被接続部122が設けられている。
また、首部121の内周面は、開口部125側から下方に向かうにしたがって内径が狭まるように形成されている。
本体壁部123の内周面の内径は、首部121の内周面の内径よりも大きく形成されている。
【0018】
キャップ130は、キャップ天面131と、キャップ天面131の外周縁から垂下する筒状壁部132と、筒状壁部132の下部内周面に形成された係合部133とを有する。
係合部133は、係止突起117と係合可能に構成されている。
【0019】
エアゾール容器Cは、上部にエアゾールバルブユニットVによって密封され、ステムSを上下させることで、エアゾール容器C内と外気との連通を開閉するものである。
また、ステムSには、エアゾールボタンBが嵌合され、エアゾールボタンBを押してステムSを押し下げることで、エアゾールバルブユニットV内の流路(図示しない)の閉塞を解除し、エアゾール容器C内の内容物を噴射することができるものである。
【0020】
次に、本発明の一実施形態に係るエアゾール保護容器100により、エアゾール容器Cの装着手順について、
図3乃至
図7に基づいて説明する。
まず、嵌合部114をエアゾール容器CのエアゾールバルブユニットVに嵌合し、保護カバー110をエアゾール容器Cに装着する。
このとき、頂板部111の下面側にエアゾールバルブユニットVを密着させるように嵌合することで、保護カバー110とエアゾール容器Cの中心軸のズレを最小限に抑えることができる。
【0021】
次に、
図8に示すように、保護カバー110を装着したエアゾール容器Cを、保護容器本体120に挿入する。
保護容器本体120の首部121の内径は、開口部125側から下方に向かって徐々に狭く形成されているため、首部121の内周面の最も狭い内径をエアゾール容器Cの外径よりも若干大きい程度に形成すれば、開口部125はエアゾール容器Cを保護容器本体120に挿入しやすいガイドとなるとともに、エアゾール容器C挿入後は保護容器本体120とエアゾール容器Cとの中心軸のズレを最小限に抑えることができる。
すなわち、保護容器本体120と保護カバー110との中心軸のズレも最小限に抑えることができるものである。
【0022】
エアゾール容器Cを挿入した後、ネジ部が形成された被接続部122に接続部116をネジ係合させることで、
図3に示すように、保護カバー110は保護容器本体120に装着され、エアゾール容器Cは底部を浮かせた状態且つ胴部を首部121の最内径部分以外に触れない状態でエアゾール保護容器100に保持される。
これによって、エアゾール容器Cから内容物を連続的に取り出す際、保護容器本体120にエアゾール容器内の温度変化が伝達されにくくなり、保護容器本体120の外面が結露したり、操作する手が冷えてしまうことを抑制できる。
また、保護容器本体120は首部121とエアゾール容器Cがほぼ密着しているため、エアゾール容器Cと本体壁部123と底面部124とで密閉空間を形成しており、エアゾール容器Cと保護容器本体120との間に空気の層を挟んでいる。
これによって、エアゾール保護容器100の外部からエアゾール容器Cへの熱の伝達を抑制することもでき、急な温度変化によるエアゾール容器C内の内容物の劣化を抑制することもできる。
【0023】
また、エアゾール容器Cは保護容器本体120内で浮いた状態で固定されているため、エアゾール保護容器100を落下させてしまった際にエアゾール容器Cが直接受ける衝撃を緩和することができる。
また、例えば、エアゾール容器Cと保護容器本体120との間に液体、ゲル、気泡緩衝材、グラスウール等を充填すれば、エアゾール容器C内や外気の温度変化を促したり、防止する効果を付与することもできるため、内容物の噴射形態を安定化できるとともに、耐衝撃性をより一層向上することができる。
また、エアゾール容器Cの上面は頂板部111に干渉するため、エアゾール保護容器100ごとエアゾール容器Cを振っても、エアゾール容器Cが保護容器本体120から飛び出してしまうことがない。
【0024】
なお、本実施形態では保護容器本体120は1部品で構成されているものとして説明したが、保護容器本体120を複数の部品で構成してもよく、例えば、保護容器本体120の上部を軽い素材、下部を重い素材で構成して接続することで、エアゾール保護容器100の重心位置を低くして、エアゾール保護容器100の自立安定性を向上することもできる。
また、成形色やデザインの異なる部品を用意して、消費者の所望の色やデザインの組み合わせで保護容器本体120を形成することもできる。
また、保護容器本体120とエアゾール容器Cとの間に、エアゾール容器Cの周囲を覆う筒状の別部材を設けてもよく、保護容器本体120が透明な材質で形成されていた場合でも、エアゾール容器Cが透けて見えることを防止でき、美観をより一層向上できる。
なお、エアゾール保護容器100を構成する材質は特に限定されず、例えば、樹脂やガラス、木材等の素材を適宜組み合わせて使用することができる。
【0025】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0026】
なお、上述した実施形態では、エアゾール保護容器には着脱可能なキャップが設けられているものとして説明したが、エアゾール保護容器の構成はこれに限定されず、例えば、保護カバーにヒンジで接続されていてもよく、キャップがなくてもよい。
また、上述した実施形態では、保護カバーと保護容器本体とはネジ係合するものとして説明したが、保護カバーと保護容器本体との接続方法はこれに限定されず、例えば、圧入嵌合でもよい。
【0027】
また、上述した実施形態では、エアゾール容器は、保護容器本体内で底部を浮かせた状態で保持されるものとして説明したが、エアゾール容器の保持方法はこれに限定されず、例えば、エアゾール容器の底部が保護容器本体の底面に接触するように保持してもよく、首部の最内径をエアゾール容器の胴部の外径よりも十分に大きく形成して、保護容器本体とエアゾール容器とが一切接触しない状態でエアゾール容器を保持してもよい。
また、上述した実施形態では、首部の内径は開口部から下方に向かうにしたがって徐々に狭くなるものとして説明したが、首部の形状はこれに限定されず、例えば、首部の内径が均一に形成されていてもよく、首部の内径の狭い箇所が複数設けられていてもよい。
【0028】
また、上述した実施形態では、保護カバーはエアゾール容器をエアゾールバルブユニットの径方向外方から嵌合部で嵌合して保持するものとして説明したが、保護カバーによるエアゾール容器の保持方法はこれに限定されず、例えば、エアゾールバルブユニットのステムの周囲に嵌合して保持してもよい。
また、上述した実施形態では、保護容器本体は底面部が設けられているものとして説明したが、保護容器本体の構成はこれに限定されず、例えば、底面部が設けられていなくてもよい。
【符号の説明】
【0029】
100 ・・・ エアゾール保護容器
110 ・・・ 保護カバー
111 ・・・ 頂板部
112 ・・・ 貫通孔
113 ・・・ 垂下壁
114 ・・・ 嵌合部
115 ・・・ 外周壁部
116 ・・・ 接続部
117 ・・・ 係止突起
120 ・・・ 保護容器本体
121 ・・・ 首部
122 ・・・ 被接続部
123 ・・・ 本体壁部
124 ・・・ 底面部
125 ・・・ 開口部
130 ・・・ キャップ
131 ・・・ キャップ天面
132 ・・・ 筒状壁部
133 ・・・ 係合部
B ・・・ エアゾールボタン
C ・・・ エアゾール容器
V ・・・ エアゾールバルブユニット
S ・・・ ステム