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特開2023-125572情報処理端末および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023125572
(43)【公開日】2023-09-07
(54)【発明の名称】情報処理端末および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20230831BHJP
【FI】
H04M1/00 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022029758
(22)【出願日】2022-02-28
(71)【出願人】
【識別番号】304020498
【氏名又は名称】サクサ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】松下 公亮
【テーマコード(参考)】
5K127
【Fターム(参考)】
5K127AA36
5K127BA03
5K127BA16
5K127BB23
5K127BB33
5K127CB33
5K127DA15
5K127GA14
5K127GB72
5K127HA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子会議の参加者が、電子会議の着信通知を容易に感知できる情報処理端末を提供する。
【解決手段】通信制御システムにおいて、情報処理端末12は、電子会議を行う会議制御部123及び情報処理端末12と対応付けられた電話端末14と無線接続をする無線通信制御部125を備える。無線通信制御部125は、会議制御部123が受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、無線接続された電話端末14に着信音を出力させるための呼制御信号を送信する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子会議を行う会議制御部を備えた情報処理端末であって、
前記情報処理端末と対応付けられた電話端末と無線接続をする無線通信制御部を備え、
前記無線通信制御部は、前記会議制御部が受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、前記無線接続された前記電話端末に着信音を出力させるための呼制御信号を送信する
情報処理端末。
【請求項2】
前記情報処理端末と前記電話端末との対応を記憶する記憶部を備え、
前記無線通信制御部は、前記対応に基づいて、前記無線接続する前記電話端末を決定する
請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
前記無線通信制御部は、
前記情報処理端末において、所定の判定条件に基づいて、前記電子会議用着信信号に対する反応がないと判定した場合に、前記呼制御信号を前記電話端末に送信する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理端末。
【請求項4】
電子会議を行う会議制御部を備えた情報処理端末において実行されるプログラムであって、
前記情報処理端末は、前記情報処理端末と対応付けられた電話端末と無線接続をする無線通信制御部を備え、
前記無線通信制御部が、前記会議制御部が受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、前記無線接続された前記電話端末に着信音を出力させるための呼制御信号を送信するステップ
を実行させて、コンピュータを前記情報処理端末として機能させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子会議システムで用いられる情報処理端末に関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末と、ビジネスホン等の電話端末を連携して機能させるシステムが製品化されている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1のシステムでは、電話端末に着信があり、電話端末が鳴動すると同時に情報処理端末に着信通知がされ、情報処理端末において電話端末に着信があったことを知ることができる。
【0003】
また、インターネット等の通信ネットワークを介してテレビ会議などを行う電子会議システムが普及している。テレビ会議システムでは、会議開始を通知するための着信通知をPCのディスプレイに表示するとともに、着信を通知するための着信音をPCのスピーカに出力する機能が実装されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“DESKPORT取扱説明書”,[令和4年2月14日検索],インターネット<URL: https://www.ntt-west.co.jp/kiki/support/pdf/PAC2_DESK.PDF>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子会議システムでは、会議開始を通知するために着信通知をしても、テレビ会議の参加者が着信通知に気が付かない場合がある。特に、PCにヘッドセットが接続され、そのヘッドセットが参加者の身体に装着されない状態では、通知メッセージがPCの画面端に表示されるだけで、着信音を感知できないため、電子会議の参加者が着信通知に気が付かない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述したような課題を解決するために、本発明に係る情報処理端末は、電子会議を行う会議制御部を備えた情報処理端末であって、前記情報処理端末と対応付けられた電話端末と無線接続をする無線通信制御部を備え、前記無線通信制御部は、前記会議制御部が受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、前記無線接続された前記電話端末に着信音を出力させるための呼制御信号を送信する。
【0007】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、電子会議を行う会議制御部を備えた情報処理端末において実行されるプログラムであって、前記情報処理端末は、前記情報処理端末と対応付けられた電話端末と無線接続をする無線通信制御部を備え、前記無線通信制御部が、前記会議制御部が受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、前記無線接続された前記電話端末に着信音を出力させるための呼制御信号を送信するステップを実行させて、コンピュータを前記情報処理端末として機能させるためのものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電子会議の参加者が電子会議の着信通知を容易に感知できる情報処理端末を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の実施の形態の情報処理端末を備えた通信制御システムの概要図である。
図2図2は、本発明の実施の形態の情報処理端末を備えた通信制御システムの構成を示すブロック図である。
図3図3は、本発明の実施の形態に係る通信制御システムの動作を説明するためのシーケンスである。
図4図4は、本発明の実施の形態に係る情報処理端末の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本発明の実施の形態>
本発明の実施の形態に係る通信制御装置について、図1図4を参照して説明する。本発明は、様々な形態で実施することが可能であり、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
<通信制御システムの構成>
本実施の形態に係る通信制御システム10は、図1に示すように、TV会議等の電子会議を行うパーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末12と、情報処理端末12およびビジネスホン等の電話端末13が接続されている通信制御装置11を備えている。親機である電話端末13には、子機として電話端末13とブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いて接続可能な電話端末14が設置されている。
【0012】
通信制御装置11は、通信網1に接続されており、ルータ機能を有し、通信網側の電子会議システムと接続することで、情報処理端末12に対してTV会議等の電子会議機能を提供し、電話端末13、14に対して電話通信機能を提供することができる。 情報処理端末12は、電話端末13、14と対応付けがされており、情報処理端末12の利用者においては、情報処理端末12の近傍に配置される電話端末13、14が対応付けられている。情報処理端末12は、別の装置(ルータ等)を介して、通信網側の電子会議システムと接続してもよい。その場合、情報処理端末12は、通信網1から通信制御装置11を介さずにTV会議における通知信号を受信する。
【0013】
TV会議等を行う情報処理端末12には、TV会議の他の参加者からの着信を通知する信号(以下、「着信信号」)を受信した場合、着信信号の受信を情報処理端末12のディスプレイに表示するとともに、着信を通知するための着信音を情報処理端末12のスピーカに出力する機能が実装されている。これにより、TV会議の参加者は、情報処理端末12のディスプレイの画像とスピーカによる音声によって着信信号を認識することができる。
【0014】
この場合、TV会議を実施する情報処理端末12に通知される着信信号は、通信制御装置11を経由して、情報処理端末12に入力される。会議の参加者が情報処理端末12に接続されたヘッドセットによりTV会議に参加している場合には、着信信号の着信音がヘッドセットのイヤホンやヘッドフォンに出力される。
【0015】
ここで、ヘッドセットが会議の参加者の身体に装着されない等の状態では、着信を通知する通知メッセージがディスプレイの端部にポップアップ表示されるだけでヘッドフォンの着信音が感知されないので、TV会議の利用者は着信信号の受信を認識することができない場合がある。
【0016】
本発明では、TV会議を実行する情報処理端末12が提供する電子会議機能を、電話端末13及び電話端末14が提供する電話通信機能と連携させることで、TV会議の着信信号を検出して電話端末14に着信信号を送信することにより、TV会議の利用者に着信信号の受信を認識させるように構成されている。
【0017】
具体的には、電子会議を行う会議制御部を備えた情報処理端末12が、情報処理端末12と対応付けられた電話端末13(親機)の子機である電話端末14と無線接続をするように構成され、受信した電子会議用着信信号を検出した場合に、電話端末14(子機)と無線接続を行い、電話端末14(子機)に着信音を出力させるための呼制御信号を送信するように構成されている。
【0018】
このような構成により、TV会議の参加者は、ヘッドセットを装着していない状態においても、情報処理端末12と無線接続された電話端末14(子機)の鳴動により、TV会議の着信信号の受信を認識することが可能となる。
【0019】
<情報処理端末の構成>
図2に示すように、情報処理端末12は、通信インタフェース(I/F)121と、制御部122と、表示部(画面)126と、音声入出力部(例えば、マイクとスピーカ)127と、記憶部128と、電話端末14と無線接続するための無線通信インタフェース(I/F)129を備える。音声入出力部127には、マイクとヘッドフォンを備えたヘッドセットを接続することができる。無線通信インタフェース(I/F)129は、電話端末14とブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてペアリングを行って無線接続する際に用いられる。
【0020】
制御部122は、電子会議機能を提供するための処理部としての会議制御部123に加えて、電話通信機能との連携を行い電話端末14に対して呼制御信号を送信するための呼制御部124と、電話端末14と無線接続を行うための無線通信制御部125とを備える。
【0021】
記憶部128には、会議制御部123を動作させるための電子会議プログラム、呼制御部124を動作させるための呼制御プログラム、無線通信制御部125を動作させるための無線通信プログラム等の情報処理プログラムが記憶されている。 また、電子会議プログラム、呼制御プログラム、無線通信プログラムは、インターネットなどの通信回線を介して情報処理端末12に供給されてもよい。記憶部には、各種磁気記録媒体、光磁気記録媒体、CD-ROM、CD-R、各種メモリが含まれる。
【0022】
情報処理端末12は、CPU(CentralProcessingUnit)、メモリ、I/Fを備えたコンピュータにより実現することができる。 情報処理端末12は、これらのハードウェア資源を制御する情報処理プログラムによって実現することができる。
【0023】
記憶部128には、上述したプログラムの他に、情報処理端末12と電話端末13及び電話端末14との対応表が記憶されている。この対応表は、情報処理端末12と情報処理端末12に対応付けて設置されている電話端末13及び電話端末14の対応関係を示す対応表である。TV会議の参加者の情報処理端末12の近傍に設置された電話端末13(親機)と、電話端末13(親機)と無線接続される電話端末14(子機)が対応付けられている。
【0024】
<電話端末の構成>
電話端末13は、通信制御装置11と接続するための呼処理インタフェース(I/F)131、制御部132、音声入出力部133、電話端末14と無線接続するための無線通信インタフェース(I/F)134を備えており、通信制御装置11とともに電話通信機能を提供するように構成されている。
【0025】
電話端末14は、電話端末13および情報処理端末12と無線接続するための無線通信インタフェース(I/F)141、制御部142、音声入出力部143とを備える。電話端末14は、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてマルチペアリングを行って、電話端末13および情報処理端末12の両方と無線接続することができるように構成されている(図2中、点線矢印A、B)。
【0026】
電話端末13と電話端末14は、例えば、カールコードレス(CCL)電話機である。電話端末14が情報処理端末12と無線通信(図2中、点線矢印B)をしないときには、電話端末14(子機)は、電話端末13(親機)と無線通信して通常の電話端末として動作する(図2中、点線矢印A)。
【0027】
ここで、電話端末13(親機)と電話端末14(子機)は、カールコードレス(CCL)電話機以外でも、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いて接続可能な装置であればよい。電話端末14(子機)として、スマートフォン、スマートウォッチ、スピーカ、マイク等の装置を用いてもよい。
【0028】
電子会議の実施時には、情報処理端末12において、電子会議プログラムが記憶部128から読み出され、会議制御部123で実行される。このとき、情報処理端末12の表示部126に電子会議の参加者が共有する画像が出力され、音声入出力部127により音声が入出力される。電子会議の参加者は、音声入出力部127に接続されたヘッドセットを用いて音声の入力と出力を行うことができる。
【0029】
通信網1から入力される音声信号は、通信制御装置11を経由し、通信インタフェース121を介して情報処理端末12に入力された後、会議制御部123で制御されて、音声入出力部127より出力される。また、音声入出力部127より入力された音声信号は、通信インタフェース121を介して、通信制御装置11を経由して、通信網1に出力される。
【0030】
なお、電子会議の参加者は、情報処理端末12を用いずに、電話端末13、14から音声のみで会議に参加することもできる。このとき、通信網1から入力される音声信号は、通信制御装置11を経由して、電話端末13、14の音声入出力部133、143で出力され、電話端末13、14の音声入出力部133、143において入力された音声信号は、通信制御装置11を経由して、通信網1に出力される。
【0031】
<通信制御システムの動作シーケンス>
図3は、本発明の実施の形態に係る通信制御システムの動作を説明するためのシーケンスである。
【0032】
情報処理端末12の無線通信制御部は、記憶部に記憶された情報処理端末12と電話端末13、14の対応表を参照して、無線接続する電話端末14を決定し、電話端末14とブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてペアリングを行って無線接続する。電話端末14は、マルチペアリングの機能を有し、電話端末13および情報処理端末12の両方と無線接続できるように構成されている。
【0033】
通信制御装置11は、TV会議の実施中において、通信網から受信した電子会議の通知信号を情報処理端末12に送信する。情報処理端末12の会議制御部は、電子会議の通知信号に応じて、電子会議の制御を行う。例えば、電子会議の通知信号が会議の参加者からの着信信号であった場合には、着信信号を情報処理端末12のディスプレイに表示するとともに、着信を通知するための着信音を情報処理端末12のスピーカに出力する制御を行う。情報処理端末12が、別の装置(ルータ等)を介して、通信網側の電子会議システムと接続している場合、情報処理端末12は、通信網1から通信制御装置11を介さずに電子会議における通知信号を受信する。
【0034】
情報処理端末12の無線通信制御部は、会議制御部が受信する通知信号を参照して、受信した通知信号から電子会議用の着信信号を検出する。例えば、電子会議用の着信信号の音声信号を識別することにより、電子会議用の着信信号を検出することができる。
【0035】
情報処理端末12の無線通信制御部は、電子会議用の着信信号を検出した場合には、電話端末14に着信音を出力させるための呼制御信号を生成し、生成した呼制御信号を呼制御部に送信する。
【0036】
呼制御部は、無線通信制御部で無線接続された電話端末14に呼制御信号を送信する。電話端末14は、通常の電話の着信と同様にして、受信した呼制御信号に基づいて、着信音を鳴動する。TV会議の参加者は、ヘッドセットを装着していない場合でも、電話端末14の鳴動により、着信信号の受信を認識することが可能となる。ここで、着信音を変更することにより、通常の電話の着信との区別するようにしてもよい。
【0037】
電話端末14においてオフフックすることにより、電話端末14をTV会議の音声入出力端末として使用してもよい。この場合には、情報処理端末12におけるTV会議の音声信号は、無線通信インタフェース(I/F)129を介して電話端末14との間で送受信される。
【0038】
電話端末14がオフフックされたときに、情報処理端末12の音声入出力部127のマイクとスピーカをオフにしてもよい。また、電話端末14をオンフックすることで、情報処理端末12と電話端末14との間の音声通信が終了するようにしてもよい。
【0039】
<通信制御装置の動作>
本実施の形態に係る情報処理端末12の動作について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る情報処理端末の動作を説明するためのフローチャートである。
【0040】
情報処理端末12の無線通信制御部は、記憶部に記憶された情報処理端末12と電話端末13、14の対応表を参照して、呼制御信号を送信する電話端末14を決定し(ステップS1)、電話端末14とブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてペアリングを行って無線接続する(ステップS2)。
【0041】
情報処理端末12の会議制御部は、TV会議の実施中において、通信制御装置から電子会議の通知信号を受信する(ステップS3)。情報処理端末12の会議制御部は、電子会議の通知信号に応じて、電子会議の制御を行う。
【0042】
情報処理端末12の無線通信制御部は、受信した通知信号から電子会議用の着信信号を検出する(ステップS4)。例えば、電子会議用の着信信号の音声信号を識別することにより、電子会議用の着信信号を検出することができる。
【0043】
情報処理端末12の無線通信制御部は、電子会議用の着信信号を検出した場合には、電話端末14に着信音を出力させるための呼制御信号を生成する(ステップS5)。
【0044】
無線通信制御部は、生成した呼制御信号を呼制御部に送信し(ステップS6)、呼制御部は、決定した電話端末14に呼制御信号を出力する(ステップS7)。電話端末14は、通常の電話の着信と同様にして、受信した呼制御信号に基づいて、着信音を鳴動する(ステップS8)。
【0045】
<他の実施の形態>
上記の実施の形態では、無線通信制御部が電子会議用の着信信号を検出したことに応じて、呼制御信号を生成する実施形態を説明したが、無線通信制御部が、入力された通知信号を検出した後で、所定の判定条件で、情報処理端末12において通知信号に対する反応がないと判定した場合に、無線通信制御部が呼制御信号を生成するようにしてもよい。
【0046】
ここで、所定の条件とは、例えば、通知信号を受信してから所定の時間経過後において通知信号に対する参加者の反応がない場合である。所定の時間が経過する前に、情報処理端末12において通知信号に対する反応があった場合には呼制御信号を生成する処理は終了する。通知信号を所定の回数受信した後において通知信号に対する参加者の反応がない場合に、呼制御信号を生成するようにしてもよい。
【0047】
<本実施の形態の効果>
本実施の形態に係る情報処理端末によれば、電子会議を行うPC等の情報処理端末に着信通知がされたときに、着信音を感知することができず、情報処理端末の画面上の着信表示(ポップアップ表示等)に気が付かない場合等に、情報処理端末と対応付けて設置されている電話端末から着信音が出力されるので、電子会議の参加者は、電子会議の着信通知を容易に感知することができる。
【0048】
本発明の実施の形態では、上記作用効果を奏する情報処理装置の構成および動作の一例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。上述した情報処理装置の機能を発揮し効果を奏する構成であればよい。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、通信ネットワークに接続された電子会議システムに適用することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 通信網
10 通信制御システム
11 通信制御装置
12 情報処理端末
13 電話端末(親機)
14 電話端末(子機)
図1
図2
図3
図4